JP2019511678A - 高温高荷重対応ベアリング - Google Patents

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Abstract

高荷重、高温対応ベアリング組立体(200)は、耐熱鋼または高温合金から形成されるシャフト(208)を含む。耐熱鋼または高温合金から形成されるローラ(204)は、ローラ(204)の孔(220)にシャフト(208)を受容する。セラミックから形成される少なくとも一つのベアリングリング(212)は、シャフト(208)とローラ(204)の間に配置される。ベアリングリング(212)は、ローラ(204)と協働して、ローラ(204)がシャフト(208)周りに自在に回転することを可能にする。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年1月13日付けの米国仮出願第62/278201号の合衆国法典第35巻第119条に基づく優先権の利益を主張するものであり、当該仮出願の内容を信頼し、そのまま参照によって本明細書に援用する。
本開示は、高荷重および高温対応ベアリングに関し、特に曲げガラスの製造で使用するためのベアリングに関する。
本節では、必ずしも従来技術ではない本開示に関連する背景情報を提供する。
曲げガラス部品は、自動車の内装、フロントガラス、建築用途、手持ち式のマイクロ電子デバイス、タブレットなどを含むがそれらに限定されない様々な産業で使用されている。多くの自動車製造業者は、平らまたは三次元形状である場合がある自動車の内装内に様々なタッチパネルを提供することによってより多くのガラスを車両に統合する方向に向かっている。また、同様に特に自動車製造業者に関して、より優れた機械強度を備えるより軽量かつより薄型の材料を組み込む傾向がある。この種のガラスの一例が、フロントガラス用に積層したGorilla(登録商標)ガラスである。
ガラスを曲げる工程は、対応するガラス粘性に達するために高温を要し、三次元のガラス形状に曲げかつその形状を精密に制御するための高温対応機械の使用をさらに要する。高温対応機械としては静的な炉と動的な徐冷窯が使用され、最高で850℃の温度に達する。したがって、ガラス成形工程で使用される静的な炉と動的な徐冷窯の異なる機械的部品の移動を可能にし、かつそれらの機械的部品のアライメントを容易にする部品が必要である。また、この高温環境においてガラス支持体を持ち上げる必要がある場合がある。
本節は、本開示の概略を提供するものであり、本開示の全範囲または本開示の特徴の全てを包括的に開示するものではない。
高荷重、高温対応ベアリング組立体は、耐熱鋼または高温合金から形成されるシャフトを含んでよい。耐熱鋼または高温合金から形成されるローラは、当該ローラの孔に前記シャフトを受容してよい。セラミックから形成された少なくとも一つのベアリングリングは、前記シャフトと前記ローラの間に配置してよい。前記ベアリングリングは、前記ローラと協働して、前記ローラを前記シャフト周りに自在に回転することを可能にしてよい。
上記ベアリング組立体は、異なる耐熱鋼または高温合金から形成されるシャフトとローラを含んでよい。
上記ベアリング組立体は、253MA、Haynes(登録商標)230(登録商標)、Waspaloy(登録商標)、およびInconel(登録商標)617のうちの少なくとも一つである耐熱鋼または高温合金を含んでよい。
上記ベアリング組立体は、ジルコニアのベアリングリングであるセラミックのベアリングリングを含んでよい。
上記ベアリング組立体は、円柱状の外壁を有するローラを含んでよい。
上記ベアリング組立体は、円錐形またはV字形の外壁を有するローラを含んでよい。
上記ベアリング組立体は、前記ローラと前記シャフトの間に前記少なくとも一つのベアリングリングを受容するための少なくとも一つのローラチャンバを有するローラを含んでよい。前記少なくとも一つのローラチャンバは、前記ローラの前記孔の直径よりも大きな直径を有する当該ローラの当該孔内の段差部でよい。
上記ベアリング組立体は、前記ローラ内に前記ベアリングリングを保持するための第一の直径部、第二の直径部、および第三の直径部を有するシャフトを含んでよい。前記ベアリングリングおよびローラは、前記第一の直径部上に配置してよい。前記第二の直径部は、前記ベアリングリングと前記ローラの移動が前記第一の直径部を越えてスライドするのを防ぐために当該第一の直径部よりも大きくてよい。前記第三の直径部は、前記第一の直径部上に前記ベアリングリングおよびローラを保持するためのワッシャとナットを受容するために前記第一の直径部よりも小さい。
ガラス成形機械が上記ベアリング組立体を含んでよく、当該ベアリング組立体は、当該ガラス成形機械の上型と下型をアライメントしてよい。
ガラス成形機械が上記ベアリング組立体を含んでよく、当該ベアリング組立体は、高温環境においてポートまたは型を持ち上げる。
ガラス成形機械が上記ベアリング組立体を含んでよく、当該ベアリング組立体は、高温環境において機械的部品または型または取付具を回転させる。
上記ベアリング組立体は、滑らかな外表面を有するローラを含んでよい。
ガラス成形機械が上記ベアリング組立体を含んでよく、当該ベアリング組立体は、一つのガラスが、1メートルの範囲に対してプラスまたはマイナス0.5ミリメートルの公差以内で型部とアライメントするように、850℃の温度で当該ガラスを当該型とアライメントさせる。
上記ベアリング組立体は、253MA耐熱鋼から形成されるシャフトと、ジルコニアから形成されるベアリングリングと、「Inconel」617から形成されるローラと、253MAから形成されるピンとを含んでよく、前記シャフト周りの前記ローラの自在な回転を可能にする。
ガラス成形機械が上記ベアリング組立体を含んでよく、当該ベアリング組立体は、当該ガラス成形機械の上型と下型をアライメントさせるための当該上型および当該下型のうちの一方における突起またはセンタリングピンを受容する。前記ローラと前記突起またはセンタリングピンは、前記ローラと前記突起または前記センタリングピンの間の固着を防止するために異なる耐熱鋼または高温合金から形成してよい。
