JP2019520772A - コードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局 - Google Patents

コードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局 Download PDF

Info

Publication number
JP2019520772A
JP2019520772A JP2019500672A JP2019500672A JP2019520772A JP 2019520772 A JP2019520772 A JP 2019520772A JP 2019500672 A JP2019500672 A JP 2019500672A JP 2019500672 A JP2019500672 A JP 2019500672A JP 2019520772 A JP2019520772 A JP 2019520772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
codebook
sequence
auxiliary
training sequence
mobile station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019500672A
Other languages
English (en)
Inventor
ギョウリン コウ
ギョウリン コウ
ミン リュー
ミン リュー
シン ワン
シン ワン
ホイリン ジャン
ホイリン ジャン
ウェイ ウー
ウェイ ウー
ダンプ リュー
ダンプ リュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JP2019520772A publication Critical patent/JP2019520772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本発明の実施例は、コードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局を提供する。本発明の一実施例によるコードブック形成方法は、第1の位相シフトパラメータに基づいて、第1の空間次元における第1の基礎ビームシーケンスを生成するための第1の主コードブックを形成するステップと、第1の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第1の空間次元における第1の補助ビームシーケンスを生成するための第1の回転パラメータを特定するステップと、第1の主コードブックと第1の回転パラメータに基づいて第1の空間次元コードブックを形成するステップと、を含む。

Description

本発明は、無線通信分野に関し、具体的には、無線通信システムにおいて使用可能なコードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局に関する。
全次元多入力多出力(Full Dimensional MIMO、FD‐MIMO)と大規模多入力多出力(Massive MIMO)アンテナは、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)で研究したLTE(ロング・ターム・エボリューション)Release13から標準化になる。従来のMIMOシステムと比べて、FD‐MIMOシステムと大規模MIMOシステムにおいて、移動局のデータが増加する場合、基地局は、システムのスループットを向上するために、より多くのアンテナを使用してデータ伝送を行うことができる。
しかし、FD‐MIMOシステムと大規模MIMOシステムの要するコードブックのサイズ及びハードウェア装置の複雑度も、システムのアンテナ数及び形成可能なビーム数の増加に伴って著しく増加する。また、ビームシーケンス選択に用いられる参照信号のオーバヘッドも対応的に増加する。
例えば、FD‐MIMOシステムと大規模MIMOシステムに対するハイブリッドビームフォーミング方法が提出された。当該方法では、ベースバンド処理においてデジタルビームフォーミングを行い、無線周波数(RF)処理においてアナログビームフォーミングを行い、フォーミングされたビームを生成することによって、ハードウェア装置の複雑度を低減する。アナログビームフォーミングにおいては、移相器のサポートする位相数を増加することでより多くのビームを形成できる。しかし、これにより、ビーム解像度が向上される一方、システムにおけるハードウェア装置の実現複雑度が向上され、コードブックのサイズが大きくなっている。
本発明の一態様によれば、第1の位相シフトパラメータに基づいて、第1の空間次元における第1の基礎ビームシーケンスを生成するための第1の主コードブックを形成するステップと、第1の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第1の空間次元における第1の補助ビームシーケンスを生成するための第1の回転パラメータを特定するステップと、第1の主コードブックと第1の回転パラメータに基づいて第1の空間次元コードブックを形成するステップと、を含む多入力多出力(MIMO)アンテナアレイに用いられるコードブックを形成する方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、主コードブックに基づいて基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信するステップと、移動局から受信した、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、基礎ビームシーケンスにおいて好適基礎ビームを特定するステップと、回転パラメータと好適基礎ビームに基づいて補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信し、当該補助ビームシーケンスが、補助コードブックの回転パラメータの指示する数で好適基礎ビームを回転することで取得されるステップと、移動局から受信した、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、補助ビームシーケンスにおいて好適補助ビームを特定するステップと、を含む基地局によって実行されるビーム特定方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップと、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、基礎ビームシーケンスにおいて好適基礎ビームを特定し、好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックするステップと、基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップと、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定し、好適補助ビームに関する情報を基地局にフィードバックするステップと、を含む移動局によって実行されるビーム特定方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、第1の位相シフトパラメータに基づいて、第1の空間次元における第1の基礎ビームシーケンスを生成するための第1の主コードブックを形成するように構成される主コードブック形成部と、前記第1の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第1の空間次元における第1の補助ビームシーケンスを生成するための第1の回転パラメータを特定するように構成される回転パラメータ特定部と、前記第1の主コードブックと前記第1の回転パラメータに基づいて第1の空間次元コードブックを形成するように構成される次元コードブック形成部と、を含むMIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、主コードブックに基づいて基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成するように構成されるトレーニングシーケンス生成部と、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信するように構成される送信部と、移動局から受信した基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、基礎ビームシーケンスにおいて好適基礎ビームを特定するように構成されるビーム特定部と、を含み、前記トレーニングシーケンス生成部は更に、回転パラメータと好適基礎ビームに基づいて補助ビームアレイのトレーニングシーケンスを生成するように構成され、送信部は更に、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信し、当該補助ビームシーケンスが、補助コードブックの回転パラメータの指示する数で好適基礎ビームを回転することで取得されるように構成され、ビーム特定部は更に、移動局から受信した補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、補助ビームアレイにおいて好適補助ビームを特定するように構成される基地局が提供される。
本発明の別の態様によれば、基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するように構成される検出部と、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、前記基礎ビームアレイから好適基礎ビームを特定するように構成されるビーム特定部と、前記好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックするように構成される送信部と、を含み、前記検出部は更に、基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するように構成され、前記ビーム特定部は更に、前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、前記補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定するように構成され、前記送信部は更に、前記好適補助ビームに関する情報を基地局にフィードバックするように構成される移動局が提供される。
本発明の上記態様によるコードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局は、多段階の方式を通じてコードブックを形成する。これにより、無線通信システムは、できるだけ小さいコードブックサイズを使用する場合に、大規模MIMO又はFD‐MIMOの使用をサポートできる。また、対応的に、ビームシーケンス選択に用いられる参照信号のオーバヘッドが低減される。
添付図面を併せて本発明の実施例を詳しく説明することにより、本発明の上記及びその他の目的、特徴、メリットは、より明らかになるであろう。
