JP2019510067A - 光安定化された組成物、及びその使用方法 - Google Patents

光安定化された組成物、及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、化粧品組成物、及び本組成物を用いて肌に利点をもたらすための方法に関する。この化粧品組成物は通常、以下のものを含む:(a)レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物、(b)バイカリン、(c)任意で、1つ又は複数の可溶化剤、及び(d)化粧品に許容される担体。本組成物は、肌に対して複数の利点をもたらす。本組成物は例えば、肌にアンチエイジング効果をもたらすため、肌を白くするため、また肌の外観(例えばツヤ及びハリ)を改善するために、特に有用である。【選択図】図1

Description

本開示は、化粧品組成物、及び肌に利点をもたらすために本組成物を用いる方法に関する。本組成物は、肌の外観を改善し、肌に対して複数の利点、例えばアンチエイジング効果をもたらす。
肌は、内部環境と外部環境との間の天然のバリアとして働き、そのため、生体の生物学的機能において、例えば機械的及び化学的な損傷、微生物、並びに紫外線によるダメージからの保護において、重要な役割を担っている。しかしながら肌の健康と外観は、環境的な要因、遺伝子構造、栄養状態、及び太陽への露出により、衰えることがある。
細胞層の数は変わらないにも拘わらず、加齢とともに外皮層(上皮)は薄くなる。しかしながら、色素含有細胞(メラノサイト)の数は減少する。そのため、肌は青白く、また透き通って見える。大きな色素スポット(老人斑、肝斑、又はシミ)は、太陽にさらされた領域に現れることがある。結合組織における変化により、肌の強度と弾性が低下する。これは、弾力線維症として知られている。これは、太陽にさらされた領域においてより顕著である(天日性弾力線維症)。弾力線維症によって、農業従事者、船員、及び屋外で大部分の時間を過ごすその他の人々によく見られる、がさがさした、日焼けした外観が生じる。水分が失われることにより、肌が傷つく危険性が高まる。栄養状態が悪いことも、肌に悪影響を与えることがあり、乾燥、発疹、及び腫れにつながる。
フリーラジカルの形成は、肌の加齢につながる主要なメカニズムとして広く受け入れられているものの1つである。フリーラジカルは、不対電子との反応性が高い分子であり、細胞膜、脂質、タンパク質、RNA及びDNAなど多くに、直接ダメージを与えることがある。これらの反応性酸素種によるダメージ作用は、内的には通常の代謝中に、また外的には様々な酸化ストレスにより、引き起こされる。紫外線への露出と環境汚染は、肌の中にフリーラジカルを生成させることによって、肌の老化を加速させることがある。
本開示は、化粧品組成物、及び肌に利点をもたらすために本組成物を用いる方法に関する。本組成物は肌の外観を改善し、多様なアンチエイジング効果及びその他の利点を肌にもたらす。本組成物は、レスベラトロール、ポリダチン、及びこれらの組み合わせを光安定化可能な点で特徴的である。驚くべきことに発明者らは、バイカリンが意外にも、レスベラトロール、ポリダチン、及びこれらの混合物の光安定性を改善することをつきとめた。
本開示の組成物は通常、(a)レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物;(b)バイカリン;(c)任意選択的に、一又は複数の可溶化剤;及び(d)化粧品に許容される担体を含有し;ここで(b)のバイカリンが、レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物の光安定性を改善させる。例えば、幾つかの場合においてバイカリンは、レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物の光安定性を、バイカリンを含有しない以外には同一の組成物と比較して少なくとも5%、改善させる。
幾つかの例において本組成物は、(c)の一又は複数の可溶化剤を含有し、これは例えば、一又は複数の化粧品に許容されるヒドロトロープであり得る。あり得るヒドロトロープには、ニコチンアミド、カフェイン、PCAナトリウム、サリチル酸ナトリウム、尿素、及びヒドロキシエチルウレアが含まれるが、これらに限られない。
幾つかの場合において本開示の組成物は、(e)一又は複数の乳化剤を含有し、これは両性、アニオン性、カチオン性、非イオン性、又はこれらの混合体であり得る。さらに、本組成物はエマルションの形態であり得る。
その他の非限定的な成分が、本開示の組成物中に任意で含まれていてよく、それは例えば以下のものである:(f)一又は複数の紫外線フィルタ;(g)一又は複数の肌活性成分;(h)一又は複数のシリコーンオイル;及び(i)ビタミンE。
前述のように本組成物は、レスベラトロール、ポリダチン、及びこれらの組み合わせを光安定化可能な点で特徴的である。従って幾つかの態様では、本開示はレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物をバイカリンによって光安定化する方法に関し、この方法は、化粧品で許容される担体において、レスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物をバイカリンと組み合わせることと;任意選択的に、一又は複数の可溶化剤を添加することとを含むものであり、これによってレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の光安定性が改善する。
最後に本開示は、本明細書に記載する組成物を、例えば肌のトリートメントにおいて用いる方法に関する。本組成物は、肌に対してアンチエイジング効果をもたらすため;肌を白くするため、又は肌が黒くなるのを防ぐため;肌の外観を改善するため;肌の本来の抗酸化力を強化するため;肌の老化について目に見える兆候を減少させるため;及び肌のツヤ及びハリを改善するための方法において使用することができる。
紫外線フィルタを含有しない組成物中において、レスベラトロールの光安定性への、バイカリンの効果を示すグラフである。 紫外線フィルタを含有しない組成物中において、ポリダチンの光安定性への、バイカリンの効果を示すグラフである。 紫外線フィルタを含有する組成物中において、レスベラトロール及びポリダチンの光安定性への、バイカリンの効果を示すグラフである。 ポリダチンの光安定性への、バイカリンの投与効果を示すグラフである。 様々な態様は、これらの図に示した配置及び手段に制限されないと理解されるべきである。
本開示は、以下のものを含有する化粧品組成物に関する:(a)レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物;(b)バイカリン;(c)任意選択的に、一又は複数の可溶化剤、及び(d)化粧品に許容される担体。(b)のバイカリンが、意外なことに、レスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の光安定性を改善させる。例えば、幾つかの場合においてバイカリンは、レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物の光安定性を、バイカリンを含有しない以外には同一の組成物と比較して少なくとも5%、改善させる。同様に、幾つかの場合においてバイカリンは、組成物の光安定性を少なくとも約6%、約8%、約10%、約12%、約14%、約16%、約18%、約20%、約22%、約24%、約26%、約28%、約30%、又はそれより多く、改善させる。しばしば、光安定性における改善の度合いは、組成物中に存在するバイカリンの量によることがある。すなわちバイカリンは、投与量に依存する効果をもたらすようである。光安定性における改善の度合いは限定されないが、幾つかの場合において、上限が必要とされるのであれば、光安定性における改善は、前述の最小値のいずれかから、例えば約30%、約32%、約34%、約35%、約38%、約40%、又は約50%という上限であり得る。
組成物中の(a)のレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の合計量は、組成物の総重量を基準として、例えば約0.001〜約10重量%であり得る。幾つかの例において、組成物中のレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の合計量は、約0.001重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。同様に幾つかの例において、組成物中のレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の合計量は、約0.01重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。さらに、組成物中のレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の合計量は、約0.1重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。最後に、組成物中のレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の合計量は、約0.5重量%〜約5重量%、約0.5重量%〜約3重量%、約0.5重量%〜約2重量%、又は約1重量%であり得る。
