JP2019217569A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源に関して防水性がより高い電動工具を提供する。【解決手段】電動工具の一例としてのコンクリートバイブレータ1は、モータ4と、モータ4を保持するモータハウジング10と、モータハウジング10に対し換気室ハウジング18を介してつながる電源ハウジング20と、モータ4により駆動され震動棒130を保持するスピンドル6と、を備えている。電源ハウジング20には、モータ4へ通電する電源コードCが、コードカバー30及びキャブタイヤコードユニット32を介して接続されると共に、モータ4への通電を切り替えるスイッチ42が、一部露出する状態で配置されている。そして、電源ハウジング20の内部は、密閉されている。【選択図】図2

Description

本発明は、コンクリートバイブレータ等の電動工具に関する。
特許第5722638号公報(特許文献1)に示されるように、雨水が浸入可能な開口部を備えたハウジングにおいて、その開口部よりも下方に電源となるバッテリーパックの装着部が形成され、ハウジング内に、開口部と装着部に装着されたバッテリパックとの間をシールするシール部材が保持された電動工具が知られている。
特許第5722638号公報
かような電動工具では、開口部からの雨水等をシール部材によってバッテリパックに到達させない。
しかし、かような電動工具では、シール部材とバッテリパックとの間から勢いの強い雨水等が侵入する可能性が存在する。
そこで、本発明の主な目的は、電源に関して防水性がより高い電動工具を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータと、前記モータを保持するモータハウジングと、前記モータハウジングにつながる電源ハウジングと、前記モータにより駆動される先端工具保持部と、を備えており、前記電源ハウジングに、前記モータへ通電する電源コードが接続されると共に、前記モータへの通電を切り替えるスイッチが一部露出する状態で配置されており、前記電源ハウジングの内部は、密閉されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記電源ハウジングは、複数の電源ハウジング部を合わせることで形成されており、複数の前記電源ハウジング部における合わせ面の少なくとも一部に、止水部材が配置されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記止水部材に対向する前記合わせ面に、前記止水部材に向かって突出する筋状の突部が形成されており、前記突部は、前記止水部材を押圧することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、複数の前記電源ハウジング部における前記合わせ面から窪むことで、コード用開口部が形成されており、前記コード用開口部に、前記電源コードが、止水部材を介して配置されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記発明において、複数の前記電源ハウジング部における前記合わせ面から窪むことで、スイッチ用開口部が形成されており、前記スイッチ用開口部に、前記スイッチが、止水部材を介して配置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、上記発明において、前記電源ハウジングの内部に、前記電源コードと電気的に接続されるリード線が配置されており、前記電源ハウジングにおける前記モータ側の壁に、リード線通過部を有するリード線通過部付き止水部材が配置されており、前記リード線は、前記リード線通過部付き止水部材の前記リード線通過部を通過することを特徴とするものである。
本発明の主な効果は、電源に関して防水性がより高い電動工具が提供されることである。
本発明に係るコンクリートバイブレータの斜視図である。 図1のコンクリートバイブレータの左右方向中央の縦断面図である。 図1のコンクリートバイブレータの上下方向中央の横断面図である。 図1のコンクリートバイブレータにおける右後部ハウジングの斜視図である。 図1のコンクリートバイブレータにおけるコードカバーの斜視図である。 図1のコンクリートバイブレータにおけるスイッチの斜視図である。 後部ハウジングの左後壁と右後壁との合わせ面に係る図3拡大図である。 後部ハウジングの左仕切壁と右仕切壁との合わせ面に係る図3拡大図である。
