JP2020000430A - 動作分析装置、動作分析方法及び動作分析プログラム - Google Patents
動作分析装置、動作分析方法及び動作分析プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020000430A JP2020000430A JP2018121952A JP2018121952A JP2020000430A JP 2020000430 A JP2020000430 A JP 2020000430A JP 2018121952 A JP2018121952 A JP 2018121952A JP 2018121952 A JP2018121952 A JP 2018121952A JP 2020000430 A JP2020000430 A JP 2020000430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- play
- player
- movement
- analysis
- video
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Image Analysis (AREA)
Abstract
Description
動作分析装置11は、野球場内に定点固定された高解像度のカメラ2から、野球試合が行われたフィールド映像(図3)を受信するとともに、DB群3から、同一の野球試合に関するメタ情報(図4)を受信する。
次に、動作分析装置11は、ステップS1で受信したメタ情報を用いて、野球競技に特有の解析対象を特定する。つまり、ステップS2では、野球独自の競技ルール等を踏まえ、フィールド映像の解析範囲を絞る処理を行う。野球特有の特徴を活用するので、野球競技に用いることができ、かつ、解析時間の短縮を実現できる。以降、解析対象の特定方法の例を4つ説明する。
野球競技の場合、解析対象の映像は、1試合3時間の映像のうち、約300球のプレイシーンのみでよい。プレイシーンとは、例えば、投手が振りかぶり、アウトカウント等が行われるまでのシーン、つまり、試合中で球が有効な時間帯のシーンである。
動作分析装置11は、各プレイシーンにおいて、メタ情報を用いて当該プレイシーンでのプレイ内容を特定し、当該プレイ内容に応じて、解析対象の解析時間を何秒間とするかを指定し、又は解析フレーム数を何フレーム数とするかを指定する。具体的には、解析対象時間帯の開始時刻は、第1実施例と同様に投球時の時刻情報を用いて決定する一方、終了時刻については、打球結果等のプレイ内容に応じて決定して指定する。
野球競技の場合、先攻と後攻がある。そこで、動作分析装置11は、スコアラ情報や公式記録情報等のメタ情報を参照し、プレイシーンにおいて、守備チームが先攻であるか後攻であるかを特定して指定する。守備チームが先攻であるか後攻であるかを指定することにより、守備チームのユニフォームの色を活用して自動で選手の初期位置の特定を行い易くすることができ、特に守備者の初期位置の判定率を向上できる。このとき、動作分析装置11は、先攻又は後方の情報を守備チームのユニフォームの色に変換する映像解析装置12の手間を省くため、守備チームのユニフォームの色を特定して指定してもよい。
動作分析装置11は、スコアラ情報や公式記録情報等のメタ情報を参照し、プレイシーンにおいて、各塁に走者がいるか否かを予めインプットする。このように、各塁に走者がいるか否かを予めインプットすることにより、解析対象範囲を絞り込むことができ、解析時間の短縮を実現できる。
次に、動作分析装置11は、ステップS2で特定した解析対象の情報を含む解析シーン情報(図5)をフィールド映像(図3)とともに映像解析装置12へ送信する。図5に示すように、動作分析装置11は、例えば「解析開始時刻;3:30、解析時間;10秒、守備者:赤色、走者;一塁」という解析シーン情報を送信する。
次に、映像解析装置12は、フィールド映像から解析シーン情報内の解析対象に対応するフレームを特定し、既存の映像解析方法を用いて、守備者及び走者を含む全選手の位置をそれぞれ算出して、選手の位置データを数コンマ秒単位でプレイシーン毎に生成する。
次に、映像解析装置12は、ステップS4で算出した守備者と走者を含む全選手の位置データ(図6)を動作分析装置11へ送信する。
次に、動作分析装置11は、映像解析装置12で算出された選手の位置データ(図6)を用いて、速度、加速度、移動距離等の移動データ(図7)を数コンマ秒単位でプレイシーン毎に算出する。
次に、動作分析装置11は、映像解析装置12で算出された選手の位置データ(図6)と、ステップS6で算出した移動データ(図7)とを用いて、プレイデータの項目に応じた集計処理を行うことにより、各選手の最大速度、反応時間、ルート効率等のプレイデータ(図8)を算出する。
加速度α=(一つ前のレコードとの速度の差分)/(一つ前のレコードとの時間差分)=(V−V−1)/(S−S−1)
最短移動距離D1=1レコード目と対象レコードとの2点間の距離=√{(X−X0)2+(Y−Y0)2}
累計移動距離D2=(一つ前のレコードの累計移動距離)+(一つ前のレコードと対象レコードとの2点間の距離)=D2−1+√{(X−X−1)2+(Y−Y−1)2}
なお、レコードとは、図9Aに示した表の列データを指す。また、XとYは対象レコードのX座標とY座標、X−1とY−1は一つ前のレコードのX座標とY座標、X0とY0はプレイ内の最初のレコードのX座標とY座標、Sは対象レコードの時刻、S−1は一つ前のレコードの時刻、Vは対象レコードの速度、V−1は一つ前のレコードの速度である。
投球時位置=投球開始時点の位置=選手トラッキングの5秒目以降の最初のレコードのX,Y
反応時間=時系列に見て、初めに速度が計測された時間(移動したとみなす閾値を設けて算出してもよい)
初速度=時系列に見て、初めに速度が計測された際の速度(移動したとみなす閾値を設けて算出してもよい)
最大速度=MAX速度
最大速度到達時間=MAX速度を計測した際の時間(複数同じ速度がある場合は、最短のレコードを対象とする)
最大加速度=MAX加速度
最終移動位置=プレイ終了後の位置=選手トラッキングの最終のレコードのX,Y
最短移動距離=プレイ開始と終了時の移動距離=選手トラッキングの最終のレコードの最短移動距離
累計移動距離=プレイ中の移動距離累計=選手トラッキングの最終のレコードの累計移動距離
移動距離差分=累計移動距離−累計移動距離
