JP2019510762A - アテローム性動脈硬化症の治療用医薬の調製におけるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの応用 - Google Patents

アテローム性動脈硬化症の治療用医薬の調製におけるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの応用 Download PDF

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Abstract

高脂血症に伴う単球増加の予防および/または治療用医薬の調製、ならびにアテローム性動脈硬化症の予防および/または治療用医薬の調製における式(I)で表されるアデノシン誘導体の応用であって、アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療とは、アテローム性動脈硬化症に伴う炎症性単球増加の予防および/または治療を意味する。

【選択図】図5

Description

本発明は、高脂血症に伴う単球増加の予防および/または治療用医薬の調製、ならびにアテローム性動脈硬化症の予防および/または治療用医薬の調製におけるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンおよびそれを含む医薬組成物の応用に関し、医薬技術分野に属する。
西洋先進国においても中国においても、食習慣や生活レベルの変化により、心血管疾病は人類の健康や生命を脅かす最大要素となっている。
アテローム性動脈硬化症は、心臓や脳血管疾病の主な病理学的根拠の一つであり、アテローム性動脈硬化症の形成過程において、激しい免疫応答と炎症反応が常に伴い、リンパ球と脂質が大動脈内膜に堆積する。脂質を豊富に含むマクロファージである泡沫細胞は、炎症媒体MCP−1、IL−6等の炎症因子を分泌して単球が血管内皮に遷移されるように誘導し、平滑筋細胞を刺激して遷移・増殖し、プラークの形成、成長、破裂および血栓の形成に関与する。
中間細胞としての単球は、骨髄中で持続的に生成され、血液中で循環して組織に遷移されてから、さらにマクロファージ、樹状細胞等に分化する。高脂肪飼料で餌付けたapoE−/−マウスはchowに比べると、循環血中の単球数が4倍増加しているが、炎症性表現型Ly6Chi単球はさらに14倍増加して、アテローム性プラーク中のマクロファージの数量が顕著に増加している。アテローム性動脈硬化症マウスに関する研究において、骨髄由来の炎症性単球は炎症性マクロファージの前駆体であって、動脈プラークを構成する主な成分であり、かつ多くの研究結果が、アテローム性動脈硬化症における単核/マクロファージがいずれも活性化されることを示していることが見出された。マクロファージは、ox−LDLを貪食し続けてさらに泡沫細胞に成長し、泡沫細胞の形成は、初期アテローム性動脈硬化症の重要な指標である。従って、炎症信号経路が活性化して、炎症反応の進行が激しくなる。よって、炎症性単球は、アテローム性動脈硬化症の発生や成長過程において重要な役割を果たす。
トリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシン(特許番号ZL200980101131.6、公告番号CN101874036B、公告日2012年01月25日)は、Institute of Materia Medica, CAMS & PUMCがコルジセピン誘導体で選別した顕著な血中脂質調節活性を有する新規な構造タイプの化合物であり、また、毒性副作用が少なく、薬物動態学的に優れている等の特徴があり、現在、臨床前の研究段階にある。現在、アテローム性動脈硬化症の炎症性単球増加の治療における該化合物の応用については報告されていない。
本発明が解決しようとする技術課題は、高脂血症に伴う単球増加の予防および/または治療用医薬の調製、ならびにアテローム性動脈硬化症の予防および/または治療用医薬の調製における式(I)で表されるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの応用を提供することである。
本発明の技術課題を解決するため、本発明は以下の技術形態を提供する。
本発明の技術形態の第一の態様は、高脂血症に伴う単球増加の予防および/または治療用医薬の調製における式(I)で表されるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの応用を提供することである。
