JP2019535080A - 逆入札型オークションのためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

開示するのは、所定の規則のセットに従い、リモートコンピュータ装置を通した入札型逆オンラインオークションのためのシステムおよび方法であり、逆オークションは、封入入札、およびオークション入札者に対して割り当てられた無作為な識別番号を含む。システムは、入札者が2つの異なる入札カテゴリのうちの1つを選択できるようにする。カテゴリ1は落札額の支払いを要求する。カテゴリ2は価格保護ポリシーを購入する誓約を要求して、価格保護手数料を、最低または落札額と、次に低い入札額と最低落札額との間の差の所定の割合と等しい額との合計から差し引くことによって計算される価格保護計算式に基づく、最終落札額の再計算を可能にする。システムは、価格保護手数料の少なくとも一部の割当ても可能にする。【選択図】図1A、図1B

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年10月3日に出願された、米国仮特許出願第62/403,546号に基づき、およびそれに対する優先権を主張し、また、2015年12月12日に出願された、米国特許出願第14/967,301号の一部継続出願であり、2015年10月27日に出願された、米国仮特許出願第62/246,987号に対する優先権を主張し、それらの開示全てが、参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本開示は、一般に、オンラインオークションに関し、より詳細には、 価値のあるものなら何でも(例えば、物品、サービス、スペース、金融資産など)含む有形もしくは無形の物品および/またはサービスに対する入札型逆オンラインオークションのためのシステムおよび方法に関する。
逆オークションは、買い手と売り手の役割が逆のオークションである。つまり、従来のオークションでは、買い手が、次第により高い価格を提示することにより、売り手から物品/サービスを取得するために競い合う。逆オークションでは、売り手が、買い手からビジネス(すなわち、買い手が探し求める物品/サービスを提供するための申し出)を得るために競い合い、価格は典型的には、売り手が相互に安値を付けるにつれて下がる。逆オークションの目的は、所望の物品/サービスに対する買い手のコストを最小限にするために、買い手が、複数の売り手−入札者から物品/サービスを募るのを可能にすることである。言い換えれば、入札者−売り手は、物品/サービスを提供する価格を次第に低く提示することにより、買い手のビジネスに対して相互に競い合う。買い手にとって、かかる逆オークションは、物品/サービスの新しいサプライヤに対するアクセスを容易にする。
入札型逆オークションでは、売り手および買い手は、オークションがクローズするまで、どの入札値も知らされておらず、それは、オープン型逆オークションと関連した様々な問題、最も注目すべきは、下品な入札行為、を回避するのに役立つ。オープン型逆オークション(すなわち、売り手が相互に安値を付けようとするので、オークションにかけられた対象の価格を下げ続けるために2人または3人の売り手で十分であり得る場合)とは異なり、入札型逆オークションでは、売り手は他の全ての売り手が何を入札しているかを知らない。従って、売り手は、他の売り手が同じ物品/サービスに対して何を入札しているかを知るという恩恵を受けることなく、所望の物品/サービスを提供するために適正な金額であろうと感じる入札を戦略的に行うであろう。
既存の入札型逆オンラインオークションには、いくつかの欠陥が存在する。例えば、既存の入札型逆オークションに関連した不透明性は、売り手が自分の入札を他の売り手の入札と比較する方法が分からないので、多くの売り手をこれらのタイプのオークションに参加することさえ躊躇させ得る。その結果、既存の入札型逆オークションには、買い手の要求した物品/サービスに対して最も低い適正な価格を得る可能性を確実にするために、十分な数の入札者を引き付けることに関連した問題がある。入札は秘密にされているので、入札者−売り手は、他の入札に基づいてより低い入札を再提出する動機はない。既存の入札型逆オークションの別の欠陥は、売り手が著しく安値をつけた結果、逆オークションで落札し、オークションにかけられた物品/サービスを低すぎる価格で提供する義務を負ってしまうかもしれないという売り手の懸念である。
買い手の観点から見れば、少数の入札は、入札が適正で物品/サービスに対して適正価格であるか否かの疑問を引き起こす。買い手は、十分に低く、公正で適正な入札を獲得する可能性を高めるために、必要とされそうな、多数の入札者−売り手を所望する。買い手は、オークションにかけられた対象を低価格で取得したいが、一般には、上質のサービスも所望する。従って、買い手は、落札した売り手が、自分が市場価格よりも著しく低く入札したことに気づいた場合に、物品/サービスの品質、および/またはその安全な配達もしくは提供が十分でないことを恐れて、「落札者の後悔」を経験している落札した売り手を望んでいない。すべてのオークションは、固有のリスクをもたらすと同時に、これら実際の現実は、既存の入札型逆オークションへの参加を減少させ得、延長線上で考えると、それらの成功の可能性を低下させ得る。
オープン型逆オークションでは、入札者は他の入札額を見ることができるので、彼らは、違法または不公正な入札行為に関与し得る。例えば、一旦、買い手が、オークション対象をより低価格で取得することを期待して、オークション対象に対してオンライン逆オークション要求を提出すると、2人以上の共謀した入札者が不公正に、または違法に高い入札価格を維持し得る。オンサイトのライブ逆オークションは、入札者が入札を撤回するのを許可しないが、オープン型オンライン逆オークションは、一般的または通常の慣行として、入札者がいつでも入札を撤回するのを許可し得る。従って、より低い応札を行う2人の共謀した入札者が撤回し、第3の共謀した入札者がより高い価格で逆オークションを落札できるようにして、買い手に人為的に吊り上げられた価格を支払わせる。現在のオンライン逆オークションは、この特定のオンラインまたはインターネット中心のオークション問題に対して効果的なソリューションを提供していない。
この技術的な問題と闘うために、本発明は、公正な入札プロセスを提供するオンライン逆入札型オークションプラットフォームを提供することにより、これらの欠陥を克服する。かかる改善されたシステムおよび方法は、入札型逆オンラインオークションへのもっと多くの現在および将来の参加を促進して、消費者に、物品および/またはサービスを公正で適正なプロセスを通して最も望ましい可能な価格で取得する能力を提供する。
この要約は、本明細書で請求する主題の本質的な特徴を識別もしくは指摘することも、その範囲を制限することも意図していない。本発明は一般に、物品および/またはサービスに対して入札型オンライン逆オークションを実施するための方法ならびにシステムに関し、入札者の少なくとも1つのカテゴリが、オークションに参加するために手数料を支払う誓約をするように入札者に対して代替分類を利用し、この場合、手数料は様々な方法で割り当てられ得る。本システムおよび方法は、好ましくは、オークションにかけられた物品/サービスに対する最終的な再計算落札額を計算するために、特定の入札(例えば、落札および指定された入札)の値も使用する。一般に、本発明に従って、入札型オンライン逆オークションをリモートで実施するための方法およびシステムは、少なくとも次の目的をもつ。
オンライン入札型逆オークションにおける買い手および入札者に対するリスクを軽減するため、またはかかるオークションにおいて買い手または入札者の利益を最適化するのを支援するため。
様々な所定の規則、設定、値などを通してオークションをカスタマイズするために、買い手、入札者、または第三者に対してオプションを提供するため。
1つ以上の所定の規則に従って、不透明性を減らし、より低い入札を促して、「落札者の後悔」を減らし、公正かつ適正な最終入札額の可能性を高め、落札者によって支払われた価格保護手数料を分配のために割り当てることにより、入札者および買い手両方の参加に対して動機を与えるため。
異なる所定の規則および設定と関連付けられた入札者に対する複数の入札カテゴリを確立し、異なる所定の規則および設定に従った複数のカテゴリにおける入札から落札を識別するため。
入札者−売り手に、入札者−売り手の入札に関連した価格保護手数料を支払う関連付けられた誓約のある入札カテゴリを選択するオプションを提供し、その入札者−売り手の入札が落札である場合、落札の上方調整を潜在的に受け入れるため。
入札者−売り手によって支払われた価格保護手数料が、所定の規則および設定に基づき、一人以上の当事者に様々な方法で割り当てられる逆オークションを提供するため。
再計算された落札額(すなわち、再計算された価格、再計算された額、再計算された最終価格、最終再計算額など)が、落札の値、それに関連した価格保護手数料、指定された入札の値、および落札の値と指定された入札(例えば、次に低い、2番目に低い、3番目に低い、4番目に低いなど)の値との間の差の所定の割合に基づき、計算式に従って計算される入札カテゴリを確立するため。
入札者が、オークションのクローズ前に入札を撤回して、自分の入札を撤回した後オークションのクローズ前に新しい封入入札を提出するのを可能にするため、および複数の入札者が、落札額と識別された同一入札を出した場合に、その複数の入札者が一定の時間フレーム内に新しい封入入札を提出するのを可能にするため。
オークションの開始前に、買い手、システム、第三者、または既定によって、受信した複数の封入入札が落札として選択されることに対応する評価を確立するため。
買い手がオークション対象に対して最大限提供する意思があるとして買い手によって決定されたオープン(すなわち、周知された)か、または隠された(すなわち、クローズもしくは周知されていない)リザーブプライスを利用して、オンライン逆オークションを提供するため。
単一の入札を落札として識別し、買い手によって確立されたリザーブプライスを利用して再計算落札額を計算するため。
提出された入札全てがリザーブプライスを上回っている場合に、オークションをキャンセルするのを可能にするか、買い手に、オークション対象をリザーブプライスを上回る価格で購入するオプションを提供するか、または落札者に、買い手によって予め設定されたリザーブプライスでオークション対象を売却するオプションを提供するため。
本発明の一態様では、入札型オンライン逆オークションを実施するためのコンピュータ実装システムが提供され、それは、入札型オンライン逆オークションをリモートで実施するためのオンラインプラットフォームを提供するように構成された1つ以上のプロセッサを有するコンピューティングシステム、買い手コンピューティング装置、および少なくとも1つの入札者コンピューティング装置を含む。買い手コンピューティング装置および少なくとも1つの入札者コンピューティング装置は、ネットワークを通してコンピューティングシステムと通信するように構成される。本システムは、所定の規則のセットに従いオークションを実行するためにプロセッサに指示する命令を格納できる1つ以上の持続性コンピュータ可読プログラム記憶媒体をさらに含む。1つ以上のプロセッサは、買い手コンピューティング装置から、オークションにおけるオークション対象に対するオークション要求を受信し、かつ、入札者コンピューティング装置から、各々オークション対象に対する入札額を指定する1つ以上の封入入札を受信するように構成される。封入入札の少なくとも1つは、価格保護手数料を支払う誓約と関連付けられた入札である。
プロセッサは、封入入札の各々に匿名識別子を自動的に割り当てて、オークション中に、匿名識別子の1つ以上を含むオークションの第1の提示(representation)を、1つ以上入札者コンピューティング装置に送信するようにさらに構成される。第1の提示は、入札額を含んでおらず、入札者コンピューティング装置は第1の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示する。
プロセッサは、受信した封入入札から落札を決定し、落札が価格保護手数料を支払う誓約と関連付けられていると:所定の規則のセットを落札額に適用して、価格保護手数料を計算し;落札に対して指定された入札を決定して;落札額と指定された入札額との間の差を計算し;所定の規則のセットをその差に適用して調整額を計算し;オークションのクローズと誓約に関連付けられている落札とに基づいて、調整額の少なくとも1つまたは価格保護手数料を落札額に適用する計算式に基づく再計算落札額を計算し;オークションのクローズ後、オークションの第2の提示を、少なくとも1つの入札者コンピューティング装置に送信し、第2の提示は、匿名識別子の少なくとも1つに対応する落札と関連付けられた再計算落札額を少なくとも含み、入札者コンピューティング装置は、第2の提示と関連した情報の少なくとも一部を表示し;所定の規則のセットに従い、価格保護手数料の少なくとも一部を分配のために割り当てるようにも構成される。
本発明の別の態様では、入札型オンライン逆オークションを実施するためのコンピュータ実装方法が提供される。本方法は、リモート買い手コンピューティング装置から、入札型オンライン逆オークションにおけるオークション対象に対するオークション要求を受信すること;および少なくとも1つのリモート入札者コンピューティング装置から、オークション対象に対して入札額を指定する1つ以上の封入入札を受信することを含む。封入入札の少なくとも1つは、所定の規則のセットに従い、入札額の価格保護手数料割合を支払う誓約と関連付けられた入札である。リモート買い手コンピューティング装置およびリモート入札者コンピューティング装置は、ネットワークを通して、1つ以上のプロセッサを有するコンピューティングシステムと通信するように構成される。本方法は、封入入札の各々に匿名識別子を自動的に割り当てること;オークション中に、匿名識別子の1つ以上を含むが、入札額は含まない、オークションの第1の提示を、リモート入札者コンピューティング装置の1つ以上に送信することをさらに含む。入札者コンピューティング装置は、第1の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示する。
本方法は、プロセッサによって、封入入札から落札を決定することであって、落札は、所定の規則のセットに従った落札額を有し、落札が価格保護手数料割合を支払う誓約と関連付けられていると:所定の規則のセットを落札額に適用して価格保護手数料額を計算すること;所定の規則のセットに従い落札に対して指定された入札を決定すること;落札額と指定された入札額との間の差を計算すること;所定の規則のセットをその差に適用して調整額を計算すること;調整額または価格保護手数料額の少なくとも1つを落札額に適用する計算式に基づいて最終落札額を計算すること;およびオークションのクローズ後、匿名識別子の少なくとも1つに対応する落札と関連付けられた最終落札額を含む第2の提示を、第2の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示するために少なくとも1つのリモート入札者コンピューティング装置に送信することも含む。
本発明の他の目的、特徴、および特性、ならびに関連する構造要素の操作方法および機能、ならびに部品の組合せおよび開発と製造の経済性は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を検討するとさらに明らかになり、それら全てが本明細書の部分を形成する。
本発明のさらなる理解は、添付の図面の図で説明した好ましい実施形態を参照することによって得ることができる。図面は、添付されているか、または後に補正されたクレームで詳細に記述されている、本発明の範囲を制限することではなく、本発明を明確にして実証することだけを意図している。その結果、本発明および、その付随する態様の多くのより完全な理解が、容易に得られ得る。それらは、以下の詳細な説明を添付の図面と一緒に検討して参照することにより、より良く理解されるからである。
