JP2019534321A5 - - Google Patents

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一部の実施形態では、前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子、アンチセンス核酸、干渉RNA、shRNA、siRNA、miRNA、piwiRNA、アプタマー、リボザイム、ゲノム編集、ドミナントネガティブタンパク質結合パートナー、およびこれらの組合せからなる群から選択される阻害剤である。なお別の実施形態では、前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子である。別の実施形態では、前記小分子が、図1〜22および表8に列挙されている小分子からなる群から選択される。さらに別の実施形態では、前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、ハイスループットスクリーニングにおいて同定される。なお別の実施形態では、前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP7の活性または発現レベルも阻害する。別の実施形態では、前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、p53の活性または発現レベルを阻害しない。さらに別の実施形態では、前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、2、3、4、5、6、7、8、9、10種またはそれよりも多いUSP10バイオマーカーである。なお別の実施形態では、前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP10の少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルをモジュレートする。別の実施形態では、USP10の前記少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルが減少する。さらに別の実施形態では、USP10の前記少なくとも1種の下流標的が、ヒトFLT3またはそのオーソログである。なお別の実施形態では、前記ヒトFLT3またはそのオーソログが、表2に列挙されているバイオマーカーからなる群から選択される少なくとも1種のヒトFLT3である。別の実施形態では、前記AMLが、成人AMLまたは小児AMLである。さらに別の実施形態では、前記対象が、哺乳動物(例えば、AMLの動物モデルまたはヒト)である。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
急性骨髄芽球性白血病(AML)に罹患した対象を処置する方法であって、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する薬剤を該対象に投与し、これにより、該AMLに罹患した該対象を処置するステップを含み、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、方法。
(項目2)
前記薬剤が、薬学的に許容される製剤で投与される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記薬剤が、前記少なくとも1種のバイオマーカーに直接的に結合し、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、ヒトUSP10またはそのオーソログである、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
少なくとも1種のさらなる抗がん剤を投与するステップをさらに含み、必要に応じて、該少なくとも1種のさらなる抗がん剤が、表2に列挙されている少なくとも1種のバイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する方法であって、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する薬剤と該AML細胞を接触させ、これにより、該AML細胞の過剰増殖性成長を阻害するステップを含み、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、方法。
(項目7)
前記接触させるステップを、in vivo、ex vivoまたはin vitroで行い、必要に応じて、前記AML細胞が死滅する、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記薬剤が、薬学的に許容される製剤で投与される、項目6または7に記載の方法。
(項目9)
前記薬剤が、前記少なくとも1種のバイオマーカーに直接的に結合し、必要に応じて、前記USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、項目6から8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、ヒトUSP10またはそのオーソログである、項目6から9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
少なくとも1種のさらなる抗がん剤を投与するステップをさらに含み、必要に応じて、該少なくとも1種のさらなる抗がん剤が、表2に列挙されている少なくとも1種のバイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する、項目6から10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
AMLに罹患したまたはAMLを発症する危険性がある対象が、USP10阻害剤療法から利益を得るかどうかを決定する方法であって、
a)該対象から生体試料を得るステップと、
b)対象試料における少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を決定するステップであって、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP1
0バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーからなる群から選択される、ステップと、
c)対照における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を決定するステップと、
d)ステップb)およびc)において検出された該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を比較するステップと
を含み、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの該対照コピー数、量および/または活性と比べた、該対象試料における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性の存在または有意な増加が、該AMLに罹患したまたは該AMLを発症する危険性がある該対象が、USP10阻害剤療法から利益を得ることを示す、方法。
(項目13)
前記AMLが、USP10阻害剤療法から利益を得ると決定される場合、USP10阻害剤療法を推奨するか、処方するか、または施行するステップをさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記AMLが、USP10阻害剤療法から利益を得ないと決定される場合、USP10阻害剤療法以外の抗AML療法を推奨するか、処方するか、または施行するステップをさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目15)
