JP2019505493A5 - - Google Patents
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Description
本明細書で引用される刊行物、特許出願、アクセッション番号、及びその他の参考文献
は全て、個々の刊行物または特許出願がそれぞれ具体的かつ個別に参照により本明細書に
組み込まれる旨を指示されたのと同様に、本明細書の一部として援用される。
本発明は下記の態様を含む。
<1>
被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法であって
、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12剤、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記PEG−IL−10の量は、前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療
法で観察されるよりも低いレベルまで低下させるのに十分である前記方法。
<2>
被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法であって
、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12剤、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記量は、
i)少なくとも1.0ng/mLの平均IL−10血清トラフ濃度を達成し、かつ
ii)前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療法で観察されるよりも低
いレベルまで低下させるのに十分である前記方法。
<3>
被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法であって
、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12剤、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記量は、
i)平均IL−10血清トラフ濃度をある期間に亘って維持する(前記平均IL−1
0血清トラフ濃度は少なくとも1.0ng/mLであり、かつ前記平均IL−10血清ト
ラフ濃度は前記期間の少なくとも90%に亘って維持される)、
ii)前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療法で観察されるよりも低
いレベルまで低下させるのに十分である前記方法。
<4>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも2.5ng/mLである、<2>または<3>に記載の方法。
<5>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも5.0ng/mLである、<4>に記載の方法。
<6>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも7.5ng/mLである、<5>に記載の方法。
<7>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも10.0ng/mLである、<6>に記載の方法。
<8>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも15.0ng/mLである、<7>に記載の方法。
<9>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも20.0ng/mLである、<8>に記載の方法。
<10>
前記期間が少なくとも12時間である、<3>に記載の方法。
<11>
前記期間が少なくとも24時間である、<10>に記載の方法。
<12>
前記期間が少なくとも48時間である、<11>に記載の方法。
<13>
前記期間が少なくとも72時間である、<12>に記載の方法。
<14>
前記期間が少なくとも1週間である、<13>に記載の方法。
<15>
前記期間が少なくとも2週間である、<14>に記載の方法。
<16>
前記期間が少なくとも1月である、<15>に記載の方法。
<17>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の少なくとも95%に亘って維持される
、<3>に記載の方法。
<18>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の少なくとも98%に亘って維持される
、<17>に記載の方法。
<19>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の100%に亘って維持される、<18>に記載の方法。
<20>
前記PEG−IL−10が成熟ヒトIL−10を含む、<1>〜<19>のいずれかに記載の方法。
<21>
前記PEG−IL−10が成熟ヒトIL−10の変異体を含み、前記変異体が成熟ヒト
IL−10の活性に匹敵する活性を示す、<1>〜<19>のいずれかに記載の方法。
<22>
前記PEG−IL−10の量が10.0μg/kg/日〜20.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<23>
前記PEG−IL−10の量が11.0μg/kg/日〜19.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<24>
前記PEG−IL−10の量が12.0μg/kg/日〜18.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<25>
前記PEG−IL−10の量が13.0μg/kg/日〜17.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<26>
前記PEG−IL−10の量が14.0μg/kg/日〜16.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<27>
