JP2019528754A - 雰囲気対応型ペット容器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ペットの輸送、特にペットの航空輸送のためのペット容器(10)に関する。ペット容器(10)は、上部(102)と下部(104)とを有し、ペットを収容するペット室(20)を画定する外殻(100)と、ペット室(20)の下方に設けられ、冷却媒体又は加熱媒体(M)を収容する雰囲気区画部(202)とを備える。外殻(100)は、ペット室(20)へのアクセスを提供するために形成された開口部(112)と、開口部(112)を開閉するためのドア(30)とを有する。雰囲気区画部(202)は、雰囲気区画部(202)から冷却媒体又は加熱媒体(M)を水平方向に出し入れするためのオリフィス(156)を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、ペットの輸送、特にペットの航空輸送のためのペット容器一般に関する。
より具体的には、本発明は、上部と下部とを有する外殻を備える、ペットを輸送するためのペット容器に関する。前記外殻は、ペットを収容するためのペット室を画定し、ペット室へのアクセスを提供するために形成された開口部と、当該開口部を開閉するためのドアと、冷却媒体又は加熱媒体を収納するための雰囲気区画部とを有する。
国際航空運送協会(IATA)は、貨物室で積み荷として飛行する猫、犬、その他のペット用のコンテナの種類の承認に関する規則を作成している。一般に、貨物区域は空調制御されており、航空機に搭乗中、ペットは安全に旅行することができる。しかしながら、貨物が積み降ろしされている間、ペットが駐機場で待たされることになることが起こり得る。この駐機場での待機はペットにとって最も危険な事になり得る。さらに、駐機場の熱は、貨物倉を急速に加熱する。それゆえ、航空機が空中にいるときではなく、地上にいるときがペットにとってのリスクである。ペット保管区域やターミナル施設において、極端な暑さや寒さにペットがさらされないようにするために、ペットがターミナルと航空機との間を移動するとき、又は、航空機が出発を待つときにおいて、いくつかの航空会社は、気温に関する規定を設けている。例えば、旅程中の任意の場所において、出発、乗り継ぎ、あるいは到着する空港の現在の気温又は予想気温が29℃を超えると、ペットは、ほとんどの航空会社に受け入れられなくなる。
ペットは、航空機の乗り降りの前、最中、及び後の時間において、著しい気温変動にさらされる可能性があるにも関わらず、国際航空運送協会(IATA)の必須要件は、ペット容器の内外に、冷房システム又は暖房システムを存在させることを規定しない。
米国特許第9,095,120号は、上部と下部とを有する前記のタイプのペット容器を開示している。上部と下部とは互いに結合することで、ペットを収容するペット室を画定する。上部は、ペット室の上方の冷却媒体区画部を有する。冷却媒体区画部は、ペット室に流体連通することで、ペット容器に収容されたペットに給水を提供する。冷却媒体区画部には、蓋がヒンジ接続されている。蓋は、冷却媒体区画部の上壁を形成する。
米国特許第9,095,120号は、周囲の温度に応じてペットを冷却もしくは加熱することができるペット容器を提供する必要性に対処するが、米国特許第9,095,120号に開示されたペット容器は、比較的高く、輸送にとっての不便をもたらす。さらに、冷却媒体区画部に蓋を確実に閉めるラッチは、ペット容器及びその内容物の重量を支持するために、蓋とペット容器の残余の接続箇所に対して十分強くなければならない。米国特許第9,095,120号ペット容器の構成要素に要求される剛性を実現することは、それらの複雑さ、重量、及びコストを増大させる。さらに、米国特許第9,095,120号のペット容器には換気孔が存在するため、暖かい又は冷たい空気が外からペット容器の中に流れ込み、雰囲気区画部によって冷却又は加熱されたペット室内の空気と混合することで、冷却効果又は加熱効果が悪化する。
米国特許出願公開第2011/0005466号は、ペット室の中に冷気又は熱気を送風するバッテリー駆動式電動ファンの形態で設けられている冷却システム又は加熱システムを備えるペット容器を開示している。しかしながら、冷却効果は、バッテリー残量が低下もしくは無くなると、不十分になるか、あるいは完全に停止する可能性がある。さらに、ファンが目詰まりしたり、完全に動作を停止したりすることも起こり得る。そのような場合、ペットは、望ましくない低温又は高温にさらされる可能性がある。
米国特許第7,730,740号は、従来のペット容器と共に使用するのに適したペット用冷却ベッドを開示している。ペット容器に収容されたペットに対して冷却効果を提供するために、ペット用ベッドは、氷のような冷却媒体で満たされてペット容器の中に挿入される。ペットは、その上で休息することができる。しかしながら、特にペット容器に入ったペットの航空輸送は、ペットにとってストレスの多い経験であり得る。このため、ペットが状況に十分慣れる前にペット容器を開けて、ペット用冷却ベッドを挿入することは、安全ではない可能性がある。
本発明の目的は、ペットの輸送、特にペットの航空輸送のために、従来技術の欠点を克服したペット容器を提供することにある。
本目的は、前記タイプのペット容器によって解決され、ペット室の下方に雰囲気区画部が設けられ、当該雰囲気区画部は、冷却媒体又は加熱媒体を雰囲気区画部に水平方向に出し入れするためのオリフィスを有している。
本発明は、危機的状況下でペット容器に収容されたペットに対する冷却効果又は加熱効果の提供を可能にする。例えば、非常に高温又は低温である目的地に到着した航空機の貨物を下ろしている間、ペット容器内のペットは、貨物倉又は駐機場に長時間留まる可能性がある。これにより、ペットは、怪我や高温又は低温に関連した病気といった危険にさらされ得る。例えば、犬は、著しい高温下において心臓発作を起こしたり、あるいは、著しい低温下において低体温症になったりする可能性がある。そのような危機的状況下において、航空会社や空港の職員は、本発明のペット容器の雰囲気区画部の中に、1つ以上の従来の冷却パッド又は加熱パッドを挿入することができる。従来の冷却パッド又は加熱パッドは、世界中のほとんどの場所で容易かつ安価に入手可能であり、本発明の目的のために、空港職員の処理で容易に保持することができる。付加的あるいは代替的に、雰囲気区画部は、任意の他の適切な冷却媒体又は加熱媒体で満たされてもよい。
