JP2020000432A - 薬剤揮散器 - Google Patents

薬剤揮散器 Download PDF

Info

Publication number
JP2020000432A
JP2020000432A JP2018121981A JP2018121981A JP2020000432A JP 2020000432 A JP2020000432 A JP 2020000432A JP 2018121981 A JP2018121981 A JP 2018121981A JP 2018121981 A JP2018121981 A JP 2018121981A JP 2020000432 A JP2020000432 A JP 2020000432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
volatile
wall portion
volatilizer
volatilizers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018121981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7288743B2 (ja
Inventor
祐輔 森本
Yusuke Morimoto
祐輔 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2018121981A priority Critical patent/JP7288743B2/ja
Publication of JP2020000432A publication Critical patent/JP2020000432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7288743B2 publication Critical patent/JP7288743B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

【課題】揮散体同士の付着を抑制し、薬液をうまく揮散することが可能な薬剤揮散器を提供する。【解決手段】本発明に係る薬剤揮散器は、上部に開口を有する容器と、前記容器に収容される薬液と、先端部が前記開口から突出するように前記容器に挿入される、複数の棒状の揮散体と、を備え、前記複数の揮散体は、少なくとも一部が曲がっている第1揮散体を少なくとも1つ含んでいる。【選択図】図2

Description

本発明は、薬剤揮散器に関する。
従来より、種々の形態の芳香装置が提案されており、例えば、特許文献1には、上部に開口を有する容器に、液状の薬剤を収容し、さらに容器の開口から複数の棒状の揮散体を挿入して薬剤に浸した薬剤揮散器が開示されている。この薬剤揮散器では、薬剤が棒状の揮散体を伝い、そして外部に揮散することで、芳香効果を得ている。
特開2011−4867号公報
しかしながら、上記のような薬剤揮散器では、棒状の揮散体を用いているため、吸収した薬液によって揮散体の表面が濡れ、表面張力によって揮散体同士が全長に亘って付着するおそれがある。このように揮散体同士が全長に亘って付着すると、揮散体における薬液を揮散できる表面積が小さくなるため、薬液をうまく揮散できないおそれがある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、揮散体同士の付着を抑制し、薬液をうまく揮散することが可能な薬剤揮散器を提供することを目的とする。
本発明に係る薬剤揮散器は、上部に開口を有する容器と、前記容器に収容される薬液と、先端部が前記開口から突出するように前記容器に挿入される、複数の棒状の揮散体と、を備え、前記複数の揮散体は、少なくとも一部が曲がっている第1揮散体を少なくとも1つ含んでいる。
この構成によれば、次の効果を得ることができる。揮散体は、薬液を吸収するため、その表面が薬液で濡れる。そのため、例えば、揮散体が直線的に延びるように形成されていると、薬液による表面張力で揮散体同士が全長に亘って付着してしまうおそれがある。その結果、揮散体において薬液を揮散できる表面積が減少し、薬液をうまく揮散できないおそれがある。また、複数の揮散体が付着して束のようになると見た目もよくないという問題がある。これに対して、本発明では、複数の揮散体のうち、少なくとも一部の第1揮散体の一部が曲がるように形成しているため、揮散体同士が全長に亘って付着するのを抑制することができる。その結果、薬液の揮散が抑制されるのを防止することができるとともに、揮散体が束のように付着しがたくなるため、見た目をよくすることもできる。
上記薬剤揮散器においては、複数の前記第1揮散体を有しており、前記各第1揮散体の重心と、当該各第1揮散体の一端部との直線距離は、前記複数の第1揮散体ごとに相違するように構成することができる。
この構成によれば、複数の第1揮散体の重心の位置が、それぞれ相違するため、これらを容器に挿入したときには、同じ方向に倒れるのを防止できる。すなわち、複数の第1揮散体が1つの束のように倒れるのを防止でき、多方向に倒れさせることができる。その結果、複数の第1揮散体がより自然な雰囲気で配置され、インテリア性を向上することができる。
