JP2019514509A - 熱ブリッジ構成を備えた蒸気アイロン - Google Patents

熱ブリッジ構成を備えた蒸気アイロン Download PDF

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Abstract

本発明は、衣類をアイロンがけするための蒸気アイロン10に関する。蒸気アイロン10は、蒸気生成器11と、アイロンプレート13と、熱ブリッジ構成14と、を有する。蒸気生成器11は、本体11A及び本体11Aを加熱するための加熱要素12を有する。熱ブリッジ構成14は、本体11Aとアイロンプレート13の熱結合領域15との間に延在し、本体11Aからの熱の伝導によりアイロンプレート13を加熱する。熱ブリッジ構成14は、熱結合領域15から離れる第1の方向Aに延在する第1の部分16と、熱結合領域15に向かう第2の方向Bに延在する第2の部分17と、を有する。本発明は、好適な蒸気能力のため高い温度で蒸気生成動作を促進しつつ、アイロンがけの間の衣類の損傷を防止するアイロンプレートの低い温度を保つことを可能とする。

Description

本発明は、蒸気アイロン及び斯かる蒸気アイロンを有する蒸気アイロンシステムに関する。
本発明は、衣類ケアの分野において幾つかの用途を持つ。
蒸気生成器と、該蒸気生成器に結合され、アイロンがけされるべき衣類に接触するアイロンプレートと、を含む蒸気アイロンが知られている。蒸気生成器において生成された蒸気は、アイロンプレートにおける穴を通して衣類に放出される。斯かるアイロンは、蒸気を生成するためのアイロンがけ温度範囲内で蒸気生成器の動作を制御するための、例えば制御回路のようなコントローラを含む。アイロンプレートは、蒸気生成器とアイロンプレートとの間の接触の領域において、蒸気生成器から熱の電動により受動的に加熱される。制御回路は、蒸気生成器及びアイロンがけ温度範囲内の熱的に結合されたアイロンプレートの動作を制御する。
斯かる既知の蒸気アイロンにおける蒸気生成器は、加熱要素を含む。特定の状況においては、蒸気生成器における熱エネルギーは、アイロンがけ温度範囲の上限を超える温度にまでアイロンプレートを加熱さえ得るものであり、ここで該上限は、アイロンプレートに接触している衣類が損傷させられ得る温度である。斯かる過熱はまた、蒸気生成器がアイロンプレートに結合された領域の近くにおいて、アイロンプレートに熱スポットを生成し得る。
本発明の目的は、上述した問題の1つ以上を著しく軽減する又は克服する蒸気アイロンを提供することにある。
本発明は、独立請求項により定義される。従属請求項は、有利な実施例を定義する。
本発明によれば、衣類をアイロンがけするための蒸気アイロンが提供される。該蒸気アイロンは、本体及び前記本体を加熱するための加熱要素を有する蒸気生成器を有する。該アイロンは更に、アイロンプレートを有する。該アイロンは更に、前記本体と前記アイロンプレートの熱結合領域との間に延在し、前記本体からの熱の伝導により前記アイロンプレートを加熱するための、熱ブリッジ構成を有する。前記熱ブリッジ構成は、前記熱結合領域から離れる第1の方向に延在する第1の部分と、前記熱結合領域に向かう第2の方向に延在する第2の部分と、を有する。
熱が最初に、該熱ブリッジ構成の第1の部分に沿った第1の方向に流れ、次いで該熱ブリッジ構成の第2の部分に沿った第2の方向に流れる必要があるため、前記熱ブリッジ構成は、本体と、アイロンプレートとの熱結合領域と、の間の熱経路の累積長を増大させる。該増大させられた本体とアイロンプレートとの間の熱伝達の経路の累積長は、蒸気生成器からアイロンプレートへの熱伝達の速度を制限し、斯くして蒸気生成器の所与の温度に対するアイロンプレートの温度を低下させる。このことは、蒸気生成器の比較的高い温度を許容し、蒸気生成効率を促進させる一方で、アイロンプレートの低い温度を保ち、アイロンプレートに接触する衣類に対する損傷を防止するため、有利である。更に、蒸気生成器の上昇させられた温度は、水が最初に蒸気ブーストのため蒸気生成器に過剰供給されるときに、蒸気生成の高い速度に対処する増大させられた能力に帰着する。