前記抗AML療法が、標的化療法、化学療法、放射線療法および/またはホルモン療法からなる群から選択される、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記対照試料が、前記患者または該患者が属する同じ種のメンバーのいずれかに由来するがん性または非がん性試料から決定される、項目12から15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記対照試料が、細胞を含む、項目12から16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
臨床的有用率、死亡までの生存期間、病理学的完全奏効、病理的応答の半定量的尺度、臨床的完全寛解、臨床的部分寛解、臨床的安定疾患、無再発生存期間、無転移生存期間、無病生存期間、循環腫瘍細胞減少、循環マーカー応答およびRECIST基準からなる群から選択される少なくとも1種の基準によって測定される、USP10阻害剤療法に対する応答性を決定するステップをさらに含む、項目12から17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
対象におけるAMLを処置するための薬剤の有効性を評価する方法であって、
a)第1の対象試料において、該薬剤の存在下で維持された、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量または活性を検出するステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと、
b)第2の対象試料において、該被験化合物の非存在下で維持された、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を検出するステップと、c)ステップa)およびb)由来の該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を比較するステップであって、該第2の対象試料と比べた、該第1の対象試料における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に増加したコピー数、量および/または活性が、該薬剤が、該対象における該AMLを処置することを示す、ステップと
を含む方法。
(項目20)
対象におけるAMLの進行をモニタリングする方法であって、
a)対象試料において、第1の時点において、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を検出するステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと、
b)治療剤の投与後の少なくとも1つのその後の時点において、ステップa)を反復するステップと、
c)ステップa)およびb)において検出されたコピー数、量および/または活性を比較するステップであって、少なくとも1種のその後の対象試料と比べた、該第1の対象試料における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に増加したコピー数、量および/または活性が、該薬剤が、該対象における該AMLを処置することを示す、ステップと
を含む方法。
(項目21)
前記第1の時点と前記その後の時点との間に、前記対象が、処置を受けている、処置を完了している、および/または前記AMLが寛解している、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記第1の時点と前記その後の時点との間に、前記対象が、USP10阻害剤療法を受けている、項目20または21に記載の方法。
(項目23)
前記第1のおよび/または少なくとも1種のその後の試料が、ex vivo試料およびin vivo試料からなる群から選択される、項目20から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記第1のおよび/または少なくとも1種のその後の試料が、AMLの動物モデルから得られる、項目20から23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記第1のおよび/または少なくとも1種のその後の試料が、前記対象から得られる単一の試料またはプールされた試料の部分である、項目20から24のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
AML細胞の過剰増殖性成長および/またはAML細胞死をモジュレートする薬剤を同定するための細胞に基づく方法であって、
a)被験薬剤と、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーを発現する細胞を接触させるステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと
b)該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、発現レベルまたは活性レベルに対する該被験薬剤の効果を決定して、これにより、AML細胞の過剰増殖性成長および/またはAML細胞死をモジュレートする薬剤を同定するステップと
を含む方法。
(項目27)
前記細胞が、AMLの動物モデルから単離される、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記細胞が、AMLに罹患した対象に由来する、項目26または27に記載の方法。
(項目29)
前記細胞が、USP10阻害剤療法に対して非応答性である、項目26から28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記接触させるステップを、in vivo、ex vivoまたはin vitroで行い、必要に応じて、前記薬剤が、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/
またはAML細胞死を促進する、項目26から29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、発現レベルまたは活性レベルに対する前記被験薬剤の効果を決定する前または後に、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーに結合する該被験薬剤の能力を決定するステップをさらに含み、必要に応じて、該薬剤が、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する、項目26から30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
前記試料が、前記対象から得られる細胞、細胞系、組織学的スライド、パラフィン包埋組織、新鮮凍結組織、新鮮組織、生検、血液、血漿、血清、口腔内切屑、唾液、脳脊髄液、尿、糞便、粘液または骨髄を含む、項目12から31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する薬剤を同定するための無細胞の方法であって、
a)被験薬剤と接触した、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量または活性に対する被験薬剤の効果を決定するステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと、
b)該被験薬剤の非存在下で維持された該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量または活性を決定するステップと、
c)ステップa)およびb)由来の該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量および/または活性を比較するステップであって、ステップb)と比べた、ステップa)における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に減少した量および/または活性が、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する薬剤として該被験薬剤を同定する、ステップと
