JP2019521731A - 組織部位を視認するための交換可能なドレッシングおよび方法 - Google Patents

組織部位を視認するための交換可能なドレッシングおよび方法 Download PDF

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Abstract

切開創傷または線状創傷などの、組織部位を治療するのに好適なシステム、ドレッシングおよび方法が提供される。システム、ドレッシング、および方法は、ドレッシングボルスタと、組織部位を覆うとともにドレッシングボルスタを収容する密封部材と、ドレッシング取付装置とを含み得るドレッシングアセンブリに関する。ドレッシングアセンブリはまた、密封部材と、基部層を表皮に剥離可能に結合するための基部取付装置とを備える基部層を含み、ドレッシング取付装置は、密封部材基部層に剥離可能に結合されてもよい。ドレッシングアセンブリはまた、組織部位の周囲に流体シールをもたらすようにかつ組織部位から流体を吸収するようになされ得る密封リングを含み得る。他のシステム、装置、および方法も開示される。【選択図】図5

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年5月20日に出願された、「Replaceable Dressing and Method for Viewing A Tissue Site」という表題の、米国仮特許出願第62/339,246号明細書の出願の利益を米国特許法第119条(e)に基づいて主張するものであり、この明細書は、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、概して医療治療システムに関し、より詳細には、限定するものではないが、減圧ドレッシングシステムと、線状創傷を含む創傷を治療するための方法とに関する。
臨床研究および診療は、組織部位の近傍に減圧をもたらすことが組織部位における新たな組織の増殖を高め加速させ得ることを示している。この現象の適用例は数多くあるが、減圧の適用は、特に創傷の治療に成功している。この治療(医療界ではしばしば「陰圧創傷療法」、「減圧療法」、または「真空療法」と呼ばれる)は、より早い治癒と肉芽組織形成の増加とを含み得る、多くの利益をもたらし得る。通常、減圧は、多孔質パッドまたは他のマニホールド装置を介して組織に加えられる。多孔質パッドは、組織に減圧を分配し、組織から引き出される流体を導いてもよい。
例示的な実施形態によれば、ドレッシングアセンブリと減圧源とを含み得る、組織部位を治療するためのシステムが提供される。ドレッシングアセンブリは、ドレッシングボルスタと、快適層と、第1の密封部材と、第2の密封部材と、第1の取付装置とを含み得る。ドレッシングボルスタは、第1の側面と第2の側面とを有し得る。快適層は、ドレッシングボルスタの第2の側面に結合されてもよい。第1の密封部材は、ドレッシングボルスタの第1の側面を覆ってもよい。第2の密封部材は、ドレッシングボルスタの第2の側面の一部分を覆い、かつドレープ延長部を形成するためにドレッシングボルスタから外方に延びてもよい。第1の密封部材の一部分は、第2の密封部材に結合されてもよい。第1の取付装置は、第2の密封部材の第2の側面に結合されてもよく、第1の密封部材と第2の密封部材と密封リングとが、組織部位の上に密封空間を提供するように構成されてもよい。
ドレッシングアセンブリは、第3の密封部材を貫通して延びる視認用開口を含む、第1の側面と第2の側面とを有する第3の密封部材を含む基部層を更に備え得、かつ第1の取付装置は、第3の密封部材の第1の側面に剥離可能に結合されるようになされる。基部層は、第3の密封部材の第2の側面に結合された第2の取付装置であって、視認用開口により画定される組織部位の周囲の組織に剥離可能に結合されるようになされた第2の取付装置を更に含み得る。減圧源は、密封空間と流体連通して結合されるように構成されてもよい。第2の取付装置は剥離強度を有し、かつ第1の取付装置は剥離強度を有し、第2の取付装置の剥離強度は第1の取付装置の剥離強度よりも大きくてもよい。例えば、第1の取付装置は、約2.0N/25mm以下の剥離強度を有し得、かつ第2の取付装置は、約4.0N/25mm以上の剥離強度を有し得る。
別の例示的な実施形態によれば、ドレッシングアセンブリが、ドレッシングボルスタの第2の側面に隣接して配置された密封リングを更に含み得、かつ吸収剤を含む親水コロイドで構成され得る、上で説明したようなシステムが提供される。第1の密封部材と第2の密封部材と密封リングとは、組織部位の上に密封空間を提供するように構成されてもよい。減圧源は、密封空間と流体連通して結合されるように構成されてもよい。
別の例示的な実施形態によれば、ドレッシングアセンブリと密封部材と減圧源とを含み得る、組織部位を治療するためのシステムが提供される。ドレッシングアセンブリは、ドレッシングボルスタと、快適層と、密封リングとを含み得る。ドレッシングボルスタは、第1の側面と第2の側面とを有し得る。快適層は、第1の側面と第2の側面とを有し得、かつ快適層の第1の側面は、ドレッシングボルスタの第2の側面に結合されてもよい。密封リングは快適層の第2の側面に結合されてもよく、かつ密封リングは吸収剤を含み得る。密封部材は、ドレッシングアセンブリを覆い、ドレッシングアセンブリと組織部位との間に密封空間を作り出すように構成されてもよい。減圧源は、密封空間と流体連通して結合されるように構成されてもよい。
別の例示的な実施形態によれば、第1の側面と第2の側面とを有するドレッシングボルスタと、ドレッシングボルスタを覆い、組織部位の上に密封空間を作り出すように構成された、第1の側面と第2の側面とを有する密封部材とを備え得る、組織部位に適用するためのドレッシングアセンブリが提供される。ドレッシングアセンブリは、密封部材の第2の側面に結合されたドレッシング取付装置を更に備え得る。ドレッシングアセンブリは、ドレッシング取付装置により密封部材に剥離可能に結合されるようになされる、第1の側面と、第2の側面とを有する基部部材と、基部部材の第2の側面に結合されるとともに、組織部位を取り囲む組織に剥離可能に結合されるようになされた基部取付装置とを更に備え得る。基部取付装置は剥離強度を有し、かつドレッシング取付装置は剥離強度を有し、基部取付装置の剥離強度はドレッシング取付装置の剥離強度よりも大きくてもよい。例えば、ドレッシング取付装置は、約2.0N/25mm以下の剥離強度を有し得、かつ基部取付装置は、約4.0N/25mm以上の剥離強度を有し得る。別の例示の実施形態において、基部取付装置およびドレッシング取付装置は各々、ドレッシング取付装置の剥離強度に対する基部取付装置の剥離強度の比が約2.0よりも大きい剥離強度を有する。
別の例示的な実施形態によれば、ドレッシングアセンブリを組織部位に近接して配置することを含み得る、組織部位を治療するための方法が提供される。ドレッシングアセンブリは、ドレッシングボルスタと、ドレッシング取付装置を含む密封部材と、基部取付装置を含む基部部材と、密封リングとを含み得る。方法は、組織部位を取り囲む組織に基部部材を剥離可能に結合するために組織部位を取り囲む組織上に基部取付装置を位置決めすることを更に含み得る。方法は、基部部材にドレッシング取付装置を剥離可能に結合して密封部材と組織部位との間に密封空間を形成するために密封部材を用いてドレッシングボルスタおよび組織部位を覆うことを更に含み得る。方法は、組織部位からドレッシングアセンブリ内へ流体を抜き取ることを更に含み得る。方法は、組織部位を取り囲む組織から基部部材を除去せずに基部部材から密封部材を除去することを更に含み得る。方法は、視認用開口を通して組織部位を検査した後に基部部材上の密封部材を交換することを更に含み得る。
例示的な実施形態の他の特徴および利点は、以下の図面および詳細な説明を参照して明らかになるであろう。
図1は、組織部位を治療するためのシステムの例示的な実施形態の斜視図である。 図2は、線2−2に沿って切った、図1に描かれているドレッシングアセンブリの例示的な実施形態の一部分の断面図である。 図3は、組織部位を治療するための治療システムの一部分の例示的な実施形態の斜視図である。 図4は、線4−4に沿って切った、図3に描かれているドレッシングアセンブリの例示的な実施形態の断面図である。 図5は、組立または展開前の状態の図4のドレッシングアセンブリの分解斜視図である。
例示的な実施形態の以下の詳細な説明では、その一部をなす添付図面が参照される。これらの実施形態は、当業者が本開示の主題を実施できるように十分に詳細に説明される。他の実施形態が利用されてもよく、本開示の範囲から逸脱することなく、論理的、構造的、機械的、電気的、および化学的変更がなされてもよい。本明細書で説明する実施形態を当業者が実施できるようにするのに必要でない詳細を避けるために、本説明は、当業者に知られているある特定の情報を省略する場合がある。それゆえ、以下の詳細な説明は非限定的なものであり、例示的な実施形態の範囲は添付の特許請求の範囲により定義される。
主に図1および図2を参照すると、切開部104などの組織部位102を治療するための治療システム100の例示的で非限定的な実施形態が提示されている。表皮106、真皮108、および皮下組織110を貫通して延びるまたはそれらを含む切開部104が示されている。治療システム100はまた、他の組織部位と共に使用されてもよく、かつ本明細書で説明するように減圧下でまたは減圧せずに利用されてもよい。
治療システム100は、ドレッシングボルスタ114またはマニホールド部材を有するドレッシングアセンブリ112を含み得る。加えて、治療システム100は、密封部材116と減圧サブシステム118とを含み得る。治療システム100はまた、減圧インジケータ101を含み得る。治療システム100が、切開部104の上の減圧ドレッシングとの関係において示されているが、治療システム100は、開放創を含む他の組織部位で使用されてもよい。
