JP2019528705A5 - - Google Patents

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後に反応性基に変換され得るオリゴヌクレオチドへの基の付着はまた、当該分野で公知の方法を使用して可能である。オリゴヌクレオチドのヌクレオチドへの任意の付着は、オリゴヌクレオチドの一部になり、これは次いで、マイクロアレイの固体表面に付着され得る。増幅された核酸は、使用される技術によって必要とされるおよび/または許容される場合に、例えば、断片への切断を通じて、または固体担体への付着の前もしくは後に、検出可能な標識の付着によって、さらに改変され得る。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
単離されたポリヌクレオチドであって、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択されるSNPを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる、単離されたポリヌクレオチド。
(項目2)
前記SNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、またはrs309601である、項目1に記載の単離されたポリヌクレオチド。
(項目3)
前記SNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、またはrs309601である、項目2に記載の単離されたポリヌクレオチド。
(項目4)
前記SNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、またはrs7836309である、項目3に記載の単離されたポリヌクレオチド。
(項目5)
前記SNPは、rs309605またはrs309604である、項目4に記載の単離されたポリヌクレオチド。
(項目6)
単離されたポリヌクレオチドの一団であって、項目1〜5のいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチドのうちの2種もしくはこれより多く、3種もしくはこれより多く、4種もしくはこれより多く、または5種もしくはこれより多くを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる、一団。
(項目7)
前記SNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、およびrs309601のうちの2種もしくはこれより多く、3種もしくはこれより多く、4種もしくはこれより多く、5種もしくはこれより多く、または全てを含む、項目6に記載の一団。
(項目8)
前記SNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、およびrs309601のうちの2種もしくはこれより多く、3種もしくはこれより多く、4種もしくはこれより多く、5種もしくはこれより多く、または全てを含む、項目7に記載の一団。
(項目9)
前記SNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、およびrs7836309のうちの2種もしくはこれより多く、3種もしくはこれより多く、4種もしくはこれより多く、または全てを含む、項目8に記載の一団。
(項目10)
前記SNPは、rs309605および/またはrs309604を含む、項目9に記載の一団。
(項目11)
前記単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1〜28に示される配列、これらの相補的な配列、もしくはこれらと連鎖不平衡にある配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる、項目1〜5のいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは項目6〜10のいずれか1項に記載の一団。
(項目12)
前記単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1〜11、15〜21、および28に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる、項目11に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは一団。
(項目13)
前記単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1〜5に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる、項目12に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは一団。
(項目14)
前記単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1〜2に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる、項目13に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは一団。
(項目15)
項目1〜14のいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは一団を含むキットであって、前記キットは、必要に応じて、使用についての指示を含む、キット。
(項目16)
担体、および前記担体上に直接的または間接的に固定化された項目1〜14のいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは一団を含む、マイクロアレイ。
(項目17)
rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPを検出するための、試薬。
(項目18)
rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、およびrs309601からなる群より選択される1種またはこれより多くのSNPを検出するためのものである、項目17に記載の試薬。
(項目19)
rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、およびrs309601からなる群より選択される1種またはこれより多くのSNPを検出するためのものである、項目18に記載の試薬。
(項目20)
rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、およびrs7836309からなる群より選択される1種またはこれより多くのSNPを検出するためのものである、項目19に記載の試薬。
(項目21)
rs309605および/またはrs309604を検出するためのものである、項目20に記載の試薬。
(項目22)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜28に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目17〜21のいずれか1項に記載の試薬。
(項目23)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜11、15〜21、および28に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目22に記載の試薬。
(項目24)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜5に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目23に記載の試薬。
(項目25)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜2に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目24に記載の試薬。
(項目26)
前記SNPまたは複数のSNPをアッセイするための1種またはこれより多くの分子を含む、項目17〜25のいずれか1項に記載の試薬。
(項目27)
前記1種またはこれより多くの分子は、オリゴヌクレオチドおよび/またはポリペプチドを含む、項目26に記載の試薬。
(項目28)
前記オリゴヌクレオチドは、配列番号1〜28に示される配列、またはこれらの相補的な配列を含む、項目27に記載の試薬。
(項目29)
前記オリゴヌクレオチドは、前記SNPまたは複数のSNPを遺伝子型決定するための1種またはこれより多くのプライマーを含む、項目27または28に記載の試薬。
(項目30)
項目17〜29のいずれか1項に記載の試薬を含むキットであって、前記キットは、必要に応じて、使用についての指示を含む、キット。
(項目31)
項目1〜14のいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは一団および項目17〜29のいずれか1項に記載の試薬を含むキットであって、前記キットは、必要に応じて、使用についての指示を含む、キット。
(項目32)
前記単離されたポリヌクレオチドまたは一団は、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、およびrs309601からなる群より選択されるSNPを含み、前記試薬は、SNP(複数可)を検出できる、項目31に記載のキット。
(項目33)
前記一団は、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、および/またはrs7836309を含み、前記試薬は、前記SNPを検出できる、項目32に記載のキット。
(項目34)
前記一団は、rs309605および/またはrs309604を含み、前記試薬は、前記SNPを検出できる、項目33に記載のキット。
(項目35)
前記試薬は、前記SNP(複数可)を検出でき、前記単離されたポリヌクレオチドまたは一団は、検出アッセイのコントロールとして働く、項目31〜34のいずれか1項に記載のキット。
(項目36)
担体、および前記担体上に直接的または間接的に固定化された項目17〜29のいずれか1項に記載の試薬を含む、マイクロアレイ。
(項目37)
担体、および項目1〜14のいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは一団、および前記担体上に直接的または間接的に固定化された項目17〜29のいずれか1項に記載の試薬を含む、マイクロアレイ。
(項目38)
前記試薬は、SNP(複数可)を検出でき、前記単離されたポリヌクレオチドまたは一団は、検出アッセイのコントロールとして働く、項目37に記載のマイクロアレイ。
(項目39)
単離された生体マーカー、または単離された生体マーカーの一団の評価のために使用される、項目15〜38のいずれか1項に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイであって、ここで前記生体マーカーまたは複数の生体マーカーは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的なSNP、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択されるSNPを含む、キット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目40)
前記単離された生体マーカーまたは一団は、シーケンシング、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、キャピラリー電気泳動、質量分析法、一本鎖高次構造多型(SSCP)、電気化学分析、変性HPLCおよびゲル電気泳動、制限断片長多型、ハイブリダイゼーション分析、一塩基伸長(SBE)、アレル特異的プライマー伸長(ASPE)、制限酵素消化、鎖置換増幅(SDA)、転写媒介性増幅(TMA)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、核酸配列ベースの増幅(NASBA)、プライマー伸長、ローリングサークル増幅(RCA)、自家持続配列複製(3SR)、ループ媒介性等温増幅(LAMP)、ハイブリダイゼーション、核酸シーケンシング、および/またはマイクロアレイによってアッセイされ、
