JP2019213762A - 集塵装置およびそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、微細塵集塵室と大ゴミ集塵室の各々に蓄積されたゴミの排出手段を個別に構成しているため、家庭内で体積比率の少ない微細塵を溜める微細塵集塵室の空間を有効に活用することが可能になる集塵装置及び電気掃除機を提供することである。【解決手段】本発明に係る集塵装置及び電気掃除機は、含塵空気に含まれる塵埃を遠心分離する旋回室と、旋回室の下流に配置され旋回室で遠心分離した塵埃空気に含まれる微細塵を溜める微細塵集塵室と、微細塵集塵室の外周に配置され塵埃空気に含まれる塵埃を溜める大ゴミ集塵室と、微細塵集塵室内の微細塵を排出する微細塵排出手段と、大ゴミ集塵室内の塵埃を排出する大ゴミ排出手段と、を備えるものである。【選択図】図4

Description

本発明は、集塵装置と、この集塵装置を備えた電気掃除機に関するものである。
従来の集塵装置は、第1遠心分離部により分離される綿ごみ等の大ゴミを溜める塵埃収納室と、複数個の第2遠心分離により分離される微細塵を溜める細塵溜め部とで構成している。しかし、塵埃収納室と細塵溜め部を跨ぐように1個の底蓋で形成しているため、底蓋を開放状態にすると大ゴミと微細塵の両方を同時に排出する構成である(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−23231号公報
従来の集塵装置は、塵埃収納室と細塵溜め部を跨ぐように1個の底蓋で形成し、大ゴミと微細塵のそれぞれの集塵量に関わらず、微細塵を溜める細塵溜め部に空き空間があっても、大ゴミの蓄積が多くなればゴミ捨て作業が必要であり、細塵溜め部の空間がゴミ蓄積に有効に活用できない課題があった。
この発明は、微細塵と大ゴミの排出手段を個別に構成し、家庭内で体積比率の少ない微細塵を溜める微細塵集塵室の空間を従来より有効に活用することが可能になる集塵装置及び電気掃除機を提供することを目的とする。
この発明に係る集塵装置及び電気掃除機は、含塵空気に含まれる塵埃を遠心分離する旋回室と、旋回室の下流に配置され旋回室で遠心分離した塵埃空気に含まれる微細塵を溜める微細塵集塵室と、微細塵集塵室の外周に配置され塵埃空気に含まれる塵埃を溜める大ゴミ集塵室と、微細塵集塵室内の微細塵を排出する微細塵排出手段と、大ゴミ集塵室内の塵埃を排出する大ゴミ排出手段と、を備えるものである。
この発明は、微細塵集塵室と大ゴミ集塵室の各々に蓄積されたゴミの排出手段を個別に構成しているため、家庭内で体積比率の少ない微細塵を溜める微細塵集塵室の空間を有効に活用することが可能になる。
この発明の実施の形態1を示す電気掃除機の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す集塵ユニットの斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す集塵ユニットの上面図である。 この発明の実施の形態1を示す集塵ユニットのA−A部の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す集塵ユニットのB−B部の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す集塵ユニットのC−C部の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す集塵ユニットの構成図である。 この発明の実施の形態1を示すゴミ捨て時の作業状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す他の集塵ユニットの断面図である。 この発明の実施の形態2を示す集塵ユニットの断面図である。 この発明の実施の形態2を示すゴミ捨て時の作業を示す断面図である。 この発明の実施の形態3を示す集塵ユニットの断面図である。 この発明の実施の形態3を示すゴミ捨て時の作業状態を示す斜視図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1における集塵装置を備える電気掃除機について、図1から図9を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の斜視図である。