これに加えて、該熱ブリッジ構成は、蒸気生成器の本体の温度における大きな変動が、例えば蒸気を生成するために蒸気生成器に注入される水による、アイロンプレートの温度の大きな変動を引き起こすことを防止する。それ故、熱ブリッジ構成は、アイロンプレートの温度がより一定のままとなることを可能とする熱的な「制動器」として機能する。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施例を参照しながら説明され明らかとなるであろう。
本発明の実施例は、添付図面を参照しながら、単に例として、以下に説明される。
本発明の実施例による蒸気アイロンの模式的な側面図である。 図1の蒸気アイロンの一部の模式的な断面図である。 図1の蒸気アイロンのコントローラを模式的に表すブロック図である。 図3のコントローラにより実行される制御動作を模式的に示す、時間に対する温度のグラフである。 本発明の他の実施例による蒸気アイロンの模式的な断面図である。 本発明の他の実施例による蒸気アイロンの模式的な断面図である。 本発明の他の実施例による蒸気アイロンの模式的な断面図である。 本発明の実施例による蒸気アイロンシステムの模式的な側面図である。 本発明の実施例による第1の蒸気アイロンシステムの模式的な側面図である。 本発明の実施例による第2の蒸気アイロンシステムの模式的な図である。
図1は、本発明の実施例による衣類をアイロンがけするための蒸気アイロン10の模式的な側面図である。蒸気アイロン10は、アイロンプレート13を有する。明確さのため、本発明の更なる詳細は、面X−Xに沿った蒸気アイロン10の断面部分図を示す図2、5、6、7により示される。
図2は、図1の蒸気アイロンの一部の模式的な断面図である。蒸気アイロン10は、本体11Aと、本体11Aを加熱するための加熱要素12と、を有する蒸気生成器11を有する。蒸気アイロン10は、本体11Aと、アイロンプレート13の熱結合領域15との間に延在し、本体11Aからの熱の伝導によりアイロンプレート13を加熱するための、熱ブリッジ構成14を有する。熱ブリッジ構成14は、熱結合領域15から離れる第1の方向(矢印Aにより示される)に延在する第1の部分16と、熱結合領域15に向かう第2の方向(矢印Bにより示される)に延在する第2の部分17と、を有する。
以下に説明されるように、第1の部分16及び第2の部分17の他に、熱ブリッジ構成14は、熱結合領域Aから離れて及び/又は熱結合領域Aに向かって延在する更なる部分を有しても良い。
加熱要素12は、蒸気生成器11の本体11Aを加熱して、蒸気を生成するよう動作可能である。更に、熱は、加熱された本体11Aから、熱ブリッジ構成14を介して、アイロンプレート13に伝達され、これにより、アイロンプレート13が受動的に加熱される(即ちアイロンプレート13は別個の加熱要素を組み込んでいない)。例えば、加熱要素12は、電源に接続されることを意図された抵抗である。例えば、蒸気生成器11の本体11Aはプレートである。
熱ブリッジ構成14は、本体11Aからの熱の伝導によりアイロンプレート13を受動的に加熱するための、本体11Aとアイロンプレート13との間の間接的な熱経路を形成する。
熱が、熱ブリッジ構成14の第1の部分16に沿った第1の方向Aに流れ、また熱ブリッジ構成14の第2の部分17に沿った第2の方向Bに流れるため、熱ブリッジ構成14は、本体11Aと、アイロンプレート13との熱結合領域15と、の間の熱経路の累積長(図2における実線Lにより示される)を増大させる。該増大させられた本体11Aとアイロンプレート13との間の熱伝達の経路の累積長L1は、アイロンプレート13への熱伝達の速度を制限し、斯くして本体11Aの温度に比較したアイロンプレート13の温度を制限する。蒸気生成器11の比較的高い温度を許容することは、蒸気生成器11の蒸気生成能力を促進し、アイロンプレート13について低い温度を持つことは、アイロンがけの間にアイロンプレート13に接触する衣類の損傷を防止するため、このことは有利である。
熱ブリッジ構成14の熱結合領域を低減させることは、熱ブリッジ構成14の熱抵抗を増大させ、従って本体11Aからアイロンプレート13への熱伝達の速度を低下させる。
本発明の蒸気アイロン10は、本体11Aとアイロンプレート13との間の熱経路の累積長L1を増大させることにより、本体11Aからアイロンプレート13への熱伝達の速度を低下させることを可能とする。
本体11Aと熱ブリッジ構成14とは、一体的に形成されても良く、例えば共に鋳造されても良い。本体11A及び熱ブリッジ構成14は、例えばアルミニウム又は鉄のような金属から製造されても良い。