適用可能なさらなる領域は、本明細書に提供する説明から明らかになるだろう。本概要における説明および具体例は、単なる例示目的のものであって、本開示の範囲を制限する意図はない。
本明細書にて説明される図面は、考え得る実例の全てではなく選択した実施形態の例示を目的としているに過ぎず、本開示の範囲を制限する意図はない。
ガラス成形で使用される機械とガラス成形工程の斜視図である。 ガラス成形で使用される機械とガラス成形工程の斜視図である。 ガラス成形で使用される機械とガラス成形工程の斜視図である。 図1における機械のアライメント部用のベアリング組立体の斜視図である。 図2における3−3にて切断したベアリング組立体の断面図である。 図1のアライメント部にて使用され得るベアリング組立体の別の実施形態の斜視図である。 図4における5−5にて切断したベアリング組立体の断面図である。
上記図面のいくつかの図にわたって、対応する参照番号は対応する部分を指示している。
これから、例示的な実施形態を、添付の図面を参照してさらに詳述する。
例示的な実施形態は、本開示を十分なものにし、その範囲が当業者に十分に伝わるために提供される。具体的な構成要素、デバイス、および方法の例などの多くの具体的な細部は、本開示の実施形態を十分に理解してもらうために述べられている。具体的な細部は採用しなくてもよいこと、例示的な実施形態は多様な形態で実施してよいこと、および具体的な細部も例示的な実施形態も本開示の範囲を制限するものと解釈されないものとすることは当業者には分かるだろう。一部の例示的な実施形態において、周知の工程、周知のデバイス構造、および周知のテクノロジーは、詳細に説明しない。
ある要素または層が、別の要素または層に対して「上に」ある、「係合され」ている、「接続され」ている、または「結合され」ているとき、当該ある要素または層は、当該別の要素または層に対して直接上にある、直接係合される、直接接続される、または直接結合されてもよいし、介在する要素または層が存在してもよい。対照的に、ある要素が別の要素または層に対して「直接上に」ある、「直接係合され」ている、「直接接続され」ている、または「直接結合され」ているというとき、介在する要素または層が存在してはならない。要素間の関係を説明するために使用される他の言い回し、例えば、「〜と〜の間に」と「直接〜と〜の間に」、「に隣接して」と「に直接隣接して」なども同様に解釈されるものとする。本明細書で使用するように、「および/または」という用語は、関連の列挙した項目のうちの一つ以上のありとあらゆる組み合わせを含む。
第一の、第二の、第三のなどの用語が、本明細書では、様々な要素、構成要素、領域、層、および/または部分を説明するために使用されている場合があるが、これらの要素、構成要素、領域、層および/または部分は、これらの用語によって限定されないものとする。これらの用語は、一つの要素、構成要素、領域、層または部分を別の領域、層または部分と区別するために使用されているにすぎない場合がある。本明細書で使用される場合の「第一の」、「第二の」、および他の数的な用語は、文脈上明らかに指示されない限りは、順序または順番を示唆するものではない。したがって、下記で議論される第一の要素、第一の構成要素、第一の領域、第一の層または第一の部分は、例示的な実施形態の教示から逸脱することなく第二の要素、第二の構成要素、第二の領域、第二の層または第二の部分と呼ぶことができるだろう。
「内側の」、「外側の」、「真下に」、「下方に」、「下側の」、「上方に」、「上側の」などの空間的に相対的な用語は、本明細書では、図面に示すときのある要素または特徴の、別の一つ以上の要素または特徴に対する関係を説明するために、説明が容易になるように使用されている場合がある。空間的に相対的な用語は、図面に描かれた向きに加えて、使用時または動作時のデバイスの異なる向きを包含することを意図している場合がある。例えば、図面におけるデバイスが反転された場合、他の要素または特徴の「下方に」または「真下に」あると説明された要素は、そのとき、当該他の要素または特徴の「上方に」置かれることになる。したがって、この「下方に」という例示的な用語は、上方および下方の向きを両方包含し得る。前記デバイスは、それ以外の方法で置かれる(90度または他の向きに回転される)場合があり、それに応じて、本明細書で使用された空間的に相対的な記述語が解釈される。
ガラスを曲げるための機械10が図1Aから図1Cに示されている。機械10は高温環境で動作する。一例として、機械10は、最高850℃の温度で動作する場合がある。機械10は、ガラスを所望の形状に精密に曲げるための上側ラックと下側ラック18、22を有するプレス14を組み込んでいる。再成形工程時、上側ラックおよび下側ラック18、22は、相対運動で移動するか、上側ラック18が下側ラック22に対して移動する。上側ラックおよび下側ラック18、22がともに移動してガラスを所望の形状にプレスする場合は、上側ラック18内に保持される型24が、下側ラック22によって保持される一つのガラス26上に完璧にアライメントされなければならない。一例として、上側ラック18と下側ラック22の間のアライメントの精度は、1メートル(m)のガラスに対してプラスまたはマイナス0.5ミリメートル(mm)以内でなくてはならない。
さらに図2および図4を参照すると、プレスおよび成形工程時に上側ラックおよび下側ラック18、22が集合する際に上側ラック18を下側ラック22とアライメントさせ、上側ラックおよび下側ラック18、22を最終的な位置で正確に位置合わせするためのベアリング組立体30が、上側ラック18および下側ラック22のうちの一方の外周の周りの複数の箇所に配置されている。一例として、ベアリング組立体30は、ベアリング組立体30が配置されている上側ラックまたは下側ラック18、22に対向する上側ラック18または下側ラック22上に位置決めされた突起(図示せず)を受容してよい。他の例では、ベアリング組立体30は、ベアリング組立体30が配置されている上側ラックまたは下側ラック18、22に対向する上側ラック18または下側ラック22の別の部分を受容してもよい。一例として、ベアリング組立体30は、上側ラック18の各側部の中心に位置決めされてよく、下側ラック22の各側部の中心に位置決めされた下側ラック22の突起(図示せず)または一部を受容してよい。
