JP2019519544A5 - - Google Patents
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Description
この試験の主な目的は、高いベドリズマブクリアランスを有し、6週目に非レスポンダーである潰瘍性大腸炎被験者において、30週目に、ベドリズマブIVの用量改変が、粘膜治癒(30週目でMayoの内視鏡サブスコアが1点以下)に及ぼす影響を、標準的なベドリズマブIV投薬計画と比較することによって決定することである。第2のエンドポイントは、以下のものを含むだろう。
・臨床的寛解を達成する被験体の割合であって、ここで、30週目に、臨床的寛解は、完全Mayoスコアが2点以下であり、個々のサブスコアが1点より大きくないことであると定義される、割合。
・臨床的寛解を達成する被験体の割合であって、ここで、臨床反応は、30週目に、直腸出血サブスコアが1点以上(≧1)、または完全直腸出血スコアが1点以下(≦1)の減少を伴いつつ、完全Mayoスコアが3点以上、ベースライン(1日目)から30%以上減少することと定義される、割合。
・臨床反応を達成する被験体の割合(部分Mayoスコアに基づく)であって、14週目に、直腸出血サブスコアが1点以上(≧1)、または完全直腸出血スコアが1点以下(≦1)の減少を伴いつつ、部分Mayoスコアが2点以上、ベースラインから25%以上減少することと定義される、割合。
・経口コルチコステロイド類をベースラインで用い、コルチコステロイド類を中断し、30週目に臨床的寛解状態である被験体の割合。
配列番号1
本発明は次の実施態様を含む。
[1]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法は、非レスポンダーに対し、用量600mgでベドリズマブを静脈内投与することを含む、前記方法。
[2]
ベドリズマブのその次の用量と、その後の用量が300mgである、上記[1]に記載の方法。
[3]
前記600mgの用量を2回以上投与し、投薬間の間隔が2〜8週間である、上記[1]に記載の方法。
[4]
前記用量が4週間間隔で投与される、上記[2]または[3]に記載の方法。
[5]
臨床反応および/または寛解が起こるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[6]
粘膜治癒が起こるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[7]
ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[8]
ベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[9]
ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるか、またはベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなったら、前記用量を300mgまで減らすことをさらに含む、上記[7]または[8]に記載の方法。
[10]
ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるか、またはベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなったら、前記用量を8週間隔まで減らすことをさらに含む、上記[4]または[9]に記載の方法。
[11]
前記ベドリズマブ非レスポンダーが、炎症性腸疾患を患うヒト患者である、上記[1]〜[10]のいずれかに記載の方法。
[12]
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎である、上記[11]に記載の方法。
[13]
前記治療によって粘膜治癒が生じる、上記[11]または[12]に記載の方法。
[14]
前記治療によって臨床反応および/または臨床的寛解が生じる、上記[11]〜[13]のいずれかに記載の方法。
[15]
前記治療によって、コルチコステロイド使用が中断される、上記[11]〜[14]のいずれかに記載の方法。
[16]
前記患者が、免疫調節剤、コルチコステロイド類またはTNFαアンタゴニストのうち少なくとも1つに対して不十分な反応を有するか、これらに対する反応を失っているか、またはこれらに対して不耐性である、上記[11]〜[15]のいずれかに記載の方法。
[17]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法が、
a)患者におけるベドリズマブの濃度、体重およびアルブミンレベルを測定し、その少なくとも2週間前に、前記患者は、ベドリズマブの導入期投薬計画を受けていた工程と、
b)工程a)での測定が高クリアランスを示す患者を選択する工程と、
c)前記選択した患者に対し、600mgのベドリズマブを投与することによってIBDを治療する工程とを含む、前記方法。
[18]
ベドリズマブの濃度が血清濃度である、上記[17]に記載の方法。
[19]
前記血清濃度がトラフ血清濃度である、上記[18]に記載の方法。
[20]
前記血清濃度が13μg/ml未満である場合、その患者を選択する、上記[19]に記載の方法。
[21]
前記濃度測定を使用し、クリアランスの速度を計算する、上記[17]に記載の方法。
[22]