本発明の一例によって、MIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する方法を示したフローチャートである。 第1の空間次元におけるアンテナの数=8、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビーム様式の数=8、かつ、第1の位相シフトパラメータ=4の場合に、第1の主コードブックに基づいて生成される第1の基礎ビームシーケンスを示した模式図である。 第1の空間次元におけるアンテナの数=8、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビーム様式の数=8、かつ、第1の回転パラメータ=3の場合に、第1の補助コードブックに基づいて、図2に示す第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームに対して位相回転を行った後に生成された第1の補助ビームシーケンスを示した模式図である。 本発明の一例によって、図1に示す方法と類似する方法に基づいて第2の空間次元コードブックを形成する方法を示したフローチャートである。 本発明の一実施例による、基地局によって実行されるビーム特定方法を示したフローチャートである。 本発明の実施例による、移動局によって実行されるビーム特定方法を示したフローチャートである。 本発明の一実施例による、MIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する装置を示したブロック図である。 本発明の一実施例による主コードブック形成部を示したブロック図である。 本発明の一実施例による基地局を示したブロック図である。 本発明の一実施例による移動局を示したブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例によるMIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する方法と装置、及び基地局と移動局について説明する。図面の記載において、同一の参照番号は、常に同一の要素を示す。但し、ここで述べる実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものでないことが理解されるべきである。また、ここで述べるUEは、例として、移動端末(或いは、移動局と呼ぶ)又は固定端末など様々なユーザ端末を含むことができる。また、便宜上、以下の記載において、UEと移動局が互換的に使用される場合もある。
本発明の実施例は、MIMOシステムに使用されるコードブック、及びMIMOシステムで生成されるビームシーケンスからビームを選択する過程を改善した。これからは、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
以下、図1を参照しながら、本発明の一実施例による、基地局が実行するチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)送信方法を説明する。図1は、本発明の一例によって、MIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する方法100のフローチャートを示した。図1に示すように、ステップS101において、第1の位相シフトパラメータに基づいて、第1の空間次元における第1の基礎ビームシーケンスを生成するための第1の主コードブックを形成する。例えば、第1の空間次元は、水平次元であっても良く、垂直次元であっても良い。
本発明の一例によれば、第1の位相シフトパラメータは、主コードブックに対応する第1の基礎ビームシーケンスを生成するのに使用される移相器のサポートする位相数を指示できる。よって、無線基地局に設置可能な移相器のサポートする位相数に基づいて、第1の位相シフトパラメータを特定できる。本発明の一例によれば、第1の位相シフトパラメータは、基地局のハードウェアのコストを低減するために、比較的に小さい数を指示できる。第1の位相シフトパラメータNに基づいて、基地局の第1の空間次元における位相シフトシーケンスを取得できる:
ここで、第1の空間次元範囲は、[0,2π]であっても良い。
また、本発明の他の例によれば、生成してほしい第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームの数とMIMOアンテナアレイの第1の空間次元におけるアンテナ数に基づいて、第1の主コードブックを形成することもできる。具体的には、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビーム様式の数KとMIMOアンテナアレイの第1の空間次元におけるアンテナ数Mに基づいて、インデックス行列M×Kを形成できる。次いで、特定された第1の位相シフトパラメータNとインデックス行列に基づいて、第1の主コードブックを形成する。例えば、以下の式(1)に基づいて、第1の主コードブックを形成できる。
図2は、第1の空間次元におけるアンテナの数M=8、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビーム様式の数K=8、且つ、第1の位相シフトパラメータN=4の場合に、第1の主コードブックW PAF(m,k)に基づいて生成される第1の基礎ビームシーケンスを示した模式図である。図2に示すように、第1の主コードブックW PAF(m,k)に基づいて生成される第1の基礎ビームシーケンスは、第1の空間次元範囲[0,2π]において分布し、第1の空間次元範囲をカバーできる。
図1に戻り、ステップS102において、第1の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第1の空間次元における第1の補助ビームシーケンスを生成するための第1の回転パラメータを特定する。本発明の一例によれば、第1の回転パラメータは、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームに対応する第1の補助ビームの数を指示できる。
例えば、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームの1つを、第1の回転パラメータが指示する回数で回転することによって、当該第1の基礎ビームに対応する第1の補助ビームシーケンスを取得できる。第1の回転パラメータが3であると仮定し、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームの1つを3回回転することによって、当該第1の基礎ビームに対応する3つの第1の補助ビームを取得できる。即ち、第1の回転パラメータが3である場合、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビーム毎に、3つの第1の補助ビームが対応する。
また、第1の回転パラメータは、第1の基礎ビームアレイにおける隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角に対応付けられる。例えば、第1の回転パラメータに基づいて、隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角を等分することによって、前記第1の補助ビームシーケンスにおける第1の補助ビームを形成できる。隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角は、1つの第1の基礎ビームの幅を指示できる。第1の回転パラメータを5と仮定すると、1つの第1の基礎ビームの1つの第1の基礎ビームの幅を5つに等分することによって、当該第1の基礎ビームに対応する5つの第1の補助ビームを形成できる。
本発明の一例によれば、第1の回転パラメータLに基づいて第1の補助コードブックを形成できる。例えば、以下の式(2)に基づいて第1の補助コードブックW AAF(m,l)を形成できる:
図3は、第1の空間次元におけるアンテナの数M=8、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビーム様式の数K=8、且つ、第1の回転パラメータL=3の場合に、第1の補助コードブックW AAF(m,l)に基づいて、図2に示す第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビーム#210に対して位相回転を行った後に生成される第1の補助ビームシーケンスを示した模式図である。図3に示すように、第1の回転パラメータL=3の場合、図2に示す第1の基礎ビーム#210に対して3回回転を行うことによって、第1の基礎ビーム#210に対応する第1の補助ビーム#310、#320と#330を形成する。
従って、第1の位相シフトパラメータが比較的に小さい数を指示する(即ち、第1の空間次元において第1の基礎ビームシーケンスの解像度が比較的に低い)場合であっても、回転パラメータを使用することで基礎ビームを回転することによって、MIMOアンテナアレイの生成可能なビーム数を増加し、ビームの解像度を向上できる。
図1に戻り、ステップS103において、第1の主コードブックと第1の回転パラメータに基づいて第1の空間次元コードブックを形成する。上述したように、第1の回転パラメータに基づいて第1の補助コードブックを形成する場合に、第1の主コードブックと前記第1の補助コードブックに基づいて第1の空間次元コードブックを形成できる。例えば、第1の主コードブックと第1の補助コードブックに対して内積演算を行うことによって、第1の空間次元コードブックを形成できる。
また、別の空間次元に対して、図1に示す方法100と類似する操作を行うことによって、第2の空間次元コードブックを形成できる。次いで、第1の空間次元コードブックと第2の空間次元コードブックに基づいて、三次元空間コードブックを形成する。図4は、本発明の一例による、図1に示す方法100と類似する方法に基づいて第2の空間次元コードブックを形成する方法400のフローチャートを示した。
図4に示すように、ステップS401において、第2の位相シフトパラメータに基づいて、第2の空間次元における第2の基礎ビームシーケンスを生成するための第2の主コードブックを形成する。例えば、第1の空間次元が水平次元である場合、第2の空間次元は垂直次元であり、逆も同様である。
本発明の一例によれば、第2の位相シフトパラメータは、主コードブックに対応する第2の基礎ビームシーケンスを生成するのに使用される移相器のサポートする位相数を指示できる。よって、無線基地局に設置可能な移相器のサポートする位相数に基づいて、第2の位相シフトパラメータを特定できる。第2の位相シフトパラメータNに基づいて、基地局の第2の空間次元における位相シフトシーケンス
を取得できる。ここで、第2の空間次元の範囲は、[−0.5π,0.5π]であっても良い。
また、本発明の他の例によれば、生成してほしい第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームの数とMIMOアンテナアレイの第2の空間次元におけるアンテナ数に基づいて、第2の主コードブックを形成できる。例えば、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームのビーム様式の数KとMIMOアンテナアレイの第2の空間次元におけるアンテナ数Mに基づいて、インデックス行列M×Kを形成できる。次いで、特定された第2の位相シフトパラメータNとインデックス行列に基づいて、第2の主コードブックを形成できる。また、例えば、以下の式(3)に基づいて、第2の主コードブックW PAF(m,k)を形成できる:
ステップS402において、第2の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第2の空間次元における第2の補助ビームシーケンスを生成するための第2の回転パラメータを特定する。本発明の一例によれば、第2の回転パラメータは、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームに対応する第2の補助ビーム数を指示できる。
例えば、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームの1つを、第2の回転パラメータの指示する回数で回転することによって、当該第2の基礎ビームに対応する第2の補助ビームシーケンスを取得できる。第2の回転パラメータが3であると仮定し、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームの1つを3回回転することによって、当該第2の基礎ビームに対応する3つの第2の補助ビームを取得できる。即ち、第2の回転パラメータが3である場合、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビーム毎に、3つの第2の補助ビームが対応する。
また、第2の回転パラメータは、第2の基礎ビームアレイにおける隣接する2つの第2の基礎ビームの間の夾角に対応付けられる。例えば、第2の回転パラメータに基づいて、隣接する2つの第2の基礎ビームの間の夾角を等分することによって、前記第2の補助ビームシーケンスにおける第2の補助ビームを形成できる。隣接する2つの第2の基礎ビームの間の夾角は、1つの第2の基礎ビームの幅を指示できる。例えば、第2の回転パラメータが5である場合、1つの第2の基礎ビームの1つの第2の基礎ビームの幅を5つに等分することによって、当該第2の基礎ビームに対応する5つの第2の補助ビームを形成できる。
本発明の一例によれば、第2の回転パラメータLに基づいて第2の補助コードブックを形成できる。例えば、以下の式(4)に基づいて第2の補助コードブックW AAF(m,l)を形成できる。
次いで、ステップS403において、第2の主コードブックと第2の回転パラメータに基づいて第2の空間次元コードブックを形成する。上述したように、第2の回転パラメータに基づいて第2の補助コードブックを形成する場合に、第2の主コードブックと前記第2の補助コードブックに基づいて、第2の空間次元コードブックを形成できる。例えば、第2の主コードブックと第2の補助コードブックに対して内積演算を行うことによって、第2の空間次元コードブックを形成できる。
次いで、図1に示す方法100に基づいて取得された第1の空間次元コードブックと、図4に示す方法400に基づいて取得された第2の空間次元コードブックとにより、三次元空間コードブックを形成できる。例えば、以下の式(5)により三次元空間コードワードを形成できる。
上述したように、計算の複雑度を低減するために、MIMOシステムは、デジタルビームフォーミングとアナログビームフォーミングを含むハイブリッドビームフォーミングを行うことができる。好ましくは、本発明の実施例によるコードブック形成方法で形成される各コードブックは、アナログビームフォーミングに用いられる。
本発明の以上の実施例によるMIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する方法において、コードブックは、多段階の方式で形成される。これによって、無線システムは、できるだけ小さいコードブックサイズを使用する場合、大規模MIMO又はFD‐MIMOの使用をサポートできる。
また、本発明の実施例に基づいて形成される各コードブックは、基地局と移動局の間で行われるビーム選択に用いられる。係る場合、所要の、上記実施例に基づいて形成される各コードブックを予め基地局に記憶する。以下、図5を参照しながら本発明の一実施例による、基地局によって実行されるビーム特定方法を説明し、図6を参照しながら本発明の一実施例による、移動局によって実行されるビーム特定方法を説明する。
図5と図6に示す方法において、基地局は、上記方法100に基づいて形成される各コードブック(例えば、各次元の主コードブック、補助コードブック等)を予め記憶できる。使用可能な主コードブック及び/又は補助コードブックが複数存在する場合、基地局は、移動局がコードブックサイズ情報に基づいてビーム選択の検索範囲を特定するように、前記コードブックのサイズを指示するコードブックサイズ情報を準静的又は動的に移動局に通知できる。
また、使用可能な回転パラメータが複数存在し、且つ補助コードブックを必要とせず、回転パラメータのみを通じて基礎ビームシーケンスに基づいて補助ビームシーケンスを生成できる場合、基地局は、移動局が回転情報に基づいてビーム選択の検索範囲を特定するように、回転パラメータを指示する回転情報を準静的又は動的に移動局に通知できる。例えば、基地局は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを通じて、コードブックサイズ情報及び回転情報を準静的に移動局に通知できる。また、例えば、基地局は、L1レイヤシグナリングを通じて、コードブックサイズ情報と回転情報を動的に移動局に通知できる。
図5は、本発明の1つの実施例による、基地局によって実行されるビーム特定方法500のフローチャートを示した。図5に示すように、ステップS501において、主コードブックに基づいて基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンス(例えば、参照信号)を移動局に送信する。主コードブックに基づいて生成される基礎ビームシーケンスは、上記ステップS101に基づいて形成される主コードブックを用いて生成される基礎ビームシーケンスであっても良い。好ましくは、基地局において使用してほしい移相器のサポートする位相数に基づいて、第1の位相シフトパラメータ及び/又はコードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報を特定できる。また、前記主コードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報は、準静的又は動的に移動局に通知できる。従って、移動局は、主コードブックサイズ情報に基づいて、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
本発明の一例によれば、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソースを指示するように、リソース設定を予め特定できる。ステップS501において、基地局は、予め特定されるリソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信できる。代替として、本発明の他の例によれば、基地局は、必要に応じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を変更し、準静的又は動的に移動局に通知すると共に、移動局に通知するリソース設定の指示するリソースを用いて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信する。例えば、基地局は、RRCシグナリングを通じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を準静的に移動局に通知できる。また、例えば、基地局は、L1レイヤシグナリングを通じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を動的に移動局に通知できる。
ステップS502において、移動局から受信した、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、基礎ビームシーケンスにおいて好適基礎ビームを特定する。次いで、ステップS503において、回転パラメータと好適基礎ビームに基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、前記補助ビームアレイのトレーニングシーケンスを移動局に送信する。ここで、前記補助コードブックの回転パラメータの指示する数で好適基礎ビームを回転することによって、前記補助ビームシーケンスを取得する。
例えば、上記のステップS102において説明したように、好適基礎ビームに対応する補助ビームシーケンスを取得するために、回転パラメータに基づいて好適基礎ビームを回転できる。回転パラメータが3であると仮定すると、好適基礎ビームを3回回転することによって、好適基礎ビームに対応する3つの補助ビームを取得できる。より具体的には、回転パラメータが、基礎ビームアレイにおける隣接する2つの基礎ビームの間の夾角と関係する場合、回転パラメータによって指示される数に基づいて好適基礎ビームの幅を等分し、好適基礎ビームに対応する補助ビームを形成できる。また、補助ビームシーケンスは、例えば上記の式(2)に基づいて形成されるコードブックと好適基礎ビームを使用して生成されるビームシーケンスであっても良い。
本発明の一例によれば、回転パラメータを予め特定する。また、主コードブックサイズ情報のように、基地局は、前記回転パラメータを指示する回転情報を準静的又は動的に移動局に通知できる。従って、移動局は、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
また、上述したように、本発明の一例によれば、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソースを指示するために、リソース設定を予め特定できる。ステップS503において、基地局は、予め特定されるリソース設定に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信できる。代替として、本発明の他の例によれば、基地局は、必要に応じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を変更し、準静的又は動的に移動局に通知すると共に、移動局に通知するリソース設定の指示するリソースを用いて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信する。
最後に、ステップS504において、移動局から受信した、前記補助ビームアレイのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、前記補助ビームアレイにおいて好適補助ビームを特定する。基地局は、特定される好適補助ビームを用いて移動局にデータを送信できる。
図5に示すビーム特定方法500に、好適基礎ビームが特定された後にステップS503を通じて補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、ステップS504を通じて好適補助ビームを特定することが含まれているが、代替可能な実施例にはステップS503とステップS504が含まれなくても良いことに留意すべきである。具体的には、図5に示す方法は、ステップS502を通じて基礎ビームシーケンスから好適基礎ビームを選択した後に、移動局から受信した、補助ビームアレイのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、好適基礎ビームに対するチャネルが所定チャネル品質を満たすか否かを特定することを更に含むことができる。所定チャネル品質が満たされる場合に、基地局は、ステップS503とステップS504を行う必要なく、好適基礎ビームを用いて移動局にデータを送信できる。