以下、本発明の実施の形態及びその変更例が、適宜図面に基づいて説明される。
当該形態は、電動工具に係るものであり、より具体的にはコンクリートバイブレータに係るものである。
当該形態及び変更例における前後上下左右は、説明の便宜上定めたものであり、作業の状況及び移動する部材の状態の少なくとも一方等により変化することがある。
尚、本発明は、当該形態及び変更例に限定されない。
図1は、当該形態に係るコンクリートバイブレータ1の斜視図である。図2は、コンクリートバイブレータ1の左右方向中央の縦断面図である。図3は、コンクリートバイブレータ1の上下方向中央の横断面図である。尚、図2及び図3における右がコンクリートバイブレータ1の前方であり、図2における上がコンクリートバイブレータ1の上方であり、図3における上がコンクリートバイブレータ1の右方である。
コンクリートバイブレータ1は、その外郭となるハウジング2と、ハウジング2に保持される動力部としてのモータ4と、モータ4の動力により駆動される出力部(先端工具保持部)としてのスピンドル6と、モータ4に対して動力源(電力)を供給する電源部8と、を備えている。
モータ4は、ブラシ4a付きの交流(AC)モータである。尚、モータ4は、ACブラシレスモータであっても良い。
スピンドル6は、円柱状であり、その軸方向は、前後方向に延びている。
ハウジング2は、モータ4を保持するモータハウジング10と、その前側に配置されるギヤハウジング12と、モータハウジング10の後側に配置される後部ハウジング14と、を有する。
モータハウジング10は、樹脂製であり、軸方向を前後方向とする筒状である。
モータハウジング10後部の左右には、ブラシ4aを交換可能に支持するブラシホルダ4bを保持するブラシ孔10aが形成されている。各ブラシホルダ4bには、蓋4cが装着されている。
ギヤハウジング12は、漏斗状であり、モータハウジング10の前側に対して前方へ窄む姿勢で取り付けられる。
ギヤハウジング12は、モータハウジング10の前側に対して複数(4本)のネジ(図示略)で止められた金属製の後ギヤハウジング12Gと、その前側に対して複数(4本)のネジ(図示略)で止められた金属製の前ギヤハウジング12Fと、これらの一部を覆うゴム製のギヤハウジングカバー12Hと、を有する。
ギヤハウジング12(ギヤハウジングカバー12H)は、左右において、前後方向に延びており上下に並ぶ複数の排気口12aを、それぞれ有している。
又、後ギヤハウジング12Gの上部には、断面において上下の寸法より左右の寸法が長い状態で前後に延びる孔を有する前ベルト係止部12bが形成されている。前ベルト係止部12bは、ギヤハウジングカバー12Hに覆われず、外部に露出している。前ベルト係止部12bには、図示されないベルトの両端に設けられたフックの一方が係止される。
後部ハウジング14は、互いに半割状である、左後部ハウジング14Lと右後部ハウジング14R(図4)とを有する。左後部ハウジング14Lに形成された複数のネジボス部14a、及び右後部ハウジング14Rにおいてネジボス部14aと対応するように形成されたネジ孔部14bに対し、左右方向に延びるネジ14cをそれぞれ入れることで、左後部ハウジング14Lと右後部ハウジング14Rとが組み合わせられる。後部ハウジング14の前端部は、モータハウジング10の後端部を挟む。
後部ハウジング14は、中央部において、上下左右に広がる仕切壁16を備えている。仕切壁16は、左後部ハウジング14Lの一部である左仕切壁16Lと、右後部ハウジング14Rの一部である右仕切壁16Rとに分かれている。
後部ハウジング14における仕切壁16より前方の部分は、換気室ハウジング18となっており、仕切壁16及びこれより後方の部分は、電源ハウジング20となっている。
尚、ハウジング2の区分は、以上のものに限られず、例えば、換気室ハウジング18と電源ハウジング20とが別体であっても良いし、モータハウジング10が半割とされていても良いし、モータハウジング10とギヤハウジング12の少なくとも一部とが一体であっても良いし、モータハウジング10と後部ハウジング14の少なくとも一部とが一体であっても良いし、後ギヤハウジング12G、前ギヤハウジング12F及びギヤハウジングカバー12Hのうちの少なくとも何れか2つが一体であっても良いし、左後部ハウジング14Lと右後部ハウジング14Rとが一体であっても良い。
