JP2019520336A5 - - Google Patents

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JP2019520336A5
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表3:
Figure 2019520336

図7Aおよび7Bは、種々のpH(pH4−8の範囲)で室温(図7A)または4℃(図7B)における追加のグルカゴンアナログの溶解性を示すグラフである。全ての化合物は16位のAibの置換を含み、さらに20位のD-アミノ酸置換および場合によって10位および/または13位の3-Palのどちらかを含んでいる。これらの化合物の各々が、チオフラビン-T蛍光で測定したときフィブリル化に耐性であることが見いだされた(図8)。
本発明の好ましい態様は、下記の通りである。
〔1〕自然のままのグルカゴンと比較して強化された溶解性を有するグルカゴンペプチドであって、前記グルカゴンペプチドが、グルカゴンの自然のままの配列(配列番号:1)と比較して6、10または13位の1つ、2つまたは3つでピリジル-アラニンまたはヒスチジンアミノ酸置換を含む、前記グルカゴンペプチド。
〔2〕前記グルカゴンペプチドが、10および13位にピリジル-アラニンアミノ酸置換を含む、前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔3〕前記グルカゴンペプチドが、6、10および13位にピリジル-アラニンアミノ酸置換を含む、前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔4〕前記ピリジル-アラニンアミノ酸が、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択される、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔5〕前記ピリジル-アラニンアミノ酸が、3-(4-ピリジル)-L-アラニンである、前記〔4〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔6〕前記グルカゴンペプチドが、16位にAibを含む、前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔7〕前記グルカゴンペプチドが、
i)20位にD-Gln、
ii)21位にD-Asp、または
iii)i)およびii)の組合せ
を含む、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔8〕前記グルカゴンペプチドが、配列X 1 X 2 X 3 GTX 6 TSDX 10 SX 12 X 13 LX 15 X 16 X 17 X 18 AX 20 X 21 FVX 24 WLX 27 -Z(配列番号:934)を含み、
X 1 は、His、D-His、N-メチル-His、アルファ-メチル-His、イミダゾール酢酸、des-アミノ-His、ヒドロキシル-His、アセチル-His、ホモ-His、またはアルファ,アルファ-ジメチルイミダゾール酢酸(DMIA)から成る群から選択され;
X 2 は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
X 3 は、下記構造I,IIまたはIIIの側鎖を含むアミノ酸であり、

