JP2020001046A - 鍛造品の製造方法 - Google Patents

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JP2020001046A JP2018120496A JP2018120496A JP2020001046A JP 2020001046 A JP2020001046 A JP 2020001046A JP 2018120496 A JP2018120496 A JP 2018120496A JP 2018120496 A JP2018120496 A JP 2018120496A JP 2020001046 A JP2020001046 A JP 2020001046A
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Abstract

【課題】穴抜き加工後の切削作業に要する時間を削減可能な鍛造品の製造方法を提供すること。【解決手段】本発明に係る鍛造品の製造方法は、荒地成形工程において、荒地成形用の上型11および下型12を用いて素材13を圧縮成形して、素材の底面の中央に凹部14aと、素材の底面の周辺部に凸部14bとを含む荒地形状にし、仕上げ成形工程において、仕上げ成形用の上型21および下型22を用いて、荒地形状の素材14を圧縮成形して、素材の底面の中央の凹部14aの上面外周部14aaを、素材の底面の周辺部の凸部14bの内側面14bbに圧接させて接触部位15aを形成する。仕上げ成形工程では、接触部位15aのうち少なくとも下端部が、穴抜きパンチ31が素材15内を通過する領域よりも外側に形成され、穴抜き工程において、貫通孔を形成する際に接触部位15aが剪断される。【選択図】図1