換気室ハウジング18の左右には、前後方向に延びており前後(2列)及び上下(9行)に並ぶ複数の吸気口18aが、それぞれ形成されている。各吸気口18aは、ラビリンス構造を有している。
又、換気室ハウジング18の前部には、前後左右に広がる前壁18bが形成されている。前壁18bは、仕切壁16と同様に、左右に分かれたものが合わせられて形成される。前壁18bは、各吸気口18aと同様にラビリンス構造を有する通気口18cを、複数、左右方向に延び上下に並ぶ状態で備えている。
換気室ハウジング18内の下部には、左右方向に延びる複数のリブ18dを介して、板状の端子台22が取り付けられている。各リブ18dは、左後部ハウジング14Lの内面から突出している。
後部ハウジング14の下壁23であって、端子台22の前後の下方の部分には、それぞれ排水口23aが形成されている。排水口23aは、左後部ハウジング14Lの左下壁23L及び右後部ハウジング14Rの右後壁23Rにそれぞれ形成された、左方又は右方への窪みにより形成される。各排水口23aの断面積は、各吸気口18aの断面積及び各通気口18cの断面積より小さい。
後部ハウジング14における後壁24の中央部には、断面円形のコード用開口部24aが形成されている。コード用開口部24aは、左後部ハウジング14Lの左後壁24L及び右後部ハウジング14Rの右後壁24Rにそれぞれ形成された、左方又は右方への窪みにより形成される。
コード用開口部24aには、円筒状のコードカバー30が、前後方向に延びる状態で挿入される。
図5にも示されるコードカバー30は、ゴム製であり、コードカバー本体部30aの前端部に、径方向外方へ突出するフランジ部30bを有している。フランジ部30bの後側には、止水部材としてのスポンジ30cが配置されている。スポンジ30cは、帯状であり、コードカバー本体部30aに巻き付けられている。
コードカバー30の前端部内には、キャブタイヤコードユニット32が配置されている。キャブタイヤコードユニット32の前端部32aは、コードカバー30から露出している。
左後部ハウジング14L内におけるコード用開口部24aの前方には、上下一対のネジボス部34が設けられている。ネジボス部34は、左後部ハウジング14の内面から突出している。
コードカバー30及びキャブタイヤコードユニット32は、次のような状態で、電源ハウジング20に対し取り付けられる。即ち、キャブタイヤコードユニット32の前端部32aは、各ネジボス部34の間においてこれらに保持される。各ネジボス部34には、ネジ35が入れられている。又、コードカバー30(フランジ部30b)の前面が、各ネジボス部34の後面に接触する。更に、スポンジ30cが、コード用開口部24aの径方向内方において、圧縮された状態で保持される。
後部ハウジング14の上壁40における仕切壁16の後側の部分であって左右方向の中央には、スイッチ用開口部40aが形成されている。スイッチ用開口部40aは、左後部ハウジング14Lの上壁40L及び右後部ハウジング14Rの上壁40Rにそれぞれ形成された、左方又は右方への窪みにより形成される。
スイッチ用開口部40aには、スイッチ42が、前後方向に延びる状態で挿入される。
図6にも示されるスイッチ42は、直方体状のスイッチ本体部42aの下部に配置された、複数(6個)の端子を有するスイッチ端子部42bと、スイッチ本体部42aの上部において前後左右に輪状に突出するフランジ部42cと、フランジ部42cの内方に配置され、上方に膨出しているカバー42dと、カバー42d内に配置されたボタン42eと、フランジ部42cの外側に配置された止水部材としてのスポンジ42fと、を有する。スポンジ42fは、帯状であり、フランジ部42cに巻き付けられている。
スイッチ42は、次のような状態で、電源ハウジング20に対し取り付けられる。即ち、スイッチ端子部42bが下方に向けられる。又、弾性のあるカバー42dが露出し、ボタン42eが弾性変形したカバー42d越しに操作可能とされる。更に、スポンジ42fが、スイッチ用開口部40aの径方向内方において、圧縮された状態で保持される。
後部ハウジング14の上壁40と後壁24とのコーナー部であって、左右方向の中央には、前後及び上下に延びるベルト通し溝44が形成されている。ベルト通し溝44は、左右両側に凹むボス部44aを有する。ベルト通し溝44は、左後部ハウジング14Lのコーナー部及び右後部ハウジング14Rのコーナー部にそれぞれ形成された、左方又は右方への窪みにより形成される。