本発明の技術形態の第二の態様は、アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療用医薬の調製における式(I)で表されるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの応用を提供することである。
さらに、前記アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療とは、アテローム性動脈硬化症に伴う炎症性単球増加の予防および/または治療を意味する。
ここで、前記トリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンによるアテローム性動脈硬化症の治療とは、炎症性単球が骨髄から循環血中に遷移する過程を制御し、アテローム性動脈硬化症により誘発される循環血中の炎症性単球の顕著な増加を改善し、循環血中のLy6Chi炎症性単球数を減らし、血清MCP−1炎症性ケモカインのレベルを低減し、炎症反応を軽減することで、動脈プラークの形成を減少することができる作用を発揮することを意味する。
本発明は、薬力学的研究方法を用いて、アテローム性動脈硬化症の単球増加の治療におけるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの顕著な作用を実証しており、アテローム性動脈硬化症の単球増加の治療方面におけるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの臨床応用に科学的な根拠を提供した。
本発明の技術形態の第三の態様は、高脂血症に伴う単球増加の予防および/または治療用医薬の調製における医薬組成物の応用、およびアテローム性動脈硬化症の予防および/または治療用医薬の調製における該医薬組成物の応用を提供することである。ここで、前記アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療とは、アテローム性動脈硬化症に伴う炎症性単球増加の予防および/または治療を意味する。前記医薬組成物は、第一の態様に記載のトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンおよび薬学的に許容可能な担体または付加剤を含む。
該医薬組成物は当該分野の公知の方法に基づいて調製することができる。本発明に係る化合物を一種以上の薬学的に許容可能な固体または液体の賦形剤および/またはアジュバントと組み合わせることで、ヒトや動物への使用に適したいずれかの剤形を調製することができる。本発明に係る化合物のその医薬組成物における含有量は一般的に0.1〜95重量%である。
本発明に係る化合物またはそれを含有する医薬組成物は、単位用量の形式で投薬してもよく、投薬経路は、腸または非腸であってもよく、例えば、経口、静脈注射、筋肉注射、皮下注射、鼻腔、口腔粘膜、目、肺および呼吸器、皮膚、腟、直腸等である。
投薬剤形は、液体剤形、固体剤形または半固体剤形であってもよい。液体剤形は、溶液剤(真溶液およびコロイド溶液を含む)、乳剤(o/w型、w/o型およびダブルエマルションを含む)、懸濁剤、注射剤(水性注射剤、粉末注射剤および点滴を含む)、点眼剤、点鼻剤、洗剤および塗布剤等であってもよい。固体剤形は、錠剤(通常の錠剤、腸溶性錠剤、トローチ剤、分散性錠剤、チュアブル錠剤、発泡錠剤、口腔内崩壊錠剤を含む)、カプセル剤(硬カプセル剤、軟カプセル剤、腸溶性カプセル剤を含む)、顆粒剤、散剤、ピル、滴丸、坐薬、膜剤、パッチ、エアゾールおよび粉末吸入剤、スプレー等であってもよい。半固体剤形は、軟膏剤、ゲル剤、ペースト剤等であってもよい。好ましい医薬組成物の剤形は、錠剤、カプセル剤、丸剤、注射剤から選ばれる。
本発明に係る化合物は、通常の製剤に調製してもよく、徐放性製剤、放出制御製剤、標的製剤および各種の微粒子投薬システムに調製してもよい。
本発明に係る化合物を錠剤に調製するために、希釈剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、潤滑剤、流動促進剤を含む、当該分野で公知の各種の賦形剤を広く使用することができる。希釈剤は、デンプン、デキストリン、スクロース、グルコース、ラクトース、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、微結晶セルロース、硫酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム等であってもよい。湿潤剤は、水、エタノール、イソプロパノール等であってもよい。