JP2019216320A - 水晶デバイス及び水晶デバイスの周波数調整方法 - Google Patents

水晶デバイス及び水晶デバイスの周波数調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 外部電極により遮蔽される第1領域と、遮蔽されない第2領域とを有する質量調整金属膜に対して、少なくとも前記第2領域に周波数微調整痕の形成を可能とすることで、絶縁不良等が生じることなく周波数の微調整が可能となり、良好な歩留りを得ることのできる水晶デバイスを提供することにある。【解決手段】 基部から延びる振動腕が、第1幅を有する第1振動部と、第1幅より幅広の第2幅を有する第2振動部と、を有し、第2振動部の少なくとも第1の平面に質量調整金属膜25が形成される水晶振動片11と、水晶振動片11を気密封止するケース12と、前記ケース12の前記第1の平面側の外表面に設けられる外部電極20と、を備え、前記質量調整金属膜25は、前記外部電極20により遮蔽される第1領域と、遮蔽されない第2領域と、を有し、前記第2領域には少なくとも周波数微調整痕26が形成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、周波数の微調整が可能な調整領域を備えた水晶デバイス及び水晶デバイスの周波数調整方法に関するものである。
水晶デバイスにあっては、目標とする発振周波数が得られるように、設計時において各部の寸法や励振電極パターンなどが設定される。ただし、このような設計値に基づいて製造されていても、製造条件や周囲環境によって目標値からずれる場合があるため、製造の最終段階で周波数の調整が行われている。
音叉型の水晶デバイスの発振周波数は、振動腕の先端部の重さを変えることによって調整を行っている(特許文献1、2)。このような調整方法としては、振動腕の先端部に金属膜を蒸着することによって徐々に重くしながら周波数を下げる方向で調整する方法と、振動腕の先端部をレーザビームやイオンビームなどで削り取るようにして軽くしながら周波数を上げる方向で調整する方法とがある。特に小型の水晶デバイスにあっては、調整位置の精度が出しやすいことから、レーザビームを用いた調整方法が広く用いられている。
また、水晶デバイスの多くは、外部端子からキャビティ内部に繋がるリード電極を持つセラミックパッケージに導電性の接着剤で水晶振動素子を搭載した後、レーザビームやイオンビームによって最終となる周波数調整を行い、その後、金属リッド等の蓋体で真空封止することによって完成している。
このように、蓋体によって水晶振動素子を真空封止する前に周波数調整を行う方法に対して、特許文献3に開示されているように、水晶振動素子を真空封止した後に、蓋体等の外側からレーザビームを照射することによって最終的な周波数調整を行う方法が知られている。
特開2003−332871号公報 特開2003−332872号公報 特開2011−082736号公報
水晶デバイスの周波数調整前における発振バラツキは、水晶振動片の形状加工の寸法ズレに起因するものが多い。これは、小型化に伴って、相対的に寸法ズレの影響が大きくなり、それによって周波数のバラツキが大きくなってしまうからである。周波数調整量は、小型のものほど大きくなるという傾向があることから初期段階の周波数調整はレーザ等のビーム照射によって行うことが多い。
従来の水晶デバイスの製造工程にあっては、高真空の封止装置内でセラミック等のパッケージ内に収容された水晶振動素子の所定位置にレーザビーム又はイオンビームを照射することによって周波数調整を行う。その後、ろう材等を介して金属リッドをパッケージ上に被せ、前記ろう材を電子ビームによって溶融することによって水晶デバイスを真空封止している。
しかしながら、上記方法では、真空中で調整した周波数がその後に行われる封止工程において発生する熱やガスなどの影響によって変動する場合がある。このため、周波数オフセットを実施したとしても、水晶振動素子の個体差や封止時における外部環境の変化によって、封止前と封止後との間で周波数値に差が生じてしまうこととなる。これによって、水晶デバイスの最終的な周波数値にバラツキが生じるなどして製品歩留まりの低下を引き起こすといった問題が生じていた。
