JP2019215234A - パルス発生装置 - Google Patents

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【課題】需要家用パルス出力機能を備えていないスマートメータにおいても、パルス検出型の電力監視機器を利用することを可能とするパルス発生装置の提供。【解決手段】高圧用電力量計50から検出されたパルスに基づいて電力量を監視する電力監視機器61に接続されるパルス発生装置10であって、電力量データの出力機能付き電力量計30から取得した電力量のデジタルデータに基づき、高圧用電力量計50から検出されるパルスと同等の疑似パルスを生成し、電力監視機器61に送信するパルス発生装置および同装置を備えるシステム。【選択図】図4

Description

本発明は、スマートメータから取得した電力使用状況データに基づき疑似パルスを発生するパルス発生装置に関する。
従来、電力会社と高圧受電の需要家で契約される電気料金の基本料金は、最大デマンド値に基づき決定されている。デマンド値は、「デマンド時限」と呼ばれる時間間隔で算出され、例えばデマンド時限が30分の場合、30分間の消費電力量Pからもとめた平均使用電力(kW)が30分デマンド値と呼ばれ、1箇月の中での最大の30分デマンド値が電気料金算出の基礎となる最大デマンド値となる。電気料金は、過去の所定期間の最大デマンド値に基づき決定され、最大デマンド値が増加し記録されると、以降一定期間の電気料金はその最大デマンド値に拘束される。
そのため、需要家は、消費電力の傾向から、デマンド時限における予測デマンド値を算出し、予測デマンド値が基準値を超過することが見込まれる場合には警報を出力したり、負荷を切り離したりして消費電力を低減する電力デマンド値監視装置を利用して、電気料金の削減を図っている(例えば、特許文献1および2)。
ところで、昨今、電気の使用量を計量する電力量計のスマートメータへの置き換え作業が進められており、2020年代半ばまでには全ての電力量計がスマートメータへ置き換えられることが計画されている。スマートメータは、30分ごとの電力量を計測して保持する機能を持ち、外部との通信を行うことで、デジタルデータでの使用電力量等の取得ができ、自動検針やEMS(Energy Management System)への利用などが可能になると言われている。
スマートメータから電力等使用情報を取得するルートとしては、Aルート:スマートメータと電力事業者を結ぶネットワーク、Bルート:スマートメータと建物内の電子機器を結ぶネットワーク、Cルート:第三者(サービス事業者)が需要家にサービスを提供するためのネットワークがあり、このうちBルートは、需要家がスマートメータと直接通信することができ、データ取得サイクルが短く、詳細な電力データを取得できることから、省エネ化への対応等に活用できることが期待されている。
特開2000−9757号公報 特開2000−10489号公報
現在普及している高圧以上のスマートメータは、需要家に対する「需要家提供パルス」出力端子を備えており、このパルス出力端子から出力されるパルスを利用して、従来の通信機能を有しない電力量計に対応した電力デマンド値監視装置等の電力監視機器を使用することが可能である。現在のところ、需要家に対する提供はこの「電気的パルスの提供」と「通信によるデジタルデータの提供」の2つを具備していることになる。しかしながら、スマートメータは電力会社の資産であり、現在はサービスで取り付けられている需要家用パルス出力端子が今後も永続的に取り付けられるかの保証はない。需要家用パルス出力機能が無くなった場合、計量パルスを利用した需要家資産で設置した電力監視機器を継続利用することができなくなるという問題が生じる。
そこで、本発明は、需要家用パルス出力機能を備えていないスマートメータにおいても、パルス検出型の電力監視機器を利用することを可能とするパルス発生装置を提供することを目的とする。
本発明のパルス発生装置は、高圧用電力量計から検出されたパルスに基づいて電力量を監視する電力監視機器に接続されるパルス発生装置であって、電力量データの出力機能付き電力量計から取得した電力量のデジタルデータに基づき、前記高圧用電力量計から検出されるパルスと同等の疑似パルスを生成し、前記電力監視機器に送信することを特徴とする。
