以下においては、添付の図面を参照して様々な実施例をより詳細に説明する。本明細書に記載の実施例は、多様に変形され得る。特定の実施例が図面で描写され、詳細な説明で詳しく説明され得る。しかし、添付の図面に開示された特定の実施例は、様々な実施例を容易に理解できるようにするためのものであるだけである。従って、添付の図面に開示された特定の実施例により技術的思想が制限されるものではなく、発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての均等物または代替物を含むものと理解されるべきである。
第1、第2等のように序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するのに使用され得るが、このような構成要素は、上述の用語により限定されることはない。上述の用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。
本出願において、「含む」または「有する」等の用語は、明細書上に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された時は、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。これに対して、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時は、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
一方、本明細書において使用される構成要素に対する「モジュール」または「部」は、少なくとも一つの機能または動作を遂行する。そして、「モジュール」または「部」は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより機能または動作を遂行することができる。また、特定ハードウェアで遂行されなければならないか、または少なくとも一つのプロセッサで遂行される「モジュール」または「部」を除く複数の「モジュール」または複数の「部」は、少なくとも一つのモジュールに統合されてもよい。単数の表現は、文脈上、明らかに異に意味しない限り、複数の表現を含む。
その他にも、本発明を説明するにあたって、関連の公知機能あるいは構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合、それについての詳細な説明は、縮約または省略する。
図1及び図2を参照すると、本発明の実施例に係るヘッドマウントディスプレイ装置1(以下、「ヘッドマウントディスプレイ装置1」という)は、ユーザの頭に取り付けられ、ユーザが実際と類似した空間的、時間的体験が可能であるようにユーザに仮想現実(VR:Virtual Reality)映像を提供すると同時に、ユーザの生体データを測定して仮想体験を進行中であるユーザの身体的、認知的、感情的変化を感知できる複合仮想体験装置であって、ディスプレイ部10を含む。
ディスプレイ部10は、ユーザの頭に着用可能な構造で形成され、ユーザの着用時、ユーザが仮想現実映像を確認することができるように一面がユーザの顔に対向配置される。ここで、ディスプレイ部10の一側には、ユーザに仮想現実映像を提供する映像出力手段(図示しない)が設けられる。例えば、映像出力手段は、スマートフォン、タブレットPC等のような携帯用端末装置、またはPCに連結され、PCから提供される映像を出力できる携帯用モニタ等に適用され得る。
図3から図12を参照して、ディスプレイ部10についてさらに詳細に説明する。
ディスプレイ部10は、着用部11を含むことができる。
図3を参照すると、着用部11は、ユーザの頭に着用可能な構造で形成され得る。さらに詳細には、着用部11は、ユーザの着用時、ユーザの頭周りを囲むことができるように環状のバンド構造で形成され得る。
図4及び図5を参照すると、着用部11は、着用本体111と、内径調節手段112を含むことができる。
着用本体111は、一部分が切開された円形または楕円形の環状に形成され、内側にユーザの頭を収容できる頭収容空間1111aが形成され、ユーザの着用時、ユーザの頭周りに配置されるバンド部1111を含むことができる。そして、着用本体111は、バンド部1111の一側端部から一方向に延びて後述するディスプレイ本体12に回転可能に結合されるバンド支持部1112を含むことができる。ここで、バンド支持部1112の一側には、バンド支持部1112の内面から外側に突出してディスプレイ本体12に収容され、後述するディスプレイ本体12の回転支持部122に回転可能な構造で結合される複数個の回転支持片11121が形成され得る。例えば、着用部11は、所定の弾性力を有するプラスチック素材で形成され、着用部11の内面には、着用部11の剛性を補完するために、着用部11の内面に沿って連続配置される補強手段が形成され得る。
内径調節手段112は、バンド部1111の切開された部位に設けられ、切開された部位によって分離されたバンド部1111の両端部を互いに連結し、ユーザの操作によって分離されたバンド部1111の両端部を一側または他側に移動させて着用本体111の内径を調節できる。