この点、特許文献3に開示されているように、水晶振動素子が封止された蓋体の外側からレーザビームを照射する方法にあっては、最終製品となる水晶デバイスに対して調整を行うため、最終的なバラツキを抑えることが可能となっている。しかしながら、封止された水晶振動素子が外部から視認できないため、赤外線等によってレーザビームを照射する位置を正確に検出させる必要があり、そのための制御や工程が必要になるといった問題があった。また、特許文献3では、蓋体側がレーザビームの照射面、パッケージ側が測定用のプローブを当てる外部電極面となるため、レーザビームを照射させながら周波数調整を行うのが煩雑であった。
そこで、本発明の目的は、外部電極により遮蔽される第1領域と、遮蔽されない第2領域とを有する質量調整金属膜に対して、少なくとも前記第2領域に周波数微調整痕の形成を可能とすることで、絶縁不良等が生じることなく周波数の微調整が可能となり、良好な歩留りを得ることのできる水晶デバイス及び水晶デバイスの周波数調整方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の水晶デバイスは、基部から延びる少なくとも一つの振動腕が、第1幅を有する第1振動部と、第1幅より幅広の第2幅を有する第2振動部と、を有し、第2振動部の少なくとも第1の平面に質量調整金属膜が形成される水晶振動片と、水晶振動片を気密封止するケースと、前記ケースの前記第1の平面側の外表面に設けられる外部電極と、を備える水晶デバイスであって、前記質量調整金属膜は、前記外部電極により遮蔽される第1領域と、遮蔽されない第2領域と、を有し、前記第2領域には少なくとも周波数微調整痕が形成される。
本発明の水晶デバイスの周波数調整方法は、振動片ウェハには水晶振動片が複数配置され、各水晶振動片の少なくとも第1の平面に形成された質量調整金属膜の膜厚をビーム照射により調整して周波数を粗調整する工程と、各水晶振動片の周波数を粗調整した振動片ウェハの両面側から、水晶振動片ごとにケースが複数配置された一対のケースウェハで挟み込み、各水晶振動片を各ケース内に気密封止する工程と、各水晶振動片を各ケース内に気密封止した一方のケースウェハの外表面に、前記水晶振動片と電気的に接続される外部電極を形成する工程と、他方のケースウェハの外表面にダイシングテープを貼付し、ケースごとにダイシングする工程と、前記ダイシングされた各ケースの外部から、ダイシングテープを貼付したままの状態で、質量調整金属膜の膜厚をビーム照射により調整して周波数を微調整する工程と、を備える。
本発明の水晶デバイスによれば、外部電極により遮蔽される第1領域と、遮蔽されない第2領域とを有する質量調整金属膜に対して、少なくとも前記第2領域に周波数微調整痕の形成を可能とすることで、絶縁不良等が生じることなく周波数の微調整が可能となり、良好な歩留りが得られる。
本発明の水晶デバイスの周波数調整方法によれば、ケースウェハによって封止する前の振動片ウェハに対して粗調整を行う工程の後に、ケースウェハによって封止された振動片ウェハに対して微調整を行う工程を有している。これによって、振動片ウェハが封止される際の影響が及ぶことがないので、最終的な周波数の微調整を精密に行うことができる。
本発明の2端子構造の水晶デバイス(a)、4端子構造の水晶デバイスの斜視図(b)である。 2端子構造の水晶デバイス(a)、4端子構造の水晶デバイス(b)の平面図及びA−A断面図(c)である。 2端子構造の水晶デバイス(a)及び4端子構造の水晶デバイス(b)のそれぞれにおける粗調整領域及び微調整領域を示す平面図である。 2端子構造の水晶デバイス(a)及び4端子構造の水晶デバイス(b)のそれぞれにおける周波数微調整痕の形成位置を示す平面図である。 本発明で規定された所定位置に周波数微調整痕を有した場合の質量調整金属膜の飛散状態を示す概念図(a)及び前記所定位置から外れた位置に周波数微調整痕を有した場合の質量調整金属膜の飛散状態を示す概念図(b)である。 質量調整金属膜が第1平面にのみ形成された水晶デバイスのビーム照射の断面図(a)及び質量調整金属膜が第1平面及び第2平面の両方に形成された水晶デバイスのビーム照射の断面図(b)である。 ダイシングテープが貼付された状態で周波数微調整が行われる2端子構造の水晶デバイスを複数有する集合ウェハの平面図である。 ダイシングテープが貼付された状態で周波数微調整が行われる4端子構造の水晶デバイスを複数有する集合ウェハの平面図である。 2端子構造の水晶デバイス(a)及び4端子構造の水晶デバイス(b)のそれぞれにおける周波数微調整方法を示す説明図である。 従来のセラミックパッケージにおいて、周波数調整後にパッケージ封止を行った場合の周波数分布を示すグラフ(a)、従来のウェハレベルパッケージにおいて、周波数調整後にパッケージ封止を行った場合の周波数分布を示すグラフ(b)、本発明のウェハレベルパッケージにおいて、パッケージ封止後に周波数調整を行った場合の周波数分布を示すグラフ(c)である。