各空間次元における好適ビームを特定するように、各空間次元に対して、図5に示すビーム方法を順番に又は並行に実行できる。また、基地局は、各空間次元における好適ビームに基づいて、移動局へのデータ送信に用いられる好適三次元ビームを生成できる。
以下、図6を参照しながら、図5に示す方法500に対応する、移動局によって実行されるビーム特定方法を説明する。図6は、本発明の実施例による、移動局によって実行されるビーム特定方法600のフローチャートを示した。
図6に示すように、ステップS601において、基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出する。好ましくは、図6に示す方法は、主コードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報を受信することを更に含むことができる。ステップS601において、主コードブックサイズ情報に基づいて、基地局によって生成される基礎ビームシーケンスを特定し、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。例えば、主コードブックに基づいて生成される基礎ビームシーケンスは、基地局が、上記ステップS101に基づいて形成される主コードブックを用いて生成される基礎ビームシーケンスであっても良い。ここでは詳しい説明を省略する。
本発明の一例によれば、トレーニングシーケンスに用いられるリソースを指示するように、予めリソース設定を特定できる。ステップS601において、予め特定されるリソース設定に基づいて、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出する。代替として、本発明の他の例によれば、図6に示す方法は、基地局から通知される、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を受信するステップを更に含むことができる。ステップS601において、受信したリソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
ステップS602において、基地局が、移動局からフィードバックされる好適基礎ビームの情報に基づいて当該移動局に対する好適基礎ビームを特定し、そして当該移動局に対する好適基礎ビームと回転パラメータに基づいて補助ビームシーケンスを生成するために、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、基礎ビームシーケンスから好適基礎ビームを特定し、好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックできる。例えば、好適基礎ビームの情報は、当該ビームのインデックス、チャネル品質情報等であっても良い。
次いで、ステップS603において、基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。好ましくは、図6に示す方法は、回転パラメータを指示する回転情報を受信することを更に含むことができる。ステップS603において、回転情報に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
リソース設定を予め特定することでトレーニングシーケンスに用いられるリソースを指示する場合に、ステップS603において、予め特定されるリソース設定に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出する。代替として、本発明の他の例によれば、図6に示す方法は、基地局から通知される、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を受信することを更に含むことができる。ステップS603において、受信したリソース設定に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
ステップS604において、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定し、好適補助ビームに関する情報を基地局にフィードバックできる。例えば、好適補助ビームの情報は、当該ビームのインデックス、チャネル品質情報などであっても良い。従って、基地局は、特定される好適補助ビームを使用して、データを移動局に送信できる。
図6に示すビーム特定方法600に、好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックした後にステップS603を通じて補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出して、ステップS604を通じて検出結果に基づいて補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定し基地局に通知することが含まれているが、本発明の実施例によれば、特定される好適基礎ビームに対応するチャネルが所定チャネル品質を満たす(即ち、比較的に高いチャネル品質を有する)場合に、基地局は、好適基礎ビームを使用してデータを移動局に送信できることに留意すべきである。そのため、移動局は、ステップS603とステップS604を実行する必要がない。
本発明の以上の実施例による、基地局と移動局によって実行されるビーム特定方法において、基地局は、多段階の方式でビームを形成し、対応的に、移動局は、多段階の方式でビーム検出を行う。これによって、基地局は、低いハードウェア複雑度で、MIMOシステムによって生成されるビームの空間解像度を向上すると共に、トレーニングシーケンス送信のオーバヘッドを低減できる。また、好適基礎ビームのチャネル品質が所定伝送条件を満たす場合に、多段階でビーム特定を行う必要はない。
以下、図7を参照しながら本発明の実施例による、MIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する装置を説明する。図7は、本発明の一実施例による、MIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する装置700のブロック図を示した。図7に示すように、装置700は、主コードブック形成部710、回転パラメータ特定部720及び次元コードブック形成部730を含む。この3つの部に加えて、装置700は、他の部材を更に含んでも良い。しかし、これらの部材は本発明の実施例の内容と関係がないため、ここでは、その図示と説明を省略する。また、本発明の一実施例による装置700が実行する下記動作の具体的な詳細は、上記の図1〜4を参照しながら説明した詳細と同様であるため、ここでは、重複を回避するために同一の詳細に対する説明を省略する。
主コードブック形成部710は、第1の位相シフトパラメータに基づいて、第1の空間次元における第1の基礎ビームシーケンスを生成するための第1の主コードブックを形成する。例えば、第1の空間次元は、水平次元であっても良く、垂直次元であっても良い。
本発明の一例によれば、第1の位相シフトパラメータは、主コードブックに対応する第1の基礎ビームシーケンスを生成するのに使用される移相器のサポートする位相数を指示できる。よって、無線基地局に設置可能な移相器のサポートする位相数に基づいて、第1の位相シフトパラメータを特定できる。本発明の一例によれば、第1の位相シフトパラメータは、基地局のハードウェアのコストを低減するために、比較的に小さい数を指示できる。第1の位相シフトパラメータNに基づいて、基地局の第1の空間次元における位相シフトシーケンスを取得できる。
ここで、第1の空間次元範囲は、[0,2π]であっても良い。
また、本発明の他の例によれば、生成してほしい第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームの数とMIMOアンテナアレイの第1の空間次元におけるアンテナ数に基づいて、第1の主コードブックを形成できる。図8は、本発明の一実施例による主コードブック形成部710のブロック図を示した。図7に示すように、主コードブック形成部710は、インデックス行列形成モジュール810と主コードブック形成モジュール820を含むことができる。インデックス行列形成モジュール810は、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビーム様式の数KとMIMOアンテナアレイの第1の空間次元におけるアンテナ数Mに基づいて、インデックス行列M×Kを形成できる。次いで、主コードブック形成モジュール820は、特定された第1の位相シフトパラメータNとインデックス行列に基づいて、第1の主コードブックを形成できる。また、例えば、上記の式(1)に基づいて、第1の主コードブックW PAF(m,k)を形成できる。
回転パラメータ特定部720は、第1の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第1の空間次元における第1の補助ビームシーケンスを生成するための第1の回転パラメータを特定する。本発明の一例によれば、第1の回転パラメータは、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームに対応する第1の補助ビームの数を指示できる。
例えば、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームの1つを、第1の回転パラメータの指示する回数で回転することによって、当該第1の基礎ビームに対応する第1の補助ビームシーケンスを取得できる。第1の回転パラメータが3であると仮定すると、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームの1つを3回回転することによって、当該第1の基礎ビームに対応する3つの第1の補助ビームを取得できる。即ち、第1の回転パラメータが3である場合、第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビーム毎に、3つの第1の補助ビームが対応する。
また、第1の回転パラメータは、第1の基礎ビームアレイにおける隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角に対応付けられる。例えば、第1の回転パラメータに基づいて、隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角を等分することによって、前記第1の補助ビームシーケンスにおける第1の補助ビームを形成できる。隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角は、1つの第1の基礎ビームの幅を指示できる。例えば、第1の回転パラメータが5である場合、1つの第1の基礎ビームの1つの第1の基礎ビームの幅を5つに等分することによって、当該第1の基礎ビームに対応する5つの第1の補助ビームを形成できる。
本発明の一例によれば、装置700は、第1の回転パラメータLに基づいて第1の補助コードブックを形成するように、補助コードブック形成部を含むことができる。例えば、補助コードブック形成部は、上記式(2)に基づいて、第1の補助コードブックW AAF(m,l)を形成できる。