Description

本発明は鍛造品の製造方法に関する。
従来、金属等の素材を鍛造して成形し、成形された素材に穴抜き加工を施して、貫通孔を有する鍛造品を製造する方法が提案されている。このような技術の一例として、特許文献1は、第1の金型の上に素材をセットし、これらと第2の金型を接近させて圧縮して予備成形品を生成し、この予備成形品をピアパンチで穴抜き加工を施して中心穴を形成する。
特開2015−98049号公報
しかしながら、貫通孔の側面に凹凸を有する形状の鍛造品を製造する場合、穴抜き加工の後に貫通孔の側面を切削する必要があるところ、特許文献1が開示する方法を利用して、例えば、図4に示すような貫通孔の側面に凹凸を有する形状の鍛造品を製造する場合、素材40に荒地成形、仕上げ成形、穴抜き加工を施した後に、図4の破線で示す貫通孔の側面の下部42を全て切削しなければならない。このため、穴抜き加工後の切削作業に要する時間を削減できず、切削作業に係る人件費を削減できないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、穴抜き加工後の切削作業に要する時間を削減可能な鍛造品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る鍛造品の製造方法は、荒地成形用の上型および下型を用いて素材を圧縮成形して、前記素材の底面の中央に凹部と、前記素材の底面の周辺部に凸部とを含む荒地形状にする荒地成形工程と、仕上げ成形用の上型および下型を用いて、前記荒地形状の素材を圧縮成形して、前記素材の底面の中央の凹部の上面外周部を、前記素材の底面の周辺部の凸部の内側面に圧接させて接触部位を形成する仕上げ成形工程と、穴抜きパンチを用いて、仕上げ成形が施された前記素材に貫通孔を形成する穴抜き工程とを含み、前記仕上げ成形工程では、前記接触部位のうち少なくとも下端部が、前記穴抜きパンチが前記素材内を通過する領域よりも外側に形成され、前記穴抜き工程において、前記貫通孔を形成する際に前記接触部位が剪断される。
本発明により、穴抜き加工後の切削作業に要する時間を削減可能な鍛造品の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る荒地成形工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る仕上げ成形工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る穴抜き工程を示す概略断面図である。 従来技術による鍛造品の製造工程を示す概略断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である鍛造品の製造方法について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る荒地成形工程を示す概略断面図である。荒地成形装置10は、鍛造対象の素材を鍛造して荒地成形を行う装置であり、荒地パンチ11と、荒地ダイス12とを備える。
荒地パンチ11は、荒地成形用の上型であり、中央の凸部11aと、周辺部の凹部11bとを有する。荒地ダイス12は、中空構造をした荒地成形用の下型であり、その内側底面の中央には凸部12aが形成され、当該内側底面の周辺部には凹部12bが形成されている。凸部12aは、末広がり形状を有しており、凸部12aの側面12aaの少なくとも下端部が規定する領域が、後述する穴抜き工程において穴抜きパンチが通過する領域よりも広くなるように設計される。また、凸部12aの側面12aaが規定する領域の大部分が、当該穴抜きパンチが通過する領域よりも広くなるように、凸部12aが設計されることが好ましい。
荒地パンチ11および荒地ダイス12は、対向して配置され、荒地パンチ11が、荒地ダイス12に対して接近でき、かつ、荒地ダイス12から離れ得るように設計されている。素材13は、鍛造加工が可能な物質、例えば、金属等の物質である。
荒地成形工程では、図1(a)に示すように、予めつぶしが行われた素材13を荒地ダイス12内に置き、荒地パンチ11を下方移動させ、荒地ダイス12内に荒地パンチ11を挿入する。これにより、素材13が押圧され、図1(b)に示すような荒地形状の素材14が形成される。
荒地成形が施された素材14は、上述した荒地ダイス12の形状に対応して、底面の中央に凹部14aと、底面の周辺部に凸部14bとを有する。ここで、凸部14bの内側面14bbの少なくとも下端部が規定する領域は、後述する穴抜き工程において穴抜きパンチが通過する領域よりも広くなっている。また、凸部14bの内側面14bbが規定する領域の大部分が、当該穴抜きパンチが通過する領域よりも広くなっていることが好ましい。
図2は、本発明の一実施形態に係る仕上げ成形工程を示す概略断面図である。仕上げ成形装置20は、荒地成形が施された素材を鍛造して仕上げ成形を行う装置であり、仕上げパンチ21と、仕上げダイス22とを備える。
仕上げパンチ21は、仕上げ成形用の上型であり、中央の凸部21aと、周辺部の凹部21bとを有する。仕上げダイス22は、中空構造をした仕上げ成形用の下型である。仕上げダイス22の内側底面22aは、略平坦な形状を有しており、荒地成形が施された素材14の底面との間にクリアランスが確保されている。これにより、仕上げパンチ21によって素材14の底面が圧下し得る。
仕上げパンチ21および仕上げダイス22は、対向して配置され、仕上げパンチ21が、仕上げダイス22に対して接近でき、かつ、仕上げダイス22から離れ得るように設計されている。
仕上げ成形工程では、図2(a)に示すように、荒地成形が施された素材14を仕上げダイス22内に置き、仕上げパンチ21を下方移動させ、仕上げダイス22内に仕上げパンチ21を挿入する。これにより、図2(b)に示すように、素材14が押圧され、素材14の凹部14aの上面外周部14aaが、素材14の底面の凸部14bの内側面14bbに接近し、図2(c)に示すように、上面外周部14aaが内側面14bbに圧接し、内側面14bbと実質的に同じ位置または内側面14bbよりも外側の近傍位置に接触部位15aが形成され、仕上げ成形が完了する。
このようにして仕上げ成形された素材15は、接触部位15aで鍛流線が不連続となる。このため、接触部位15aは、接触部位15aの周辺部位に比べて、剪断力に対する強度が低くなる。
図3は、本発明の一実施形態に係る穴抜き工程を示す概略断面図である。穴抜き装置30は、仕上げ成形が施された素材に穴抜き加工を施す装置であり、穴抜きパンチ31と、穴抜きダイス32とを備える。
穴抜きパンチ31は、仕上げ成形された素材15を押圧して貫通孔を形成する装置である。穴抜きダイス32は、仕上げ成形された素材15を支持する装置である。穴抜きダイス32は、穴抜きパンチ31を挿入可能な中空構造をしており、その底部には、穴抜きパンチ31が通過可能な大きさを有する開口が設けられている。穴抜き工程では、この開口を介して、素材15から不要な部分が除去される。このため、穴抜きダイス32の底部の開口の大きさは、除去される部分と同等以上であることが好ましい。
穴抜きパンチ31および穴抜きダイス32は、対向して配置され、穴抜きパンチ31が、穴抜きダイス32に対して接近できるよう、また、穴抜きダイス32から離れ得るように設計されている。
穴抜き工程では、図3(a)に示すように、仕上げ成形が施された素材15を穴抜きダイス32内に置き、穴抜きパンチ31を下方移動させ、素材15の中央部を押圧する。これにより、素材15の接触部位15aに剪断力が加わり、図3(b)に示すように、素材15の底部15bが除去され、貫通孔が形成される。上述したように、接触部位15aは、周辺部位よりも剪断力に対する強度が低いため、穴抜きパンチ31が通過する領域よりも外側の接触部位15aが剪断される。その結果、図3(b)の破線が示すような貫通孔の側面に凹凸を有する形状の鍛造品を製造する場合、従来技術に比べ、穴抜き加工後に切削すべき素材の体積を減らすことができ、穴抜き加工後の切削作業に要する時間を削減することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られたものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。特に、パンチやダイスの形状は、上述した形状に限定されず、上記接触部位が芯抜きパンチの通過領域よりも外側に形成される限り、鍛造品の様々な最終形状に応じて設計することができる。また、図1〜3に示す実施形態では、パンチとダイスの中心位置が同一であるように描かれているが、パンチとダイスの中心位置が異なっていてもよい。
10 荒地成形装置
11 荒地パンチ
11a 凸部
11b 凹部
12 荒地ダイス
12a 凸部
12aa 側面
12b 凹部
13 素材
14 素材
14a 凹部
14b 凸部
14aa 上面外周部
14bb 内側面
15 素材
15a 接触部位
15b 底部
20 仕上げ成形装置
21 仕上げパンチ
21a 凸部
21b 凹部
22 仕上げダイス
22a 内側底面
30 穴抜き装置
31 穴抜きパンチ
32 穴抜きダイス

Claims (1)

  1. 鍛造品の製造方法であって、
    荒地成形用の上型および下型を用いて素材を圧縮成形して、前記素材の底面の中央に凹部と、前記素材の底面の周辺部に凸部とを含む荒地形状にする荒地成形工程と、
    仕上げ成形用の上型および下型を用いて、前記荒地形状の素材を圧縮成形して、前記素材の底面の中央の凹部の上面外周部を、前記素材の底面の周辺部の凸部の内側面に圧接させて接触部位を形成する仕上げ成形工程と、
    穴抜きパンチを用いて、仕上げ成形が施された前記素材に貫通孔を形成する穴抜き工程とを含み、
    前記仕上げ成形工程では、前記接触部位のうち少なくとも下端部が、前記穴抜きパンチが前記素材内を通過する領域よりも外側に形成され、
    前記穴抜き工程において、前記貫通孔を形成する際に前記接触部位が剪断される、鍛造品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102472969B1 (ko) * 2022-05-23 2022-12-01 금오단조주식회사 플랜지 일체형 무용접 고압 이송관 제조방법

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