JP5495107B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、天井や壁面等の建物の構造材に配設される照明装置に関する。
従来、この種、天井等に配設される照明装置としては、例えば、特許文献1(特に、段落番号[0008]および図2)には、照明器具の反射板の下縁と、天井板を載置するTバーの縁片との間に、パネルを挿入して両者の間に挟着することにより、パネルを天井面に保持する照明器具が示されている。また、例えば、特許文献2(特に、段落番号[0016]および図1)には、ダクトおよび照明器具を、構造材であるTバーに載置して設置する天井ダクト設備複合システムの施工方法が示されている。
実開平5−6527号公報 特開平8−145445号公報
一方、この種、天井等の構造材に設置される照明器具の施工においては、器具の設置工事と共に電源と照明器具との配電が行われる。特許文献1および2には配電方法については開示されていないが、一般的には、照明器具と商用交流電源とを天井裏にFケーブルを張りめぐらせて行うために煩雑な作業となり施工性が悪い問題がある、特に、天井裏等の狭くて暗い場所での作業となるために施工性が一層悪化する。
また、オフィス等のレイアウト変更が行われ、照明器具の設置位置を変更しようとする場合にも、配電を再度変更しなければならず、容易に器具の設置位置を変更することができない。これらのことから、天井等の構造材に配設される照明器具においては、配電を簡素化し施工性を向上させると共に、器具の交換や設置場所の変更等を容易に行うことができる照明装置を如何にして構成するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、直流電源で点灯する光源を用い、電源と光源との配電を改良して施工性を向上させると共に、器具の交換や設置場所の変更等を容易に行うことができる照明装置を提供しようとするものである。
請求項1に記載の照明装置の発明は、建物の構造材に沿い電路が露出して形成される直流電源路に設置される器具本体と;前記器具本体に設けられ、前記構造材の直流電源路から供給される直流で点灯する光源と;前記器具本体から弾力によって常時突出するように設けられ、器具本体が設置された場合には、弾力に抗して器具本体の内側方向に移動しつつ、前記構造材の直流電源路に電気的に接触し接続される端子部と;を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、建物の構造材に沿い電路が露出して形成される直流電源路に設置される器具本体と、器具本体から弾力によって常時突出するように設けられ、器具本体が設置された場合には、弾力に抗して器具本体の内側方向に移動しつつ、前記構造材の直流電源路に電気的に接触し接続される端子部により、電源と光源との配電を簡素化して施工性を向上させると共に、器具の交換や設置場所の変更等を容易に行うことが可能となる。
本発明において、照明装置は、天井等から全般照明を行うオフィス等、施設・業務用などの照明装置に適用されることが好適であるが、住宅用など一般照明用の小型の照明装置に適用されるものであってもよい。照明装置は、構造材が壁面に使用され、壁面に設置されるものであってもよい。
器具本体は、器具本体を天井パネルの定尺寸法と同形状の正方形をなすパネル形の照明装置やダウンライト形の照明装置等を構成することが好適であるが、天井パネルと同形状であることは必要な条件ではなく、例えば、一般的なオフィス等の天井に設置されるライン形の照明装置を構成するようにしてもよい。
構造材とは、天井パネルが設置される鉄やアルミニウムで形成されたTバー等の建物の構造物をいい、この隣り合うTバーの水平張出部に跨って器具本体を載置して設置することが好適であるが、他の例えば、CチャンネルやI字形の梁やL字形のアングル等に配設されるものであってもよい。
器具本体は、Tバー等の構造材に対して、直接跨がせて設置できるように構成することが好ましいが、飾り枠等からなるスペーサ機能を有する部材を介在させて設置されるものであってもよい。
構造材に設けられる直流電源路は、天井構造材に設けられる電線によって構成することが好適であるが、構造材を鉄やアルミニウム等の金属からなる導電性を有する構造材で形成し、この導電性を有する構造材に直接、直流を流すことによって形成される電路であってもよい。