図4及び図6を参照して、内径調節手段112についてさらに詳細に説明する。
内径調節手段112は、調節部1121を含むことができる。
調節部1121は、バンド部1111の分離された両端部の間に配置され、バンド部1111に結合されてバンド部1111の分離された両端部を互いに連結する支持板11211を含むことができる。例えば、支持板11211は、バンド部1111の形状と連係され得るようにバンド部1111の内面に対応する弧状に形成され、一側にフック等のような締結手段を備え、バンド部1111に結合され得る。そして、調節部1121は、支持板11211の中央部に回転可能に設けられる回転調節部材11212を含むことができる。回転調節部材11212は、支持板11211の中央部に回転可能に設けられ得る。そして、回転調節部材11212は、バンド部1111の外側に配置される把持手段、及びバンド部1111の内側に配置されるピニオンギア11212aを含むことができる。
また、内径調節手段112は、案内板1122を含むことができる。
案内板1122は、バンド部1111の内面に設けられて調節部1121の支持板11211に対向配置され、バンド部1111の内面を支持できるようにバンド部1111の内面に対応する弧状に形成され得る。そして、バンド部1111の内面に接する案内板1122の一面には、後述する移動部材1123が設けられ得るように、案内板1122の長手方向に沿ってガイドレール11221が形成され得る。例えば、ガイドレール11221は、図6を基準に垂直方向に沿って案内板1122に複数個で形成され得る。そして、案内板1122は、一側にフック等のような締結手段を備えてバンド部1111に結合され得る。
また、内径調節手段112は、移動部材1123を含むことができる。
移動部材1123は、ガイドレール11221に収容され、案内板1122の内面に沿って移動可能であるように、案内板1122の内面に対応する弧状に形成され得る。そして、移動部材1123の一側には、回転調節部材11212のピニオンギア11212aに歯合されるラックギア11231が形成され、移動部材1123の他側には、バンド部1111に結合される結合手段が形成され得る。従って、移動部材1123は、回転調節部材11212の回転時、案内板1122の内面に沿って一側または他側に移動し、分離されたバンド部1111の両端部を回転調節部材11212に隣接するように移動させるか、または回転調節部材11212から離れるように移動させて、バンド部1111の内径を調節できる。
また、着用部11は、緩衝部113をさらに含むことができる。
図4を参照すると、緩衝部113は、バンド部1111の内面に設けられ、ユーザの着用時、ユーザの頭に支持され得る。さらに詳細には、緩衝部113は、バンド部1111の内面に脱着可能な設置板、設置板の一面に装着される緩衝材、そして、緩衝物の外面に設けられ、ユーザの着用時、ユーザの皮膚に接触する外皮を含むことができる。例えば、設置板は、バンド部1111の内面に対応する形状に形成され、設置板の一面には、バンド部1111に締結される締結手段が備えられ得る。そして、緩衝材は、所定の厚さを有するスポンジ、ラテックス等の素材で形成され、外皮は、織物、革、ナイロン等の素材で形成され得る。また、緩衝部113は、バンド部1111の内面に複数個で設けられ得る。例えば、複数個の緩衝部113は、ユーザの着用時、ユーザの頭の前方及びユーザの頭の後方に配置され得るように、バンド部1111の内面に互いに対向する位置に設けられ得る。
また、ディスプレイ部10は、ディスプレイ本体12を含むことができる。
図4を参照すると、ディスプレイ本体12は、着用部11に回転可能に結合され、ユーザの操作によってユーザの顔に選択的に対向配置され得る。そして、ディスプレイ本体12の一側には、ユーザの顔の一部を収容できる顔面収容空間12bが形成され、ディスプレイ本体12の他側には、映像出力手段を収容できるディスプレイ収容空間12aが形成され得る。
ディスプレイ本体12についてさらに詳細に説明する。
ディスプレイ本体12は、ハウジング部121を含むことができる。
図7及び図8を参照すると、ハウジング部121は、一方向に貫通され、一側及び他側に開口部が形成された管形の構造で形成され、内部に後述する回転支持部122、据え置きフレーム123、顔面収容フレーム124、焦点調節手段126及び第1生体データ獲得部20を収容できる。そして、ハウジング部121の一側の側面には、ディスプレイ本体12と連結されるケーブル(図示しない)を囲んで支持できるように外側に突出して内側にケーブルを収容可能なケーブル保護部1211が形成され得る。また、ケーブル保護部1211に対向するハウジング部121の他側の側面には、焦点調節手段126の一部が設置可能な貫通孔(図示しない)が形成され得る。そして、ハウジング部121の内面には、据え置きフレーム123の移動を案内し、据え置きフレーム123の移動を制限してディスプレイ収容空間12aとレンズ125との間に最小離隔距離を維持させる移動制限支持物1212が形成され得る。