前記PEG−IL−10の量が約15.0μg/kg/日である、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<28>
前記IL−12剤の量が0.01μg/kg/日〜10.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<29>
前記IL−12剤の量が0.05μg/kg/日〜9.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<30>
前記IL−12剤の量が0.1μg/kg/日〜10.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<31>
前記IL−12剤の量が0.1μg/kg/日〜9.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<32>
前記IL−12剤の量が0.5μg/kg/日〜8.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<33>
前記IL−12剤の量が1.0μg/kg/日〜10.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<34>
前記IL−12剤の量が、1.0μg/kg/日〜8.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<35>
前記IL−12剤の量が1.5μg/kg/日〜7.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<36>
前記IL−12剤の量が2.0μg/kg/日〜7.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<37>
前記IL−12剤の量が2.5μg/kg/日〜6.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<38>
前記IL−12剤の量が3.0μg/kg/日〜6.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<39>
前記IL−12剤の量が3.5μg/kg/日〜5.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<40>
前記IL−12剤の量が4.0μg/kg/日〜5.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<41>
前記IL−12剤の量が約4.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<42>
前記PEG−IL−10が、IL−10の少なくとも1つのサブユニットの少なくとも
1つのアミノ酸残基に共有結合された少なくとも1つのPEG分子を含んでいる、<1>〜<41>のいずれかに記載の方法。
<43>
前記PEG−IL−10がモノPEG化IL−10及びジPEG化IL−10の混合物
を含んでいる、<1>〜<41>のいずれかに記載の方法。
<44>
前記PEG−IL−10のPEG成分が約5kDa〜約20kDaの分子量を有する、<42>または<43>に記載の方法。
<45>
前記PEG−IL−10のPEG成分が約20kDaを超える分子量を有する、<42>または<43>に記載の方法。
<46>
前記PEG−IL−10のPEG成分が少なくとも約30kDaの分子量を有する、<42>または<43>に記載の方法。
<47>
前記IL−12剤が成熟ヒトIL−12である、<1>〜<46>のいずれかに記載の方法。
<48>
前記IL−12剤が成熟ヒトIL−12の変異体であり、前記変異体は成熟ヒトIL−
12の活性に匹敵する活性を示す、<1>〜<46>のいずれかに記載の方法。
<49>
前記がん関連の疾患、障害、または病態が固形腫瘍またはリンパ腫である、<1>〜<48>のいずれかに記載の方法。
<50>
前記固形腫瘍が乳癌、前立腺癌、肺癌、肝臓癌、膵臓癌、脳癌、胃癌、卵巣癌、腎癌、
精巣癌及び黒色腫からなる群から選択される、<49>に記載の方法。
<51>
前記がん関連の疾患、障害または病態が免疫非感受性腫瘍である、<1>〜<48>のいずれかに記載の方法。
<52>
前記免疫非感受性腫瘍が結腸癌、胃食道癌、膵癌及び乳癌からなる群から選択される、<51>に記載の方法。
<53>
前記PEG−IL−10及び前記IL−12剤の効果が相加的である、<1>〜<52>のいずれかに記載の方法。
<54>
前記PEG−IL−10及び前記IL−12剤の効果が相乗的である、<1>〜<52>のいずれかに記載の方法。
<55>
前記PEG−IL−10が少なくとも1日2回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<56>
前記PEG−IL−10が少なくとも1日1回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<57>
前記PEG−IL−10が少なくとも72時間毎に前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<58>
前記PEG−IL−10が少なくとも毎週1回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<59>
前記PEG−IL−10が少なくとも2週間毎に前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<60>
前記PEG−IL−10が少なくとも毎月1回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<61>
更に、少なくとも一つの追加の予防剤または治療剤を投与することを含む、<1>〜<60>のいずれかに記載の方法。
<62>
前記追加の予防剤または治療剤が化学療法剤である、<61>に記載の方法。
<63>
前記被験体がヒトである、<1>〜<62>のいずれかに記載の方法。
<64>
前記投与が非経口注射による、<1>〜<63>のいずれかに記載の方法。
<65>
前記非経口注射が皮下注射である、<64>に記載の方法。
<66>
<1>〜<65>のいずれかに記載のある量のPEG−IL−10及びIL−12剤と、医薬的に許容可能な希釈剤、担体または賦形剤とを含有する医薬組成物。
<67>
前記賦形剤が等張注射溶液である、<66>に記載の医薬組成物。
<68>
前記組成物がヒト投与に適する、<66>に記載の医薬組成物。
<69>
更に、少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤を含む、<66>〜<68>のいずれかに記載の医薬組成物。
<70>
<67>〜<69>のいずれかに記載の医薬組成物を含む滅菌容器。
<71>
前記滅菌容器がシリンジである、<70>に記載の滅菌容器。
<72>
<70>または<71>に記載の滅菌溶液を備えたキット。
<73>
更に、少なくとも一つの追加の予防剤または治療剤を含む第二の滅菌容器を備えた、<72>に記載のキット。
は全て、個々の刊行物または特許出願がそれぞれ具体的かつ個別に参照により本明細書に
組み込まれる旨を指示されたのと同様に、本明細書の一部として援用される。
本発明は下記の態様を含む。
<1>
被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法であって
、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12剤、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記PEG−IL−10の量は、前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療
法で観察されるよりも低いレベルまで低下させるのに十分である前記方法。
<2>
被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法であって
、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12剤、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記量は、
i)少なくとも1.0ng/mLの平均IL−10血清トラフ濃度を達成し、かつ
ii)前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療法で観察されるよりも低
いレベルまで低下させるのに十分である前記方法。
<3>
被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法であって
、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12剤、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記量は、
i)平均IL−10血清トラフ濃度をある期間に亘って維持する(前記平均IL−1
0血清トラフ濃度は少なくとも1.0ng/mLであり、かつ前記平均IL−10血清ト
ラフ濃度は前記期間の少なくとも90%に亘って維持される)、
ii)前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療法で観察されるよりも低
いレベルまで低下させるのに十分である前記方法。
<4>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも2.5ng/mLである、<2>または<3>に記載の方法。
<5>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも5.0ng/mLである、<4>に記載の方法。
<6>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも7.5ng/mLである、<5>に記載の方法。
<7>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも10.0ng/mLである、<6>に記載の方法。
<8>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも15.0ng/mLである、<7>に記載の方法。
<9>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも20.0ng/mLである、<8>に記載の方法。
<10>
前記期間が少なくとも12時間である、<3>に記載の方法。
<11>
前記期間が少なくとも24時間である、<10>に記載の方法。
<12>
前記期間が少なくとも48時間である、<11>に記載の方法。
<13>
前記期間が少なくとも72時間である、<12>に記載の方法。
<14>
前記期間が少なくとも1週間である、<13>に記載の方法。
<15>
前記期間が少なくとも2週間である、<14>に記載の方法。
<16>
前記期間が少なくとも1月である、<15>に記載の方法。
<17>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の少なくとも95%に亘って維持される
、<3>に記載の方法。
<18>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の少なくとも98%に亘って維持される
、<17>に記載の方法。
<19>
前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の100%に亘って維持される、<18>に記載の方法。
<20>
前記PEG−IL−10が成熟ヒトIL−10を含む、<1>〜<19>のいずれかに記載の方法。
<21>
前記PEG−IL−10が成熟ヒトIL−10の変異体を含み、前記変異体が成熟ヒト
IL−10の活性に匹敵する活性を示す、<1>〜<19>のいずれかに記載の方法。
<22>
前記PEG−IL−10の量が10.0μg/kg/日〜20.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<23>
前記PEG−IL−10の量が11.0μg/kg/日〜19.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<24>
前記PEG−IL−10の量が12.0μg/kg/日〜18.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<25>
前記PEG−IL−10の量が13.0μg/kg/日〜17.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<26>
前記PEG−IL−10の量が14.0μg/kg/日〜16.0μg/kg/日であ
る、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<27>
前記PEG−IL−10の量が約15.0μg/kg/日である、<1>〜<21>のいずれかに記載の方法。
<28>
前記IL−12剤の量が0.01μg/kg/日〜10.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<29>
前記IL−12剤の量が0.05μg/kg/日〜9.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<30>
前記IL−12剤の量が0.1μg/kg/日〜10.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<31>
前記IL−12剤の量が0.1μg/kg/日〜9.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<32>
前記IL−12剤の量が0.5μg/kg/日〜8.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<33>
前記IL−12剤の量が1.0μg/kg/日〜10.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<34>
前記IL−12剤の量が、1.0μg/kg/日〜8.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<35>
前記IL−12剤の量が1.5μg/kg/日〜7.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<36>
前記IL−12剤の量が2.0μg/kg/日〜7.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<37>
前記IL−12剤の量が2.5μg/kg/日〜6.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<38>
前記IL−12剤の量が3.0μg/kg/日〜6.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<39>
前記IL−12剤の量が3.5μg/kg/日〜5.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<40>
前記IL−12剤の量が4.0μg/kg/日〜5.0μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<41>
前記IL−12剤の量が約4.5μg/kg/日である、<1>〜<27>のいずれかに記載の方法。
<42>
前記PEG−IL−10が、IL−10の少なくとも1つのサブユニットの少なくとも
1つのアミノ酸残基に共有結合された少なくとも1つのPEG分子を含んでいる、<1>〜<41>のいずれかに記載の方法。
<43>
前記PEG−IL−10がモノPEG化IL−10及びジPEG化IL−10の混合物
を含んでいる、<1>〜<41>のいずれかに記載の方法。
<44>
前記PEG−IL−10のPEG成分が約5kDa〜約20kDaの分子量を有する、<42>または<43>に記載の方法。
<45>
前記PEG−IL−10のPEG成分が約20kDaを超える分子量を有する、<42>または<43>に記載の方法。
<46>
前記PEG−IL−10のPEG成分が少なくとも約30kDaの分子量を有する、<42>または<43>に記載の方法。
<47>
前記IL−12剤が成熟ヒトIL−12である、<1>〜<46>のいずれかに記載の方法。
<48>
前記IL−12剤が成熟ヒトIL−12の変異体であり、前記変異体は成熟ヒトIL−
12の活性に匹敵する活性を示す、<1>〜<46>のいずれかに記載の方法。
<49>
前記がん関連の疾患、障害、または病態が固形腫瘍またはリンパ腫である、<1>〜<48>のいずれかに記載の方法。
<50>
前記固形腫瘍が乳癌、前立腺癌、肺癌、肝臓癌、膵臓癌、脳癌、胃癌、卵巣癌、腎癌、
精巣癌及び黒色腫からなる群から選択される、<49>に記載の方法。
<51>
前記がん関連の疾患、障害または病態が免疫非感受性腫瘍である、<1>〜<48>のいずれかに記載の方法。
<52>
前記免疫非感受性腫瘍が結腸癌、胃食道癌、膵癌及び乳癌からなる群から選択される、<51>に記載の方法。
<53>
前記PEG−IL−10及び前記IL−12剤の効果が相加的である、<1>〜<52>のいずれかに記載の方法。
<54>
前記PEG−IL−10及び前記IL−12剤の効果が相乗的である、<1>〜<52>のいずれかに記載の方法。
<55>
前記PEG−IL−10が少なくとも1日2回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<56>
前記PEG−IL−10が少なくとも1日1回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<57>
前記PEG−IL−10が少なくとも72時間毎に前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<58>
前記PEG−IL−10が少なくとも毎週1回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<59>
前記PEG−IL−10が少なくとも2週間毎に前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<60>
