JP2019216798A - 運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
所定の運動時に被測定者に装着されるモーションセンサから逐次取得されるセンシング情報に基づいて当該運動時の動作の指標となる指標データを逐次導出する導出手段と、
前記導出手段によって逐次導出される前記指標データの値が正常の範囲内にあるか否かを判別する第1判別手段と、
前記第1判別手段による判別結果が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記運動時の動作状態が正常状態か異常状態かを判別する第2判別手段と、
を備えることを特徴とする。
図1に示すように、運動支援システム1は、運動支援装置10と、端末装置20とを備える。
図2(a)及び(b)に示すように、運動支援装置10は、例えば、ユーザの腰にある仙骨上の位置に装着される。なお、このように仙骨上の位置に運動支援装置10を装着するのは、ユーザの骨盤の回旋運動及び身体の揺動を精度良く測定するためであるが、運動支援装置10の装着位置は仙骨上の位置に限らず、例えば、ユーザの胸部や足部等でもよい。
タッチパネルは、表示部24と一体となって形成され、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式等の各種方式により、ユーザによる表示部24上の接触位置のXY座標を検出する。そして、タッチパネルは、接触位置のXY座標に係る位置信号をCPU21に出力する。
一方、ステップS4において、指標データの値が閾値を超えたと判定された場合(ステップS4;YES)、CPU11は、ステップS2で導出された指標データ(例えば、ピッチデータ)の値が5回連続で閾値を超えたか否かを判定する(ステップS5)。
一方、ステップS5において、指標データの値が5回連続で閾値を超えたと判定された場合(ステップS5;YES)、CPU11は、現在の状態(現在の走行状態)を正常状態から異常状態に移行する(ステップS6)。例えば、図5に示すように、14周期目の指標データを対象として、ステップS5の判定処理が実行された場合、10〜14周期目において指標データの値が5回連続で閾値を超えたと判定されることとなる。
一方、ステップS8において、操作部12により所定の終了操作がなされたと判定された場合(ステップS8;YES)、CPU11は、走行状態判別処理を終了する。
一方、ステップS9において、指標データの値が閾値以下であると判定された場合(ステップS9;YES)、CPU11は、ステップS2で導出された指標データ(例えば、ピッチデータ)の値が5回連続で閾値以下となったか否かを判定する(ステップS10)。
一方、ステップS10において、指標データの値が5回連続で閾値以下となったと判定された場合(ステップS10;YES)、CPU11は、現在の状態(現在の走行状態)を異常状態から正常状態に移行する(ステップS11)。例えば、図5に示すように、25周期目の指標データを対象として、ステップS10の判定処理が実行された場合、21〜25周期目において指標データの値が5回連続で閾値以下となったと判定されることとなる。
このため、運動支援装置10によれば、偶発的な事象により指標データの値が単発で閾値を超えたとしても、かかる場合には、ランニング時の走行状態が正常状態から異常状態に移行したと判別されないので、ランニング時における走行状態を正しく判別することができるようになる。
このため、運動支援装置10によれば、異常状態において、偶発的な事象により指標データの値が単発で閾値以下となったとしても、かかる場合には、ランニング時の走行状態が異常状態から正常状態に移行したと判別されないので、ランニング時における走行状態を正しく判別することができるようになる。
また、例えば、5秒以上閾値を超える指標データが導出されたと判別された場合、ランニング時の走行状態が正常状態から異常状態に移行したと判別し、5秒以上閾値以下となる指標データが導出されたと判別された場合、ランニング時の走行状態が異常状態から正常状態に移行したと判別するようにしてもよい。これにより、ランニング時の走行状態の判別をより柔軟に行うことができるようになる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
所定の運動時に被測定者に装着されるモーションセンサから逐次取得されるセンシング情報に基づいて当該運動時の動作の指標となる指標データを逐次導出する導出手段と、
前記導出手段によって逐次導出される前記指標データの値が正常の範囲内にあるか否かを判別する第1判別手段と、
前記第1判別手段による判別結果が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記運動時の動作状態が正常状態か異常状態かを判別する第2判別手段と、
を備えることを特徴とする運動支援装置。
<請求項2>
前記第2判別手段は、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内に無いと判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内に無い指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が異常状態であると判別することを特徴とする請求項1に記載の運動支援装置。
<請求項3>
前記第2判別手段は、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内にあると判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内にある指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が正常状態であると判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の運動支援装置。
<請求項4>
前記第2判別手段は、前記正常状態において、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内に無いと判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内に無い指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が正常状態から異常状態に移行したと判別することを特徴とする請求項2に記載の運動支援装置。
<請求項5>
前記第2判別手段は、前記異常状態において、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内にあると判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内にある指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が異常状態から正常状態に移行したと判別することを特徴とする請求項3に記載の運動支援装置。
<請求項6>
前記第2判別手段によって前記運動時の動作状態が正常状態から異常状態に移行したと判別された場合、異常状態に移行したことを示す異常状態移行情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の運動支援装置。
<請求項7>
前記第2判別手段によって前記運動時の動作状態が異常状態から正常状態に移行したと判別された場合、正常状態に移行したことを示す正常状態移行情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の運動支援装置。
<請求項8>
前記第2判別手段は、判別の基準である所定の条件を、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内に無いと判別された場合と、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内にあると判別された場合とで、異ならせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の運動支援装置。