また、ディスプレイ本体12は、回転支持部122を含むことができる。
図9を参照すると、回転支持部122は、ハウジング部121に結合されてハウジング部121の内側上部に収容された状態で配置され、着用部11の回転支持片11121に回転可能に結合され得る。また、回転支持部122は、ディスプレイ本体12の回転角度を制限できる。
図10及び図11を参照して、回転支持部122についてさらに詳細に説明する。
回転支持部122は、回転支持本体1221、回転軸1222、回転制限部材1223及び弾性部材1224を含むことができる。
回転支持本体1221は、ディスプレイ本体12のハウジング部121に設けられ、内側に所定の収容空間を備え、着用部11の一部、即ち、回転支持片11121を収容できる。例えば、回転支持本体1221の中央部には、回転軸1222が設けられる支持構造が形成され、中央部の両側部には、回転支持片11121を収容できる収容空間が形成され得る。
回転軸1222は、断面の形状が円形であるピン(pin)の形態に形成され、図4に示されたように、回転支持本体1221と回転支持本体1221に収容された着用部11の一部(回転支持片11121)を貫通して回転支持本体1221と着用部11を回転可能に連結できる。
また図10及び図11を参照すると、回転制限部材1223は、回転支持本体1221の下面に結合され、着用部11の一部(回転支持片11121の端部)に対向する一面にディスプレイ本体12の回転時に着用部11の一部が係止して支持され得るように複数個の係止ジョー12231が形成され得る。これによって、ユーザは、ディスプレイ本体12または着用部11を上側または下側に回転させ、回転支持片11121の端部を複数個の係止ジョー12231のいずれか一つに係止するようにすることで、ディスプレイ本体12または着用部11の回転角度を調節できる。例えば、ユーザが本ヘッドマウントディスプレイ装置1を着用する場合、まず、ユーザは、回転支持片11121が係止ジョー12231に係止して支持されるように着用部11を上側に回転させ、着用部11をディスプレイ本体12に対して所定の角度だけ傾斜した状態で固定する。その後、ユーザは、着用部11が傾斜するように固定された状態でディスプレイ本体12の一面をユーザの顔に密着させた後、着用部11を下側に回転させ、着用部11を頭に着用する。逆に、ユーザが着用部11を先に着用する場合、ユーザは、係止ジョー12231が回転支持片11121に係止して支持されるようにディスプレイ本体12を上側に回転させ、ディスプレイ本体12を着用部11に対して所定の角度だけ傾斜した状態で固定する。その後、ユーザは、ディスプレイ本体12が傾斜するように固定された状態で着用部11を頭に着用した後、ディスプレイ本体12を下側に回転させ、ディスプレイ本体12の一面をユーザの顔に密着させる。即ち、回転制限部材1223は、ユーザの着用方式によってディスプレイ本体12または着用部11を所定の角度だけ傾斜した状態で固定し、それを通して、ユーザの着用時、ディスプレイ本体12あるいは着用部11がユーザの顔またはユーザの頭の部位に下がることを防止し、より楽で安定した着用が可能となるようにする。
弾性部材1224は、回転支持本体1221と着用部11の一部を互いに連結し、回転支持本体1221を弾性的に支持することができる。例えば、弾性部材1224は、両端部に環部が形成される引張コイルばねの形態に形成され得、回転支持本体1221の内側に少なくとも一つ以上設けられ得る。
また、ディスプレイ本体12は、据え置きフレーム123を含むことができる。
図9を参照すると、据え置きフレーム123は、ハウジング部121に収容されてハウジング部121の一側開口部に配置され、後述する焦点調節手段126と連結され、焦点調節手段126の駆動によってハウジング部121の貫通方向に沿って一側または他側に線形移動され得る。そして、据え置きフレーム123の一側には、映像出力手段を設置可能なディスプレイ収容空間12aが形成され得る。
据え置きフレーム123についてさらに詳細に説明する。
据え置きフレーム123は、鍔部1231、ディスプレイ支持部1232、緩衝パッド1233及び直線移動部材1234を含むことができる。
鍔部1231は、後述するレンズ125の前方周りに設けられ、光または異物等がレンズ125に流入することを遮断できる。さらに詳細には、鍔部1231は、ハウジング部121に収容されて顔面収容フレーム124の前方に配置され、レンズ125の前方周りを囲むフード12311、及びフード12311の端部から外側に延びてハウジング部121の内面に支持される拡張部12312を含むことができる。