構造材の直流電源路から供給される直流は、商用交流電源を整流回路や整流素子等の手段によって得ることが好適であるが、太陽電池等のバッテリーや充電可能なバッテリーから得るものであってもよい。これら直流を得るための手段は、光源を点灯・消灯、さらには調光・調色等を制御する制御部と共に直流電源部を構成することが許容される。この直流電源部は、壁面等に設置されて操作されることが好ましいが、例えば、天井パネルの定尺寸法と同形状をなす電源パネルで構成して天井構造材に設置し、リモコンによって遠隔制御させるものであってもよい。
直流で点灯する光源は、直流電源で点灯される発光ダイオード、半導体レーザ、有機ELなどを発光源とした固体発光素子で構成されることが好適であるが、ここでは直流電源で点灯される蛍光ランプや白熱電球等で構成されたものであってもよい。
構造材の直流電源路に接続される端子部は、器具本体の、例えば、側面に設けられ、器具本体を構造材に設置することによって、端子部が直接、構造材の直流電源路に接続されることが好ましいが、例えば、上記のスペーサの機能をなす飾り枠に端子部を設け、この飾り枠に対して器具本体を設置することにより、飾り枠を介して間接的に直流電源路に接続されるようにしてもよい。
端子部は、例えば、板ばねからなる弾性体によって外方に付勢されるように構成し、直流電源路に対して弾性力を有して接触させることが好ましいが、弾性を付与するための手段は板ばねに限らず、例えば、コイルスプリングであってもよい。また、直流電源路側に弾性を付与させるようにしても、端子部および直流電路側の両者に弾性を付与させ、より、確実に電気接触がなされるように構成してもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記直流電源路は、導電性を有する構造材で構成され、前記端子部は、前記構造材に電気的に接続することで電力が供給されることを特徴とする。本発明によれば、直流電源路は、導電性を有する構造材で構成され、構造材に電線等を設けることなく端子部を直流電源路に接続することができるので、施工性を向上し、かつ施工コストを低減することが可能になる。
本発明において、電導性を有する構造材は、剛性があり導電性の良好なアルミニウムやアルミニウム合金で構成されていることが好適であるが、コスト的に合うのであれば、より導電性に優れた銅や銅合金で構成されたものであってもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の照明装置において、前記器具本体は、一方が+極で他方が−極となる直流電源路を有する一対の構造材に跨って設置され、端子部が構造材の対応する極に接続されることを特徴とする。本発明によれば、端子部の構成が簡素化され、かつ確実に直流電源路に接続させることが可能になる。
請求項1記載の発明によれば、建物の構造材に沿い電路が露出して形成される直流電源路に設置される器具本体と、器具本体から弾力によって常時突出するように設けられ、器具本体が設置された場合には、弾力に抗して器具本体の内側方向に移動しつつ、前記構造材の直流電源路に電気的に接触し接続される端子部により、電源と光源との配電を簡素化して施工性を向上させると共に、器具の交換や設置場所の変更等を容易に行うことが可能な照明装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、直流電源路は、導電性を有する構造材で構成され、構造材に電線等を設けることなく端子部を直流電源路に接続することができるので、施工性を向上し、かつ施工コストを低減することが可能な照明装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、器具本体は、一方が+極で他方が−極となる直流電源路を有する一対の構造材に跨って設置され、端子部が構造材の対応する極に接続されるようにしたので、端子部はその構成が簡素化され、かつ確実に直流電源路に接続させることが可能な照明装置を提供することができる。
本発明の実施形態である照明装置を天井面に設置した状態を示し、(a)は断面図、(b)は要部を拡大して示す断面図。 同じく照明装置を表面側から見た斜視図。 同じく照明装置を示し、(a)は裏面側から見た斜視図、(b)は配線状態を示す図。 同じく照明装置を示し、(a)は端子部と直流電源路の接続状態を示す断面図、(b)はTバーに設けられた直流電源路を、一部を切り欠いて示す斜視図。 同じく照明装置を天井面に設置した状態を示す正面図。 同じく照明装置のレイアウトを変更して天井面に設置した状態を示す正面図。 同じく照明装置の第1の変形例において、照明装置を天井面に設置した状態を示す、図1(b)に相当する断面図。 同じく照明装置の第2の変形例において、照明装置を天井面に設置した状態を示す、図1(b)に相当する断面図。 同じく照明装置の第2の変形例において、照明装置を天井面に設置した状態を示す、図5に相当する正面図。 同じく照明装置のさらなる変形例を示し、(a)は第3の変形例において、照明装置を天井面に設置した状態を示す、図1(b)に相当する断面図、(b)は第4の変形例において、照明装置を天井面に設置した状態を示す、図1(b)に相当する断面図。