ペット容器の下部においてペット室の下方に雰囲気区画部を配置することは、犬や猫などのペットが、主に脚や腹部を通じて熱を放出又は受け取ることと、下部から上部に向かって冷却又は加熱することを考慮している。さらに、高い周囲温度にさらされても、ペット室の下方での雰囲気区画部の配置は、直射日光に暴露されることを減少させ、雰囲気区画部をペット室の上方に配置した場合と比較して、長時間に渡り、ペット容器内のペットに冷却効果をもたらすことができる。
雰囲気区画部の配置がペット室の下方であることに起因して、冷却媒体又は加熱媒体は、オリフィスを介して水平方向に、雰囲気区画部に出し入れされる。従って、雰囲気区画部は水平方向に延在する。水平方向とは、ペット容器の下部又はペット容器が配置されている地面と略平行な方向をいう。
本発明によれば、雰囲気区画部を形成するために、付加的な壁要素が、ペット容器の上部又は頂部ではなく、下部又は底部に配置される。このことは、雰囲気区画部をペット室の上方に有するペット容器と比較して、ペット容器の重心を下げる。本発明のペット容器の重心を、ペット容器の下部に向けて近づけた結果、重心が高い場合と比較して、より安定したペット容器をもたらす。
さらに、雰囲気区画部がペット容器の上部又は頂部ではなく下部又は底部に配置される場合、ペット容器の構造が容易になる。その上、雰囲気区画部を下部又は底部に設けることで、ペット容器の他の構成要素は変更されないままでもよい。ペット室の上方に位置する雰囲気区画部を有するペット容器とは対照的に、ペット容器の上部の締結要素や壁部を補強する必要はない。従って、本発明のペット容器は、雰囲気区画部をペット容器の頂部に配置したペット容器よりも単純で、費用効率が高い。
冷却媒体又は加熱媒体による低温又は高温は、外殻、特に、媒体が配置されている下壁部の内外に伝達される。ペット室内のペットは、下壁部に直接置かれてもよいし、ペットを載せるためにペット室内に挿入されたトレイによって、下壁部から分離されてもよい。ペット容器の下部又は底部に雰囲気区画部が配置されることで、ペットの冷却又は加熱時において、熱対流及び熱伝導の両方が効果的である。対照的に、雰囲気区画部がペット容器の上部に配置される場合、熱対流のみが、ペットに対して冷却効果又は加熱効果を提供する。
雰囲気区画部は、ペット室と流体連通せず、完全にペット室から分離されることが好ましい。このことは、本発明のペット容器の清掃を容易にする。
外殻は、ガラス繊維、金属、硬質プラスチック、金網、無垢材、又は合板のような、無毒物質で構成されるのが好ましい。
雰囲気区画部が汚れたり、冷却媒体又は加熱媒体が雰囲気区画部から滑り落ちたりするのを防止するために、外殻はオリフィスを開閉するためのカバーを備えてもよい。それゆえ、本発明のペット容器の雰囲気区画部は、外殻の下部にあるカバーを介して、外側からアクセス可能であってもよい。ペット容器のドアは、1つ以上の従来の冷却パッド又は加熱パッドを挿入するために開放する必要はない。代わりに、雰囲気区画部は、特別に設けられたカバーを通じてアクセス可能であり、カバーが開放されたとき、雰囲気区画部へ直接アクセス可能になる。
外殻は、通常、前壁部と、後壁部と、第1側壁部と、第2側壁部と、上壁部と、下壁部とを有する。カバーは、ペット容器の下壁部の底部にヒンジ接続されてもよい。このような方法で、雰囲気区画部の中に冷却媒体又は加熱媒体を挿入する場合、カバーは、重力によって開放状態に維持され、手動で開放状態を維持する必要は無い。
代替的に、雰囲気区画部は、少なくとも1つのトレイを収納するように構成されてもよく、トレイは、少なくとも1つの冷却媒体又は加熱媒体を収容するように構成されてもよい。トレイは実質的に長方形でもよいが、他の形状であってもよい。トレイは、一方の側面にカバープレートを備えてもよく、カバープレートは、雰囲気区画部の中へトレイをスライドさせたときに、雰囲気区画部のオリフィスを閉塞するように構成されればよい。挿入状態において、トレイのカバープレートは、ペット容器の外殻と滑らかな表面を形成することが好ましい。雰囲気区画部は、隣接して配置された2つのトレイを収容するように構成されてもよい。トレイは、複数の冷却媒体又は加熱媒体を収容するために、複数の区画に分割されてもよい。その隔壁は、断熱材で作られてもよい。
好ましい実施形態によれば、雰囲気区画部は、大きな冷却効果又は加熱効果を実現するために、外殻の下壁部の全体に渡って延在している。雰囲気区画部が外殻の下部に配置されるとき、雰囲気区画部は、下壁部から、少なくとも外殻の第1側壁部、第2側壁部、前壁部、後壁部の1つに向かって延在してもよい。
他の好ましい実施形態によれば、ペット容器の第1側壁部及び第2側壁部は、通常、前壁部や後壁部よりも長手方向に大きく延在しているので、オリフィスは、第1側壁部及び第2側壁部のうちの一方に向かって開いている。このことは、冷却媒体又は加熱媒体の挿入を容易にする。
雰囲気区画部は、ペット容器の位置を追跡する無線装置を収納するためのスロットを有してもよい。それゆえ、必要であれば、ペットの飼い主は、移動中の任意の時間に自身のペットの現在位置を知ることができる。付加的に又は代替的に、ペット室の外殻は、無線追跡装置を収納するための凹部を備えてもよい。その凹部は、ペット室の内側からアクセス可能であってもよく、外殻の上部に配置されてもよい。
ペット容器のドアは、通常、開放状態と閉塞状態とを有する。開放状態において、ドアは、出入り自由な開口部を提供するので、ペットは、ペット室内に入ることができる。閉塞状態において、ドアは、開口部を閉塞している。閉塞状態において、通常、ドアは、実質的に外殻と同一平面上に存在する。閉塞状態は、施錠状態であっても解錠状態であってもよい。施錠状態において、ペットはペット室に出入りすることはできず、解錠状態において、ドアは、大きな力を発揮することなく、開放状態へ移動させることができる。例えば、ドアが外殻にヒンジ接続されている場合、ドアは、開放状態及び閉塞状態になるように枢動させることができる。
ペット容器は、ドアが施錠状態又は解錠状態のどちらであるかを表示するロックインジケータを備えることが好ましい。例えば、緑色の表示は、ドアが施錠状態にあり、ペットがペット室から出ることができないことを示す。一方、赤色の表示は、ドアが解錠状態にあり、ペットが自由にペット室を出ることができることを示す。ロックインジケータは、ペット容器のドアに設けられてもよいが、代替的に、ペット容器の外殻の他の場所に設けられてもよい。