本発明の例示的な実施形態に従って入札型逆オンラインオークションを提供するためのシステム例の図を示す。 本発明の例示的な実施形態に従ったデータベースを例示する。 本発明の例示的な実施形態に従った封入入札のためのデータレコードを例示する。 本発明の例示的な実施形態に従い、買い手または入札者のいずれかによって使用するためのコンピューティング装置を示す。 本発明の例示的な実施形態に従い、買い手または入札者のいずれかによって使用するための代替コンピューティング装置を示す。 本発明の例示的な実施形態に従い、入札者側からの入札プロセスを例示しているフローチャートである。 図5Aに示す入札者側からの入札プロセスの続きを例示しているフローチャートである。 本発明の例示的な実施形態に従い、価格保護手数料の分配のプロセスを例示しているフローチャートである。 本発明の例示的な実施形態に従い、買い手側からのオークションプロセスを例示しているフローチャートである。 図6Aに示す買い手側からのオークションプロセスの続きを例示しているフローチャートである。 図6Bに示す買い手側からのオークションプロセスの続きを例示しているフローチャートである。 本発明の例示的な実施形態に従い、2つ以上の同一の最低落札価格がある場合に落札者を決定するプロセスを例示しているフローチャートである。
要求に応じ、本発明の詳細で例示的な実施形態が本明細書で開示され、実施され得る特定の実施形態が例示および説明のために示される。本開示は、選択された特定の用語に制限されることを意図しておらず、各特定の要素は、同様に動作する全ての専門的な同義語を含むことが理解されよう。しかし、本発明に従った技術、方法、システム、および動作構造は、様々な形式およびモードで具現化され得、その一部は、開示する実施形態におけるものと全く異なり得る。その結果として、本明細書で開示する特定の構造的、機能的および段階的詳細は、代表に過ぎないが、その意味で、それらは本開示の目的のための最良実施形態を提供し、本発明の範囲を定義する本明細書におけるクレームに対する基礎を提供すると考えられる。本明細書における実施形態は、当業者が実施形態を実施できるようにするために十分に詳細に説明されており、論理的、機械的、および他の変更が実施形態の範囲から逸脱することなく行われ得ることが理解される。以下の詳細な説明は、従って、制限する意味で取られるべきでない。
本発明の例示的な実施形態は、買い手が適正価格で物品/サービスを取得でき、同時に入札者−売り手が自分の物品/サービスに対して適正な対価を受け取るのを可能にする、持続的でバランスの取れたシステムおよび方法を使用して、入札者が買い手のビジネスを得るために競い合う、一人の買い手および一人以上の入札者(すなわち、売り手、売り手−入札者など)のための入札型の買い手が行う逆オンラインオークションを提供する。一般に、買い手は、物品/サービスを一時的に、または永続的に取得しようと探し求めている、任意の個人、カスタマ、実体またはそのグループを含み得る。それに応じて、システムは、提示された「価格保護ポリシー」に参加することを選んだ落札者から「価格保護手数料」(本明細書では「保護手数料」、「参加手数料」、または「手数料」とも呼ばれる)を集め、価格保護ポリシーは、オークションに参加するのを許可するための要件として機能し、各売り手に対して、彼/彼女自身を、例えば、自分の物品/サービスを著しく低く見積もるのから防ぐためのオプションを与える。落札者が自分の入札価格よりも多く受け取る可能性は、落札と指定された入札(例えば、次に低い入札、3番目に低い、4番目に低いなど)との間の差の値を使用する予め設定された規則に従った再計算の結果であり、そうでなければ「落札者の後悔」または「落札者の呪い」と関連付けられる問題を緩和するのに役立つ。本質的には、手数料を支払うことを誓約した入札者は、潜在的にそれと関連付けられた恩恵(すなわち、自分の入札と次に低い入札との間の差の割合だけ自分の入札の増加、手数料の全部または一部の返却など)を享受し得る。本発明は、リスクを軽減して、買い手/入札者の利益のバランスを取るのを支援できる。代替として、本システムは、買い手または入札者の利益を最適化するのを支援するように構成できる。
本明細書で企図した入札型、逆オンラインオークションでは、買い手が最終的に保持または取得しようと探し求める物品/サービスは、所有権(ownership)もしくは占有権(possession right)の永続的もしくは一時的な移転、ならびに/または物品の譲渡および/もしくはサービスの提供を伴うことができる。オークションにかけられた対象に対して人が行使する支配に関連する、占有権は、一人の当事者から別の当事者へ実際の所有権を移転することなく、移転できる。占有権の移転は、金銭的価値と引き換えに財産を(例えば、一時的に)占有する一人の当事者の意思を必要とする。
ここで図1Aを参照すると、本発明の例示的な実施形態に従い、入札型逆オンラインオークションを提供するためのシステム例の図が例示されている。図のように、サーバー102は、リモート買い手コンピューティング装置108/114における複数の買い手の少なくとも1人およびリモート入札者コンピューティング装置106/110/112における複数の登録された入札者の少なくとも1人と、通信ネットワーク(例えば、インターネット100)を通して通信する。サーバー102は、好ましくは、オークションにかけられる対象に対する逆オークション要求を買い手コンピューティング装置108/114から受信して1つ以上のデータベース104に格納するように構成され、データベース104は、統一データベース、リモートデータセンター、クラウドベースデータ記憶媒体、可搬型データベース、リレーショナルデータベース、または同様のものを含み得る。受信された各逆オークション要求は好ましくは、買い手により買い手コンピューティング装置108/114に入力された、オークションにかけられる対象の記述および逆オークションの持続期間を少なくとも含む。逆オークション要求は、開始価格(開始オークション価格)および/またはリザーブプライスも含むことができる。
サーバー102は好ましくは、買い手のオークション要求に基づき、複数の登録された入札者−売り手がリモート入札者コンピューティング装置106/110/112を使用して、逆オークションを実施するように構成される。図2に示すように、逆オークションの持続時間または時間フレーム中に、少なくとも1つの封入入札が、入札者コンピューティング装置106/110/112に入力され得、それは次いで、サーバー102に伝達される。封入入札は、例えば、オークションIDまたはオークション対象ID200、オークションにかけられた対象に対する入札額208、無作為入札者ID202(例えば、オークション中に入札者コンピューティング装置106/110/112を通して受信された封入入札の各々に対してサーバー102によって無作為に割り当てられた)、およびサーバー102上のデータベース104内に格納された封入入札の各々に対するデータレコード210を含むことができる。封入入札データレコード210は、少なくともオークションIDまたはオークション対象ID200、無作為入札者ID202、実際の入札者ID204、タイムスタンプ206、入札額208、および入札者に関連する他の関連情報209を含み得る。サーバー102、複数の登録された買い手のうちの少なくとも一人、および複数の登録された入札者−買い手のうちの少なくとも一人と通信ネットワーク(例えば、インターネット100)を経由してサーバー102を通して動作可能に通信するシステムコンピューティング装置は好ましくは、封入入札200の各々に対して受信されたデータレコード210に従って、オークションの終わりに(すなわち、オークションのクローズ時に)落札を決定する。
買い手および入札コンピューティング装置を使用する、本明細書で説明する買い手および入札者は、例えば、個人、ビジネス実体、非営利組織、または行政官庁などの、様々なタイプのユーザーを含み得る。本明細書で開示するシステムは、実際の識別またはオークションにかけられた有形および/もしくは無形のオークション対象に関する情報を開示することなく、買い手および入札者情報を格納するために、1つ以上のデータベース104を維持するための手段を統合する。例として、図1Bに示すように、データベース104は好ましくは、有形116もしくは無形118のオークション対象に関する詳細な情報、トランザクションデータ122(以前のトランザクション120に関するデータも含み得る)、入札データ124(例えば、入札履歴、価格、タイムスタンプなど)、ユーザーデータ126(例えば、ユーザープロファイル、財務情報、オークション履歴、封入落札者ID情報など)、および他のデータ128(すなわち、入札者から買い手への物品/サービスの受取り後、買い手からのフィードバック)を含むが、それらに限らず、入札プロセスに関連したデータを含み、格納して、動的に更新する。同様に、データベース104は、例えば、入札者によって提供された物品/サービスに対して支払うべき額を支払う買い手の能力を含む、各買い手に関するレコードを、任意の適用可能な送料、保険などと一緒に、維持して動的に更新できる。
好ましい実施形態では、オークション対象および入札者に関するある情報は、逆オークションの間、入札者から隠しておかれる。データベース104は、例えば、通信ネットワークおよび/またはサーバー側コンピューティング装置を通して、オークションにかけられる対象に関連する物品およびサービスの履歴トランザクションおよび価格に関する参照などの関連情報を取得するために、リモート買い手コンピューティング装置108/114からの買い手、およびリモート入札者コンピューティング装置106/110/112に接続し、問い合わされ得る。データベース104内の履歴トランザクションは、入札者が、オークション対象として販売のために提供しようと意図するサービスまたは製品に関する十分な知識および経験がない場合に、例えば、少なくとも1つの以前にオークションにかけられた価値のある対象に関して、複数の登録された入札者または複数の登録された買い手の少なくとも一人に関連する価格基準を提供し得る。買い手に関して、かかる履歴トランザクションへのアクセスは、逆オークション内でリザーブプライスを載せるのに役立ち得る。データベース104は、複数の登録された入札者または複数の登録された買い手の少なくとも一人によって、落札者の実際の入札者IDを開示することなく、少なくとも1つの以前にオークションにかけられた価値のある対象に関して検索するために問い合わされ得る。封入入札の各々は、逆オークションの持続期間中、サーバー102上に安全に格納され得る。オークションの終わりに、入札額およびタイムスタンプが、実際の入札者IDは表示されることなく、複数の入札者に表示され得る。
図3に示すように、入札者コンピューティング装置106/110/112または買い手コンピューティング装置108/114は、ユーザーのスマートフォンまたは他の「スマート」ハンドヘルドユーザー装置300であり得、提出された入札の順序を決定および記録するために、各封入入札に対するタイムスタンプデータ206を自動的に識別して、サーバー102に伝達する時間および/またはデータ情報302を提供する内部クロック機構を有し得る。各ユーザー装置300は、ディスプレイ304も有し得、当技術分野で周知の任意のコンピューティング装置であり得る。例として、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータまたは任意の他のコンピューティング装置が利用され得る。代替として、図4に示すように、各入札者コンピューティング装置106/110/112または買い手コンピューティング装置108/114は、ディスプレイ402を有するパーソナルコンピュータなどの、ユーザー装置400であり得る。ユーザー装置400は、例えば、パーソナルデスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートTV、ゲームシステム、車載コンピュータもしくはナビゲーションシステム、または任意の他のコンピューティング装置などの、当技術分野で周知の任意のコンピューティング装置であり得る。
次に図5Aを参照すると、本発明の例示的な実施形態に従い、入札者側からの入札プロセスを示しているフローチャートが示されている。図のように、入札者はまず、逆オークションに対して入札を行うのを許可される前に、検証されている(ステップ502)システムでアカウントを登録する(ステップ500)。入札者を登録するには、逆オークションの開始前に、買い手および入札者の両方に対して予め設定された関連規則を概説する1つ以上のユーザー同意書に署名するか、または別の方法で同意することを要求され得る。登録中、本明細書で開示するシステムは、例えば、名前、住所、電子メール、電話番号、銀行情報などを含む、個人を特定できる情報および有効な財務情報をユーザーが提供することを要求できる。ユーザーアカウントは、システム管理者によって、電子メール、テキスト、および/または電話を通して、システムで検証できる。本明細書で開示するシステムは、ユーザーが、オークションにかけられた対象/サービスに対して入札するか、または要求を載せるために、電子メール、テキスト、および/もしくは電話により、1つのユーザー名で1つのアカウントだけを登録するのを許可し得る。アカウントは、逆オークションに入札するか、または載せるために使用され得る。
オークションを開始するために、登録された入札者は、入札するオークション対象を選択して(ステップ503)、入札カテゴリを選ぶ(ステップ504)必要がある。好ましくは、入札者は、経験、好みに基づき、特定の逆オークションカテゴリを考慮して、または単に無作為に、入札カテゴリ(例えば、カテゴリ1またはカテゴリ2)を選択するように促される。カテゴリ1落札者は、提出された封入カテゴリ1入札額でオークション対象(すなわち、物品/サービス)を提供するように要求され、保護手数料を支払う誓約とは関連付けられていない。カテゴリ2入札者となることを選択する(ステップ506)入札者は、彼/彼女の入札が落札と見なされる場合に価格保護ポリシーを購入するための手数料を支払うことを誓約するか、または入札アカウントからのデポジットとして手数料を支払うが、その後、その金額を支払うことを誓約するように促され、それは、デポジットと一緒に密封されて、内密にされる(ステップ508)。かかるカテゴリ2入札者が落札を提出した場合、彼/彼女は権利がある最終落札額を増加する機会を有し(例えば、オークション対象を、カテゴリ2入札者によって提出された落札額よりも潜在的に高い再計算された落札額で、買い手に提供する)、潜在的に単にオークションに参加するための何かを回収し得る。価格保護ポリシーは、買い手、システムまたは第三者によって設定された、提出された入札額のある割合(例えば、3%、5%など)に対応できる。入札者は、彼/彼女が落札者である場合、カテゴリ2入札者として参加することを許可されるのと引き換えに、この価格保護割合手数料を支払うことに同意する。代替として、入札者は、彼/彼女がオークションで落札したかどうかに関わらず、この手数料を支払うことを要求され得る。
カテゴリ2を選択しようと試みる入札者が価格保護ポリシーを購入するための手数料を支払うことを誓約しない場合、システムは入札者に、彼/彼女はカテゴリ2入札者として拒否されることを忠告および/または通知し(ステップ510)、かつ/または入札者にカテゴリ1入札者としてのオプションを提供する(ステップ512)。入札者がカテゴリ1入札者を選択する場合、入札者は、システムに対して提出するための入札額を入力する(ステップ518)ことにより逆オークションにカテゴリ1入札者として入札することを開始し得る。入札者がカテゴリ1入札者となることに同意しない場合、入札者は逆オークションで入札することを許可されない(ステップ514)。システムは、入札者に対するカテゴリを選択し、かつ/または入札者の単一カテゴリ(例えば、カテゴリ2入札者)だけを許可するように構成できる。
本明細書では、用語「落札額(winning bid amount)」は、オークションの落札者によって提出された最終入札の額である。用語「再計算された落札額」(すなわち、「再計算価格」、「再計算された最終価格」、「再計算額」、「最終再計算額」など)は、本明細書で説明する計算式を落札額に適用することによって計算された額である。また、これら2つの入札カテゴリに割り当てられた特定の名前は、参照のために過ぎず、代替として、例えば、入札カテゴリAおよびBまたは「経験のある」および「未経験の」入札カテゴリとして参照され得る。好ましい実施形態では、本明細書で開示するシステムおよび方法は、入札者が、同じか、または異なる逆オークションに入札する際に、自分が属しているカテゴリを変更可能にできる。1つのオークション対象に入札する際に、カテゴリ1入札者になりたいと主張する入札者は、逆オークション中、または別の逆オークションにおける別のオークション対象に入札する際に、自身をカテゴリ2入札者として識別し得る。
