JP2020000640A - 荷物管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、固定部は単に荷物を固定する機能を有するものであればよいため、荷物を収容するための収容部が設けられる宅配ボックスを用いる場合と比較すると、構造を簡素化することができる。また、認証の成立した特定の者のみが固定部から荷物を運び出すことが可能となる。
この構成によれば、荷物の大きさに対応した保管袋を用いることにより、荷物の大きさに柔軟に対応することが可能となる。
この構成によれば、荷物の大きさに応じて保管袋の大きさを適宜変更することが可能となるため、荷物の大きさに対して、より柔軟に対応することができる。
この構成によれば、簡易な構成で荷物を固定することができる。
上記の荷物管理システムにおいて、荷物の受取人の所持する携帯端末と通信可能な通信部を更に備え、通信部は、固定部に荷物が固定された際に、携帯端末に対する通知を行うことが好ましい。
上記の荷物管理システムにおいて、固定部が複数設けられ、複数の固定部に付随してそれぞれ設けられる複数の報知部を更に備え、認証部の認証が成立した際に、複数の固定部のうち、荷物の固定を解除した固定部に設けられる報知部が報知を行うことが好ましい。
上記の荷物管理システムにおいて、固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況を検知する検知部と、認証部による認証が成立していないにもかかわらず、固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況が検知部により検知された際に警報を発する警報部と、を更に備えることが好ましい。
上記の荷物管理システムにおいて、固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況を検知する検知部と、認証部による認証が成立していないにもかかわらず、固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況が検知部により検知された際に、固定部が設置されている保管エリアの様子を撮像する撮像部と、を更に備えることが好ましい。
上記の荷物管理システムにおいて、認証部を受取人認証部とするとき、固定部は建物内に配置されており、建物の扉部材を施錠及び解錠する電子錠装置と、建物の入室者の認証を行うとともに、当該入室者の認証が成立することを条件に電子錠装置を解錠する建物認証部と、を更に備えることが好ましい。
上記の荷物管理システムにおいて、建物認証部は、受取人として予め登録されている全対象者のうち、固定部に固定されている荷物の受取人に限って入室者の認証を成立させることが好ましい。
図1に示される本実施形態の荷物管理システム10は、宅配業者等の預け人から配達される荷物を一時的に保管するためのシステムであって、企業やマンション等に配置される。荷物管理システム10は、複数の袋固定装置20と、認証装置30と、監視カメラ40と、警報装置41とを備えている。これらは建物70の内部に設置されている。
建物70の出入口75には、扉部材72が設けられている。扉部材72の施錠及び解錠は、電子錠装置73により行われる。電子錠装置73は、いわゆるオートロック式の電子錠装置であり、扉部材72が閉じられた際に扉部材72を自動的に施錠する。また、電子錠装置73は、建物70の出入口75の周囲の外壁部分に設けられる外部読込装置74を通じた認証が成立することを条件に扉部材72を解錠する。すなわち、建物70の外部にいる者が扉部材72を開ける際には、外部読込装置74を通じた認証が必要となる。建物70の内部にいる者が扉部材72を開ける場合には、電子錠装置73が解錠状態であるため、建物70の室内にいる者は任意のタイミングで扉部材72を開けることができる。
タッチパネル31は、荷物の預け人又は受取人により操作される部分である。タッチパネル31には、荷物の受取人の情報等、荷物管理システム10を使用するために必要な各種情報を入力することが可能となっている。また、タッチパネル31には、荷物管理システム10の操作画面等が表示される。このように、本実施形態のタッチパネル31は、荷物管理システム10における操作部及び表示部としての機能を有している。