独立して請求される本発明の一態様によれば、ペット容器のドアは、ドアが予期せず開放されるのを防止するために、施錠状態で固定されることができる。特に、好ましい実施形態によれば、ドアは、ドアが施錠状態と解錠状態との間を遷移するために、ばねで付勢されたドアラッチを備える。ドアラッチは、一対のピンを有してもよい。各々のピンは、ノーズ部を有する駆動部材を備えてもよい。施錠状態のドアにおいて、ピンは、外殻と係合するためにドアを越えて突出してもよく、ノーズ部は、互いに離れて配置されてもよい。ドアラッチはさらに、ドアを施錠状態に固定するための固定部材を有してもよい。固定部材は、ドアとヒンジ接続されたフラップを有し、フラップは膨出部を有してもよい。膨出部は、施錠状態にあるドアにおいて、ドアを施錠状態で固定するために、ノーズ部の間に収納されるように構成されてもよい。それゆえ、ドアの施錠状態は、固定された施錠状態であっても、固定されていない施錠状態であってもよい。本発明のペット容器のドアを施錠状態で固定することは、特に航空輸送中の利点であり、他の貨物がペット容器と干渉して、ペット容器のドアを押しのけたり、勢いよく開放させたりすることを引き起こす可能性がある。このことは、ペットとその周囲の両方に大きな危険性をもたらすが、固定部材を有するドアラッチを備えることで、その危険性を大きく減少させることができる。
閉塞状態におけるドアの振動音は、ペット容器の開口部を形成する縁部を可撓性裏打材で覆うことで防止することができる。ドアは、閉塞状態において、縁部の可撓性裏打材にぴったりと合わせることができる。可撓性裏打材は、ドアの振動運動を減衰させるのに十分な弾力性のあるゴムやゴム状物質でもよい。可撓性裏打材の代わりに、バンパーが用いられてもよい。バンパーは、ペット容器の開口部又はドアの周囲に均等に配置してもよく、可撓性裏打材に関連して記載されたような材料で製作されてもよい。
独立して請求されるさらに好ましい実施形態によれば、外殻は、上部に補給口を備える。ドアの閉塞状態において、補給口は、ドアの内側に設けられる水タンクと流体連通してもよい。補給口の汚れを防止するため、蓋が、補給口を開閉するために外殻とヒンジ接続されてもよい。
代替的に、補給口は、水タンクと連結されたディスペンサーを収容するように構成されてもよい。ディスペンサーは、引き出し式トレイであってもよい。水タンクは、ドアが開放状態か閉塞状態かに関係なく、満水になるまで補給してもよい。
独立して請求される好ましい実施形態によれば、外殻は、少なくとも1つのインナーパネルと少なくとも1つのアウターパネルとを有する換気装置を有し、インナーパネル及びアウターパネルはそれぞれ、複数の換気孔を有し、インナーパネルの換気孔とアウターパネルの換気孔とは、30%未満、好ましくは20%未満の範囲で重複している。すなわち、換気孔を有する少なくとも2つのパネルは、互いの背後に配置してもよく、一方のパネルの換気孔を通る空気の通り道は、もう一方のパネルによって大きく遮断される。このようにして、2つのパネルの換気孔を通過する空気の流路の長さは、実質的に互いに整列し且つ換気孔を通過する際に空気の流れを変えない換気孔を有するパネルと比較して、増加する。この効果は、換気装置を介してしてペット室に入る音の強度を減少させるために使用されてもよい。例えば、音の強度は、3dB減少させることができる。航空輸送中の騒音公害レベルは比較的高く、そのような騒音レベルのいくらかの減衰は、航空機で移動中のペットがさらされるストレスを減少する。好ましくは、これらのパネルを透明にすると、ペット容器内のペットをパネルの外側から観察することができる。
また、ペット室は、ペットへの鎮静作用を有する流体を含む貯蔵部を備えてもよい。例えば、貯蔵部は、ペットが吸入するためのエッセンシャルオイルを含んだり、あるいは供給されたりしてもよい。代替的に、ペットに香りを触れさせるために噴霧器が用いられてもよい。
別の実施形態によれば、ペット室の内側に、トレイが着脱可能に設けられてもよい。トレイは、ペット室に挿入されることで、ペット容器をさらに補強することができる。また、トレイは、ペットの排泄物収集に用いられることもできるので、ペット容器の内壁を清潔な状態に保つことができる。また、金属製のトレイは、雰囲気区画部内の冷却媒体又は加熱媒体とペット容器内のペットとの間の熱伝達を改善することもできる。したがって、トレイは、外殻の下部に囲まれているペット室の下方の部分に配置されてもよい。
さらに別の好ましい実施形態によれば、外殻は、少なくとも部分的に第1壁部と第2壁部とを有する多層壁で構成され、第1壁部及び第2壁部は、それらの間に空間を画定する。特に、外殻は二重壁であってもよい。第1壁部と第2壁部との間に形成される空間には、外殻の断熱性を向上させるために、空気や発泡体が充填されてもよい。外殻は、全体的に多層壁で構成されることが好ましい。
別の実施形態によれば、ペット容器のペット室の容積サイズを変更することができるように、インナーヘルメットが設けられてもよい。より具体的には、ペット容器のペット室内にインナーヘルメットを挿入することで、ペット室の容積サイズが減少されてもよい。このようにして、犬と猫のようなサイズが異なるペットに対しても、同じペット容器を使用することができる。
代替的に、特に、ペット室に猫が収容されているとき、外殻の上部などのペット室に仕切り部材を挿入して、ペット室にいる猫又は他のペットが利用できる空間を仕切ってもよい。
当然のことながら、本発明のペット容器は、車、バス、又は鉄道のような他の輸送手段と共に使用されてもよいし、固定されたペット小屋として機能してもよい。
独立して請求される本発明の他の実施形態によれば、ペット容器は、水タンクと水トレイとを有する水補給システムを備える。水トレイは、少なくとも部分的にペット室内に設けられてもよい。水タンクは、水トレイと流体連通してもよく、水トレイの最大水位を制御するように弁が構成されてもよい。この水補給システムは、水深約20mmなど、水トレイの予め決められた水深を維持するために用いられ、それにより、(もちろん、水タンクに十分に水があるという条件で)水トレイには、常にペットが飲むための十分な水がある。ペットが水トレイから飲むか、水トレイから水がこぼれると、予め決められた深さまで再び水が自動的に充填される。
特定の実施形態において、水トレイは、水タンクと水トレイとを流体連通するように構成された開口部と、開口部と協調して弁を形成するように構成されたフロート本体とを有する。フロート本体は、水トレイの開口部をシールするように構成された円錐形の突起部を有してもよい。代替的に、フロート本体は、水トレイの案内受け部に収納されるように移動可能な複数の突起部を有してもよい。
