JP2016043404A - リング状部材の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】成形ロール24aの第二転造面44を、金属素材26の外周面に軸方向の全長に亙り当接させ、マンドレル23aの第一転造面39を、金属素材26の内周面の軸方向中央寄り部分に当接させると共に、金属素材26の内周面の軸方向両端寄り部分を、付勢手段36を構成する両押圧ローラ48a、48bにより、成形ロール24aに向けて付勢した状態で、第一転造面39と第二転造面44との間で、金属素材26を押圧して、この金属素材26の内周面及び外周面に転造加工を施す。
【選択図】図1
Description
先ず、図16(A)に示す様に、前記金属素材26の内径側に前記マンドレル23を挿通した状態で、この金属素材26の円周方向一部を、このマンドレル23の第一転造面27と前記成形ロール24の第二転造面30との間に配置する。この状態で前記サポートロール25を構成する両ローラ32、32の外周面の円周方向一部を、前記マンドレル23の両マンドレル側規制面28、28に近接対向させておく。
次いで、この状態から更に、前記成形ロール24を、前記マンドレル23に近付く方向に変位させると、このマンドレル23が、前記金属素材26を介して押圧されて、前記サポートロール25の両ローラ32、32に当接する。すると、これら両ローラ32、32の回転に伴い、前記マンドレル23が連れ回される。尚、この状態で、前記サポートロール25は、このマンドレル23が、図15、16の左側に変位しない様にサポートしている。
又、他方の転造面が、前記金属素材の他方の周面の軸方向中央部分に当接可能に構成されている。
そして、前記金属素材の他方の周面の軸方向両端寄り部分に対向した状態で、当該両部分を、前記内径側、外径側各転造型のうちの前記一方の転造面が形成された転造型に向けて付勢する事が可能な1対の付勢手段を備えている。
即ち、本発明の場合、リング状部材の製造装置に金属素材をセットした状態で、この金属素材の他方の周面の軸方向両端側部分を押圧する為の付勢手段を設けている。この為、前記金属素材の軸方向両端部に径方向の押圧力を付与した状態で、転造加工を施す事ができる。この結果、前記金属素材の軸方向両端部に、前記押圧力に基づく圧縮応力が加わった状態でこの金属素材の拡径が進み、当該両部分に割れなどの損傷が発生する事の防止を図れる。
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1により説明する。尚、本例のリング状部材の製造方法及び製造装置の特徴は、円輪状の金属素材26の内周面の軸方向両端寄り部分を、成形ロール24aに向けて付勢する為の付勢手段36を設けた点にある。又、本例は、本発明を、前記金属素材26に圧延転造加工を施して外輪用のリング状部材を造る為の製造方法及び製造装置に適用した例を示している。但し、本発明のリング状部材の製造方法及び製造装置は、前述した図15、16に示した従来構造と同様に、内輪用のリング状部材を対象とする事もできる。
このうちの、マンドレル23aは、特許請求の範囲の内径側転造型に相当する部材であり、本体部37と、転造円輪部38とから成る。
このうちの本体部37は、金属製(例えば、ダイス鋼、ハイス鋼、超硬合金等)であり、軸方向の全長に亙り外径寸法が変化しない軸状部材である。
前記転造円輪部38は、金属製(例えば、ダイス鋼、ハイス鋼、超硬合金等)の円輪状部材であり、前記本体部37の軸方向中間部に締り嵌めにより外嵌固定されている。又、前記転造円輪部38の外周面には、前記金属素材26の内周面に転造加工を施す為の第一転造面39が形成されている。尚、本例の場合、この第一転造面39は、前記金属素材26の内周面の軸方向中央部に凹溝(外輪軌道)を形成する為のものであり、その母線形状が、軸方向中央部の外径寸法が最も大きく、軸方向両端部に向かうに従って外径寸法が小さくなる凸円弧状に形成されている。又、本例の場合、前記第一転造面39が、特許請求の範囲に記載した他方の転造面に相当する。又、前記本体部37と前記転造円輪部38とを一体に設ける事もできる。
