JP2019510899A - 自動車用ロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックを掛けることに良好な抵抗力を有しながら、少ない部品数からなるロック機構を提案すること。
【解決手段】本発明は、自動車用ロック機構に関し、前記ロック機構は、ステータ(1)と、ロック解除体を作動させるように設計したロータ(2)とを備えており、前記ステータ(1)と前記ロータ(2)は、互いに協働する第1組立手段と第2組立手段とを備えており、これにより、前記ロータ(2)は、前記ロータ(2)が前記ロータの回転軸に沿って平行移動することができる開いた角度位置と、前記第1および第2組立手段が前記ロータの回転軸に沿って平行に前記ロータ(2)をブロックする閉じた角度位置との間で移動することができ、前記閉じた角度位置は、休止位置と、ロック解除体を作動させるための少なくとも1つの動作位置とを備えており、前記ロック機構は、前記ロータ(2)の回転を開いた角度位置の方向でブロックするためのブロック手段(33、34)も備えている。本発明は、関連する自動車および関連する組立方法にも関する。
【選択図】図4b

Description

本発明は、自動車用ロック機構、並びに本発明によるロック機構を備える自動車、および本発明によるロック機構の取り付け方法に関する。
自動車用ロック機構は、ロック解除キーを差し込むための前部と、ロック解除部材と協働する後部とを備えている。このタイプのロック機構は、一般に、ステータと、このステータに回転移動可能に挿入されるロータとを備えている。
従来技術によれば、ロータをステータの前側に、すなわち、ロック機構の前部に配置されたステータに挿入し、ステータの後側に、すなわち、ロック機構の後部にサークリップによって固定しているロック機構が提案されている。
従来技術によるこのタイプのロック機構は、ロータを抜き取ること、すなわち、ロックを掛けるためにステータへの挿入とは反対方向にロータを抜き取ることに対する抵抗力に乏しいという欠点を有している。このタイプのロック機構の抜き取りに対する抵抗力は、サークリップの留め具の強度に依存している。
さらに、このタイプのロック機構は締結部品、すなわちサークリップを必要とする。この締結部品は、取り付けコストおよび取り付け時間を増加させ、さらに、取り付け中に操作員がそれを失くしてしまうおそれがある。
2分割したステータをロータの周りに軸方向に取り付け、かつ、2分割したステータをピンによって互いに固定しているロック機構も提案されている。
このタイプのロック機構は、いくつかの追加の部品、すなわち2分割されたステータと2個のピンとを必要とする欠点を有している。これらの追加の部品は、取り付けコストと取り付け時間を増加させてしまう。
2分割したステータをロータの周りに半径方向に取り付け、かつ、2分割したステータを「フォーク型システム」と呼ばれるシステムによって互いに固定しているロック機構も提案されている。
このタイプのロック機構は、間隔をあけること、すなわち、ロックを掛けるために、2分割したステータを分離するようにロータを半径方向に変位することに対する抵抗力に乏しいという欠点を有している。間隔をあけることに対する抵抗力を強化することは、複雑なフォーク型締結によって達成されるので、取り付けコストを増大させる。さらに、2分割したステータは、取り付けコストをさらに増加させる追加部品である。
本発明の目的は、力を加えること、特に、抜き取ること、間隔をあけること、押し付けること、すなわち、ロックを掛けるために、ロック機構の後側のロータに圧力をかけることに対する良好な抵抗力を有しながら、少ない部品数からなるロック機構を提案することである。
この目的のために、本発明は、自動車用ロック機構に関し、前記ロック機構は、ステータと、ロック解除部材を作動させるために、前記ステータ内に収容されて、回転移動可能なロータとを備えており、前記ステータは、第1取り付け手段を備え、前記ロータは、前記第1取り付け手段と協働する第2取り付け手段を備えており、これにより、前記ロータは、
−前記ロータが前記ロータの回転軸に沿って平行移動可能である少なくとも1つの開いた角度位置と、
−前記第1及び第2取り付け手段が、前記ロータの前記回転軸に沿って平行に前記ロータをブロックする閉じた角度位置との間で移動可動であり、