上記パルス発生装置において、クロック信号に基づき単位設定時間間隔で電力量のデジタルデータを取得し、記憶部に記憶すること、記憶部に記憶した電力量のデジタルデータに基づきパルス発生関数を算出し、パルス発生関数に基づき疑似パルスを生成することを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、前記パルス発生関数が、記憶部に記憶した過去の電力量のデジタルデータ群に基づき予測した直近の電力量に基づき生成する疑似パルスの数および周期を定めるものであることを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、前記パルス発生関数が、記憶部に記憶した直近の電力量のデジタルデータに基づき生成する疑似パルスの数および周期を定めるものであることを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、前記パルス発生関数が定める疑似パルスの発生周期が、一定であることを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、電力量データの出力機能付き電力量計から取得した30分積算電力値と単位設定時間間隔で前記記憶部に記憶した電力量から算出した30分積算電力値との誤差を補正する補正用疑似パルスを生成する機能を備えることを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、電力量データの出力機能付き電力量計から取得した日積算電力値と単位設定時間間隔で前記記憶部に記憶した電力量から算出した日積算電力値との誤差を補正する補正用疑似パルスを生成する機能を備えることを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、前記30分積算電力値との誤差および/または前記日積算電力値との誤差を、前記単位設定時間の2倍以上長い補正時間の間、補正用疑似パルスを生成することにより補正することを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、前記高圧用電力量計から検出される電流パルスと同等の疑似電流パルスまたは前記高圧用電力量計から検出される計量パルスと同等の疑似計量パルスを選択して生成する機能を備えることを特徴としてもよい。
上記パルス発生装置において、前記疑似パルスのパルス幅を調整する機能を備えることを特徴としてもよい。
本発明の電力監視システムは、高圧受電の電力需要家用である電力量計から検出されたパルスに基づいて電力量を監視する電力監視機器と、上記パルス発生装置と、を備える電力監視システムである。
本発明によれば、需要家用パルス出力機能を備えていないスマートメータにおいても、パルス検出型の電力監視機器を利用することが可能となる。
従来の通信機能を有しない電力量計と電力監視機器の接続を説明する図である。 スマートメータのパルス出力端子とパルス検出型電力監視機器との接続を説明する図である。 スマートメータの通信部とデータ通信型電力監視機器との接続を説明する図である。 本発明のパルス発生装置と電力監視機器との接続を説明する図である。 本発明のパルス発生装置のブロック図である。 疑似パルスの生成フローを説明する図である。 過去の電力量データをもとに生成される疑似パルスを説明する図である。 疑似パルスの発生周期の補正フローを説明する図である。 Bルート経由で実測した電力量データを用いたシミュレーション結果を示すグラフである。
図1は、従来の通信機能を有しない高圧用電力量計50とパルス検出型電力監視機器61の接続を説明する図である。
高圧用電力量計50は、パルス出力端子51を備えた取引用電力量計である。パルス検出器52は、パルス出力端子51から出力された電流パルスを検出し、ケーブル53に電流パルスを送信する。パルス変換器54は、電流パルスを電力監視機器61の仕様にあった計量パルス(例えば50,000Pulse/kWhの電流パルスを1Pulse/kWhに換算した計量パルス)に変換し、電力監視機器61に送信する。なお、電力監視機器61がパルス変換機能を備えている場合には、パルス変換器54を介さずに、パルス検出器52と電力監視機器61とを直結する場合もある。
電力監視機器61は、例えば電力デマンド値監視装置であり、高圧用電力量計50から出力される計量パルスに基づいて最大需要電力を常時監視し、高負荷電力の使用により契約電力を超過する最大需要電力の発生が予測されるときには、液晶ディスプレイ等の表示部に警告メッセージを表示するのと共に警報音を出力する。
電力監視機器61は、上位の監視装置(例えばパルス使用型EMS)に接続される場合もあり、例えば複数の工場やビルなどの電力監視をまとめて遠隔でおこなう場合は、パルス計数しデジタル化した電力量データを上位監視装置などと通信によりやりとりする場合もある。
図2は、スマートメータ30とパルス検出型電力監視機器61の接続を説明する図である。
スマートメータ30は、電力量計として機能する高圧用電気メータ31と、パルス出力端子32と、通信部33とから構成された、電力量データの出力機能付き電力量計である。
パルス出力端子32は、従来の高圧用電力量計50と同様の電流パルスを発信する端子である。
パルス検出器52、ケーブル53、パルス変換器54および電力監視機器61は、図1と同様であるので説明を省略する。
通信部33は、Aルート56経由で通信を行うAルート通信部と、Bルート55経由で通信を行うBルート通信部とを備えている。Aルート通信部は、Aルート56を介して無線などの手段で電力事業者との通信を可能とし、Bルート通信部はBルート通信ケーブル55を介して建物内の電子機器との通信を可能とする。実施形態例に係るBルート通信部は、Echonet Lite規格を用いている。