通信装置33は、ネットワーク回線を通じて各種通信を行うための装置である。通信装置33は、例えば荷物の収容された保管袋50が袋固定装置20により固定された際に、すなわち荷物が荷物管理システム10に預けられた状態となった際に、その旨を、荷物の受取人が所持する携帯端末80に送信する。これにより、荷物が預けられていることを受取人が認知することができる。本実施形態では、通信装置33が通信部に相当する。
制御装置35は、演算処理装置350や記憶装置351等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されており、荷物管理システム10を統括的に制御している。制御装置35は、タッチパネル31、内部読込装置32、及び外部読込装置74を通じて取得可能な情報に基づいて荷物の預け人や受取人の認証を行う。制御装置35は、その認証結果に基づいて袋固定装置20や通信装置33、印刷装置34、電子錠装置73等を制御する。また、制御装置35は、監視カメラ40や警報装置41等を制御することにより、保管エリアSからの荷物の不正な持ち出しを防止する。
図6に示されるように、制御装置35は、まず、ステップS20の処理として、荷物の受取人の識別情報を入力するための入力画面をタッチパネル31に表示する。荷物の受取人の情報としては、例えば社員番号が用いられる。続いて、制御装置35は、ステップS21の処理として、荷物の受取人の識別情報の入力が完了したか否かを判断し、荷物の受取人の情報の入力が完了した場合には、ステップS21で肯定判断する。この場合、制御装置35は、ステップS22の処理として、複数の袋固定装置20のうちのいずれか一つの袋固定装置20に付随する報知装置60を駆動させる。
また、制御装置35は、ステップS26の処理として、荷物が預けられていることを示す通知を通信装置33により荷物の受取人の携帯端末80に送信する。具体的には、制御装置35の記憶装置351には、受取人の全対象者の識別情報と、各受取人が所持する携帯端末80の携帯電話番号とが関連付けられて記憶されている。制御装置35は、ステップS20の処理で入力された荷物の受取人の識別情報に関連付けられている携帯電話番号を記憶装置351から読み込むとともに、読み込まれた携帯電話番号宛てに、荷物が預けられていることを示すメッセージをSMSにて送信する。
制御装置35は、ステップS30の処理で肯定判断した場合には、すなわち保管袋50に対する不正な操作が行われた場合には、ステップS31の処理として、警報装置41から警報を発することにより、保管袋50に対して不正な操作を行った者を威嚇する。また、制御装置35は、ステップS32の処理として、監視カメラ40により、保管エリアSの様子を撮像することにより、保管袋50に対する不正な操作が行われた際の建物70の内部の状況を映像データとして記録する。
図8に示されるように、制御装置35は、まず、ステップS40の処理として、識別情報の入力を指示する画面をタッチパネル31に表示する。この画面に基づいて受取人が社員証等を内部読込装置32に掲げることにより、社員証等に記憶されている識別情報が内部読込装置32により読み込まれる。
次に、本実施形態の荷物管理システム10の動作例について説明する。
(1)荷物を固定する固定部が、荷物が収容される保管袋50と、保管袋50を固定する袋固定装置20とにより構成されている。すなわち、本実施形態の荷物管理システム10では、荷物が収容された保管袋50が袋固定装置20により固定されることにより、間接的に荷物が固定される。認証装置30は、受取人の認証を行う受取人認証部として機能する。認証装置30は、受取人の認証が成立することを条件に袋固定装置20の固定を解除することで、荷物の固定を解除する。このような構成によれば、荷物を固定する固定部が、保管袋50及び袋固定装置20という簡易な構成からなるため、宅配ボックスを用いる場合と比較すると、構造を簡素化することができる。また、認証の成立した特定の者のみが保管袋50から荷物を運び出すことが可能となる。
(3)荷物管理システム10は、荷物の受取人の所持する携帯端末80と通信可能な通信装置33を更に備える。通信装置33は、袋固定装置20及び保管袋50に荷物が固定された際に、その旨の通知を携帯端末80に送信する。このような構成によれば、携帯端末80に送信される通知を受取人が見ることにより、荷物が預けられていることを受取人が容易に知ることができるため、利便性を向上させることができる。