ディスプレイ支持部1232は、鍔部1231の前面に設けられ、鍔部1231の前面と鍔部1231の前面に対向する一面との間にディスプレイ収容空間12aを形成し、ディスプレイ収容空間12aに設けられた映像出力手段(図示しない)を支持することができる。さらに詳細には、ディスプレイ支持部1232は、鍔部1231の前面に設けられ、映像出力手段に加えられる垂直荷重を支持する第1支持部12321、及び第1支持部12321の端部から上向きに延びて第1支持部12321に支持された映像出力手段をレンズ125方向に支持する第2支持部12322を含むことができる。例えば、第2支持部12322は、第1支持部12321の端部からレンズ125側に向かって予め設定された角度で傾斜するように延び得る。また、図面には示さないが、ディスプレイ支持部1232の内側には、弾性力を利用して第2支持部12322を所定の角度だけ外側に折り曲げることができる弾性板(図示しない)がさらに備えられ得る。それを通して、ディスプレイ収容空間12aの幅を調節し、様々な厚さの映像出力手段を据え置くことができる。
緩衝パッド1233は、鍔部1231の前面、ディスプレイ収容空間12aに露出された第1支持部12321の一面、及び鍔部1231の前面に対向する第2支持部12322の一面に設けられ、映像出力手段(図示しない)に接触し得る。例えば、緩衝パッド1233は、映像出力手段に伝達される衝撃を吸収し、映像出力手段の離脱を防止できるように支持台上に対して所定の摩擦力を有するゴムまたはシリコーン材質で形成され得る。
図8を参照すると、直線移動部材1234は、鍔部1231の後面に設けられ、一方向に所定の長さだけ延び得る。そして、直線移動部材1234の一面には、長手方向に沿ってラックギア12341が形成され、焦点調節手段126に備えられたピニオンギア1261に歯合され得る。従って、焦点調節手段126のピニオンギア1261が回転する場合、直線移動部材1234は、焦点調節手段126の回動を直線運動に変換し、鍔部1231を直線移動させることができる。
また、ディスプレイ本体12は、顔面収容フレーム124を含むことができる。
図4及び図12を参照すると、顔面収容フレーム124は、ハウジング部121に収容され、ハウジング部121の他側開口部に配置され得る。そして、顔面収容フレーム124の内側には、ユーザの顔の一部を収容できる顔面収容空間12bが形成され得る。
顔面収容フレーム124についてさらに詳細に説明する。
顔面収容フレーム124は、顔面収容本体1241、鍔パッド1242及びソケット部1243を含むことができる。
顔面収容本体1241は、ハウジング部121の内側に設けられ、一面に第2生体データ獲得部30と結合可能な結合手段(図示しない)を備えることができる。例えば、結合手段は、ベルクロ(登録商標)形態に形成され得る。しかし、結合手段は、これに限定されるものではなく、同じ機能を果たすことのできる範囲内で様々な形態に変更されて適用され得る。また、顔面収容本体1241の内側には、ユーザの目と鼻を収容できる顔面収容空間12bが形成され得る。即ち、第2生体データ獲得部30が設けられる顔面収容本体1241の一側は、前方に向かって予め設定された深さに陥没された構造で形成されることで、内側にユーザの目と鼻を収容できる顔面収容空間12bが形成され得る。ここで、ユーザが本ヘッドマウントディスプレイ装置1を着用した場合、顔面収容空間12bは、暗室のように光が遮断されて暗い状態を維持できる。
鍔パッド1242は、顔面収容本体1241に設けられ、ユーザの鼻が収容される顔面収容空間12bに配置され得る。従って、本ヘッドマウントディスプレイ装置1をユーザが着用した場合、鍔パッド1242は、顔面収容空間12bに位置するユーザの鼻に密着し、ディスプレイ本体12の下側から顔面収容空間12bに流入する光を遮断することができる。例えば、鍔パッド1242は、内側に複数個の切開溝が形成され、所定の厚さを有する板形態に形成され得る。また、鍔パッド1242は、ユーザの鼻に加圧された場合、弾性または伸縮性を通してユーザの鼻に完全に密着できるように、ゴム、シリコーン、伸縮可能な柔軟性素材等で形成され得る。そして、鍔パッド1242の一面には、顔面収容本体1241に結合可能な手段が備えられ得る。
ソケット部1243は、顔面収容本体1241に設けられ、第2生体データ獲得部30に備えられたコネクタ33と電気的に連結され得る。例えば、ソケット部1243には、コネクタ33に備えられたピン部332に連結可能な接続ピン、及びコネクタ33に備えられたマグネット333に脱着可能な磁性体が備えられ得る。
また、ディスプレイ本体12は、レンズ125を含むことができる。
図9及び図12を参照すると、レンズ125は、顔面収容フレーム124の内側に複数個で設けられ、顔面収容フレーム124の幅方向に沿って対向配置され得る。例えば、レンズ125の周りには、レンズ125を支持し、顔面収容本体1241に設けられる環状の固定具が設けられ得る。そして、レンズ125は、両面が凸な球面構造で形成され得る。
また、ディスプレイ本体12は、焦点調節手段126を含むことができる。
図7及び図8を参照すると、焦点調節手段126は、ハウジング部121に収容され、据え置きフレーム123に結合され得る。そして、焦点調節手段126は、ユーザの操作によって据え置きフレーム123を移動させ、ディスプレイ収容空間12aをレンズ125から予め設定された距離だけ離隔させることができる。
