JP2019507289A - パワー回収の改善 - Google Patents

パワー回収の改善 Download PDF

Info

Publication number
JP2019507289A
JP2019507289A JP2018558500A JP2018558500A JP2019507289A JP 2019507289 A JP2019507289 A JP 2019507289A JP 2018558500 A JP2018558500 A JP 2018558500A JP 2018558500 A JP2018558500 A JP 2018558500A JP 2019507289 A JP2019507289 A JP 2019507289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power recovery
recovery device
power
high pressure
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018558500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6993350B2 (ja
JP2019507289A5 (ja
Inventor
スティーヴン・ガレス・ブレット
クリス・ベイリー
Original Assignee
ハイヴュー・エンタープライゼズ・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハイヴュー・エンタープライゼズ・リミテッド filed Critical ハイヴュー・エンタープライゼズ・リミテッド
Publication of JP2019507289A publication Critical patent/JP2019507289A/ja
Publication of JP2019507289A5 publication Critical patent/JP2019507289A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6993350B2 publication Critical patent/JP6993350B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K25/00Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for
    • F01K25/08Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for using special vapours
    • F01K25/10Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for using special vapours the vapours being cold, e.g. ammonia, carbon dioxide, ether
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K19/00Regenerating or otherwise treating steam exhausted from steam engine plant
    • F01K19/02Regenerating by compression
    • F01K19/04Regenerating by compression in combination with cooling or heating
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K7/00Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating
    • F01K7/02Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being of multiple-expansion type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K7/00Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating
    • F01K7/16Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being only of turbine type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C1/00Gas-turbine plants characterised by the use of hot gases or unheated pressurised gases, as the working fluid
    • F02C1/02Gas-turbine plants characterised by the use of hot gases or unheated pressurised gases, as the working fluid the working fluid being an unheated pressurised gas
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C1/00Gas-turbine plants characterised by the use of hot gases or unheated pressurised gases, as the working fluid
    • F02C1/04Gas-turbine plants characterised by the use of hot gases or unheated pressurised gases, as the working fluid the working fluid being heated indirectly
    • F02C1/10Closed cycles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンクと、極低温貯蔵タンクからの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンクと流体連通するポンプと、高圧ガスを形成するためにポンプからの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプと流体連通する蒸発器と、機械的パワーを伝達するための駆動軸を備えるパワー回収装置と、パワー回収装置によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置の駆動軸に機械的に結合される電気機械とを備えるシステム。本システムは、パワー回収装置が、蒸発器によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、およびパワー回収装置が、蒸発器によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である。

