JP2019523371A - 転がり軸受組立体及びx線管軸受 - Google Patents

転がり軸受組立体及びx線管軸受 Download PDF

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Abstract

本発明は、転がり軸受構成に関し、ハウジング(10)と、軸(20)と、ハウジングの中で軸を回転支持するための第1の転がり軸受及び第2の転がり軸受とを備え、第1の転がり軸受が、第1の転がり軸受の外輪(32)がハウジングの中で位置配置されかつ第1の転がり軸受の内輪(34)が軸に剛結合される固定軸受として設計され、第2の転がり軸受が、第2の転がり軸受の外輪(42)がハウジングの中で軸方向に変位可能に配置されかつ第2の転がり軸受の内輪(44)が軸に軸方向に変位可能に結合される浮動軸受として設計され、ハウジングに対する外輪(42)の回転運動及び軸に対する内輪(44)の回転運動を防止するために、第2の転がり軸受の外輪(42)及び内輪(44)の両方が、それぞれプレテンション手段によって軸方向に第1の転がり軸受に向かって押し込まれる。【選択図】図1

Description

本発明は、転がり軸受組立体及びこのような転がり軸受組立体を備えるX線管軸受に関する。
医療装置又はX線管などの繊細な電子装置などの一部の用途において、汚染を防止するために転がり軸受組立体に潤滑剤を使用することができない。従って、使用される転がり軸受は、非常に高温になり短時間で摩耗する。従って、耐用年数の長い無潤滑式転がり軸受組立体を得ることが望ましい。
DE 198 04 328 A1には、自動車用の3相発電機に用いる軸を受け入れる転がり軸受の軸方向固定手段が開示されている。ここでは、発電機のロータが軸方向に弾性要素のような波形バネによって間隙なしに取り付けられており、波形バネは、転がり軸受の外輪を押し付けて軸方向の間隙をなくすようになっている。内輪は、軸に対して軸方向に固定され、弾性ワッシャが内輪に当接し、その上に半径方向外向きに向く爪を備えたバネワッシャが置かれている。従って、転がり軸受の外輪は、軸方向に変位可能であり、軸方向隙間がなくなるようにバネワッシャによって変位され、一方で、転がり軸受の内輪は軸上に固定配置される。
DE 198 04 328 A1
本発明の目的は、潤滑剤が不要で同時に耐用年数が長い転がり軸受を提供することである。
この目的は、独立請求項の特徴部によって解決される。本発明の好都合な実施形態は、従属請求項に定義される。
第1の態様によれば、転がり軸受組立体は、ハウジングと、該ハウジングに対して回転可能な軸と、ハウジングの中で軸を回転支持するための第1の転がり軸受及び第2の転がり軸受とを備え、第1の転がり軸受が、内輪及び外輪が旋回しない又は軸方向に変位できないように、第1の転がり軸受の外輪がハウジングの中で固定配置されかつ第1の転がり軸受の内輪が軸に固定的に結合されることによって、固定軸受として設計され、第2の転がり軸受が、第2の転がり軸受の外輪がハウジングの中で軸方向に変位可能に配置されかつ第2の転がり軸受の内輪が軸に軸方向に変位可能に結合されることによって、浮動軸受として設計され、第2の転がり軸受の外輪及び内輪の両方が、それぞれの付勢手段によって軸方向に第1の転がり軸受に向かって押し込まれて、ハウジングに対する外輪の回転運動及び軸に対する内輪の回転運動を防止するようになっている。
第2の転がり軸受を外輪及び内輪が軸方向に変位可能な浮動軸受として設計することによって、潤滑剤がないことで生じる高温に起因する熱膨張を吸収することができ、転がり軸受の転がり要素と、内輪及び外輪に配置された軸受胴との間に高い表面圧力が生じない。
ここでは、内輪及び外輪の両方は付勢手段によって軸方向に付勢されるので、すきま嵌めにもかかわらず、浮動軸受の内輪及び内輪が、ハウジング内又は軸上で軸受座の回転に抗して固定され、軸又はハウジングに対して回転することができない。他方で、すきま嵌めによって浮動軸受の内輪及び外輪の軸方向移動が可能である。換言すると、熱膨張を受け入れるために軸方向の浮動軸受の変位、すなわち浮動軸受の内輪及び外輪の変位は可能であるが、付勢手段によって、軸に対する内輪の相対回転又はハウジングに対する外輪の相対回転が防止される。
このように、転がり軸受の転がり要素と軸受胴との間に高い表面圧力、すなわち過度に高い表面圧力が生じない。従って、さもなければ必須の潤滑がなくても軸受組立体の長い耐用年数が保証される。
