JP2020001044A - 容器減容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体から貯留缶を取り出すときの作業手間を軽減することができる容器減容装置を提供する。【解決手段】容器減容装置10は、オイルエレメント12を収容する圧縮室26と、圧縮室26に収容されたオイルエレメント12を押し潰す押板22とを含む装置本体40を備え、貯留位置Q1と、貯留位置Q1よりも装置本体40の外側に位置し貯留缶15を載せるための作業位置Q2との間で移動可能に構成された載置台32を含むスライド機構30を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、不要になった缶などの容器、特に、油を含有するフィルタが格納された容器を押し潰す容器減容装置に関する。
油を含有するフィルタが格納された、例えば、使用済みのオイルエレメントなどの容器を廃棄する場合には、廃棄コストを抑えるために容器と、容器内部に残留するオイルを分別処理した上で廃棄する必要がある。
特許文献1には、オイルエレメントをプレス装置によって押し潰すとともに、押し潰されたオイルエレメントから流出する油を直下方に傾斜配置されたオイルパンで受け止めるとともに当該オイルパンの最も低い位置に設けられた排出口まで伝って移動させた後、当該排出口から下方に配置されている貯留缶へ滴り落ちるように構成された容器減容装置が開示されている。
特開2015−16484号公報
上記特許文献1に記載の容器減容装置では、オイルエレメントなどの容器を押し潰すときに当該容器から流出した油をオイルパンの直下方に配置された貯留缶に貯留して回収する。このため、例えば、満杯状態となった貯留缶を交換する際などにオイルパンの直下方から貯留缶を取り出して回収する必要がある。
しかしながら、貯留缶は、貯留している油の重量分だけ重量が重くなっているためオイルパンの直下方から取り出すのに手間を要するという問題がある。
本発明は、装置本体から貯留缶を取り出すときの作業手間を軽減することができる容器減容装置を提供することを目的とする。
本発明の容器減容装置は、油を含有するフィルタが格納された容器を収容する圧縮室と、圧縮室に収容された容器を押し潰す押板とを含む装置本体を備え、押板により容器を押し潰すときに容器から流出する油を装置本体下側の貯留位置に配置された貯留缶により回収するように構成された容器減容装置であって、貯留缶を載置する載置台を含み、貯留位置と、貯留位置よりも装置本体の外側に位置し貯留缶を載置台に載せるための作業位置との間で載置台が移動可能に構成されたスライド機構が設けられていることを特徴とする。
本発明の容器減容装置において、容器は、一方の端面の周縁部にシール材が取り付けられ、シール材に取り囲まれるように油の出入口が設けられてなる筒状体であり、圧縮室には、一方の端面が下向きとなるように容器を載置したときに容器におけるシール材により囲まれる位置に油を排出する排出口が設けられていてもよい。
本発明の容器減容装置において、容器は、一方の端面の周縁部にシール材が取り付けられ、シール材に取り囲まれるように油の出入口が設けられてなる筒状体であり、圧縮室には、一方の端面が下向きとなるように容器を載置したときに容器における出入口と圧縮室の床面に形成された排出口とを接続する流路が設けられた板材が設置されてもよい。
本発明の容器減容装置において、押板の駆動を制御することによって容器を押し潰す圧縮運転を実行する制御部を含み、圧縮室には、容器を室内に収容するために外開き式の開閉扉が設けられており、制御部は、圧縮運転を実施しているときに押し潰される容器の押圧力により開閉扉が戸開した場合には圧縮運転を停止してもよい。
本発明の容器減容装置によれば、載置台によって装置本体下側の貯留位置に設置された貯留缶を装置本体の外側に設けられた作業位置まで載置台に載せた状態でスライド移動させることができる。このため、貯留位置で油を貯留した貯留缶を装置本体下側の貯留位置から装置本体外側の作業位置まで移動させた上で載置台から取り出すことができる。このように、回収した油の重さにより重量が増した貯留缶をスライド機構を用いて装置本体外側に移動させてから取り出すことができ、装置本体から貯留缶を取り出すときの作業手間を軽減することができる。
