JP2019509045A - 改良されたテクスチャーおよび延長されたシェルフライフを有する高栄養価タンパク質性肉類似物 - Google Patents

改良されたテクスチャーおよび延長されたシェルフライフを有する高栄養価タンパク質性肉類似物 Download PDF

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Abstract

本発明は、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物に関し、ここで該肉類似物は、マトリックス中に含まれる動物および植物タンパク質、とりわけ少なくとも小麦グルテンおよび可塑剤を含む少なくとも1つの含有物を含んでもよい。さらに本発明は、以下の工程を含む、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得るための方法に関する。(i)動物および植物タンパク質、とりわけ少なくとも活性小麦グルテンおよび可塑剤をドウを得るために混合すること、(ii)少なくとも該ドウをドウ断片に切断すること、および所望により少なくとも1つの含有物とともに該ドウ断片を凝集させて凝集物を得ることによりドウを成形すること、および(iii)該凝集物を加熱すること、ここで該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物は20%(w/w)未満の含水量を有する。本発明は、該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を含む食材、および該食材を得るための方法にも関する。

Description

本発明は、高い栄養価を有する延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物、およびかかる延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得るための方法に関する。本発明は、高い栄養価を有するインスタントの(ready−to−eat)タンパク質性肉類似物、およびかかるインスタントのタンパク質性肉類似物を得るための方法にも関する。さらに本発明は、該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を含む食材、またはインスタントのタンパク質性肉類似物、および該食材を得るための方法に関する。
肉類似物を調製するためのいくつかの型の小麦グルテンベースの肉類似物または小麦グルテンベースの中間体は、当該分野の先行技術においてすでに記載されてきた。
最も知られる小麦グルテンベースの肉類似物は「SEITAN」である。これは、実際、調味された小麦グルテンドウである。次いでこのドウは、「小麦ミート」を提供するために調理される。SEITANは、その高い水分含量(>50%水分)のため、最後の処理の前に、冷たく、または凍結した状態で保管されなければならない。
SEITANとは別に、他の小麦タンパク質ベースの肉代替物も先行技術中に記載されてきた。しかしながら、先行技術の製品は、肉類似物または肉エクステンダーとして使用されるとき、テクスチャー、貯蔵安定性および/または処理の簡便さに関して多数の欠点を示すことが観察されてきた。これは、市場におけるかかる製品の相対的に制限された成功を説明してもよい。
先行技術のそれらの製品のなかで、組織化肉類似物について述べることができ、かかる製品は、高温(120°Cより高い)でのエクストルージョン工程により得られ、それらの製品は、通常、高水分組織化タンパク質(HMTP)または低水分組織化タンパク質(LMTP)と名付けられる。LMTPを得るための方法は、例えば、US5922392、GB1288193、US3769029またはWO2012/008994中で開示され、スポンジのように弾力のある(spongy)テクスチャーを有し、卵のような結合剤を使用しなければ容易に成形できない製品を提供する。HMTPは、製造するのが難しく、高温でのエクストルージョン直後に膨張が起こるとき、どろどろした粘性を有し得る。製品の任意の膨張を回避するため、通常、冷却ダイが、エクストルージョンの終わりに使用される。しかしながら、かかる冷却ダイは定期的に詰まり、従ってエクストルーダーのバレル中で圧力を変化させ、US20100136201中で記載されているようなダイからの予測できない製品の流出物をもたらす。その上、製品中に正しくない繊維の配向が生じ得、繊維の再配向のための製品の付加的処理を誘発する。かかる処理は、複雑で高価な装置を要する。良好なテクスチャーを有するタンパク質性肉類似物を提供する簡素で安価なプロセスが、必要とされる。
加えて、本出願人は、低水分可塑化小麦グルテン組成物(WO2007006431)を開発してきた。しかしながら、この組成物は、その高い破断荷重のため、歯ごたえのあるペットフード適用例における使用に対して適切であるのみである。
先行技術には、アルブミンのような結合剤を使用することにより、特にエマルジョンを作り、次いで得られたエマルジョンを凝固させることにより、タンパク質フィラメントまたはタンパク質繊維を凝集させることにより得られる肉類似物も記載され、かかるプロセスはGB977238中で開示されている。延伸繊維を成形するためのタンパク質溶液の沈殿に存するかかるタンパク質フィラメントまたはタンパク質繊維は、スピニングプロセスにより得られる。しかしながら、スピニングは多い廃水流を生ずる。加えて、低いpH、高い塩濃度および化学添加物に対する必要性は、該プロセスの実行を非常に複雑なものにする(Manskiら、2007)。
結局、市場の肉類似物は、一般に、アミノ酸プロファイルの観点からあまりバランスがとれていない。実際、特定の必須アミノ酸およびとりわけ分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、しばしば野菜由来のタンパク質において制限的なアミノ酸である。さらに、遊離アミノ酸を加えることは、処理中の安定性問題(メイラード反応...)のため最良の解決法ではないかもしれない。必須アミノ酸およびBCAAの摂取量は、とりわけ高齢者または成育途中の子供に関わる。実際、老化は、けがおよび身体障害のリスクを上昇させる筋肉質量の進行性の損失(サルコペニア)と関連する。近年のデータは、ロイシンの補足が、この年齢に関連する筋肉タンパク質の同化耐性を短期間で克服することができることを示唆する。これらの理由のため、高品質源由来のタンパク質の増加した摂取は、特に高い量の必須アミノ酸およびとりわけBCAAがそれらの毎日の食事において提供されるとき、サルコペニアの予防および治療のために推奨されてきた。