好ましくは、アンギュラ玉軸受又はテーパー転がり軸受などの予荷重軸受が、転がり軸受として使用される。このように、半径方向及び軸方向の力を吸収することができる。予荷重軸受の原理は、O型配列又はX型配列のどちらにも適用される。
好ましくは、O型配列は、より小さな傾斜間隙をもたらすので適用される。明確な軸受距離は、各圧力中心の距離である、O型配列の場合、外輪には、1つの肩部がない、すなわち各々他の軸受の反対側で肩部がない。対照的に、X型配列の場合、外輪には、それぞれ他の軸受に面する側で肩部がない。予荷重軸受のO型配列及びX型配列は、当業者には良く知られているので、さらに説明する必要はない。
好ましくは、2つの外輪に当接するスリーブは、第1及び第2の転がり軸受の間の軸方向距離を規制する。このように、ハウジング内の円筒形受け部は、浮動軸受をスリーブによって固定軸受の外輪に支持することができるので、その全長にわたって同じ直径を有することができる。換言すると、浮動軸受の外輪は、スリーブによって固定軸受の外輪に支持され、さらにスリーブに向かう方向に又は固定軸受に向かう方向に、付勢手段によってスリーブの反対側から付勢される。
熱膨張が生じると、浮動軸受の外輪は、ハウジングの円筒形受け部の中で軸方向に前後に移動することができる。
より詳細には、付勢手段によって、スリーブはハウジング内に配置された第1のロックリングに対して第1の転がり軸受の外輪を押し付けつけるので、第1の転がり軸受の外輪は、ハウジングの回転に対して固定される。従って、さもなければ固定軸受の場合に慣習になっているハウジング内での外輪の圧入を省くことが可能であり、転がり軸受組立体は、単に軸受が配置された軸をハウジングに挿入して、これを第1のロックリングに関して軸方向に位置決めするだけで、より簡単に取り付けることができる。
好ましくは、付勢手段は、浮動軸受の外輪に軸方向に荷重をかけるか又はこれを押し付けるための第1のコイルバネとして、及び浮動軸受の内輪に軸方向に荷重をかけるか又はこれを押し付けるための第2のコイルバネとして形成される。ここでは、第1のコイルバネは、好ましくは第2のコイルバネに対して同軸上に配置され、第2の小径コイルバネが、第1のコイルバネの内部に配置される。しかしながら、本発明は、付勢手段を形成するためのコイルバネの使用に限定されるものではなく、板バネや弾性ゴムブロックなどの何らかの他の公知の付勢手段を用いることができる。
より詳細には、外輪を付勢するための第1のコイルバネは、浮動軸受の内輪を付勢するための第2のコイルバネよりも大きなバネ常数を有する。このように、外輪は、ハウジングの円筒形受け部内でしっかり固定された方法で回転に抗して固定されるが、他方で内輪は、転がり軸受の転がり要素並びに内輪及び外輪の軸受胴に過大な圧力荷重をかけることなく、軸の回転に抗して固定される。
好ましくは、第1の転がり軸受の外輪は、第1のロックリングとスリーブとの間の締め付けによって及び/又はハウジング内での圧入によって回転に抗して固定され、一方で、第1の固定軸受を形成する第1の転がり軸受の内輪は、圧入によって軸上で回転に抗して固定される。換言すると、固定軸受の外輪の外径は、ハウジングの円筒形受け部の外径よりも僅かに小さいか又は大きい。さらに軸の外径は、固定軸受の内輪の内径よりも僅かに大きい。さらに、浮動軸受の外輪とハウジングの円筒形受け部との間には僅かな間隙が存在し、同様に、軸と浮動軸受の内輪との間には僅かな間隙が存在する、又は浮動軸受は、両方ともその内輪に対して及びその外輪に対して滑り嵌め又はすきま嵌めを有する。
他の態様によれば、転がり軸受組立体は、
ハウジングと、
軸と、
ハウジングの中で軸を回転支持するための第1の転がり軸受及び第2の転がり軸受と、
を備え、
第1の転がり軸受が、第1の転がり軸受の外輪がハウジングの中で固定配置されかつ第1の転がり軸受の内輪が軸に固定的に結合されることによって、固定軸受として設計され、
第2の転がり軸受が、第2の転がり軸受の外輪がハウジングの中で軸方向に変位可能に配置されかつ第2の転がり軸受の内輪が軸に軸方向に変位可能に結合されることによって、浮動軸受として設計され、
外輪が、回転に抗する方法でハウジングに結合され、
内輪が、回転に抗する方法で軸に結合されかつ第1の転がり軸受に向かって付勢される。