Figure 2019520336
構造I

Figure 2019520336
構造II

Figure 2019520336
構造III

(R 1 はC 0-3 アルキルまたはC 0-3 ヘテロアルキルであり;R 2 はNHR 4 またはC 1-3 アルキルであり;R 3 はC 1-3 アルキルであり;R 4 はHまたはC 1-3 アルキルであり;XはNH、O、またはSであり;YはNHR 4 、SR 3 またはOR 3 である);
X 6 はPheまたはピリジル-アラニンであり;
X 10 は、Tyr、His、Lysおよびピリジル-アラニンから成る群から選択され;
X 12 はLys、IleまたはArgであり;
X 13 はTyr、Hisまたはピリジル-アラニンであり;
X 15 は、Asp、Glu、システイン酸、ホモグルタミン酸、またはホモシステイン酸であり;
X 16 は、Glu、Lys、Asp、Ser、グルタミン、ホモグルタミン酸、ホモシステイン酸、ThrまたはAibであり;
X 17 はArgまたはGlnであり;
X 18 はAla、Argであり;
X 20 はGln、Glu、Ser、Thr、Ala、Lys、シトルリン、Arg、Orn、またはAibであり;
X 21 はGlu、Aib、Asp、Lys、Cys、Orn、ホモシステインまたはアセチルフェニルアラニンであり;
X 24 はAsn、Aib、Gln、GluまたはLysであり;
X 27 はMet、LeuまたはNleであり;
X 28 はAsn、AspまたはAlaであり;
X 29 はThr、GluまたはGlyであり;且つ
Zは、-COOH、-X 28 -COOH、X 28 -X 29 -COOH、およびX 28 -X 29 -GPSSGAPPPS(配列番号:953)から成る群から選択され、
ただしX 6 、X 10 またはX 13 の少なくとも1つがピリジル-アラニンである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔9〕前記グルカゴンペプチドが、
(i)i位およびi+4位(iは12、16、20または24である)のアミノ酸の側鎖の間のラクタム架橋を含むか、または
(ii)前記グルカゴンペプチドの16、20、21および24位のアミノ酸の1つ、2つ、3つ、または全てがα, α-二置換アミノ酸で置換されている、
前記〔8〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔10〕前記16位のアミノ酸が、Aibである、前記〔8〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔11〕X 3 がGlnであり;X 15 がAspであり;X 17 がArgであり;X 18 がArgであり;X 20 がGlnであり;X 21 がAspであり;且つX 24 がGlnである、前記〔10〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔12〕Zが、X 28 -X 29 -COOHまたはX 28 -X 29 -GPSSGAPPPS(配列番号:953)である、前記〔8〕〜〔11〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔13〕X 3 が、グルタミンである、前記〔8〕〜〔10〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔14〕前記グルカゴンペプチドが、
配列X 1 X 2 QGTX 6 TSDX 10 SKX 13 LX 15 X 16 RRAX 20 DFVX 24 WLMX 28 T(配列番号:964)、または
7、11、14、17、18、19および27位から選択される1〜2個のアミノ酸改変によって配列番号:964と相違する配列番号:964のアナログ
を含み、
X 1 は、His、D-His、N-メチル-His、アルファ-メチル-His、イミダゾール酢酸、des-アミノ-His、ヒドロキシル-His、アセチル-His、ホモ-His、またはアルファ,アルファ-ジメチルイミダゾール酢酸(DMIA)から成る群から選択され;
X 2 は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
X 6 はPheまたはピリジル-アラニンであり;
X 10 はピリジル-アラニンであり;
X 13 はTyrまたはピリジル-アラニンであり;
X 15 はAsp、Glu、システイン酸、ホモグルタミン酸またはホモシステイン酸であり;
X 16 はAibであり;
X 20 はD-Gln、GlnまたはLysであり;
X 24 はGlnまたはGluであり;
X 28 はAsn、AspまたはLysである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔15〕前記グルカゴンペプチドが、
配列X 1 X 2 X 3 GTX 6 TSDX 10 SKX 13 LDX 16 RRAX 20 DFVX 24 WLMX 28 X 29 (配列番号:937)、または
配列番号:1の自然のままの配列と比較して10までのアミノ酸改変を含む、配列番号937のアナログ
を含み、
X 1 は、His、D-His、N-メチル-His、アルファ-メチル-His、イミダゾール酢酸、des-アミノ-His、ヒドロキシル-His、アセチル-His、ホモ-His、またはアルファ,アルファ-ジメチルイミダゾール酢酸(DMIA)から成る群から選択され;
X 2 は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
X 3 は下記構造Iの側鎖を含むアミノ酸であり