初めにカテゴリ1入札者になる(ステップ516)ことを選択する(ステップ504)入札者は、入札額を入力する(ステップ518)ことによって入札を開始し得る。同様に、初めにカテゴリ2入札者になる(ステップ506)ことを選択して(ステップ504)、価格保護ポリシーを購入することに同意する(ステップ508)入札者は、入札額を入力する(ステップ518)ことによって入札を開始し得る。入札者は、カテゴリ1またはカテゴリ2入札者であるかに関わらず、次いで好ましくは、入札額が正確であるという二重確認を提供して、オークション対象を入札額で提供する入札者の能力を確認する(ステップ520)。入札者が、入札額またはオークション対象を入札額で提供する能力のいずれかを確認しない場合(No、ステップ520)、入札者は、入札が作成されていないか、または許可されないことをシステムによって通知される(ステップ522)。入札者は、入札額を変更することを選択し、入札額およびオークション対象をその入札額で提供する能力を確認する(ステップ528)ことによって継続し得る(Yes、ステップ524)。入札者が依然として確認しないことを選択する場合(No、ステップ524)、入札者は入札から締め出される(ステップ526)。入札者が確認する場合(ステップ528)または(ステップ520)、入札額が受け入れられ、入札者に無作為ID番号が割り当てられてシステムはその入札に対してタイムスタンプを記録する(ステップ530)。入札は次いで、システムに入力されて、データベースに格納される(ステップ532)。
オークションをより良く実施する目的で機能するためにシステムによって二重確認が提供されているが、オークションは依然として二重確認なしで処理され得る。一旦、入札が二重確認されて、システムのデータベース内に格納されると、システムは、提出された入札額を受け入れて、それを入札システム内の逆オークションのために入力し(ステップ532)、入札者のIDを封印できる。入札者は、システムによって無作為に生成された匿名ID番号を使用して入札した順にリストまたは表示され得る。入札者の識別ならびにそれぞれの入札および入札額は、逆オークションがクローズした後でさえ、他の入札者には(潜在的に、入札者の匿名の無作為に生成されたID番号を除いて、)アクセス不能である。すなわち、受け入れられた入札額は封印されて、各入札者および入札額には、無作為識別番号が割り当てられ、入札の状態を追跡して、それがシステムによって受け入れられた時を示すためにタイムスタンプで識別される(ステップ530)。ユーザーは、彼らがどこに位置しているかに関わらず、逆オークションに対して適用可能な残り時間を見ることを許可され得る。しかし、本システムは、買い手が落札者の実際の識別を見るのを可能にし得る。他の実施形態では、本システムは、オークションが終わった後に、入札者の実際の識別を見るか見ないかにかかわらず、全ての入札者が他の入札者の入札または額を見ることができるように構成できる。
ここで図5Bを参照すると、図5Aに示す入札プロセスの続きを示しているフローチャートが示されている。図のように、入札がシステムに入力された後(ステップ532)、入札者は、逆オークションがクローズするか、または終了する前に、提出した入札額を変更し得る(ステップ542)。しかし、好ましい実施形態では、全ての入札者は、最終的に有効な入札を1つのだけ提出するのを許可される。入札者が、自分の提出した入札を変更しない場合(No、ステップ542)、本システムは、提出された入札をその入札者に対する有効な入札として判断する。入札者が自分の提出した入札を変更すると決定した場合(Yes、ステップ542)、入札者は新しい入札額を入力し、それをシステムに提出し得る(ステップ548)。好ましい実施形態では、入札者が新しい入札を提出するか、またはそうでなければ入札を再提出する場合、その入札者によって以前に提出された入札が置き換えられる。このようにして、各入札者は、オークション対象に対して1つの保留中の有効な入札だけを有し得る。代替実施形態では、本システムは、オークションに対する所定の規則に応じて、直近の入札だけを有効な入札であると判断し得るか、または代替として、最低入札を有効な入札として選択し得る。入札者が入札を再度変更しない場合、本システムは、再入力されて提出された入札を、その入札者による唯一の有効な入札であると判断する。
代替実施形態では、本システムは、入札者が、逆オークションのクローズ前に、自分の入札を、増額、減額、再提出することによって入札を変更し、入札カテゴリを変更し、かつ/または入札額を変更するのを可能にするように構成され得る。入札者は、逆オークションのクローズ前に、自分の入札を撤回するのも許可され得る。撤回され、かつ/または変更された入札は、依然として封印されたままであり得、そのため他者はそれらを知らない。撤回されたか、または変更された入札を秘密のままにしておくことにより、本システムは、入札者が、撤回され、かつ/または変更された入札を基準点として使用するのを防ぐことができ、不実表示もしくは詐欺を除外するか、または減らすことができる。本システムは、オークションがクローズするか、または終了するまで(ステップ546)、入札者が既存の入札を変更したい(ステップ542)入札者コンピューティング装置106/110/112からの任意の指示についてオークションを連続的に監視し得る。逆オークションに対する時間フレームが満了すると、逆オークションはクローズするか、または終了する(ステップ546)。
本システムは、プログラムモジュールなどの、コンピュータ実行可能命令を使用して、匿名の、入札型オンライン逆オークションの第1の提示を、逆オークション中に、リモート入札者コンピューティング装置106/110/112の少なくとも1つに送信するように構成できる。第1の提示は好ましくは、いかなる入札額も含まないが、例えば、逆オークションの状態に関連した1つ以上の異なる(または匿名の)識別子(例えば、入札/入札者に割り当てられた無作為に割り当てられたID番号、その数、そのタイミング、および/または逆オークションにおける残り時間など)を含むことができる。リモート入札者コンピューティング装置によって第1の提示が受信されると、それらに第1の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示させ得る。
一旦、逆オークションがクローズすると、本システムは、オークションに対する所定の規則に基づいて落札額を決定し(ステップ550)、入札額が逆オークションの参加者に対して開示され得る。入札額は代替として、落札額を除いて、買い手に開示されない可能性がある。本システムは次に、どの入札者が逆オークションで落札するかどうかを決定する(ステップ552)。入札者が逆オークションで落札して、カテゴリ1入札者である場合(Yes、カテゴリ1、ステップ552)、落札者は、オークション対象を買い手に提出した入札額で提供するように義務付けられて、それに同意する(ステップ556)。入札者が逆オークションで落札して、カテゴリ2入札者である場合(Yes、カテゴリ2、ステップ552)、落札者は、図6Cに関連して説明するように、価格保護計算式+関連コスト(もしあれば)を適用した後に決定される再計算された最終価格で、オークション対象を買い手に提供するように義務付けられて、それに同意する(ステップ558)。本システムは、トランザクションが買い手と落札者−売り手との間である期間内(例えば、逆オークションの終わりから10日以内)に行われることを要求するように構成され得る。
落札したカテゴリ2入札者がオークション対象を買い手に提供した後、買い手は落札者に最終の再計算された落札額を支払う(ステップ560)。買い手は、落札者がオークション対象を提供する前に落札者に支払う義務があり得る。他の実施形態では、買い手は、オークション対象を受け取った後にのみ、落札者に支払う義務があり得る。支払いは、当事者の特定の合意、特定の逆オークション、および/またはユーザー同意書に基づいて、これらのトランザクション中に一部、または完全に交換され得る。一旦、オークション対象が受け取られて支払いが行われると、当事者はシステムを通して相互に評価するオプションが提供され(ステップ562)、かかる評価はデータベース104内に格納され得る。一旦、評価が受信されるか、または当事者が相互に評価するのを拒否すると、プロセスは完了する。
本システムは、プログラムモジュールなどの、コンピュータ実行可能命令を使用して、匿名の、入札型オンライン逆オークションの第2の提示を、オークションにおける後の時点に、または一旦、全ての入札が受信されてオークションが終了してからのいずれかに、入札者コンピューティング装置106/110/112の1つ以上に送信するようにも構成できる。第2の提示は、割り当てられた識別子に対応する落札したカテゴリ2入札者と関連付けられた落札額を少なくとも含むことができる。リモートコンピューティング装置によって第2の提示が受信されると、リモートコンピューティング装置の少なくとも1つにこの第2の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示させ得る。第2の提示は、追加または代替として、逆オークションの第2の(例えば、後のまたは終了)状態に関連した異なる識別子、入札/入札者に割り当てられた無作為に割り当てられたID番号、その数、そのタイミングなどの1つ以上を含み得る。第1または第2の提示に関連した情報または画像データは、ビットマップ表現、または画像データを表示するための任意の他の既知の技術を使用して表示され得る。
図5Cは、本発明の例示的な実施形態に従い、価格保護手数料の分配のプロセス例を示しているフローチャートを示す。図に示すように、カテゴリ2入札者によって支払われた価格保護手数料は、様々な方法で分配されるか、または割り当てられ得る。カテゴリ2入札者が逆オークションで落札すると、落札者は、オークション対象(例えば、物品、サービスまたは両方)を最終の再計算価格で買い手に提供するように義務付けられて、それに同意し(ステップ558)、最終の再計算価格は、価格保護計算式を適用することにより決定される(ステップ568)。好ましい実施形態では、価格保護計算式は、図6Cに関連して説明するように、価格保護手数料を、落札および落札と次に低い入札との間の差の所定の割合の合計から差し引いて(ステップ568)最終の再計算された落札額を計算する。代替として、買い手の事前設定、既定のシステム設定、または第三者に基づく任意の他の指定された入札が、差の計算で使用され得る(例えば、落札に対して、単に次に低い入札ではなく、3番目、4番目、5番目などに、低い入札)。他の実施形態では、価格保護計算式は、価格保護手数料を差し引くことを含まず、落札および落札と次に低い入札との間の差の所定の割合の合計を含む。価格保護手数料は一般に、落札額の所定の割合であり、一旦、落札が選択されて、最終の再計算価格が計算されると、本システムは次いで、落札したカテゴリ2入札者によって支払われた価格保護手数料の受取り人を決定する(ステップ570)。
システム、買い手、または第三者は、落札者によって提出された価格保護手数料を割り当てるための所定の規則の1つ以上のセットを確立し得る。買い手またはシステムは、彼/彼女が、価格保護手数料(複数可)を、オークション参加者の誰かを含むが、それに制限されず、割当ておよび分配したい何らかの規則を予め設定できる。例えば、価格保護手数料の全部が、完全に買い手に(ステップ572)、完全に次に低い入札者もしくは複数の入札者に(ステップ574)、落札者を除く全てのカテゴリ2入札者の間で(ステップ575)、買い手および入札者(複数可)(ステップ582)、システム、買い手、落札者、および、カテゴリ1またはカテゴリ2入札者であるかに関わらず、負けた入札者に割り当てられ得ることを指示する規則が確立され得る。例えば、買い手は、価格保護手数料を最も高い入札者に割り当てることを欲せず、その全てを、例えば、2番目または3番目に低い入札者に割り当てることを決定し得る。本システムは、価格保護手数料が支払われるべき次に低い入札者の数も決定できる。次に低い入札者が一人だけの場合(Yes、ステップ576)、価格保護手数料の全額がたった一人の次に低い入札者に割り当てられ得る(ステップ578)。幾人かの次に低い入札者がいる場合(例えば、2人以上のカテゴリ2入札者が同額を入札し、その同額が落札に対して次に低い額である場合)(No、ステップ576)、価格保護手数料の全額が、買い手、システムまたは第三者によって事前に決定され得る割当て割合によって、同一入札の次に低い入札者全員の間で分配できる(ステップ580)。
代替として、落札者によって支払われた価格保護手数料は、均等に、全体または一部として、逆オークションで落札しなかった全てのカテゴリ2入札者の間で、など、分配され得る(ステップ575)。さらに他の実施形態では、システムが、オンライン逆オークション用のソフトウェアアプリケーションを開発したか、ホストしたか、または別の方法で提供した実体であり得る場合、価格保護手数料は、全体または部分的に、システムまたは第三者に割り当てられ得る。また、第三者は、システムの管理会社もしくは代理店を含み得るか、または買い手の代理人、売り手の代理人、ウェブサイト管理者、オークション会場会社、オークションサイトの外部投資家、もしくはオークションにおいて既得権を有する他者をさらに含み得る。かかる実施形態では、システムまたは第三者は、価格保護手数料の全部または一部を所与のオークションから徴収し得る。
別の実施形態では、価格保護手数料は、(例えば、買い手、システムまたは第三者によって)事前に決定され得る割当て割合により、買い手と入札者(複数可)との間で分配できる(ステップ582)。例えば、価格保護手数料の一部が買い手に割り当てられ得(ステップ584)、他方、次に低い入札者が一人だけの場合(Yes、ステップ586)、価格保護手数料の残りの部分は次に低い入札者に割り当てられ得る(ステップ590)。単一の入札者だけが逆オークションで入札したために2番目に低い入札者がいない場合に、かかる単一の入札者が逆オークションで落札すると、買い手は、単一の入札者によって支払われた価格保護手数料の全てを保持し得るか、またはその一部もしくは全部をその単一の入札者に返し得る。同一入札の複数の次に低い入札者がいる場合、価格保護手数料は、次に低い入札者の全員の間で分配できるか(ステップ594)、または落札しなかった残りの入札者全員の間で分配され得る。価格保護手数料の割当ては、所定の規則に基づき、買い手、システム、または第三者によってカスタマイズ可能であり得る。
好ましい実施形態では、落札者だけが価格保護手数料を支払い、その手数料は他の入札者−売り手の一人以上に分配される。他の実施形態では、価格保護手数料は、彼/彼女が落札者であるか否かに関わらず、全てのカテゴリ2入札者による支払いが要求され得、徴収された保護手数料の総額は、1つ以上の所定の規則に基づいて分配できる。かかる実施形態は、価格保護手数料をカテゴリ2入札者となる権利を獲得するための要件として考え、従って、オークション対象を提供するのと引き換えに買い手から彼/彼女が受け取る権利がある価格が増加する(例えば、彼/彼女の落札額を上回る)可能性がある。かかる「参加料課金制(pay to play)」実施形態は、全カテゴリ2入札者からの支払いを要求するために、買い手、システム、または第三者に対する総収入が潜在的に増加し得ることが理解されるであろう。これらの支払いは、逆オークションの前、逆オークション中、または逆オークションのクローズ後に要求され得、逆オークション規則でカテゴリ2が価格保護手数料に関して「参加料課金制」または「定額受取り制(get paid to play)」として提示されているかどうかに関わらず、所定の規則に基づいて価格保護手数料を割り当てることが理解されるであろう。
オークション対象が多くの入札者を引き付けることを買い手が確信している場合、買い手は、支払われた価格保護手数料の全額を保持することを選択し得る。他方、より多くの入札者がオークション対象に対する逆オークションに参加することを買い手が切望する場合、買い手は、全価格保護手数料を次に低い入札者(複数可)または参加した入札者の全員もしくは一部に与えることを決定し得る。一人の入札者だけがオークション対象に入札していて、その入札者が自身をカテゴリ2入札者と認める場合、買い手のリザーブプライスは、単一の入札がカテゴリ2のものでリザーブプライスを下回っていれば、再計算の目的で次に低い入札額と見なすことができる。