上記薬剤揮散器において、前記容器は、底壁部と、前記底壁部の周縁から上方に延びる第1周壁部と、前記周壁部の上端から上方にいくにしたがって拡径する第2周壁部と、を備えることができ、前記容器に挿入された前記複数の揮散体は、前記第2周壁部に接するように構成することができる。
この構成によれば、第2周壁部が上方にいくしたがって拡径するように延びているため、すなわち、上方へ傾斜するように形成されているため、容器内で倒れた複数の揮散体と、傾斜方向とが概ね同じになる。そのため、容器内で倒れた揮散体を第2周壁部に接触しやすくすることができ、これによって、揮散体と第2周壁部との摩擦が生じやすくなり、揮散体が容器内で動くのを抑制することができる。
上記薬剤揮散器においては、前記底壁部と前記第1周壁部とのなす角を、90度未満とすることができる。これにより、揮散体が周縁部に保持されやすくなり、容器内で動くのを抑制することができる。
上記薬剤揮散器において、前記底壁部は、当該底壁部の内壁面の周縁から中央に向かって隆起する隆起部を有することができる。
この構成によれば、容器の底壁部の内壁面に、周縁から中央に向かって隆起する隆起部が設けられているため、薬液は、残量が少なくなると底壁部の周縁に溜まっていく。また、この隆起部により、棒状の揮散体において容器内にある端部は、傾斜を下って底壁部の周縁へ移動するため、残りの薬液と接触する。したがって、薬液の残量が少なくなっても、揮散体と薬液とが接触するため、薬液を最後まで使い切ることができる。
上記薬剤揮散器において、前記第1揮散体の少なくとも1つは、棒状に延びる本体部と、当該本体部から枝分かれした少なくとも1つの枝部と、を有することができる。
この構成によれば、枝部によって、揮散体同士が付着するのを抑制することができるため、上述した効果を得ることができる。また、揮散体が、枝部を有することで、植物のような風合いを醸し出すことができ、インテリア性を向上することができる。
上記薬剤揮散器においては、全ての前記揮散体を、前記第1揮散体で構成することができる。これにより、揮散体同士が全長に亘って付着するのをさらに防止することができる。
上記薬剤揮散器において、前記複数の揮散体は、棒状に延びる本体部と、当該本体部から枝分かれした少なくとも1つの枝部と、を有する第2揮散体を少なくとも1つ含むことができる。
本発明に係る薬剤揮散器によれば、揮散体同士の付着を抑制し、薬液をうまく揮散することができる。
本発明の一実施形態に係る薬剤揮散器の斜視図である。 図1の断面図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤揮散器の他の例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤揮散器の他の例を示す断面図である。 図1の薬剤揮散器に用いられる揮散体の正面図である。 図1の薬剤揮散器の使用状態を示す断面図である。 揮散体に対する薬液の付着を説明する図である。 本発明の揮散体の他の例を示す正面図である。 本発明の揮散体の他の例を示す正面図である。
以下、本発明に係る薬剤揮散器を芳香剤の揮散器に適用した場合の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る薬剤揮散器の斜視図、図2は図1の断面図である。
<1.薬剤揮散器の概要>
図1及び図2に示すように、この薬剤揮散器は、上部に開口を有する容器1と、この容器1に収容される薬液と、この容器1に挿入される棒状の揮散体2とで、構成されている。以下、これらの部材について詳細に説明する。
<1−1.容器>
図1及び図2に示すように、容器1は、円形の底壁部11と、この底壁部11の周縁から上方にいくにしたがってテーパ状に外径が小さくなる第1周壁部12と、第1周壁部12の上端から上方にいくにしたがってテーパ状に外径が大きくなるように延びる第2周壁部13とで構成されている。すなわち、この容器1の内部空間は、底壁部11から上方に向かって内径が小さくなり、第1周壁部12と第2周壁部13との連結部分で内径が最も小さくなった後、第2周壁部13において上方にいくにしたがって内径が大きくなるように形成されている。そして、第2周壁部13の上端には、円形の開口14が形成されており、この開口14が内部空間に通じている。但し、開口14の縁部の外径は、底壁部11の外径よりも小さくなっている。
容器1の高さは、特には限定されないが、例えば、5cm以上が好ましく、7cm以上がさらに好ましい。一方、上限としては、30cm以下が好ましく、20cm以下がさらに好ましく、15cm以下がより好ましく、12cm以下が特に好ましい。また、開口14の内径は、容器1や揮散体2の大きさによって適宜設定できるため、特には限定されないが、例えば、揮散体2の長さが8〜20cm、容器1の高さが5〜15cmの場合には、1〜5cm程度が好ましく、1.5〜3.5cm程度がさらに好ましい。また、第2周壁部13の長さは、特には限定されないが、長いと揮散体2との接触面積が大きくなるため、例えば、1〜3cm程度であることが好ましく、1〜2.5cm程度がより好ましい。