粘着剤は、デンプンペースト、デキストリン、シロップ、蜂蜜、グルコース溶液、微結晶セルロース、アラビアゴムペースト、ゼラチンペースト、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル樹脂、カルボマー、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等であってもよい。崩壊剤は、乾燥デンプン、微結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、架橋ポリビニルピロリドン、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムおよびクエン酸、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ドデシルスルホン酸ナトリウム等であってもよい。潤滑剤および流動促進剤は、タルク、シリカ、ステアリン酸塩、酒石酸、流動パラフィン、ポリエチレングリコール等であってもよい。
錠剤を、例えば砂糖コーティング錠、フィルムコーティング錠、腸溶コーティング錠剤、または二層錠剤および多層錠剤のようなコーティング錠にさらに調製することもできる。
投薬ユニットをカプセル剤に調製するために、有効成分である本発明に係る化合物を希釈剤、流動促進剤と先ず混合し、混合物を硬カプセル剤または軟カプセル剤中に直接的に入れてもよい。有効成分である本発明に係る化合物を希釈剤、結合剤、崩壊剤と顆粒またはピルに先ず調製してから、硬カプセル剤または軟カプセル剤中に再度入れてもよい。本発明に係る化合物の錠剤の製造に用いられる各種の希釈剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、流動促進剤の品種は、本発明に係る化合物のカプセル剤の製造に用いられてもよい。
本発明に係る化合物を注射剤に調製するために、水、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコールまたはこれらの混合物を溶剤として、当該分野で通常用いられる可溶化剤、助溶剤、pH調整剤、浸透圧調節剤を適量加えてもよい。可溶化剤または流動促進剤は、ポロキサマー、レシチン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン等であってもよい。pH調整剤は、リン酸塩、酢酸塩、塩酸、水酸化ナトリウム等であってもよい。浸透圧調節剤は、塩化ナトリウム、マンニトール、グルコース、リン酸塩、酢酸塩等であってもよい。凍結乾燥粉末注射剤を製造する場合、マンニトール、グルコース等をサポートエージェントとしてさらに加えてもよい。
また、必要であれば、医薬製剤中に着色剤、防腐剤、香料、香味料またはその他の添加剤を添加してもよい。
薬物の使用目的を達成し、治療効果を増大させるため、本発明の医薬または医薬組成物は、任意の公知の投薬方法で投薬することができる。
本発明に係る化合物の医薬組成物の投薬用量は、予防または治療すべき疾病の性質および深刻度や、患者または動物のそれぞれの状況に基づき、投薬経路および剤形等を広範囲に変化させてもよい。一般的に、本発明に係る化合物の適切な1日用量の範囲は、0.001〜150mg/kg体重であり、好ましくは0.1〜100mg/kg体重であり、より好ましくは1〜60mg/kg体重であり、最も好ましくは2〜30mg/kg体重である。上記用量は、1つの用量単位または複数の用量単位に分けて投薬してもよく、これは、医師の臨床経験、およびその他の治療手段の運用を含む投薬方法によって左右される。
本発明の化合物または組成物は、単独で服用してもよく、またはその他の治療薬や対症薬と併用してもよい。本発明の化合物は、その他の治療薬との相乗効果がある場合、実際の状況に応じてその用量を調整しなければならない。
本発明は、このような発症機序が複雑で治療効果が低い慢性疾患であるアテローム性動脈硬化症に、新たな治療用医薬であるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンを提供しており、アテローム性動脈硬化症の炎症性単球増加の治療方面において、治療効果が顕著で、毒性副作用が少なく、安全に使用できる。