Figure 2019520336
構造I

(R 1 はC 0-3 アルキルまたはC 0-3 ヘテロアルキル、R 2 はNHR 4 またはC 1-3 アルキル、R 4 はHまたはC 1-3 アルキル、XはNH、O、またはSである);
X 6 はPheまたはピリジル-アラニンであり;
X 10 は、Tyr、Lysおよびピリジル-アラニンから成る群から選択され;
X 13 はTyrまたはピリジル-アラニンであり;
X 16 はアミノイソ酪酸(Aib)であり;
X 20 はD-Gln、GlnまたはLysであり;
X 24 はGlnであり;
X 28 はAsnであり;且つ
X 29 はThr、GluまたはGlyであり、
ただしX 6 、X 10 またはX 13 の少なくとも1つがピリジル-アラニンであり、
前記改変は、以下、
l.ヒドロキシル基を欠くアミノ酸、場合によってAbuまたはIleによる7位のThrの置換;
m.Argによる12位のLysの置換;
n.Gluによる15位のAspの置換;
o.Gluによる21位のAspの置換;
p.AlaまたはAibによる24位のGlnの置換;
q.LeuまたはNleによる27位のMetの置換;
r.Gluによる29位のThrの置換;
s.GPSSGAPPPS(配列番号:820)のアミノ酸配列のC-末端への付加(ここで29位のアミノ酸はThrまたはGlyである);
t.天然に出現するアミノ酸と対比して自然のままではないアシルまたはアルキル基に共有結合している側鎖を含むアミノ酸の置換または付加;
u.荷電アミノ酸による28位のAsnの置換(場合によって、前記荷電アミノ酸はLys、Arg、His、Asp、Glu、システイン酸、およびホモシステイン酸から成る群から選択される);
v.29位の後ろに1〜3個の荷電アミノ酸の挿入(場合によって、前記挿入はGluまたはLysを含む);又は
前記の組合せ
から成る群から選択され、ただしX 6 、X 10 またはX 13 の少なくとも1つがピリジル-アラニンである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔16〕前記グルカゴンペプチドが、配列HX 2 QGTX 6 TSDX 10 SKX 13 LDX 16 RRAQDFVQWLMNT(配列番号:965)を含み、
X 2 は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
X 6 はPheまたはピリジル-アラニンであり;
X 10 はTyr、Lysおよびピリジル-アラニンから成る群から選択され;
X 13 はTyrまたはピリジル-アラニンであり;
X 16 はGluまたはAibであり、
ただしX 6 、X 10 またはX 13 の少なくとも2つがピリジル-アラニンである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔17〕X 10 が、ピリジル-アラニンである、前記〔8〕〜〔16〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔18〕X 2 が、Aibである、前記〔17〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔19〕前記ピリジル-アラニンが、3-(3-ピリジル)-L-アラニンである、前記〔8〕〜〔18〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔20〕前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTX 6 TSDX 10 SKX 13 LDX 16 RRAX 20 X 21 FVQWLMX 28 X 29 (配列番号:966)を含み、
X 6 は、Phe、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 10 は、Tyr、His、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 13 は、Tyr、His、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 16 はAibであり;
X 20 はdGlnおよびGlnから成る群から選択され;
X 21 はdAspおよびAspから成る群から選択され;
X 28 はAsn、AspまたはLysであり;且つ、
X 29 はThr、Gly、Asp、またはGluである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔21〕前記ペプチドが、前記ペプチドの29位のアミノ酸に連結された配列番号:820(GPSSGAPPPS)のC-末端伸長をさらに含む、前記〔20〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔22〕X 6 がPheであり;
X 10 が3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 13 がTyr、3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 16 がAibであり;
X 20 がdGlnであり;
X 21 がAspであり;
X 28 がAsnであり;且つ
X 29 がThrである、
前記〔20〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔23〕X 6 がPheであり;
X 10 が3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 13 がTyr、3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 16 がAibであり;
X 20 がGlnであり;
X 21 がdAspであり;
X 28 がAsnであり;且つ
X 29 がThrである、
前記〔20〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔24〕前記グルカゴンペプチドが、以下の配列
HSQGTFTSDX 10 SKYLDX 16 RRAX 20 DFVQWLMX 28 X 29 (配列番号:968)
HSQGTFTSDX 10 SKYLDX 16 RRAX 20 DFVQWLMNT(配列番号:967)
を含み、
X 10 は、Tyr、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 16 はAibであり;
X 20 はdGlnであり;
X 28 はAspまたはLysであり;
X 29 はAspまたはGluであり、
場合によってX 10 はTyr、X 28 はAsp、およびX 29 はGluである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔25〕前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTFTSDX 10 SKX 13 LDX 16 RRAX 20 DFVQWLMNT(配列番号:969)を含み、