好適には、図2に示されるように、第1の部分16の第1の方向(A)は、アイロンプレート(13)から離れる方向である。
第1の方向A及び/又は第2の方向Bは、アイロンプレート13のアイロンがけ面と垂直であっても良い。斯くして、熱ブリッジ構成14の第1の部分16及び/又は第2の方向17は、図2に示されるように、アイロンプレート13のアイロンがけ面に略垂直に延在しても良い。
一実施例においては、熱ブリッジ構成14は、図式的に示す。2に示されるように、第1の方向Aよりも長い距離に亘って、第2の方向Bに延在する。例えばこのことは、第2の部分17を第1の部分16の二倍の長さとすることにより実現されても良い。
好適には、第1の部分16及び第2の部分17は、本体11Aと熱結合領域15との間の距離D1の少なくとも1.5倍の累積長L1を持つ熱経路を定義する。
好適には、第1の部分16及び第2の部分17は、少なくとも10mmである平均累積長L1を持つ熱経路を定義する。「平均」との用語は、熱結合領域全体に亘る熱経路の長さに沿った中間点において測定された累積長の平均値が考慮されることを意味する。
好適には、加熱要素12は、160℃と300℃との間の温度にまで、本体11Aを加熱するよう構成される。斯かる条件の下では、熱ブリッジ構成14は好適には、アイロンプレート13が70℃と210℃との間の温度を持つような、熱結合領域15における熱貫流率及び平均面積(A)を持つ。熱ブリッジ構成14が蒸気アイロンの周縁部に延在する場合には、熱結合領域15もまた当該周縁部に延在し得、熱結合領域15における平均面積(A)は、当該周縁部上の累積面積に対応する。
それ故、熱ブリッジ構成14の熱貫流率及び熱結合領域は、アイロンプレート13の温度が例えば210℃を超えることなく(そうでなければアイロンプレート13に接触した衣類を損傷させる)、例えば300℃のような比較的高い温度にまで、蒸気生成器11の本体11Aが加熱されることを可能とする。本体11Aの比較的高い温度は、蒸気生成器の表面が、蒸気生成の効率を促進する高い量のエネルギー伝達に寄与し得るため、このことは有利である。更に、アイロンプレート13の低い温度は、アイロンプレート13に接触する衣類の損傷を防止する。更に、蒸気生成器11の比較的高い温度は、水が最初に蒸気生成器11に供給されるときの蒸気生成の高い速度に対処する増大した能力に帰着する。
好適には、熱結合領域15は、1乃至3mmの厚さdを持つ。好適には、熱結合領域15は、平坦な部分である。熱ブリッジ構成14は、蒸気生成器11の本体11Aの周縁部から延在しても良い。熱ブリッジ構成14は、本体11Aの周縁部の少なくとも75%から延在しても良く、これにより熱ブリッジ構成14は、本体11Aの周囲の少なくとも75%に延在しても良い。斯かる一実施例においては、熱ブリッジ構成14は、アルミニウムからつくられても良い。他の実施例においては、熱ブリッジ構成14は、本体11Aの全ての周縁端から延在する。
熱ブリッジ構成14の熱抵抗は、熱ブリッジ構成14の長さL1及び熱ブリッジ構成14の材料(例えばアルミニウム)の熱伝導率に依存する。それ故、必要な熱管理を得るため、これらの特性は、蒸気生成器11の本体11Aが160℃と300℃との間にまで加熱された場合に、アイロンプレート13の温度が70℃と210℃との間の温度となるよう、選択されても良い。
例えば、熱ブリッジ構成14の必要な熱貫流率及び熱結合面積Aは、例えば、温度が160℃と300℃との間である本体11Aから、アイロンプレート13へ流れるエネルギーが、温度を70℃と210℃との間に維持するような熱伝達が達成されるまで、熱ブリッジ構成14の長さL1及び熱結合面積A(接触壁厚及び接触周縁部の結果)を変化させることにより、当業者により実行される連続的な試験又はシミュレーションの後に、選択されても良い。これらの試験又はシミュレーションは、例えば本体11Aを300℃に加熱し、アイロンプレート13の温度を測定することにより、連続的な実験によって実行されても良い。代替としては、熱貫流率及び熱結合面積は、以下の式1により算出されても良い。
Q=AU(T−T) (式1)
ここで、
Q(単位はW)は、蒸気生成器11からアイロンプレート13への熱伝達率であり、
A(単位はm)は、熱ブリッジ構成14の累積熱伝達面積(熱ブリッジ構成14の外周及び幅に依存する)であり、
