JP2020000307A - 反射装置、反射方法及びプログラム - Google Patents
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対象者の画像を取得する画像取得手段と、
前記対象者の像を反射する反射部と、
前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記対象者と前記反射部との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する反射部制御手段と、
を備えることを特徴とする。
まず、本発明に係る第1の実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る反射装置10の外観の正面図である。反射装置10は、表示部11を備える。表示部11は、例えば、鏡からなる反射部13と、反射部13の上部に配置される撮像部14と、を有する。ユーザUは、反射装置10に正対すると、自身の姿を反射部13において視認することが出来る。又、ユーザUが反射装置10に正対すると、撮像部14は、ユーザUの姿の撮像画像を生成することが出来る。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る反射装置10のハードウェアの構成を示すブロック図である。
反射装置10は、例えば、駆動部を有する卓上の鏡として構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、撮像部14の出力信号として出力される。
このような撮像部14の出力信号を、以下、「撮像画像」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU21や図示しない画像処理部等に適宜供給される。
出力部18は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部30は、ハードディスク或いはフラッシュメモリ等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部27は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
図3〜図5を参照して、反射装置10の機能的な構成を説明する。
調整処理とは、反射装置10が、ユーザUの撮像画像に基づいて、ユーザUの状態を検出することによって、ユーザUの状態を判定し、判定の結果に応じて、表示部11の位置や角度を調整する、一連の処理をいう。
また、記憶部30の一領域には、撮像データ記憶部301が設定される。撮像データ301には、ユーザUの撮像データが一時的に記憶される。
(A)において、ユーザUは、表示部11において所望の像を観察するために、顎を引いている。このとき、ユーザUの目線は上目遣いとなるため、虹彩中心YAとして示されるように、ユーザの虹彩中心は目の輪郭に対して上部に位置する。
(B)において、ユーザUは、表示部11において所望の像を観察するために、正面を向いている。このとき、ユーザUの目線は表示部11を真っ直ぐに見つめる状態となるため、虹彩中心YBとして示されるように、ユーザの虹彩中心は目の輪郭に対して中央部に位置する。
(C)において、ユーザUは、表示部11において所望の像を観察するために、顎を上げている。このとき、ユーザUの目線は下目遣いとなるため、虹彩中心YCとして示されるように、ユーザの虹彩中心は目の輪郭に対して下部に位置する。
図5は、反射装置10の外観の側面図である。図5において、反射装置10は、表示部11の下方に底部15を備える。表示部11は、底部15に対して、支持部16で支持されることにより、角度αを成すように設けられる。表示部11は、ユーザUが表示部11に正対する方向、例えば、位置A,B,Cに示される位置に移動するように、水平方向にスライド可能である。図示しない駆動部28は、表示部11をスライドすることによって、ユーザUに対する表示部11の位置や角度αを調整する。
図6は、図3の機能的構成を有する図2の反射装置10が実行する、第1の調整処理の流れを説明するフローチャートである。
調整処理は、ユーザによる入力部17への調整処理開始の操作により開始される。
又は、駆動制御部214は、表示部11が図5の位置Cにある場合、表示部11を図5の位置Bに移動させ(図中の左方向へ向かう矢印)、且つ、ユーザUが表示部11を真っ直ぐに視認できるような角度αとなるような移動量を算出する。
次に、図7及び図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る反射装置10について説明する。
なお、ハードウェア構成及び機能的構成は、第1の実施形態と同一であるため、説明は省略する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る反射装置10に映る、ユーザUの像を示す図である。検出枠Fは、撮像部14による撮像画像における、ユーザUの目と鼻との位置、或いは顔の大きさを検出するための指標となる枠である。
第一の場合として、ユーザUの顔の輪郭が、検出枠Fに対してはみ出している場合、状態判定部213は、表示部11がユーザUに対して近過ぎると判定する。換言すれば、表示部11に映るユーザUの顔の像が大き過ぎる状態である。
第二の場合として、ユーザUの顔の輪郭が、検出枠Fに対して小さ過ぎる場合、状態判定部213は、表示部11がユーザUに対して遠過ぎると判定する。
なお、輪郭の大きさは、状態検出部212が検出枠Fに対する目と鼻の位置を検出することによって間接的に検出される。或いは、輪郭の大きさは、輪郭を検出する技術によって検出される。
又は、上記第二の場合のように、ユーザUの顔の像が小さ過ぎる場合、ユーザUの顔の像の輪郭が検出枠Fに対して略一致するように、駆動部は、移動量に基づいて、表示部11がユーザUに対して相対的に近付く方向へ移動させる。
次に、図9から図13を参照して、第3の実施形態に係る反射装置10を説明する。
第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態と同一のハードウェア構成及び機能的構成を備えている。第3の実施形態では、反射装置10の表示部11の外観の構成が、第1及び第2の実施形態の表示部11と異なる。以下では、第3の実施形態に係る表示部11の構成を中心として説明する。