以下、本発明の照明装置の実施形態について説明する。
本実施例は、オフィス等の天井に設置される照明装置を構成したもので、照明装置10は、図1に示すように、器具本体11、直流で点灯される光源12、器具本体1に設けられる端子部13で構成される。また、照明装置10は、天井パネル20が設置されるTバーからなる構造材30に配設される。光源12は固体発光素子、本実施では白色で発光する複数個の発光ダイオード(以下「LED」と称する)で構成する。LED12は、直流電源路40を介して供給される直流電源によって点灯制御される。また、天井パネル20は、一辺の長さが約600mm、厚さ約15mmの定尺寸法を有する正方形をなし、表面に装飾用の仕上材が施された平板状の石膏ボードで構成されている。
照明装置10の器具本体11は、図2、図3に示すように、白色のPBT(ポリブチレンテレフタレート)からなる合成樹脂で正方形に一体に形成された枠体11aからなり、枠体11aは、枠内にLED12を配設した基板12aが嵌めこまれる大きさに構成する。基板12aには、図2に示すように、多数のLED12がマトリックス状に実装されて配設され、各LED12の周囲にピラミッド形の反射体12bが位置するように配置する。そして、これら基板12aおよび反射体12bを枠体11a内に収容して正方形をなすパネル形の照明装置10を構成する。
また、器具本体11は、天井パネル20の定尺寸法と略同形状で、厚さ約40mmの箱状をなすシステム天井構造材となるように構成され、後述する構造材を構成する隣り合うTバー30に対して、両側端部を直接跨がせて設置できるように構成する。器具本体11の一側面には、+極と−極をなす一対の端子部13が上下方向に離間され、かつ、水平方向に突出するようにして形成され、直流電源路40の+電路40aおよび−電路40aにそれぞれが接続されることによって直流電源を入力するための入力端子部を形成する。
端子部13は、図4(a)に示すように、導電性の良好な黄銅からなる鍔付きの端子ピン13b1と、端子ピンを外方に突出させる方向に付勢するスプリング13b2と、スプリングを支持する支持部13b3からなる。上記に構成された端子部13は、同様構成のものが、一対2個が用意される
そして、枠体11aの一側面(図1中、左側面)に上下方向に離間させて形成した支持孔11a1に、端子ピン13b1の先端部を挿通させ、端子ピンの後端部(鍔の内面)と支持部13b3との間にスプリング13b2を挿通させる。これによって、端子ピン13b1が枠体11aの側面から常時外方に、水平方向に突出するように付勢されて取り付けられる。他方の端子部13も同様にして他方の支持孔11a1に対して取り付ける。なお、本実施例では、図3(a)において、上方に設けられた端子部13が+極を構成し、下方に設けられた端子部13−極を構成する。
また、スプリング13b2および支持部13b3は導電性を有するステンレス等の金属で構成する。図4(a)中、wはリード線で、+極および−極の端子部の支持部に接続されたリード線wの他端が、LED12の端子台12a1の+極と−極からなる入力端子にそれぞれ接続される(図3(b))。これによって、端子部13がパネル形の照明装置10における直流の入力端子部を構成し、照明装置10の左側面から直流電源が得られるように電気接続が可能になる。
直流電源部14は、図5に示すように、100Vの商用交流電源を整流して24Vの低電圧の直流電圧を生成する整流部と、LED12に定電流を供給する点灯装置と、調光制御等の制御信号を生成するマイクロコンピュータ等で構成された制御部からなる。これらを構成するための回路部品が回路基板に実装されて直流電源部14が構成される。この直流電源部14は制御ボックス14a内に収納されて部屋の壁面等に設置される。
また、制御部は、点灯、消灯、切替、調光、調色等の制御信号を出力して直流電源部14の出力を制御する。これら制御は、制御ボックス14aに設けられた操作部、若しくは、赤外線リモコンからの信号によって行われる。また、調色は、例えば、昼光色→昼白色→電球色へ、または、その逆に、電球色→昼白色→昼光色へLED14の発光色を切り替えるように制御する。昼白色と電球色、昼光色と昼白色、昼光色と電球色を切り替えるものであってもよい。