X 10 は3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 13 は3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 16 はAibであり;且つ
X 20 はdGlnであり、
場合によってX 10 およびX 13 がともに3-(3-ピリジル)-L-アラニンであるか、またはX 10 およびX 13 がともに3-(4-ピリジル)-L-アラニンである、
前記〔24〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔26〕前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTFTSDX 10 SKX 13 LDX 16 RRAX 20 DFVQWLMNT(配列番号:969)を含み、
X 10 は、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 13 はTyrであり;
X 16 はAibであり;且つ
X 20 はdGlnである、
前記〔24〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔27〕前記グルカゴンペプチドが、以下、
X 1 X 2 QGTX 6 TSDYSKYLDSRRAQDFVQWLMNT(配列番号:961);
X 1 X 2 QGTFTSDX 10 SKYLDSRRAQDFVQWLMNT(配列番号:940);
X 1 X 2 QGTFTSDYSKX 13 LDSRRAQDFVQWLMNT(配列番号:941);
X 1 X 2 QGTFTSDX 10 SKX 13 LDSRRAQDFVQWLMNT(配列番号:962);または
X 1 X 2 QGTX 6 TSDX 10 SKX 13 LDSRRAQDFVQWLMNT(配列番号:963)
から成る群から選択される配列を含み、
X 1 は、His、D-His、N-メチル-His、アルファ-メチル-His、イミダゾール酢酸、des-アミノ-His、ヒドロキシル-His、アセチル-His、ホモ-His、またはアルファ,アルファ-ジメチルイミダゾール酢酸(DMIA)から成る群から選択され;
X 2 は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
X 6 はPheまたはピリジル-アラニンであり;
X 10 は、Tyr、Lysおよびピリジル-アラニンから成る群から選択され;
X 13 はTyrまたはピリジル-アラニンである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔28〕X 1 が、His、D-His、またはアルファ,アルファ-ジメチルイミダゾール酢酸(DMIA)であり、
X 2 が、SerまたはAibであり、且つ
前記ピリジル-アラニンが、3-(3-ピリジル)-L-アラニンである、
前記〔27〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔29〕前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTFTSDX 10 SKX 13 LDX 16 RRAX 20 DFVQWLMNT(配列番号:969)を含み、
X 10 は、His、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 13 は、His、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 16 はAibであり;且つ
X 20 はdGlnおよびGlnから成る群から選択される、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔30〕前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTFTSDX 10 SKYLDX 16 RRAX 20 DFVQWLMNT(配列番号:971)を含み、
X 10 は、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
X 16 はAibであり;且つ
X 20 はdGlnである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔31〕前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTX 6 TSDX 10 SKX 13 LDX 16 RRAQDFVQWLMNT(配列番号:950)を含み、
X 6 は3-(3-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 10 は3-(3-ピリジル)-L-アラニンであり;
X 13 は3-(3-ピリジル)-L-アラニンであり;且つ
X 16 はAibである、
前記〔1〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔32〕前記ピリジル-アラニンアミノ酸が、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択される、前記〔8〕〜〔18〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔33〕前記グルカゴンペプチドが、親水性部分に共有結合れている、前記〔1〕〜〔32〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔34〕前記親水性部分が、ポリエチレングリコール(PEG)である、前記〔33〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔35〕前記グルカゴンペプチドが、自然のままではないアシルまたはアルキル基に共有結合している、前記〔1〕〜〔34〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
〔36〕前記アシル基または前記アルキル基が、スペーサーを介してアミノ酸の側鎖に結合しており、前記アルキルまたはアシル基の遊離末端にカルボキシレートを含む、前記〔35〕に記載のグルカゴンペプチド。
〔37〕前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチドおよび医薬的に許容できる担体を含む、医薬組成物。
〔38〕低血糖を治療または予防する必要がある患者で低血糖を治療または予防する方法であって、前記〔37〕に記載の医薬組成物を前記患者の低血糖を治療または予防するのに有効な量で前記患者に投与する工程を含む、前記方法。
〔39〕前記グルカゴンペプチドがインスリンと共投与される、前記〔38〕に記載の方法。