前記閉じた角度位置は、前記ロータが前記ロック解除部材を作動させない休止位置と、前記ロータが前記ロック解除部材を作動させる少なくとも1つの動作位置とを備えており、
前記ロック機構は、前記ロータの前記開いた角度位置への回転をブロックするブロック手段をさらに備えている。
本発明によるロック機構の取り付け手段は、ロック機構の取り付け時間および取り付けコストを増加させることなく、力を加えること、特に押し付けること、および抜き取ることに対する良好な抵抗力を持つことができるという利点を有している。
好ましい実施形態によれば、本発明による自動車用ロック機構は、個々に、またはすべての可能な組み合わせに従って考慮される以下の特徴の一つ以上を備えており、
−前記ロック機構は、前記ロータを前記休止位置へ駆動するようになっている戻り手段を備えており、および/または
−前記ロータは、前記戻り手段が挿入されるハウジングを備えており、および/または
−前記ステータは、ステータ停止部を備え、前記ロータはロータ停止部を備えており、前記ブロック手段は、前記ステータ停止部および/または前記ロータ停止部と協働するブロック脚を備えており、および/または
−前記ロータの前記休止位置において、前記ハウジング、ステータおよびロータ停止部は、前記戻り手段が前記ロータ停止部および前記ステータ停止部と協働するように配置されており、および/または
−前記ロータは、180°の回転により、前記開いた角度位置から前記休止位置に切り替わり、および/または
−前記戻り手段は、前記ブロック脚を備えており、および/または
−前記ステータは、前記ステータ停止部によって画定された外側角度窪みを備えており、前記ロータは、前記ロータ停止部によって画定された内側角度窪みを備えており、前記ロータが前記休止位置にある場合、前記角度窪みは、少なくとも部分的に重なり合っており、および/または
−前記ロータが前記開いた角度位置にある場合、前記角度窪みは、少なくとも部分的に互いに位置を変えており、および/または
−前記ハウジングは、前記内側角度窪み上で半径方向に開口しており、および/または
−前記ステータの前記第1取付手段は、前記ロータに向かって延びる少なくとも1つの突起を備えており、前記ロータの前記第2取付け手段は、前記ロータを前記ステータ内に前記閉じた角度位置で軸方向に固定するために、前記突起と協働する少なくとも1つの窪みを備えており、および/または
−前記ステータは、一体化されており、および/または
−前記ロック機構は、ロック解除キーを差し込むための前部と、ロック解除部材と協働する後部とを備えており、前記取付け手段は、前記ロータが前記開いた角度位置で前記ステータ内の後部近くに軸方向に挿入可能なようになっている。
本発明は、前記ロック機構が始動装置および/またはドアリーフおよび/または燃料タンクおよび/またはグローブボックスに取り付けられる本発明による少なくとも一つのロック機構を備えている自動車にも関する。
本発明はさらに、自動車用ロック機構を取り付ける方法に関し、前記ロック機構は、ロック解除キーを差し込むための前部と、ロック解除部材と協働する後部とを備えており、
ロータは、開いた角度位置で、好ましくは前記後部からステータに軸方向に挿入され、かつ閉じた角度位置まで旋回し、
ブロック手段は、前記ロータの前記開いた角度位置への回転をブロックするように配置されている
本発明の一実施形態によるロック機構の分解斜視図である。 本発明の他の実施形態によるロック機構の分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるロック機構の開いた角度位置におけるロータを示す図である。 本発明の一実施形態によるロック機構の休止位置におけるロータを示す図である。 本発明の他の実施形態によるロック機構の休止位置におけるロータを示す図である。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照して、非限定的な例として与えられた本発明の好ましい実施形態の以下の説明を読むことにより明らかになると思う。
異なる図面において、同様の要素には、同一の符号を付している。
図面は、本明細書を説明する以外の目的を有しておらず、どんな形であれ本発明の特許請求の範囲を限定するものではないことに留意されたい。同様に、本発明は、記載された実施形態に限定されず、特許請求の範囲において、他の変更された実施形態に及ぶものである。