第1周壁部12の内壁面と水平方向とのなす角αは、90度未満であり、85度未満が好ましく、80度未満がさらに好ましい。一方、第2周壁部13の内壁面と水平方向とのなす角度βは、30〜80度であることが好ましい。
なお、本実施形態では、図2に示すように、棒状の揮散体2の下端部が、底壁部11の周縁付近に配置されたとき、上端側が容器1の開口14の周縁に接するように、容器1が形成されているが(図2の符号2a参照)、第1周壁部12及び第2周壁部13の傾斜角度によっては、例えば、図3に示すように、揮散体2の上端側が、第1周壁部12と第2周壁部13との連結部分に接したり、あるいは図4に示すように、揮散体2の上端側が、第2周壁部13の概ね全体に亘って接することがあり、揮散体2はより動きにくくなる。また、第2周壁部13の接線上に底壁部11の周縁部があると、さらに揮散体2の動きを抑制することができる。いずれにしても、インテリア性の観点から、揮散体2が容器1の中で傾斜する最大角度θ(図3参照)は、垂直線Nから10度以上が好ましく、15度以上がさらに好ましく、20度以上が特に好ましい。一方、傾斜しすぎるとインテリア性が損なわれることから、傾斜の最大角度θは60度以下が好ましく、50度以下がさらに好ましい。
図2に示すように、底壁部11の内壁面は、平面視が円形状であり、その周縁から中央に向かって隆起するドーム状の隆起部111が形成されている。すなわち、底壁部11の内壁面は、中央が盛り上がり、周縁にいくにしたがって、高さが低くなっている。また、隆起部111の傾斜面の角度γは、後述するように、揮散体2を滑りやすくするため、例えば、2〜15度にすることができる。なお、隆起部111が曲面状に傾斜している場合には、図2に示すように、傾斜角γは、隆起部111の基端部(隆起部111と第1周壁部12との交点)における接線と水平方向とのなす角度になる。なお、この傾斜角γは、隆起部111のすべての部分で上記範囲の角度である必要はなく、いずれかの部分で上記範囲の角度の傾斜面が形成されていればよい。
以上のような容器1は、ガラス、プラスチックなど種々の材料で形成することができるが、ガラスで形成すると、後述するように、揮散体2が滑りやすくなり、好ましい。
<1−2.薬液>
また、この容器1に収容される薬液4は、芳香剤、消臭剤、アロマオイルなど揮散体2に含浸され、これを伝って外部に揮散するような薬剤全般を用いることが可能である。
<1−3.揮散体>
次に、揮散体2について、図5も参照しつつ説明する。図5は揮散体の正面図である。揮散体2は、容器1の開口14から挿入されるものであり、薬剤を吸収し、揮散できる材料で形成されている。このような材料としては、例えば、多孔質の樹脂材料、ドライフラワーなどの植物を用いることができる。植物としては、ピジョンピー、しだ、柳などを用いることができるが、これに限定されない。例えば、ピジョンピーを用いる場合には、自然のピジョンピーに対し、乾燥、漂白、乾燥の順で処理を施した後、これを所定の長さに切断することで、揮散体として利用することができる。
図5に示すように、揮散体2は、棒状に形成されているが、直線状に延びているのではなく、少なくとも一部が曲がっていればよく、全体的にくねくねと曲がっていると、本発明の効果を発揮しやすく好ましい。図1及び図2に示す複数の揮散体2は、それぞれ、一または複数の曲線が組み合わされた軸線を有している。また、複数の揮散体2のいくつかは、棒状に延びる本体部21と、この本体部21から枝分かれする少なくとも一つの枝部22とを有している。本体部21は、上述したように、少なくとも一つの曲線が組み合わされた軸線を有している。
また、各揮散体2の径も、それぞれ相違しており、さらに、一つの揮散体2においても、一定の径を有するのではなく、径が軸方向に沿って変化するように形成されているものが含まれている。
このように構成された複数の揮散体2は、上記のように曲がっていたり、径が相違するため、図5に示すように、一端部Aからの重心Gまでの位置が、それぞれ相違している。
揮散体2の長さは、特には限定されないが、例えば、8cm以上であることが好ましく、10cm以上であることがさらに好ましく、12cm以上であることが特に好ましい。一方、揮散体2は、40cm以下であることが好ましく、30cm以下であることがさらに好ましく、20cm以下であることが特に好ましい。
揮散体2の直径は特には限定されないが、細いと揮散体2が軽くなり、後述するように薬液4による表面張力で揮散体2同士が付着しやすい。また、薬液の吸収量が低下するおそれがある。一方、揮散体2が太すぎると、まとめて持ちにくくなる。このような観点から、揮散体2の直径は、例えば、0.5mm以上であることが好ましく、0.8mm以上であることがさらに好ましく、1mm以上であることが特に好ましい。一方、揮散体2の直径は、6mm以下であることが好ましく、5mm以下であることがさらに好ましく、3mm以下であることが特に好ましい。なお、揮散体2の直径とは、最大の直径をいう。
<2.薬剤揮散器の使用方法>
次に、上記のように構成された薬剤揮散器の使用方法について、図6も参照しつつ説明する。まず、薬液を開口14から容器1内に注入する。薬液は予め容器1に収容されているのではなく、別の薬液容器(図示省略)に密閉された状態で保存され、使用時に容器1に移す。続いて、複数の揮散体2を容器1の開口14から挿入し、薬液に浸す。これにより、薬液が揮散体2を伝って、上方に移動しつつ外部へと揮散していく。こうして、薬液による芳香効果、消臭効果などを得ることができる。
