JP2019504440A

JP2019504440A - モジュール式照明装置

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Publication number: JP2019504440A
Application number: JP2018528335A
Authority: JP
Inventors: ソッツィパオロ; ポッツィファウスト
Original assignee: Sozzi Arredamenti Srl
Current assignee: Sozzi Arredamenti Srl
Priority date: 2015-12-22
Filing date: 2016-12-12
Publication date: 2019-02-14
Anticipated expiration: 2036-12-12
Also published as: JP6847110B2; TWI686567B; CN108291698A; EP3394502B1; WO2017109636A1; ITUB20159895A1; US10359164B2; CA3006478A1; CA3006478C; TW201727139A; CN108291698B; EP3394502A1; KR20180098538A; US20180320846A1; HK1252946A1

Abstract

モジュール式照明装置（１０）は、電気的に給電される少なくとも１つの支持要素（１２）と、１つ以上のほぼ三角形の板状要素（１４）とを備える。各板状要素（１４）の上には１つ以上のＬＥＤタイプの照明素子（１６）が配置される。各三角形の板状要素（１４）の３つの先端部又は終端部は切除されて直線状端部（１８）を形成し、各板状要素（１４）の各直線状端部（１８）はそれぞれの支持要素（１２）に組み付けることができる。各支持要素（１２）は１つの板状要素（１４）のそれぞれの直線状端部（１８）を受けるように形成された複数の受け座（２０）を備える。各受け座（２０）には電気接続手段（２２）が設けられ、各板状要素（１４）には、各直線状端部（１８）に各支持要素（１２）の前記電気接続手段（２２）と界接するように設計された少なくとも１つの接点要素（２４）が設けられる。各板状要素（１４）には、それぞれの直線状端部（１８）に配置された少なくとも１つの取付け開口（２６）が設けられ、それぞれの支持要素（１２）の各受け座（２０）には、対応する取付け開口（２６）と協働して各板状要素（１４）を前記支持要素（１２）と固定手段（３０）で一体化するように設計された少なくとも１つの孔（２８）が存在し、それによって前記板状要素（１４）を２０面体の完全な形又は部分的な形に従って配置することができることを特徴とする、モジュール式照明装置（１０）。

Description

本発明は、モジュール式照明装置に関する。

様々な照明装置が従来知られている。これらの照明装置は透明材料からなる形状体（プロファイルドボディ）により少なくとも部分的に囲まれた１つ以上の電気照明素子からなる。従って、これらの照明装置は透明形状体の形状を変えることもできないし、透明形状体の色を変えることもできない。

例えば、ＵＳ２０１５／０２３３５７１Ａ１（特許文献１）は、プリント回路板（ＰＣＢ）を備えたモノリシック照明体を備えるＬＥＤ照明装置を開示している。各プリント回路はほぼ三角形であり、発光ダイオード（ＬＥＤ）の形の複数の照明素子を支持する。しかし、発光体はモノリシックであるため、発光体の形状を変えることも、その色を変えることもできない。

ＵＳ２０１０／０２６４８００Ａ１（特許文献２）及びＵＳ２００９／０２６８４６４Ａ１（特許文献３）もそれぞれモノリシックタイプＬＥＤランプの実施形態を開示しており、何れの場合も不可逆式に又は非モジュール式に組み立てられたコンポーネントからなる。従来のランプ、例えば白熱形のランプは、一般に３６０度の角度に近い広い空間配光分布を有するが、ＬＥＤ照明素子は一般に指向性光源である。事実上、各ＬＥＤはそのＬＥＤが装着されたプリント回路又はチップの単面上で発光する。従って、ＬＥＤ発行素子は「技術用」照明装置に容易に適合させることができるが、「家具用」照明装置に使用する場合には不適切であり、この場合には装置自体が適切且つ高品質の放出光で照明されエンハンスされなければならない第１の対象物である。

従来技術の欠点を除去するためにモジュール式照明装置が提供されており、その一例が例えばＵＳ２００５／０１１６６６７Ａ１（特許文献４）に開示されている。しかしながら、特許文献４は吊り天井専用に設計されたモジュール式ＬＥＤ照明装置を開示している。言い換えれば、特許文献４に開示された照明装置は光源の幾何学的外形を自由に変えることはできない。

ＵＳ２０１４／１２７４５０Ａ１（特許文献５）は複数の照明素子からなるＬＥＤ照明装置を開示する。各照明素子は三角形も含む様々な多角形のそれぞれのプリント回路板（ＰＣＢ）からなる。しかしながら、この場合にも、特許文献５に開示された照明装置は常に閉じた球状になるよう設計され、従ってモジュール方式の可能性を著しく制限する。