クリアランスの速度が0.14L/日より大きい場合、その患者を選択する、上記[21]に記載の方法。
[23]
前記血清濃度が50μg/ml未満である場合、その患者を選択する、上記[18]に記載の方法。
[24]
前記ベドリズマブ非レスポンダーが、炎症性腸疾患を患うヒト患者である、上記[17]〜[23]のいずれかに記載の方法。
[25]
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎である、上記[24]に記載の方法。
[26]
前記患者が、粘膜治癒している、上記[17]〜[25]のいずれかに記載の方法。
[27]
IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法が、
a)前記IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーに対し、2回分の用量のベドリズマブを投与し、1回目の用量を前記ベドリズマブ非レスポンダーに投与してから約2週間後に2回目の用量を投与する工程と、
b)前記2回目の用量の投与から少なくとも2週間後に決定された13μg/mL未満血清濃度を有するベドリズマブ非レスポンダーを選択する工程と、
c)前記選択した患者に対し、600mgのベドリズマブを投与することによってIBDを有する患者を治療する工程とを含む、前記方法。
[28]
ベドリズマブの前記1回目の用量投薬の6週間後に600mgを投与する、上記[27]に記載の方法。
[29]
IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法が、
a)前記IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーに対し、2回分の用量のベドリズマブを投与し、1回目の用量を前記ベドリズマブ非レスポンダーに投与してから約2週間後に2回目の用量を投与する工程と、
b)約3〜4週間の期間、待つ工程と、
c)前記患者のベドリズマブの血清濃度を測定する工程と、
d)前記患者の血清濃度が13μg/mL未満である場合、前記患者に1回以上の用量600mgのベドリズマブを投与する工程とを含む、前記方法。
[30]
前記患者の血清濃度が、1〜13μg/mlである、上記[17]または[29]に記載の方法。
[31]
前記ベドリズマブ血清濃度が、サンドイッチELISAアッセイによって測定される、上記[18]、[19]、[27]または[29]のいずれかに記載の方法。
[32]
ベドリズマブ非レスポンダーを特定するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の4ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを摂取した患者から得られた血清サンプルにおけるベドリズマブの濃度を測定する工程と、
b)前記サンプル中の血清濃度が13μg/ml未満である場合に、その患者をベドリズマブ非レスポンダーであると特定する工程を含む、前記方法。
[33]
前記患者が、その前の3ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを摂取している、上記[32]に記載の方法。
[34]
前記患者が、その前の2ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを摂取している、上記[32]に記載の方法。
[35]
より高い用量でのベドリズマブを用いた連続治療のためのベドリズマブ非レスポンダーを特定するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の4ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを投与された患者から得られた生体サンプルにおけるベドリズマブのクリアランスを測定する工程と、
b)前記患者におけるクリアランスが0.14L/日より大きい場合、または前記血清濃度が50μg/mL未満である場合、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定する工程とを含む、前記方法。
[36]
前記測定から1週間後に部分Mayoスコアを得ることと、このスコアが臨床反応を示さない場合、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定することとをさらに含む、上記[35]に記載の方法。
[37]
抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含む、上記[35]に記載の方法。
[38]
アルブミン濃度を測定することをさらに含む、上記[35]に記載の方法。
[39]
体重を測定することをさらに含む、上記[38]に記載の方法。
[40]
3.2g/dL未満のアルブミン濃度であれば、さらに、前記患者は、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定される、上記[39]に記載の方法。
[41]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の4ヶ月間に少なくとも2回の用量300mgのベドリズマブを投与された患者から得られた生体サンプルにおけるベドリズマブのクリアランスを測定する工程と、