分配/割当て規則は、買い手によって、既定でシステム、もしくは第三者によって、例えば、所定の尺度、相関関係、もしくは対応する数々の割合に従い、予め設定され得るか、または逆オークションの終了後に、買い手によって決定され得る。価格保護手数料の割当額は、落札者に対する入札者の評価(例えば、2番目に低い、3番目に低い、4番目に低い、など)に基づき得、2番目に低い入札者が価格保護手数料の最も高い割合を受け取り、3番目に低い入札者が価格保護手数料のより少ない割合を受け取り、4番目に低い入札者が価格保護手数料のさらに少ない割合を受け取る、など)。代替として、落札者が、価格保護手数料の全部または一部を得る権利があり得る。一実施形態では、全てのカテゴリ2入札者が価格保護手数料を前金で支払う場合、落札者は、彼/彼女がシステムに対して既に支払っているものの「割戻金(kick back)」を受け取る。落札者だけが価格保護手数料を支払う場合、逆オークションが終了すると落札者が支払う義務がある価格保護手数料の額は、買い手によって予め設定された割当て規則に応じて減額され得る。
他の実施形態では、オークションの所定の規則は、不参加ユーザー(例えば、特定のオークションに参加しなかったシステムのユーザー)を含む、システムの任意のユーザーまたはシステムへの登録者による、特定のオークションにおける価格保護手数料の少なくとも一部(例えば、特定のオークションにおいて1人の落札したカテゴリ2入札者またはすべてのカテゴリ2入札者によって支払われた価格保護手数料の一部)の割当てを可能にし得る。特定のオークションから受け取ることができる個々の不参加ユーザーの得られる取り分の割合は、例えば、システムによるユーザーの集約評価に基づき得る。ユーザーの集約評価は、例えば、ユーザーが以前にシステムを通して(買い手または入札者として)参加していたオークションの総数、ユーザーが以前に(例えば、全てのカテゴリ2入札者が価格保護手数料を支払うことを要求された、ある「参加料課金制」オークションにおいて落札したカテゴリ2入札者として、または失敗したカテゴリ2入札者として)価格保護手数料を支払っていたオークションの総数、不参加ユーザーが以前に支払った価格保護手数料の総額、以前に提出した入札の総数、ユーザーがシステムを通して取った処置の総数(例えば、オンラインおよびシステムと対話して費やした総時間)、不参加ユーザーが、システムを通して実施された逆オークションで買い手として物品もしくはサービスに対して支払った総額、および/またはシステムの他のユーザーによる長期間にわたるユーザーの評価に基づくことができる(例えば、ステップ562)。ユーザーの集約評価を計算する際に、これらの要因の1つ以上に特定の重み付けを割り当てることができる。1人以上のユーザーが評価と結び付けられている場合、システムは、支払いを要求する結び付けられた最初のユーザーなど、優先順位を決定するために、追加の基準を使用できる。代替として、システムは、手数料の一部を結び付けられたユーザーの間で単純に分配し得る。かかるデータは、データベース104内に格納でき、ユーザーが1つ以上のオークションに参加すると動的に更新できる。好ましくは、システムは、ユーザーに、検証のために画面に表示された無作為に割り当てられた文字の入力を定期的に促すことにより自身がコンピュータでないことを確認することを要求する。
逆オンラインオークションが完了すると、システムにログインした不参加ユーザーは、彼らが参加しなかった1つ以上の他の逆オークションが終了していること、および1つ以上の価格保護手数料の一部が先着順で「容易に手に入る(up for grabs)」という通知が(例えば、テキスト、電子メール、またはポップアップ画面によって)与えられ得る。この情報を伝達するために画面上のシンボルとして指標がユーザーに表示され得る。不参加ユーザーは、特定の逆オークションおよび画面上集金ボタンを単にクリックすることにより、またはシステムに通知する任意の他の手段により、価格保護手数料の自分の取り分を受け取るために一定期間を与えられ得る。システムにログインしている最も高い評価を有する不参加ユーザーは、特定のオークションの特定の所定の規則によって割り当てられた価格保護手数料の任意の得られる取り分を受け取る第1の優先順位を与えられ得、それは、例えば、ある期間内の支払いを選択する不参加ユーザーの第1の数がそれを受け取ることを示し得る。期間が満了すると、不参加の高評価ユーザーが得られた残りの取り分は次いで、より低い評価の不参加ユーザーが得られるようにされ得るか、または特定の逆オークションに単に「戻され」て、追加の所定の割当て規則に従いそこでの参加者(例えば、買い手、入札者(複数可)、システム管理者など)に対して、または(特定の逆オークションまたは一般の)全てのカテゴリ2入札者に割当てられ得る。
特定のオークションにおける価格保護手数料の一部は、システムの新しく登録されたユーザーに、またはカテゴリ2入札者として逆オークションに参加するか、もしくは参加したことのある新しく登録されたユーザーだけに、割り当てられ得る。特定のオークションのカテゴリ2入札者は、価格保護手数料の自分の個々の取り分を受け取るために優先され得るが、彼らが受け取りたい特定の時間フレーム内にシステムに通知しない限り、保証されない。代替として、特定の逆オークションに対する価格保護手数料の全部または少なくとも一部の受取り人は、慈善団体または他の第三者であり得る。かかる第三者慈善団体が受取り人である場合、入札者によるかかる支払いは、適用される国税および地方税法に応じて所得から控除でき得る。
ある実施形態では、価格保護手数料は、落札したカテゴリ2入札者の入札額に関わらず、および/または各カテゴリ2入札者の入札額に関わらず(具体的には、各カテゴリ2入札者が価格保護手数料を支払うことを要求される逆オークションに参加するための支払い)、一定であり得る。各カテゴリ2入札者は、彼らの入札額に関わらず、単に、例えば、$5、$10、$20、または$50を支払うことを要求され得る。価格保護手数料の固定額は、買い手またはシステムによって設定され得、買い手、システムまたは入札者によって認識されるオークション対象の市場価値と相関することもあれば相関しないこともある。他の実施形態では、価格保護手数料は、固定額およびカテゴリ2入札者の入札の割合の組合せであり得る(例えば、固定額は、入札の割合から決定された手数料の額に加算されるか、またはそれから減算され得る)。例えば、価格保護手数料は、($10)+[10%*(落札額)]または[10%*(落札額)]−($10)であり得る。この額がゼロ未満に計算される場合、価格保護手数料は単にゼロに設定できる。システムは、本明細書で説明するような入札者の評価、以前の価格保護手数料支払いなどに基づき、特定の逆オークションによって設定された価格保護手数料の固定額を個別化および変更し得る。
落札したカテゴリ2入札者によって、または複数のカテゴリ2入札者によって支払われた価格保護手数料が事前に決定された閾値を下回る場合、システムおよび/もしくは買い手は、より多くの入札者をシステムに引き付け、かつ/または既存のユーザーをつなぎ留めるために追加の資金をカテゴリ2および/もしくはカテゴリ1入札者に割り当てることができる。かかる追加の資金源は、例えば、全ユーザーのシステム登録料、オークション対象を載せるための買い手の手数料、自己負担費用などであり得る。システムのユーザーである買い手、または逆オークションを実施するためにシステムを利用したい第三者は、本明細書で説明する逆オークションプロセスを通してオークション対象に入札するさらなる入札者を引き付けるために、プロモーションを実施し得る。買い手または第三者は、逆オークション中、または逆オークションの終わりに(例えば、価格保護手数料に加えて(もしあれば))分配のために資金を割り当て得、資金の割当ては、特定の逆オークションの予め設定されたシステム構成および所定の規則(複数可)に応じて、価格保護手数料規則に基づくこともあれば、基づかないこともあり得る。第三者は、例えば、システムの管理者もしくは代表、または物品および/もしくはサービスを提供するためにシステムを通して逆オークションを利用したい広告主もしくは広告会社であり得る。
本明細書で開示する実施形態は、システムカスタマイズを可能にして、ユーザー参加を促進および増加させることを目的とすること、ならびに特定の逆入札型オンラインオークションの1つ以上の所定の規則と組み合わされた予め設定されたシステム構成は、割当てが公平、または不公平であるかどうかに関わらず、価格保護手数料の割当てを指示することが理解されるであろう。追加として、全てのカテゴリ2入札者が価格保護手数料を支払うことを要求する参加料課金制オークションは、たとえ参加している入札者がオークションで落札しなくても(従って自分の価格保護手数料を失う)、彼らが支払う価格保護手数料は彼らの集約評価、従って、彼らが参加しない他のオークションで価格保護手数料の取り分を受け取るための自身の優先順位、および彼らが得る権利がある割合を高めることができるので、かかる実施形態によってさらに動機付けされる。
落札者は価格保護手数料を全部支払い、買い手は、この価格保護手数料の一部、もしくは全部を受け取るか、または何も受け取らないので、オークション対象に対して買い手により落札者に支払われる正味金額は、逆オークションを使用することにより落札者が最終的に受け取る正味金額と異なり得る。例として、落札したカテゴリ2入札者の再計算額が$10であり、この再計算額が$2の価格保護手数料を含んでいれば、$2が残りの入札者に行く場合、買い手はオークション対象に対して(再計算額)$10を落札者に支払い、買い手は$2の取り分を受け取らない。買い手は従って、オークション対象に対して正味で$10を支払う。落札者はしかし、正味金額の$8を受け取るだけである(すなわち、買い手からの$10から、一人以上の他の入札者に支払われた価格保護手数料$2を差し引く)。買い手が価格保護手数料の50%を受け取る場合、買い手はオークション対象に対して$10(再計算額)を支払い、価格保護手数料の$1を受け取る。このシナリオでは、買い手は正味$9を支払い、他方、売り手は依然として正味$8である。買い手が価格保護手数料の100%を受け取る場合、買い手はオークション対象に対して$10(再計算額)を支払い、価格保護手数料の$2を受け取る。ここで、買い手は正味$8を支払い、他方、売り手は依然として正味$8である。支払いの前述のトランザクションは、1つのトランザクションまたは別々のトランザクションにできる。
価格保護手数料の割当ては、買い手が支払う結果として生じる正味額がリザーブプライス以下であるか否に基づき得る。再計算額がリザーブプライスよりも高い場合、買い手は、価格保護手数料の割合を割戻金として得る権利を有し得、それは買い手が多くてリザーブプライスまでの正味金額を支払うのを可能にする。買い手はリザーブプライスを上回る正味金額を支払うことはなく、落札者は依然として再計算額を買い手から受け取る。価格保護手数料は、再計算された落札額の価格を経時的に買い手によって設定されたリザーブプライス以下に動的に変更する動的な計算式に従っても割り当てられ得る。
カテゴリ2入札者に対する最終の再計算価格の計算中に使用される所定の割合(すなわち、落札額と次に低い入札額との間の差に適用される割合、以後、「所定の割合」)および価格保護手数料割合(すなわち、落札額に適用される割合)は各々、逆オークションの開始前に、買い手が選択する任意の額に対して、買い手によりシステムにおいて事前に決定および予め設定できる。代替として、オークション会社、システム、または第三者が、既定によってこられの割合を確立し得る。いずれにしても、全ての逆オークション規則は好ましくは、逆オークションの開始時(例えば、少なくとも第1の入札が提出される前)に提示される。
所定の割合および価格保護手数料割合は、相関し得る。価格保護手数料割合と所定の割合との間の例示的な相関は、直接的または間接的関係、線形または非線形関係、および同様のもののいずれかを含むことができる。好ましい実施形態では、価格保護手数料割合における増加は、所定の割合における増加と関連する。入札者が落札した場合に彼/彼女が価格保護手数料をより多く支払う意思があれば、入札者はそれだけ多く潜在的な上方調整(例えば、彼/彼女の入札と次に低い入札との間の差のより大きな割合)を欲し得る。他の実施形態では、割合は逆相関し得る(例えば、所定の割合は、価格保護手数料が増加するにつれて減少し得る)。
例えば、所定の割合は、価格保護手数料割合値の10倍の値に相関し得、そのため0.5%の価格保護手数料は、5%の所定の割合に相関し、3%の価格保護手数料は30%の所定の割合に相関し、9%の価格保護手数料は90%の所定の割合に相関する、などである。かかる実施形態では、システムは、入札者−売り手が特定の所定の割合を選択できるようにし得る。一旦、所定の割合が選択されると、システムは、適切な相関した価格保護手数料割合を自動的に割り当て、それは入札者によって選択された所定の割合の10分の1(または、例えば、4分の1、5分の1など、何らかの他の相関係数)であり得る。逆に、入札者−売り手が特定の価格保護手数料割合を選択すると、システムは自動的に所定の割合を割り当て、それは入札者によって選択された価格保護手数料割合の10倍(または、例えば、4倍、5倍など、何らかの他の相関係数)であり得る。好ましい実施形態では、より高い価格保護手数料割合は、より高い所定の割合に対応するが、逆相関も同様に使用され得るか、または2つの間に相関がない可能性があることが理解されるであろう。
さらに別の代替実施形態では、例えば、5%〜50%の範囲であり得る、所定の割合は、1%〜13.5%の範囲である、価格保護手数料割合における各増分的増加に対して5%だけ増加するように設定され得る。具体的には、価格保護手数料割合の1%、2.5%、および3%の初期値は、所定の割合の、それぞれ、5%、10%、および15%に対応する。3%を超えて、価格保護手数料割合における1.5%の各増分的増加は、それぞれ、13.5%および50%の値まで所定の割合における増加に対応する。他の相関および/または予め設定された相関値が本発明に従って利用され得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態では、予め設定された規則は、落札者が、落札値と次に低い入札値との間の差の関数として得る権利がある所定の割合を定義し得る。例として、落札が$10で次に低い入札が$110である場合、所定の割合は、[10%*($110−$10)]=$10の正味調整を求めて、10%(すなわち、入札が広く分散しているので、低い割合である)に設定され得る。落札が$10で次に低い入札が$60である場合、所定の割合は、[20%*($60−$10)]=$10の正味調整を求めて、20%(すなわち、10%の代わりに)に設定され得る。従って、所定の割合は、入札と次に低い入札との間の隔たり(または差)に比例して線形に増加(または減少)するか、または何らかの他の方法で相関し得る。このようにして、大きな入札の開きにより、オークション対象に対して法外につり上がった価格を買い手に支払わせることはい。これらの規則は、オークションに先立って買い手によって予め設定され得るか、または既定の設定としてシステムにより設定され得る。
好ましくは、相関した所定の割合と価格保護手数料割合値を利用する入札型逆オンラインオークションは、入札を行う前に全ての入札者に適用可能な割合を開示する。かかる相関した割合を利用すると、入札型逆オンラインオークションにより多くの入札者による参加を促して、入札者がより低い入札を出す動機を与え、落札のある割合を返金する義務と引き換えに入札者に対してより大きな潜在的利益を可能にすることが理解されるであろう。
開示する例示的なシステムおよび方法は、以下で説明する例1〜8を参照すると、さらに理解できる。カテゴリ2価格保護計算式は、入札者が逆オークションで落札して、潜在的に自分の実際の最終入札額よりも高い最終価格でオークション対象を提供する権利を有することができるので、逆オークションにおける入札者により低い入札を出すように促すことが理解されるであろう。所定の規則によって確立されたか、または買い手が他の方法で指示しない限り、落札は自動的に既定で逆オークションにおける最低入札になり得る。しかし、前述のとおり、システムは代替として、買い手が(または既定で予め設定された)、所定の規則のセットに基づいてどの入札が落札となるかを選択または指定でき、それに応じて計算式で使用される割合を調整するように構成できる。