そして、薬液が揮散され続けると、容器1内の薬剤が減少していくが、容器1の底壁部11における内壁面には隆起部111が形成されているため、使用末期には、薬液は、隆起部111の傾斜を伝って内壁面の周縁に移動する。したがって、図6に示すように、残量が少なくなった薬液は、内壁面の周縁付近に溜まることになる。また、揮散体2の下端部は、隆起部111の傾斜面上を滑り、内壁面の周縁へと移動する。これにより、揮散体2の下端部が薬液に接触するため、残量が少なくなっても薬液と揮散体2とは接触状態を維持することができる。そのため、薬液を最後まで使い切ることができる。
<3.特徴>
本実施形態に係る薬剤揮散器によれば、次の効果を得ることができる。
(1)揮散体2は、薬液を吸収するため、その表面が薬液で濡れる。そのため、例えば、図7(a)に示すように、揮散体2が直線的に延びるように形成されていると、薬液4による表面張力で揮散体2同士が概ね全長に亘って付着してしまい、薬液4をうまく揮散できないおそれがある。また、複数の揮散体2が付着して束のようになると見た目もよくないという問題がある。これに対して、図7(b)に示すように、本実施形態に係る揮散体2は、複数の揮散体2が、それぞれ曲がって延びているため、揮散体2同士が全長に亘って、薬液4により付着するのを抑制することができる。その結果、薬液4の揮散が抑制されるのを防止することができるとともに、揮散体2が束のように付着しがたくなるため、見た目をよくすることもできる。
(2)図5に示すように、複数の揮散体2は、それぞれ一端部からの重心Gの位置が相違するため、これらを容器1に挿入したときには、同じ方向に倒れるのを防止できる。すなわち、複数の揮散体2が1つの束のように倒れるのを防止でき、多方向に倒れさせることができる。また、複数の揮散体2が曲がっていることで、揮散体2と容器1の底壁部11との接触点が各揮散体2ごとに異なることで同じ方向に倒れることをより抑制することができる。その結果、複数の揮散体2がより自然な雰囲気で配置され、インテリア性を向上することができる。
(3)複数の揮散体2の中には、枝部22を有するものが含まれているが、枝部22によって、揮散体2同士が全長に亘って付着するのを抑制することができるため、上述した効果を得ることができる。また、枝部22によって揮散体2の重心Gの位置も変化させることができ、多方向に倒れさせることができる。さらに、揮散体2が、枝部を有することで、植物のような風合いを醸し出すことができ、インテリア性を向上することができる。
(4)容器1の第2周壁部13が上方にいくしたがって拡径するように延びているため、容器1内で倒れた複数の揮散体2と、第2周壁部13の傾斜方向とが概ね同じになる。そのため、容器1内で倒れた揮散体2を第2周壁部13に接触しやすくすることができる、これによって、揮散体1と第2周壁部13との摩擦が生じやすくなる。その結果、揮散体2が容器1内で動くのを抑制することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、1つ以上を適宜組み合わせることができる。
<4−1>
上記実施形態では、すべての揮散体2が、曲がった部分を有しているが、少なくとも一つの揮散体2を曲がったものとすることもできる。したがって、他の揮散体は、直線状に延びる揮散体であってもよい。このような曲がった部分を有する揮散体が本発明の第1揮散体に相当する。また、第1揮散体の中に、少なくとも一つの枝部を有する揮散体が1つ以上含まれていてもよい。
また、揮散体2の曲がった部分の構成は、特には限定されず、上記のような曲線の組み合わせのほか、図8に示すように、直線状に曲がった部分を有するものでもよい。すなわち、図8(a)に示すように、角部を有する突部が中間部に形成されているもの、図8(b)に示すように、矩形状の突部が中間部に形成されているもの、図8(c)に示すように、中間部が鈍角をなして曲がっているものを挙げることができる。このように、本発明に係る揮散体は、曲線状、直線状に曲がった部分を少なくとも一つ有していればよい。
<4−2>
曲がった揮散体だけではなく、図9に示すように、枝部22を有する揮散体2が1つ以上含まれていてもよい。すなわち、枝部22を有しているのであれば、本体部21及び枝部22が直線状であってもよい。このような構成でも、揮散体どうしの付着を防止することができる。なお、このような枝部22を有する揮散体2は、本発明に係る第2揮散体に相当する。
<4−3>
上記実施形態では、容器が、異なる角度で傾斜する2つの周壁部を有しているが、これに限定されない。例えば、3以上の異なる傾斜角度の周壁部を連結してもよいし、円錐台状に形成してもよい。あるいは、周壁が傾斜しない円筒状、多角形状に形成することもできる。
また、容器1の底面部は、円形のほか、楕円、多角形状でもよい。また、隆起部111の形態もドーム状以外も可能であり、多角錐状でもよく、頂部が曲面でなく、鋭利であってもよい。あるいは、隆起部を設けず、平坦であってもよい。
1 容器
11 底壁部
111 隆起部
12 周壁部
14 開口
2 揮散体