以下、本発明の水晶デバイスの実施形態について説明する。図1(a)は2つの外部電極20a,20bを有する水晶デバイス10a、図1(b)は4つの外部電極20a〜20dを有する水晶デバイス10bを示したものである。この水晶デバイス10a,10bは、外部電極20の数だけが異なるものであり、それぞれ水晶振動片11と、この水晶振動片11を両面側から挟み込む一対のケース部材を備えたウェハレベルパッケージ(WLP)によって形成されている。前記ケース部材は、少なくとも一部が透明となっている。本実施形態では前記ケース部材の少なくとも一方が水晶によって形成されている。なお、2端子はリッドシールドパターンが繋がるGND端子はない。
図2(a)は図1(a)における水晶デバイス10aの平面図、図2(b)は図1(b)における水晶デバイス10bの平面図を示したものである。また中段の水晶振動片11は、10a,10bとも同じ構造となっているので、以下、同一符号を付して説明する。この水晶振動片11は、振動本体部13と、この振動本体部13を支持するフレーム部14とによって形成されている。また、前記ケース12は、図2(c)に示すように、前記振動本体部13をフリーに収容するキャビティ15を有して水晶振動片11のフレーム部14に密着している。
前記振動本体部13は、図2(a),(b)に示したように、基部17と、基部17から延びる一対の振動腕18とによって形成されている。前記基部17は、一端から延びる接続部19を介してフレーム部14の内側一端に接続されている。前記一対の振動腕18は、前記基部17の接続部19が延びる方向と反対側の側面から平行して延びている。前記一対の振動腕18は左右対称形となっている。
前記一対の振動腕18は、それぞれ基部17から延びる第1幅W1を有する第1振動部21と、第1幅W1より幅広の第2幅W2を有する第2振動部22とによって一体形成されている。前記第1振動部21には、長手方向に沿って一又は複数の溝部23が設けられ、この溝部23の壁面に沿って励振電極(図示せず)が形成されている。前記第2振動部22は、周波数調整用の錘部として設けられているものであり、表面に質量調整金属膜25が形成されている。この質量調整金属膜25は、その一部をビーム照射によって除去することで、第2振動部22の質量を調整するものであり、図3に示すように、粗調整用の第1領域E1と、微調整用の第2領域E2とが設定されている。第1領域E1は水晶振動片11をケース12によって封止する前の工程で、目標とする周波数に大まかに近づくように調整するための領域である。第2領域E2はケース12で封止した後の工程で、製品保証の範囲内となる周波数に合わせ込むように最終調整するための領域である。
図3に示したように、前記第1領域E1は、一部が所定の外部電極20によって遮蔽される領域を有し、前記第2領域E2は、所定の外部電極20により遮蔽されない領域を有している。この第2領域E2には少なくともビーム照射によって除去される周波数微調整痕26が形成される。この周波数微調整痕26は、調整される周波数の範囲に応じて水晶デバイスごとに異なる。
図4に示すように、前記周波数微調整痕26は、第1振動部21及び所定の外部電極20との関係において規定されており、第1振動部21を基準とした場合、図4(a),(b)の第1振動部21に形成されている溝部23の端部23aから少なくとも第1の所定距離L1だけ離れた位置に設けられる。また、所定の外部電極20を基準とした場合、図4(a)では外部電極20aの端部20a1から少なくとも第2の所定距離L2だけ離れた位置に設けられ、図4(b)では外部電極20a,20cのそれぞれの端部20a1,20c1から少なくとも第2の所定距離L2だけ離れた位置に設けられる。