b)前記患者におけるクリアランスが0.14L/日より大きい場合、600mgの用量でベドリズマブを投与する工程とを含む、前記方法。
[42]
抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含む、上記[41]に記載の方法。
[43]
アルブミン濃度を測定することをさらに含む、上記[41]に記載の方法。
[44]
体重を測定することをさらに含む、上記[43]に記載の方法。
[45]
前記アルブミン濃度が3.2g/dL未満である、上記[44]に記載の方法。
[46]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の5週間に少なくとも2回の用量300mgのベドリズマブを投与された患者から得られた血清サンプルにおけるベドリズマブの濃度を測定する工程と、
b)前記ベドリズマブの血清濃度が50μg/mL未満である場合、600mgの用量でベドリズマブを投与する工程とを含む、前記方法。
[47]
前記測定から1週間後に部分Mayoスコアを得ることをさらに含み、部分Mayoスコアが、臨床反応を示さない、上記[46]に記載の方法。
[48]
600mgの用量投与が、ベドリズマブの前記1回目の用量投与の6週間後である、上記[46]または[47]に記載の方法。
[49]
前記ベドリズマブの血清濃度が、30μg/mL以上、50μg/mL未満である、上記[46]または[47]に記載の方法。
[50]
600mgの用量投与から4週間後に、その後の用量300mgのベドリズマブ投与をさらに含む、上記[49]に記載の方法。
[51]
4週間間隔で、1回以上のさらなる用量600mgのベドリズマブ投与をさらに含む、上記[46]〜[48]のいずれかに記載の方法。
[52]
4週間間隔で、1回以上のさらなる用量300mgのベドリズマブ投与をさらに含む、上記[50]または[51]のいずれかに記載の方法。
[53]
その前の用量投与から3週間後に、ベドリズマブの血清濃度を測定することをさらに含む、上記[50]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[54]
前記濃度が90μg/mLより高いときは用量を減らすことをさらに含み、600mgの用量を300mgに減らすか、または300mgの用量を8週間間隔で投与する、上記[53]に記載の方法。
[55]
抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含む、上記[46]〜[54]のいずれかに記載の方法。
[56]
アルブミン濃度を測定することをさらに含む、上記[55]に記載の方法。
[57]
体重を測定することをさらに含む、上記[56]に記載の方法。
[58]
3.2g/dL未満のアルブミン濃度であれば、さらに、前記患者は、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定される、上記[57]に記載の方法。
[59]
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎である、上記[46]〜[58]のいずれかに記載の方法。
[60]
前記治療によって粘膜治癒が起こる、上記[46]〜[59]のいずれかに記載の方法。
[61]
前記治療によって臨床反応および/または臨床的寛解が起こる、上記[46]〜[60]のいずれかに記載の方法。
[62]
前記治療によって、コルチコステロイド使用が中断される、上記[46]〜[61]のいずれかに記載の方法。
[63]
前記患者が、免疫調節剤、コルチコステロイド類またはTNFαアンタゴニストのうち少なくとも1つに対して不十分な反応を有するか、これらに対する反応を失っているか、またはこれらに対して不耐性である、上記[46]〜[62]のいずれかに記載の方法。
・臨床的寛解を達成する被験体の割合であって、ここで、30週目に、臨床的寛解は、完全Mayoスコアが2点以下であり、個々のサブスコアが1点より大きくないことであると定義される、割合。
・臨床的寛解を達成する被験体の割合であって、ここで、臨床反応は、30週目に、直腸出血サブスコアが1点以上(≧1)、または完全直腸出血スコアが1点以下(≦1)の減少を伴いつつ、完全Mayoスコアが3点以上、ベースライン(1日目)から30%以上減少することと定義される、割合。
・臨床反応を達成する被験体の割合(部分Mayoスコアに基づく)であって、14週目に、直腸出血サブスコアが1点以上(≧1)、または完全直腸出血スコアが1点以下(≦1)の減少を伴いつつ、部分Mayoスコアが2点以上、ベースラインから25%以上減少することと定義される、割合。
・経口コルチコステロイド類をベースラインで用い、コルチコステロイド類を中断し、30週目に臨床的寛解状態である被験体の割合。
配列番号1
本発明は次の実施態様を含む。
[1]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法は、非レスポンダーに対し、用量600mgでベドリズマブを静脈内投与することを含む、前記方法。
[2]
ベドリズマブのその次の用量と、その後の用量が300mgである、上記[1]に記載の方法。
[3]
前記600mgの用量を2回以上投与し、投薬間の間隔が2〜8週間である、上記[1]に記載の方法。
[4]
前記用量が4週間間隔で投与される、上記[2]または[3]に記載の方法。
[5]
