JP2019503735A5 - - Google Patents

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本願の明細書には、本明細書で説明した個々の特徴及び2つ以上のそのような特徴の任意の組合せのそれぞれが、本願の明細書全体と当業者の一般常識とに基づいてこのような特徴又は組合せが実施可能である限り、このような特徴又は特徴の組合せが本明細書で開示した任意の課題を解決するか否かにかかわらず、特許請求の範囲に限定されることなく開示されているものとする。本発明の態様は、そのような個々の特徴又は特徴の組合せのいずれで構成されたものであってもよい。本発明の範疇で様々な変更が施されてもよいことは、前述の説明を参酌することにより当業者にとって明白である。
なお、本発明は、実施の態様として以下の内容を含む。
[態様1]
シャフトと、
前記シャフトの遠位端部に位置する、エンドエフェクタを回動させる関節部であって、一対の駆動エレメントにより駆動可能な関節部と、
前記シャフトの近位端部に位置する、前記一対の駆動エレメントを駆動させる器具インターフェースエレメントを有する器具インターフェースと、
を備えるロボット手術器具であって、
前記器具インターフェースエレメントが、第1の変位範囲にわたって変位可能であり、前記器具インターフェースエレメントは、当該ロボット手術器具が手術ロボットアームへと係合するときに当該ロボットアームの駆動アセンブリインターフェースエレメント内で収容可能であるボディを有しており、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントが、第2の変位範囲にわたって変位可能であり、変位方向における前記ボディの長さは、前記第1の変位範囲における当該ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量の一方よりも大きい、ロボット手術器具。
[態様2]
態様1に記載のロボット手術器具において、前記変位方向における前記ボディの長さが、前記第1の変位範囲における当該ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量のいずれよりも大きい、ロボット手術器具。
[態様3]
態様1または2に記載のロボット手術器具において、前記第1の変位範囲が、前記第2の変位範囲と同一である、ロボット手術器具。
[態様4]
態様1から3のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記第2の変位範囲が、前記第1の変位範囲と平行である、ロボット手術器具。
[態様5]
態様1から4のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記第1の変位範囲が、前記シャフトの長手方向軸心と平行である、ロボット手術器具。
[態様6]
態様1から5のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記ボディが、前記変位方向における当該ボディの長さだけ互いに離間している下部側壁、および当該下部側壁から先細りとなる上部側壁を有している、ロボット手術器具。
[態様7]
態様6に記載のロボット手術器具において、前記上部側壁は、当該ロボット手術器具を前記ロボットアームへと係合させるときに前記下部側壁よりも先に前記駆動アセンブリインターフェースエレメント内に挿入されるように構成されている、ロボット手術器具。
[態様8]
態様6または7に記載のロボット手術器具において、前記上部側壁が、一点に至るまで先細りとなる、ロボット手術器具。
[態様9]
態様8に記載のロボット手術器具において、前記上部側壁が、一点に至るまで対称的に先細りとなる、ロボット手術器具。
[態様10]
態様8または9に記載のロボット手術器具において、前記上部側壁が、80°以下の角度で合わさる一点にまで先細りとなる、ロボット手術器具。
[態様11]
態様6から10のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記上部側壁が、前記下部側壁から、前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されているローラに至るまで縮径している、ロボット手術器具。
[態様12]
態様7から9のいずれかを引用する態様11に記載のロボット手術器具において、前記ローラが、前記ボディの前記一点に配置されている、ロボット手術器具。
[態様13]
態様6から10のいずれかに記載のロボット手術器具において、さらに、各上部側壁に取り付けられたローラを備え、各ローラは、前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されている、ロボット手術器具。
[態様14]
態様6から13のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記下部側壁が、前記変位方向に直交している、ロボット手術器具。
[態様15]
態様1から14のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量が、当該ボディの長さの半分である、ロボット手術器具。
[態様16]
態様1から15のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量が、前記ボディの長さの半分である、ロボット手術器具。
[態様17]
態様1から16のいずれかに記載のロボット手術器具において、前記一対の駆動エレメントは、前記器具インターフェースエレメントの変位が当該一対の駆動エレメントに伝達されるように前記器具インターフェースエレメントに強固に保持されている、ロボット手術器具。
[態様18]
手術ロボットアームであって、
当該手術ロボットアームの遠位端部に位置する駆動アセンブリを備え、
前記駆動アセンブリは、当該手術ロボットアームがロボット手術器具と係合したときに当該ロボット手術器具の器具インターフェースエレメントを駆動させる駆動アセンブリインターフェースエレメントを備え、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントが、第2の変位範囲にわたって変位可能であり、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントは、前記器具インターフェースエレメントのボディを収容するように構成されたソケットを有しており、前記器具インターフェースエレメントが、第1の変位範囲にわたって変位可能であり、変位方向における前記ソケットの内部長さは、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における当該ソケットの最大移動量の一方よりも大きい、手術ロボットアーム。
[態様19]
態様18に記載の手術ロボットアームにおいて、前記変位方向における前記ソケットの長さが、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における当該ソケットの最大移動量のいずれよりも大きい、手術ロボットアーム。
[態様20]