次元コードブック形成部730は、第1の主コードブックと第1の回転パラメータに基づいて、第1の空間次元コードブックを形成できる。上述したように、第1の回転パラメータに基づいて第1の補助コードブックを形成する場合に、第1の主コードブックと前記第1の補助コードブックに基づいて、第1の空間次元コードブックを形成できる。例えば、第1の主コードブックと第1の補助コードブックに対して内積演算を行うことによって、第1の空間次元コードブックを形成できる。
また、装置700における各部は、第1の空間次元コードブックの形成と類似する方式で第2の空間次元コードブックを形成できる。次いで、第1の空間次元コードブックと第2の空間次元コードブックに基づいて三次元空間コードブックを形成する。具体的には、主コードブック形成部710は、第2の位相シフトパラメータに基づいて、第2の空間次元における第2の基礎ビームシーケンスを生成するための第2の主コードブックを形成できる。例えば、第1の空間次元が水平次元である場合、第2の空間次元は垂直次元であり、逆も同様である。
本発明の一例によれば、第2の位相シフトパラメータは、主コードブックに対応する第2の基礎ビームシーケンスを生成するのに使用される移相器のサポートする位相数を指示することができる。従って、無線基地局に設置可能な移相器のサポートする位相数に基づいて、第2の位相シフトパラメータを特定できる。第2の位相シフトパラメータNに基づいて位相シフトシーケンス
を取得できる。ここで、第2の空間次元の範囲は、[−0.5π,0.5π]であっても良い。
また、本発明の他の例によれば、生成してほしい第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームの数とMIMOアンテナアレイの第2の空間次元におけるアンテナ数に基づいて、第2の主コードブックを形成できる。例えば、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームのビーム様式の数KとMIMOアンテナアレイの第2の空間次元におけるアンテナ数Mに基づいて、インデックス行列M×Kを形成できる。その後、特定された第2の位相シフトパラメータNとインデックス行列に基づいて、第2の主コードブックを形成する。また例えば、上記の式(3)に基づいて、第2の主コードブックW PAF(m,k)を形成できる。
回転パラメータ特定部720は、第2の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第2の空間次元における第2の補助ビームシーケンスを生成するための第2の回転パラメータを特定できる。本発明の一例によれば、第2の回転パラメータは、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームに対応する第2の補助ビーム数を指示できる。
例えば、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームの1つを、第2の回転パラメータの指示する回数で回転することによって、当該第2の基礎ビームに対応する第2の補助ビームシーケンスを取得できる。第2の回転パラメータが3であると仮定し、第2の基礎ビームシーケンスにおける第2の基礎ビームの1つを3回回転することによって、当該第2の基礎ビームに対応する3つの第2の補助ビームを取得できる。即ち、第2の回転パラメータが3である場合、第2の基礎ビームシーケンス内の第2の基礎ビーム毎に、3つの第2の補助ビームが対応する。
また、第2の回転パラメータは、第2の基礎ビームアレイにおける隣接する2つの第2の基礎ビームの間の夾角に対応付けられる。例えば、第2の回転パラメータに基づいて、隣接する2つの第2の基礎ビームの間の夾角を等分することによって、前記第2の補助ビームシーケンスにおける第2の補助ビームを形成できる。隣接する2つの第2の基礎ビームの間の夾角は、1つの第2の基礎ビームの幅を指示できる。例えば、第2の回転パラメータが5である場合、1つの第2の基礎ビームの1つの第2の基礎ビームの幅を5つに等分することによって、当該第2の基礎ビームに対応する5つの第2の補助ビームを形成できる。
本発明の一例によれば、第2の回転パラメータLに基づいて第2の補助コードブックを形成できる。例えば、上記の式(4)に基づいて第2の補助コードブックW AAF(m,l)を形成できる。
次いで、次元コードブック形成部730は、第2の主コードブックと第2の回転パラメータに基づいて第2の空間次元コードブックを形成できる。上述したように、第2の回転パラメータに基づいて第2の補助コードブックを形成する場合に、第2の主コードブックと前記第2の補助コードブックに基づいて第2の空間次元コードブックを形成できる。例えば、第2の主コードブックと第2の補助コードブックに対して内積演算を行うことによって、第2の空間次元コードブックを形成できる。
また、装置700は、三次元コードブック形成部を更に含む。三次元コード形成部は、第1の空間次元コードブックと第2の空間次元コードブックに基づいて三次元空間コードブックを形成できる。例えば、三次元コードブック形成部は、上記の式(5)を通じて三次元空間コードワードを形成できる。
上述したように、計算の複雑度を低減するために、MIMOシステムは、デジタルビームフォーミングとアナログビームフォーミングを含むハイブリッドビームフォーミングを行うことができる。好ましくは、本発明の実施例によるコードブック形成装置で形成される各コードブックは、アナログビームフォーミングに用いられる。
本発明の以上の実施例によるMIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する装置において、コードブックは、多段階の方式で形成される。これによって、無線システムは、できるだけ小さいコードブックを使用する場合に、大規模MIMO又はFD‐MIMOの使用をサポートできる。
また、本発明の実施例に基づいて形成される各コードブックは、基地局と移動局の間に行われるビーム選択に用いられる。係る場合、所要の、上記実施例に基づいて形成される各コードブックを予め基地局に記憶する。以下、図9を参照しながら本発明の一実施例による基地局を説明し、図10を参照しながら本発明の一実施例による移動局を説明する。
図9に示す基地局において、上記700を通じて形成される各コードブック(例えば、各次元の主コードブック、補助コードブック等)を予め記憶できる。使用可能な主コードブック及び/又は補助コードブックが複数存在する場合に、基地局は、移動局がコードブックサイズ情報に基づいてビーム選択の検索範囲を特定するように、前記コードブックのサイズを指示するコードブックサイズ情報を準静的又は動的に移動局に通知できる。
また、使用可能な回転パラメータが複数存在し、且つ補助コードブックを必要とせず、回転パラメータのみを通じて基礎ビームシーケンスに基づいて補助ビームシーケンスを生成できる場合、基地局は、移動局が回転情報に基づいてビーム選択の検索範囲を特定するように、回転パラメータを指示する回転情報を準静的又は動的に移動局に通知できる。例えば、基地局は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを通じて、コードブックサイズ情報と回転情報を準静的に移動局に通知できる。また、例えば、基地局は、L1レイヤシグナリングを通じて、コードブックサイズ情報と回転情報を動的に移動局に通知できる。
図9は、本発明の一実施例による基地局900のブロック図を示した。図9に示すように、基地局900は、トレーニングシーケンス生成部910、送信部920及びビーム特定部930を含む。この3つの部に加えて、基地局900は、他の部材を更に含んでも良い。しかし、これらの部材は本発明の実施例の内容と関係がないため、ここでは、その図示と説明を省略する。また、本発明の実施例による基地局900が実行する下記動作の具体的な詳細は、上記の図5を参照しながら説明した詳細と同様であるため、ここでは、重複を回避するために同一の詳細に対する説明を省略する。
トレーニングシーケンス生成部910は、主コードブックに基づいて、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成する。送信部920は、生成した基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信する。例えば、主コードブックに基づいて生成される基礎ビームシーケンスは、主コードブック形成部710によって形成される主コードブックを用いて生成される基礎ビームシーケンスであっても良い。好ましくは、基地局900は、基地局に使用してほしい移相器のサポートする位相数に基づいて、第1の位相シフトパラメータ及び/又はコードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報を特定するように、コードブックサイズ特定部を更に含むことができる。また、送信部は、前記主コードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報を、準静的又は動的に移動局に通知することによって、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
本発明の一例によれば、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソースを指示するように、リソース設定を予め特定できる。送信部920は、予め特定されるリソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信できる。代替として、本発明の他の例によれば、基地局は、必要に応じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を変更できる。送信部920は、当該設定を準静的又は動的に移動局に通知すると共に、移動局に通知するリソース設定の指示するリソースを用いて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信する。例えば、送信部920は、RRCシグナリングを通じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を準静的に移動局に通知できる。また、例えば、送信部920は、L1レイヤシグナリングを通じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を動的に移動局に通知できる。
ビーム特定部930は、移動局から受信した、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、基礎ビームシーケンスにおいて好適基礎ビームを特定できる。次いで、トレーニングシーケンス生成部910は、回転パラメータと好適基礎ビームに基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成できる。また、送信部920は、前記補助ビームアレイのトレーニングシーケンスを移動局に送信できる。ここで、前記補助コードブックの回転パラメータによって指示される数で好適基礎ビームを回転することによって、前記補助ビームシーケンスを取得する。
例えば、回転パラメータ特定部720に対する説明のように、好適基礎ビームに対応する補助ビームシーケンスを取得するために、回転パラメータに基づいて好適基礎ビームを回転することができる。回転パラメータが3であると仮定すると、好適基礎ビームを3回回転することによって、好適基礎ビームに対応する3つの補助ビームを取得できる。より具体的には、回転パラメータが、基礎ビームアレイにおいて隣接する2つの基礎ビームの間の夾角と関係する場合に、回転パラメータによって指示される数に基づいて好適基礎ビームの幅を等分し、好適基礎ビームに対応する補助ビームを形成できる。また、補助ビームシーケンスは、例えば上記の式(2)に基づいて形成されるコードブックと好適基礎ビームを使用して生成されるビームシーケンスであっても良い。