Description

本発明は、パワー回収システムおよび方法、特に極低温パワー回収システムおよび方法に関する。
送電および配電ネットワーク(またはグリッド)は、発電を消費者からの需要と釣り合わせなければならない。現在、これは普通、パワー出力が、負荷設定点を低減するかまたは発電所をグリッドから切り離すことによって、必要に応じて増加されまたは減少されてもよいように、発電所をオン、オフしかつ/またはいくつかの発電所を全負荷の近くで連続的に動かすことによりネットワークの発電側(供給側)を調節することによって達成される。全体的な釣り合いは、1秒ごとに基づいて維持されなければならない。
典型的には、オン、オフされるよりもむしろ、電気生産効率を最適化するために全負荷の近くで連続的に動かされる発電所は、時にはベースロード発電所として知られている。これらは典型的には、熱力学的蒸気サイクルを伴う。典型的な例は、原子力発電所、石炭火力発電所および、蒸気サイクルが、燃焼ガスタービンの排熱を使用して加熱される、複合サイクルガスタービンを含む。そのような熱力学的蒸気発電所は、温度源(原子炉、加熱炉、ガスタービン)および蒸気サイクルの温度を上げるために長い時間かかるので、迅速にオン、オフすることができない。全起動時間は典型的には、複合サイクルガスタービンについては45分および原子力発電所または石炭火力発電所については数時間である。これらの発電所は従って、わずかにより低い負荷で動かされ、それらの負荷設定点を上げることによって電力需要の増加に対応することができる。これらの発電所は、すでに動いているので、そのような応答は典型的には、数秒のうちに達成されることもある。
ピーク需要を満たすために短い期間オンにされる発電所は、時にはピーク時用(peaking)発電所と呼ばれる。ピーク時用発電所は、より速い応答を提供するように設計されるが、しかし効率を損なう。従って、上で述べられた方法で供給側を釣り合わせることは、効率のペナルティをもたらす。大規模な場合、これらは典型的には、開放サイクルガスタービンであり、それらは、ジェットエンジンに似たガスタービン内でガスを燃やす。空気は、コンプレッサを用いて圧縮され、可燃性ガスと混合され、燃焼室内で燃焼される。結果として生じる高圧高温ガスは、仕事を生み出すためにタービン内で膨張され、その仕事は、発電機内で電気エネルギーに変換される。タービンからの高温排気は、それが、前に論じられたように熱くなるのに時間がかかる蒸気サイクルを加熱するために使用される、密閉サイクルガスタービン内で使用されているのとは対照的に、大気に排出される。開放サイクルガスタービン発電所は典型的には、約15分のうちに起動することもある。これは主に、爆発を引き起こすこともあり得るどんな潜在的可燃性ガスの排気筒もパージする必要性および急速な熱衝撃を避けるために制御された仕方でタービンをその動作温度まで加熱する要件によって制限される。これらの発電所は従って、システムを起動するのにかかる時間を考慮するために、高い電力需要を予想して呼ばれる。
様々な技術に基づき、それ故に異なる起動継続時間を示す広範囲のピーク時用発電所が、現在利用可能である。これらの発電所は、2つの主なクラス、すなわち
− 非熱力学ベースのシステム(例えば電池、水力発電所、フライホイール)と、
− 熱力学ベースのシステム(例えば開放サイクルガスタービン(OCGT)、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)、液体空気エネルギー貯蔵(LAES))とに分類されることもある。
ピーク時用水力発電所(非熱力学的)では、水は、発電機を駆動するために高所からタービンを通って流れることを許される。エネルギーは、単に高所に保持される水の質量のポテンシャルエネルギーに具体化されているので、単にバルブを開き、水がタービンに入ることを許容することによって発電所を起動するのは、比較的速い。この場合、起動時間は、発電機が、グリッドに結合される前に、タービンが公称速度に達するのにかかる時間およびその速度が電力グリッドと同期するように正確に制御されるのにかかる時間によって制限される。パワー出力信号に反応するのに必要とされる時間を低減するために、水力発電所は、急いで同期に達し、次いでグリッドに結合されたままであるがしかし水の流れはオフにされるように設計されることもある。このモードでは、タービンは、回転し続け、発電機は、グリッドに結合されているモータとして動作する。電力が、必要とされるとき、バルブは単に、水がタービンに入ることを許容、発電するために開かれる。このようにして、発電所は、1分未満のうちにアイドル回転状態から公称電力送出に切り替わることができる。ピーク時用水力発電所は、無害な放出物のさらなる利点をもたらすが、しかし構築するために特定の地理的特徴を必要とするため、展開可能性(deployability)が制限される。
地球温暖化に対抗するために、風力タービンおよび太陽熱収集器を含む、増加する大量の断続的な再生可能発電容量が、ネットワークに導入されており、これがさらに、発電側の一部の利用可能性に不確実性を生み出すことによってグリッドの釣り合わせを複雑にしており、すなわちエネルギー貯蔵を使用して対処できる問題である。
エネルギー貯蔵デバイスおよびシステムは典型的には、動作の3つのフェーズ、すなわち充電、貯蔵および放電を有する。エネルギー貯蔵デバイスは典型的には、送電および配電ネットワーク上に発電容量の不足がある場合に、高度に断続的に発電する(放電する)。これは、局所電力市場における電気の高価格によってまたは追加の容量のためにネットワークの動作に対して責任がある組織からの要請によって貯蔵デバイスオペレータに信号で伝えられてもよい。英国などのいくつかの国では、ネットワークオペレータは、ネットワークへのバックアップリザーブの供給について高速起動能力を有する発電所のオペレータとの契約を始める。そのような契約は、数か月または数年にさえ及ぶこともあるが、しかし典型的には電力提供者が稼働している(発電している)ことになる時間は、非常に短い。加えて、貯蔵デバイスは、断続的な再生可能発電機からグリッドへの電力の供給過剰時に追加の負荷を提供する際に追加のサービスを提供することができる。風速は、需要が低い夜間にしばしば高い。ネットワークオペレータは、低いエネルギー価格の信号もしくは消費者との特定の契約を通じて、超過供給を利用するためにネットワークへの追加需要を手配するか、または他の発電所もしくは風力発電所からの電力の供給を抑制しなければならない。場合によっては、特に風力発電機が補助を受けている市場では、ネットワークオペレータは、風力発電所を「オフにする」ために風力発電所オペレータに支払わなければならないことになる。貯蔵デバイスは、超過供給の時期にグリッドを釣り合わせるために使用できる有用な追加の負荷をネットワークオペレータにもたらす。
貯蔵システムまたはデバイスが商業的に実現可能であるためには、次の要因、すなわち1MW(電力容量)当たりの資本コスト、1MWh(エネルギー容量)当たりの資本コスト、往復サイクル効率、初期投資および起動速度から期待できる充放電サイクル数に関する寿命が、重要である。幅広い実用規模の応用にとって、貯蔵デバイスが、地理的に制約されない、すなわちそれが、どこにでも、特に高需要の場所の隣にまたは送電および配電ネットワーク内の断続性の源もしくはボトルネックの隣に建設できるということもまた、重要である。
従って、環境に優しく、地理的に制約されず、低資本コストで、経済的に実現可能でかつ高速応答するエネルギー貯蔵デバイスおよびシステムならびにこれらのエネルギー貯蔵デバイスおよびシステムからパワーを回収するためのシステムおよび方法の必要性がある。
液体空気エネルギー貯蔵(LAES)は、寒剤(液体空気または液体窒素などの)を使用するエネルギーの貯蔵および発電するために発電機に結合されるターボ膨張器を駆動することができる高圧ガスにそれを熱力学的に処理することによるその後のパワー回収を可能にする。LAESはそれに応じて、無害物質を用い(電池およびOCGTと異なり)、地理的に制約されず(水力発電所と異なり)、市場にいくつかの利点をもたらす。大まかに言えば、LAESシステムは典型的には、その充電フェーズにおいて、第1の液化フェーズ中に空気または窒素などの作動流体を液化するために、低需要または断続的再生可能発電機からの超過供給の期間に、低コストのまたは余った電力を利用するということになる。これは次いで、貯蔵フェーズ中に極低温流体として貯蔵タンクに貯蔵され、その後極低温ポンプにおいて高圧にポンピングされ、蒸発され、タービンを駆動するために使用され、高需要または断続的再生可能発電機からの不十分な供給の期間に、放電またはパワー回収のフェーズ中に電力を生み出す。
LAESは、熱力学的プロセスである。他の熱力学的プロセスと同様に、パワー回収フェーズを起動するのに必要とされる時間の大部分は、動作温度に達し(特に極低温ポンプを冷却するために)、ターボ膨張器を期待通りの速度に(up to speed)回転させ、発電機をグリッドに同期させるためにその回転速度を細かく制御するためにかかり、発電機は、駆動軸を介してターボ膨張器に機械的に結合される。起動時間は典型的には、数分かかる。
発電機が、グリッドに電磁気的に結合するために回転しなければならない、回転速度は、同期速度として当業者に知られている。この速度は、発電機ロータ上の磁極の数およびグリッドの周波数に依存し、その周波数は、例えばヨーロッパでは50Hzおよび合衆国では60Hzである。今後は、同期速度はまた、ターボ膨張器および膨張段に関しても使用されることになる。ターボ膨張器またはターボ膨張器を構成する個々の膨張段は、ギアボックスを通じて発電機に結合されてもよく、発電機の同期速度に対応する回転速度が、異なってもよいことを意味するので、当業者は、これが、必ずしも発電機と同じ回転速度を暗示しないということを理解することになる。用語同期速度は従って、この明細書においては、グリッドと同期している発電機に対応する、問題になっている機器を回転させる事項の回転速度を意味することを目的としている。
ターボ膨張器は、膨張の1つまたは複数の段を備える回転膨張機械であると理解されるものとし、各々は、ケーシング内に設置される少なくとも1つの膨張ホイールを備える(膨張段)。これらの膨張段は、同じ速度で回転する共通の駆動軸(これは、一緒に機械的に結合される多重軸を含む)に接続されるか、または異なる速度で回転し、ギアボックスを通じて少なくとも1つの駆動軸に接続される多重軸に接続されてもよい。
膨張段は、前記多重軸の少なくとも1つを少なくとも1つの他の膨張段と共有してもよい。例えば、ターボ膨張器は、第1および第2の速度で回転しかつ第3の速度で回転する駆動軸にギアボックスを介して接続される2つの軸上に配置される4つの膨張段(1つの軸当たり2つの段)を備えてもよい。膨張段は、ガス流内に並列に接続される、2つ以上のそれぞれのケーシング内に2つ以上のホイールを備えてもよい。
典型的には、駆動軸は、駆動軸における機械的パワーを発電機の電気端子における電力に変換するために発電機に接続される。
本発明者らは有利には、LAESシステムのパワー回収フェーズを起動し、パワーをグリッドに送出するのに必要とされる時間を低減するシステムおよび方法を考案した。これは、電気グリッドが、より断続的な再生可能発電容量の導入に伴ってより不安定になるだけであるということを考えると、非常に有効である。
本発明の一態様によると、
寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンクと、
極低温貯蔵タンクからの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンクと流体連通するポンプと、
高圧ガスを形成するためにポンプからの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプと流体連通する蒸発器と、
機械的パワーを伝達するための駆動軸を備えるパワー回収装置と、
パワー回収装置によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置の駆動軸に機械的に結合される電気機械とを備えるシステムであって、
本システムは、
パワー回収装置が、蒸発器によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、および
パワー回収装置が、蒸発器によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モード(motored mode)において動作可能である、システムが、提供される。
モータ動作モードの提供は、システムが、用いられる極低温ポンプに応じて、即座にまたはほとんど即座に(例えばわずか数秒で)、例えばグリッドオペレータまたは発電所オペレータからの起動信号に反応することができることを意味する。これは、最新技術を超える著しい改善を表す。
本システムは、そのモータ動作モードとそのパワー回収モードとの間で切り替え可能であってもよい。オプションとして、ポンプは、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、高圧寒剤を蒸発器に供給しない。本システムは、ポンプから蒸発器への高圧寒剤の供給を導入することによってそのモータ動作モードからそのパワー回収モードに切り替え可能であってもよい。
電気機械は、システムが、そのパワー回収モードにあるときは、発電機として動作し、パワー回収装置によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するように構成されてもよい。電気機械は、パワー回収装置が、そのモータ動作モードにあるときは、パワー回収装置を駆動するように構成されてもよい。電気機械は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、モータとして動作するように構成されてもよい。
本システムはさらに、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、パワー回収装置をポンプおよび/または蒸発器から隔離するように構成される少なくとも1つのバルブを備えてもよい。
電気機械は、外部の電気グリッドに結合されるように構成されてもよい。電気機械は、システムが、そのパワー回収モードにあるときは、電気エネルギーを外部の電気グリッドに供給するように構成されてもよい。電気機械は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、パワー回収装置を駆動するために外部の電気グリッドからパワーを引き出すように構成されてもよい。本システムはさらに、電気機械を電気グリッドに結合しかつ/または電気グリッドから切り離すための電気ブレーカを備えてもよい。
パワー回収装置は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、第1の所定速度で駆動されてもよい。パワー回収装置は、システムが、そのパワー回収モードにあるときは、第2の所定速度で駆動されてもよい。第1の所定速度は、第2の所定速度と同じであってもよい。第1および/または第2の所定速度は、電気機械が電気グリッドに同期するために必要とされる速度であってもよい。
当技術分野において知られているように、十分に大きい極低温貯蔵タンクを備える大容量システムについては、極低温ポンプは、タンク内の周囲の寒剤によって低温状態に維持されるように、極低温タンク内部に設置され、寒剤中に沈められてもよい。極低温ポンプを収容するための十分なスペースがない小さい極低温タンクを備える小容量システムでは、極低温ポンプは、極低温タンクの外部に設置される。