組成物中の(b)のバイカリンの合計量は、組成物の総重量を基準として、例えば約0.001〜約12重量%であり得る。幾つかの例において、組成物中のバイカリンの合計量は、約0.001重量%〜約12重量%、約10重量%、約8重量%、約6重量%、約4重量%、約2重量%又は約1重量%であり得る。同様に幾つかの例において、組成物中のバイカリンの合計量は、約0.01重量%〜約12重量%、約10重量%、約8重量%、約6重量%、約4重量%、約3重量%、約2重量%、約1重量%又は約0.5重量%であり得る。
幾つかの例において本組成物は、一又は複数の可溶化剤(c)を含有する。様々な可溶化剤が従来技術でよく知られており、本明細書に記載する組成物にとって有用であり得る。幾つかの例において一又は複数の可溶化剤は、例えば一又は複数の化粧品に許容されるヒドロトロープであり得る。あり得るヒドロトロープには、ニコチンアミド、カフェイン、PCAナトリウム、サリチル酸ナトリウム、尿素、及びヒドロキシエチルウレアが含まれるが、これらに限られない。組成物中の一又は複数のヒドロトロープの合計量は、組成物の総重量を基準として、約0.001〜約30重量%であり得る。幾つかの例において、組成物中の一又は複数のヒドロトロープの合計量は、約0.001重量%〜約25重量%、約20重量%、約15重量%、約14重量%、約12重量%、約10重量%、約8重量%、約6重量%、約4重量%又は約2重量%であり得る。同様に幾つかの例において、組成物中の一又は複数の可溶化剤の合計量は、約0.01重量%〜約30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、約14重量%、約12重量%、約10重量%、約8重量%、約6重量%、約4重量%又は約2重量%であり得る。さらに、組成物中の一又は複数の可溶化剤の合計量は、約0.1重量%〜約30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、約14重量%、約12重量%、約10重量%、約8重量%、約6重量%、約4重量%又は約2重量%であり得る。
幾つかの例において、組成物が少なくとも一のヒドロトロープ性ヒドロキシエチルウレアを含有する場合、組成物中における一又は複数のヒドロトロープの最大量は、30重量%より多いことがある。例えば、ヒドロトロープ性ヒドロキシエチルウレアが組成物中に存在する場合、一又は複数のヒドロトロープの合計量は(先の段落ですでに規定した範囲に加えて)、約1重量%〜約60重量%、約5重量%〜約60重量%、約5重量%〜約55重量%、約5重量%〜約50重量%、約10重量%〜約60重量%、約10重量%〜約55重量%、約10重量%〜約50重量%、約20重量%〜約60重量%、約20重量%〜約55重量%、約20重量%〜約50重量%、又は約25重量%〜約55重量%であり得る。
前述のように、本発明による組成物は通常、化粧品に許容される担体(c)を有し、これは任意選択的に、組成物の成分を可溶化させるために作用させることができる。化粧品に許容される担体には例えば、水、有機溶媒又はこれらの混合物が含まれ得る。さらに、化粧品に許容される担体は、例えば親水性有機溶媒及び/又は両性有機溶媒を含有することができ、ここで親水性有機溶媒は、一価のC〜Cアルコール、6〜80個のエチレンオキシドを有するポリエチレングリコール、及び/又はモノ−アルキルイソソルビド若しくはジ−アルキルイソソルビドであり、両性有機溶媒は、ポリプロピレングリコール(PPG)及び/又はプロピレングリコールアルキルエステル、及び/又はPPGのアルキルエーテルである。その例には、エタノール、メタノール、PEG−8、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、及びイソプロピルラウロイルサルコシネートが含まれるが、これらに限られない。
幾つかの例において、本開示による組成物は、一又は複数の乳化剤(e)を含有する。本発明による組成物中で使用可能な多くの乳化剤が本分野で知られており、これには両性、アニオン性、カチオン性、及び非イオン性の乳化剤が含まれる。非イオン性乳化剤の例には、ポリオールエステル、グリセロールエーテル、オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エーテル、エチレングリコールポリマー、及びこれらの混合物が含まれるが、これらに限られない。例えば、幾つかの例において乳化剤は、ポリオールエステルとエチレングリコールポリマーとの混合物、例えばグリセリルステアレートとPEG−100ステアレートとの混合物を含む。幾つかの例では、オキシアルキレン化オルガノシロキサン乳化剤が含まれる。その例には、ジメチコン/PEG−10/15 クロスポリマー、PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー、PEG−15 ラウリルジメチコンクロスポリマー、PEG−10ラウリルジメチコンクロスポリマー、又はこれらの混合物が含まれるが、これらに限られない。よって本開示による組成物は、しばしばエマルション形態であるが、必ずしもそうである必要はない。
存在する場合、一又は複数の乳化剤の合計量は、組成物の総重量を基準として、例えば約0.001〜約10重量%であり得る。幾つかの例において、組成物中の一又は複数の乳化剤の合計量は、約0.001重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。同様に幾つかの例において、組成物中の一又は複数の乳化剤の合計量は、約0.01重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。さらに、組成物中の一又は複数の乳化剤の合計量は、約0.1重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。最後に、組成物中の一又は複数の乳化剤の合計量は、約0.5重量%〜約5重量%、約0.5重量%〜約3重量%、約0.5重量%〜約2重量%、又は約1重量%であり得る。
幾つかの例において、本開示による組成物は、一又は複数の紫外線フィルタ(f)を含有する。多くの紫外線フィルタが本技術分野で知られており、これらは本発明による組成物で使用できる。紫外線フィルタは、単一の紫外線フィルタであるか、又は2つ、3つ、4つ、5つ若しくはそれより多い紫外線フィルタの組み合わせであってよく、これには有機及び/又は無機の紫外線フィルタが含まれる。幾つかの例において紫外線フィルタは、有機の紫外線フィルタである。一又は複数の紫外線フィルタは、以下のものから成る群から選択することができる:パラーアミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、桂皮酸誘導体、ベンゾフェノン若しくはアミノベンゾフェノン、アントラニル酸誘導体、β,β−ジフェニルアクリレート誘導体、ベンジリデンカンファー誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ビスレゾルシニルトリアジン、イミダゾリン誘導体、ベンザルマロネート誘導体、4,4−ジアリールブタジエン誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、メロシアニン、マロノニトリル若しくはマロネートジフェニルブタジエン誘導体、カルコン、及びこれらの混合物。
幾つかの場合において、一又は複数の紫外線フィルタは、0.001重量%〜約30重量%、約0.001〜約20重量%、0.001〜約10重量%、約0.1〜約30重量%、約0.1重量%〜約25重量%、約0.1〜約20重量%、約0.1〜約18重量%、0.1〜約15重量%、約0.1〜約12重量%、約0.1〜約10重量%、0.1〜約8重量%、約0.1〜約6重量%、約1重量%〜約30重量%、約0.1重量%〜約25重量%、約1重量%〜約20重量%、約1重量%〜約18重量%、約1重量%〜約15重量%、約1重量%〜約12重量%、約1重量%〜約10重量%、約1重量%〜約8重量%、約1重量%〜約6重量%、約5重量%〜約30重量%、約5重量%〜約25重量%、約5重量%〜約20重量%、約5重量%〜約18重量%、約5重量%〜約15重量%、約5重量%〜約12重量%、約5重量%〜約10重量%、約5重量%〜約8重量%、又は約3重量%〜約20重量%の量で存在し、ここでこれらの重量%は、日焼け止め組成物の総重量を基準とする。
幾つかの例において、本開示による組成物は、一又は複数の肌活性成分(g)を含む。例えば、肌活性成分は、湿潤剤、保湿成分、アンチエイジング剤、色素除去剤、シワ防止剤、脂性肌用トリーメント剤、及びこれらの混合物であり得る。幾つかの場合において、一又は複数の肌活性成分は、アデノシン、アスコルビン酸、2−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]エタンスルホン酸(HEPES)、ヒアルロン酸、ラノリン、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、サリチル酸、ビタミンC、ビタミン、レチノイド、レチナール、レチノイン酸、カロテノイド、アミノ酸、タンパク質、酵素、補助酵素、又はこれらの混合物であり得る。
