JP2019218868A - エンジンの排気処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水分の蒸発による熱衝撃で排気センサ33のセンサ素子33aが損傷するのを抑制することができるエンジンの排気処理装置を提供する。【解決手段】排気管32と、排気センサ33を備え、排気センサ33は、センサ差込孔34から排気管32内に差し込まれるセンサ先端部33bと、センサ先端部33bに設けられたセンサ素子33aと、センサ差込孔34から排気管32の外側に突出するセンサ突出部33cを備えた、エンジンの排気処理装置において、カバー35を備え、カバー35は、センサ突出部33cを周囲から覆う突出部カバー部36を備えている。【選択図】 図1
Description
本発明は、エンジンの排気処理装置に関し、詳しくは、水分の蒸発による熱衝撃で排気センサのセンサ素子が損傷するのを抑制することができるものに関する。
従来、エンジンの排気処理装置として、排気管と、排気センサを備え、排気センサは、センサ差込孔から排気管内に差し込まれるセンサ先端部と、センサ先端部に設けられたセンサ素子と、センサ差込孔から排気管の外側に突出するセンサ突出部を備えているものがある (例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものでは、センサ突出部が排気管の外側に露出し、センサ突出部から排気センサ内に雨や洗浄水が進入し易い。また、センサ突出部に風雨や洗浄水が吹き当たり、排気センサの温度が急低下し、排気センサのセンサ素子の周辺で排気中の水蒸気が凝縮することがある。これらの理由により、センサ素子の表面に水分が付着し、その水分の蒸発による熱衝撃でセンサ素子が損傷するおそれがある。
本発明の課題は、水分の蒸発による熱衝撃でセンサ素子が損傷するのを抑制することができるエンジンの排気処理装置を提供することにある。
本発明は、カバーを備え、カバーは、センサ突出部を周囲から覆う突出部カバー部を備えている。突出部カバー部は、内部にセンサ突出部の周囲を取り囲む突出部囲繞空気層を備えていることが望ましい。また、カバーは、排気管の両脇周壁部の外周面を覆う両脇カバー部を備えていることがより望ましい。
本発明は、次の効果を奏する。
雨や洗浄水に対する突出部カバー部の遮蔽機能で、センサ突出部から排気センサ内への雨や洗浄水の進入が抑制される。また、突出部カバー部の遮蔽機能で、センサ突出部に風雨や洗浄水が吹き当たり難く、排気センサの温度の急低下が起こり難いため、排気センサのセンサ素子の周辺で排気中の水蒸気が凝縮し難い。これらの理由により、センサ素子の表面に水分が付着し難く、その水分の蒸発による熱衝撃で、センサ素子が損傷するのを抑制することができる。
雨や洗浄水に対する突出部カバー部の遮蔽機能で、センサ突出部から排気センサ内への雨や洗浄水の進入が抑制される。また、突出部カバー部の遮蔽機能で、センサ突出部に風雨や洗浄水が吹き当たり難く、排気センサの温度の急低下が起こり難いため、排気センサのセンサ素子の周辺で排気中の水蒸気が凝縮し難い。これらの理由により、センサ素子の表面に水分が付着し難く、その水分の蒸発による熱衝撃で、センサ素子が損傷するのを抑制することができる。
図1〜図6は本発明の実施形態に係るエンジンを説明する図であり、この実施形態では、立形の直列多気筒ディーゼルエンジンについて説明する。
このエンジンの概要は、次の通りである。
図3に示すように、このエンジンは、エンジン本体(1)と、エンジン本体(1)に搭載された排気処理装置(41)を備えている。
エンジン本体(1)の構成は、次の通りである。
シリンダブロック(12)の上部にシリンダヘッド(20)が組み付けられ、シリンダヘッド(20)の上部にシリンダヘッドカバー(7)が組み付けられ、シリンダブロック(12)の前部に水ポンプケース(21)が組み付けられ、水ポンプケース(21)の前方にエンジン冷却ファン(22)が配置され、シリンダブロック(12)の後部にフライホイールハウジング(6)が配置され、シリンダブロック(12)の下部にオイルパン(23)が組み付けられている。
図3に示すように、シリンダヘッド(20)の横一側には吸気マニホールド(24)が組付けられ、図4に示すように、横他側には排気マニホールド(25)が組み付けられている。
図3に示すように、このエンジンは、エンジン本体(1)と、エンジン本体(1)に搭載された排気処理装置(41)を備えている。
エンジン本体(1)の構成は、次の通りである。
シリンダブロック(12)の上部にシリンダヘッド(20)が組み付けられ、シリンダヘッド(20)の上部にシリンダヘッドカバー(7)が組み付けられ、シリンダブロック(12)の前部に水ポンプケース(21)が組み付けられ、水ポンプケース(21)の前方にエンジン冷却ファン(22)が配置され、シリンダブロック(12)の後部にフライホイールハウジング(6)が配置され、シリンダブロック(12)の下部にオイルパン(23)が組み付けられている。