U(単位はW/mK)は、熱ブリッジ構成14の長さ(単位はm)であるL1に亘る材料特性である、蒸気生成器をつくるために用いられた材料の熱伝導率k(W/mK)の結果である、熱ブリッジ構成14の熱貫流率であり、
T1は本体11Aの動作温度(K/℃)であり、
T2はアイロンプレート13の動作温度(K/℃)である。
式1は、本体11Aの所与の温度T1に対するアイロンプレート13のの温度T2が、熱ブリッジ構成14の熱貫流率U、及び熱ブリッジ構成14の(熱の流れに垂直な方向における)熱結合面積Aに依存することを示す。
例えば、蒸気生成器及び熱ブリッジ構成のためにアルミニウム材料が選択された場合(アルミニウムについてはkの値は205W/mK)、アイロンプレートが145℃で動作させられることを実現するために、235℃で動作する蒸気生成器について、例えば300W以下の家庭用蒸気アイロンについてアイロンプレートの温度を維持するために必要な電力、及び、本体11Aの外周に沿った結合面積において接触する1.2mm以下の厚さを構成することにより実現される約600mmの熱結合面積Aにより、36mm以下の熱ブリッジ構成14の長さL1が必要とされる。パラメータL1及びAを選択することにより、望ましい熱伝達率が決定されることができる。
他の例においては、蒸気生成器及び熱ブリッジ構成に、kの値として96W/mKを持つ別の物質を選択することにより、前述の例におけるものと同じ熱伝達条件について熱ブリッジ構成の長さL1として約17mmの値が選択されることができ、他のパラメータは前述の例と同じに保たれる。
第1の部分16は、第2の部分17に対して、これら2つの部分の向きを変化させることを可能とする中間部分18により、接続されても良い。
本発明による熱ブリッジ構成14は、断面で見たときに概してU字型である。代替としては、熱ブリッジ構成は、断面で見たときに概してV字型であっても良い。
熱結合領域15は、熱ブリッジ構成14の第2の部分17の端部に向けて延在するアイロンプレート13の突出部13Aを有しても良い。
好適には、本体11Aとアイロンプレート13とは、互いに対向し、本体11Aとアイロンプレート13との間に、空気間隙19が備えられる。空気間隙19は、本体11Aとアイロンプレート13とが対向する部分を熱的に絶縁し、斯くしてアイロンプレート13の温度を低下させる。本体とアイロンプレートとが対向する部分は、本体及びアイロンプレートの大部分の表面を有しても良い。斯くしてアイロンプレート13は、熱ブリッジ構成を介して、本体11Aにより主に加熱される。
一実施例においては、蒸気アイロン10は更に、蒸気アイロン10の動作を制御するためのコントローラ20(図示されていない)を有する。斯かる一実施例においては、コントローラ20は、蒸気アイロン10の初期加熱の際に一次加熱動作を実行し、蒸気アイロン10の後続する動作の間に二次加熱動作を実行するよう構成される。一次加熱動作は、二次加熱動作よりも、蒸気生成器11を高い温度にまで加熱することを有する。
任意に、一次加熱動作は、アイロンプレートの必要とされる温度(例えば150℃)よりも、かなり高い温度(例えば240℃)にまで、本体11Aを加熱することを有する。任意に、二次加熱動作は、アイロンプレートの必要とされる温度よりも、あまり高くない温度(例えば170℃)にまで、本体11Aを加熱することを有する。
一次加熱動作は、加熱要素12の初期通電の際に実行されても良い。起動時に一次加熱動作のために上昇させられた温度にまで本体11Aを加熱することは、アイロンプレート13へのより迅速な熱伝達を確実にし、従ってより迅速なアイロン準備時間を確実にする。熱ブリッジ構成14は、アイロンプレート13が、一次加熱動作が実行されるときに過熱しないことを確実にする。アイロンプレートの温度が、初期の低いレベルから上昇する間、蒸気生成器11の温度が、アイロンプレート13の必要とされる動作温度に近いが、該動作温度よりも高い温度にまで低下した後、コントローラ20は、二次加熱動作を実行し、蒸気生成器11が次いで、低い動作温度で動作するようにする。例えば、アイロンプレート13の必要とされる動作温度は、約150℃であっても良く、初期温度は105℃であっても良く、一次加熱動作の間の蒸気生成器11の動作温度は、約240℃であっても良く、二次加熱動作については約170℃であっても良い。