前記PEG−IL−10が少なくとも毎月1回、前記被験体に投与される、<1>〜<54>のいずれかに記載の方法。
<61>
更に、少なくとも一つの追加の予防剤または治療剤を投与することを含む、<1>〜<60>のいずれかに記載の方法。
<62>
前記追加の予防剤または治療剤が化学療法剤である、<61>に記載の方法。
<63>
前記被験体がヒトである、<1>〜<62>のいずれかに記載の方法。
<64>
前記投与が非経口注射による、<1>〜<63>のいずれかに記載の方法。
<65>
前記非経口注射が皮下注射である、<64>に記載の方法。
<66>
<1>〜<65>のいずれかに記載のある量のPEG−IL−10及びIL−12剤と、医薬的に許容可能な希釈剤、担体または賦形剤とを含有する医薬組成物。
<67>
前記賦形剤が等張注射溶液である、<66>に記載の医薬組成物。
<68>
前記組成物がヒト投与に適する、<66>に記載の医薬組成物。
<69>
更に、少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤を含む、<66>〜<68>のいずれかに記載の医薬組成物。
<70>
<67>〜<69>のいずれかに記載の医薬組成物を含む滅菌容器。
<71>
前記滅菌容器がシリンジである、<70>に記載の滅菌容器。
<72>
<70>または<71>に記載の滅菌溶液を備えたキット。
<73>
更に、少なくとも一つの追加の予防剤または治療剤を含む第二の滅菌容器を備えた、<72>に記載のキット。
Claims (22)
- 被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法に用いるためのIL−12とPEG−IL−10との組合せ物であって、前記方法が、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記PEG−IL−10の量は、前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療
法で観察されるよりも低いレベルまで低下させるのに十分である、組合せ物。 - 被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法に用いるためのIL−12とPEG−IL−10との組合せ物であって、前記方法が、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記量は、
i)少なくとも1.0ng/mLの平均IL−10血清トラフ濃度を達成し、かつ
ii)前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療法で観察されるよりも低
いレベルまで低下させるのに十分である、組合せ物。 - 被験体におけるがん関連の疾患、障害、または病態を治療または予防する方法に用いるためのIL−12とPEG−IL−10との組合せ物であって前記方法が、、前記被験体に対して、
a)治療的有効量のIL−12、及び
b)治療的有効量のPEG−IL−10
を投与することを含み、
前記量は、
i)平均IL−10血清トラフ濃度をある期間に亘って維持する(前記平均IL−1
0血清トラフ濃度は少なくとも1.0ng/mLであり、かつ前記平均IL−10血清ト
ラフ濃度は前記期間の少なくとも90%に亘って維持される)、
ii)前記IL−12に付随する毒性を、IL−12単独療法で観察されるよりも低
いレベルまで低下させるのに十分である、組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも2.5ng/mLである、請求項2ま
たは3に記載の組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも5.0ng/mLである、請求項4に
記載の組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも7.5ng/mLである、請求項5に
記載の組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも10.0ng/mLである、請求項6
に記載の組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも15.0ng/mLである、請求項7
に記載の組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が少なくとも20.0ng/mLである、請求項8
に記載の組合せ物。 - 前記期間が少なくとも12時間である、請求項3に記載の組合せ物。
- 前記期間が少なくとも24時間である、請求項10に記載の組合せ物。
- 前記期間が少なくとも48時間である、請求項11に記載の組合せ物。
- 前記期間が少なくとも72時間である、請求項12に記載の組合せ物。
- 前記期間が少なくとも1週間である、請求項13に記載の組合せ物。
- 前記期間が少なくとも2週間である、請求項14に記載の組合せ物。
- 前記期間が少なくとも1月である、請求項15に記載の組合せ物。
- 前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の少なくとも95%に亘って維持される
、請求項3に記載の組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の少なくとも98%に亘って維持される
、請求項17に記載の組合せ物。 - 前記平均IL−10血清トラフ濃度が前記期間の100%に亘って維持される、請求項
18に記載の組合せ物。 - 前記PEG−IL−10が成熟ヒトIL−10を含む、請求項1〜19のいずれか1項
に記載の組合せ物。 - 前記PEG−IL−10が成熟ヒトIL−10の変異体を含み、前記変異体が成熟ヒト
IL−10の活性に匹敵する活性を示す、請求項1〜19のいずれか1項に記載の組合せ物。 - 前記PEG−IL−10の量が10.0μg/kg/日〜20.0μg/kg/日であ
る、請求項1〜21のいずれか1項に記載の組合せ物。
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