臨床反応および/または寛解が起こるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[6]
粘膜治癒が起こるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[7]
ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[8]
ベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなるまで、600mgの用量が投与される、上記[3]または[4]に記載の方法。
[9]
ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるか、またはベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなったら、前記用量を300mgまで減らすことをさらに含む、上記[7]または[8]に記載の方法。
[10]
ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるか、またはベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなったら、前記用量を8週間隔まで減らすことをさらに含む、上記[4]または[9]に記載の方法。
[11]
前記ベドリズマブ非レスポンダーが、炎症性腸疾患を患うヒト患者である、上記[1]〜[10]のいずれかに記載の方法。
[12]
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎である、上記[11]に記載の方法。
[13]
前記治療によって粘膜治癒が生じる、上記[11]または[12]に記載の方法。
[14]
前記治療によって臨床反応および/または臨床的寛解が生じる、上記[11]〜[13]のいずれかに記載の方法。
[15]
前記治療によって、コルチコステロイド使用が中断される、上記[11]〜[14]のいずれかに記載の方法。
[16]
前記患者が、免疫調節剤、コルチコステロイド類またはTNFαアンタゴニストのうち少なくとも1つに対して不十分な反応を有するか、これらに対する反応を失っているか、またはこれらに対して不耐性である、上記[11]〜[15]のいずれかに記載の方法。
[17]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法が、
a)患者におけるベドリズマブの濃度、体重およびアルブミンレベルを測定し、その少なくとも2週間前に、前記患者は、ベドリズマブの導入期投薬計画を受けていた工程と、
b)工程a)での測定が高クリアランスを示す患者を選択する工程と、
c)前記選択した患者に対し、600mgのベドリズマブを投与することによってIBDを治療する工程とを含む、前記方法。
[18]
ベドリズマブの濃度が血清濃度である、上記[17]に記載の方法。
[19]
前記血清濃度がトラフ血清濃度である、上記[18]に記載の方法。
[20]
前記血清濃度が13μg/ml未満である場合、その患者を選択する、上記[19]に記載の方法。
[21]
前記濃度測定を使用し、クリアランスの速度を計算する、上記[17]に記載の方法。
[22]
クリアランスの速度が0.14L/日より大きい場合、その患者を選択する、上記[21]に記載の方法。
[23]
前記血清濃度が50μg/ml未満である場合、その患者を選択する、上記[18]に記載の方法。
[24]
前記ベドリズマブ非レスポンダーが、炎症性腸疾患を患うヒト患者である、上記[17]〜[23]のいずれかに記載の方法。
[25]
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎である、上記[24]に記載の方法。
[26]
前記患者が、粘膜治癒している、上記[17]〜[25]のいずれかに記載の方法。
[27]
IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法が、
a)前記IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーに対し、2回分の用量のベドリズマブを投与し、1回目の用量を前記ベドリズマブ非レスポンダーに投与してから約2週間後に2回目の用量を投与する工程と、
b)前記2回目の用量の投与から少なくとも2週間後に決定された13μg/mL未満血清濃度を有するベドリズマブ非レスポンダーを選択する工程と、
c)前記選択した患者に対し、600mgのベドリズマブを投与することによってIBDを有する患者を治療する工程とを含む、前記方法。
[28]
ベドリズマブの前記1回目の用量投薬の6週間後に600mgを投与する、上記[27]に記載の方法。
[29]
IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーを治療する方法であって、前記方法が、
a)前記IBDを患うベドリズマブ非レスポンダーに対し、2回分の用量のベドリズマブを投与し、1回目の用量を前記ベドリズマブ非レスポンダーに投与してから約2週間後に2回目の用量を投与する工程と、
b)約3〜4週間の期間、待つ工程と、
c)前記患者のベドリズマブの血清濃度を測定する工程と、
d)前記患者の血清濃度が13μg/mL未満である場合、前記患者に1回以上の用量600mgのベドリズマブを投与する工程とを含む、前記方法。
[30]