ドレッシングボルスタ114は、第1の側面120と、第2の内向き側面122とを有する。ドレッシングボルスタ114は、真空空間または治療空間を提供する任意のボルスタ材料またはマニホールド材料から形成されてもよい。例えば、ドレッシングボルスタ114は、多孔質で透過性の発泡体または発泡体様材料、経路を備えて形成された部材、移植片、ガーゼ、またはこれらの任意の組み合わせから形成されてもよい。いくつかの実施形態において、ドレッシングボルスタ114は、流体透過性であり得る網状の連続気泡ポリウレタンまたはポリエーテル発泡体であってもよい。ドレッシングボルスタ114に加えられる減圧により、ドレッシングボルスタ114の透過性が高められてもよい。1つのそのような発泡材料は、San Antonio,TexasのKinetic Concepts,Inc.(KCI)から入手可能なVAC(登録商標)GranuFoam(登録商標)材料であってもよい。本明細書で使用される「マニホールド」という用語は、組織部位に減圧を加えるのを、組織部位に流体を送達するのを、または組織部位から流体を除去するのを補助し得る物質または構造を指すことがある。マニホールドは、複数の流路または経路を含み得る。複数の流路は、マニホールド周囲の組織の領域に提供されかつこの領域から除去される流体の分配を改善するために相互に接続されてもよい。マニホールドの例としては、限定されるものではないが、流路を形成するように配設された構造要素を有する装置、連続気泡発泡体などの気泡質発泡体、多孔質組織集合体、ならびに流路を含むかまたは流路を含むように硬化する液体、ゲル、および発泡体が挙げられ得る。
GranuFoam(登録商標)材料の網状細孔は、マニホールド機能を果たすのに役立ち得るが、上記のように、他の材料が利用されてもよい。いくつかの実施形態では、GranuFoam(登録商標)材料よりも高密度または低密度の材料が望ましい場合がある。この材料は、例えば、GranuFoam(登録商標)材料よりも小さな孔径を有し得る。考えられる多くの材料の中で、以下のもの、すなわち、GranuFoam(登録商標)材料、FXI技術発泡体(www.fxi.com)、ガーゼ、可撓性の流路含有部材、移植片、および他の同様の材料が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、イオン性銀が、例えば、マイクロボンディングプロセスなどにより、材料に加えられてもよい。抗菌剤などの他の物質も材料に加えられてもよい。
第1の側面126と第2の内向き側面128とを有する快適層124は、例えば、熱接着130または他の好適な技術により、ドレッシングボルスタ114の第2の内向き側面122に結合されてもよい。快適層124は、ドレッシングボルスタ114が患者の表皮106に隣接しているときに患者の快適性を高めてもよい。快適層124は、快適層124を通る流体の透過を可能にしながら皮膚の刺激および不快感を防止するのに役立つ任意の材料であってもよい。非限定的な例として、織布材料、弾性材料、ポリエステル製編織物基材、不織布材料、または有窓フィルムが利用されてもよい。別の非限定的な例として、Spartanburg,South CarolinaのMilliken & Company,Inc.の部門であるMilliken ChemicalからのInterDry(商標)織物材料が利用されてもよい。いくつかの実施形態において、快適層124は、銀などの抗菌物質を含み得る。
ドレッシングボルスタ114は、第1の側面120上のドレッシングボルスタ114における横方向切り込みであり得る、例えば、図5に示す可撓性をもたらす切り欠き218に類似した、可撓性をもたらす複数の切り欠きまたは窪みを含み得る。ドレッシングボルスタ114は、1つまたは複数の長手方向切り込みまたは切り欠きを含み得る。可撓性をもたらす切り欠きは、ドレッシングボルスタ114の可撓性を高めてもよい。高められた可撓性は、ドレッシングアセンブリ112が患者の関節または他の可動部位の上に適用される場合に特に有用であり得る。可撓性をもたらす切り欠きはまた、限定されるものではないが、例えば、六角形、スリット、または正方形などの種々の形状をとり得る。
ドレッシングボルスタ114は、ドレッシングボルスタ114の第2の内向き側面122に対して直交する側縁部(図示せず)を有し得る。ドレッシングボルスタ114の側縁部は、図4Aおよび図4Bに描かれているドレッシングボルスタ204の側縁部205に類似したものであってもよい。ドレッシングボルスタ114の側縁部はまた、傾斜縁部または角度付き縁部を有し得る。角度付きまたは傾斜縁部は、ドレッシングボルスタ114と患者の表皮106との間の剪断応力を分配するのに役立ち得る。ドレッシングボルスタ114の側縁部は、快適層124の側縁部(図示せず)に実質的に対応してもよい。
密封部材116は、ドレッシングボルスタ114および患者の表皮106の少なくとも一部分の上に流体シールをもたらしてもよい。そのようなものとして、密封部材116は、流体シールを可能にする任意の材料から形成されてもよい。「流体シール」または「シール」は、特定の減圧源または関連のサブシステムにより与えられた減圧を所望の部位に維持するのに適したシールであってもよい。密封部材116は、例えば感圧接着剤などの密封装置により、表皮106に対して、またはガスケットもしくはドレープに対して封着されてもよい。
密封装置は、接着性密封テープ、ドレープテープ、もしくはストリップ、両面ドレープテープ、感圧接着剤、ペースト、親水コロイド、ヒドロゲル、または他の好適な密封装置などの、数多くの形態をとり得る。テープが使用される場合に、テープは、予め塗布された感圧接着剤を伴う密封部材116と同じ材料で形成されてもよい。感圧接着剤は、密封部材116の内向き側面などの、表皮106に面するようになされた密封部材116の側面に塗布されてもよい。感圧接着剤は、密封部材116と表皮との間に流体シールをもたらしてもよく、かつ表皮106に対してガスケットまたはドレープと組み合わせて利用されてもよい。密封部材116が表皮106に固定される前に、感圧接着剤を覆う取り外し可能なストリップまたは剥離ライナーが除去されてもよい。
密封部材116は、エラストマー材料または流体シールをもたらす任意の材料もしくは物質であってもよい。「エラストマー性」とは、ゴム状特性を有するポリマー材料などの、エラストマーの特性を有する材料を指すことがある。一部のエラストマーは、100%超の極限伸度および相当量の弾力性を有し得る。材料の弾力性とは、弾性変形から回復する材料の能力を指すことがある。エラストマーの例としては、限定されるものではないが、天然ゴム、ポリイソプレン、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリブタジエン、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンモノマー、クロロスルホン化ポリエチレン、多硫化ゴム、ポリウレタン、EVAフィルム、コポリエステル、およびシリコーンが挙げられ得る。更に、密封部材材料は、シリコーンドレープ、3M Tegaderm(登録商標)ドレープ、Avery Dennisonから入手可能なものなどのアクリルドレープ、または切開ドレープを含み得る。
密封部材116は、高い水蒸気透過率(MVTR)を有する材料で構成されてもよい。密封部材116に対する高MVTR材料の使用により、上で説明した流体シールを維持しながら水蒸気がドレッシングアセンブリ112の外側の密封部材116を通過することが可能となり得る。
密封部材116は、第1の密封部材部分132と第2の密封部材部分134とを含み得る。第1の密封部材部分132は、ドレッシングボルスタ114の第1の側面120の上に延びてもよい。密封部材116は、第1の側面(図示せず)と第2の内向き側面(図示せず)とを有する、密封部材フランジまたは密封部材延長部136を形成するように更に延びてもよい。密封部材延長部136の第2の内向き側面は、表皮106に面するようになされてもよい。減圧アセンブリ140の一部であり得る、導管インターフェース138との流体連通を可能にするために、密封部材116の一部分に開口(図示せず)が形成されてもよい。密封部材116における開口は、図3に描かれている開口234に類似したものであってもよい。
密封部材延長部136の第2の内向き側面は、第2の密封部材部分134の第1の側面(図示せず)上に配置されて、例えば、接着剤、接着135、溶接(例えば、超音波溶接もしくはRF溶接)により、またはセメントにより、第1の側面に結合されてもよい。第2の密封部材部分134の第1の側面は、表皮106から離れる方向に面してもよい。別の実施形態において、第1の密封部材部分132および第2の密封部材部分134は、互いに一体に形成されてもよい。第1の密封部材部分132は、複数のベローズ142、ひだ、または伸張ゾーンを含み得る。ベローズ142は、必要な場合に伸張または他の動きに対応するように追加のドレープ材料を提供してもよい。例えば、ドレッシングアセンブリ112が関節で使用される場合、関節が曲げられたときに、ベローズ142は、かかる動きを容易にするために追加のドレープ材料を提供してもよい。
適用前に、1つまたは複数の剥離部材(図示せず)が第2の密封部材部分134の第1の側面に剥離可能に結合されてもよい。剥離部材は、図5に描かれている剥離部材242に類似したものであってもよく、かつドレッシングアセンブリ112の展開を補助するために剛性を与えてもよい。剥離部材は、例えば、第2の密封部材部分134の第1の側面上に保持された流延用紙またはフィルムであってもよい。各剥離部材は、第2の密封部材部分134などのドレッシングアセンブリ112の構成要素または以下に説明する他の構成要素に接触するように構成された剥離部材の側面上に配置された剥離剤を有し得る。いくつかの実施形態において、剥離剤は、シリコーンコーティングであってもよく、かつ約5グラム/センチメートル〜約15グラム/センチメートルの剥離係数を有し得る。他の実施形態において、剥離係数は、約2グラム/センチメートル〜約6グラム/センチメートルであってもよい。剥離剤は、ドレッシングアセンブリ112に損傷を与えないまたはドレッシングアセンブリ112を変形させない、手による剥離部材の除去を容易にしてもよい。