本システムはさらに、ポンプを冷却するための第1の冷却手段を備えてもよい。第1の冷却手段は、寒剤を極低温貯蔵タンクからポンプに輸送するための第1の導管を備えてもよい。ポンプは、極低温貯蔵タンク内の寒剤によってポンプが冷却されることを可能にするために極低温貯蔵タンク内に設置されてもよい。第1の冷却手段は従って、極低温貯蔵タンク内に寒剤を備えてもよい。
本発明者らは、従来の熱力学的発電システムと異なり、LAESプロセスが、パワーをグリッドに送出することなくかつ寒剤作動流体の有意量の消費およびその中に具体化されるエネルギーの損失なしに、システムが長期間にわたって動作することを可能にすることによって、極低温システムの起動におけるあるステップがパワー回収を予想して行われることを可能にするように構成されてもよいということを実現した。さらに、LAES発電所がモータ動作モードにある間の極低温貯蔵タンク内の液体空気の利用可能性は、極低温ポンプがまた、パワー回収を予想して冷却されてもよいことを意味する。いったん極低温ポンプが、動作温度まで冷却されると、ただしそれが、良く断熱されているならば、その温度を維持するための液体空気の消費は、非常に少なく、従って、極低温ポンプは、長時間にわたってその冷却された状態に維持できる。ポンプを冷却された状態に維持しながらモータ動作モードにあることは、発電するための信号に応答してパワー回収装置を起動するのにかかる時間の低減を可能にする。
別法としてまたは追加として、本システムはさらに、パワー回収装置を冷却するための第2の冷却手段を備えてもよい。第2の冷却手段は、寒剤を極低温貯蔵タンクからパワー回収装置に輸送するための導管を備えてもよい。
従って、第2の冷却手段は、パワー回収装置の温度がしきい温度(例えばその最大動作温度)を上回って上昇するのを防止するために使用できる。パワー回収装置の温度は、パワー回収装置において放散されるパワー(例えばパワー回収装置内のベアリングによる)および空気力学的摩擦が、熱の形であるので、上昇させられることもある。
パワー回収装置は、1つもしくは複数のターボ膨張器、または複数のターボ膨張器を備えてもよい。各ターボ膨張器は、1つの膨張段、1つもしくは複数の膨張段、または複数の膨張段を備えてもよい。各膨張段は、1つの膨張ホイール、1つもしくは複数の膨張ホイール、または複数の膨張ホイールを備えてもよい。1つまたは複数のターボ膨張器は、それらの膨張段のすべてを駆動軸に接続されてもよい。各膨張段は、駆動軸に接続されてもよい。
これらの膨張段は、同じ速度で回転する共通の駆動軸(これは、一緒に機械的に結合される多重軸を含む)に接続されるか、または異なる速度で回転しかつギアボックスを通じて少なくとも1つの駆動軸に接続される多重軸に接続されてもよい。
上で論じられたように、ターボ膨張器は、1つまたは複数の膨張段を備える回転膨張機械であってもよく、各々は、ケーシング内に設置される少なくとも1つの膨張ホイールを備える(膨張段)。これらの膨張段は、同じ速度で回転する共通の駆動軸(これは、一緒に機械的に結合される多重軸を含む)に接続されるか、または異なる速度で回転しかつギアボックスを通じて少なくとも1つの駆動軸に接続される多重軸に接続されてもよい。
膨張段は、前記多重軸の少なくとも1つを少なくとも1つの他の膨張段と共有してもよい。例えば、ターボ膨張器は、第1および第2の速度で回転しかつ第3の速度で回転する駆動軸にギアボックスを介して接続される2つの軸上に配置される4つの膨張段(1つの軸当たり2つの段)を備えてもよい。膨張段は、ガス流内に並列に接続される、2つ以上のそれぞれのケーシング内に2つ以上のホイールを備えてもよい。上記の配置は、発電の技術分野において知られている。
例えば、図1〜図6に示されるように、パワー回収装置は、発電機に接続される同じ駆動軸上にすべて配置される4つの膨張段を有する1つのターボ膨張器を備えてもよい。
本システムはさらに、高圧ガスが、パワー回収装置において膨張される前に、高温熱エネルギーを高圧ガスに移送するように構成される熱交換器を備えてもよい。本発明のために、高温熱エネルギーは、80から300℃の間の温度で流体内に埋め込まれたエネルギーを指す。本システムは、高圧ガスが、1つもしくは複数のターボ膨張器または1つもしくは複数の膨張段において膨張される前に、高温熱エネルギーを高圧ガスに移送するように構成される1つまたは複数の熱交換器を備えてもよい。高温熱エネルギーは、ガスが、各ターボ膨張器または各膨張段において膨張される前に、熱交換器によって高圧ガスに移送されてもよい。
本システムはさらに、システムが、モータ動作モードにあるときは、下流の膨張段から上流の熱交換器または膨張段への低温または高温ガスの流れを可能にするために、下流の膨張段の出口と上流の熱交換器または膨張段との間にバイパス導管を備えてもよい。バイパス導管は、バイパス導管を通るガスの流れを制御するためのバイパスバルブを備えてもよい。
本システムはさらに、システムが、モータ動作モードにあるときは、パワー回収装置を駆動するための電気モータを備えてもよい。
本システムは、アイドルモードとモータ動作モードとの間で切り替え可能であってもよい。
オプションとして、アイドルモードでは、パワー回収装置は、まったく駆動されない。言い換えれば、オプションとして、アイドルモードでは、蒸発器によって供給される高圧ガスおよび電気グリッドに結合される電気機械がない(電気ブレーカは、オフにされる)。オプションとして、蒸発器によって供給される高圧ガスおよび電気グリッドに結合される電気機械がなく、パワー回収装置の駆動軸に接続されるどんな小型電気モータも、システムが、そのアイドルモードにあるときは、オフにされる。
寒剤は、液体空気または液体窒素を含んでもよい。本システムはさらに、パワー回収装置と流体連通する排気管を備えてもよい。
寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンクを準備するステップと、
極低温貯蔵タンクからの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンクと流体連通するポンプを準備するステップと、
高圧ガスを形成するためにポンプからの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプと流体連通する蒸発器を準備するステップと、
機械的パワーを伝達するための駆動軸を備えるパワー回収装置を準備するステップと、
パワー回収装置によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置の駆動軸に機械的に結合される電気機械を準備するステップと、
パワー回収装置が、蒸発器によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、および
パワー回収装置が、蒸発器によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードのうちの1つを選択するステップとを含む方法もまた、提供される。
用語「高圧」および「低圧」は、当技術分野において良く理解されており、当業者は、本発明の文脈においてこれらの用語によって何が意味されるかを理解することになる。例えば、高圧ガスは、システムが、そのパワー回収モードにあるとき、パワー回収装置を駆動するために使用されるガスであってもよい。低圧ガス(および/または低圧寒剤)は、システムが、モータ動作モードにあるとき、パワー回収装置を駆動する以外の目的のため、例えば蒸発器および/またはポンプおよび/またはパワー回収装置などのコンポーネントを冷却するために使用されるガス(および/または寒剤)であってもよい。
本発明は、添付の図面を参照して今から述べられることになる。
本発明の実施形態による第1のシステムを示す図である。 本発明の実施形態による第2のシステムを示す図である。 本発明の実施形態による第3のシステムを示す図である。 本発明の実施形態による第4のシステムを示す図である。 本発明の実施形態による第5のシステムを示す図である。 本発明の実施形態による第6のシステムを示す図である。 本発明の実施形態による第7のシステムを示す図である。
図1は、本発明によるシステム10を示す。システム10は、寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンク100と、極低温貯蔵タンク100からの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンク100と流体連通する極低温ポンプ200と、高圧ガスを形成するためにポンプ200からの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプ200と流体連通する蒸発器300と、機械的パワーを伝達するための駆動軸360を備えるパワー回収装置350と、パワー回収装置350によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置350の駆動軸360に機械的に結合される電気機械600とを備える。電気機械600は、電気ブレーカ700を介して外部の電気グリッドに結合するように構成され、構築され、それぞれグリッドからパワーを取り込むまたはグリッドにパワーを送出する、モータかまたは発電機としてそれが動作することを可能にするために、当技術分野において知られているような必須の制御システムを提供される。
システム10は、パワー回収装置350が、蒸発器300によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、およびパワー回収装置350が、蒸発器300によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である。ポンプ200は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、高圧寒剤を供給せず、システム10は、ポンプ200からの高圧寒剤の供給を導入することによって、そのモータ動作モードからそのパワー回収モードに切り替え可能である。これは、以下でさらに詳細に説明されることになる。
パワー回収装置350は、4つの熱交換器401、402、403および404、ならびに4つの膨張段501、502、503および504を備えるターボ膨張器を備える。システム10はまた、パワー回収装置と流体連通する排気筒800、ならびにバルブ110、111、112、115および116も備え、それらの目的は、以下で説明されることになる。
システム10はまた、バルブ115を介して極低温タンク100のヘッドスペースと熱交換器401の入口との間に接続部(例えば導管)、およびバルブ116を介して最終膨張段504の下流にベントも備える。
システム10の「通常」動作中は(すなわちパワー回収モードでは)、液体寒剤(典型的には液体空気または液体窒素)は、極低温タンク100から取り出され、高圧に、例えば50から250バールに極低温ポンプ200を用いてポンピングされ、高圧でかつ周囲温度に近い、例えば−20から30℃のガスを生成するために蒸発器300において蒸発される。蒸発器300において寒剤から回収された冷気は、低温倉庫(図示されず)に貯蔵され、後で空気液化装置における冷却を支援するために使用されてもよい。
高圧ガスは次いで、周囲の熱または別個の熱プロセス、例えば発電所、製造工場(例えば製鋼所、その他)およびデータセンタなどの、LAESシステムと同一場所に設置されかつ前記LAESシステムの外部にあるシステムにおいて生じる別個の熱プロセスからの廃熱(80から300℃の間に含まれる温度に対応する)を使用して熱交換器401において過熱される。高圧ガスを過熱するために使用される廃熱はまた、LAESシステムそれ自体によってまたはLAESシステムおよび前記LAESシステムと同一場所に設置されかつ前記LAESシステムの外部にあるシステムによって発生されてもよい。
例えば、過熱された高圧ガスは次いで、4つの膨張段501、502、503、504において140バールから周囲圧力近くに膨張される。各膨張段の間で、ガスは、熱交換器402から404において再加熱される。4つの膨張段501、502、503、504は、駆動軸360を介して電気機械600に機械的に結合される。電気機械600は、システムが、パワー回収モードにあるときは、発電機としての役割を果たすように構成され、駆動軸360の回転における機械的仕事を電気エネルギーに変換する。
当業者は、本発明が、4つの膨張段に限定されず、膨張段の数およびそれらの圧力比の選択が、システムの効率とコストとの間の妥協であることを認識することになる。
当業者によって実施可能である、本システムの起動(すなわち静止またはアイドルモードからの)を詳細に述べることは、この記述の目的ではない。しかしながら、主なフェーズは、次の通りに述べられてもよい。
1. 制御された仕方での極低温ポンプ200のその動作温度への冷却。
2. パワー回収装置350(例えばターボ膨張器)の公称動作速度近くへのスピンアップ。
3. パワー回収装置350を通るガスの流れの制御による電気機械600ロータの回転速度の同期速度への微細制御。
4. 電気機械600ロータを電気グリッドに電磁気的に結合するためのブレーカ700の閉鎖。
5. グリッドに送出されるパワーを必要とされる値まで増加するためのパワー回収装置350のパワーアップ。
ステップ1は典型的には、ポンプが、熱衝撃を避けるために制御された仕方で周囲温度近くからその動作温度(典型的には周囲圧力近くでの液体空気の飽和温度近く、例えば−170℃)まで冷却されるので、用いられるポンプのサイズおよび種類に応じて、3または4時間の間かかる。ポンプは、液体空気の制御された流れがポンプに入ることを許すことによって冷却される。ポンプが、冷却されると、ボイルオフガスが、液体空気から生成され、それは、極低温貯蔵タンクのヘッドスペースに運ばれて戻るか、または大気に放出されてもよい。このプロセスにおいて消費される液体空気の量は、わずかである。
ステップ2から4は、パワー回収装置および電気機械軸における慣性ならびに必要とされる精度で同期速度を達成するために必要とされる時間に起因して2から5分の間かかることもある。これは、
・極低温ポンプの速度を制御することか、または
・極低温ポンプを低速度で動かし、入口案内羽根もしくは制御バルブなどの流れ制御手段を使用して少なくとも1つの膨張段を通る流れを制御すること、または
・寒剤を配送するために極低温タンクのヘッドスペース内の圧力を使用し、流れ制御手段を使用して少なくとも1つの膨張段を通る流れを制御することによって達成されてもよい。ステップ5は典型的には、極低温ポンプをその必要とされる動作速度までスピンアップするために必要とされる時間に対応して、数十秒かかる。
この記述は、同期発電機としての役割を果たす電気機械を使用するシステムの動作を述べ、その場合発電機は、同期速度で動作する。本発明はまた、非同期発電機にも適用可能であり、それは、グリッドとの同期速度をわずかに上回る速度で動作する。非同期発電機はまた、同期速度をわずかに下回る速度でモータとして動作してもよい。当業者は、本発明が、動作速度に達するのに必要とされる時間を低減することにおいて同じ利点をもたらすことを認識することになる。
本発明者らは、従来の熱力学的発電システムと異なり、LAESプロセスが、パワーをグリッドに送出することなくかつ寒剤作動流体の有意量の消費およびその中に具体化されるエネルギーの損失なしに、システムが長時間にわたって動作することを可能にすることによって、ステップ2から4がパワー回収を予想して行われることを可能にするように構成されてもよいということを実現した。さらに、LAES発電所が、モータ動作だがしかし充電された状態(極低温貯蔵タンクは、寒剤で満たされている)にある間の極低温貯蔵タンクにおける液体空気の利用可能性は、ステップ1がまた、パワー回収を予想して行われてもよいことを意味する。いったん極低温ポンプが、動作温度まで冷却されると、ただしそれが、良く断熱されているならば、その温度を維持するための液体空気の消費は、非常に少なく、従って、極低温ポンプは、長時間にわたってその冷却された状態に維持できる。これは、ポンプが冷却された状態に維持されることを可能にし、従って発電するための信号に応答してステップ2から4に必要とされる時間を削減することを価値のあるものにする。
それに応じて、図1のシステム10は、モータ動作モードまたはパワー回収モードにおいて動作してもよい。
モータ動作モードでは、電気機械600は、電気グリッドに同期されかつ電磁気的に結合され、極低温ポンプ200は、停止されるが、しかし冷却された状態に維持される。言い換えれば、システム10は、上で述べられた起動順序のステップ1から4を通って進んだが、しかし低温ポンプ200は、停止されている、または停止されたままである(同期化を達成する上述の方法に応じて)。膨張段501、502、503、504にわたる圧力差は、極低温ポンプ200によって維持されていないので、パワー回収装置(例えばターボ膨張器)は、仕事を生成していない。電気機械600が、グリッドに同期されると、それは、モータとして動作し、パワー回収装置350の駆動軸360を回転させる。駆動軸360を回転させ、パワー回収装置350を駆動するために必要とされるエネルギーは、パワー回収装置350のベアリングおよび/またはギアボックスにおける摩擦ならびに空気力学的摩擦(今後は、摩擦)として放散されるエネルギーだけに対応し、パワー回収モードにおけるパワー回収装置のパワー出力に対して小さい。さらに小さい負荷が、パワー回収装置350のベアリング内の潤滑油を循環させるのに必要とされる。駆動軸を回転させるための全負荷は典型的には、システムの定格パワーの1〜3%未満を表す。
アイドルモード(パワー回収装置350および電気機械600が、静止している場合)からモータ動作モードに移行するために、ステップ1から4が、普通着手される。少量の寒剤が、電気機械600をグリッドに同期させるために使用される。
ステップ4が、達成されると、パワー回収装置350を通る寒剤の流れは次いで、下げられ、パワー回収装置350は、モータ動作する(motoring)電気機械600によって駆動される同期速度で動作し続ける。
モータ動作モードからパワー回収モードに移行するために、極低温ポンプ200は、起動され、パワー回収装置350が、詰め込まれた状態(loaded)になりかつ仕事を生成し始めるように、寒剤の圧力および流れを上昇させる。パワー回収装置350によって生成される仕事が、出力軸360を回転させるのに必要とされるエネルギーを超えると、電気機械600は、パワーをグリッドに送出し始め、発電機として動作する。いったん冷却されると、極低温ポンプ200は、その種類に応じて、数秒から1分の間に含まれる時間範囲内に公称速度までスピンアップする能力がある。従って、モータ動作モードからパワー回収モードにおけるパワー設定点に移行するのに必要とされる時間は、わずか数秒のこともある。
システム10は従って、用いられる極低温ポンプに応じて、わずか終秒のうちに、例えばグリッドオペレータまたは発電所オペレータからの起動信号に反応することができる。これは、最新技術を超える著しい改善を表す。
図1を参照すると、モータ動作モードでは、バルブ111および112は、膨張段501、502、503、504および熱交換器401、402、403、404を極低温ポンプ200および蒸発器300から隔離し、どんな湿気の詰まった大気もパワー回収装置350と接触するのを防止するために閉じられる。バルブ110は、液体空気が、極低温ポンプ200に入るのを許され、ポンプ200内のボイルオフガスが、極低温タンク100のヘッドスペースに運ばれるように開かれる。極低温ポンプ200は、その動作温度に近い低温状態に維持され、膨張段501、502、503、504は、回転するのを許され、モータ動作する電気機械600によって駆動され、それは、グリッドに同期され、結合される。
パワー回収装置350のベアリングおよび空気力学的摩擦において放散されるパワーは、熱の形である。わずかではあるが、時間とともにこれは、パワー回収装置350の温度を上昇させることになる。これは、モータ動作モードからパワー回収モードに移行するとき、コンポーネントへの熱衝撃を低減するためにパワー回収装置350を温かい状態に維持するのに有効である。しかしながら、それは、温度をパワー回収装置350の最大動作温度を上回って上昇させることもある。温度は、極低温タンク100のヘッドスペースと連通するバルブ115を介して低温ガス(例えばボイルオフガス)のわずかな流れを導入することによってパワー回収装置350の最大動作温度を上回って上昇するのを防止される。バルブ116は、バルブ115を介して導入される低温ガスによって置き換えられるガスが解放されるのを可能にする。バルブ116は、4つの熱交換器401、402、403、404を備えるシステム部分およびパワー回収装置350における所望の温度を維持するための制御バルブであってもよく、その温度は、熱衝撃を避けるために十分に高く(パワー回収モードからモータ動作モードに切り替わるとき)かつ機器の物理的劣化を避けるために十分に低くなければならない。4つの熱交換器401、402、403、404を備えるシステム部分内の圧力は、システム部分中への湿気進入を防止するのを助けるために周囲圧力より上に維持されなければならない。バルブ115は、パワー回収装置350内の所望の圧力を維持するための制御バルブであってもよい。バルブ115および116は、パワー回収装置350を所望の温度および/または圧力範囲内に維持するために一緒に動作してもよい。
パワー回収信号が、発電所オペレータからかまたは遠く離れて受け取られると、バルブ111および112が、開かれ、バルブ115および116が、閉じられ、極低温ポンプ200が、起動される。本システムは、今はパワー回収モードにある。極低温ポンプ200の吐出圧力は、必要とされるパワー出力を達成するように制御される。パワー回収装置350が、高圧作業ガスを詰め込まれると、パワーが、上昇し、電気機械600は、モータ動作から発電に(すなわちパワーを取り込むことから送出することに)移行する。ポンプ200を起動し、パワー設定点を達成するのにかかる時間は、ポンプ200のランプ速度によって決定される。典型的には、公称ポンプ速度は、極低温ポンプの種類に応じてわずか数秒のうちに達成できる。従って、システム10が、グリッドから非常に少量の電気および貯蔵タンク100から非常に少量の液体空気を消費している、モータ動作モードから、システム10が、グリッドのために電気を生成している、パワー回収モードに移行するのにかかる時間は、わずか数秒であってもよい。
電気機械は、モータとして動作していても、同期コンデンサと同様に、界磁巻線の励起の調節によって無効電力を吸収するまたは供給するように制御されてもよいので、さらなる利点が、システム10をモータ動作モードにおいて動作させることから導かれてもよい。これは、グリッド上の局所電圧の制御に寄与するために使用されてもよい。さらに、パワー回収装置350および電気機械600の軸の回転は、慣性をグリッドに与え、それは、電気波形における周波数偏差の減衰に寄与する。
機器のいくつかの事項は、熱衝撃に敏感である。当業者は、これが、コンポーネント材料のゆがみをもたらす急速膨張または収縮を誘発する温度の急激な変化を意味し、それが、コンポーネントの疲労および異なるコンポーネントの一時的な意図されない相互作用に関する問題に寄与することもあるということを理解することになる。従って、場合によっては、熱衝撃を低減するために機器のある事項における温度の変化率を制限することが、必要である。図2は、これを達成するシステム20を示す。
システム20は、さらなる接続部が、蒸発器2300の下流の配管とタンクのヘッドスペースとの間に提供されることを除いては、システム10と同一であり、図1に関して上で述べられたように動作する。システム20は、寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンク2100と、極低温貯蔵タンク2100からの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンク2100と流体連通する極低温ポンプ2200と、高圧ガスを形成するためにポンプ2200からの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプ2200と流体連通する蒸発器2300と、機械的パワーを伝達するための駆動軸2360を備えるパワー回収装置2350と、パワー回収装置2350によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置2350の駆動軸2360に機械的に結合される電気機械2600とを備える。電気機械2600は、電気ブレーカ2700を介して外部の電気グリッドに結合するように構成され、構築され、それぞれグリッドからパワーを取り込むまたはグリッドにパワーを送出する、モータかまたは発電機としてそれが動作することを可能にするために、当技術分野において知られているような必須の制御システムを提供される。
システム10と同様に、システム20は、パワー回収装置2350が、蒸発器2300によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、およびパワー回収装置2350が、蒸発器2300によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である。ポンプ2200は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、高圧寒剤を供給せず、システム20は、図1に関して上で述べられたように、ポンプ2200からの高圧寒剤の供給を導入することによってそのモータ動作モードからそのパワー回収モードに切り替え可能である。
パワー回収装置2350は、4つの熱交換器2410、2402、2403および2404、ならびに4つの膨張段2501、2502、2503および2504を備えるターボ膨張器を備える。システム20はまた、パワー回収装置と流体連通する排気筒2800、ならびにバルブ2110、2111、2112、2115および2116も備える。
蒸発器2300は、低温寒剤が、それに配送され、周囲温度近くまで温められるので、熱衝撃に耐えるように設計されてもよい。しかしながら、例えばシステム20のコストを低減するために、急激な熱衝撃に耐えることができない蒸発器を使用し、それを極低温ポンプ2200と同じ仕方で低温に維持することが、好ましいこともある。モータ動作モードに切り替えられたシステム20では、いくらかの低圧寒剤が、それらの両方を冷却された状態に維持するために、静止極低温ポンプ2200を通って蒸発器2300に入ることを許されてもよい。蒸発器2300が冷却されるとき、および蒸発器2300における熱進入により生成されるボイルオフは、タンク2100のヘッドスペースに運ばれて戻る(それは別法として、大気に放出されてもよい)。
第3のシステム30は、図3に示される。それは、さらなる接続部が、バイパスバルブ3113を介して膨張段3504の放出部と熱交換器3401の入口との間に提供されることを除いては、システム10と同一であり、図1および図2に関して上で述べられたように動作する。
システム30は、寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンク3100と、極低温貯蔵タンク3100からの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンク3100と流体連通する極低温ポンプ3200と、高圧ガスを形成するためにポンプ3200からの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプ3200と流体連通する蒸発器3300と、機械的パワーを伝達するための駆動軸3360を備えるパワー回収装置3350と、パワー回収装置3350によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置3350の駆動軸3360に機械的に結合される電気機械3600とを備える。電気機械3600は、電気ブレーカ3700を介して外部の電気グリッドに結合するように構成され、構築され、それぞれグリッドからパワーを取り込むまたはグリッドにパワーを送出する、モータかまたは発電機としてそれが動作することを可能にするために、当技術分野において知られているような必須の制御システムを提供される。
システム10および20と同様に、システム30は、パワー回収装置3350が、蒸発器3300によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、およびパワー回収装置3350が、蒸発器3300によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である。ポンプ3200は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、高圧寒剤を供給せず、システム30は、図1に関して上で述べられたように、ポンプ3200からの高圧寒剤の供給を導入することによってそのモータ動作モードからそのパワー回収モードに切り替え可能である。
パワー回収装置3350は、4つの熱交換器3401、3402、3403および3404、ならびに4つの膨張段3501、3502、3503および3504を備える膨張器(例えばターボ膨張器またはタービン)を備える。システム30はまた、パワー回収装置と流体連通する排気筒3800、ならびにバルブ3110、3111、3112、3113、3115および3116も備える。
通常動作(パワー回収モード)中は、システム30は、システム10と同じに動作し、バルブ3113は、閉じられる。
モータ動作モードでは、システム30は、第1のシステム10と同じに動作し、バイパスバルブ3113は、開いており、熱交換器3401から3404の少なくとも1つは、例えば80から300℃の間に含まれる温度の熱を供給される。パワー回収装置3350の回転によって引き起こされる圧力差は、バイパス接続部を通るわずかな再循環の流れを引き起こす。空気力学的摩擦に起因してベアリングおよびパワー回収装置3350において放散される熱は、バイパスループの周りの再循環の流れに移送される。
パワー回収信号が、発電所オペレータからかまたは遠く離れて受け取られると、バルブ3111および3112が、開かれ、バルブ3115および3116ならびにバイパスバルブ3113が、閉じられ、極低温ポンプ3200が、起動される。システム30は、今はパワー回収モードにある。
このシステム30は、バイパスループ内のすべてのコンポーネントを温められた状態に維持する特別な利点をもたらす。またしても、温度は、バルブ3115を介して低温ガスを導入することによって制御されてもよい。
モータ動作モード中にパワー回収装置において放散されるパワーは、少ないので、所望の動作温度に達するのにしばらく時間がかかることもある。かかる時間は、必要とされる温度が、達せられるまで、熱を熱交換器の少なくとも1つに導入することによって低減されてもよい。別法として、もしパワー回収装置からの熱放散の速度が、十分でないならば、熱は、モータ動作モード中に熱交換器に連続して提供されてもよい。
提供される熱は、パワー回収モードにおいて再加熱のために使用されるのと同じ廃熱源からであってもよい。もしその廃熱源が、連続して利用できないならば、熱貯蔵所が、利用可能であるときは、それが、熱を貯蔵するために使用されてもよく、廃熱源が利用できないときは、バイパスされるループに熱を供給してもよい。熱貯蔵所は、パワー回収中に熱を供給するために使用されてもよく、またはそれは、モータ動作モード中にだけ熱をシステムに供給するのに十分な容量を有する小さい熱貯蔵所であってもよい。
完全なLAESシステム(液体窒素を使用するシステムを含む)では、図1から図3に示されるパワー回収システムは、液体空気を極低温タンクに供給するための空気液化装置もまた備えるより大きいLAESシステムの一部を形成してもよい。当業者は、パワー回収システムが、タンクに入る寒剤のソースと相互作用しないので、空気液化装置の動作と無関係にモータ動作モードにおいて動作してもよいということを認識することになる。
第4のシステム40は、図4に示される。それは、バルブ4114を介して極低温タンク4100と極低温ポンプ4200との間にまた余分な接続部も提供されることを除いて、システム30と同一である。
システム40は、寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンク4100と、極低温貯蔵タンク4100からの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンク4100と流体連通する極低温ポンプ4200と、高圧ガスを形成するためにポンプ4200からの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプと流体連通する蒸発器4300と、機械的パワーを伝達するための駆動軸4360を備えるパワー回収装置4350と、パワー回収装置4350によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置4350の駆動軸4360に機械的に結合される電気機械4600とを備える。電気機械4600は、電気ブレーカ4700を介して外部の電気グリッドに結合するように構成され、構築され、それぞれグリッドからパワーを取り出すまたはグリッドにパワーを送出する、モータかまたは発電機としてそれが動作することを可能にするために、当技術分野において知られているような必須の制御システムを提供される。
システム10、20および30と同様に、システム40は、パワー回収装置4350が、蒸発器4300によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、およびパワー回収装置4350が、蒸発器4300によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である。ポンプ4200は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、高圧寒剤を供給せず、システム40は、図1に関して上で述べられたように、ポンプ4200からの高圧寒剤の供給を導入することによってそのモータ動作モードからそのパワー回収モードに切り替え可能である。
パワー回収装置4350は、4つの熱交換器4401、4402、4403および4404、ならびに4つの膨張段4501、4502、4503および4504を備えるターボ膨張器を備える。システム40はまた、パワー回収装置と流体連通する排気筒4800、ならびにバルブ4110、4111、4112、4113、4114、4115および4116も備える。
ポンプの冷却運転中およびモータ動作モード中は、隔離バルブ4110は、閉じられたままであり、液体空気は、バルブ4114を介してポンプ4200に入ることを許される。これは、より小さい口径のパイプが使用されることを可能にし、それは、流れを制限することができる。さらに、もし流れのどんな微細制御も、必要とされるならば、小さい制御バルブ4114が、使用されてもよく、大きい口径のバルブ4110は、微細な位置制御を有さないより簡単な隔離バルブであってもよい。これは、コストを低減することができる。
第4の実施形態は、ポンプを冷却された状態に維持する代替方法を示すことを目的としている。当業者は、図4に提示される原理を使用する他の適切な配置もまた、これを達成することができることを理解することになる。
図5は、システム40と同じだが、しかし軸を介して4つの膨張段に接続される、小型電気モータなどの付加的モータ5900の追加がある、第5のシステム50を示す。
システム50は、寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンク5100と、極低温貯蔵タンク5100からの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンク5100と流体連通する極低温ポンプ5200と、高圧ガスを形成するためにポンプ5200からの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプ5200と流体連通する蒸発器5300と、機械的パワーを伝達するための駆動軸5360を備えるパワー回収装置5350と、パワー回収装置5350によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置5350の駆動軸5360に機械的に結合される電気機械5600とを備える。電気機械5600は、電気ブレーカ5700を介して外部の電気グリッドに結合するように構成され、構築され、それぞれグリッドからパワーを取り込むまたはグリッドにパワーを送出する、モータかまたは発電機としてそれが動作することを可能にするために、当技術分野において知られているような必須の制御システムを提供される。
システム10、20、30および40と同様に、システム50は、パワー回収装置5350が、蒸発器5300によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、およびパワー回収装置5350が、蒸発器5300によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である。ポンプ5200は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、高圧寒剤を供給せず、システム50は、図1に関して上で述べられたように、ポンプ5200からの高圧寒剤の供給を導入することによってそのモータ動作モードからそのパワー回収モードに切り替え可能である。
パワー回収装置5350は、4つの熱交換器5401、5402、5403および5404、ならびに4つの膨張段5501、5502、5503および5504を備えるターボ膨張器を備える。システム50はまた、パワー回収装置と流体連通する排気筒5800、ならびにバルブ5110、5111、5112、5113、5114、5115および5116も備える。
モータ動作モードでは、小型電気モータ5900は、パワー回収装置5350の4つの膨張段5501、5502、5503、5504および電気機械5600が、それらの同期速度に達し、電気機械5600が、グリッドに結合されるまで、それらを回転させる。その後、小型電気モータ5900は、パワー回収装置5350の4つの膨張段5501、5502、5503、5504を駆動する責任を電気機械5600に引き渡す。
小型電気モータ5900を駆動するのに必要とされる少量のパワーは、パワー回収装置5350および電気機械5600をシステム10、20、30、40においてそれらの同期速度に至らせるのに必要とされる少量の寒剤より好ましいこともある。
図6は、接続部が、バルブ5115を介して極低温タンク6100のヘッドスペースと熱交換器6401との間に提供されないことを除いては、システム50と同じである第6のシステム60を示す。代わりに、ポンプからの少量の低温ガスが、バルブ6111を通って4つの膨張段に向かって流れることを許される。
システム60は、寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンク6100と、極低温貯蔵タンク6100からの寒剤を高圧にポンピングするための、極低温貯蔵タンク6100と流体連通する極低温ポンプ6200と、高圧ガスを形成するためにポンプ6200からの高圧寒剤を蒸発させるための、ポンプ6200と流体連通する蒸発器6300と、機械的パワーを伝達するための駆動軸6360を備えるパワー回収装置6350と、パワー回収装置6350によって回収された機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、パワー回収装置6350の駆動軸6360に機械的に結合される電気機械6600とを備える。電気機械6600は、電気ブレーカ6700を介して外部の電気グリッドに結合するように構成され、構築され、それぞれグリッドからパワーを取り込むまたはグリッドにパワーを送出する、モータかまたは発電機としてそれが動作することを可能にするために、当技術分野において知られているような必須の制御システムを提供される。
システム10、20、30、40および50と同様に、システム60は、パワー回収装置6350が、蒸発器6300によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、およびパワー回収装置6350が、蒸発器6300によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である。ポンプ6200は、システムが、そのモータ動作モードにあるときは、高圧寒剤を供給せず、システム60は、図1に関して上で述べられたように、ポンプ6200からの高圧寒剤の供給を導入することによってそのモータ動作モードからそのパワー回収モードに切り替え可能である。
パワー回収装置6350は、4つの熱交換器6401、6402、6403および6404、ならびに4つの膨張段6501、6502、6503および6504を備えるターボ膨張器を備える。システム60はまた、パワー回収装置と流体連通する排気筒6800、ならびにバルブ6110、6111、6112、6113、6114および6116も備える。
図6に示される配置は、極低温タンク6100を極低温ポンプ6200によって生成される高圧にさらすバルブ5115を除去し(図5と比較すると)、それは、パワー回収モード中に機能しないこともあり得る。
用語「高圧」および「低圧」は、当技術分野において良く理解されており、当業者は、本発明の文脈においてこれらの用語によって何が意味されるかを理解することになる。例えば、高圧ガスは、システムが、そのパワー回収モードにあるとき、パワー回収装置を駆動するために使用されるガスであってもよい。低圧ガス(および/または低圧寒剤)は、システムが、モータ動作モードにあるとき、パワー回収装置を駆動する以外の目的のために、例えば蒸発器および/またはポンプおよび/またはパワー回収装置などのコンポーネントを冷却するために使用されるガス(および/または寒剤)であってもよい。
前に述べられたように、ステップ5(グリッドに送出されるパワーを必要とされる値まで増加させるためのパワー回収装置350のパワーアップ)は典型的には、パワー回収装置が、グリッドオペレータによって必要とされる電力レベルを外部の電気グリッドに供給するために、極低温ポンプをその必要とされる動作速度までスピンアップするのに必要とされる時間に対応して、数十秒かかる。
本発明者らはさらに、グリッドオペレータの注文に応答してパワーを即座に送出することができるように、応答時間からステップ5を除去するための洗練された方法を見出した。そうするために、電池サブシステム80が、システム10、20、30、40、50または60のいずれかの中に統合されてもよい。
図7は、システム10内への電池サブシステム80の統合を描写する。同じ仕方で、電池サブシステム80は、システム20、30、40、50または60の中に統合されることもあり得る。明確にするために、システム10の一部が、図7に描写される。図1から図6に示され、発電機を外部の電気グリッドに電気的に結合するために使用される電気ブレーカは、第1の電気ブレーカと呼ばれる。電池サブシステム80は、インバータ8910(すなわち整流器)およびブレーカ8900を介して電気グリッドに電気的に結合される電池8920を備える。
発電機600の端子は、ブレーカ700を介して電気グリッドに結合されることが、思い出されるものとする。
アイドルモードかまたはモータ動作モード中は、電池8920は、インバータ8910の制御下で充電されてもよい。アイドルモードでは、ブレーカ700は、開いており、発電機600は、電気グリッドに結合されない。モータ動作モードでは、発電機600は、閉じているブレーカ700を介して電気グリッドに同期的に結合される。
いったん電池8920が、十分に充電されると、ブレーカ8900は、閉じられたままか(充電は、インバータによって制御されるので)または開かれてもよい。ブレーカ8900は、当技術分野において知られているように、典型的にはインバータが電池の充放電を迅速に制御することを可能にするために閉じられたままとなり、通常は維持管理のために開かれることになる。
モータ動作モードにあり、信号が、パワーを送出するために受け取られると、システム10は、パワー回収モードに移行する。極低温ポンプ200は、フルパワーまで上昇させられ、発電機は、電力を電気グリッドに送出する(ステップ5)。同時に、インバータ8910は、即座に放電するように電池8920を制御する。インバータ8910は、電気グリッドによって送出される全パワーが、必要とされる設定点を達成するように、電池8920によって送出されるパワーを制御する。極低温ポンプ200が、必要とされる設定点まで上昇すると、電池によって送出されるパワーは、設定点が、維持されるように、下降させられる。
当業者は、発電機の最大出力と同じ程度に高い設定点を即座に達成するために、電池が、発電機と同じパワー定格を有するサイズにしなければならないことを認識することになる。
電池サブシステム80の利点は、システムが、電池の即座に近い速度でパワー送出信号に応答できるということであるが、しかしながら、極低温システムの利点は、維持される。電池は、極低温ポンプを上昇/下降させるのに必要とされる短い期間にわたって動作することを必要とされるだけであるので、比較的小型であれば十分である。
本発明は、本発明の単一の実施形態をそれぞれ表す添付の図面を参照して例示的な形で上に述べられた。本発明の多くの異なる実施形態が、存在し、これらの実施形態がすべて、次の請求項によって規定されるような本発明の範囲内に入ることは、理解されよう。
10 システム
20 システム
30 第3のシステム
40 第4のシステム
50 第5のシステム
60 第6のシステム
80 電池サブシステム
100 極低温貯蔵タンク
110 バルブ
111 バルブ
112 バルブ
115 バルブ
116 バルブ
200 極低温ポンプ
300 蒸発器
350 パワー回収装置
360 駆動軸、出力軸
401 熱交換器
402 熱交換器
403 熱交換器
404 熱交換器
501 膨張段
502 膨張段
503 膨張段
504 膨張段
600 電気機械、発電機
700 電気ブレーカ
800 排気筒
8900 ブレーカ
8910 インバータ
8920 電池

Claims (44)

  1. 寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンクと、
    前記極低温貯蔵タンクからの寒剤を高圧にポンピングするための、前記極低温貯蔵タンクと流体連通するポンプと、
    高圧ガスを形成するために前記ポンプからの前記高圧寒剤を蒸発させるための、前記ポンプと流体連通する蒸発器と、
    機械的パワーを伝達するための駆動軸を備えるパワー回収装置と、
    前記パワー回収装置によって回収された前記機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、前記パワー回収装置の前記駆動軸に機械的に結合される電気機械とを備えるシステムであって、
    前記システムは、
    前記パワー回収装置が、前記蒸発器によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、および
    前記パワー回収装置が、前記蒸発器によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードにおいて動作可能である、システム。
  2. 前記システムは、前記モータ動作モードと前記パワー回収モードとの間で切り替え可能である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ポンプは、前記システムが、前記モータ動作モードにある場合は、高圧寒剤を前記蒸発器に供給しない、請求項1または請求項2に記載のシステム。
  4. 前記システムは、前記ポンプから前記蒸発器への高圧寒剤の供給を導入することによって前記モータ動作モードから前記パワー回収モードに切り替え可能である、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記システムが前記パワー回収モードにある場合に、前記電気機械は、発電機として動作しかつ前記パワー回収装置によって回収された前記機械的パワーを電気エネルギーに変換するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記パワー回収装置が前記モータ動作モードにある場合に、前記電気機械は、前記パワー回収装置を駆動するように構成される、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記システムが、前記モータ動作モードにある場合に、前記電気機械は、モータとして動作するように構成される、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記システムが前記モータ動作モードにある場合に、前記パワー回収装置を前記ポンプおよび/または前記蒸発器から隔離するように構成される少なくとも1つのバルブをさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記電気機械は、外部の電気グリッドに結合されるように構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記システムが前記パワー回収モードにある場合に、前記電気機械は、電気エネルギーを前記外部の電気グリッドに供給するように構成される、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記システムが前記モータ動作モードにある場合に、前記電気機械は、前記パワー回収装置を駆動するために前記外部の電気グリッドからパワーを引き出すように構成される、請求項9または請求項10に記載のシステム。
  12. 前記電気機械を前記電気グリッドに結合しかつ/または前記電気グリッドから切り離すための電気ブレーカをさらに備える、請求項9から11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 前記システムが前記モータ動作モードにある場合に、前記パワー回収装置は、第1の所定速度で駆動される、請求項1から12のいずれか一項に記載のシステム。
  14. 前記システムが前記パワー回収モードにある場合に、前記パワー回収装置は、第2の所定速度で駆動される、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記第1の所定速度は、前記第2の所定速度と同じである、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記第1の所定速度および/または前記第2の所定速度は、前記電気機械が前記電気グリッドに同期するのに必要とされる速度である、請求項13から15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. 前記ポンプを冷却するための第1の冷却手段をさらに備える、請求項1から16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 前記ポンプは、前記ポンプが前記極低温貯蔵タンク内の寒剤によって冷却されることを可能にするために前記極低温貯蔵タンク内に設置される、請求項1から17のいずれか一項に記載のシステム。
  19. 前記第1の冷却手段は、前記極低温貯蔵タンク内の寒剤を含む、請求項17または請求項18に記載のシステム。
  20. 前記第1の冷却手段は、寒剤を前記極低温貯蔵タンクから前記ポンプに輸送するための第1の導管を備える、請求項17から19のいずれか一項に記載のシステム。
  21. 前記パワー回収装置を冷却するための第2の冷却手段をさらに備える、請求項17から20のいずれか一項に記載のシステム。
  22. 前記第2の冷却手段は、寒剤を前記極低温貯蔵タンクから前記パワー回収装置に輸送するための第2の導管を備える、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記パワー回収装置は、少なくとも1つのターボ膨張器を備える、請求項1から22のいずれか一項に記載のシステム。
  24. 前記パワー回収装置は、複数のターボ膨張器を備える、請求項23に記載のシステム。
  25. 各ターボ膨張器は、1つの膨張段、1つもしくは複数の膨張段、または複数の膨張段を備える、請求項23または請求項24に記載のシステム。
  26. 前記パワー回収装置は、1つの膨張ホイール、1つもしくは複数の膨張ホイール、または複数の膨張ホイールを備える、請求項23から25のいずれか一項に記載のシステム。
  27. 1つまたは複数のターボ膨張器は、それらの膨張段のすべてを前記駆動軸に接続される、請求項23から26のいずれか一項に記載のシステム。
  28. 各膨張段は、前記駆動軸に接続される、請求項23から27のいずれか一項に記載のシステム。
  29. ガスが前記パワー回収装置において膨張される前に、高温熱エネルギーを前記ガスに移送するように構成される熱交換器をさらに備える、請求項1から28のいずれか一項に記載のシステム。
  30. ガスが、1つもしくは複数のターボ膨張器または1つもしくは複数の膨張段において膨張される前に、高温熱エネルギーを前記ガスに移送するように構成される1つまたは複数の熱交換器を備える、請求項23から29のいずれか一項に記載のシステム。
  31. 高温熱エネルギーは、ガスが、各膨張段において膨張される前に、熱交換器によって前記ガスに移送される、請求項30に記載のシステム。
  32. 下流の膨張段から上流の熱交換器または膨張段への低温または高温ガスの流れを可能にするために、前記下流の膨張段の出口と前記上流の熱交換器または膨張段との間にバイパス導管をさらに備える、請求項23から31のいずれか一項に記載のシステム。
  33. 前記バイパス導管は、前記システムが前記モータ動作モードにある場合だけ動作するように構成される、請求項32に記載のシステム。
  34. 前記バイパス導管は、前記バイパス導管を通るガスの流れを制御するためのバイパスバルブを備える、請求項33に記載のシステム。
  35. 前記システムが前記モータ動作モードにある場合に、前記パワー回収装置を駆動するための電気モータをさらに備える、請求項1から34のいずれか一項に記載のシステム。
  36. 前記システムは、アイドルモードと前記モータ動作モードとの間で切り替え可能である、請求項1から35のいずれか一項に記載のシステム。
  37. 前記システムが前記アイドルモードにある場合は、前記パワー回収装置は、駆動されない、請求項36に記載のシステム。
  38. 前記システムが前記アイドルモードにある場合は、前記電気機械は、前記電気グリッドに結合されない、請求項36または請求項37に記載のシステム。
  39. 前記システムが、前記アイドルモードにある場合は、前記蒸発器は、高圧ガスを前記パワー回収装置に供給しない、請求項36から38のいずれか一項に記載のシステム。
  40. 前記システムが前記アイドルモードにある場合は、前記電気モータは、オフにされる、請求項36から39のいずれか一項に記載のシステム。
  41. 前記寒剤は、液体空気または液体窒素を含む、請求項1から40のいずれか一項に記載のシステム。
  42. 前記パワー回収装置と流体連通する排気管をさらに備える、請求項1から41のいずれか一項に記載のシステム。
  43. 前記システムが、そのモータ動作モードにあるとき、前記ポンプおよび前記蒸発器を冷却された状態に保つために、低圧寒剤を前記極低温貯蔵タンクから前記ポンプを通って前記蒸発器に輸送するための手段を備える、請求項1から42のいずれか一項に記載のシステム。
  44. 寒剤を貯蔵するための極低温貯蔵タンクを設けるステップと、
    前記極低温貯蔵タンクからの寒剤を高圧にポンピングするための、前記極低温貯蔵タンクと流体連通するポンプを設けるステップと、
    高圧ガスを形成するために前記ポンプからの前記高圧寒剤を蒸発させるための、前記ポンプと流体連通する蒸発器を設けるステップと、
    機械的パワーを伝達するための駆動軸を備えるパワー回収装置を設けるステップと、
    前記パワー回収装置によって回収された前記機械的パワーを電気エネルギーに変換するための、前記パワー回収装置の前記駆動軸に機械的に結合される電気機械を設けるステップと、
    前記パワー回収装置が、前記蒸発器によって供給される高圧ガスによって駆動されかつ高圧ガスから機械的パワーを回収する、パワー回収モード、および
    前記パワー回収装置が、前記蒸発器によって供給される高圧ガス以外の駆動手段によって駆動される、モータ動作モードのうちの1つを選択するステップとを含む、方法。
JP2018558500A 2016-02-02 2017-02-02 パワー回収の改善 Active JP6993350B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB1601878.0A GB201601878D0 (en) 2016-02-02 2016-02-02 Improvements in power recovery
GB1601878.0 2016-02-02
PCT/GB2017/050262 WO2017134444A1 (en) 2016-02-02 2017-02-02 Improvements in power recovery

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019507289A true JP2019507289A (ja) 2019-03-14
JP2019507289A5 JP2019507289A5 (ja) 2020-03-19
JP6993350B2 JP6993350B2 (ja) 2022-01-13

Family

ID=55590563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018558500A Active JP6993350B2 (ja) 2016-02-02 2017-02-02 パワー回収の改善

Country Status (10)

Country Link
US (1) US10876433B2 (ja)
EP (1) EP3411566B1 (ja)
JP (1) JP6993350B2 (ja)
CN (1) CN109154210B (ja)
AU (1) AU2017214522B2 (ja)
DK (1) DK3411566T3 (ja)
ES (1) ES2772813T3 (ja)
GB (1) GB201601878D0 (ja)
PL (1) PL3411566T3 (ja)
WO (1) WO2017134444A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11035260B1 (en) 2020-03-31 2021-06-15 Veritask Energy Systems, Inc. System, apparatus, and method for energy conversion
CN112963207B (zh) * 2021-02-02 2023-07-04 上海电力大学 一种液化空气混合储能与发电一体化系统及方法
US11744047B2 (en) * 2021-02-23 2023-08-29 Caeli, LLC Air energy storage powered uninterruptible power supply

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835210A (ja) * 1981-08-20 1983-03-01 アセア・リミテイド 極低温流体からエネルギを得る方法
JPH08246899A (ja) * 1995-03-03 1996-09-24 Ebara Corp ガスタービン入口空気冷却装置
US20070163261A1 (en) * 2005-11-08 2007-07-19 Mev Technology, Inc. Dual thermodynamic cycle cryogenically fueled systems
JP2015504132A (ja) * 2012-01-13 2015-02-05 ハイヴュー・エンタープライゼズ・リミテッド 発電装置、および方法
US20150291007A1 (en) * 2012-11-19 2015-10-15 Dearman Engine Company Ltd Refrigeration