前記患者の血清濃度が、1〜13μg/mlである、上記[17]または[29]に記載の方法。
[31]
前記ベドリズマブ血清濃度が、サンドイッチELISAアッセイによって測定される、上記[18]、[19]、[27]または[29]のいずれかに記載の方法。
[32]
ベドリズマブ非レスポンダーを特定するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の4ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを摂取した患者から得られた血清サンプルにおけるベドリズマブの濃度を測定する工程と、
b)前記サンプル中の血清濃度が13μg/ml未満である場合に、その患者をベドリズマブ非レスポンダーであると特定する工程を含む、前記方法。
[33]
前記患者が、その前の3ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを摂取している、上記[32]に記載の方法。
[34]
前記患者が、その前の2ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを摂取している、上記[32]に記載の方法。
[35]
より高い用量でのベドリズマブを用いた連続治療のためのベドリズマブ非レスポンダーを特定するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の4ヶ月間に少なくとも2回分の用量のベドリズマブを投与された患者から得られた生体サンプルにおけるベドリズマブのクリアランスを測定する工程と、
b)前記患者におけるクリアランスが0.14L/日より大きい場合、または前記血清濃度が50μg/mL未満である場合、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定する工程とを含む、前記方法。
[36]
前記測定から1週間後に部分Mayoスコアを得ることと、このスコアが臨床反応を示さない場合、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定することとをさらに含む、上記[35]に記載の方法。
[37]
抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含む、上記[35]に記載の方法。
[38]
アルブミン濃度を測定することをさらに含む、上記[35]に記載の方法。
[39]
体重を測定することをさらに含む、上記[38]に記載の方法。
[40]
3.2g/dL未満のアルブミン濃度であれば、さらに、前記患者は、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定される、上記[39]に記載の方法。
[41]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の4ヶ月間に少なくとも2回の用量300mgのベドリズマブを投与された患者から得られた生体サンプルにおけるベドリズマブのクリアランスを測定する工程と、
b)前記患者におけるクリアランスが0.14L/日より大きい場合、600mgの用量でベドリズマブを投与する工程とを含む、前記方法。
[42]
抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含む、上記[41]に記載の方法。
[43]
アルブミン濃度を測定することをさらに含む、上記[41]に記載の方法。
[44]
体重を測定することをさらに含む、上記[43]に記載の方法。
[45]
前記アルブミン濃度が3.2g/dL未満である、上記[44]に記載の方法。
[46]
ベドリズマブ非レスポンダーを治療するための方法であって、前記方法が、
a)IBDを患っており、その前の5週間に少なくとも2回の用量300mgのベドリズマブを投与された患者から得られた血清サンプルにおけるベドリズマブの濃度を測定する工程と、
b)前記ベドリズマブの血清濃度が50μg/mL未満である場合、600mgの用量でベドリズマブを投与する工程とを含む、前記方法。
[47]
前記測定から1週間後に部分Mayoスコアを得ることをさらに含み、部分Mayoスコアが、臨床反応を示さない、上記[46]に記載の方法。
[48]
600mgの用量投与が、ベドリズマブの前記1回目の用量投与の6週間後である、上記[46]または[47]に記載の方法。
[49]
前記ベドリズマブの血清濃度が、30μg/mL以上、50μg/mL未満である、上記[46]または[47]に記載の方法。
[50]
600mgの用量投与から4週間後に、その後の用量300mgのベドリズマブ投与をさらに含む、上記[49]に記載の方法。
[51]
4週間間隔で、1回以上のさらなる用量600mgのベドリズマブ投与をさらに含む、上記[46]〜[48]のいずれかに記載の方法。
[52]
4週間間隔で、1回以上のさらなる用量300mgのベドリズマブ投与をさらに含む、上記[50]または[51]のいずれかに記載の方法。
[53]
その前の用量投与から3週間後に、ベドリズマブの血清濃度を測定することをさらに含む、上記[50]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[54]
前記濃度が90μg/mLより高いときは用量を減らすことをさらに含み、600mgの用量を300mgに減らすか、または300mgの用量を8週間間隔で投与する、上記[53]に記載の方法。