本明細書で説明する実施形態での使用に好適な剥離部材は、例えば、Geneva,IllinoisのFox River Associates,LLCから入手可能な、FRA 301(T−36)およびFRA 396−T13として指定されるポリエステル剥離部材であってもよい。ポリエステル剥離部材は、以下で説明するようなポリエチレンテレフタレート(PET)剥離部材であってもよい。いくつかの実施形態において、剥離部材は、約30ミクロン〜約70ミクロンのフィルム厚さを有し得る。他の実施形態において、約47ミクロン〜約53ミクロンのフィルム厚さ。更に、剥離部材は、約9キログラム/平方ミリメートル〜約15キログラム/平方ミリメートルの縦方向における引張破断強度を有し得る。横断方向、すなわち縦方向を横断する方向において、剥離部材は、約15キログラム/平方ミリメートル〜約23キログラム/平方ミリメートルの引張破断強度を有し得る。縦方向と横断方向の両方向における剥離部材の破断伸度は、約40パーセント〜約140パーセントであってもよい。剥離部材は、約0.0パーセント〜約2.5パーセントの縦方向における収縮、および約0.0パーセント〜約1.2パーセントの横断方向における収縮を有し得る。
減圧サブシステム118は、減圧源144を含み得る。減圧源144は、治療システム100の一部として減圧をもたらしてもよい。減圧源144は、送達導管148により導管インターフェース138に流体的に結合されてもよい。減圧源144は、真空ポンプ、壁面吸引、または他の源などの、減圧を供給するための任意の装置であってもよい。減圧源144により発生した減圧は、送達導管148を通して導管インターフェース138に送達されてもよい。導管インターフェース138は、密封部材116を介して減圧がドレッシングボルスタ114に送達されることを可能してもよい。いくつかの実施形態において、導管インターフェース138は、減圧を加えることなく密封部材116の外部に流体連通をもたらしてもよい。
本明細書で使用される場合、「減圧」とは、組織部位102などの、治療を受ける組織部位における周囲圧力よりも低い圧力を指すことがある。減圧は、大気圧よりも低い圧力であってもよい。減圧はまた、組織部位における静水圧よりも低い圧力であってもよい。別段の指定がない限り、本明細書で述べる圧力の定量値はゲージ圧である。組織部位に加えられる減圧の量および性質は用途に応じて様々であり得るが、減圧は、例えば、約−5mmHg(約−667Pa)〜約−500mmHg(約−66.7kPa)であってもよい。いくつかの実施形態において、減圧は、約−75mmHg(約−9.9kPa)〜約−300mmHg(約−39.9kPa)であってもよい。
ドレッシングボルスタ114に送達される減圧は、一定であっても、あるいは可変であっても、パターン化されてもまたはランダムであってもよく、かつ連続的または間欠的に送達されてもよい。「真空」および「陰圧」という用語は組織部位に加えられる圧力を説明するために使用され得るが、組織部位に加えられる実際の圧力は、完全真空に通常伴う圧力よりも大きくなることがある。本明細書における使用と一致するように、別段の指定がない限り、減圧または真空圧の増加とは、絶対圧の相対的な低下を指すことがある。
減圧源144は、リザーバ領域146またはキャニスタ領域を有するものとして図1に示されている。疎水性または疎油性フィルタなどの、挿入膜フィルタ(図示せず)を減圧送達導管148と減圧源144との間に散在させてもよい。代表的な装置150などの、1つまたは複数の装置は、減圧送達導管148に流体的に結合されてもよい。代表的な装置150は、例えば、別の流体リザーバ、除去された滲出液および他の流体を保持するための収集部材、圧力フィードバック装置、容量検出システム、血液検出システム、感染検出システム、流れ監視システム、または温度監視システムであってもよい。複数の代表的な装置150が含まれてもよい。代表的な装置150の1つまたは複数は、減圧源144と一体に形成されてもよい。
治療システム100を用いた治療を提供する際に、少なくとも特定の閾値レベルの減圧が組織部位102に送達されていることを知ることが望ましい場合がある。減圧インジケータ101は、そのような閾値圧力を示してもよい。減圧インジケータ101は、密封部材116の密封空間内からの減圧が減圧インジケータ101に達するように密封部材116に流体的に結合された別体のユニットであってもよい。いくつかの実施形態において、図1に示すように、減圧インジケータ101は、減圧アセンブリ140の一部として導管インターフェース138に関連付けられてもよい。減圧が十分であるときに、減圧インジケータ101は、圧潰位置をとってもよい。減圧が不十分であるときに、減圧インジケータ101は、非圧潰位置をとってもよい。
主に図2を参照すると、密封リング117がドレッシングアセンブリ112に追加されてもよい。密封リング117は、切開部104などの組織部位102の周囲の流体シールを強化するかまたは組織部位102の周囲に流体シールを別様にもたらしてもよい。表皮106は、漏出を生じさせ得る、窪み、割れ目、しわ、または他の不連続部を表皮106の表面上に有し得る。その上、ひだ、歪み、しわ、または他の不連続部が密封部材116に形成され漏出を生じさせることがある。これらの不連続部は、低流量治療システムにとって相当な問題である場合がある。密封リング117は、組織部位102の周囲のそのような皮膚または密封部材のいかなる不連続部も密封するのに役立ち得る。
密封リング117は、ドレッシングアセンブリ112と表皮106および/または組織部位102との間に位置決めされるようになされてもよい。密封リング117は、例示的な例として、ドレッシングアセンブリ112に密封材料のリングを適用または接着することにより形成されてもよい。密封材料は、親水コロイド、ヒドロゲル、シリコーンポリマー(架橋ゲルと未架橋ゲルの両方)、および天然ガム(キサンタン、グアー、セルロース)を含み得る。密封材料は、例えば、ポリウレタン、ポリオレフィンゲル、およびアクリルを基材とするものなどの、他の軟質ポリマーゲルを含み得る。
密封リング117は、組織部位102へのドレッシングアセンブリ112の適用前にリングを形成するために、手で展開させるか、またはシリンジなどのアプリケータから押し出されてもよい。押し出しによる適用に好適な他の密封材料は、キサンタン、グアー、またはセルロースなどの水溶性ガム、およびシリコーンなどの濃厚なグリースを含み得る。別の実施形態において、密封リング117は、ドレッシングアセンブリ112の製造中に、例えば熱接着などの任意の好適な方式で、快適層124の第2の内向き側面128に接着されてもよい。このようにして、密封リング117は、快適層124と表皮106および/または組織部位102との間に位置決めされるようになされてもよい。
一実施形態において、密封リング117は、吸収剤を含み得る。例えば、密封リング117は、カルボキシメチルセルロース(CMC)などの、吸収剤を含む親水コロイドであってもよい。吸収剤は、密封リング117が組織部位102の周囲の流体シールを強化することに加えて組織部位102から流体を吸収することを可能にしてもよい。吸収剤を含む密封リング117は、組織部位102を乾燥状態に保つために、流体を管理し組織部位102から離れる方向に誘導するドレッシングアセンブリ112の能力を高めてもよい。例えば、ドレッシングボルスタ114は、ドレッシングボルスタ114の第1の側面120と第2の内向き側面122との間に厚さを有し得る。ドレッシングボルスタ114の厚さは、ドレッシングアセンブリ112の厚さの少なくとも一部分を画定してもよい。密封リング117は、上で説明したように、ドレッシングアセンブリ112と組織部位102との間に、かつ組織部位102の周囲にまたは組織部位102の周囲を取り囲むように位置決めされるようになされてもよい。ドレッシングアセンブリ112に対して、密封リング117は、例えば、ドレッシングボルスタ114および/または快適層124の側縁部の周囲に、側縁部上に、または側縁部に位置決めされてもよい。更に、密封リング117は、ドレッシングボルスタ114および/もしくは快適層124の周囲にまたはドレッシングボルスタ114および/もしくは快適層124の周囲を取り囲むように位置決めされてもよい。更に、密封リング117は、組織部位102に対して直接位置決めされるかまたは組織部位102に直接接触するように構成されるドレッシングボルスタ114または快適層124の少なくとも一部分の周囲に位置決めされてもよい。ドレッシングボルスタ114および/または快適層124の少なくとも一部分は、密封リング117がドレッシングアセンブリ112に位置決めされたときに、露出されるとともに、組織部位102に対して直接位置決めされるように構成されてもよい。更に、そのような実施形態において、密封リング117は、ドレッシングボルスタ114および/または快適層124の露出部分を取り囲んでもよい。
密封リング117における吸収剤は、密封リング117での吸収のためにドレッシングボルスタ114の厚さに対して垂直にドレッシングボルスタ114の側縁部に向けて、ドレッシングアセンブリ112内において横方向に流体を逃がすかまたは引き込んでもよい。したがって、組織部位102からの流体は、組織部位102の表面に沿って横方向にドレッシングボルスタ114の側縁部に向かって密封リング117内へ逃がされるかまたは別様に引き込まれてもよい。更に、組織部位102からの流体はまた、上で説明した、ドレッシングボルスタ114を備える少なくともマニホールド材料の動作により、ドレッシングアセンブリ112およびドレッシングボルスタ114の厚さを通って流れてもよい。
ここで主に図3〜図5を参照すると、例えば、線状創傷、面状創傷、他の創傷、または移植片を治療するのに好適な治療システム200の一部分が描かれている。図3〜図5は、展開前状態にある治療システム200を描いている。治療システム200はドレッシングアセンブリ202を含み、かつドレッシングアセンブリ202はドレッシングボルスタ204を含む。ドレッシングボルスタ204は、第1の側面206と第2の内向き側面208とを有する。ドレッシングボルスタ204は、ドレッシングボルスタ114に関連して先に参照したように、任意の好適なボルスタ材料またはマニホールド材料から形成されてもよい。第1の側面212と第2の内向き側面214とを有する、快適層210は、例えば、熱接着216または他の好適な技術などにより、ドレッシングボルスタ204の第2の内向き側面208に結合されてもよい。
