JP2019219199A - 脱陽イオン水の導電率の測定システム及び測定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る脱陽イオン水の導電率測定システム1(以下、システム1という)の概念図を示している。システム1は電気式脱陽イオン装置3と、第1の脱陽イオン装置4と、導電率計5と、流量計2と、弁6とを有している。これらの装置は復水配管8から分岐する配管7上に設置されている。電気式脱陽イオン装置3は陽イオンと陰イオンを含む被処理水に対して脱陽イオン処理を行い、脱陽イオン水を生成する。第1の脱陽イオン装置4は電気式脱陽イオン装置3の下流に設けられ、電気式脱陽イオン装置3の出口水に対して脱陽イオン処理を行う。第1の脱陽イオン装置4は後述するように電気式脱陽イオン装置3の起動時に電気式脱陽イオン装置3で除去されない陽イオンを除去する。流量計2は電気式脱陽イオン装置3に流入する復水(被処理水)の流量を測定する。弁6は通常開かれているが、システム1を復水系から隔離する必要があるときに閉じられる。導電率計5は第1の脱陽イオン装置4の下流に設けられ、電気式脱陽イオン装置3と第1の脱陽イオン装置4で被処理水を処理することによって生成される脱陽イオン水の導電率を測定する。導電率計5の下流はドレン(図示せず)に接続されており、復水として再利用され、または廃棄される。
・樹脂量約2000mlの場合:直径100mm×高さ250mm
・樹脂量約 570mlの場合:直径 60mm×高さ200mm
・樹脂量約 250mlの場合:直径 40mm×高さ200mm
樹脂層の層高が低すぎると、イオン交換帯長さの確保が困難となるとともに流路断面内で被処理水の流れの偏りが生じやすくなり、イオン交換能力を発揮できない。イオン交換樹脂層の直径に対する層高の比は2以上とすることが望ましい。一方、カラムが大きすぎると、第1の脱陽イオン装置4の停止前にカラム内に滞留した水が再起動後に復水配管8から供給される水と置換されるのに時間がかかる。従って、必要な交換容量になるよう樹脂量及びカラムのサイズを決めることが望ましい。
20μS/cm(0.377×10−3mol/L)×0.5h
5μS/cm(0.037×10−3mol/L)×1.5h
1μS/cm(4.432×10−6mol/L)×2.0h
に分割する。括弧内は導電率に対応する陽イオンのモル数である。被処理水の流量を10L/hとすると、各領域でのイオン交換量は、
0.377×10−3mol/L×10L/h×0.5h=1.88×10−3mol
0.037×10−3mol/L×10L/h×1.5h=5.60×10−4mol
4.432×10−6mol/L×10L/h×2.0h=8.86×10−5mol
合計 2.53×10−5mol
となる。火力発電所の停止/再起動(すなわち、脱陽イオン装置3の停止/通電再開)を300回/年行うとすると、1年分のイオン交換量は2.53×10−5mol×300回=0.75molとなる。総交換容量が2.5eq/L−Resinのイオン交換樹脂を用いる場合、1年分のイオン交換量は0.3Lのイオン交換樹脂でまかなうことができる。従って、余裕をみて0.5〜1Lのイオン交換樹脂を第1の脱陽イオン装置4に充填すれば、1年間は再生若しくは交換なしで使えることになる。
2 流量計
3 電気式脱陽イオン装置
4 第1の脱陽イオン装置
5 導電率計
6 弁
7 配管
8 復水配管
9 脱気膜装置
10 中間導電率計
11 第2の脱陽イオン装置
12 判断手段
Claims (9)
- 陽イオンと陰イオンとを含む被処理水に対して脱陽イオン処理を行う電気式脱陽イオン装置と、
前記電気式脱陽イオン装置の下流に設けられ、前記電気式脱陽イオン装置の出口水に対して脱陽イオン処理を行う第1の脱陽イオン装置と、
前記第1の脱陽イオン装置の下流に設けられ、少なくとも前記第1の脱陽イオン装置で処理された水の導電率を測定する導電率計と、を有する、脱陽イオン水の導電率の測定システム。 - 前記第1の脱陽イオン装置はカチオン交換樹脂が充填されたカートリッジポリッシャーである、請求項1に記載の測定システム。
- 前記電気式脱陽イオン装置と前記導電率計との間であって、前記第1の脱陽イオン装置の上流または下流に設けられた脱気膜装置を有する、請求項1または2に記載の測定システム。
- 前記第1の脱陽イオン装置と前記導電率計との間に設けられた第2の脱陽イオン装置と、
前記第1の脱陽イオン装置と前記第2の脱陽イオン装置との間に設けられ、前記第1の脱陽イオン装置の脱陽イオン性能を測定する測定手段と、を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の測定システム。 - 前記測定手段は前記第1の脱陽イオン装置の出口水の導電率を測定する中間導電率計であり、
前記中間導電率計で測定した前記出口水の導電率と前記導電率計で測定した水の導電率とを比較し、前記第1の脱陽イオン装置の陽イオン除去性能の低下が生じているか否かを判定する判断手段を有する、請求項4に記載の測定システム。 - 陽イオンと陰イオンとを含む被処理水に対して電気式脱陽イオン装置で脱陽イオン処理を行った後、前記電気式脱陽イオン装置に被処理水が充填された状態で、前記電気式脱陽イオン装置への通電を停止することと、
前記電気式脱陽イオン装置への通電を再開し、前記電気式脱陽イオン装置の出口水に対して、前記電気式脱陽イオン装置の下流に設けられた第1の脱陽イオン装置で脱陽イオン処理を行うことと、
少なくとも前記第1の脱陽イオン装置で処理された水の導電率を、前記第1の脱陽イオン装置の下流に設けられた導電率計で測定することと、を有する、脱陽イオン水の導電率の測定方法。 - 前記電気式脱陽イオン装置と前記導電率計との間であって、前記第1の脱陽イオン装置の上流または下流に設けられた脱気膜装置で被処理水を脱気することを有する、請求項6に記載の測定方法。
- 前記第1の脱陽イオン装置の出口水に対し、前記第1の脱陽イオン装置と前記導電率計との間に設けられた第2の脱陽イオン装置で脱陽イオン処理を行うことと、
前記第1の脱陽イオン装置と前記第2の脱陽イオン装置との間に設けられた中間導電率計で、前記第1の脱陽イオン装置の出口水の導電率を測定することと、
前記中間導電率計で測定した前記出口水の導電率と前記導電率計で測定した水の導電率とを比較し、前記第1の脱陽イオン装置の陽イオン除去性能の低下が生じているか否かを判定することと、を有する、請求項6または7に記載の測定方法。 - 前記被処理水は火力発電所の復水である、請求項6から8のいずれか1項に記載の測定方法。
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---|---|---|---|---|
WO2023233729A1 (ja) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | 三菱重工業株式会社 | 陰イオン検出装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09220566A (ja) * | 1996-02-19 | 1997-08-26 | Hitachi Ltd | 純水製造装置 |
JPH09294974A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Japan Organo Co Ltd | 水処理システム |
JP2008210763A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-09-11 | Kyocera Corp | 燃料電池装置 |
JP2018054359A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 東亜ディーケーケー株式会社 | 陰イオン検出システム |
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