最後に、ＵＳ２００９／００８６４７８Ａ１（特許文献６）は、同様に閉じた多面体形状又は扁平形状を採用するように設計された照明装置を開示し、この装置では単一照明素子が吊り天井のパネル用に横に並べて配置される。

ＵＳ２０１５／０２３３５７１Ａ１ＵＳ２０１０／０２６４８００Ａ１ＵＳ２００９／０２６８４６４Ａ１ＵＳ２００５／０１１６６６７Ａ１ＵＳ２０１４／１２７４５０Ａ１ＵＳ２００９／００８６４７８Ａ１

よって、本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を、きわめて簡単で、経済的で、特に機能的な方法で克服することができる、モジュール式照明装置を提供することにある。

より詳細には、本発明の目的は、その外形を自由に変えることができる照明装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、照明装置を構成する単一照明素子の色を自由に変えることができる照明装置を提供することにある。

本発明のこれらの及び他の目的は請求項１に記載のモジュール式照明装置を提供することによって達成される。

本発明の他の特徴は従属請求項に記載され、これらの従属請求項は本明細書の不可欠の部分をなす。

本発明によるモジュール式照明装置の特性及び利点は添付図面を参照して非限定例として例示される実施形態の以下の説明から明らかになる。

本発明によるモジュール式照明装置の第１の実施形態を示し、三角形の形態の対応する複数の照明要素に動作可能に結合される複数の支持要素を備える。本発明によるモジュール式照明装置の別の実施形態を示し、図１の第１の実施形態とは実質的に三角形の形の照明要素の寸法の点で異なる。本発明によるモジュール式照明装置の１つの支持要素の斜視図である。本発明によるモジュール式照明装置の１つの支持要素の一部分の側面図である。本発明によるモジュール式照明装置の１つの支持要素の一部分の平面図である。本発明によるモジュール式照明装置の２つの他の構成要素の一つの斜視図である。本発明によるモジュール式照明装置の２つの他の構成要素のもう一つの斜視図である。本発明によるモジュール式照明装置の個別の実施形態を様々な方法で構成可能であることを例示する図である。本発明によるモジュール式照明装置の個別の実施形態を様々な方法で構成可能であることを例示する図である。本発明によるモジュール式照明装置の個別の実施形態を様々な方法で構成可能であることを例示する図である。本発明によるモジュール式照明装置の個別の実施形態を様々な方法で構成可能であることを例示する図である。本発明によるモジュール式照明装置の個別の実施形態を様々な方法で構成可能であることを例示する図である。

図面を参照するに、本発明によるモジュール式照明装置のいくつかの好ましい実施形態が例示され、これらのモジュール式照明装置はその全体が１０で示されている。照明装置１０は、電気的に給電される、即ち電源接続用の少なくとも１つのコネクタを備えている、少なくとも１つの支持要素１２と、ほぼ三角形の１つ以上の板状要素１４とを備える。

好ましくはＬＥＤタイプの照明素子１６が各板状要素１４の上に配置される。詳しくは、三角形の各板状要素１４は、好ましくは、図１の実施形態（「小形」タイプの照明装置１０）では８個の照明素子１６を、第２の実施形態（「大形」タイプの照明装置１０）では１２個の照明素子を収容し得るＬＥＤモジュールからなる。これらの実施形態は単なる一例であって、各三角形の板状要素１４は任意の寸法及び数量の照明素子１６を含んでよい。

例えば図５に示されるように、各三角形の板状要素１４の先端部又は終端部は切除されて直線状端部を形成する。各板状要素１４の各直線状端部１８はその後それぞれの支持要素１２に組み付けられる。

詳しく言うと、各支持要素１２には複数の、好ましくは５つの、受け座２０が設けられている。各受け座２０は、それぞれの板状要素１４の直線状端部１８の一つを受け入れるように形成されている。支持要素１２が電気的に給電されるか否かに関係なく、各受け座２０には、例えば電気的にメッキされた複数の導電トラック等の電気接続手段も設けられている。

各板状要素１４には更に、各直線状端部１８に、各支持要素１２の電気接続手段２２と界接するように設計された少なくとも１つの接点要素２４が設けられている。各接点要素２４は弾性的に変形可能な金属板の形にするのが好ましい。