快適層210は、快適層210を通る流体の透過を可能にしながら皮膚の刺激および不快感を防止するのに役立つ任意の材料であってもよい。快適層210に好適な材料は、図1〜図2の快適層124に関連して述べられている。いくつかの実施形態において、快適層210は、銀などの抗菌物質を含み得る。更に、いくつかの実施形態において、快適層210は、通気性のある乾燥層として作製されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態において、ドレッシングボルスタ204は、可撓性をもたらす複数の切り欠き218を含み得る。可撓性をもたらす切り欠き218は、ドレッシングボルスタ204を部分的に貫通してまたは完全に貫通して延びてもよい。可撓性をもたらす切り欠き218は、ドレッシングボルスタ204における横方向切り欠きまたは横方向切り込みであってもよい。可撓性をもたらす切り欠き218はまた、1つもしくは複数の長手方向切り欠き、長手方向切り込み、または他の切り込みであってもよい。切り込みは、鋸、切り欠きブレード、ホットナイフ、または他の装置を使用して作られてもよい。可撓性をもたらす切り欠き218は、ドレッシングボルスタ204の可撓性を高めてもよい。高められた可撓性は、ドレッシングアセンブリ202が患者の関節または他の可動部位の上に適用される場合に特に有用であり得る。例えば、ドレッシングボルスタ204が膝で使用される場合、ドレッシングボルスタ204は、100%以上曲がるまたは伸長する必要があり得る。可撓性をもたらす切り欠き218は、そのような可撓性を与えてもよい。
ドレッシングボルスタ204は、ドレッシングボルスタ204の第2の内向き側面208に対して直交する側縁部205を有し得る。側縁部205はまた、例えば、傾斜形状、角度付き形状、または丸みを帯びた形状などの、形状を有し得る。側縁部205は、角度付けされた場合に、ドレッシングボルスタ204の第2の内向き側面208に対して約10度〜約90度であってもよい。成形された側縁部205は、患者の表皮とドレッシングボルスタ204との間の剪断応力を低減してもよい。他の寸法、ステップ、およびプロセスが使用されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態において、ドレッシングボルスタ204は、Granufoam(登録商標)材料の発泡体ブロックから製造されてもよい。Granufoam(登録商標)材料は、例えば、1.21メートル×1.8メートル×0.5メートルの寸法を有する発泡体ブロックであってもよい。発泡体ブロックは、19mmの高さを有するように切断されてもよく、かつ可撓性をもたらす切り欠き218などの、横方向溝を発泡体ブロックに形成するために鋸が使用されてもよい。快適層210などの乾燥層は、ドレッシングボルスタ204の第2の内向き側面208に積層されるかまたは別様に取り付けられてもよい。発泡体ブロックは、例えば、複数のドレッシングボルスタを形成するためにダイカッターを利用して切断されてもよい。
密封サブシステム222は、ドレッシングアセンブリ202および患者の表皮の少なくとも一部分の上に流体シールをもたらしてもよい。密封サブシステム222は、密封部材224を含み得る。密封部材224は、上部ドレープ部分または第1の密封部材部分226と、下部ドレープ部分または第2の密封部材部分228とで形成されてもよい。第1の密封部材部分226は、ドレープフランジ、すなわちドレープ延長部230を形成するように、ドレッシングボルスタ204の第1の側面206の上に延びてもよい。ドレープ延長部230は、第1の側面232と第2の内向き側面233とを有する。ドレープ延長部230の第2の内向き側面233は、上で説明したように患者の組織部位に面するようになされてもよい。開口234は、第1の密封部材部分226に形成されてもよい。開口234は、導管インターフェース(図示せず)との流体連通をもたらしてもよい。導管インターフェースは、図1の導管インターフェース138に類似したものであってもよい。
第2の密封部材部分228は、第1の側面236と、上で説明したように組織部位に面するようになされた第2の内向き側面237とを有し得る。ドレープ延長部230の第2の内向き側面233は、第2の密封部材部分228の第1の側面236上に配置されてもよく、かつ取付装置238により第1の側面236に結合されてもよい。取付装置238は、例えば、接着剤、接着、溶接(例えば、超音波溶接またはRF溶接)、セメント、縫合、ステープル、または他の結合装置であってもよい。第2の密封部材部分228は、以下に説明するように第2の内向き側面237上に取付装置を含み得る。第2の密封部材部分228はまた、第2の密封部材部分228を介した例えば組織部位とドレッシングボルスタ204との流体連通を可能にするようになされ得る、図5に描かれている、治療域開口240を含み得る。治療域開口240はまた、患者の表皮および/または組織部位に対して直接位置決めされる、ドレッシングボルスタ204の少なくとも一部分または快適層210のための開口部を提供してもよい。第2の密封部材部分228はまた、第2の密封部材部分228の第2の内向き側面237上に配置されたドレッシング密封装置254を含み得る。ドレッシング密封装置254は、例えば、第2の密封部材部分228の第2の内向き側面237の全部または一部分を覆うようになされた接着剤であってもよい。
第1の密封部材部分226は、上で説明したような動きを容易にするために複数のひだ220またはベローズを含み得る。ひだ220は、第1の密封部材部分226が拡張することを可能にしてもよい。例えば、ドレッシングアセンブリ202が関節で使用される場合、関節が曲げられたときに、第1の密封部材部分226の動きを容易にするために追加のドレープ材料がひだ220から解放されてもよい。ひだ220はまた、例えば、平らにされるかまたは伸張されたときに追加のドレープ材料を提供する蛇腹状の断面形状を有する隆起として形成されてもよい。
1つまたは複数の剥離部材242は、例えば、第1の側面236の少なくとも一部分に塗布された接着剤(図示せず)などを用いて、第2の密封部材部分228の第1の側面236に剥離可能に結合されてもよい。剥離部材242の4つが図3の例示的な実施形態に示されている。剥離部材242は、第2の密封部材部分228に剛性を与えてもよく、かつドレッシングアセンブリ202の展開中に把持表面を提供するために接着剤または他の取付装置を覆ってもよい。剥離部材242は、第2の密封部材部分228の第1の側面236上に保持された流延用紙またはフィルムであってもよい。
第2の密封部材部分228の第1の側面236は、組立および使用中に第2の密封部材部分228に対してドレッシングボルスタ204を保持するようになされた接着剤244を含み得る。中央の剥離部材246は、組立前に接着剤244を覆って保護してもよい。展開中に密封部材224に剛性を与え得る剥離部材242は、第2の密封部材部分228の第1の側面236上の接着剤244の外側に位置決めされてもよい。
治療システム200はまた、ドレッシングアセンブリ202の構成要素としてまたは密封サブシステム222の構成要素として基部部材260を含み得る。基部部材260は、密封部材116に関して上で説明したような、エラストマー材料または流体シールをもたらす任意の材料もしくは物質であってもよい。基部部材260はまた、密封部材116に関して上で説明したような、高い水蒸気透過率(MVTR)を有する材料で構成されてもよい。基部部材260は、第1の側面262と、組織部位に面するようになされた第2の内向き側面263とを有し得る。基部部材260は、基部部材260を介した組織部位とドレッシングボルスタ204との流体連通を部分的に可能にするようになされ得る視認用開口266を含み得る。基部部材260はまた、基部部材260の第2の内向き側面263上に配置された基部密封装置265を含み得る。基部密封装置265は、例えば、基部部材260の第2の内向き側面263の全部または一部分を覆うようになされた接着剤であってもよい。基部密封装置265は、患者の表皮の一部分に対してかつ上で説明した線状創傷を含み得る組織部位の周囲に配置されてもよい。
ドレッシングアセンブリ202はまた、組立前にドレッシング密封装置254を覆って保護するために第2の密封部材部分228の内向き側面237に剥離可能に結合され得るドレッシング剥離部材272および274を含み得る。一実施形態において、ドレッシング剥離部材272および274は、組立後にドレッシング密封装置254が基部部材260の第1の側面262との完全なシールをもたらすことを確実にするために治療域開口240に近接するドレッシング密封装置254の密封部分を覆わないような大きさとされてもよい。ドレッシング剥離部材272および274は、第2の密封部材部分228に面する側面の少なくとも一部分に塗布された接着剤(図示せず)中に剥離可能に結合されてもよい。ドレッシング剥離部材272および274は、ポリエチレンテレフタレート(PET)であり得るポリエステルフィルムなどの軟質の可撓性材料で構成されてもよい。ドレッシング剥離部材272および274は、治療中に適所に残され、視認用開口266を通して組織部位における切開部を検査するために第2の密封部材部分228を分離して基部部材260からドレッシングアセンブリ202全体を除去するためのハンドルとして使用されてもよい。ドレッシング剥離部材272および274は、切開部の長さを横切るように第2の密封部材部分228を引っ張ったことによる切開部の再び開く危険性を低減するために、切開部に平行にではなく切開部に直交するように第2の密封部材部分228の両端部に位置決めされてもよい。