故に、本発明の目標は、テクスチャー、噛み応えおよび噛み感(bite)に関して、既存の製品と比較して、改良された肉様特性を示すタンパク質性肉類似物を提供することにあるが、特にアミノ酸含量の観点から良好な栄養摂取量を有する食材を提供するために、天然の肉の断片のような不規則な形状を有する肉類似物の大きい断片を成形するように、加えて断片食品(野菜..)を容易に含みもするように、いかなる結合剤をも加えることなく容易に成形されることができるタンパク質性肉類似物を提供することにもある。同時に、本発明の目的は、水和後、いずれの追加の処理なく、できるだけ肉に近い口内の感覚を示すインスタントの肉類似物を容易に提供する貯蔵安定な中間体を提供することにある。さらに、本発明は、これらのタンパク質性肉類似物およびそれらの貯蔵安定な中間体を調製するためのプロセスを提供する。
本発明は、水和されることができ故に直接的に消費されることができる、または脱水されることができ故に延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物、および本発明のかかる直接的に食すことができるまたは延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得るための方法に関する。
延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物、およびかかる延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得るための方法
本発明は、以下の工程を含む延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得るための方法に関する:
・100°C未満の温度で、i)植物および動物タンパク質、とりわけ少なくとも活性(vital)小麦グルテン(VWG)、ii)可塑剤、および所望によりiii)繊維をドウを得るために混合すること、
・少なくとも該ドウをドウ断片に切断すること、および該ドウ断片を所望により少なくとも1つの含有物とともに凝集させて凝集物を得ることによりドウを成形すること、および、
・該凝集物を1分−1時間、120−160°Cで加熱し、好ましくは静的加熱して、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得ること。
ここで、該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物は、20%(w/w)未満の含水量を有し、好ましくは、ここで該可塑剤は、ポリヒドロキシアルコール、デンプン加水分解物、カルボン酸およびその混合物の間で選択される。
典型的には、混合工程は、高粘度原料を扱うことができるいずれかの混合装置(zブレンダー、リボンミキサー、遊星型ミキサーまたは共回転噛み合いエクストルーダーのような)により実行されてもよい。有利には、該混合工程は、バッチまたは連続混合ユニットにおいて、好ましくは100°C未満の温度(20−90°C、好ましくは30−65°C、より好ましくは40−50°Cのような)で、ドウ様組成物を得るのに十分な期間で実施される。典型的には、該混合工程はエクストルージョン工程である。有利には、植物および動物タンパク質および可塑剤中に含有される水を除いて、水は混合工程中に加えられない。
本発明によれば、「エクストルージョン」は、ダイのような変形制御要素により原料が圧縮圧力下で押され、引き延ばされた製品を形成するプロセスを意味する。連続エクストルージョンは、かかる変形が、無制限の長さの製品上で実施されるエクストルージョンプロセスを意味する。有利には、本発明に記載のエクストルージョンは、20−90°C、好ましくは30−65°C、より好ましくは40−50°Cのような100°C未満の温度で実行される。実際、本発明の発明者らは、特に100°Cより高い温度でのエクストルージョンによる、100°Cより高い温度での混合工程は、本発明の製品には観察されないスポンジのように弾力のあるテクスチャーを有する製品を提供することを示してきた。
有利には、食品、食品添加物および/または加工食品は、混合工程中に加えられてもよい。かかる食品、食品添加物および/または加工食品は、典型的には50%より高い含水量を有することにより、乾燥された形態または水和された形態であってもよい。
本明細書中で使用される場合、「加工食品」は、機械的改変(破砕または切断のような)、他の食品または添加物との組み合わせ、および/または調理によるような、その天然状態から著しく改変された食品を意味する。本明細書中で使用される場合、「加工食品」は、処理後に実質的にそれらの天然状態を維持する食品を除く。例えば、新鮮な製品が、洗浄され、より分けられ、コーティングまたは処理され、および梱包されても、処理後に実質的にその天然状態のままであれば、本開示の目的に従って「加工食品」であるとは見なされないだろう。「加工食品」は食品の抽出物も意味する。「抽出物」は、抽出の結果得られた固体または液体原料を意味する。実際、動物起源(肉または魚のような)または植物起源から得られた抽出物は、可溶性または不溶性の炭水化物、タンパク質、繊維、脂肪、またはそれらの組み合わせであってもよい。該加工食品は、油または脂肪粒子、および特に好ましくは、とりわけヒマワリ油の形態で使用される野菜油または脂肪を含んでいてもよい。該加工食品は、無機塩の粒子も含み得る。カルシウムまたはマグネシウム塩は好ましい。該加工食品は、不溶性の原料、例えば不溶性の有機または無機塩を含んでいてもよい。
本明細書中で使用される場合、「食品」は、肉または魚または例えばナッツ、穀類、ニンジン、マメのような野菜の断片を意味する。
本明細書中で使用される場合、「食品添加物」は、好ましくは豚肉フレーバー、ペパローニフレーバー、スモークパウダー、チキンフレーバー、ビーフフレーバー、シーフードフレーバー、食欲をそそる香味料(例えば、タマネギ、ニンニク)、塩(鉄、..)、アミノ酸、ビタミン(ビタミンB12のような)およびそれらの混合物のような疑似肉香味料を包含する。
本発明によれば、動物および植物タンパク質および少なくとも1つの可塑剤の混合により得られた該ドウは、静的加熱前にさらに成形されることができる。
本発明に記載の成形工程は、切断、造形、シート化および凝集工程の少なくとも1つまたは組み合わせを含む。好ましくは、該成形工程は、少なくとも切断工程および造形またはシート化工程、より好ましくは切断工程、シート化工程および造形工程を含む。
1つの実施形態によれば、成形工程は、切断工程、凝集工程、および所望により造形および/またはシート化工程を含む。
切断工程は、少なくとも1つの刃を有する任意の手段、例えば肉挽機(きざみ機)、または肉カッターを使用することによりなされてもよい。
典型的には、成形工程は、切断工程、凝集工程、および所望により造形および/またはシート化工程を含む。
有利には、凝集は、i)ドウ断片および/または該少なくとも1つの含有物を水和させること、およびii)混合し、典型的には5−30%、好ましくは7−25%、より好ましくは10−20%の含水量を有する凝集物を得ることにより実施される。
1つの実施形態によれば、凝集は以下により実施されてもよい:
・i)好ましくは、ドウ断片の重量の1−10%の水を噴霧することによりドウ断片を水和させること、ii)所望により少なくとも1つの含有物を加えること、およびiii)混合し、典型的には5−30%、好ましくは7−25%、より好ましくは10−20%の含水量を有する凝集した混合物を得ること、または、