図５に極めて概略的に示すように、各板状要素１４には、それぞれの直線状端部１８に位置する少なくとも１つの取付け開口２６が設けられている。それぞれの支持要素１２の各受け座２０には少なくとも１つの孔２８が設けられ、この孔２８は対応する取付け開口２６と協働して、各板状要素１４を固定手段３０によって支持要素１２と一体にできるように設計されている。固定手段３０は通常、各板状発光要素１６を支持要素１２と一体化するように設計されたネジ又は他の機械的手段で構成することができる。

図８Ａ−８Ｅの実施形態において、各支持要素１２には、直線状基部を有する受け座２０が設けられ、その直線状基部には、三角形状の板状要素１４の隣り合う辺に従って傾けてリブが設けられている。従って、止まり穴の形に形成された対応する支持要素１２の対応する受け座２０に、三角形の板状要素１４のそれぞれの直線状端部１８を挿入することができる。

図１及び図２の実施形態では、各支持要素１２はその代わりに上部が開いた受け坐２０を備え、ネジ３０の締め付けだけで各三角形の板状要素１４の機械的及び電気的接続が起こり、接点要素２４と電気接続手段２２との電気的接触が起こる。この構成は、後に詳しく説明するように、それぞれの支持要素１２への各板状要素１４の組み付けのみならず、例えば照明装置１０の故障の場合の交換又は照明装置１０のレイアウトの変更のための１つ以上の板状要素の取り外しを極めて容易に迅速にするという利点を有する。

照明装置１０は、各照明素子１６の光放出を制御するための１以上の調光装置（図示せず）又は他の電子装置を適宜備えてもよい。この目的のために、各支持要素１２は、上述の電子装置を収容するように設計された１つ以上の構成要素３２及び３４に動作可能に電気的に接続することができる。

これらの電子装置の各々はそれぞれの支持要素１２に、スナップ式結合、即ちネジなし結合によって、動作可能に電気的に接続することができる。これらの電子装置の各々は、照明装置１０に搭載された専用コマンド（図示せず）又はＷｉ−Ｆｉコマンドによって、照明装置１０のスイッチオン及びオフ並びに光度の制御を行うことができる。

図１は、完全な形又は部分的な形の２０面体を形作る複数の単一板状要素（１４）からなる照明装置１０は、ケーブル３６により天井から吊るされるように設計されることを示し、ケーブル３６はコネクタ４０を備えた支持要素１２に電流を供給する給電線でもある。図２に示されるように、照明装置１０は壁取り付け用又は床置き用に設計された１つ以上のロッド３８で支持してもよい。

照明装置１０の組立ては、図２の「大形」タイプ（７０ｍｍのＬＥＤモジュール）及び図１の「小形」タイプ（５０ｍｍのＬＥＤモジュール）のどちらも、電気的に給電される、即ちコネクタ４０を備える支持要素１２から始める。得ようとする形状に従って、その形状に必要とされるだけの数の板状要素１４を設置すればよい。

各板状要素１４は、対応する取付け開口２６にねじ込まれる少なくとも１つのそれぞれのネジ３０によって所定の位置に固定される。固定方法は他の板状要素１４の全ても同じである。別の支持要素１２が必要とされる場合、その支持要素１２は電気的に給電される支持要素でなくてもよく、電源接続用のコネクタ４０のない簡単な支持要素１２としてよい。

図８Ａ−図８Ｅは、異なる数の板状要素１４の使用により得られる多数の構成及び使用例を示し、２０面体の幾何学的形状に含まれる様々な形状が得られる。例えば、図８Ａは、照明装置１０の三次元の基本形状、即ち２０面体を示す。２０面体は等方性形状、即ち方向に依存しない形状である。これはＬＥＤの形の照明素子１６の使用における指向性の問題を改善する。図８Ａに示す形状では、２０面体の１２の頂点が同数の支持要素１２からなり、それらが電気接続２２によって２０の板状要素に電流及び電圧を供給し得るのみならず、２０面体を構成する様々な構成要素間の機械的接続を保証する。

板状要素１４は互いに電気的に独立であるため、照明装置１０を動作させるために２０の板状要素１４の全てを収容する必要はない。各板状要素１４は実際上その上に収容された照明素子１６（ＬＥＤ）の電流を独立に調整するように構成されている。従って、２０面体の幾何学的形状はその完全な又は部分的な形状に再現することができ、つまり各照明装置１０の所要の照明に応じて、２０面体の幾何学的形状の一部の面のみを完成させることができる。