上記のように、システム天井構造材となるように構成されたパネル形の照明装置10は、天井パネル20が設置される天井構造材30に配設される。先ず、天井部分の構成について説明する。図1(a)に示すように、コンクリートスラブ31の下方にロッド状の吊りボルト32が設けられ、この吊りボルト32に対してCチャンネル33が、天井裏空間の幅方向に沿って多数が水平に配設される。さらに、Cチャンネル33の下方に直交して多数のTバー30が一定の間隔を有して平行に配設され、固定ハンガー34によってCチャンネル33の下方に固定される。上記に構成されたTバーは、本発明における天井構造材30を構成するもので、垂直断面形状が逆T字形をなし、その下部の水平張出部30a、30bは全て同一平面をなし天井面X内に配置される。また垂直部30cの一側面(図1中、右側面)には、直流電源路40を構成するための電路40aが形成される。
電路40aは、図4(b)に示すように、+極と−極からなる2本の電路からなり。電気絶縁性を有する樹脂フィルムに対して、2本の銅線40cが所定の隙間を有して離間されるように樹脂成形によって一体に形成され、フィルム状の電線40bが構成される。この電線40bは、銅線40cがフィルムの表面から露出するように成形される。上記に構成されたフィルム状の電線40bをTバー30の垂直部30cの一側面(図4(b)中、右側面)に対して、長尺な長手方向に沿って貼り付ける。これにより、本実施例では、Tバー30の右側面に、上方が+極、下方が−極となる2本の電路40aが形成された直流電源路40が構成される。
上記のように直流電源路40が構成された多数のTバー30が、図1(a)のように、天井のCチャンネル33の下方に直交し一定の間隔を有して平行に配設される。この際、Tバー30に設けられた直流電源路40が同じ向き、本実施例では、図1中、右側に位置するように配設する。さらに、図5に示すように、各Tバー30と直流電源部14の出力端子をリード線L1(図では便宜上、一方の−極のリード線のみを示している)によって接続して各Tバーの電路40aに直流が供給されるように配線する。
上記に構成された隣り合う2本のTバー30の間において、対向する水平張出部30a、30bの上に、上述した複数のパネル形の照明装置10が適宜選択された位置に載置され配設される。
この際、各照明装置10は、その端子部13がTバー30に設けられた直流電源路40に対向するように、すなわち、図1において、左側に位置するようにして配設する。また、各照明装置10は、通常の施工で行われる天井パネル20の設置方法と同様にして、2本のTバー30間の間隔に対して、器具本体11を傾かせながら挿入し、器具本体の両側端部を対向する水平張出部30a、30bの上に載置して配設する。
図5に示すものは、略正方形をなす天井面Xに対して、8台の照明装置10が等間隔に配置されるように配設したものである。次に、その施工手順について図1、図5に従って説明する。
先ず、部屋の中央部のライン上には照明装置を設けないため、中央ラインから左右に離間したライン上の、隣り合う2本のTバー30の間に、照明装置10を、LED12が設けられた発光部側が下方になるようにしてライン上に1個置きにして設置する。
このとき、照明装置10の各端子部13が、自動的に直流電源路40の各電路40aに接触し、+極の端子部13が+極の電路40aに、−極の端子部13が−極の電路40aにそれぞれ接続される、この接続は、端子ピン13b1が常時外方に水平方向に突出するように付勢されているので、スプリング13b2の弾力によって端子ピン13b1が電路40aの銅線40cに圧接されて接続される。また、端子ピン13b1はスプリング13b2によって常時外方に、水平方向に突出するように付勢されているので、装置の取り付け方の違いや製造誤差等によって生じる各照明装置10側面と各Tバー30の垂直部30cとの間に形成される異なる多様な隙間寸法に対しても十分に追随して、確実に接触させることができる。
これらの各照明装置10の設置作業は、通常の施工で行われる天井パネル20の設置作業と同様に、複数の各照明装置10を順番に2本のTバー30間の間隔に対して、傾かせながら挿入し、照明装置10の両側端部を対向する水平張出部30a、30bの上に載置する簡単な作業で行うことができる。しかも、各照明装置10のTバー30への設置作業と同時に、各照明装置10を直流電源部14対して電気的に接続する配電作業、すなわち、照明器具の施工も同時に行うことができる。
