JP2018527802A - ビーム参照信号の送信方法、ビーム選択方法、基地局、およびユーザ端末 - Google Patents
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Abstract
Description
大規模多入力多出力(Massive MIMO)技術が、5Gの肝心な技術および研究のホットスポットの1つとなっている。現在、MIMO技術は、長期的進化(LTE)システム、WIFI(Wireless−Fidelity)などの各分野に幅広く用いられている。理論的には、アンテナが多ければ、システムのスペクトル効率および伝送の信頼性が高くなる。大規模MIMO技術は、高価でなく電力消耗が低い若干のアンテナモジュールによって実現することができ、高周波数帯域で移動通信を行うことに広い将来性を与え、無線スペクトル効率を倍的に向上させ、ネットワークカバレッジおよびシステム容量を強化し、通信事業者が最大限に既存のサイトおよびスペクトルリソースを利用するのを助けることができる。また、アクティブアンテナシステム(AAS)の導入により、基地局は、3次元空間で信号の空間分布特性を制御することができる一方、アンテナアレイが2次元方向に拡張することをサポートし、大規模MIMO技術の発展を推進し、システム性能を大幅に向上させることになる。実際の応用では、特に、高周波数帯域において、AASと大規模MIMO技術とを組み合わせた基地局は、ビームフォーミング時に、もっと多く且つ広さがもっと狭いビームを生じることができ、目標UEにおける信号対干渉雑音比(SINR)およびデータスループットを大幅に向上させることができる。
前述したように、BRS情報は、BRS自身に搭載される基本シーケンスの構造、この基本シーケンスに対してCS処理を行うためのCS値、および、このBRSの送信時に使用する時間−周波数リソースの位置を含んでもよい。このように、BRS情報とビームインデックスとの対応関係を確立する際に、異なる基本シーケンスと、異なるCS値と、異なる時間−周波数リソースの位置との組み合わせは、それぞれ、異なるビームインデックスに対応する。例えば、現在使用している基本シーケンスが2個であり、CS値が4個であり、BRSの伝送に使用可能な異なる時間−周波数リソースが8個であると仮定すると、合計2×4×8=64個のBRS情報があり得る。これら64個のBRS情報は、それぞれ、64個の候補ビームのビームインデックスに一対一対応する。例えば、現在使用している基本シーケンスが1個のみであるが、CS値が4個であり、BRSの伝送に使用可能な異なる時間−周波数リソースが8個であると仮定すると、合計4×8=32個のBRS情報があり得る。これら32個のBRS情報は、それぞれ、32個の候補ビームのビームインデックスに一対一対応する。
ステップ102で、各候補ビーム毎に、該候補ビームのビーム情報と、該候補ビームのビームインデックスに対応するBRS情報とに基づいて、該候補ビームに対応するBRSを生成する。
ステップ103で、各候補ビームに対応するBRSをそれぞれUEに送信する。
前述したように、ビーム情報は、具体的に、ビームインデックスとビームフォーミングパラメータとの対応関係である。
前述したように、BRS情報は、BRS自身に搭載される基本シーケンスの構造、および、該BRSの送信時に使用する時間−周波数リソースの位置を含む。BRS情報は、基本シーケンスに対してCS処理を行うためのCS値を含んでもよい。
具体的には、本ステップにおいて、各候補ビームに対応するBRSにおける基本シーケンスが全て同じである場合、基地局により各候補ビーム毎に生成された基本シーケンスが全て同じであり、各候補ビームに対応するBRSにおける基本シーケンスが全て異なる場合、基地局により各候補ビーム毎に生成された基本シーケンスが全て異なり、各候補ビームに対応するBRSにおける基本シーケンスに、同じなものもあるし、異なるものもある場合、基地局により各候補ビーム毎に生成された基本シーケンスは、一部が同じであるが、一部が異なる。
具体的には、決定されたBRS情報にCS値が含まれる場合、該CS値に基づいて、基本シーケンスに対して位相回転を行って、該候補ビームに対応する参照信号シーケンスを得る、ことを含む。決定されたBRS情報にCS値が含まれない場合、該ステップを実行する必要がなく、ステップ1023において、基本シーケンスを直接に、該候補ビームに対応する参照信号シーケンスとする。
具体的には、本ステップにおいて、基地局は、アナログビームフォーミング、デジタルビームフォーミング、および混合ビームフォーミングなどのビームフォーミング方式によって、参照信号シーケンスに対してビームフォーミングを行ってもよい。
図3には、本発明の実施例におけるUEがビーム選択を行う方法が示されている。図3に示すように、この方法は、主に、下記のステップを含む。
本ステップにおいて、上記BRSの品質パラメータは、BRSのチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)、または、BRSの参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Receiving Power)であってもよい。
