JP2019524271A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、キャビネットの内部に回転可能に備えられ、洗濯及び乾燥対象物が投入されるドラムと、冷媒が循環する蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、前記ヒートポンプモジュールは、前記凝縮器から排出された冷媒と前記蒸発器を通過する冷媒との熱交換が行われる内部熱交換器を含む、衣類処理装置を開示する。【選択図】図10

Description

本発明は、ヒートポンプシステムを備えた衣類処理装置に関する。
衣類処理装置とは、衣類を洗濯する機能を実行する洗濯機、洗濯が終わった衣類を乾燥させる機能を実行する乾燥機、洗濯及び乾燥機能を共に実行する洗濯乾燥機をまとめていう。
乾燥機能を含む衣類処理装置は、衣類収容部に投入された乾燥対象物に熱風を供給する熱風供給部を備える。熱風供給部は、空気に供給される熱源の種類によって、ガス式ヒータ、電気式ヒータ及びヒートポンプシステムに分けられる。
ヒートポンプシステムは、圧縮機(COMPRESSOR)、凝縮器(CONDENSER)、膨張弁(EXPANSION VALVE)及び蒸発器(EVAPORATOR)を含む。前記圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒(REFRIGERANT)は凝縮器、膨張弁、蒸発器及び圧縮機を循環する。
衣類収容部であるドラム(DRUM)から排出された空気は前記蒸発器の冷媒との熱交換により冷却されて除湿され、その後前記凝縮器の冷媒との熱交換により加熱される。前記除湿及び加熱により高温乾燥した熱風は前記ドラムに供給される。
蒸発器の内部は液体冷媒と気体冷媒が混合された低圧の飽和冷媒になっている。膨張弁を通過した直後の冷媒は約90%以上が液体冷媒であるが、液体冷媒は蒸発器を通過しながらドラムから排出された空気との熱交換により前記空気から熱を吸収して蒸発することで気体冷媒に変化する。
理論通りであれば、冷媒は蒸発器の出口と圧縮機の入口間で完全に気体状態となり、圧縮機が前記気体状態となった冷媒を圧縮する上で全く問題がないはずである。
しかし、ドラム内において空気の急激な温度変化などの急激な室内負荷変動がある場合、蒸発器を通過した冷媒に若干の液体状態の冷媒が含まれることがある。この液体状態の冷媒は非圧縮性流体であるので、液体冷媒が圧縮機に入ると、圧縮性流体(気体)のみを圧縮するように構成された圧縮機は非圧縮性液体冷媒の圧縮により損傷を受ける危険がある。
これを防止するために、蒸発器を通過した冷媒が圧縮機に移動する過程で温度を約5℃上昇させて液体冷媒がなくなるようにするのが冷媒の過熱である。
蒸発器内での飽和温度が7℃であれば、圧縮機に入る過熱冷媒の温度は約12℃でなければならないが、その温度差である5℃が過熱度である。つまり、過熱度(ΔTs)は次のように定義される。
ΔTs=T2−T1
T1:蒸発器での飽和冷媒の飽和温度、T2:圧縮機に入る過熱冷媒の温度
冷媒の過熱は、蒸発器の後端(出口側)で又は蒸発器から圧縮機に移動する過程で行われなければならない。
もし、過熱度が予め設定された値より高い場合、蒸発器の最後の部分まで飽和冷媒が一杯に充填されず、蒸発器の内部から冷媒が過熱され、蒸発器の後半部分は過熱冷媒が一杯に充填されるが、その部分は蒸発器の役割を果たせなくなるので、蒸発器の除湿能力が低下する。
なお、例えば過熱度が10℃の場合は、5℃の場合より気体冷媒の体積が増加するので、圧縮機により循環する冷媒量が相対的に減少し、圧縮機の仕事量が減少する。また、圧縮機がさらに高い温度で運転することになり、圧縮機のモータ効率も低下する。
よって、過熱度を適切な値に調整することが重要である。
一方、凝縮器の冷媒は蒸発器を通過した空気との熱交換により冷却されて凝縮される。凝縮器に流入した気体状態の冷媒が液体状態の冷媒になるときの温度を飽和凝縮温度という。
例えば、冷媒の飽和凝縮温度を51℃とすると、凝縮器で凝縮された液体冷媒の温度が51℃より低くなって約46℃となることが過冷である。
もし、過冷されていない飽和冷媒をそのまま膨張弁に送ると配管の抵抗により液体冷媒の一部が蒸発して気体状態になるが(フラッシュガス)、気体冷媒と液体冷媒が混合された混合冷媒が膨張弁に流入すると、気体冷媒により膨張弁の正常な動作が妨げられる。すなわち、膨張弁は、絞り(スロットル;外部と熱量や仕事量を交換することなく圧力が減少すること)作用により高温高圧の液体冷媒を蒸発しやすい低温低圧の冷媒にして減圧する役割を果たすが、液体冷媒が気体冷媒と共に膨張弁に流入する場合、体積の小さい液体冷媒は膨張弁の狭い流路を通過する際に相対的に体積の大きい気体冷媒の妨害によりその流動量が減少することがある。
よって、フラッシュガスの発生を防止するために約5℃の過冷度が維持されなければならない。
図24は従来技術のヒートポンプ衣類処理装置における乾燥の進行に応じた圧縮機のHz(周波数)の変化及び膨張弁の開度を示すグラフである。
従来のヒートポンプ衣類処理装置にインバータ圧縮機を適用した場合、空気の加熱に必要な熱量を供給するために、乾燥初期からインバータ圧縮機の周波数(Hz)を高くする。
しかし、乾燥行程で早期過熱により凝縮器の冷媒の温度が予め設定された値より高くなると、凝縮器の冷媒の温度を予め設定された値に低くするために圧縮機の周波数を早期に低くする制御が必要である。
よって、前記圧縮機のHzを早期に低くすると、圧縮機の冷媒の吐出量が減少し、凝縮器の放熱量の減少によりドラムに供給される空気の温度が低下するので、乾燥時間が長くなるという問題がある。また、凝縮器の放熱量の減少に対応して凝縮器を大きくすると、凝縮器の製造コストが上昇するという問題がある。
さらに、従来技術においては、凝縮器の過冷度を増加させるために凝縮器の後段に補助凝縮器を設ける。補助凝縮器は、凝縮器から放出される熱を外部に排出する役割を果たす。
しかし、前記補助凝縮器は、凝縮器の熱を外部に排出するので、エネルギー観点からは損失が発生するという問題がある。
従来のヒートポンプ衣類処理装置の場合、乾燥行程の後半部へ行くほどドラムから排出された空気から吸収される熱が少なくなり、すなわち過熱度が低くなる。適切な過熱度を確保するためには膨張弁の開度(開放の程度)を小さくする必要がある。つまり、従来は、乾燥行程が後半部に進むにつれて膨張弁の開度が小さくなる方向に膨張弁を制御する。
しかし、前記膨張弁の開度を小さくすると、蒸発器に流入する冷媒量が減少して循環冷媒の流量が減少するので、ヒートポンプサイクルの容量(又は能力)が減少する。
そこで、本発明の第1の目的は、圧縮機の周波数(Hz)を早期に低くすることなく、かつ補助凝縮器を用いることなく、凝縮器での過冷度を確保できる衣類処理装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、乾燥行程の後半において蒸発器の過熱度が低い場合に、膨張弁の開度を小さくするのではなく、大きくするか又は維持して蒸発器の過熱度を安定して確保できる衣類処理装置を提供することにある。
上記本発明の第1及び第2の目的は、凝縮器から排出された冷媒と蒸発器を通過する冷媒との熱交換が行われるようにすることにより達成することができる。
本発明の一態様による衣類処理装置は、キャビネットの内部に回転可能に備えられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、冷媒が循環する蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、前記ヒートポンプモジュールは、前記凝縮器から排出された冷媒と前記蒸発器を通過する冷媒との熱交換が行われる内部熱交換器を含む。
本発明の一例によれば、前記内部熱交換器は、フィンアンドチューブ型熱交換器で構成されてもよい。
本発明の一例によれば、前記内部熱交換器は、前記蒸発器の内部に備えられてもよい。
本発明の一例によれば、前記内部熱交換器は、前記蒸発器の内部に配置される内部熱交換管と、前記凝縮器から排出された冷媒が前記内部熱交換管に流入するように、前記凝縮器の冷媒出口と前記内部熱交換管を連結する連結管とを含んでもよい。
本発明の一例によれば、前記内部熱交換器は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側に配置されてもよい。
本発明の一例によれば、前記内部熱交換器は、前記蒸発器の熱交換フィンを共有し、前記熱交換フィンにより前記凝縮器から排出された冷媒と前記蒸発器の冷媒とを熱交換させるようにしてもよい。
本発明の一例によれば、前記蒸発器の冷媒出口は、前記蒸発器の下流側に配置され、前記内部熱交換器は、前記凝縮器から排出された冷媒と前記蒸発器の出口側冷媒とを熱交換させるようにしてもよい。
本発明の一例によれば、前記内部熱交換管は、前記蒸発器の熱交換フィンにおいて前記空気の移動方向における下流側に上下方向に離隔して配置される複数の直管部分と、前記蒸発器の熱交換フィンから突出するように配置され、前記複数の直管部分のうち隣接する2つの直管部分の端部を連結する複数の連結管部分とを含んでもよい。
本発明の一例によれば、前記複数の直管部分は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側の最後の列に配置されてもよい。
本発明の他の例によれば、前記複数の直管部分は、前記蒸発器の最後の列の一部に配置され、前記蒸発器の最後の列の他の部分には、前記蒸発器の冷媒管が配置されてもよい。
本発明のさらに他の例によれば、前記複数の直管部分は、前記蒸発器の最後の列から上流側の列の一部にさらに配置されてもよい。
本発明の一例によれば、前記複数の直管部分は、前記蒸発器の冷媒管よりもさらに高い位置に配置されてもよい。
本発明の一例によれば、前記内部熱交換管は、前記蒸発器の冷媒管の1/5〜1/3の割合で配置されてもよい。
本発明の一例によれば、前記複数の直管部分は、前記蒸発器の冷媒出口に隣接して配置されてもよい。
本発明の一例によれば、前記複数の直管部分は、前記蒸発器の冷媒入口に隣接して配置されてもよい。
本発明の他の態様による衣類処理装置は、キャビネットの内部に備えられ、洗濯水を貯蔵するタブと、前記タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、冷媒が循環する蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、前記ヒートポンプモジュールは、前記蒸発器及び前記凝縮器を収容し、前記タブに連結されて前記空気の循環のための流路を形成する熱交換ダクト部と、前記凝縮器から前記蒸発器の内部に延びる内部熱交換管を備え、前記内部熱交換管と前記蒸発器の冷媒管間の熱交換が前記蒸発器の内部で行われる内部熱交換器とを含む。
本発明の他の態様の一例によれば、前記内部熱交換器は、前記凝縮器から排出された冷媒が前記内部熱交換管に流入するように、前記凝縮器の冷媒出口管と前記内部熱交換管を連結する連結管を含み、前記内部熱交換管は、前記蒸発器の内部に配置されてもよい。
本発明の他の態様の一例によれば、前記ヒートポンプモジュールは、前記熱交換ダクト部の一側に備えられ、前記ドラムから排出された空気が前記蒸発器と前記凝縮器を通過して前記ドラムの内部に流入するように、前記空気を循環させる吸入ファンを含んでもよい。