これにより、照明装置10の端子部13がTバー30の電路40aを介して直流電源部14に接続され、照明装置10の端子部13(入力端子)に対して、直流電源が伝送される電路が形成され、各LED12は、天井構造材であるTバー30の直流電源路40から供給される直流で点灯される。
最後に、空いた残りのスペースに天井パネル20を、従来と同様の作業によって設置する。これにより天井Xが構成される。なお、天井パネル20を設置する前に、直流電源部14に対して商用交流電源Eに接続されたFケーブルを接続する。
上記に設置された照明装置10において、壁面等に設置された直流電源部14の制御ボックス14aを操作して点灯信号を伝送すると、直流電源部14の制御部で100%調光の制御信号が生成され、直流電源部14から全電力が出力される。この全電力の直流がTバー30を介する電路40aを経由して照明装置10の各LED12に供給されて100%調光による全照明を行う。
また、直流電源部14の制御部は、上記と同様にして、消灯、切替、調光、調色の制御を行うので、制御ボックス14aから消灯信号を伝送することによって全消灯を行う。また、昼間等で部屋の照度を落とす場合には、制御ボックス14aより、例えば、50%調光の信号を伝送して調光を行う。さらに、季節によって、例えば、冬季において暖かみのある照明をする場合には、制御ボックス14aから電球色の調色信号を発信して電球色により照明を行う。また、8台の照明装置10の内、必要のない台数を消灯したい場合には、制御ボックス14aから切替信号を伝送して行う。
上記に設置された照明装置10において、レイアウトを変更する場合には、次のように簡単な作業で行うことができる。図6に示すものは、部屋の中心部を照明するようにレイアウトを変更したものであり、先ず、図5における部屋の壁面に近い4台の照明装置10をTバー30から取り外し、空いたスペースに天井パネル20を設置すれば、新たなレイアウトである部屋の中心部を照明する照明装置が簡単に構成される。
本例によれば、これらのレイアウト変更に伴う、各照明装置10の変更作業は、通常の施工で行われる天井パネル20の設置方法と同様に行うことができ、しかも、各照明装置の変更作業と同時に、照明装置を電気的に接続する配電の変更作業も行うことができる。
また、照明装置の交換も上記と同様にして行うことができる。例えば、スポット的な照明に変更する場合には、設置されていたパネル形の照明装置10をTバー30から取り外し、新たな、ダウンライト形の照明装置を設置するだけで、器具の交換作業と新規な器具に対する配電作業、すなわち、新たな照明器具の施工が同時にできる。
また、照明装置の設置数を減少する場合には、設置されていた照明装置10を取り外し、空いたスペースに天井パネル20を設置すればよい。器具を増設する場合も、上記とは逆に、設置されていた天井パネル20を取り外し、代わりに照明装置を設置すればよい。
以上、本実施例の照明装置10によれば、直流電源路40が設けられたTバー30に設置される器具本体11と、器具本体11に設けられTバー30の直流電源路40から供給される直流で点灯するLED12と、器具本体11に設けられTバー30の直流電源路40に接続される端子部13により照明装置10を構成した。これにより、照明装置10をTバー30へ設置することによって、照明装置10の端子部13が、自動的に直流電源路40の電路40aに接触し、直流電源部14と照明装置10との配電作業は、照明装置10の設置作業と同時に行うことができる。
これによって、天井等における施工性が改善され、簡素化されて簡単かつ効率的な作業で行うことができ、省力化を実現することができる。このため、従来のように、Fケーブルを天井裏に張りめぐらせる複雑で手間のかかる作業が不要となり、施工性に優れた照明装置を提供することができる。
しかも、本実施例における照明装置10は、天井パネル20の定尺寸法と同形状をなすようにしてシステム天井構造材となるように構成されるので、その設置作業は、通常の施工で行われる天井パネル20の設置方法と同様に、各照明器具10を所定の位置に順番に2本のTバー30間の間隔に対して挿入し載置する簡単な作業で、照明装置の設置作業と配電作業を同時に行うことができ、天井等における施工性が一層簡素化される。