本発明の一実施形態である容器減容装置の全体構成と、容器減容装置に含まれる圧縮室内部の構成を示す部分拡大図を示す図である。 図2(a)は図1に示すA−A線で切断したときの容器減容装置の断面構成図と、容器減容装置に含まれる戸閉機構の構成を示す部分拡大図を示す図である。図2(b)は図2(a)に示すC方向から見たときの圧縮室の構成を示す図である。図2(c)は、圧縮室に収容されるオイルエレメント底面の構成を示す斜視図である。 図3(a)は図1に示すB方向から見たときに貯留位置Q1に載置台があるときのスライド機構の構成を示す図である。図3(b)は、図3(a)に示すスライド機構の載置台が作業位置Q2まで装置本体から引き出された状態を示す図である。 制御部における圧縮運転の運転制御の流れを示すフローチャートである。 容器減容装置における圧縮室に複数のオイルエレメントを載置する場合の構成を示す図である。
本発明の一実施形態である容器減容装置について、図面を参照しながら説明する。以下の説明において、X方向は幅方向を示し、Y方向は高さ方向を示し、Z方向は奥行方向を示すものとする。図1は、容器減容装置10の全体構成図および容器減容装置に含まれる圧縮室26の開閉扉27を取り外して内部構成を示す部分拡大図を一部に示す図である。図1に示すように、容器減容装置10は、油を含有するフィルタが格納された容器、例えば、使用済みのオイルエレメント12を押し潰すことによってオイルエレメント12に含まれる金属などの固形部材と油などの液体を分離する。容器減容装置10は、油圧ポンプ14と、油圧ポンプ14によって駆動される圧縮機構20と、貯留缶15を載置可能に構成された載置台32を含むスライド機構30とが設けられた装置本体40を備える。本実施形態では、貯留缶15の一例として蓋のあるペール缶を用いる例を挙げて説明する。油圧ポンプ14は圧縮機構20に隣接する位置に台座14aを介して装置本体40に設置されており、圧縮機構20に含まれる油圧シリンダ24を上下動させる。
圧縮機構20は、オイルエレメント12を押し潰す押板22と、押板22を昇降させる油圧シリンダ24と、押板22が上下動する圧縮室26とを有し、油圧シリンダ24の昇降に伴って同シリンダ24の下端部に取り付けられた押板22が圧縮室26内を上下動することにより、圧縮室26内に載置されたオイルエレメント12を押し潰す機能を有する。また、圧縮室26の上部には、押板22の上昇を検知する検知センサ22aが設けられている。この検知センサ22aは、上昇限度位置である初期位置で押板22を停止させる停止信号を後述する制御部60に送信することで押板22を停止させる役割を有する。また、油圧シリンダ24と油圧ポンプ14とを接続する管路の一部には、圧力センサ14bが設けられている。この圧力センサ14bは、上記管路内における作動油の圧力を測定することによりオイルエレメント12を押し潰す際に押板22に作用する圧力を測定する役割を有する。圧力センサ14bは、測定した圧力値の信号を後述する制御部60に送信する。
図2(a)は、図1に示すA−A線で切断したときの圧縮室26の構成を示す断面図である。図2(b)は、同図2(a)に含まれるC方向から見たときの圧縮室26の側面構成を示す図である。図2(a)では、後述するオイルエレメント12の底面12fに取り付けられたガスケット12gの位置を1点鎖線で示している。
図2(a)および図2(b)に示すように、圧縮室26は、略縦長箱型の外形を有し、オイルエレメント12を室内に収容し、或は、押し潰されたオイルエレメント12を室内から取り出すために開閉扉27が前面に設けられている。この開閉扉27は、図2(a)に示すように外開き式の扉であり、一端に取り付けられた蝶番26a,26bを介して回転可能に構成されている。また、開閉扉27の他端側には、図2(b)に示すように取手27aと、取手27aと反対側の面に設けられ同扉27を戸閉状態に保持するための戸閉機構28とが設けられている。
戸閉機構28は、開閉扉27の背面側に固定された鉄プレートPLと、この鉄プレートPLと向き合うように圧縮室26の側壁に立設して設けられた取付用ブラケットBLに固定されたマグネット28aとから構成される。これにより、マグネット28aの磁力によって鉄プレートPLがマグネット28aに吸着して開閉扉27を戸閉状態に保持し、一定の押圧力が作用しないと開閉扉27が開かないようにしている。また、マグネット28aの直上方には、開閉扉27の戸開状態を検知する機能を有する検知センサ28bが設けられている。なお、検知センサ28bは、開閉扉27に付勢されて作動する機械式のセンサであってもよいし、光学式など非接触式のセンサであってもよい。
また、図1に示すように、装置本体40には、上述した圧縮機構20を制御する制御部60が設けられている。この制御部60は、上述した圧縮室26に隣接する位置に設けられており、油圧ポンプ14を駆動するための運転釦62aおよび駆動を停止するための停止釦62b、油圧シリンダ24を下降させるための運転釦64aおよび上昇させるため後退釦64b、油圧シリンダ24の駆動を停止するための非常停止釦66が各々配置されている。そして圧縮機構20に含まれる押板22を上下動させることによってオイルエレメント12を押し潰す圧縮運転を実行する。この圧縮運転では、油圧シリンダ24を駆動することにより初期位置から油圧ポンプ14の圧力センサ14bが測定する圧力値が予め設定した設定値となるまで同シリンダ24を下降させる。制御部60は、圧縮運転中に検知センサ28bを介して開閉扉27の戸開状態を検知した場合には圧縮運転を中止するようにしてもよい。
