JP2019525175A5 - - Google Patents

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本開示の広範な一般的範囲から逸脱することなく、上記の実施形態に対して多数の変形
及び/または修正を行うことができることが、当業者に理解されよう。したがって、本実
施形態は、すべての点で例示的であり、限定的でないと見なされるべきである。
参考文献
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本発明は次の実施態様を含む。
[1]
敗血症または重症の感染症の診断を補助するのに適した、検査試料の好中球活性化を評
価するためのイムノアッセイであって、
(i)場合により、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と前記試料を接触させ
るステップ、
(ii)(i)と同時にまたは連続して、前記試料中のCD64に特異的に結合し、C
D64−結合剤複合体aを形成する結合剤と前記試料を接触させるステップ、
(iii)(i)及び/または(ii)と同時にまたは連続して、前記試料中の好中球
数マーカー(NNM)に特異的に結合し、好中球マーカー−結合剤複合体bを形成する第
2の結合剤と前記試料を接触させるステップ、
(iv)複合体a及び複合体bの量を用いて、前記試料中のCD46の相対レベル及び
NNMの相対レベルを決定するステップ、ならびに
(v)コントロール(例えば、健常)または超正常レベルの好中球CD64/活性化を
含むとして、前記試料を直接的または間接的にスコア化するステップ
を含む、前記アッセイ。
[2]
患者/対象における敗血症または重症の感染症の診断を補助するためのイムノアッセイ
であって、
(i)場合により、前記患者由来の好中球を含む検査試料を、好中球を透過処理するま
たは可溶化する薬剤と接触させるステップ、
(ii)(i)と同時にまたは連続して、前記試料中のCD64に特異的に結合し、C
D64−結合剤複合体aを形成する結合剤と前記試料を接触させるステップ、
(iii)(i)及び/または(ii)と同時にまたは連続して、前記試料中の好中球
数マーカー(NNM)に特異的に結合し、好中球マーカー−結合剤複合体bを形成する第
2の結合剤と前記試料を接触させるステップ、
(iv)複合体a及び複合体bの量を用いて、前記試料中のCD46の相対レベル及び
NNMの相対レベルを決定するステップ、ならびに
(v)前記試料を直接的または間接的にスコア化し、それにより、敗血症もしくは重症の
感染症について示されていないとして、または敗血症または重症の感染症について示され
るとして、前記患者をスコア化するステップ
を含む、前記アッセイ。
[3]
ステップ(i)が、CD64の全体の(すなわち、内部及び外部の)量が決定されるよ
うに、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と前記試料を接触させることを含む、
上記[1]または[2]に記載のアッセイ。
[4]
前記試料が全血液細胞試料である、上記[1]または[2]または[3]に記載のアッ
セイ。
[5]
前記試料が、単球またはマクロファージなどの1種または複数の白血球が除かれるか、
除かれている、上記[1]または[2]に記載のアッセイ。
[6]
ステップ(v)が、前記検査試料中のCD64及び/またはNNMのレベルを、コント
ロールの健常試料からあらかじめ決定されたそれぞれのCD64及び/またはNNMレベ
ルと比較することを含む、上記[1]から[5]のいずれかに記載のアッセイ。
[7]
ステップ(v)が、前記検査試料からCD64とNNMの比(CD64:NNM)を決
定することを含む、上記[1]から[6]のいずれかに記載のアッセイ。
[8]
ステップ(v)が、CD64レベルが健常コントロール集団のあらかじめ決定された平
均+2またはそれ以上の標準偏差を超える場合、好中球活性化または敗血症もしくは重症
の感染症をスコア化することを含む、上記[1]から[7]のいずれかに記載のアッセイ

[9]
ステップ(v)が、NNMレベルが健常コントロール集団のあらかじめ決定された平均
NNMレベル+3またはそれ以上の標準偏差を超える場合、好中球活性化または敗血症を
スコア化することを含む、上記[1]から[7]のいずれかに記載のアッセイ。
[10]
ステップ(v)が、選択されたコントロール集団のCD64対NNMに対する最良適合
線のあらかじめ決定された倍数と比較して、前記検査試料由来のNNMレベルに対してC
D64が上昇している場合、好中球活性化または敗血症もしくは重症の感染症をスコア化
することを含む、上記[1]から[8]のいずれかに記載のアッセイ。
[11]
患者/対象における敗血症または重症の感染症の診断または予後を補助するためのイム
ノアッセイであって、