画像取得部211は、対象者の画像を取得する。反射部13は、対象者の像を反射する。状態検出部212は、前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する。駆動制御部214は、状態検出部212により検出された対象者の状態に応じて対象者と反射部13との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する。
駆動制御部214は、状態判定部213の判定結果に応じて反射部13の位置及び角度の双方又は何れかを制御する。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の第1及び第2の実施形態では、反射部13は鏡であったが、鏡の代わりにデジタル鏡に置き換えられても良い。
反射部13がデジタル鏡である場合にも、第1又は第2の実施形態に係る機能的構成を適用することが可能である。これにより、ユーザは、容易に所望の像を得ることが出来る。又は、上述の実施形態における表示部11の移動に代えて、図示しない画像処理部が、デジタル鏡の表示の拡大率を変更することによって、ユーザUの画像がデジタル鏡上の検出枠Fに対して適切な大きさになるように制御してもよい。
第1から第3の実施形態において、状態検出部212は、撮像画像に基づいてユーザUの状態を検出するが、ユーザが自身の状態を反射装置10に通知してもよい。即ち、表示部11がユーザUに近すぎたり遠すぎたりする場合、ユーザUは、反射装置10に対して表示部11を移動するような指示を音声で行ってもよい。
上述の全ての実施形態において、駆動制御部214は、表示部11の位置及び角度を制御するが、これに限られない。即ち、駆動制御部214は位置のみ、或いは、角度αのみを制御しても良い。この場合、駆動制御部214は、ユーザUが表示部11を真っ直ぐに視認できるような、位置及び角度の一方の移動量を算出する。又、上述の実施形態における表示部11の固定(ステップS20)は表示部の位置及び角度の一方のみが、固定されてもよい。
例えば、本発明は、調整処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が反射装置10に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
[付記1]
対象者の画像を取得する画像取得手段と、
前記対象者の像を反射する反射部と、
前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記対象者と前記反射部との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する反射部制御手段と、
を備えることを特徴とする反射装置。
[付記2]
前記検出手段により検出された対象者の状態が所定の状態であるかを判定する判定手段をさらに備え、
前記反射部制御手段は、前記判定手段の判定結果に応じて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする付記1に記載の反射装置。
[付記3]
前記判定手段により対象者の状態が所定の角度と異なると判定された場合に、前記反射部制御手段は、前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記反射部の角度を制御する、
ことを特徴とする付記2に記載の反射装置。
[付記4]
前記判定手段により対象者の状態が所定の大きさと異なると判定した場合に、前記反射部制御手段は前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記反射部の位置を制御する、
ことを特徴とする付記2又は3に記載の反射装置。
[付記5]
前記検出手段は、前記画像取得手段により取得された対象者の画像から前記反射部に対する対象者の視線を検出し、
前記反射部制御手段は、前記視線の検出結果に基づいて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする付記1又は4に記載の反射装置。
[付記6]
前記検出手段は、前記反射部に対する対象者の顔の位置を検出し、
前記反射部制御手段は、前記顔の位置の検出結果に基づいて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする付記1乃至5の何れか一に記載の反射装置。
[付記7]
前記検出手段は、前記反射部に対する対象者の顔の角度を検出し、
前記反射部制御手段は、前記顔の角度の検出結果に基づいて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする付記1乃至6の何れか一に記載の反射装置。
[付記8]
前記反射部制御手段は、前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御した時点から所定時間の間、当該反射部の位置及び角度の双方又は何れかを固定する、
ことを特徴とする付記1乃至7の何れか一に記載の反射装置。
[付記9]
前記画像取得手段は、対象者の画像を撮像する撮像手段を更に備え、
前記検出手段は、前記撮像手段により撮像された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する、
ことを特徴とする付記1乃至8の何れか一に記載の反射装置。
[付記10]
前記撮像手段により撮像された対象者の画像を表示する表示手段を備え、
前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記表示手段の表示を制御する、
ことを特徴とする付記9に記載の反射装置。
[付記11]
前記反射部又は前記表示手段を駆動する駆動手段を更に備え、
前記反射部制御手段は、前記反射部又は前記表示手段の位置及び角度の双方又は何れかを移動させるように、前記駆動手段を制御することを特徴とする付記10に記載の反射装置。
[付記12]
対象者の画像を取得する画像取得手段と、
前記対象者の像を反射する反射部と、