Claims (8)

  1. 上部に開口を有する容器と、
    前記容器に収容される薬液と、
    先端部が前記開口から突出するように前記容器に挿入される、複数の棒状の揮散体と、
    を備え、
    前記複数の揮散体は、少なくとも一部が曲がっている第1揮散体を少なくとも1つ含んでいる、薬剤揮散器。
  2. 複数の前記第1揮散体を有しており、
    前記各第1揮散体の重心と、当該各第1揮散体の一端部との距離は、前記複数の第1揮散体ごとに相違している、請求項1に記載の薬剤揮散器。
  3. 前記容器は、
    底壁部と、
    前記底壁部の周縁から上方に延びる第1周壁部と、
    前記周壁部の上端から上方にいくにしたがって拡径する第2周壁部と、
    を備え、
    前記容器に挿入された前記複数の揮散体は、前記第2周壁部に接するように構成されている、請求項1または2に記載の薬剤揮散器。
  4. 前記底壁部と前記第1周壁部とのなす角が、90度未満である、請求項3に記載の薬剤揮散器。
  5. 前記底壁部は、当該底壁部の内壁面の周縁から中央に向かって隆起する隆起部を有している、請求項3または4に記載の薬剤揮散器。
  6. 前記第1揮散体の少なくとも1つは、棒状に延びる本体部と、当該本体部から枝分かれした少なくとも1つの枝部と、を有している、請求項1から5のいずれかに記載の薬剤揮散器。
  7. 全ての前記揮散体が、前記第1揮散体で構成されている、請求項1から6のいずれかに記載の薬剤揮散器。
  8. 前記複数の揮散体は、棒状に延びる本体部と、当該本体部から枝分かれした少なくとも1つの枝部と、を有する第2揮散体を少なくとも1つ含んでいる、請求項1から6のいずれかに記載の薬剤揮散器。
JP2018121981A 2018-06-27 2018-06-27 薬剤揮散器 Active JP7288743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018121981A JP7288743B2 (ja) 2018-06-27 2018-06-27 薬剤揮散器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018121981A JP7288743B2 (ja) 2018-06-27 2018-06-27 薬剤揮散器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020000432A true JP2020000432A (ja) 2020-01-09
JP7288743B2 JP7288743B2 (ja) 2023-06-08