図1において、電気掃除機1は、吸込具2と、吸引パイプ3と、接続パイプ4と、吸引ホ−ス5と、集塵ユニット6を搭載した本体ユニット7とを少なくとも備えている。吸込具2から吸引気流によって吸引された塵埃は、吸引パイプ3と、接続パイプ4と、吸引ホ−ス5とを順次経由して本体ユニット7に吸引される。尚、以下の説明では、吸引気流によって吸引された塵埃を含む空気のことを含塵空気とする。
吸込具2は、下向きに形成された開口から塵埃を吸い込むためのものである。吸引パイプ3の一端は、吸込具2に接続されている。接続パイプ4は、一端を吸引パイプ3に、他端を吸引ホ−ス5に接続されている。接続パイプ4には、取手8が設けられている。取手8は、使用者が清掃時に把持するためのものである。取手8の前面には、電気掃除機1の運転を操作するための操作部9が設けられている。吸引ホ−ス5の他端は、本体ユニット7の前面に形成された本体吸引口10に接続され、吸込具2から集塵ユニット6に至る吸気風路が形成される。吸引ホ−ス5は、例えば矩形筒状を呈する可撓性のホ−スである。
本体ユニット7は、集塵ユニット6において含塵空気から塵埃を含むごみを分離し、清浄空気を本体ユニット7の外部へ排出する。ここで、清浄空気とは、ごみが取り除かれた空気のことである。集塵ユニット6は、本体ユニット7の前方に着脱可能に取り付けられている。集塵ユニット6は、内部に取り込んだ含塵空気を旋回させ、遠心力によって含塵空気からごみを分離し、分離したごみを一時的に溜めておくためのものである。すなわち、集塵ユニット6は、サイクロン分離機能を有する集塵装置である。
本体ユニット7には、本体ユニット7の内部と外部とを連通する排気口(図示せず)が形成されている。本体ユニット7の内部には、後述するユニット流出口12から排気口に至る排気風路が形成されている。すなわち、排気風路は、集塵ユニット6から本体ユニット7の外部に至るように形成されている。
本体ユニット7は、それぞれ図示しない電動送風機と、回路基板と、コ−ドリ−ルとを内部に備えている。電動送風機は、吸込具2から塵埃を吸い込むための吸引気流を発生させる吸引気流発生部の具体的な構成を示すものである。この吸引気流により塵埃を吸い込むことで、含塵空気が発生する。
次に電気掃除機の基本的な動作について説明する。
まず、操作部9内の操作スイッチに対する使用者の操作に応じて電動送風機が駆動すると、吸引気流が発生し吸気風路に吸引力が作用し、吸込具2から塵埃が吸い込まれる。吸込具2に吸い込まれた塵埃は、含塵空気となり吸気風路を通過して集塵ユニット6の内部に取り込まれる。集塵ユニット6では、含塵空気からごみが分離される。集塵ユニット6によりごみが除去された清浄空気は、排気風路を通過して排気口から本体ユニット7の外部に排出される。
次に集塵ユニット6の構成を説明する。
図2及び図3は、本発明の実施の形態1を示す集塵ユニットの斜視図及び上面図である。図4は、図3のA−A部の断面図である。図5及び図6は、図4のB−B部及びC−C部の断面図である。
図2から図6を参照して、集塵ユニット6の詳細な構造および機能について説明する。
図2及び図3において、集塵ユニット6は、含塵空気が流入するユニット流入口11と、清浄空気を排出するユニット流出口12と、含塵空気から旋回気流によって取り除いたゴミを溜める集塵部13とを備えている。
図4から図6において、集塵ユニット6の内部には、旋回室14、1次集塵室15、2次集塵室16、流入管17、排出管18、1次集塵容器25、2次集塵容器26を備えている。
旋回室14は、円筒形状を呈する円筒部19と、先端部が切り取られた中空の円錐形状である円錐部20で構成される。円筒部19および円錐部20は、中心軸が上下方向を向くように配置され、円錐部20の中心軸は、円筒部19の中心軸と一直線状に配置される。円錐部20は、上端部が円筒部19の下端部に接続され、上端部から下方に向かうにしたがって径が小さくなる。
旋回室14の側壁は、一部を開口して1次開口21を形成する。1次開口21は、例えば、円筒部19の下端部寄りのある位置から円錐部20の上端部に渡って形成される。旋回室14の周囲には、1次開口21を介して旋回室14と連通する1次集塵室15を備える。
円錐部20は、下端部が下方を向いて開口し、2次開口24を形成する。2次開口24の下方には、2次開口24を介して旋回室14と連通する2次集塵室16が形成される。