本発明の他の態様の一例によれば、前記熱交換ダクト部は、前記タブの上部及び前側に配置され、前記蒸発器及び前記凝縮器は、前記タブの上下方向の中心線から一側方向に偏心して前記一側方向に互いに離隔して配置されてもよい。
本発明の他の態様の一例によれば、前記凝縮器は、下側が前記蒸発器よりもさらに低くなるように下方に延びてもよい。
本発明の他の態様の一例によれば、前記熱交換ダクト部は、空気入口側が前記タブの上部左側の後部に連通するように連結され、空気出口側が前記タブの上部右側の前部に連通するように連結され、前記空気の移動方向は、前記タブの左側後方から右側前方に向かうようにしてもよい。
本発明の他の態様の一例によれば、前記凝縮器は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側に配置され、前記凝縮器の冷媒は、前記空気の移動方向と逆方向に流れるようにしてもよい。
本発明の他の態様の一例によれば、前記内部熱交換管は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2列に配置され、前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒出口が配置され、前記凝縮器から放出された熱が前記蒸発器の冷媒出口に伝達されるようにしてもよい。
本発明の他の態様の一例によれば、前記内部熱交換管は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2列に配置され、前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒入口が配置され、前記凝縮器から放出された熱が前記蒸発器の冷媒入口に伝達されるようにしてもよい。
本発明のさらに他の態様による衣類処理装置は、キャビネットの内部に備えられ、洗濯水を貯蔵するタブと、前記タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、冷媒が循環する蒸発器、気液分離器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、前記ヒートポンプモジュールは、前記蒸発器及び前記凝縮器を収容し、前記タブに連結されて前記空気の循環のための流路を形成する熱交換ダクト部と、前記熱交換ダクト部の後部と一体に連結され、前記圧縮機を支持する圧縮機ベース部と、前記熱交換ダクト部の後部及び前記圧縮機ベース部の一側面部と一体に備えられ、前記気液分離器を支持する気液分離器取付部と、前記凝縮器から前記蒸発器の内部に延びる内部熱交換管を備え、前記内部熱交換管と前記蒸発器の冷媒管間の熱交換が前記蒸発器の内部で行われる内部熱交換器とを含む。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記熱交換ダクト部は、一部が前記タブの上部前側を覆うように配置され、前記圧縮機ベース部は、前記タブの上部後側の一部を覆うように配置され、前記気液分離器取付部は、前記タブの上部後側の他の一部を覆うように配置され、前記熱交換ダクト部の前部は、前記キャビネットの前面に締結され、前記圧縮機ベース部の後部は、前記キャビネットの後面に締結されてもよい。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記蒸発器及び前記凝縮器が収容された前記熱交換ダクト部の一部、前記圧縮機が取り付けられた前記圧縮機ベース部、及び前記気液分離器取付部は、前記タブの上部一側を覆うように前記タブの前後方向の中心線から一側方向に偏心して配置されてもよい。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記熱交換ダクト部は、空気入口部が前記タブの上部左側後部に連通するように連結され、空気出口部が前記タブの上部右側前部に連通するように連結されてもよい。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記熱交換ダクト部の出口部は、前記タブの前部に備えられるガスケットに連通するように連結されてもよい。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記内部熱交換器は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2列に配置される内部熱交換管を含み、前記蒸発器の上流側に前記蒸発器の冷媒入口が配置され、前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒出口が配置され、前記膨張弁から前記蒸発器の冷媒入口に延びる第1冷媒配管と前記蒸発器の冷媒出口から前記気液分離器に延びる第2冷媒配管とが交差するように配置されてもよい。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記内部熱交換器は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2列に配置される内部熱交換管を含み、前記蒸発器の上流側に前記蒸発器の冷媒出口が配置され、前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒入口が配置され、前記膨張弁から前記蒸発器の冷媒入口に延びる第1冷媒配管と前記蒸発器の冷媒出口から前記気液分離器に延びる第2冷媒配管とが平行に配置されてもよい。
本発明のさらに他の態様による衣類処理装置は、キャビネットの内部に備えられ、洗濯水を貯蔵するタブと、前記タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、冷媒が循環する蒸発器、気液分離器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、前記ヒートポンプモジュールは、前記圧縮機を支持する圧縮機ベース部と、前記凝縮器から前記蒸発器の内部に延びる内部熱交換管を備え、前記内部熱交換管と前記蒸発器の冷媒管間の熱交換が前記蒸発器の内部で行われる内部熱交換器とを含む。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記圧縮機は、回転軸が前記キャビネットの前後方向に配置される横型圧縮機であってもよい。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記圧縮機は、中央部が圧縮機本体の上部外周面の一部を囲むように配置されて固定され、縁部が前記圧縮機ベース部の上部に配置されて前記圧縮機ベース部と締結され、前記圧縮機本体を前記圧縮機ベース部の上部に懸架支持するブラケットと、前記ブラケットの縁部と前記圧縮機ベース部の上部間に配置されて前記ブラケットを付勢する防振マウントとを含んでもよい。
本発明のさらに他の態様の一例によれば、前記圧縮機の冷媒出口は、前記凝縮器の冷媒入口管に対向する方向に配置されてもよい。
上記のように構成される本発明によれば、次のような効果が得られる。
第一に、凝縮器から蒸発器の内部に延びる内部熱交換器を備えるので、凝縮器の熱交換面積が大きくなるという効果が得られる。
第二に、凝縮器の拡張のための凝縮器の追加設置空間が衣類処理装置の内部に別途備えられなくてもよいので、ヒートポンプシステムが取り付けられるキャビネットの上部空間の活用度を向上させることができる。
第三に、凝縮器の熱交換面積が大きくなることにより、凝縮器の発熱が円滑になり、圧縮機の仕事をより大きくすることができる。
第四に、内部熱交換器により凝縮器と蒸発器間の熱交換が行われるので、蒸発器の低温部を用いて凝縮器を冷却することにより凝縮器の過冷度をさらに確保することができる。
第五に、補助凝縮器を用いて凝縮器の熱を放出する従来技術とは異なり、凝縮器の熱を外部に放出しないので、エネルギー観点から損失がないという利点がある。
第六に、凝縮器から外部に放出される熱をリサイクルして蒸発器を加熱することにより、蒸発器の適切な過熱度を確保することができる。
第七に、蒸発器の過熱度が低い場合に膨張弁の開度を小さくして蒸発器に流入する冷媒の流量を減少させることにより過熱度を確保する従来技術とは異なり、内部熱交換器により、乾燥行程の後半部において冷媒の循環量を減少させることなく膨張弁の開度を大きくするか又は維持しても過熱度を安定して確保することができる。
第八に、蒸発器と凝縮器との熱交換によりヒートポンプサイクルの正常運転領域を広く確保することができ、ヒートポンプサイクルの容量及び能力を向上させることができる。
第九に、乾燥行程の初期に早期過熱により圧縮機の周波数を低くする従来技術とは異なり、凝縮器の拡大効果で圧縮機のHzを低くする制御時点を遅くすることにより、圧縮機の仕事を大きくして乾燥時間を短縮することができる。
本発明による衣類処理装置の外観を示す斜視図である。 図1におけるキャビネットの内側上部にヒートポンプモジュールが取り付けられた状態を示す斜視図である。 図2におけるコントローラのPCBケースがキャビネットの上部に取り付けられた状態を示す概念図である。 図2におけるタブとヒートポンプモジュール間での空気の循環を示す概念図である。 図4のタブ及びヒートポンプモジュールをキャビネットの前方から見た状態を示す概念図である。 図5のヒートポンプモジュールを示す斜視図である。 図6の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による蒸発器、凝縮器、膨張弁、気液分離器及び圧縮機を上方から見た状態を示す概念図である。 図8の凝縮器及び蒸発器をキャビネットの後方から見た状態を立体的に示す概念図である。 図9の凝縮器及び蒸発器をキャビネットの後方から見た状態を平面的(2次元的)に示す概念図である。 本発明の第1実施形態によるヒートポンプモジュールにおける冷媒の蒸発、圧縮、凝縮及び膨張過程を説明するためのp−h線図である。 本発明の第2実施形態による蒸発器、凝縮器、膨張弁、気液分離器及び圧縮機を上方から見た状態を示す概念図である。 図12の凝縮器及び蒸発器をキャビネットの後方から見た状態を立体的に示す概念図である。 図12の凝縮器及び蒸発器をキャビネットの後方から見た状態を平面的(2次元的)に示す概念図である。 本発明の第2実施形態によるヒートポンプモジュールにおける冷媒の蒸発、圧縮、凝縮及び膨張過程を説明するためのp−h線図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器の一例を示す概念図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器の他の例を示す概念図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器のさらに他の例を示す概念図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器のさらに他の例を示す概念図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器のさらに他の例を示す概念図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器のさらに他の例を示す概念図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器のさらに他の例を示す概念図である。 本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器のさらに他の例を示す概念図である。 従来のヒートポンプ洗濯乾燥機における乾燥時間経過による圧縮機の周波数(Hz)及び膨張弁(LEV)の開度の変化を示すグラフである。 本発明のヒートポンプ洗濯乾燥機における乾燥時間経過による圧縮機の周波数(Hz)及び膨張弁(LEV)の開度の変化を示すグラフである。 従来技術によるp(圧力)−h(エンタルピ)線図において乾燥時間の経過に応じたヒートポンプサイクルの各過程の圧力及びエンタルピの変化を示すグラフである。 本発明によるp−h線図において乾燥時間の経過に応じたヒートポンプサイクルの各過程の圧力及びエンタルピの変化を示すグラフである。 従来の乾燥時間の経過に応じた過冷度及び過熱度の変化を示すグラフである。 本発明の乾燥時間の経過に応じた過冷度及び過熱度の変化を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明による衣類処理装置についてより詳細に説明する。単数の表現は、文脈上明らかに他の意味を表すものでない限り、複数の表現を含む。