(i)場合により、前記患者由来の好中球を含む検査試料を、好中球を透過処理するま
たは可溶化する薬剤と接触させるステップ、
(ii)(i)と同時にまたは連続して、前記試料中のCD64に特異的に結合し、C
D64−結合剤複合体aを形成する結合剤と前記試料を接触させるステップ、
(iii)(i)及び/または(ii)と同時にまたは連続して、前記試料中の好中球
数マーカー(NNM)に特異的に結合し、好中球マーカー−結合剤複合体bを形成する第
2の結合剤と前記試料を接触させるステップ、
(iv)複合体a及び複合体bの量を用いて、前記試料中のCD46及びNNMの(相
対)レベルを決定するステップ、ならびに
(v)前記試料を直接的または間接的にスコア化し、それにより、敗血症もしくは重症
の感染症について示されていないとして、または敗血症または重症の感染症について示さ
れるとして患者をスコア化するステップであって、(i)コントロール集団に対して平均
+2またはそれ以上の標準偏差を超えるCD64の上昇、(ii)コントロール集団に対
して平均+3またはそれ以上の標準偏差を超えるNNMの上昇、及び(iii)NNMに
対するCD64の上昇の1つまたは2つまたは3つを含むとして、前記検査試料をスコア
化することを含む、ステップ
を含む、前記アッセイ。
[12]
ステップ(i)が、CD64の全体の(すなわち、内部及び外部の)量が決定されるよ
うに、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と前記試料を接触させることを含む、
上記[11]に記載のアッセイ。
[13]
前記選択されたコントロール集団が新生児対象の集団である、上記[11]または[1
2]に記載のアッセイ。
[14]
CD64/NNM比が、前記検査試料中の前記NNMの量の関数としてあらかじめ決定
されたカットオフレベル(好中球数に対して内部補正される)を超える場合、超正常量の
好中球CD64/活性化を有するとして前記対象を診断することを含む、上記[1]に記
載のアッセイ。
[15]
前記試料中のCD64対NNMの比が、前記試料中のNNMのレベルを使用して決定さ
れた試料中の好中球の数に対して内部補正される、上記[7]に記載のアッセイ。
[16]
前記NNMが、好中球エラスターゼ(NE)、ラクトフェリン、ミエロペルオキシダー
ゼ及びヒト好中球リポカリンから選択される、上記[1]から[15]のいずれかに記載
のアッセイ。
[17]
ポイントオブケアアッセイである、上記[1]から[16]のいずれかに記載のアッセ
イ。
[18]
酵素結合免疫吸着(ELISA)型、フローサイトメトリー、ビーズアレイ、ラテラル
フロー、カートリッジ、マイクロ流体またはイムノクロマトグラフィーベースの方法など
である、上記[1]から[17]のいずれかに記載のアッセイ。
[19]
前記結合剤が、抗体またはそれらの抗原結合性断片もしくは誘導体、抗原結合コンスト
ラクト、例えば、アフィマー、アプタマーまたはリガンドまたはそれらの結合部分である
、上記[1]から[18]のいずれかに記載のアッセイ。
[20]
前記結合剤が支持体上に固定化される、上記[1]から[19]のいずれかに記載のア
ッセイ。
[21]
ステップ(ii)において、イムノアッセイデバイスの試料部に前記試料を加えること
によって、前記試料をステップ(ii)及び(iii)の前記結合剤と接触させ、ここで
、前記デバイスの試料部が、前記デバイスの間隔をおいて配置された捕獲部に作動可能に
連結され、これによって、前記試料の成分が前記デバイスの試料部から前記デバイスの捕
獲部へ流れ、及び前記デバイスの捕獲部を通って流れ、ここで、1つの捕獲部が、前記試
料中のCD64に特異的に結合する前記結合剤を含み、その結果、前記CD64が前記結
合剤によって捕獲されて、前記捕獲部で結合剤−CD64複合体が形成され、第2の捕獲
部が、前記試料中のNNMに特異的に結合する前記結合剤を含み、その結果、前記NNM
が前記結合剤によって捕獲されて、前記捕獲部で結合剤−好中球数マーカー複合体が形成
される、上記[1]から[20]のいずれかに記載のアッセイ。
[22]
CD64複合体の量及びNNM結合剤複合体の量が、それぞれCD64またはNNMに
結合し、視覚的にまたは機器によって定量化することができる検出可能なシグナルを直接
的または間接的に発生する、抗体もしくは抗原結合性断片、リガンド、アプタマーまたは
アフィマーなどの結合剤を使用して検出される、上記[1]から[21]のいずれかに記
載のアッセイ。
[23]
CD64及びNNMの観察される量/レベルに基づくデータを入力する、及び場合によ
り、先行請求項で定義されたものなどの本明細書に開示する診断アルゴリズムに従って、
コントロール対象/集団由来のデータを含むデータベースに対して前記データを管理する
/処理するために、ソフトウェアを含む前記機器が使用される、上記[22]に記載のア