このうちの両押圧ローラ48a、48bは、それぞれが特許請求の範囲に記載した押圧部材に相当する部材であり、前記マンドレル23aの本体部37の外径寸法よりも大きい内径寸法を有する円筒状部材である。この様な両押圧ローラ48a、48bのうちの一方(図1の上方)の押圧ローラ48aは、その内径側に前記本体部37を挿通した状態で、前記転造円輪部38の軸方向一端側に隣接した位置に配置されている。この状態で、前記一方の押圧ローラ48aの軸方向他端面と、前記転造円輪部38の軸方向一側面とは当接している。
一方、前記両押圧ローラ48a、48bのうちの他方(図1の下方)のローラ48bは、その内径側に前記本体部37を挿通した状態で、前記転造円輪部38の軸方向他端側に隣接した位置に配置されている。この状態で、前記他方の押圧ローラ48bの軸方向一端面と、前記転造円輪部38の軸方向他側面とは当接している。
上述の様な構成を有する両押圧ローラ48a、48bは、自身の中心軸を中心とした回転を可能な状態で設けられている。
一方、前記両付勢部材49a、49bのうちの他方の付勢部材49bは、前記他方の押圧ローラ48bと、前記固定支持部との間に、前記他方の押圧ローラ48bに対して、前記成形ロール24aに向かう方向の弾力を付与する事が可能な状態で設けられている。
先ず、図1(a)に示す様に、前記金属素材26の内径側に前記マンドレル23aを挿通した状態で、この金属素材26の円周方向一部を成形空間内に配置する。本例の場合、この成形空間は、前記マンドレル23aの転造円輪部38の第一転造面39、前記両押圧ローラ48a、48bのこの転造円輪部38寄り部分の外周面、前記成形ロール24aの第二転造面44、及びこの成形ロール24aの両鍔部43a、43bの軸方向に対向した側面とにより形成されている。
次いで、前記成形ロール24aを、前記サポートロール25aと同期して回転駆動しながら、前記マンドレル23aに近付く様に水平方向に変位させて、前記金属素材26を前記マンドレル23aに向けて押圧する。すると、前記成形ロール24aの回転に伴い、前記金属素材26が連れ回る。
即ち、本例の場合、リング状部材の製造装置21aに前記金属素材26をセットした状態で、この金属素材26の内周面の軸方向両端側部分を前記成形ロール24aに向けて押圧する為の付勢手段36を設けている。この為、前記金属素材26の軸方向両端部に押圧力を付与した状態で、転造加工を施す事ができる。この結果、前記金属素材26の軸方向両端部に、前記押圧力に基づく圧縮応力が加わった状態でこの金属素材26の拡径が進み、当該両部分に割れなどの損傷が発生する事の防止を図れる。
本発明の実施の形態の第2例に就いて、図2により説明する。本例のリング状部材の製造装置21bの場合、付勢手段36aを構成する両押圧ローラ48c、48dの構造を、前述した実施の形態の第1例の場合と異ならせている。
本例の場合、前記両押圧ローラ48c、48dを、マンドレル23aを構成する転造円輪部38と反対側半部に設けられた大径円筒部50と、この転造円輪部38側半部に設けられた小径円筒部51とにより構成している。
尚、本例の場合、前記金属素材26は、その軸方向寸法が、前記両鍔部43a、43bの軸方向に対向した側面同士の距離、及び、前記両押圧ローラ48c、48dの段部52同士の軸方向に関する距離とほぼ同じである。この為、成形空間に前記金属素材26を配置した状態で、この金属素材26の軸方向両端面の径方向外半部は、前記両鍔部43a、43bにより拘束されている。又、前記金属素材26の軸方向両端面の径方向内半部は、前記両段部52により拘束されている。
この様な本例によれば、圧延転造加工の際、前記金属素材26の軸方向への塑性変形を規制して、得られるリング状部材40の軸方向に関する寸法精度の向上を図れる。その他の構成及び作用効果に就いては、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第3例に就いて、図3により説明する。本例のリング状部材の製造装置21cの場合、付勢手段36bを構成する両押圧ローラ48e、48fの構造を、前述した実施の形態の第1例及び第2例の場合と異ならせている。