本明細書に開示された実施形態について説明する上で、関連する公知技術についての具体的な説明が本明細書に開示された実施形態の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
図1は本発明による衣類処理装置の外観を示す斜視図である。
本発明による衣類処理装置は、洗濯機や洗濯乾燥機などを含む概念として理解されるべきである。本実施形態においては、衣類処理装置が洗濯乾燥機として実現される。
図1に示す衣類処理装置は、洗濯乾燥機の本体を形成するキャビネット10を含む。
キャビネット10は、六面体状に形成され、洗濯乾燥機の上面を形成するトップカバー10a、洗濯乾燥機の下面を形成するベースカバー10b、洗濯乾燥機の両側面を形成するサイドカバー10c、洗濯乾燥機の前面を形成するフロントカバー10d、及び洗濯乾燥機の後面を形成するバックカバー10eから構成されてもよい。
フロントカバー10dには、洗濯及び乾燥対象物を投入するための投入口が形成され、投入口を開閉するための円形のドア15が回転可能に設けられる。ドア15の左側端部はドアヒンジで結合され、ドア15の右側端部はドアヒンジを中心に前後方向に回転して前記投入口を開閉することができる。ドア15の他側には押圧式ロック装置が備えられ、ドア15の他側を1回押圧してドア15をロックし、もう1回押圧してドア15のロックを解除することができる。
ドア15の上端部にはユーザの操作のためのタッチ式ディスプレイ12が備えられ、洗濯、脱水及び乾燥行程を行うための動作モードの選択及び変更を行うことができる。
また、フロントカバー10dの右上端には電源ボタン13が備えられ、衣類処理装置の洗濯、脱水及び乾燥行程時に電源をオン/オフにすることができる。
キャビネット10の下部には、洗剤供給部が引き出し式に引き出し及び挿入できるように設けられ、洗剤供給部を覆蓋する下部カバー14が上下方向に回転可能に設けられてもよい。
図2は図1におけるキャビネットの内側上部にヒートポンプモジュールが取り付けられた状態を示す斜視図であり、図3は図2におけるコントローラのPCBケースがキャビネットの上部に取り付けられた状態を示す概念図である。
図2に示すキャビネット10の内部にはタブ16が配置される。タブ16は円筒状に形成される。タブ16の中心部を貫通する仮想の中心線161は、キャビネット10の前後方向に配置されるようにしてもよい。
タブ16は、前面の方が後面より高くなるように傾斜して配置されてもよい。
タブ16の内部には洗濯水が貯蔵される。タブ16の前面には、洗濯物を投入するための投入口がキャビネット10の投入口に連通するように形成される。
タブ16の底面にはサンプ(sump)が備えられてもよい。サンプは、タブ16に貯蔵された洗濯水をタブ16の外部に排出させるために一時的に溜めておく所である。サンプは、凹状に形成され、タブ16から流れてくる水を溜める。サンプには排水口が形成され、排水口から洗濯水が外部に排出される。
タブ16の前端部にはガスケット16bが備えられる。ガスケット16bは、タブ16の前部に円周方向に形成され、ゴム材質などからなるようにしてもよい。ガスケット16bは、タブ16の内部に貯蔵された洗濯水がキャビネット10の内部に漏れることを防止する。
タブ16の内部にはドラム17が回転可能に備えられる。ドラム17の前部は開放され、キャビネット10の投入口及びタブ16の投入口に連通するように連結される。ドラム17は、内部に洗濯及び乾燥対象物を収容する収容空間を備える。
タブ16の後面にはモータなどの駆動部が設けられてもよい。ドラム17の後部は、回転軸を介して駆動部に連結されてもよい。ドラム17は、駆動部からの動力により回転する。
ドラム17の円周面には複数の貫通孔が形成され、貫通孔を介して水又は空気がタブ16からドラム17に流入したりドラム17からタブ16に流出する。
ドラム17の内周面には複数のリフターが円周方向に離隔して配置されてもよい。リフターは、ドラム17と共に回転してドラム17の内部に収容された洗濯及び乾燥対象物を回転させる。このとき、洗濯及び乾燥対象物はドラム17の内部で重力により落下してタンブリングする。
タブ16の上部にはヒートポンプモジュール20が取り付けられる。ヒートポンプモジュール20は、蒸発器21、凝縮器23、圧縮機22、膨張弁24、気液分離器25及び吸入ファン27と、これらを1つのモジュールに組み立てるための一体型ハウジング30とを含む。
一体型ハウジング30は、蒸発器21及び凝縮器23を内部に収容する熱交換ダクト部31と、圧縮機22を取り付ける圧縮機ベース部34と、気液分離器25を取り付ける気液分離器取付部35とを含んでもよい。
蒸発器21、気液分離器25、圧縮機22、凝縮器23及び膨張弁24が一体型ハウジング30に取り付けられることにより、ヒートポンプシステムを1つの組立体としてモジュール化することができる。
ヒートポンプモジュール20をタブ16の上部に配置したのは、洗濯機の場合、タブ16の内部に洗濯水が供給されるとシール問題によりタブ16の下部から漏れる恐れがあり、水は重力により下方に流れるので、漏れからヒートポンプモジュール20を保護するためである。また、ヒートポンプモジュール20を設置したりメンテナンスのために解体する場合、作業者が腰を大きく曲げなくてもよいので、ヒートポンプモジュール20がタブ16の下部に配置されるより、タブ16の上部に配置される方が有利である。
本発明のヒートポンプモジュール20は、一体型ハウジング30に蒸発器21及び凝縮器23の熱交換器110と共に圧縮機22、膨張弁24、気液分離器25及び吸入ファン27が一体に取り付けられるので、ヒートポンプシステムの構造を単純化することができ、ヒートポンプシステムの配置空間をコンパクトに最適化することができる。
よって、本発明のヒートポンプモジュール20は、タブ16の上部に配置される一体型ハウジング30に熱交換器110と共に圧縮機22が配置されるので、熱交換器110と圧縮機22を連結する配管の構造が簡単になり、配管の長さが短くなる。また、ヒートポンプシステムがモジュール化されるので、組み付け及び設置が簡単になり、完成品として組み立てる前にヒートポンプモジュール20自体の性能検査を行うことができる。
熱交換ダクト部31、圧縮機ベース部34及び気液分離器取付部35は、一体に形成されてもよい。例えば、熱交換ダクト部31、圧縮機ベース部34及び気液分離器取付部35は、一体に射出成形されてもよい。
熱交換ダクト部31はタブ16の上部前側に配置され、圧縮機ベース部34はタブ16の上部後側に配置されてもよい。熱交換ダクト部31の一側(キャビネット10の前面から見て左後端部)はタブ16の上部後側の空気出口16aに連通するように連結され、ドラム17から排出される空気が熱交換ダクト部31の内部に流入するようにしてもよい。熱交換ダクト部31の他側(キャビネット10の前面から見て右前端部)はタブ16のガスケット16bの空気入口に連通するように連結され、熱交換ダクト部31で熱交換された加熱空気が再びドラム17の内部に再供給及び循環されるようにしてもよい。
キャビネット10の前面から見て熱交換ダクト部31の右側面には、吸入ファン27が取り付けられてもよい。吸入ファン27は、ドラム17から排出される空気に循環動力を供給し、ドラム17から排出される空気が蒸発器21及び凝縮器23を経由した後に再びドラム17に循環するようにする。
一体型ハウジング30は、キャビネット10の前面から見て熱交換ダクト部31の後方及び圧縮機ベース部34の左側面に気液分離器取付部35をさらに含んでもよい。気液分離器取付部35は、気液分離器25の下部を囲むようにしてもよい。気液分離器25が気液分離器取付部35に取り付けられた状態で固定されてもよい。気液分離器25は、蒸発器21から排出される気体冷媒中に液体冷媒が含まれる場合、気体冷媒から液体冷媒を分離して気相冷媒のみを圧縮機22に送る役割を果たす。
熱交換ダクト部31は、キャビネット10の前面に前方から支持され、圧縮機ベース部34は、キャビネット10の後面に後方から支持される。
例えば、キャビネット10の前側上部に前方フレーム15が備えられ、熱交換ダクト部31の前部は、ネジ315により前方フレーム15に締結されて支持されてもよい。ここで、2つのネジ315が前方フレーム15に対角線方向に離隔配置されて締結されるようにしてもよい。
また、圧縮機ベース部34の後部は、ネジ315によりバックカバー10eに締結されて支持されてもよい。ここで、2つのネジ315がバックカバー10eに対角線方向に離隔配置されて締結されるようにしてもよい。
よって、熱交換ダクト部31と圧縮機ベース部34とが一体に形成される一体型ハウジング30がキャビネット10の上部一側に取り付けられて強固に支持される。
コントローラ36は、ヒートポンプモジュール20と衣類処理装置の全般的な動作を制御する。コントローラ36は、高さが横方向及び縦方向の長さに比べて低い直方体状に形成されるPCBケース361と、PCBケース361の内部に内蔵されるPCBと、PCBに取り付けられる電気/電子制御部品とから構成されてもよい。
PCBケース361は、タブ16の上部とキャビネット10の左側面エッジ部間の空間を用いて、ヒートポンプモジュール20の左側面に対角線方向(フロントカバー10d側から見た場合)に配置されるようにしてもよい。
タブ16の上部中央と左側サイドカバー10b間の空間が狭いので、PCBケース361は、フロントカバー10d側から見たときに、キャビネット10の中央上部から左側面下方に向かうように傾斜して配置されることが好ましい。
よって、PCBケース361と他の構成要素との干渉を回避し、PCBケース361をヒートポンプモジュール20と共にコンパクトに構成することができる。
図3に示すように、PCBケース361をキャビネット10の内部に安定して支持するために、PCBケース361は、上面一側から突設される固定突起362を備えてもよい。固定突起362の上端部はフック状に形成されてもよい。
また、キャビネット10は、PCBケース361の支持のために、フロントカバー10dの上端部一側からバックカバー10eの上端部一側に長く延びる固定部材363を備えてもよい。固定部材の前端部はフロントカバー10dに連結され、固定部材の後端部はバックカバー10eに連結される。