他の例では、ベアリング組立体30は、二つの対向する側部の中心に位置決めされるだけでもよく、下側ラック22上の対応する対向する側部にて下側ラック22を受容するだけで下側ラック22を上側ラック18とアライメントさせてもよい。ベアリング組立体30の二つの配置が説明されているが、上側ラックおよび下側ラック18、22上には、下側ラック22を上側ラック18とアライメントするための任意数のベアリング組立体30が想定されることが分かる。
ここで図2から図3を参照すると、ベアリング組立体30が示されている。ベアリング組立体30は一つ以上のベアリング組立体30を含み、これらのベアリング組立体30は、互いに間隔を空けて、互いの間に下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部を受容してよい。ベアリング組立体30は、ローラ34と、アーバシャフト38と、二つのベアリングリング42とをさらに含む。ローラ34およびシャフト38は、両方とも耐熱合金または高温合金から形成されている。ローラ34およびシャフト38は、同一の合金または異なる合金から形成されてよく、一例として、当該シャフトが253MA鋼または「Haynes」「230」/「Waspaloy」から形成される一方で当該ローラが「Inconel」617から形成されてもよいし、当該ローラおよび当該シャフトの両方が、「Inconel」617、253MA鋼または「Haynes」「230」/「Waspaloy」から形成されてもよく、その一方でベアリングリング42は、セラミック、一例として、ジルコニアまたは二酸化ジルコニウムから形成される。下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部も253MAなどの耐熱合金から形成されてよい。ローラ34と下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部に二つの異なる高温鋼を使用することで、ローラ34が下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部に固着することが制限される。
非常に異なる化学族を示す二つの異なる材料を有する複合ベアリング(前記ローラおよびシャフトに耐熱鋼または高温合金かつ前記ベアリングリングにジルコニア)の使用により、酸化、拡散、および電気化学的腐食に基づく高温劣化および固着が防止される。前記ベアリングリングに使用される前記硬質のジルコニアおよび前記アーバおよびローラに使用される前記耐熱鋼または高温合金により、これらの各部品の製造上の実用性およびロバスト性が実現する。耐熱鋼または高温合金のシャフト38およびローラ34とともにジルコニアのベアリングリング42を使用することにより、ベアリング組立体30は、グリースを使用することなく作動することができる。さらに、中実の普通ジルコニアのベアリングリングの使用により、当該ベアリングリングは、高ヘルツ圧による一点集中的な劣化を生じることなく重荷重を引き受けることができる。一例として、数センチメートル、例えば、2センチメートルから10センチメートルまでの範囲の幅、直径、および長さを備える場合、ジルコニアのベアリング組立体は、数百キログラムに耐えることができる。この幅、直径、および長さを修正することにより、数トンの重さの型に耐えるように設計を容易に改良することができる。一例として、前記幅、直径、および長さを5センチメートルから20センチメートルまでの範囲内に修正することにより、前記ジルコニアのベアリング組立体は、最大2トンに耐えることができる。
シャフト38は、各ベアリングリング42の中心の孔46およびローラ34の中心の孔50内に受容される。孔50の直径d1は、シャフト38の第一の直径D1よりも僅かに大きい。孔46の直径d2は、孔50の直径d1よりも僅かに小さく、シャフト38と孔50の間にギャップG1を確保している。ローラ34の孔50は、ベアリングリング42を受容するための二つの段差部すなわちローラチャンバ54をさらに含む。段差部54は、内部にベアリングリング42を受容するために直径d1よりも大きな直径d3を有する。
他の例では、中実のジルコニアのローラ34は、ベアリングリング42を用いずにシャフト38上に取り付けてもよい。ベアリング荷重および機械的衝撃が小さければ、ベアリングリング42は必要ない場合がある。ベアリング30にベアリングリング42がなければ、製造時間およびコストが減少する。
一例として、ベアリングリング42は、一つまたは数個の厚みのあるジルコニアのベアリングでよい。各ベアリングリング42は、1mm厚から40mm厚までかつ10mm幅から80mm幅までの範囲内でよく、特に、10mm厚から20mm厚までかつ20mm幅から40mm幅まででもよい。ベアリングリング42は、円柱状の形状でもよいし、フランジを含んでもよい。
一例として、孔50の直径d1は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約30mmでもよい。孔46の直径d2は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約25mmでもよい。段差部54の第三の直径d3は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約20mmでもよい。シャフト38の第一の直径D1は、d1よりも0.5%から2%の範囲内で小さくてよく、特に、d1よりも約1%小さくてもよい。
シャフト38は、シャフト38上にベアリングリング42およびローラ34を位置決めするための拡径部58を含んでよい。拡径部58におけるシャフト38の第二の直径D2は、シャフト38の第一の直径D1、孔50の直径d1、および孔46の直径d2よりも大きいが、段差部54の直径d3よりも小さくてよい。一例として、シャフト38の拡径部58の第二の直径D2は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約35mmでもよい。