さらに詳細には、焦点調節手段126は、直線移動部材1234のラックギア12341に歯合されるピニオンギア1261と、ピニオンギア1261に回転力を伝達する動力伝達ギア1262を含むことができる。また、焦点調節手段126は、ハウジング部121に回転可能に設けられ、一側は動力伝達ギア1262に結合され、他側はハウジング部121の外側に露出されてユーザの把持が可能な操作部1263を含むことができる。従って、ユーザは、操作部1263を時計または反時計回りに回転させることで動力伝達ギア1262に回転力を伝達できる。例えば、動力伝達ギア1262は、複数個で備えられ得る。そして、据え置きフレームには、複数個の動力伝達ギア1262を内部に収容するギア保護具が設けられ得る。
また、本ヘッドマウントディスプレイ装置1は、第1生体データ獲得部20を含む。
図2及び図9を参照すると、第1生体データ獲得部20は、ディスプレイ部10の内部下側に設けられ、ユーザの着用時、ディスプレイ部10に収容されたユーザの顔を撮影し、ユーザの顔の少なくとも一部である第1生体データを獲得する。さらに詳細には、第1生体データ獲得部20は、ディスプレイ部10に収容されたユーザの顔を撮影し、撮影された映像から視線の動き、瞳孔の周辺の虹彩領域を通した識別情報、目の周辺の筋肉の動きを通した表情の変化、目の周囲の血管で血流量の変化による心拍情報等を獲得できる。
図7及び図9を参照すると、第1生体データ獲得部20は、IR(Infrared Ray)フィルタ21及び角度調節部22を含むことができる。
IRフィルタ21は、顔面収容フレーム124に設けられ、レンズ125の中心軸方向に対して予め設定された角度で傾斜するように配置され得る。例えば、IRフィルタ21は、所定の厚さを有する板形構造で形成され、赤外線が透過され得る透明材質で形成され得る。
角度調節部22は、据え置きフレーム123と顔面収容フレーム124との間に予め設定された角度で回転可能に設けられ得る。
角度調節部22についてさらに詳細に説明する。
図13及び図14を参照すると、角度調節部22は、収容フレーム221、操作部222及び回転部223を含むことができる。
収容フレーム221は、ハウジング部121に設けられ、内側に操作部222及び回転部223を収容できるように所定の収容空間を形成することができる。そして、収容フレーム221の両側部には、後述する操作部222の主動軸2221及び回転部223の従動軸2232が回転可能に設けられる貫通孔が形成され得る。
操作部222は、収容フレーム221に設けられて回転部223と結合され、ユーザの操作を通して回転部223に回転力を伝達できる。さらに詳細には、操作部222は、収容フレーム221に回転可能に結合される主動軸2221と、主動軸2221に結合され、主動軸2221と共に回転可能な主動ギア2222とを含むことができる。そして、操作部222は、主動軸2221に結合され、主動軸2221及び主動ギア2222と共に回転可能であり、一部がハウジング部121の外側に突出してユーザの操作が可能な操作手段2223を含むことができる。
回転部223は、収容フレーム221に設けられて操作部222と結合され、操作部222から回転力の伝達を受けて時計または反時計回りに回転できる。さらに詳細には、回転部223は、内側に後述する撮影部23及びIR光源部24が設けられ、収容フレーム221の内部に収容される回転体2231を含むことができる。そして、回転部223は、回転体2231に結合され、収容フレーム221に回転可能に結合される従動軸2232、及び従動軸2232の一側に結合されて主動ギア2222に歯合され、主動ギア2222の回転によって回転体2231及び従動軸2232と共に回転する従動ギア2233を含むことができる。
また、第1生体データ獲得部20は、撮影部23及びIR光源部24を含むことができる。
また図7及び図9を参照すると、撮影部23は、角度調節部22に設けられ、ユーザの操作によって角度調節が可能となり得る。これによって、撮影部23は、顔面収容空間12bに収容されたユーザの顔の特定部分あるいは全体を撮影し、ユーザの顔の少なくとも一部である第1生体データを獲得できる。例えば、撮影部23は、内側に少なくとも一つのレンズを含むカメラ本体と、カメラ本体と連結されるイメージセンサとを含むことができる。そして、ディスプレイ本体12の下側に位置した撮影部23は、顔面収容空間12bに収容されたユーザの顔を撮影できるように、レンズ125の中心軸に対して所定の角度だけ傾斜した状態で配置され得る。また、撮影部23は、赤外線カメラに適用され得る。
IR光源部24は、撮影部23の周りに配置され、撮影部23の駆動時、IRフィルタ21を通過できる赤外線光を発散できる。また、IR光源部24は、角度調節部22に設けられ、ユーザの操作によって角度調節が可能となり得る。これによって、ユーザは、IR光源部24の角度を調節し、顔面収容空間12bに収容されたユーザの顔の特定部分あるいは全体に光を照射することができる。例えば、IR光源部24は、赤外線LEDまたは赤外線ランプ等に適用され得る。
また、本ヘッドマウントディスプレイ装置1は、第2生体データ獲得部30を含む。
図2を参照すると、第2生体データ獲得部30は、ディスプレイ部10に脱着可能であり、ユーザの着用時、ユーザの皮膚に接触してユーザの生体信号である第2生体データを獲得する。