例1〜8に関して以下でさらに説明するように、価格保護ポリシーを購入することは、入札者が買い手から得る権利がある落札額を必ずしも増加しない。例えば、落札額と次に低い入札額との間に大きな差がある場合、ポリシーを購入しているカテゴリ2入札者は、自分の入札額が実質的に増加している見込みがある。しかし、落札額と次に低い入札額との間の差が小さいか、またはほんのわずかな場合、落札者が得る権利のある再計算価格は、もともと提出されたカテゴリ2落札額よりも低い可能性があるので、ポリシーを購入しているカテゴリ2入札者は、結局、オークション対象に対して少ない額を得る権利で終わる可能性がある。価格保護ポリシーに関連したこの潜在的な損失は、入札者がシステムを乱用するのを防ぐのに役立って、買い手の利益を最適化する。価格保護手数料を引いた後にいかなる潜在的な損失も伴わなければ、すべの入札者は、落札額を超えて買い手から得る権利のある額を増加させるために、価格保護ポリシーを購入することになり、それは買い手の最善の利益でない。本発明に従ってカテゴリ2買い手の価格保護プランがどのように機能するかを説明するために、買い手が物品/サービスに対する逆オークション要求を提出する例が以下に提供される。以下の価格保護計算式は、カテゴリ2入札者が落札した場合に買い手がオークションにかけられた物品/サービスに対して支払う必要のある最終再計算価格を計算するために逆オークションのクローズ後に使用され、次の式によって表され得:
=B+[PPCT*(BNL−B)]−[PPP*(B)] 式1
式中、Rは再計算価格であり;Bは落札額であり;PPCTは所定の割合であり:BNLは落札額に対して次に低い入札額であり;PPPは価格保護手数料割合である。
例1
例1は、3人の入札者がそれぞれ、$10、$100および$101の入札を提出して実施された逆オークションを示しており、買い手は、入札の提出前またはオークションの開始時に、最低入札を落札とすることを選択した。買い手は、オークションに対する所定の割合(PPCT)を20%にすることも選択し、価格保護手数料割合(PPP)を10%にすることも選択した。オークションのクローズ(例えば、オークションに対して買い手によって事前に決定された期間の満了)時に、落札/落札者がカテゴリ2入札/入札者である場合、再計算価格Rが、式1を使用して決定されるように、$10の落札、$100の次に低い入札、20%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$10+[20%*($100−$10)]−[10%*($10)]=$10+$18−$1=$27。再計算価格はここでは$27であり、そのため、たとえ落札がたったの$10であっても、買い手は、実際に入札した$10の代わりに、物品/サービスに対して$27を落札者に支払う必要がある。落札者がカテゴリ2入札者となることを選択しなかった場合、彼は、オークションの物品/サービスに対して実際の入札額の$10を受け取るだけであったろう。
例2
例2は、3人の入札者がそれぞれ、$30、$50、および$75の入札を提出して実施された逆オークションを示しており、買い手は、入札の提出前に、最低入札を落札とすることを選択した。買い手は、所定の割合を15%に、価格保護手数料割合を10%にすることも選択した。従って、オークションのクローズ時に、落札/落札者がカテゴリ2入札/入札者である場合、再計算価格Rは、式1を使用して決定されるように、$30の落札、$50の次に低い入札、15%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$30+[15%*($50−$30)]−[10%*($30)]=$30+$3−$3=$30。再計算価格はここでは$30であって、提出した実際の入札と同じであり、従って、落札者は、カテゴリ2入札者として、実際に提出した入札と同一の最終再計算価格を受け取るのが可能なことを示している。
例3
例3は、3人の入札者がそれぞれ、$30、$50、および$75の入札を提出して実施された逆オークションを示しており、買い手は、入札の提出前に、最低入札を落札とすることを選択した。買い手は、この例では、所定の割合および価格保護手数料割合を10%にすることを選択した。従って、オークションのクローズ時に、落札/落札者がカテゴリ2入札/入札者である場合、再計算価格Rは、式1を使用して決定されるように、$30の落札、$50の次に低い入札、10%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$30+[10%*($50−$30)]−[10%*($30)]=$30+$2−$3=$29。再計算価格はここでは$29であって、実際の入札$30よりも少ない。この場合、落札者は、実際には、実際に提出した入札よりも$1少なく受け取るであろう。従って、カテゴリ2入札者となることを選択するある程度のリスクがあることが理解されるであろう。
例4
例4は、3人の入札者がそれぞれ、$5、$10、および$100の入札を提出して実施された逆オークションを示す。このオークションでは、買い手は、入札の提出前に、2番目に低い入札を落札とすることを選択した。買い手はここでは、20%の所定の割合(PPCT)および10%の価格保護手数料割合(PPP)を選択した。オークションのクローズ時に、落札/落札者がカテゴリ2入札/入札者である場合、再計算価格Rは、式1を使用して決定されるように、$10の2番目に低い、すなわち落札、$100の次に低い入札、20%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$10+[20%*($100−$10)]−[10%*($10)]=$10+$18−$1=$27。再計算価格はここでは$27であり、そのため、たとえ落札がたったの$10であっても、買い手は、実際に入札した$10の代わりに、物品および/またはサービスに対して$27を落札者に支払う必要がある。
例5
例5は、公開された上限リザーブプライスが買い手によって設定される逆オークションを示す。この例では、逆オークションは、3人の入札者がそれぞれ、$10、$100、および$101の入札を提出して実施される。入札の前に、買い手は、$125の公開された上限リザーブプライスを開示することを選択し、最低入札を落札とすることを選択した。買い手はまた、所定の割合を10%、および価格保護手数料割合を10%として設定した。上限リザーブプライスは全入札者に対して公開されているので、オークション対象に対して受信した入札は、リザーブプライス未満であろう。公開されたリザーブプライスを上回る入札価格または金額は、無効と見なされて拒絶される。オークションのクローズ時に、落札/落札者がカテゴリ2入札/入札者である場合、再計算価格Rは、式1を使用して決定されるように、$10の落札、$100の次に低い入札、10%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$10+[10%*($100−$10)]−[10%*($10)]=$10+$9−$1=$18。再計算価格はここでは$18であり、買い手はそれを支払う義務がある。公開されたリザーブプライスがあるオークションでは、有効な入札がないためにオークションが失敗する可能性が減少し得ることが理解されるであろう。
例6
例6は、隠された(すなわち、クローズもしくは周知されていない)上限リザーブプライスが買い手によって設定される逆オークションを示す。この例では、逆オークションは、3人の入札者がそれぞれ、$10、$100、および$101の入札を提出して実施される。入札の前に、買い手は、$15の隠された上限リザーブプライス(全ての入札者に知らされていない)を設定することを選択し、最低入札を落札とすることを選択した。買い手はまた、所定の割合を10%、および価格保護手数料割合を10%として設定した。この例では、$10入札だけが$15のリザーブプライスを下回って収まっており、$100および$101入札は、$15のリザーブプライスを上回っているため、システムにより失敗入札と見なされ得る。最低入札として、$10入札が落札と見なされ、一実施形態では、$15のリザーブプライスが、再計算価格Rを計算する目的のために次に低い入札と見なされ得る。オークションのクローズ時に、再計算価格Rはここでは、$10の落札、次に低い入札が$15のリザーブプライス、10%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$10+[10%*($15−$10)]−[10%*($10)]=$10+$0.50−$1=$9.50。買い手は、$9.50の額の再計算価格を物品および/またはサービスに対して落札者に支払う義務がある。
代替として、上限リザーブプライスを上回るが、落札に対して次に低い受信した入札である、受信した入札が、再計算のために使用され得る。このシナリオでは、再計算価格Rは、$10の落札、$100の次に低い入札、10%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$10+[10%*($100−$10)]−[10%*($10)]=$10+$9−$1=$18。このシナリオでは、再計算価格Rは、$18であり、$15のリザーブプライスを上回っている。システムは、(i)失敗オークションを宣言して、オークションを再開する、(ii)たとえ$15のリザーブプライスを上回っていても、買い手にオークション対象に対して$18を落札者に支払う機会を提供する、かつ/または(iii)たとえ$18の再計算価格を下回っていても、落札者にオークション対象を$15のリザーブプライスで提供するように要求もしくは請求する、ように構成され得る。
例7
例7は、3人の入札者がそれぞれ、$100(カテゴリ1)、$100(カテゴリ2)、および$150(カテゴリ2)の入札を提出して実施された逆オークションを示す。このオークションでは、買い手は、入札の提出前に、最低入札を落札とすることを選択して、所定の割合および価格保護手数料割合を10%とすることを決定した。好ましい実施形態では、均衡を破ってどちらの入札者がオークションで落札するかを決定するために、再計算価格がカテゴリ2入札者に対して決定できる。再計算価格Rは、式1を使用して決定されるように、$100の落札、$150の次に低い入札、10%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:R=$100+[10%*($150−$100)]−[10%*($100)]=$100+$5−$10=$95。再計算価格はここでは$95であって、実際の入札の$100よりも少なく、$95の再計算価格はこのとき最も低い金額で、$100を入札したカテゴリ1入札者は負けるので、従って落札者は、カテゴリ2の$100入札者であろう。再計算価格が$100を上回っていた場合、カテゴリ1の$100入札者は落札して、オークション対象に対して$100を得る権利を有している。他の実施形態では、最低入札で並んだ全ての入札者は、彼らが属しているカテゴリに関わらず、入札を再提出するように求められ得、再提出された入札の中で最低入札が次いで落札として選択できる。代替として、システムは、落札を同一入札群から最初に提出された入札に決定できる。
例8
例8は、3人のカテゴリ2入札者がそれぞれ、$100、$100、および$150の入札を提出して実施された逆オークションを示す。このオークションでは、買い手は、入札の提出前に、最低入札を落札とすることを選択して、所定の割合および価格保護手数料割合を相関させて、各カテゴリ2入札者により、彼らそれぞれの入札を個別に提出する前に、個別に選択できることを決定した。$100入札B2−1を提出した第1のカテゴリ2入札者は、買い手によって設定された所定の規則に従い、20%の所定の割合に相関する、5%の価格保護手数料を選択した。$100入札B2−2を提出した第2のカテゴリ2入札者は、所定の規則に従い、40%の所定の割合に相関する、10%の価格保護手数料を選択した。カテゴリ2入札の2つの最低入札があるので、好ましい実施形態に従い、どちらを落札にするかを決定するために、最も低いカテゴリ2入札の各々に対して再計算価格が決定できる。第1の入札B2−1に対する、再計算価格RP−1は、式1を使用して決定されるように、$100の落札、$150の次に低い入札、20%の所定の割合、および5%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:RP−1=$100+[20%*($150−$100)]−[5%*($100)]=$100+$10−$5=$105。B2−1に対する再計算価格は$105である。第2の入札B2−2に対する、再計算価格RP−2は、式1を使用して決定されるように、$100の落札、$150の次に低い入札、40%の所定の割合、および10%の価格保護手数料割合で、次のとおり計算される:RP−2=$100+[40%*($150−$100)]−[10%*($100)]=$100+$20−$10=$110。B2−2に対する再計算価格は$110である。この例では、落札者は、$100を入札した第1のカテゴリ2入札者B2−1であり、オークション対象に対して$105を得る権利を有するであろう。
前述の例では、数または割合は変動し得るが、本明細書で開示する原理は本発明の範囲内であることが理解されるであろう。1人のカテゴリ2入札者が落札者であり、所定の割合および価格保護手数料割合の両方に対する割合は、買い手によって予め設定される。しかし、他の実施形態では、入札者は、彼/彼女自身の割合を選択することが可能であり得るか、またはシステムが、これらの割合の一方または両方を自動的に予め設定するように構成され得る。さらに他の実施形態では、所定の割合および価格保護手数料割合は、上で説明したように、一方を設定すると自動的に他方を設定するように、所定の規則に従って相関され得る。
例えば、買い手が、物品/サービスを求めて入札型逆オンラインオークションを設定する場合、買い手、入札者、システムまたは第三者は、所定の割合(PPCT)を62%に、価格保護手数料割合(PPF)を8%に設定し得る。逆に、買い手が対応する割合を使用したい場合、所定の割合は、価格保護手数料割合に対する1つのパターンもしくは1つ以上の事前に決定された相関またはその逆に従うことができる(すなわち、そのためPPCTが増加するにつれてPPFが増加するか、またはPPCTが減少するにつれてPPFが増加するか、またはPPCTが増加するにつれてPPFが減少するか、またはPPCTが減少するにつれてPPFが減少する)。同様に、PPCTは落札と次に低い入札との間の差(D)に対する1つのパターンまたは相関に従うことができる(すなわち、そのためDが増加するにつれてPPCTが減少するか、またはDが減少するにつれてPPCTが減少するか、またはDが減少するにつれてPPCTが増加するか、またはDが増加するにつれてPPCTが増加する)。買い手が対応する割合を使用すると決定する場合、買い手、入札者、またはシステムは、所定の割合に直接対応する(例えば、10倍)価格保護手数料割合に対する固定数に設定され得る。例えば、買い手が価格保護手数料割合を1%に設定すると、所定の割合は自動的に10%に設定され得る。同様に、買い手が価格保護手数料割合を2%に設定すると、所定の割合は自動的に20%に設定され得る、などである。かかる相関した割合のある実施形態では、所定の割合は、価格保護手数料割合の増加の関数として、増加するように相関され得る。このように、入札者−売り手が落札した場合には彼/彼女の入札のさらに高い割合を支払うことに同意するので、彼/彼女は、落札と次に低い入札との間の差のさらに高い割合を得ることにより潜在的な利益を増加できる。
代替実施形態では、カテゴリ2買い手の価格保護プランは、価格保護手数料が価格保護計算式に従った再計算とは別のトランザクションになるような方法で機能する。すなわち、逆オークションのクローズ後、カテゴリ2入札者が逆オークションで落札すると買い手がオークションにかけられた物品/サービスに対して支払う必要がある最終の再計算価格を計算するために代替計算式が使用され得る。この代替計算式は、落札者または他の入札者によって支払われた価格保護手数料を考慮に入れず、次のように示され:(再計算価格)=[落札]+[所定の割合*(次に低い入札−落札)]、次の式によって表され得:
P2=[B]+[PPCT*(BNL−B)] 式2
式中、RP2は代替再計算価格の額であり;Bは落札額であり;PPCTは所定の割合であり;BNLは落札額に対して次に低い入札額である。