本発明の一実施形態では、図4に示したように、第1の所定距離L1を40μmに設定し、第2の所定距離L2を20μmに設定した。これは、2mm角×0.5mmtの体積以下の超小型の水晶デバイスを想定したものであり、内蔵する水晶振動片の第2振動部のサイズ、あるいは、蒸着やスパッタリング等の製造工程における位置ずれ等を考慮して決定される。また、周波数調整をビーム照射によって行う場合、封止後の周波数調整領域である第2領域E2にビームが照射されると、この照射によっておよそ20μm程度の金属屑が飛散することが想定される。一方、ビーム照射の位置精度は10μm程度であり、このビームの広がりもφ20μm程度に抑えるのが限界となっている。
上記本実施形態で規定した第1の所定距離L1及び第2の所定距離L2は、ビーム照射による金属屑の飛散距離を考慮して規定されている。ここで、想定される金属屑の飛散状態を図4(b)の外部電極20a近辺を拡大した図5(a)及び図5(b)に基づいて説明する。図5(a)は周波数微調整痕26が第1の所定距離L1及び第2の所定距離L2として規定されている位置に形成される場合の質量調整金属膜25の飛散状態を想定した模式図であり、図5(b)は周波数微調整痕26が第1の所定距離L1及び第2の所定距離L2で規定されている範囲外に形成される場合の質量調整金属膜25の飛散状態を想定した模式図である。図5(b)に示したように、第1の所定距離L1が上記設定値以下になると、ショート不良箇所36として示されるように、飛散する金属屑35が第1振動部21に形成されている一対の励振電極24の間などに付着してしまい、ショートするなどのおそれがある。また、第2の所定距離L2が上記設定値以下になると、アライメント不良個所37として示されるように、飛散する金属屑35が外部電極20aの裏面側となる透明なケース12aの内側面(図6参照)に付着し、外部から見たときに飛散した前記金属屑35が外部電極20aの一部であるかのように重なった状態で認識されるおそれがある。このため、水晶デバイスの完成検査時において、製品の向きを揃えるための外部電極20aのアライメントを行う際、外部電極の形状が不良として判別されるおそれがあった。
上記問題に対して、図5(a)によれば、周波数微調整痕26が、近接する外部電極20aから第1の所定距離L1及び第2の所定距離L2で規定された範囲内に形成されることで、飛散した金属屑35が第1振動部21に形成されている一対の励振電極24の間などに付着することなく、また、外部電極20aが外部から変形して見えるのを防止することができる。これによって、周波数の微調整を行う際に、ショート等の不具合を防止し、外部電極のアライメントを確実に行うことができる。なお、図5では、外部電極20aを例にして説明したが、他の外部電極20cについても同様である。
図6は第2振動部22に形成される質量調整金属膜25の実施形態を断面図で示したものである。ここでは、第2振動部22が第1の平面F1の反対側に第2の平面F2を有し、第2の平面F2は少なくとも質量調整金属膜25の第2領域E2に対応する部分の平面を露出させた構成となっている。なお、前記第1の平面F1及び第2の平面F2は水晶面となっており、質量調整金属膜25は前記水晶面上に被着される励振電極24を介して形成されている。
図6(a)に示した実施形態は、外部電極20が形成されているケース12aと対向する第2振動部22の第1の平面F1に質量調整金属膜25を設ける一方、第1の平面F1と反対側の第2の平面F2には質量調整金属膜25を設けず、第2の平面F2全体を露出した構成となっている。これは、第2の平面F2に励振電極24や質量調整金属膜25があると、第1の平面F1から照射したビームBが第2の平面F2から抜ける際に、この抜けた部分の励振電極24や質量調整金属膜25が除去され、除去された金属屑がケース12b内に飛散し、振動腕等に再付着するおそれがある。その結果、周波数の変動やショートなどの不具合を生じる場合がある。これに対し、本実施形態では質量調整金属膜25と対向する第2の平面F2に励振電極24及び質量調整金属膜25が形成されていないため、このような問題が生じることがない。なお、ビームBはケース12aに対して略垂直に照射される。
図6(b)に示した実施形態は、外部電極20が形成されているケース12aと対向する第2振動部22の第1の平面F1に質量調整金属膜25を設けると共に、第1の平面F1と反対側の第2の平面F2にも質量調整金属膜25を設けた構成となっている。ただし、第2の平面F2には、第1の平面F1から照射されるビームBが貫通する箇所に励振電極24及び質量調整金属膜25が形成されておらず、その部分の第2の平面F2が露出した構成となっている。この実施形態では、周波数の調整幅を広く設定するために、第1の平面F1だけでなく、第2の平面F2にも質量調整金属膜25を形成するものであるが、少なくともビームBが貫通する部分の励振電極24及び質量調整金属膜25を予め除くことで、ケース12b側に飛散する金属屑の量を低減させることができる。