ローラ34およびベアリングリング42は、ワッシャ62およびナット66などの締め具によってシャフト38上に固定される。ワッシャ62およびナット66が説明および図示されているが、シャフト38上にローラ34およびベアリングリング42を固定するための任意の締め具が使用されてよいことが分かる。シャフト38は、ワッシャ62およびナット66が締め付けられる縮径部70も含んでよい。縮径部70におけるシャフト38の第三の直径D3は、シャフト38の第一の直径D1未満でよい。一例として、シャフト38の第三の直径D3は、4mmから99mmまでの範囲内でよく、特に、約20mmでもよい。ワッシャ62およびナット66は、シャフト38の直径が第三の直径D3から第一の直径D1に拡大する壁74に当接してよい。ワッシャ62が壁74にてシャフト38を越えて延在してシャフト38上の適した位置にローラ34およびベアリングリング42を保持するように、ワッシャ62の厚さT1(図3)は、第一の直径D1と第三の直径D3の差すなわちD1−D3よりも大きくてよい。
ローラ34は、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部と接触する円柱形の外壁78をさらに含んでよい。ローラ34およびベアリングリング42は協働して、ローラ34が下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部に接触するときにローラ34がシャフト38周りに自在に回転するようなシャフト38に対するローラ34の移動を可能にする。一例として、ローラ34は、ベアリング組立体30のつまりを防止するためにシャフト38周りに自在に回転しなければならない。ローラ34のみがシャフト38に対して(従来のボールベアリングまたはローラベアリングの代わりに)回転するため、この単一の転動要素により、過酷な温度かつ清浄な環境におけるベアリング30の使用が可能になる。
ベアリング30は、ブラケット(図示せず)上に取り付けられてよい。前記ブラケットは正方形管でよい。前記ブラケットの対向する側部(一例として、前板および背板)が、ベアリング組立体30のシャフト38を受容してよい。
シャフト38は、第一の直径D1および第二の直径D2よりも小さいが第三の直径D3よりも大きな第四の直径D4を有する拡径部58に隣接する取付部82を含む。一例として、取付部82の第四の直径D4は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に20mmでもよい。シャフト38の取付部82は、前記ブラケット(図示せず)内に受容または当該ブラケットに取り付けられるような大きさを有する。したがって、より大きなブラケットが用いられる場合、取付部82の第四の直径D4が大きくなってもよいことが分かる。
一部の例において、前記ブラケット(図示せず)の対向する側部の間でシャフト38の取付部82上にスリーブ86が配置されてよい。取付部82がスリーブ86内にスライド可能に嵌合するように、スリーブ86の内径d4は、取付部82の第四の直径D4よりも僅かに大きい。一例として、スリーブ86の内径d4は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に25mmでもよい。スリーブ86は、ベアリング組立体30を保持するため、およびガラス26がプレスされるときに下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部がローラ34に接触する際にベアリング組立体30からの力を吸収するための前記ブラケット(図示せず)内の支持部となる。
他の例では、前記ブラケット(図示せず)は、対向する側部のない中実のブラケットでもよい。このような例では、取付部82は、前記中実のブラケットを貫通する孔内に受容されることになる。したがって、スリーブ86は必要ない。
取付部82の直径D4が拡径部58の直径D2に拡大する点におけるシャフト38上の壁90は、シャフト38およびベアリング組立体30が前記ブラケット(図示せず)内にさらに進入することを防止する。ワッシャ94およびナット98は、シャフト38およびベアリング組立体30が、滑り落ちるまたは振動で外れることにより前記ブラケット(図示せず)から意図せず外れることを防止する。ナット98は、軸方向のクリアランスを所定の値にさらに限定する。一例として、この許容可能な軸方向のクリアランスは、0.1mmから5mmの範囲内でよく、特に、約0.5mmでもよい。
二つのベアリング組立体30が用いられる場合、ベアリング組立体30のローラ34同士が所定の長さL4離間するように、ベアリング組立体30のシャフト38同士は、所定の長さL3離間するように前記ブラケット(図示せず)上に取り付けられる。長さL4は、ローラ34の外壁78同士間で下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部を受容するように設定され、したがって、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部の直径DPに基づいてよく、または直径DPに等しくてもよい。
ここで図4および図5を参照すると、ベアリング組立体200が示されている。ベアリング組立体200は、円錐形のローラ204、アーバシャフト208、および二つのベアリングリング212を含む。ローラ204およびシャフト208は、両方とも耐熱合金から形成され、一例として、当該シャフトが253MA鋼または「Haynes」「230」/「Waspaloy」から形成される一方で当該ローラが「Inconel」617から形成されてよく、その一方でベアリングリング212は、セラミック、一例として、ジルコニアまたは二酸化ジルコニウムから形成される。下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部も、253MAなどの耐熱合金から形成されてよい。ローラ204と下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部への二つの異なる高温鋼の使用により、ローラ204が下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部に固着することが制限される。