を含む方法。
(項目34)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量または活性に対する前記被験薬剤の効果を決定する前または後に、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーに結合する該被験薬剤の能力を決定するステップをさらに含む、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記被験薬剤と、前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーを発現するAML細胞を接触させて、接触するステップを含む、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する該被験薬剤の能力を確認するステップをさらに含む、項目33または34に記載の方法。
(項目36)
前記コピー数が、マイクロアレイ、定量的PCR(qPCR)、ハイスループットシークエンシング、比較ゲノムハイブリダイゼーション(CGH)または蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)によって評価される、項目12から35のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量が、前記試料における、該バイオマーカーをコードするポリヌクレオチド分子または該ポリヌクレオチド分子の部分の存在を検出することにより評価される、項目12から35のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記ポリヌクレオチド分子が、mRNA、cDNAまたはその機能的改変体もしくは断片である、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記検出するステップが、前記ポリヌクレオチド分子を増幅するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目40)
前記少なくとも1種のバイオマーカーの量が、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、該1種もしくは複数種のバイオマーカーをコードする前記ポリヌクレオチドまたは該ポリヌクレオチド分子の部分の前記試料と核酸プローブをアニールすることにより評価される、項目12から39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記少なくとも1種のバイオマーカーの量が、前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのポリペプチドの存在を検出することにより評価される、項目12から39のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記ポリペプチドの存在が、該ポリペプチドと特異的に結合する試薬を使用して検出される、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記試薬が、抗体、抗体誘導体および抗体断片からなる群から選択される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの活性が、前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルのモジュレーションの大きさを決定することにより評価される、項目12から39のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの前記少なくとも1種の下流標的が、ヒトFLT3またはそのオーソログである、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記ヒトFLT3またはそのオーソログが、表2に列挙されているバイオマーカーからなる群から選択される少なくとも1種のヒトFLT3である、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子、抗USP10イントラボディまたはその抗原結合性断片、アンチセンス核酸、干渉RNA、shRNA、siRNA、miRNA、piwiRNA、アプタマー、リボザイム、ゲノム編集、ドミナントネガティブタンパク質結合パートナー、およびこれらの組合せからなる群から選択される阻害剤である、項目1から46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子である、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記小分子が、図1〜22および表8に列挙されている小分子からなる群から選択される、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、ハイスループットスクリーニングにおいて同定される、項目1から49のいずれか一項に記載の方法。
(項目51)
前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP7の活性または発現レベルも阻害する、項目1から50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、p53の活性または発現レベルを阻害しない、項目1から51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、2、3、4、5、6、7、8、9、10種またはそれよりも多いUSP10バイオマーカーである、項目1から52のい
ずれか一項に記載の方法。
(項目54)
前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP10の少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルをモジュレートする、項目1から53のいずれか一項に記載の方法。
(項目55)
USP10の前記少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルが減少する、項目54に記載の方法。
(項目56)
USP10の前記少なくとも1種の下流標的が、ヒトFLT3またはそのオーソログである、項目54または55に記載の方法。
(項目57)
前記ヒトFLT3またはそのオーソログが、表2に列挙されているバイオマーカーからなる群から選択される少なくとも1種のヒトFLT3である、項目56に記載の方法。
(項目58)
前記AMLが、成人AMLまたは小児AMLである、項目1から57のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
前記対象が、哺乳動物である、項目1から58のいずれか一項に記載の方法。
(項目60)
前記哺乳動物が、AMLの動物モデルである、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記哺乳動物が、ヒトである、項目59に記載の方法。

Claims (76)

  1. 急性骨髄芽球性白血病(AML)に罹患した対象を処置する方法において使用するための組成物であって、該組成物は、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する薬剤を含み、該方法は、該組成物を該対象に投与するステップを含み、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、組成物
  2. 前記組成物が、薬学的に許容される製剤である、請求項1に記載の組成物
  3. 前記薬剤が、前記少なくとも1種のバイオマーカーに直接的に結合し、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、請求項1または2に記載の組成物
  4. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、ヒトUSP10またはそのオーソログである、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物
  5. 前記方法は、少なくとも1種のさらなる抗がん剤を投与するステップをさらに含み、必要に応じて、該少なくとも1種のさらなる抗がん剤が、表2に列挙されている少なくとも1種のバイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物
  6. AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する方法において使用するための組成物であって、該組成物は、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する薬剤を含み、該方法は、該薬剤と該AML細胞を接触させるステップを含み、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、組成物
  7. 前記接触させるステップを、in vivo、ex vivoまたはin vitroで行い、必要に応じて、前記AML細胞が死滅する、請求項6に記載の組成物
  8. 前記組成物が、薬学的に許容される製剤である、請求項6または7に記載の組成物
  9. 前記薬剤が、前記少なくとも1種のバイオマーカーに直接的に結合し、必要に応じて、前記USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、請求項6から8のいずれか一項に記載の組成物
  10. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、ヒトUSP10またはそのオーソログである、請求項6から9のいずれか一項に記載の組成物
  11. 前記方法が、少なくとも1種のさらなる抗がん剤を投与するステップをさらに含み、必要に応じて、該少なくとも1種のさらなる抗がん剤が、表2に列挙されている少なくとも1種のバイオマーカーのコピー数、量および/または活性を阻害する、請求項6から10のいずれか一項に記載の組成物
  12. 少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの対照コピー数、量および/または活性と比べた、対象試料における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性の存在または有意な増加を、AMLに罹患したまたはAMLを発症する危険性がある対象が、USP10阻害剤療法から利益を得るかどうかを決定するための指標とする方法であって、
    a)該対象から得られた生体試料における少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を決定するステップであって、必要に応じて、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーからなる群から選択される、ステップと、
    )対照における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を決定するステップと、
    )ステップ)および)において検出された該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を比較するステップと
    を含み、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの該対照コピー数、量および/または活性と比べた、該対象試料における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性の存在または有意な増加が、該AMLに罹患したまたは該AMLを発症する危険性がある該対象が、USP10阻害剤療法から利益を得ることを示す、方法。
  13. 前記AMLが、USP10阻害剤療法から利益を得ると決定される場合、USP10阻害剤療法を推奨するか、処方するか、または施行するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記AMLが、USP10阻害剤療法から利益を得ないと決定される場合、USP10阻害剤療法以外の抗AML療法を推奨するか、処方するか、または施行するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記抗AML療法が、標的化療法、化学療法、放射線療法および/またはホルモン療法からなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記対照試料が、前記患者または該患者が属する同じ種のメンバーのいずれかに由来するがん性または非がん性試料から決定される、請求項12から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記対照試料が、細胞を含む、請求項12から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 臨床的有用率、死亡までの生存期間、病理学的完全奏効、病理的応答の半定量的尺度、臨床的完全寛解、臨床的部分寛解、臨床的安定疾患、無再発生存期間、無転移生存期間、無病生存期間、循環腫瘍細胞減少、循環マーカー応答およびRECIST基準からなる群から選択される少なくとも1種の基準によって測定される、USP10阻害剤療法に対する応答性を決定するステップをさらに含む、請求項12から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 第2の対象試料と比べた、第1の対象試料における少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に増加したコピー数、量および/または活性を、対象におけるAMLを処置するための薬剤の有効性評価の指標とする方法であって、
    a)第1の対象試料において、該薬剤の存在下で維持された、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量または活性を検出するステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと、
    b)第2の対象試料において、該被験化合物の非存在下で維持された、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を検出するステップと、c)ステップa)およびb)由来の該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を比較するステップであって、該第2の対象試料と比べた、該第1の対象試料における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に増加したコピー数、量および/または活性が、該薬剤が、該対象における該AMLを処置することを示す、ステップと
    を含む方法。
  20. 少なくとも1種のその後の対象試料と比べた、第1の時点の対象試料における少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に増加したコピー数、量および/または活性を、対象におけるAMLの進行モニタリングの指標とする方法であって、
    a)該第1の対象試料において、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、量および/または活性を検出するステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと、
    b)治療剤の投与後の少なくとも1つのその後の時点において、ステップa)を反復するステップと、
    c)ステップa)およびb)において検出されたコピー数、量および/または活性を比較するステップであって、少なくとも1種のその後の対象試料と比べた、該第1の対象試料における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に増加したコピー数、量および/または活性が、該薬剤が、該対象における該AMLを処置することを示す、ステップと
    を含む方法。
  21. 前記第1の時点と前記その後の時点との間に、前記対象が、処置を受けている、処置を完了している、および/または前記AMLが寛解している、請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1の時点と前記その後の時点との間に、前記対象が、USP10阻害剤療法を受けている、請求項20または21に記載の方法。
  23. 前記第1のおよび/または少なくとも1種のその後の試料が、ex vivo試料およびin vivo試料からなる群から選択される、請求項20から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記第1のおよび/または少なくとも1種のその後の試料が、AMLの動物モデルから得られる、請求項20から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記第1のおよび/または少なくとも1種のその後の試料が、前記対象から得られる単一の試料またはプールされた試料の部分である、請求項20から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. AML細胞の過剰増殖性成長および/またはAML細胞死をモジュレートする薬剤を同定するための細胞に基づく方法であって、
    a)被験薬剤と、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーを発現する細胞を接触させるステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと
    b)該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、発現レベルまたは活性レベルに対する該被験薬剤の効果を決定して、これにより、AML細胞の過剰増殖性成長および/またはAML細胞死をモジュレートする薬剤を同定するステップと
    を含む方法。
  27. 前記細胞が、AMLの動物モデルから単離される、請求項26に記載の方法。
  28. 前記細胞が、AMLに罹患した対象に由来する、請求項26または27に記載の方法。
  29. 前記細胞が、USP10阻害剤療法に対して非応答性である、請求項26から28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記接触させるステップを、in vivo、ex vivoまたはin vitroで行い、必要に応じて、前記薬剤が、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/
    またはAML細胞死を促進する、請求項26から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのコピー数、発現レベルまたは活性レベルに対する前記被験薬剤の効果を決定する前または後に、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーに結合する該被験薬剤の能力を決定するステップをさらに含み、必要に応じて、該薬剤が、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する、請求項26から30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記試料が、前記対象から得られる細胞、細胞系、組織学的スライド、パラフィン包埋組織、新鮮凍結組織、新鮮組織、生検、血液、血漿、血清、口腔内切屑、唾液、脳脊髄液、尿、糞便、粘液または骨髄を含む、請求項12から31のいずれか一項に記載の方法。
  33. AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する薬剤を同定するための無細胞の方法であって、
    a)被験薬剤と接触した、少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量または活性に対する被験薬剤の効果を決定するステップであって、必要に応じて、該USP10バイオマーカーが、表1に列挙されているUSP10バイオマーカーの群から選択される、ステップと、
    b)該被験薬剤の非存在下で維持された該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量または活性を決定するステップと、
    c)ステップa)およびb)由来の該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量および/または活性を比較するステップであって、ステップb)と比べた、ステップa)における該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの有意に減少した量および/または活性が、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する薬剤として該被験薬剤を同定する、ステップと
    を含む方法。
  34. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量または活性に対する前記被験薬剤の効果を決定する前または後に、該少なくとも1種のUSP10バイオマーカーに結合する該被験薬剤の能力を決定するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  35. 前記被験薬剤と、前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーを発現するAML細胞を接触させて、接触するステップを含む、AML細胞の過剰増殖性成長を阻害する、および/またはAML細胞死を促進する該被験薬剤の能力を確認するステップをさらに含む、請求項33または34に記載の方法。
  36. 前記コピー数が、マイクロアレイ、定量的PCR(qPCR)、ハイスループットシークエンシング、比較ゲノムハイブリダイゼーション(CGH)または蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)によって評価される、請求項12から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの量が、前記試料における、該バイオマーカーをコードするポリヌクレオチド分子または該ポリヌクレオチド分子の部分の存在を検出することにより評価される、請求項12から35のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記ポリヌクレオチド分子が、mRNA、cDNAまたはその機能的改変体もしくは断片である、請求項37に記載の方法。
  39. 前記検出するステップが、前記ポリヌクレオチド分子を増幅するステップをさらに含む、請求項37に記載の方法。