本発明は、自動車用ロック機構に関する。このロック機構は、始動装置、車のドアまたはトランクなどのドアリーフ、燃料タンク、または自動車のグローブボックスに取り付けることができる。特に、図1および図2は、本発明の一実施形態によるこのようなロック機構の分解斜視図を示している。
ロック機構は、特に図2に示されているステータ1およびステータ1のハウジング12に収容されているロータ2を備えている。ロータ2は、ステータ1内に回転移動可能に取り付けられている。ロータ2の回転により、ロック解除部材を作動させることができる。
ステータ1は、第1取り付け手段11を備えており、ロータ2は、第1取り付け手段11と協働する第2取り付け手段21、22を備えている。
例えば、図2に示すように、第1取り付け手段11は、ステータ1の内壁からステータ1のハウジング12に向かって延びる突起を備えている。換言すれば、ロータ2がステータ1のハウジング12に収容される場合に、第1取り付け手段11は、ステータ1からロータ2に向かって延びる突起を備えている。具体的には、第1取り付け手段11の突起は、ステータ1の内壁からロータ2を受け入れるステータ1のハウジング12に向かって半径方向に延びている。
図1に示すように、第2取り付け手段21、22は、ステータ1の突起と協働する窪みを備えている。換言すれば、第2取り付け手段21、22は、第1取り付け手段11の突起と実質的に相補的な形状を有する窪みを備えており、これにより、ロータ2がステータ1のハウジング12内の所定の位置に挿入されると、第1取り付け手段11および第2取り付け手段21、22が協働することになる。具体的には、第2取り付け手段21、22は、ロータ2の回転軸方向でロータ2の外壁から半径方向に延びる窪みを備えている。
あるいは、第2取り付け手段21、22は、ロータ2がステータ1のハウジング12に挿入されると、ロータ2の壁からステータ1に向かって延びる突起を備えており、ステータ1は、ステータ1のハウジング12の方向と反対方向で、ステータ1の壁から延びる窪みを備えており、ロータ2の窪みは、ステータ1の突起と協働するようになっている。
第1取り付け手段11と第2取り付け手段21、22とは協働することにより、ロータ2は、少なくとも開いた角度位置と閉じた角度位置との間で、移動可能、特に回転移動可能であり、かつ閉じた角度位置で、ブロック、特に平行にブロックされる。
図3に示す開いた角度位置23a、24aは、ロータ2がロータの回転軸に沿って平行移動可能な位置に対応している。開いた角度位置では、ロータ2は、閉じた角度位置に向かって回転移動可能である。
開いた角度位置23a、24aは、ロータ2の回転軸の周りに90°から270°の間、特にほぼ180°で角度セクタにわたって延びていることが好ましい。
閉じた角度位置は、第1取り付け手段11と第2取り付け手段21、22との間の協働により、ロータの回転軸に沿って平行にロータ2をブロックする位置に対応している。
閉じた角度位置は、ロータ2がロック解除部材を作動させない休止位置23b、24bと、ロータ2がロック解除部材を作動させる少なくとも1つの動作位置、例えば2つの動作位置(図示せず)とを備えている。特に、休止位置は、各動作位置の角度セクタよりも広い角度セクタにわたって延びている。具体的には、動作位置は、特定の角度位置に対応することができ、休止位置は複数の角度位置を含む角度セクタに対応することができる。換言すれば、ロータ2が、休止位置23b、24bから動作位置へ回転することにより、ロックするためにロック解除部材を作動できるようになり、ロータ2が、休止位置23b、24bから他の動作位置へ回転することにより、ロック解除のためにロック解除部材を作動できるようになる。
具体的には、休止位置23b、24bから動作位置の1つに切り替えることができる回転としては、例えばロックするためには、0°〜90°の間、特に1つのケースとしては45°より大きい角度だけ回転させることが好ましく、例えばロック解除のためには、0°〜−90°の間、特に他のケースとしては−45°より小さい角度だけ回転させることが好ましい。
ロータ2は、90°より大きくかつ270°より小さい角度だけ、例えば、ほぼ180°だけ回転することによって、開いた角度位置23a、24aから閉じた角度位置、特に休止位置23b、24bに切り替わるという利点を有している。