図1に示すように、装置本体40は、キャスター42a〜42dが底面の角部に各々取り付けられている。これにより、装置本体40を簡単に移動させることができる。なお、装置本体40を固定するため、キャスター42a〜42dにはストッパー機構を設けるようにしてもよい。圧縮室26における床面26fの中央部には圧縮室26の直下方に取り付けられた排出管44に連通する排出口(図2(a)参照)26cが設けられており、オイルエレメント12を押し潰したときに同エレメント12から流出する油は排出口26c及び排出管44を経て直下方の貯留缶15へ排出される。
ここで、圧縮室26に載置するオイルエレメント12の構成について図2(c)を用いて説明する。図2(c)は、オイルエレメント12における底面12fの構成を示す斜視図である。図2(c)に示すように、オイルエレメント12は、その底面12fの中央部に油の出入口12a,12b,12cが複数設けられ、その周囲を環状に取り囲む、換言すると、囲繞するようにガスケット(シール材)12gが配置された筒状容器である。そして、オイルエレメント12を圧縮室26の床面26fに載置する際、図2(a)に示すように、オイルエレメント12はその底面12fが下側となるように圧縮室26における床面26fの中央部である所定位置Pに載置される。
ここで、所定位置Pである圧縮室26における床面26fの中央部には、図2(a)に示すように、上述した排出口26cが設けられており同エレメント12のガスケット12gによって同排出口26cが環状に取り囲まれた状態となる。なお、本実施形態では、所定位置Pが圧縮室26における床面26fの中央部となる例を挙げているが、オイルエレメント12を載置したときに底面12fのガスケット12gによって圧縮室26に設けられた排出口が環状に取り囲まれる位置を所定位置Pとすればよい。
上述のようにしてオイルエレメント12を圧縮室26の所定位置Pに載置することで同エレメント12が押し潰されるときに同エレメント12の底面12fに設けられた出入口12a〜12cから流出する油が同エレメント12と圧縮室26の床面26fとの隙間から圧縮室26の床面26fや内壁面に飛散するのを抑制できる。また、オイルエレメント12の出入口12a〜12cを圧縮室26の排出口26cと連通させておくことによりオイルエレメント12が押し潰されるのに伴ってオイルエレメント12内部の内圧が高まることにより破裂するのを防止できるという利点もある。
また、圧縮室26の所定位置Pに載置されるオイルエレメント12に多量のスラッジなどが含まれている場合には、圧縮運転時にオイルエレメント12が径方向外側に通常よりも膨らむ場合がある。このような場合において、オイルエレメント12を完全に圧縮して潰してしまうと、内部に残留していたスラッジがオイルとともに流れ出して排出口26cを経て貯留缶15に流入してしまうという問題がある。
そこで、本実施形態では、圧縮運転中に径方向外側に所定量だけオイルエレメント12が膨らんだ場合に、オイルエレメント12によって開閉扉27が付勢されるように所定位置Pに載置したオイルエレメント12と開閉扉27との隙間tの大きさが20mm≦t≦50mmとなるように設定するのが好ましい。
これにより、オイルエレメント12が径方向外側に膨らんだときに同エレメント12に付勢されて開閉扉27が戸開することにより圧縮運転を中止させることができる。この結果、金属粉などのスラッジが多量に含有されているオイルエレメント12から油とともにスラッジが流出するのを抑制できる。
図3(a)および図3(b)は装置本体40の下部に設けられたスライド機構30の動作を説明する説明図であり、同図(a)は載置台32を貯留位置Q1に、同図(b)は載置台32を作業位置Q2に各々移動させた状態を示す図である。
図3(a)および図3(b)に示すように、スライド機構30は、貯留缶15を載置可能に構成された載置台(図1参照)32と、載置台32の両端側に各々固定されたレール34a,34b(図1参照)、各レール34a,34bをZ方向に移動可能に案内する装置本体40に固定されたガイド部材36a,36b(図1参照)とを有する。スライド機構30は、圧縮室26の直下方の貯留位置Q1と、装置本体40の外側である作業位置Q2との間で載置台32を移動させる機能を有する。