図3に示すように、シリンダヘッド(20)の横一側には吸気マニホールド(24)が組付けられ、図4に示すように、横他側には排気マニホールド(25)が組み付けられている。
図2〜図4に示すように、排気処理装置(41)は、DPFケース(2)とSCR触媒ケース(3)とを備えている。
DPFケース(2)にはDPF(4)が収容され、SCR触媒ケース(3)にはSCR触媒(5)が収容されている。
図2に示すように、DPFケース(2)内には、上流側にDOC(26)が収容され、下流側にDPF(4)が収容されている。DPFはディーゼル・パティキュレート・フィルタの略称、DOCはディーゼル酸化触媒の略称である。SCR触媒ケース(3)内には、上流側にSCR触媒(5)が収容され、下流側に酸化触媒(27)が収容され、アンモニアのスリップを防止している。SCRは選択的触媒還元の略称である。
DPFケース(2)にはDPF(4)が収容され、SCR触媒ケース(3)にはSCR触媒(5)が収容されている。
図2に示すように、DPFケース(2)内には、上流側にDOC(26)が収容され、下流側にDPF(4)が収容されている。DPFはディーゼル・パティキュレート・フィルタの略称、DOCはディーゼル酸化触媒の略称である。SCR触媒ケース(3)内には、上流側にSCR触媒(5)が収容され、下流側に酸化触媒(27)が収容され、アンモニアのスリップを防止している。SCRは選択的触媒還元の略称である。
図2に示すように、SCR触媒ケース(3)はDPFケース(2)に沿う向きに配置されている。
図2〜図4に示すように、DPFケース(2)は、フライホイールハウジング(6)の真上で、シリンダヘッドカバー(7)の真後に配置されている。
SCR触媒ケース(3)は、シリンダヘッドカバー(7)の真上に配置されている。
図2〜図4に示すように、DPFケース(2)は、フライホイールハウジング(6)の真上で、シリンダヘッドカバー(7)の真後に配置されている。
SCR触媒ケース(3)は、シリンダヘッドカバー(7)の真上に配置されている。
図2〜図4に示すように、エンジン本体(1)は、DPFベースブラケット(8)とSCRベースブラケット(9)とDPF支持台(10)とSCR支持ステー(11)とを備えている。
DPFベースブラケット(8)にはDPFケース(2)が載置して取り付けられている。
SCRベースブラケット(9)にはSCR触媒ケース(3)が載置して取り付けられている。
DPF支持台(10)は、フライホイールハウジング(6)の上部に設けられ、フライホイールハウジング(6)はシリンダブロック(12)の後端部に取り付けられ、DPF支持台(10)は、鋳造によるフライホイールハウジング(6)の肉盛部で形成され、DPFベースブラケット(8)はDPF支持台(10)に載置して取り付けられている。
このフライホイールハウジング(6)は、連結したミッションケースとともに、トラクタ等の走行機体のメインフレームとして用いられる。
SCR支持ステー(11)は、上端部がSCRベースブラケット(9)に固定され、下端部がシリンダブロック(12)よりも高い位置のエンジン本体部品(13)に固定されている。
DPFベースブラケット(8)にはDPFケース(2)が載置して取り付けられている。
SCRベースブラケット(9)にはSCR触媒ケース(3)が載置して取り付けられている。
DPF支持台(10)は、フライホイールハウジング(6)の上部に設けられ、フライホイールハウジング(6)はシリンダブロック(12)の後端部に取り付けられ、DPF支持台(10)は、鋳造によるフライホイールハウジング(6)の肉盛部で形成され、DPFベースブラケット(8)はDPF支持台(10)に載置して取り付けられている。
このフライホイールハウジング(6)は、連結したミッションケースとともに、トラクタ等の走行機体のメインフレームとして用いられる。
SCR支持ステー(11)は、上端部がSCRベースブラケット(9)に固定され、下端部がシリンダブロック(12)よりも高い位置のエンジン本体部品(13)に固定されている。
このエンジン本体部品(13)は、図3に示す吸気マニホールド(24)と、図3に示す排気フランジ管(28)である。排気フランジ管(28)は、排気マニホールド(25)の上部に取り付けられた過給機(29)の排気タービン(29a)とDPFケース(2)の排気導入管(2d)とを繋ぐ管である。
図3,4に示すように、SCRベースブラケット(9)は、前方に導出された前方延長部(9a)を備え、前方延長部(9a)は前方支持ステー(9b)を介して、吸気マニホールド(24)とエンジン吊り上げプレート(31)に支持されている。これにより、SCRベースブラケット(9)の前後揺動が抑制される。