さらに、図4bに示すように、ロック機構は、ロータ2が開いた角度位置に向かって閉じた角度位置にいる場合、ロータ2が回転することをブロックすることができるブロック手段33、34を備えている。具体的には、ブロック手段33、34は、ロータ2が開いた角度位置に向かって休止位置23b、24bから回転することを防止している。換言すれば、ブロック手段33、34は、ロータを閉じた角度位置に保持することができる。
本発明の一実施形態によれば、ロック機構は、ロータ2を休止位置23b、24bに戻すようになっている戻し手段3を備えている。例えば、ロック解除部材の作動に続いて、戻し手段3は、ロータ2を動作位置から休止位置23b、24bへ駆動することができる。
戻し手段3は、例えば、ロータ2を休止位置23b、24bに戻すことができる戻しばねである。図4bに示すように、戻り手段3は、ブロック手段33、34を備えているという利点を有している。結果として、戻し手段は、ロータ2が開いた角度位置23a、24aに向かって回転することをブロックすることもできる。
具体的には、図4aに示すように、ロータ2は、戻り手段3を挿入するようになっているハウジング26を備えている。例えば、図4bでは、戻り手段3は、ほぼ環形状をなして、ロータ2の回転軸に沿って延びている。戻り手段3は、戻り手段3のほぼ環形状を横切る方向に延びているブロック手段33、34を備えている。ロータ2のハウジングは、戻り手段3をロータ2のハウジングに挿入できるように、ほぼ環形状をしている。
本発明の一実施形態によれば、ステータ1はステータ停止部を備え、ロータ2はロータ停止部を備えている。特に、図4aに示すように、ステータ停止部は、第1部分13と第2部分14とを備え、ロータ停止部は、第1部分23と第2部分24とを備えている。具体的には、ステータ停止部は、ロータをステータ1のハウジングに収容する場合、ステータ1の外壁からロータ2に向かって延びている。同様に、ロータ停止部は、ステータ1の内壁からロータ2の回転軸に向かって延びている。
ブロック手段33、34は、ステータ停止部および/またはロータ停止部と協働して休止位置から開いた角度位置に向かうロータ2の回転をブロックするブロック脚を備えている。戻り手段3は、このブロック脚を備えているという利点を有している。
具体的には、図4bに示すように、ブロック手段33は、ステータ停止部の第1部分13およびロータ停止部の第1部分23と協働しており、かつブロック手段34は、ステータ停止部の第2部分14およびロータ停止部の第2部分24と協働している。
本発明の一実施形態によれば、ロータ2の休止位置23b、24bにおいて、ハウジング26、ステータおよびロータ停止部は、戻り手段3がロータ停止部およびステータ停止部と協働するように配置されている。
換言すれば、ロータ2の休止位置23b、24bにおいて、ハウジング26、ステータおよびロータ停止部は、連続している。具体的には、ロータ2の休止位置23b、24bにおいて、戻り手段3をハウジング26に位置決めすることにより、戻り手段3がロータ停止部およびステータ停止部と協働するようになる。
具体的には、図4bに示すように、ロータ2の休止位置において、ロータ2のハウジング、ロータ停止部の第1部分23およびステータ停止部の第1部分13は、連続しており、かつ戻り手段3、特にブロック手段34は、ロータおよびステータの停止部の第1部分13.23と協働している。同様に、ロータ2の休止位置において、ロータ2のハウジング、ロータ停止部の第2部分24およびステータ停止部の第2部分14は、連続しており、ブロック手段34は、ロータおよびステータの停止部の第2部分14、24と協働している。
本発明の一実施形態によれば、ステータ1は、ステータ停止部によって、具体的にはステータ停止部の第1および第2部分13、14によって画定された外側角度窪み15を備えている。換言すれば、図3に示すように、ステータ1は、ステータ1のハウジングに対してステータ1の外面からステータ1のハウジングに挿入されたロータ2に向かって延びる窪みを備えている。
特に、外側角度窪み15は、ステータ1の外壁から、ステータ1の角度セクタにわたってロータ2を受けるようになっているステータのハウジングに向かって延びている。具体的には、外側角度窪み15は、ステータ停止部の第1部分13とステータ停止部の第2部分14との間に含まれる角度セクタにわたって延びている。