次に図6Aを参照すると、本発明の例示的な実施形態に従い、買い手側からの入札プロセスを例示しているフローチャートが示されている。図のように、買い手はシステムでアカウントを登録し得る(ステップ600)。逆オークションの詳細を設定する前に、買い手はアカウント検証を受け(ステップ602)、それはバックグラウンドチェック、クレジット履歴チェック、オークション履歴の再検討、参照チェック、彼/彼女が所望の物品/サービスの受領時に適切な支払いができて、支払うつもりであることの二重確認などを含み得る。システムによる検証の完了後、買い手は逆オークション要求を掲載し得る(ステップ604)。逆オークションの設定プロセスを開始するとき、買い手は、(求める物品(複数可)および/またはサービス(複数可))を説明する、書面による記載、写真、ビデオなどを備えたオークション対象の記述/紹介、逆オークションに対する所望の時間フレーム(例えば、開始から終了まで)、事前承認された入札者がいるかなど、を入力するように促され得る(ステップ606)。この記述/紹介は、オークション対象に関して買い手が有する、任意の要件、好み、ならびに/または、サービスに対する停止条件、例えば、物品(複数可)および/もしくはサービス(複数可)の納入および/もしくは完了に必要な時間フレーム、要求される製品もしくはサービスの総数、必要な品質(例えば、品質に関する特定の業界における任意の適用可能な標準もしくは基準材料を指定すること、例示的な写真、寸法に言及すること、など)など、を含み得る。買い手は、入札者自身の要件、および誰が入札する資格があるかも示し得る。かかる要件は、例えば、特定の言語における流暢さ、事前の経験レベル、装置要件、ライセンス、技能レベル、市民権、地理的な位置など、を含み得る。システムは、逆オークションが始まる前に買い手と入札者との間で質疑応答が可能になるように構成され得、かかる質疑応答は、コンピューティング装置を介して全てのオークション参加者に公表され得る。買い手は、オークション対象の要件に関して明確にするか、または混乱を回避するために必要な任意のオークション対象詳細を提供すべきである。システムは、買い手が、逆オークションに対して時間フレームを予め設定し、逆オークションを、その終わりまたはクローズまで追跡するのを可能にできる。
買い手は次いで、例えば、価格保護手数料、所定の割合、リザーブプライスの設定、誰が価格保護手数料を受け取るか、など、オークションに対して所定の規則を確立できる(ステップ608)。買い手は、逆オークションが、1つ以上の所有権の移転を伴う物品/サービスを伴うかどうかも指定できる(ステップ610)。逆オークションが所有権の移転を伴う場合(Yes、ステップ610)、買い手はオークション対象の占有権を共有するよりも購入する意図がある(ステップ612)。逆オークションが所有権の移転を伴わない場合(No、ステップ610)、買い手はオークション対象に対する占有権を指定された期間、共有する意図がある(ステップ614)。
図6Bに示すように、一旦、買い手が、オークション対象が所有権の移転を伴うかどうかを決定すると(ステップ610、612、614)、買い手は、リザーブプライスを設定することを促され得る(ステップ616)。リザーブプライスは、好ましくは、買い手がオークション対象に対して支払う意思がある最高額である。一実施形態では、リザーブプライスは、買い手によって予め設定されて、いかなる潜在的または実際の入札者にも開示され得ない。他の実施形態では、リザーブプライスは、逆オークションの前、その間、または逆オークションが終わった後に、入札者に開示され得る。リザーブプライスは、買い手により自身の裁量で設定される。好ましい実施形態では、落札の最終額の場合。
リザーブプライスは、好ましくは、入札者から隠された(またはクローズされた)最高額であり、買い手がオークションにかけられた物品/サービス(すなわち、オークション対象)に対して支払う意思がある最大限度を表す。リザーブプライス逆オークションでは、落札額がリザーブプライス以下である場合、買い手は、物品/サービスを購入する義務があるだけである。隠されたリザーブプライスの不都合な点は、入札者−売り手がリザーブプライスに対して高すぎる価格で入札し得るので失敗する逆オークションがより頻繁に生じ得ることであることが理解されるであろう。隠されたリザーブプライスを設定することは、好ましくは買い手の裁量であるが、システムにより、例えば、求められている物品/サービスに対する公正な市場価値を自動的に判断することによって、自動的に予め設定され得る。これらの実施形態では、入札者は、買い手がオークション対象に対して支払う意思がある最高額を知らない。かかる実施形態は、ボトムアップ入札アプローチを提供でき、入札者に、隠されたリザーブプライスに関わらず、開始オークション価格から競り上げるように促す点において、入札額をリザーブプライスよりも高いか、または低くできることを意味する。代替実施形態では、リザーブプライスは、買い手の裁量で条件付きで隠され得る。本明細書で企図する条件付き隠しリザーブプライスオークションは、システムが、少なくとも1つの入札がリザーブプライス以下になるや否や買い手が任意選択で逆オークションを早期に終了するのを許可するものである。本システムは代替として、たとえ入札が、買い手によって設定された条件付き隠しリザーブプライス以下でなくても、入札が買い手によって受け入れられるのを可能にできる。
代替として、買い手は公開されたリザーブプライスを使用することを選択し得、それは、逆オークション中に入札者に周知されるリザーブプライスである。これらの実施形態では、入札者は、買い手がオークション対象に対して支払う意思がある最高額を知っていて、入札者が、周知のリザーブプライスから競り下げるか、またはオークションに全く参加しないことを要求するトップダウン入札アプローチを提供する。かかる公開リザーブオークションは、それほど知識のない買い手が特定の物品/サービスに対して市場価値よりもずっと高いリザーブプライスを設定した状況では、知識のある入札者に利益をもたらし得る。従って、公開リザーブオークションと隠しリザーブオークションをもつことには、買い手および入札者にとって良い点と悪い点の両方があることが理解されるであろう。公開リザーブオークションを持つと、たとえ1つの入札しかなくても、オークションが失敗しないことがおそらく確実であろうが、知識のある入札者がそれほど知識のない買い手に付け込む可能性を残す。入札者にとって、公開リザーブオークションは、入札者が、買い手が受け入れ得る金額であろうと知っている入札を提供するのを可能にする。システムは、たとえ入札が買い手によって設定された隠しリザーブプライスを上回っていてもそれらが受け入れられるのを可能にし得ることも企図される。
好ましい実施形態では、リザーブプライスは、たとえ単一の入札だけがそれを下回って受け入れられても、再計算のために使用されない。例えば、落札がリザーブプライスを下回っていて、次に低い入札がリザーブプライスを上回っている場合、再計算は、好ましくは依然として、落札および次に低い入札に基づく。しかし、落札がそれを下回っていて、落札より大きい他の入札が受信されない場合、リザーブプライスは、再計算のために次に低い入札として使用され得る。
買い手はオークションに対する開始価格を入力するようにも促され得る。開始価格は、逆オークション入札を開始するための手段として機能する予め設定された金額である。開始価格は入札者−売り手に公開(または周知)されており、買い手がオークションにかけられた対象に対して支払う意思のある最高額を表し得る。オークションでの入札を開始するために、名目価格が開始価格として使用され得る。買い手は低価格を所望するので、開始価格は、買い手の実際に認識されたオークション対象の価値とは全く関係がない可能性があり、落札は、開始価格を上回るか、下回るか、または等しい可能性がある。
買い手がリザーブプライスを設定しないことを選択する場合(No、ステップ616)、彼/彼女は、開始時間および終了時間ならびにオークションに対する任意の他のパラメータを含む、逆オークションのための時間フレームを設定するように促され得る(ステップ618)。システムは、逆オークションに対してタイムスタンプを記録して、異なるリストを識別するための一意のインデックス番号と共にリストする。一旦、時間フレームが開始すると、システムは次いで、時間フレームが終了して逆オークションがクローズするまで(ステップ660)、入札を受け入れる(ステップ658)。システムは次いで、オークション時間フレーム中に受信された入札に対してタイムスタンプを記録する(ステップ629)。一旦、逆オークションがクローズすると、システムは受け入れた入札の全てを処理して、オークションが終了し(ステップ660)、システムは落札を決定する(ステップ662)。
買い手がリザーブプライスを設定する場合(Yes、ステップ616)、買い手は、データベースに格納されるリザーブプライスを入力するように促され得(ステップ620)、好ましい実施形態では、混乱を回避するために、たとえ入札者が、オークションの開始時に隠しリザーブプライスの存在を知らされても、そのリザーブ額は入札者に開示されない(ステップ622)。システムは次いで、設定された時間フレームで逆オークションを開始して、オークション開始に対するタイムスタンプを記録し(ステップ623)、入札者からの入札の受け入れを開始して(ステップ628)、オークション時間フレーム中に受信した入札に対するタイムスタンプを記録する(ステップ629)。逆オークション要求がオンラインオークションプラットフォームで公式に掲載される前に、システムは各掲載された逆オークション要求またはオークションにかけられる対象に対するインデックス番号を発行でき、逆オークションの開始時間に対応するタイムスタンプを発行または記録できる。オークションのクローズ時に入札の全てがリザーブプライスを上回っている場合、逆オークションは、買い手によって予め設定された条件に応じて潜在的に終了することになる。システムは、逆オークションがクローズまたは終了する(ステップ660)まで、入札者から入札を受け入れ続ける。一旦、逆オークションがクローズすると、システムは受信した入札の全てを処理して落札を選択または決定し(ステップ662)、落札がリザーブプライスを上回っているかどうかを確認する。
図6Cに示すように、一旦、システムにより入札が受け入れられて、オークションがクローズまたは終了すると(ステップ660、図6B)、システムは落札を選択または決定する(ステップ662)。選択された落札は好ましくは、受信した最低入札であるが、オークションに先立って評価の形で買い手によって予め設定できる(例えば、落札は、2番目に低い入札、または3番目に低い入札、などと、設定され得る)。システム、買い手、または第三者は、オークションの開始前に、所定の規則のセットに基づいて、封入入札のどの入札に対応する評価が落札として選択されるかを確立し得る(すなわち、落札は、最低入札、2番目に低い入札、3番目に低い入札、4番目に低い入札、5番目に低い入札、または任意の他の指定された評価に対応する)。例えば、買い手は、最低入札以外の入札が落札することを望み、これを彼/彼女がシステムに提出するオークション要求で示すことができる。前述のとおり、落札は、それがカテゴリ1入札またはカテゴリ2入札であるかに応じて変更される可能性がある。従って、システムは落札がカテゴリ1またはカテゴリ2入札かを決定できる(ステップ664)。落札がカテゴリ1入札である場合(ステップ666)、入札者−売り手は、オークション対象を落札額で買い手に提供する権利を得て(ステップ668)、逆オークションは完了する(ステップ684)。他の実施形態では、1つ以上の封入入札のどの入札が落札として選択されるかに対応する評価が既定でシステムによって確立できる。
落札者がカテゴリ2入札者であると決定される場合(ステップ664、670)、システムは価格保護計算式を使用して最終の再計算価格を計算する(ステップ672)。価格保護計算式計算(ステップ674)は、価格保護手数料(ステップ676)を(i)最低入札額(落札)(ステップ678)および(ii)落札額と次に低い入札額との間の差の所定の割合(ステップ680)の合計から差し引くことによって実行される。好ましい実施形態における価格保護手数料は、落札額の割合である。このように、落札したカテゴリ2入札者−売り手は、彼/彼女の最低落札および、彼/彼女の最低落札と次に低い入札との間の差の割合の合計に等しい額から、彼/彼女の最低落札の割合を差し引いて、オークション対象を提供する権利を得る(ステップ682)。
一旦、逆オークションが完了すると(ステップ684)、落札したカテゴリ2入札者はオークション対象を、最終の再計算額+適用可能な追加コスト(もしあれば)で提供する(ステップ686)。買い手は次いで、オークション対象に対して支払い(ステップ688)、それは、入札者−売り手がオークション対象を提供する前または後に行うことができる。任意選択として、両方の当事者は次いで、相互に評価を行うことができ(ステップ690)、全トランザクションが終了する。
逆オークションでは、逆オークションのクローズ時に2つ以上の同一の落札があることが可能である。図7を参照すると、同じかまたは異なるカテゴリの2人以上の入札者からの2つ以上の同一の最低落札がある場合に最終落札者を決定するプロセスを例示しているフローチャートが示されている。図のように、好ましい実施形態では、逆オークションのクローズ後、システムは最低入札額を識別して(ステップ700)、この最低入札額で2つ以上の同一入札があるかどうかを判断する(ステップ702)。同一の最低入札額がない場合(No、ステップ702)、システムは最低入札を落札として選択する(ステップ704)。しかし、買い手が逆オークションに先立って異なる評価を落札とすることを欲する場合(例えば、2番目に低い、3番目に低い、など)、彼/彼女は逆オークションに先立ってこの設定を入力でき、システムは適切な落札を選択できる。
落札額に対して2つ以上の同一入札がある場合(Yes、ステップ702)、システムは、落札額に対する2つ以上の同一入札の少なくとも1つがカテゴリ2入札であるかどうかを判断できる(ステップ706)。例えば、最低入札額に対する2つ以上の同一入札が同じカテゴリの入札者からである(Yes、ステップ706)か、または再計算後に同じ入札額のままである場合、システムは入札者に所定の時間フレーム内に入札を再提出するように促すことができる(ステップ708)。入札者が入札を再提出すると(Yes、ステップ708)、再提出された最低入札が逆オークションで落札する(ステップ710)。入札者が再度、同一入札を再提出した場合、プロセスは、再提出された最低入札を決定するまで、繰り返すことができる。代替として、システムは、オークションをキャンセルするか、または落札となる最初の入札を提出した第1の入札者を決定する前に許可される再提出の最大数を決定し得る。
入札者が所定の時間フレーム内に入札を再提出しないことを選択する場合(No、ステップ708)、以前のラウンドで元の入札を最初に提出した入札者が落札する(ステップ712)。同一額に対する入札が異なるカテゴリである場合(No、ステップ706)、システムはカテゴリ2入札(複数可)に対して最終の再計算価格を計算できる(ステップ716)。この実施形態では、その入札が全ての最終の再計算後に最も低い入札者が逆オークションで落札する(ステップ718)。代替実施形態では、最終の落札を判断するために、潜在的なカテゴリ2落札の最終の再計算価格と、カテゴリ1入札の最も低いものとの間の比較が行われ得る。一旦、落札が、延長線上で考えると、落札者が、選択されると、落札者はオークション対象を買い手に提供でき、買い手は落札者に落札の最終額を支払う義務がある(ステップ720)。カテゴリ1入札は再計算を受けない。
ある入札型逆オンラインオークションは、たとえ動機が提供されても、参加する十分な入札者を満足に引き付けられない可能性があることも理解されるであろう。時々、たった一人の入札者しか、かかる逆オークションで入札しない。これらのシナリオでは、たとえ単一の入札者が自身をカテゴリ2入札者として分類しても、彼/彼女はシステムによってカテゴリ1入札者と見なされ得る。すなわち、たった一人の入札者しかいない場合、入札者は他の入札者と競っていないので保護するものは何もなく、入札が上限リザーブプライス以下である限り、逆オークションで落札する。代替として、システムはたった一人の入札者がカテゴリ2入札者のままでいることを可能にするように構成され得、リザーブプライスは再計算目的のために次に低い入札として使用され得るか、またはオークションは所定の規則に基づいて失敗と見なすことができる。