ここでは、第2の転がり軸受の外輪は、DIN6885によるフェザーキー又はくさび又はスプラインによって、軸方向に変位可能であり、回転に抗して固定する方法でハウジング内に配置することができる。より詳細には、転がり軸受組立体は、特にX線管軸受のために使用され、転がり軸受は、オイル又はグリースで潤滑されない。加えて、X線管軸受は、好ましくは真空中で使用される。
本発明は、以下に添付図面を参照して実施形態を用いてより詳細に説明される。
O型配列の2つのアンギュラ玉軸受を備えた転がり軸受組立体の断面図を示す。 図1と同じ断面を示すが、関与する原理を説明するための概略図を示す。
図1に示すように、一対のアンギュラ玉軸受30、40は、ハウジング10の円筒形受け部12内で軸20を回転支持する。従って、軸20は、ハウジング10に対して回転することができ、さらにアンギュラ玉軸受のO型配列によって軸方向に固定される。
第1の玉軸受30は、軸20に圧入によって固定される第1の玉軸受30の内輪34によって固定軸受として設計される。換言すると、軸20の外形は内輪34の内径よりも僅かに大きい。加えて、第1の玉軸受30の外輪32は、外輪32が第1のロックリング14とスリーブ50との間で軸方向に締め付けられることによって回転運動に対して固定される方法で、及び/又は圧入によってハウジング10の円筒形受け部12の中に固定される方法で、ハウジング10の円筒形受け部の中に静止的に取り付けられる。第1の玉軸受30の内輪34を取り付けるために、第1の玉軸受30の内輪34を取り付けることができるように熱膨張によって寸法又は直径を増加又は減少させるために内輪34を加熱する及び/又は軸20を冷却する。代替的に又は追加的に、内輪34は、対応する大きな押し込み力を加えることで取り付けることができる。これは外輪32をハウジング10の受け部12の中に圧入する場合にも適用できる。
しかしながら、本実施形態において、第1の玉軸受30の外輪32は、ハウジング10の受け部にすきま嵌めされており、第1のロックリング14とスリーブ50との間で軸方向に締め付けられるので、外輪32は、軸方向の所定の位置に配置され、締め付け力によって回転運動に対して固定される。以下に示すように、締め付け力は、第1のコイルバネ43によって第2の玉軸受40の外輪42を介して第1のロックリング14に向かう方向でスリーブ50に加えられる。
このように、第1の玉軸受30は、固定軸受として設計され、軸方向で旋回したり移動したりしない。
対照的に、特に図2の概略図に示すように、第2の玉軸受40は、第2の玉軸受40の内輪44及び外輪42の両方を、間隙を伴ってすなわちすきま嵌めで挿入することで、浮動軸受として設計されている。
この場合、いずれの場合にも外輪42と円筒形受け部12との間に間隙Sが存在し、さらに軸20の外径と第2の玉軸受40の内輪44との間に間隙S(図2)が存在する。このように、第2の玉軸受40は、受け部12の内部並びに軸20上で軸方向に移動又は変位することができる。この第2の玉軸受の軸方向の変位可能性により、熱膨張を望ましい方法で吸収することができる。
しかしながら、この浮動軸受設計の欠点は、外輪42がハウジング10に対して、及び内輪44が軸20に対して旋回する可能性がある点であり、結果的にすきま嵌め部が摩耗する場合がある。このことは是非とも防止する必要がある。
従って、外輪に対して第1のコイルバネ43によって及び内輪44に対してコイルバネ45によって、軸方向に圧縮力が加えられる。第1のコイルバネ43は、ハウジング10の内部に支持されるが、第2のコイルバネ45は、軸20の一端に取り付けられた第2のロックリング47上で支持される。加えられた弾性バネ力は、摩擦力を生じ、外輪42がハウジング10に対して旋回しないこと及び内輪44が軸20に対して旋回しないことを保証するように選択される。
さらに、外輪42は、第1のバネ43の力を打ち消すために軸方向に当接する必要がある。このために、スリーブ50が第1の玉軸受30と第2の玉軸受40との間の空間に円筒形受け部12に挿入されており、第2の玉軸受40の外輪42は、第1の玉軸受30の外輪32上で支持される。このことは、第1のコイルバネ43のバネ力によって外輪32、42を回転自在に保持又は固定するために、円筒形受け部12の中の外輪32、42の締め付けをもたらす。しかしながら、外輪42の軸方向の移動は依然として可能であるが、固定軸受の外輪32は、第1のロックリング14によって軸方向に固定される。