図15から図23を参照して、第2生体データ獲得部30についてさらに詳細に説明する。
図2及び図15を参照すると、第2生体データ獲得部30は、マスク本体31を含むことができる。
マスク本体31は、幅方向(Y軸方向)及び高さ方向(Z軸方向)に沿って湾曲した構造で形成され得る。そして、マスク本体31は、内側にディスプレイ部10に備えられたレンズ125とユーザの目を連通させる透視孔311aが形成され得る。
また、マスク本体31は、ディスプレイ部10に脱着可能な構造で形成され得る。
図15を参照すると、ディスプレイ部10に対向するマスク本体31の一面には、マスク本体31をディスプレイ部10に固定する結合手段314が備えられ得る。さらに詳細には、結合手段314は、後述する感知手段32が設けられたマスク本体31の一面に対向するマスク本体31の他面に設けられ、マスク本体31の縁の部位に沿って複数の領域に設けられ得る。例えば、結合手段40は、ベルクロ(登録商標)形態に形成され得る。しかし、結合手段40は、これに限定されるものではなく、同じ機能を果たすことができる範囲内で様々な形態に変更されて適用され得る。
また、マスク本体31は、フレーム部311を含むことができる。
図16を参照すると、フレーム部311は、ユーザの着用時、ユーザの額の部位とユーザの目の周辺部位に対向配置され、ユーザの額の部位とユーザの目の周辺部位を囲む構造で形成され得る。そして、フレーム部311の内側には、ユーザの目及びユーザの鼻が位置し得る透視孔311aが形成され得る。
フレーム部311についてさらに詳細に説明する。
フレーム部311は、第1支持部3111と、第2支持部3112とを含むことができる。
第1支持部3111は、ユーザの着用時、ユーザの額の部分に対向配置され得る。そして、第1支持部3111の内側中央には、後述するコネクタ33が設けられ得るように、一方向(図1のX軸方向)に沿って所定の深さに陥没された取り付け溝3111aが形成され得る。ここで、取り付け溝3111aには、取り付け溝3111aに設けられたコネクタ33の一部がフレーム部311の外側に露出され得るように貫通孔3111bが形成され得る。例えば、取り付け溝3111aには、コネクタ33を第1支持部3111に固定する締結手段(図示しない)が締結可能な締結孔がさらに形成され得る。
第2支持部3112は、マスク本体31の幅方向(図2のY軸方向)に沿って第1支持部3111の一側及び他側端部からマスク本体31の下側に湾曲するように延び得る。ここで、マスク本体31の下側に湾曲するように延びるということは、マスク本体31の端部からマスク本体31の高さ方向(図2のZ軸方向)に沿って下向きに曲率を描いて延びることを意味し得る。また、第2支持部3112は、ユーザの着用時、ユーザの顔の側頭部及び頬骨の部分に対向配置され得るように、図面を基準に第1支持部3111の端部から垂直方向に延びる第1延長区間と、第1延長区間の端部から水平方向に延びる第2延長区間とを含むことができる。これによって、第1支持部3111及び第2支持部3112の内側には、ユーザの目と、ユーザの鼻が収容され得る透視孔311aが形成され得る。一方、図面には示さないが、第2支持部3112は、マスク本体31の高さ方向(図2のZ軸方向)に沿って長さ調節が可能な構造で形成され得る。このとき、第1支持部3111と第2支持部3112の内側には、第2支持部3112の移動を案内し、所定の位置に移動された第2支持部3112を固定する長さ調節部材(図示しない)が備えられ得る。従って、ユーザは、自身の目と鼻の位置に合うように第2支持部3112の長さを調節し、ディスプレイ部10を安定的に支持することができる。
例えば、フレーム部311は、反りに対する所定の強度を有するプラスチック素材またはカーボン素材で形成され得る。また、フレーム部311には、フレーム部311をより軽量化できるように、フレーム部311を貫通する複数個の貫通孔が形成され得る。しかし、フレーム部311は、これに限定されるものではなく、様々な素材に適用され得る。
また、マスク本体31は、緩衝部312を含むことができる。
図17及び図18を参照すると、緩衝部312は、ユーザの顔に対向するフレーム部311の一面に設けられ、ユーザの着用時、ユーザの顔に支持されてディスプレイ部10の荷重をユーザの顔に均等に分布させることができる。例えば、緩衝部312は、所定の厚さを有するPE素材のフォーム(FOAM)形態に形成され得る。しかし、緩衝部312は、これに限定されるものではなく、同じ機能を果たすことができるようにスポンジ、ゲル(GEL)、ラテックス、エアフォーム等の素材に変更されて適用され得る。また、緩衝部312は、図19に示されたように、フレーム部311の一面に設けられ、フレーム部311の縁領域に沿って配置され得る。
また、マスク本体31は、弾性部材313をさらに含むことができる。