この載置台32には、貯留位置Q1において装置本体40から外側に少しだけ突き出している端部、すなわち、引き出し側端部の上面に取手32aが取り付けられており、その反対側である底面に引き出し用脚部35が固定されている。この脚部35は、ストッパー付きキャスター36が下端部に固定されており、当該キャスター36により貯留位置Q1や作業位置Q2で載置台32を固定可能に構成されている。
ここで、図3(a)および図3(b)を用いて、スライド機構30を用いた貯留缶15の設置手順について説明する。図3(b)に示すように、載置台32を作業位置Q2まで引き出した状態で、貯留缶15の注入口15aの位置が奥側、すなわち、装置本体40側となるように載置台32に貯留缶15を載置する。この際、載置台32が動かないようにストッパー付きキャスター36を一旦固定しておくのが望ましい。そして、貯留缶15の注入口15aに漏斗19を挿し込む。これにより、貯留位置Q1に移動したときに直上方の排出管44から排出される油が漏れないように貯留缶15に誘導することができる。それから、ストッパー付きキャスター36の固定を解除して図3(a)に示すように取手32aを装置本体40の方に押し込むことで貯留位置Q1まで載置台32を移動させる。そして、再度ストッパー付きキャスター36を固定する。これにより、貯留缶15の貯留位置Q1への設置作業が完了する。
次に、貯留缶15の回収手順について説明する。貯留缶15を回収する際には、図3(a)に示すように、ストッパー付きキャスター36の固定を解除して取手32aをZ方向において装置本体40の外側、すなわち、装置本体40と離れる方向に引っ張ることにより載置台32を図3(a)に示す貯留位置Q1から図3(b)に示す作業位置Q2に移動させる。そして、ストッパー付きキャスター36を固定してから貯留缶15を載置台32から取り出す。この際、交換用の貯留缶を上述した設置手順と同様の手順で載置台32に設置してもよい。以上の手順により、貯留缶15の回収作業が完了する。
本実施形態の容器減容装置10によれば、載置台32によって装置本体40下側の貯留位置Q1に設置された貯留缶15を装置本体40の外側に設けられた作業位置Q2までスライド移動させることができる。このため、貯留位置Q1で油を貯留した貯留缶15を載置台32に載せた状態で装置本体40下側の貯留位置Q1から装置本体40外側の作業位置Q2まで移動させ、それから貯留缶15を載置台32から取り出すことができる。これにより、装置本体40から貯留缶15を取り出すときの作業手間を軽減できる。
図4は、制御部60における圧縮運転の制御処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、制御部60は、油圧の運転釦62aが押下されてから油圧シリンダ24の運転釦64aが押されると(ステップS1,S2)、圧縮運転を実行する(ステップS5)。圧縮運転では、油圧ポンプ14の圧力センサ14bによって測定される圧力値が予め設定された設定値となるまで押板22を下降させる(ステップS6)。そして、制御部60は、上記圧力値が設定値に一致すると油圧シリンダ24を駆動して押板22を初期位置まで上昇させる(ステップS7)。また、制御部60は、圧力運転中に非常停止釦66が押された場合には(ステップS3)、圧縮運転を停止させ(ステップS8)、異常状態の解消後、作業員が後退釦64bを押下すると押板22を初期位置まで上昇させる(ステップS9,S10)。
制御部60は、圧縮運転中にオイルエレメント12が径方向外側に膨らむことにより開閉扉27が同エレメント12に付勢されて戸開した場合には(ステップS4)、ステップS3における非常停止釦66が押された場合と同様に圧縮運転を停止させる(ステップS8)。これにより、スラッジが多量に含有されているオイルエレメント12から油とともにスラッジが流出するのを抑制できる。そして、制御部60は、異常状態の解消後、作業員が後退釦64bを押下すると押板22を初期位置まで上昇させる(ステップS9,S10)。
図5(a)は、上述した容器減容装置10における圧縮室26に複数のオイルエレメント102,103,104を載置する場合の配置構成を示す図である。図5(b)は、図5(a)に含まれるアタッチメント112の平面図である。なお、図5(a)では、各オイルエレメント102〜104底面のガスケットの位置を1点鎖線で仮想的に示している。ここで、オイルエレメント102〜104の構成は、上述したオイルエレメント12と大きさが異なる点を除き実質的に同一でるため、以下の説明では主としてオイルエレメント102についてのみ説明を行い、オイルエレメント103,104については適宜説明を省略する。