ドレッシング剥離部材272および274がドレッシング密封装置254の一部分を覆うとしても、ドレッシング密封装置254は、第2の密封部材部分228がドレッシング密封装置254により基部部材260の第1の側面に取り外し可能に結合され得るように基部部材260の第1の側面262上に配置されてもよい。ドレッシング密封装置254は、治療中に使用されるときに基部部材260に対して第2の密封部材部分228を結合して保持するようになされ、かつ更に、基部部材260から第2の密封部材部分228をドレッシングアセンブリ202と共に除去して交換することを可能にするようになされてもよい。ドレッシングアセンブリ202が除去されたときに、組織部位は、痛みを伴いかつ切開部の治癒プロセスを妨げる可能性のある、基部部材260を除去して表皮とのシールを破ることなしに、組織部位の治療中に視認用開口266を通して視認されて検査されてもよい。ドレッシング剥離部材272および274は、ドレッシングアセンブリ202の展開時の把持表面として第2の密封部材部分228にハンドルを提供し、かつ組織部位における切開部を検査するためにドレッシングアセンブリ202を除去することが望ましいときに基部部材260からの第2の密封部材部分228の除去を容易にするために適所に留まるようになされてもよい。
基部密封装置265は、使用中および組織部位の検査中に上で説明したように第2の密封部材部分228が基部部材260から除去されたときに表皮に対して基部部材260を保持するようになされてもよい。基部密封装置265は、例えば、3Mから入手可能なTegaderm(登録商標)9833などの約4.2N/25mmの剥離強度を有するアクリル接着剤であってもよく、かつドレッシング密封装置254は、例えば、同じく3Mから入手可能なTegaderm(登録商標)9832Fなどの約1.4N/25mmの剥離強度を有するアクリル接着剤であってもよい。別の例示の実施形態において、基部密封装置265は、約4.0N/25mmよりも大きな剥離強度を有するアクリル接着剤であってもよく、かつドレッシング密封装置254は、約2.0N/25mm未満の剥離強度を有するアクリル接着剤であってもよい。
基部密封装置265の剥離強度がドレッシング密封装置254の剥離強度よりも大きいので、基部部材260が表皮から除去されずに第2の密封部材部分228がドレッシングアセンブリ202の残り部分と共に基部部材260から分離されてもよい。したがって、ドレッシングアセンブリ202は、基部部材260と表皮との間のシールを維持しながら必要に応じて除去および取り替えられてもよい。臨床医および介護者は、多くの場合、最大7日間またはそれ以上の間、外科的切開部を定期的に視認および検査することが妨げられる。従来の処置では、外科的切開部を少なくとも1日に1回視認および検査しなければならないことと、必要に応じてドレッシングを変更することが必要となる。例えば、基部密封装置265の剥離強度がドレッシング密封装置254の剥離強度よりも大きい、基部密封装置265およびドレッシング密封装置254などの2つの密封装置を利用するドレッシングアセンブリは、医師または介護者が表皮とのシールをそのままの状態に保ちながら組織部位からドレッシングアセンブリ202を除去することを可能にする。医師または介護者は、表皮とドレッシングアセンブリとの間の取り付けおよび/またはシールを破壊せずに、組織部位からドレッシングアセンブリを除去することができ、このことにより、視認用開口266を通しての外科的切開部の日常検査が容易になる。必要であれば、ドレッシングの任意の部分が上で説明したように同時に交換されてもよい。
ドレッシングアセンブリ202の別の例示の実施形態において、基部密封装置265の剥離強度およびドレッシング密封装置254の剥離強度は、ドレッシング密封装置254の剥離強度に対する基部密封装置265の剥離強度と等しい剥離比を有し得る。例示の一実施形態において、剥離比は、基部部材260が表皮から除去されずに第2の密封部材部分228がドレッシングアセンブリ202の残りの部分と共に基部部材260から分離され得るように、約2:1よりも大きくてもよく、これにより、基部部材260と表皮との間のシールを維持する。別の例示の実施形態において、剥離比は、基部部材260が表皮から除去されずに第2の密封部材部分228がドレッシングアセンブリ202の残りの部分と共に基部部材260から分離され得るように、約3:1よりも大きくてもよい。更に別の例示の実施形態において、剥離比は、約2:1〜約6:1の範囲であってもよい。そして更に別の例示の実施形態において、剥離比は、約3:1〜約6:1の範囲であってもよい。
ドレッシングアセンブリ202は、密封リング268を含み得る。密封リング117と同様に、密封リング268は、密封しなければ漏出を生じさせ得る表皮またはドレープのいかなるしわまたは不連続部も密封するのに役立ち得る。密封リング268は、基部部材260の内向き側面263と表皮との間に配置され得る密封リング117に加えてまたは代えて使用されてもよい。密封リング268は、例えば、第2の密封部材部分228の第2の内向き側面237の一部分を覆うように位置決めされてもよい。密封リング268は、ドレッシングアセンブリ202に直接結合されるか、またはアクリル接着剤、セメント、もしくは他の結合装置などの、任意選択の密封リング取付装置269と結合されてもよい。他の実施形態において、密封リング268は、ドレッシングボルスタ204の内向き側面208におよび/または快適層210などの隣接層に結合されてもよい。密封リング268は、図4に描かれているように、ドレッシングボルスタ204の縁部をまたぐかまたは別様にドレッシングボルスタ204の縁部を越えて延びてもよい。他の実施形態において、ドレッシングボルスタ204は、全体が密封リング268に重なってもよい。
密封リング268はまた、組織部位とドレッシングボルスタ204との流体連通を可能にするようになされた治療開口270を含み得る。密封リング268の周縁は、図4に示すような基部部材260の視認用開口266と図5に示す垂直方向の破線とにより境界が定められてもよい。この実施形態において、密封リング268は、ドレッシングアセンブリ202が組織部位から除去されるときに、組織部位の適所に留まるかまたは組織部位から除去されてもよい。別の例示の実施形態(図示せず)において、密封リング268の周縁は、視認用開口266にまたがって、基部部材260の第2の内向き側面263の一部分を覆ってもよい。この実施形態において、密封リング268は、ドレッシングアセンブリ202が組織部位から除去されるときに適所に留まる。「リング」についての言及がなされているが、線状部材を含む、別個の個々の部材が密封リング268を備え得る。
密封リング268は、例えば、密封リング117に関連して先に説明した密封材料のいずれか、またはドレッシングアセンブリ202と患者の表皮との間に初期粘性を与える他の材料などの、密封部材を含み得る。更に、密封リング268は、約20のショア00硬さ〜約90のショアOO硬さの、材料軟らかさまたは硬さなどの、デュロメータ硬さを有し得る。いくつかの実施形態において、密封リング268のデュロメータ硬さは、約70のショア00硬さ〜約80のショアOO硬さであってもよい。密封リング268は、第2の密封部材部分228の弾性率と患者の組織部位および/または表皮の弾性率との間に入る弾性率を有し得る。
図4に示すように、密封リング268は、厚さ250と幅252とを有し得る。密封リング268の厚さ250は、約0.3ミリメートル〜約2.5ミリメートルであってもよい。いくつかの実施形態において、厚さ250は、約0.7ミリメートル〜約1.25ミリメートルであってもよい。密封リング268の厚さ252は、約10ミリメートル〜約30ミリメートルであってもよい。他の寸法も可能である。いくつかの例示的な実施形態において、厚さ250は約0.7ミリメートルであり、かつ幅252は約20ミリメートルである。更に、いくつかの実施形態において、密封リング268の幅252は、ドレッシングボルスタ204の縁部を越えて約10ミリメートル延びて、ドレッシングボルスタ204に約10ミリメートル重なってもよい。いくつかの実施形態において、第2の密封部材部分228は、約0.178ミリメートル〜約0.254ミリメートル、または約7ミル〜約10ミルの密封部材厚さ229を有し得る。密封部材厚さ229に対する密封リング268の厚さ250の比は、約2.75〜約7.00であってもよい。
密封リング268は、開窓または開口を含み得る。いくつかの実施形態において、密封リング268は、快適層210の第2の内向き側面214上またはドレッシングボルスタ204の第2の内向き側面208上にパターン化された密封部材を備え得る。パターンは、例えば、密封材料の離間した島状パターンまたは交差ライン状パターン、または他の任意の好適なパターンであってもよい。密封リング268は、ドレッシングアセンブリ202と患者の組織部位および/または表皮との間にシールをもたらし得る両面ガスケットとして機能してもよい。例えば、密封リング268は、ドレッシングボルスタ204、快適層210、または第2の密封部材部分228と、患者の組織部位および/または表皮との間にシールをもたらしてもよい。密封リング268は、組織部位から汗または他の流体を吸収してもよい。更に、密封リング268は、例えば、ドレッシングボルスタ204と患者の組織部位および/または表皮とのインターフェースに減圧を加えることにより生じた剪断力を分配するのに役立ち得る。