必要に応じて、ここで前記核酸シーケンシングは、マクサム−ギルバートシーケンシング、チェーンターミネーション法、ショットガンシーケンシング、ブリッジPCR、一分子リアルタイムシーケンシング、イオン半導体(イオントレントシーケンシング)、合成によるシーケンシング、ライゲーションによるシーケンシング(SOLiDシーケンシング)、チェーンターミネーション(サンガーシーケンシング)、大規模並行シグネチャーシーケンシング(MPSS)、ポロニーシーケンシング、454パイロシーケンシング、Illumina(Solexa)シーケンシング、DNAナノボールシーケンシング、ヘリスコープ一分子シーケンシング、一分子リアルタイム(SMRT)シーケンシング、ナノポアDNAシーケンシング、トンネル電流DNAシーケンシング、ハイブリダイゼーションによるシーケンシング、質量分析法を用いるシーケンシング、微量流体サンガーシーケンシング、顕微鏡法ベースの技術、RNAPシーケンシング、およびインビトロウイルスハイスループットシーケンシングからなる群より選択される、
項目39に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目41)
処置、例えば、がん処置に関するコンパニオン診断検査を行うために、前記単離された生体マーカーまたは一団を使用するための指示をさらに含む、項目39または40に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目42)
前記処置に関するコンパニオン診断検査は、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs309601、これらの相補的なSNP、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種またはこれより多くのSNPを含む単離された生体マーカーの一団を使用して行われる、項目41に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目43)
前記処置に関するコンパニオン診断検査は、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、これらの相補的なSNP、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種またはこれより多くのSNPを含む単離された生体マーカーの一団を使用して行われる、項目42に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目44)
前記処置に関するコンパニオン診断検査は、rs309605、rs309604、これらの相補的なSNP、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種またはこれより多くのSNPを含む単離された生体マーカーの一団を使用して行われる、項目43に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目45)
前記処置は、がん処置である、項目41〜44のいずれか1項に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目46)
前記がんは、リンパ腫、白血病、脳のがん、多発性骨髄腫、膵臓がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、腎臓がん、肺がん、結腸直腸がん、結腸がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頚がん、皮膚がん、食道がん、または頭頚部がんである、項目45に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目47)
前記がんは、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)、神経膠腫/膠芽腫(GBM)、非小細胞肺がん(NSCLC)、皮膚T細胞リンパ腫、または非ホジキンリンパ腫、例えば、ワルデンストレームマクログロブリン血症である、項目46に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目48)
前記処置は、その必要性のある被験体に、薬学的に有効な量のビスインドリルマレイミドまたはそのアナログもしくは誘導体を投与する工程を包含する、項目41〜47のいずれか1項に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目49)
前記ビスインドリルマレイミドまたはアナログもしくは誘導体は、エンザスタウリンまたはそのアナログもしくは誘導体である、項目48に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目50)
前記処置は、その必要性のある被験体に、薬学的に有効な量のプロテインキナーゼインヒビター、例えば、プロテインキナーゼC(PKC)インヒビター、例えば、PKCβインヒビターを投与する工程を包含する、項目41〜49のいずれか1項に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目51)
前記プロテインキナーゼインヒビターは、エンザスタウリンまたはそのアナログもしくは誘導体である、項目50に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目52)
前記プロテインキナーゼインヒビターは、AKT、ラパマイシンの哺乳動物標的(mTOR)、p70S6K、リボソームタンパク質S6、4EBP1、cAMP応答エレメント結合タンパク質、および/もしくはGSK3βのリン酸化を抑制し、そして/または
ここで前記プロテインキナーゼインヒビターは、血管形成刺激、例えば、VEGFに対する内皮細胞の応答を阻害または低減する、
項目50または51に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目53)
ビスインドリルマレイミドまたはそのアナログもしくは誘導体、および/またはプロテインキナーゼインヒビター、例えば、プロテインキナーゼC(PKC)インヒビター、例えば、PKCβインヒビターをさらに含む、項目15〜52のいずれか1項に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目54)