・保管袋50及び袋固定装置20に代えて、荷物を直接固定する固定装置を用いてもよい。このような固定装置としては、例えば図13に示されるような固定装置90を用いることができる。図13に示される固定装置90は、複数の爪部材91と、爪部材91を開閉させる図示しないアクチュエータ装置とを備えている。固定装置90では、アクチュエータ装置により複数の爪部材91を閉じて荷物を把持することにより荷物を固定する。また、この固定装置90では、アクチュエータ装置により複数の爪部材91を広げることにより荷物の固定を解除する。
・制御装置35は、外部読込装置74を通じた認証結果の情報を記憶装置351に記憶させてもよい。これにより、建物70の入室の記録を残すことが可能となる。
・制御装置35は、荷物の預け人が建物70に入室した後、保管袋50への荷物の保管を行わずに建物70から退出しようとした場合には、警報装置41から警報を発してもよい。これにより、預け人による荷物の持ち去りを未然に防止することができる。
・荷物が保管袋50に保管された際に携帯端末80に送信されるメッセージには、荷物の受け取りの際に用いられるパスワードや暗証番号等を含めてもよい。そして、このパスワードや暗証番号等を、受取人が荷物を受け取る際に内部読込装置32及び外部読込装置74を通じて行われる認証に利用してもよい。これにより、受取人は、社員証等を必要とすることなく荷物を受け取ることが可能となるため、利便性を向上させることができる。
20:袋固定装置(固定部)
30:認証装置(受取人認証部,建物認証部)
33:通信装置(通信部)
40:監視カメラ(撮像部)
41:警報装置(警報部)
50:保管袋(固定部)
60:報知装置(報知部)
70:建物
74:外部読込装置(建物認証部)
73:電子錠装置
80:携帯端末
90:固定装置(固定部)
Claims (10)
- 荷物を固定する固定部と、
荷物の受取人の認証を行うとともに、当該受取人の認証が成立することを条件に前記固定部による荷物の固定を解除する認証部と、を備える
荷物管理システム。 - 前記固定部は、荷物が収容される保管袋と、前記保管袋を固定する袋固定装置とにより構成されており、荷物が収容された前記保管袋を前記袋固定装置により固定することにより、荷物を間接的に固定する
請求項1に記載の荷物管理システム。 - 前記袋固定装置に固定される前記保管袋は、交換可能である
請求項2に記載の荷物管理システム。 - 前記固定部は、荷物を直接固定する
請求項1に記載の荷物管理システム。 - 荷物の受取人の所持する携帯端末と通信可能な通信部を更に備え、
前記通信部は、前記固定部に荷物が固定された際に、前記携帯端末に対する通知を行う
請求項1〜4のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記固定部が複数設けられ、
複数の前記固定部に付随してそれぞれ設けられる複数の報知部を更に備え、
前記認証部の認証が成立した際に、複数の前記固定部のうち、荷物の固定を解除した前記固定部に設けられる前記報知部が報知を行う
請求項1〜5のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況を検知する検知部と、
前記認証部による認証が成立していないにもかかわらず、前記固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況が前記検知部により検知された際に警報を発する警報部と、を更に備える
請求項1〜6のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況を検知する検知部と、
前記認証部による認証が成立していないにもかかわらず、前記固定部に固定されている荷物が取り外される可能性のある状況が前記検知部により検知された際に、前記固定部が設置されている保管エリアの様子を撮像する撮像部と、を更に備える
請求項1〜6のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記認証部を受取人認証部とするとき、
前記固定部は建物内に配置されており、
前記建物の扉部材を施錠及び解錠する電子錠装置と、
前記建物の入室者の認証を行うとともに、当該入室者の認証が成立することを条件に前記電子錠装置を解錠する建物認証部と、を更に備える
請求項1〜8のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記建物認証部は、受取人として予め登録されている全対象者のうち、前記固定部に固定されている荷物の受取人に限って前記入室者の認証を成立させる
請求項9に記載の荷物管理システム。
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