<請求項9>
前記第1判別手段による判別の基準である正常の範囲、及び前記第2判別手段による判別の基準である所定の条件、の少なくとも何れかをユーザ操作に基づき設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の運動支援装置。
<請求項10>
前記所定の運動は、ランニングであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の運動支援装置。
<請求項11>
前記導出手段は、一方の足が地面に接地してから当該一方の足が再び地面に接地するまでの時間を1周期とするランニングの周期ごとに前記指標データを導出することを特徴とする請求項10に記載の運動支援装置。
<請求項12>
所定の運動時に被測定者に装着されるモーションセンサから逐次取得されるセンシング情報に基づいて当該運動時の動作の指標となる指標データを逐次導出する導出工程と、
前記導出工程によって逐次導出される前記指標データの値が正常の範囲内にあるか否かを判別する第1判別工程と、
前記第1判別工程による判別結果が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記運動時の動作状態が正常状態か異常状態かを判別する第2判別工程と、
を含むことを特徴とする運動支援方法。
<請求項13>
コンピュータを、
所定の運動時に被測定者に装着されるモーションセンサから逐次取得されるセンシング情報に基づいて当該運動時の動作の指標となる指標データを逐次導出する導出手段、
前記導出手段によって逐次導出される前記指標データの値が正常の範囲内にあるか否かを判別する第1判別手段、
前記第1判別手段による判別結果が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記運動時の動作状態が正常状態か異常状態かを判別する第2判別手段、
として機能させることを特徴とする運動支援プログラム。
10 運動支援装置
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 センサ部
15 表示部
16 記憶部
17 通信部
20 端末装置
21 CPU
22 操作部
23 RAM
24 表示部
25 記憶部
26 通信部
27 スピーカ部
Claims (13)
- 所定の運動時に被測定者に装着されるモーションセンサから逐次取得されるセンシング情報に基づいて当該運動時の動作の指標となる指標データを逐次導出する導出手段と、
前記導出手段によって逐次導出される前記指標データの値が正常の範囲内にあるか否かを判別する第1判別手段と、
前記第1判別手段による判別結果が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記運動時の動作状態が正常状態か異常状態かを判別する第2判別手段と、
を備えることを特徴とする運動支援装置。 - 前記第2判別手段は、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内に無いと判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内に無い指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が異常状態であると判別することを特徴とする請求項1に記載の運動支援装置。
- 前記第2判別手段は、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内にあると判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内にある指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が正常状態であると判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の運動支援装置。
- 前記第2判別手段は、前記正常状態において、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内に無いと判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内に無い指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が正常状態から異常状態に移行したと判別することを特徴とする請求項2に記載の運動支援装置。
- 前記第2判別手段は、前記異常状態において、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内にあると判別された場合、当該指標データの導出以降に当該正常の範囲内にある指標データが所定の頻度で導出されると、前記運動時の動作状態が異常状態から正常状態に移行したと判別することを特徴とする請求項3に記載の運動支援装置。
- 前記第2判別手段によって前記運動時の動作状態が正常状態から異常状態に移行したと判別された場合、異常状態に移行したことを示す異常状態移行情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の運動支援装置。
- 前記第2判別手段によって前記運動時の動作状態が異常状態から正常状態に移行したと判別された場合、正常状態に移行したことを示す正常状態移行情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の運動支援装置。
- 前記第2判別手段は、判別の基準である所定の条件を、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内に無いと判別された場合と、前記第1判別手段によって前記指標データの値が前記正常の範囲内にあると判別された場合とで、異ならせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の運動支援装置。
- 前記第1判別手段による判別の基準である正常の範囲、及び前記第2判別手段による判別の基準である所定の条件、の少なくとも何れかをユーザ操作に基づき設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の運動支援装置。
- 前記所定の運動は、ランニングであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の運動支援装置。
- 前記導出手段は、一方の足が地面に接地してから当該一方の足が再び地面に接地するまでの時間を1周期とするランニングの周期ごとに前記指標データを導出することを特徴とする請求項10に記載の運動支援装置。
- 所定の運動時に被測定者に装着されるモーションセンサから逐次取得されるセンシング情報に基づいて当該運動時の動作の指標となる指標データを逐次導出する導出工程と、
前記導出工程によって逐次導出される前記指標データの値が正常の範囲内にあるか否かを判別する第1判別工程と、
前記第1判別工程による判別結果が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記運動時の動作状態が正常状態か異常状態かを判別する第2判別工程と、
を含むことを特徴とする運動支援方法。 - コンピュータを、
所定の運動時に被測定者に装着されるモーションセンサから逐次取得されるセンシング情報に基づいて当該運動時の動作の指標となる指標データを逐次導出する導出手段、
前記導出手段によって逐次導出される前記指標データの値が正常の範囲内にあるか否かを判別する第1判別手段、
前記第1判別手段による判別結果が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記運動時の動作状態が正常状態か異常状態かを判別する第2判別手段、
として機能させることを特徴とする運動支援プログラム。
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