前記ビスインドリルマレイミドまたはアナログもしくは誘導体、ならびに/あるいは前記プロテインキナーゼインヒビターは、エンザスタウリンまたはそのアナログもしくは誘導体である、項目53に記載のキット、試薬、またはマイクロアレイ。
(項目55)
コンパニオン診断方法であって、前記方法は、
a)生物学的サンプルを、処置を受けている最中であるかまたは処置について検討されている被験体から得、そして必要に応じて、ゲノムDNAを前記生物学的サンプルから単離する工程;
b)前記生物学的サンプルを、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPに関してアッセイする工程;ならびに/または
c)前記処置に対する前記被験体のあり得る応答性を決定するために、例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで出力、例えば、スコアを生成する工程、
を包含する、方法。
(項目56)
処置の適格性に関して被験体を分類するための方法であって、前記方法は、
a)生物学的サンプルを、処置を受けている最中であるかまたは処置について検討されている被験体から得、そして必要に応じて、ゲノムDNAを前記生物学的サンプルから単離する工程;
b)前記生物学的サンプルを、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPに関してアッセイする工程;ならびに/または
c)前記処置または継続処置に適格または不適格として前記被験体を分類するために、例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで出力、例えば、スコアを生成する工程、
を包含する方法。
(項目57)
処置に関して被験体または被験体の集団をスクリーニングするための方法であって、前記方法は、
a)生物学的サンプルを、処置を受けている最中であるかまたは処置について検討されている被験体または被験体の集団から得、そして必要に応じて、ゲノムDNAを前記生物学的サンプルから単離する工程;
b)前記生物学的サンプルを、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPに関してアッセイする工程;ならびに/または
c)前記被験体もしくは前記集団が、前記処置もしくは継続処置から利益を得る可能性があるか否かを決定するために、および/または前記被験体もしくは前記集団が、前記処置もしくは継続処置から有害作用を経験する可能性があるか否かを決定するために、例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで出力、例えば、スコアを生成する工程、
を包含する方法。
(項目58)
処置の間に被験体をモニターするための方法であって、前記方法は、
a)生物学的サンプルを、処置を受けている最中である被験体から得、そして必要に応じて、ゲノムDNAを前記生物学的サンプルから単離する工程;
b)前記生物学的サンプルを、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPに関してアッセイする工程;ならびに/または
c)前記被験体が継続処置を受けるべきか否かを決定するために、例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで出力、例えば、スコアを生成する工程、
を包含する方法。
(項目59)
前記処置の前、前記処置の間、および/または前記処置の後に前記被験体の着色尿状態の情報を得る工程をさらに包含する、項目55〜58のいずれか1項に記載の方法。
(項目60)
前記被験体の着色尿状態の情報は、前記被験体の診療記録から得られる、ならびに/または前記処置の間の前記被験体の自己報告および/もしくは尿サンプルの分析によって得られる、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記SNP(複数可)のアッセイ出力および前記被験体の着色尿状態の情報はともに、処置の意思決定をガイドするにあたって使用され、ここで必要に応じて前記出力および前記情報は、相乗効果を奏する、項目59または60に記載の方法。
(項目62)
前記被験体を前記処置に供する工程または前記処置を前記被験体に対して継続する工程をさらに包含する、項目55〜61のいずれか1項に記載の方法。
(項目63)
前記処置を前記被験体に推奨しない工程または前記被験体に前記処置を止めさせる工程をさらに包含する、項目55〜61のいずれか1項に記載の方法。
(項目64)
前記1種もしくはこれより多くのSNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、およびrs309601からなる群より選択される、項目55〜63のいずれか1項に記載の方法。
(項目65)
前記1種もしくはこれより多くのSNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、およびrs309601からなる群より選択される、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記1種もしくはこれより多くのSNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、またはrs7836309からなる群より選択される、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記1種もしくはこれより多くのSNPは、rs309605およびrs309604からなる群より選択される、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜28に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目55〜67のいずれか1項に記載の方法。