HEMS(Home Energy Management System)70は、各需要家における個々の電力消費機器の電力消費量を収集し、制御するシステムであり、データ通信ケーブル55を介してスマートメータ30と需要家の使用電力量等を通信する。HEMS70に代え、BEMS(Building Energy Management System)やFEMS(Factory Energy Management System)が接続されてもよい。
図3は、スマートメータ30が備える通信部33とデータ通信型電力監視機器62との接続を説明する図である。
電力監視機器62は、Bルート経由でスマートメータ30と通信を行うBルート通信部を備えている。Bルート通信部を備える電力監視機器62によれば、従来の電力監視機器61と同様の電力監視を行うことができる。しかし、従来のパルス検出型の電力監視機器61を備える需要家にとっては、データ通信型電力監視機器62をリプレイス導入するために多額の設備投資費用が必要となる。
図4は、本発明のパルス発生装置10とパルス検出型電力監視機器61との接続を説明する図である。
パルス検出器52、パルスケーブル53および電力監視機器61は、図1と同様であるので説明を省略する。
図5に示すように、パルス発生装置10は、第1通信部11と、第2通信部12と、コネクタ部13と、制御部14と、表示部15と、操作部16と、パルス発生プログラムが記憶された記憶部17と、クロック生成部18と、パルス生成部19とを備えている。
第1通信部11は、スマートメータ30とBルート経由で双方向通信することを可能とするための通信モジュールを備えて構成され、Echonet Lite規格に準じた通信モジュールにより構成される。
第2通信部12は、疑似パルスをパルスケーブル53に出力する電気的パルス出力端子を備えている。
コネクタ部13は、パルス発生装置10に電源供給したり、外部機器やセンサデバイス等と情報通信したりするためのコネクタを備えて構成され、例えば、USBコネクタを備えて構成される。
制御部14は、記憶部17から読み出したパルス発生のためのプログラムを実行するための、クロックおよびプロセッサを備えて構成される。
表示部15は、電源のON/OFF、通信の確立などを知らせるための表示装置であり、例えば、LEDインジケータや液晶パネルにより構成される。
操作部16は、電源のON/OFF、警報ブザーを停止するためのものであり、1つ以上のボタンおよび/または表示部15に表示されたソフトウェアボタンにより構成される。
記憶部17は、消費電力や温湿度等の各種データおよびプログラム等を格納するための記憶装置であり、例えば不揮発性メモリ、HDD、SSD(Solid State Drive)等のメディアを備えて構成される。記憶部17には、疑似計量パルスを出力する設定値およびパルス発生プログラムが記憶されている。パルス発生プログラムは、従来のパルス検出器52から出力される電流パルスに換算した疑似電流パルスを生成する機能と、従来のパルス変換器54から出力される計量パルスに換算した疑似計量パルスを生成する機能とを備えている。パルス生成部19に疑似電流パルスを生成させるか、疑似計量パルスを生成させるかは、操作部16で設定することが可能である。また、疑似パルスのパルス幅についても、電力監視機器61の仕様に応じて、任意のパルス幅(例えば、ON=10ms、OFF=10mS)を操作部16で設定することが可能である。
図6を参照しながら、疑似パルスの生成フローについて説明する。
パルス発生プログラムは、第1通信部11を介してBルート経由でスマートメータ30から電力量データ(i)を取得する(STEP61)。ここで、「i」は、単位設定時間(例えば10秒)が経過する毎に1ずつ増加する整数値を意味している(図7参照)。スマートメータ30は、需要家の電力使用状況データ(電力消費データと発電データを含む)をリアルタイムで計測・計量しており、パルス発生プログラムはBルート経由で任意時点の電力使用状況データが入手可能である。
続いて、前置処理として、リミッタ、加算フィルタ等を用いてノイズ除去し、ノイズ除去された電力量データ(i)を記憶部17に記憶する(STEP62)。Bルートから提供される情報は、不定周期で変化する離散量であり、量子化誤差、データ欠損などのノイズを含んでいるからである。
続いてパルス発生プログラムは、蓄積した過去の電力量データ群から発生させるパルスの数および周期を定めるパルス発生関数(i+1)を算出し、記憶部17に記憶する(STEP63)。出力される疑似パルスの周波数が一定となるように(好ましくは、周波数が一定かつ滑らかに変化するように)パルス発生関数(i+1)を作成することが好ましい。