上記水晶デバイス10a,10bは、大判の集合ウェハから複数一括して生産することができる。図7は図1(a)に示した水晶デバイス10aを複数形成後にダイシングした集合ウェハ30aの平面図であり、図8は図1(b)に示した水晶デバイス10bを複数形成後にダイシングした集合ウェハ30bの平面図である。前記集合ウェハ30a,30bは、振動片ウェハと、この振動片ウェハを挟み込む一対のケースウェハとによって形成されている。
前記振動片ウェハには、図2に示した水晶振動片11が複数配列形成されている。また、前記ケースウェハには、振動片ウェハに形成されている振動本体部13をフリーに収容するキャビティ15を有するケース12が複数配列形成されている。この実施形態における前記各水晶振動片11は、図6(a)に示したように、外部電極20が形成されているケース12aと対向する第2振動部22の第1の平面F1に質量調整金属膜25を設け、第1の平面F1と反対側の第2の平面F2には質量調整金属膜25を設けない構成となっている。以下、上記集合ウェハ30a,30bによって形成される水晶デバイス10a,10bにおける周波数調整の各工程について説明する。なお、各工程で示す手順等は一例であり、これに限定されるものではない。
第1の工程は、一対のケースウェハによって封止する前の振動片ウェハにおいて、この振動片ウェハに形成されている各水晶振動片11の第2振動部22の少なくとも第1の平面F1の質量調整金属膜25をビーム照射する。このビーム照射によって、質量調整金属膜25を所定量除去することで周波数が粗調整される。この粗調整は、周波数変動率が高い第2振動部22の先端側に形成されている質量調整金属膜を中心に行うことで、迅速に目標周波数近辺まで落とし込むことができ、後述する封止後の微調整が容易となる。なお、後工程で微調整可能な範囲であれば、前記粗調整によって除去した部分に再度質量調整金属膜25を形成することも可能である。
第2の工程は、前記粗調整された振動片ウェハの両面側から、水晶振動片11ごとに、ケース12が複数配置された一対のケースウェハで挟み込み、図2(c)に示したように、各水晶振動本体部13を各ケース12のキャビティ15内に気密封止する。
第3の工程は、各水晶振動片11の第1の平面F1側に対応するケース12の外表面に、水晶振動片11と電気的に接続される外部電極20を形成する。この外部電極20は、パッケージ仕様によって、2端子と4端子とがある。図1(a)に示した水晶デバイス10aには、両極性の信号端子となる一対の外部電極20a,20bが形成されている。また、図1(b)に示した水晶デバイス10bには、両極性の信号端子となる一対の外部電極20a,20bの他に、GND又はNC(未接続)となる外部電極20c,20dが形成されている。
第4の工程は、前記外部電極20が形成されていない方のケースウェハをダイシングフレーム32によって保持されているダイシングテープ33に貼付し、個々の水晶デバイス10a,10bとなる領域に沿って、振動片ウェハ及び一対のケースウェハからなる3層構造の集合ウェハ30a,30bをダイシングする。このダイシングは、外部電極20a〜20dが形成されている方のケースウェハを上にした状態で、X軸方向及びY´軸方向に沿って設定されている複数のダイシングストリート31に沿って行われる。
第5の工程は、前記ダイシングされた各ケース12の外部から、ダイシングテープ33を貼付したままの状態で、質量調整金属膜25が形成されている第1の平面F1の各外部電極20により遮蔽されていない第2領域E2の所定箇所を所定時間ビーム照射する。このビーム照射は、ケース12に対して概ね直交する方向から水晶振動片11に向けて行われる。ビーム照射された箇所には、所定量削減された周波数微調整痕26が残り、この周波数微調整痕26の大きさが周波数の微調整量と対応する。なお、前記ビーム照射される第1の平面F1と反対側の第2の平面F2には質量調整金属膜25が形成されていないので、ビームが第2振動部22を貫通した場合であっても、下側のケース12のキャビティ15内における金属屑の付着を抑制することができる。
前記第5の工程では、図9に示すように、ビームBの照射範囲に干渉しない位置に配置した測定プローブ34を、信号端子である外部電極20a,20bに接触させて水晶振動片11から発生する周波数を測定しながら、第2領域E2内の質量調整金属膜25をビームBの照射によって削減調整する。ビーム照射による周波数微調整痕26の位置は、図4に示したように、第1振動部21に形成されている溝部23の端部23aから少なくとも第1の所定距離L1だけ離れた位置に設定され、外部電極20a,20cを基準とした場合は、それぞれの外部電極20a,20cの端部20a1,20c1から少なくとも第2の所定距離L2だけ離れた位置に設定される。
従来のセラミックパッケージによって形成された水晶デバイスは、導電性の接着剤で水晶振動片を搭載した後、レーザやイオンビームにより最終となる周波数調整を行い、その後気密のための蓋となる金属リッドなどでシールして完成させている。特に音叉型の水晶振動片の場合、電気的特性の重要な要素である等価直列抵抗値を向上させるため、封止時にパッケージ内部を高真空にすることが必須であるが、この真空度が変化することで、ATなどに比べより高比率で周波数も変化することが知られている。このため、最終の周波数調整後に行う、前記金属リッドで蓋をしてこの真空気密状態を作る工程において、リッドをシールする際に加わる熱の影響及び内在する液体のガス化による真空度劣化の程度は、水晶振動素子の固体差や、パッケージや接着剤の状態差が影響するため、封止前の周波数オフセットを行っても、最終製品の周波数偏差を小さくすることが困難であった。
これに対して、本発明ではケース12によって封止する前に粗調整を行った水晶振動片11に対して、ケース12で気密封止した後に、ケース12の外部から微調整を行うので、気密封止する際に発生するガスや熱等の影響のない状態で最終的な微調整を行うことができる。図4に示したように、周波数微調整痕26が各振動腕18の第1の振動部21に形成されている溝部23の端部23aから第1の所定距離L1だけ離れた位置に設けることによって、ビーム照射によって飛散した金属屑が前記溝部23に沿って形成されている励振電極に付着することがない。このため、水晶デバイスの振動特性に影響を及ぼすことなく、正確な周波数調整を行うことが可能となる。また、前記周波数微調整痕26が外部電極20a,20cのそれぞれの端部20a1,20c1から第2の所定距離L2だけ離れた位置に設定されることによって、外部電極20a,20cがビーム照射によって欠損するのを防止することができると共に、図5(b)に示したように、ビーム照射によって飛散した金属屑35が外部電極20a,20cと重なるようなケース12aの裏面側に再付着するのを防止することができる。これによって、完成検査装置や組立装置において、外部電極形状のアライメントをする際の認識エラーを低減させることができる。
次に、従来のセラミックパッケージ及びWLPにおいて周波数調整後に封止した水晶デバイスと、本発明のWLPにおいて封止後に周波数調整した水晶デバイスとの周波数分布について比較する。この比較は、同一の封止条件の下、同一の測定機器を用いて行った。従来のセラミックパッケージによる水晶デバイスにあっては、パッケージに収容する前の水晶振動片の所定の位置にビーム照射して周波数調整を施した後、密閉用の蓋となる金属リッドをパッケージに被せ、高真空の真空チャンバーを備えた封止装置内で、加熱(Auろう)、シームシール、電子ビームシールなどによって気密状態にしていた。このような方法では、真空中で調整した周波数が、その後行われる封止の熱や発生するガスなどにより変化してしまい、周波数オフセットを行っても、水晶振動片の個体差や封止後の真空状態の差などにより、図10(a)に示すような周波数偏差が生じていた。また、図10(b)に示すように、WLPによる水晶デバイスであっても、周波数調整後に封止した場合にあっては、図10(a)と比較しても、大きなバラツキを持った周波数分布となっている。これは、WLPの封止による影響が、金属リッドの電子ビームによる封止に比べて遥かに大きいためである。
これに対して本発明では、水晶振動片を一対のケースによってWLP封止した後、ケース外側からのビーム照射で付けられる周波数微調整痕26を、図4に示した位置に限定した。これによって、ビーム照射によって飛散した金属屑が、第1振動部21に形成されている励振電極に付着するのを防止することができ、図10(c)に示すように、周波数偏差も略ゼロに近づけることが可能となる。