同様に、ロータ2は、ロータ停止部によって、具体的には、ロータ停止部の第1および第2部分23、24によって画定された内側角度窪み25を備えている。換言すれば、図4aに示すように、ロータ2は、ロータ2の外面、すなわちステータ1のハウジングの壁と接触する面からロータの回転軸に向かって延びる窪みを備えている。
特に、内側角度窪み25は、ロータ2の外壁から、ロータ2の角度セクタにわたってロータ2の回転軸に向かって延びている。具体的には、内側角度窪み25は、ロータ停止部の第1部分23とロータ停止部の第2部分24との間に含まれる角度セクタにわたって延びている。
ステータ1の外側角度窪み15およびロータ2の内側角度窪み25は、45°と180°との間、特にほぼ90°で角度セクタにわたって延びていることが好ましい。
特に、ロータが休止位置にある場合、外側角度窪み15および内側角度窪み25は、少なくとも部分的に重なり合っている。換言すれば、ロータが休止位置にある場合、外側角度窪み15の少なくとも一部と内側角度窪み25の少なくとも一部とは、ロータの回転軸から同じ角度セクタにわたって延びている。例えば、図4aに示すように、ロータ2の休止位置23b、24bにおいて、角度窪み15、25は、完全に重なり合っている。具体的には、図4aでは、外側15と内側25の角度窪みが連続している。
ロータが開いた角度位置23a、24aにある場合、外側角度窪み15および内側角度窪み25は、少なくとも部分的に互いに位置を変えている。換言すれば、ロータの開いた角度位置において、外側角度窪み15の少なくとも一部と内側角度窪み25の少なくとも一部とは、ロータの回転軸から異なる角度セクタに延びている。特に、図3に示すように、ロータ2の開いた角度位置23a、24aにおいて、角度窪み15、25は、全体的に互いに位置を変えている。具体的には、図3では、外側角度窪み15および内側角度窪み25は、ロータの回転軸から同じ角度セクタにわたって延びていない。
特に、ロータのハウジング26は、内側角度窪み25上で半径方向に開いている。
本発明の一実施形態によれば、ステータ1の第1取り付け手段11は、ロータ2がステータ1のハウジング12に収容される場合、ロータ2に向かって延びる少なくとも1つの突起を備えており、かつロータ2の第2取付手段21、22は、この突起と協働する少なくとも1つの窪みを備えている。第1取り付け手段11の突起と第2取り付け手段21、22の窪みとの協働により、閉じた角度位置23b、24bにおいて、ロータ2をステータ1内で軸方向に固定することができる。
本発明の一実施形態によれば、ステータ1は、一体化されている。一体化されたステータは、このステータを備えるロック機構の取り付け時間および取り付けコストを低減することができるという利点を有している。さらに、ステータが一体化されている場合、ステータの位置ずれは起こり得ず、ロックを掛ける試みからの危険性を低減することができる。
本発明の一実施形態によれば、ロータ2は、キー差し込み用のキー差し込み口と、タンブラーなどのコード化部材とを備えている。このタンブラーは、キーが差し込まれていない場合、または不適合キーがロータ2のキー差し込み口に差し込まれている場合に、ステータ1内でロータ2が回転することをブロックすることができる。
本発明の一実施形態によれば、ロック機構は、ロック解除キーを差し込むための前部と、ロック解除部材と協働する後部とを備えている。特に、ロック解除キーは、ロータ2の休止位置においてロック機構に差し込まれる。ロック解除キーを回すことにより、ロータ2を休止位置から動作位置へ、したがってロック機構のロック解除部材の作動へと切り替えることができる。
特に図2に示すように、取り付け手段11、21、22は、ロータ2が、開いた角度位置23a、24aにおいて、ステータ1内のロック機構の後部近くに軸方向に挿入可能になっていることが好ましい。取り付け手段11、21、22は、力を加えること、特に押し付けること、および抜き取ることに対する良好な抵抗力を持つことができるという利点を有している。実際には、ロータをステータ内のロック機構の後部近くに挿入することにより、ロック機構の抜き取りに対して良好な抵抗力をもつことができ、取付け手段11、21、22の協働により、ロック機構の押し付けに対して良好な抵抗力をもつことができる。
本発明は、前述したような自動車用のロック機構を取り付ける方法にも関する。