肌活性成分の量は、組成物の総重量を基準として、単独で又は組み合わせで、約0.001〜約10重量%であり得る。幾つかの例において、肌活性成分の量は、単独で又は組み合わせで、約0.001重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。同様に幾つかの例において、肌活性成分の量は、単独で又は組み合わせで、約0.01重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。さらに、肌活性成分の量は、単独で又は組み合わせで、約0.1重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。最後に、肌活性成分の量は、単独で又は組み合わせで、約0.5重量%〜約5重量%、約0.5重量%〜約3重量%、約0.5重量%〜約2重量%、又は約1重量%であり得る。
幾つかの例において、本開示による組成物は、一又は複数のシリコーンオイル(h)を含有する。例えば、一又は複数のシリコーンオイルは、以下のものから成る群から選択することができる:ポリジメチルシロキサン(PDMS)、このポリジメチルシロキサンは、懸垂している、かつ/又はシリコーン鎖の末端に存在するアルキル基又はアルコキシ基を有するものであり、これらの基はそれぞれ、2〜24個の炭素原子を有するものであり、又はフェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニル(トリメチルシロキシ)ジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニル(メチルジフェニル)トリシロキサン、(2−フェニルエチル)トリメチルシロキシシリケート、及びこれらの混合物。幾つかの場合において、一又は複数のシリコーンオイルは、ジメチコンを含む。一又は複数のシリコーンオイルの合計量は例えば、約0.1重量%〜約40重量%、約35重量%、約30重量%、約25重量%、約20重量%、約15重量%、約10重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。幾つかの例において、シリコーンオイルの合計量は、約0.1重量%、約0.5重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約10重量%、約15重量%〜約40重量%であり得る。
幾つかの例において、本開示による組成物は、ビタミンE(i)を含有する。組成物中の(i)のビタミンEの合計量は、組成物の総重量を基準として、約0.001〜約10重量%であり得る。幾つかの例において、組成物中のビタミンEの合計量は、約0.001重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。同様に幾つかの例において、組成物中のビタミンEの合計量は、約0.01重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。さらに、組成物中のビタミンEの合計量は、約0.1重量%〜約9重量%、約8重量%、約7重量%、約6重量%、約5重量%、約4重量%、約3重量%又は約2重量%であり得る。
本明細書に記載する組成物は、レスベラトロール、ポリダチン、及びこれらの組み合わせを光安定化可能な点で特徴的である。従って幾つかの態様では、本開示はレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物をバイカリンによって光安定化する方法に関し、この方法は、化粧品で許容される担体において、レスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物をバイカリンと組み合わせることと;任意選択的に、一又は複数の安定剤を添加することとを含むものであり、これによってレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の光安定性が改善する。例えば、幾つかの場合においてバイカリンは、レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物の光安定性を、バイカリンを含有しない以外には同一の組成物と比較して少なくとも5%改善させる。同様に、幾つかの場合においてバイカリンは、組成物の光安定性を少なくとも約6%、約8%、約10%、約12%、約14%、約16%、約18%、約20%、約22%、約24%、約26%、約28%、約30%、又はそれより多く、改善させる。しばしば、光安定性における改善の度合いは、組成物中に存在するバイカリンの量に左右されることがある。すなわちバイカリンは、投与量に依存する効果をもたらすようである。光安定性における改善の度合いは限定されないが、幾つかの場合において、上限が必要とされるのであれば、光安定性における改善は、前述の最小値のいずれかから、例えば約30%、約32%、約34%、約35%、約38%、約40%、又は約50%という上限であり得る。
最後に本開示は、本明細書に記載する組成物を、例えば肌のトリートメントにおいて用いる方法に関する。本組成物は、肌に対してアンチエイジング効果をもたらすため;肌を白くするため、若しくは肌が黒くなるのを防ぐため;肌の外観を改善するため;肌の本来の抗酸化力を強化するため;肌の老化について目に見える兆候を減少させるため;及び肌のツヤ及びハリを改善するための方法において使用することができる。これらの方法は通常、本明細書に記載する組成物を肌に適用することを伴う。
本明細書に開示される組成物において有用な成分の包括的な一覧を以下に示すが、これらに限られることはない。
可溶化剤
可溶化剤は通常、レスベラトロール、ポリダチン及び/又はバイカリンを本開示の組成物中に可溶化させるのを補助する化合物、又は化合物の群である。一又は複数の可溶化剤は、ヒドロトロープであってよいが、可溶化剤は、必ずしもヒドロトロープである必要はない。ヒドロトロープ(又はヒドロトロープ剤)は、両性分子構造によって、及び水にほとんど不溶性の有機分子の可溶性を著しく増加させる能力によって特徴付けられる、多様な水溶性化合物である。
多くのヒドロトロープは、イオン性部分を備える芳香族構造を有し、これらのうちいくつかは、直鎖状アルキル鎖である。ヒドロトロープは界面活性剤に非常に似ており、表面張力を低減させる能力を有しているものの、疎水性単位が小さいこと、及び比較的アルキル鎖が短いことにより、両親媒性物質の別個のクラスとして区別される。従ってその疎水性は、たとえ高濃度であっても、よく組織化された自己会合構造、例えばミセルを形成するには充分ではない。
一般的なヒドロトロープ分子は、以下のものを含む:ナトリウム1,3−ベンゼンジスルホネート、安息香酸ナトリウム、ナトリウム4−ピリジンカルボキシレート、ナトリウムサリチレート、ナトリウムベンゼンスルホネート、カフェイン、ナトリウムp−トルエンスルホネート、ナトリウムブチルモノグリコールスルフェート、4−アミノ安息香酸HCl、ナトリウムクメンスルホネート、N,N−ジエチルニコチンアミド、N−ピコリルニコチンアミド、N−アリルニコチンアミド、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、レゾルシノール、ブチル尿素、ピロガロール、N−ピコリルアセトアミド3.5、プロカインHCl、プロリンHCl、ニコチンアミド、ピリジン、3−ピコリルアミン、ナトリウムイブプロフェン、ナトリウムキシリレンスルホネート、エチルカルバメート、ピリドキサルヒドロクロリド、安息香酸ナトリウム、2−ピロリドン、エチル尿素、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルアセトアミド、及びイソニアジド。ヒドロトロープは、Lee J. et al.,「Hydrotropic Solubilization of Paclitaxel: Analysis of Chemical Structures for Hydrotropic Property」, Pharmaceutical Research, Vol. 20, No. 7, 2003;及びLee S. et al., 「Hydrotropic Polymers: Synthesis and Characterization of Polymers Containing Picolylnicotinamide Moieties」, Macromolecules, 36, 2248~2255, 2003に見られる。さらなるヒドロトロープには、ニコチンアミド(ビタミンB3)、カフェイン、PCAナトリウム、サリチル酸ナトリウム、尿素、及びヒドロキシエチルウレアが含まれる。
化粧品に許容される担体