本発明の一例によれば、回転パラメータを予め特定する。また、主コードブックサイズ情報のように、送信部920は、前記回転パラメータを指示する回転情報を準静的又は動的に移動局に通知できる。従って、移動局は、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
また、上述したように、本発明の一例によれば、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソースを指示するために、リソース設定を予め特定できる。送信部920は、予め特定されるリソース設定に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信できる。代替として、本発明の他の例によれば、送信部は、必要に応じて、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を変更できる。送信部920は、準静的又は動的に移動局に通知すると共に、移動局に通知するリソース設定の指示するリソースを用いて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信する。
最後に、ビーム特定部930は、移動局から受信した、前記補助ビームアレイのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、前記補助ビームアレイにおいて好適補助ビームを特定できる。基地局900は、特定される好適補助ビームを用いて、データを移動局に送信できる。
上記実施例において、トレーニングシーケンス生成部910が、好適基礎ビームが特定された後に、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、送信部920を通じて移動局に送信し、ビーム特定部930を通じて好適補助ビームを特定するが、代替可能な実施例には基地局900が当該操作を行わなくても良いことに留意すべきである。具体的には、移動局から受信した、補助ビームアレイのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、好適基礎ビームに対応するチャネルが所定チャネル品質を満たすか否かを更に特定するために、基地局900は、チャネル品質特定部を更に含むことができる。所定チャネル品質が満たされる場合に、基地局は、好適基礎ビームを直接に用いて、データを移動局に送信できる。
トレーニングシーケンス生成部910、送信部920及びビーム特定部930は、各空間次元における好適ビームを特定するために、各空間次元に対して順番に又は並行にビーム特定を行うことができる。また、基地局は、各空間次元における好適ビームに基づいて、移動局へのデータ送信に用いられる好適三次元ビームを生成できる。
以下、図10を参照しながら、図9に示す基地局に対応する移動局を説明する。図10は、本発明の一実施例による移動局1000のブロック図を示した。図10に示すように、移動局1000は、検出部1010、ビーム特定部1020及び送信部1030を含む。この3つの部に加えて、移動局1000は、他の部材を更に含んでも良い。しかし、これらの部材は本発明の実施例の内容と関係がないため、ここでは、その図示と説明を省略する。また、本発明の実施例による移動局1000が実行する下記動作の具体的な詳細は、上記の図6を参照しながら説明した詳細と同様であるため、ここでは、重複を回避するために同一の詳細に対する説明を省略する。
検出部1010は、基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出する。好ましくは、図6に示す方法は、主コードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報を受信するステップを更に含むことができる。検出部1010は、主コードブックサイズ情報に基づいて、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。例えば、主コードブックに基づいて生成される基礎ビームシーケンスは、基地局が、主コードブック生成部710によって形成される主コードブックを用いて生成される基礎ビームシーケンスであってもよい。ここでは詳しい説明を省略する。
本発明の一例によれば、トレーニングシーケンスに用いられるリソースを指示するために、リソース設定を予め特定できる。検出部1010は、予め特定されるリソース設定に基づいて、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出する。代替として、本発明の他の例によれば、図10に記載される移動局は、基地局から通知される、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を受信するための受信部を更に含むことができる。検出部1010は、受信したリソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
ビーム特定部1020は、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、基礎ビームシーケンスから好適基礎ビームを特定できる。また、基地局が、移動局からフィードバックされる好適基礎ビームの情報に基づいて当該移動局の好適基礎ビームを特定し、当該移動局に対する好適基礎ビームと回転パラメータに基づいて補助ビームシーケンスを生成するために、送信部1030は、好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックできる。例えば、好適基礎ビームの情報は、当該ビームのインデックス、チャネル品質情報等であっても良い。
次いで、検出部1010は、基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。上述したように、好ましくは、移動局1000は、回転パラメータを指示する回転情報を受信する受信部を更に含むことができる。検出部1010は、回転情報に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
リソース設定を予め特定することでトレーニングシーケンスに用いられるリソースを指示する場合に、検出部1010は、予め特定されるリソース設定に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。代替として、本発明の他の例によれば、移動局における受信部は、基地局から通知される、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を受信する受信部を更に含むことができる。検出部1010は、受信したリソース設定に基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出できる。
ビーム特定部1020は、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定できる。また、送信部1030は、好適補助ビームに関する情報を基地局にフィードバックできる。例えば、好適補助ビームの情報は、当該ビームのインデックス、チャネル品質情報などであっても良い。従って、基地局は、特定される好適補助ビームを使用して、データを移動局に送信できる。
移動局1000が、好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックした後に、検出部1010を通じて補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出し、ビーム特定部1020を通じて検出結果に基づいて補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定し、送信部1030を通じて基地局に通知するが、本発明の実施例によれば、特定される好適基礎ビームに対応するチャネルが所定チャネル品質を満たす(即ち、比較的に高いチャネル品質を有する)場合に、基地局は、好適基礎ビームを使用して、データを移動局に送信できることに留意すべきである。そのため、移動局は、当該操作を実行する必要がない。
本発明の以上の実施例による基地局と移動局において、基地局は、多段階の方式でビームを形成し、対応的に、移動局は、多段階の方式でビーム検出を行う。これによって、基地局は、低いハードウェア複雑度でMIMOシステムによって生成されるビームの解像度を向上すると共に、トレーニングシーケンス送信のオーバヘッドを低減できる。また、好適基礎ビームのチャネル品質が所定伝送条件を満たす場合に、多段階でビーム特定を行う必要はない。
上述した装置700、基地局900及び移動局1000の操作は、ハードウェア、又はプロセッサによって実行されたソフトウェアモジュール、あるいは両者の組み合わせによって実行することが可能である。
ソフトウェアモジュールは、例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラム可能ROM)、EEPROM(電気的に消去可能なプログラム可能ROM)、レジスタ、ハードドライブ、リムーバブルディスク、CD−ROMなどの任意の形式の記憶媒体に設置されても良い。
このような記憶媒体は、プロセッサが該記憶媒体に情報を書き込んだり、該記憶媒体から情報を読み取ったりできるように、プロセッサに結合されている。このような記憶媒体は、プロセッサに集積させても良い。このような記憶媒体又はプロセッサは、ASICに設置されても良い。このようなASICは、装置700、基地局900及び移動局1000に設置されても良い。このような記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリート構成要素として装置700、基地局900及び移動局1000に設置されても良い。例えば、プロセッサにより上述した装置における主コードブック形成部、回転パラメータ特定部及び次元コードブック形成部が実行する動作を実行できる。また、例えば、プロセッサにより上述した基地局におけるトレーニングシーケンス生成部とビーム特定部が実行する動作を実行できる。また、例えば、プロセッサにより上述した移動局における検出部とビーム特定部が実行する動作を実行できる。
従って、上述した実施例を用いて本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここで説明した実施例に限定されるものではないことは当業者には明白であろう。本発明は、請求項が限定した本発明の範囲を逸脱しない範囲で修正又は変更したものに適用可能である。従って、明細書における説明は、例示の説明に過ぎず、本発明に関して何の限定を示唆することも意図していない。

Claims (25)

  1. 多入力多出力(MIMO)アンテナアレイに用いられるコードブックを形成する方法であって、
    第1の位相シフトパラメータに基づいて、第1の空間次元における第1の基礎ビームシーケンスを生成するための第1の主コードブックを形成するステップと、
    前記第1の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第1の空間次元における第1の補助ビームシーケンスを生成するための第1の回転パラメータを特定するステップと、
