JP2019214005A - 活性炭処理システムと同システムにおける活性炭塔の熱水殺菌方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱水殺菌の際に熱水のリークが発生しにくく、かつコストへの影響が抑制された活性炭処理システムを提供する。【解決手段】活性炭処理システム1は、活性炭が充填される活性炭塔11,21と、活性炭塔11,21に原水を供給する原水供給ラインL1〜L5と、活性炭塔11,21で処理された処理水を送水する処理水ラインL6,L7と、処理水ラインL6,L7から分岐して原水供給ラインL4,L5に接続された還流ラインL8〜L12と、還流ラインL10上に設けられ、還流ラインL8〜L12を流通する水を加熱する加熱装置51と、を有している。活性炭塔11と原水供給ラインL4と処理水ラインL6と還流ラインL8,L10,L11は、加熱装置51で生成された熱水が循環する熱水循環系61を構成する。熱水循環系61は、熱水循環系61を熱水が流れるときに開放状態を維持する弁10を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、活性炭処理システムと同システムにおける活性炭塔の熱水殺菌方法に関する。
食品製造プロセス等において、水の脱臭脱色を目的として活性炭が充填された活性炭塔が用いられている(特許文献1,2)。活性炭は一定時間通水すると微生物が繁殖するため、定期的に熱水殺菌が行われることがある。
特開平5−92182号公報 特開平5−92183号公報
活性炭塔の熱水殺菌を行う際、熱水の有効利用のため、活性炭塔を含む熱水循環系を一時的に構成し、活性炭塔から流出した熱水を活性炭塔に戻し熱水を循環通水することがある。しかしながら、熱水循環系が熱水によって加圧されることで、活性炭塔と配管の接続部や、熱水循環系を構成する配管同士の接続部から熱水のリークが発生する可能性がある。このため、活性炭塔に半開放型の膨張タンク(バッファタンク)を設けることがある。膨張タンクは熱水循環系の圧力上昇を緩和するため、上述のリークが発生しにくくなる。しかしながら,膨張タンクを設置するためのコストの増加や設置スペースの確保などの問題があり、解決が望まれている。
本発明は熱水殺菌の際に熱水のリークが発生しにくく、かつコストへの影響が抑制された活性炭処理システムと、同システムにおける活性炭塔の熱水殺菌方法を提供することを目的とする。
本発明の活性炭処理システムは、活性炭が充填される活性炭塔と、活性炭塔に原水を供給する原水供給ラインと、活性炭塔で処理された処理水を送水する処理水ラインと、処理水ラインから分岐して原水供給ラインに接続された還流ラインと、還流ライン上に設けられ、還流ラインを流通する水を加熱する加熱装置と、を有している。活性炭塔と原水供給ラインと処理水ラインと還流ラインは、加熱装置で生成された熱水が循環する熱水循環系を構成する。熱水循環系は、熱水循環系を熱水が流れるときに開放状態を維持する弁を有している。
本発明の活性炭塔の熱水殺菌方法は、活性炭が充填される活性炭塔と、活性炭塔に原水を供給する原水供給ラインと、活性炭塔で処理された処理水を送水する処理水ラインと、処理水ラインから分岐して原水供給ラインに接続された還流ラインと、を有する活性炭処理システムにおける活性炭塔の熱水殺菌方法であって、当該熱水殺菌方法は、活性炭塔と原水供給ラインと処理水ラインと還流ラインとによって構成される熱水循環系に熱水を循環させることと、熱水循環系を熱水が流れるときに、熱水循環系に設けられた弁を開放状態に維持することと、を有する。
本発明によれば、熱水循環系は、熱水循環系を熱水が流れるときに開放状態を維持する弁を有している。熱水循環系は、熱水循環系を熱水が流れるときに、当該弁を介して、系外に圧力的に開放された状態を維持する。従って、本発明によれば、熱水殺菌の際に熱水のリークが発生しにくく、かつコストへの影響が抑制された活性炭処理システムと、同システムにおける活性炭塔の熱水殺菌方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る活性炭処理システムの概略図である。 通常運転時における活性炭処理システムの水の流れを示す図である。 熱水殺菌時における活性炭処理システムの熱水の流れを示す図である。