本例の場合、前記押圧ローラ48e、48fは、マンドレル23aを構成する転造円輪部38と反対側半部に設けられた大径円筒部50aと、この転造円輪部38側半部に設けられた小径円筒部51aとを有している。
先ず、図3(a)に示す様に、金属素材26の内径側に前記マンドレル23aを挿通した状態で、この金属素材26の円周方向一部を成形空間内に配置する。尚、この成形空間は、前述した実施の形態の第2例の場合と同様の部材により構成されている。
本発明の実施の形態の第4例に就いて、図4により説明する。本例のリング状部材の製造方法は、前述した実施の形態の第3例と同様のリング状部材の製造装置を使用する。
特に、本例のリング状部材の製造方法で使用する金属素材26aは、軸方向中間部に形成された厚肉部54と、軸方向両端部に形成された1対の薄肉部55、55とにより構成されている。具体的には、前記金属素材26aの外周面は、軸方向に関して外径寸法が変化しない円筒面状である。一方、前記金属素材26aの内周面は、前記両薄肉部55、55に相当する部分の内径寸法が、前記厚肉部54に相当する部分の内径寸法よりも大きい。更に、前記両薄肉部55、55に相当する部分の内周面と、前記厚肉部54に相当する部分の内周面とは段部56、56を介して連続している。
この様な本例の場合、圧延転造加工の初期段階に於いて、前記両押圧ローラ48e、48fの小径円筒部51aの円筒面部により、前記金属素材26aを前記成形ロール24aに向けて押圧している。この為、この金属素材26aの軸方向両端寄り部分に、この押圧に基づく圧縮応力を加えた状態で圧延転造加工を施す事ができる。この結果、前記金属素材26aの軸方向両端寄り部分に割れ等の損傷が発生する事の防止を図れる。その他の構成及び作用効果に就いては、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第5例に就いて、図5により説明する。本例のリング状部材の製造装置21eの場合、金属素材26に転造加工を施して得られるリング状部材40の外径寸法を規制する為の外径拘束型57を備えている。本例の場合、この外径拘束型57が、特許請求の範囲に記載した外径側転造型に相当する部材である。尚、前記外径拘束型57以外のリング状部材の製造装置21eの構造は、前述した実施の形態の第3例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第6例に就いて、図6、7により説明する。本例のリング状部材の製造装置21dを構成する付勢手段36cは、付勢部材49cと両押圧ローラ48c、48dとの間に、伝達部材61を設けている。尚、本例の付勢手段36cは、前述した実施の形態の第1〜5例の構造にも適用する事ができる。
本発明の実施の形態の第7例に就いて、図8により説明する。本例のリング状部材の製造装置21fは、金属素材26に圧延転造加工を施して、転がり軸受を構成する内輪を造る為の製造装置である。本例のリング状部材の製造装置21fは、前述した実施の形態の各例と同様に、マンドレル23bと、成形ロール24bと、サポートロール25aと、付勢手段36dとを備えている。
前記付勢手段36dは、1対の押圧ローラ48g、48hと、1対の付勢部材49d、49eとから成る。
このうちの両押圧ローラ48g、48hは、それぞれが特許請求の範囲に記載した押圧部材に相当する部材であり、前記成形ロール24bを構成するローラ41aの軸方向両端寄り部分(ローラ側転造円輪部59以外の部分)の外径寸法よりも大きい内径寸法を有する円筒状部材である。又、前記両押圧ローラ48g、48hは、前記ローラ側転造円輪部59側半部に設けられた小径円筒部51bと、このローラ側転造円輪部59と反対側半部に設けられた大径円筒部50bとから成る。尚、本例の場合、前記両押圧ローラ48g、48hの小径円筒部51bの外周面は、軸方向に関して外径寸法が変化しない円筒面状である。
一方、前記両押圧ローラ48g、48hのうちの他方の押圧ローラ48hは、その内径側に前記成形ロール24bのローラ41aの軸方向他端寄り部分を配置した状態で、前記ローラ側転造円輪部59の軸方向他端側に隣接した位置に配置されている。この状態で、前記他方の押圧ローラ48hの軸方向一側面と、前記ローラ側転造円輪部59の軸方向他側面とは当接している。