ボス部44aには、前ベルト係止部としてのピン44bが、左右方向に延びるように渡されている。ピン44bには、ベルトの他方のフックが係止される。
図7は、後部ハウジング14の左後壁24Lと右後壁24Rとの合わせ面に係る図3拡大図である。図8は、後部ハウジング14の左仕切壁16Lと右仕切壁16Rとの合わせ面に係る図3拡大図である。但し、図7,図8では、図3と前後が逆になっている。
右後部ハウジング14Rの右上壁40R後部とベルト通し溝44の底の内側と後壁24の上部における左後部ハウジング14Lへの合わせ面の部分、即ち電源ハウジング20におけるベルト通し溝44と仕切壁16とコード用開口部24aとスイッチ用開口部40aとを除く右後部ハウジング14Rの後上部の肉厚部には、当該肉厚部に沿う筋状凹部50が設けられている(図4,図7)。又、同様に、右後部ハウジング14Rの後壁24下部と下壁23後部における左後部ハウジング14Lへの合わせ面の部分、即ち電源ハウジング20における右後部ハウジング14Rの後下部の肉厚部にも、当該肉厚部に沿う筋状凹部50が設けられている(図4,図7)。各筋状凹部50内には、止水部材としての帯状のスポンジ52が入れられている(図2,図7)。
他方、左後部ハウジング14Lの肉厚部であって各筋状凹部50に対向する部分には、筋状凹部50に進入可能な筋状凸部54が形成されている(図3,図7)。各筋状凸部54の先端部(右端部)の幅方向中央には、他の部分より更に右方に突出する筋状頂部54aが形成されている(図7)。筋状頂部54aを有する各筋状凸部54は、スポンジ52に向かって突出しており、スポンジ52を右方へ押圧する。尚、少なくとも一方の筋状凸部54の先端部であって筋状頂部54a以外の部分がスポンジ52を右方へ押圧せず、筋状頂部54aのみがスポンジ52を右方へ押圧しても良い。又、少なくとも一方の筋状頂部54aが省略され、筋状頂部54aのない筋状凸部54がスポンジ52を右方へ押圧しても良い。
又、右仕切壁16Rにおける左仕切壁16Lへの合わせ面の部分、即ち電源ハウジング20における右仕切壁16Rの肉厚部には、筋状窪み部56が形成され(図8)、その筋状窪み部56を覆うように、止水部材としての帯状のスポンジ58が貼られている(図4,図8)。
他方、左仕切壁16Lの肉厚部であって筋状窪み部56に対向する部分には、筋状突起部60が形成されている(図8)。筋状突起部60は、スポンジ58を右方へ押圧する。尚、左仕切壁16Lの肉厚部における筋状突起部60以外の部分が、併せてスポンジ58を右方へ押圧しても良い。
加えて、左仕切壁16Lの下端部には、左方へ凹む凹み部(図示略)が形成されている。その凹み部は、中央にリード線通過部としてのスリットを有するリード線通過部付き止水部材としてのスリット付きスポンジ62で塞がれている(図2)。即ち、電源ハウジング20におけるモータ4側の壁である仕切壁16には、スリットを有するスリット付きスポンジ62が配置されている。
スイッチ端子部42bの左方であって、左後部ハウジング14L内面の上下方向中央の部分からは、右方へ突出する端子台リブ64が設けられている(図3)。電源ハウジング20内には、端子台65が、左仕切壁16Lの後側で端子台リブ64に嵌め込まれることで取り付けられている。
端子台リブ64の後方には、左後部ハウジング14L内面から左方に筒状に突出するヒューズリブ67が設けられている(図3)。ヒューズリブ67には、電流ヒューズユニット68が差し込まれている。
電源ハウジング20内においては、次のような配線がなされる(図2,図3)。
即ち、キャブタイヤコードユニット32からの3本のリード線のうちの1本(第1リード線L1)は、端子台65及び電流ヒューズユニット68を介して、スイッチ端子部42bの第1端子T1につながる。第1端子T1は、第2端子T2と、ボタン42eによりオンオフ切替可能に接続されており、第2端子T2からのリード線は、スリット付きスポンジ62のスリットを通り、換気室ハウジング18内を経て、モータ4に接続される。
又、キャブタイヤコードユニット32からのもう1本のリード線(第2リード線L2)は、端子台65を介して、スイッチ端子部42bの第3端子T3につながる。第3端子T3は、第4端子T4と、ボタン42eにより、第1端子T1及び第2端子T2の切替と同様に切替可能に接続されており、第4端子T4からのリード線は、スリット付きスポンジ62のスリットを通り、換気室ハウジング18内を経て、モータ4に接続される。