図4を参照すると、ドレッシングアセンブリ202が展開前の状態にあるときに、基部密封装置265は、底部剥離部材276と側部剥離部材278とにより覆われてもよい。底部剥離部材276は、例えば、基部密封装置265および密封リング268を覆って保護してもよい。側部剥離部材278もまた、基部密封装置265を覆って保護してもよい。剥離部材242と同様に、側部剥離部材278は、ドレッシングアセンブリ202の、より具体的には、基部部材260の展開を容易にするための把持表面を使用者に提供してもよい。剥離部材242、底部剥離部材276、および/または側部剥離部材278は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などの、極性半結晶性ポリマーで構成されてもよい。剥離部材242、底部剥離部材276、および/または側部剥離部材278に対する極性半結晶性ポリマーの使用により、ドレッシングアセンブリ202のしわまたは他の変形が実質的に防止され得る。剥離部材242、底部剥離部材276、および/または側部剥離部材278の変形は、ドレッシングアセンブリ202の構成要素のしわまたは変形を生じさせる場合がある。極性半結晶性ポリマーは、高配向性であるとともに、ドレッシングアセンブリ202の構成要素に接触したときにあるいは温度変化もしくは環境変化にさらされるかまたは滅菌処理を受けたときに起こり得る、軟化、膨潤、または他の変形に対して抵抗性がある。したがって、例えば、極性半結晶性ポリマーが、密封リング268について上で説明した親水コロイドと組み合わせて使用される場合に、極性半結晶性ポリマーは、親水コロイドの配合成分に接触しても変形しない。いくつかの実施形態において、剥離部材242、底部剥離部材276、および/または側部剥離部材278は、約40℃〜約60℃の温度変化および約25kGy〜約45kGyのガンマ線滅菌線量に曝されたときの変形に抗するように構成されてもよい。
続いて図3〜図5を参照すると、動作の例示的な実施形態によれば、底部剥離部材276は、基部部材260の第2の内向き側面263における基部密封装置265を露出させるために除去されてもよい。また、底部剥離部材276の除去により、密封リング268の第2の内向き側面247が露出されてもよい。基部密封装置265および/または密封リング268の第2の内向き表面247は、患者の表皮の一部分に対してかつ上で説明した線状創傷を含み得る組織部位の周囲に配置されてもよい。側部剥離部材278は、第2の密封部材部分228を適用した後に除去されてもよい。同様に、第2の密封部材部分228の第1の側面236上の剥離部材242は、第2の密封部材部分228を適用した後に除去されてもよい。その一方で、剥離部材242は、組織部位を日常的に検査する目的で第2の密封部材部分228およびドレッシングアセンブリ202の残りの部分の除去を容易にするために適所に残されてもよい。導管インターフェースが第1の密封部材部分226における開口234に結合されてもよく、かつ減圧がドレッシングアセンブリ202に送達されてもよい。
別の例示的な実施形態によれば、例えばドレッシングアセンブリ202などのドレッシングアセンブリを組織部位に近接して配置することを含み得る、組織部位を治療するための方法。ドレッシングアセンブリは、上で説明したように、ドレッシングボルスタと、ドレッシング取付装置を含む密封部材と、基部取付装置を含む基部部材と、密封リングとを含み得る。方法は、組織部位を取り囲む表皮に基部部材を剥離可能に結合するために組織部位を取り囲む組織上に基部取付装置を位置決めすることを更に含み得る。方法は、基部部材にドレッシング取付装置を剥離可能に結合して密封部材と組織部位との間に密封空間を形成するために密封部材を用いてドレッシングボルスタおよび組織部位を覆うことを更に含み得る。方法は、組織部位からドレッシングアセンブリ内へ流体を抜き取ることを更に含み得る。方法は、例えば、密封部材の剥離強度に対する基部部材の剥離強度の比が約3:1よりも大きい場合など、基部部材が密封部材の剥離強度よりも大きな剥離強度を有する場合に、組織部位を取り囲む組織から基部部材を除去せずに基部部材から密封部材を除去することを更に含み得る。方法は、基部部材と組織部位を取り囲む表皮との間のシールを破壊せずに陰圧療法治療が継続し得るように、視認用開口を通して組織部位を検査した後に基部部材上の密封部材を交換することを更に含み得る。
上で説明したシステムおよび構成要素の製造に関して、密封部材をドレッシングボルスタに適用し結合する際に、密封部材のいかなるしわも除去するためにプレスが利用されてもよい。更に、成形されたドレッシングアセンブリの医療用ボルスタ材料は、ダイカッターを使用して、またはルータを用いて手で切断されてもよい。
別の実施形態(明示的に図示しない)では、密封リングと患者の表皮との間に粘着性または高められた粘着性を与えるために、接着剤などの、取付装置が、密封リングの第2の内向き側面に塗布されてもよい。取付装置は、密封リングが先に述べたものよりも硬い親水コロイドを含む場合、または密封材料が暖まって十分に粘着性になる時間を与えるために低温状態で適用される場合に特に有益であり得る。
本開示の主題はある特定の例示的で非限定的な実施形態との関連で例として提供されているが、添付の特許請求の範囲により定義される本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変更、置換、並べ替え、改変を行うことができる。例えば、本明細書で説明する治療システムは、例えば、傷害または他の病状により生じる創傷などの切開部以外の組織部位に使用されてもよい。いずれか1つの実施形態に関連して説明した任意の特徴はまた、他の任意の実施形態に適用可能であってもよい。そのようなものとして、上で説明した利益および利点は、一実施形態に関するものであってもよく、またはいくつかの実施形態に関するものであってもよい。更に、本明細書で説明する方法のステップは、任意の好適な順序で、または必要に応じて同時に実行されてもよい。

Claims (80)

  1. 組織部位を治療するためのシステムにおいて、
    第1の側面と第2の側面とを有するドレッシングボルスタと、
    前記ドレッシングボルスタの前記第1の側面を覆う第1の密封部材と、
    第2の密封部材であって、前記第2の密封部材を貫通して延びる治療開口を含む、第1の側面と第2の側面とを有し、前記第1の側面の第1の部分が前記第1の密封部材に結合される、第2の密封部材と、
    前記第2の密封部材の前記第2の側面に結合されるように構成された第1の取付装置であって、前記第1の密封部材、前記第2の密封部材、および前記第1の取付装置が、前記組織部位を覆う密封空間を提供するように構成される、第1の取付装置と
    を備える、ドレッシングアセンブリと、
    第3の密封部材であって、前記第3の密封部材を貫通して延びる視認用開口を含むとともに、前記組織部位を取り囲むように構成可能である、第1の側面と第2の側面とを有し、前記第1の取付装置が、前記第3の密封部材の前記第1の側面に剥離可能に結合されるようになされる、第3の密封部材と、
    前記第3の密封部材の前記第2の側面に結合されるように構成されるとともに、前記視認用開口により画定される前記組織部位の周囲の組織に剥離可能に結合されるようになされた第2の取付装置と
    を備える、基部層と、
    前記密封空間と流体連通して結合されるように構成された減圧源と
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記基部取付装置の前記剥離強度が前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度よりも大きいことを特徴とするシステム。
  3. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記第1の取付装置が約2.0N/25mm以下の剥離強度を有することを特徴とするシステム。
  4. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記第2の取付装置が約4.0N/25mm以上の剥離強度を有することを特徴とするシステム。
  5. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度に対する前記基部取付装置の前記剥離強度の比が約2.0よりも大きいことを特徴とするシステム。
  6. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記第1の取付装置が第1の接着剤でありかつ前記第2の取付装置が第2の接着剤であることを特徴とするシステム。
  7. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記第3の密封部材が薄いポリマーフィルムを含むことを特徴とするシステム。
  8. 請求項7に記載のシステムにおいて、前記薄いポリマーフィルムがポリウレタンを含むことを特徴とするシステム。
  9. 請求項7に記載のシステムにおいて、前記薄いポリマーフィルムがポリエステルを含むことを特徴とするシステム。
  10. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記ドレッシングアセンブリが、前記ドレッシングボルスタの治療部分に隣接して配置された密封リングを更に備えることを特徴とするシステム。
  11. 請求項10に記載のシステムにおいて、前記密封リングが親水コロイドを含むことを特徴とするシステム。
  12. 請求項10に記載のシステムにおいて、前記ドレッシングボルスタが、当接縁部内に配置された少なくとも2つの別個の部材を備え、かつ前記密封リングが、合体して一体部材を形成する少なくとも2つの別個の部材を備えることを特徴とするシステム。
  13. 請求項10に記載のシステムにおいて、前記密封リングが、前記ドレッシングボルスタの前記治療部分の周囲に位置決めされるように構成された視認用開口を含むことを特徴とするシステム。
  14. 請求項10に記載のシステムにおいて、前記密封リングが、前記ドレッシングボルスタの前記治療部分の側縁部に位置決めされるように構成されることを特徴とするシステム。
  15. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記ドレッシングアセンブリが、前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面に結合された快適層を更に備え、かつ前記快適層の少なくとも一部分が、露出されるとともに、前記組織部位に対して直接位置決めされるように構成されることを特徴とするシステム。
  16. 請求項15に記載のシステムにおいて、前記快適層が、織布材料、不織布材料、ポリエステル製編地材料、および有窓フィルムからなる群から選択されることを特徴とするシステム。
