JP2019501174A - 制汗法 - Google Patents
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Abstract
第1のチャンバがケイ酸を含む調製物(相1)を含み、第2のチャンバがアルカリ性化合物(塩基)を含む調製物(相2)を含むことを特徴とする、化粧品用調製物を適用するための2チャンバ容器を有する化粧品用製品。
Description
本発明は、部分調製物を混合してから、この混合物を皮膚上へ塗布するまでの時間が5分以下であることを特徴とする、2種類の化粧品部分調製物を塗布することによってアポエクリン発汗を低減または防止する方法に関し、ここで、第一の部分調製物はアルカリケイ酸塩を含み、第二の部分調製物は1種以上のpH調節剤を含む。
汗は、いわゆる汗腺を通してヒトの皮膚から分泌される水性分泌物である。皮膚には、アポクリン汗腺、エクリン汗腺、アポエクリン汗腺の3種類の汗腺がある(Int J Cosmet Sci.2007 Jun;29(3):169−79)。
ヒトのエクリン汗腺は、実質的に全身に分布しており、99%超が水からなる相当量の透明で無臭の分泌物を産生することができる。それとは対照的に、アポクリン汗腺は、脇の下および生殖器の体毛部分ならびに乳頭のみに存在する。それらはタンパク質および脂質を含み、化学的に中性である少量の乳白色の分泌物を産生する。
不感蒸散とも呼ばれる発汗は、余分な熱を放出し、それによって体温を調節する効果的なメカニズムである。とりわけこれに寄与しているのが、成人で毎時2〜4リットルまたは1日に10〜14リットルまで産生することができるエクリン腺の多量の水性分泌物である。
汗、特にアポクリン汗腺の分泌物には、嗅覚を介したシグナル伝達作用もある。ヒトにおいて、アポクリン汗は、特に感情またはストレスによる発汗に関連した役割を果たす。
化粧品用制汗剤またはデオドラント剤(防臭剤もしくは脱臭剤(Desodorantien/Deodorantien))は、体臭を取り除くために、または体臭の発生を低減するために用いられる。体臭は、それ自体無臭の新鮮な汗が、例えばブドウ球菌およびコリネバクテリアなどの微生物によって分解された場合に発生する。
一般的な語法では、「デオドラント剤」および「制汗剤」の用語の間には必ずしも明確な区別はない。むしろ、特にドイツ語圏では、脇の下の領域で使用される製品は、デオドラント剤または「Deo」と一括りにして呼ばれている。これは、制汗作用が存在するかどうかの問題とは無関係である。
制汗剤(AT)は一般的に、既に形成された汗の微生物分解を防止するデオドラント剤とは対照的に、そもそも汗の分泌を防止すると言われている発汗抑制剤である。
制汗剤とは対照的に、純粋なデオドラント剤は、汗の分泌に対して積極的な影響を及ぼさず、身体または脇の下の臭いを単に制御するか、または影響を及ぼすだけである(臭気改善剤)。慣用の化粧品用デオドラント剤は、異なる作用原理によって区別される。
これに関する通常の作用メカニズムは、例えば非コロイド状銀によっても示される抗菌効果、臭気中和(マスキング)、細菌代謝の影響、純粋な香り付けであり、それに酵素反応によって芳香性物質に変換される特定の香料成分の前駆物質の使用も含まれる。
汗臭は、細菌酵素によって無臭の汗から放出される分岐鎖脂肪酸の大部分からなる。従来の防臭有効成分は、細菌の増殖を減少させることによってこれを防止する。しかしながら、このために使用される物質は、有用な皮膚常在菌に対しても非選択的に作用し、敏感な人において皮膚刺激を引き起こす可能性がある。
従来の制汗剤として使用されるのは、なかでもアルミニウム塩またはアルミニウム塩/ジルコニウム塩である。これらは皮膚自体のタンパク質と一緒にその場で沈殿して、いわゆる栓を形成することにより、汗腺の排出路を塞いで汗の流れを妨げる。したがって、汗腺内に汗が閉じ込められる可能性がある。
正常な生理学的条件下での熱発汗に対するAl塩に基づく制汗剤の効果は非常に良く研究されている。
この閉塞がケラチンの変性もしくは汗腺管での角質細胞の凝集(Shelley WB and Hurley HJ,Acta.Derm.Venereol.(1975)55:241−60)、または汗腺排出路における中和によって形成されるACH/AZGゲルの発生(Reller HH and Luedders WL,in:Advances in Modern Toxicology,Dermatoxicology and Pharmocology,F.N.Marzulli and H.I. Maibach,Eds.Hemisphere Publishing Company,Washington and London(1977)Vol.4:1−5)によって引き起こされるかどうかは解決されていないままである。
しかしながら、このようにして得られる公知の閉塞は、短い時間にわたって有効であるにすぎない。顕著な発汗または普段のボディクレンジングの習慣の一環として脇の下を洗うことにより、閉塞ひいては制汗効果も失われる。そのため制汗剤(AT)製品を少なくとも1日1回塗布する必要性が出てくるが、特にシェービング後または以前に損傷した皮膚領域において皮膚刺激が起こることも場合によってはある。
さらに、アルミニウムヒドロキシクロリドなどのアルミニウム塩は、頻繁に使用すると敏感な人において皮膚損傷を引き起こす可能性がある。さらに、アルミニウム塩の使用によって、制汗剤と接触するテキスタイル品の変色が起こる可能性がある。
化粧品用制汗剤において抗菌物質を追加で使用することによって、皮膚上の細菌叢を減少させることができる。理想的には、臭いの原因となる微生物のみを効果的に減少させることが望ましい。それによって汗の流れそのものが影響を及ぼされることはなく、理想的には、汗の微生物分解のみが一時的に止められる。
通常、制汗剤(AT)およびデオドラント剤(Deo)は、多様な製品形態で提供されており、欧州ではロールオン、ポンプアトマイザおよびエアロゾルが大半を占め、米国、中南米ではどちらかといえば脱臭スティック(「スティック」)が大半を占める。無水(懸濁液)および含水製品(水−アルコール配合物、エマルジョン)の両方が知られている。
満足のいくデオドラント剤には、以下の条件が課せられる:1)皮膚の自然なバイオロジーの保護、2)香気が中立的、3)脱臭もしくは防臭に関してのみの効力、すなわち体臭の防止および/または除去、4)耐性菌株の形成の防止、5)過量適用時または他の不適切な使用時においても無害、6)良好な化粧品用途、7)容易な取扱い性(例えば液体として)および様々な化粧品用剤および外用剤における汎用性、8)皮膚および粘膜との優れた適合性、9)環境に優しい物質の使用。