ッセイ。
[24]
前記結合剤が、検出可能なシグナルを発生する、検出可能なマーカーまたは検出可能な
マーカーを含むマイクロ粒子にコンジュゲートしている、上記[1]から[23]のいず
れかに記載のアッセイ。
[25]
前記捕獲部が検査ラインである、上記[21]〜[24]のいずれかに記載のアッセイ

[26]
前記敗血症が新生児敗血症である、上記[1]〜[25]のいずれかに記載のアッセイ

[27]
(i)試料部に作動可能に連結されたマイクロチャネルまたは多孔性膜、2つ以上の捕
獲(検査)部、ならびに場合により、以下;コンジュゲート(検出マーカー)部、吸着部
、適切なコントロール部及び細胞溶解、希釈、可溶化剤部の1つまたは複数を含むイムノ
アッセイ(例えば、POC)デバイス、ならびに(ii)前記試料中のCD64に特異的
に結合し、CD64−結合剤複合体を形成する結合剤、及び前記試料中のNNMに特異的
に結合し、NNM−結合剤複合体を形成する第2の結合剤(ここで、前記結合剤は別々の
捕獲部に固定化される、及び/またはコンジュゲート部内に含まれる)、ならびに(ii
i)場合により、敗血症または重症の感染症の診断を補助するのに適した好中球活性化に
ついて検査試料を評価するためにキットまたは構成物を使用するための指示書を含む、診
断のキットまたは構成物。
[28]
前記試料部が好中球溶解薬剤/溶液を含むか使用時に含む、上記[27]に記載のキッ
トまたは診断。
[29]
前記結合剤が、抗原結合コンストラクト、例えば、アフィマー、アプタマー、リガンド
、あるいは抗体またはそれらの抗原結合性断片もしくは誘導体である、上記[27]また
は[28]に記載のキットまたは診断。
[30]
上記[1]〜[26]のいずれかに記載のアッセイで使用するための、上記[27]〜
[29]に記載のキットまたは診断。
[31]
上記[27]または[28]に記載の診断の構成物を含む、ポイントオブケアデバイス

[32]
試料中の好中球(白血球)の表面上の細胞表面CD64のレベルを測定することによっ
て、試料の好中球(白血球)活性化を評価するアッセイの感度及び/または特異性を増強
するためのアッセイステップであって、CD64結合剤を使用して前記試料中の細胞内及
び表面のCD64(全CD64)の検出を可能にするために、好中球(白血球)を透過処
理する/可溶化することによって、前記試料中のCD64の全レベルを測定することを含
む、前記アッセイステップ。
[33]
試料中の好中球(白血球)の表面上の細胞表面CD64のレベルを測定することによっ
て、試料の好中球(白血球)活性化を評価するアッセイの感度及び/または特異性を増強
するためのアッセイステップであって、前記試料中の細胞内及び表面のCD64及びNN
Mの検出を可能にするために、好中球(白血球)を透過処理する/可溶化することによっ
て、前記試料中のCD64及びNNMの全レベルを測定することを含む、アッセイステッ
プ。
[34]
前記アッセイステップが、フローサイトメトリー定量化技法、マイクロ流体、カートリ
ッジ、IFA、ELISA型及びラテラルフローデバイスの1つまたは複数を、場合によ
り、好中球活性化を評価するためのリーダー機器及び/または関連するソフトウェアとと
もに用いるアッセイのものである、上記[32]または[33]に記載のアッセイ。

Claims (17)

  1. 敗血症または重症の感染症の診断を補助するのに適した、検査試料の好中球活性化を評価するためのイムノアッセイであって、
    (i)場合により、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と前記試料を接触させるステップ、
    (ii)(i)と同時にまたは連続して、前記試料中のCD64に特異的に結合し、CD64−結合剤複合体aを形成する結合剤と前記試料を接触させるステップ、
    (iii)(i)及び/または(ii)と同時にまたは連続して、前記試料中の好中球数マーカー(NNM)に特異的に結合し、好中球マーカー−結合剤複合体bを形成する第2の結合剤と前記試料を接触させるステップ、
    (iv)複合体a及び複合体bの量を用いて、前記試料中のCD46の相対レベル及びNNMの相対レベルを決定するステップ、ならびに
    (v)コントロール(例えば、健常)または超正常レベルの好中球CD64/活性化を含むとして、前記試料を直接的または間接的にスコア化するステップ
    を含む、前記アッセイ。
  2. 患者/対象における敗血症または重症の感染症の診断を補助するためのイムノアッセイであって、
    (i)場合により、前記患者由来の好中球を含む検査試料を、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と接触させるステップ、
    (ii)(i)と同時にまたは連続して、前記試料中のCD64に特異的に結合し、CD64−結合剤複合体aを形成する結合剤と前記試料を接触させるステップ、