固定突起362の上端部が固定部材363の側面に係止されて支持されることにより、PCBケース361がキャビネット10の左側面エッジ部とヒートポンプモジュール20との間に安定して支持されてコンパクトに配置される。
PCBケース361は、ヒートポンプモジュール20に電気的に接続され、衣類処理装置を完成品として組み立てる前にモジュール単位でヒートポンプモジュール20の性能検査を行うことができる。このように、PCBケース361は、ヒートポンプモジュール20の性能検査などのためにヒートポンプモジュール20に接続されるので、PCBケース361はヒートポンプモジュール20に近い位置に配置されることが好ましい。
よって、PCBケース361は、ヒートポンプモジュール20の側面に近い位置に対角線方向に配置されて接続されるので、ヒートポンプモジュール20と共にキャビネット10の内部にコンパクトに設置することができる。
図4は図2におけるタブとヒートポンプモジュール間での空気の循環を示す概念図であり、図5は図4のタブ及びヒートポンプモジュールをキャビネットの前方から見た状態を示す概念図である。
ヒートポンプモジュール20は、ドラム17から排出された空気に熱源を供給するように構成される。
熱交換ダクト部31は、タブ16に連結され、空気の循環のための循環流路を形成する。熱交換ダクト部31の一側はタブ16の上部左側の後部に連結され、熱交換ダクト部31の他側はタブ16の上部右側の前部に連結されてもよい。
タブ16の上部左側の後部には空気出口16aが形成されてもよい。空気出口16aは、円形の管状に形成され、タブ16から直上方に突出するように形成されてもよい。
熱交換ダクト部31の一側(左後端部)は、連結ダクト32によりタブ16に連結されてもよい。連結ダクト32は、エルボ状に形成されてもよい。
連結ダクト32の一側は、ベローズ状に形成されるゴム製の蛇腹管を備えてタブ16の空気出口16aに連結され、連結ダクト32の他側は、ゴム製の蛇腹管を備えて熱交換ダクト部31の一側に連結されてもよい。連結ダクト32の蛇腹管は、タブ16から発生した振動がヒートポンプモジュール20に伝わることを防止することができる。例えば、タブ16の後部に設けられたモータから発生した振動がタブ16を介してヒートポンプモジュール20に伝わることを防止することができる。逆に、ヒートポンプモジュール20から発生した振動がタブ16に伝わることを防止することができる。
熱交換ダクト部31の他側(右側端部)は、ファンダクト部33によりタブ16のガスケット16bに連結されてもよい。ファンダクト部33は、内部に吸入ファン27を備え、熱交換ダクト部31から排出される空気をタブ16に循環させる。
ファンダクト部33の一側は熱交換ダクト部31の他側に連結され、ファンダクト部33の他側はタブ16のガスケット16bの上部に連通するように連結され、ファンダクト部33は、熱交換ダクト部31とタブ16を連結する。ファンダクト部33は、ゴム製のガスケット16bに連結されるので、タブ16から発生した振動が熱交換ダクト部31及びヒートポンプモジュール20に伝わることを防止することができる。ヒートポンプモジュール20からタブ16に振動が伝わることも防止することができる。
熱交換ダクト部31の内部には、蒸発器21と凝縮器23とが離隔して配置される。
タブ16の空気出口16aから排出された空気は蒸発器21と凝縮器23を順次通過する。蒸発器21は、空気の移動方向における、凝縮器23より上流側に配置される。
図4を参照すると、キャビネット10の前方から見たとき、タブ16の空気出口16aから連結ダクト32を介して熱交換ダクト部31の内部に流入した空気は、吸入ファン27の吸引力によりタブ16の中央上部から右方向に蒸発器21と凝縮器23を経由してファンダクト部33を介してタブ16に流入する。
凝縮器23は、蒸発器21の右側に離隔して配置される。凝縮器23は、蒸発器21より大きい面積を有するように構成される。凝縮器23の大きさ及び面積が大きくなるにつれて凝縮器23からの放熱量が大きくなるので、タブ16に流入する空気に供給される熱量も大きくなり、結局、ヒートポンプの性能向上及び乾燥時間の短縮にも大きく寄与する。
このために、凝縮器23及び蒸発器21の上側は同じ高さに位置し、凝縮器23の下側は蒸発器21より下に位置するように下方にさらに延びてもよい。また、凝縮器23は、蒸発器21より左右方向の横幅が長くなるようにさらに延びてもよい。
よって、蒸発器21及び凝縮器23のそれぞれの上側は、キャビネット10のトップカバー10aの平面に対応して同一平面上に配置され、蒸発器21及び凝縮器23のそれぞれの下側は、タブ16の円周面に沿って上部中央部から右方向の所定区間に、ほぼアナログ時計が2時のときの分針と時針との間の部分に階段式に配置されるので、キャビネット10の上部の狭い空間を活用して蒸発器21及び凝縮器23を効率的に配置することができる。
また、吸入ファン27は、キャビネット10の効率的な空間活用のために、凝縮器23とキャビネット10間に配置されてもよい。吸入ファン27は、一側が凝縮器23に対向する方向に向かい、他側がキャビネット10の右側面に向かうように垂直に配置されてもよい。吸入ファン27が駆動されると、吸入ファン27は、凝縮器23を通過する空気を吸入してファンダクト部33を介してタブ16に送風する。
図6は図5のヒートポンプモジュールを示す斜視図であり、図7は図6の分解斜視図である。
ヒートポンプモジュール20は、キャビネット10内の上部空間、すなわちトップカバー10aとタブ16間の空間を活用して配置してもよい。
ヒートポンプモジュール20は、熱交換ダクト部31、ファンダクト部33、圧縮機ベース部34及び気液分離器取付部35を含む。
熱交換ダクト部31はキャビネット10の前側に配置され、圧縮機ベース部34及び気液分離器取付部35はキャビネット10の後側に配置される。圧縮機ベース部34は、熱交換ダクト部31の後方に配置されてもよい。熱交換ダクト部31、ファンダクト部33、圧縮機ベース部34及び気液分離器取付部35は、射出成形により一体に形成されてもよい。
熱交換ダクト部31は、ベース部分311と蓋体部分312とから構成されてもよい。ベース部分311は熱交換ダクト部31の下部を形成し、蓋体部分312は熱交換ダクト部31の上部を形成する。ベース部分311と蓋体部分312とは縁部同士が当接して結合される。
ベース部分311と蓋体部分312のいずれか一方に複数の結合突起313aが形成され、他方に複数の突起収容部313bが複数の結合突起313aに対応するように形成され、結合突起313aと突起収容部313bとが結合されることにより、ベース部分311と蓋体部分312とが締結される。
ベース部分311に複数の締結部314が突設され、締結部314とキャビネット10の前側上部に形成された前方フレームとがネジ315により締結されることにより、熱交換ダクト部31がキャビネット10の前方に支持される。
ファンダクト部33は、熱交換ダクト部31の右側に備えられ、ファンダクト部33の内部に吸入ファン27が収容される。ファンダクト部33は、熱交換ダクト部31と一体に形成される第1部分331と、吸入ファン27の後面を覆う第2部分332とから構成されてもよい。第1部分331と第2部分332とは、結合突起313a及び突起収容部313bなどの締結部材により締結されるようにしてもよい。
熱交換ダクト部31の内部には蒸発器21と凝縮器23が収容される。
蒸発器21は、空気の移動方向における上流側に配置され、凝縮器23は、空気の移動方向における下流側に配置される。
キャビネット10の前方から見たとき、蒸発器21は、凝縮器23の左側に離隔して配置される。
蒸発器21は、冷媒管211と複数の熱交換拡張フィン210とから構成されてもよい。
複数の熱交換拡張フィン210は、熱伝導性材質であり、平板状に形成される。複数の熱交換拡張フィン210のそれぞれは、冷媒と空気との熱交換面積を大きくするために冷媒管211に接触する。熱交換拡張フィン210は、熱交換ダクト部31の前後方向に非常に狭い間隔をおいて離隔配置されてもよい。空気が熱交換拡張フィン210間を熱交換ダクト部31の左右方向に通過する。
冷媒管211は、内部に冷媒が流れるようにチューブ状に形成される。冷媒管211は、複数の直管部分2111と複数の連結管部分2112とを含む。
複数の直管部分2111は、熱交換ダクト部31の前後方向に延び、上下方向及び左右方向に離隔するように配置されてもよい。複数の直管部分2111は、熱交換拡張フィン210に接触し、複数の熱交換拡張フィン210を貫通するように構成される。
複数の連結管部分2112は、半円形のチューブ状に形成され、隣接して配置される2つの直管部分2111を連結する。複数の連結管部分2112は、熱交換拡張フィン210から熱交換ダクト部31の前後方向両側に突出するように配置されてもよい。
複数の直管部分2111及び複数の連結管部分2112は、蒸発器21内で冷媒管211ができるだけ長く延びるように、熱交換拡張フィン210において複数の列及び複数の段に配列されてもよい。
凝縮器23は、冷媒管231と熱交換拡張フィン210とから構成されてもよい。凝縮器23の冷媒管231及び熱交換拡張フィン210の構造は蒸発器21と類似しているので、詳細な説明を省略し、蒸発器21との相違点を中心に説明する。
ただし、凝縮器23の方が蒸発器21より大きい。
また、蒸発器21の冷媒は空気との熱交換により空気から熱を吸収して蒸発する。凝縮器23の冷媒は空気との熱交換により空気に熱を放出して凝縮する。蒸発器21と凝縮器23とは熱の移動方向が逆である。
圧縮機ベース部34の上部には圧縮機本体221が懸架装着される。
圧縮機22は横型圧縮機22である。横型圧縮機22は、回転軸が水平に配置されてもよい。より正確には、本実施形態においては、横型圧縮機22が圧縮機ベース部34の前後方向に延びる水平線に対して1°〜10°の角度範囲で傾斜して配置されてもよい。
横型圧縮機22は、前部の方が後部より高くなるように配置されてもよい。その理由は、横型圧縮機22の内側前方に電気モータで駆動される電動機構部が配置され、電動機構部の後方に気体冷媒を圧縮する圧縮機構部が配置されるので、重力によりオイルが下方に傾斜した圧縮機構部の摺動部に溜まるようにし、前記摺動部へのオイルの円滑な供給により潤滑作用が円滑になるようにするためである。
横型圧縮機22の前部には、圧縮された冷媒を吐出するための吐出口221aが形成されてもよい。横型圧縮機22の底面後部には、気体冷媒を吸入するための吸入口221bが形成されてもよい。
圧縮機ベース部34は、圧縮機22を支持する支持台341を含む。支持台341は、圧縮機本体221を挟んで両側にそれぞれ備えられて左右方向に互いに離隔し、上下方向に延びる。
各支持台341の上部には、前後方向にベローズ状の防振マウント223が2つずつ配置され、圧縮機22から発生する振動を絶縁する。
圧縮機本体221の上面には略X字状のブラケット222が配置され、ブラケット222の中心部が2箇所以上で溶接により圧縮機本体221に固定されてもよい。ブラケット222の縁端部には、それぞれボルトの一部が貫通するように貫通孔が形成されてもよい。
支持台341の前後方向両側には、ボルトが貫通するように結合孔が形成されてもよい。
圧縮機本体221がブラケット222の底面に固定された状態で、ブラケット222の縁部のそれぞれは、ボルト及びナットなどの締結部材343により支持台341の上部に締結される。