液体のデオドラント剤および制汗剤のほかに、固体調製物、例えば粉薬、粉薬スプレーも、インティメートクリーナ(Intimreinigungsmittel)として一般に使われていることが知られている。
化粧品用調製物の組成の組合せには、個々の成分同士の適合性および担体媒体中での個々の成分の安定性によって決定されるその固有の限界がある。異なって荷電したポリマーまたは界面活性剤の組合せも、化粧品用配合物における凝集および沈殿をもたらす。
そのような調製物を消費者が利用できるようにする試みがなかったわけではない。たいていは配合物の部分成分が別個に包装されて貯蔵される。通例、このために、いわゆる2チャンバパッケージ(dual chamber)が使用され、この場合、部分調製物は別個の貯蔵容器に貯蔵され、共通の開口部を介して包装容器から同時に取り出すことができる。
仏国特許出願公開第2852928号明細書(FR2852928)には、調製物が送達チャネル内でのみ混合されるように、2つのポンプによって生成物が取り出される2室容器が開示されている。
米国特許出願公開第20040149775号明細書(US20040149775)からは、チャンバが交換可能である2チャンバ容器が知られている。ここでも、成分の混合が行われる共通の送達チャネルを介して2つのポンプによって調製物が送達される。
欧州特許出願公開第958062号明細書(EP958062)には、同心円状に配置されたポンプを有する2チャンバパッケージが開示されている。
仏国特許出願公開第2900550号明細書(FR2900550)には、フロック加工されたアプリケータ表面を有する種々の2チャンバパッケージが開示されている。成分の混合は、塗布時にのみ直接行われる。
欧州特許出願公開第0461010号明細書(EP0461010)には、ノズルから出る前にのみ成分の混合が行われる2チャンバエアロゾルパッケージが開示されている。
米国特許出願公開第20060054634号明細書(US20060054634)からは、バッグ・イン・カン(Bag-in-can)原理により機能し、少なくとも2チャンバが相互に接続されたバッグで構成されている多チャンバ容器が知られている。
ACHが固体として存在するこれまで用いられてきたアルミニウム含有配合物は極めて安定であるので、デオドラント剤および/または制汗剤製品における2チャンバパッケージの使用は依然として知られていない。
これまで汗抑制のために使用されてきたアルミニウム塩の欠点は、今のところ完全には解明されていない長期毒性である。アルミニウムは、認知症、特にアルツハイマー病などの神経変性疾患を促進または誘発することが長い間疑われている。それにアルミニウムは乳癌の発症に関連している。皮膚に作用するアルミニウム含有AT剤がこれに関与しているという確かな証拠はこれまでのところない。皮膚に損傷がない場合、最大許容摂取量を達成することはできない。
しかしながら、データ状況を考慮すると、アルミニウム含有AT剤から転じることが有利であり、そのため業界はアルミニウム不含の代替品を切望している。
この問題に基づき、Al塩を使用せずに制汗効果を達成する製品を提供することが望ましい。
Al塩の代わりになるのが、発汗を確実に抑制することができるケイ酸の形態の短鎖ケイ酸塩である。
国際公開第2015/121667号(WO2015/121667)には、制汗剤有効成分として安定化された酸性ケイ酸が開示されている。その効果はpH値の増加によって引き起こされる酸性ケイ酸の重合に基づく。この増加は皮膚と汗との接触によるものである。必要な安定剤はケイ酸の重合を遅延させる。安定化された酸性ケイ酸は特殊な方法で製造される。
このようにして製造された酸性ケイ酸の欠点は、乳化剤、界面活性剤および油などの多くの通常の化粧品用助剤とのその不適合性である。結果として、エマルジョンなどの通常の配合物形態を安定して製造することはほとんど不可能である。
3.0未満のpH値は生理学的に不適合であるので、pHが少なくとも3.0であり、かつ非晶質コロイド(ケイ酸ゾル)のゲル化または沈殿が起こらない調製物形態を見出さなければならない。刺激が起こる可能性は、塗布された調製物がどの程度強く緩衝されているかに大きく依存する。調製物がわずかに緩衝されているだけの場合は、皮膚上のpH値は生理学的に適合性のあるレベルまで非常に急速に増加する(または塩基性調製物の場合には低下する)。調製物が強く緩衝されている場合は、調製物のpH値は、適合性のあるpH値5〜8に可能な限り近くなければならない。
仏国特許出願公開第2977151号明細書(FR2977151)は、制汗剤有効成分としてのアルカリケイ酸塩の使用を記載している。
既知のケイ酸またはケイ酸塩は、それらが酸性成分またはアルカリ成分のいずれかとして皮膚に塗布されなければならないという欠点を有する。これは皮膚の刺激および不耐性につながる可能性がある。したがって、皮膚に優しいpH値を有する製品を使用し、それによって非常に効果的かつ同時に皮膚に優しく、またはそのうえケアも施す制汗剤への消費者の要望に応じることが有利である。さらに、活性物質を製造する特別で複雑な方法を回避することが有利である。
それに従って、特にACH含有調製物の上記の欠点および副作用を示さない制汗剤製品を提供することが望ましいと考えられる。
先行技術を強化し、既知の調製物、特にACH含有調製物の代わりとなる制汗剤製品を提供することがさらに望ましいと考えられる。
特に、塗布後に皮膚刺激を引き起こさない、つまり生理学的に許容されるpH値を有する制汗剤製品を提供することも望ましいと考えられる。
つまり、本発明の更なる課題は、化粧品用デオドラント剤または制汗剤の基礎として適しており、かつ先行技術の欠点を有さず、特に良好な皮膚適合性の点で優れている製品を開発することでもあった。
本発明の課題は、特に生理学的に適合性のあるpH値を有する1種以上のpH調節剤と組み合わせて少なくとも1種のアルカリケイ酸塩を含有するケイ酸塩含有制汗剤調製物を提供することである。
これらすべての点を踏まえて、皮膚適合性制汗剤として使用するための、つまりアポエクリン発汗を低減または防止するための1種以上のアルカリケイ酸塩および1種以上のpH調節剤を含有する、少なくとも4〜8のpH値を有するケイ酸塩含有調製物が、成分の混合が適用の直前に行われる場合に適しており、結果として、生理学的に適合性のあるケイ酸塩調製物の安定性が欠如してしまうという先行技術の欠点が取り除かれることは驚くべきことであり予測不可能であった。