化粧品に許容される担体には、一又は複数の水性系、グリセリン、C1〜4アルコール、有機溶媒、脂肪族アルコール、脂肪族エーテル、脂肪族エステル、ポリオール、グリコール、植物油、鉱油、リポソーム、層状脂質材料、水、又はこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限られない。有機溶媒の例としては、モノアルコール及びポリオール、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピルアルコール、ベンジルアルコール、及びフェニルエチルアルコール、又はグリコール若しくはグリコールエーテル、例えばエチレングリコールのモノメチル、モノエチル及びモノブチルエーテル、プロピレングリコール又はそのエーテル、例えばプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコールのモノメチルエーテル、またジエチレングリコールのアルキルエーテル、例えばジエチレングリコールのモノエチルエーテル又はモノブチルエーテルを挙げることができるが、これらに限られない。有機溶媒のその他の適切な例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、プロパンジオール、及びグリセリンである。これらの有機溶媒は、揮発性又は不揮発性の化合物であり得る。
幾つかの例において、化粧品に許容される担体は、水、水と少なくとも一の化粧品に許容される有機溶媒との混合物、又は少なくとも一の化粧品に許容される有機溶媒を含有することができる。さらに、化粧品に許容される担体は、エタノール、グリコールエーテル、例えばジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、イソドデカン、鉱油、プロピレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロール、及びこれらの混合物であり得るか、又はこれらを含有することができる。
乳化剤
乳化剤は、本技術分野でよく知られており、これには両性、アニオン性、カチオン性、又は非イオン性の乳化剤が含まれ、単独で又は混合物として使用され、任意選択的に補助乳化剤とともに使用される。乳化剤は、入手すべきエマルションに応じて適切に選択する。
W/Oエマルションについて、乳化剤の例として挙げられるものには、ジメチコンコポリオール、例えばシクロメチコンとジメチコンコポリオールとの混合物(DC 5225 Cという名称でDow Corningから市販)、アルキルジメチコンコポリオール、例えばラウリルジメチコンコポリオール(例えばDow Corning 5200 Formulation Aidという名称でDow Corning社より市販)、セチルジメチコンコポリオール(Abil EM 90(商標)という名称でGoldschmidt社から市販)が含まれる。
O/Wエマルションについて、乳化剤の例として挙げられるものには、非イオン性乳化剤、例えばグリセロールのオキシアルキレン化(より具体的にはポリオキシエチレン化)脂肪酸エステル;ソルビタンのオキシアルキレン化脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化)脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化)脂肪アルコールエーテル;糖エステル、例えばステアリン酸スクロース;及びこれらの混合物が含まれる。
幾つかの例において、一又は複数の乳化剤は、オルガノシロキサン乳化剤を含有し、これには架橋されたオルガノシロキサン乳化剤が含まれる。例えば、本組成物は以下のものから成る群から選択される一又は複数の架橋されたオルガノシロキサン乳化剤を含有することができる:ジメチコン/ジメチコンPEG/PPG15クロスポリマー、ジメチコンPEG−10クロスポリマー、ジメチコンPEG−10/15クロスポリマー、ジメチコンPEG−15クロスポリマー、ジメチコンポリグリセリン−3クロスポリマー、ジメチコンPPG−20クロスポリマー、ジメチコノール/メチルシラノール/シリケートクロスポリマー;ジメチコノール/シリケートクロスポリマー、ラウリルジメチコンPEG−15クロスポリマー、ラウリルジメチコンポリグリセリン−3クロスポリマー、PEG−8ジメチコンポリソルベート−20クロスポリマー、PEG−10ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、PEG−10ラウリルジメチコンクロスポリマー、PEG−15/ラウリルジメチコンクロスポリマー、PEG−15ラウリルポリジメチルシロキシエチルクロスポリマー。
別の実施態様において本組成物は、以下のものから成る群から選択される一又は複数の直鎖状オルガノシロキサン乳化剤を含有する:シクロテトラシロキサン、(及び)シクロペンタシロキサン、(及び)PEG/PPG−18 ジメチコン、シクロペンタシロキサン、(及び)PEG/PPG−18/18 ジメチコン;PEG/PPG−18/18 ジメチコン;ラウリル PEG/PPG−18/18 メチコン;セチル PEG/PPG−14/14 ジメチコン;ビス−セチル PEG/PPG−14/14 ジメチコン;セチル PEG/PPG−10/1 ジメチコン;PEG−11 メチルエーテルジメチコン;PEG/PPG−20/22 ブチルエーテルジメチコン;PEG−9 ジメチコン;PEG−3 ジメチコン;PEG−9 メチルエーテルジメチコン;PEG−10 ジメチコン;ラウリル PEG−9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン。
使用可能なオキシアルキレン化乳化剤には、以下のものが含まれる:
以下の一般式を有するオキシアルキレン化オルガノシロキサン乳化剤:
式中、pは0〜40であり(この範囲には、その間にあるすべての数字及び下位範囲、例えば2、3、4、13、14、15、16、17、18などが含まれる)、PEは(−CO)−(−CO)−Hであり、ここでaは、0〜25であり、bは0〜25であり、ただしa及びbが同時に0であってはならず、x、y及びzは、それぞれ独立して0〜100万の範囲にあり、ただし、x及びyが、同時に0であってはならない。幾つかの場合においてx、y、z、a及びbは、ポリマーの分子量が約5000〜約500000、約10000〜100000、又は約50000であるようになっており、このポリマーは一般的に、ジメチコンコポリオールと呼ばれる。幾つかの例においてpは、長鎖アルキルがセチル又はラウリルであるようになっており、この化合物はそれぞれ一般的に、セチルジメチコンコポリオール又はラウリルジメチコンコポリオールと呼ばれる。幾つかの例において、ポリマーにおける繰り返しエチレンオキシド又はプロピレンオキシド単位の数も、ジメチコンコポリオール(これはPEG−15/PPG−10ジメチコンとも呼ばれる)のように特定されており、これは、シロキサン骨格上に15個のエチレングリコール単位と、10個のプロピレングリコール単位とを含む置換基を有するジメチコンを指す。上記一般構造における一又は複数のメチル基を、長鎖アルキル(例えばエチル、プロピル、ブチルなど)で、又はエーテル、例えばメチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエーテルなどで置換することも可能である。
下記一般式を有するオキシアルキレン化オルガノシロキサン乳化剤:
式中、nはそれぞれ独立して、0〜100であり、ただしPE基が少なくとも1個存在しなければならない。幾つかの例において、式中、nはそれぞれ独立して、約2〜30の範囲にあり、PEは、(−CO)−(−CO)−Hであり、ここでaは0〜25であり、bは0〜25であり、ただし、a及びbが同時に0であってはならない;式中、w、x、y及びzは、それぞれ独立して、0〜1000000であり、ただし、PEが少なくとも1個存在する。幾つかの実施態様において、オルガノシロキサン乳化剤は、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンである。米国特許第9095543号に開示されたオキシアルキレン化オルガノシロキサン乳化剤が、本組成物において有用である。米国特許第9095543号は、参照によりその全体が、本願に組み込まれる。
オルガノシロキサン乳化剤のさらなる例には、米国化粧品工業会(C.T.F.A.)