また、圧縮機22は、ブラケット222の底面に配置され、支持台341の上部に懸架支持されてもよい。
圧縮機本体221の両側面は、支持台341に囲まれてもよい。
圧縮機ベース部34は、支持台341の下部を連結する下部連結部分342を含む。
圧縮機本体221の下面は、下部連結部分342に囲まれてもよい。
圧縮機ベース部34の支持台341の後面に締結部314が突設され、締結部314とキャビネット10のバックカバー10eとがネジ315により締結され、圧縮機ベース部34の後部がキャビネット10の後面に支持されるようにしてもよい。
気液分離器取付部35は、圧縮機ベース部34の右側面に配置されてもよい。
気液分離器25は、気液分離器取付部35に取り付けられる。気液分離器25は、蒸発器21から気体冷媒と液体冷媒が混合されて排出されると、気体冷媒と液体冷媒を分離し、気体冷媒を圧縮機22に送る。
気液分離器25の両側面及び下面は、気液分離器取付部35に囲まれてもよい。気液分離器取付部35は、気液分離器25を支えて支持するようにしてもよい。
図8は本発明の第1実施形態による蒸発器、凝縮器、膨張弁、気液分離器及び圧縮機を上方から見た状態を示す概念図である。
図8を参照すると、空気の移動方向における熱交換ダクト部31の上流側及び下流側に蒸発器21と凝縮器23とが離隔した状態で配置される。図8においては、図6の熱交換ダクト部31、圧縮機ベース部34及び気液分離器取付部35を省略した状態を示す。
キャビネット10とタブ16間の空間を効率的に活用するために、蒸発器21、凝縮器23、圧縮機22、膨張弁24及び気液分離器25は、相互の間隔がコンパクトになるように配置してもよい。
図8において、蒸発器21及び凝縮器23の左側面はキャビネット10の前方に向かい、蒸発器21及び凝縮器23の右側面はキャビネット10の後方に向かう。蒸発器21の上側面はキャビネット10の左側サイドカバーに向かい、凝縮器23の下側面はキャビネット10の右側サイドカバーに向かう。
膨張弁24は、蒸発器21の一側(図8における蒸発器21の右側面)に対向する方向に配置されてもよい。
圧縮機22は、吐出口221aが凝縮器23の一側(図8における凝縮器23の右側面)に対向する方向に配置されてもよい。圧縮機22の吸入口221bは圧縮機本体221の底面後部に形成されるので、図8においては見えない。
凝縮器23と圧縮機22間にはドライヤ28が配置されてもよい。ドライヤ28は、凝縮器23の右側面と圧縮機22の吐出口221a間に配置されてもよい。ドライヤ28は、凝縮器23から排出される液体冷媒から水分を除去する装置である。ドライヤ28は、水分を吸湿するための吸湿剤を内部に備える。
気液分離器25は、膨張弁24に対して右対角線方向に配置されてもよい。
図9は図8の凝縮器23及び蒸発器21をキャビネット10の後方から見た状態を立体的に示す概念図であり、図10は図9の凝縮器23及び蒸発器21をキャビネット10の後方から見た状態を平面的(2次元的)に示す概念図である。
ただし、図9及び図10は凝縮器23、蒸発器21及び内部熱交換器26を示すだけであり、図9及び図10には圧縮機22、内部熱交換器26の連結管262、膨張弁24、気液分離器25などとの連結のための冷媒配管は省略されている。
図9においてはキャビネット10の後方から見た蒸発器21及び凝縮器23を示すので、図9における蒸発器21及び凝縮器23の位置は図5の蒸発器21及び凝縮器23と逆である。図9においては、空気は右(上流側)から左(下流側)に移動し、蒸発器21は右側に配置され、凝縮器23は左側に配置される。
図10は図9と同じ方向から見た状態であるので、蒸発器21は右側に配置され、凝縮器23は左側に配置される。ただし、図10においては、熱交換ダクト部31の一部、すなわち蓋体部分312の上面とベース部分311の下面がさらに示されている。
図9に示す凝縮器23の冷媒管231は、熱交換ダクト部31内で前後方向に延びる複数の直管部分2311と、半円形の管状に形成されて隣接する2つの直管部分2311を連結する連結管部分2312とに分けられる。冷媒管231は、複数の直管部分2311と複数の連結管部分2312とが連結されて1つの冷媒流路を形成するようにしてもよい。
凝縮器23の直管部分2311は、5列×5段に配置されてもよい。列とは、直管部分2311が凝縮器23の熱交換拡張フィン210において縦方向に離隔配置された様子を意味し、段とは、直管部分2311が凝縮器23の熱交換拡張フィン210において横方向に離隔配置された様子を意味する。
凝縮器23の直管部分2311は、説明の便宜上図10を参照して説明すると、凝縮器23の熱交換拡張フィン230の左から右へ第1列〜第5列に配置され、熱交換拡張フィン230の上から下へ第1段〜第5段に配置されてもよい。第1列、第3列及び第5列の方が第2列及び第4列より上方に配置されてもよい。第1列〜第5列は、凝縮器23の熱交換拡張フィン230において左右方向に配置され、交互に上下方向にずれて配置されてもよい。また、第1列〜第5列のそれぞれは、上下方向の直線上に配置されてもよい。
凝縮器23の冷媒入口231aは第1列の第1段に配置され、凝縮器23の冷媒出口231bは第5列の第1段に配置されてもよい。凝縮器23の冷媒は熱交換拡張フィン230の左から右に向かって移動し、空気は熱交換ダクト部31の右から左に移動する。凝縮器23の冷媒と凝縮器23を通過する空気とが逆方向に流れるので、熱交換がより円滑に行われる。
凝縮器23の冷媒入口231aに流入した冷媒は冷媒流路を流れながら凝縮器23を通過する空気と熱交換され、冷媒は空気に熱を放出して冷媒自身が冷却されて液体冷媒に凝縮され、空気は加熱される。
蒸発器21の直管部分2111は、3列×4段に配置されてもよい。
蒸発器21の直管部分2111は、説明の便宜上図10を参照して説明すると、蒸発器21の熱交換拡張フィン210の左から右へ第2列〜第4列に配置され、蒸発器21の熱交換拡張フィン210の上から下へ第1段〜第4段に配置されてもよい。第2列及び第4列の方が第3列より上方に配置されてもよい。第2列〜第4列は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において左右方向に交互に、かつ上下方向にずれて配置されてもよい。また、第2列〜第4列のそれぞれは、上下方向の直線上に配置されてもよい。
蒸発器21の冷媒入口211aは第4列の第1段に配置され、蒸発器21の冷媒出口211bは第2列の第4段に配置されてもよい。蒸発器21の冷媒は熱交換拡張フィン210の右から左に向かって移動し、空気は熱交換ダクト部31の右から左に移動する。蒸発器21の冷媒と凝縮器23を通過する空気とが同じ方向に流れながら熱交換が行われる。
蒸発器21の冷媒入口211aに流入した冷媒は冷媒流路を流れながら蒸発器21を通過する空気と熱交換され、空気の熱が冷媒に伝達されて空気は冷却され、空気中に含まれる水分は凝縮されて凝縮水が生成され、冷媒自身は空気から熱を吸収して蒸発する。
図8のように蒸発器21の冷媒入口211aが蒸発器の右側面の上部に形成された場合、膨張弁24の出口から蒸発器21の冷媒入口211aに延びる第1冷媒配管212は、蒸発器の冷媒出口211bから気液分離器25の入口に延びる第2冷媒配管213と交差するように配置される。
ヒートポンプモジュール20は、内部熱交換器26をさらに含む。
内部熱交換器26は、凝縮器23から排出された冷媒と蒸発器21を通過する冷媒とを熱交換させるように構成される。
内部熱交換器26は、フィンアンドチューブ型熱交換器であってもよい。
フィンアンドチューブ型熱交換器26とは、フィンとチューブとの組み合わせで構成される熱交換器26を意味する。フィン間を空気が通過することにより冷媒との熱交換が行われる。チューブは、内部に冷媒が流れ、空気と冷媒とを熱交換させる。空気はフィン及びチューブに接触して冷媒と熱交換される。しかし、空気と冷媒とが混ざることはない。
フィンは、平板状からなり、複数のフィンが互いに隣接するように離隔配置されてもよい。フィンは、空気と冷媒との熱交換面積を大きくする。
本実施形態において、内部熱交換器26は、フィンを別途備えるのではなく、蒸発器21の熱交換拡張フィン210を共有するようにしてもよい。
内部熱交換器26は、蒸発器21の内部に備えられてもよい。この場合、内部熱交換器26は、蒸発器21の内部に備えられるので別途の設置空間を必要としない。
内部熱交換器26は、内部熱交換管261及び連結管262を含む。
内部熱交換管261は、蒸発器21の内部に配置されてもよい。内部熱交換管261は、蒸発器21の冷媒管211とは別に備えられる。すなわち、内部熱交換管261は、蒸発器21の複数の直管部分2111及び連結管部分2112とは別に備えられる。
内部熱交換管261は、蒸発器21内の下流側に備えられてもよい。蒸発器21内の下流側とは、空気の移動方向における蒸発器21の左側面に配置されることを意味する。
内部熱交換管261は、複数の直管部分2611と複数の連結管部分2612とを含んでもよい。
内部熱交換管261の直管部分2611は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210の下流側で1列に配置されてもよい。
内部熱交換管261の直管部分2611は4つであり、説明の便宜上図10を参照して説明すると、蒸発器21の熱交換拡張フィン210の左側の第1列の上から下へ第1段〜第4段に配置されてもよい。
複数の連結管部分2612は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210の前後端両側にそれぞれ突出するように配置され、内部熱交換管261の直管部分2611を連結する。
内部熱交換器26の連結管262は、互いに平行に配置される第1直管部分2621及び第2直管部分2622と、第1直管部分2621と第2直管部分2622を連結する半円形の連結管部分2623とから構成されてもよい。第1直管部分2621は、凝縮器23の冷媒出口231bから連結管部分2623に延び、第2直管部分2622は、連結管部分2623から内部熱交換管261に延びてもよい
内部熱交換器26の連結管262は、凝縮器23の熱交換拡張フィン230において第5列の第1段に配置される冷媒出口231b、及び蒸発器21の熱交換拡張フィン210において第1列の第1段に配置される内部熱交換器26の冷媒入口261aに延び、凝縮器23の冷媒出口231bと内部熱交換管261を連通連結する。よって、凝縮器23から排出された冷媒は内部熱交換器26の内部熱交換管261に流入する。
内部熱交換器26は、凝縮器23と蒸発器21間で熱交換が行われるようにし、過熱度及び過冷度を確保する。
内部熱交換器26における凝縮器23と蒸発器21との熱交換の目的は、過熱度及び過冷度を確保することにあるので、凝縮器23の発熱機能及び蒸発器21の除湿機能とは別個である。
図11は本発明の第1実施形態によるヒートポンプモジュール20における冷媒の蒸発、圧縮、凝縮及び膨張過程を説明するためのp−h線図である。
冷媒は蒸発器21、圧縮機22、凝縮器23、膨張弁24、再び蒸発器21の順に移動し、次の段階を1サイクルとして繰り返し循環する。また、次の段階毎に冷媒の温度が異なる。ここで、各段階毎の冷媒の温度はこれに限定されるものではない
第1段階:蒸発(冷媒の温度20〜40℃)
第2段階:圧縮(冷媒の温度90〜100℃)
第3段階:凝縮(冷媒の温度50〜80℃)