図5(a)および図5(b)に示すように、圧縮室26内に複数のオイルエレメント102〜104を配置する場合には、圧縮室26の床面26fに板状のアタッチメント(板材)112を設置する。このアタッチメント112は、オイルエレメント102の底面における油の出入口と圧縮室26の排出口26cとを連通させることにより圧縮運転中にオイルエレメント102が破裂するのを防止する役割を有する。
アタッチメント112には、全体として略Y字状をなすように互いに接続された流路114a,114b,114cが設けられている。そして、各流路114a〜114cは、アタッチメント112における中央部で互いに合流するとともに排出口26cに接続されている。一方、オイルエレメント102は、図5(a)に1点鎖線で示すようにガスケット102gによって環状に取り囲まれた領域が流路114aと重なりあうようにアタッチメント112に載置される。これにより、同エレメント102における油の出入口を圧縮室26における排出口26cに連通させる。他のオイルエレメント103,104についてもオイルエレメント102と同様に載置すればよい。上記構成により、圧縮運転中にオイルエレメント102〜104における底面の出入口から流出する油を排出口26cに誘導することができる。
また、圧縮室26の床面26fにオイルエレメント102〜104を同時に載置する場合には、上記実施形態におけるオイルエレメント12のように各エレメント102〜104の底面に取り付けられたガスケットによって取り囲まれた領域を床面26fの排出口26cに全て重なるように載置することはできない。このため、アタッチメント112を用いずにオイルエレメント102〜104を圧縮室26内に載置した状態で圧縮運転を実行すると各オイルエレメント102〜104が破裂して室内に油が飛散するおそれもある。これに対して、各オイルエレメント102〜104のガスケットで取り囲まれた領域がアタッチメント112における流路114a〜114cに各々重なるように載置することで同エレメント102〜104から油をスムーズに流出させることができ、同エレメント102〜104の破裂を防止できるという利点もある。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10 容器減容装置
12,102,103,104 オイルエレメント(容器)
12a〜12c 出入口
12f 底面
12g,102g ガスケット(シール材)
14 油圧ポンプ
15 貯留缶
19 漏斗
22 押板
26 圧縮室
30 スライド機構
32 載置台
40 装置本体
60 制御部
112 アタッチメント(板材)
Q1 貯留位置
Q2 作業位置
S1〜S10 ステップ

Claims (4)

  1. 油を含有するフィルタが格納された容器を収容する圧縮室と、前記圧縮室に収容された前記容器を押し潰す押板とを含む装置本体を備え、前記押板により前記容器を押し潰すときに当該容器から流出する油を前記装置本体下側の貯留位置に配置された貯留缶により回収するように構成された容器減容装置であって、
    前記貯留缶を載置する載置台を含み、前記貯留位置と、前記貯留位置よりも前記装置本体の外側に位置し前記貯留缶を前記載置台に載せるための作業位置との間で前記載置台が移動可能に構成されたスライド機構が設けられていることを特徴とする容器減容装置。
  2. 前記容器は、一方の端面の周縁部にシール材が取り付けられ、前記シール材に取り囲まれるように油の出入口が設けられてなる筒状体であり、
    前記圧縮室には、前記一方の端面が下向きとなるように前記容器を載置したときに前記容器における前記シール材により囲まれる位置に油を排出する排出口が設けられている、
    請求項1に記載の容器減容装置。
  3. 前記容器は、一方の端面の周縁部にシール材が取り付けられ、前記シール材に取り囲まれるように油の出入口が設けられてなる筒状体であり、
    前記圧縮室には、前記一方の端面が下向きになるように前記容器を載置したときに前記容器における前記出入口と前記圧縮室の床面に形成された排出口とを接続する流路が設けられた板材が設置されている、
    請求項1に記載の容器減容装置。
  4. 前記押板の駆動を制御することによって前記容器を押し潰す圧縮運転を実行する制御部を含み、
    前記圧縮室には、前記容器を室内に収容するために外開き式の開閉扉が設けられており、
    前記制御部は、前記圧縮運転を実施しているときに押し潰される前記容器の押圧力により前記開閉扉が戸開した場合には前記圧縮運転を停止する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器減容装置。

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