流入管17は、ごみを含む含塵空気が旋回室14に接線方向から流入するように、円筒部19の上部に側方から接続される。流入管17の一端は外側を向いて開口し、ユニット流入口11を形成する。ユニット流入口11は、集塵ユニット6にごみを含む含空気を取り込むための開口であり、集塵ユニット6が本体ユニット7に収納された状態において、本体吸引口10と連通するように接続される。流入管17の他端は、旋回室14の側壁に接続され、旋回室14の内側を向く壁面で開口し、流入口22を形成する。流入口22は、ユニット流入口11、流入管17を通過した含塵空気を旋回室14に取り込むための開口である。
旋回室14の中央には、上面から内部に突出するように排出管18が設けられる。排出管18は、例えば、円筒と円錐を組み合わせた形状で、壁面に通気を行うための微細孔23が形成される。この微細孔23が排出口である。排出管18と旋回室14とは、中央軸が一致するように形成される。排出管18の下流側の端部は、集塵ユニット6の上方に向けて開口し、ユニット流出口12を形成する。ユニット流出口12は、集塵ユニット6でごみから分離された清浄空気を外部に排出するための開口であり、集塵ユニット6が本体ユニット7に収納された状態において、本体ユニット7の排気風路に接続される。
尚、図4から図6中に記載した矢印は、吸引気流の流れを模式的に示すものである。
1次集塵室15及び2次集塵室16は、1次集塵容器25と2次集塵容器26内に形成されている。1次集塵容器25及び2次集塵容器26は、上部が開口したカップ形状で構成されている。ごみ吸引時において上部開口は旋回室14と気密性が確保され、ごみ捨て時には各集塵室を旋回室14から着脱可能な構成になっており、1次集塵容器25及び2次集塵容器26を使用者が傾斜させて上部開口からごみを滑らせて排出する。1次集塵容器25は大ゴミ排出手段、2次集塵容器26は微細塵排出手段の具体的な構成を示すものである。
図7は、本発明の実施の形態1を示す集塵ユニットの構成図である。また、図10は、この発明の実施の形態1を示すゴミ捨て時の作業状態を示す斜視図である。
図7及び図8において、集塵ユニット6は、ごみ捨てやメンテナンス時に分解することが可能な構成である。大きくは、ユニット流入口11とユニット流出口12を含む第1部品、塵埃を遠心分離する旋回室14を備えた第2部品、旋回室14の1次開口21で分離されて主に大ゴミを蓄積する1次集塵室15を有する1次集塵容器25、旋回室14の2次開口24で分離されて主に微細塵を蓄積する2次集塵室16を有する2次集塵容器26の4つの部位に分解可能となる。
1次集塵室15及び2次集塵室16は、底部に蓋を形成し上部が開口したカップ形状の1次集塵容器25及び2次集塵容器26内に形成される。ごみ吸引時において上部開口である第1上部開口27及び第2上部開口28は旋回室14と気密性が確保され、ごみ捨て時には各集塵室を旋回室14から着脱可能となり、1次集塵容器25及び2次集塵容器26を傾斜させて上部開口からごみを滑らせて排出する。実施の形態1においては、1次集塵容器25はつまみ部31により旋回室14から着脱可能な構造を示し、2次集塵容器26は回転させることで旋回室14から着脱できるよう螺旋溝部30を形成した構造を備えている。
また、2次集塵室16は、内部の空間容量は1次集塵室15よりも少ない容量で形成され、1次集塵室15に対して内包されるように構成される。すなわち、旋回室14の同軸上で略円筒形状の構成となっている。
次に、集塵ユニット6の動作を説明する。
本体ユニット7に搭載した電動送風機の吸引動作が開始されると、含塵空気は、吸気風路を通過して本体吸引口10に到達し、本体吸引口10と接続されるユニット流入口11を通過し集塵ユニット6に流入する。集塵ユニット6に流入した含塵空気は、円筒部19の内周面に沿うように、旋回室14に接線方向から流入し、円筒部19の壁面に沿って旋回する。
旋回室14内の含塵空気の流れである旋回気流に含まれるごみには、遠心力が作用する。例えば、繊維ごみ、毛髪といった比較的嵩の大きなごみ(以下、このようなごみのことを「ごみα50」と呼ぶ。)は、この遠心力によって、円筒部19内に形成される旋回室14の内壁面に押し付けられながら、旋回室14内を落下する。