第4段階:膨張(冷媒の温度45〜75℃)
冷媒の移動経路及び各段階での冷媒の作用についてより詳細に説明する。
冷媒は、蒸発器21に移動し、蒸発器21で空気と熱交換して空気から熱を吸収して気体に蒸発する。蒸発器21内での冷媒の温度は、20〜40℃の範囲であってもよい。
蒸発器21の後端で冷媒の過熱が起こる。理論上蒸発器21内での冷媒の温度が一定であると仮定すると、過熱度は、蒸発器21の冷媒出口211bでの冷媒の温度(Teva_out)と圧縮機22の吸入口221bでの冷媒の温度(Tcomp_in)の差と定義される。すなわち、過熱度=Tcomp_in−Teva_outである。
過熱度は、洗濯乾燥機において制御対象である。過熱度は、3〜7℃の範囲に調整されるようにしてもよい。
蒸発器21は、内部熱交換器26により凝縮器23と熱交換する。
内部熱交換器26は、蒸発器21の内部の下流側(空気の移動方向における下流側)に備えられ、蒸発器21の後端の冷媒は、内部熱交換器26の内部熱交換管261と蒸発器21の冷媒管211間で熱交換が行われることにより、凝縮器23の冷媒から熱を吸収して過熱される。よって、本発明による蒸発器21は、凝縮器23から熱を吸収することにより過熱度を確保することができる。
よって、蒸発器21の後端で蒸発していない液体冷媒は内部熱交換器26により過熱されるので、液体状態の冷媒が圧縮機22に流入することを最小限に抑えることができる。
冷媒は蒸発器21から気液分離器25に移動して気液分離器25で気体冷媒と液体冷媒に分離され、気体冷媒は、気液分離器25から排出されて圧縮機22に移動し、液体冷媒は、気液分離器25の液体冷媒貯蔵部に貯蔵され、その後蒸発を容易にするために前記冷媒貯蔵部に形成された微細孔から少量の液体冷媒が排出されて流路を移動しながら蒸発する。
気液分離器25から排出された気体冷媒は、圧縮機22に移動し、圧縮機22の圧縮機構部で圧縮される。圧縮機22での冷媒の温度は、90〜100℃であってもよい。
圧縮機22から排出された冷媒は、凝縮器23に移動し、凝縮器23で空気と熱交換して空気に熱を放出してから液体に凝縮される。凝縮器23内での冷媒の温度は、50〜80℃の範囲であってもよい。
凝縮器23から排出された冷媒は、膨張弁24に移動する。
凝縮器23から排出された冷媒は、膨張弁24に流入する前に、蒸発器21の後端で過冷される。理論上凝縮器23内での冷媒の温度が一定であると仮定すると、過冷度は、凝縮器23の冷媒出口231bでの冷媒の温度(Tcond_out)と膨張弁24の冷媒入口24aでの冷媒の温度(Texp_in)の差と定義される。すなわち、過冷度=Texp_in−Tcond_outである。
過冷度は、洗濯乾燥機に応じて設定される。過冷度は、5℃に調整されるようにしてもよい。
ここで、凝縮器23は、内部熱交換器26により蒸発器21と熱交換する。
内部熱交換器26は、蒸発器21の内部の下流側(空気の移動方向における下流側)に備えられ、凝縮器23から排出された冷媒は、連結管262を介して内部熱交換器26の内部熱交換管261に流入し、内部熱交換管261と蒸発器21の冷媒管211間で熱交換が行われることにより、凝縮器23の冷媒は蒸発器21の冷媒により冷却されて過冷される。よって、本発明による凝縮器23は、蒸発器21に熱を放出することにより過冷度を確保することができる。
よって、凝縮器23で凝縮していない気体冷媒は内部熱交換器26により過冷されるので、気体状態の冷媒が膨張弁24に流入することを防止することができる。
次に、空気の移動経路及びヒートポンプモジュール20の作用について説明する。
タブ16及びドラム17から排出された空気は、吸入ファン27により熱交換ダクト部31の内部に吸入される。
熱交換ダクト部31に吸入された空気は、蒸発器21を通過しながら蒸発器21の冷媒との熱交換により冷却される。蒸発器21を通過する空気中の水分は、凝縮されて凝縮水になり、生成された凝縮水は、蒸発器21の下部に備えられた凝縮水収集部により収集され、その後キャビネット10の外部に排出される(蒸発器21の除湿機能)。
蒸発器21で水分が除去されて乾燥した空気は、凝縮器23に移動して凝縮器23で冷媒と空気との熱交換が行われ、凝縮器23の冷媒から放出された熱により加熱され、熱風が生成される(凝縮器23の加熱機能)。
生成された熱風は、ファンダクト部33を介してタブ16及びドラム17の内部に収容された乾燥対象物に供給され、乾燥対象物を乾燥させる。
図12は本発明の第2実施形態による蒸発器、凝縮器、膨張弁、気液分離器及び圧縮機を上方から見た状態を示す概念図である。
図13は図12の凝縮器及び蒸発器をキャビネットの後方から見た状態を立体的に示す概念図であり、図14は図12の凝縮器及び蒸発器をキャビネットの後方から見た状態を平面的(2次元的)に示す概念図である。
ただし、図13及び図14は凝縮器23、蒸発器21及び内部熱交換器26を示すだけであり、図13及び図14には圧縮機22、内部熱交換器26の連結管262、膨張弁24、気液分離器25などとの連結のための冷媒配管は省略されている。
第2実施形態においては、蒸発器21の冷媒入口211a及び冷媒出口211bの方向が第1実施形態とは逆であることを除き、構成及び作用効果が第1実施形態と同一又は類似であるので、第1実施形態とは異なる第2実施形態の相違点を中心に説明し、第2実施形態による他の構成についての説明は省略する。
本実施形態において、蒸発器21の冷媒入口211aは、図12において、蒸発器21の右側面の下部(空気の移動方向における下流側)に形成される。空気は上方から下方に移動する。
本実施形態において、蒸発器21の冷媒出口211bは、図12において、蒸発器21の右側面の上部(空気の移動方向における上流側)に形成される。
蒸発器21の冷媒出口211bが蒸発器21の右側面の上部に形成された場合、膨張弁24の出口から蒸発器21の冷媒入口211aに延びる第1冷媒配管312は、蒸発器21の冷媒出口211bから気液分離器25の入口に延びる第2冷媒配管313と平行に配置されるので、第1実施形態より配管の構造が簡単であり、生産性の面で有利である。
図13及び図14に示すように、蒸発器21の冷媒入口211aは、空気の移動方向における蒸発器21内の下流側に形成される。より詳細には、蒸発器21の冷媒入口211aは、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において第2列の第4段に配置される。蒸発器21の冷媒入口211aは、蒸発器21の下側に配置されてもよい。
また、蒸発器21の冷媒出口211bは、空気の移動方向における蒸発器21内の上流側に形成される。より詳細には、蒸発器21の冷媒出口211bは、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において第4列の第1段に配置される。蒸発器21の冷媒出口211bは、蒸発器21の右上側角部に形成されてもよい。
蒸発器21の冷媒入口211aが内部熱交換器26の近くに配置された場合、蒸発器21に流入する冷媒は内部熱交換器26から放出される熱により蒸発器21内での平均温度が上昇する。よって、第2実施形態の蒸発器21においては、第1実施形態の蒸発器21に比べて相対的に冷媒の温度が高いので、冷媒の観点からは、第2実施形態による蒸発器21の除湿性能が第1実施形態に比べて劣る。
その代わりに、図14において、蒸発器21の冷媒は熱交換ダクト部31の左から右に移動し、タブ16から排出された空気は熱交換ダクト部31の右から左に移動し、蒸発器21での冷媒の流れと空気の流れとが逆方向の対向流を形成するので、蒸発器21内での冷媒と空気との熱交換効率の観点からは、第2実施形態による蒸発器21の除湿性能が第1実施形態に比べて優れる。
よって、冷媒の観点及び冷媒と空気との熱交換効率の観点を全て考慮すると、蒸発器21の全体的な除湿性能は大きく異ならない。
図15は本発明の第2実施形態によるヒートポンプモジュール30における冷媒の蒸発、圧縮、凝縮及び膨張過程を説明するためのp−h線図である。
第2実施形態における冷媒の移動経路及び各段階での冷媒の作用は第1実施形態による図11の説明と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ただし、空気の移動方向における蒸発器21の下流側に備えられる内部熱交換器26の熱交換が凝縮器23から排出された冷媒と蒸発器21の冷媒入口に流入する冷媒間で行われるという点で第1実施形態と異なるだけであり、凝縮器23の過冷度及び蒸発器21の過熱度を確保するという点では同様である。
図16〜図23は本発明による蒸発器の下流側に設けられた内部熱交換器の様々な例を示す概念図である。
図16〜図23において、蒸発器21の熱交換拡張フィン210は、内部熱交換器取付部26’、36’、46’、56’、66’、76’、86’、96’と、蒸発器冷媒管取付部21’とに分けられる。内部熱交換器取付部26’、36’、46’、56’、66’、76’、86’、96’に内部熱交換管261、361、461、561、661、761、861、961の直管部分2611、3611、4611、5611、6611、7611、8611、9611が取り付けられ、蒸発器冷媒管取付部21’に蒸発器21の冷媒管211の直管部分2111が取り付けられる。ただし、図16〜図23に示す内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96の配置及び蒸発器21内で内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96が占める割合は異なる。
図16〜図23に示す内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96は、蒸発器21の下流側の1列に少なくとも2段以上配置されてもよい。
図16に示す蒸発器21において、内部熱交換器26は、空気の移動方向における蒸発器21の下流側で1列に配置される。より詳細には、内部熱交換管261の直管部分2611は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において左側面で1列×4段に配置される。これは、本発明の第1実施形態及び第2実施形態による内部熱交換器26の配置構造と同じである。
図16においては、蒸発器21の熱交換拡張フィン210のうち内部熱交換器取付部26’を除く他の部分の熱交換拡張フィン210に蒸発器21の冷媒管211が設けられる。蒸発器21の冷媒管211は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において第2列〜第4列のそれぞれに4つずつ、第1段〜第4段に設けられてもよい。
図16の蒸発器21において、内部熱交換器26が占める割合は1/4であり、蒸発器21の冷媒管211が占める割合は3/4であってもよい。
図17に示す蒸発器21において、内部熱交換器36は、空気の移動方向における蒸発器21の下流側で1列に配置され、内部熱交換管36の直管部分361は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において左側面で第1列の第2段〜第4段(1列×3段)に配置される。これは、図16の内部熱交換管の直管部分より少ない数である。