また、照明装置の交換や設置場所の変更等も、通常行われる天井パネル20の設置作業と同様に簡単に行うことができ、かつ、配電作業も同時に行うことができて簡単かつ効率的な作業で行うことができ省力化を実現することができる。
また、照明装置10の端子部13と、Tバー30の直流電源路40を構成する電路40aとの電気的な接続は、端子ピン13b1がスプリング13b2によって常時外方に、水平方向に突出するように付勢されているので、スプリング13b2の弾力によって端子ピン13b1が電路40aの銅線40cに圧接されて接続される。このため、通常の施工で行われる天井パネル20の設置方法と同様に照明装置10を2本のTバー30に載置する簡単な作業で、確実な電気接続を行うことができる。また、同時に、端子ピン13b1はスプリング13b2よって常時外方に突出するように付勢されているので、装置のTバーへ30の取り付け方や製造誤差等によって生じる各照明装置10側面と各Tバー30の垂直部との間に形成される異なる多様な隙間寸法に対しても十分に追随させることができるので、確実な電気接続を行うことができる。
以上、本実施例において、照明装置10の端子部13は、器具本体11の一側面に常時外方に、水平方向に突出するようにして設け、Tバー30の電路40aと水平方向で接触させるように構成したが、図7に示すように、照明装置10の端子部13とTバー30の電路40aを垂直方向で接触させるようにしてもよい。すなわち、照明器具10の端子部13は、器具本体11の一側面に隣接する上面部に設けられた端子部13a1と、下面部に設けられた端子部13a2で構成し、Tバー30の上方の電路40a1は、Cチャンネル33に対して固定する固定ハンガー34の下面に設ける。また、下方の電路40a2は、Tバー30の垂直部分と水平張出部が交差するコーナー部分に設け、上方の電路40a1と対向するように位置させて設ける。なお、照明装置10の端子部13は、図4(a)に示した構成と同様に構成されている。
したがって、上記のように垂直方向で接触させる構成によれば、照明装置10の下面部に設けられた端子部13a2と下方の電路40a2の接触には、照明装置10の重量がかかり、より確実な接触を行うことができる。なお、上面部に設けられた端子部13a1と上方の電路40a1の接触は、端子ピン13b1がスプリング13b2によって常時外方に突出するように付勢されているので、照明装置10上面部と各Tバー30の固定金具34下面との間に形成される隙間寸法に対しても十分に追随し、確実な接触を図ることができる。
また、直流電源路40は、Tバー30の垂直部30cの一側面(図1中、右側面)に、上下に離間させて+極と−極からなる2本の電路40a1、40a2で構成したが、導電性を有する天井構造材に直接流される直流電源路を構成するようにしてもよい。すなわち、図8に示すように、Tバー30は導電性の良好なアルミニウムで構成し、天井に所定の間隔を有するように配設する。また、図9に示すように、所定の間隔で配設したTバー30、30´に対して、+極と−極が交互に位置するようにリード線L1、L2によって接続する。この場合、Tバー30が直流電源部14の+極に接続され、Tバー30´が−極に接続される。
また、照明装置10の端子部13は、器具本体11の一方の側面に+極の端子部13a1を、他方の側面に−極の端子部13a2を設ける、なお、端子部13の構成は、図4(a)に示した構成と同様に構成されている。
上記に設置された+極をなすTバー30と、隣り合う−極を構成するTバー30´との間に照明装置10を跨って設置する。これにより、図中左側の端子部13a1がTバー30に接続され、右側の端子部13a2がTバー30´にそれぞれが接続されて電力が供給される状態に設置され、照明装置10のLED12には、器具本体11aの両側面から直流電源が供給される。本構成によれば、電路40aを構成するためのフィルム状の電線40a1が不要となり、施工性が向上すると共に、施工コストを低減させることができる。
また、本例において、直流を直接Tバー30に流すのではなく、図10(a)に示すように、1本の電路が形成されたフィルム状の電線40b1をTバー30の右側面に設け、さらに、隣り合うTバー30´の垂直部30cの左側面に1本の電路が形成されたフィルム状の電線40b2を設ける。これによって、一方のTバー30を+極の電路とし、他方のTバー30´を−極の電路として構成する。