上述の様な状態で設けられた両押圧ローラ48g、48hは、自身の中心軸を中心とした回転を可能である。
一方、前記両付勢部材49d、49eのうちの他方の付勢部材49eは、前記他方の押圧ローラ49eと、例えばハウジング等の固定部分に支持固定された固定支持部(図示省略)との間に、この他方の押圧ローラ49eに対して、前記マンドレル23bに向かう方向の弾力を付与する事が可能な状態で設けられている。
先ず、図8(a)に示す様に、前記金属素材26の内径側に前記マンドレル23bを挿通した状態で、この金属素材26の円周方向一部を成形空間内に配置する。尚、本例の場合、この成形空間は、このマンドレル23bの第一転造面39a、この第一転造面39aの軸方向両端部とこの第一転造面39aに隣接した部分とを連続する1対の段部60、60、前記成形ロール24bの第二転造面44a、前記両押圧ローラ48g、48hの小径円筒部51b、及び、これら両押圧ローラ48g、48hの大径円筒部50bと小径円筒部51bとを連続する段部52bとの間に形成されている。
次いで、図8(a)に示す状態で、前記成形ロール24bを、前記サポートロール25aと同期して回転駆動しながら、前記マンドレルに近付く様に水平方向に変位させて、前記金属素材26を前記マンドレル23aに向けて押圧する。すると、前記成形ロール24bの回転に伴い、前記金属素材26aが連れ回る。
本発明の実施の形態の第8例に就いて、図9により説明する。本例のリング状部材の製造装置の場合、付勢手段36eを構成する両押圧ローラ48i、48kの小径円筒部51cの外周面のうち、成形ロール24bのローラ側転造円輪部59と反対側端部寄り部分に、全周に亙り径方向外方に突出した状態で溝形成部53aが形成されている。この溝形成部53aは、金属素材26の外周面の軸方向両端寄り部分に、例えば、シールリングを構成するシールリップの先端縁(内端縁)を摺接若しくは近接させる為の溝を形成(転造)する為のものである。又、本例の場合も、前記両押圧ローラ48i、48kは、自身の中心軸を中心とした回転を可能な状態で設けている。尚、本例の場合、前記小径円筒部51cの外周面が、特許請求の範囲に記載した第三転造面に相当する。その他のリング状部材の製造装置の構造は、前述した実施の形態の第7例の場合と同様である。
以上の様な構成を有する本例によれば、前記金属素材26の外周面の軸方向両端寄り部分に割れ等の損傷が発生する事の防止を図りつつ、前記金属素材26の外周面に、シールリングを構成するシールリップの先端縁(内端縁)を摺接若しくは近接させる為の溝を形成する事ができる。その他の構成及び作用効果に就いては、上述した実施の形態の第7例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第9例に就いて、図10により説明する。本例のリング状部材の製造方法は、前述した実施の形態の第8例と同様のリング状部材の製造装置を使用する。
特に、本例のリング状部材の製造方法で使用する金属素材26bは、軸方向中間部に形成された厚肉部54aと、軸方向両端部に形成された1対の薄肉部55a、55aとにより構成されている。具体的には、前記金属素材26bの内周面は、軸方向に関して外径寸法が変化しない円筒面状である。一方、前記金属素材26bの外周面は、前記両薄肉部55a、55aに相当する部分の外径寸法が、前記厚肉部54aに相当する部分の外径寸法よりも小さい。又、前記両薄肉部55a、55aに相当する部分の内周面と、前記厚肉部54aに相当する部分の内周面とは段部56a、56aを介して連続している。