図3,4に示すように、SCRベースブラケット(9)は、前方に導出された前方延長部(9a)を備え、前方延長部(9a)は前方支持ステー(9b)を介して、吸気マニホールド(24)とエンジン吊り上げプレート(31)に支持されている。これにより、SCRベースブラケット(9)の前後揺動が抑制される。
図5に示すように、排気処理装置(41)は、DPFケース(2)の排気導出管(2a)と、SCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)と、排気中継管(14)とを備えている。
排気中継管(14)は、DPFケース(2)の排気導出管(2a)とSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)との間に介在され、排気中継管(14)の直管部(14a)で、DPFケース(2)から導出された排気(15)と、尿素水インジェクタ(16)から噴射された尿素水(18)とが混合されるように構成されている。
排気中継管(14)の直管部(14a)は、DPFケース(2)及びSCR触媒ケース(3)に沿う向きに配置されている。
排気中継管(14)の直管部(14a)内には、ミキサプレート(30)が設けられ、排気(15)と尿素水(18)との混合の促進が図られている。
排気中継管(14)は、DPFケース(2)の排気導出管(2a)とSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)との間に介在され、排気中継管(14)の直管部(14a)で、DPFケース(2)から導出された排気(15)と、尿素水インジェクタ(16)から噴射された尿素水(18)とが混合されるように構成されている。
排気中継管(14)の直管部(14a)は、DPFケース(2)及びSCR触媒ケース(3)に沿う向きに配置されている。
排気中継管(14)の直管部(14a)内には、ミキサプレート(30)が設けられ、排気(15)と尿素水(18)との混合の促進が図られている。
図2に示すように、クランク軸中心軸線(19)と平行な向きに見て、DPFケース(2)の周面の最も高い部分(2b)は、SCR触媒ケース(3)の周面の最も低い部分(3b)よりも低い位置に配置され、排気中継管(14)の直管部(14a)は、SCR触媒ケース(3)の周面の最も高い部分(3c)と重なる位置に配置されている。
図2に示すように、排気処理装置(41)は、スリップジョイント部(17)を備え、スリップジョイント部(17)は、排気中継管(14)の両端部に配置されている。
図5に示すように、DPFケース(2)の排気導出管(2a)は、DPFケース(2)の一端側の周壁から径方向に導出されている。
SCR触媒ケース(3)の両端側のうち、DPFケース(2)の排気導出管(2a)側と同じ側を一端側、反対側を他端側として、SCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)は、他端側の周壁から一端側に向けて湾曲しながら導出されている。
排気中継管(14)は、湾曲管部(14b)と直管部(14a)とを備え、湾曲管部(14b)は、DPFケース(2)の排気導出管(2a)の導出端部に接続された排気管(32)に接続され、排気管(32)からSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)に向かって湾曲しながら導出され、直管部(14a)は、湾曲管部(14b)の導出端部(14c)からSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)に向かって真っ直ぐに導出され、直管部(14a)の導出端部(14d)はSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)に接続されている。
図5に示すように、DPFケース(2)の排気導出管(2a)は、DPFケース(2)の一端側の周壁から径方向に導出されている。
SCR触媒ケース(3)の両端側のうち、DPFケース(2)の排気導出管(2a)側と同じ側を一端側、反対側を他端側として、SCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)は、他端側の周壁から一端側に向けて湾曲しながら導出されている。
排気中継管(14)は、湾曲管部(14b)と直管部(14a)とを備え、湾曲管部(14b)は、DPFケース(2)の排気導出管(2a)の導出端部に接続された排気管(32)に接続され、排気管(32)からSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)に向かって湾曲しながら導出され、直管部(14a)は、湾曲管部(14b)の導出端部(14c)からSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)に向かって真っ直ぐに導出され、直管部(14a)の導出端部(14d)はSCR触媒ケース(3)の排気導入管(3a)に接続されている。