驚くべきことに、ケイ酸塩含有配合物およびpH調節剤を2チャンバパッケージに別個に提供し、送達および/もしくは適用の直前にのみ、または送達および/もしくは適用中にケイ酸塩含有調製物をpH調節剤と混合することによって、化粧品用目的に際立って適しているばかりでなく、おまけに先行技術の安定な組成物を使用したときよりも効果的かつ非刺激性となった。
したがって、本発明は、第1の工程において2種類の化粧品部分調製物を混合し、この混合物を第2の工程において皮膚に適用し、ここで、部分調製物の混合と、この混合物の皮膚上への塗布との間の時間が5分以下であり、かつ第一の部分調製物はアルカリケイ酸塩を含み、第二の部分調製物は1種以上のpH調節剤を含むことを特徴とする、アポエクリン発汗を低減または防止する方法である。
本発明は、第一のチャンバが少なくとも1種のアルカリケイ酸塩を含有する調製物(相1)を含み、第二のチャンバが少なくとも1種のpH調節剤を含有する調製物(相2)を含み、ここで、適用時に第一と第二のチャンバの中味を同時にこれらのチャンバから取り出し、相1と相2とが送達時に、または送達の直前に混ざり合うことを特徴とする、化粧品用調製物を適用するのに適した2チャンバ容器を有する化粧品用製品に関するものである。
pH値の急速な低下は、ケイ酸塩またはケイ酸を首尾よく形成させるために重要である。pH値の低下が遅すぎると、制汗活性を有さない非常に高分子量のケイ酸が形成されてゲル化するまでに至る。
本発明による方法に関連して、ケイ酸塩含有相1および相2の混合物においてはケイ素化合物がケイ酸塩として存在し続けていると常に推測される。しかしながら、混合物のpH値に依存してケイ酸が存在していてもよい。ケイ酸はpKa1=9.51;pKa2=11.74の非常に弱い酸である。すなわち、本発明によるpH範囲において「ケイ素」は主にケイ酸として存在し、ケイ酸塩として存在するのはわずかな割合にすぎない。
この方法に従って製造された混合物は、短時間だけ安定であり、そのためにこのAT配合物を混合直後に使用する必要がある。混合が十分に素早く行われないか、または適用が遅すぎると、ケイ酸の重合(ゲル化)が起こる可能性がある。その場合は、これはAT効果をもはや有していない。
それに従って、本発明はまた、好ましくは局所的に適用可能な、特に化粧品用および/または皮膚用調製物において、制汗剤有効成分としてケイ酸塩の使用を含み、ここで、調製物のpH値は、適用前にのみ生理学的に適合性のあるレベルに設定され、特に、適用される調製物のpH値は4以上である。
塗布される混合物のpH値は、4〜8、好ましくは5.1〜6.9、特に好ましくは5.3〜6.7であることが望ましい。
本発明による混合物は、pH値をさらに変化させなくても制汗効果を示す。
ケイ酸塩は、アルカリケイ酸塩、特にケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水ガラス、特に好ましくはケイ酸ナトリウムから選択される。
有利には、ケイ酸塩は、ケイ酸塩のケイ酸塩含有水溶液であり、ケイ素濃度は、1〜10モル/l、好ましくは4〜8モル/lの範囲にある。
水ガラスは、溶融物から凝固した、ガラス様、つまり非晶質で水溶性のケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムおよびケイ酸リチウムまたはそれらの水溶液である。ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムまたはケイ酸リチウムが主に含まれているかどうかに応じて、ソーダ水ガラス、カリウム水ガラスまたはリチウム水ガラスと呼ぶ。
固体水ガラス(固体ガラス)の製造のために、石英砂と炭酸カリウム(カリウム水ガラス用)または炭酸ナトリウム(ソーダ水ガラス用)とのバッチを1100℃〜1200℃[5]でCO2発生下に溶融させる。
バッチの組成に依存する、工業的に重要な水ガラスの一般式M2O・nSiO2は、およそn=1〜4の間の範囲にある。通例、水ガラスのためにSiO2:Na2OもしくはSiO2:K2Oのモル比または質量比が与えられる。モル比3.4〜3.5を有するソーダ水ガラス(ケイ酸ナトリウムも参照)は、量的に最も重要な割合を形成する。
冷却されたガラスは粉砕して粉末にされる。これを高温で(例えば5バールの圧力で150℃)水に溶解することによって、液体水ガラス(液体ガラス)が透明なコロイド状アルカリ溶液あるいはまたアルカリ性ゲル(ゼラチン様〜固体の塊状物)として得られる。
このようして得られるケイ酸塩含有溶液は、高アルカリ性であり、10以上のpH値を有する。
市販のケイ酸ナトリウム(水ガラス)またはケイ酸カリウム(カリウム水ガラス)のアルカリ溶液。これは、例えば、約10.6%のNa2Oおよび約26.5%のSiO2に相当する6.25モル/lのSi含有量を有する。
ケイ酸塩溶液の使用は、国際公開第2015/121667号(WO2015/121667)から知られているケイ酸よりもはるかに単純である。なぜなら、ケイ酸塩溶液は事実上無限に安定であり、酸性ケイ酸はケイ酸塩からのみ制御するのが複雑な方法によって製造されなければならないからである。
pH値の低下は、相2に含まれるpH調節剤によって達成される。
本発明によるpH調節剤は、水溶液または無水のいずれかで添加される緩衝系であってよい。緩衝系は、例えば2−アミノブタノール、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、アミノエチルプロパンジオール、アミノメチルプロパンジオール、アミノメチルプロパノール、アミノプロパンジオール、ビス−ヒドロキシエチルトロメタミン、ブチルジエタノールアミン、ブチルエタノールアミン、ジブチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジメチルアミノメチルプロパノール、ジメチルイソプロパノールアミン、ジメチルMEA、エタノールアミン、エチルエタノールアミン、イソプロパノールアミン、メチルジエタノールアミン、メチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トロメタミン、ポリエチレンイミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、アンモニアなどの塩基と化粧品用に許容される酸とからなっていてよく、pH値2〜6を有していてよい。
緩衝液の製造に特に適した酸の例は、クエン酸、乳酸、酒石酸、脂肪酸、リン酸、ホスホン酸、ポリアクリル酸、コハク酸、リンゴ酸、シュウ酸、アミノ酸である。