特に、取り付け方法は、ロータがステータに挿入される挿入工程を含んでいる。具体的には、ロータは、開いた角度位置で、ステータに、好ましくはステータの後部近くに、軸方向に挿入される。特に図3に示すように、ロータ2をステータ1に挿入した後、第1取り付け手段と第2取り付け手段とが協働することにより、ロータは、ロータ軸に沿って平行移動可能となる。
この方法は、挿入工程に続いて、ロータが閉じた角度位置まで旋回する回転工程を含んでいる。具体的には、ロータは、開いた角度位置から閉じた角度位置、特に休止位置まで旋回する。図4aに示すように、ステータ1内のロータ2が、開いた角度位置から閉じた角度位置へ回転した後、第1取り付け手段と第2取り付け手段とが協働することにより、ロータは、ロータ軸に沿って平行にブロックされる。ロータ2は回転することにより、閉じた角度位置から開いた角度位置に向かってロータ2の回転をブロックする位置でブロック手段を駆動する。換言すれば、ブロック手段は、ロータ2が休止位置から開いた角度位置へ回転するのを防止するように配置されている。
特に、ステータ1およびロータ2は、差し込み式に取り付けられており、すなわち、差し込み式締結システムを有している。具体的には、まず、ロータ2がステータ1のハウジング内に軸方向に挿入され、第1および第2取り付け手段11、21、22の協働を引き起こすことにより、ロータ2は、ロータの回転軸に沿って平行移動可能となる。そして、ロータ2がステータ1に対して旋回することにより、第1および第2取り付け手段11、21、22の協働を引き起こし、ロータ2は、ロータの回転軸の周りを回転可能となり、ステータ1に対して平行にブロックされる。
本発明は、前述したような少なくとも1つのロック機構を備えている自動車にも関しており、ロック機構は、始動装置、ドアリーフ、燃料タンク、または自動車のグローブボックスに取り付けることができる。特許請求の範囲において、「備える」という語は、他の要素または工程を排除するものではなく、不定冠詞は、複数を排除するものではない。異なる特徴が、異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの特徴の組み合わせが有利に用いることができないことを示すものではない。特許請求の範囲における如何なる符号も、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
1 ステータ
2 ロータ
3 戻り手段
11 第1取り付け手段
12 ハウジング
13 第1部分(ステータ停止部)
14 第2部分(ステータ停止部)
15 外側角度窪み
21 第2取り付け手段
22 第2取り付け手段
23 第1部分(ロータ停止部)
23a 開いた角度位置
23b 休止位置
24 第2部分(ロータ停止部)
24a 開いた角度位置
24b 休止位置
25 内側角度窪み
26 ハウジング
33 ブロック手段
34 ブロック手段

Claims (15)

  1. 自動車用ロック機構であって、前記ロック機構は、ステータ(1)と、ロック解除部材を作動させるために、前記ステータ内に収容されて、回転可能であり、かつ前記ステータ(1)内で前記ロック機構の後部近くに軸方向に挿入可能なロータ(2)とを備えており、前記ステータ(1)は、第1取り付け手段(11)を備え、前記ロータ(2)は、前記第1取り付け手段(11)と協働する第2取り付け手段(21、22)を備えており、これにより、前記ロータ(2)は、
    −前記ロータが前記ロータの回転軸に沿って平行移動可能である少なくとも1つの開いた角度位置(23a,24a)と、
    −前記第1及び第2取り付け手段(11、21、22)が、前記ロータの前記回転軸に沿って平行に前記ロータ(2)をブロックする閉じた角度位置との間で移動可動であり、
    前記閉じた角度位置は、前記ロータ(2)が前記ロック解除部材を作動させない休止位置(23b、24b)と、前記ロータ(2)が前記ロック解除部材を作動させる少なくとも1つの動作位置とを備えており、
    前記ロック機構は、前記ロータ(2)の前記開いた角度位置(23a,24a)への回転をブロックするブロック手段(33、34)をさらに備えていることを特徴とするロック機構。
  2. 前記ロータを前記休止位置(23b、24b)へ駆動するようになっている戻り手段(3)をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のロック機構。