図1(A)〜(C)に示すように、排気処理装置(41)は、排気管(32)と、排気センサ(33)を備え、排気センサ(33)は、センサ差込孔(34)から排気管(32)内に差し込まれるセンサ先端部(33b)と、センサ先端部(33b)に設けられたセンサ素子(33a)と、センサ差込孔(34)から排気管(32)の外側に突出するセンサ突出部(33c)を備えている。
図1(A)〜(C)に示すように、このエンジンは、カバー(35)を備え、カバー(35)は、センサ突出部(33c)を周囲から覆う突出部カバー部(36)を備えている。
図1(A)〜(C)に示すように、このエンジンは、カバー(35)を備え、カバー(35)は、センサ突出部(33c)を周囲から覆う突出部カバー部(36)を備えている。
このため、雨や洗浄水に対する突出部カバー部(36)の遮蔽機能で、センサ突出部(33c)から排気センサ(33)内への雨や洗浄水の進入が抑制される。また、突出部カバー部(36)の遮蔽機能で、センサ突出部(33c)に風雨や洗浄水が吹き当たり難く、排気センサ(33)の温度の急低下が起こり難いため、排気センサ(33)のセンサ素子(33a)の周辺で排気(15)中の水蒸気が凝縮し難い。これらの理由により、センサ素子(33a)の表面に水分が付着し難く、その水分の蒸発による熱衝撃で、センサ素子(33a)が損傷するのを抑制することができる。
排気管(32)は、DPFケース(2)の排気導出管(2a)と排気中継管(14)の間に設けられ、排気センサ(33)にはNOxセンサが用いられている。NOxは窒素酸化物の略称である。センサ素子(33a)はセラミックセンサ素子で、排気センサ(33)のセンサ先端部(33b)の素子カバー内に収容されている。センサ先端部(33b)にはガス進入孔(図示せず)が設けられ、ガス進入孔からセンサ先端部(33b)に進入した排気(15)がセンサ素子(33a)に接触し、排気(15)のNOxの濃度が検出される。センサ素子(33a)は、NOxの検出時には電熱ヒータで800°C前後に加熱される。
排気管(32)は他の個所に配置されたものであってもよく、排気センサ(33)は酸素濃度センサや排気温度センサ等、他の排気センサであってもよい。
センサ差込孔(34)は、排気管(32)の外周面に溶接で固定されたボス(34a)内に設けられている。図1(C)に示すように、排気センサ(33)のコード(33d)は、突出部カバー部(36)の下周壁(36b)と突出端壁(36c)に亘る切欠溝(36d)を介して切欠溝(36d)の奥端部(36h)に差し込まれ、奥端部(36h)から突出部カバー部(36)の外に引き出されている。
センサ差込孔(34)は、排気管(32)の外周面に溶接で固定されたボス(34a)内に設けられている。図1(C)に示すように、排気センサ(33)のコード(33d)は、突出部カバー部(36)の下周壁(36b)と突出端壁(36c)に亘る切欠溝(36d)を介して切欠溝(36d)の奥端部(36h)に差し込まれ、奥端部(36h)から突出部カバー部(36)の外に引き出されている。
図1(A)〜(C)に示すように、突出部カバー部(36)は、内部にセンサ突出部(33c)の周囲を取り囲む突出部囲繞空気層(36a)を備えている。
このため、突出部囲繞空気層(36a)の断熱機能により、センサ突出部(33c)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、突出部囲繞空気層(36a)の断熱機能により、センサ突出部(33c)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
図1(A)〜(C)に示すように、排気管(32)の周壁は、その周方向でセンサ差込孔(34)と隣り合う両脇周壁部(32a)(32a)を備え、カバー(35)は、両脇周壁部(32a)(32a)の外周面を覆う両脇カバー部(37)(37)を備えている。
このため、両脇カバー部(37)(37)の保温機能により、両脇周壁部(32a)(32a)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、両脇カバー部(37)(37)の保温機能により、両脇周壁部(32a)(32a)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
図1(A)〜(C)に示すように、両脇カバー部(37)(37)は、内部に両脇周壁部(32a)(32a)の外周面に沿う両脇空気層(37a)(37a)を備えている。