非緩衝酸もpH調節剤として用いることができ、特にアニオンが生理学的に適合性を有し、かつ溶解状態に維持されやすい鉱酸、例えば塩酸、硫酸またはリン酸が適している。しかしながら、pH値の低下は、任意の他の酸を用いて行ってもよい。ただし、これらの酸がa)相応してpH値を下げることができ、b)それらの塩、特にナトリウム塩が生理学的に適合性を有するか、または皮膚刺激を引き起こさない限りにおいてである。好ましくは、pH値を下げるために塩酸が使用される。
相1と相2とを素早く混合することによって、混合物全体のpH値は、4〜8、好ましくは5.1〜6.9、特に好ましくは5.3〜6.7のpH値に低下する。
追加的に、相1(ケイ酸塩含有相)および相2(pH調節剤含有相)は、香料、レオロジー改質剤、可溶化剤、ケア物質(Pflegestoffe)、染料、スキンケア成分などの化粧品用調製物のための通常の更なる成分を含有していてもよい。
有利には、一方または両方の成分は、皮膚上で重合を遅延させる安定剤を含む。
安定剤は、以下のグループA〜Cから選択される:
− グループA:ヘキセノール−シス−3(CAS 928−96−1)、テルピネオール(CAS 8000−41−7)、リナロール(CAS 78−70−6)、テトラヒドロリナロール(CAS 78−69−3)、トリエチルシトレート(CAS 77−93−0)、2−イソブチル−4−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロピラン(CAS 63500−71−0)、ヘキシルサリシレート(CAS 6259−76−3)、フェニルエチルアルコール(CAS 60−12−8)、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタノール(CAS 55066−48−3)、2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール(CAS 18479−58−8)、ベンジルサリシレート(CAS 118−58−1)、ゲラニオール(CAS 106−24−1)、シトロネロール(CAS 106−22−9)およびエチルリナロール(CAS 10339−55−6);
− グループB:アルコールおよびジオールならびに
− グループC:少なくとも3個のヒドロキシル基を有する物質。
− グループA:ヘキセノール−シス−3(CAS 928−96−1)、テルピネオール(CAS 8000−41−7)、リナロール(CAS 78−70−6)、テトラヒドロリナロール(CAS 78−69−3)、トリエチルシトレート(CAS 77−93−0)、2−イソブチル−4−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロピラン(CAS 63500−71−0)、ヘキシルサリシレート(CAS 6259−76−3)、フェニルエチルアルコール(CAS 60−12−8)、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタノール(CAS 55066−48−3)、2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール(CAS 18479−58−8)、ベンジルサリシレート(CAS 118−58−1)、ゲラニオール(CAS 106−24−1)、シトロネロール(CAS 106−22−9)およびエチルリナロール(CAS 10339−55−6);
− グループB:アルコールおよびジオールならびに
− グループC:少なくとも3個のヒドロキシル基を有する物質。
リナロール(CAS 78−70−6)、ベンジルサリシレート(CAS 118−58−1)、ゲラニオール(CAS 106−24−1)およびシトロネロール(CAS 106−22−9)の群からの安定剤が特に有利である。
特に有利なB群からの安定剤は、エタノール、2−プロパノール、PEG8、トリエチレングリコール、メチルフェニルブタノール、デカンジオール、ポリグリセリル−2−カプレート、シュウ酸である。
特に有利なC群からの安定剤は、スクロース(マンノース、マンニトール)、グリセリン、ペンタエリスリトール、トレイトール、エリスリトール、ヒアルロン酸である。
1種以上のpH調節剤と、A、Bおよび/またはCの群から選択される安定剤とを組み合わせたケイ酸塩を含有する相1および相2の混合物の局所適用は、ストレスによる発汗を低減または防止することができる。
本発明の文脈において、制汗効果は、発汗を低減または防止する可能性として理解される。すなわち、ケイ酸塩が汗抑制剤として作用し、発汗ひいては間接的に汗の臭いも低減する。
送達および適用時または送達および適用前にケイ酸塩含有調製物のpH値を下げることによって、高い生理学的適合性を有する調製物が提供される。
2室チャンバパッケージから送出する前にのみケイ酸塩含有調製物とpH値を下げる酸とを混合することで、適合性を有する制汗剤としてケイ酸塩含有調製物を使用することが初めて可能になる。
ケイ酸塩を有する本発明による製品は、既知の実証済みの制汗剤有効成分のオーダーで汗抑制効果を可能にし、ケイ酸塩の必要とされる濃度はACHを使用する場合よりもはるかに低い。
適用前の段階でpH値を下げることにより、純粋なケイ酸塩溶液または安定化されていないケイ酸溶液のpHが高すぎたり低すぎたりすることによる皮膚刺激および目下議論中のアルミニウム化合物の毒性などの上記欠点も取り除かれる。
したがって、本発明による方法もしくは本方法を実施する製品(die verfahrensumsetzende Produkten)の相は、ケイ酸塩含有調製物のほかには、制汗効果のある更なる物質または調製物、特にアルミニウム塩を含まず、特にACHおよび/またはAACH(活性化アルミニウムクロロハイドレート(aktiviertes Aluminiumchlorohydrat))を含まない。
本方法を実施する製品は、その使用の際に本発明による方法が実行される製品である。
さらに、本方法を実施する製品の別の重要な利点は、アルミニウム塩に基づくAT剤と比較して皮膚または衣類上で変色を示さないことである。何度も着用および洗濯した後に脇の下の肌に直接触れるテキスタイル品において観察される残滓と同様の、いわゆる白化は起こらない。
ケイ酸塩は、本発明による方法に必要とされる相1に簡単に組み込むことができる。それらは好ましくはケイ酸塩含有溶液として相1の他の成分に添加される。ケイ酸塩含有溶液の割合は、配合物の総量の98%までを占めることができる。最も単純な場合には、ケイ酸塩溶液に増粘剤および香料のみが添加され、香料は、1種以上の嗅覚的に感知することができる個々の物質を含むブレンドを意味する。
相応して、本方法により変換される化粧品用製品は、少なくとも2つの別個のチャンバを有する。
これに関する例は、特に、2チャンバエアロゾル容器、2チャンバスクイーズボトル、ダブルポンプ装置を有する2チャンバ容器またはロールオン装置(ボールまたはローラなどの動体を介した塗布)であり、ここで、第一のチャンバはケイ酸塩含有相を含み、第二のチャンバはpH調節剤含有相を含む。
2チャンバ容器から供給される平坦なアプリケータ、特に、フロック加工されたおよび/またはテキスタイル表面を有するアプリケータによって塗布もしくは塗り広げられるか、または擦り混まれることも方法として適している。なぜなら、これらは目詰まりする傾向が低いからである。
アルミニウムクロロハイドレート含有ATスプレーと比較して有利な点は、ケイ酸塩が相1に溶解して存在しているため、スプレーの使用前に振って再懸濁させる必要がないことである。結果として、ノズルが閉塞する可能性が低くなる。
さらに、本方法によれば、2チャンバロールオンおよび2チャンバポンプスプレーにおいて使用することが可能かつ有利である。
ポンプスプレーは、エアロゾルスプレーと同様に皮膚上にAT調製物の非接触的な塗布を提供する。しかしながら、ポンプスプレーの場合、耐圧容器を省くことができる。2チャンバポンプスプレーは、金属、特にアルミニウムを含まないように設計することができる。例えば、PE、PPまたはPET製の容器であって、金属を含まない1つまたは2つのスプレーポンプで密閉されているものが有利である。ここで、金属を含まないとは、ポンプ供給される調製物が金属成分と接触しないことを意味する。1つのポンプのみが使用されるか、または2つのポンプが使用されるかに応じて、供給は1つまたは2つのライザー管を介して行われ、NPK含有調製物(相1)と塩基(相2)との混合がポンプの前または後で行われる。
エアロゾルスプレー:ケイ酸塩(相1)は、好ましくは、本発明による制汗剤配合物において、前記調製物の全質量(すなわち、場合により存在する噴射ガス(Treibgase)を含む)を基準として、SiO2として計算して0.1〜15質量%の量で用いられる。特に有利なのは0.5〜5質量%の濃度である。
ケイ素/ケイ素化合物の含有量は、本発明の意味においては、SiO2の含有量として表記および計算される。なぜなら、ケイ素は、相および混合物中に均一な化合物として存在しないからである。SiO2の含有量は、例えば、灰化によって重量測定により非常に容易に突き止められることができる。
噴射ガスは、通例、充填中にのみ添加されるため、有効成分溶液は、噴射ガスを含まないすべての成分の合計である。
本発明の意味においては、ケイ酸塩(相1)またはpH調節剤(相2)を含有する相には、化粧品用調製物において通常使用される化粧品用助剤、例えば、防腐剤、防腐助剤、殺菌剤、香水、UVフィルター、酸化防止剤、水溶性ビタミン、ミネラル、懸濁固体粒子、発泡を防止する物質、染料、着色効果を有する顔料、増粘剤、湿潤物質および/もしくは保湿物質または化粧品用もしくは皮膚用の配合物の他の通常の成分、例えば電解質、有機溶媒、アルコール、ポリオール、乳化剤、ポリマー、発泡安定剤もしくはシリコーン誘導体が含まれる。
好ましくは、調製物は、光学的に魅力的で透明な様式で製造され使用される。
相2は、有利には、それが水性溶液もしくは水性アルコール溶液または無水調製物の形態で存在することを特徴とする。
有利には、相1および相2をデオドラント剤に添加してもよい。
通常の化粧品用デオドラント剤は、異なる作用原理に基づいている。化粧品用デオドラント剤としての抗菌物質の使用は、皮膚上の細菌叢を減少させることができる。理想的には、臭いの原因となる微生物のみを効果的に減少させることが望ましい。それによって汗の流れそのものが影響を及ぼされることはなく、理想的には、汗の微生物分解のみが一時的に止められる。同じ組成の抗菌効果のある物質と収斂剤との組合せも一般に使われている。
デオドラント剤として慣用されるすべての有効成分、例えば、慣用される香水成分などの臭気バリア、臭気吸収剤、例えば独国特許出願公開第4009347号(DE4009347)に記載されている層状ケイ酸塩、これらの中でも特にモンモリロナイト、カオリナイト、イライト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ベントナイト、スメクタイト、さらに例えばリシノール酸の亜鉛塩を有利に利用することができる。防菌剤(Keimhemmende Mittel)も本発明の調製物へ組み込むのに適している。有利な物質は、例えば、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(Irgasan)、1,6−ジ−(4−クロロフェニルビグアニド)−ヘキサン(クロルヘキシジン)、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、第四級アンモニウム化合物、チョウジ油、ミント油、タイム油、トリエチルシトレート、ファルネソール(3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−1−オール)、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエチノール、ピロクトンオラミン、カフェインおよび独国特許出願公開第3740186号明細書(DE3740186)、独国特許出願公開第3938140号明細書(DE3938140)、独国特許出願公開第4204321号明細書(DE4204321)、独国特許出願公開第4229707号明細書(DE4229707)、独国特許出願公開第4229737号明細書(DE4229737)、独国特許出願公開第4237081号明細書(DE4237081)、独国特許出願公開第4309372号明細書(DE4309372)、独国特許出願公開第4324219号明細書(DE4324219)に記載されている効果的な薬剤である。重炭酸ナトリウムも有利には使用される。
同様に、独国特許出願公開第202008014407号明細書(DE202008014407)に記載されているような抗菌性クエン酸銀錯体は、好ましくはNPKと組み合わせて防臭成分として用いることができる。
好ましくは、相1および/または相2もポリマーを含有する。ポリマーは、好ましくは、セルロースおよび/またはポリスチレンの領域に由来する。それらは有利には疎水性または親水性に変性されている。それらは相の粘度の調整に役立てられ、ポンプ輸送性および混和性ならびに皮膚への流展または分配挙動を促進する。
本発明による製品の相2の通常の化粧品用成分として、水、エタノールおよびイソプロパノール、グリセリンおよびプロピレングリコールのほかに、スキンケア脂肪物質または脂肪様物質ならびにオレイン酸デシルエステル、セチルアルコール、セチルステアリルアルコールおよび2−オクチルドデカノールのような油も、そのような薬剤のために通常用いられる量比で含まれていてよく、ならびにスライム形成物質およびフィルム形成物質および増粘剤、例えばヒドロキシエチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドンおよびワックスが含まれていてよい。
化粧品用調製物のために知られている乳化剤から、これらが本発明に従って使用可能な相2の調製物にとって有利であることが判明した:
ポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン−モノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノステアレート、ポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノオレエート、ソルビタントリオレエート、ポリグリセリル−10ステアレート、ポリグリセリル−4カプレート、ラウリルグルコシド、ポリグリセリル−2ジポリヒドロキシステアレート、ポリグリセリル−10ラウレート、ポリグリセリル−4ラウレート、デシルグルコシド、プロピレングリコールイソステアレート、グリコールステアレート、グリセリルイソステアレート、ソルビタンセスキオレエート、グリセリルステアレート、レシチン、ソルビタンオレエート、ソルビタンモノステアレートNF、ソルビタンステアレート、ソルビタンイソステアレート、ステアレス−2、オレス−2、グリセリルラウレート、セテス−2、PEG−30ジポリヒドロキシステアレート、グリセリルステアレートSE、ソルビタンステアレート(および)スクロースココエート、PEG−4ジラウレート、PEG−8ジオレエート、ソルビタンラウレート、PEG−40ソルビタンペルオレエート、ラウレス−4、PEG−7グリセリルココエート、PEG−20アーモンドグリセリド、PEG−25水添ヒマシ油、ステアラミドMEA、グリセリルステアレート+PEG−100ステアレート、ポリソルベート85、PEG−7オリベート、セテアリルグルコシド、PEG−8オレエート、ポリグリセリル−3メチルグルコースジステアレート、PG−10ステアレート、オレス−10、オレス−10/ポリオキシル10オレイルエーテルNF、セテス−10、PEG−8ラウレート、セテアレス−12、コカミドMEA、ポリソルベート60NF、ポリソルベート60、PEG−40水添ヒマシ油、ポリソルベート80、イソステアレス−20、PEG−60アーモンドグリセリド、ポリソルベート80NF、PEG−150ラウレート、PEG−20メチルグルコースセスキステアレート、セテアレス−20、オレス−20、ステアレス−20、ステアレス−21、セテス−20、イソセテス−20、PEG−30グリセリルラウレート、ポリソルベート20、ポリソルベート20NF、ラウレス−23、PEG−100ステアレート、ステアレス−100、PEG−80ソルビタンラウレート。
ポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン−モノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノステアレート、ポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノオレエート、ソルビタントリオレエート、ポリグリセリル−10ステアレート、ポリグリセリル−4カプレート、ラウリルグルコシド、ポリグリセリル−2ジポリヒドロキシステアレート、ポリグリセリル−10ラウレート、ポリグリセリル−4ラウレート、デシルグルコシド、プロピレングリコールイソステアレート、グリコールステアレート、グリセリルイソステアレート、ソルビタンセスキオレエート、グリセリルステアレート、レシチン、ソルビタンオレエート、ソルビタンモノステアレートNF、ソルビタンステアレート、ソルビタンイソステアレート、ステアレス−2、オレス−2、グリセリルラウレート、セテス−2、PEG−30ジポリヒドロキシステアレート、グリセリルステアレートSE、ソルビタンステアレート(および)スクロースココエート、PEG−4ジラウレート、PEG−8ジオレエート、ソルビタンラウレート、PEG−40ソルビタンペルオレエート、ラウレス−4、PEG−7グリセリルココエート、PEG−20アーモンドグリセリド、PEG−25水添ヒマシ油、ステアラミドMEA、グリセリルステアレート+PEG−100ステアレート、ポリソルベート85、PEG−7オリベート、セテアリルグルコシド、PEG−8オレエート、ポリグリセリル−3メチルグルコースジステアレート、PG−10ステアレート、オレス−10、オレス−10/ポリオキシル10オレイルエーテルNF、セテス−10、PEG−8ラウレート、セテアレス−12、コカミドMEA、ポリソルベート60NF、ポリソルベート60、PEG−40水添ヒマシ油、ポリソルベート80、イソステアレス−20、PEG−60アーモンドグリセリド、ポリソルベート80NF、PEG−150ラウレート、PEG−20メチルグルコースセスキステアレート、セテアレス−20、オレス−20、ステアレス−20、ステアレス−21、セテス−20、イソセテス−20、PEG−30グリセリルラウレート、ポリソルベート20、ポリソルベート20NF、ラウレス−23、PEG−100ステアレート、ステアレス−100、PEG−80ソルビタンラウレート。
好ましくは、グリセリルイソステアレート、グリセリルステアレート、ステアレス−2、セテアレス−20、ステアレス−21、PEG−40水添ヒマシ油、PG−10ステアレート、イソセテス−20、イソステアレス−20およびセテアレス−12が用いられる。
PEG−40水添ヒマシ油、ポリソルベート80、ラウレス−23、PEG−150ラウレートおよびPEG−30グリセリルラウレートは、可溶化剤としても知られているが、本発明に従って使用可能な相2の調製物の乳化剤としても用いることができる。
非イオン性乳化剤のほかに、またはその代わりにカチオン性乳化剤も、本発明によるポリクオタニウムポリマーを用いて安定な配合物を作製するのに適している。好適なカチオン性乳化剤は、セトリモニウムクロリド、パルミトアミドプロピルトリモニウムクロリド、クオタニウム−87、ベヘントリモニウムクロリド、ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、ステアラミドプロピルジメチルアミンおよび/またはベヘントリモニウムメトサルフェートの群から選択される。
同様に、本発明の意味における相2の調製物に通常の酸化防止剤を添加することも有利である。本発明によれば、化粧品用途および/または皮膚用途に適切にまたは一般に用いられているすべての酸化防止剤を、好ましい酸化防止剤として使用することができる。
調製物中の酸化防止剤(1種以上の化合物)の量は、有利には、調製物の総質量を基準として、0.001〜30質量%、特に好ましくは0.05〜20重量%、特に1〜10重量%である。
相2の化粧品用または皮膚用調製物が溶液またはエマルジョンまたは分散液である場合、溶媒、粘稠性付与剤および/またはボディケア有効成分として使用することができる:
− 水または水溶液;
− カプリン酸またはカプリル酸のトリグリセリドおよびアルキルベンゾエートなどの油、しかし有利には環状シリコーン油または易揮発性炭化水素;
− 脂肪、ワックスおよび他の天然および合成脂肪体、有利には、脂肪酸と、低炭素数を有するアルコール、例えばイソプロパノール、プロピレングリコールもしくはグリセリンとのエステル、または脂肪アルコールと低炭素数のアルカン酸または脂肪酸とのエステル;植物性油、例えばアボカド油、タネツケバナ油、オリーブ油、ヒマワリ油、ナタネ油、扁桃油、月見草油、ヤシ油、パーム油、アマニ油、シアバター;
− 低炭素数のアルコール、ジオールまたはポリオール、ならびにそれらのエーテル、特にプロピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテルまたはエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルまたはプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエーテルおよび類似生成物;
− スキンケア物質、例えばパンテノール、アラントイン、尿素、尿素誘導体、グアニジン、アスコルビン酸、グリセリルグルコースなど。
− 水または水溶液;
− カプリン酸またはカプリル酸のトリグリセリドおよびアルキルベンゾエートなどの油、しかし有利には環状シリコーン油または易揮発性炭化水素;
− 脂肪、ワックスおよび他の天然および合成脂肪体、有利には、脂肪酸と、低炭素数を有するアルコール、例えばイソプロパノール、プロピレングリコールもしくはグリセリンとのエステル、または脂肪アルコールと低炭素数のアルカン酸または脂肪酸とのエステル;植物性油、例えばアボカド油、タネツケバナ油、オリーブ油、ヒマワリ油、ナタネ油、扁桃油、月見草油、ヤシ油、パーム油、アマニ油、シアバター;
− 低炭素数のアルコール、ジオールまたはポリオール、ならびにそれらのエーテル、特にプロピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテルまたはエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルまたはプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエーテルおよび類似生成物;
− スキンケア物質、例えばパンテノール、アラントイン、尿素、尿素誘導体、グアニジン、アスコルビン酸、グリセリルグルコースなど。
特に前述の成分の混合物が使用される。アルコール性溶媒の場合、水が更なる成分であってよい。
本発明の意味におけるエアロゾル容器から噴霧可能な化粧品用および/または皮膚用調製物のための噴射剤として、通常知られている易揮発性の液状噴射剤、例えば炭化水素(プロパン、ブタン、イソブタン)が適しており、これらは単独で、または互いに混合物として用いることができる。ジメチルエーテル、亜酸化窒素、二酸化炭素、窒素および圧縮空気も有利には使用される。
当業者であればもちろん、原則的にエアロゾル薬剤の形態で本発明を実現するのに適してはいるものの、環境またはそれ以外の付随状況に対して憂慮すべき作用があることから省くことが望ましい、それ自体は無毒性の噴射剤、特にフッ素化炭化水素およびフッ素化塩素化炭化水素(FCKW)があることを知っている。
エアロゾル調製物の場合、有効成分溶液中で噴射ガス(プロパン、ブタン、イソブタン)と混和性の油が頻繁に加えられる。なぜなら、混和性ではない油は、ガラスエアロゾル中で有効成分粒子をもはや振動させないように沈殿させるからである。
相2の化粧品用調製物は、本発明による有効成分の有効含量およびそのために通常使用される溶媒のほかに、好ましくは水、さらに有機増粘剤(Verdicker)、例えばタマリンド粉、コンニャクマンナン、グアラン、ヒドロキシプロピルグアーガム、イナゴマメ粉、アラビアガム、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、セルロース誘導体、有利にはメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはポリエチレングリコールとポリエチレングリコールステアレートもしくはポリエチレングリコールジステアレートとの混合物を含有するゲルとして存在していてもよい。増粘剤は、配合物中に、例えば0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜25重量%の量で含まれる。
それ以外の点では、当業者によく知られている化粧品用配合物の組成に関する通常の措置が考慮されるべきである。
以下は、本発明の有利な実施例である。
以下の実施例は、本発明による方法に使用することができる相を説明し、それらの混合および塗布は発汗の低減または防止につながる。
数値は、混合物の全質量を基準にした質量割合である。
相2の製造:
水溶性成分を、記載した量の水と一緒に75℃に加熱する。油成分および乳化剤を別々に75℃に加熱する。相を合わせて均質化する。エマルジョンを撹拌しながら室温に冷却する。
水溶性成分を、記載した量の水と一緒に75℃に加熱する。油成分および乳化剤を別々に75℃に加熱する。相を合わせて均質化する。エマルジョンを撹拌しながら室温に冷却する。
Claims (16)
- 2種類の化粧品部分調製物の混合物を塗布することによってアポエクリン発汗を低減または防止する方法において、前記部分調製物の混合と、この混合物の皮膚上への塗布との間の時間が5分以下であり、第一の部分調製物は1種以上のケイ酸塩(相1)を有し、第二の部分調製物は1種以上のpH調節剤(相2)を有することを特徴とする、方法。
- 前記塗布を多チャンバ容器によって行い、ここで、該多チャンバ容器の第一のチャンバは前記相1を含み、該多チャンバ容器の第二のチャンバは前記相2を含むことを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 前記ケイ酸塩が、1種以上のアルカリ金属ケイ酸塩であることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
- 前記アルカリ金属ケイ酸塩が、ケイ酸ナトリウムであることを特徴とする、請求項3記載の方法。
- 前記相1が、(場合により存在する噴射ガスを含む)前記調製物の全質量を基準として、SiO2として計算される0.1〜15質量%の含有量のケイ素含有化合物、特に0.5〜5質量%の濃度のケイ素化合物を有することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- 前記pH調節剤が、緩衝系または非緩衝酸の群から、
特に2−アミノブタノール、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、アミノエチルプロパンジオール、アミノメチルプロパンジオール、アミノメチルプロパノール、アミノプロパンジオール、ビス−ヒドロキシエチルトロメタミン、ブチルジエタノールアミン、ブチルエタノールアミン、ジブチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジメチルアミノメチルプロパノール、ジメチルイソプロパノールアミン、ジメチルMEA、エタノールアミン、エチルエタノールアミン、イソプロパノールアミン、メチルジエタノールアミン、メチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トロメタミン、ポリエチレンイミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、アンモニアの群からの少なくとも1種の物質、およびクエン酸、乳酸、酒石酸、脂肪酸、リン酸、ホスホン酸、ポリアクリル酸、コハク酸、リンゴ酸、シュウ酸、アミノ酸の群からの少なくとも1種の物質を含有する緩衝系
あるいは
特に少なくとも1種の非緩衝酸、またはアニオンが生理学的に適合性であり、かつ溶解状態が良好に維持される塩酸、硫酸もしくはリン酸の群からの前記非緩衝酸の塩
の群から選択されることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。 - 前記相1が、8より大、特に9.5より大のpH値を有することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
- 前記相2が、香料を含むことを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
- 前記相1および/または前記相2が、ヘキセノール−シス−3(CAS 928−96−1)、テルピネオール(CAS 8000−41−7)、リナロール(CAS 78−70−6)、テトラヒドロリナロール(CAS 78−69−3)、トリエチルシトレート(CAS 77−93−0)、2−イソブチル−4−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロピラン(CAS 63500−71−0)、ヘキシルサリシレート(CAS 6259−76−3)、フェニルエチルアルコール(CAS 60−12−8)、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタノール(CAS 55066−48−3)、2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール(CAS 18479−58−8)、ベンジルサリシレート(CAS 118−58−1)、ゲラニオール(CAS 106−24−1)、シトロネロール(CAS 106−22−9)およびエチルリナロール(CAS 10339−55−6)の群、特にリナロール(CAS 78−70−6)、ベンジルサリシレート(CAS 118−58−1)、ゲラニオール(CAS 106−24−1)およびシトロネロール(CAS 106−22−9)の群から選択される1種以上の安定剤を含むことを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
- 前記相1および/または前記相2が、アルコールおよびジオールの群から、特にエタノール、2−プロパノール、PEG8、トリエチレングリコール、メチルフェニルブタノール、デカンジオール、ポリグリセリル−2−カプレート、シュウ酸の群から選択される1種以上の安定剤を含むことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
- 前記相1が、少なくとも3個のヒドロキシル基を有する物質の群から、特にスクロース(マンノース、マンニトール)、グリセリン、ペンタエリスリトール、トレイトール、エリスリトール、ヒアルロン酸の群から選択される1種以上の安定剤を含むことを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
- 前記相1および/または前記相2が、0.1質量%未満のアルミニウム化合物、特に0.05モル/l未満のアルミニウムイオンを含み、特に好ましくは両相がアルミニウムクロロハイドレートを含まないことを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
- 前記相2が、少なくとも1種の生理学的に適合性かつ/または化粧品用の油と、少なくとも1種の生理学的に適合性かつ/または化粧品用の乳化剤とを含むことを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
- 多チャンバ容器、特に2チャンバ容器を有する製品であって、第一のチャンバが1種以上のケイ酸塩を含む調製物(相1)を含み、第二のチャンバが1種以上のpH調節剤を含む調製物(相2)を含み、かつ適用時に前記第一および第二のチャンバに貯蔵された前記相1および相2が同時に該チャンバから取り出され、前記相1と相2とが送達時にまたは送達の直前に混ざり合うことを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法を実施するための化粧品用製品。
- 化粧品用および/または皮膚用の調製物が、エアロゾルとして、または動体によって局所適用されることを特徴とする、請求項14記載の製品の使用。
- 化粧品用および/または皮膚用の調製物が、擦り込むか、または塗布することによって局所適用されることを特徴とする、請求項14記載の製品の使用。
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