  3. 前記ロータ(2)は、前記戻り手段(3)が挿入されるハウジング(26)を備えていることを特徴とする請求項2に記載のロック機構。
  4. 前記ステータ(1)は、ステータ停止部を備え、前記ロータ(2)はロータ停止部を備えており、前記ブロック手段(33、34)は、前記ステータ停止部および/または前記ロータ停止部と協働するブロック脚を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロック機構。
  5. 前記ロータ(2)の前記休止位置(23b、24b)において、前記ハウジング(26)、ステータおよびロータ停止部は、戻り手段(3)がロータ停止部およびステータ停止部と協働するように配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載のロック機構。
  6. 前記ロータ(2)は、180°の回転により、前記開いた角度位置(23a,24a)から前記休止位置(23b、24b)に切り替わることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のロック機構。
  7. 前記戻り手段(3)は、前記ブロック脚を備えていることを特徴とする請求項2および4を引用する請求項5または6に記載のロック機構。
  8. 前記ステータ(1)は、前記ステータ停止部によって画定された外側角度窪み(15)を備えており、前記ロータ(2)は、前記ロータ停止部によって画定された内側角度窪み(25)を備えており、
    前記ロータ(2)が前記休止位置(23b、24b)にある場合、前記角度窪み(15、25)は、少なくとも部分的に重なり合っていることを特徴とする請求項4を引用する請求項5〜7のいずれか1項に記載のロック機構。
  9. 前記ロータ(2)が前記開いた角度位置(23a,24a)にある場合、前記角度窪み(15、25)は、少なくとも部分的に互いに位置を変えていることを特徴とする請求項8に記載のロック機構。
  10. 前記ハウジング(26)は、前記内側角度窪み(25)上で半径方向に開口していることを特徴とする請求項3および7を引用する請求項8または9に記載のロック機構。
  11. 前記ステータ(1)の前記第1取付手段(11)は、前記ロータ(2)に向かって延びる少なくとも1つの突起を備えており、
    前記ロータ(2)の前記第2取付け手段(21、22)は、前記ロータ(2)を前記ステータ(1)内に前記閉じた角度位置で軸方向に固定するために、前記突起と協働する少なくとも1つの窪みを備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のロック機構。
  12. ステータ(1)は、一体化されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のロック機構。
  13. 前記ロック機構は、ロック解除キーを差し込むための前部と、ロック解除部材と協働する後部とを備えており、
    前記取付け手段(21、22)は、前記ロータ(2)が前記開いた角度位置(23a,24a)で前記ステータ(1)内の後部近くに軸方向に挿入可能であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のロック機構。
  14. 前記ロック機構が始動装置および/またはドアリーフおよび/または燃料タンクおよび/またはグローブボックスに取り付けられている請求項1〜13のいずれか1項に記載の少なくとも一つのロック機構を備えていることを特徴とする自動車。
  15. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の自動車用ロック機構の取り付け方法であって、前記ロック機構は、ロック解除キーを差し込むための前部と、ロック解除部材と協働する後部とを備えており、
    ロータ(2)は、開いた角度位置(23a、24a)で、好ましくは前記後部からステータ(1)に軸方向に挿入され、かつ閉じた角度位置まで旋回し、
    ブロック手段は、前記ロータ(2)の前記開いた角度位置(23a、24a)への回転をブロックするように配置されていることを特徴とする自動車用ロック機構の取り付け方法。
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