ステップS7により、フィールド映像に含まれる全守備者及び全走者のプレイデータがそれぞれ生成される。プレイデータは、AチームのA1という打者に対してBチームのB1という投手が投げる所定のプレイシーンについて、Bチームの各守備者のそれぞれの守備範囲、守備位置、反応速度、打球の追い方等、Aチームの打者及び走者の塁間スピード、加速度、盗塁スタート、コース取り等の情報を提供するための情報源となる。
最後に、動作分析装置11は、選手の位置データと移動データとプレイデータとを組み合わせて用い、プレイシーンの打者、投手、イニング等の試合におけるプレイシーンでのプレイ情報等を併せて用いて、ポジション毎、プレイ毎、選手毎、チーム毎の守備者の動きや、塁毎、プレイ毎、選手毎、チーム毎の走者の動きに関する表、グラフ、ランキング情報を形成し、分析画面として端末装置4に送信してモニタに表示させる。以降、具体例を説明する。
11…動作分析装置
111…映像・データ管理部(映像管理部)
112…映像・データ記憶部
113…集計処理部
114…動きデータ記憶部
115…分析処理部
12…映像解析装置
2…カメラ
3…DB群
31…配球情報DB
32…投球情報DB
33…公式記録情報DB
4…端末装置
Claims (7)
- 野球選手の動きを分析する動作分析装置において、
野球試合の記録データを用いて投球一球ごとのプレイシーンに対応するプレイ時間帯を特定し、解析対象時間帯として、前記野球試合のフィールド映像を解析する映像解析装置へ送信する映像管理部
を備えることを特徴とする動作分析装置。 - 前記映像管理部は、
前記野球試合の記録データを用いて前記プレイシーンでのプレイ内容を特定し、前記プレイ内容に応じた所定の時間又はフレーム数を解析対象時間又は解析対象フレーム数として指定することを特徴とする請求項1に記載の動作分析装置。 - 前記映像管理部は、
前記野球試合の記録データを用いて前記プレイシーンでの守備チームが先攻か否かを特定して指定することを特徴とする請求項1又は2に記載の動作分析装置。 - 前記映像管理部は、
前記野球試合の記録データを用いて前記プレイシーンで塁に走者がいるか否かを特定して指定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の動作分析装置。 - 前記映像解析装置により解析された選手の位置データを用いて、前記プレイシーンで行われた選手の動きを数値化する集計処理部と、
前記数値化した選手の動きに関するデータを用いて、ポジション別若しくはプレイ別の守備者の動き、又は、塁別若しくはプレイ別の走者の動きの情報を表示する分析処理部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の動作分析装置。 - 野球選手の動きを分析する動作分析方法において、
動作分析装置が、
野球試合の記録データを用いて投球一球ごとのプレイシーンに対応するプレイ時間帯を特定し、解析対象時間帯として、前記野球試合のフィールド映像を解析する映像解析装置へ送信するステップ
を行うことを特徴とする動作分析方法。 - 請求項1乃至5のいずれか記載の動作分析装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする動作分析プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121952A JP7164334B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 動作分析装置、動作分析方法及び動作分析プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121952A JP7164334B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 動作分析装置、動作分析方法及び動作分析プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020000430A true JP2020000430A (ja) | 2020-01-09 |
JP7164334B2 JP7164334B2 (ja) | 2022-11-01 |
Family
ID=69097495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018121952A Active JP7164334B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 動作分析装置、動作分析方法及び動作分析プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7164334B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023146012A1 (ko) * | 2022-01-27 | 2023-08-03 | 주식회사 핏투게더 | 팀 스포츠에 대한 전술 정보를 제공하는 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7481594B1 (ja) | 2024-01-22 | 2024-05-10 | 周一 芝 | 野球の自責点計算システム、投球回数計算システム、および防御率計算システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001230994A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-24 | Fujitsu Ltd | データ処理装置 |
JP2016107001A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | 富士通株式会社 | 抽出プログラム、方法、及び装置 |
JP2017169989A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 株式会社Jvcケンウッド | 打球方向判定装置、電子スコアブック作成装置、電子スコアブック作成方法およびそのプログラム |
JP2017170018A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 株式会社Jvcケンウッド | 電子スコアブック作成装置、電子スコアブック作成方法及び電子スコアブック作成プログラム |