本発明の他の目的及び利点は、図面に示される実施形態から得られる。
本発明の第1実施形態に係るペット容器において、ドアが閉鎖され且つ固定的に施錠された状態を示す説明図である。 図1のペット容器において、ドアが閉鎖され且つ非固定的に施錠された状態を示す説明図である。 図1のペット容器において、ドアが閉鎖され且つ解錠された状態を示す説明図である。 図1のペット容器において、ドアが開放された状態を示す説明図である。 本発明のペット容器において用いられる通風装置を示す説明図である。 本発明のペット容器における外殻の好ましい構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るペット容器において、ドアが閉鎖され且つ固定的に施錠された状態を示す説明図である。 図7のペット容器において、ドアが閉鎖され且つ非固定的に施錠された状態を示す説明図である。 図7のペット容器において、ドアが閉鎖され且つ解錠された状態を示す説明図である。 図7のペット容器において、ドアが開放された状態を示す第1斜視図である。 図7のペット容器において、ドアが開放された状態を示す第2斜視図である。 水トレイ内に設けられた、水トレイ内の最大水深を制御する弁の説明図である。
各図面において、同様の構造や特徴を参照するために、同様の参照番号が使用されていることが理解されるはずである。必要に応じて、そのような要素間の違いについて通常は説明するが、先に説明した各図と同じ構造は、繰り返して説明する必要はなく、明確かつ簡潔な目的のために参照される。
図1から図6を参照して、第1実施形態のペット容器10を説明する。ペット容器10は、上部102と下部104とを有する外殻100を備えている。さらに、外殻100は、前壁部110と、前壁部110と対向する後壁部130と、第1側壁部150と、第1側壁部150と対向する第2側壁部170と、上壁部190と、上壁部190と対向する下壁部200とを含む。外殻100は、ペット(図示せず)を収容するペット室20を画定する。
ペット容器10は、前壁部110に開口部112を有する。開口部112の開閉のため、ドア30が枢動可能にペット容器10に接続されている。開口部112は、ペットが開口部112を通ってペット室20に入ることができる形状を有する。ドア30は、枢動軸Dの周りに枢動可能である。枢動軸Dは、ドア30の第1長手方向端部30aに配置され、上壁部190から下壁部200に向けて垂直に延在する。さらに、ドア30は、ペット容器10に着脱可能に接続されてもよい。ペット容器10からドア30を取り外すことによって、ペット容器は、ペット小屋に変更されてもよい。
ドア30と、後部壁130と、第1側壁部150と、第2側壁部170には、それぞれ、換気ルーバー32,132,152,172が設けられている。便宜上、換気ルーバー32についてのみ説明する。換気ルーバー132,152,172は、換気ルーバー32に従って構成されることが明らかなためである。
換気ルーバー32は、長手方向に延在する複数のスラット32aと、垂直方向に互いに隣接するスラット32aの間に形成されたスリット32bとを有する。スリット32bは、換気孔として機能し、ペットの脱出や、ペットの任意の部分が突出することによってペットが傷付く危険性を抑えるために、十分小さい。
換気ルーバー32は、ドア30の表面積のほとんど(例えば、80%超)を覆っている。換気ルーバー132,152,172は、それぞれ、後壁部130、第1側壁部150及び第2側壁部170の表面積の約50%を覆っている。
複数のスラット32aとスリット32bとを有する換気ルーバー32を設ける代わりに、互いの背後に配置された少なくとも2つのパネル34,36を有する代替の換気装置32’が、図5に示すように設けられてもよい。インナーパネル34は、ペット室20に面してもよく、アウターパネル36は、ペット容器10の外側に面してもよい。インナーパネル34にはインナーパネル換気孔34aが設けられ、アウターパネル36にはアウターパネル換気孔36aが設けられている。また、2つのパネル34,36は、インナーパネル換気孔34aとアウターパネル換気孔36aの大部分(例えば50%超)が重ならないように配置されている。このことは、最短流路で換気装置32’を通じて空気が流れるのを抑える。その代わりに、空気は、アウターパネル36の換気孔36aの1つを通じて流れ、その流れ方向を変えて、インナーパネル34の換気孔34aの1つを通じて流れるように強制される。各換気孔34a,36aがパネル34,36上で同一のサイズ、形状、あるいは同じ配置のパターンである必要はないことは明らかである。換気装置32’を通じて流れる空気の流路を拡大することによって、音波を減衰させることができる。それにより、ペット室20内の騒音レベルは、例えば3dB以上減少させることができる。このことは、一般に比較的高い、例えば70dB超の騒音レベルを有する空港環境において有利である。さらに、換気ルーバー132,152,172が換気装置32’に置き換えられてもよいことは明らかである。
換気ルーバー32又は換気装置32’には、メッシュ38が備えられていてもよい。メッシュ38は、ペットが、噛んだり引っ掻いたりすることが可能な表面や縁部を有しないことを保証する。メッシュ38は、鋼のような金属で構成されてもよい。図1から図4に示すように、換気ルーバー132,152,172も同様にメッシュで覆われてもよいことは明らかである。
ペット容器10の内側30dは、ペットが噛んだり引っ掻いたりして、ペット容器10の健全性に被害を生じさせるような突起部が無く、滑らかである。
外殻100は、前周部210と、中間周部212と、後周部214とを有する。中間周部212は、矩形状の導管部分によって提供され、前周部210は、ドア30を有する第1エンドキャップによって提供され、後周部214は、第2エンドキャップによって提供され得る。第1エンドキャップ及び第2エンドキャップの最上面及び最下面は、それぞれ、上壁部190及び下壁部200の一部を形成してもよい。同様に、第1エンドキャップ及び第2エンドキャップの側面は、第1側壁部150及び第2側壁部170の一部を形成してもよい。前周部210と後周部214に対して、中間周部212は、上壁部190と第1側壁部150及び第2側壁部170に沿って湾入されている。この外殻100の構成は、本発明の2つのペット容器10を互いに積み重ねることを可能にする。また、前周部210と中間周部212との間及び中間周部212と後周部214との間の遷移部又は段差部は、ペット容器10に、前壁部110又は後壁部130に対して実質的に平行な方向にストラップを架けることで、ペット容器10が滑り落ちるのを抑える。