本ステップにおいて、上記Nは、自然数であり、予め設定された、UEが選択可能な候補ビームの数である。実際の応用では、Nの具体的な値は、経験によって設定されるものであってもよい。
UEは、N個のBRSを選択すると、上記ステップにおける信号処理過程によって、少なくとも、BRSに搭載された基本シーケンス、この基本シーケンスに対してCS処理を行うためのCS値、および該BRSを送信するための時間−周波数リソースなどの情報を得ることができる。前述したように、上記情報は、BRSに対応するBRS情報である。
本ステップにおいて、UEは、直接に上りシグナリングを介して、決定されたN個のビームインデックスを基地局にフィードバックしてもよい。UEは、まず、N個のビームインデックスを符号化して、バイナリーシーケンスを得てから、ビームビットマップ(bitmap)の形で、このバイナリーシーケンスを基地局にフィードバックしてもよい。bitmapの形でビームインデックスをフィードバックするような方式の利点は、シグナリングのオーバヘッドが小さいことにある。特に、Nが大きい場合、bitmapを用いた方式のシグナリングオーバヘッドは、大幅に低減することになる。
これに相応して、参照信号シーケンス決定モジュール4023は、BRS情報のCS値に基づいて、基本シーケンスに対して位相回転を行って、該候補ビームに対応する参照信号シーケンスを得る。
上記ビーム選択手段603の具体的な実現方法は、上記ステップ303〜305の具体的な処理を参照されたいが、ここで説明を省略する。
上記フィードバック手段の具体的な実現方法は、上記ステップ306を参照されたいが、ここで説明を省略する。
402 BRS生成手段
403 送信手段
4021 情報決定モジュール
4022 基本シーケンス生成モジュール
4023 参照信号シーケンス決定モジュール
4024 ビームフォーミングモジュール
4025 リソースマッピングモジュール
601 受信手段
602 信号品質検出手段
603 ビーム選択手段
604 フィードバック手段
701 プロセッサ
702 メモリ
703 指令ユニット
801 プロセッサ
802 メモリ
803 指令ユニット
Claims (15)
- ビーム参照信号(BRS)の送信方法であって、
BRS情報とビームインデックスとの対応関係を予め記憶し、
各候補ビーム毎に、前記候補ビームのビーム情報と、前記候補ビームのビームインデックスに対応するBRS情報とに基づいて、前記候補ビームに対応するBRSを生成し、
前記各候補ビームに対応する前記BRSをそれぞれユーザ端末(UE)に送信する、
ことを特徴とする方法。 - 前記BRS情報は、基本シーケンス構造と、BRSを伝送するための時間−周波数リソースの位置とを含み、前記ビーム情報は、ビームインデックスとビームフォーミングパラメータとの対応関係である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記候補ビームに対応するBRSを生成することは、
前記候補ビームのビーム情報を決定し、
予め記憶されたBRS情報とビームインデックスとの対応関係に基づいて、前記候補ビームに対応するBRS情報を決定し、
決定されたBRS情報の基本シーケンス構造に基づいて、基本シーケンスを生成し、
前記基本シーケンスに基づいて、前記候補ビームの参照信号シーケンスを決定し、
決定されたビーム情報のビームフォーミングパラメータに基づいて、前記候補ビームの参照信号シーケンスに対してビームフォーミングを行って、前記候補ビームに対応するBRSシーケンスを得て、
決定されたBRS情報の、BRSを伝送するための時間−周波数リソースの位置に基づいて、得られたBRSシーケンスに対してリソースマッピングを行って、前記候補ビームに対応するBRSを得る、
ことを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 前記BRS情報は、循環シフト(CS)値をさらに含み、
前記基本シーケンスに基づいて、前記候補ビームの参照信号シーケンスを決定することは、決定されたBRS情報のCS値に基づいて、生成された基本シーケンスに対して位相回転を行って、前記候補ビームに対応する参照信号シーケンスを得ることを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。 - 下りシグナリングを介して、BRS情報にCS処理が含まれることおよびCS処理のパラメータをUEに通知することをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記ビームフォーミングは、アナログビームフォーミング、デジタルビームフォーミング、および混合ビームフォーミングのいずれか1つを含み、および/または、
前記リソースマッピングは、ブロック型マッピング、または、コーム型マッピングである、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。 - ビーム選択方法であって、
システムで設定された、基地局がビーム参照信号(BRS)を送信するための時間−周波数リソースの位置において、受信された信号から、各候補ビームに対応するBRSを抽出し、