好ましくは、逆オークションのクローズ時に、落札したカテゴリ2入札者だけが価格保護手数料割合を支払うか、または、少なくとも一部を買い手、一人以上の入札者、システム、もしくは第三者に割り当てるなど、所定の規則に基づいて価格保護手数料を割り当てて分配することを要求される。しかし、前述のとおり、他の実施形態では、全てのカテゴリ2入札者は、価格保護手数料割合を支払うように要求され得る。図5Cに関して前述したように、買い手は、他のシナリオの中で、落札者から受け取った価格保護手数料の額を、負けたカテゴリ2入札者の一人以上で分配するか、その全部もしくは一部を自身で取っておくか、またはその全部を次に低い入札者に与えるオプションを与えられ得る。任意選択として、全ての入札者は、逆オークションの開始前に、価格保護手数料がどのように分配されるかを通知される。この手数料は、入札者の参加を、特に、手数料が負けた入札者の全員または一部の間で分配される実施形態において促進するために使用できることが理解されるであろう。任意選択として、買い手は手数料の少なくとも一部を一人以上の参加した入札者に与えるか、または手数料の全部を少なくとも一人の参加した入札者と分配するか、または手数料の全部を複数もしくは全員の参加した入札者と分配する。かかる実施形態は、「定額受取り制」モデルを構成し、それにより負けた入札者は常に、価格保護手数料の取り分などの、何かを落札者から受け取る。好ましい実施形態では、落札者は既に逆オークションで落札しているので、自分が支払った価格保護手数料割合の取り分を取り戻さない。代替実施形態では、落札者は手数料の全部を取り戻し得る。かかる実施形態では、入札者は、可能な限り低い入札を提出するようにされ、同時に、できるだけ価格保護を購入するようにも促される。
本明細書で説明するシステムおよび方法は、一般に、メモリ装置、データ入力および出力回路(IO)ならびにコンピュータデータネットワーク通信回路に動作可能に接続される中央処理装置(CPU)から成る、コンピューティング装置および/またはコンピュータシステム上で実行され得る。CPUによって実行されるコンピュータコードは、データ通信回路によって受信されたデータを取り、それをメモリ装置内に格納できる。加えて、CPUはデータをI/O回路から取り出して、それをメモリ装置内に格納できる。さらに、CPUは、データをメモリ装置から取り出して、それをIO回路またはデータ通信回路を通して出力できる。メモリ内に格納されたデータはさらに、メモリ装置から呼び戻されて、本明細書で説明する方法でCPUによってさらに処理または変更されて、同じメモリ装置もしくは、データネットワーク回路を用いることを含め、CPUに動作可能に接続された異なるメモリ装置内に再格納され得る。メモリ装置は、ハードディスク、光ディスクもしくはソリッドステートメモリを含む、任意の種類のデータ記憶回路または磁気記憶もしくは光学装置にできる。本発明との使用に適し得る周知のコンピューティングシステム、環境、および/または構成の例は、パーソナルコンピュータ、サーバーコンピュータ、ハンドヘルド、ラップトップもしくはモバイルコンピュータまたは、携帯電話およびPDAなどの通信装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースシステム、セットトップボックス、プログラマブル家庭用電化製品、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、前述のシステムまたは装置のいずれかを含む分散コンピューティング環境、ならびに同様のものを含むが、それらに制限されない。
本明細書で前述した機能の全部または一部を実装するコンピュータプログラム論理は、ソースコード、コンピュータ実行可能ファイル、および様々な中間形式(例えば、アセンブラ、コンパイラ、リンカ、またはロケータによって生成された形式)を含むが、それらに決して制限されない、様々な形式で具現化され得る。ソースコードは、様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティング環境で使用するために様々なプログラミング言語(例えば、オブジェクトコード、アセンブリ言語、またはFORTRAN、C、C++、JAVA、もしくはHTMLなどの高水準言語)のいずれかで実装された一連のコンピュータプログラム命令を含み得る。ソースコードは様々なデータ構造および通信メッセージを定義および使用し得、コンピュータ実行可能形式(例えば、インタープリタを介して)であり得るか、またはコンピュータ実行可能形式に(例えば、トランスレータ、アセンブラ、またはコンパイラを介して)変換され得る。
本発明は、コンピュータによって実行される、プログラムモジュールなどの、コンピュータ実行可能命令の一般的文脈で記述され得る。プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、または特定のデータタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。コンピュータプログラムおよびデータは、半導体メモリ装置(例えば、RAM、ROM、PROM、EEPROM、またはフラッシュ−プログラマブルRAM)、磁気メモリ装置(例えば、ディスケットまたは固定ハードディスク)、光学メモリ装置(例えば、CD−ROMまたはDVD)、PCカード(例えば、PCMCIAカード)、または他のメモリ装置などの、有形的記憶媒体内に、様々な通信技術(例えば、アナログ技術、デジタル技術、光技術、無線技術、ネットワーキング技術、およびインターネットワーキング技術)のいずれかを使用してコンピュータに伝送可能な信号における任意の形式で、永続的または一時的のいずれかで固定され得る。
本発明は、タスクが、通信ネットワークを通してリンクされるリモート処理装置によって実行されて、プログラムモジュールが、メモリ記憶装置を含む、ローカルおよびリモートコンピュータ記憶媒体の両方に配置され得る、分散コンピューティング環境でも実施され得る。当業者は、本発明は、例えば、インターネットを含む、データネットワークを使用してリンクされる1つ以上のコンピュータプロセッサ上で実行され得ることを認識するであろう。プロセスの異なるステップが、プロセスステップを一緒に実行するために動作するような方法で、データネットワークによって接続された、地理的に分離された1つ以上のコンピュータおよび記憶装置によって実行できる。ユーザーのコンピュータは、ユーザーのコンピュータに1つ以上のデータパケットのストリームをデータネットワークを通じて、本明細書でサーバーと呼ばれる、第2のコンピュータに送信させるアプリケーションを実行できる。サーバーは次いで、データベースが格納される1つ以上の大規模データストレージ装置に接続され得る。
サーバーは、データベースクエリー情報を抽出するために、送信されたパケットを受信し、その送信されたデータパケットを解釈するプログラムを実行できる。サーバーは次いで、クエリーの所望の結果を導出するために大規模ストレージ装置にアクセスすることにより本発明の残りのステップを実行できる。代替として、サーバーは、クエリー情報を、大規模ストレージ装置に接続している別のコンピュータに送信でき、そのコンピュータは本発明を実行して所望の結果を導出できる。結果は次いで、ユーザーのコンピュータに適切にアドレス指定された1つ以上のデータパケットの別のストリームによってユーザーのコンピュータに送信して戻すことができる。
ユーザーがオンライン逆オークションに参加するために、ユーザーはシステムでアカウントを登録する必要がある。前述のとおり、登録が完了する前に、ユーザーは、逆オークションの前に、全ての売り手および買い手に対して予め設定された適切な規則のユーザー同意書を提示され得る。収集される個人情報は、名前住所、電子メール、電話番号、および登録プロセスを完了するために必要な財務情報を含み得るが、それらに制限されない。有効な電子メールおよび/または有効な電話番号は、システム管理者により検証目的のために使用され得る。システムの例示的な実施形態は、各ユーザーが、有効な電子メールおよび/または電話番号によって1つのユーザー名と関連付けられた1つだけのアカウントを登録できるようにする。アカウントは、逆オークションに入札するか、または逆オークションを記載するために使用され得る。ユーザーごとに1つのアカウントだけを許可することにより、システムは詐欺を防ぐのに役立ち得る。システムは、ユーザーを完全に登録するために、本当の名前、本当の住所および本当の財務情報も要求できる。必要な財務情報は、デビットカード、クレジットカード、第三者支払いシステム、銀行の支店コードなど、を含み得るが、それらに制限されない。
用語「システム」は本明細書では、可搬式コンピューティング装置を操作するハードウェアおよびソフトウェアの組合せを通した実施態様を指し、それは、1つ以上のサーバー、データベース、モバイルエンドアプリケーション、ウェブポータル、ネットワーク設定など、を含むが、それらに制限されない、基本構成要素と組み合わされて統合された様々な事前にプログラムされた特徴を含む。これらの構成要素の助けを得て、システムは、ウェブサイトまたはモバイルアプリケーションなどの、ユーザーインタフェースを通して、サービスを提供する。加えて、システムは、世界中のどこかに配置され得るデータセンターからの支援を受けて、分散構造であり得る2つ以上のサーバーを有し得る。これらの実施態様は、コンピューティング装置上のユーザーが関連情報を提供され得るように、通信可能にリンクされてクロスプラットフォーム化され得る。システムの特徴は、方法のステップがプロセッサによって処理されて出力されるのを可能にするコンピューティング装置を通して実装できる。
買い手コンピューティング装置および/または入札者コンピューティング装置の両方に、うまく提出された入札、関連するオークション時間フレーム、拒絶された入札、逆オークション落札、オークション結果、などを含むが、それらに制限されない、異なる出来事を警告する必要がある場合、システムにより通知が、電子メール、インスタントメッセージ、音声メッセージなどを通して、サーバーを通じて送信され得る。本明細書で説明するシステムは、少なくともワンサイドまたはマルチサイドマッチング逆オークション市場を促進するためのプラットフォームを提供するために使用され、そこで入札者は、一人もしくは複数の買い手からの逆オークションに同時に入札し得、買い手は一人または複数の入札者を勧誘し得る。各トランザクションは、手数料またはコミッションを容易し得る。システムまたはプラットフォームは、オークションサービスを提供するためのサービス手数料の所定の割合をチャージし得る。
本明細書で採用する語法および用語は、説明のためであり、制限ではないことを理解されたい。本発明の好ましい実施形態の少なくとも1つが添付の図面を参照して説明されているので、かかる実施形態は例示に過ぎないこと、ならびに本発明はそれら詳細な実施形態に制限されないこと、ならびに様々な変更、修正、および適合が、添付のクレームで定義されるとおり本発明の範囲または精神から逸脱することなく当業者によりそこで達成され得ることを理解されたい。従って、実施形態は本明細書では、好ましい実施形態に関して説明されているが、当業者は、実施形態は本明細書では、クレームの精神および範囲内で修正を加えて実施できることを認識するであろう。本明細書で説明する任意の例示的な実施形態は、例示に過ぎず、開示の精神から、または添付のクレームの範囲から逸脱することなく、多くの変形が導入できる。例えば、異なる例示的な実施形態の要素および/もしくは特徴は、本開示および添付のクレームの範囲内で相互に組み合わされ、かつ/または相互に置換され得る。本発明の範囲は、従って、以下のクレームによってのみ定義されるべきである。さらに、多数の変更が、本発明の精神および原理から逸脱することなく、かかる詳細に行われ得ることが当業者には明らかであろう。

Claims (30)

  1. 入札型オンライン逆オークションを実施するためのコンピュータ実装システムであって、
    入札型オンライン逆オークションをリモートで実施するためのオンラインプラットフォームを提供するように構成された1つ以上のプロセッサを有するコンピューティングシステムと、
    各々ネットワークを通して前記コンピューティングシステムと通信するように構成された、買い手コンピューティング装置および少なくとも1つの入札者コンピューティング装置と、
    所定の規則のセットに従って前記オークションを実行するために前記1つ以上のプロセッサに指示する命令を格納できる1つ以上の持続性コンピュータ可読プログラム記憶媒体であって、前記1つ以上のプロセッサは、
    前記買い手コンピューティング装置から、前記オークションにおけるオークション対象に対するオークション要求を受信することと、
    前記少なくとも1つの入札者コンピューティング装置から、各々が前記オークション対象に対する入札額を指定する1つ以上の封入入札を受信することであって、前記1つ以上の封入入札の少なくとも1つが、価格保護手数料を支払う誓約と関連付けられた入札であることと、
    前記1つ以上の封入入札の各々に匿名識別子を自動的に割り当てることと、
    前記オークション中に、前記匿名識別子の1つ以上を含む前記オークションの第1の提示を、前記少なくとも1つの入札者コンピューティング装置の1つ以上に送信することであって、前記第1の提示は、前記入札額を含まず、前記少なくとも1つの入札者コンピューティング装置は前記第1の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示することと、
    前記受信した1つ以上の封入入札から落札を決定することであって、前記落札が前記価格保護手数料を支払う前記誓約と関連付けられていると、
    所定の規則の前記セットを前記落札の前記指定された入札額に適用して、前記価格保護手数料を計算し、
    前記落札に対して前記受信した1つ以上の封入入札の指定された入札を決定して、
    前記落札の前記額と前記指定された入札の額との差を計算し、
    所定の規則の前記セットを前記差に適用して調整額を計算して、
    前記オークションのクローズに基づいて、前記調整額または前記価格保護手数料の少なくとも1つを前記落札の前記額に適用する計算式に基づく再計算落札額を計算し、
    前記オークションの前記クローズ後、前記オークションの第2の提示を、少なくとも1つの入札者コンピューティング装置の1つ以上に送信することであって、前記第2の提示は、少なくとも1つの前記匿名識別子に対応する前記落札と関連付けられた前記再計算落札額を少なくとも含み、前記少なくとも1つの入札者コンピューティング装置は、前記第2の提示と関連した情報の少なくとも一部を表示し、
    所定の規則の前記セットに従い、前記価格保護手数料の少なくとも一部を分配のために割り当てることと
    を行うように構成される、1つ以上の持続性コンピュータ可読プログラム記憶媒体と
    を備えた、システム。
  2. 前記再計算落札額は前記計算式に従って計算され、前記計算式は、前記落札の前記額と前記調整額の合計である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記計算式は、前記価格保護手数料を、前記落札の前記額と前記調整額の前記合計から差し引くことを含む、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記1つ以上のプロセッサは、
    少なくとも一人の入札者に、カテゴリ1またはカテゴリ2の1つから入札カテゴリを選択するオプションを提供するようにさらに構成され、
    カテゴリ1入札者は、カテゴリ1入札を提供し、前記オークションで落札すると、前記カテゴリ1入札の前記入札額に等しい落札額が支払われる入札者であり、または
    カテゴリ2入札者は、前記価格保護手数料を支払う前記誓約と関連付けられたカテゴリ2入札を提供し、前記オークションで落札すると、前記計算式に基づく前記再計算落札額が支払われる入札者である、
    請求項1に記載のシステム。
  5. 前記カテゴリ2入札者は、前記所定の規則に基づいて前記価格保護手数料を支払うことを要求される、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記カテゴリ2入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定時間の前に、前記カテゴリ1入札者に変更するのを許可すること、または
    前記カテゴリ1入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定時間の前に、前記カテゴリ2入札者に変更するのを許可すること、または
    前記カテゴリ2入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定の時間フレーム内に、前記カテゴリ1に変更するのを妨げること、