図面を参照して本発明の一実施形態に係る活性炭処理システム1の構成について説明する。本発明の活性炭処理システム1は原水の脱臭脱色が必要とされる食品製造プラントに好適に適用できるが、活性炭の熱水殺菌が必要なあらゆる設備に適用することができる。図1を参照すると、活性炭処理システム1は、活性炭が充填される第1及び第2の活性炭塔11,21を有している。第1及び第2の活性炭塔11,21には第1〜第5の原水供給ラインL1〜L5によって原水(市水ないし井水)が供給される。第1の原水供給ラインL1は原水の供給源(図示せず)に接続され、第1の分岐点P1で第2及び第3の原水供給ラインL2,L3に分岐している。第4の原水供給ラインL4は第2の原水供給ラインL2と第4の還流ラインL11とが合流する第2の合流点P2と第1の活性炭塔11とを接続している。第5の原水供給ラインL5は第3の原水供給ラインL3と第5の還流ラインL12とが合流する第3の合流点P3と第2の活性炭塔21とを接続している。第4及び第5の原水供給ラインL4,L5はそれぞれ、第1及び第2の活性炭塔11,21の上部、好ましくは天板13,23に接続されている。第2の原水供給ラインL2と第3の原水供給ラインL3にはそれぞれ第1の弁V1と第2の弁V2が設けられている。第1及び第2の弁V1,V2は第1及び第2の活性炭塔11,21の運転切り替えの他、熱水殺菌時に原水の供給を停止して熱水循環系61(図3参照)を構成する目的で設けられている。
第1及び第2の活性炭塔11,21は同じ構造を有しており、原水の処理量に応じて2基の同時並行運転、1基のみの単独運転が可能とされている。第1及び第2の活性炭塔11,21は天板13,23と側壁12,22と底板14,24とからなる円筒形の容器の内部に活性炭が充填されたものである。第1及び第2の活性炭塔11,21の内部には多数の開口を備えた円形の保持板15,25が設けられ、保持板15,25の上に砂利層16,26と活性炭層17,27がこの順で形成されている。第4及び第5の原水供給ラインL4,L5によって第1及び第2の活性炭塔11,21の上部に供給された原水は、活性炭層17,27を通過して塩素成分などが除去され、さらにその下方の砂利層16,26及び保持板15,25の開口を通過して活性炭塔11,21の下部空間18,28に流出する。砂利層16,26は微粉末状の活性炭を保持するとともに、活性炭の下部空間18,28への流出を抑制する。
第1及び第2の活性炭塔11,21の底板14,24には第1及び第2の活性炭塔11,21で処理された処理水を送水する第1及び第2の処理水ラインL6,L7が接続されている。第1及び第2の処理水ラインL6,L7には第1及び第2の活性炭塔11,21から流出する可能性のある活性炭を捕捉するための第1及び第2のフィルタ31,41が設けられている。また、第1及び第2の処理水ラインL6,L7の第1及び第2のフィルタ31,41の上流側には第1及び第2のポンプ32,42が設けられている。第1及び第2のポンプ32,42は通常の運転モードで処理水を移送するとともに、熱水殺菌モードで熱水を熱水循環系61に沿って循環させる。第1及び第2の処理水ラインL6,L7は第7の合流点P7で合流し、その下流で純水製造装置などの他の水処理装置(図示せず)に接続されている。第1の処理水ラインL6と第2の処理水ラインL7にはそれぞれ第3の弁V3と第4の弁V4が設けられている。第3及び第4の弁V3,V4は、通常の運転モードで処理水を下流側の水処理設備に移送するとともに、熱水殺菌時に熱水循環系61を構成する。