態様18または19に記載の手術ロボットアームにおいて、前記第1の変位範囲が、前記第2の変位範囲と同一である、手術ロボットアーム。
[態様21]
態様18から20のいずれかに記載の手術ロボットアームにおいて、前記第1の変位範囲が、前記第2の変位範囲と平行である、手術ロボットアーム。
[態様22]
態様18から21のいずれかに記載の手術ロボットアームにおいて、前記ソケットが、前記変位方向における前記ボディの長さだけ離間している側壁を有しており、当該側壁がそれぞれローラで終端しており、各ローラは前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されている、手術ロボットアーム。
[態様23]
態様22に記載の手術ロボットアームにおいて、前記側壁が、前記変位方向に直交している、手術ロボットアーム。
[態様24]
態様18から23のいずれかに記載の手術ロボットアームにおいて、前記第2の変位範囲における前記ソケットの最大移動量が、当該ソケットの長さの半分である、手術ロボットアーム。
[態様25]
態様18から24のいずれかに記載の手術ロボットアームにおいて、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量が、前記ソケットの長さの半分である、手術ロボットアーム。
[態様26]
ロボット手術器具と、
手術ロボットアームと、
を備える手術ロボットであって、
前記ロボット手術器具が、
シャフトと、
前記シャフトの遠位端部に位置する、エンドエフェクタを回動させる関節部であって、一対の駆動エレメントにより駆動可能な関節部と、
前記シャフトの近位端部に位置する、前記一対の駆動エレメントを駆動させる器具インターフェースエレメントを有する器具インターフェースと、
を備え、前記器具インターフェースエレメントが、第1の変位範囲にわたって変位可能であり、前記器具インターフェースエレメントは、ボディを有しており、
前記手術ロボットアームが、
当該手術ロボットアームの遠位端部に位置する駆動アセンブリを備え、
前記駆動アセンブリは、前記手術ロボットアームが前記ロボット手術器具と係合したときに前記器具インターフェースエレメントを駆動させる駆動アセンブリインターフェースエレメントを有し、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントが、第2の変位範囲にわたって変位可能であり、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントは、前記ボディを収容するように構成されたソケットを有しており、
前記変位の方向における前記ボディの長さは、前記第1の変位範囲における当該ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量の一方よりも大きい、手術ロボット。
[態様27]
態様26に記載の手術ロボットにおいて、前記変位方向における前記ボディの長さが、前記第1の変位範囲における当該ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量のいずれよりも大きい、手術ロボット。
[態様28]
態様26または27に記載の手術ロボットにおいて、前記第1の変位範囲が、前記第2の変位範囲と同一である、手術ロボット。
[態様29]
態様26から28のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記第2の変位範囲が、前記第1の変位範囲と平行である、手術ロボット。
[態様30]
態様26から29のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記第1の変位範囲が、前記シャフトの長手方向軸心と平行である、手術ロボット。
[態様31]
態様26から30のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記ボディが、前記変位方向における当該ボディの長さだけ離間している下部側壁と、当該下部側壁から先細りとなる上部側壁を有している、手術ロボット。
[態様32]
態様31に記載の手術ロボットにおいて、前記上部側壁は、前記ロボット手術器具を前記ロボットアームへと係合させるときに前記下部側壁よりも先に前記駆動アセンブリインターフェースエレメント内に挿入されるように構成されている、手術ロボット。
[態様33]
態様31または32に記載の手術ロボットにおいて、前記上部側壁が、一点に至るまで先細りとなる、手術ロボット。
[態様34]
態様33に記載の手術ロボットにおいて、前記上部側壁が、一点に至るまで対称的に先細りとなる、手術ロボット。
[態様35]
態様33または34に記載の手術ロボットにおいて、前記上部側壁が、80°以下の角度で合わさる一点にまで先細りとなる、手術ロボット。
[態様36]
態様31から35のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記上部側壁が、前記下部側壁から、前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されているローラに至るまで先細りとなる、手術ロボット。
[態様37]
態様32から34のいずれかを引用する態様36に記載の手術ロボットにおいて、前記ローラが、前記ボディの前記一点に配置されている、手術ロボット。
[態様38]
態様31から35のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、さらに、各上部側壁に取り付けられたローラを備え、各ローラは、前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されている、手術ロボット。
[態様39]
態様31から38のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記下部側壁が、前記変位方向に直交している、手術ロボット。
[態様40]
態様26から39のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量が、当該ボディの長さの半分である、手術ロボット。
[態様41]
態様26から40のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量が、前記ボディの長さの半分である、手術ロボット。
[態様42]
態様26から41のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記一対の駆動エレメントは、前記器具インターフェースエレメントの変位が当該一対の駆動エレメントに伝達されるように前記器具インターフェースエレメントに強固に保持されている、手術ロボット。
[態様43]
態様26から42のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記変位方向における前記ソケットの内部長さが、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における当該ソケットの最大移動量の一方よりも大きい、手術ロボット。
[態様44]