・i)好ましくはドウ断片の重量の1−10%の水を噴霧することにより、ドウ断片の混合物および好ましくは少なくとも1つの含有物を水和させること、ii)水和された混合物を混合し、典型的には5−30%、好ましくは7−25%、より好ましくは10−20%の含水量を有する凝集した混合物を得ること、または、
・i)所望により、好ましくはドウ断片の重量の1−10%の水を噴霧することにより、少なくとも1つの含有物を水和させること、ii)ドウ断片を加えること、およびiii)混合し、典型的には5−30%、好ましくは7−25%、より好ましくは10−20%の含水量を有する凝集した混合物を得ること。
本明細書中で使用される場合、「含有物」なる語は、食品、食品添加物および/または加工食品である粘性塊を意味する。該含有物は、本発明に記載のドウ断片ではない。該含有物は、調製される肉類似物における別々の断片または断片として目に見えるサイズでなければならない。好ましくは、該含有物は、少なくとも1mm、好ましくは少なくとも3mm、好ましくは1−8mmの最大線寸法を有する。他に記載されない限り、該含有物のサイズは、該含有物の最大線寸法、すなわち任意の寸法における最大長として引用される。典型的には、該含有物は、乾燥または水和された製品であってもよく、または天然に水を含有していてもよい。有利には、含有物は、野菜、種子(亜麻種子、ごま種子...のような)の断片であってもよい。
本発明によれば、ドウ断片は、少なくとも0.03g、好ましくは0.04−300g、より好ましくは0.05−30g、0.05g−3g、典型的には0.05g−0.2gの質量を有する。有利には、該ドウ断片は細長いまたは丸い形状を有していてもよい。
シート化工程は、ドウ断片を円筒形のローラー間で圧迫することにより実行されてもよい。
造形工程は、ドウ断片を任意の所望の形状の鋳型中へ圧迫することにより実行されてもよい。
本発明の方法は、いずれの加えられる結合剤もなく、製品が、非常に高い体積を有する大きい肉類似物の断片を提供する非常に良好な凝集および造形特性を発揮するという点でとりわけ有利である。その上、得られた製品のテクスチャーは、均一な肉類似物の断片を提供するのに十分な程濃厚である。提供されることができるサイズおよびテクスチャーの例は、エスカロップまたはウィンナー・シュニッツェルのものである。菜食主義者により食されることはできないかまたは不十分なテクスチャーを有する製品を提供することとなる先行技術の肉類似物を、卵またはキサンタンまたはデンプンのような結合剤を加えることなく使用することによっては、かかる断片を得ることはできない。
その上、本発明に記載の肉類似物は、とりわけ造形するのが容易であり、天然の肉ステーキまたはビーフステーキに近い不規則な形態を有する構造を提供する。加えて、骨格筋の筋原繊維構造に近い可能性がある繊維状構造を有する製品を得るために、切断、凝集、シート化のような成形工程および造形工程が繰り返されることができる。典型的には、ドウ断片が長手方向の形状である場合、非常に良い繊維状構造を得ることができる。
本明細書中で使用される場合、「静的加熱」なる語は、加熱されるべきドウのいかなるかき混ぜまたは剪断もない加熱工程を意味する。静的加熱の例は、油フライ、レンジ加熱であってもよく、またはオーブン、またはホットプレートを使用することによってでもよい。典型的には、静的加熱工程は、1分−1時間、典型的には10分−30分、120−160°Cの温度で実施される。加熱工程の継続時間は、加熱されるべき混合されたタンパク質の体積に応じて、当業者により変化されることができる。本発明の発明者らは、動物および植物タンパク質および可塑剤のミックスの煮沸(100°C)または110°Cでの加熱は、本発明の肉類似物を提供しないことを示してきた。その上、160°Cより高い加熱工程、例えば古典的なフライ工程(185°Cでの)は、非常に柔らかくスポンジのように弾力のあるテクスチャーおよび暗色を有する製品を提供する。
本発明に記載の肉類似物は、肉の少ない食材を提供するための肉代替品として、または普通は食材中に存在するであろう肉の一部と置き換えるための肉エンハンサー/エクステンダーとして使用されてもよいということが強調されるべきである。
本明細書中で使用される場合、延長されたシェルフライフを有する製品は、延長された期間、例えば60日間以上、周囲温度で保存可能(shelf−stable)な製品である。かかる延長されたシェルフライフを有する製品は、その減少した含水量のため微生物学的に安定である。かかる延長されたシェルフライフを有する製品は、水和および調理後に食されてもよい。かかる延長されたシェルフライフを有する製品は、典型的にはネコおよびイヌに対して指定されるペットフードであってもよい。
本発明によれば、タンパク質性肉類似物は、植物および動物タンパク質のミックスを含む。好ましくは、動物タンパク質/植物タンパク質の比が1/99−60/40、好ましくは、5/95−55/45、より好ましくは10/90−49/51、さらにより好ましくは15/85−40/60である。有利には、該植物タンパク質は、40%より多い小麦グルテン、好ましくはVWG、好ましくは50%、55%、60%、70%(w/w)より多いVWG、典型的には50−99%(w/w)、55−98%(w/w)、60−97%(w/w)、65−95%(w/w)または70−85%(w/w)のVWGを含む。
典型的には「動物タンパク質」は、肉タンパク質、魚タンパク質、牛乳タンパク質(例えば、ホエイタンパク質、カゼイン)、ゼラチン、卵タンパク質(例えば、卵白タンパク質、卵黄タンパク質)それらのミックスまたはその誘導体であってもよい。
「肉」なる語は、鳥、魚、ウシ、ウマ、ヒツジ、またはブタを包含する動物の食用肉を意味する。肉は、筋肉組織、機械で骨を抜いた組織、臓器、またはそれらの組み合わせを含む。肉タンパク質は、好ましくは子羊、肉牛、魚(例えば、サケ、ニシン)および/または家禽(例えば、ニワトリ、シチメンチョウ、カモ)タンパク質である。
「誘導されたタンパク質」なる語は、典型的には、例えば水和したまたは部分的に水和したタンパク質のような改変されたタンパク質を意味する。
タンパク質は、タンパク質抽出物またはタンパク質単離物、タンパク質濃縮物であってもよく、該タンパク質は、液体または粉末化タンパク質であってもよい。