第1及び第2の処理水ラインL6,L7は第1〜第5の還流ラインL8〜L12によって第4及び第5の原水供給ラインL4,L5に接続されている。第1の還流ラインL8は第1の処理ラインL6から第4の分岐点P4で、第2の還流ラインL9は第2の処理ラインL7から第5の分岐点P5でそれぞれ分岐し、第6の合流点P6で合流して第3の還流ラインL10となる。第3の還流ラインL10は第8の分岐点P8で第4及び第5の還流ラインL11,L12に分岐している。第4の還流ラインL11は第2の合流点P2で第2の原水供給ラインL2と合流し、第5の還流ラインL12は第3の合流点P3で第3の原水供給ラインL3と合流している。第1の還流ラインL8と第2の還流ラインL9にはそれぞれ第5の弁V5と第6の弁V6が設けられている。また、第4の還流ラインL11と第5の還流ラインL12にはそれぞれ第7の弁V7と第8の弁V8が設けられている。第5〜第8の弁V5〜V8は通常の運転モードでは閉じられているが、熱水殺菌時に開かれ熱水循環系61を構成する。
第3の還流ラインL10上には、第3の還流ラインL10を流通する水を加熱する加熱装置51が設けられている。加熱装置51は蒸気供給ラインL13から供給される高温蒸気と第3の還流ラインL10を流通する水との間で熱交換を行う熱交換器であるが、第3の還流ラインL10を流通する水を加熱することができる限り加熱装置51の種類は問わない。加熱装置51は第1及び第2の活性炭塔11,21の熱水殺菌を行うための熱水を生成する。加熱装置51で熱交換された蒸気は加熱装置51の下流側で第4の排水部D4に排水される。蒸気供給ラインL13には第12の弁V12が設けられている。
第3の還流ラインL10には第3の還流ラインL10内の圧力を調整する調整弁(第9の弁)V9が設けられている。調整弁V9は、第2の合流点P2(第4の還流ラインL11と第2の原水供給ラインL2の接続部)と加熱装置51の間で、且つ、第3の合流点P3(第5の還流ラインL12と第3の原水供給ラインL3の接続部)と加熱装置51との間(本実施形態では、第8の分岐部P8と加熱装置51との間になる)に設けられている。調整弁V9は所定の第1の設定圧力に達すると開き、所定の第2の圧力を下回ると閉じる自動弁である。調整弁V9には排水ラインL16が接続されており、排水ラインL16は調整弁V9が開放されたときに熱水を第3の排水部D3に排出する。調整弁V9は加熱装置51の上流側、すなわち加熱装置51と第6の合流部P6との間に設けられてもいいが、加熱装置51の下流側に設けることが好ましく、加熱装置51の下流側近傍に設けることがさらに好ましい。換言すれば、調整弁V9は第2の合流点P2より加熱装置51に近く、且つ、第3の合流点P3より加熱装置51に近い位置に設けられていることが好ましい。加熱装置51の下流側近傍は第3の還流ラインL10の温度、圧力が最も高くなっているため、この位置に設けることで調整弁V9をより確実に開放させることができる。調整弁V9は後述する第10及び第11の弁V10,11が何らかの原因で作動(開放)しなかった場合に熱水循環系61の圧力の増加を緩和する機能を有している。従って、調整弁V9の代わりに圧力を検知して開閉するコントロール弁を用いる方法や、第3の還流ラインL10に圧力計を設け、圧力計の指示値に応じて第3の還流ラインL10の圧力を調整する方法もあるが、信頼性の観点から機械的な作動のみで開放される調整弁V9を用いることがより好ましい。
第1の活性炭塔11の上部、例えば天板13には第1の開放ラインL14が、第2の活性炭塔21の上部、例えば天板23には第2の開放ラインL15が設けられている。第1の開放ラインL14には第10の弁V10が、第2の開放ラインL15には第11の弁V11が設けられている。第10及び第11の弁V10,V11は空気作動式の調節弁であるが、油圧式若しくは電動式であってもよい。開放状態における第10及び第11の弁V10,V11の開度は固定されていても変動可能でもよい。本実施形態では、第10及び第11の弁V10,V11は予め設定された開度で開放状態を維持されるように設定されているが、第1及び第2の活性炭塔11,21の圧力に応じて開度が自動制御されるものであってもよい。第1の開放ラインL14は第1の排水部D1に接続されており、熱水は第1の開放ラインL14から第1の排水部D1に排出される。第2の開放ラインL15は第2の排水部D2に接続されており、熱水は第2の開放ラインL15から第2の排水部D2に排出される。