図17及び図18を参照すると、弾性部材313は、伸縮性を有する弾性織物(elastic fabric)素材で形成され、フレーム部311及び緩衝部312を囲み、後述する感知手段32を弾性的に支持することができる。ここで、フレーム部311の縁領域に配置された緩衝部312とフレーム部311との間には、緩衝空間313aが形成され得る。従って、ユーザの着用時、弾性部材313は、ユーザの額に加圧されて緩衝空間313a側にいざると同時に外側に伸びてユーザの額に対応する形状に弾性変形され、これによって、弾性部材313の内側に設けられた感知手段32を弾性的に支持してユーザの額に完全に密着させることができる。例えば、弾性部材313は、緩衝部312に比べてさらに高い弾性係数を有する素材で形成され得る。そして、弾性部材313の表面は、皮膚との接触時、摩擦力を最小化できるようにナイロンまたはスエード材質等で形成され得る。
また、第2生体データ獲得部30は、感知手段32を含むことができる。
図17及び図18を参照すると、感知手段32は、ユーザの着用時、ユーザの顔に対向するマスク本体31の一側に設けられ、マスク本体31の弾性部材313に弾性支持されてユーザの皮膚に接触できる。これによって、感知手段32は、ユーザの生体信号である第2生体データを感知できる。また、感知手段32は、金属素材からなるディスク形態の電極または軟性基板に印刷された薄膜形態の電極で形成され、ディスプレイ部10に連結されて電源が印加される場合、ユーザの生体信号を感知できる。例えば、感知手段32は、マスク本体31の一側に圧入または接着方式を通して設けられ得る。そして、感知手段32には、電磁波遮蔽のためのEMIシールド(Electro Magnetic Interference Shield)処理がさらに遂行され得る。
即ち、本ヘッドマウントディスプレイ装置1は、マスク本体31の一側に、ユーザの顔に支持されてディスプレイ部10の荷重をユーザの顔に分散させる緩衝部312、及び弾性織物素材で形成され、ユーザの額の部位に加圧される場合、外側に伸びてユーザの額に密着する弾性部材313を備えることで、感知手段32が皮膚に当たる面を安定的に確保することができる。また、ディスプレイ部10をユーザの顔に安定的に支持し、ユーザの動きによりディスプレイ部10がユーザの顔から離脱されることを予防できる。また、感知手段32をユーザの額に完全に密着させ、ユーザの皮膚と感知手段32との間に遊びが形成されることを防止し、それを通して感知手段32の離脱を予防できる。また、感知手段32を弾性的に支持し、それを通してユーザの額に加えられる圧力を最小化し、ユーザの皮膚に跡がつくか、痛みの発生を最小化できる。
一方、感知手段32は、自体弾性力を利用してユーザの額に密着可能な構造で形成され得る。
図20を参照すると、感知手段32は、マスク本体31に設けられ、外部から外力が加えられる場合、一方向に線形移動して圧縮され、外力が解除される場合、弾性力により他方向に線形移動して本来の状態に復元される弾性支持構造で形成され得る。
弾性支持構造で形成された感知手段32についてさらに詳細に説明する。
感知手段32は、支持リング321、案内ハウジング322、電極部323及び弾性支持部材324を含むことができる。支持リング321は、周りに沿って内側中心に向かって圧入溝が形成された円形の環状に形成され、マスク本体31に設けられ得る。例えば、支持リング321は、マスク本体31に圧入された形態に設けられ得る。案内ハウジング322は、支持リング321の内部に締結され、内部に中心軸方向に沿って案内孔322aが形成され得る。そして、案内ハウジング322の内部には、電極部323の移動を制限する段差部が形成され得る。例えば、案内ハウジング322の外周面と、支持リング321の内周面には、互いに締結可能なネジ山が形成され得る。電極部323は、案内ハウジング322の内部に設けられ、案内孔322aに沿って線形移動可能な状態で配置され得る。そして、電極部323の一側及び他側は、それぞれ案内ハウジング322の外側に突出し得る。ここで、電極部323の一側には、案内ハウジング322の内部に形成された段差部に係止して支持される突出片が形成され得る。弾性支持部材324は、案内ハウジング322の内部に設けられ、コイルばねの形態に形成されて電極部323を弾性支持することができる。
一方、弾性支持構造で形成された感知手段32は、マスク本体31の弾性部材313に設けられるか、またはフレーム部311の一面に設けられた緩衝部312に設けられ得る。参考までに、感知手段32が緩衝部312に設けられる場合、緩衝部312は、ユーザの皮膚に直接的に接触できるようにフレーム部311の一面に対応する形状に形成され得る。このとき、マスク本体31は、弾性部材313が設けられない構造で形成され得る。
また、感知手段32は、ユーザの着用時、前頭葉の部位に対向配置され、ユーザの脳波信号を感知できる。
図18及び図21を参照すると、感知手段32は、ユーザの着用時、ユーザの額の部分に対向する位置に配置され得る。即ち、感知手段32は、ユーザの着用時、ユーザの額の部分に位置する第1支持部3111の一面に対向する位置に配置され得る。ここで、感知手段32は、複数個で備えられ得る。さらに詳細には、複数個の感知手段32は、接地部(ground)、基準部(reference)及び測定部(channel1、channel2)で構成され得る。例えば、接地部(ground)と基準部(reference)は、第1支持部3111の中央部に対応する位置に配置され、マスク本体31の高さ方向(Z軸方向)に沿って所定の距離だけ離隔配置され得る。そして、測定部(channel1、channel2)は、接地部(ground)及び基準部(reference)が位置した第1支持部3111の中央部を基準にマスク本体31の幅方向(Y軸方向)に沿って第1支持部3111の一側及び他側に互いに対向配置され得る。例えば、対向配置された各測定部(channel1、channel2)は、複数個で備えられ得る。