非常に異なる化学族を示す二つの異なる材料を有する複合ベアリング(前記ローラおよびシャフトに耐熱鋼または高温合金かつ前記ベアリングリングにジルコニア)の使用により、酸化、拡散、および電気化学的腐食に基づく高温劣化が防止される。前記ベアリングリングに使用される前記硬質のジルコニアおよび前記アーバおよびローラに使用される前記耐熱鋼または高温合金により、これらの各部品の製造上の実用性およびロバスト性が実現する。耐熱鋼または高温合金のシャフト208およびローラ204とともにジルコニアのベアリングリング212を使用することにより、ベアリング組立体200は、グリースを用いずに作動することができる。さらに、中実の普通ジルコニアのベアリングリング212の使用により、当該ベアリングリングは、高ヘルツ圧による一点集中的な劣化を生じることなく重荷重を引き受けることができる。一例として、数センチメートル、例えば、2センチメートルから10センチメートルまでの範囲の幅、直径、および長さを備える場合、ジルコニアのベアリング組立体は、数百キログラムに耐えることができる。この幅、直径、および長さを修正することにより、数トンの重さの型に耐えるように設計を容易に改良することができる。一例として、前記幅、直径、および長さを5センチメートルから20センチメートルまでの範囲内に修正することにより、前記ジルコニアのベアリング組立体は、最大約2トンに耐えることができる。
シャフト208は、各ベアリングリング212の中心の孔216およびローラ204の中心の孔220内に受容される。孔220の直径d1は、シャフト208の第一の直径D1よりも僅かに大きい。孔216の直径d2は、孔220の直径d1よりも僅かに小さく、シャフト208と孔220の間にギャップG1を確保している。ローラ204の孔220は、ベアリングリング212を受容するための二つの段差部すなわちローラチャンバ224をさらに含む。段差部224は、内部にベアリングリング212を受容するために直径d1よりも大きな直径d3を有する。
他の例では、中実のジルコニアのローラ204は、ベアリングリング212を用いずにシャフト208上に取り付けてもよい。ベアリング荷重および機械的衝撃が小さければ、ベアリングリング212は必要ない場合がある。ベアリング200にベアリングリング212がなければ、製造時間およびコストが減少する。
一例として、ベアリングリング212は、一つまたは数個の厚みのあるジルコニアのベアリングでよい。各ベアリングリング212は、1mm厚から40mm厚までかつ10mm幅から80mm幅までの範囲内でよく、特に、10mm厚から20mm厚までかつ20mm幅から40mm幅まででもよい。ベアリングリング212は、円柱状の形状でもよいし、フランジを含んでもよい。
一例として、孔220の直径d1は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約30mmでもよい。孔216の直径d2は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約25mmでもよい。段差部224の第三の直径d3は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約20mmでもよい。シャフト208の第一の直径D1は、d1よりも0.5%から2%の範囲内で小さくてよく、特に、d1よりも約1%小さくてもよい。
シャフト208は、シャフト208上にベアリングリング212およびローラ204を位置決めするための拡径部228を含んでよい。拡径部228におけるシャフト208の第二の直径D2は、シャフト208の第一の直径D1、孔220の直径d1、および孔216の直径d2よりも大きいが、段差部224の直径d3よりも小さくてよい。一例として、シャフト208の拡径部228の第二の直径D2は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、約35mmでもよい。
ローラ204およびベアリングリング212は、ワッシャ232およびナット236などの締め具によってシャフト208上に固定される。ワッシャ232およびナット236が説明および図示されているが、シャフト208上にローラ204およびベアリングリング212を固定するための任意の締め具が使用されてよいことが分かる。シャフト208は、ワッシャ232およびナット236が締め付けられる縮径部240も含んでよい。縮径部240におけるシャフト208の第三の直径D3は、シャフト208の第一の直径D1未満でよい。一例として、シャフト208の第三の直径D3は、4mmから99mmまでの範囲内でよく、特に、約20mmでもよい。ワッシャ232およびナット236は、シャフト208の直径が第三の直径D3から第一の直径D1に拡大する壁244に当接してよい。ワッシャ232が壁244にてシャフト208を越えて延在してシャフト208上の適した位置にローラ204およびベアリングリング212を保持するように、ワッシャ232の厚さT1(図5)は、第一の直径D1と第三の直径D3の差すなわちD1−D3よりも大きくてよい。
ローラ204は、円錐部248をさらに含んでよい。円錐部248は、丸い部分、U字形の部分、V字形の部分、またはそれらの組み合わせでもよい。円錐部248は、可変直径曲線を含んでよい。一例として、円錐部248の前記曲線の可変直径は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、40mmの範囲内でもよい。円錐部248は、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部を受容して嵌合してよく、円錐部248の前記可変直径曲線において、変化する直径の下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部を受容してよい。