-
2018
- 2018-06-27 JP JP2018121952A patent/JP7164334B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001230994A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-24 | Fujitsu Ltd | データ処理装置 |
JP2016107001A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | 富士通株式会社 | 抽出プログラム、方法、及び装置 |
JP2017169989A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 株式会社Jvcケンウッド | 打球方向判定装置、電子スコアブック作成装置、電子スコアブック作成方法およびそのプログラム |
JP2017170018A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 株式会社Jvcケンウッド | 電子スコアブック作成装置、電子スコアブック作成方法及び電子スコアブック作成プログラム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023146012A1 (ko) * | 2022-01-27 | 2023-08-03 | 주식회사 핏투게더 | 팀 스포츠에 대한 전술 정보를 제공하는 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7164334B2 (ja) | 2022-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11117035B2 (en) | Video analytics for human performance | |
TWI565505B (zh) | 不受時間和空間限制模擬棒球比賽裝置 | |
US11040287B2 (en) | Experience-oriented virtual baseball game apparatus and virtual baseball game control method using the same | |
US10269390B2 (en) | Game video processing systems and methods | |
US10821345B2 (en) | Sporting device for analyzing an element in a tunnel, apparatus, system, method, and computer program product | |
KR101494204B1 (ko) | 스크린 야구 게임 시스템 및 그 시스템의 타자 모드, 투수 모드, 포수 모드, 야수 모드 구현 방법 | |
US11839805B2 (en) | Computer vision and artificial intelligence applications in basketball | |
US20160279496A1 (en) | Playing method for screen baseball system | |
US20230009354A1 (en) | Sporting sensor-based apparatus, system, method, and computer program product | |
US20230196770A1 (en) | Performance interactive system | |
KR101660881B1 (ko) | 스포츠 경기 기록 서비스 제공 방법 및 이를 실행하는 서버 | |
US10668354B2 (en) | Play device for a rebound sport | |
KR101976354B1 (ko) | 스마트장치를 이용한 운동경기 기록 및 중계 시스템 | |
JP2020000430A (ja) | 動作分析装置、動作分析方法及び動作分析プログラム | |
US20140330412A1 (en) | Computerized interactive sports system and a method of assessing sports skills of users | |
KR101864039B1 (ko) | 증강현실을 이용한 격투기 스포츠의 공정심사 솔루션 제공용 빅데이터 분석처리 시스템 및 그 구동방법 | |
US20120142421A1 (en) | Device for interactive entertainment | |
Chalkley et al. | Predicting ball flight in cricket from an umpire's perspective | |
JP6790408B2 (ja) | 電子スコアブック作成装置、電子スコアブック作成方法及び電子スコアブック作成プログラム | |
WO2021038839A1 (ja) | パフォーマンス評価装置、データ取得装置、それらの方法及びプログラム | |
JP7032948B2 (ja) | 戦術分析装置 | |
JP7246649B2 (ja) | 戦術分析装置 | |
EP4325443A1 (en) | Data processing apparatus and method | |
US20240062407A1 (en) | Data processing apparatus and method | |
WO2024057965A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、情報解析システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20180703 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210510 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7164334 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |