JP2019501587A - ワイヤレスp2pネットワークにおけるグループ間通信の方法およびシステム - Google Patents

ワイヤレスp2pネットワークにおけるグループ間通信の方法およびシステム Download PDF

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Abstract

本方法は、第1のP2Pグループに含まれる第1のデバイスが第2のP2Pグループに加入するように、前記第1のデバイスを前記第1のP2Pグループから切断するステップと、前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のP2Pグループに含まれる第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するように、前記第2のデバイスを前記第2のP2Pグループから切断するステップとを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、一般にデバイス間通信の技術に関し、より詳細には、ワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークにおけるグループ間通信の方法、装置およびシステムに関する。
Wi−Fiの従来のインフラストラクチャモードとは異なり、最近公開されたWi−Fiピアツーピア(P2P)標準(Wi−Fi Directとしても知られる)では、アクセスポイントとして作用する専用ハードウェアが不要である。Wi−Fi P2P技術仕様バージョン1.4(非特許文献1)の規定によれば、どのWi−Fi P2Pデバイスも、P2Pグループオーナ(Wi−Fiインフラストラクチャモードのアクセスポイントに類似)の役割を果たすことが可能である。それら同士の間でデータ通信を開始する前に、1対のWi−Fi P2Pデバイスが互いを発見し、P2Pグループオーナ(P2P Group Owner, P2P GO)として作用することになるデバイスを決定するために交渉する。その後、セキュリティキーが交換され、Wi−Fi P2Pグループが確立される。すると、P2P GOは、そのグループにデバイスをP2Pクライアント(従来のWi−FiインフラストラクチャモードにおけるSTAに類似)としてさらに追加することができる。P2Pクライアントは、スタートポロジーに従ってP2P GOに接続し、P2P GOはあるP2Pクライアントから別のP2Pクライアントへパケットをルーティングする。本明細書において、自己の最大サポート可能サイズ(または何らかの他のしきい値サイズ)よりも少ない数のP2Pクライアントを有するWi−Fi P2Pグループを不飽和グループという。一方、最大サポート可能サイズ(または何らかのしきい値サイズ以上)に等しいグループサイズのWi−Fi P2Pグループを飽和グループという。
Wi-Fi Peer-To-Peer (P2P) Technical Specification Version 1.4
Wi−Fi Directはグループ構造で動作し、あるノードがリーダ(Wi−Fi P2Pの用語ではグループオーナまたはP2P GOと呼ばれる)の役割を引き受け、他のグループメンバはP2PクライアントとしてGOに接続される。Wi−Fi Directにおけるピアツーピア通信はグループ内で規定される。したがって、Wi−Fi Directを用いて広いエリアで多数のノードにコンテンツ配信をすることが技術的課題となる。というのは、多数のWi−Fi P2Pデバイスの集団はいくつかの孤立したWi−Fi P2Pグループを形成し、グループ外との通信を必要とするからである。
マルチグループP2Pネットワークにおけるグループ間通信は、並列動作によって容易になる可能性がある。並列動作では、あるノードが複数の物理的または仮想的な無線インタフェースを使用することにより複数のグループとの同時接続を維持することができる。したがって、並列動作を実行するノードは、あるP2Pグループから別のP2Pグループへパケットをルーティングすることが可能であり、グループ間通信が可能となる。しかし、並列動作は、デバイスが複数の物理的または仮想的なメディアアクセス制御(MAC)インタフェースをサポートすることを必要とする。このような複数の物理的または仮想的なMACインタフェースは、すべてのデバイスによってサポートされるとは限らない。しかし、単一の物理/論理MACエンティティを用いてグループ外と通信することは不可能である。したがって、あるWi−Fi P2Pグループのノードが単一の物理的または論理的MACインタフェースを用いてグループ間通信を実行することが技術的課題となる。
本発明の目的は、マルチグループWi−Fi P2Pネットワークにおけるグループ間通信を実現することが可能なメカニズムを提供することである。
本発明によれば、複数のP2Pグループを含むワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークの動作方法は、第1のP2Pグループに含まれる第1のデバイスが第2のP2Pグループに加入するように、前記第1のデバイスを前記第1のP2Pグループから切断するステップと、前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のP2Pグループに含まれる第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するように、前記第2のデバイスを前記第2のP2Pグループから切断するステップとを備える。
本発明によれば、複数のP2Pグループを含むワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークの動作システムにおいて、第1のP2Pグループに含まれる第1のデバイスが第2のP2Pグループに加入するように、前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループから切断し、前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のP2Pグループに含まれる第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するように、前記第2のデバイスが前記第2のP2Pグループから切断する。
本発明によれば、マルチグループワイヤレスP2Pネットワークにおいて、複数のスイッチングデバイス間でスイッチングを同期しながら、グループ間メッセージ転送が可能となる。
さらに、本発明の他の明白な効果は詳細な説明および図面から理解される。
そこで本発明は、いくつかのステップおよびそのようなステップの1つまたは複数と他の各ステップとの関係、ならびにこのようなステップを実施するように適応した構成の特徴、要素の組合せ、および部品の配置を実現する装置からなるが、以下の詳細な説明はすべて例示であり、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲に示される。
図1は、本発明の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するためにワイヤレスピアツーピア(P2P)グループの例を示す模式図である。 図2は、本発明の例示的実施形態によるノードの機能構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するための、互いの送信範囲で動作する2つのワイヤレスP2Pグループを示す図である。 図4は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するための、トリガ−被トリガメカニズムの動作を例示する図である。 図5は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するための、トリガ−被トリガメカニズムの動作を例示する図である。 図6は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するための、トリガ−被トリガメカニズムの動作を例示する図である。 図7は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するための、トリガ−被トリガメカニズムの動作を例示する図である。 図8は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するための、トリガ−被トリガメカニズムの動作を例示する図である。 図9は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信を説明するための、トリガ−被トリガメカニズムの動作を例示する図である。 図10は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信におけるトリガ−被トリガメカニズムのノードスイッチング動作を示すシーケンス図である。 図11は、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信におけるトリガ−被トリガメカニズムのノード復帰スイッチング動作を示すシーケンス図である。 図12は、本発明の第1の例示的実施形態によるトリガ側および被トリガ側のスイッチングデバイスにおけるイベントのシーケンスを示すフローチャートである。 図13は、本発明の第2の例示的実施形態による第1のP2Pグループと第2のP2Pグループとの間のトリガ側および被トリガ側のスイッチングデバイスの複数のペアを示す図である。 図14は、本発明の第2の例示的実施形態によるトリガ側および被トリガ側のスイッチングデバイスの第1および第2のペアの独立な動作を例示する図である。 図15は、本発明の第3の例示的実施形態によるトリガ側および被トリガ側のスイッチングデバイスの第1および第2のペアのスケジュール動作を例示する図である。
以下、本明細書において「例示的」という用語は、「例、実例あるいは例証となる」ことを意味するように用いられる。本明細書において「例示的」と記載されるいずれの実施形態も、必ずしも他の実施形態より好適あるいは有利であると解釈されるべきではない。
1.例示的実施形態の概略
上記のような技術的課題は、例示的実施形態の1つまたは多くの変形例によって解決することができる。具体的には、本発明は、相異なるグループ間で複数のスイッチングデバイスを同期的にスイッチングするメカニズムを導入する。
スイッチングメカニズムは、デバイスが単一のMACインタフェースをサポートする場合であっても、グループ間メッセージ転送のために使用可能である。スイッチング動作において、グループ間メッセージ転送は、P2Pクライアントデバイスを、第1のP2Pグループから切断し、データパケットを転送するために第2のP2Pグループに接続した後、第1のグループに戻すことによって実現してもよい。こうして、2つ以上のP2Pグループ間で接続と切断を繰り返すことによって実行可能な反復的スイッチング動作により、1対のP2Pグループの間でメッセージを連続的に共有することができる。
1.1)第1の例示的実施形態
本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間通信は、次のようなメカニズムを使用してもよい。すなわち、第1のP2Pグループのクライアントであるデバイスが、第1のP2Pグループと第2のP2Pグループとの間でスイッチング動作を実行するためのスイッチングデバイスとして選択される。第1のスイッチングデバイスは、第1のP2Pグループから切断し、第2のP2Pグループのグループオーナデバイスへ接続要求を送信する。第2のP2PグループのP2Pグループオーナデバイスは、第1のスイッチングデバイスから接続要求を受信すると、スイッチングデバイスである第2のP2Pグループのクライアントに対して第2のP2Pグループから直ちに切断するように命令するとともに、第1のP2Pグループに加入するように命令する。第2のP2Pグループのグループオーナデバイスが第1のスイッチングデバイスの接続要求を受容し、第1のP2Pグループのグループオーナデバイスが第2のスイッチングデバイスの接続要求を受容すると、第1のスイッチングデバイスは第2のP2Pグループ内でメッセージ交換を実行し、第2のスイッチンググループは第1のP2Pグループ内でメッセージ交換を実行する。
ある時間経過後、第1のスイッチングデバイスは第2のP2Pグループから切断し、第1のP2Pグループへ接続要求を送信する。第1のP2PグループのP2Pグループオーナデバイスは、第1のスイッチングデバイスから接続要求を受信すると、第2のスイッチングデバイスを第1のP2Pグループから直ちに切断し、第2のスイッチングデバイスに対して第2のP2Pグループに加入するように命令する。
上記のように、第1と第2のスイッチングデバイス間で緊密な同期を実現することができる。また、このような同期は、第1および第2のスイッチングデバイスの一方のみによって管理されてもよい。上記の例では、第1のスイッチングデバイスが第2のスイッチングデバイスのスイッチングイベントをトリガする。こうして、第1のスイッチングデバイスはトリガ側デバイスとして作用し、第2のスイッチングデバイスは被トリガ側デバイスとして作用する。単位時間あたりのスイッチングイベント数はトリガ側デバイスによって管理することが可能である。被トリガ側デバイスは、トリガ側デバイスからのトリガに従い、それに応じてスイッチングする。
1.2)第2の例示的実施形態
本発明の第2の例示的実施形態によるグループ間通信は、第1のP2Pグループと第2のP2Pグループとの間でトリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの複数のペアを使用してもよい。トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの各ペアは互いに独立に動作してもよい。したがって、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第1のペアが特定のスイッチング頻度(単位時間に起こるスイッチングイベント数)でスイッチングを実行し、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第2のペアが異なるスイッチング頻度でスイッチングを実行してもよい。
1.3)第3の例示的実施形態
本発明の第3の例示的実施形態によるグループ間通信は、第1のP2Pグループと第2のP2Pグループとの間でトリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの複数のペアを使用してもよい。トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの各ペアは互いに同期して動作してもよい。例えば、1対のP2Pグループ間で、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第1のペアがあるスイッチングイベントを実行し、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第2のペアが次のスイッチングイベントを実行するように命令される。それぞれのトリガ側−被トリガ側のペアのスイッチングのスケジュールは、第1または第2のP2Pグループの一方のP2Pグループオーナによって用意されてもよい。
上記の実施形態において、第1のスイッチングデバイスは第1のP2Pグループのセキュリティクレデンシャルを第2のP2Pグループと共有して、第2のスイッチングデバイスが第1のP2Pグループに加入するためにそのクレデンシャルを使用することができるようにしてもよい。第1のスイッチングデバイスは、第1のスイッチングデバイスから第2のP2Pグループオーナデバイスへの接続要求において、第1のP2Pグループのセキュリティクレデンシャルを第2のP2Pグループと共有してもよい。クレデンシャルは、第2のP2PグループのP2Pグループオーナデバイスによって、第2のスイッチングデバイスと共有されてもよい。その場合、第2のスイッチングデバイスは、第1のP2Pグループのグループオーナデバイスに接続するためにそのクレデンシャルを使用してもよい。
1.5)効果
上記のように、本発明の例示的実施形態によれば、複数のP2Pグループ間でメッセージを転送することが可能となる。このようなグループ間メッセージ転送は、第1のP2Pグループと第2のP2Pグループとの間で接続をスイッチングすることが可能なスイッチングデバイスによって実現可能である。開示した例示的実施形態によれば、第1のP2Pグループの第1のスイッチングデバイスと第2のP2Pグループの第2のスイッチングデバイスとの間で緊密な同期を実現することが可能となる。このような緊密な同期は、飽和グループ間でのスイッチングの場合に特に有用となり得る。飽和グループは、そのグループ内でサポート可能な最大数のクライアントを有しているため、P2Pグループオーナデバイスが既存のクライアントの1つを切断しなければ、P2Pグループオーナデバイスが新たな接続を受容することは不可能である。そこで、第1のP2Pグループのトリガ側スイッチングデバイスが、第2のP2PグループのP2Pグループオーナデバイスをトリガすることにより、第2のP2Pグループから第2のスイッチングデバイスを切断する。このプロセスは、トリガ側および被トリガ側のスイッチングデバイスが同時に同じグループに接続しないように、周期的かつ同期的に繰り返される。さらに、スイッチングデバイスの複数のこのようなトリガ側−被トリガ側のペアが、1対のP2Pグループ間で独立に、またはスケジュールに従って使用されてもよい。
2.システム構成
以下、本発明の例示的実施形態について、Wi−Fi Direct標準に基づくシステムを例として説明する。例示的実施形態について添付図面とともに十分詳細に説明してから、最後に典型例のケースで説明する。
図1を参照すると、例示的なWi−Fi Directグループ10および20が互いの送信範囲で動作していると仮定する。グループ10は複数のノード101〜104を含む。ノード101はグループオーナ(GO)として動作し、他のノード102、103および104はそれぞれ関連するクライアントとして動作する。グループ10が形成されると、GOノード101は、Wi−Fiインフラストラクチャモード動作におけるアクセスポイントと類似の役割を果たしてもよい。グループ20もまた、GOノードおよびクライアントノードから構成される複数のノードを含む。グループ10および20内のGOノードおよび選択されたクライアントノードは、例示的実施形態によるグループ間通信を実行することが可能であり、これについては後述する。
図2を参照すると、ノードは、本発明の1つまたは複数の例示的実施形態によってピアツーピアグループにおける通信を実行することが可能な無線通信デバイスから構成される。ノードは、グループ10および20に含まれるノードのいずれかを表す。種々の実施態様において、無線通信デバイスは、パーソナルコンピューティングデバイス(例えばスマートフォン、コンピューティングタブレット、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)等)であってもよい。ノード101〜104は同じ構成を有するがGOまたはクライアントとして動作可能である。ノードは以下の機能、すなわち無線システム201、ユーザコントローラ202、プロセッサ203およびメモリ204を有する。無線システム201は、Wi−Fi Direct通信機能を有する。ユーザコントローラ202は、デバイスディスカバリ、GOネゴシエーション、プロビジョナルサービスディスカバリおよび招待メカニズム等のようなWi−Fi Direct接続手続きを制御する。プロセッサ203は、メモリ204または本実施形態による半導体メモリのような別個のストレージデバイスに保存されたオペレーティングシステムおよびアプリケーションを実行することができる。プロセッサ203は、GO動作、クライアント動作を含むノードの動作と、例示的実施形態によるグループ間通信のために使用されるスイッチングデバイスの動作を制御する。
メモリ204としては、システムメモリコンポーネント(例えばRAM)、静的ストレージコンポーネント(例えばROM)、および/またはディスクドライブが挙げられる。ノードは、システムメモリコンポーネントに含まれる1つ以上の命令列を実行することにより、プロセッサ203および他のコンポーネントで特定の動作を実行する。ロジックはコンピュータ可読媒体内にエンコードされてもよい。コンピュータ可読媒体は、実行のためにプロセッサ203に命令を提供することに関与する任意の媒体を指すものとしてもよい。このような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体等の多くの形態をとり得るが、これらに限定されない。種々の実施態様において、不揮発性媒体としては光もしくは磁気ディスク、またはソリッドステートドライブがあり、揮発性媒体としてはシステムメモリコンポーネントのようなダイナミックメモリがあり、伝送媒体としては同軸ケーブル、銅線、および光ファイバがあり、バスからなる配線を含む。一実施形態では、ロジックは非一過性のコンピュータ可読媒体にエンコードされる。一実施例では、伝送媒体は電波、光、および赤外線によるデータ通信中に生成されるような音波または光波の形態をとってもよい。
コンピュータ可読媒体のいくつかの通常の形態としては、例えばフロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、穴パターンを有する任意の他の物理媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、FLASH−EEPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、またはコンピュータが読み出すことに適応した任意の他の媒体が挙げられる。
3.第1の例示的実施形態
図3〜図12を参照して、本発明の第1の例示的実施形態によるグループ間データ転送について詳細に説明する。
3.1)システム動作
図3に例示したように、2つのWi−Fi P2Pグループ10および20が互いの送信範囲で動作していると仮定する。ノード101はグループ10のP2P GOである。ノード102、103および104はP2P GO101に接続されたグループ10のP2Pクライアントである。ノード201はグループ20のP2P GOである。ノード202および203はP2P GO201に接続されたグループ20のP2Pクライアントである。P2Pグループ10とP2Pグループ20との間のグループ間通信を可能にするため、P2Pグループ10のノード104が、P2Pグループ10と20との間の接続をスイッチングするための第1のスイッチングデバイスとして選択されてもよい(動作S301)。ノード104は、判定基準に従ってP2Pグループ10内のすべてのノードのうちからスイッチングデバイスとして選択されることが可能である。判定基準は、以下の少なくとも1つを含むがこれらに限定されない。
1.ノード104は、P2Pグループ20のP2P GOノード201から最高の受信信号強度インジケータ(Received Signal Strength Indicator, RSSI)を受信している。
2.ノード104は、メモリ、CPU速度、残留電力、ネットワーク滞在時間等に関する所定の判定基準の少なくとも1つを満たす。
3.ノード104は、他のいずれの近隣グループともスイッチングを実行していない。
4.ノード104は、P2Pグループ10内のすべてのノードのうちで平均パケット交換(パケット送受信)が最小のノードである。
図4を参照すると、第1のスイッチングデバイスとして選択されたノード104は、P2Pグループ10のP2P GO101から切断し、P2Pグループ20のP2P GO201へグループ間通信のための接続要求を送信する(動作S302)。接続要求は、それがグループ間通信のための接続要求であることをP2P GO201に通知するような特定の情報を含んでもよい。このような特定の情報は、P2Pグループ10の識別番号、GO101の識別番号またはそれがグループ間スイッチングノードであることを示す何らかのフラグビットの少なくとも1つを含んでもよい。このような情報は、接続要求のベンダ固有属性フィールドに含まれてもよい。別法として、P2P GO101が、ノード104からの差し迫ったグループ間接続要求についてP2P GO201に通知することが可能である。
P2P GO201は、第1のスイッチングデバイス104から接続要求を受信すると、P2Pグループ20のクライアントノードの1つを第2のスイッチングデバイスとして選択する。ノード202が第2のスイッチングデバイスとして選択されると、P2P GO201は、第2のスイッチングデバイス202に対して、グループ10に加入するように命令する(動作303)。そして、P2P GO201は第2のスイッチングデバイス202を切断し、第1のスイッチングデバイス104の接続要求を受容する。別法として、P2P GO201は、ノード202に対してP2P GO201から切断するように要求してもよい。別の変形例として、P2P GO201は、まず第1のスイッチングデバイス104からの接続要求を受容してから、第2のスイッチングデバイス202を切断することも可能である。
Linuxオペレーティングシステムに対するWi−Fi Direct実装であるwpa_supplicant v2.3を用いた1つの可能な実施態様について説明する。「wlan0」という名前のインタフェースを使用しているP2Pクライアントノード104が、コマンド「p2p_group_remove wlan0」を用いて、P2Pグループ10のP2P GOノード101から切断してもよい。グループ10から切断した後、ノード104は、コマンド「p2p_find」を用いてP2Pグループ20のP2P GO201を見つけるためにP2Pデバイスディスカバリを実行してもよい。しかし、ノード104がP2Pデバイスディスカバリを実行しない場合もあり得る。その後、ノード104は、スイッチングに必要な情報をベンダ固有属性に含めることにより、接続要求をP2P GO201へ送信するためにコマンド「p2p_connect」を使用してもよい。情報を含める一例として、Wi−Fi Directのコンフィグレーションファイルを修正してもよい。しかし、ノード104からの接続要求に情報を含めるための他の方法もあり得る。本発明は、いかなる単一の方法にも限定されず、任意のこのような方法を含むと解釈されるべきである。P2Pグループ20のセキュリティクレデンシャルがノード104に既知の場合、ノード104は、持続的メカニズムを使用することによってP2P GO201に接続するために「p2p_invite」のようなコマンドを使用してもよい。
P2P GO201がノード104から接続要求を受信することは、ノード202を切断するトリガとして作用してもよい。P2P GO201は、上記の例示的実施態様によるノード104からの接続要求(「p2p_connect」がノード104で使用されると仮定する)を受信すると、プッシュボタン制御(push-button control, PBC)方法が使用される場合にはイベントメッセージ「P2P−PROV−DISC−PBC−REQ」として認識されるであろう。P2P GO201は、コマンド「wps_pbc any」を用いて接続要求を受容してもよい。その場合、イベントメッセージ「AP−STA−CONNECTED」がP2P GO201で認識されるであろう。持続的メカニズムを使用することによってP2P GO201に接続するために「p2p_invite」がノードによって使用される場合、ノード104との接続確立後にイベントメッセージ「AP−STA−CONNECTED」がP2P GO201で認識されるであろう。このイベントメッセージが認識された後、P2P GO201はノード202に対して切断するように要求してもよい。前に説明したのと同様にして、ノード202もまたコマンド「p2p_group_remove wlan0」を用いて、P2Pグループ20のP2P GOノード201から切断してもよい。グループ20から切断した後、ノード202は、P2Pグループ10のP2P GO101を見つけるためにP2Pデバイスディスカバリを実行しても実行しなくてもよい。前に説明したように、ノード202もまた、スイッチングに必要な情報をベンダ固有属性に含めることにより、接続要求をP2P GO101へ送信するためにコマンド「p2p_connect」を使用してもよい。別法として、ノード202は、持続的メカニズムによってP2P GO101に接続するためにコマンド「p2p_invite」を使用してもよい。
ノード104は、P2P GO201に接続した後、P2Pグループ20の少なくとも1つのノードとデータを交換してもよい。同様に、ノード202は、P2P GO101に接続した後、P2Pグループ10内の少なくとも1つのノードとデータを交換し、P2Pグループ20に再びスイッチングするためのトリガを待機してもよい。なお、ノード202は、トリガ側ノード104からのトリガがない限りP2Pグループ10に接続されたままとどまってもよい。ノード104は、P2Pグループ20に加入した直後にタイマを開始してもよい。タイムアウトが起こると、ノード104は、コマンド「p2p_group_remove wlan0」を用いてP2P GO201から切断し、コマンド「p2p_connect」または「p2p_invite」の少なくとも一方を使用することによってP2P GO101へ接続要求を送信してもよい。前に説明したように、P2P GO101は、ノード104でのイベントメッセージ「P2P−PROV−DISC−PBC−REQ」または「AP−STA−CONNECTED」の少なくとも一方を受信すると、ノード202に対して、切断してP2Pグループ20に再びスイッチングするように命令してもよい。こうして、プロセスは反復的に繰り返されてもよい。
スイッチングメカニズムは、トリガ側ノードを制御することのみによって制御されることが可能である。被トリガ側ノードは、トリガを待機し、それに応じて作用するだけである。したがって、スイッチングプロセスにおいて、簡易だが効果的に同期が実現される。なお、持続的メカニズムによって「p2p_invite」を用いて接続する場合、持続的メカニズムではクレデンシャルが再利用されるので、接続確立時間は「p2p_connect」による接続に比べて短縮される。この段落の記述は実施態様の単なる一例であり、wpa_supplicantおよびwpa_cliにおける種々のコマンドを他の多くの組合せで用いて同じ目的を達成してもよい。
図5を参照すると、第2のスイッチングデバイス202は、P2P GO201から切断した後、P2P GO101へ接続要求を送信し、P2Pグループ10に加入する(動作S304)。こうして、第1のスイッチングデバイス104がP2Pグループ20のP2P GO201へ接続要求を送信すると、第2のスイッチングデバイス202は、グループ20を退出するようにトリガされ、グループ10にスイッチングする。
図6を参照すると、第1のスイッチングデバイス104がP2Pグループ20のP2P GO201に接続し、第2のスイッチングデバイス202がP2Pグループ10のP2P GO101に接続する。第1のスイッチングデバイス104は、P2P GO201に接続した後、P2Pグループ20の少なくとも1つのノードとデータを交換することができる(動作S306−20)。同様に、第2のスイッチングデバイス202は、P2P GO101に接続した後、P2Pグループ10の少なくとも1つのノードとデータを交換することができる(動作S306−10)。
図7を参照すると、ある時間間隔の後、第1のスイッチングデバイス104はP2P GO201から切断し、P2P GO101へ接続要求を送信する(動作S307)。P2P GO101は、第1のスイッチングデバイス104から接続要求を受信した後、第2のスイッチングデバイス202に対して、P2Pグループ20に加入するように命令してから、それを切断する。別法として、第2のスイッチングデバイス202は自分自身でP2P GO101から切断してもよい。
図8を参照すると、P2P GO101は第1のスイッチングデバイス104からの接続要求を受容する。第2のスイッチングデバイス202は、P2Pグループ10のP2P GO101から切断した後、P2Pグループ20のP2P GO201へ接続要求を送信する(動作S308)。こうして、第1のスイッチングデバイス104は、第2のスイッチングデバイス202のスイッチングをトリガする。したがって、この例では、第1のスイッチングデバイス104はトリガ側スイッチングデバイスとして作用し、第2のスイッチングデバイス202は被トリガ側スイッチングデバイスである。トリガ側スイッチングデバイスは、単位時間あたりのスイッチング数を増減させてもよい。被トリガ側スイッチングデバイスは、トリガを待機してそれに応じてスイッチングするだけである。こうして、第1と第2のスイッチングデバイス104と202との間で緊密な同期が実現される。また、2つのデバイスがともにスイッチングすることで、第1のP2Pグループ10と第2のP2Pグループ20との間でより多くの量のデータを共有することができる。
図9を参照すると、P2P GO101が第1のスイッチングデバイス104からの接続要求を受容し、P2P GO201が第2のスイッチングデバイス202からの接続要求を受容すると、第1のスイッチングデバイス104はP2Pグループ10内の少なくとも1つのデバイスとメッセージを交換することが可能であり(動作S309)、第2のスイッチングデバイス202はP2Pグループ20内の少なくとも1つのデバイスとメッセージを交換することが可能である(動作S310)。
図10および図11は、図3〜図9で説明したような動作の例示的なシーケンスを示している。これに従って、シーケンスについて簡単に説明する。
図10を参照すると、グループ10のノード104が、スイッチングするための第1のスイッチングデバイスとして選択された場合(動作S401)、GOノード101は、選択されたノード104に対して、グループ10から切断しグループ20のGOノード201に接続するように命令してもよい(動作S402)。命令に従って、ノード104は、グループ10から切断し(動作S403)、グループ20のGOノード201へトリガとして接続要求を送信する(動作S404)。第1のスイッチングデバイス(ノード104)からの接続要求はGOノード201をトリガして、グループ間通信手続きを開始させる。より具体的には、GO201は、ノード104(第1のスイッチングデバイス)から接続要求を受信すると、それを受容し、ノード104へ確認応答を返送する(動作S405およびS406)。第1のスイッチングデバイス(ノード104)は、接続確認を受信すると、グループ20に加入し(動作S407)、切断タイマを開始する。これによりノード104はグループ20内でデータを交換することが可能となる(動作S408)。グループ20における第1のスイッチングデバイス(ノード104)の加入動作と並行して、GOノード201は、グループ20のクライアントノードの1つであるノード202を第2のスイッチングデバイスとして選択し、選択されたノード202に対して、グループ20から切断してグループ10に加入するように命令する(動作S409)。命令に従って、ノード202は、グループ20から切断し(動作S410)、グループ10のGOノード101へ接続要求を送信する(動作S411)。GOノード101はそれを受容し、ノード202へ確認応答を返送する(動作S412およびS413)。第2のスイッチングデバイス(ノード202)は、接続確認を受信すると、グループ10に加入し(動作S414)、これによりノード202はグループ10内でデータを交換することが可能となる(動作S415)。別の変形例では、GOノード201は、受容動作S405の前に切断動作S410を実行することも可能である。
図11を参照すると、第1のスイッチングデバイス(ノード104)がグループ10に加入した後にタイムアウトが起こると、第1のスイッチングデバイス(ノード104)は、GOノード201から切断し(動作S420)、グループ10のGOノード101へトリガとして接続要求を送信する(動作S421)。第1のスイッチングデバイス(ノード104)からの接続要求はGOノード101をトリガして、第1と第2のスイッチングデバイスの間の切替手続きを開始させる。より具体的には、GO101は、ノード104(第1のスイッチングデバイス)から接続要求を受信すると、それを受容し、ノード104へ確認応答を返送する(動作S422およびS423)。第1のスイッチングデバイス(ノード104)は、接続確認を受信すると、グループ10に再び接続する(動作S424)。これによりノード104はグループ10内でデータを交換することが可能となる(動作S425)。グループ10における第1のスイッチングデバイス(ノード104)の加入動作と並行して、GOノード101は、第2のスイッチングデバイス(ノード202)に対して、グループ10から切断してグループ20に加入するように命令する(動作S426)。命令に従って、第2のスイッチングデバイス(ノード202)は、グループ10から切断し(動作S427)、グループ20のGOノード201へ接続要求を送信する(動作S428)。GOノード201はそれを受容し、ノード202へ確認応答を返送する(動作S429およびS430)。第2のスイッチングデバイス(ノード202)は、接続確認を受信すると、グループ20に再び接続する(動作S431)、これによりノード202はグループ20内でデータを交換することが可能となる(動作S432)。
上記のように、第1のスイッチングデバイス(ノード104)は、グループ間通信のためのデバイス(クライアントノード)の入れ替えをトリガし、第1と第2のスイッチングデバイスの間の同期を保証する。次に、スイッチングデバイス間の同期について図12を参照することにより説明する。
3.2)スイッチングデバイス間の同期
図3に示したネットワーク構成ならびに図10および図11に示したシーケンスを例として、第1のP2Pグループに属する第1のスイッチングデバイスと、第2のP2Pグループに属する第2のスイッチングデバイスとの間の同期のメカニズムについて図12を参照して説明する。最初に、ノード104が第1のP2Pグループ10に接続され、ノード202が第2のP2Pグループ20に接続される。この例では、ノード104がトリガ側スイッチングデバイスであり、ノード202が被トリガ側スイッチングデバイスであると仮定する。
図12を参照すると、ノード104は、イベントS501に示すように第1のP2Pグループから切断し、イベントS502に示すように第2のP2Pグループ20のグループオーナデバイス201へ接続要求を送信する。イベントS502における接続要求は、ノード202におけるイベント(S509)を開始するトリガとして作用する。イベントS509において、ノード202は第2のP2Pグループ20から切断する。この後、ノード104は、イベントS503に示すように第2のP2Pグループ20に加入する。ノード202は、イベントS510に示すように第1のP2Pグループ10のグループオーナデバイス101へ接続要求を送信し、イベントS511に示すように第1のP2Pグループ10に加入する。ノード202は、イベントS504に示すように第2のP2Pグループ20内の少なくとも1つのノードとのデータ通信に参加してもよい。同様に、ノード202は、イベントS512に示すように第1のP2Pグループ10内の少なくとも1つのノードとのデータ通信に参加してもよい。イベントS504の後、ノード104は、イベントS505に示すように第2のP2Pグループ20から切断し、イベントS506に示すように第1のP2Pグループ10のグループオーナデバイス101へ接続要求を送信する。イベントS506はイベントS513をトリガする。イベントS513において、ノード202は第1のP2Pグループ10から切断する。イベントS513の後、ノード202は、イベントS514に示すように第2のP2Pグループ20のグループオーナデバイス201へ接続要求を送信してから、イベントS515に示すように第2のP2Pグループ20に加入する。ノード104もまた、イベントS507に示すように第1のP2Pグループ10に加入する。その後、ノード104は、イベントS508に示すように第1のP2Pグループ10内の少なくとも1つのノードとの通信に参加してもよい。同様に、ノード202は、イベントS516に示すように第2のP2Pグループ20内の少なくとも1つのノードとの通信に参加してもよい。プロセスは、第1のP2Pグループ10と第2のP2Pグループ20との間の通信のために反復的に繰り返されてもよい。
上記のように、第1のスイッチングデバイス104は、第2のスイッチングデバイス202のスイッチングイベントをトリガする。こうして、第1のスイッチングデバイス104はトリガ側デバイスとして作用し、第2のスイッチングデバイス202は被トリガ側デバイスとして作用する結果、第1と第2のスイッチングデバイスの間が同期される。
4.第2の例示的実施形態
図13は、互いの送信範囲で動作する2つのWi−Fi P2Pグループ10および20に関する例を示している。ノード101はグループ10のP2P GOである。ノード102〜104はP2P GO101に接続されたグループ10のP2Pクライアントである。ノード201はグループ20のP2P GOである。ノード202〜204はP2P GO201に接続されたグループ20のP2Pクライアントである。この例は、スイッチングデバイスのトリガ側−被トリガ側の2つのペアのメカニズムを例示する。P2Pグループ10のノード104およびP2Pグループ20のノード202は、スイッチングデバイスのトリガ側−被トリガ側のペアを形成し、図12で説明したのと同様に動作する。同様に、P2Pグループ10のノード103およびP2Pグループ20のノード203は、スイッチングデバイスのトリガ側−被トリガ側の別のペアを形成し、同じく図12で説明したのと同様に動作する。第1のP2Pグループと第2のP2Pグループとの間にこのようなスイッチングデバイスのトリガ側−被トリガ側のペアが複数存在することがあり得る。
図14に示すように、このようなトリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスのそれぞれのペアが独立に動作してもよい。したがって、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第1のペアが特定のスイッチング頻度で第1と第2のP2Pグループ10と20の間でスイッチングを実行し、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第2のペアが別のスイッチング頻度でスイッチングを実行してもよい。スイッチング頻度は、単位時間あたりに起こるスイッチングイベント数で表される。
5.第3の例示的実施形態
図13に示したようなネットワーク構成では、複数のトリガ側−被トリガ側のペアが、所定のスケジュールに従って、あるいは、第1または第2のP2Pグループ10および20の一方のグループオーナデバイスによる命令に従って、動作してもよい。例えば、図15に示すように、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第1のペアがあるスイッチングイベント(SW)を実行し、トリガ側−被トリガ側のスイッチングデバイスの第2のペアが、第1と第2のP2Pグループ10と20の間の次のスイッチングイベントを実行するように命令される。こうして、第1のトリガ側−被トリガ側のペア(ノード104および202)と、第2のトリガ側−被トリガ側のペア(ノード103および203)は、第1と第2のP2Pグループ10と20の間で交互にスイッチングを実行してもよい。
適用可能な場合には、本発明によって提供される種々の実施形態はハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せを用いて実現されてもよい。また、適用可能な場合には、本明細書に記載した種々のハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントは、本発明の技術思想から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはその両方からなる複合コンポーネントへと結合されてもよい。適用可能な場合には、本明細書に記載した種々のハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントは、本発明の技術思想から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはその両方からなるサブコンポーネントへと分解されてもよい。さらに、適用可能な場合には、ソフトウェアコンポーネントはハードウェアコンポーネントとして実現されてもよく、その逆でもよいことが考えられる。
本発明によるアプリケーションソフトウェア(例えばデバイスによって実行されるコンピュータプログラム)は、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体に保存されてもよい。また、本明細書で指定されたステップは、1つまたは複数の汎用または専用コンピュータおよび/またはコンピュータシステム(ネットワーク接続されているかどうかを問わない)を用いて実現されてもよい。適用可能な場合には、本明細書に記載した種々のステップの順序を変更すること、複合ステップへと結合すること、および/またはサブステップへと分解することにより、本明細書に記載した機能を提供してもよい。
以上、本発明の諸実施形態について説明したが、これらの実施形態は例示であって、本発明を限定するものではない。例えば、「デバイス」および「ノード」という語は互いに入れ替えて使用可能であり、グループオーナ、クライアント、あるいはグループに接続可能であるがどのグループにも接続されていないP2Pデバイスを指すとしてもよい。また、任意の他のピアツーピアまたはデバイス間通信技術への本発明の適用も、特許請求の範囲に記載された本発明の技術思想および技術的範囲に完全に含まれるべきである。
また当然のことであるが、本発明の実施形態はこれらの実施形態に限定されるべきでなく、数多くの修正および変形が、本発明の原理に従って当業者によりなされ得るかもしれないが、それらは特許請求の範囲に規定されるところの本発明の技術思想および技術的範囲に含まれる。
上記の例示的実施形態は、ワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークに適用可能である。
6.付記
上記の例示的実施形態の全部または一部は、下記の付記のように記述することができるが、これらに限定されない。
(付記1)
複数のP2Pグループを含むワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークの動作方法において、
第1のP2Pグループに含まれる第1のデバイスが第2のP2Pグループに加入するように、前記第1のデバイスを前記第1のP2Pグループから切断するステップと、
前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のP2Pグループに含まれる第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するように、前記第2のデバイスを前記第2のP2Pグループから切断するステップと
を備えたことを特徴とする、ワイヤレスP2Pネットワークの動作方法。
(付記2)
前記第1のデバイスが前記第2のデバイスをトリガして、前記第1と第2のP2Pグループの間のスイッチングを開始させることを特徴とする付記1に記載の方法。
(付記3)
前記第1のデバイスと前記第2のP2Pグループとの間、および、前記第2のデバイスと前記第1のP2Pグループとの間でデータを交換するステップと、
所定の時間が経過した後、前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループに再び加入するように、前記第1のデバイスを前記第2のP2Pグループから切断するステップと、
前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のデバイスが前記第2のP2Pグループに再び加入するように、前記第2のデバイスを前記第1のP2Pグループから切断するステップと
をさらに備えたことを特徴とする付記1または2に記載の方法。
(付記4)
単位時間あたりの前記第1と第2のP2Pグループの間のスイッチングイベント数が、前記第1のデバイスを制御することによって変更されることを特徴とする付記1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
(付記5)
トリガ側デバイスと被トリガ側デバイスの複数のペアが前記第1と第2のP2Pグループの間でスイッチングを実行し、前記ペアのそれぞれが前記第1および第2のデバイスのペアのように動作することを特徴とする付記1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
(付記6)
前記ペアが互いに独立に、またはスケジュールに従って前記スイッチングを実行することを特徴とする付記5に記載の方法。
(付記7)
前記ペアが相異なるスイッチング頻度で、および/または順次、前記スイッチングを実行することを特徴とする付記6に記載の方法。
(付記8)
前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループのクレデンシャルを前記第2のP2Pグループと共有することにより、前記第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するために前記クレデンシャルを使用することが可能とされることを特徴とする付記1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
(付記9)
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスの少なくとも一方が、前記第1のP2Pグループと前記第2のP2Pグループとの間の接続をスイッチングするために、少なくとも1つの過去の接続の少なくとも1つのクレデンシャルを再利用することを特徴とする付記1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
(付記10)
前記第1のスイッチングデバイスおよび前記第2のスイッチングデバイスの少なくとも一方が判定基準に従って選択され、該判定基準は、一方のグループの選択されたデバイスが、
他方のグループのグループオーナから最高の受信信号強度インジケータ(RSSI)を受信するデバイス、
メモリ、CPU速度、残留電力、および前記ワイヤレスP2Pネットワーク内の滞在時間に関する所定の判定基準の少なくとも1つを満たすデバイス、
ある時間にわたって前記一方のグループ内のすべてのデバイスのうちで平均パケット交換(パケット送受信)が最小のデバイス、および
他のいずれの近隣グループともスイッチングを実行していないデバイス
の少なくとも1つであるような判定基準であることを特徴とする付記1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
(付記11)
前記第1のスイッチングデバイスおよび前記第2のスイッチングデバイスの少なくとも一方が、他方のグループのグループオーナへ送信される接続要求および招待要求の少なくとも一方に情報を含めることにより、前記他方のグループのグループオーナは、前記接続要求がスイッチングに基づくグループ間通信のためのものであると知ることが可能とされることを特徴とする付記1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
(付記12)
第1のグループオーナノードおよび第2のグループオーナノードの少なくとも一方が、ユニキャスト、マルチキャストまたはブロードキャストメカニズムを用いたスイッチングに基づいて、他方のグループとの差し迫ったグループ間通信に関する情報を共有することを特徴とする付記1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
(付記13)
前記情報が、
フラグビット、文字、文字列および数値の少なくとも1つ、
元のグループの識別番号、および
元のグループのグループオーナノードの識別番号
の少なくとも1つを含むことを特徴とする付記11または12に記載の方法。
(付記14)
前記情報が前記第1のスイッチングデバイスおよび第2のスイッチングデバイスの少なくとも一方からの前記接続要求および前記招待要求の少なくとも一方のベンダ固有属性フィールドに含まれることを特徴とする付記11ないし13のいずれか1項に記載の方法。
(付記15)
前記第1のデバイスおよび第2のデバイスの少なくとも一方がWi−Fi Direct機能をサポートし、各P2PグループがWi−Fi Directグループであることを特徴とする付記1ないし14のいずれか1項に記載の方法。
(付記16)
複数のP2Pグループを含むワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークの動作システムにおいて、
第1のP2Pグループに含まれる第1のデバイスが第2のP2Pグループに加入するように、前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループから切断し、
前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のP2Pグループに含まれる第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するように、前記第2のデバイスが前記第2のP2Pグループから切断する
ことを特徴とする、ワイヤレスP2Pネットワークの動作システム。
(付記17)
前記第1のデバイスが前記第2のデバイスをトリガして、前記第1と第2のP2Pグループの間のスイッチングを開始させることを特徴とする付記10に記載のシステム。
(付記18)
前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループとデータを交換し、前記第2のデバイスが前記第1のP2Pグループとデータを交換し、
所定の時間が経過した後、前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループに再び加入するように、前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループから切断し、
前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のデバイスが前記第2のP2Pグループに再び加入するように、前記第2のデバイスが前記第1のP2Pグループから切断する
ことを特徴とする付記16または17に記載のシステム。
(付記19)
単位時間あたりの前記第1と第2のP2Pグループの間のスイッチング数が、前記第1のデバイスを制御することによって変更されることを特徴とする付記16ないし18のいずれか1項に記載のシステム。
(付記20)
トリガ側デバイスと被トリガ側デバイスの複数のペアが前記第1と第2のP2Pグループの間でスイッチングを実行し、前記ペアのそれぞれが前記第1および第2のデバイスのペアのように動作することを特徴とする付記16ないし19のいずれか1項に記載のシステム。
(付記21)
前記ペアが互いに独立に、またはスケジュールに従って前記スイッチングを実行することを特徴とする付記20に記載のシステム。
(付記22)
前記ペアが相異なるスイッチング頻度で、および/または順次、前記スイッチングを実行することを特徴とする付記21に記載のシステム。
(付記23)
前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループのクレデンシャルを前記第2のP2Pグループと共有することにより、前記第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するために前記クレデンシャルを使用することが可能とされることを特徴とする付記16ないし22のいずれか1項に記載のシステム。
(付記24)
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスの少なくとも一方が、前記第1のP2Pグループと前記第2のP2Pグループとの間の接続をスイッチングするために、少なくとも1つの過去の接続の少なくとも1つのクレデンシャルを再利用することを特徴とする付記16ないし22のいずれか1項に記載のシステム。
(付記25)
前記第1のスイッチングデバイスおよび前記第2のスイッチングデバイスの少なくとも一方が判定基準に従って選択され、該判定基準は、一方のグループの選択されたデバイスが、
他方のグループのグループオーナから最高の受信信号強度インジケータ(RSSI)を受信するデバイス、
メモリ、CPU速度、残留電力、および前記ワイヤレスP2Pネットワーク内の滞在時間に関する所定の判定基準の少なくとも1つを満たすデバイス、
ある時間にわたって前記一方のグループ内のすべてのデバイスのうちで平均パケット交換(パケット送受信)が最小のデバイス、および
他のいずれの近隣グループともスイッチングを実行していないデバイス
の少なくとも1つであるような判定基準であることを特徴とする付記16ないし24のいずれか1項に記載のシステム。
(付記26)
前記第1のスイッチングデバイスおよび前記第2のスイッチングデバイスの少なくとも一方が、他方のグループのグループオーナへ送信される接続要求および招待要求の少なくとも一方に情報を含めることにより、前記他方のグループのグループオーナは、前記接続要求がスイッチングに基づくグループ間通信のためのものであると知ることが可能とされることを特徴とする付記16ないし25のいずれか1項に記載のシステム。
(付記27)
第1のグループオーナノードおよび第2のグループオーナノードの少なくとも一方が、ユニキャスト、マルチキャストまたはブロードキャストメカニズムを用いたスイッチングに基づいて、他方のグループとの差し迫ったグループ間通信に関する情報を共有することを特徴とする付記16ないし25のいずれか1項に記載のシステム。
(付記28)
前記情報が、
フラグビット、文字、文字列および数値の少なくとも1つ、
元のグループの識別番号、および
元のグループのグループオーナノードの識別番号
の少なくとも1つを含むことを特徴とする付記26または27に記載のシステム。
(付記29)
前記情報が前記第1のスイッチングデバイスおよび第2のスイッチングデバイスの少なくとも一方からの前記接続要求および前記招待要求の少なくとも一方のベンダ固有属性フィールドに含まれることを特徴とする付記26ないし28のいずれか1項に記載のシステム。
(付記30)
前記第1のデバイスおよび第2のデバイスの少なくとも一方がWi−Fi Direct機能をサポートし、各P2PグループがWi−Fi Directグループであることを特徴とする付記16ないし29のいずれか1項に記載のシステム。
(付記31)
ワイヤレスP2Pネットワークに含まれる複数のピアツーピア(P2P)グループの1つで動作するデバイスにおいて、該デバイスが、
第1のP2Pグループの第1のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第1のP2Pグループから切断するように構成されたコントローラと、
第2のP2Pグループの第2のグループオーナへグループ間通信のためのトリガとして、前記第2のP2Pグループに加入するために接続要求を送信するように構成された通信コントローラと
を備え、
前記第2のグループオーナが、前記第2のP2Pグループに含まれるデバイスに対して、前記トリガに同期して前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループへの接続スイッチングを開始するように命令する
ことを特徴とするデバイス。
(付記32)
ワイヤレスP2Pネットワークに含まれる複数のピアツーピア(P2P)グループの1つで動作するデバイスにおいて、第1のP2Pグループに含まれる別のデバイスが前記第1のP2Pグループの第1のグループオーナから命令を受信し、該デバイスが、
前記別のデバイスからトリガとして接続要求を受信した第2のP2Pグループの第2のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第2のP2Pグループから切断するように構成されたコントローラと、