    (iii)(i)及び/または(ii)と同時にまたは連続して、前記試料中の好中球数マーカー(NNM)に特異的に結合し、好中球マーカー−結合剤複合体bを形成する第2の結合剤と前記試料を接触させるステップ、
    (iv)複合体a及び複合体bの量を用いて、前記試料中のCD46の相対レベル及びNNMの相対レベルを決定するステップ、ならびに
    (v)前記試料を直接的または間接的にスコア化し、それにより、敗血症もしくは重症の感染症について示されていないとして、または敗血症または重症の感染症について示されるとして、前記患者をスコア化するステップ
    を含む、前記アッセイ。
  3. ステップ(i)が、CD64の全体の(すなわち、内部及び外部の)量が決定されるように、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と前記試料を接触させることを含む、請求項1または2に記載のアッセイ。
  4. 前記試料が全血液細胞試料であるか、または、単球もしくはマクロファージなどの1種もしくは複数の白血球が除かれたものである、請求項1からのいずれか一項に記載のアッセイ。
  5. ステップ(v)が、
    a)前記検査試料中のCD64及び/またはNNMのレベルを、コントロールの健常試料からあらかじめ決定されたそれぞれのCD64及び/またはNNMレベルと比較すること
    b)前記検査試料からCD64とNNMの比(CD64:NNM)を決定すること、
    c)CD64レベルが健常コントロール集団のあらかじめ決定された平均+2またはそれ以上の標準偏差を超える場合、好中球活性化または敗血症もしくは重症の感染症をスコア化すること、
    d)NNMレベルが健常コントロール集団のあらかじめ決定された平均NNMレベル+3またはそれ以上の標準偏差を超える場合、好中球活性化または敗血症をスコア化すること、並びに
    e)選択されたコントロール集団のCD64対NNMに対する最良適合線のあらかじめ決定された倍数と比較して、前記検査試料由来のNNMレベルに対してCD64が上昇している場合、好中球活性化または敗血症もしくは重症の感染症をスコア化すること、
    の1つまたは複数を含む、
    請求項1からのいずれか一項に記載のアッセイ。
  6. 患者/対象における敗血症または重症の感染症の診断または予後を補助するためのイムノアッセイであって、
    (i)場合により、前記患者由来の好中球を含む検査試料を、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と接触させるステップ、
    (ii)(i)と同時にまたは連続して、前記試料中のCD64に特異的に結合し、CD64−結合剤複合体aを形成する結合剤と前記試料を接触させるステップ、
    (iii)(i)及び/または(ii)と同時にまたは連続して、前記試料中の好中球数マーカー(NNM)に特異的に結合し、好中球マーカー−結合剤複合体bを形成する第2の結合剤と前記試料を接触させるステップ、
    (iv)複合体a及び複合体bの量を用いて、前記試料中のCD64及びNNMの(相対)レベルを決定するステップ、ならびに
    (v)前記試料を直接的または間接的にスコア化し、それにより、敗血症もしくは重症の感染症について示されていないとして、または敗血症または重症の感染症について示されるとして患者をスコア化するステップであって、(i)コントロール集団に対して平均+2またはそれ以上の標準偏差を超えるCD64の上昇、(ii)コントロール集団に対して平均+3またはそれ以上の標準偏差を超えるNNMの上昇、及び(iii)NNMに対するCD64の上昇の1つまたは2つまたは3つを含むとして、前記検査試料をスコア化することを含む、ステップ
    を含む、前記アッセイ。
  7. a)ステップ(i)が、CD64の全体の(すなわち、内部及び外部の)量が決定されるように、好中球を透過処理するまたは可溶化する薬剤と前記試料を接触させることを含むこと、並びに
    b)選択されたコントロール集団が新生児対象の集団であること、
    の一方又は両方を含む、請求項に記載のアッセイ。
  8. CD64/NNM比が、前記検査試料中の前記NNMの量の関数としてあらかじめ決定されたカットオフレベル(好中球数に対して内部補正される)を超える場合、超正常量の好中球CD64/活性化を有するとして前記対象を診断することを含む、請求項1に記載のアッセイ。
  9. 前記試料中のCD64対NNMの比が、前記試料中のNNMのレベルを使用して決定された試料中の好中球の数に対して内部補正される、請求項に記載のアッセイ。
  10. 前記アッセイが、以下の特徴:
    a)前記NNMが、好中球エラスターゼ(NE)、ラクトフェリン、ミエロペルオキシダーゼ及びヒト好中球リポカリンから選択されること、