抽出された各候補ビームに対応するBRSを処理して、各候補ビームに対応するBRSの品質パラメータを得て、
各候補ビームに対応するBRSの品質パラメータに基づいて、抽出されたBRSの中から、N個(Nは自然数)のBRSを選択し、
選択されたN個のBRSに対応するBRS情報を決定し、予め設定されたBRS情報とビームインデックスとの関係に基づいて、上記選択されたN個のBRSに対応するN個のビームインデックスを決定し、
決定されたN個のビームインデックスを基地局にフィードバックする、
ことを含むことを特徴とする方法。 - 前記BRSの品質パラメータは、BRSのチャネル状態情報(CSI)であり、
前記抽出された各候補ビームに対応するBRSを処理することは、抽出されたBRSに対してチャネル推定を行って、BRSのCSIを得ることを含み、
前記抽出されたBRSの中からN個のBRSを選択することは、抽出されたBRSの中から振幅が最大となるN個のBRSを選択することを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 前記BRSの品質パラメータは、BRSの参照信号受信電力(RSRP)であり、
前記抽出された各候補ビームに対応するBRSを処理することは、抽出されたBRSに対して電力測定を行って、BRSのRSRPを得ることを含み、
前記抽出されたBRSの中から、N個のBRSを選択することは、抽出されたBRSの中から、電力が最大となるN個のBRSを選択することを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 前記決定されたN個のビームインデックスを基地局にフィードバックすることは、N個のビームインデックスを符号化して、バイナリーシーケンスを得て、ビームビットマップ(bitmap)の形で、前記バイナリーシーケンスを基地局にフィードバックすることを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 基地局であって、
各候補ビームのビーム情報、および、ビーム参照信号(BRS)情報とビームインデックスとの対応関係を予め記憶する設定手段と、
各候補ビーム毎に、前記候補ビームのビーム情報と、前記候補ビームのビームインデックスに対応するBRS情報とに基づいて、前記候補ビームに対応するBRSを生成するBRS生成手段と、
各候補ビームに対応するBRSをそれぞれユーザ端末(UE)に送信する送信手段と、
を含むことを特徴とする基地局。 - 前記BRS生成手段は、
前記候補ビームのビーム情報を決定し、予め記憶されたBRS情報とビームインデックスとの対応関係に基づいて、前記候補ビームに対応するBRS情報を決定する情報決定モジュールと、
決定されたBRS情報の基本シーケンス構造に基づいて、基本シーケンスを生成する基本シーケンス生成モジュールと、
前記基本シーケンスに基づいて、前記候補ビームに対応する参照信号シーケンスを決定する参照信号シーケンス決定モジュールと、
決定されたビーム情報のビームフォーミングパラメータに基づいて、前記候補ビームに対応する参照信号シーケンスに対してビームフォーミングを行って、前記候補ビームに対応するBRSシーケンスを得るビームフォーミングモジュールと、
決定されたBRS情報の、BRSを伝送するための時間−周波数リソースの位置に基づいて、生成されたBRSシーケンスに対してリソースマッピングを行って、前記候補ビームに対応するBRSを得るリソースマッピングモジュールと、
を含むことを特徴とする請求項11に記載の基地局。 - 前記BRS情報は、循環シフト(CS)値をさらに含み、
前記参照信号シーケンス決定モジュールは、BRS情報のCS値に基づいて、前記基本シーケンスに対して位相回転を行って、前記候補ビームに対応する参照信号シーケンスを得る、
ことを特徴とする請求項12に記載の基地局。 - 下りシグナリングを介して、BRS情報にCS処理が含まれることおよびCS処理のパラメータをUEに通知する通知手段をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の基地局。
- ユーザ端末(UE)であって、
システムで設定された、基地局がビーム参照信号(BRS)を送信するための時間−周波数リソースの位置において、受信された信号から、各候補ビームに対応するBRSを抽出する受信手段と、
抽出された各候補ビームに対応するBRSを処理して、各候補ビームに対応するBRSの品質パラメータを得る信号品質検出手段と、
各候補ビームに対応するBRSの品質パラメータに基づいて、抽出されたBRSの中からN個のBRSを選択し、選択されたN個のBRSに対応するBRS情報を決定し、予め設定されたBRS情報とビームインデックスとの関係に基づいて、上記選択されたN個のBRSに対応するN個のビームインデックスを決定するビーム選択手段と、
決定されたN個のビームインデックスを基地局にフィードバックするフィードバック手段と、
を含むことを特徴とするユーザ端末。
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