しかしながら、内輪44は、第2の玉軸受40のボール41によって外輪42上で支持することができるので、外輪42のようにスリーブによって軸方向に支持されていない。第2のコイルバネ45のバネ力は、第1のコイルバネ43のバネ力よりも小さい。その理由は、第2のコイルバネ45のバネ力が大き過ぎると、第2の玉軸受40のボール41と、内輪42及び外輪44の軸受胴との間の過大な表面圧力につながる可能性があるからである。
好ましくは、第1のコイルバネ43のバネ常数は、第2のコイルバネ45の約1.5倍から約4倍であり、より好ましくは、約2倍から約3倍である。
図2の概略図には示されていないが、好ましくは、第1のコイルバネ43と第2の玉軸受40の外輪42との間にワッシャ33が設けられており、外輪42上に均一かつ一様な圧縮力を付与するようになっている。さらに、第2の玉軸受40の内輪44上に一様な圧力を同様に付与するために、第2のコイルバネ45と第2のロックリング47との間に位置決めリング46を設けることは好ましい。
図示の実施形態において、アンギュラ玉軸受30、40はO型配列で配置されており、第1の玉軸受30の外輪32は第2の玉軸受40に対向する側に肩部32aを有するが、反対側には肩部がない。さらに、第2の玉軸受40の外輪42は、第1の玉軸受30に対向する側に肩部42を有するが、反対側の外輪42には同様に肩部がない。
しかしながら、本発明は、このO型配列に限定されるものではなく、アンギュラ玉軸受30、40のX型配列にも適用できる。この場合、肩部32a及び42aは、それぞれ他の玉軸受の反対側に、すなわちこの実施形態において肩部が設けられていない側に設けられる。代わりに、X型配列において、他の軸受に対向する側には肩部がない。
O型配列及びX型配列の予荷重軸受(preloaded bearing)の原理は、当業者には良く知られているので、本明細書ではさらに詳細に説明しない。
本実施形態は、転がり軸受としてアンギュラ玉軸受30、40を含むが、他の転がり軸受、特にテーパー転がり軸受などの予荷重を与えることができる転がり軸受を使用することもできる。
本発明は、内輪44及び外輪32、42に軸方向で荷重をかけるために、コイルバネ43、45を使用することに限定されず、弾性軸方向力を加えるために板バネ又はゴムブロックなどの何らかの他の弾性要素を使用することができる。
本実施形態において、外輪32、42及び第2の玉軸受の内輪44の両方は、コイルバネ43、45によって回転運動に抗して固定されるが、外輪32、42を固定するための第1のコイルバネ43は、外輪32、42の回転運動を防止すると同時に外輪42の軸方向変位を可能にするために、DIN6885によるフェザーキー、又はくさび、又は鋸歯、又はキー溝に置き換えることもできる。
好ましくは、円筒形受け部12は、連続的な径を有し、第2の玉軸受40の外輪42の外径は、第1の玉軸受30の外輪32の外径と実質的に同じであり、外輪32、42の両方は、間隙Sで円筒形受け部12の中に挿入することができる。代替的に又は追加的に、第1の玉軸受30の外輪32は、圧入で受け部12の中に挿入することができる。さらに、好ましくは、円筒形受け部12は、止まり穴として形成されるので、第1のコイルバネ43のための対応する当接部がその端部に設けられる。しかしながら、第1のコイルバネ43の軸方向当接部12aは、ワッシャ、ねじ、ナット等で提供することもできる。
10 ハウジング
12 受け部
12a 当接部
14 第1のロックリング
20 軸
30 第1の玉軸受
31 ボール
32 外輪
32 肩部
33 ワッシャ
34 内輪
40 第2の玉軸受
41 ボール
42 外輪
42 肩部
43 第1のコイルバネ
44 内輪
45 第2のコイルバネ
46 位置決めリング
47 第2のロックリング
50 スリーブ
S 間隙

Claims (10)

  1. ハウジング(10)と、
    軸(20)と、
    前記ハウジング(10)の中で前記軸(20)を回転支持するための第1の転がり軸受及び第2の転がり軸受と、
    を備える転がり軸受組立体であって、
    前記第1の転がり軸受が、前記第1の転がり軸受の外輪(32)が前記ハウジング(10)の中で固定配置されかつ前記第1の転がり軸受の内輪(34)が前記軸(20)に固定的に結合されることによって、固定軸受として設計され、