    b)ポイントオブケアアッセイであること、
    c)酵素結合免疫吸着(ELISA)型、フローサイトメトリー、ビーズアレイ、ラテラルフロー、カートリッジ、マイクロ流体またはイムノクロマトグラフィーベースの方法などであること、
    d)前記結合剤が、抗体またはそれらの抗原結合性断片もしくは誘導体、抗原結合コンストラクト、例えば、アフィマー、アプタマーまたはリガンドまたはそれらの結合部分であり、場合により、前記結合剤が支持体上に固定化されること、
    e)ステップ(ii)において、イムノアッセイデバイスの試料部に前記試料を加えることによって、前記試料をステップ(ii)及び(iii)の前記結合剤と接触させ、ここで、前記デバイスの試料部が、前記デバイスの間隔をおいて配置された捕獲部に作動可能に連結され、これによって、前記試料の成分が前記デバイスの試料部から前記デバイスの捕獲部へ流れ、及び前記デバイスの捕獲部を通って流れ、ここで、1つの捕獲部が、前記試料中のCD64に特異的に結合する前記結合剤を含み、その結果、前記CD64が前記結合剤によって捕獲されて、前記捕獲部で結合剤−CD64複合体が形成され、第2の捕獲部が、前記試料中のNNMに特異的に結合する前記結合剤を含み、その結果、前記NNMが前記結合剤によって捕獲されて、前記捕獲部で結合剤−好中球数マーカー複合体が形成されること、並びに
    f)CD64複合体の量及びNNM結合剤複合体の量が、それぞれCD64またはNNMに結合し、視覚的にまたは機器によって定量化することができる検出可能なシグナルを直接的または間接的に発生する、抗体もしくは抗原結合性断片、リガンド、アプタマーまたはアフィマーなどの結合剤を使用して検出されるものであり、場合により、CD64及びNNMの観察される量/レベルに基づくデータを入力する、及び場合により、先行請求項で定義されたものなどの本明細書に開示する診断アルゴリズムに従って、コントロール対象/集団由来のデータを含むデータベースに対して前記データを管理する/処理するために、ソフトウェアを含む前記機器が使用されること、
    の1つまたは複数を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のアッセイ。
  11. 前記敗血症が新生児敗血症である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のアッセイ。
  12. (i)試料部に作動可能に連結されたマイクロチャネルまたは多孔性膜、2つ以上の捕獲(検査)部、ならびに場合により、以下;コンジュゲート(検出マーカー)部、吸着部、適切なコントロール部及び細胞溶解、希釈、可溶化剤部の1つまたは複数を含むイムノアッセイ(例えば、POC)デバイス、ならびに(ii)前記試料中のCD64に特異的に結合し、CD64−結合剤複合体を形成する結合剤、及び前記試料中のNNMに特異的に結合し、NNM−結合剤複合体を形成する第2の結合剤(ここで、前記結合剤は別々の捕獲部に固定化される、及び/またはコンジュゲート部内に含まれる)、ならびに(iii)場合により、敗血症または重症の感染症の診断を補助するのに適した好中球活性化について検査試料を評価するためにキットまたは構成物を使用するための指示書を含む、診断のキットまたは構成物
  13. 前記試料部が好中球溶解薬剤/溶液を含むか使用時に含む、請求項12に記載のキットまたは診断。
  14. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のアッセイで使用するための、請求項12または13に記載のキットまたは診断。
  15. 請求項12または13に記載の診断の構成物を含む、ポイントオブケアデバイス。
  16. 試料中の好中球(白血球)の表面上の細胞表面CD64のレベルを測定することによって、試料の好中球(白血球)活性化を評価するアッセイの感度及び/または特異性を増強するためのアッセイステップであって、CD64結合剤を使用して前記試料中の細胞内及び表面のCD64(全CD64)の検出を可能にするために、好中球(白血球)を透過処理する/可溶化することによって、前記試料中のCD64の全レベルを測定することを含む、前記アッセイステップ。
  17. 試料中の好中球(白血球)の表面上の細胞表面CD64のレベルを測定することによって、試料の好中球(白血球)活性化を評価するアッセイの感度及び/または特異性を増強するためのアッセイステップであって、前記試料中の細胞内及び表面のCD64及びNNMの検出を可能にするために、好中球(白血球)を透過処理する/可溶化することによって、前記試料中のCD64及びNNMの全レベルを測定することを含む、アッセイステップ。
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