この状態から更に、この成形ロール24bを、マンドレル23bに向けて変位(押圧)させると、図10(c)→(d)に示す様に、この金属素材26bの外周面の軸方向両端寄り部分(両薄肉部55a、55aに相当する部分の外周面)に、シールリングを構成するシールリップの先端縁(内端縁)を摺接若しくは近接させる為の溝が形成される。その他の構成及び作用効果に就いては、上述した実施の形態の第7例及び第8例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第10例に就いて、図11、12により説明する。本例のリング状部材の製造装置21gを構成する付勢手段36fは、付勢部材49fと、この付勢部材49fと両押圧ローラ48g、48hとの間に設けられた伝達部材61a及び支持ローラ68、68とを備えている。尚、本例の付勢手段36fは、上述した実施の形態の第7〜9例の構造にも適用する事ができる。この付勢手段36f以外のリング状部材の製造装置21gの構造は、上述した実施の形態の第9例の場合と同様である。
又、上述した一方の押圧ローラ48gの場合と同様に、前記両腕部70b、70bに組み付けられた4個の支持ローラ68、68の外周面の一部を、前記他方の押圧ローラ48hの外周面の円周方向に離隔した4箇所位置に当接させている。
尚、上述の様な組み付け状態で、前記各押圧ローラ48g、48hのそれぞれの周囲に設けられた4個の支持ローラ68、68は、これら各押圧ローラ48g、48hを回転可能に支持すると共に、これら各押圧ローラ48g、48hを、後述する付勢部材49fの弾性力(押圧力)に基づいて、マンドレル23bに向かう方向に押圧する事が可能である。
又、本発明を実施する場合には、前述した実施の形態の各例の構造を、適宜組み合わせて実施する事も可能である。
又、前述の各実施の形態では、加工中に、サポートロールを水平方向に変位させる事なく、成形ロールのみを水平方向(マンドレル側)に変位させる構成を採用している。但し、これとは逆に、成形ロールを水平方向に変位させる事なく、サポートロールのみを水平方向(マンドレル側)に変位させる構成とする事もできる。又、サポートロールと成形ロールとの両方を、水平方向に変位させる構成を採用する事もできる。
2 外輪
3 内輪
4 玉
5 外輪軌道
6 内輪軌道
7 保持器
8 ビレット
9 小径部
10 大径部
11 第一中間素材
12 第二円筒部
13 第二中間素材
14 第一円筒部
15 第三中間素材
16 底部
17 第四中間素材
18 小径円筒部材
19 内向鍔部
20 大径円筒部材
21、21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g リング状部材の製造装置
22 リング状部材
23、23a、23b マンドレル
24、24a、24b 成形ロール
25、25a サポートロール
26、26a、26b 金属素材
27 第一転造面
28 マンドレル側規制面
29 受け台
30 第二転造面
31 成形ロール側規制面
32 ローラ
33 同期機構
34 電動モータ
35 環状凸部
36、36a、36b、36c、36d、36e、36f 付勢手段
37 本体部
38 転造円輪部
39、39a 第一転造面
40、40a、40b リング状部材
41、41a ローラ
42、42a 回転軸
43a、43b鍔部
44、44a 第二転造面
45a、45b ローラ
46 回転軸
47a、47b、47c マンドレル側規制面
48a、48b、48c、48d、48e、48f、48g、48h、48i、48k 押圧ローラ
49a、49b、49c、49d、49e、49f 付勢部材
50、50a、50b 大径円筒部
51、51a、51b、51c 小径円筒部
52、52a、52b 段部
53、53a 溝形成部
54、54a 厚肉部
55、55a 薄肉部
56、56a 段部
57 外径拘束型
58 第二転造面
59 ローラ側転造円輪部
60 段部
61、61a 伝達部材
62a、62b 板状部材
63 連結部
64 矩形板部
65 半円板部
66 貫通孔
67 固定支持部
68 支持ローラ
69 基板部
70a、70b 腕部
71 取付け部材
Claims (5)
- 軸状の内径側転造型と、その中心軸がこの内径側転造型の中心軸と平行な状態で配置された外径側転造型とを備えたリング状部材の製造装置を使用し、