上壁部190には、ハンドル192が取り付けられている。上壁部190は、ハンドル192と上壁部190とを面一にすることができる窪み194を有する。これにより、複数のペット容器10の積載性を補助する。
第1側壁部150及び第2側壁部170は、スペーサーバー154を備えており、図1と図4においては、1つのスペーサーバー154が示されている。スペーサーバー154は、ペット容器10を容易に移動させ、換気ルーバー32,132,152,172又は換気装置32’が、他の貨物などによって塞がれるのを抑えることを可能にする。また、スペーサーバー154は、ペット容器10を取り扱う人の指が第1側壁部150及び第2側壁部170とスペーサーバー154との間に滑り込み、ペット容器10を持ち上げることができるように構成される。
外殻100の下部104には、雰囲気区画部202が形成されている。より具体的には、雰囲気区画部202は、外殻100の下壁部200に形成されている。雰囲気区画部202は、ペット容器10とペット室20に冷却効果又は加熱効果を提供することができる。外殻100は、下部104に、雰囲気区画部202に直接アクセス可能なオリフィス156を備えている。雰囲気区画部202は、ペット室20と流体連通しないことが好ましい。オリフィス156は、第1側壁部150に向かって開口している。
図1に示すように、オリフィス156を開閉するために、蓋158が、第1側壁部150と下壁部200の間の境界に配置され、雰囲気区画部202への水平方向のアクセスを提供する。蓋158は、下壁部200に枢着されている。蓋158は、TSAロックで施錠されてもよい。雰囲気区画部202は、下壁部200の全体に渡って実質的に延在してもよい。さらに、オリフィス156は、第1側壁部150の長手方向全体に沿って延在してもよい。
冷却媒体又は加熱媒体Mが、オリフィス156を通じて雰囲気区画部202に水平に出し入れされてもよい。冷却媒体又は加熱媒体Mは、従来のペット用の冷却パッド又は加熱パッドであってもよい。氷は、溶けてオリフィス156から漏れるので、雰囲気区画部202内に充填されないほうが好ましい。
ドア30は、開口部112を形成する縁部114から横方向の内側に配置されている。縁部114は、裏打材116で覆われている。裏打材116は、ゴムやゴム状物質で作られてもよい。閉塞状態において、ドア30は、裏打材116に固定されることで、ペット容器10の取扱中又は輸送中に発生する可能性があるドア30の振動と、それにより生じる騒音を減少又は除去する。後壁部130は、前壁部110と同様に設計されている。より具体的には、ドア30に対応する部分が、後壁部130に形成された縁部134から横方向の内側に配置されている。
ドア30は、ばねで付勢されたドアラッチ40を有している。ドアラッチ40は、上壁部190と下壁部200との間で垂直方向に延在する一対の第1ピン42a及び第2ピン42bを有している。図2及び図3に示すように、第1ピン42aには、第1ノーズ部46aを有する第1駆動部材44aが設けられ、第2ピン42bには、第2ノーズ部46bを有する第2駆動部材44bが設けられている。第1ノーズ部46a及び第2ノーズ部46bは、ペット室20から離れる方向に、ドア30の第1開口部48を通じて突出している。
第1ピン42a及び第2ピン42bは、それぞれドア30を越えて延在するように付勢されている。ドア30が施錠状態であるとき、第1ピン42a及び第2ピン42bは、外殻100に設けられた個別の開口部(図示せず)に収納される。図2に示すように、ドア30の施錠状態において、第1ノーズ部46a及び第2ノーズ部46bは、互いに離れて配置されている。ドア30を解錠するために、第1ノーズ部46a及び第2ノーズ部46bは、手動で押し込み合わせることで、第1ピン42a及び第2ピン42bを外殻100の開口部から待避させる(図3)。それにより、ドア30は、枢動軸Dを中心に旋回して開くことが可能である。
また、図2及び図3に示すように、ドアラッチ40に加えて、ドア30は、固定部材50を備えてもよい。固定部材50は、ドア30の偶然の解錠を抑える。固定部材50は、ドア30の第1長手方向端部30aとは反対側の第2長手方向端部30bの近傍に位置するフラップ52を備えている。フラップ52は、外側30cにおいて、ドア30にヒンジ接続されており、枢動軸Fを中心に枢動可能である。フラップ52は、外側30cに向けられた矩形の膨出部54を有している。
ドア30が施錠されて固定された状態において、フラップ52は、外側30cに当接し、膨出部54は、第1ノーズ部46aと第2ノーズ部46bとの間に形成された空間に収納される。膨出部54が第1ノーズ部46aと第2ノーズ部46bとの間に挿入されているとき、第1ノーズ部46a及び第2ノーズ部46bは、互いに向かって動くことができず、第1ピン42a及び第2ピン42bが待避させられるのを阻害する。従って、ドア30は、確実に施錠状態を維持する。固定部材50を解放するため、フラップ52は、第1ノーズ部46a及び第2ノーズ部46bと膨出部54との係合を解除するように、枢動軸Fを中心に枢動される。そのとき、第1ノーズ部46a及び第2ノーズ部46bは、ドア30を解錠するために、互いに向かって自由に押すことができる。色識別を有するロックインジケータ56は、ドア30が解錠状態であるか、施錠状態であるかを、飼い主に視覚的に表示するために設けられてもよい。
図4に示すように、ドア30の内側30dには、餌入れ58と水タンク60とが取り付けられている。餌入れ58と水タンク60の両方は、補給のための外部アクセスを有している。餌入れ58は、ドア30の下壁部200の近傍に設けられた第2開口部62を介して補給されてもよい。水タンク60は、ペット容器10の上部102に設けられた補給口118を介して補給されてもよい。補給口118は、蓋120で覆われている。蓋120は、前壁部110にヒンジ接続されている。ドア30が閉塞状態にあるとき、補給口118は、水タンク60の接続部材60aを介して水タンク60と流体連通する。裏打材116は、接続部材60aと補給口118との接合部分からの水漏れを抑えるために、接続部材60aのシールとして機能することが可能である。