好ましくは、タンパク質は、AOAC979.09;換算係数N6.25を用いたケルダール法に従って測定される。有利には、該タンパク質は、1−15%、好ましくは2−12%、典型的には3−7%の含水量を有する粉末化タンパク質である。該粉末化タンパク質が野菜粉末化タンパク質である場合、該植物タンパク質は、活性小麦グルテン(活性小麦グルテン100%)、有利には活性小麦グルテン粉末であってもよい。典型的には、該植物タンパク質は、小麦グルテン(好ましくは活性小麦グルテン)および少なくとも1つの他の起源由来の植物タンパク質の混合物である。1つの実施形態によれば、植物タンパク質は、50%より多い小麦グルテン、好ましくは60、70、80、85、95%より多い小麦グルテンを含む。好ましくは、「少なくとも1つの他の起源由来の植物タンパク質」または「小麦グルテン以外の植物タンパク質」は、ジャガイモ、ルピナス、ダイズ、エンドウ豆、ひよこ豆植物、アルファルファ、ソラ豆、レンズ豆、豆、菜種、ヒマワリおよび穀類(トウモロコシ、大麦、麦芽およびオート麦のような)およびそれらのミックスからなる群より選択されてもよい。有利には、該小麦グルテン以外の植物タンパク質またはVWGは、ジャガイモ、穀類、ルピナス、ダイズ、エンドウ豆、ひよこ豆タンパク質およびその混合物からなる群より選択される。好ましくは、小麦グルテン以外の植物タンパク質/小麦グルテンの比は、0/100−60/40、好ましくは1/99−40/60、より好ましくは2/98−30/70である。該植物タンパク質は、典型的には粉末、濃縮物または単離物の形態である。
本明細書中で使用される場合、「活性小麦グルテン」なる語は、乾燥中に、最小限の熱変性のみに付されてきた、または熱変性に付されなかった乾燥された小麦グルテンのそれらの形態を意味する。水を用いた再構成の際、活性小麦グルテンは、新鮮に調製された生小麦グルテンの物理的特性に類似する物理的特性(例えば、弾性、凝集性等)を示す。
活性小麦グルテンすなわちVWGは、デンプンおよび可溶性の構成要素が洗浄プロセスにより除去されてきた小麦粉の乾燥された不溶性のグルテンの一部を意味する。典型的には、次いで活性小麦グルテンは、乾燥されて細かい粉末化状態になる。典型的には、活性小麦グルテン粉末は、乾燥ベースで約80%以上のタンパク質を有する(AOAC979.09;換算係数N6.25を用いたケルダール法に従って測定されるように)。活性小麦グルテンは、「Approved Methods of the American Association of Cereal Chemist」におけるテスト手順である「活性小麦グルテン」(1962年12月)という題名のMethod38により決定されるように典型的には変性されない。有用な活性小麦グルテン粉末は、商品名AMYGLUTEN(登録商標)の下で市販されている。
典型的には、動物および植物タンパク質のミックスは、動物タンパク質/植物タンパク質の比が1/99−40/60であり、該動物タンパク質は牛乳タンパク質または卵タンパク質である。
本明細書中で使用される場合、「可塑剤」は、それが加えられる原料の可塑性または流動性を上昇させる化合物を意味する。典型的には、本発明の可塑剤は、食品中で使用されることが承認された可塑剤である「食品グレードの可塑剤」である。有利には、該可塑剤は非水性可塑剤であり、該可塑剤は典型的には20%(w/w)未満の含水量を有する。有利には該可塑剤は、ポリヒドロキシアルコール(グリセロール、ソルビトール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、およびその混合物のような)、デンプン加水分解物(グルコースシロップのような)、カルボン酸およびその混合物であってもよい。
本明細書中で使用される場合、「繊維」は、好ましくは穀類、根茎、種子またはマメ科植物由来の不溶性の繊維であってもよい。
「含水量」なる語は、薬局方フォーラム、Vol.24、No.1、5438ページ(1998年1月−2月)中に記載されているような乾燥方法上の損失に基づいた水の含量を意味する。含水量の算出は、乾燥により失われる重量のパーセントに基づく。
1つの実施形態によれば、該タンパク質性肉類似物は以下を含む:
・乾燥重量で、動物および植物タンパク質のミックスの30−90%、好ましくは40−85%、より好ましくは45−80%(w/w)、さらにより好ましくは50%−78%のタンパク質、典型的には該植物タンパク質は、VWG特にVWG粉末を含み、有利には該植物タンパク質は、40−90%のVWGおよび0−40%のVWG以外の植物タンパク質を含む
・乾燥重量で、10−40%(w/w)、好ましくは15−30%、典型的には20−27%の可塑剤
・乾燥重量で、0−8%(w/w)の繊維
有利には、該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得るための方法は、100°C未満の温度で、i)30−90%、好ましくは40−85%の動物および植物タンパク質、とりわけ少なくともVWG粉末のミックス、ii)10−40%の可塑剤、iii)0−40%、好ましくは3−30%、典型的には5−20%のVWG以外の植物タンパク質、およびiv)0−8%、好ましくは1−5%の繊維を混合することを含む。
本発明は、本発明に従う方法により直接的に得られた延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物にも関する。
さらに本発明は、以下を含むマトリックス中に含まれる少なくとも1つの含有物を好ましくは含む延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物に関する:
・30−90%(w/w)、好ましくは40−85%、より好ましくは45−80%(w/w)、さらにより好ましくは50%−78%の植物タンパク質、とりわけ少なくとも小麦グルテン、好ましくは少なくとも50%の小麦グルテン、
・10−40%(w/w)、好ましくは15−30%、典型的には20−27%の可塑剤、
・0−8%(w/w)の繊維
・20%(w/w)未満の含水量。
好ましくは、該タンパク質性肉類似物は、20%(w/w)未満の含水量、およびテストAにより決定されるように、少なくとも6グラムメーター(gm)(好ましくは6−20、より好ましくは8−15)の10mnでのトルク値、または、約1−1.7の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を有し、ここでテストAは、2つの二重反転同一シグマ形混合刃を含む50型測定ヘッドおよび混合チャンバーを搭載したBrabender Plastograph、EC型の37℃に調節された混合チャンバー中にテストされるべき水和された試料の70gキューブを導入することにより実行され、測定値は、34rpmおよび22.67rpm(342/3)の異なる速度で混合刃を二重反転させることにより得られる。
実際、本発明の目的は、良好な肉代替物であってもよい製品を意味する肉類似物を提供することにある。本発明の発明者らは、良好な肉類似物であるために重要な特性は、咀嚼中に肉の感覚を与えることであることを示してきた。本発明の発明者らは、例えば低水分組織化タンパク質のような市場の肉類似物とは反対に、本発明の肉類似物は、その物理化学的特性のため非常に肉に近い感覚を与えることを示してきた。いくらかの咀嚼(10分)後の初めの噛み(30秒)中の感覚は、30秒でのトルク値/10分でのトルク値の比により評価されることができる。