更に、キャブタイヤコードユニット32からの別の1本のリード線(第2リード線L3)は、スリット付きスポンジ62のスリットを通り、換気室ハウジング18内の端子台22を介して、モータ4に接続される。
オフ時にボタン42eが押されると、第1端子T1及び第2端子T2のオンへの切替と共に第3端子T3及び第4端子T4のオンへの切替が行われ、交流電源に接続されたキャブタイヤコードユニット32からモータ4への電力の供給がなされる。キャブタイヤコードユニット32は、漏電遮断器(図示略)を有している。キャブタイヤコードユニット32に接続された交流電源に対するコード(電源コードC)は、モータ4へ通電する。
尚、スイッチ端子部42bにおける6個の端子のうちの2個は、使われていない。又、スリット付きスポンジ62から先(前側)のリード線は、図示が省略される。
電源ハウジング20内は、スポンジ30c,42f,52,58,スリット付きスポンジ62により、水密に密閉されている。
即ち、電源ハウジング20に係る上壁40及びベルト通し溝44の底の内側における後部ハウジング14の合わせ面は、上のスポンジ52、及びこれと接触するスイッチ42のスポンジ42fにより、密閉される。
又、電源ハウジング20に係る後壁24における後部ハウジング14の合わせ面は、各スポンジ52、及びこれらと接触するコードカバー30のスポンジ30cにより、密閉される。尚、キャブタイヤコードユニット32及びその後側の電源コードCの接続部は、コードカバー30により保護される。
更に、電源ハウジング20に係る下壁23における後部ハウジング14の合わせ面は、、下のスポンジ52により、密閉される。
加えて、電源ハウジング20に係る仕切壁16の合わせ面は、スポンジ58、及びこれと接触するスリット付きスポンジ62により、密閉される。スリット付きスポンジ62は、リード線L1〜L3を通しても、スリットにおいてリード線L1〜L3に密着し、密閉を維持する。
尚、電源ハウジング20において、通気口あるいは水抜き孔のような開口部は設けられていない。
モータ4(図2,図3)は、前後方向の軸周りで回転可能なロータ70と、ロータ70を囲むステータ72と、を有する。
ロータ70は、モータ軸74と、これに固定された複数の突極を有するロータコア76と、各突極に対しスリーブ77を介して巻かれるコイル78と、各ブラシ4aに順次接触可能なコミュテータ80と、を有する。
ステータ72は、上述の各ブラシ4a及びブラシホルダ4bと、ステータコア82と、コイル84と、を有している。ステータコア82及びコイル84は、前後に延びる複数(2本)のネジ86(図3)により、モータハウジング10内に固定されている。
モータ軸74の前部は、ステータ72の径方向内方から突出している。モータ軸74の前端部には、外歯74aが形成されている。モータ軸74の前端部は、ギヤハウジング12(後ギヤハウジング12G)内に入っている。モータ軸74は、その後端部の外側に配置された後軸受90と、外歯74aの後側の外側に配置された前軸受92とにより、中心軸の周りで回転可能に支持される。後軸受90は、モータハウジング10の後端部内において前方へ開くような断面“U”字状に形成された軸受保持部94に保持される。前軸受92は、ギヤハウジング12(後ギヤハウジング12G)の中央後端部において円筒状に形成された軸受保持部96に保持される。
コイル78は、電源ハウジング20からのリード線L1〜L3と、ブラシ4a及びコミュテータ80を介して電気的に接続されている。
軸受保持部96とステータ72の間には、遠心ファン100が、インサートブッシュ102を介してモータ軸74に固定されている。
遠心ファン100の径方向外方ないし周縁後方には、前方へ開いており底(後端部)の中央に孔を有する碗状のバッフルプレート104が配置されている。バッフルプレート104は、モータハウジング10の前開口部内において保持されている。
遠心ファン100及びバッフルプレート104の前部の一部は、ギヤハウジング12(後ギヤハウジング12G)内に入っている。
モータ軸74の外歯74aは、スピンドル6の後部に対し一体に固定されたスピンドル歯110に噛み合っている。スピンドル6の中心軸は、モータ軸74の中心軸より下方に位置している。