本発明の内容がより容易かつ明瞭に理解されるように、以下、本発明の具体的な実施例によりかつ図面を参照しながら、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明に係る実験例において、ゴールデンハムスターの循環血中の単球数を比較した図である。 本発明に係る実験例において、apoE−/−マウスの循環血中の単球、炎症性単球および表現型単球のフロー分析結果を比較した図である。IMM−H007は、末梢血中のLy6Chi単球を低減させ、(A)高脂肪飼料で餌付けたapoE−/−マウスの末梢血中の単球を分離して、抗−CD11b抗体、抗−CD90抗体、抗−B220抗体、抗−CD49b抗体、抗−NK1.1抗体、抗−Ly−6G抗体を用いてマーキングを行って、CD11bhiCD90loB220loCD49bloNK1.1loLy−6Glo単球の比率を段階別に分析し、かつ(B)Ly6C抗体を用いてマーキングを行ってLy−6Chi単球およびLy−6Clo単球をさらに分析して、細胞比率はいずれもmean±SEMを用いて、(C)全血中のCD11b単球および(D)全末梢血中のLy6Chi単球を表示する。 本発明に係る実験例において、apoE−/−マウスの血清MCP−1およびIL−6のレベルを比較した図である。 本発明に係る実験例において、各群のapoE−/−マウスの動脈プラークにおける炎症性単球数を比較した図である。 本発明に係る実験例において、各群のapoE−/−マウスの大動脈根部および大動脈全長をオイルレッドOで染色した状況を比較した図である。
以下の実施例を用いて本発明をさらに説明するが、本発明を何ら制限するものではない。
実験例1:高脂血症に伴う単球増加の治療におけるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシン(IMM−H007)の応用
一、実験材料
1.試薬
希釈液、溶血剤、シース液、洗浄液、酵素洗浄液とEDTA−2K抗擬固剤とを含むAbbott LaboratoriesのCD3700全血細胞分析試薬。
2.機器
全血細胞分析装置(米国、Abbott Laboratories)。
3.実験動物
体重90〜120g、雄性、SPF級の6〜8週齢のシリアンゴールデンハムスター(LVG hamster,導入元Charles River Laboratories)20匹を、Beijing Vital River Laboratory Animal Technology Co., Ltd.より購入。
二、実験方法
1.動物群および飼育
動物が適応するように7日間餌付けた後、体重に基づいて正常対照群(n=13)、高脂肪飼料群(n=13)、IMMH007低用量群(50mg/kg、n=13)、IMMH007中用量群(100mg/kg、n=13)、IMMH007高用量群(200mg/kg、n=13)にランダムに分けて、一日に2回胃内投与する。動物は、Institute of Materia Medica, CAMS & PUMC(中国)の動物実験センター二部で飼育し、飼育条件は、SPF級、温度21±2℃、相対湿度50±5%、光照射周期12/12、各ケージに5匹とする。正常群に正常基礎飼料を与え、高脂肪飼料群に高脂肪飼料(基礎飼料79.8%、ラード20%、コレステロール0.2%)を与え、動物は自由に摂食、飲水する。飼料は、BEIJING HFK BIOSCIENCE CO.,LTDに委託して生産したものである。
2.観察指標および測定方法
2.1 循環血中の単球の測定
動物を12時間断食させ、眼角から採血して、それぞれ200μl程度を、30μlのEDTA−2K抗凝固剤(20g/L、生理食塩水配合)中に溶解し、軽く混ぜて、血液凝固を回避し、全血細胞分析装置で全血細胞を分析する。
三、実験結果
高脂肪飼料で餌付けたシリアンゴールデンハムスターの循環血中の単球に対するIMM−H007の影響
図1および表1から分かるように、モデル群に比べて、IMM−H007はシリアンゴールデンハムスターの循環血中の単球数を顕著に低減できる。
実験例2:アテローム性動脈硬化症マウスモデルの循環血中の単球増加の治療におけるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシン(IMM−H007)の応用
一、実験材料
1.試薬
OCT凍結組織包埋剤(Sakura Finetek USA, Inc.)、ペントバルビタールナトリウム(Sigma−Aldrich Co. LLC.)、PEG6000(Sigma−Aldrich Co. LLC.)、グリシン(Sigma−Aldrich Co. LLC.)、パラホルムアルデヒド、オイルレッドO(Sigma−Aldrich Co. LLC.)、HE染色液(BaSO Biotech Co., LTD.)。
2.機器
多用途低温高速遠心分離機(Eppendorff AG)、凍結ミクロトーム(Leica Camera AG)、止水式恒温水槽、En Vision多機能酵素標識機器(PerkinElmer, Inc.)、小動物麻酔器(Matrx USA製品)。
3.実験動物
体重18〜22g、雄性、SPF級の5〜7週齢のapoE−/−マウス(C57BL背景)を、北京実験動物研究所より購入する。