本体11Aと熱ブリッジ構成14とは一体的に形成されても良く、熱ブリッジ構成14はアイロンプレート13の熱結合領域15に当接する。代替の実施例においては、熱ブリッジ構成14は、アイロンプレート13の熱結合領域15と一体的に形成され、本体11Aと一体的に形成されるのではなく、本体11Aと当接する。更に他の実施例においては、熱ブリッジ構成14は、本体11A及びアイロンプレート13の熱結合領域15の両方と一体的に形成される。
以上に説明された実施例において、熱ブリッジ構成14は、第1の部分16及び第2の部分17が、それぞれアイロンプレート13のアイロンがけ面に略平行又は垂直に延在するよう構成される。しかしながら、熱ブリッジ構成14の他の構成も、本発明の範囲内となることが意図され、例えば第1の部分16及び第2の部分17がそれぞれ、平行でも垂直でもないアイロンがけ面に対する或る角度で延在しても良いことは、認識されるべきである。
図3は、コントローラ20の構成の例を模式的に表すブロック図である。
任意に、コントローラ20は、プロセッサ21及びメモリ22を有する。メモリ22は、蒸気生成器11の種々の閾値温度、アイロンプレート13及び/又は蒸気生成器11についての最適な動作温度、のような、蒸気アイロン10の動作を制御するための幾つかの制御パラメータを保存しても良い。
任意に、蒸気アイロン10は、蒸気生成器11の温度を測定する、例えば熱電対又はサーミスタのような温度センサ23を有する。コントローラ20は、蒸気生成器11の温度に関する信号を受信するよう、温度センサ23に接続されても良い。コントローラ20は、以上に説明された制御方式に従って加熱要素12の動作を制御するため、蒸気生成器11の加熱要素12に接続されても良い。
任意に、蒸気アイロン10は更に、アイロンプレート13の温度を測定するよう構成された、例えばサーミスタ又は熱電対のような温度センサ(図示されていない)を有し、コントローラ20は、アイロンプレート13の温度に関する信号を受信するよう、該温度センサに接続される。
図4は、コントローラ20の制御動作の例の模式的な表現を示す、時間に対する温度のグラフである。
線(i)は、蒸気生成器11の温度を表す。
線(ii)は、アイロンプレート13の温度を表す。
線(i)のピーク(a)は、例えば240℃までの一次加熱動作の間に加熱された蒸気生成器11を表す。
線(i)の谷(b)は、例えば155℃の温度にまで冷却された蒸気生成器11を表す。
線(i)のピーク(c)は、二次加熱動作の間に170℃にまで加熱される蒸気生成器11を表す。
ここで図5を参照すると、本発明の他の実施例による蒸気アイロン10が示される。
図5の蒸気アイロン10は、図2に関連して以上に説明された蒸気アイロン10と類似している。相違点は、図5の熱ブリッジ構成14が、異なる構造を持つ点である。
熱ブリッジ構成14は、熱結合領域15から離れる第1の方向(矢印Aにより示される)に延在する第1の部分16と、熱結合領域15に向かう第2の方向(矢印Bにより示される)に延在する第2の部分17と、を有する。
第1の部分16は、アイロンプレート13のアイロンがけ面に略平行な第1の方向Aに本体11Aから延在する。第2の部分17は、アイロンプレート13のアイロンがけ面に略平行であるが、第1の方向Aとは反対方向である第2の方向Bに延在する。例えば、図示されるように、熱ブリッジ構成14は、図5に示されるように、第2の方向Bにおけるよりも長い距離に亘って第1の方向Aに延在する。
ここで図6を参照すると、本発明の他の実施例による蒸気アイロン10が示される。
蒸気アイロン10は、図5に関連して以上に説明された蒸気アイロン10と類似している。相違点は、図6の熱ブリッジ構成14が、異なる構造を持つ点である。
熱ブリッジ構成14は、熱結合領域15から離れる第1の方向(矢印Aにより示される)に延在する第1の部分16と、熱結合領域15に向かう第2の方向(矢印Bにより示される)に延在する第2の部分17と、を有する。更に、熱ブリッジ構成14は、熱結合領域15から離れる第3の方向(矢印Cにより示される)に延在する第3の部分16Aを有する。第3の部分16Aは、本体11Aから上向きに延在し、例えば第1及び第2の部分の厚さよりも比較的大きな(例えば2乃至5倍)厚さを持つ。
ここで図7を参照すると、本発明の他の実施例による蒸気アイロン10が示される。
蒸気アイロン10は、説明された蒸気アイロン10と類似している。相違点は、図7の熱ブリッジ構成14が、異なる構造を持つ点である。