Family Cites Families (80)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2960834A (en) 1954-11-22 1960-11-22 Garrett Corp Production of liquid oxygen from atmospheric air
DE1036282B (de) 1956-08-17 1958-08-14 Sulzer Ag Kuehlanlage
CH344435A (de) 1956-11-10 1960-02-15 Sulzer Ag Verfahren zum Tiefkühlen eines schwer verflüssigbaren Gases und Anlage zur Durchführung des Verfahrens
US3358460A (en) 1965-10-08 1967-12-19 Air Reduction Nitrogen liquefaction with plural work expansion of feed as refrigerant
US3451342A (en) 1965-10-24 1969-06-24 Everett H Schwartzman Cryogenic engine system and method
US3360944A (en) 1966-04-05 1968-01-02 American Messer Corp Gas liquefaction with work expansion of major feed portion
CA928208A (en) 1970-02-09 1973-06-12 Bodnick Sheldon Mixed refrigerant cycle
US3830326A (en) 1972-12-13 1974-08-20 R Hartung Gas turbine automotive machine
GB1471404A (en) 1973-04-17 1977-04-27 Petrocarbon Dev Ltd Reliquefaction of boil-off gas
GB1481682A (en) 1973-07-12 1977-08-03 Nat Res Dev Power systems
DE2434238A1 (de) 1974-07-16 1976-01-29 Linde Ag Verfahren zur speicherung und rueckgewinnung von energie
US4329842A (en) 1980-07-02 1982-05-18 Hans D. Linhardt Power conversion system utilizing reversible energy of liquefied natural gas
FR2489411A1 (fr) 1980-08-29 1982-03-05 Technigaz Procede de recuperation d'accumulation et de restitution d'energie et dispositif pour la mise en oeuvre dudit procede
US4455834A (en) 1981-09-25 1984-06-26 Earle John L Windmill power apparatus and method
US4545795A (en) 1983-10-25 1985-10-08 Air Products And Chemicals, Inc. Dual mixed refrigerant natural gas liquefaction
GB8418840D0 (en) 1984-07-24 1984-08-30 Boc Group Plc Gas refrigeration
JPS62108764A (ja) 1985-11-07 1987-05-20 黒崎窯業株式会社 溶融金属容器用耐火物
US4695302A (en) 1986-10-28 1987-09-22 Liquid Carbonic Corporation Production of large quantities of CO2 snow
US4765143A (en) 1987-02-04 1988-08-23 Cbi Research Corporation Power plant using CO2 as a working fluid
JPH079346B2 (ja) 1988-12-28 1995-02-01 石川島播磨重工業株式会社 ヘリウムの液化装置
GB8900675D0 (en) 1989-01-12 1989-03-08 Smith Eric M Method and apparatus for the production of liquid oxygen and liquid hydrogen
SU1710824A1 (ru) 1989-09-15 1992-02-07 Днепропетровский государственный университет им.300-летия воссоединения Украины с Россией Ветроэнергетическа установка
US4995234A (en) 1989-10-02 1991-02-26 Chicago Bridge & Iron Technical Services Company Power generation from LNG
JP3040442B2 (ja) 1990-09-20 2000-05-15 三菱重工業株式会社 ガスタービン発電設備
US5139547A (en) 1991-04-26 1992-08-18 Air Products And Chemicals, Inc. Production of liquid nitrogen using liquefied natural gas as sole refrigerant
JP3208547B2 (ja) 1991-08-09 2001-09-17 日本酸素株式会社 液化天然ガスの寒冷を利用した永久ガスの液化方法
US5272879A (en) 1992-02-27 1993-12-28 Wiggs B Ryland Multi-system power generator
JPH09191586A (ja) 1996-01-08 1997-07-22 Tomijiro Ikeda 電力変換貯蔵方法
JP3460433B2 (ja) 1996-03-14 2003-10-27 株式会社日立製作所 エネルギー貯蔵型ガスタービン発電システム
JP3416406B2 (ja) 1996-07-11 2003-06-16 三菱重工業株式会社 空気液化装置及び空気液化方法
DE19757588A1 (de) 1996-12-24 1998-07-02 Hitachi Ltd Stromerzeugungssystem mit Gasturbine und Energiespeicher
US6920759B2 (en) 1996-12-24 2005-07-26 Hitachi, Ltd. Cold heat reused air liquefaction/vaporization and storage gas turbine electric power system
JPH10238367A (ja) 1997-02-24 1998-09-08 Hitachi Ltd エネルギ貯蔵型ガスタービン発電システム
DE19811315C2 (de) 1998-03-16 2000-08-03 Steyr Daimler Puch Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Matsch aus verflüssigtem Gas
JPH11303646A (ja) 1998-04-20 1999-11-02 Hitachi Ltd ガスタービン発電プラント
JP2000130185A (ja) 1998-10-21 2000-05-09 Hitachi Ltd エネルギー貯蔵型ガスタービン発電システム
GB9925097D0 (en) 1999-10-22 1999-12-22 Boc Group Plc Air separation
MY122625A (en) 1999-12-17 2006-04-29 Exxonmobil Upstream Res Co Process for making pressurized liquefied natural gas from pressured natural gas using expansion cooling
JP2001193483A (ja) 2000-01-12 2001-07-17 Hitachi Ltd ガスタービンシステム
US6349787B1 (en) 2000-05-08 2002-02-26 Farouk Dakhil Vehicle having a turbine engine and a flywheel powered by liquid nitrogen
US6282901B1 (en) 2000-07-19 2001-09-04 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Integrated air separation process
US7097925B2 (en) * 2000-10-30 2006-08-29 Questair Technologies Inc. High temperature fuel cell power plant
US6484533B1 (en) 2000-11-02 2002-11-26 Air Products And Chemicals, Inc. Method and apparatus for the production of a liquid cryogen
DE10147047A1 (de) 2000-11-20 2002-07-04 Linde Ag Zwei-oder Drei-Turbinen-Kreislauf zur Erzeugung eines Flüssigkeitsprodukts
WO2002057693A1 (en) 2001-01-17 2002-07-25 Sierra Lobo, Inc. Densifier for simultaneous conditioning of two cryogenic liquids
JP2002242694A (ja) 2001-02-20 2002-08-28 Hitachi Ltd エネルギー貯蔵型ガスタービン発電装置
US6745573B2 (en) 2001-03-23 2004-06-08 American Air Liquide, Inc. Integrated air separation and power generation process
US6581409B2 (en) 2001-05-04 2003-06-24 Bechtel Bwxt Idaho, Llc Apparatus for the liquefaction of natural gas and methods related to same
JP2002339760A (ja) 2001-05-16 2002-11-27 Hitachi Ltd ガスタービン発電方法および装置
US6827104B2 (en) 2001-10-24 2004-12-07 Mcfarland Rory S. Seal and valve systems and methods for use in expanders and compressors of energy conversion systems
US6871502B2 (en) 2002-02-15 2005-03-29 America Air Liquide, Inc. Optimized power generation system comprising an oxygen-fired combustor integrated with an air separation unit
JP3762312B2 (ja) 2002-02-26 2006-04-05 株式会社日立製作所 液体空気エネルギー貯蔵システム及びその制御方法
JP2004150685A (ja) 2002-10-30 2004-05-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 窒素製造設備及びタービン発電設備
EP1604950A4 (en) 2003-03-11 2012-07-25 Maekawa Seisakusho Kk METHOD FOR PRODUCING PASTENED NITROGEN AND DEVICE THEREFOR
GB2409022B (en) 2003-12-13 2006-01-25 Rolls Royce Plc Work extraction arrangement
US20050135934A1 (en) 2003-12-22 2005-06-23 Mechanology, Llc Use of intersecting vane machines in combination with wind turbines
US7228715B2 (en) 2003-12-23 2007-06-12 L'air Liquide, Societe Anonyme A Directoire Et Conseil De Surveillance Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Cryogenic air separation process and apparatus
US7406829B2 (en) 2004-06-18 2008-08-05 General Electric Company Cryogenic liquid oxidizer cooled high energy system
US7210312B2 (en) 2004-08-03 2007-05-01 Sunpower, Inc. Energy efficient, inexpensive extraction of oxygen from ambient air for portable and home use
US7047744B1 (en) 2004-09-16 2006-05-23 Robertson Stuart J Dynamic heat sink engine
US20090217701A1 (en) 2005-08-09 2009-09-03 Moses Minta Natural Gas Liquefaction Process for Ling
GB0600384D0 (en) 2006-01-10 2006-02-15 Highview Entpr Ltd Cryogenic engines
TW200813320A (en) 2006-02-27 2008-03-16 Highview Entpr Ltd Electrical energy storage and generation
US20080216510A1 (en) 2006-08-22 2008-09-11 David Vandor Combined Cycle System For Gas Turbines and Reciprocating Engines and a Method for the Use of Air as Working Fluid in Combined Cycle Power Plants
WO2009029140A1 (en) 2007-08-24 2009-03-05 Exxonmobil Upstream Research Company Natural gas liquefaction process
NO328493B1 (no) 2007-12-06 2010-03-01 Kanfa Aragon As System og fremgangsmåte for regulering av kjøleprosess
US7821158B2 (en) 2008-05-27 2010-10-26 Expansion Energy, Llc System and method for liquid air production, power storage and power release
US20110132032A1 (en) 2009-12-03 2011-06-09 Marco Francesco Gatti Liquid air method and apparatus
US8618680B2 (en) * 2010-03-31 2013-12-31 University Of Southern California Spaced-apart cable modules in wellbore energy storage and retrieval
CN102102586B (zh) 2010-06-08 2013-04-10 丁玉龙 一种高峰负荷发电装置
US20110308275A1 (en) 2010-06-17 2011-12-22 Air Products And Chemicals, Inc. Method and system for periodic cooling, storing, and heating of atmospheric gas
US10100979B2 (en) 2010-12-17 2018-10-16 L'air Liquide Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Liquid air as energy storage
GB201100569D0 (en) 2011-01-13 2011-03-02 Highview Entpr Ltd Electricity generation device and method
GB2494400B (en) 2011-09-06 2017-11-22 Highview Entpr Ltd Method and apparatus for power storage
MX2014009150A (es) 2012-02-10 2014-11-24 Alstom Technology Ltd Ciclo de agua/vapor y metodo de operacion del mismo.
GB2503731A (en) 2012-07-06 2014-01-08 Highview Entpr Ltd Cryogenic energy storage and liquefaction process
US20150381025A1 (en) 2014-06-25 2015-12-31 Mada Energie Llc Laes operating phase change materials
US9562462B2 (en) 2014-11-10 2017-02-07 Allison Transmission, Inc. System and method for powertrain waste heat recovery
CN104806312A (zh) 2015-03-12 2015-07-29 上海领势新能源科技有限公司 温差-涡轮联合循环液氮发电系统
CN104879178A (zh) 2015-05-26 2015-09-02 阮炯明 利用高压低温流体发电及回收低品位废热和冷却压缩机进口气体的方法和系统

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835210A (ja) * 1981-08-20 1983-03-01 アセア・リミテイド 極低温流体からエネルギを得る方法
JPH08246899A (ja) * 1995-03-03 1996-09-24 Ebara Corp ガスタービン入口空気冷却装置
US20070163261A1 (en) * 2005-11-08 2007-07-19 Mev Technology, Inc. Dual thermodynamic cycle cryogenically fueled systems
JP2015504132A (ja) * 2012-01-13 2015-02-05 ハイヴュー・エンタープライゼズ・リミテッド 発電装置、および方法
US20150291007A1 (en) * 2012-11-19 2015-10-15 Dearman Engine Company Ltd Refrigeration

Also Published As

Publication number Publication date
GB201601878D0 (en) 2016-03-16
AU2017214522A1 (en) 2018-09-20
PL3411566T3 (pl) 2020-05-18
WO2017134444A1 (en) 2017-08-10
EP3411566A1 (en) 2018-12-12
EP3411566B1 (en) 2019-12-04
US10876433B2 (en) 2020-12-29
DK3411566T3 (da) 2020-02-17
AU2017214522B2 (en) 2021-09-23
CN109154210B (zh) 2021-05-25
US20190353056A1 (en) 2019-11-21
JP6993350B2 (ja) 2022-01-13
CN109154210A (zh) 2019-01-04
ES2772813T3 (es) 2020-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016269270B2 (en) Improvements in energy storage
US5845479A (en) Method for providing emergency reserve power using storage techniques for electrical systems applications
US11674439B2 (en) High pressure liquid air power and storage
US20110094229A1 (en) Adiabatic compressed air energy storage system with combustor
JP6993350B2 (ja) パワー回収の改善
US9127574B2 (en) Method for operating a power plant
KR20230058587A (ko) 플라이휠 및 용융 염 하이브리드 에너지 저장 시스템
Nguyen Integration of compressed air energy storage with wind turbine to provide energy source for combustion turbine generator
EP2586997A2 (en) Compressed air energy storage system and method of operating such a system
CN113039351A (zh) 压缩空气储能发电装置及压缩空气储能发电方法
US7110865B2 (en) Method for power adaptation in an electricity network
WO2021165809A1 (en) Energy storage plant and process
US11952922B2 (en) Operation of a thermal energy storage system
EP4150196B1 (en) Re-condensing power cycle for fluid regasification
D’Ercole et al. Turbomachinery Solutions for Advanced Adiabatic Compressed Air Energy Storage

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6993350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150