二、実験方法
1.動物群および飼育
動物が適応するように7日間餌付けた後、体重に基づいて高脂肪飼料群(n=7)、IMMH007低用量群(50mg/kg、n=7)、IMMH007中用量群(100mg/kg、n=7)、IMMH007高用量群(200mg/kg、n=9)にランダムに分けて、一日に1回胃内投与する。動物は、Institute of Materia Medica, CAMS & PUMC(中国)の動物実験センター二部で飼育し、飼育条件は、SPF級、温度21±2℃、相対湿度50±5%、光照射周期12/12、各ケージに5匹とする。全ての群毎に高脂肪飼料(基礎飼料70%にラード20%およびコレステロール0.2%を加える)を与え、動物は自由に摂食、飲水する。飼料は、BEIJING HFK BIOSCIENCE CO.,LTDに委託して生産したものである。実験中、1周間毎に体重を一回記録する。
2.観察指標および測定方法
2.1 循環血中の単球の測定
動物を12時間断食させ、以下の細胞を得た。
循環血中の細胞:心臓に穿刺して50μlを採血し、450μlのヘパリン抗凝固剤中に入れ、赤血球溶解液1mlを加えて、10分間溶解し、1800r3分で遠心して、上清を吸引して捨て、100μlのPBSで細胞を懸濁して用意する。マウスの眼角静脈から致死量を採血し、血清を分離して、−80℃で保存する。
前記血細胞への抗体添加:
CD90−PE 3μl、B220−PE 3μl、CD49b−PE 3μl、NK1.1−PE 3μl、Ly−6G−PE 3μl、CD11b−percp 6μl、Ly−6C−FITC 3μlを、単一陽性管およびブランク対照管を設置して、氷砂で30分間培養し、PBSで3回洗浄し、400μlのPBSを用いて細胞を再選択し、ろ過して、フロー検出を行う。単球は、CD11bhiCD90loB220loCD49bloNK1.1loLy−6Glo細胞として鑑定する。さらにLy6Cの発現状況に基づいて、Ly6Cは、高発現するのが炎症性単球LY6Chi単球であり、Ly6Cは、低発現するのが表現型単球Ly6Clo単球である。
マウスから脾臓および骨髄を取り経えた後、生理食塩水を用いて心臓にゆっくりと灌流し、マウスの心臓を分離して、4%のパラホルムアルデヒド中に保存する。
2.2 大動脈全長動脈プラークにおけるLy6Chi単球の含有量の分析
動物を12時間断食させた後、眼角から致死量を採血した後、実体顕微鏡下でマウスの胸、腹腔を切開し、生理食塩水を心臓および血管に灌流し、血管を湿潤に保持した状態で、大動脈全長を剥離して、その表面の脂肪組織を取り出し、分離後に、PBSを用いて洗浄し、混合酵素(XI型コラゲナーゼ125U/ml、ヒアルロニダーゼ60U/ml、デオキシリボースシンターゼ60U/ml、I型コラゲナーゼ450U/mlを2.5mlのPBS中に溶解する)を加え、はさみを用いて血管を剪断し、37℃で培養して1時間消化させ、0.22μmのろ過膜でろ過し、1600rpm/3分で遠心して、上清を捨て、100μlのPBSを加えて懸濁して、抗体を加える。
CD90−PE 3μl、B220−PE 3μl、CD49b−PE 3μll、NK1.1−PE 3μl、Ly−6G−PE 3μl、CD11b−percp 6μl、Ly−6C−FITC 3μl、F4/80−APC 10μl、CD11C−APC 4μl、I−Ab−APC 4μlを、単一陽性管およびブランク対照管を設置して、氷砂で30分間培養し、PBSで3回洗浄し、400μlのPBSを用いて細胞を再選択し、ろ過して、フロー検出を行う。
2.3 血清炎症因子の分析
マウスの血清炎症因子は、BDフローマウス炎症因子検出キット(Ms Inflammation CBA Kit)(商品番号:552364)を用いて分析する。
2.4 大動脈根部および大動脈全長のプラークの面積の分析
2.4.1 凍結切片の作製
心臓組織の切片化前にミクロトームの冷蔵庫の温度を−19℃に設定し、試料ホルダを−21℃に設定する。4%パラホルムアルデヒドに保存する心臓をOCT中に包埋し、液体窒素で迅速に凍結させ、さらに組織をミクロトームの試料台に置いて温度平衡を行う。組織塊を速やかにトリミングした後、連続して切り出し、切片厚さは8μmであり、清潔なポリリジンが包被されたスライドガラス上に貼り付ける。
2.4.2 オイルレッドO染色
2.4.2.1 凍結切片のオイルレッドO染色:イソプロパノールを用いて5‰のオイルレッドO保存液を配合してから、水で3:2の比率で混ぜて、二重ろ紙を用いてろ過し、染色バットに加え、選ばれたスロットを吊り篭に入れ、染色バットに入れて2時間染色し、60%のイソプロパノールを用いて数秒色分解し、水道水で軽く洗浄して、ヘマトキシリンで3〜5分再度染色し、水道水で2分洗浄して青色に戻し、グリセロゼラチンでシールし、顕微鏡下で観察・撮影する。