熱ブリッジ構成14は、熱結合領域15から離れる第1の方向(矢印Aにより示される)に延在する第1の部分16と、熱結合領域15に向かう第2の方向(矢印Bにより示される)に延在する第2の部分17と、を有する。更に、熱ブリッジ構成14は、熱結合領域15に向かう第3の方向(矢印Dにより示される)に延在する第3の部分16Bを有する。第3の部分16Bは、本体11Aから下向に延在する。
任意に、蒸気生成器11の質量は、約300gよりも大きく、好適には450gよりも大きい。好適には、蒸気生成器11の質量は、少なくとも500gである。幾つかの実施例においては、蒸気生成器11は、アルミニウムから製造され、鋳造されても良い。
任意に、アイロンプレート13の質量は、約250gよりも小さい。好適には、アイロンプレート13の質量は、150gよりも小さい。幾つかの実施例においては、アイロンプレート13は、アルミニウムから製造され、鋳造されても良い。
好適には、蒸気生成器11及びアイロンプレート13はそれぞれ、熱容量を持ち、アイロンプレート13の熱容量に対する蒸気生成器11の熱容量の比は、3:1と4:1との間である。
蒸気生成器の大きな熱容量は、蒸気生成器がより多くの熱エネルギーを蓄えることが可能であり、それ故、水が加熱要素によって直接に加熱されるのみの場合、又は蒸気生成器の熱容量が小さい場合よりも、より多くの熱エネルギーが、水を蒸気へと蒸発させるために利用可能であることを意味する。従って、蒸気生成器の大きな熱容量は、増大された割合の水が、蒸気生成器に供給され、蒸気へと蒸発させられることができるため、増大させられた蒸気生成速度を実現する。更に、蒸気生成器の大きな熱容量は、より多くの熱エネルギーが蒸気生成器に蓄えられるため、蒸気生成器が、比較的長い時間の間、蒸気を生成するのに必要な温度よりも高い温度に留まることを意味する。従って、蒸気アイロンは、比較的長い時間に亘って、加熱要素に電源供給することなく利用されることができ、このことは蒸気アイロンがコードレスである場合に特に有利である。アイロンプレートの小さな熱容量は、アイロンプレートが比較的迅速に所望の温度範囲内にまで加熱されることを意味し、更に、例えば温度の低い衣類に対する接触によってアイロンプレートの温度が低下すると、アイロンプレートが、熱ブリッジ構成を介した蒸気生成器からの熱伝達によって、比較的迅速に所望の温度範囲内にまで再加熱され得ることを意味する。
蒸気生成器11の比較的大きな熱容量は、蒸気生成器11が、比較的長い時間の間、例えば100℃又は105℃といった、蒸気を効果的に生成するために必要とされる温度よりも高いままでいることが可能であることを意味する。従って、蒸気アイロン10は、比較的長い時間の間、加熱要素12に電源供給することなく利用されることができる。例えば、蒸気アイロン10がコードレス型の蒸気アイロン10(即ち加熱要素に電力供給するための内蔵電源を持たない)である場合、電源に再接続されることなく、長い時間に亘って利用されることができる。アイロンプレート13の比較的小さな熱容量は、アイロンプレート13が、比較的迅速に所望の温度範囲内にまで加熱されることを意味し、更に、例えば温度の低い衣類に対する接触によってアイロンプレート13の温度が低下すると、アイロンプレート13が、蒸気生成器11からの熱伝達によって、比較的迅速に所望の温度範囲内にまで再加熱され得ることを意味する。
蒸気生成器11の動作温度範囲を超えた(即ち、蒸気生成器11が、例えば105℃のような、蒸気を効果的に生成するのに必要な最低温度よりも高いままである間の)蒸気生成器11における蓄積された熱エネルギーレベルは、以下の式2により特徴付けられ得る。
E=mC(Tinitial−Tmin) (式2)
ここで、Eは、蒸気生成器11における蓄積された熱エネルギー(J)であり、mは、蒸気生成器11の質量(kg)であり、Cは、蒸気生成器11の材料の比熱容量(J/kgK)であり、Tinitialは、加熱の後の蒸気生成器11の温度(℃)であり、Tminは、蒸気を効果的に生成するために必要とされる蒸気生成器11の最低温度(℃)である。
斯くして、式2は、例えば蒸気生成器11の質量を増大させることにより、蒸気生成器11の熱容量を増大させることは、蒸気生成器11の動作温度範囲を超えた蒸気生成器11における蓄積された熱エネルギーレベルEを増大させることを示す。更に、熱ブリッジ構成14によりもたらされる熱伝達の制限された速度は、アイロンプレート13が衣類を損傷させ得る温度を超えることなく、より高い温度Tinitialにまで蒸気生成器11が加熱されることを可能とし、このことはまた蒸気生成器11における蓄積された熱エネルギーレベルEを増大させる。