スピンドル6は、その後端部の外側に配置された後軸受112と、スピンドル歯110の前側の外側に配置された前軸受114とにより、中心軸の周りで回転可能に支持される。後軸受112は、後ギヤハウジング12Gの下部内において前方へ開くように形成された軸受保持部116に保持される。前軸受114は、前ギヤハウジング12Fの後端部内に形成された軸受保持部118において、サークリップ120により保持される。
スピンドル6の前部(前軸受114より前方の部分)は、前ギヤハウジング12Fにおける円筒状の前下部12c内に配置されている。スピンドル6の前部には、その中心軸と同軸状に延びる断面矩形状のスピンドル孔122が形成されている。
スピンドル6には、先端工具としての震動棒130が着脱自在に装着される。
震動棒130は、柔軟性のある管であるフレキシブルホース130aと、その内部に延在し、軸周りで回転可能に配置されたフレキシブルシャフト(図示略)と、フレキシブルホース130a内でフレキシブルシャフトの先端(前端)に連結されたアンバランサ(図示略)と、フレキシブルホース130aの先端部に被せられた先端キャップ(図示略)と、を備えている。
フレキシブルホース130aの基端部(後端部)には、その軸方向に交わるように延びる連結孔130Jが開けられている。
フレキシブルホース130aの基端部は、前ギヤハウジング12Fの前下部12cに対し、その内面と接触する状態で入っている。
スピンドル孔122には、フレキシブルシャフトの後端部が連結される。
前ギヤハウジング12Fの前上部には、震動棒130(フレキシブルホース130a)をロックするロック機構140が設けられている。
ロック機構140は、前ギヤハウジング12Fの前下部12cの上部から上方に突出してギヤハウジングカバー12Hの対応する開口部から露出するように設けられた角柱状の突出部142と、突出部142の上面から前下部12cの内面までにわたり上下に延びており下部が上部に対して段差部を経て拡大しているガイド孔144と、下部が他の部分に対して膨出しており、その膨出部とガイド孔144の段差部との間に弾性体としての金属製のコイルバネ146が配置された状態でガイド孔144内に上下動可能に入れられた金属製のロックピン148と、ロックピン148の上端部において左右に延びるように形成されたピン孔に対し中央部が入っている金属製の連結ピン150と、連結ピン150の両端部を断面“U”字状のレバー基端部152aにおいて受け入れ、連結ピン150の周りで回転して姿勢変化可能であるレバー152と、を備えている。
図1ないしは図3に示されるように、レバー基端部152aが断面逆“U”字状となっていて、レバー152の先端部であるレバー先端部152bの前方に位置するようになっていると、ロックピン148の下端部は、ガイド孔144の下端から下方に突出し、フレキシブルホース130a基端部の連結孔130Jに進入可能になる。当該進入により、震動棒130がロックされる。
この状態から、レバー先端部152bがレバー基端部152aの上方となるように起こすと、レバー基端部152aは後方へ開いた姿勢となり、連結ピン150がレバー基端部152aによって持ち上げられる。すると、ロックピン148が上昇して、フレキシブルホース130a基端部の連結孔130Jから脱し、震動棒130のロックが解除される。このとき、コイルバネ146は圧縮され、ロックピン148が上方に付勢される。
このようなコンクリートバイブレータ1は、例えば次のように動作する。
即ち、キャブタイヤコードユニット32が交流電源に接続された状態で、スイッチ42のボタン42eがオンに切り替えられると、電力がモータ4に供給され、モータ軸74が回転駆動される。
モータ軸74の回転は、スピンドル6に伝わり、これに装着された震動棒130のフレキシブルシャフトが、フレキシブルホース130a内で回転して、アンバランサを作動させ、震動棒130に震動を発生させる。
作業者は、震動棒130を生コンクリートに挿入して震動させ、生コンクリートの締め固めを行う。
又、スピンドル6の回転により遠心ファン100が回転し、エアが外方に押し出され更にバッフルプレート104により前方に押し出されて、左右の吸気口18aから排気口12aへのエアの流れ(風)が発生する。
吸気口18aからの風は、ラビリンス構造により粉塵及び水の通過が抑制された状態で、通気口18cに至る。尚、水及び粉塵は、通過した場合、集積されて換気室ハウジング18内で落下し、排水口23aから排出される。排水口23aの断面は吸気口18aに比べて小さく、又排水口23aは後部ハウジング14の下壁23に配置されるため、排水口23aの外部から粉塵及び水が進入する程度は低い。