このため、両脇空気層(37a)(37a)の断熱機能により、両脇周壁部(32a)(32a)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、両脇空気層(37a)(37a)の断熱機能により、両脇周壁部(32a)(32a)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
図1(A)(B)(D)に示すように、排気管(32)は、排気センサ(33)のセンサ差込孔(34)と反対側の反対側周壁部(32b)を備え、カバー(35)は、反対側周壁部(32b)の外周面を覆う反対側カバー部(38)を備えている。
このため、反対側カバー部(38)の保温機能により、反対側周壁部(32b)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、反対側カバー部(38)の保温機能により、反対側周壁部(32b)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
図1(A)〜(D)に示すように、カバー(35)は、突出部カバー部(36)と両脇カバー部(37)(37)を板金プレスで一体成型した前カバー(35a)と、反対側カバー部(38)を板金プレスで成型した後カバー(35b)を備えている。図1(A)に示すように、突出部カバー部(36)は両脇カバー部(37)(37)の中央位置から前方斜上に向けて突出している。突図1(A)〜(C)に示すように、突出部カバー部(36)は、突出端壁(36c)と上周壁(36e)と横周壁(36f)の隅角位置に隅角位置切欠部(36g)を備えている。また、前後カバー(35a)(35b)は、境界位置の左右側の上下に境界位置切欠部(35c)(35c)を備えている。
図1(A)(B)(D)に示すように、反対側カバー部(38)は、内部に反対側周壁部(32b)の外周面に沿う反対側空気層(38a)を備えている。
このため、反対側空気層(38a)の断熱機能により、排気管(32)の反対側周壁部(32b)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、反対側空気層(38a)の断熱機能により、排気管(32)の反対側周壁部(32b)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
図1(A)(B)(D)に示すように、このエンジンは、排気管(32)の反対側周壁部(32b)の外周面に沿う反対側内蔵カバー板(39)を備え、反対側内蔵カバー板(39)の外周面は反対側カバー部(38)に覆われている。
このため、反対側内蔵カバー板(39)と反対側カバー部(38)の二重構造により、反対側周壁部(32b)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、反対側内蔵カバー板(39)と反対側カバー部(38)の二重構造により、反対側周壁部(32b)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
図1(A)(B)(D)に示すように、反対側カバー部(38)は、内部に反対側内蔵カバー板(39)の外周面に沿う反対側空気層(38a)を備えている。
このため、反対側空気層(38a)の断熱機能により、反対側内蔵カバー板(39)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、反対側空気層(38a)の断熱機能により、反対側内蔵カバー板(39)からの放熱が抑制され、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
図1(A)〜(D)に示すように、金属製の反対側内蔵カバー板(39)は、両端に金属製のカバー取付部(39a)(39a)を備え、カバー取付部(39a) (39a)に金属製のカバー(35)が取り付けられている。
このため、反対側周壁部(32b)から反対側内蔵カバー板(39)に伝導された熱は、カバー取付部(39a) (39a)を介してカバー(35)に伝導され、カバー(35)の温度が低下しにくく、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
このため、反対側周壁部(32b)から反対側内蔵カバー板(39)に伝導された熱は、カバー取付部(39a) (39a)を介してカバー(35)に伝導され、カバー(35)の温度が低下しにくく、排気センサ(33)の温度低下が抑制される。
反対側内蔵カバー板(39)は、長尺で矩形の板金をプレス加工で湾曲させて構成され、カバー取付部(39a)(39a)は、プレス加工で反対側内蔵カバー板(39)を折り曲げて構成されている。反対側内蔵カバー板(39)は、排気管(32)の外周面に沿い、溶接で排気管(32)に固定されている。