前記第1のP2Pグループの前記第1のグループオーナへ、前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループに接続をスイッチングするために接続要求を送信するように構成された通信コントローラと
を備えたことを特徴とするデバイス。
(付記33)
デバイスが方法を実行するように制御する命令を具現化した非一過性のコンピュータ可読媒体において、該方法が、
第1のP2Pグループの第1のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第1のP2Pグループから切断するステップと、
第2のP2Pグループの第2のグループオーナへグループ間通信のためのトリガとして、前記第2のP2Pグループに加入するために接続要求を送信するステップと
を備え、
前記第2のグループオーナが、前記第2のP2Pグループに含まれるデバイスに対して、前記トリガに同期して前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループへの接続スイッチングを開始するように命令する
ことを特徴とする非一過性のコンピュータ可読媒体。
(付記34)
デバイスが方法を実行するように制御する命令を具現化した非一過性のコンピュータ可読媒体において、該方法が、
別のデバイスからトリガとして接続要求を受信した第2のP2Pグループの第2のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第2のP2Pグループから切断するステップと、
前記第1のP2Pグループの前記第1のグループオーナへ、前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループに接続をスイッチングするために接続要求を送信するステップと
を備えたことを特徴とする非一過性のコンピュータ可読媒体。
10,20 P2Pグループ
101〜104,201〜204 ノード(デバイス)
201 無線システム
202 ユーザコントローラ
203 プロセッサ
204 メモリ

Claims (10)

  1. 複数のP2Pグループを含むワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークの動作方法において、
    第1のP2Pグループに含まれる第1のデバイスが第2のP2Pグループに加入するように、前記第1のデバイスを前記第1のP2Pグループから切断するステップと、
    前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のP2Pグループに含まれる第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するように、前記第2のデバイスを前記第2のP2Pグループから切断するステップと
    を備えたことを特徴とする、ワイヤレスP2Pネットワークの動作方法。
  2. 前記第1のデバイスが前記第2のデバイスをトリガして、前記第1と第2のP2Pグループの間のスイッチングを開始させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のデバイスと前記第2のP2Pグループとの間、および、前記第2のデバイスと前記第1のP2Pグループとの間でデータを交換するステップと、
    所定の時間が経過した後、前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループに再び加入するように、前記第1のデバイスを前記第2のP2Pグループから切断するステップと、
    前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のデバイスが前記第2のP2Pグループに再び加入するように、前記第2のデバイスを前記第1のP2Pグループから切断するステップと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 単位時間あたりの前記第1と第2のP2Pグループの間のスイッチングイベント数が、前記第1のデバイスを制御することによって変更されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. トリガ側デバイスと被トリガ側デバイスの複数のペアが前記第1と第2のP2Pグループの間でスイッチングを実行し、前記ペアのそれぞれが前記第1および第2のデバイスのペアのように動作することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 複数のP2Pグループを含むワイヤレスピアツーピア(P2P)ネットワークの動作システムにおいて、
    第1のP2Pグループに含まれる第1のデバイスが第2のP2Pグループに加入するように、前記第1のデバイスが前記第1のP2Pグループから切断し、
    前記第1のデバイスが前記第2のP2Pグループにスイッチングするのと同期して、前記第2のP2Pグループに含まれる第2のデバイスが前記第1のP2Pグループに加入するように、前記第2のデバイスが前記第2のP2Pグループから切断する
    ことを特徴とする、ワイヤレスP2Pネットワークの動作システム。
  7. ワイヤレスP2Pネットワークに含まれる複数のピアツーピア(P2P)グループの1つで動作するデバイスにおいて、該デバイスが、
    第1のP2Pグループの第1のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第1のP2Pグループから切断するように構成されたコントローラと、
    第2のP2Pグループの第2のグループオーナへグループ間通信のためのトリガとして、前記第2のP2Pグループに加入するために接続要求を送信するように構成された通信コントローラと
    を備え、
    前記第2のグループオーナが、前記第2のP2Pグループに含まれるデバイスに対して、前記トリガに同期して前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループへの接続スイッチングを開始するように命令する
    ことを特徴とするデバイス。
  8. ワイヤレスP2Pネットワークに含まれる複数のピアツーピア(P2P)グループの1つで動作するデバイスにおいて、第1のP2Pグループに含まれる別のデバイスが前記第1のP2Pグループの第1のグループオーナから命令を受信し、該デバイスが、
    前記別のデバイスからトリガとして接続要求を受信した第2のP2Pグループの第2のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第2のP2Pグループから切断するように構成されたコントローラと、
    前記第1のP2Pグループの前記第1のグループオーナへ、前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループに接続をスイッチングするために接続要求を送信するように構成された通信コントローラと
    を備えたことを特徴とするデバイス。
  9. デバイスが方法を実行するように制御する命令を具現化した非一過性のコンピュータ可読媒体において、該方法が、
    第1のP2Pグループの第1のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第1のP2Pグループから切断するステップと、
    第2のP2Pグループの第2のグループオーナへグループ間通信のためのトリガとして、前記第2のP2Pグループに加入するために接続要求を送信するステップと
    を備え、
    前記第2のグループオーナが、前記第2のP2Pグループに含まれるデバイスに対して、前記トリガに同期して前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループへの接続スイッチングを開始するように命令する
    ことを特徴とする非一過性のコンピュータ可読媒体。
  10. デバイスが方法を実行するように制御する命令を具現化した非一過性のコンピュータ可読媒体において、該方法が、
    別のデバイスからトリガとして接続要求を受信した第2のP2Pグループの第2のグループオーナからの命令を受信したことに応答して、前記第2のP2Pグループから切断するステップと、
    前記第1のP2Pグループの前記第1のグループオーナへ、前記第2のP2Pグループから前記第1のP2Pグループに接続をスイッチングするために接続要求を送信するステップと
    を備えたことを特徴とする非一過性のコンピュータ可読媒体。
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