引き続き図4を参照すると、ペット容器10内には、トレイ64が挿入されることができる。トレイ64は、ステンレスやアルミニウムのような金属で作られることが好ましい。トレイ64は、ペット容器10に剛性を付加することが可能である。さらに、トレイ64の上面64aには、滑り止め材が塗布されてもよい。吸収性寝具(図示せず)は、トレイの上面64aに配置されてもよい。吸収性寝具は、様々な臭気を中和し、また、ペットが快適に感じる心地よい香りを、可能な限り長時間に渡り放出することができる。
さらに、ペット容器10は、無線装置(図示せず)を備えてもよい。無線装置は、ペット容器10の位置追跡のような様々な機能を実行することが可能である。その情報は、携帯電話などの受信装置(図示せず)に送信され得る。無線装置は、雰囲気区画部202内に設けられたスロット204に挿入されてもよい(図1)。スロット204は、例えば、冷却媒体又は加熱媒体M上に凝縮した水が接触しないように、雰囲気区画部202の他の部分から離されるよう十分シールされている。また、無線装置は、ペット室内20の気温、圧力、湿度、餌入れ58及び水タンク60の供給レベルなどの、他のパラメータに関する情報を取得してもよい。付加的又は代替的に、ペットには、輸送中のペットの位置をモニターするための首輪タグが装着されてもよい。
図6を参照すると、外殻100は、少なくとも部分的に多層壁で形成されている。例えば、外殻100は、二重壁であってもよく、第1壁部100aと第2壁部100bとで空間101が画定されてもよい。第1壁部100a及び第2壁部100bの間に画定される空間101には、空気のようなガスや発泡体が充填されてもよい。多層壁は、ペット容器10の剛性を増加させる。さらに、多層壁の外殻100で構成されるペット容器10は、単層壁の外殻100で構成されるペット容器10と比較して、断熱性を向上させる特性を有する。
本発明の第2実施形態にかかるペット容器について、図7から図11を参照して説明する。
第2実施形態におけるペット容器は、図1から図6に関連して説明した第1実施形態におけるペット容器に類似しているため、以下では、2つの実施形態の相違点のみについて説明する。
雰囲気区画部202を閉じるためのヒンジ付カバー158に代えて、第2実施形態におけるペット容器10は、雰囲気区画部202内にスライドするように構成された2つの引き出し又はトレイ300を備えている。複数のトレイ300は、挿入したときに並んで配置される。より具体的には、それぞれのトレイ300は、ペット容器10の幅に略等しいが、それよりも短い2つの対向する長辺と、雰囲気区画部202に通じるオリフィス156の幅の約半分よりも短く且つ前記長辺と直交する2つの対向する短辺とを備える矩形状である。2つよりも少ない又は多いトレイ300を使用することができることは明らかである。さらに、トレイ300は、任意の適当な形状を有することが可能であり、本発明は矩形のトレイに限定されない。
トレイ300は、2つの短辺の一方にカバープレート302を有している。カバープレートは、トレイ300が挿入位置にあるとき、雰囲気区画部202を閉塞するために使用することができる。カバープレート302は、カバープレート302の外側に、トレイ300から見て外方に向く凹状のグリップ304を有しているため、例えば、ペットの飼い主や他の人は、雰囲気区画部202からトレイ300を引き出して、冷却媒体又は加熱媒体Mを交換することができる。下壁部200は、トレイ300のためのガイド構造を備えてもよい。ガイド構造は、トレイ300の挿入を容易にしたり、一旦挿入されたトレイ300が意図せず移動することを抑えたりすることができる。
図示の実施形態において、各トレイ300は、等しいサイズの5つの区画に分割されている。しかしながら、それよりも多い又は少ない区画数であってよく、区画の大きさは変えることができる。各区画は、冷却媒体又は加熱媒体Mを収容することができる。隔壁は、断熱材で作られることが可能であるが、他の材料も同様に好ましいことは明らかである。
図7から図9に示すように、ドアラッチ40と固定部材50とは、外側30cを越えて突出する部品の数を減らすように配置されている。
図10を参照すると、ペット室20内には、水タンク70が設けられている。水タンク70は、垂直延在部70aと水平延在部70bとを備える略L字形である。複数の突起部72aは、垂直延在部70aの長さ方向に沿って配置され、互いに隣接する突起部72aの間には、陥没部72bが形成されている。突起部72aは、水平延在部70bとは反対方向に延在している。ドア30が閉塞状態であるとき、突起部72aは、ドア30に設けられた穴部31の中に延在するように構成されている。そのような突起部72aは、ペット容器10の外側から見ることが可能である。このようにして設けられた水タンク70を透明な材料で作ることで、水タンク70内の液面レベルは、複数の突起部72aにより形成される水位目盛を一見することで容易に確認することができる。
突起部72a及び穴部31は、任意の数であってもよい。また、対応する陥没部72bがない単一の突起部72aを考慮してもよい。その場合、穴部31は、ドア30の垂直方向に延在するスリットであってもよい。当該スリットは、ペットをペット室20内に留めて逃げ出すことを抑えるために、十分小さい必要がある。略L字形であることに代えて、水タンク70が他の適当な形状であってもよいことは明らかである。
突起部72aは、台形であり、水平延在部70bの延在方向とは反対方向にテーパを有している。しかしながら、矩形のような他の形状であってもよいことは明らかである。突起部72aのテーパは、突起部72aを、ドア30に設けられた対応する穴部31へ挿入することを容易にする。
さらに、水タンク70は、垂直延在部70aの自由端部に連結されたディスペンサー74を備えている。ディスペンサー74は、水タンク70の垂直延在部70aの中にディスペンサー74からの流体を案内するように構成されている。図示の実施形態において、ディスペンサー74は、引出式のトレイとして形成され、ドア30の上方であって、外殻100の上部102にある補給口118を通じて延在する。水タンク70は、ドア30の開閉状態に関わらず水を補給することが可能である。
さらに、ペット容器10は、水タンク70の下方に配置された水トレイ76を備えている。図12に示すように、水トレイ76は、ペットが水を飲むための水皿部82と、フロート本体86を収容するように構成されたフロート室84とを有している。水タンク70は、水トレイ76の開口部78を介して、水トレイ76と流体連通している。より具体的には、開口部78は、水タンク70とフロート室84とを流体連通するとともに、水皿部82と流体連通する。開口部78は、シール材80でシールされてもよく、水漏れを抑えるため、シール材はゴムで作られてもよい。