さらに本発明は、植物タンパク質、とりわけ少なくとも小麦グルテン、特に、例えばVWG粉末のようなVWGおよび可塑剤を含むマトリックス中に含まれる少なくとも1つの含有物を含む延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物に関し、該タンパク質性肉類似物は、20%(w/w)未満の含水量、およびテストAにより決定されるように、少なくとも6グラムメーター(gm)(好ましくは6−20、より好ましくは8−15)の10mnでのトルク値、または約1−1.7の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を有し、好ましくは該タンパク質性肉類似物は繊維も含む。
本明細書中で使用される場合、「30秒でのトルク値」は、Brabender Plastographアッセイ(テストAまたはB)の初めの30秒間において測定される値である。本明細書中で使用される場合、「10mnでのトルク値」は、Brabender Plastographアッセイの10分後に測定される値である。該トルク値は、グラムメーター(gm)において測定される。
本明細書中で使用される場合、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物の30秒でのトルク値および10mnでのトルク値は、50型測定ヘッドおよび2つの二重反転同一シグマ形混合刃(刃の参照:Sigma(S))を含む混合チャンバーを搭載したBrabender Plastograph、EC型を使用することにより、テストAに従って評価され、該試料は、例えば20mnの煮沸工程により、または室温で48時間、過剰な水の中において該試料を水和させることにより、55−70%の平衡(それらの保水容量)になるよう水和され、次いでキューブ形態の試料の70g(1515mm)が37℃に調節された混合チャンバー中に導入され、測定値は、34rpmおよび22.67rpm(342/3)の異なる速度で混合刃を二重反転させることにより得られる。
好ましくは、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物は、約1−1.7、典型的には、1−1,6%、より好ましくは1−1.5、好ましくは1−1.4、より好ましくは1−1.3、約1.1−1.25の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を有する。
さらに本発明は、本発明の延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を含む食材に関する。典型的には、該食材は、有利には20%未満の含水量を有する延長されたシェルフライフ食材である。該食材は、単に該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を加えること、または食品、食品添加物および/または加工食品と混合することにより得てもよい。
「食材」なる語は、食品、餌として使用されることができるまたは食品または餌へ加えられ得る任意の原料、物質、添加物を意味する。典型的には該食材は、動物、好ましくはヒト、イヌまたはネコのような哺乳動物がその食事の一部として消費してもよい任意の組成物である。
本発明のタンパク質性肉類似物は、かかる食材の消費から利益を得ることができるかまたは味わうことができる、ヒト、鳥、ウシ、イヌ、ウマ、ネコ、ヤギ(hicrine)、オオカミ、ネズミ、魚、ヒツジ、またはブタを包含するいずれかの動物の食材中に含まれていてもよい。種々の実施形態において、該動物はコンパニオン動物であり、「コンパニオン動物」なる語は、ネコ、イヌ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、アレチネズミ、ウマ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタ等のような家畜を意味する。
該食材は、例えば、乾燥ペットフード、ペットフードおやつだけでなく、兵士、宇宙飛行士のための食品のような長い輸送を目指す食品のような乾燥された食品であってもよい。典型的には、乾燥されたバーガー、ソーセージ、シュニッツェル、「肉」ボール、wok断片(wok piece)、切り身。
インスタントのタンパク質性肉類似物、およびかかるインスタントのタンパク質性肉類似物を得るための方法
本発明はインスタントのタンパク質性肉類似物を得るための方法に関し、ここで該方法は以下の工程を含む:
・本発明の方法に従って、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得ること
・好ましくは50%より高い含水量、好ましくは60−70%、好ましくは62−68%、より好ましくは65%の含水量に到達するまで、該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を水和させること、および
・所望により、該水和されたタンパク質性肉類似物を調理すること
・インスタントのタンパク質性肉類似物を得ること
本発明によれば、調理工程は、100°Cより高い温度で、典型的には1分−1時間、30−200°Cの温度で実行される。該調理工程は、例えば殺菌工程であってもよい。
さらに本発明は、本発明の方法により直接的に得られたインスタントのタンパク質性肉類似物に関する。
さらに本発明は、インスタントのタンパク質性肉類似物に関し、ここで該インスタントの肉類似物は、植物タンパク質、とりわけ少なくとも小麦グルテン、可塑剤および好ましくは繊維を含み、50%より高い含水量、好ましくは、60−70%、より好ましくは62−68%、さらにより好ましくは65%の含水量、テストBにより決定されるように、少なくとも6グラムメーター(好ましくは6−20、より好ましくは8−15)の10mnでのトルク値または約1−1.7の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を有し、ここでテストBは、50型測定ヘッドおよび2つの二重反転同一シグマ形混合刃を含む混合チャンバーを搭載したBrabender Plastograph、EC型の37℃に調節された混合チャンバー中にテストされるべき試料の70gキューブを導入することにより実行され、測定値は、34rpmおよび22.67rpm(342/3)の異なる速度で混合刃を二重反転させることにより得られる。
本明細書中で使用される場合、延長されたシェルフライフ食材中に含まれる延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物の30秒でのトルク値および10mnでのトルク値は、50型測定ヘッドおよび2つの二重反転同一シグマ形混合刃(刃の参照:Sigma(S))を含む混合チャンバーを搭載したBrabender Plastograph、EC型を使用することにより、テストAに従って評価され、例えば20mnの煮沸工程により、または室温で48時間、過剰な水の中において該試料を水和させることにより、55−70%の含水量を意味するそれらの平衡(それらの保水容量)になるよう水和され、次いでキューブ形態の試料の70g(1515mm)が37℃に調節された混合チャンバー中に導入され、測定値は、34rpmおよび22.67rpm(342/3)の異なる速度で混合刃を二重反転させることにより得られる。
好ましくは、タンパク質性肉類似物は、約1−1.5、好ましくは1−1.4、より好ましくは1−1.3、約1.1−1.25の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を有する。
本明細書中で使用される場合、「インスタントのタンパク質性肉類似物」は、そのままで食されることができるタンパク質性の肉類似物を意味する。インスタントの食材は、水和され(50%(w/w)より高い含水量、60−70%、好ましくは62−68%、より好ましくは65%の含水量を有する)、所望により調理された(肉などと同じ処置を用いて、例えば1分−1時間、30−200°Cの温度で)食材、または水和され、所望により調理された(肉などと同じ処置を用いて、例えば1分−1時間、30−200°Cの温度で)タンパク質性肉類似物を含む食材を意味する。
本明細書中で使用される場合、インスタントの食材中に含まれるタンパク質性肉類似物の30秒でのトルク値および10mnでのトルク値は、50型測定ヘッドおよび2つの二重反転同一シグマ形混合刃(刃の参照:Sigma(S))を含む混合チャンバーを搭載したBrabender Plastograph、EC型を使用することにより、テストBに従って評価され、キューブ形態の試料の70g(1515mm)が37℃に調節された混合チャンバー中に導入され、測定値は、34rpmおよび22.67rpm(342/3)の異なる速度で混合刃を二重反転させることにより得られる。必要とされるとき、該試料は、例えば水、および必要とされるとき、温水を用いるいくつかの洗浄工程により、いずれかの残存ソースを除去するために分析前に洗浄されてもよい。
本発明によれば、該タンパク質性肉類似物は、凝集性がある材料である。典型的には、該タンパク質性肉類似物は、30%より高い、好ましくは50%−80%のFi値を有する。
本明細書中で使用される場合、「Fi値」は、SDSバッファー中における不溶性のタンパク質のパーセンテージを意味する。該Fi値は、グルテンタンパク質の架橋レベルを反映する。実際、活性グルテンのFi値は10%未満である(Redl A、Morel MH、Bonicel J、Guilbert S、Vergnes B.Rheol Acta1999;38(4):311−20)ということが実証されてきた。30%より高いFi値は、例えばグルテンが熱処理を経た場合に観察される。
Fi値は、当業者から周知な方法に従って測定されてもよく、例えば、Redl A、Morel MH、Bonicel J、Guilbert S、Vergnes B.Rheol Acta1999;38(4):311−20中に記載されている。タンパク質性肉類似物のFi値は、本発明の方法の静的加熱工程により提供される。
本発明は、以下を含むインスタントのタンパク質性肉類似物にも関する:
・60−70%、好ましくは62−68%、より好ましくは65%の含水量
・15−25%(好ましくは17−20%)のタンパク質、とりわけ60%より多い小麦グルテン(好ましくは70%より多い、より好ましくは75−80%、または典型的には100%の小麦グルテン)
・2−5%(3−4%)の脂肪
・8−15%(w/w)の炭水化物、典型的には10−12%(w/w)の炭水化物、その4%(w/w)未満、好ましくは1−3.5%(w/w)、より好ましくは1.5−3%(w/w)の可塑剤、
・2−8%、典型的には3−6%、より好ましくは3.2−5.8%の繊維。
本明細書中で使用される場合、「脂肪」なる語は、それらが哺乳動物、とりわけヒトによる消費のために安全である限り、それらが動物、鳥類、魚または植物ソース由来であるかどうか、または合成的に作られるかどうかに関わらず、固体、液体または懸濁液形態のいずれかにおけるグリセロール、トリヒドロキシアルコールまたはその混合物を用いた長鎖、中鎖または短鎖脂肪酸のエステル化反応により形成されるトリアシルグリセリドまたはトリグリセリドを意味する。
本明細書中で使用される場合、「炭水化物」は、限定されないが、少なくとも、単糖、二糖、オリゴ糖、多糖またはその誘導体のような炭水化物のソースを意味する。
好ましくは、該インスタントのタンパク質性肉類似物は、50%より高い含水量、好ましくは、60−70%、より好ましくは62−68%、さらにより好ましくは65%の含水量、および/またはテストBにより決定されるように、少なくとも6グラムメーター(好ましくは6−20、より好ましくは8−15)の10mnでのトルク値、および/または約1−1.7の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を有する。
さらに本発明は、本発明に記載のインスタントのタンパク質性肉類似物を含む食材に関する。典型的には、該食材は、有利には50%より高い含水量、好ましくは60−70%、より好ましくは62−68%、さらにより好ましくは65%の含水量を有する延長されたシェルフライフ食材である。該食材は、単に該インスタントのタンパク質性肉類似物を食品、食品添加物および/または加工食品に加えることまたは混合することにより得られ得る。
該食材は、インスタントの食材、例えばバーガー、ソーセージ、シュニッツェル、「肉」ボール、wok断片、切り身であってもよい。
「を含む(comprising)」、「を有する(having)」、「を含有する(containing)」および「からなる(consisting of)」なる語は、別個の意味を有するが、本発明の上記の記載を通して互いに置き換えられ得る。
本発明は、後述の実施例を考慮してさらに評価されるだろう。
本発明の小麦グルテンベースの製品の調製
活性小麦グルテン粉末(AMYGLUTEN(登録商標))(46パート)、ひよこ豆粉末(21パート)、小麦繊維(VITACEL(登録商標)WF200)(4パート)およびグリセロール(100%)(29パート)を65°Cの温度で二軸エクストルーダー(Werner&PfleidererZSK25)中で共に連続して混合し、小さい粒子を得るためにZGF30 pelletizer(Werner&Pfleiderer)を用いて成形および切断し、それにより製品A1を得る。次いで、これらの粒子は、損傷の危険性なく室温で保管することができる。
これらの粒子の凝集物を1パートの塩、13パートの水および25パートの水和されたひよこ豆をMeissnerボウルカッター(RS35)中の粒子に加え、1分間(ボウルに対して速度3および刃に対して速度2)切断することにより調製する。次いで、該凝集物をHobart肉グラインダーアタッチメント(Hobart A200N、#12 1/8”のプレート)により連続してすりつぶし、それにより多重ストランドを得る。
2つのレシピは、約74%の天然のタンパク質、とりわけ57%のVWG;26%(レシピ2)または43%(レシピ3)のホエイタンパク質および17%(レシピ2)のエンドウ豆タンパク質(表1参照)を含む。
活性小麦グルテン粉末(AMYGLUTEN(登録商標))(重量において36パート)、グリセロール(100%)(33パート)および小麦繊維(VITACELL(登録商標)400)(4パート)、ホエイタンパク質(16パート(レシピ2)または26パート(レシピ3))(Nutri Whey TM 800F、DMV)、エンドウ豆タンパク質単離物(NUTRALYS(登録商標)F85F、Roquette Freres)(10パート、レシピ2)を65°Cの温度で、二軸エクストルーダー(Werner&PfleidererZSK25)中で共に連続して混合し、小さい粒子を得るためにZGF30 pelletizer(Werner&Pfleiderer)を用いて成形および切断する。次いで、これらの粒子は、損傷の危険性なく室温で保管することができる。動物および植物タンパク質のミックスを含む2つの異なる種類の製品(A2およびA3)が得られる。
これらの粒子の凝集物を3パートの水を粒子へ噴霧し、水和された粒子を豚肉の切り身(製品W2およびW3)の形状を有する鋳型中へ共に手で押すことにより調製する。次いで、得られた凝集物を150°Cで5分間、調理油中で揚げ、それにより製品P2およびP3を得る。
Figure 2019509045
100gの製品P1、P2およびP3のアミノ酸含量の評価を国際連合食糧農業機関推奨の食事のタンパク質質評価のための成人に対するアミノ酸評点パターン(ローマ、2013)(下文FAO)に対する比較を用いて表2中で行った:
Figure 2019509045
製品P1は、FAO勧告に従うリジンおよびバリンのレベルを提供する。植物タンパク質より高価な動物タンパク質の制限された量を提示しているにも関わらず、明確な改良が、製品P2およびP3について観察される。これは、とりわけリジンに当てはまる:製品P2において、その含量は、食事のタンパク質質評価のためのFAO評点パターンの要件に合わせて改良され、製品P3中でさらに増強される。分岐鎖アミノ酸(BCAA)バリンのレベルは、P2およびP3に対してと同様に改良されてきた。他のBCAAであるイソロイシンは、該3つの製品を比較する場合、とりわけ興味を引く。非常に制限された量の動物タンパク質を含有しているにも関わらず、P2およびP3製品は、2倍(製品P2)および4倍(製品P3)のイソロイシンの推奨量を提供する。
P2およびP3製品は、良好な栄養プロファイルを提供する。
異なる調理条件
実施例1からの製品W2およびW3を20x20mmの断片に切断し、いくつかの条件において調理する。
断片を110°Cまたは150°Cまたは185°Cのいずれかで、15分間揚げる。該断片を150°Cで、15分間または30分間のいずれかオーブン中で調理する。該断片を沸騰水中で(100°C)15分間調理する。次いで、これら全ての調理された製品を水中で48時間水和し、5分間のフライパン中での調理後に味見をする。
150°Cで調理した(オーブン中でまたは揚げ鍋中で)製品は、テクスチャーが良好であり、良い黄色−薄茶色を有する。
185°Cで調理した製品は、非常に暗い色である(茶色がかった、黒色に近い)。その上、この製品は、150°Cで調理した製品よりもテクスチャーがよりスポンジのようであり柔らかいことが分かった。
110°Cで揚げたまたは100°Cで煮沸した製品は、外観が非常に白色であり、消費者にとって魅力的でないことが分かり、それらのテクスチャーは、150°Cで調理された製品よりずっと柔らかかった。
菜食主義のウィンナー・シュニッツェル
実施例1の連続製品A2およびA3を100mm長の部分に切断する。直径が最大約300mm、厚さが4−7mmの大きさを有するシュニッツェルを成形するため、各部分を1−3mmのスチールシリンダーのすきまを有する手動のドウシーターセットに通す。
次いで、得られた製品を15分間150°Cで調理油中で揚げ、野菜ブロス中で48時間水和する(500mLの水に対して11gの1つの野菜ブイヨンキューブ)。
次いで、この製品を粉末、酵母フレーク、塩および水のミックスでくるむ。菜食主義のウィンナー・シュニッツェルを調製するため、次いで、それをパン粉にくるみ、5分間170°Cで揚げるかまたは5分間フライパン中で調理する。
得られたウィンナー・シュニッツェルは、味、テクスチャーおよび外観が非常に良い。それは、硬めだがなお柔らかい噛み感を有する皮の堅いパンの食感を有する。
ニンジン、アメリカボウフウおよびセイヨウネギを含有するソーセージ
実施例1からの600gの製品A2をStephanカッター(UM12V型)中で、150gのセイヨウネギ、125gのニンジンおよび125gのアメリカボウフウと混合する。次いで、混合物をソーセージ充填漏斗およびセルロースケーシング(Viscofan、65%の再生セルロース、18%のグリセリン、15%の水および2%の油から構成される)を搭載したBomann肉グラインダー(FW443CB型)を用いて、ソーセージへと成形する。該ケーシングの除去後、ソーセージを15分間121°CでMieleスチームオーブン中で調理し、48時間水和し、フライパン中で直火で焼く。得られたソーセージは、魅力的なテクスチャーおよび色を有する。
菜食主義のミートボール
実施例1からの740gの製品A3をStephanカッター(UM12V型)中で150gのカシューナッツ、100gの水および10gの塩と混合する。次いで、混合物をBomann肉グラインダー(FW443CB型)により成形し、非常に凝集性がある野菜ひき肉を得る。該ひき肉は、手で「肉」ボールに成形する。そのように成形されたミートボールを15分間150°Cで油中で揚げ、その後過剰な水の中で水和させ、フライパン中で調理する。得られたミートボールは、魅力的な味、テクスチャーおよび外観を有する。
菜食主義のハンバーガー
実施例1からの690gの製品A3をStephanカッター(UM12V型)中で300gのニンジンおよび10gの塩と混合する。次いで、混合物をBomann肉グラインダー(FW443CB型)およびハンバーガーの型を使用してハンバーガーに成形する。そのように成形されたハンバーガーを15分間150℃で油中で揚げ、その後過剰な水の中で水和させ、フライパン中で調理する。得られたハンバーガーは、魅力的な味、テクスチャーおよび外観を有する。ニンジン断片は、製品中においてなお存在感を有することができ、植物タンパク質マトリックス中に非常に強く組み込まれる。

Claims (17)

  1. 以下の工程を含む、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得るための方法:
    ・100°C未満の温度で、i)動物および植物タンパク質、とりわけ少なくとも動物タンパク質/植物タンパク質の比が1/99−60/40である活性小麦グルテン(VWG)、ii)可塑剤、および所望によりiii)繊維をドウを得るために混合すること
    ・少なくとも該ドウをドウ断片に切断すること、および所望により少なくとも1つの含有物とともに該ドウ断片を凝集させて凝集物を得ることによりドウを成形すること、および