  17. 請求項15に記載のシステムにおいて、前記ドレッシングアセンブリが、前記ドレッシングボルスタの前記治療部分に隣接して配置された密封リングを更に備え、前記密封リングが、前記組織部位と前記快適層の露出される部分とを取り囲むように構成されることを特徴とするシステム。
  18. 請求項17に記載のシステムにおいて、前記密封リングが、ドレープリング上に積層された密封材料と、前記ドレープリングを前記快適層にまたは前記ドレッシングボルスタに結合する接着剤とを含むことを特徴とするシステム。
  19. 請求項17に記載のシステムにおいて、前記密封リングが前記快適層の少なくとも一部分に結合されることを特徴とするシステム。
  20. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記第2の密封部材の前記第1の側面が、前記治療開口を通して露出される前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面上に治療部分を形成するために前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面の一部分を覆う第2の部分を含むことを特徴とするシステム。
  21. 組織部位を治療するためのシステムにおいて、
    第1の側面と第2の側面とを有するドレッシングボルスタと、
    前記ドレッシングボルスタを覆い、前記組織部位の上に密封空間を作り出すように構成された、第1の側面と第2の側面とを有する密封部材と、
    前記密封部材の前記第2の側面に結合されるように構成されたドレッシング取付装置と
    を備える、ドレッシングアセンブリと、
    前記ドレッシング取付装置により前記密封部材に剥離可能に結合されるようになされる、第1の側面と第2の側面とを有する基部部材であって、前記基部部材の前記第2の側面に結合されるように構成されるとともに、前記組織部位を取り囲む組織に剥離可能に結合されるようになされた基部取付装置を含む、基部部材と、
    前記密封空間と流体連通して結合されるように構成された減圧源と
    を備えることを特徴とするシステム。
  22. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記基部取付装置の前記剥離強度が前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度よりも大きいことを特徴とするシステム。
  23. 請求項22に記載のシステムにおいて、前記ドレッシング取付装置の一部分に接触するドレッシング剥離部材を更に備え、前記ドレッシング剥離部材が前記基部部材の前記第1の側面を覆うようにかつ前記基部部材から取り外し可能であるように構成されることを特徴とするシステム。
  24. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記第1の取付装置が約2.0N/25mm以下の剥離強度を有することを特徴とするシステム。
  25. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記第1の取付装置が約1.4N/25mm以下の剥離強度を有することを特徴とするシステム。
  26. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記第2の取付装置が約4.0N/25mm以上の剥離強度を有することを特徴とするシステム。
  27. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記第2の取付装置が約4.2N/25mm以上の剥離強度を有することを特徴とするシステム。
  28. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度に対する前記基部取付装置の前記剥離強度の比が約2.0よりも大きいことを特徴とするシステム。
  29. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度に対する前記基部取付装置の前記剥離強度の比が約3.0よりも大きいことを特徴とするシステム。
  30. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度に対する前記基部取付装置の前記剥離強度の比が約2:1〜約6:1の範囲であることを特徴とするシステム。
  31. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度に対する前記基部取付装置の前記剥離強度の比が約3:1〜約6:1の範囲であることを特徴とするシステム。
  32. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記ドレッシング取付装置の一部分に接触するドレッシング剥離部材を更に備え、前記ドレッシング剥離部材が前記基部部材の前記第1の側面を覆うようにかつ前記基部部材から取り外し可能であるように構成されることを特徴とするシステム。
  33. 請求項32に記載のシステムにおいて、前記ドレッシング剥離部材がポリエステルフィルムで構成されることを特徴とするシステム。
  34. 請求項33に記載のシステムにおいて、前記ポリエステルフィルムがポリエチレンテレフタレート(PET)であることを特徴とするシステム。
  35. 請求項32に記載のシステムにおいて、前記ドレッシング剥離部材が、前記密封部材の両端部に配置された少なくとも2つの剥離構成要素を含むことを特徴とするシステム。
  36. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部部材が、前記基部部材を貫通して延びる視認用開口を更に含むことを特徴とするシステム。
  37. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部部材が、前記基部部材を貫通して延びる視認用窓を更に含むことを特徴とするシステム。
  38. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記ドレッシングアセンブリが、前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面に結合された密封リングを更に備え、前記密封リングが吸収剤を含むことを特徴とするシステム。
  39. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記密封リングが、前記吸収剤を含む親水コロイドを含むことを特徴とするシステム。
  40. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記吸収剤がカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とするシステム。
  41. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記密封リングが前記ドレッシングボルスタの周囲に位置決めされることを特徴とするシステム。
  42. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記密封リングが前記ドレッシングボルスタの側縁部に位置決めされることを特徴とするシステム。
  43. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記密封リングが、約70〜約80のショアタイプOO硬さを有する密封材料で構成されることを特徴とするシステム。
  44. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記密封リングが約0.7ミリメートル〜約1.25ミリメートルの厚さTsrを有することを特徴とするシステム。
  45. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記密封リングが厚さTsrを有し、前記密封部材が厚さTsmを有し、かつ前記密封部材の前記厚さに対する前記密封リングの前記厚さの比Tsr/Tsmが約2.7〜約7.0であることを特徴とするシステム。
  46. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記ドレッシングアセンブリが、第1の側面と第2の側面とを有する快適層を更に備え、前記快適層の前記第1の側面が前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面に結合されることを特徴とするシステム。
  47. 請求項36に記載のシステムにおいて、前記ドレッシングアセンブリが、前記快適層の前記第2の側面に結合された密封リングを更に備えることを特徴とするシステム。
  48. 請求項36に記載のシステムにおいて、前記快適層が、織布材料、不織布材料、ポリエステル製編地材料、および有窓フィルムからなる群から選択されることを特徴とするシステム。
  49. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記基部取付装置に接触する底部剥離部材を更に備え、前記底部剥離部材が前記基部取付装置を覆うようにかつ前記基部取付装置から取り外し可能であるように構成されることを特徴とするシステム。
  50. 請求項39に記載のシステムにおいて、前記底部剥離部材がポリエチレンテレフタレートで構成されることを特徴とするシステム。
  51. 組織部位に適用するためのドレッシングアセンブリにおいて、
    第1の側面と第2の側面とを有するドレッシングボルスタと、
    前記ドレッシングボルスタを覆い、前記組織部材の上に密封空間を作り出すように構成された、第1の側面と第2の側面とを有する密封部材と、
    前記密封部材の前記第2の側面に結合されるように構成されたドレッシング取付装置と、
    前記ドレッシング取付装置により前記密封部材に剥離可能に結合されるようになされる、第1の側面と第2の側面とを有する基部部材と、