    前記第2の転がり軸受が、前記第2の転がり軸受の外輪(42)が前記ハウジング(10)の中で軸方向に変位可能に配置されかつ前記第2の転がり軸受の内輪(44)が前記軸(20)に軸方向に変位可能に結合されることによって、浮動軸受として設計され、
    前記第2の転がり軸受の前記外輪(42)及び前記内輪(44)の両方が、それぞれの付勢手段によって軸方向に前記第1の転がり軸受に向かって押し込まれて、前記ハウジング(10)に対する前記外輪(42)の回転運動及び前記軸(20)に対する前記内輪(44)の回転運動を防止するようになっている、転がり軸受組立体。
  2. 前記転がり軸受が予荷重軸受として、特にO型配列又はX型配列のアンギュラ玉軸受(30、40)として設計される、請求項1に記載の転がり軸受組立体。
  3. スリーブ(50)が、前記第1及び第2の転がり軸受の前記外輪(32、42)の間の距離を規制する、及び/又は、前記第1の転がり軸受の前記外輪(32)が前記ハウジングの中で回転に抗して固定されるように、前記第1の転がり軸受の前記外輪(32)を前記ハウジング(10)の中に配置された第1のロックリング(14)に対して前記付勢手段で押し付ける、請求項1又は2に記載の転がり軸受組立体。
  4. 前記第2の転がり軸受の前記外輪(42)の前記付勢手段が第1のコイルバネ(43)であり、前記第2の転がり軸受の前記内輪(44)の前記付勢手段が第2のコイルバネ(45)であり、前記第2のコイルバネ(45)が、好ましくは前記第1のコイルバネ(43)に対して同軸上に配置され、好ましくは前記第1のコイルバネ(43)の内部にある、請求項1乃至3の何れか1項に記載の転がり軸受組立体。
  5. 前記第1のコイルバネ(43)は、前記第2のコイルバネ(45)よりも大きなバネ常数を有する、請求項4に記載の転がり軸受組立体。
  6. 前記第2のコイルバネ(45)のバネ常数に対する前記第1のコイルバネ(43)のバネ常数の比が、約1.5から約4の範囲、好ましくは約2から約3の範囲である、請求項1乃至5の何れか1項に記載の転がり軸受組立体。
  7. 前記第1のコイルバネ(43)が、前記ハウジング(10)の中に支持され、及び/又は前記第2のコイルバネ(45)が、位置決めリング(46)及び/又はロックリング(47)によって前記軸上で支持される、請求項4乃至6の何れか1項に記載の転がり軸受組立体。
  8. 前記第1の転がり軸受の前記外輪(32)が、前記第1のロックリング(14)と前記スリーブ(50)との間の締め付けによって及び/又は前記ハウジング内での圧入によって回転に抗して固定され、前記第1の固定軸受を形成する前記第1の転がり軸受の前記内輪(34)が、圧入によって前記軸(20)上で回転に抗して固定され、及び/又は前記浮動軸受が、滑りばめによって軸方向に変位可能であり、ハウジング(10)及び軸(20)の回転に抗して固定されている、請求項1乃至7の何れか1項に記載の転がり軸受組立体。
  9. ハウジング(10)と、
    軸(20)と、
    前記ハウジング(10)の中で前記軸(20)を回転支持するための第1の転がり軸受及び第2の転がり軸受と、
    を備える転がり軸受組立体であって、
    前記第1の転がり軸受が、前記第1の転がり軸受の外輪(32)が前記ハウジング(10)の中で固定配置されかつ前記第1の転がり軸受の内輪(34)が前記軸(20)に固定的に結合されることによって、固定軸受として設計され、
    前記第2の転がり軸受が、前記第2の転がり軸受の外輪(42)が前記ハウジング(10)の中で軸方向に変位可能に配置されかつ前記第2の転がり軸受の内輪(44)が前記軸(20)に軸方向に変位可能に結合されることによって、浮動軸受として設計され、
    前記外輪(42)が、回転に抗する方法で前記ハウジング(10)に結合され、
    前記内輪(44)が、回転に抗する方法で前記軸(20)に結合されかつ前記第1の転がり軸受に向かって付勢される、転がり軸受組立体。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の転がり軸受組立体を備えるX線管軸受であって、前記転がり軸受組立体の潤滑のために潤滑剤が使用されない、及び/又は前記転がり軸受組立体が真空中で作動される、X線管軸受。
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