図12に図示する実施形態において、フロート本体86は、細長い形状を有し、水トレイ76の開口部78と協調するように構成された円錐形突起部88を備えている。フロート本体が任意の他の適当な形状を有してもよいことは明らかである。開口部78と円錐形突起部88とは、弁を形成し、水タンク70の最大水位を制御する。水タンク70の水位が予め決められた最大水位にあるとき、弁は閉塞状態であり、フロート本体86の円錐形突起部88が水トレイ76の開口部78を閉塞することで、水が水タンク70から水トレイ76の中へ流れることができない。水トレイ76の水位が予め決められた最大水位を下回ったとき、弁は開放状態に遷移し、円錐形突起部88が開口部78を開放することで、フロート室84内の水面に浮かぶフロート本体86が下がる。水タンク70からの水は、再び予め決められた最大水位に到達することによってフロート本体86の円錐形突起部88が開口部78を閉塞するまで、水トレイ76に補給される。
フロート本体86がフロート室84内で傾くことを抑えるために、フロート本体86は、さらに、水トレイ76の底面に設けられた案内受け部92に収納される2つの円筒状突起部90を有する。案内受け部92により案内されることで、フロート本体86は、フロート室84内を、制御された態様で昇降する。任意の適当な数や形状の突起部90及び対応する案内受け部92を用いてもよいことは明らかである。
続いて図10を参照すると、第2実施形態におけるペット容器10は、ハンドル192を欠いている。外殻100は、2つのストラップハンドル196a,196bを備えている。2つのストラップハンドル196a,196bは、上壁部190から前壁部110及び後壁部130にそれぞれ延在する通路198a,198bを経由して外殻100の上部102に形成されている。ストラップハンドル196a,196bは、ストラップでペット容器10を固定するために、ストラップや、バンド又はロープのような他の締め付け手段が通路198a,198bを通じて挿入されることを可能にする。
図11に図示する実施形態において、下壁部200の底面には、わずかに隆起するストラップハンドル196a,196bに対応する凹部201a,201bが設けられていてもよい。2つのペット容器10が互いに積み重ねられたとき、ストラップハンドル196a,196bは、凹部201a,201bと協調し、上側のペット容器10の任意の望まない移動動作を抑えることができる。
図10及び図11から分かるように、仕切り部材306は、ペット室20内には、仕切り部材306が挿入されている。仕切り部材306は、ペット容器10を異なるサイズのペットに適合させるために使用することができる。
さらに、ペット室20の内部を少なくとも部分的に覆うメッシュ38は、硬質プラスチックで作られる。メッシュ38は、換気ルーバー32,132,152,172と共に一体成形されることが好ましい。
ドア30が閉塞状態であるとき、がたつき音を除去する、あるいは少なくとも減少させるために、裏打材116に代えて、ドア30の内側30dにバンパー117が設けられる。
また、図11は、無線追跡装置を収容するように構成された無線装置収容部191も示している。
上記のように、本発明を好ましい実施形態の説明によって例示し、これらの実施形態をある程度詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲をそのような内容に限定、あるいは何らか制限することは、出願人の意図ではない。追加の利点及び変更は、当業者にとって容易に明らかになる。本発明の様々な特徴や概念は、利用者の必要性や好みによって、単独又は任意の組み合わせで使用することができる。これは、本発明を説明しているものであり、現在知られているものとして、本発明の好ましい実施方法に沿って説明したものである。しかしながら、本発明自体は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されるべきである。
D 枢動軸
F 枢動軸
M 冷却媒体又は加熱媒体
10 ペット容器
20 ペット室
30 ドア
30a 第1長手方向端部
30b 第2長手方向端部
30c 外側
30d 内側
31 穴部
32 換気ルーバー
32’ 換気装置
32a スラット
32b スリット
34 インナーパネル
34a インナーパネル換気孔
36 アウターパネル
36a アウターパネル換気孔
38 メッシュ
40 ドアラッチ
42a 第1ピン
42b 第2ピン
44a 第1駆動部材
44b 第2駆動部材
46a 第1ノーズ部
46b 第2ノーズ部
48 第1開口部
50 固定部材
52 フラップ
54 膨出部
56 ロックインジケータ
58 餌入れ
60 水タンク
60a 接続部材
62 第2開口部
64 トレイ
70 水タンク
70a 垂直延在部
70b 水平延在部
72a 突起部
72b 陥没部
74 ディスペンサー
76 水トレイ
78 開口部
80 シール材
82 水皿部
84 フロート室
86 フロート本体
88 円錐形突起部
90 円筒状突起部
92 案内受け部
100 外殻
100a 第1壁部
100b 第2壁部
101 空間
102 上部
104 下部
110 前壁部
112 開口部
114 縁部
116 裏打材
117 バンパー
118 補給口
120 蓋
130 後壁部
132 換気ルーバー
134 縁部
150 第1側壁部
152 換気ルーバー
154 スペーサーバー
156 オリフィス
158 蓋
170 第2側壁部
172 換気ルーバー
190 上壁部
191 無線装置収容部
192 ハンドル
194 窪み
196a ストラップハンドル
196b ストラップハンドル
198a 通路
198b 通路
200 下壁部
201a 凹部
201b 凹部
202 雰囲気区画部
204 スロット
210 前周部
212 中間周部
214 後周部
300 トレイ
302 カバープレート
304 埋め込みグリップ
306 仕切り部材

Claims (15)

  1. ペットの輸送、特にペットの航空輸送のためのペット容器(10)であって、
    上部(102)と下部(104)とを有し、ペットを収容するペット室(20)を画定する外殻(100)と、
    前記ペット室(20)の下方に設けられ、冷却媒体又は加熱媒体(M)を収容する雰囲気区画部(202)と、
    を備え、
    前記外殻(100)は、
    前記ペット室(20)へのアクセスを提供するために形成された開口部(112)と、
    前記開口部(112)を開閉するためのドア(30)と