B ビーム
E1 第1領域(粗調整用)
E2 第2領域(微調整用)
F1 第1の平面
F2 第2の平面
W1 第1幅
W2 第2幅
10a,10b 水晶デバイス
11 水晶振動片
12 ケース
13 振動本体部
14 フレーム部
15 キャビティ
17 基部
18 振動腕
19 接続部
20 外部電極
20a1 端部
20c1 端部
21 第1振動部
22 第2振動部
23 溝部
23a 端部
24 励振電極
25 質量調整金属膜
26 周波数微調整痕
30a,30b 集合ウェハ
31 ダイシングストリート
32 ダイシングフレーム
33 ダイシングテープ
34 測定プローブ
35 金属屑
36 ショート不良箇所
37 アライメント不良個所

Claims (13)

  1. 基部から延びる少なくとも一つの振動腕が、第1幅を有する第1振動部と、第1幅より幅広の第2幅を有する第2振動部と、を有し、第2振動部の少なくとも第1の平面に質量調整金属膜が形成される水晶振動片と、
    水晶振動片を気密封止するケースと、
    前記ケースの前記第1の平面側の外表面に設けられる外部電極と、を備える水晶デバイスであって、
    前記質量調整金属膜は、前記外部電極により遮蔽される第1領域と、遮蔽されない第2領域と、を有し、
    前記第2領域には少なくとも周波数微調整痕が形成される水晶デバイス。
  2. 前記振動腕の第1の振動部には少なくとも一つの溝部が形成され、この溝部の端部から少なくとも第1の所定距離だけ離れた位置に、前記周波数微調整痕が形成されている請求項1に記載の水晶デバイス。
  3. 前記外部電極の端部から少なくとも第2の所定距離だけ離れた位置に、前記周波数微調整痕が形成されている請求項1に記載の水晶デバイス。
  4. 前記第1の所定距離は40μmである請求項2に記載の水晶デバイス。
  5. 前記第2の所定距離は20μmである請求項3に記載の水晶デバイス。
  6. 前記ケースは、少なくとも一部が透明である請求項1に記載の水晶デバイス。
  7. 前記ケースは、水晶振動片が収容されるキャビティを有する請求項1又は6に記載の水晶デバイス。
  8. 前記ケースは、水晶振動片を両面側から挟み込む一対のケース部材を備え、ケース部材の少なくとも一方が水晶によって形成されている請求項1、6、7のいずれかに記載の水晶デバイス。
  9. 前記水晶振動片、ケースがウェハレベルパッケージからなる請求項1、6、7、8のいずれかに記載の水晶デバイス。
  10. 前記第2振動部が前記第1の平面の反対側に第2の平面を有し、第2の平面は少なくとも質量調整金属膜の第2領域に対応する部分の平面が露出している請求項1に記載の水晶デバイス。
  11. 振動片ウェハには水晶振動片が複数配置され、各水晶振動片の少なくとも第1の平面に形成された質量調整金属膜の膜厚をビーム照射により調整して周波数を粗調整する工程と、
    各水晶振動片の周波数を粗調整した振動片ウェハの両面側から、水晶振動片ごとにケースが複数配置された一対のケースウェハで挟み込み、各水晶振動片を各ケース内に気密封止する工程と、
    各水晶振動片を各ケース内に気密封止した一方のケースウェハの外表面に、前記水晶振動片と電気的に接続される外部電極を形成する工程と、
    他方のケースウェハの外表面にダイシングテープを貼付し、ケースごとにダイシングする工程と、
    前記ダイシングされた各ケースの外部から、ダイシングテープを貼付したままの状態で、質量調整金属膜の膜厚をビーム照射により調整して周波数を微調整する工程と、を備える水晶デバイスの周波数調整方法。
  12. 前記周波数を微調整する工程において、
    前記ビーム照射に干渉しない位置に配置した測定プローブを、前記外部電極に接触させて周波数を測定しながら、該外部電極により遮蔽されない領域の前記質量調整金属膜の膜厚を前記ビーム照射により調整する請求項11に記載の水晶デバイスの周波数調整方法。
  13. 前記ビーム照射は、前記水晶振動片の前記質量調整金属膜が形成された第1の平面とは反対側の第2の平面が露出した状態で行われる請求項11又は12に記載の水晶デバイスの周波数調整方法。
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