ローラ204およびベアリングリング212は協働して、ローラ204が下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部に接触するときにローラ204がシャフト208周りに自在に回転するようなシャフト208に対するローラ204の移動を可能にする。一例として、ローラ204は、ベアリング組立体200のつまりを防止するためにシャフト208周りに自在に回転しなければならない。ローラ204のみがシャフト208に対して(従来のボールベアリングまたはローラベアリングの代わりに)回転するため、この単一の転動要素により、過酷な温度かつ清浄な環境における前記ベアリングの使用が可能になる。
ベアリング200は、ブラケット(図示せず)上に取り付けられてよい。前記ブラケットは正方形管でよい。前記ブラケットの対向する側部(一例として、前板および背板)が、ベアリング組立体200のシャフト208を受容してよい。
シャフト208は、第一の直径D1および第二の直径D2よりも小さいが第三の直径D3よりも大きな第四の直径D4を有する拡径部228に隣接する取付部252を含む。一例として、取付部252の第四の直径D4は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に20mmでもよい。シャフト208の取付部252は、前記ブラケット(図示せず)内に受容または当該ブラケットに取り付けられるような大きさを有する。したがって、より大きなブラケットが用いられる場合、取付部252の第四の直径D4が大きくなってもよいことが分かる。
一部の例において、前記ブラケット(図示せず)の対向する側部の間でシャフト208の取付部252上にスリーブ256が配置されてよい。取付部252がスリーブ256内にスライド可能に嵌合するように、スリーブ256の内径d4は、取付部252の第四の直径D4よりも僅かに大きい。一例として、スリーブ256の内径d4は、5mmから100mmまでの範囲内でよく、特に25mmでもよい。スリーブ256は、ベアリング組立体200を保持するため、およびガラス26がプレスされるときに下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部がローラ204に接触する際にベアリング組立体200からの力を吸収するための前記ブラケット(図示せず)内の支持部となる。
他の例では、前記ブラケット(図示せず)は、対向する側部のない中実のブラケットでもよい。このような例では、取付部252は、前記中実のブラケットを貫通する孔内に受容されることになる。したがって、スリーブ256は必要ない。
取付部252の直径D4が拡径部228の直径D2に拡大する点におけるシャフト208上の壁260は、シャフト208およびベアリング組立体200が前記ブラケット(図示せず)内にさらに進入することを防止する。ワッシャ264およびナット268は、シャフト208およびベアリング組立体200が、滑り落ちるまたは振動で外れることによって前記ブラケット(図示せず)から意図せず外れることを防止する。ナット268は、軸方向のクリアランスを所定の値にさらに限定する。一例として、この許容可能な軸方向のクリアランスは、0.1mmから5mmの範囲内でよく、特に、約0.5mmでもよい。
二つのベアリング組立体200が用いられる場合、ベアリング組立体200のローラ204同士が所定の長さL2離間するように、ベアリング組立体200のシャフト208同士は、所定の長さL1離間するように前記ブラケット(図示せず)上に取り付けられる。長さL2は、ローラ204の円錐部248同士間で下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部を受容するように設定され、したがって、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部の直径DPに基づいてよい。一例として、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部の直径DPは、10mmから100mmまでの範囲内でよく、特に、20mmでもよい。長さL2は、5mmから400mmまでの範囲内でよく、特に、20mmでもよい。そして、長さL1は、5mmから400mmまでの範囲内でよく、特に、20mmでもよい。しかし、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部の直径DPが変化すれば、長さL1およびL2も、新たな直径DPを収容するために変化してよいことが分かる。一例として、長さL2は直径DPの30%でもよく、長さL2は長さL1の15%でもよい。
さらに図1Aおよび図1Bを参照すると、下側ラック22が、プレス機能時に上側ラック18と集合する際、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部は、ベアリング組立体30または200に向かって引き寄せられる。前記プレス機能の間に上側ラックおよび下側ラック18、22が同時に移動する際、下側ラック22は、上側ラック18と完璧にアライメントされなければならない。一例として、上側ラック18と下側ラック22の間のアライメントの精度は、1メートル(m)のガラスに対してプラスまたはマイナス0.5ミリメートル(mm)以内でなくてはならない。