図17の内部熱交換管361は、蒸発器21の冷媒管211の一部より下方に配置される。すなわち、内部熱交換管361の直管部分3611は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において第1列の第1段に配置される蒸発器21の冷媒管211より下方に配置される。
内部熱交換管361の直管部分3611が蒸発器21の冷媒管211の下方に配置された場合、蒸発器21で生成された凝縮水が下方に流れながら内部熱交換管及び内部熱交換器取付部36’により加熱されて蒸発するので、凝縮水の排出の観点から不利である。
図18に示す蒸発器21において、内部熱交換器46は、空気の移動方向における蒸発器21の下流側で第1列の第1段〜第3段に配置され、内部熱交換管461の直管部分4611は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において左側面で1列×3段に配置される。図17とは異なり、内部熱交換管461の直管部分4611が蒸発器21の冷媒管211(蒸発器21の熱交換拡張フィン210において第1列の第4段に配置される蒸発器21の直管部分)の上方に配置される。
内部熱交換管461の直管部分4611が蒸発器21の冷媒管211の上方に配置された場合、蒸発器21で生成された凝縮水が内部熱交換管461及び内部熱交換器取付部46’に接触せずに下方に流れるので、凝縮水の排出の観点から有利である。
図19に示す蒸発器21において、内部熱交換器56は、空気の移動方向における蒸発器21の下流側で1列に配置され、内部熱交換管561の直管部分5611は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において左側面で第1列の第2段〜第3段(1列×2段)に配置される。
内部熱交換管561の直管部分5611は、蒸発器21の冷媒管211の直管部分2111のうち第1列の第1段と第4段との間に配置される。
図20〜図23に示す内部熱交換器66、76、86、96は、蒸発器21の下流側の2列(第1列及び第2列を含む)に少なくとも1段以上さらに配置されてもよい。
図20に示す内部熱交換器66は、蒸発器21の下流側で第1列及び第2列に配置される。内部熱交換管661の直管部分6611は、蒸発器21の熱交換拡張フィン210において第1列の第1段〜第4段と第2列の第1段〜第3段に計7個設けられてもよい。
第2列の第1段〜第3段に配置される内部熱交換管661の直管部分6611は、蒸発器21の冷媒管211の直管部分2111(第2列の第4段に配置される)より上方に配置されるので、凝縮水の排出の観点から有利である。
図21に示す内部熱交換器76は、蒸発器21の下流側で、第1列に3つ、第2列に2つ設けられる。
内部熱交換管761の直管部分7611は、第1列の第2段〜第4段にそれぞれ配置され、第2列の第3段〜第4段にそれぞれ配置されてもよい。
図22に示す内部熱交換器86は、蒸発器21の下流側で、第1列に3つ、第2列に2つ設けられる。
内部熱交換管861の直管部分8611は、第1列の第1段〜第3段にそれぞれ配置され、第2列の第1段〜第2段にそれぞれ配置されてもよい。
図23に示す内部熱交換器96は、蒸発器21の下流側で、第1列に2つ、第2列に1つ設けられる。
内部熱交換管961の直管部分9611は、第1列の第2段〜第3段にそれぞれ配置され、第2列の第3段に設けられてもよい。
図16〜図23に示すように、内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96は、蒸発器21の下流側に備えられ、蒸発器21の過熱度と凝縮器の過冷度を確保することができる。
ここで、内部熱交換器46、66、86は、凝縮水の排出の観点から、蒸発器21内で蒸発器21の冷媒管より高い位置に配置されることが好ましく、内部熱交換器26は、蒸発器21の冷媒管211の下方に配置されないことが好ましい。
蒸発器21内で内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96が占める割合は、1/4〜1/2の範囲にあることが好ましい。内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96が占める割合は、蒸発器21の冷媒管の1/5〜1/3の範囲にあることが最適である。
蒸発器21内で内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96が占める割合が上記範囲の上限値より大きいと、蒸発器21の除湿性能が劣るので、乾燥時間が長くなるという問題があり、内部熱交換器26、36、46、56、66、76、86、96が占める割合が上記範囲の下限値より小さいと、蒸発器21の除湿性能は優れるが、過熱度及び過冷度の確保が困難であるという問題がある。
内部熱交換器26、56の内部熱交換管261、561の数は偶数であることが好ましい(図16、図19参照)。内部熱交換管361、461、761の各列の数が奇数の場合(図17、図18、図21参照)、内部熱交換管361、461、761の入口361a、461a、761aと出口361b、461b、761bとが逆方向に配置され、冷媒配管構造が複雑になり、冷媒配管が長くなるという問題がある。
例えば、内部熱交換管361、461、761の数が奇数の場合、内部熱交換管361、461、761の冷媒入口361a、461a、761aが熱交換ダクト部31の後部に配置され、内部熱交換管361、461、761の冷媒出口361b、461b、761bが熱交換ダクト部31の前部に配置される。
内部熱交換管361、461、761の冷媒出口361b、461b、761bが熱交換ダクト部31の前部に配置された場合、内部熱交換管361、461、761の冷媒出口361b、461b、761bに連結されるドライヤ28や膨張弁24などが熱交換ダクト部31の後部に配置されるので、冷媒配管が内部熱交換管361、461、761の冷媒出口から熱交換ダクト部の外側前方に突出して熱交換ダクト部31を迂回してドライヤ28及び膨張弁24に連結され、冷媒配管の構造が複雑になり、冷媒配管が長くなる。
図24は従来のヒートポンプ洗濯乾燥機における乾燥時間経過による圧縮機の周波数(Hz)及び膨張弁(LEV)の開度の変化を示すグラフであり、図25は本発明のヒートポンプ洗濯乾燥機における乾燥時間経過による圧縮機の周波数(Hz)及び膨張弁(LEV)の開度の変化を示すグラフである。
本発明による圧縮機22は、インバータ圧縮機で構成されてもよい。インバータ圧縮機22によれば、圧縮機22の周波数(Hz)を制御して圧縮機22の冷媒の吐出量を増加させることができる。圧縮機22の周波数が上昇するほど、冷媒の吐出量が増加し、凝縮器の冷媒の温度が上昇する。
乾燥初期には、圧縮機22の周波数を最大に高くすることにより凝縮器の冷媒の温度をできるだけ迅速に上昇させ、凝縮器の空気の加熱により恒率乾燥期間に迅速に到達するようになっている。
図24の円で示すように、従来は、乾燥初期において、凝縮器の早期過熱により圧縮機の周波数を低くする制御が早期に必要であった。
それに対して、本発明においては、凝縮器23から排出された冷媒が内部熱交換器26により蒸発器21の冷媒と熱交換されるので、従来凝縮器の過冷のために別途備えられていた補助凝縮器を備えなくても凝縮器の冷媒の過冷が行われ、過冷度を確保することができる。
図25の円で示すように、本発明においては、内部熱交換器26による凝縮器23の過冷により圧縮機22の制御時点を遅くする。すなわち、圧縮機22の周波数を早期に低くするのではなく、圧縮機22の周波数を所定時間さらに維持することにより、圧縮機22の仕事を大きくして乾燥時間を短縮するという効果が得られる。
また、図24において、乾燥の後半部へ行くほど、膨張弁の開度が次第に小さくなる右下がりの矢印で示すように、従来は、蒸発器の過熱度の確保及び圧縮機の保護のために膨張弁の開度を小さくする制御が必要であった。
それに対して、本発明においては、凝縮器23から排出された冷媒が内部熱交換器26により蒸発器21の下流側に供給され、蒸発器21の後端で蒸発器21の冷媒と凝縮器23の冷媒とが熱交換されるので、蒸発器21の後端で冷媒の過熱が行われ、過熱度を確保することができる。
よって、図25を参照すると、本発明の膨張弁24は、乾燥の後半部へ行くほど開度が増加及び維持されることにより、蒸発器21に供給される冷媒の流量が増加及び維持され、圧縮機22の仕事を大きくしながらも圧縮機を保護することができる。
図24と図25とを比較すると、図24(従来技術)の場合は、乾燥の後半部へ行くほど膨張弁の開度が小さくなるが、図25(本発明)の場合は、膨張弁24の開度が増加及び維持される。本発明による膨張弁24の制御方向は従来技術の逆である。
図26は従来技術によるp(圧力)−h(エンタルピ)線図において乾燥時間の経過に応じたヒートポンプサイクルの各過程の圧力及びエンタルピの変化を示すグラフであり、図27は本発明によるp−h線図において乾燥時間の経過に応じたヒートポンプサイクルの各過程の圧力及びエンタルピの変化を示すグラフである。
図26及び図27のp−h線図において従来及び本発明によるヒートポンプサイクルの蒸発、圧縮、凝縮及び膨張過程での圧力及びエンタルピの変化を比較すると、本発明による内部熱交換器26が適用されたヒートポンプサイクルは、蒸発器21の冷媒が必要以上に過熱されることを抑制することができる。また、予め設定された凝縮器23の過冷度が確保されることを確認することができる。
図28は従来の乾燥時間の経過に応じた過冷度及び過熱度の変化を示すグラフであり、図29は本発明の乾燥時間の経過に応じた過冷度及び過熱度の変化を示すグラフである。
図28及び図29の従来及び本発明による凝縮器23の過冷度及び蒸発器の過熱度の変化を比較すると、本発明による内部熱交換器26の適用により、乾燥の初期から中期まで過冷度が確保されることを確認することができる。また、過熱度は適切な範囲内で調整されることを確認することができる。
以上の説明は本発明の技術思想を例示的に説明するものにすぎず、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正、変更及び置換が可能であろう。
また、本発明に開示された実施形態及び添付図面は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、当該実施形態及び添付図面により本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。
本発明の保護範囲は請求の範囲により解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるあらゆる技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (35)

  1. キャビネットの内部に回転可能に備えられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、
    冷媒が循環する蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、
    前記ヒートポンプモジュールは、
    前記凝縮器から排出された冷媒と前記蒸発器を通過する冷媒との熱交換が行われる内部熱交換器を含む、衣類処理装置。