円環状の金属素材の内径側に前記内径側転造型を挿通すると共に、この金属素材の円周方向一部を、この内径側転造型の外周面に形成された第一転造面と、前記外径側転造型のこの第一転造面と径方向に対向した側の周面に形成された第二転造面との間に配置した状態で、自身の中心軸を中心として回転する前記内径側転造型の第一転造面と、自身の中心軸を中心として回転する前記外径側転造型の第二転造面との間で、前記金属素材を押圧して、この金属素材の内周面及び外周面に転造加工を施す事によりリング状部材を形成する、リング状部材の製造方法であって、
前記第一転造面と前記第二転造面とのうちの一方の転造面を、前記金属素材の一方の周面に当接させ、他方の転造面を、この金属素材の他方の周面の軸方向中央寄り部分に当接させると共に、この金属素材の他方の周面のうち、前記他方の転造面と対向した部分よりも軸方向両端側に存在する部分と径方向に対向した状態で設けられた付勢手段により、当該両部分を、前記内径側、外径側各転造型のうちの前記一方の転造面が形成された転造型に向けて付勢した状態で、前記第一転造面と前記第二転造面との間で、前記金属素材を押圧して、この金属素材の内周面及び外周面に転造加工を施す事を特徴とするリング状部材の製造方法。 - 前記付勢手段が付勢部材と1対の円筒状の押圧部材とを備えており、これら両押圧部材の外周面に第三転造面が形成されており、前記第一転造面と前記第二転造面との間で、前記金属素材を押圧して、この金属素材の内周面及び外周面に転造加工を施す際に、前記第三転造面と、前記一方の転造面の軸方向両端寄り部分との間で、前記金属素材を押圧して、この金属素材の他方の周面のうち、前記第三転造面と径方向に対向する部分に転造加工を施す、請求項1に記載したリング状部材の製造方法。
- 前記両押圧部材が、小径円筒部と、この小径円筒部よりも外径が大きい大径円筒部と、この小径円筒部と前記大径円筒部とを連続する段部とを有する円筒状部材であり、
前記金属素材を、前記リング状部材の製造装置に対して、この金属素材の軸方向一端面を前記両押圧部材のうちの一方の押圧部材の段部と対向させると共に、前記金属素材の軸方向他端面を、他方の押圧部材の段部と対向させた状態で配置する、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したリング状部材の製造方法。 - 前記金属素材として、前記他方の周面の軸方向両端部に、軸方向中間部よりも径方向に凹んだ1対の凹部が形成されたものを使用し、
これら両凹部を前記第三転造面と対向させた状態で転造加工を施す、請求項2に記載したリング状部材の製造方法。 - 軸状の内径側転造型と、その中心軸がこの内径側転造型の中心軸と平行な状態で配置された外径側転造型とを備え、円環状の金属素材の内径側に前記内径側転造型を挿通すると共に、この金属素材の円周方向一部を、この内径側転造型の外周面に形成された第一転造面と、前記外径側転造型のこの第一転造面と径方向に対向した側の周面に形成された第二転造面との間に配置した状態で、自身の中心軸を中心として回転する前記内径側転造型の第一転造面と、自身の中心軸を中心として回転する前記外径側転造型の第二転造面との間で、前記金属素材を押圧して、この金属素材の内周面及び外周面に転造加工を施す事によりリング状部材を形成する、リング状部材の製造装置であって、
前記第一転造面と前記第二転造面とのうちの一方の転造面が、前記金属素材の一方の周面に対して軸方向の全長に亙り当接可能であり、
他方の転造面が、前記金属素材の他方の周面の軸方向中央寄り部分に当接可能であり、
前記金属素材の他方の周面の軸方向両端寄り部分に対向した状態で、当該両部分を、前記内径側、外径側各転造型のうちの前記一方の転造面が形成された転造型に向けて付勢する事が可能な1対の付勢手段が設けられている事を特徴とするリング状部材の製造装置。
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JP2014171866A JP6341001B2 (ja) | 2014-08-26 | 2014-08-26 | リング状部材の製造方法及び製造装置 |
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