換気室ハウジング18内を通過する風が粉塵及び水を含んでいたとしても、電源ハウジング20は密閉されているため、電源ハウジング20に当該粉塵及び水は進入しない。又、電源ハウジング20には、外部からも粉塵及び水は進入しない。
通気口18cに至った風は、ラビリンス構造により粉塵及び水の通過が更に抑制された状態で通気口18cを通過し、モータ4の後方からモータ4全体を通過し冷却して、排気口12aに達する。
以上のコンクリートバイブレータ1は、モータ4と、モータ4を保持するモータハウジング10と、モータハウジング10に対し換気室ハウジング18を介してつながる電源ハウジング20と、モータ4により駆動され震動棒130を保持するスピンドル6と、を備えており、電源ハウジング20に、モータ4へ通電する電源コードCがコードカバー30及びキャブタイヤコードユニット32を介して接続されると共に、モータ4への通電を切り替えるスイッチ42が一部露出する状態で配置されており、電源ハウジング20の内部は、密閉されている。
よって、コンクリートバイブレータ1における、電源コードCの接続部、及びスイッチ端子部42bといった電材の通電部分が水及び粉塵から保護される。
又、電源ハウジング20は、複数の電源ハウジング部(左後部ハウジング14L及び右後部ハウジング14R)を合わせることで形成されており、左後部ハウジング14L及び右後部ハウジング14Rにおける合わせ面(上壁40,ベルト通し溝44の底の内側,後壁24,下壁23,仕切壁16における各肉厚部)に、止水部材(スポンジ52,58)が配置されている。よって、電源ハウジング20が、電源ハウジング部を合わせる前の状態においてその内部に電材を配置し易いものとしながら、合わせ面の止水により容易に密閉構造が確保される。
更に、スポンジ52,58に対向する合わせ面に、スポンジ52,58に向かって突出する筋状凸部54,筋状突起部60(筋状の突部)が形成されており、筋状凸部54,筋状突起部60は、スポンジ52,58を押圧する。よって、スポンジ52,58による止水が、より一層確実になされる。
又更に、左後部ハウジング14L及び右後部ハウジング14Rにおける合わせ面(後壁24の肉厚部)から窪むことで、コード用開口部24aが形成されており、コード用開口部24aに、電源コードC(コードカバー30)が、スポンジ30cを介して配置されている。よって、電源ハウジング20は、電源コードCが引き込まれたとしても、密閉を保つ。
加えて、左後部ハウジング14L及び右後部ハウジング14Rにおける合わせ面(上壁40の肉厚部)から窪むことで、スイッチ用開口部40aが形成されており、スイッチ用開口部40aに、スイッチ42が、スポンジ42fを介して配置されている。よって、電源ハウジング20は、上部が露出する状態でスイッチ42が設けられたとしても、密閉を保つ。
又、電源ハウジング20の内部に、電源コードCと電気的に接続されるリード線L1〜L3が配置されており、電源ハウジング20におけるモータ4側の壁に、スリットを有するスリット付きスポンジ62が配置されており、リード線L1〜L3は、スリット付きスポンジ62のスリットを通過する。よって、電源ハウジング20の密閉が維持された状態で、リード線L1〜L3を電源ハウジング20の外部に案内することができる。
尚、本発明は、上記形態及び変更例に限定されず、次にそれぞれ示される変更例を更に適宜有するものである。
電源コードCは、キャブタイヤコード以外のコードであっても良い。
スイッチ42は、ロッカースイッチ等の他の形式のものであっても良いし、カバー42d及びフランジ部42cの少なくとも一方が省略されたものであっても良い。スポンジ42fは、フランジ部42c以外に設けられても良い。
止水部材に関し、各種のスポンジに代えて、あるいは各種のスポンジと共に、ゴムブロック及び線状のゴムの少なくとも何れかが用いられても良い。
上記形態では、スポンジ30c,42f,52,58,スリット付きスポンジ62が用いられたところ、これらのスポンジの数は、増減されても良い。例えば、これらのスポンジに相当する1個あるいは2個のスポンジが用いられても良い。
スポンジ58は、右後部ハウジング14Rに代えて、あるいは右後部ハウジング14Rと共に、左後部ハウジング14Lに設けられても良い。他のスポンジについても同様に変更可能であり、例えば、スポンジ42fがスイッチ用開口部40aに設けられても良い。
