JP7288743B2 - 薬剤揮散器 - Google Patents
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Description
図1及び図2に示すように、この薬剤揮散器は、上部に開口を有する容器1と、この容器1に収容される薬液と、この容器1に挿入される棒状の揮散体2とで、構成されている。以下、これらの部材について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、容器1は、円形の底壁部11と、この底壁部11の周縁から上方にいくにしたがってテーパ状に外径が小さくなる第1周壁部12と、第1周壁部12の上端から上方にいくにしたがってテーパ状に外径が大きくなるように延びる第2周壁部13とで構成されている。すなわち、この容器1の内部空間は、底壁部11から上方に向かって内径が小さくなり、第1周壁部12と第2周壁部13との連結部分で内径が最も小さくなった後、第2周壁部13において上方にいくにしたがって内径が大きくなるように形成されている。そして、第2周壁部13の上端には、円形の開口14が形成されており、この開口14が内部空間に通じている。但し、開口14の縁部の外径は、底壁部11の外径よりも小さくなっている。
また、この容器1に収容される薬液4は、芳香剤、消臭剤、アロマオイルなど揮散体2に含浸され、これを伝って外部に揮散するような薬剤全般を用いることが可能である。
次に、揮散体2について、図5も参照しつつ説明する。図5は揮散体の正面図である。揮散体2は、容器1の開口14から挿入されるものであり、薬剤を吸収し、揮散できる材料で形成されている。このような材料としては、例えば、多孔質の樹脂材料、ドライフラワーなどの植物を用いることができる。植物としては、ピジョンピー、しだ、柳などを用いることができるが、これに限定されない。例えば、ピジョンピーを用いる場合には、自然のピジョンピーに対し、乾燥、漂白、乾燥の順で処理を施した後、これを所定の長さに切断することで、揮散体として利用することができる。
次に、上記のように構成された薬剤揮散器の使用方法について、図6も参照しつつ説明する。まず、薬液を開口14から容器1内に注入する。薬液は予め容器1に収容されているのではなく、別の薬液容器(図示省略)に密閉された状態で保存され、使用時に容器1に移す。続いて、複数の揮散体2を容器1の開口14から挿入し、薬液に浸す。これにより、薬液が揮散体2を伝って、上方に移動しつつ外部へと揮散していく。こうして、薬液による芳香効果、消臭効果などを得ることができる。
本実施形態に係る薬剤揮散器によれば、次の効果を得ることができる。
(1)揮散体2は、薬液を吸収するため、その表面が薬液で濡れる。そのため、例えば、図7(a)に示すように、揮散体2が直線的に延びるように形成されていると、薬液4による表面張力で揮散体2同士が概ね全長に亘って付着してしまい、薬液4をうまく揮散できないおそれがある。また、複数の揮散体2が付着して束のようになると見た目もよくないという問題がある。これに対して、図7(b)に示すように、本実施形態に係る揮散体2は、複数の揮散体2が、それぞれ曲がって延びているため、揮散体2同士が全長に亘って、薬液4により付着するのを抑制することができる。その結果、薬液4の揮散が抑制されるのを防止することができるとともに、揮散体2が束のように付着しがたくなるため、見た目をよくすることもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、1つ以上を適宜組み合わせることができる。
上記実施形態では、すべての揮散体2が、曲がった部分を有しているが、少なくとも一つの揮散体2を曲がったものとすることもできる。したがって、他の揮散体は、直線状に延びる揮散体であってもよい。このような曲がった部分を有する揮散体が本発明の第1揮散体に相当する。また、第1揮散体の中に、少なくとも一つの枝部を有する揮散体が1つ以上含まれていてもよい。
曲がった揮散体だけではなく、図9に示すように、枝部22を有する揮散体2が1つ以上含まれていてもよい。すなわち、枝部22を有しているのであれば、本体部21及び枝部22が直線状であってもよい。このような構成でも、揮散体どうしの付着を防止することができる。なお、このような枝部22を有する揮散体2は、本発明に係る第2揮散体に相当する。
上記実施形態では、容器が、異なる角度で傾斜する2つの周壁部を有しているが、これに限定されない。例えば、3以上の異なる傾斜角度の周壁部を連結してもよいし、円錐台状に形成してもよい。あるいは、周壁が傾斜しない円筒状、多角形状に形成することもできる。
11 底壁部
111 隆起部
12 周壁部
14 開口
2 揮散体
Claims (6)
- 上部に開口を有する容器と、
前記容器に収容される薬液と、
先端部が前記開口から突出するように前記容器に挿入される、複数の棒状の揮散体と、
を備え、
前記複数の揮散体は、少なくとも一部が曲がっている複数の第1揮散体を含んでおり、前記各第1揮散体の重心と、当該各第1揮散体の一端部との距離は、前記複数の第1揮散体ごとに相違しており、
前記容器は、
底壁部と、
前記底壁部の周縁から上方にいくにしたがって縮径しながら延びる第1周壁部と、
前記第1周壁部の上端から上方にいくにしたがって拡径する第2周壁部と、
を備え、
前記第1周壁部の内壁面と水平方向とのなす角は、90度未満であり、
前記開口の縁部の外径は、前記底壁部の外径よりも小さく、
前記容器に挿入された前記複数の揮散体は、前記第2周壁部に接するように構成されており、
前記複数の第1揮散体は、
下端部が前記底壁部の周縁に配置されたとき、上端側が前記開口の周縁に接する少なくとも1つの第1揮散体と、
下端部が前記底壁部の周縁に配置されたとき、上端側が前記第2周壁部に線接触する少なくとも1つの第1揮散体と、
を含んでいる、薬剤揮散器。 - 前記底壁部と前記第1周壁部とのなす角が、90度未満である、請求項1に記載の薬剤揮散器。
- 前記底壁部は、当該底壁部の内壁面の周縁から中央に向かって隆起する隆起部を有している、請求項1または2に記載の薬剤揮散器。
- 前記第1揮散体の少なくとも1つは、棒状に延びる本体部と、当該本体部から枝分かれした少なくとも1つの枝部と、を有している、請求項1から3のいずれかに記載の薬剤揮散器。
- 全ての前記揮散体が、前記第1揮散体で構成されている、請求項1から4のいずれかに記載の薬剤揮散器。
- 前記複数の揮散体は、棒状に延びる本体部と、当該本体部から枝分かれした少なくとも1つの枝部と、を有する第2揮散体を少なくとも1つ含んでいる、請求項1から4のいずれかに記載の薬剤揮散器。
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2018
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Patent Citations (6)
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Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
株式会社日比谷花壇,イギリスで注目されるホームウェアブランド「ケネス・ターナー フローラルクチュール」コレクションからアロマキャンドルとディフューザー11月10(金)発売,[online],2017年11月24日,[令和5年2月14日検索]、インターネット,<URL:https://www.atpress.ne.jp/news/143530> |
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---|---|
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