の名称を有するものが含まれ、それは例えば以下のものである:ビス−ブチルジメチコン ポリグリセリル−3;ビス−PEG/PPG−14/14ジメチコン;ビス−ブチルジメチコン ポリグリセリル−3;ビス−イソブチル PEG/PPG−10/7ジメチコン コポリマー;ビス−PEG/PPG−18/6ジメチコン;ビス−PEG/PPG−20/20ジメチコン;ビス−PEG/PPG−16/16PEG/PPG−16/16ジメチコン;ビス(PPG−7 ウンデセネト−21−ジメチコン;セチルジメチコンPEG−7アセテート;セチルPEG−8ジメチコン;セチルPEG/PPG−15/16ブチルエーテルジメチコン;セチルPEG/PPG−15/15ブチルエーテルジメチコン;セチルPEG/PPG−7/3ジメチコン;セチル PEG/PPG−10/1ジメチコン;ジメチコンPEG−15アセテート;ジメチコンPEG−7ココエート;ジメチコン PEG−7ホスフェート;ジメチコンPEG−10ホスフェート;ジメチコンPEG/PPG−7/4ホスフェート;ジメチコンPEG/PPG−12/4ホスフェート;ジメチコンPEG−7ウンデシレネート;ラウリルジメチコンPEG−10 ホスフェート;イソポリグリセリル−3ジメチコン;イソポリグリセリル−3ジメチコノール;イソステアリルカルボキシデシルPEG−8ジメチコン;ラウリルメチコンPEG−10ホスフェート;ラウリルPEG−8ジメチコン;ラウリルPEG−10メチルエーテルジメチコン;ラウリルPEG/PPG−18/18メチコン;PEG−6メチルエーテルジメチコン;PEG−7メチルエーテルジメチコン;PEG−9メチルエーテルジメチコン;PEG−10メチルエーテルジメチコン;PEG−11メチルエーテルジメチコン;PEG−11メチルエーテルジメチコン;PEG−32メチルエーテルジメチコン;PEG−PEG/PPG−28/21アセテートジメチコン;PEG/PPG−22/22ブチルエーテルジメチコン;PEG/PPG−23/23ブチルエーテルジメチコン;PEG/PPG−24/18ブチルエーテルジメチコン;PEG/PPG−3/10ジメチコン;PEG/PPG−4/12ジメチコン;PEG/PPG−6/11ジメチコン;PEG/PPG−8/14ジメチコン;PEG/PPG−12/16ジメチコン;PEG/PPG−12/18ジメチコン;PEG/PPG−14/4ジメチコン;PEG/PPG−15/5ジメチコン;PEG/PPG−15/15ジメチコン;PEG/PPG−16/2ジメチコン;PEG/PPG−16/8ジメチコン;PEG/PPG−17/18ジメチコン;PEG/PPG−18/12ジメチコン;PEG/PPG−19/19ジメチコン;PEG/PPG−20/6ジメチコン;PEG/PPG−20/15ジメチコン;PEG/PPG−20/20ジメチコン;PEG/PPG−20/29ジメチコン;PEG/PPG−22/23ジメチコン;PEG/PPG−22/24ジメチコン;PEG/PPG−25/25ジメチコン;PEG/PPG−27/27ジメチコン;PEG/PPG−30/10ジメチコン;PEG/PPG−10/3オレイルエーテルジメチコン;PEG−8トリシロキサン;ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン;PPG−12ブチルエーテルジメチコン;シリコーンクオタニウム−17;TEA−ジメチコンPEG−7ホスフェート;又はこれらの混合物。
市販の直鎖オルガノシロキサン乳化剤のさらなる例は、以下のものである:Dow CorningによってDow Corning 3225C Formulation Aidという取引名で市販されるもの、CTFA名はシクロテトラシロキサン(及び)シクロペンタシロキサン(及び)PEG/PPG−18 ジメチコン;又は5225C Formulation Aid、CTFA名はシクロペンタシロキサン(及び)PEG/PPG−18/18 ジメチコン;又はDow Corning 190 Surfactant、CTFA名はPEG/PPG−18/18 ジメチコン;又はDow Corning 193 Fluid、Dow Corning 5200、CTFA名はラウリルPEG/PPG−18/18メチコン;又はAbil EM 90、CTFA名はセチルPEG/PPG−14/14ジメチコン(Goldschmidtより市販);又はAbil EM 97、CTFA名はビス−セチルPEG/PPG−14/14ジメチコン(Goldschmidtより市販);又はAbil WE 09、CTFA名はセチルPEG/PPG−10/1ジメチコン、ポリグリセリル−4イソステアレート及びヘキシルラウレートも含有する混合物で;又はKF−6011(信越シリコーンから市販)、CTFA名はPEG−11メチルエーテルジメチコン;KF−6012(信越シリコーンから市販)、CTFA名はPEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン;又はKF−6013(信越シリコーンから市販)、CTFA名はPEG−9ジメチコン;又はKF−6015(信越シリコーンから市販)、CTFA名はPEG−3ジメチコン;又はKF−6016(信越シリコーンから市販)、CTFA名はPEG−9メチルエーテルジメチコン;又はKF−6017(信越シリコーンから市販)、CTFA名はPEG−10ジメチコン;又はKF−6038(信越シリコーンから市販)、CTFA名はラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン。
様々な種類の完全に、又は部分的に架橋されたオキシアルキレン化オルガノシロキサン乳化剤もまた、適切である。これらの乳化剤は、エラストマー性又は非エラストマー性であり得る。これらは、エラストマーの性質と乳化特性をともに備えるため、時に「乳化エラストマー」と呼ばれる。
少なくとも1つの実施態様において使用可能なポリオキシアルキレン化シリコーンエラストマーには、信越シリコーンから以下の名称で市販のものが含まれる;KSG−21、KSG−20、KSG−30、KSG−31、KSG−32、KSG−33;KSG−210(ジメチコン/PEG−10/15クロスポリマー、ジメチコン中に分散されたもの);KSG−310(PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー);KSG−320(PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー、イソドデカン中に分散されたもの);KSG−330(トリエチルヘキサノイン中に事前に分散されたもの)、KSG−340(PEG−10ラウリルジメチコンクロスポリマーと、PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマーとの混合物)。
ポリグリセロール化シリコーンエラストマーも適切であり、これにはジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマー、ジメチコン中に分散されたもの;又はラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマー、イソドデカン、ジメチコン、トリエチルヘキサノイン等の様々な溶媒中に分散されたもの(信越からKSG−810、KSG−820、KSG−830又はKSG−840という名称で市販)が含まれる。Dow Corningから9010及びDC9011という名称で市販のシリコーンも、適切である。
架橋されたオルガノシロキサン乳化剤のさらなる例には、以下のものが含まれるが、これらに限られない:ジメチコン/ジメチコンPEG/PPG15クロスポリマー、ジメチコンPEG−10クロスポリマー、ジメチコンPEG−10/15クロスポリマー、ジメチコンPEG−15クロスポリマー、ジメチコンポリグリセリン−3クロスポリマー、ジメチコンPPG−20クロスポリマー、ジメチコノール/メチルシラノール/シリケートクロスポリマー;ジメチコノール/シリケートクロスポリマー、ラウリルジメチコンPEG−15クロスポリマー、ラウリルジメチコンポリグリセリン−3クロスポリマー、PEG−8ジメチコンポリソルベート−20クロスポリマー、PEG−10ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、PEG−10ラウリルジメチコンクロスポリマー、PEG−15/ラウリルジメチコンクロスポリマー、及びPEG−15ラウリルポリジメチルシロキシエチルクロスポリマー。
紫外線フィルタ
紫外線フィルタはこの分野において、紫外線照射を遮断する用途でよく知られている。例えば、紫外線フィルタは、一若しくは複数の有機紫外線フィルタ及び/又は一若しくは複数の無機紫外線フィルタであり得る。紫外線フィルタの非限定的な例には、以下のものが含まれる:
i.ほぼ不溶性の紫外線フィルタ(水又は油のいずれにも顕著には可溶性ではない)、例えばメチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、トリス−ビフェニルトリアジン、メタノン、1,1’−(1,4−ピペラジンジイル)ビス[1−[2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]フェン−イル]−及びこれらの混合物。
ii.油溶性の有機紫外線フィルタ(油又は有機溶媒に少なくとも部分的に可溶性)、例えばビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(BMBM)、オキシベンゾン、スリソベンゾン、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン(DBT)、ドロメトリゾールトリシロキサン、エチルヘキシルメトキシシンナメート(EHMC)、エチルヘキシルサリチレート(EHS)、エチルヘキシルトリアゾン(EHT)、ホモサレート、イソアミルp−メトキシシンナメート、4−メチルベンジリデンカンファー、オクトクリレン(OCR)、ポリシリコーン−15、及びジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート(DHHB);
iii.無機紫外線フィルタ、例えば酸化チタン及び酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、及び酸化セリウム;並びに
iv.水溶性紫外線フィルタ、例えばフェニルベンゾイミダゾールスルホン酸(PBSA)、スリソベンゾン−ナトリウム塩、ベンジジレンカンファースルホン酸、カンファーベンザルコニウムメトスルフェート、シノキサート、ジナトリウムフェニルジベンジルイミダゾールテトラスルホネート、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、PABA、及びPEG−25PABA。