上記に設置された、+極をなすTバー30と、隣り合う−極を構成するTバー30´との間に照明装置10を跨って設置する。これにより、図中左側の端子部13a1がTバー30の電線40b1に接続され、右側の端子部13a2がTバー30´の電線40b2にそれぞれが接続されて電力が供給される状態に設置され、照明装置10のLED12には上記と同様にして、器具本体11の両側面から直流電源が供給される。本構成によれば、電路を構成するためのフィルム状の電線40bは1本の電路40aを形成すればよく、施工コストの低減を図ることができる。
また、一般天井に使用されるMバーに照明装置10を設置するようにしてもよい。図10(b)に示すように、一般天井は、コンクリートスラブ50の下方にロッド状の吊りボルト51によって断面がU字形をなす多数のMバー52が所定の間隔を有して設けられ、この隣り合うMバー52に跨って石膏ボード等からなる天井パネル60が配置され、U字形の釘からなる固着具を打ち込むことによって支持されて天井が構成される。
この多数の所定の間隔で配設されたMバー52には、直流が直接流れるように、上記の図9に示されるように、所定の間隔で配設したMバー52、52´に対して、+極と−極が交互に位置するようにリード線によって接続して、直流電源路40の+電路40aおよび−電路40aを構成する。この場合、Mバー52が直流電源部14の+極に接続され、Mバー52´が−極に接続される。
また、照明装置10は、器具本体11の左右側面方向に突出する鍔部11bを一体に形成し、この鍔部11bに端子部13を設ける。端子部13は図4(a)に示した構成と同様に構成され、その端子ピン13b1が常時、垂直方向の上方に突出するようにして鍔部11bに設けられる。また、照明装置10は器具本体11の上面部がコンクリートスラブ51に設けられた吊りボルト53によって吊り下げられて支持される。器具本体11は、吊りボルト53に設けられた2個のナット54を締め付けることによって吊りボルト53の上下方向の所定の位置に支持される。
上記に構成された、照明装置10は、隣り合う所定のMバー52、52´の間に器具本体11の鍔部11bを、下方からそれぞれ対向させる。これにより、器具本体11の鍔部11bに設けられた端子部13の上面がMバーの下面部に当接して電気接続がなされる。この状態で、器具本体11をさらに上方に押し上げ、端子部13とMバー52、52´の下面とをさらに密着させる。この器具本体11を上方に引き上げた状態で、吊りボルト53の2個のボルト54を調整して器具本体11を吊りボルト53に固定する。
本例によれば、一般天井に対しても、上述した実施例と同様にして照明装置10の設置作業と同時に配電作業を行うことができ、施工性を改善させることができると共に、照明装置10を上方に引き上げて支持する吊りボルト53によって、端子部13と電路40aとが密着して接触されるので、端子部13と電路40aとの、より確実な電気接続を図ることができる。
なお、図8、図9、図10(a)、(b)に示すように、+極と−極の端子部を、器具本体11の両側面に離間して設けることにより、+極と−極との間の沿面距離を長くすることができ、電気絶縁性の劣化によるトラッキングを防止することができる。
なお、変形例を示す図7〜図10には、図1〜図6と同一部分に同一符号を付し、詳細な説明は省略した。以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 照明装置
11 器具本体
12 光源
13 端子部
14 直流電源部
30 構造材
40 直流電源路

Claims (3)

  1. 建物の構造材に沿い電路が露出して形成される直流電源路に設置される器具本体と;
    前記器具本体に設けられ、前記構造材の直流電源路から供給される直流で点灯する光源と;
    前記器具本体から弾力によって常時突出するように設けられ、器具本体が設置された場合には、弾力に抗して器具本体の内側方向に移動しつつ、前記構造材の直流電源路に電気的に接触し接続される端子部と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
  2. 前記直流電源路は、導電性を有する構造材で構成され、前記端子部は、前記構造材に電気
    的に接続することで電力が供給されることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記器具本体は、一方が+極で他方が−極となる直流電源路を有する一対の構造材に跨っ
    て設置され、端子部が構造材の対応する極に接続されるようにしたことを特徴とする請求
    項1または2記載の照明装置。
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