好適には、蒸気生成器11の熱容量は少なくとも450J/Kであり、ここでJはエネルギーをジュールで示し、Kは温度をケルビンで示す。
蒸気生成器11の熱容量は、本体11Aの熱容量を有し得る。
好適には、アイロンプレート(13)の熱容量は、150J/Kよりも小さい。
本発明による蒸気アイロン10は、以下の製品のいずれかに対応しても良い。
−コード付き蒸気アイロン(即ち加熱要素12に電気エネルギーを供給するための外部電源に接続されるべきコードを有する)。好適には、該コード付き蒸気アイロンは、水容器と、任意に該水容器から蒸気生成器11へと水を移動させるための水ポンプと、を有する。代替としては、該コード付き蒸気アイロンは、コードを介して水容器から蒸気生成器11に水を移動させるため、水容器及び水ポンプを有するベースステーションと協働するよう構成される。
−コードレス蒸気アイロン(即ち加熱要素12に電気エネルギーを供給するためのコードを持たない)。好適には、該コードレス蒸気アイロンは、図8A乃至8Bに更に示されるように、ドッキングステーションと協働するよう構成される。
図8A乃至8Bは、本発明の実施例による第1の蒸気アイロンシステム40を示す。
蒸気アイロンシステム40は、図2、5、6、7に関して以上に説明されたタイプの蒸気アイロン10を有する。蒸気アイロンシステム40は更に、蒸気アイロン10を着脱可能に静置するためのドッキングステーション41を有する。一実施例においては、ユーザは、蒸気アイロン10が衣類をアイロンがけするめに用いていないときに、蒸気アイロン10のヒール部をドッキングステーション41に静置しても良い。静置位置は図8Aに示され、脱着位置は図8Bに示される。
任意に、加熱要素12(図示されていない)は、蒸気アイロン10がドッキングステーション41に静置されているときに電力供給される。一実施例においては、ドッキングステーション41及び蒸気アイロン10はそれぞれ、コネクタ(図示されていない)を有する。コネクタは、蒸気アイロン10がドッキングステーション41に静置されているときに、加熱要素12及び/又はコントローラ20に電力を供給するため、互いに係合するよう構成されても良い。斯くして、ユーザが蒸気アイロン10をドッキングステーション41に静置したとき、電力が加熱要素12に供給され、それにより加熱要素12が蒸気生成器11の本体11Aを加熱し、また熱ブリッジ構成14を介してアイロンプレート13を受動的に加熱する。任意に、該コネクタは、例えばプラグ及びソケットの構成のような、はめ込み型コネクタを有しても良い。
一実施例においては、コントローラ20(図示されていない)は、ドッキングステーション41に備えられる。
他の実施例においては、コントローラ20(図示されていない)は、蒸気アイロン10に備えられるが、蒸気アイロン10がドッキングステーション41に静置されているときにのみ、電力供給される。代替としては、コントローラ20は、蒸気アイロン10がドッキングステーション41から脱着されたときには、例えば蒸気アイロン10のなかに配置されたバッテリ又はコンデンサのようなエネルギー蓄積装置によって、電力供給される。
一実施例においては、蒸気アイロン10がドッキングステーション41から脱着されたときには、加熱要素12の能動的な温度制御はなくなる。
図9は、本発明の実施例による第2の蒸気アイロンシステム50を示す。
蒸気アイロンシステム50は、図2、5、6、7に関して以上に説明されたタイプの蒸気アイロン10を有する。蒸気アイロンシステム50は更に、コード52を介して蒸気アイロン10と協働するベースステーション51を有する。
ベースステーション51は、水容器53と、コード52を介して水容器53から蒸気生成器11(図示されていない)へと水を移動させるための水ポンプ54と、を有する。加熱要素12(図示されていない)は、コード52を介して、ベースステーション51から電力供給される。