第1の開放ラインL14は第1の排水部D1で大気開放されており、第2の開放ラインL15は第2の排水部D2で大気開放されている。従って、いずれの構成をとる場合も、第10及び第11の弁V10,V11は、一旦大気に対して開放されると、大気に対して開放された状態を維持する(自動で閉まらない)。さらに、第9の分岐部P9で第1の原水供給ラインL1から原水導入ラインL17が分岐しており、原水導入ラインL17は加熱装置51と第6の合流部P6との間で第3の還流ラインL10に合流している。原水導入ラインL17には第13の弁V13が設けられている。第3の還流ラインL10の加熱装置51と第6の合流部P6との間から第14の弁V14が設けられた排水ラインL18が分岐しており、排水ラインL18は排水部D5に接続されている。なお、第1〜第5の排水部D1〜D5は便宜上別々の排水部として図示されているが、共通の排水部であってもよい。
図2は活性炭処理システム1が原水の処理を行う際の水の流れを示している。ここでは第1の活性炭塔11が運転し、第2の活性炭塔21が停止している場合を示しているが、第2の活性炭塔21が運転し、第1の活性炭塔11が停止していてもよく、両方の活性炭塔11,21が運転していてもよい。第1の弁V1、第3の弁V3が開かれ、その他の弁は閉じられている。第1の原水供給ラインL1から供給された原水は第2の原水供給ラインL2、第4の原水供給ラインL4を通って第1の活性炭塔11に供給される。第4の還流ラインL11の第7の弁V7は閉じられているため、第4の還流ラインL11の水が第1の活性炭塔11に流入することはない。第1の活性炭塔11で処理された原水は処理水となり、第1のフィルタ31を通って下流側の純水製造装置に供給される。なお、図示は省略するが、第2の活性炭塔21を単独運転させる場合は、第2の弁V2、第4の弁V4を開き、その他の弁を閉じればよく、第1及び第2の活性炭塔11,21を同時並行運転させる場合は、第1〜第4の弁V1〜V4を開き、その他の弁を閉じればよい。
図3は活性炭処理システム1の熱水殺菌を行う際の熱水の流れを示している。ここでは第1の活性炭塔11の熱水殺菌を行う場合を示しているが、第2の活性炭塔21の熱水殺菌も同様に行うことができるが、本実施形態では熱水殺菌は1塔ずつ実施する設計としている。第1の活性炭塔11の熱水殺菌では、第5の弁V5と第7の弁V7と第10の弁V10と第12の弁V12が開かれ、その他の弁は閉じられている。第1の活性炭塔11と、第1の処理水ラインL6と、第1、第3、第4の還流ラインL8,L10,L11と、第4の原水供給ラインL4は、熱水が循環する熱水循環系61を構成する。第3の還流ラインL10を流通する水は加熱装置51によって加熱され、熱水となる。加熱装置51で生成された熱水は熱水循環系61を循環し、これによって第1の活性炭塔11の活性炭に付着した微生物が殺菌される。
第10の弁V10は、好ましくは第12の弁V12と同時に開かれ、熱水が熱水循環系61を循環する前に開かれる。第10の弁V10は熱水が流れるときに開放状態を維持しているため、熱水循環系61の圧力はほぼ一定に保たれる。仮に第10の弁V10が調整弁V9と同様の自動弁であると、第1の活性炭塔11の圧力に応じて開閉を繰り返すことになる。このため、熱水循環系61の圧力変動が生じ、熱水循環系61のいずれかの部位、例えば第1の活性炭塔11と第4の原水供給ラインL4または第1の処理水ラインL6の接続部、第4の原水供給ラインL4、第1の処理水ラインL6、第1、第3、第4の還流ラインL8,L10,L11における配管接続部等で熱水のリークが生じる可能性が高くなる。熱水殺菌は活性炭処理システム1の運用にもよるが、1〜2週間に1回程度の頻度で、かつ1回あたり数時間(例えば5〜6時間)かけて行われる。すなわち、熱水殺菌が行われる累積時間はかなりの長時間に達する。また、熱水殺菌が行われている間は、特に配管系に熱膨張による応力が発生する。このため、熱水殺菌の際に熱水循環系61の圧力変動が生じると、これに伴い配管接続部等に生じる熱疲労とそれによって生じるクラックの発生可能性は無視できないレベルとなることがある。これに対して、本実施形態では熱水循環系61の圧力変動がほとんど生じないため、熱水のリークが生じる可能性が低下する。なお、図示は省略するが、第2の活性炭塔21を熱水殺菌する場合は、第6の弁V6と第8の弁V8と第11の弁V11と第12の弁V12を開き、その他の弁を閉じればよい。