パルス発生プログラムは、STEP63で算出したパルス発生関数(i+1)に基づき、パルス生成部19で疑似パルス(i+1)を生成し、第2通信部12より疑似パルスを出力させる(STEP64)。本実施形態では、パルス発生プログラムは、Bルート経由でスマートメータ30から電力量データ(i+1)を取得する前に、パルス発生関数(i+1)に基づき予測される疑似パルスを生成するが、これとは異なり、単位設定時間(例えば10秒)だけ古い電力量データ(i)に基づく疑似パルスを生成する仕様を採用してもよい。
パルス発生プログラムは、単位設定時間の経過により出力されたクロック生成部18からのクロック信号に基づいて、単位設定時間(例えば10秒)の経過ごとにiの値を1増加して、Bルート経由でスマートメータ30から次の電力量データを取得する(STEP65,66)。以上のSTEP61〜66は、パルス発生装置10の稼働中、継続して実行される。
また、パルス発生プログラムは、疑似パルスの発生周期の補正機能を備えている。
Bルートデータは、ゆらぎのある時間間隔T秒(例えばT1、T2、T3・・・)の電力使用量EkWh(例えばE1、E2、E3・・・)しか分からないため、急激に電力使用量が変化したとしても、情報伝送タイミングに依存するT秒後に、電力使用量が一気にEだけ増加するような段階的な変化値しか分からないという問題がある。ここで、(1)T秒が長い、(2)E(電力使用量)が大きい、(3)Bルート1digitの電力量が大きい(例えば、1digit=1kWh)、(4)何らかの事情により、Bルートデータの欠損が生じる場合がある、などの理由によって、パルス発生関数(i+1)の計算が不正確になる可能性がある。現行のパルスはアナログ情報であるのに対して、Bルートデータはデジタル情報であり滑らかでないことから、TおよびEのデータを利用して、より細やかな時間毎(t秒:t<T)の電力使用量(ekWh:e<E)の変化として捉えられるよう疑似パルスを発生させるしくみを提供することが求められている。
図8および図9を参照しながら、疑似パルスの発生周期の補正機能を説明する。
上述のSTEP61〜66の継続中、30分間隔のデマンド時限が経過すると、パルス発生プログラムは、Bルート経由でスマートメータ30から30分積算電力値S1(t)を取得する(STEP71,72)。30分毎に提供される積算電力量値S(t)は、計量法に基づく高精度情報であり、STEP61で取得される電力量データと比べ1桁以上高精度である。続いて、パルス発生プログラムは、Bルート経由で取得した電力量データ(i)の30分積算電力値S1’(t)とBルート経由で取得した30分積算電力値S1(t)とを比較し、次のデマンド時限が経過する前の任意のタイミング(好ましくは次の単位設定時間)に補正用パルス発生関数と補正時間を算出する(STEP73)。補正用パルス発生関数は、出力される補正用疑似パルスの周波数が一定となるように作成することが好ましい。補正時間は、単位設定時間の例えば2〜600倍(または20秒〜20分)の範囲で設定することが開示されるが、単位設定時間の3倍以上(または30秒以上)とすることがより好ましく、4倍以上(または40秒以上)とすることが更に好ましい。補正時間が短いと、パルス検出型電力監視機器61が誤動作するおそれがあるからである。
パルス発生プログラムは、補正されたパルス発生関数と補正時間に基づき補正時間の間(例えば、60〜180秒)、通常よりも疑似パルス発生量を増加または減少し、30分誤差が是正されるようにする(STEP74)。例えば、図9に示すように、30分積算電力値S1(t)と比べ30分積算電力値S1’(t)が少ない場合には、パルス発生プログラムは補正時間の間、誤差が是正されるように疑似パルスの発生周期を通常時より短くする。図9とは逆に、30分積算電力値S1(t)と比べ30分積算電力値S1’(t)が多い場合には、パルス発生プログラムは、誤差が是正されるように疑似パルスの発生周期を通常時より長くする。
なお、STEP73において補正時間の算出は行わず、補正時間を予め定めた固定時間とする仕様としてもよい。
1日が経過すると、パルス発生プログラムは、Bルート経由でスマートメータ30から日積算電力値S2を取得する(STEP75,76)。1日毎に提供される積算電力量値S2は、30分積算電力値S1(t)と同様、計量法に基づく高精度情報である。続いて、パルス発生プログラムは、Bルート経由で取得した電力量データ(i)の日積算電力値S2’とBルート経由で取得した日積算電力値S2とを比較し、翌日の任意のタイミング(好ましくは次の単位設定時間)に補正用パルス発生関数と補正時間を算出する(STEP77)。パルス発生プログラムは、補正されたパルス発生関数と補正時間に基づき補正時間の間(例えば、60〜180秒)、通常よりも疑似パルス発生量を増加または減少し、日誤差が是正されるようにする(STEP78)。
図9は、高圧受電の需要家設備において、Bルート経由で実測した電力量データを用いたシミュレーション結果を示すグラフである。同図から、Bルート経由実測値と30分積算電力値との間に生じた誤差を、補正用疑似パルスの出力により是正できることが確認された。