(項目69)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜11、15〜21、および28に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜5に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記SNPまたは複数のSNPは、配列番号1〜2に示される配列、これらの相補的な配列、またはこれらと連鎖不平衡にある配列を含む、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記SNPまたは複数のSNPは、シーケンシング、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、キャピラリー電気泳動、質量分析法、一本鎖高次構造多型(SSCP)、電気化学分析、変性HPLCおよびゲル電気泳動、制限断片長多型、ハイブリダイゼーション分析、一塩基伸長(SBE)、アレル特異的プライマー伸長(ASPE)、制限酵素消化、鎖置換増幅(SDA)、転写媒介性増幅(TMA)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、核酸配列ベースの増幅(NASBA)、プライマー伸長、ローリングサークル増幅(RCA)、自家持続配列複製(3SR)、ループ媒介性等温増幅(LAMP)、ハイブリダイゼーション、核酸シーケンシング、および/またはマイクロアレイによってアッセイされ、
必要に応じてここで前記核酸シーケンシングは、マクサム−ギルバートシーケンシング、チェーンターミネーション法、ショットガンシーケンシング、ブリッジPCR、一分子リアルタイムシーケンシング、イオン半導体(イオントレントシーケンシング)、合成によるシーケンシング、ライゲーションによるシーケンシング(SOLiDシーケンシング)、チェーンターミネーション(サンガーシーケンシング)、大規模並行シグネチャーシーケンシング(MPSS)、ポロニーシーケンシング、454パイロシーケンシング、Illumina(Solexa)シーケンシング、DNAナノボールシーケンシング、ヘリスコープ一分子シーケンシング、一分子リアルタイム(SMRT)シーケンシング、ナノポアDNAシーケンシング、トンネル電流DNAシーケンシング、ハイブリダイゼーションによるシーケンシング、質量分析法を用いるシーケンシング、微量流体サンガーシーケンシング、顕微鏡法ベースの技術、RNAPシーケンシング、およびインビトロウイルスハイスループットシーケンシングからなる群より選択される、
項目55〜71のいずれか1項に記載の方法。
(項目73)
前記処置は、がん処置である、項目55〜72のいずれか1項に記載の方法。
(項目74)
前記がんは、リンパ腫、白血病、脳のがん、多発性骨髄腫、膵臓がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、腎臓がん、肺がん、結腸直腸がん、結腸がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頚がん、皮膚がん、食道がん、または頭頚部がんである、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記がんは、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)、神経膠腫/膠芽腫(GBM)、非小細胞肺がん(NSCLC)、皮膚T細胞リンパ腫、または非ホジキンリンパ腫、例えば、ワルデンストレームマクログロブリン血症である、項目74に記載の方法。
(項目76)
前記処置は、前記その必要性のある被験体に、薬学的に有効な量のビスインドリルマレイミドまたはそのアナログもしくは誘導体を投与する工程を包含し、
ここで前記処置は、必要に応じて、別の治療、例えば、疾患もしくは状態のための標準ケア、例えば、がん処置のためのリツキシマブ−シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、および/またはプレドニゾン(R−CHOP)をさらに含む、
項目55〜75のいずれか1項に記載の方法。
(項目77)
前記ビスインドリルマレイミドまたはアナログもしくは誘導体は、エンザスタウリンまたはそのアナログもしくは誘導体である、項目76に記載の方法。
(項目78)
前記処置は、前記その必要性のある被験体に、薬学的に有効な量のプロテインキナーゼインヒビター、例えば、プロテインキナーゼC(PKC)インヒビター、例えば、PKCβインヒビターを投与する工程を包含し、
ここで前記処置は、必要に応じて、別の治療、例えば、前記疾患もしくは状態のための標準ケアをさらに含む、
項目55〜77のいずれか1項に記載の方法。
(項目79)
前記プロテインキナーゼインヒビターは、エンザスタウリンまたはそのアナログもしくは誘導体である、項目78に記載の方法。
(項目80)
前記プロテインキナーゼインヒビターは、AKT、ラパマイシンの哺乳動物標的(mTOR)、p70S6K、リボソームタンパク質S6、4EBP1、cAMP応答エレメント結合タンパク質、および/もしくはGSK3βのリン酸化を抑制し、そして/または
ここで前記プロテインキナーゼインヒビターは、血管形成刺激、例えば、VEGFに対する内皮細胞の応答を阻害または低減する、
項目78または79に記載の方法。
(項目81)
rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPを使用して新たな生体マーカーを同定するための方法。
(項目82)
前記新たな生体マーカーは、DNA、RNA、ポリペプチド、siRNAまたは生体マーカーの別の形態である、項目81に記載の方法。
(項目83)
rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPを使用して薬物標的を同定するための方法。
(項目84)
前記薬物標的は、前記1種もしくはこれより多くのSNPに関する生物学的経路に基づいて同定される、項目83に記載の方法。

Claims (17)

  1. 担体および前記担体上に直接的または間接的に固定化されている少なくとも2つの単離されたポリヌクレオチドを含むマイクロアレイであって、前記少なくとも2つの単離されたポリヌクレオチドは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601
    約0.900に等しいかもしくはこれより一塩基多型(SNP)の連鎖不平衡のD’値で、または約0.800に等しいかもしくはこれより大きい前記SNPとrs309605との間のr 値でrs309605と連鎖不平衡にあるSNPおよびこれらの相補的なSNPからなる群より選択される少なくとも2つのSNPを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる、マイクロアレイ