下側ラック(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部は、ベアリング30、200のローラ34、204同士間の空間と概してアライメントされる。上側ラック18が下側ラック22に連続的に近づくにつれて、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部は、ローラ34、204同士間の前記空間内に受容される。ローラ34、204は、ローラ34、204を下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部の側部と接触させることによって、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部をローラ34、204同士間の前記空間に進入させる。ローラ34、204との下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部の前記側部の接触の間に発生する力により、ローラ34、204はシャフト38、208周りに回転し、下側ラック22は横方向に移動して上側ラック18とアライメントする。
上側ラック18が下側ラック22に引き寄せられる際、ローラ34、204は、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部をベアリング組立体30、200とアライメントし続け、したがって、下側ラック22は、上側ラック18とアライメントする。下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部がベアリング30、200のローラ34、204同士間の前記空間内に完全に受容されるまで、下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部は、ベアリング30、200のローラ34、204同士間の前記空間を通過し続ける。下側ラック22(図示せず)の前記突起(図示せず)または一部がローラ34、204同士間の前記空間内を通る時間の間ずっと、ローラ34、204はシャフト38、208周りに自在に回転する。
ベアリング組立体30、200は二つのベアリングリング42、212を有するものとして図示および説明されているが、単一のベアリングリングまたは三つ以上のベアリングリングを有するベアリング組立体も考えられる。これらの実施形態でも、やはりベアリング組立体30、200のシャフトは、当該一つまたは複数のベアリングリングの一つまたは複数の孔を通ることになり、当該一つまたは複数のベアリングリングは、前記ローラ内の転動チャンバ内に留まることになる。しかし、前記ローラに対する前記一つまたは複数のベアリングリングの不動化を確保する固定手段は、前記アーバシャフト上の転動クリアランスの微調整を可能にするために異なってもよい。
シャフト38、208、ベアリングリング42、212、およびローラ34、204の使用は、従来の設計に対して多くの利点がある。非常に異なる化学族を示す二つの異なる材料を伴う前記複合ベアリングの使用により、酸化、拡散、および電気化学的腐食に基づく高温劣化が防止される。中実の普通ジルコニアのベアリングリングは、高ヘルツ圧による一転集中的な劣化を生じずに重荷重を引き受けることができる。単一の転動要素を有することは、従来の設計における複数の転動要素(従来のボールベアリングまたはローラベアリング)とは対照的に、過酷な温度かつ清浄環境における前記ベアリングの使用を可能にする。
ベアリング組立体30、200の製造およびメンテナンスに対しても多くの利点がある。ジルコニアのベアリングリングおよび耐熱鋼または高温合金のアーバシャフトの使用により、これらの個別の部品の製造容易性およびロバスト性が向上する。前記複合ベアリングの前記異なる部品の組み立ておよびメンテナンスは、ベアリング組立体30、200の部品点数がより少ないことにより、従来のベアリングよりもはるかに容易かつ迅速になる。
一つ以上のジルコニアのベアリングが意図せず破損した場合、前記ベアリングは、禁止する複数の要素が作動環境において分配することなく、所与の時間作動し続けてよい。これにより、前記ベアリングリングの破損とメンテナンス作業者が前記ベアリング組立体を修理することができる時間との間の機械のダウンタイムが防止される。これにより、必須の清浄環境に関する問題も防止される。
さらに、前記単純化した設計により、前記ジルコニアのベアリングリングと前記アーバシャフトまたは前記ローラ本体との間の組立および作動クリアランスは容易に計算、選択、および制御することができる。前記様々な部品間の最適化した高温クリアランスは、モデリングおよび経験によって得ることもできる。
ベアリング組立体30、200は、アライメントでの使用に関して説明されているが、ベアリング組立体30、200は、静的な炉または窯において部品またはガラス支持体を持ち上げるために使用することもできる。セラミックのベアリングリング42、212を備えるローラ34、204により、滑らかなスライドが可能になる。さらに、ベアリング組立体30、200は、非常に高温な環境における組立体の回転を可能にするためにも使用することができる。さらに、ジルコニアは、直線的で非回転的な高温なスライド要素において使用することもできる。
本実施形態の上記説明は、図示および説明のために提供されている。本発明の上記説明は、網羅的である意図も、本開示を制限する意図もない。特定の実施形態の個別の要素または特徴は、概してその特定の実施形態に限定されず、可能な場合は、具体的に図示または説明されていない場合であっても、互いに交換可能であって、選択した一実施形態において使用することができる。特定の実施形態の個別の要素または特徴も、様々に変更してよい。かかる変更は、本開示からの逸脱とみなすべきではなく、かかる修正は全て、本開示の範囲内に含むことを意図している。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
高荷重、高温対応ベアリング組立体であって、
耐熱鋼または高温合金から形成されるシャフトと、
耐熱鋼または高温合金から形成されるローラであって、当該ローラの孔に前記シャフトを受容するローラと、
セラミックから形成され、前記シャフトと前記ローラの間に配置される少なくとも一つのベアリングリングと、
を備え、
当該ベアリングリングが前記ローラと協働して、前記ローラが前記シャフト周りに自在に回転することを可能にする、ベアリング組立体。
実施形態2