  2. 前記内部熱交換器は、フィンアンドチューブ型熱交換器で構成されることを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 前記内部熱交換器は、前記蒸発器の内部に備えられることを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  4. 前記内部熱交換器は、
    前記蒸発器の内部に配置される内部熱交換管と、
    前記凝縮器から排出された冷媒が前記内部熱交換管に流入するように、前記凝縮器の冷媒出口と前記内部熱交換管を連結する連結管とを含むことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  5. 前記内部熱交換器は、
    前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の衣類処理装置。
  6. 前記内部熱交換器は、
    前記蒸発器の熱交換フィンを共有し、前記熱交換フィンにより前記凝縮器から排出された冷媒と前記蒸発器の冷媒とを熱交換させることを特徴とする請求項5に記載の衣類処理装置。
  7. 前記蒸発器の冷媒出口は、前記蒸発器の下流側に配置され、
    前記内部熱交換器は、
    前記凝縮器から排出された冷媒と前記蒸発器の出口側冷媒とを熱交換させることを特徴とする請求項6に記載の衣類処理装置。
  8. 前記内部熱交換管は、
    前記蒸発器の熱交換フィンにおいて前記空気の移動方向における下流側に上下方向に離隔して配置される複数の直管部分と、
    前記蒸発器の熱交換フィンから突出するように配置され、前記複数の直管部分のうち隣接する2つの直管部分の端部を連結する複数の連結管部分とを含むことを特徴とする請求項4に記載の衣類処理装置。
  9. 前記複数の直管部分は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側の最後の列に配置されることを特徴とする請求項8に記載の衣類処理装置。
  10. 前記複数の直管部分は、前記蒸発器の最後の列の一部に配置され、
    前記蒸発器の最後の列の他の部分には、前記蒸発器の冷媒管が配置されることを特徴とする請求項9に記載の衣類処理装置。
  11. 前記複数の直管部分は、
    前記蒸発器の最後の列から上流側の列の一部にさらに配置されることを特徴とする請求項9に記載の衣類処理装置。
  12. 前記複数の直管部分は、
    前記蒸発器の冷媒管よりもさらに高い位置に配置されることを特徴とする請求項10又は11に記載の衣類処理装置。
  13. 前記内部熱交換管は、
    前記蒸発器の冷媒管の1/5〜1/3の割合で配置されることを特徴とする請求項8に記載の衣類処理装置。
  14. 前記複数の直管部分は、前記蒸発器の冷媒出口に隣接して配置されることを特徴とする請求項8に記載の衣類処理装置。
  15. 前記複数の直管部分は、前記蒸発器の冷媒入口に隣接して配置されることを特徴とする請求項8に記載の衣類処理装置。
  16. キャビネットの内部に備えられ、洗濯水を貯蔵するタブと、
    前記タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、
    冷媒が循環する蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、
    前記ヒートポンプモジュールは、
    前記蒸発器及び前記凝縮器を収容し、前記タブに連結されて前記空気の循環のための流路を形成する熱交換ダクト部と、
    前記凝縮器から前記蒸発器の内部に延びる内部熱交換管を備え、前記内部熱交換管と前記蒸発器の冷媒管間の熱交換が前記蒸発器の内部で行われる内部熱交換器とを含む、衣類処理装置。
  17. 前記内部熱交換器は、
    前記凝縮器から排出された冷媒が前記内部熱交換管に流入するように、前記凝縮器の冷媒出口管と前記内部熱交換管を連結する連結管を含み、
    前記内部熱交換管は、前記蒸発器の内部に配置されることを特徴とする請求項16に記載の衣類処理装置。
  18. 前記ヒートポンプモジュールは、
    前記熱交換ダクト部の一側に備えられ、前記ドラムから排出された空気が前記蒸発器と前記凝縮器を通過して前記ドラムの内部に流入するように、前記空気を循環させる吸入ファンを含むことを特徴とする請求項17に記載の衣類処理装置。
  19. 前記熱交換ダクト部は、前記タブの上部及び前側に配置され、
    前記蒸発器及び前記凝縮器は、前記タブの上下方向の中心線から一側方向に偏心して前記一側方向に互いに離隔して配置されることを特徴とする請求項17に記載の衣類処理装置。
  20. 前記凝縮器は、下側が前記蒸発器よりもさらに低くなるように下方に延びることを特徴とする請求項19に記載の衣類処理装置。
  21. 前記熱交換ダクト部は、
    空気入口側が前記タブの上部左側の後部に連通するように連結され、空気出口側が前記タブの上部右側の前部に連通するように連結され、
    前記空気の移動方向は、前記タブの左側後方から右側前方に向かうことを特徴とする請求項19に記載の衣類処理装置。
  22. 前記凝縮器は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側に配置され、
    前記凝縮器の冷媒は、前記空気の移動方向と逆方向に流れることを特徴とする請求項21に記載の衣類処理装置。
  23. 前記内部熱交換管は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2に配置され、
    前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒出口が配置され、
    前記凝縮器から放出された熱が前記蒸発器の冷媒出口に伝達されることを特徴とする請求項22に記載の衣類処理装置。
  24. 前記内部熱交換管は、前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2列に配置され、
    前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒入口が配置され、
    前記凝縮器から放出された熱が前記蒸発器の冷媒入口に伝達されることを特徴とする請求項22に記載の衣類処理装置。
  25. キャビネットの内部に備えられ、洗濯水を貯蔵するタブと、
    前記タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、
    冷媒が循環する蒸発器、気液分離器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、
    前記ヒートポンプモジュールは、
    前記蒸発器及び前記凝縮器を収容し、前記タブに連結されて前記空気の循環のための流路を形成する熱交換ダクト部と、
    前記熱交換ダクト部の後部と一体に連結され、前記圧縮機を支持する圧縮機ベース部と、
    前記熱交換ダクト部の後部及び前記圧縮機ベース部の一側面部と一体に備えられ、前記気液分離器を支持する気液分離器取付部と、
    前記凝縮器から前記蒸発器の内部に延びる内部熱交換管を備え、前記内部熱交換管と前記蒸発器の冷媒管間の熱交換が前記蒸発器の内部で行われる内部熱交換器とを含む、衣類処理装置。
  26. 前記熱交換ダクト部は、一部が前記タブの上部前側を覆うように配置され、
    前記圧縮機ベース部は、前記タブの上部後側の一部を覆うように配置され、
    前記気液分離器取付部は、前記タブの上部後側の他の一部を覆うように配置され、
    前記熱交換ダクト部の前部は、前記キャビネットの前面に締結され、前記圧縮機ベース部の後部は、前記キャビネットの後面に締結されることを特徴とする請求項25に記載の衣類処理装置。
  27. 前記蒸発器及び前記凝縮器が収容された前記熱交換ダクト部の一部、前記圧縮機が取り付けられた前記圧縮機ベース部、及び前記気液分離器取付部は、前記タブの上部一側を覆うように前記タブの前後方向の中心線から一側方向に偏心して配置されることを特徴とする請求項25に記載の衣類処理装置。
  28. 前記熱交換ダクト部は、
    空気入口部が前記タブの上部左側後部に連通するように連結され、空気出口部が前記タブの上部右側前部に連通するように連結されることを特徴とする請求項26に記載の衣類処理装置。
  29. 前記熱交換ダクト部の出口部は、前記タブの前部に備えられるガスケットに連通するように連結されることを特徴とする請求項28に記載の衣類処理装置。
  30. 前記内部熱交換器は、
    前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2列に配置される内部熱交換管を含み、
    前記蒸発器の上流側に前記蒸発器の冷媒入口が配置され、前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒出口が配置され、
    前記膨張弁から前記蒸発器の冷媒入口に延びる第1冷媒配管と前記蒸発器の冷媒出口から前記気液分離器に延びる第2冷媒配管とが交差するように配置されることを特徴とする請求項28に記載の衣類処理装置。
  31. 前記内部熱交換器は、
    前記空気の移動方向における前記蒸発器の下流側で1列又は2列に配置される内部熱交換管を含み、
    前記蒸発器の上流側に前記蒸発器の冷媒出口が配置され、前記蒸発器の下流側に前記蒸発器の冷媒入口が配置され、
    前記膨張弁から前記蒸発器の冷媒入口に延びる第1冷媒配管と前記蒸発器の冷媒出口から前記気液分離器に延びる第2冷媒配管とが平行に配置されることを特徴とする請求項28に記載の衣類処理装置。
  32. キャビネットの内部に備えられ、洗濯水を貯蔵するタブと、
    前記タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯及び乾燥対象物を収容するドラムと、
    冷媒が循環する蒸発器、気液分離器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を備え、前記ドラムから排出されて前記ドラムに循環する空気に熱源を供給するヒートポンプモジュールとを含み、
    前記ヒートポンプモジュールは、
    前記圧縮機を支持する圧縮機ベース部と、
    前記凝縮器から前記蒸発器の内部に延びる内部熱交換管を備え、前記内部熱交換管と前記蒸発器の冷媒管間の熱交換が前記蒸発器の内部で行われる内部熱交換器とを含む、衣類処理装置。
  33. 前記圧縮機は、
    回転軸が前記キャビネットの前後方向に配置される横型圧縮機であることを特徴とする請求項32に記載の衣類処理装置。
  34. 前記圧縮機は、
    中央部が圧縮機本体の上部外周面の一部を囲むように配置されて固定され、縁部が前記圧縮機ベース部の上部に配置されて前記圧縮機ベース部と締結され、前記圧縮機本体を前記圧縮機ベース部の上部に懸架支持するブラケットと、
    前記ブラケットの縁部と前記圧縮機ベース部の上部間に配置されて前記ブラケットを付勢する防振マウントとを含むことを特徴とする請求項33に記載の衣類処理装置。
  35. 前記圧縮機の冷媒出口は、前記凝縮器の冷媒入口管に対向する方向に配置されることを特徴とする請求項33に記載の衣類処理装置。
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