  2. rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、約0.900に等しいかもしくはこれより一塩基多型(SNP)の連鎖不平衡のD’値で、または約0.800に等しいかもしくはこれより大きい前記SNPとrs309605との間のr 値でrs309605と連鎖不平衡にあるSNPおよびこれらの相補的なSNPからなる群より選択される少なくとも2つのSNPを検出するための、試薬であって、
    前記試薬が前記少なくとも2つの一塩基多型(SNP)を検出するための少なくとも2つの単離されたオリゴヌクレオチドを含む、
    試薬
  3. 記担体上に直接的または間接的に固定化された請求項に記載の試薬をさらに含む、請求項1に記載のマイクロアレイ。
  4. 前記試薬は、SNPを検出でき、前記単離されたポリヌクレオチドは、検出アッセイのコントロールとして働く、請求項に記載のマイクロアレイ。
  5. 請求項1、3および4のいずれかに記載のマイクロアレイまたは請求項2に記載の試薬を含み、必要に応じて、使用についての指示を含む、キット
  6. ビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでのがん処置を受けている最中であるかまたはビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでの処置について検討されている被験体から得た生物学的サンプルからの1種もしくはこれより多くの一塩基多型(SNP)のアッセイ結果に基づく出力を、前記処置に対する前記被験体のあり得る応答性についてのコンパニオン診断の指標とする方法であって、必要に応じて前記生物学的サンプルは、前記生物学的サンプルからの単離されたゲノムDNAであり、前記方法は、
    a)前記1種もしくはこれより多くのSNPに関して、前記生物学的サンプルをアッセイする工程であって、前記1種もしくはこれより多くのSNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、約0.900に等しいかもしくはこれより一塩基多型(SNP)の連鎖不平衡のD’値で、または約0.800に等しいかもしくはこれより大きい前記SNPとrs309605との間のr 値でrs309605と連鎖不平衡にあるSNPおよびこれらの相補的なSNPからなる群より選択される、工程;ならびに/または
    b)例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで出力、例えば、スコアを生成する工程であって、前記アッセイ結果に基づく前記出力は、前記処置に対する前記被験体のあり得る応答性を示す、工程
    を包含する、方法。
  7. ビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでのがん処置を受けている最中であるかまたはビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでの処置について検討されている被験体から得た生物学的サンプルからの1種もしくはこれより多くの一塩基多型(SNP)のアッセイ結果に基づく出力を、前記処置の適格性に関して前記被験体を分類するための指標とする方法であって、必要に応じて前記生物学的サンプルは、前記生物学的サンプルからの単離されたゲノムDNAであり、前記方法は、
    前記1種もしくはこれより多くのSNPに関して、前記生物学的サンプルをアッセイする工程であって前記1種もしくはこれより多くのSNPはrs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、約0.900に等しいかもしくはこれより一塩基多型(SNP)の連鎖不平衡のD’値で、または約0.800に等しいかもしくはこれより大きい前記SNPとrs309605との間のr 値でrs309605と連鎖不平衡にあるSNPおよびこれらの相補的なSNPからなる群より選択される、工程;ならびに/または
    b)例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで前記出力、例えば、スコアを生成する工程であって、前記アッセイ結果に基づく前記出力が、前記被験体が前記処置または継続処置に適格か不適格かを示す、工程
    を包含する方法。
  8. ビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでのがん処置を受けている最中であるかまたはビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでの処置について検討されている被験体または被験体の集団から得た生物学的サンプルからの1種もしくはこれより多くの一塩基多型(SNP)のアッセイ結果に基づく出力を、前記処置に関して前記被験体または前記被験体の集団をスクリーニングするための指標とする方法であって、必要に応じて前記生物学的サンプルは、前記生物学的サンプルからの単離されたゲノムDNAであり、前記方法は、
    前記1種もしくはこれより多くのSNPに関して、前記生物学的サンプルをアッセイする工程であって前記1種もしくはこれより多くのSNPはrs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、約0.900に等しいかもしくはこれより一塩基多型(SNP)の連鎖不平衡のD’値で、または約0.800に等しいかもしくはこれより大きい前記SNPとrs309605との間のr 値でrs309605と連鎖不平衡にあるSNPおよびこれらの相補的なSNPからなる群より選択される、工程;ならびに/または
    b)例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで前記出力、例えば、スコアを生成する工程であって、前記アッセイ結果に基づく前記出力が、前記被験体もしくは前記集団が、前記処置もしくは継続処置から利益を得る可能性があるか否かを示すか、および/または前記アッセイ結果に基づく前記出力が、前記被験体もしくは前記集団が、前記処置もしくは継続処置から有害作用を経験する可能性があるか否かを示す、工程
    を包含する方法。