例えば、図８Ｂは、横方向の光度が低減された、即ちその側部に設けられた板状要素１４の少なくとも一部分がない、照明装置１０を示す。図８Ｃは、下方向の光度が低減された、即ちその下部に設けられた板状要素１４がない、照明装置１０を示す。図８Ｄは横方向及び下方向の光度が低減された聡明装置１０を示すが、図８Ｅは上方向の照明にのみ設計された照明装置１０を示す。

よって、本発明によるモジュール式照明装置は、上述した目的を達成できること明らかである。

本発明によるモジュール照明装置は多くの修正及び変更が可能であるが、それらは全て本発明の概念の範囲に含まれる。更に、全ての細部構成も技術的に同等の要素と置き換えることができる。実際上、使用する全ての材料並びに形状及び寸法も技術的要求に応じて任意である。

よって、本発明の保護範囲は添付の請求項によって特定される。

Claims

電気的に給電される少なくとも１つの支持要素（１２）と、
１つ以上のほぼ三角形の板状要素（１４）と、を備え、
１つ以上のＬＥＤタイプの照明素子（１６）が各板状要素（１４）の上に配置され、各三角形の板状要素（１４）の３つの先端部又は終端部は切除されて直線状端部（１８）を形成し、各板状要素（１４）の各直線状端部（１８）はそれぞれの支持要素（１２）に組み付けることができ、各支持要素（１２）は１つの板状要素（１４）のそれぞれの直線状端部（１８）を受けるように形成された複数の受け座（２０）を備え、各受け座（２０）には電気接続手段（２２）が設けられ、各板状要素（１４）には各直線状端部（１８）に各支持要素（１２）の前記電気接続手段（２２）と界接するように設計された少なくとも１つの接点要素（２４）が設けられ、且つ各板状要素（１４）には、それぞれの直線状端部（１８）に配置された少なくとも１つの取付け開口（２６）が設けられ、それぞれの支持要素（１２）の各受け座（２０）には、対応する取付け開口（２６）と協働して各板状要素（１４）を前記支持要素（１２）と固定手段（３０）で一体化するように設計された少なくとも１つの孔（２８）が存在し、それによって前記板状要素（１４）を２０面体の完全な形又は部分的な形に従って配置することができることを特徴とする、モジュール式照明装置（１０）。
各支持要素（１２）は、止まり穴の形に形成され且つ直線状基部を有する受け座（２０）を備え、その直線状基部にはリブが板状要素（１４）の隣り合う辺に従って傾けて設けられて、三角形の板状要素（１４）のそれぞれの直線状端部（１８）を対応する支持要素（１２）の対応する受け座（２０）に挿入することができる、請求項１に記載のモジュール式照明装置（１０）。
各支持要素（１２）は上部が開いた受け座（２０）を備え、前記固定手段（３０）によって各三角形の板状要素（１４）の機械的及び電気的接続並びに前記接点要素（２４）と前記電気接続手段（２２）との電気的接触が生じる、請求項１に記載のモジュール式照明装置（１０）。
前記電気接続手段（２２）は電気的にメッキされた複数の導電性トラックからなる、請求項１−３のいずれかに記載のモジュール式照明装置（１０）。
前記各接点要素（２４）は弾性的に変形可能な金属板で形成されている、請求項１−４のいずれかに記載のモジュール式照明装置（１０）。
前記固定手段（３０）は、各板状要素（１４）を前記支持要素（１２）と一体化するように設計されたネジ又は他の機械的手段からなる、請求項１−５のいずれかに記載のモジュール式照明装置（１０）。
各照明素子（１６）の光放出を制御するよう設計された１つ以上の電子装置を備え、各支持要素（１２）は、前記１つ以上の電子装置を収容するよう設計された１つ以上の構成要素（３２、３４）に動作可能に電気的に接続される、請求項１−６のいずれかに記載のモジュール式照明装置（１０）。
前記１つ以上の電子装置の各々は、それぞれの支持要素（１２）にスナップ式結合によって動作可能に電気的に接続され、且つ前記照明装置（１０）のスイッチオン及びオフ並びに光度の制御を行うＷｉ−Ｆｉコマンドを含んでいる、請求項７に記載のモジュール式照明装置（１０）。
前記照明装置（１０）はケーブル（３６）によって天井から吊るされ、前記ケーブル（３６）は各支持要素（１２）に電流を供給する給電線である、請求項１−８のいずれかに記載のモジュール式照明装置（１０）。
前記照明装置（１０）は壁取り付け用又は床置き用に設計された１つ以上のロッド（３８）で支持される、請求項１−８のいずれかに記載のモジュール式照明装置（１０）。