また、感知手段32は、ユーザの着用時、側頭部及び頬骨の部分に対向配置され、ユーザの生体信号を感知できる。
図16及び図21を参照すると、感知手段32は、ユーザの着用時、ユーザの側頭部及び頬骨の部分に対向するように、第2支持部3112の一面に対向する位置に配置され得る。ここで、ユーザの側頭部及び頬骨の部分に接触する感知手段32は、ユーザの心拍信号(PPG:Photoplethysmogram)、心電図信号(ECG:Electrocardiogram)、筋電図信号(EMG:Electromyography)、皮膚温度信号(Skin temperature)の少なくとも一つを感知できる。
一方、図面には示さないが、感知手段32は、ユーザの顔以外の身体部位に接触した他の感知手段と電気的に連結され得る。これによって、上述した生体信号以外の生体信号をさらに感知できる。例えば、他の感知手段と連結された感知手段32は、体脂肪(BIA:Bioelectrical Impedance Analysis)、ストレス反応(GSR:Galvanic Skin Response)等をさらに感知できる。
また、感知手段32は、マスク本体31内で位置調節が可能な構造で設けられ得る。
図22を参照すると、マスク本体31には、ユーザの操作によって感知手段32の移動を案内する移動調節部材325が設けられ得る。移動調節部材325は、環状に形成され、移動調節部材325の内側には、感知手段32の移動を案内する案内孔325aが形成され得る。参考までに、図22では、案内孔325aが水平方向に沿って湾曲した円弧状に示されているが、案内孔325aの形状は、これに限定されるものではなく、水平または垂直方向に沿って感知手段32の移動を案内できる様々な形状に変更されて適用され得る。
また、第2生体データ獲得部30は、コネクタ33を含むことができる。
図17及び図23を参照すると、コネクタ33は、マスク本体31に設けられて感知手段32と電気的に連結され、ディスプレイ部10に備えられたソケット部1243に連結され、感知手段32から感知された少なくとも一つの第2生体データを制御手段(図示しない)に伝送することができる。ここで、コネクタ33は、磁力を利用してディスプレイ部10のソケット部1243に結合され得る。例えば、コネクタ33は、マスク本体31に設けられるコネクタハウジング331、感知手段32と電気的に連結され、コネクタハウジング331の内側中央部に配置されるピン部332、及びピン部332の周りに配置されるマグネット333を含むことができる。併せて、コネクタ33は、ソケット部1243の中心に一致する場合にのみ磁力によってソケット部1243に結合され得る。これによって、ユーザは、コネクタ30とソケット部を迅速に連結できる。また、コネクタ33とソケット部1243は、磁力によってより安定的に固定され得る。
このように、本発明の実施例によれば、ユーザに仮想現実映像を提供することはもちろん、仮想現実映像を確認中であるユーザの顔から生体データを獲得することで、仮想現実映像を確認中であるユーザの認知及び感情状態をリアルタイムで確認可能であり、それを通して様々な体験要素を含むコンテンツを開発可能であり、さらにユーザの現在の状態に適したコンテンツをリアルタイムで提供してユーザの体験満足度を向上させることができる。
また、ディスプレイ本体12が着用部11に回転可能な構造で結合され、着用部11は片手で着用できる環状の構造物形態に形成されることで、着用が容易であり、必要に応じて自由にユーザの視野を確保可能であり便宜性が増大し得る。
また、構造物形態に形成された環状の着用部11を通して、ディスプレイ本体12をユーザの顔前面に安定的に固定でき、さらに体験中にユーザから多少過激な動きが発生した場合にもディスプレイ本体12がユーザの顔から離脱されることを予防できる。
また、ユーザの顔に支持されるマスク本体31をディスプレイ本体12に脱着可能な構造で形成することで、取り替えが容易であり装備の使用寿命を延ばすことができ、さらにコストを節減することができる。
以上においては、本発明の好ましい実施例について図示し、説明したが、本発明は、上述した特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を外れることなく当該発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者により様々な変形実施が可能であることはもちろん、このような変形実施は、本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならないものである。