JP2019534194A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、容器をブロー成形する際のブロー流体流量を制御する装置および方法に関する。
従来技術では、ブロー流体(ブロー空気、ブローガスまたは液体も)を用いた熱可塑性プラスチックからの中空体の製造は、ブロー成形またはブローフォーミングとして公知である。ここで、熱的に予調整(加熱)された予成形物(従来技術ではプリフォームとも称される)は、流動可能な状態において、定義されたブロー圧力でブロー媒体(ブロー流体)をブローツール(ブロー型)の内輪郭へ導入することにより、成形される。このようにして、瓶、缶またはボトルなどの包装材を製造できる。延伸ブロー成形では、中空体の延伸が、そのガラス転位温度または結晶溶融温度の上方で、周方向および長手方向へ同時に行われる。この場合、プラスチックの高分子が同時に2軸で新たに配向されることから、改善された機械的特性(より小さな壁厚さでのより高い耐性、浸透率の低減、より強い表面光沢)が得られる。加熱された予成形物は、当該方法では、ブロー流体による周方向延伸と同時に、スタンプもしくは延伸棒によって機械的に長手方向に延伸される。ブロー成形または延伸ブロー成形では、加熱された予成形物へのブロー流体の導入は、ふつう2つのフェーズ、すなわち約5barから10barまでの領域の低い圧力レベルでの予ブローフェーズおよび約25barから40barまでの領域の高い圧力レベルでの完成ブローフェーズ(主ブローフェーズ)で行われる。予ブローフェーズは、ブロー型内での予成形物のできるだけ均等な膨張とブロー型の内輪郭に沿ったその成形とに用いられる。完成ブローフェーズでは、膨張した予成形物がブロー型の壁へと押圧されて最終的な輪郭を得る、容器の最終的な圧力成形(「完全ブロー」とも称される)が行われる。延伸ブロー成形では、予ブローフェーズ中、スタンプまたは延伸棒の直線方向走行による長手方向延伸と、ブロー流体による周方向延伸とが同時に行われる。できるかぎり良好なエネルギ効率および材料効率が得られる製造を行いつつ、同時に立体的にますます複雑となる容器形状への実用上の需要を満たすには、予成形物へのブロー流体の導入をブロー成形プロセスの予ブローフェーズにおいて既にできるだけ正確に開ループ制御または閉ループ制御することが要求される。容器ブローの定義された成長および膨張した予成形物内のできるだけ均等な材料分布もしくは定義された材料分布は、主ブローフェーズもしくは完成ブローフェーズではもはや実質的には補正できないので、予ブローフェーズ中に達成しなければならない。この場合、膨張した容器ブローは、ツール壁に早期に接触することなくブローツール(ブロー型)の内輪郭までの小さな距離をできるだけ一定に保持するか、または予ブローフェーズの終了時に定義された領域においてのみツール壁に接するようにすべきである。
ブロー流体の導入の開ループ制御または閉ループ制御のために、従来技術では、種々の解決アプローチおよび解決方法が提案されている。
熱可塑性材料から容器を延伸ブロー成形するシステムおよび方法の基本的構成は、従来技術では、独国特許出願公開第19843053号明細書(DE19843053A1)に記載されている。当該独国特許出願公開第19843053号明細書にはさらに、例えば2つの容器に対する予ブローフェーズおよび主ブローフェーズの圧力特性を相互に相対的に異なるように設定することにより、時間的に相前後して処理される少なくとも2つの予成形物に対し、変形過程を制御する少なくとも1つのパラメータを相互に異なるように設定するパラメータ制御が開示されている。これは、予成形物の材料における、相互に相対的に異なる温度分布の補償に用いられる。ただし当該独国特許出願公開第19843053号明細書には、容器の予ブローフェーズ中、容器固有の形状設定に適合するように圧力剤流量を開ループ制御または閉ループ制御する手段は開示されていない。
独国実用新案第202004018237号明細書(DE202004018237U1)からは、可変に調整可能なスロットル弁を用いた、プラスチック瓶のブロー製造における圧縮空気制御のための弁装置が公知であり、当該弁装置により、開放型の作用ラインとして、特定用途向けの可変の流量率の設定が可能である。
独国特許出願公開第10240252号明細書(DE10240252A1)には、最適化されたプロセスフローによる容器の延伸ブロー成形のための方法および装置が開示されている。ここでは、圧縮空気源とブロー型との間の供給管路に比例弁と圧力センサとが配置されており、ここで、閉鎖型の作用回路(閉ループ制御回路)内の比例弁が、閉ループ制御ユニットにより、目標値プロフィルとして特性メモリ内に記憶されている、時間的に設定された圧力特性に基づいて、閉ループ制御される。当該方法および当該装置では、予ブローフェーズにおいて、定義された圧力特性の設定が可能である。
仏国優先権出願第0610618号明細書(FR0610618A)に共通に引用されている特許文献である、欧州特許第2101984号明細書(EP2101984B1)、欧州特許第2097242号明細書(EP2097242B1)および欧州特許第2094467号明細書(EP2094467B1)には、プラスチック製の予成形物から容器を延伸ブロー成形する方法およびそのための制御ユニットの種々の構成が開示されており、ここでは、予ブローフェーズ中、電磁弁が設定された特性に基づいて制御され、予成形物内の圧力特性が連続的に検出される。測定された圧力特性の特徴点(例えば圧力ピークへの到達)が求められ、到達した値(圧力ピーク時点、達成された圧力値)が理論特性曲線の設定された理論値と比較される。値が相互に一致せず、定義された許容差領域を外れる場合、容器製造の次の方法走行からの制御のために、設定された方法パラメータ(例えば予ブロー圧力、予ブロースループット、延伸速度、もしくは予成形物の予熱温度)の修正、または設定された方法フローの時間オフセット(予ブロー同期点の修正、予ブロー成形開始の修正、もしくは予ブロー起動時点の修正)が行われる。
独国特許出願公開第102006061301号明細書(DE102006061301A1)からは、プラスチック製の容器をブロー成形する方法が公知であり、当該方法では、圧力の印加されたブロー空気が予め定められたブロー過程の経過に応じて比例弁を介して予成形物内へ導入され、ここで、開放型の作用ライン内の比例弁は、質量流量の設定された特性にしたがって操作され、その通流断面積が変更される。代替的にもしくは付加的に、実際の質量流量を例えば流量計によって測定することにより、閉鎖型の作用回路において比例弁の閉ループ制御を行うこともできる。
独国特許出願公開第102008013419号明細書(DE102008013419A1)には、熱可塑性材料製の予成形物から容器をブロー成形する方法および装置が開示されており、当該方法および装置では、予成形物を容器に変形する間、当該変形を特徴づける少なくとも1つのパラメータが測定されて制御ユニットにより評価され、容器ブローの展開についての当該評価に依存して、測定されたパラメータを対応する目標値に適応させる閉鎖型の閉ループ制御回路内で、変形過程を制御する少なくとも1つの調整量が変更される。
従来技術で公知の装置および方法では、開放型の作用ラインもしくは閉鎖型の作用回路でのブロー空気流量の開ループ制御または閉ループ制御が、特性として設定された時間的に可変のガイド量(時間に依存する目標値特性)に基づいて行われることが共通している。ただしこのことには、それぞれ、目標値プロフィルもしくは目標値曲線の先行形成が、ブロー過程もしくは少なくとも予ブローフェーズの時間経過を超えた設定値の展開に対して要求される。こうした目標値プロフィルまたはこうした目標値曲線は、材料混合物および容器形状ごとにかつ機械タイプごとに個別に、時間のかかる予試行においてまずテストを行って定義しなければならない。当該定義は、実用上は「トライアンドエラー」方式で行われ、よって予試行の走行後にいちいちきわめて時間のかかるプロセスが生じうる。さらに、固定の目標値プロフィルもしくは目標値曲線の設定には、各目標値プロフィルからは検出されない障害量(例えば予成形物の変化した材料特性および寸法差、関与するモジュールの摩耗効果、外部影響に基づいて変動する容器型内の処理温度)が、値特性の剛的な設定のために充分には考慮できないという欠点も隠れている。
本発明の基礎とする課題は、示した欠点を回避する、容器のブロー成形のための改善された制御装置および改善された制御方法を提供することである。特に、具体的な目標値プロフィルまたは目標値曲線を設定することなく、ブロー成形プロセスの予ブローフェーズにおいて、膨張する予成形物によって形成される容器ブローの制御もしくは定義された成長および定義された拡大が可能となる、容器のブロー成形のための制御装置および制御方法を提供する。
この課題は、本発明にしたがって、請求項1記載の制御装置および請求項9記載の制御方法により解決される。本発明の有利な各発展形態は各従属請求項に記載されている。
本発明の中心を形成するのは、予成形物から容器をブロー成形する際のブロー流体流量を制御する装置(以下では集合的に「制御装置」とも称する)である。当該装置は、可変の通流断面積を有する比例弁と、当該比例弁を操作する操作素子と、当該操作素子の位置を検出する手段と、弁入力側圧力および弁出力側圧力を検出するセンサ手段と、ディジタル制御ユニットとを含む。当該装置では、ディジタル制御ユニットが、プログラム技術上、予ブローフェーズ中、予成形物の延在限界への到達に相当する設定可能な時点に達してから、実行時間において自動的かつ周期的に、設定可能な容器体積を設定可能な時間内に達成すべく操作素子を操作するための制御値を計算し、周期的な各計算サイクルにおいて、それまでの操作素子位置とそれまでの圧力特性とに基づいて計算可能な、各計算サイクルまでに得られた容器体積を考慮して、それぞれ次の制御値の計算を行うように構成されている。
ブロー成形なる概念は、本発明の意味においては、本発明の装置および本発明の方法を双方の方法形式の制御に適用可能な、ブロー成形もしくは延伸ブロー成形の上位概念として用いる。
本発明は、比例弁の必要ブロー流体流量を、所望の容器体積および当該体積を達成するための時間の設定に基づき、比例弁の操作に対する制御値のシーケンスとして、実行時間において自動的かつ周期的に計算し、ここで、検出されたそれまでの操作素子位置および検出されたそれまでの圧力特性に基づいて計算可能な、各計算サイクルまでに既に得られた容器体積をそれぞれ考慮することにより、ブロー成形プロセスの予ブローフェーズにおいて定義された容器成長を容易に達成できることを認識している。これにより、比例弁の操作時間にわたって、離散値により、目標値プロフィルまたは目標値曲線の時間のかかる検査および定義を省略できる。各ブローステーションのパラメータ化が大幅に簡単化される。本発明による制御装置は、このために、予成形物の降伏点への到達の時点で動作開始し、当該時点から、予成形物の膨張ひいてはブロー型内部での容器ブローの拡大が開始される。これは、予ブローフェーズの時間経過全体を超えて、開ループ制御パラメータもしくは閉ループ制御パラメータ(ブロー圧力、ブロー流体流量もしくはブロー流体の質量流量)の時間的展開につき要求される設定に対する完全な目標値プロフィルもしくは目標値曲線として、予試行において必要に応じて著しく簡単に求めることができる。ブロー成形の際の降伏点への到達の正確な時点は、材料固有の特性であり、印加電圧をさらに増大することなく予成形物の材料の流入が開始される応力状態の達成を表す。降伏点を超過してからは、予成形物の膨張として、急激な可塑変形が生じる。その際に、容器成長の開始に基づき、したがってシステムの作業面上と比例弁の出力側とで、急激な圧力低下が生じる。プラスチック製の予成形物をブロー成形する際の降伏点の超過の効果は、従来技術では、仏国優先権出願第0610618号明細書(FR0610618A)に共通に引用されている特許文献である欧州特許第2101984号明細書(EP2101984B1)、欧州特許第2097242号明細書(EP2097242B1)、欧州特許第2094467号明細書(EP2094467B1)、ならびにそのパテントファミリに属する特許文献である米国特許第8721940号明細書(US8721940B2)に記載されており、ここで、米国特許第8721940号明細書では、降伏点は「プラスチック流れ閾値」、降伏点の超過時点は「展開時点tB」と称されている。本発明により設定される当該時点からは、本発明の装置の制御挙動が開始されるが、これは、相応にプログラム技術上構成された制御ユニットが、実行時間において自動的かつ周期的に、設定された容器体積を設定された時間内に達成すべく操作素子を未来に操作にするための制御値を計算し、ここで、各計算サイクルにおいて、それぞれ次の制御値を、検出された操作素子位置およびセンサ値(それまでの弁入力側圧力および弁出力側圧力)を用いて計算可能な、各計算サイクルまでに既に得られた容器体積を考慮して計算することにより行われる。このために、制御ユニットのプログラム技術上のユニットは、体積流量および質量流量のパラメータ間の既知の関係を含む流体力学の一般法則によって形成される相応の適切な技術的制御モデルをシミュレートした指示を含み、この制御モデルにしたがって、設定された容器体積をそのために設定された時間内に達成すべく操作素子を操作するためのそれぞれ次の制御値の計算が、それまでに既に得られた容器体積を制御値シーケンスとして考慮することで、自動的かつ周期的に行われる。本発明の装置は、予ブローフェーズの時間経過を超えた、例えばブロー圧力、ブロー流体流量またはブロー流体の質量流量のような閉ループ制御パラメータに対する目標値プロフィルまたは目標値曲線の設定を要することなく、容器ブローの制御された成長および定義された拡大がブロー成形プロセスの予ブローフェーズにおいて達成されるという利点を有する。容器成長は、設定された時間内で達成すべき同様に設定された容器体積によってのみ定義される。この場合、本発明の装置には、各計算サイクルにおいてそれぞれ既に得られた計算可能な容器体積を考慮することによる連続的な自己補正が内在する。関与するモジュールの摩耗効果に起因する変化または外部影響、例えば容器型内の変動する処理温度もしくは予成形物の熱的な予調整部の処理温度による、直接には検出できない障害量の影響、例えば予成形物の材料特性における偏差の影響は、計算時点までにすでに得られた容器体積をそれぞれ考慮してそれぞれ次の制御値を周期的に改めて計算することにより、非直接的にもしくは間接的に補償される。計算によってそれぞれ求めることのできる、それまでに達成された各容器体積は、ここでは、センサ手段が検出した実際のそれまでの圧力特性(弁出力側圧力に対する弁入力側圧力の差の展開)の考慮に基づいて、実用上の補正モーメントを含み、この補正モーメントによって、障害量に起因する、システム内での関連の変化が間接的に検出され、制御値の計算時に連続的に考慮される。本発明によれば各比例弁に固有の制御ユニットが設けられるので、同一のブロー成形システム内部で、個々のブローステーションを相互に独立に駆動することができる。なぜなら、各制御ユニットは相互に独立にかつ相互に異なってパラメータ化可能だからである。これにより、相互に異なる容器体積の同時製造および/または種々異なる材料混合物の処理が、1つのブロー成形システムの個々のブローステーションで可能となる。
予成形物の降伏点への到達に相当する時点は、固有の圧力値として容易に設定可能である。降伏点への到達まで、予成形物では、ブロー流体の導入により、連続的な圧力上昇が生じる。降伏点が超過されてからは予成形物の膨張が開始され、当該膨張は、ブロー型およびその内部で拡大する容器ブローに関連する比例弁の作業面での瞬間的な圧力低下に結びつく。したがって、降伏点への到達の直前に、弁出力側圧力を検出するセンサ手段で検出可能な最大圧力値が達成される。こうして、降伏点への到達に相当する最大圧力値が設定されていることにより、制御ユニットの降伏点への到達時点も検出可能となり、制御値の計算に対する開始時点として使用可能となる。
予成形物の降伏点への到達に相当する時点は、自己最適化の構成では、予ブローフェーズの開始後またはブロー流体の導入後の特定の時点もしくは特定の時間インターバルとしての目標決定として設定可能である。当該目標決定を行うために、制御ユニットは、プログラム技術上、圧力ピークの検出として弁出力側圧力を評価することにより降伏点への到達を求め、設定時点までにまたは設定時間インターバルが経過するまでに降伏点への到達を生じさせるべく操作素子を操作するための制御シーケンスを計算するように構成されている。この場合、制御装置によって、ブロー流体の導入が、降伏点への到達前に既に、予ブローフェーズの当該インターバルにわたる相応の制御シーケンス(操作素子位置)に基づき、閉ループ制御される。降伏点への到達までに適用すべき制御シーケンスの計算には、選択可能な一定の弁ストローク(操作素子位置)において、圧力ピークの検出として弁出力側圧力を評価することにより処理すべき各材料固有の降伏点を求めるために、少なくとも1つの第1のユニット通過(ブロープロセスのうち、一定の弁ストロークによる第1の走行)が必要となる。当該構成では、(第1のユニット後方の)動作中、制御装置は別の自己最適化特性を有する。これは、降伏点の時間ずれを生じさせる、処理された予成形物の物理特性の偏差(例えば予テンパリング量もしくは品質)が識別され補正されるからである。こうした品質偏差は、実用上は、例えばバイオプラスチックの使用においてしばしば生じる。
システム位置に存在するフィールドバスシステムまたは工業イーサネットシステム、システムユニットおよび/またはメモリプログラミング可能なシステム制御部(SPS)への機能統合のために、制御ユニットは、少なくとも1つの工業規格に適合した少なくとも1つのデータ通信インタフェースを備えるように構成される。当該データ通信インタフェースを介して、制御ユニットは例えばパラメータ化(設定パラメータの入力もしくは変更)可能であり、さらに、制御ユニットによって検出され(一時)記憶されたセンサデータ、計算データまたは他のプロセスデータを呼び出し可能である。また、制御装置は、メモリプログラミング可能なシステム制御部(SPS)から制御信号を得ることができる。データ通信インタフェースの正確な構成は、所望の互換性および所望の出力範囲に基づいて選択される。例えば、当該データ通信インタフェースは、工業規格Profibus, DeviceNet/ControlNetもしくはCANopenに適合する有線接続のフィールドバスインタフェース、または工業規格Profinet, EtherNet/IP, Ethernet PowerlinkもしくはEtherCatに適合する有線接続のネットワークインタフェース(工業イーサネット)である。こうしたデータ通信インタフェースは、同時に複数の規格(データ伝送規格)に適合するように(例えばAnybusモジュールを使用して)構成可能である。有線接続のデータ通信インタフェースとしての構成では、制御ユニットは、当該データ通信インタフェースを介して、無線データ通信のための外部アクセスポイント、例えば工業ワイヤレスアクセスポイントにも接続可能である。ただし、制御ユニットは、直接に相応の無線データ通信インタフェース、例えば工業WLANインタフェース(IWLAN)を備えるように構成されてもよい。こうした工業適合性を有するデータ通信インタフェースが統合されることにより、制御装置は、既存のシステムユニットおよび既存の上位のメモリプログラミング可能なシステム制御部(SPS)に容易に包含可能であり、これらから例えば信号を得ることができる。
従来のネットワークセグメントへの制御ユニットの統合のため、当該制御ユニットは、(場合により既存の工業適合性を有するデータ通信インタフェースに加えて)好ましくは少なくとも1つのネットワークインタフェースを備えるように構成される。これにより、既存の標準ネットワークセグメント(例えば企業のオフィスネットワーク(「オフィスイーサネット」)もしくはインタネット)への制御装置の統合が、簡単にかつ外部のネットワークインフラストラクチャの構成から独立にかつ直接に、保証される。殊に、工業的な制御レベルもしくは製造レベル(「フィールドレベル」とも称される)上で既に接続されている機器(フィールドバス)もしくはネットワーク化されている機器(工業イーサネット)は、使用されているデータ伝送技術に応じて、専用のインフラストラクチャコンポーネント(例えばゲートウェイ)を介してまたは充分な互換性のもとで直接に、標準ネットワークセグメントに接続可能であるか、またはこれに統合可能である。また逆に、標準イーサネットコンポーネント、例えば従来のPCをフィールドバス環境または工業イーサネット環境に包含させる技術手段も存在する。理論的には直接の接続も可能であるが、この場合、共通のネットワークセグメント内部の標準コンポーネント(「標準イーサネット」)とフィールドレベルの機器(工業イーサネット)との混合動作は、例えば必要なリアルタイム能力および故障安全性に関して、接続されたコンポーネントの充分な工業有用性をフィールドバス上で無制限に保証可能にするために、通常は回避される。制御ユニットが少なくとも1つのネットワークインタフェースを備えるように構成されることにより、従来のネットワークセグメントへの制御装置の直接の統合は、既存の外部のネットワークインフラストラクチャおよび利用可能なインフラストラクチャコンポーネントから独立に、いつでも保証される。ネットワークインタフェースを介して、制御ユニットは、例えばパラメータ化(設定パラメータの入力もしくは変更)可能であり、さらに、制御ユニットによって検出され(一時)記憶されたセンサデータ、計算データまたは他のプロセスデータを呼び出し可能である。制御ユニットが同時に工業適合性を有するデータ通信インタフェースを備えるように構成される場合、制御ユニットのレベルで既に、標準イーサネットとフィールドレベルとの分離が行われる。ネットワークインタフェースは、有線接続(イーサネット)で、または無線(WLAN)で、構成可能である。有線接続のネットワークインタフェースとしての構成では、制御ユニットは、当該ネットワークインタフェースを介して、無線データ通信のための外部アクセスポイント、例えばワイヤレスアクセスポイントにも間接的に接続可能である。
装置の容易なパラメータ化または装置内で検出され記憶されたデータの容易な呼び出しは、制御ユニットがプログラム技術上、サーバサービスと、パラメータデータを入力するための、かつ/または検出されたセンサデータおよび/または計算データを既存のデータ通信インタフェースもしくはネットワークインタフェースを介して表示かつ/または出力するためのユーザインタフェースとを有するように構成されることにより、達成される。これは、例えば、パラメータ化データをリモート入力するための、かつ/または装置内に記憶されたデータをリモート呼び出しするためのウェブサーバサービスである。これにより、動作中(「オンザフライ」)のユーザによる新たなパラメータ化データの簡単な入力も可能となる。また、これにより、ユーザによる動作中のプロセス監視も、センサデータおよび計算データの呼び出しによって可能となる。
既存の構成では、評価結果および/または分析結果を形成し、かつ当該評価結果および/または分析結果を既存のデータ通信インタフェースもしくはネットワークインタフェースを介して表示もしくは出力する評価ユニットおよび/または分析ユニットを備えたサーバサービスが構成されることにより、拡張されたプロセス監視が可能である。こうして、サーバサービスにより、動作中、例えば処理された測定曲線が形成され、表示のためもしくはユーザからの呼び出しのために供給される。さらにここでは、制御ユニットにより、制御ユニットのパラメータ化とともに、検出可能なプロセスパラメータ(弁入力側もしくは弁出力側での最大圧力値もしくは最小圧力値の達成、圧力、容器体積および時間の設定値に基づく制御値の計算遮断)のための閾値を設定することで、警報信号もしくはアラーム信号がオペレータまたは上位のシステム制御部へ出力可能である。
装置の要素全体が1つの共通の構造ユニットとして構成される場合、特に有利には、ブロー成形システムに特にフレキシブルに包含可能なコンパクトな構造形状が得られる。コンパクトな組み込み型の構成のため、既存の弁ユニットと当該制御装置との交換による既存のシステムのレトロフィットも容易に可能であり、これにより、旧システムを簡単に相応に高性能な制御プラットフォームおよび最新の入出力インタフェースによってレトロフィットすることができる。
本発明の別の中心を形成するのは、可変の通流断面積を有する比例弁と、比例弁を操作する操作素子と、操作素子の位置を検出する手段と、弁入力側圧力および弁出力側圧力を検出するセンサ手段とにより、予成形物から容器をブロー成形する際のブロー流体流量を制御する方法である。当該方法では、予成形物の降伏点への到達の時点、容器体積および当該容器体積を達成するための時間を設定可能であり、ディジタル制御部により、予ブローフェーズ中、降伏点への到達から、実行時間において自動的かつ周期的に、設定された容器体積を設定された時間内に達成すべく操作素子を操作するための制御値の計算が行われ、計算された制御値にしたがって操作素子が操作され、各計算サイクルにおいて、それまでの操作素子位置とそれまでの圧力特性と基づいて計算され、各計算サイクルまでに得られた容器体積を考慮して、それぞれ次の制御値の計算が行われる。
当該方法の実用上で簡単に使用可能な一構成では、各計算サイクルにおける制御値の計算が、設定された容器体積が設定された時間内に達成されるまでできるだけ均等に容器を成長させるという機能的条件により行われる。このために、ディジタル制御部の技術的制御モデルには、相応の定性的品質設定が含まれ、この定性的品質設定にしたがって、各計算サイクルにおけるそれぞれ次の制御値の計算が、設定された容器体積が設定された時間内に達成されるまでできるだけ均等に容器を成長させるという条件で行われる。
容器成長を制御するためのより大きな手動形成空間は、付加的に、少なくとも1つの容器中間体積および当該容器中間体積を達成するための各1つの中間時間を設定可能であって、各計算サイクルにおける制御値の計算を、設定された容器中間体積および中間時間の全体を考慮して行うことにより、提供される。オペレータは、当該制御方法の実行時間において、リアルタイム計算によって制御された容器成長への作用を受容し、1つもしくは複数の中間体積を設定することにより、当該作用をモデリングすることができる。オペレータが付加的に設定した容器中間体積および中間時間は、ディジタル制御部の技術的制御モデルにおいて、例えば、時間的に設定された達成すべき容器体積を計算するための支持点として同様に時間的に設定された中間体積を基礎とする補間関数により考慮可能である。この場合、基本的には、任意の多数の容器中間体積および中間時間の設定を考慮でき、その最大数は関与するセンサ手段、操作素子の操作の待ち時間および制御ユニットの実行速度によって制限されるのみである。容器中間体積および中間時間が増大するにつれ、容器成長の形成のモデリング度も高まる。
簡単な一構成では、予成形物の降伏点への到達に相当する時点を固有の圧力値として設定可能である。これにより、降伏点への到達時点は、当該方法における弁出力側圧力の評価によって検出可能となり、制御値を計算するための開始時点として使用可能となる。
当該方法の自己最適化の一構成では、予成形物の降伏点への到達に相当する時点は、予ブローフェーズの開始もしくはブロー流体の導入からの特定の時点もしくは特定の時間インターバルとしての目標決定として設定可能である。降伏点への到達は、ディジタル制御部により、圧力ピークの検出として弁出力側圧力の評価によって求められ、設定された時点までにまたは設定された時間インターバルが経過するまでに降伏点への到達を生じさせるべく操作素子を操作するための制御シーケンスが計算される。この場合、当該方法は、降伏点への到達前、予ブローフェーズのインターバルにわたる相応の制御シーケンス(操作素子位置)に基づくブロー流体流量の閉ループ制御を既に含む。降伏点への到達までに適用すべき制御シーケンスの計算は、選定可能な一定の弁ストローク(操作素子位置)における、圧力ピークの検出としての弁出力側圧力の評価によって処理すべき各材料に固有の降伏点を求めるために、少なくとも1つの第1のユニット通過(ブロープロセスの、一定の弁ストロークによる第1の走行)を必要とする。(第1のユニットの後方の)動作中、当該構成では、制御方法にさらなる自己最適化特性が含まれる。なぜなら、降伏点の時間ずれをもたらす、処理された予成形物の物理特性の偏差(例えばその予テンパリング量または品質)が、識別され補正されるからである。
以下に、本発明のさらなる利点を、図に即した本発明の好ましい実施例の説明とともに、詳細に説明する。
図1には、2/2方向切替弁であって圧縮空気入力側3および圧縮空気出力側4を有する比例弁2を備えた制御装置1が示されている。比例弁2の操作は、比例弁2の操作のための操作素子として用いられる、電気的に駆動制御可能な比例磁石5によって行われる。比例磁石5の制御は、ケーシング内に実装されたプログラミング可能なシングルボードコンピュータ(single-board computer,SBC)から成るディジタル制御ユニット6によって行われ、ここでは、動作に必要な電子コンポーネント(CPU、メモリ、入出力インタフェース、D/A変換器、DMAコントローラなど)の全体が唯一の回路板7上にまとめられている。種々の電子モジュールおよびCPU7aを含む回路板7は、図1では、透過図示されている、制御ユニット6のケーシングの前部カバーを通して、部分的に見て取ることができる。回路板7は、M12プラグコネクタブッシングとして制御ユニット6のケーシングから引き出されたデータ通信インタフェース8によって、フィールドバスシステムまたは工業イーサネットシステムに接続されるように構成されている。データ通信インタフェース8は、必要に応じて例えば、(例えばProfibus, DeviceNet/ControlNetもしくはCANopenに適合する)フィールドバスインタフェースとして、または(例えばProfinet, EtherNet/IP, Ethernet PowerlinkもしくはEtherCatに適合する)工業イーサネットインタフェースとして構成されている。これらは、同時に複数の規格に適合するように構成可能である。データ通信インタフェース8を介して、制御ユニット6は、システム位置に存在するフィールドバスシステムまたは工業イーサネットシステム、システムユニットおよび/またはメモリプログラミング可能なシステム制御部(SPS)に統合可能である。データ通信インタフェース8を介して、制御ユニット6はさらに、無線データ通信のための外部アクセスポイント、例えば工業ワイヤレスアクセスポイントにも接続可能である。そのほか、回路板7は、同様にM12プラグコネクタブッシングとして制御ユニット6のケーシングから引き出された、標準イーサネットインタフェースであるネットワークインタフェース9を有するように構成されている。当該ネットワークインタフェース9を介して、制御ユニット6は、例えばオフィスネットワークまたはインタネットに接続可能である。ネットワークインタフェース9を介して、制御ユニット6はさらに、無線データ通信のための外部アクセスポイント、例えばワイヤレスアクセスポイントにも接続可能である。制御ユニット6のケーシングは、ねじ10,10’によって比例弁2のケーシングにねじ締結されている。制御ユニット6の回路板7は、内部で、信号線路24,24’(図1では斜視図のため見えない)を介して、比例弁2に組み込まれた、弁入力側圧力および弁出力側圧力を検出するセンサ手段23,23’(図1では同様に図示の方式のために見えない)に接続されており、当該センサ手段23,23’は、端子ソケット11を介して比例弁2のケーシングから引き出されている。制御ユニット6は、同様にM12プラグコネクタブッシングとして制御ユニット6のケーシングから引き出された電流端子12を介して自身への電流供給を受ける。さらに、制御ユニット6は、相応に複数線で形成された組み合わせ制御/信号線路13および制御/信号端子14を介して、比例磁石5およびホールセンサ15に接続されている。比例磁石5は、制御/信号端子14を介して電流強度により電気的に制御可能である。制御/信号端子14は、同時に、制御ユニット6が比例磁石5上に載置されたホールセンサ15の信号を受け取るための信号端子も含む。制御装置1の全コンポーネントは、コンパクトな構造を有する共通の構造ユニットとして構成されている。コンパクト性をさらに高めるため、制御ユニット6を、修正した構造で比例弁2のケーシング内に組み込むことができ、または図1に示されている制御装置1の全コンポーネントを共通のケーシング内に構成することができる。コンパクトな構造形態により、ブローシステムのブローステーションへの容易な統合が可能となる。ここで、本発明によれば、各ブローステーションに固有の制御ユニットが設けられるので、ブロー成形システム内部に個別のブローステーションを種々異なって実装し、相互に異なる容器形状の製造および/または種々異なる材料混合物の処理を行うことができる。コンパクトな組み込み型の構成に基づいて、既存の弁ユニットと制御装置1の構造にしたがった制御装置とを交換することにより、既存のブロー成形システムのレトロフィットも容易に可能であり、このため、旧システムを、相応に高性能な制御プラットフォームおよび最新の入出力インタフェースによってレトロフィットすることができる。圧力センサ23,23’を比例弁2内に直接に配置することに代えて、弁入力側圧力および弁出力側圧力を、修正された構造で、別のブロー成形システム内に既に存在する、例えば弁入力側3へ向かう圧縮空気供給管路内と弁出力側4後方のブロー型へ向かう圧縮空気接続管路内とに配置された外部センサとの接続により検出することもできる。
図2には、制御装置1のコンポーネントの簡単な概略図が示されている。比例弁2には、円錐状に終端する弁タペット16が直線運動可能なように配置されている。弁タペット16は、操作素子として用いられるペン状の電機子17により、ばね18の力とは反対向きに下方へ運動可能であり、この場合に圧力剤入力側3が圧力剤出力側4に接続される。開放位置において、弁タペット16の円錐状端部で、比例弁2の弁体の界面2aに対して得られる通流断面積は、電機子17の直線方向位置に依存して連続的に可変である。当該電機子は、同様に、自身を取り巻くコイル巻線19内でも直線運動可能なように、比例磁石5のケーシング内に支持されている。コイル巻線19内での電機子17の直線方向位置(ポジション)は、組み合わせ制御/信号線路13を介して制御ユニット6により制御される、コイル巻線19にそれぞれ印加される電流強度に依存する。電機子17は、電流強度の増大により連続的に下方へ運動可能であり、この場合に電機子17は弁タペット16をばね18の力に対して反対向きに下方へ押圧する。弁タペット16は、開放位置において、中央の補償チャネル20により圧力補償されている。比例磁石5上にはホールセンサ15が載置されており、当該ホールセンサ15により、電機子17のそれぞれの位置を検出可能である。このために、電機子17の上端に永久磁石手段21が構成され、ホールセンサ15に、永久磁石手段21から自身までの相対距離を無接触で検出するセンサ手段22が構成されている。電機子17の各位置を表す信号は、ホールセンサ15から組み合わせ制御/信号線路13を介して制御ユニット6へ伝達される。比例弁2にはさらに、圧力センサ23,23’が、(圧力センサ23により)弁入力側圧力および(圧力センサ23’により)弁出力側圧力を検出するセンサ手段として配置されており、信号線路24,24’を介して制御ユニット6に接続されている。
図3には、延伸ブロープロセス(容器製造)の例示の時間経過中の予成形物の容器膨張が体積/時間のグラフとして示されており、ここでは、横軸に時間特性、縦軸に体積成長が表されている。時点t1で(当該時点では、予成形物は、出発体積V0を有する)、まずブロー型内で延伸棒の直線走行を行う延伸過程が開始される。予成形物は、長手方向に延在している。時点t2で(当該時点では、予成形物は、出発体積V0に対して長手方向延伸のみによって生じる僅かな体積膨張を有する)、比例弁2を介してブロー空気の導入が開始される。これは、例えば、制御装置1のデータ通信インタフェース8を介して上位のシステム制御部(SPS)の相応の制御信号により、起動可能である。時点t3では、予成形物の降伏点への到達が生じる。当該時点で、容器は、予ブローフェーズ中の制御プロセスの出発体積である体積ΔV0を有する。ブロー空気の導入によって時点t2から当該時点までに生じた容器成長は、圧力センサ21,21’によって検出されたそれまでの圧力特性と、ホールセンサ15によって検出された比例磁石5の操作素子位置(ひいては比例弁2の開放断面積の大きさの特性)とに基づいて、計算可能である。時点t4では、延伸過程は終了に達し、延伸棒が走行を完了する。容器は、当該時点で、降伏点を超過した後の、さらなるブロー空気導入による容器膨張のため、既に著しく増大した体積ΔV1を有する。ブロー空気の導入によって当該時点までに生じた容器成長は、センサによって検出されたそれまでのデータに基づいて計算可能である。時点t5では、延伸ブロープロセスの予ブローフェーズが終了に達し、ここで、容器ブローの膨張は、予ブローフェーズに対して定義された最終体積ΔV2に達している。時点t5に達した後、予ブローフェーズは終了し、強く増大する圧力レベルのもとで容器を所望の最終形状および最終体積Vmaxに移行させる完成ブローフェーズ(主ブローフェーズとも称される)が開始される。したがって、時間Aは、延伸ブロープロセスにおける予ブローフェーズの延伸を表しており、これは実用上、約200msである。特性曲線Bは、予成形物の体積変化、ひいてはまた時点t5までの容器ブローの成長を表している。曲線Cは、延伸棒の走行による予成形物の長手方向延伸のみによって生じた体積成長を表している。したがって、図3のグラフは、容器ブローの主たる体積成長が予ブローフェーズでのブロー空気の導入によって生じることを示している。よって、延伸棒の走行のみによって生じる曲線Cの体積変化も、完成ブローフェーズにおいて(体積差Vmax−ΔV2に相応に)生じる僅かな体積変化も、実用上の制御では無視することができる。代替的に、当該体積変化を、制御モデルにおいて相応に絶対予測量もしくはパーセンテージ予測量により考慮することができ、または簡単に推定可能もしくは算定可能であれば、付加的なパラメータとして設定することができる。
図4には、入力量および出力量を有する本発明のディジタル制御部25の実施形態の簡単な概略ブロック図が示されている。制御部25に対する大局的な設定量26として、制御過程の終了時に相当する時点tmaxでの所望の容器最終体積Vmaxの設定が用いられる。制御の簡単な構成では、これは、図3の図示にしたがった時点t5(予ブローフェーズの制御時間の終了時)の体積Vmaxの設定に相当する。代替構成では、完成ブローフェーズで生じる体積差Vmax−ΔV2および/または図3の曲線Cの延伸棒の走行のみによって生じる体積変化を、制御モデルにおいて、付加的に相応の絶対予測量もしくはパーセンテージ予測量により、時点t5までの制御に対し、減算によって考慮することができる。推定可能もしくは予試行によって算定可能であれば、設定量26として、時点t5での(場合により付加的に延伸棒の走行のみによって生じる体積変化を差し引いた)体積ΔV2が、図3の図示に相応に設定可能となる。比例弁が完成ブローフェーズでのブロー空気の導入のためにも用いられる場合、さらに、完成ブローフェーズで生じるΔV2からVmaxへの体積変化を、1回のユニット通過においてセンサ値に基づいて求め、制御モデルにおいて自動的に、定義された時点t5までに達成すべき体積ΔV2に対して考慮することができる。設定量26に基づいて、制御部25は、自動的かつ周期的に調整量27を制御値xCMDkとして計算し、当該制御値xCMDkは、個々の各計算サイクルの結果としての、次の制御時点tk[k=0…n]での比例磁石5の操作のためのそれぞれの離散的な制御値(すなわち特定の電流強度)である。制御時点tkに対する制御値xCMDkが計算される場合、制御部25の技術的制御モデルにしたがって、最新の計算サイクルまでにそれぞれ既に得られている容器体積Vk−1が考慮され、当該容器体積Vk−1は、ホールセンサ15によって時点k−1までに検出されたそれまでの操作素子位置
と、圧力センサ23,23’によって検出された弁入力側圧力の特性
と、弁出力側圧力の特性
と、に基づいて、計算される。このために、ホールセンサ15および圧力センサ23,23’により検出された値は、例えば、制御ユニット6のメモリ内のDMAレジスタにおいて連続的にシフトされ、制御ユニット6によって少なくとも時間Aにおける実行時間中、連続的に一時記憶される。
調整量27を制御値xCMDkとして計算するために、ディジタル制御部25は、プログラム技術上、適切な技術的制御モデルにしたがってシミュレートされる指示を有するように構成され、当該指示は、体積流量のパラメータ
と、質量流量
すなわち
との間の既知の関係を含む流体力学の一般法則から、
によって計算可能な流体に対して導出される。ここで、ρは媒体密度であり、cは平均流速であり、Aは断面積であり、
は体積流量である。弁出力側圧力p2によって形成される、内壁表面積AOを有する予成形物内の圧力Fpは、
Fp=p2・AO
で、容器の内表面積に対して作用する。ここから得られる体積変化
は、例えばブローガスの使用時に、理想気体の一般気体方程式に基づいて、
により計算される。ここで、Rは一般気体定数であり、θは時間的に一定と見なされる気体温度である。予め実行された既知の基準から導出された技術的制御モデルに基づいて、設定された容器体積をそのために設定された時間内に達成すべく操作素子を操作するためのそれぞれ次の制御値27の計算は、それぞれ自動的かつ連続的に計算される制御値シーケンスとして行われ、ここで、各計算サイクルにおいて、それまでに既に得られた容器体積が考慮される。このために、それぞれ次の制御値xCMDkは、各計算サイクルにおいて、設定された時点tmaxでの容器体積Vmaxを基礎として、次の制御時点tkへフィードバック計算され、ここで、それぞれの計算サイクルまでに既に得られている、検出されたセンサデータに基づいて計算された容器体積Vk−1が考慮される。したがって、各制御時点tkにつき計算された制御値xCMDkは、当該時点で残留している残留体積Vmax−Vk−1を所定の圧力特性のもとで残留時間tmax−tk内に達成するのにそれぞれ必要となる比例弁2の通流断面積に相当する。この場合、必要な境界パラメータ、例えばそれぞれ使用されるブロー流体の固有密度と、使用されるブローガスの比熱比と、使用される比例弁の、弁に固有であって圧力に依存する流速特性値と、操作素子の位置に依存して可変の、使用される比例弁に固有の断面積とが考慮される。延伸棒の走行のみによって生じる僅かな体積変化および完成ブローフェーズにおいて生じる僅かな体積変化は、図3に関連して示したように、実用上の制御では無視することができる。さらに、実用上は、僅かな規模しか変化しない量およびパラメータ、例えばブロー流体の温度を、定数として簡単に考慮できる。これは、こうした境界パラメータの何らかの定性的に重大な変化が、本発明の方法に内在する(各計算サイクルで得られた容器体積の考慮に基づく)連続的な自己補正に基づいて、間接的に考慮されるからである。
Fp=p2・AO
で、容器の内表面積に対して作用する。ここから得られる体積変化
制御部25の簡単な構成では、設定量26が、時点tmaxでの所望の容器体積Vmaxのみにしたがって設定される。制御値xCMDkとしての制御時点tkでの調整量27のフィードバック計算は、ここでは、それぞれ技術的制御モデルにおける相応の定性的な品質設定に基づいて行われ、当該計算により、各計算サイクルにおいて、時点tmaxで設定される容器体積Vmaxが達成されるまで全体でできるだけ均等に容器を成長させるという条件により、制御値xCMDkの計算が行われる。
制御部25の代替構成では、付加的に、図3のグラフによる、時点t3での容器中間体積ΔV0(設定量28)の達成および時点t4での容器中間体積ΔV1(設定量28’)の達成に相当する設定量28,28’が設定される。制御時点tkでの制御値xCMDkとしての調整量27のフィードバック計算はそれぞれ補間により行われ、当該補間では、時間的に設定された中間体積28,28’が、時点tmaxでの容器体積Vmaxを計算するための支持点として基礎とされる。
1 制御装置
2 比例弁
2a 界面
3 圧縮空気入力側
4 圧縮空気出力側
5 比例磁石
6 制御ユニット
7 回路板
7a CPU
8 データ通信インタフェース
9 ネットワークインタフェース
10,10’ ねじ
11 端子ソケット
12 電流端子
13 制御/信号線路
14 制御/信号端子
15 ホールセンサ
16 弁タペット
17 電機子
18 ばね
19 コイル巻線
20 補償チャネル
21 永久磁石手段
22 センサ手段
23,23’ 圧力センサ
24,24’ 信号線路
25 制御部
26,28,28’ 設定量
2 比例弁
2a 界面
3 圧縮空気入力側
4 圧縮空気出力側
5 比例磁石
6 制御ユニット
7 回路板
7a CPU
8 データ通信インタフェース
9 ネットワークインタフェース
10,10’ ねじ
11 端子ソケット
12 電流端子
13 制御/信号線路
14 制御/信号端子
15 ホールセンサ
16 弁タペット
17 電機子
18 ばね
19 コイル巻線
20 補償チャネル
21 永久磁石手段
22 センサ手段
23,23’ 圧力センサ
24,24’ 信号線路
25 制御部
26,28,28’ 設定量
Claims (13)
- 予成形物から容器をブロー成形する際のブロー流体流量を制御する装置であって、
可変の通流断面積を有する比例弁と、前記比例弁を操作する操作素子と、前記操作素子の位置を検出する手段と、弁入力側圧力および弁出力側圧力を検出するセンサ手段と、ディジタル制御ユニットと、を含む装置において、
前記制御ユニット(1)は、プログラム技術上、
予ブローフェーズ中、予成形物の降伏点への到達に相当する設定可能な時点(t3)に達してから、実行時間において自動的かつ周期的に、設定された容器体積を設定された時間内に達成すべく操作素子を操作するための制御値を計算し、
各計算サイクルにおいて、それまでの操作素子位置とそれまでの圧力特性とに基づいて計算可能な、各計算サイクルまでに得られた容器体積を考慮して、それぞれ次の制御値の計算を行う、
ように構成されている、ことを特徴とする装置。 - 前記降伏点への到達は、圧力値として設定可能である、
請求項1記載の装置。 - 前記降伏点への到達は、時点(t3)として、または前記予ブローフェーズの開始からのもしくはブロー流体の導入からの時間インターバルとして、設定可能であり、
前記制御ユニット(1)は、プログラム技術上、
圧力ピークの検出としての前記弁出力側圧力の評価により前記降伏点への到達を求め、
設定された時点までにまたは設定された時間インターバルが経過するまでに前記降伏点への到達を生じさせるべく前記操作素子を操作するための制御シーケンスを計算する、
ように構成されている、
請求項1記載の装置。 - 前記制御ユニットは、少なくとも1つの工業規格に適合した、少なくとも1つのデータ通信インタフェース(8)を備えるように構成されている、
請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。 - 前記制御ユニット(1)は、少なくとも1つのネットワークインタフェース(9)を備えるように構成されている、
請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。 - 前記制御ユニット(1)は、プログラム技術上、
サーバサービスと、パラメータ化データを入力するための、かつ/または検出されたセンサデータおよび/または計算データを前記データ通信インタフェースもしくは前記ネットワークインタフェースを介して表示もしくは出力するためのユーザインタフェースと、を備えるように構成されている、
請求項4または5記載の装置。 - 前記サーバサービスは、評価結果および/または分析結果を形成し、かつ前記評価結果および/または前記分析結果を前記データ通信インタフェース(8)もしくは前記ネットワークインタフェース(9)を介して表示もしくは出力する、少なくとも1つの評価ユニットおよび/または分析ユニットによって構成されている、
請求項6記載の装置。 - コンポーネント全体が共通の構造ユニットとして構成されている、
請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。 - 可変の通流断面積を有する比例弁と、前記比例弁を操作する操作素子と、前記操作素子の位置を検出する手段と、弁入力側圧力および弁出力側圧力を検出するセンサ手段と、により、予成形物から容器をブロー成形する際のブロー流体流量を制御する方法において、
前記予成形物の降伏点への到達の時点(t3)、容器体積および前記容器体積を達成するための時間を設定可能であり、
ディジタル制御部(25)により、予ブローフェーズ中、前記降伏点への到達から、実行時間において自動的にかつ周期的に、設定された容器体積を設定された時間内に達成すべく前記操作素子を操作するための制御値の計算を行い、
計算された前記制御値にしたがって前記操作素子を操作し、
各計算サイクルにおいて、それまでの操作素子位置とそれまでの圧力特性とに基づいて計算され、各計算サイクルまでに得られた容器体積を考慮して、それぞれ次の制御値の計算を行う、
ことを特徴とする方法。 - 各計算サイクルにおける前記制御値の計算を、設定された容器体積が設定された時間内に達成されるまでできるだけ均等に容器を成長させるという機能的条件により行う、
請求項9記載の方法。 - 付加的に、少なくとも1つの容器中間体積と、前記容器中間体積を達成するための各1つの中間時間と、を設定可能であり、
各計算サイクルにおける前記制御値の計算を、設定された容器中間体積および中間時間の全体を考慮して行う、
請求項9または10記載の方法。 - 前記降伏点への到達を圧力値として設定可能である、
請求項9から11までのいずれか1項記載の方法。 - 前記降伏点への到達は、時点(t3)として、または前記予ブローフェーズの開始からもしくはブロー流体の導入からの時間インターバルとして、設定可能であり、
前記ディジタル制御部により、
圧力ピークの検出による前記弁出力側圧力の評価として前記降伏点への到達を求め、
設定された時点までにまたは設定された時間インターバルが経過するまでに前記降伏点への到達を生じさせるべく前記操作素子を操作するための制御シーケンスを計算する、
請求項9から11までのいずれか1項記載の方法。
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