前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する検出手段と、
を備える反射装置が実行する方法であって、
前記検出ステップにおいて検出された対象者の状態に応じて前記対象者と前記反射部との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する反射部制御ステップと、
を備える反射方法。
[付記13]
対象者の画像を取得する画像取得手段と、
前記対象者の像を反射する反射部と、
前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する検出手段と、
を備えるコンピュータに、
前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記対象者と前記反射部との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する反射部制御機能
を実現することを特徴とするプログラム。
Claims (13)
- 対象者の画像を取得する画像取得手段と、
前記対象者の像を反射する反射部と、
前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記対象者と前記反射部との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する反射部制御手段と、
を備えることを特徴とする反射装置。 - 前記検出手段により検出された対象者の状態が所定の状態であるかを判定する判定手段をさらに備え、
前記反射部制御手段は、前記判定手段の判定結果に応じて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の反射装置。 - 前記判定手段により対象者の状態が所定の角度と異なると判定された場合に、前記反射部制御手段は、前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記反射部の角度を制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の反射装置。 - 前記判定手段により対象者の状態が所定の大きさと異なると判定した場合に、前記反射部制御手段は前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記反射部の位置を制御する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の反射装置。 - 前記検出手段は、前記画像取得手段により取得された対象者の画像から前記反射部に対する対象者の視線を検出し、
前記反射部制御手段は、前記視線の検出結果に基づいて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする請求項1又は4に記載の反射装置。 - 前記検出手段は、前記反射部に対する対象者の顔の位置を検出し、
前記反射部制御手段は、前記顔の位置の検出結果に基づいて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の反射装置。 - 前記検出手段は、前記反射部に対する対象者の顔の角度を検出し、
前記反射部制御手段は、前記顔の角度の検出結果に基づいて前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の反射装置。 - 前記反射部制御手段は、前記反射部の位置及び角度の双方又は何れかを制御した時点から所定時間の間、当該反射部の位置及び角度の双方又は何れかを固定する、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の反射装置。 - 前記画像取得手段は、対象者の画像を撮像する撮像手段を更に備え、
前記検出手段は、前記撮像手段により撮像された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の反射装置。 - 前記撮像手段により撮像された対象者の画像を表示する表示手段を備え、
前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記表示手段の表示を制御する、
ことを特徴とする請求項9に記載の反射装置。 - 前記反射部又は前記表示手段を駆動する駆動手段を更に備え、
前記反射部制御手段は、前記反射部又は前記表示手段の位置及び角度の双方又は何れかを移動させるように、前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項10に記載の反射装置。 - 対象者の画像を取得する画像取得手段と、
前記対象者の像を反射する反射部と、
前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する検出手段と、
を備える反射装置が実行する方法であって、
前記検出ステップにおいて検出された対象者の状態に応じて前記対象者と前記反射部との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する反射部制御ステップと、
を備える反射方法。 - 対象者の画像を取得する画像取得手段と、
前記対象者の像を反射する反射部と、
前記画像取得手段により取得された対象者の画像から当該対象者の状態を検出する検出手段と、
を備えるコンピュータに、
前記検出手段により検出された対象者の状態に応じて前記対象者と前記反射部との相対的な位置及び角度の双方又は何れかを制御する反射部制御機能 を実現することを特徴とするプログラム。
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CN102197932A (zh) * | 2010-03-26 | 2011-09-28 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 化妆镜调整系统、方法及具有该调整系统的化妆镜 |
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2022
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