  9. ビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでのがん処置を受けている最中であるかまたはビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターでの処置について検討されている被験体から得た生物学的サンプルからの1種もしくはこれより多くの一塩基多型(SNP)のアッセイ結果に基づく出力を、前記処置の間に前記被験体をモニターするための指標とする方法であって、必要に応じて前記生物学的サンプルは、前記生物学的サンプルからの単離されたゲノムDNAであり、前記方法は、
    前記1種もしくはこれより多くのSNPに関して、前記生物学的サンプルをアッセイする工程であって、前記1種もしくはこれより多くのSNPは、rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、約0.900に等しいかもしくはこれより一塩基多型(SNP)の連鎖不平衡のD’値で、または約0.800に等しいかもしくはこれより大きい前記SNPとrs309605との間のr 値でrs309605と連鎖不平衡にあるSNPおよびこれらの相補的なSNPからなる群より選択される、工程;ならびに/または
    )例えば、前記SNPまたは複数のSNPのアッセイ結果に基づいてコンピューターアルゴリズムで前記出力、例えば、スコアを生成する工程であって、前記アッセイ結果に基づく前記出力が前記被験体が継続処置を受けるべきか否かを示す、工程
    を包含する方法。
  10. 前記アッセイ結果に基づく前記出力が、前記被験体を前記処置に供されるべきか否か、または前記処置を前記被験体に対して継続するか否かを示す、請求項6〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記アッセイ結果に基づく前記出力が、前記処置を前記被験体に推奨しないか否かまたは前記被験体に前記処置を止めさせるか否かを示す、請求項6〜9のいずれか1項に記載の方法。
  12. 工程(a)は、rs309605およびrs309604について、前記生物学的サンプルをアッセイすることを含む、請求項6〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記SNPまたは複数のSNPは、シーケンシング、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、キャピラリー電気泳動、質量分析法、一本鎖高次構造多型(SSCP)、電気化学分析、変性HPLCおよびゲル電気泳動、制限断片長多型、ハイブリダイゼーション分析、一塩基伸長(SBE)、アレル特異的プライマー伸長(ASPE)、制限酵素消化、鎖置換増幅(SDA)、転写媒介性増幅(TMA)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、核酸配列ベースの増幅(NASBA)、プライマー伸長、ローリングサークル増幅(RCA)、自家持続配列複製(3SR)、ループ媒介性等温増幅(LAMP)、ハイブリダイゼーション、核酸シーケンシング、および/またはマイクロアレイによってアッセイされ、
    必要に応じてここで前記核酸シーケンシングは、マクサム−ギルバートシーケンシング、チェーンターミネーション法、ショットガンシーケンシング、ブリッジPCR、一分子リアルタイムシーケンシング、イオン半導体(イオントレントシーケンシング)、合成によるシーケンシング、ライゲーションによるシーケンシング(SOLiDシーケンシング)、チェーンターミネーション(サンガーシーケンシング)、大規模並行シグネチャーシーケンシング(MPSS)、ポロニーシーケンシング、454パイロシーケンシング、Illumina(Solexa)シーケンシング、DNAナノボールシーケンシング、ヘリスコープ一分子シーケンシング、一分子リアルタイム(SMRT)シーケンシング、ナノポアDNAシーケンシング、トンネル電流DNAシーケンシング、ハイブリダイゼーションによるシーケンシング、質量分析法を用いるシーケンシング、微量流体サンガーシーケンシング、顕微鏡法ベースの技術、RNAPシーケンシング、およびインビトロウイルスハイスループットシーケンシングからなる群より選択される、
    請求項6〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記がんは、リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)、皮膚T細胞リンパ腫、または非ホジキンリンパ腫、例えば、ワルデンストレームマクログロブリン血症、白血病、脳のがん、神経膠腫/膠芽腫(GBM)、多発性骨髄腫、膵臓がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、腎臓がん、肺がん、非小細胞肺がん(NSCLC)、結腸直腸がん、結腸がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頚がん、皮膚がん、食道がん、または頭頚部がんである、請求項6〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記ビスインドリルマレイミドまたはPKCβインヒビターがエンザスタウリンである、請求項6〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPを使用して新たな生体マーカーを同定するための方法。
  17. rs309605、rs309604、rs5894240、rs1494748、rs7836309、rs309607、rs2132025、rs11990158、rs6469570、rs309603、rs923967、rs1494751、rs2575943、rs167446、rs309606、rs72675965、rs309602、rs309608、rs309610、rs2575911、rs309609、rs170132、rs386413735、rs2642789、rs2642788、rs2575944、rs309614、rs309601、これらの相補的な一塩基多型(SNP)、およびこれらと連鎖不平衡にあるSNPからなる群より選択される1種もしくはこれより多くのSNPを使用して薬物標的を同定するための方法。
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