幾つかの例において紫外線フィルタは、以下のもののうち一又は複数である:パラーアミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、桂皮酸誘導体、ベンゾフェノン若しくはアミノベンゾフェノン、アントラニル酸誘導体、β,β−ジフェニルアクリレート誘導体、ベンジリデンカンファー誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ビスレゾルシニルトリアジン、イミダゾリン誘導体、ベンザルマロネート誘導体、4,4−ジアリールブタジエン誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、メロシアニン、マロニトリル若しくはマロネートジフェニルブタジエン誘導体、カルコン、又はこれらの混合物。
適切な紫外線フィルタには、UVA及びUVB照射の双方から保護する波長の広い紫外線フィルタ、又はUVA若しくはUVB照射から保護する紫外線フィルタが含まれ得る。幾つかの例において、一又は複数の紫外線フィルタは、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、コーティングされた若しくはコーティングされていない酸化亜鉛、エチルヘキシルメトキシシンナメート、イソアミルメトキシシンナメート、ホモサレート、エチルヘキシルサリチレート、オクトクリレン、ポリシリコーン−15、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メンチルアントラニレート、及びエチルヘキシルジメチルPABAである。
さらに、紫外線フィルタの組み合わせを使用することができる。紫外線フィルタの組み合わせは例えば、オクトクリレン、アボベンゾン(ブチルメトキシジベンゾイルメタン)、オキシベンゾン(ベンゾフェノン−3)、オクチサレート(エチルヘキシルサリチレート)、及びホモサレートであってよく、このことは米国特許出願公開第13/304195号に記載されており、その内容は参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。例えば、紫外線フィルタのこの組み合わせを、アボベンゾンに対して以下の比率で使用することができる:
オクトクリレンの、アボベンゾンに対する比率が、1.6:1.0から2.4:1.0、
オキシベンゾンの、アボベンゾンに対する比率が、1.0:1.0から1.6:1.0、
オクチサレートの、アボベンゾンに対する比率が、0.8:1.0から1.3:1.0、及び
ホモサレートの、アボベンゾンに対する比率が、2.8:1.0から4.3:1。
さらに、各紫外線フィルタのアボベンゾンに対する比率はほぼ、2.0:1.0:1.3:1.1:3.6(オクトクリレン:アボベンゾン:オキシベンゾン:オクチサレート:ホモサレート)であり得る。
別の実施態様において、少なくとも一の紫外線フィルタは、オクトクリレン、アボベンゾン、オクチサレート、及びホモサレート、任意選択的にオキシベンゾンを含む紫外線フィルタの組み合わせであり、このことは米国特許出願公開第13/304202号に記載されており、その内容は、参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。例えば、紫外線フィルタのこの組み合わせを、アボベンゾンに対して以下の比率で使用することができる:
オクトクリレンの、アボベンゾンに対する比率が、1.6:1.0から2.4:1.0、
オキシベンゾンの、アボベンゾンに対する比率が、0.0:1.0から0.016:1.0、
オクチサレートの、アボベンゾンに対する比率が、1.3:1.0から2.0:1.0、及び
ホモサレートの、アボベンゾンに対する比率が、2.3:1.0から3.6:1。
さらに、各紫外線フィルタのアボベンゾンに対する比率はほぼ、2.0:1.0:0.0:1.7:3.0(オクトクリレン:アボベンゾン:オキシベンゾン:オクチサレート:ホモサレート)であり得る。
別の実施態様において、少なくとも一の紫外線フィルタは、オクトクリレン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ビスーエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、エチルヘキシルトリアゾン、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、及びドロメトリゾールトリシロキサンを含む紫外線フィルタの組み合わせであり、このことは米国特許出願第13/719,328号明細書に記載されており、その内容は、参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。例えば、紫外線フィルタのこの組み合わせを、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対して以下の比率で使用することができる:
オクトクリレンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.8:1.0から1.5:1.0、
ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.3:1.0から0.8:1.0、
エチルヘキシルトリアゾンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.3:1.0から1.0:1.0、
テレフタリリデンジカンファースルホン酸のブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.1:1.0から0.5:1.0、及び
ドロメトリゾールトリシロキサンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.3:1.0から1.0:1.0。
さらに、各紫外線フィルタのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率はほぼ、1.2:1.0:0.5:0.6:0.4:0.6(オクトクリレン:ブチルメトキシ−ジベンゾイルメタン:ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン:エチルヘキシルトリアゾン:テレフタリリデンジカンファースルホン酸:ドロメトリゾールトリシロキサン)であり得る。
別の実施態様において、少なくとも一の紫外線フィルタは、オクトクリレン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、及びドロメトリゾールトリシロキサンを含む紫外線フィルタの組み合わせであり、このことは米国特許出願公開第13/719351号に記載されており、その内容は、参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。例えば、紫外線フィルタのこの組み合わせを、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対して以下の比率で使用することができる:
オクトクリレンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.6:1.0から1.25:1.0、
エチルヘキシルトリアゾンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.4:1.0から1.0:1.0、
テレフタリリデンジカンファースルホン酸のブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.3:1.0から0.7:1.0、及び
ドロメトリゾールトリシロキサンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.4:1.0から1.1:1.0。
さらに、各紫外線フィルタのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率はほぼ、1.0:1.0:0.7:0.5:0.7(オクトクリレン:ブチルメトキシジベンゾイルメタン:エチルヘキシルトリアゾン:テレフタリリデンジカンファースルホン酸:ドロメトリゾールトリシロキサン)であり得る。
別の実施態様において、少なくとも一の紫外線フィルタは、オクトクリレン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、及びドロメトリゾールトリシロキサンを含む紫外線フィルタの組み合わせであり、このことは米国特許出願公開第13/719368号に記載されており、その内容は、参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。例えば、紫外線フィルタのこの組み合わせを、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対して以下の比率で使用することができる:
オクトクリレンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.8:1.0から1.2:1.0、
ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.2:1.0から0.6:1.0、
テレフタリリデンジカンファースルホン酸のブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.0.25:1.0から0.75:1.0、及び
ドロメトリゾールトリシロキサンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.4:1.0から0.8:1.0。
さらに、各紫外線フィルタのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率はほぼ、1.0:1.0:0.4:0.4:0.6(オクトクリレン:ブチルメトキシジベンゾイルメタン:ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン:テレフタリリデンジカンファースルホン酸:ドロメトリゾールトリシロキサン)であり得る。
別の実施態様において、少なくとも一の紫外線フィルタは、オクトクリレン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、及びドロメトリゾールトリシロキサンを含む紫外線フィルタの組み合わせであり、このことは米国特許出願公開第13/719374号に記載されており、その内容は、参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。例えば、紫外線フィルタのこの組み合わせを、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対して以下の比率で使用することができる:
オクトクリレンの、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.8:1.0から1.3:1.0、
ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.1:1.0から0.6:1.0、
エチルヘキシルトリアゾンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.2:1.0から0.6:1.0、
ドロメトリゾールトリシロキサンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.3:1.0から0.7:1.0。(PR2012573からの相乗的な組み合わせ)
さらに、各紫外線フィルタのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率はほぼ、1.0:1.0:0.3:0.5:0.5(オクトクリレン:ブチルメトキシジベンゾイルメタン:ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン:エチルヘキシルトリアゾン:ドロメトリゾールトリシロキサン)であり得る。
別の実施態様において、少なくとも一の紫外線フィルタは、オクトクリレン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、及びテレフタリリデンジカンファースルホン酸を含む紫外線フィルタの組み合わせであり、このことは米国特許出願公開第13/719393号に記載されており、その内容は、参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。例えば、紫外線フィルタのこの組み合わせを、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対して以下の比率で使用することができる:
オクトクリレンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.8:1.0から1.6:1.0、
ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.2:1.0から0.6:1.0、
エチルヘキシルトリアゾンのブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.3:1.0から0.6:1.0、及び
テレフタリリデンジカンファースルホン酸のブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率が、0.01:1.0から0.3:1.0。
さらに、各紫外線フィルタの、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対する比率はほぼ、1.2:1.0:0.3:0.5:0.1(オクトクリレン:ブチルメトキシジベンゾイルメタン:ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン:エチルヘキシルトリアゾン:テレフタリリデンジカンファースルホン酸)であり得る。
シリコーンオイル
シリコーンオイルの非限定的な例には、ジメチコン、シクロメチコン、ポリシリコーン−11、フェニルトリメチコン、トリメチルシリルアモジメチコン、及びステアロキシトリメチルシランが含まれる。幾つかの例において化粧品組成物は、ジメチコン、及び任意選択的にさらなるオイル(これにはさらなるシリコーンオイルが含まれる)を含有する。通常、一又は複数のシリコーンオイルは、不揮発性のシリコーンオイルである。幾つかの実施態様において、シリコーンオイルは、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、このポリジメチルシロキサンは、懸垂している、かつ/又はシリコーン鎖の末端に存在するアルキル基又はアルコキシ基を有するものであり、これらの基はそれぞれ、2〜24個の炭素原子を有するものであり、又はフェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニル(トリメチルシロキシ)ジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニル(メチルジフェニル)トリシロキサン、又は(2−フェニルエチル)トリメチルシロキシシリケートである。
言及可能なシリコーンオイルのその他の例には、揮発性の直鎖状又は環状のシリコーンオイル、特に8センチストークスの粘度(8×10/s)を有するもの、特に2〜7個のケイ素原子を有するものが含まれ、これらのシリコーンは任意選択的に、1〜10個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコキシ基を有する。本開示で使用可能な揮発性のシリコーンオイルとしては、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン及びドデカメチルペンタシロキサン、並びにこれらの混合物を挙げることができる。
本開示の実施を、以下の実施例によって示す。これらの実施例は技術を説明するためのものであり、本質的に限定するものではない。
実施例1
(レスベラトロールの光安定性)
レスベラトロールを含有する4つの調製物(調製物A〜D)を製造し、レスベラトロールの光安定性を測定した。
上記表中の4つの調製物(調製物A〜D)はそれぞれ、逆エマルション形態のゲルであり、まず相Aの成分を一緒に混合することによって製造した。相Bの成分を個別に、水(相Bの成分)に添加し、溶液が透明になるまで混合した。相Bの透明な溶液を、それから相Aに添加し、この混合物を室温で、均質な質感が得られるまで均質化した。相Cの成分を別個に組み合わせ、混合した。相Cの成分は、透明な溶液を得るために必要であれば、若干加熱することができる。最後に、相Cの透明な溶液をAとBとの混合物に添加し、室温で、均質な質感が得られるまで均質化する。
各調製物におけるレスベラトロールの光安定性を評価した。調製物A〜Dについてそれぞれの薄膜(10mg/cm)を、UVA照射線量(5J/cm)にさらした。UVA照射に曝露後のレスベラトロールの残存量を、HPLCによって特定した。曝露後のレスベラトロールのパーセンテージは、UVA照射に曝露後のレスベラトロールの残存量を、UVA照射で処理していないことを除いて同一条件でのレスベラトロールの残存量と比較することによって特定した。様々な紫外線ランプ及び様々な実験からの差異の影響を避けるため、各実験について、レスベラトロール又はポリダチン自体の光安定性により、データを正規化した。比較は、常に同じ基本調製物において、バイカリンの添加ありで、またバイカリンの添加無しで行った。その結果が以下の表により、また図1ではグラフにより示されている。
実施例2
(ポリダチンの光安定性)
ポリダチンを含有する4つの調製物(調製物E〜H)を製造し、ポリダチンの光安定性を測定した。
上記表中の4つの調製物(調製物E〜H)はそれぞれ、逆エマルション形態のゲルであった。これらの調製物は、実施例1において調製物を製造したのと同様に製造し、ポリダチンの光安定性は、実施例1でレスベラトロールの光安定性を特定したのと同じように特定した。その結果が以下の表により、また図2ではグラフにより示されている。
実施例3
(ポリダチン及びレスベラトロールの光安定性)