[55]
抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含む、上記[46]〜[54]のいずれかに記載の方法。
[56]
アルブミン濃度を測定することをさらに含む、上記[55]に記載の方法。
[57]
体重を測定することをさらに含む、上記[56]に記載の方法。
[58]
3.2g/dL未満のアルブミン濃度であれば、さらに、前記患者は、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定される、上記[57]に記載の方法。
[59]
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎である、上記[46]〜[58]のいずれかに記載の方法。
[60]
前記治療によって粘膜治癒が起こる、上記[46]〜[59]のいずれかに記載の方法。
[61]
前記治療によって臨床反応および/または臨床的寛解が起こる、上記[46]〜[60]のいずれかに記載の方法。
[62]
前記治療によって、コルチコステロイド使用が中断される、上記[46]〜[61]のいずれかに記載の方法。
[63]
前記患者が、免疫調節剤、コルチコステロイド類またはTNFαアンタゴニストのうち少なくとも1つに対して不十分な反応を有するか、これらに対する反応を失っているか、またはこれらに対して不耐性である、上記[46]〜[62]のいずれかに記載の方法。
Claims (32)
- ベドリズマブを含む、炎症性腸疾患を有するベドリズマブ非レスポンダーを治療するための組成物であって、ベドリズマブが、前記ベドリズマブ非レスポンダーに対し、用量600mgで静脈内投与される、前記組成物。
- a)ベドリズマブのその次の用量と、その後の用量が300mgであるか、または
b)前記600mgの用量を2回以上投与し、投薬間の間隔が2〜8週間である、
請求項1に記載の組成物。 - 前記用量が4週間間隔で投与される、請求項2に記載の組成物。
- i) 臨床反応および/もしくは寛解が起こるまで、600mgの用量が投与されるか、
ii) 粘膜治癒が起こるまで、600mgの用量が投与されるか、または
iii) ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるか、もしくはベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなるまで、600mgの用量が投与される、
請求項2または3に記載の組成物。 - ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるか、またはベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなったら、さらに前記用量が300mgまで減らされる、請求項4に記載の組成物。
- ベドリズマブのトラフ血清濃度が12μg/mlより大きくなるか、またはベドリズマブの血清濃度が90μg/mlより大きくなったら、さらに前記用量が8週間隔まで減らされる、請求項4または5に記載の組成物。
- i) 前記治療によって粘膜治癒が生じ、
ii) 前記治療によって臨床反応および/もしくは臨床的寛解が生じ、
iii) 前記治療によってコルチコステロイド使用が中断され、かつ/または
iv) 前記患者が、免疫調節剤、コルチコステロイド類もしくはTNFαアンタゴニストのうち少なくとも1つに対して不十分な反応を有するか、これらに対する反応を失っているか、もしくはこれらに対して不耐性である、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。 - ベドリズマブを含む、炎症性腸疾患を有するベドリズマブ非レスポンダーを治療するための組成物であって、
ベドリズマブは、前記ベドリズマブ非レスポンダーに対し、用量600mgで投与され、
前記ベドリズマブ非レスポンダーは、ベドリズマブの導入期投薬計画の後、患者におけるベドリズマブの血清濃度、体重およびアルブミンレベルの測定によって決定された高いベドリズマブクリアランスを有する患者であり、前記導入期投薬計画は、前記測定の少なくとも2週間前に行われるものである、
前記組成物。 - i) 前記血清濃度がトラフ血清濃度であり、
ii) 前記血清濃度の測定を用いてクリアランスの速度が計算され、かつ/または
iii) 前記非レスポンダーは50μg/ml未満の血清濃度を有する、
請求項8に記載の組成物。 - 前記非レスポンダーは、13μg/ml未満のトラフ血清濃度および/または0.14L/日より大きいクリアランス速度を有する、請求項9に記載の組成物。
- 前記患者が、粘膜治癒している、請求項8〜10のいずれか一項に記載の組成物。
- ベドリズマブを含む、炎症性腸疾患(IBD)を有するベドリズマブ非レスポンダーを治療するための組成物であって、
ベドリズマブは、前記ベドリズマブ非レスポンダーに対し、1回以上の用量600mgで投与され、
前記ベドリズマブ非レスポンダーは、
a)前記IBDを有する患者に対し、2回分の用量のベドリズマブを投与する工程であって、1回目の用量の約2週間後に2回目の用量を投与する工程と、
b)前記2回目の用量の投与から少なくとも2週間後に決定された13μg/mL未満の血清濃度を有する患者をベドリズマブ非レスポンダーとして選択する工程
によって選択される、前記組成物。 - ベドリズマブの前記1回目の用量投薬の6週間後に600mgが投与される、請求項12に記載の組成物。