以上の説明された実施例は単に例であり、本発明の技術的手法を限定することを意図したものではない。本発明は好適な実施例を参照しながら詳細に説明されたが、当業者は、本発明の技術的手法は、本発明の技術的手法の範囲から逸脱することなく、修正又は同等に変更され得、該修正又は変更もまた、本発明の保護範囲内となることを理解するであろう。請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定冠詞は複数を除外するものではない。請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 衣類をアイロンがけするための蒸気アイロンであって、前記蒸気アイロンは、
    本体及び前記本体を加熱するための加熱要素を有する蒸気生成器と、
    アイロンプレートと、
    前記本体と前記アイロンプレートの熱結合領域との間に延在し、前記本体からの熱の伝導により前記アイロンプレートを加熱するための、熱ブリッジ構成と、
    を有し、前記熱ブリッジ構成は、前記熱結合領域から離れる第1の方向に延在する第1の部分と、前記熱結合領域に向かう第2の方向に延在する第2の部分と、を有する、蒸気アイロン。
  2. 前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記本体と前記熱結合領域との間の距離の少なくとも1.5倍の累積長を持つ熱経路を定義する、請求項1に記載の蒸気アイロン。
  3. 前記第1の部分及び前記第2の部分は、少なくとも10mmである平均累積長を持つ熱経路を定義する、請求項1又は2に記載の蒸気アイロン。
  4. 前記蒸気生成器及び前記アイロンプレートは、それぞれ熱容量を持ち、前記アイロンプレートの熱容量に対する前記蒸気生成器の熱容量の比は、3:1と4:1との間である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  5. 前記蒸気生成器の熱容量は、少なくとも450J/Kである、請求項4に記載の蒸気アイロン。
  6. 前記アイロンプレートの熱容量は、150J/Kよりも小さい、請求項4又は5に記載の蒸気アイロン。
  7. 前記加熱要素は、前記本体を160℃と300℃との間の温度にまで加熱するよう構成された、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  8. 前記熱ブリッジ構成は、前記アイロンプレートが70℃と210℃との間の温度を持つよう、前記熱結合領域における熱貫流率及び平均面積を持つ、請求項7に記載の蒸気アイロン。
  9. 前記熱結合領域は、1乃至3mmの厚さを持つ、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  10. 前記本体と前記アイロンプレートとは互いに対向し、前記本体と前記アイロンプレートとの間に空気間隙が備えられた、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  11. 前記蒸気アイロンの動作を制御するためのコントローラを更に有し、前記コントローラは、前記蒸気アイロンの初期加熱の際に一次加熱動作を実行し、後続する前記蒸気アイロンの動作の間に二次加熱動作を実行するよう構成され、前記一次加熱動作は、前記二次加熱動作よりも高い温度範囲に前記蒸気生成器を加熱することを有する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  12. 前記第1の部分は、前記本体から延在する、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  13. 前記蒸気アイロンは、コード付き蒸気アイロン及びコードレス型蒸気アイロンにより定義される製品のセットから選択された、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  14. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の蒸気アイロンと、
    前記蒸気アイロンを着脱可能に静置するためのドッキングステーションと、
    を有する、蒸気アイロンシステム。
  15. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の蒸気アイロンと、
    コードを介して前記蒸気アイロンに水を移動させるためのベースステーションと、
    を有する、蒸気アイロンシステム。
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