又、排気口、吸気口及び通気口のうちの少なくとも何れかは、数が増減されても良いし、配置が変更されても良いし、大きさが変更されても良いし、形状が変更されても良い。。各種のネジによるネジ止めに代えて、あるいはネジ止めと共に、被係止部(孔等)に対する係止部(爪等)の係止がなされても良い。その他の部材についても、適宜同様に数及び形式等の少なくとも何れかが変更されても良い。
遠心ファン100に代えて、軸流ファン等の遠心ファン100以外の形式のファンが用いられても良い。
モータ軸74とスピンドル6との間に、1個以上のギヤを含む動力伝達機構が介装されても良い。動力伝達機構は、減速機構であっても良い。
モータ軸74(モータ出力軸)とスピンドル6(先端工具保持部)とが、平行でなくても良く、略直交しても良い。
本発明は、インパクトドライバ、ドライバドリル、グラインダ、マルノコ、ハンマ、及びハンマドリルといった他の電動工具に適用することができる。又、出力軸(先端工具保持部)の方向が動力部の方向(モータの軸方向あるいはその回転力を伝達する機構の伝達方向)と異なる(略90度となる)アングル電動工具にも、本発明を適用することができる。更に、クリーナ、ブロワ、あるいは園芸用トリマを始めとする園芸工具等に、本発明が適用されても良い。
1・・コンクリートバイブレータ(電動工具)、4・・モータ、6・・スピンドル(先端工具保持部)、10・・モータハウジング、14L・・左後部ハウジング(電源ハウジング部)、14R・・右後部ハウジング(電源ハウジング部)、20・・電源ハウジング、24a・・コード用開口部、30c,42f,52,58・・スポンジ(止水部材)、40a・・スイッチ用開口部、42・・スイッチ、54・・筋状凸部(突部)、60・・筋状突起部(突部)、62・・スリット付きスポンジ(リード線通過部付き止水部材)、130・・震動棒(先端工具)、C・・電源コード、L1〜L3・・リード線。

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータを保持するモータハウジングと、
    前記モータハウジングにつながる電源ハウジングと、
    前記モータにより駆動される先端工具保持部と、
    を備えており、
    前記電源ハウジングに、前記モータへ通電する電源コードが接続されると共に、前記モータへの通電を切り替えるスイッチが一部露出する状態で配置されており、
    前記電源ハウジングの内部は、密閉されている
    ことを特徴とする電動工具。
  2. 前記電源ハウジングは、複数の電源ハウジング部を合わせることで形成されており、
    複数の前記電源ハウジング部における合わせ面の少なくとも一部に、止水部材が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記止水部材に対向する前記合わせ面に、前記止水部材に向かって突出する筋状の突部が形成されており、
    前記突部は、前記止水部材を押圧する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 複数の前記電源ハウジング部における前記合わせ面から窪むことで、コード用開口部が形成されており、
    前記コード用開口部に、前記電源コードが、止水部材を介して配置されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電動工具。
  5. 複数の前記電源ハウジング部における前記合わせ面から窪むことで、スイッチ用開口部が形成されており、
    前記スイッチ用開口部に、前記スイッチが、止水部材を介して配置されている
    ことを特徴とする請求項2ないしは請求項4の何れかに記載の電動工具。
  6. 前記電源ハウジングの内部に、前記電源コードと電気的に接続されるリード線が配置されており、
    前記電源ハウジングにおける前記モータ側の壁に、リード線通過部を有するリード線通過部付き止水部材が配置されており、
    前記リード線は、前記リード線通過部付き止水部材の前記リード線通過部を通過する
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項5の何れかに記載の電動工具。
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