  40. 前記少なくとも1種のバイオマーカーの量が、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、該1種もしくは複数種のバイオマーカーをコードする前記ポリヌクレオチドまたは該ポリヌクレオチド分子の部分の前記試料と核酸プローブをアニールすることにより評価される、請求項12から39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記少なくとも1種のバイオマーカーの量が、前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーのポリペプチドの存在を検出することにより評価される、請求項12から39のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記ポリペプチドの存在が、該ポリペプチドと特異的に結合する試薬を使用して検出される、請求項41に記載の方法。
  43. 前記試薬が、抗体、抗体誘導体および抗体断片からなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
  44. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの活性が、前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルのモジュレーションの大きさを決定することにより評価される、請求項12から39のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーの前記少なくとも1種の下流標的が、ヒトFLT3またはそのオーソログである、請求項44に記載の方法。
  46. 前記ヒトFLT3またはそのオーソログが、表2に列挙されているバイオマーカーからなる群から選択される少なくとも1種のヒトFLT3である、請求項45に記載の方法。
  47. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子、抗USP10イントラボディまたはその抗原結合性断片、アンチセンス核酸、干渉RNA、shRNA、siRNA、miRNA、piwiRNA、アプタマー、リボザイム、ゲノム編集、ドミナントネガティブタンパク質結合パートナー、およびこれらの組合せからなる群から選択される阻害剤である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物
  48. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子である、請求項47に記載の組成物
  49. 前記小分子が、図1〜22および表8に列挙されている小分子からなる群から選択される、請求項48に記載の組成物
  50. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、ハイスループットスクリーニングにおいて同定される、請求項1から11および47から49のいずれか一項に記載の組成物
  51. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP7の活性または発現レベルも阻害する、請求項1から11および47から50のいずれか一項に記載の組成物
  52. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、p53の活性または発現レベルを阻害しない、請求項1から11および47から51のいずれか一項に記載の組成物
  53. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、2、3、4、5、6、7、8、9、10種またはそれよりも多いUSP10バイオマーカーである、請求項1から11および47から52のいずれか一項に記載の組成物
  54. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP10の少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルをモジュレートする、請求項1から11および47から53のいずれか一項に記載の組成物
  55. USP10の前記少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルが減少する、請求項54に記載の組成物
  56. USP10の前記少なくとも1種の下流標的が、ヒトFLT3またはそのオーソログである、請求項54または55に記載の組成物
  57. 前記ヒトFLT3またはそのオーソログが、表2に列挙されているバイオマーカーからなる群から選択される少なくとも1種のヒトFLT3である、請求項56に記載の組成物
  58. 前記AMLが、成人AMLまたは小児AMLである、請求項1から11および47から57のいずれか一項に記載の組成物
  59. 前記対象が、哺乳動物である、請求項1から11および47から58のいずれか一項に記載の組成物
  60. 前記哺乳動物が、AMLの動物モデルである、請求項59に記載の組成物
  61. 前記哺乳動物が、ヒトである、請求項59に記載の組成物
  62. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子、抗USP10イントラボディまたはその抗原結合性断片、アンチセンス核酸、干渉RNA、shRNA、siRNA、miRNA、piwiRNA、アプタマー、リボザイム、ゲノム編集、ドミナントネガティブタンパク質結合パートナー、およびこれらの組合せからなる群から選択される阻害剤である、請求項12から46のいずれか一項に記載の方法。
  63. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、小分子である、請求項62に記載の方法。
  64. 前記小分子が、図1〜22および表8に列挙されている小分子からなる群から選択される、請求項63に記載の方法。
  65. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、ハイスループットスクリーニングにおいて同定される、請求項12から46および62から64のいずれか一項に記載の方法。
  66. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP7の活性または発現レベルも阻害する、請求項12から46および62から65のいずれか一項に記載の方法。
  67. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、p53の活性または発現レベルを阻害しない、請求項12から46および62から66のいずれか一項に記載の方法。
  68. 前記少なくとも1種のUSP10バイオマーカーが、2、3、4、5、6、7、8、9、10種またはそれよりも多いUSP10バイオマーカーである、請求項12から46および62から67のいずれか一項に記載の方法。
  69. 前記USP10阻害剤療法または被験薬剤が、USP10の少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルをモジュレートする、請求項12から46および62から68のいずれか一項に記載の方法。
  70. USP10の前記少なくとも1種の下流標的の活性または発現レベルが減少する、請求項69に記載の方法。
  71. USP10の前記少なくとも1種の下流標的が、ヒトFLT3またはそのオーソログである、請求項69または70に記載の方法。
  72. 前記ヒトFLT3またはそのオーソログが、表2に列挙されているバイオマーカーからなる群から選択される少なくとも1種のヒトFLT3である、請求項71に記載の方法。
  73. 前記AMLが、成人AMLまたは小児AMLである、請求項12から46および62から72のいずれか一項に記載の方法。
  74. 前記対象が、哺乳動物である、請求項12から46および62から73のいずれか一項に記載の方法。
  75. 前記哺乳動物が、AMLの動物モデルである、請求項74に記載の方法。
  76. 前記哺乳動物が、ヒトである、請求項74に記載の方法。
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