2.4.2.2 大動脈全長のオイルレッドO染色:大動脈全長を切開し、オイルレッドOで4時間染色し、イソプロパノールで洗い、実体顕微鏡下に固定し、カメラで撮影する。
3.データ分析
データを平均値±標準誤差で表し、全てのデータはGraphpad Prism5.0ソフトウェアを用いてONEWAY−ANOVA統計分析を行い、画像を比較分析する。
三、実験結果
3.1 アテローム性動脈硬化症マウスの循環血中の単球に対するIMM−H007の影響
図2から分かるように、モデル群に比べて、IMM−H007は、apoE−/−マウスの循環血中の単球数(図2C、表2)および炎症性単球数(図2D、表3)を顕著に低減できる。
3.2 アテローム性動脈硬化症マウスの血清炎症因子のレベルに対するIMM−H007の影響
マウスの血清炎症因子に対するIMM−H007の影響をさらに観察したところ、IMM−H007は、血清中のMCP−1のレベル(図3A)とIL−6のレベルを顕著に低減できる(図3B)という結果を見出した。
3.3 アテローム性動脈硬化症マウスの動脈プラークにおける炎症性単球数に対するIMM−H007の影響
マウスの動脈プラークにおける炎症性単球数に対するIMM−H007の影響をさらに観察したところ、IMM−H007は、動脈プラーク中の炎症Ly6Chi単球数を顕著に低減できる(図4)という結果を見出した。
3.4 アテローム性動脈硬化症マウスの動脈プラークの形成に対するIMM−H007の影響
apoE−/−マウスの大動脈根部および大動脈全長に対してオイルレッドOで染色することにより、IMM−H007は、apoE−/−マウスの大動脈全長および大動脈根部における動脈プラークの面積を顕著に低減できる(図5)という結果を見出した。

Claims (9)

  1. 高脂血症に伴う単球増加の予防および/または治療用医薬の調製における式(I)で表されるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの応用。
  2. アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療用医薬の調製における式(I)で表されるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンの応用。
  3. 前記アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療とは、アテローム性動脈硬化症に伴う炎症性単球増加の予防および/または治療を意味することを特徴とする請求項2に記載の応用。
  4. 前記アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療とは、アテローム性動脈硬化症により誘発される炎症性単球の顕著な増加を改善し、循環血中のLy6Chi炎症性単球数を減らし、血清MCP−1炎症性ケモカインのレベルを低減し、炎症反応を軽減して、動脈プラークの形成を減少することができることを意味することを特徴とする請求項2に記載の応用。
  5. 高脂血症に伴う単球増加の予防および/または治療用医薬の調製における医薬組成物の応用において、前記医薬組成物は、式(I)で表されるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンおよび薬学的に許容可能な担体または賦形剤を含むことを特徴とする、応用。
  6. アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療用医薬の調製における医薬組成物の応用において、前記医薬組成物は、式(I)で表されるトリアセチル−3−ヒドロキシフェニルアデノシンおよび薬学的に許容可能な担体または賦形剤を含むことを特徴とする、応用。
  7. 前記アテローム性動脈硬化症の予防および/または治療とは、アテローム性動脈硬化症に伴う炎症性単球増加の予防および/または治療を意味することを特徴とする請求項6に記載の応用。
  8. 前記医薬組成物は、錠剤、カプセル剤、丸剤または注射剤であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の応用。
  9. 前記医薬組成物は、徐放性製剤、放出制御製剤または各種の微粒子投薬システムであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の応用。
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