Family

ID=69097497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018121981A Active JP7288743B2 (ja) 2018-06-27 2018-06-27 薬剤揮散器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7288743B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100147969A1 (en) * 2008-12-17 2010-06-17 Gregory Bennett Wick Fragrance Diffuser
JP2012045246A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 St Corp 揮散装置
JP2015008799A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 小林製薬株式会社 薬剤揮散器
JP2015192838A (ja) * 2014-03-26 2015-11-05 小林製薬株式会社 容器
JP2016124603A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 小林製薬株式会社 薬剤揮散器
JP2018051118A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 小林製薬株式会社 揮散器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100147969A1 (en) * 2008-12-17 2010-06-17 Gregory Bennett Wick Fragrance Diffuser
JP2012045246A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 St Corp 揮散装置
JP2015008799A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 小林製薬株式会社 薬剤揮散器
JP2015192838A (ja) * 2014-03-26 2015-11-05 小林製薬株式会社 容器
JP2016124603A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 小林製薬株式会社 薬剤揮散器
JP2018051118A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 小林製薬株式会社 揮散器

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
株式会社日比谷花壇: "イギリスで注目されるホームウェアブランド「ケネス・ターナー フローラルクチュール」コレクションからア", [ONLINE], JPN6023006580, 24 November 2017 (2017-11-24), ISSN: 0004994627 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP7288743B2 (ja) 2023-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080217425A1 (en) Evaporating Device
JP6170759B2 (ja) 薬剤揮散器
ES2376426T3 (es) Sistema de sumininstro basado en una mecha que tiene secciones de diferentes porosidades.
US4647428A (en) Air freshener method
JP3579357B2 (ja) 揮発性薬液容器用のプラグ
JP6861099B2 (ja) 揮散装置の容器、及び、揮散装置
ES2642947T3 (es) Recambio
US20140183273A1 (en) Activating a volatile reservoir using a lateral force
EP2070554A1 (en) Device to seal lock the containers of fragrances for the environment
JP2020000432A (ja) 薬剤揮散器
JP2020000433A (ja) 薬剤揮散器
JP6280825B2 (ja) 容器
KR20130083300A (ko) 발향 스틱 지지체 및 이를 구비한 방향용구
ES2311873T3 (es) Dispositivo evaporador bifasico.
WO2021261335A1 (ja) 薬液揮散器
US20120305574A1 (en) Self-Righting Container
JP2020116111A (ja) 揮散装置用中栓および揮散装置
JP4816568B2 (ja) 薬剤揮散装置
CN107396916B (zh) 一种一体式驱虫器
JP6550416B2 (ja) 防虫具
JPS6019714Y2 (ja) 芳香防臭器
WO2022124124A1 (ja) 薬剤揮散器
JPH0519066Y2 (ja)
JPS59129066A (ja) 液状香料を均一に蒸発させる方法および装置
KR102082807B1 (ko) 병 삽입형 발향체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7288743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150