以上に説明した本発明のパルス発生装置10によれば、将来的に需要家用パルス出力端子を備えていないスマートメータに置き換えられることになった場合においても、従来のパルス検出型電力監視機器61を継続して利用することが可能となる。パルス出力機能は、スマートメータの必要仕様とされていないところ、将来的には、パルス出力機能を有しないスマートメータが提供されることは充分考えられる。スマートメータを含む電力量計は計量法上、検定有効期間7年の満了の度に取り換える必要があるところ、電力会社がパルス出力機能を有しないスマートメータに取り換えた場合でも、パルス発生装置10を設置しておけばパルス検出型電力監視機器61を継続利用することが可能である。
また、疑似電流パルスまたは疑似計量パルスを選択して生成する機能や疑似パルスのパルス幅を調整する機能を備えているので、様々な環境の需要家設備において、本発明のパルス発生装置10を利用することが可能である。
また、30分積算電力値S1および日積算電力値S2との誤差を是正する補正用疑似パルスを出力する機能を備えているので、パルス検出型電力監視機器61に正確なパルス信号を送信することが可能である。
10 パルス発生装置
11 第1通信部
12 第2通信部
13 コネクタ部
14 制御部
15 表示部
16 操作部
17 記憶部
18 クロック生成部
19 パルス生成部
30 スマートメータ(電力量データの出力機能付き電力量計)
31 高圧用電気メータ
32 パルス出力端子
33 通信部
50 高圧用電力量計
51 パルス出力端子
52 パルス検出器
53 ケーブル
54 パルス変換器
61 パルス検出型電力監視機器
62 データ通信型電力監視機器
70 HEMS

Claims (11)

  1. 高圧用電力量計から検出されたパルスに基づいて電力量を監視する電力監視機器に接続されるパルス発生装置であって、
    電力量データの出力機能付き電力量計から取得した電力量のデジタルデータに基づき、前記高圧用電力量計から検出されるパルスと同等の疑似パルスを生成し、前記電力監視機器に送信するパルス発生装置。
  2. クロック信号に基づき単位設定時間間隔で電力量のデジタルデータを取得し、記憶部に記憶すること、
    記憶部に記憶した電力量のデジタルデータに基づきパルス発生関数を算出し、パルス発生関数に基づき疑似パルスを生成することを特徴とする請求項1に記載のパルス発生装置。
  3. 前記パルス発生関数が、記憶部に記憶した過去の電力量のデジタルデータ群に基づき予測した直近の電力量に基づき生成する疑似パルスの数および周期を定めるものであることを特徴とする請求項1または2に記載のパルス発生装置。
  4. 前記パルス発生関数が、記憶部に記憶した直近の電力量のデジタルデータに基づき生成する疑似パルスの数および周期を定めるものであることを特徴とする請求項1または2に記載のパルス発生装置。
  5. 前記パルス発生関数が定める疑似パルスの発生周期が、一定であることを特徴とする請求項3または4に記載のパルス発生装置。
  6. 電力量データの出力機能付き電力量計から取得した30分積算電力値と単位設定時間間隔で前記記憶部に記憶した電力量から算出した30分積算電力値との誤差を補正する補正用疑似パルスを生成する機能を備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載のパルス発生装置。
  7. 電力量データの出力機能付き電力量計から取得した日積算電力値と単位設定時間間隔で前記記憶部に記憶した電力量から算出した日積算電力値との誤差を補正する補正用疑似パルスを生成する機能を備えることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載のパルス発生装置。
  8. 前記30分積算電力値との誤差および/または前記日積算電力値との誤差を、前記単位設定時間の2倍以上長い補正時間の間、補正用疑似パルスを生成することにより補正することを特徴とする請求項6または7に記載のパルス発生装置。
  9. 前記高圧用電力量計から検出される電流パルスと同等の疑似電流パルスまたは前記高圧用電力量計から検出される計量パルスと同等の疑似計量パルスを選択して生成する機能を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のパルス発生装置。
  10. 前記疑似パルスのパルス幅を調整する機能を備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のパルス発生装置。
  11. 高圧受電の電力需要家用である電力量計から検出されたパルスに基づいて電力量を監視する電力監視機器と、
    請求項1ないし10のいずれかに記載のパルス発生装置と、
    を備える電力監視システム。
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