図1(A)〜(D)に示すように、このエンジンは、カバー(35)をカバー取付部(39a) (39a)に固定するボルトナット(40)(40)を備えている。
このため、ボルトナット(40)(40)の締結と解除により、カバー(35)の取り付け、取り外しを容易に行うことができ、排気センサ(33)のメンテナンスが容易になる。
このため、ボルトナット(40)(40)の締結と解除により、カバー(35)の取り付け、取り外しを容易に行うことができ、排気センサ(33)のメンテナンスが容易になる。
前カバー(35a)と後カバー(35b)は、ボルトナット(40)(40)でカバー取付部(39a)(39a)に共締めで固定されている。
(32)…排気管、(32a)…両脇周壁部、(32b)…反対側周壁部、(33)…排気センサ、(33a)…センサ素子、(33b)…センサ先端部、(33c)…センサ突出部、(34)…センサ差込孔、(35)…保温カバー、(36)…突出部カバー部、(36a)…突出部囲繞空気層、(37)…両脇カバー部、(37a)…両脇空気層、(38)…反対側カバー部、(38a)…反対側空気層、(39)…反対側内蔵カバー板、(39a)…カバー取付部、(40)…ボルトナット。
Claims (10)
- 排気管(32)と、排気センサ(33)を備え、排気センサ(33)は、センサ差込孔(34)から排気管(32)内に差し込まれるセンサ先端部(33b)と、センサ先端部(33b)に設けられたセンサ素子(33a)と、センサ差込孔(34)から排気管(32)の外側に突出するセンサ突出部(33c)を備えた、エンジンの排気処理装置において、
カバー(35)を備え、カバー(35)は、センサ突出部(33c)を周囲から覆う突出部カバー部(36)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項1に記載されたエンジンの排気処理装置において、
突出部カバー部(36)は、内部にセンサ突出部(33c)の周囲を取り囲む突出部囲繞空気層(36a)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載されたエンジンの排気処理装置において、
排気管(32)の周壁は、その周方向でセンサ差込孔(34)と隣り合う両脇周壁部(32a)(32a)を備え、カバー(35)は、両脇周壁部(32a)(32a)の外周面を覆う両脇カバー部(37)(37)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項3に記載されたエンジンの排気処理装置において、
両脇カバー部(37)(37)は、内部に両脇周壁部(32a)(32a)の外周面に沿う両脇空気層(37a)(37a)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載されたエンジンの排気処理装置において、
排気管(32)は、排気センサ(33)のセンサ差込孔(34)と反対側の反対側周壁部(32b)を備え、カバー(35)は、反対側周壁部(32b)の外周面を覆う反対側カバー部(38)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項5に記載されたエンジンの排気処理装置において、
反対側カバー部(38)は、内部に反対側周壁部(32b)の外周面に沿う反対側空気層(38a)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項5または請求項6に記載されたエンジンの排気処理装置において、
排気管(32)の反対側周壁部(32b)の外周面に沿う反対側内蔵カバー板(39)を備え、反対側内蔵カバー板(39)の外周面は反対側カバー部(38)に覆われている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項7に記載されたエンジンの排気処理装置において、
反対側カバー部(38)は、内部に反対側内蔵カバー板(39)の外周面に沿う反対側空気層(38a)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項7または請求項8に記載されたエンジンの排気処理装置において、
金属製の反対側内蔵カバー板(39)は、両端に金属製のカバー取付部(39a) (39a)を備え、カバー取付部(39a) (39a)に金属製のカバー(35)が取り付けられている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。 - 請求項9に記載されたエンジンの排気処理装置において、
カバー(35)をカバー取付部(39a) (39a)に固定するボルトナット(40)(40)を備えている、ことを特徴とするエンジンの排気処理装置。
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