Claims (17)

  1. 自然のままのグルカゴンと比較して強化された溶解性を有するグルカゴンペプチドであって、配列X1X2X3GTX6TSDX10SX12X13LX15X16X17X18AX20X21FVX24WLX27-Z(配列番号:934)を含み、
    X1は、His、D-His、N-メチル-His、アルファ-メチル-His、イミダゾール酢酸、des-アミノ-His、ヒドロキシル-His、アセチル-His、ホモ-His、またはアルファ,アルファ-ジメチルイミダゾール酢酸(DMIA)から成る群から選択され;
    X2は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
    X3は、下記構造I,IIまたはIIIの側鎖を含むアミノ酸であり、

    Figure 2019520336
    構造I

    Figure 2019520336
    構造II

    Figure 2019520336
    構造III

    (R1はC0-3アルキルまたはC0-3ヘテロアルキルであり;R2はNHR4またはC1-3アルキルであり;R3はC1-3アルキルであり;R4はHまたはC1-3アルキルであり;XはNH、O、またはSであり;YはNHR4、SR3またはOR3である);
    X6はPheまたはピリジル-アラニンであり;
    X10は、Tyr、His、Lysおよびピリジル-アラニンから成る群から選択され;
    X12はLys、IleまたはArgであり;
    X13はTyr、Hisまたはピリジル-アラニンであり;
    X15は、Asp、Glu、システイン酸、ホモグルタミン酸、またはホモシステイン酸であり;
    X16は、Aibであり;
    X17はArgまたはGlnであり;
    X18はAla、Argであり;
    X20はGln、Glu、Ser、Thr、Ala、Lys、シトルリン、Arg、Orn、またはAibであり;
    X21はGlu、Aib、Asp、Lys、Cys、Orn、ホモシステインまたはアセチルフェニルアラニンであり;
    X24はAsn、Aib、Gln、GluまたはLysであり;
    X27はMet、LeuまたはNleであり;
    X28はAsn、AspまたはAlaであり;
    X29はThr、GluまたはGlyであり;且つ
    Zは、-COOH、-X28-COOH、X28-X29-COOH、およびX28-X29-GPSSGAPPPS(配列番号:953)から成る群から選択され、
    ただしX6、X10またはX13の少なくとも2つがピリジル-アラニンである、
    ルカゴンペプチド。
  2. X3がGlnであり;X15がAspであり;X17がArgであり;X18がArgであり;X20がGlnであり;X21がAspであり;且つX24がGlnである、請求項1に記載のグルカゴンペプチド。
  3. Zが、X28-X29-COOHまたはX28-X29-GPSSGAPPPS(配列番号:953)である、請求項12のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
  4. X3が、グルタミンである、請求項1に記載のグルカゴンペプチド。
  5. 前記グルカゴンペプチドが、
    配列X1X2QGTX6TSDX10SKX13LX15X16RRAX20DFVX24WLMX28T(配列番号:964)、または
    7、11、14、17、18、19および27位から選択される1〜2個のアミノ酸改変によって配列番号:964と相違する配列番号:964のアナログ
    を含み、
    X1は、His、D-His、N-メチル-His、アルファ-メチル-His、イミダゾール酢酸、des-アミノ-His、ヒドロキシル-His、アセチル-His、ホモ-His、またはアルファ,アルファ-ジメチルイミダゾール酢酸(DMIA)から成る群から選択され;
    X2は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
    X6はPheまたはピリジル-アラニンであり;
    X10はピリジル-アラニンであり;
    X13はTyrまたはピリジル-アラニンであり;
    X15はAsp、Glu、システイン酸、ホモグルタミン酸またはホモシステイン酸であり;
    X16はAibであり;
    X20はD-Gln、GlnまたはLysであり;
    X24はGlnまたはGluであり;
    X28はAsnまたはAspある、
    請求項1に記載のグルカゴンペプチド。
  6. 前記グルカゴンペプチドが、配列HX2QGTX6TSDX10SKX13LDX16RRAQDFVQWLMNT(配列番号:965)を含み、