熱水運転を終了する場合は、まず第12の弁V12を閉じて熱水の生成を停止し、第13の弁V13を開いて原水導入ラインL17から冷却用の原水を導入しながら、しばらく熱水循環系61を維持して循環運転を行う。さらに熱水循環系61を循環する水が一定温度まで下がったところで第13の弁V13と第7の弁V7と第10の弁V10を閉じ、第1の弁V1と第14の弁V14を開けて第1の活性炭塔11に冷却用の原水を導入する。熱水がさらに冷却され、通常運転可能な温度まで下がったところで第5の弁V5と第14の弁V14を閉じ、第3の弁V3を開く。弁によって原水が通るラインと熱水が通るラインが仕切られるため、一方の活性炭塔の運転を継続しながら他方の活性炭塔の熱水殺菌することもできる。
前述の通り、第1及び第2の開放ラインL14,L15はそれぞれ、第1の活性炭塔11の天板13と第2の活性炭塔21の天板23に設けられるのが好ましい。第1及び第2の開放ラインL14、L15は、塔内開放メンテナンス後に第1の活性炭塔11ないし第2の活性炭塔21を立上げる際その他の状況で塔内満水作業が必要となる場合に、エア抜き弁として活用することができる。
以上の説明から明らかなとおり、本発明は熱水殺菌の際の熱水循環系の圧力上昇の防止ないし緩和が、熱水循環系に設けられ開放状態を維持する弁によって行われる。従って、本発明は膨張タンクを併設する必要がなく、コスト及び設置スペースの観点から有利である。
1 活性炭処理システム
11,21 第1及び第2の活性炭塔
51 加熱装置
61 熱水循環系
L1〜L5 原水供給ライン
L6,L7 処理水ライン
L8〜L12 還流ライン
L14,L15 第1及び第2の開放ライン
V9 調整弁
V10,V11 第10及び第11の弁

Claims (6)

  1. 活性炭が充填される活性炭塔と、
    前記活性炭塔に原水を供給する原水供給ラインと、
    前記活性炭塔で処理された処理水を送水する処理水ラインと、
    前記処理水ラインから分岐して前記原水供給ラインに接続された還流ラインと、
    前記還流ライン上に設けられ、前記還流ラインを流通する水を加熱する加熱装置と、を有し、
    前記活性炭塔と前記原水供給ラインと前記処理水ラインと前記還流ラインは、前記加熱装置で生成された熱水が循環する熱水循環系を構成し、前記熱水循環系は、前記熱水循環系を前記熱水が流れるときに開放状態を維持する弁を有している、活性炭処理システム。
  2. 前記弁は前記活性炭塔の上部に設けられている、請求項1に記載の活性炭処理システム。
  3. 前記還流ラインは、前記還流ライン内の圧力を調整する圧力調整手段を有する、請求項1または2に記載の活性炭処理システム。
  4. 前記圧力調整手段は安全弁である、請求項3に記載の活性炭処理システム。
  5. 前記圧力調整手段は、前記還流ラインと前記原水供給ラインとの接続部と、前記加熱装置と、の間に設けられている、請求項3または4に記載の活性炭処理システム。
  6. 活性炭が充填される活性炭塔と、前記活性炭塔に原水を供給する原水供給ラインと、前記活性炭塔で処理された処理水を送水する処理水ラインと、前記処理水ラインから分岐して前記原水供給ラインに接続された還流ラインと、を有する活性炭処理システムにおける活性炭塔の熱水殺菌方法であって、
    前記活性炭塔と前記原水供給ラインと前記処理水ラインと前記還流ラインとによって構成される熱水循環系に熱水を循環させることと、
    前記熱水循環系を前記熱水が流れるときに、前記熱水循環系に設けられた弁を開放状態に維持することと、を有する、活性炭塔の熱水殺菌方法。
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