    ・該凝集物を1分−1時間、120−160°Cで加熱し、好ましくは静的加熱して、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得ること
    ここで、該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物は、20%(w/w)未満の含水量を有し、好ましくは、ここで該可塑剤は、ポリヒドロキシアルコール、デンプン加水分解物、カルボン酸およびその混合物の間で選択される。
  2. タンパク質性肉類似物が以下を含む、請求項1に記載の方法:
    ・30−90%(w/w)の植物タンパク質、好ましくは粉末化植物タンパク質、
    ・10−40%(w/w)の可塑剤、
    ・0−8%(w/w)の繊維。
  3. 植物タンパク質が、活性小麦グルテン、およびジャガイモ、ルピナス、ダイズ、エンドウ豆、ひよこ豆植物、アルファルファ、ソラ豆、レンズ豆、豆、菜種、ヒマワリ、および、トウモロコシ、大麦、麦芽およびオート麦のような穀類からなる群より選択される少なくとも1つの起源由来の植物タンパク質の混合物である、請求項1または2の1つに記載の方法。
  4. 植物タンパク質が40%より多い小麦グルテンを含む、請求項1−3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 100°C未満の温度での混合工程が、30−90%のVWG粉末、10−40%の可塑剤、0−40%のVWG以外の植物タンパク質および0−8%の繊維を混合することを含む、請求項1−4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 凝集が、i)ドウ断片および/または該少なくとも1つの含有物を水和させること、およびii)混合し、典型的には5−30%、好ましくは7−25%、より好ましくは10−20%の含水量を有する凝集物を得ることにより実施される、請求項1−5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 食品、食品添加物および/または加工食品が混合工程中に加えられる、請求項1−6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 請求項1−7のいずれか一項に記載の方法により直接的に得られた延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物。
  9. 20%(w/w)未満の含水量を有する延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物であって、該タンパク質性肉類似物は、動物タンパク質/植物タンパク質の比が1/99−60/40である植物および動物タンパク質のミックスを含み、ここで該植物タンパク質は、40%より多い小麦グルテンを含む、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物。
  10. 請求項9に記載の延長されたシェルフライフを有する肉類似物であって、ここで該タンパク質性肉類似物は、テストAにより決定されるように、少なくとも6グラムメーターの10mnでのトルク値または約1−1.7の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を提示し、好ましくは該タンパク質性肉類似物は、繊維も含み、ここでテストAは、50型測定ヘッドおよび2つの二重反転同一シグマ形混合刃を含む混合チャンバーを搭載したBrabender Plastograph、EC型の37℃に調節された混合チャンバー中に水和された試料の70gキューブを導入することにより実行され、測定値は、34rpmおよび22.67rpm(342/3)の異なる速度で混合刃を二重反転させることにより得られる、延長されたシェルフライフを有する肉類似物。
  11. 請求項10に記載の延長されたシェルフライフを有する肉類似物であって、ここでそれは以下を含む
    ・10−40%(w/w)の可塑剤、
    ・0−8%(w/w)の繊維
    ・20%(w/w)未満の含水量。
  12. 請求項8−11のいずれか一項に記載の延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を含む食材。
  13. インスタントのタンパク質性肉類似物を得るための方法であって、ここで該方法は以下の工程を含む:
    ・請求項1−7の方法に従い、延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を得ること、
    ・該延長されたシェルフライフを有するタンパク質性肉類似物を、好ましくは50%より高い含水量に到達するまで水和させること、および
    ・所望により、該水和されたタンパク質性肉類似物を調理すること
    ・インスタントのタンパク質性肉類似物を得ること。
  14. 請求項13に記載の方法により直接的に得られたインスタントのタンパク質性肉類似物。
  15. インスタントのタンパク質性肉類似物であって、ここで、該肉類似物は、植物タンパク質、とりわけ少なくとも小麦グルテンを含むマトリックス中に含まれる少なくとも1つの含有物を含んでいてもよく、該タンパク質性肉類似物は、動物タンパク質/植物タンパク質の比が1/99−60/40である植物および動物タンパク質のミックスを含み、ここで該植物タンパク質は、40%より多い小麦グルテンを含み、好ましくは繊維は、50%より高い含水量、テストBにより決定されるように、好ましくは少なくとも6グラムメーターの10mnでのトルク値または約1−1.7の30秒でのトルク値/10mnでのトルク値の比を有し、ここでテストBは、試料の70gキューブを50型測定ヘッドおよび2つの二重反転同一シグマ形混合刃を含む混合チャンバーを搭載したBrabender Plastograph、EC型の37℃に調節された混合チャンバー中に導入することにより実行され、測定値は、34rpmおよび22.67rpm(342/3)の異なる速度で混合刃を二重反転させることにより得られる、インスタントのタンパク質性肉類似物。
  16. 請求項15に記載のインスタントのタンパク質性肉類似物であって、ここでそれは、好ましくはマトリックス中に含まれる少なくとも1つの含有物を含み、さらに該インスタントのタンパク質性肉類似物は、以下を含む
    ・60−70%、好ましくは62−68%、より好ましくは65%の含水量
    ・15−25%のタンパク質、とりわけ60%より多い小麦グルテン
    ・2−5%の脂肪、
    ・8−15%の炭水化物、その4%(w/w)未満、好ましくは1−3.5%、より好ましくは1.5−3%の可塑剤
    ・2−8%の繊維。
  17. 請求項14−16のいずれか一項に記載のインスタントのタンパク質性肉類似物を含む食材。
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