    前記基部部材の前記第2の側面に結合されるように構成されるとともに、前記組織部位を取り囲む組織に剥離可能に結合されるようになされた基部取付装置と
    を備えることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  52. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記基部取付装置の前記剥離強度が前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度よりも大きいことを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  53. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記第1の取付装置が約1.4N/25mm以下の剥離強度を有することを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  54. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記第2の取付装置が約4.2N/25mm以上の剥離強度を有することを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  55. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記基部取付装置が剥離強度を有しかつ前記ドレッシング取付装置が剥離強度を有し、ならびに前記ドレッシング取付装置の前記剥離強度に対する前記基部取付装置の前記剥離強度の比が約3.0よりも大きいことを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  56. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記基部部材が、前記基部部材を貫通して延びる視認用開口を更に含むことを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  57. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記基部部材が、前記基部部材を貫通して延びる視認用窓を更に含むことを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  58. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、吸収剤を含むとともに第1の側面と第2の側面とを有する密封リングを更に備え、前記密封リングの前記第1の側面が、前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面に結合されて前記ドレッシングボルスタの周囲に位置決めされ、前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面の少なくとも一部分が露出されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  59. 請求項58に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記密封リングが、前記吸収剤を含む親水コロイドを含むことを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  60. 請求項58に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記吸収剤がカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  61. 請求項58に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記密封リングが前記ドレッシングボルスタの側縁部に位置決めされることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  62. 請求項58に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記密封リングが、約70〜約80のショアタイプOO硬さを有する密封材料で構成されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  63. 請求項58に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記密封リングが約0.7ミリメートル〜約1.25ミリメートルの厚さTsrを有することを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  64. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記ドレッシングアセンブリが、前記ドレッシングボルスタの前記第2の側面に結合された快適層を更に備え、かつ前記快適層の少なくとも一部分が、露出されるとともに、前記組織部位に対して直接位置決めされるように構成されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  65. 請求項64に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記快適層が、織布材料、不織布材料、ポリエステル製編地材料、および有窓フィルムからなる群から選択されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  66. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記ドレッシングボルスタが網状の連続気泡発泡体で構成されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  67. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記ドレッシングボルスタが、前記ドレッシングボルスタの前記第1の側面に配置された長手方向切り込みおよび横方向切り込みを有し、前記長手方向切り込みが前記横方向切り込みに対して垂直に位置決めされることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  68. 請求項51に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記基部取付装置により前記基部部材の前記第2の側面に接触する底部剥離部材を更に備え、前記底部剥離部材が前記基部部材を覆うようにかつ前記基部部材から取り外し可能であるように構成されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  69. 請求項68に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記底部剥離部材が極性半結晶性ポリマーで構成されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  70. 請求項68に記載のドレッシングアセンブリにおいて、前記底部剥離部材がポリエチレンテレフタレートで構成されることを特徴とするドレッシングアセンブリ。
  71. 組織部位を治療するための方法において、
    ドレッシングアセンブリを前記組織部位に近接して配置することであって、前記ドレッシングアセンブリが、ドレッシングボルスタと、ドレッシング取付装置を含む密封部材と、基部取付装置を含む基部部材と、前記ドレッシングボルスタに結合された密封リングとを備える、配置することと、
    前記組織部位を取り囲む組織に前記基部部材を剥離可能に結合するために前記組織部位を取り囲む前記組織上に前記基部取付装置を位置決めすることと、
    前記ドレッシング取付装置を前記基部部材に剥離可能に結合して前記密封部材と前記組織部位との間に密封空間を形成するために前記密封部材を用いて前記ドレッシングボルスタおよび前記組織部位を覆うことと、
    前記組織部位から前記ドレッシングアセンブリ内へ流体を抜き取ることと
    を含むことを特徴とする方法。
  72. 請求項71に記載の方法において、前記組織部位からの前記流体を前記密封リングに吸収させることを更に含むことを特徴とする方法。
  73. 請求項71に記載の方法において、前記組織部位を取り囲む前記組織から前記基部部材を除去せずに前記基部部材から前記密封部材を除去することを更に含むことを特徴とする方法。
  74. 請求項73に記載の方法において、視認用開口を通して前記組織部位を検査した後に前記基部部材上の前記密封部材を交換することを更に含むことを特徴とする方法。
  75. 請求項71に記載の方法において、前記流体を抜き取ることが前記密封空間に減圧を加えることを含むことを特徴とする方法。
  76. 請求項71に記載の方法において、前記密封リングに向けて前記ドレッシングアセンブリ内において横方向に前記流体を流すことを更に含むことを特徴とする方法。
  77. 請求項71に記載の方法において、前記密封リングが吸収剤を含むことを特徴とする方法。
  78. 請求項71に記載の方法において、前記密封リングが、吸収剤を含む親水コロイドを含むことを特徴とする方法。
  79. 請求項71に記載の方法において、前記吸収剤がカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とする方法。
  80. 請求項71に記載の方法において、前記密封リングが、前記ドレッシングボルスタの側縁部に位置決めされるとともに、前記組織部位を取り囲むように構成されることを特徴とする方法。
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