    X2は、Ser、D-Ser、Ala、D-Ala、Gly、N-メチル-Ser、Aib、Val、またはα-アミノ-N-酪酸から成る群から選択され;
    X6はPheまたはピリジル-アラニンであり;
    X10はTyr、Lysおよびピリジル-アラニンから成る群から選択され;
    X13はTyrまたはピリジル-アラニンであり;
    X16Aibであり、
    ただしX6、X10またはX13の少なくとも2つがピリジル-アラニンである、
    請求項1に記載のグルカゴンペプチド。
  7. X10が、ピリジル-アラニンである、請求項16のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
  8. X2が、Aibである、請求項7に記載のグルカゴンペプチド。
  9. 前記ピリジル-アラニンが、3-(3-ピリジル)-L-アラニンである、請求項18のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
  10. 前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTX6TSDX10SKX13LDX16RRAX20X21FVQWLMX28X29(配列番号:966)を含み、
    X6は、Phe、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
    X10は、Tyr、His、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
    X13は、Tyr、His、3-(3-ピリジル)-L-アラニンおよび3-(4-ピリジル)-L-アラニンから成る群から選択され;
    X16はAibであり;
    X20はdGlnおよびGlnから成る群から選択され;
    X21はdAspおよびAspから成る群から選択され;
    X28はAsnまたはAspあり;且つ、
    X29はThr、Gly、たはGluである、
    請求項1に記載のグルカゴンペプチド。
  11. 前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTFTSDX10SKX13LDX16RRAX20DFVQWLMNT(配列番号:969)を含み、
    X10は3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
    X13は3-(3-ピリジル)-L-アラニンまたは3-(4-ピリジル)-L-アラニンであり;
    X16はAibであり;且つ
    X20はdGlnであ
    求項10に記載のグルカゴンペプチド。
  12. 前記グルカゴンペプチドが、配列HSQGTX6TSDX10SKX13LDX16RRAQDFVQWLMNT(配列番号:950)を含み、
    X6は3-(3-ピリジル)-L-アラニンであり;
    X10は3-(3-ピリジル)-L-アラニンであり;
    X13は3-(3-ピリジル)-L-アラニンであり;且つ
    X16はAibである、
    請求項1に記載のグルカゴンペプチド。
  13. 前記グルカゴンペプチドが、
    HSQGTFTSDXSKXLDZRRAQDFVQWLMNT (配列番号:948)、
    HSQGTFTSDUSKULDZRRAQDFVQWLMNT (配列番号:949)、
    HSQGTXTSDXSKXLDZRRAQDFVQWLMNT (配列番号:950)、
    HSQGTUTSDUSKULDZRRAQDFVQWLMNT (配列番号:951)、または
    HSQGTXTSDXSKXLDZRRAQDXVQWLMNT (配列番号:952)、
    (ZはAibであり、Xは3-(3-ピリジル)-L-アラニンであり、Uは4-(4-ピリジル)-L-アラニンである)
    からなるリストから選択される、請求項1に記載のグルカゴンペプチド。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチドおよび医薬的に許容できる担体を含む、医薬組成物。
  15. 医薬としての使用のための、請求項1〜13のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
  16. インスリンと共投与されるものである、請求項15に記載のグルカゴンペプチド。
  17. 低血糖の治療または予防における使用のための、請求項1〜13のいずれか1項に記載のグルカゴンペプチド。
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