前記シャフトおよびローラが異なる耐熱鋼または高温合金から形成される、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態3
前記耐熱鋼または高温合金が、253MA、「Haynes」「230」、「Waspaloy」、および「Inconel」617のうちの少なくとも一つである、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態4
前記セラミックのベアリングリングがジルコニアのベアリングリングである、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態5
前記ローラが円柱状の外壁を含む、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態6
前記ローラが、円錐形またはV字形の外壁を含む、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態7
前記ローラが、該ローラと前記シャフトの間の前記少なくとも一つのベアリングリングを受容する少なくとも一つのローラチャンバを含み、当該少なくとも一つのローラチャンバが、前記ローラの前記孔の直径よりも大きな直径を有する当該ローラの当該孔内の段差部である、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態8
前記シャフトが、前記ローラ内に前記ベアリングリングを保持するための第一の直径部、第二の直径部、および第三の直径部を含み、前記ベアリングリングおよびローラが、前記第一の直径部上に配置され、前記第二の直径部が、前記第一の直径部からの前記ベアリングリングおよびローラの移動を防止するために該第一の直径部よりも大きく、前記第三の直径部が、前記第一の直径部上に前記ベアリングリングおよびローラを保持するためのワッシャおよびナットを受容するために該第一の直径部よりも小さい、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態9
実施形態1記載のベアリング組立体を含むガラス成形機械であって、当該ベアリング組立体が上型と下型をアライメントさせる、ガラス成形機械。
実施形態10
実施形態1記載のベアリング組立体を含むガラス成形機械であって、当該ベアリング組立体が、高温環境で部品または型を持ち上げる、ガラス成形機械。
実施形態11
実施形態1記載のベアリング組立体を含むガラス成形機械であって、当該ベアリング組立体が、高温環境で機械的部品または型または取付具を回転させる、ガラス成形機械。
実施形態12
前記ローラが滑らかな外表面を含む、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態13
実施形態1記載のベアリング組立体を含むガラス成形機械であって、一つのガラスが、1メートルの範囲に対してプラスまたはマイナス0.5ミリメートルの公差以内で型とアライメントするように、当該ベアリング組立体が、850℃の温度で当該ガラスを当該型とアライメントさせる、ガラス成形機械。
実施形態14
前記シャフトが253MA耐熱鋼から形成され、前記ベアリングリングがジルコニアから形成され、前記ローラが「Inconel」617から形成されて、当該シャフト周りの当該ローラの自在な回転を可能にする、実施形態1記載のベアリング組立体。
実施形態15
実施形態1記載のベアリング組立体を含むガラス成形機械であって、当該ベアリング組立体が、上型と下型のうちの一方上の突起またはセンタリングピンを受容して当該上型と当該下型をアライメントさせ、前記ローラと当該突起またはセンタリングピンが、異なる耐熱鋼または高温合金から形成されて当該ローラと当該突起またはセンタリングピンの間の固着を防止する、ガラス成形機械。
10 機械
14 プレス
18 上側ラック
22 下側ラック
24 型
26 ガラス
30、200 ベアリング組立体
34、204 ローラ
38、208 シャフト(アーバシャフト、アーバ)
42、212 ベアリングリング
46、50、216、220 孔
54、224 段差部(ローラチャンバ)
58、228 拡径部
62、94、232、264 ワッシャ
66、98、236、268 ナット
70、240 縮径部
74、90、244、260 壁
78 外壁
82、252 取付部
86、256 スリーブ
248 円錐部
d1、d2、d3、d4、D1、D2、D3、D4、DP 直径
G1 ギャップ
L1、L2、L3、L4 長さ
T1 厚さ

Claims (5)

  1. ベアリング組立体であって、
    耐熱鋼または高温合金から形成されるシャフトと、
    耐熱鋼または高温合金から形成されるローラであって、該ローラの孔に前記シャフトを受容するローラと、
    セラミックから形成され、前記シャフトと前記ローラの間に配置される少なくとも一つのベアリングリングと、
    を備え、
    該ベアリングリングが前記ローラと協働して、前記ローラが前記シャフト周りに回転することを可能にする、ベアリング組立体。
  2. 前記シャフトおよびローラが異なる耐熱鋼または高温合金から形成される、請求項1記載のベアリング組立体。
  3. 前記セラミックのベアリングリングがジルコニアのベアリングリングである、請求項1または2記載のベアリング組立体。
  4. 前記ローラが、前記孔内の非段差部と、該ローラと前記シャフトの間の前記少なくとも一つのベアリングリングを受容するための少なくとも一つのローラチャンバとを備え、該少なくとも一つのローラチャンバが、前記非段差部の直径よりも大きな直径を有する該ローラの該孔内の段差部である、請求項1から3のいずれか一項記載のベアリング組立体。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載のベアリング組立体を含むガラス成形機械であって、該ベアリング組立体が上型と下型をアライメントさせる、ガラス成形機械。
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