    前記第1の主コードブックと前記第1の回転パラメータに基づいて第1の空間次元コードブックを形成するステップと、
    を含む方法。
  2. 第1の回転パラメータに基づいて第1の補助コードブックを形成するステップを更に含み、
    前記第1の主コードブックと前記第1の回転パラメータに基づいて第1空間次元コードブックを形成するステップは、
    前記第1の主コードブックと前記第1の補助コードブックに基づいて第1の空間次元コードブックを形成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の主コードブックと前記第1の補助コードブックに基づいて第1の空間次元コードブックを形成するステップは、
    前記第1主コードブックと前記第1補助コードブックに対して内積演算を行うことによって、第1の空間次元コードブックを形成するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の位相シフトパラメータは、第1の空間次元における位相シフトの数を指示するものであり、
    前記第1の回転パラメータは、前記第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームに対応する第1の補助ビームの数を指示するものである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の位相シフトパラメータに基づいて第1の主コードブックを形成するステップは、
    前記第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビームパターンの数と、前記MIMOアンテナアレイの第1の空間次元におけるアンテナの数とに基づいて、インデックス行列を形成するステップと、
    前記第1の位相シフトパラメータと前記インデックス行列に基づいて、第1の主コードブックを形成するステップと、を含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の回転パラメータは、前記第1の基礎ビームアレイにおける隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角と対応付けられている、請求項4に記載の方法。
  7. 前記第1の回転パラメータに基づいて、隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角を等分することによって、前記第1の補助ビームシーケンスにおける第1の補助ビームを形成する、請求項6に記載の方法。
  8. 第2の位相シフトパラメータに基づいて、第2の空間次元における第2の基礎ビームシーケンスを生成するための第2の主コードブックを形成するステップと、
    前記第2の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第2の空間次元における第2の補助ビームシーケンスを生成するための第2の回転パラメータを特定するステップと、
    前記第2の主コードブックと前記第2の回転パラメータに基づいて、第2の空間次元コードブックを形成するステップと、
    前記第1の空間次元コードブックと前記の第2空間次元コードブックに基づいて、三次元空間コードブックを形成するステップと、を更に含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記コードブックは、アナログビームフォーミングに用いられるコードブックである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 基地局によって実行されるビーム特定方法であって、
    主コードブックに基づいて、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信するステップと、
    移動局から受信した、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、前記基礎ビームシーケンスにおいて好適基礎ビームを特定するステップと、
    回転パラメータと好適基礎ビームに基づいて、補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成し、前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信するステップと、
    移動局から受信した、前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、前記補助ビームシーケンスにおいて好適補助ビームを特定するステップと、
    を含み、
    前記補助ビームシーケンスは、前記補助コードブックの回転パラメータの指示する数で好適基礎ビームを回転することで取得される方法。
  11. 前記主コードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報と、前記回転パラメータを指示する回転情報とを、移動局に対して準静的又は動的に通知する、請求項10に記載の方法。
  12. 予め特定されるリソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンス及び/又は前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に対して送信する、請求項10に記載の方法。
  13. 移動局に対して、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を準静的又は動的に通知するステップを更に含み、
    移動局へ通知したリソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンス及び/又は前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に対して送信する、請求項10に記載の方法。
  14. 移動局によって実行されるビーム特定方法であって、
    基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップと、
    前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、前記基礎ビームシーケンスから好適基礎ビームを特定し、前記好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックするステップと、
    基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップと、
    前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、前記補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定し、前記好適補助ビームに関する情報を基地局にフィードバックするステップと、
    を含む方法。
  15. 前記主コードブックサイズを指示する主コードブックサイズ情報と、前記回転パラメータを指示する回転情報とを受信するステップを更に含み、
    前記基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップは、
    前記主コードブックサイズ情報に基づいて、基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップを含み、
    前記基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップは、
    前記回転情報に基づいて、基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するステップを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 予め特定されるリソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンス及び/又は前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出する、請求項14に記載の方法。
  17. 基地局から通知される、トレーニングシーケンスの送信に用いられるリソース設定を受信するステップを更に含み、
    前記リソース設定に基づいて、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンス及び/又は前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出する、請求項14に記載の方法。
  18. MIMOアンテナアレイに用いられるコードブックを形成する装置であって、
    第1の位相シフトパラメータに基づいて、第1の空間次元における第1の基礎ビームシーケンスを生成するための第1の主コードブックを形成するように構成される主コードブック形成部と、
    前記第1の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第1の空間次元における第1の補助ビームシーケンスを生成するための第1の回転パラメータを特定するように構成される回転パラメータ特定部と、
    前記第1の主コードブックと前記第1の回転パラメータに基づいて、第1の空間次元コードブックを形成するように構成される次元コードブック形成部と、
    を含む装置。
  19. 第1の回転パラメータに基づいて第1の補助コードブックを形成するように構成される補助コードブック形成部を更に含み、
    次元コードブック形成部は、前記第1の主コードブックと前記第1の補助コードブックに対して内積演算を行うことによって、第1の空間次元コードブックを形成する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第1の位相シフトパラメータは、第1空間次元における位相シフトの数を指示するものであり、
    前記第1の回転パラメータは、前記第1基礎ビームシーケンスにおける第1基礎ビームに対応する第1補助ビームの数を指示するものである、請求項18に記載の装置。
  21. 前記主コードブック形成部は、
    前記第1の基礎ビームシーケンスにおける第1の基礎ビームのビームパターンの数と、前記MIMOアンテナアレイの第1の空間次元におけるアンテナの数とに基づいて、インデックス行列を形成するように構成されるインデックス行列形成モジュールと、
    前記第1の位相シフトパラメータと前記インデックス行列に基づいて、第1主コードブックを形成するように構成される主コードブック形成モジュールと、を含む請求項20に記載の装置。
  22. 前記第1の回転パラメータは、前記第1の基礎ビームアレイにおける隣接する2つの第1の基礎ビームの間の夾角と対応付けられている、請求項20に記載の装置。
  23. 前記主コードブック形成部は、第2の位相シフトパラメータに基づいて、第2の空間次元における第2の基礎ビームシーケンスを生成するための第2の主コードブックを形成するように更に構成され、