    前記カテゴリ1入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定の時間フレーム内に、前記カテゴリ2に変更するのを妨げること、
    前記カテゴリ1入札者が前記カテゴリ1入札額を変更すること、もしくは前記カテゴリ2入札者が前記カテゴリ2入札額を変更することの少なくとも1つを許可すること、または
    前記カテゴリ1入札者が前記カテゴリ1入札額を変更すること、もしくは前記カテゴリ2入札者が前記カテゴリ2入札額を変更することの少なくとも1つを妨げること
    のうちの少なくとも1つを行うようにさらに構成される、請求項4に記載のシステム。
  7. 前記指定された入札は、前記落札に対して、前記次に低い入札、前記2番目に次に低い入札、前記3番目に次に低い入札、前記4番目に次に低い入札、または前記落札の前記指定された入札額よりも高い入札額を指定する前記受信された1つ以上の封入入札の中の任意の他の入札の1つである、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記指定された入札は前記落札に対して前記次に低い入札である、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記1つ以上のプロセッサが、
    買い手、入札者、既定によって前記システム、または第三者のうちの少なくとも一人が、前記価格保護手数料の少なくとも一部を割り当てるための所定の規則の前記セットを確立できるように
    さらに構成される、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記価格保護手数料の前記少なくとも一部が、
    (i)買い手、
    (ii)前記コンピューティングシステム、
    (iii)前記落札の入札者、
    (iv)落札者ではない少なくとも一人の入札者、
    (v)第三者、または
    (vi)前記システムに登録されたユーザー
    のうちの少なくとも一人に割り当てられ、
    前記価格保護手数料は、固定額、または前記落札の前記指定された入札額の所定の割合の少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載のシステム。
  11. 前記1つ以上のプロセッサが、
    前記買い手、前記コンピューティングシステム、または前記第三者が、前記価格保護手数料に加えて、割当てのために追加の手数料を提供するのを可能にするように
    さらに構成される、請求項10に記載のシステム。
  12. 所定の規則の前記セットは、第2の所定の割合と相関した第1の所定の割合を含み、
    前記第1の所定の割合は、前記価格保護手数料を計算するために前記落札の前記額に適用される割合であり、前記第2の所定の割合は、前記調整額を計算するために前記差に適用される割合である、
    請求項1に記載のシステム。
  13. 買い手、既定による前記システム、第三者、または前記オークション対象の少なくとも一人の入札者のうちの少なくとも一人は、前記オークション対象に入札する前に、前記所定の規則に基づき、前記第1の所定の割合または前記第2の所定の割合を確立する、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記第1の所定の割合、前記第2の所定の割合、および前記差の1つ以上は、
    (i)前記第1の所定の割合は前記第2の所定の割合が増加するにつれて増加する
    (ii)前記第1の所定の割合は前記第2の所定の割合が減少するにつれて増加する
    (iii)前記第1の所定の割合は前記第2の所定の割合が増加するにつれて減少する
    (iv)前記第1の所定の割合は前記第2の所定の割合が減少するにつれて減少する
    (v)前記第2の所定の割合は前記差が増加するにつれて減少する
    (vi)前記第2の所定の割合は前記差が減少するにつれて減少する
    (vii)前記第2の所定の割合は前記差が減少するにつれて増加するまたは
    (viii)前記第2の所定の割合は前記差が増加するにつれて増加する
    の少なくとも1つに基づいて相関する、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記オークションの前記クローズ前の所定の期間内に、前記1つ以上の封入入札の前記オークションからの撤回を妨げること、または
    前記オークションの前記クローズ前の所定の期間内に、前記オークションにおける1つ以上の新しい封入入札の提出を妨げること
    を行うようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
  16. 前記1つ以上のプロセッサは、
    新しい封入入札をたった1つの有効な入札として受け入れて、同じ入札者によって以前に提出された前記封入入札の1つを置き換えること、または
    カテゴリ1入札者またはカテゴリ2入札からの所定の規則の前記セットに基づく有効な入札としての追加の封入入札を拒絶すること
    を行うようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
  17. 前記1つ以上のプロセッサは、
    複数の入札者が同一の最低入札を提出した場合、前記複数の入札者が一定の時間フレーム内に新しい封入入札を提出するのを可能にするようにさらに構成され、
    前記複数の入札者の各々が、前記新しい封入入札の1つが、各他の前記新しい封入入札よりも低いと決定されるまで、前記新しい封入入札を提出するのを可能にし、
    前記一定の時間フレーム内に前記複数の入札者の誰も前記新しい封入入札を提出しない場合、前記同一入札の最初のものの入札者が前記落札者であると決定される、
    請求項1に記載のシステム。
  18. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記オークションの開始前に、前記1つ以上の封入入札のどの入札が前記落札として決定されるかに対応する評価を提供するようにさらに構成され、
    前記評価は、買い手によって、既定で前記システムによって、または第三者によって、確立され、
    前記評価は、最低入札、2番目に低い入札、3番目に低い入札、4番目に低い入札、5番目に低い入札、または任意の他の指定された評価、のうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項1に記載のシステム。
  19. 前記オークションは、前記オークション対象に対するリザーブプライスを含み、
    前記リザーブプライスは、公開されたリザーブプライス、または隠されたリザーブプライス、のうちの1つであり、
    前記リザーブプライスは、買い手、既定による前記システム、または第三者、のうちの一人によって確立される、
    請求項1に記載のシステム。
  20. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記誓約と関連付けられた単一入札を前記落札であると決定することと、
    前記単一入札が前記オークション対象に対する唯一の入札であり、前記単一入札が前記隠されたリザーブプライスより低い場合、前記再計算落札額の前記計算中に、前記隠されたリザーブプライスを前記指定された入札として適用することと
    を行うようにさらに構成される、請求項19に記載のシステム。
  21. 前記1つ以上のプロセッサは、
    (i)前記落札が前記誓約と関連付けられておらず、かつ前記落札が前記リザーブプライスを上回っているか、または
    (ii)前記落札が前記誓約と関連付けられていて、前記再計算落札額が前記リザーブプライスを上回っている
    場合に、
    前記オークションをキャンセルするか、前記買い手に、前記オークション対象を前記リザーブプライスを上回る額で購入するオプションを提供するか、または前記落札の少なくとも一人の入札者に、前記オークション対象を前記リザーブプライスで売却するオプションを提供する
    ようにさらに構成される、請求項19に記載のシステム。
  22. 入札型オンライン逆オークションを実施するためのコンピュータ実装方法であって、
    リモート買い手コンピューティング装置から、入札型オンライン逆オークションにおけるオークション対象に対するオークション要求を受信することと、
    少なくとも1つのリモート入札者コンピューティング装置から、前記オークション対象に対して入札額を指定する1つ以上の封入入札を受信することであって、前記1つ以上の封入入札の少なくとも1つは、所定の規則のセットに従い、前記入札額の価格保護手数料割合を支払う誓約と関連付けられた入札であることと、
    前記リモート買い手コンピューティング装置および前記少なくとも1つのリモート入札者コンピューティング装置は、ネットワークを通して、1つ以上のプロセッサを有するコンピューティングシステムと通信するように構成されていて、
    前記1つ以上の封入入札の各々に匿名識別子を自動的に割り当てることと、
    前記オークション中に、前記匿名識別子の1つ以上を含む前記オークションの第1の提示を、前記少なくとも1つのリモート入札者コンピューティング装置の1つ以上に送信することであって、前記第1の提示は前記入札額を含まず、前記少なくとも1つの入札者コンピューティング装置は、前記第1の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示することと、
    前記1つ以上のプロセッサにより、前記1つ以上の封入入札から落札を、所定の規則の前記セットに従って決定することであって、前記落札は落札額を有し、前記落札が前記価格保護手数料割合を支払う前記誓約と関連付けられていると、
    所定の規則の前記セットを前記落札額に適用して、価格保護手数料額を計算し、
    所定の規則の前記セットに従い、前記落札に対して前記受信した1つ以上の封入入札の指定された入札を決定して、
    前記落札額と前記指定された入札の額との間の差を計算し、
    所定の規則の前記セットを前記差に適用して調整額を計算し、
    前記調整額または前記価格保護手数料額の少なくとも1つを前記落札額に適用する計算式に基づいて最終落札額を計算し、
    前記オークションの前記クローズ後、少なくとも1つの前記匿名識別子に対応する前記落札と関連付けられた前記最終落札額を含む第2の提示を、前記第2の提示に関連した情報の少なくとも一部を表示するために、前記複数のリモート入札者コンピューティング装置の少なくとも1つに送信することと
    を含む、コンピュータ実装方法。
  23. 前記方法は、
    少なくとも一人の入札者に、カテゴリ1またはカテゴリ2の1つから入札カテゴリを選択するオプションを提供すること、または
    前記カテゴリ1入札者が前記カテゴリ1入札額を変更すること、もしくは前記カテゴリ2入札者が前記カテゴリ2入札額を変更することの少なくとも1つを許可すること、または
    前記カテゴリ1入札者が前記カテゴリ1入札額を変更すること、もしくは前記カテゴリ2入札者が前記カテゴリ2入札額を変更することの少なくとも1つを妨げること
    を行うステップをさらに含み、
    カテゴリ1入札者は、カテゴリ1入札を提供し、前記オークションで落札すると、前記カテゴリ1入札額に等しい落札額が支払われる入札者であり、または
    カテゴリ2入札者は、前記価格保護手数料割合を支払う前記誓約と関連付けられたカテゴリ2入札を提供し、前記オークションで落札すると、前記計算式に基づいた前記最終落札額が支払われる入札者である、
    請求項22に記載の方法。
  24. 前記方法は、
    前記カテゴリ2入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定時間の前に、前記カテゴリ1入札者に変更するのを許可すること、
    前記カテゴリ1入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定時間の前に、前記カテゴリ2入札者に変更するのを許可すること、
    前記カテゴリ2入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定の時間フレーム内に、前記カテゴリ1入札者に変更するのを妨げること、または
    前記カテゴリ1入札者が、前記オークション中の任意の時に、もしくは前記オークションのクローズ前の所定の時間フレーム内に、前記カテゴリ2入札者に変更するのを妨げること
    を行う前記ステップの少なくとも1つをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記指定された入札は前記落札に対して次に低い入札である、請求項22に記載の方法。
  26. 前記最終落札額は、計算式に従って計算され、前記計算式は、
    前記落札額と前記調整額の合計、または
    前記価格保護手数料額を前記落札額と前記調整額の合計から差し引くこと
    の1つとして計算される、請求項22に記載の方法。
  27. 前記価格保護手数料額の少なくとも一部が、
    (i)買い手、
    (ii)前記コンピューティングシステム、
    (iii)前記落札の入札者、
    (iv)前記落札の入札者以外の少なくとも一人の入札者、
    (v)第三者、または
    (vi)前記方法の登録されたユーザー
    のうちの少なくとも一人に割り当てられ、
    前記価格保護手数料は、固定額、または前記落札の前記指定された入札額の所定の割合の少なくとも1つを含む、請求項22に記載の方法。
  28. 前記方法は、
    前記買い手、前記コンピューティングシステム、または前記第三者が、前記価格保護手数料に加えて、割当てのために追加の手数料を提供するのを可能にすること
    を行う前記ステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記価格保護手数料割合は所定の調整割合と相関し、前記価格保護手数料割合は、価格保護手数料額を計算するために前記落札額に適用され、前記所定の調整割合は、前記調整額を計算するために前記差に適用され、
    買い手、既定による前記システム、第三者、または前記オークション対象の少なくとも一人の入札者のうちの少なくとも一人は、前記オークション対象への入札前に、前記所定の規則に基づき、前記第1の所定の割合または前記第2の所定の割合を確立し、
    前記価格保護手数料割合、前記所定の調整割合、および前記差の1つ以上は、
    (i)前記価格保護手数料割合は前記所定の調整割合が増加するにつれて増加する
    (ii)前記価格保護手数料割合は前記所定の調整割合が減少するにつれて増加する
    (iii)前記価格保護手数料割合は前記所定の調整割合が増加するにつれて減少する
    (iv)前記価格保護手数料割合は前記所定の調整割合が減少するにつれて減少する
    (v)前記所定の調整割合は前記差が増加するにつれて減少する
    (vi)前記所定の調整割合は前記差が減少するにつれて減少する
    (vii)前記所定の調整割合は前記差が減少するにつれて増加するまたは
    (viii)前記所定の調整割合は前記差が増加するにつれて増加する
    の少なくとも1つに基づいて相関する、
    請求項22に記載の方法。
  30. 前記オークションは、前記オークション対象に対するリザーブプライスを含み、
    前記リザーブプライスは、公開されたリザーブプライス、または隠されたリザーブプライスのうちの1つであり、買い手、既定による前記システム、または第三者、のうちの一人によって確立され、
    前記方法は、
    (i)前記落札が前記誓約と関連付けられておらず、かつ前記落札が前記リザーブプライスを上回っているか、または
    (ii)前記落札が前記誓約と関連付けられていて、前記再計算落札額が前記リザーブプライスを上回っている
    場合に、
    前記オークションをキャンセルすること、前記買い手に、前記オークション対象を前記リザーブプライスを上回る額で購入するオプションを提供すること、または前記落札の少なくとも一人の入札者に、前記オークション対象を前記リザーブプライスで売却するオプションを提供すること
    を行う前記ステップをさらに含む、
    請求項22に記載の方法。
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