    を有し、
    前記雰囲気区画部(202)は、前記雰囲気区画部(202)から前記冷却媒体又は加熱媒体(M)を水平方向に出し入れするためのオリフィス(156)を有する、
    ペット容器(10)。
  2. 前記外殻(100)は、前壁部(110)と、後壁部(130)と、第1側壁部(150)と、第2側壁部(170)と、上壁部(190)と、下壁部(200)とを有し、
    前記オリフィス(156)は、前記第1側壁部(150)及び第2側壁部(170)の一方に向かって開いている、請求項1に記載のペット容器(10)。
  3. 前記雰囲気区画部(202)は、前記冷却媒体又は加熱媒体(M)を収容する少なくとも1つのトレイ(300)を受け入れるよう構成されている、請求項1〜2のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  4. 少なくとも1つの前記トレイ(300)は、前記トレイ(300)が前記雰囲気区画部(202)に収納されたときに前記雰囲気区画部(202)の前記オリフィス(156)を覆う、カバープレート(302)を有する、請求項3に記載のペット容器(10)。
  5. 前記ドア(30)は、施錠状態と解錠状態とを有し、
    前記ペット容器(10)は、前記ドア(30)が前記施錠状態又は前記解錠状態のどちらであるかを表示するロックインジケータ(56)を備える、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  6. 前記ドア(30)は、前記ドア(30)が施錠状態と解錠状態との間を遷移するために、ばねで付勢されたドアラッチ(40)を備え、
    前記ドアラッチ(40)は、一対のピン(42a,42b)と、前記ドア(30)を前記施錠状態で固定するための固定部材(50)とを有し、
    各々の前記ピン(42a,42b)は、ノーズ部(46a,46b)を有する駆動部材(44a,44b)に設けられ、
    施錠状態の前記ドア(30)において、前記一対のピン(42a,42b)は、前記外殻(100)と係合するために前記ドア(30)を越えて突出し、前記ノーズ部(46a,46b)は、互いに離れて配置され、
    前記固定部材(50)は、前記ドア(30)にヒンジ接続されたフラップ(52)を有し、前記フラップ(52)は、前記施錠状態にある前記ドア(30)において、前記ドア(30)を前記施錠状態で固定するために、前記ノーズ部(46a,46b)の間に収納されるように構成された膨出部(54)を有する、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  7. 前記ドア(30)は、開放状態と閉塞状態とを有し、
    前記ドアの内側(30d)には、前記閉塞状態における前記ドア(30)の振動音を防止するために、複数のバンパー(117)が配置されている、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  8. 前記ペット容器(10)は、さらに、前記ペット室(20)内に設けられた水タンク(70)を備え、
    前記水タンク(70)は、前記外殻(100)の前記上部(102)の補給口(118)に摺動自在に収納されるディスペンサー(74)を有し、
    前記ディスペンサー(74)は、前記ペット容器(10)の外側から前記水タンク(70)の補給ができるよう構成されている、
    請求項1〜7のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  9. 前記ドア(30)は、開放状態と閉塞状態とを有し、
    前記ペット容器(10)は、さらに、前記ペット室(20)内に設けられた前記水タンク(70)を備え、
    前記水タンク(70)は、前記ドア(30)が閉塞状態にあるときに前記水タンク(70)内の流体レベルを視認するため、前記ドア(30)の各穴(31)に収納されるように構成された少なくとも1つの突起部(72a)を有する、
    請求項1〜8のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  10. 前記ペット容器(10)は、さらに、前記水タンク(70)と、少なくとも部分的に前記ペット室(20)内に設けられた水トレイ(76)とを備え、
    前記水タンク(70)は、前記水トレイ(76)と流体連通し、
    前記水トレイ(76)内の最大水位を制御するように弁(78,86)が構成されている、請求項1〜9のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  11. 前記水トレイ(76)は、前記水タンク(70)と前記水トレイ(76)とを流体連通するように構成された開口部(78)と、前記開口部(78)と協調して前記弁(78,86)を形成するように構成されたフロート本体(86)とを有する、
    請求項10に記載のペット容器(10)。
  12. 前記フロート本体(86)は、前記水トレイ(76)の案内受け部(92)に収納されるように移動可能な複数の突起部(90)を有する、
    請求項10に記載のペット容器(10)。
  13. 前記外殻(100)は、少なくとも1つのインナーパネル(34)と、少なくとも1つのアウターパネル(36)とを有する換気装置(32’)を備え、
    前記インナーパネル(34)及びアウターパネル(36)はそれぞれ、複数の換気孔(34a,36a)を有し、
    前記インナーパネル(34)の換気孔(34a)と前記アウターパネル(36)の換気孔(36a)とは、30%未満好ましくは20%未満の範囲で重複している、
    請求項1〜12のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  14. 前記ペット室(20)内には、少なくとも1つの仕切り部材(306)が挿入可能である、請求項1〜13のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
  15. 前記外殻(100)は、少なくとも部分的に第1壁部(100a)と第2壁部(100b)とを有する多層壁で構成され、
    前記第1壁部及び前記第2壁部は、それらの間に空間(101)を画定する、
    請求項1〜14のいずれか1つに記載のペット容器(10)。
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