    前記回転パラメータ特定部は、前記第2の基礎ビームシーケンスに対して位相回転を行うことによって第2の空間次元における第2の補助ビームシーケンスを生成するための第2の回転パラメータを特定するように更に構成され、
    前記次元コードブック形成部は、前記第2の主コードブックと前記第2の回転パラメータに基づいて、第2の空間次元コードブックを生成するように更に構成され、
    前記装置は、
    前記第1の空間次元コードブックと前記第2の空間次元コードブックに基づいて、三次元コードブックを生成するように構成される三次元コードブック形成部を更に含む、請求項18に記載の装置。
  24. 基地局であって、
    主コードブックに基づいて、基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを生成するように構成されるトレーニングシーケンス生成部と、
    前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信するように構成される送信部と、
    移動局から受信した、前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、前記基礎ビームシーケンスにおいて好適基礎ビームを特定するように構成されるビーム特定部と、を含み、
    前記トレーニングシーケンス生成部は、回転パラメータと好適基礎ビームに基づいて、補助ビームアレイのトレーニングシーケンスを生成するように更に構成され、
    前記送信部は、前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを移動局に送信するように更に構成され、前記補助ビームシーケンスは、前記補助コードブックの回転パラメータに指示される数で好適基礎ビームを回転することで取得されるものであり、
    前記ビーム特定部は、移動局から受信した、前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対するフィードバックに基づいて、前記補助ビームアレイにおいて好適補助ビームを特定するように更に構成される基地局。
  25. 移動局であって、
    基地局から送信される基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するように構成される検出部と、
    前記基礎ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、前記基礎ビームアレイから好適基礎ビームを特定するように構成されるビーム特定部と、
    前記好適基礎ビームに関する情報を基地局にフィードバックするように構成される送信部と、を含み、
    前記検出部は、基地局から送信される補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスを検出するように更に構成され、
    前記ビーム特定部は、前記補助ビームシーケンスのトレーニングシーケンスに対する検出結果に基づいて、前記補助ビームシーケンスから好適補助ビームを特定するように更に構成され、
    送信部は、前記好適補助ビームに関する情報を基地局にフィードバックするように更に構成される移動局。
JP2019500672A 2016-07-12 2017-07-12 コードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局 Pending JP2019520772A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201610547359.X 2016-07-12
CN201610547359.XA CN107623540A (zh) 2016-07-12 2016-07-12 形成码本的方法及其装置、基站和移动台
PCT/CN2017/092582 WO2018010655A1 (zh) 2016-07-12 2017-07-12 形成码本的方法及其装置、基站和移动台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019520772A true JP2019520772A (ja) 2019-07-18

Family

ID=60952816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019500672A Pending JP2019520772A (ja) 2016-07-12 2017-07-12 コードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2019520772A (ja)
CN (2) CN107623540A (ja)
WO (1) WO2018010655A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108809396B (zh) * 2018-04-27 2021-06-08 大连理工大学 低分辨率移相器的天线选择与模拟波束成形联合设计方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150171945A1 (en) * 2012-07-31 2015-06-18 Huawei Technologies Co., Ltd. Beam codebook generation method, beam search method and related apparatuses

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8116819B2 (en) * 2008-12-31 2012-02-14 Intel Corporation Arrangements for beam refinement in a wireless network
US20120002750A1 (en) * 2009-03-17 2012-01-05 Kari Juhani Hooli Method and Apparatus for Codebook-Based Precoding in MIMO Systems
CN102938662B (zh) * 2011-08-15 2015-09-16 上海贝尔股份有限公司 用于3d天线配置的码本设计方法
CN103973351B (zh) * 2013-02-05 2017-12-22 华为技术有限公司 一种无线通信系统中使用码本进行通信的方法及基站
WO2014158208A1 (en) * 2013-03-29 2014-10-02 Intel Corporation Orthogonal beamforming for multiple user multiple-input and multiple-output (mu-mimo)
US20150341105A1 (en) * 2014-05-23 2015-11-26 Mediatek Inc. Methods for efficient beam training and communications apparatus and network control device utilizing the same

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150171945A1 (en) * 2012-07-31 2015-06-18 Huawei Technologies Co., Ltd. Beam codebook generation method, beam search method and related apparatuses

Also Published As

Publication number Publication date
CN109314554B (zh) 2022-02-11
WO2018010655A1 (zh) 2018-01-18
CN107623540A (zh) 2018-01-23
CN109314554A (zh) 2019-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200119785A1 (en) Transmitter, Receiver, Wireless Communication Network and Methods for Operating the Same
CN108365877B (zh) 一种码本反馈方法和装置
US20170105223A1 (en) Interference coordination method and apparatus and communication system
CN108886430B (zh) 参考信号发送方法、信道状态信息反馈方法、基站和移动台
EP3652870B1 (en) Frequency-selective beam management
JP2019528015A (ja) New radioのためのcsiフィードバック設計
US9960828B2 (en) Beam forming using an antenna arrangement
JP2018527802A (ja) ビーム参照信号の送信方法、ビーム選択方法、基地局、およびユーザ端末
EP3014787A1 (en) Progressive channel state information
JP2017505583A (ja) ビーム選択方法、装置及び通信システム
WO2015103752A1 (zh) 预编码矩阵集合确定方法、参数指示信息发送方法及装置
KR102325105B1 (ko) 채널 상태 정보 획득 방법 및 장치
US10660075B2 (en) Channel state information CSI sending method, channel state information CSI receiving method, terminal, and base station
CN107005292B (zh) 用于多天线系统的具有自适应端口到天线映射的波束成形配置
CN105322989B (zh) Mimo系统中的导频发送方法、测量方法及装置
EP3419187B1 (en) Base station
JP6679756B2 (ja) コードブック設定の選択方法及び当該方法を実行する電子デバイス
CN105099636B (zh) 一种导频信号发送方法、信道信息反馈方法及设备
GB2562707A (en) Improvements in and relating to non-coherent joint detection in telecommunication systems
US20160308593A1 (en) Wireless transmission precoding
JP2019520772A (ja) コードブック形成方法及びその装置、基地局、移動局
US20170170882A1 (en) Large-scale mimo communication method and device in base station and ue
CN108370265B (zh) 一种确定预编码矩阵的方法及装置
KR102279499B1 (ko) 2차원 안테나를 사용하는 무선 통신 시스템에서 피드백 신호 제공 방법 및 장치
CN107800467A (zh) 波束选择方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220809