態様43に記載の手術ロボットにおいて、前記変位方向における前記ソケットの長さが、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における当該ソケットの最大移動量のいずれよりも大きい、手術ロボット。
[態様45]
態様26から44のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記ソケットが、前記変位方向における前記ボディの長さだけ離間しているソケット側壁を有しており、当該ソケット側壁がそれぞれローラで終端しており、各ローラは前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されている、手術ロボット。
[態様46]
態様45に記載の手術ロボットにおいて、前記ソケット側壁が、前記変位方向に直交している、手術ロボット。
[態様47]
態様26から46のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記第2の変位範囲における前記ソケットの最大移動量が、当該ソケットの長さの半分である、手術ロボット。
[態様48]
態様26から47のいずれかに記載の手術ロボットにおいて、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量が、前記ソケットの長さの半分である、手術ロボット。

Claims (15)

  1. シャフトと、
    前記シャフトの遠位端部に位置する、エンドエフェクタを回動させる関節部であって、一対の駆動エレメントにより駆動可能な関節部と、
    前記シャフトの近位端部に位置する、前記一対の駆動エレメントを駆動させる器具インターフェースエレメントを有する器具インターフェースと、
    を備えるロボット手術器具であって、
    前記器具インターフェースエレメントが、第1の変位範囲にわたって変位可能であり、前記器具インターフェースエレメントは、当該ロボット手術器具が手術ロボットアームへと係合するときに当該ロボットアームの駆動アセンブリインターフェースエレメント内で収容可能であるボディを有しており、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントが、第2の変位範囲にわたって変位可能であり、変位方向における前記ボディの長さは、前記第1の変位範囲における当該ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量の一方よりも大きい、ロボット手術器具。
  2. 請求項1に記載のロボット手術器具において、前記変位方向における前記ボディの長さが、前記第1の変位範囲における当該ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量のいずれよりも大きい、ロボット手術器具。
  3. 請求項1または2に記載のロボット手術器具において、前記第1の変位範囲が、前記第2の変位範囲と同一である、ロボット手術器具。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のロボット手術器具において、前記第2の変位範囲が、前記第1の変位範囲と平行であり、かつ前記シャフトの長手方向軸心と平行であるロボット手術器具。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載のロボット手術器具において、前記ボディが、前記変位方向における当該ボディの長さだけ互いに離間している下部側壁、および当該下部側壁から一点に至るまで先細りとなる上部側壁を有している、ロボット手術器具。
  6. 請求項に記載のロボット手術器具において、前記上部側壁が、前記下部側壁から、前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されているローラに至るまで縮径している、ロボット手術器具。
  7. 請求項に記載のロボット手術器具において、さらに、各上部側壁に取り付けられたローラを備え、各ローラは、前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されている、ロボット手術器具。
  8. 請求項からのいずれか一項に記載のロボット手術器具において、前記下部側壁が、前記変位方向に直交している、ロボット手術器具。
  9. 請求項1からのいずれか一項に記載のロボット手術器具において、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量が、当該ボディの長さの半分であり、前記第2の変位範囲における前記駆動アセンブリインターフェースエレメントの最大移動量が、前記ボディの長さの半分である、ロボット手術器具。
  10. 手術ロボットアームであって、
    当該手術ロボットアームの遠位端部に位置する駆動アセンブリを備え、
    前記駆動アセンブリは、当該手術ロボットアームがロボット手術器具と係合したときに当該ロボット手術器具の器具インターフェースエレメントを駆動させる駆動アセンブリインターフェースエレメントを備え、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントが、第2の変位範囲にわたって変位可能であり、前記駆動アセンブリインターフェースエレメントは、前記器具インターフェースエレメントのボディを収容するように構成されたソケットを有しており、前記器具インターフェースエレメントが、第1の変位範囲にわたって変位可能であり、変位方向における前記ソケットの内部長さは、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における当該ソケットの最大移動量の一方よりも大きい、手術ロボットアーム。
  11. 請求項10に記載の手術ロボットアームにおいて、前記変位方向における前記ソケットの長さが、前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量および前記第2の変位範囲における当該ソケットの最大移動量のいずれよりも大きい、手術ロボットアーム。
  12. 請求項10または11に記載の手術ロボットアームにおいて、前記第1の変位範囲が、前記第2の変位範囲と同一である、手術ロボットアーム。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載の手術ロボットアームにおいて、前記第1の変位範囲が、前記第2の変位範囲と平行である、手術ロボットアーム。
  14. 請求項10から13のいずれか一項に記載の手術ロボットアームにおいて、前記ソケットが、前記変位方向における前記ボディの長さだけ離間し、前記変位方向に直交している側壁を有しており、当該側壁がそれぞれローラで終端しており、各ローラは前記変位方向に直交する軸心回りに回転するように構成されている、手術ロボットアーム。
  15. 請求項10から14のいずれか一項に記載の手術ロボットアームにおいて、前記第2の変位範囲における前記ソケットの最大移動量が、当該ソケットの長さの半分であり、
    前記第1の変位範囲における前記ボディの最大移動量が、前記ソケットの長さの半分である、手術ロボットアーム。
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