- ベドリズマブを含む、炎症性腸疾患(IBD)を有するベドリズマブ非レスポンダーを治療するための組成物であって、
ベドリズマブは、前記ベドリズマブ非レスポンダーに対し、用量600mgで投与され、
前記ベドリズマブ非レスポンダーは、
a)前記IBDを有する患者に対し、2回分の用量のベドリズマブを投与する工程であって、1回目の用量の約2週間後に2回目の用量を投与する工程と、
b)約3〜4週間の期間、待つ工程と、
c)前記患者のベドリズマブの血清濃度を測定する工程と、
d)前記患者の血清濃度が13μg/mL未満である場合、前記患者をベドリズマブ非レスポンダーとして選択する工程
によって選択される、前記組成物。 - 前記患者の血清濃度が、1〜13μg/mlである、請求項8または14に記載の組成物。
- 前記ベドリズマブ血清濃度が、サンドイッチELISAアッセイによって測定される、請求項8、12および14のいずれか一項に記載の組成物。
- ベドリズマブを含む、炎症性腸疾患(IBD)を有するベドリズマブ非レスポンダーを治療するための組成物であって、
ベドリズマブは、前記ベドリズマブ非レスポンダーに対し、用量600mgで投与され、
前記ベドリズマブ非レスポンダーは、
a)IBDを有し、その前の4ヶ月間に少なくとも2回の用量300mgのベドリズマブを投与された患者から得られた生体サンプルにおけるベドリズマブのクリアランスを測定する工程と、
b)前記患者におけるクリアランスが0.14L/日より大きい場合、前記患者をベドリズマブ非レスポンダーとして選択する工程
によって選択される、前記組成物。 - i) ベドリズマブ非レスポンダーの選択が、抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含み、かつ/または
ii) ベドリズマブ非レスポンダーの選択が、アルブミン濃度を測定することをさらに含む、請求項17に記載の組成物。 - ベドリズマブ非レスポンダーの選択が、体重を測定することをさらに含む、請求項18に記載の組成物。
- 前記アルブミン濃度が3.2g/dL未満である、請求項18に記載の組成物。
- ベドリズマブを含む、炎症性腸疾患(IBD)を有するベドリズマブ非レスポンダーを治療するための組成物であって、
ベドリズマブは、前記ベドリズマブ非レスポンダーに対し、用量600mgで投与され、
前記ベドリズマブ非レスポンダーは、
a)IBDを有し、その前の5週間に少なくとも2回の用量300mgのベドリズマブを投与された患者から得られた血清サンプルにおけるベドリズマブの濃度を測定する工程と、
b)前記ベドリズマブの血清濃度が50μg/mL未満である場合、前記患者をベドリズマブ非レスポンダーとして選択する工程
によって選択される、前記組成物。 - ベドリズマブ非レスポンダーとしての患者の選択が、前記測定から1週間後に部分Mayoスコアを得ることをさらに含み、部分Mayoスコアが、臨床反応を示さない、請求項21に記載の組成物。
- i) 600mgの用量投与が、ベドリズマブの前記1回目の用量投与の6週間後であるか、または
ii) 前記ベドリズマブの血清濃度が、30μg/mL以上、50μg/mL未満である、
請求項21または22に記載の組成物。 - ベドリズマブが、600mgの用量投与から4週間後に、その後の用量300mgでさらに投与される、請求項23に記載の組成物。
- ベドリズマブが、4週間間隔で、1回以上のさらなる用量600mgでさらに投与される、請求項21〜23のいずれか一項に記載の組成物。
- i) ベドリズマブが、4週間間隔で、1回以上のさらなる用量300mgでさらに投与され、かつ/または
ii) その前の用量投与から3週間後に、ベドリズマブの血清濃度がさらに測定される、
請求項24または25に記載の組成物。 - ベドリズマブが、前記濃度が90μg/mLより高いときは減らした用量で投与され、600mgの用量が300mgに減らされるか、または300mgの用量が8週間間隔で投与される、請求項26に記載の組成物。
- i) ベドリズマブ非レスポンダーとしての患者の選択が、抗ベドリズマブ抗体を測定することをさらに含むか、または
ii) ベドリズマブ非レスポンダーとしての患者の選択が、アルブミン濃度を測定することをさらに含む、
請求項21〜27のいずれか一項に記載の組成物。 - ベドリズマブ非レスポンダーとしての患者の選択が、体重を測定することをさらに含む、請求項28に記載の組成物。
- 3.2g/dL未満のアルブミン濃度であれば、さらに、前記患者は、より高い用量でベドリズマブを用いた連続治療のための患者であると特定される、請求項29に記載の組成物。
- i) 前記治療によって粘膜治癒が生じ、
ii) 前記治療によって臨床反応および/もしくは臨床的寛解が生じ、
iii) 前記治療によってコルチコステロイド使用が中断され、かつ/または
iv) 前記患者が、免疫調節剤、コルチコステロイド類もしくはTNFαアンタゴニストのうち少なくとも1つに対して不十分な反応を有するか、これらに対する反応を失っているか、もしくはこれらに対して不耐性である、
請求項21〜30のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎である、請求項1〜31のいずれか一項に記載の組成物。
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