2つの調製物(調製物I〜J)はそれぞれ、水中油型エマルション形態のクリームであった。これらの調製物は、相Aの成分を合し、混合しながら75℃に加熱することによって製造した。別個に、相Bの成分をひとまとめにし、混合しながら75〜80℃に加熱した。それから、相Bを相Aにゆっくりと15分間にわたって添加し、それから15分の間、合したものを均質化した。その温度が室温近くまで下がったら、相Cを50℃未満の温度で、混合しながら添加し、それからこの混合物(相A、B及びCを含有する)を10分間、均質化した。残りの相D、E、F、G、H及びIは個別に、相Cと同じやり方で混合物に添加した。すなわち、混合物の温度を室温近くに下げ、それから各相を50℃未満の温度で、混合しながら添加した。それからこの混合物を10分間、均質化した。
上記調製物(調製物I及びJ)におけるポリダチンの光安定性、及び上記調製物に似た2つの調製物(調製物K及びL、上記表には示さず)におけるレスベラトロールの光安定性を、実施例1に記載したのと同じやり方で測定した。その結果が以下の表により、また図3ではグラフにより示されている。
実施例4
(バイカリンの投与効果)
バイカリンの投与効果を特定するために、実施例3に記載した基本調製物を、様々なバイカリン濃度で使用し、光安定性を試験した。その結果が以下の表により、また図4ではグラフにより示されている。
「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、単数形と同様、複数形も包含するものと理解される。
「少なくとも1(つ)の」という表現は、「1(つ)又は複数の」を意味し、またその逆も成り立つ。よってこれには、混合物/組み合わせと同様、個々の成分も包含される。
ある値について「約」という用語は特に、ある測定値が、数字を端数処理するための標準的な慣習を用いた値に端数処理可能なことを意味する。例えば「約1.5」は、1.45〜1.54である。本明細書に規定するあらゆる値は、「約」という用語が、あらゆる特定の値との関連で特に規定されている(又は存在しない)かに拘わらず、「約」という用語で修飾することができるか、又はこの用語なしで言及することができる。
本明細書に開示されたあらゆる範囲及び値は、包括的であり、組み合わせることができる。例えば、本明細書に記載された範囲に入る、本明細書に記載したあらゆる値又は点は、二次的な範囲などを導くための最小値又は最大値として用いることができる。
本明細書で言及したすべての文献及び特許出願は、その内容が参照により本明細書に組み込まれ、いかなる目的、またあらゆる目的のために、それぞれの文献又は特許出願が、具体的に、かつ個々に参照によって組み込まれることを指す。本開示と、参照によって本明細書に組み込まれた文献又は特許出願との間に矛盾が生じる場合、本発明による開示を優先する。

Claims (20)

  1. (a)レスベラトロール、ポリダチン、又はこれらの混合物;
    (b)バイカリン;
    (c)任意選択的に、一又は複数の可溶化剤;及び
    (d)化粧品に許容される担体
    を含有する化粧品組成物であって、
    (b)のバイカリンが、(a)のレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の光安定性を、バイカリンを含有しない以外には同一の組成物と比較して少なくとも5%改善させる、化粧品組成物。
  2. 組成物中の(a)のレスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の合計量が、組成物の総重量を基準として0.001〜10重量%である、請求項1に記載の組成物。
  3. 組成物中の(b)のバイカリンの合計量が、組成物の総重量を基準として0.001〜12重量%である、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. (c)の一又は複数の可溶化剤を含有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. (c)の一又は複数の可溶化剤が、ニコチンアミド、カフェイン、PCAナトリウム、サリチル酸ナトリウム、尿素、ヒドロキシエチルウレア、及びこれらの混合物から成る群から選択される化粧品に許容される一又は複数のヒドロトロープを含む、請求項4に記載の組成物。
  6. (e)一又は複数の乳化剤
    をさらに含有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 組成物中の(e)の一又は複数の乳化剤の合計量が、組成物の総重量を基準として0.001〜10重量%である、請求項6に記載の組成物。
  8. (e)の一又は複数の乳化剤が非イオン性乳化剤を含有する、請求項6に記載の組成物。
  9. 非イオン性乳化剤が、ポリオールエステル、グリセロールエーテル、オキシエチレン化エーテル、オキシプロピレン化エーテル、エチレングリコールポリマー、及びこれらの混合物から選択される、請求項8に記載の組成物。
  10. 非イオン性乳化剤が、ポリオールエステルとエチレングリコールポリマーとの混合物を含有する、請求項8に記載の組成物。
  11. (f)一又は複数の紫外線フィルタ
    をさらに有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. (f)の一又は複数の紫外線フィルタが、パラ−アミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、桂皮酸誘導体、ベンゾフェノン若しくはアミノベンゾフフェノン、アントラニル酸誘導体、β,β−ジフェニルアクリレート誘導体、ベンジリデンカンファー誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ビスレゾルシニルトリアジン、イミダゾリン誘導体、ベンザルマロネート誘導体、4,4−ジアリールブタジエン誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、メロシアニン、マロノニトリル若しくはマロネートジフェニルブタジエン誘導体、カルコン、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項11に記載の組成物。
  13. (d)の化粧品に許容される担体が、水、有機溶媒、又はこれらの混合物を含む、請求項1から12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. (g)一又は複数の肌活性成分
    をさらに含有する、請求項1から13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. (h)一又は複数のシリコーンオイル
    をさらに含む、請求項1から14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. (h)の一又は複数のシリコーンオイルが、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、該ポリジメチルシロキサンは、懸垂している、かつ/又はシリコーン鎖の末端に存在するアルキル基又はアルコキシ基を有するものであり、これらの基はそれぞれ、2〜24個の炭素原子を有するものであり、又はフェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニル(トリメチルシロキシ)ジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニル(メチルジフェニル)トリシロキサン、(2−フェニルエチル)トリメチルシロキシシリケート、及びこれらの混合物から選択される、請求項15に記載の組成物。
  17. (h)の一又は複数のシリコーンオイルがジメチコンを含む、請求項16に記載の組成物。
  18. (i)ビタミンE
    をさらに含有する、請求項1から17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. レスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物をバイカリンにより光安定化する方法であって、化粧品で許容される担体において、レスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物をバイカリンと組み合わせること;任意選択的に、一又は複数の可溶化剤を添加することを含み、これによって、バイカリンを含有しない以外には同一の組成物と比較して、レスベラトロール、ポリダチン又はこれらの混合物の光安定性が少なくとも5%改善される、方法。
  20. −肌に対してアンチエイジング効果をもたらすため;
    −肌を白くするため、若しくは肌が黒くなるのを防ぐため;
    −肌の外観を改善するため;
    −肌の本来の抗酸化力を強化するため;
    −肌の老化について目に見える兆候を減少させるため;又は
    −肌のツヤ及びハリを改善するための
    方法であって、請求項1に記載の組成物を肌に適用することを含む、方法。
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