ごみα50は、1次開口21の高さに達すると旋回気流から分離され、1次開口21を通過して1次集塵室15に送られる。1次開口21から1次集塵室15に進入したごみα50は旋回室14内を旋回する旋回気流の方向である旋回方向と同じ方向に移動しながら、1次集塵室15内を落下する。そして、ごみα50は、1次集塵室15の最下部に達し、捕集される。尚、1次集塵室15は、ごみα50を溜めるための大ゴミ集塵室の具体的な構成を示すものである。
1次開口21から1次集塵室15に進入しなかったごみは、旋回室14内の旋回気流に乗って、旋回室14内を旋回しながら下方に進む。砂ごみ、細かな繊維ごみといった比較的嵩の小さなごみ(以下、このようなごみのことを「ごみβ51」と呼ぶ。)は、2次開口24を通過し、2次集塵室16に流入する。尚、2次集塵室16は、ごみβ51を溜めるための微細塵集塵室の具体的な構成を示すものである。
一般的なごみは正に帯電しているため、2次集塵室16に流入したごみβ51の静電気により2次集塵室16の内壁面や旋回室14の円錐部20の外壁面に付着し捕捉される。また、1次集塵室15に侵入したごみα50も、静電気により2次集塵室16の外壁面等に付着し補足される。
旋回室14内で旋回する旋回気流は、旋回室14の最下部に達すると、その進行方向を上向きに変えて、旋回室14の中心軸に沿って上昇する。この上昇気流を形成する空気からは、ごみα50及びごみβ51が除去されている。ごみα50及びごみβ51が取り除かれた気流、即ち清浄空気は、排出口を介して旋回室14の外に排出され、排出管18、ユニット流出口12を通過して、本体ユニット7の排気風路に送られる。
次に、ごみ捨ての動作を説明する。
電動送風機の吸引に伴い遠心分離され、1次集塵室15及び2次集塵室16に蓄積されたごみは、電動送風機の吸引が停止すると、各集塵室の下部へ静かに留まる。ごみを捨てる際には、まず、本体ユニット7から集塵ユニット6を取り外す。その後、集塵ユニット6の旋回室14と1次集塵容器25とをつまみ部31の操作により分解し、1次集塵室15内に蓄積した大ゴミであるごみα50を捨てる。次に、2次集塵容器26を回転させて旋回室14から取り外し、2次集塵室16内に蓄積した微細塵であるごみβ51を捨てる。
大ごみ、微細塵ともに、1次集塵容器25及び2次集塵容器26を傾斜させることで、上部開口から塵埃が滑り落ちるように塵埃が排出される。1次集塵室15に蓄積した大ごみのみを捨てる際には、旋回室14から1次集塵容器25のみを取り外してごみ捨てが可能である。
次に本発明での効果を説明する。
微細塵と大ゴミの排出手段を個別に備えているため、家庭内で体積比率の少ない微細塵を溜める2次集塵室16の空間を有効に活用できる。また、ごみを捨てるごとに微細塵であるごみβ51を一緒に排出する必要がなく、微細塵のごみ捨ての頻度を低下させることが可能となり、それに伴い、微細塵であるごみβ51の散らばりや舞い上がりの頻度を抑制できる。
また、大ゴミ集塵室である1次集塵室15は、2次集塵室16の外周に配置する構成にしているため、集塵部13の外形サイズを維持したまま、一般的な家庭ごみの容量比率に合うよう、1次集塵室15と2次集塵室16の容量を確保しながら、ごみ捨て時のごみの舞い上がりを低減できる。
また、ごみ捨て時のごみの舞い上がりの要因となる微細塵を溜める2次集塵室16を、小さいサイズで構成しているため、微細塵を捨てる際に、滑落する範囲を限定でき、ごみ箱やごみ袋から外れて散らばることを低減できる。
また、大ゴミであるごみα50のみを捨てる場合には、1次集塵容器25のみを取り外して捨てることができるため、ユ−ザの使い勝手を向上させることができる。
次に、実施の形態1の変形例を説明する。
図9は、本発明の実施の形態1を示す他の集塵ユニットの断面図である。
図9において、図2から図8に示す集塵ユニット6に相当する箇所は、同一符号を附し説明を省略する。図2から図8に示す集塵ユニット6と異なることは、2次集塵室16用の2次旋回室33が複数ある点、2次旋回室33の側壁に開口を設けない点、1次集塵室15が1次旋回室32を兼ねる点である。
次に集塵ユニットの動作を説明する。
1次旋回室32に流入した含塵空気は、1次旋回室32内でごみα50を分離し、1次集塵室15内に溜める。その後、微細孔23を通過し旋回室流入口34から複数の2次旋回室33に含塵空気が流入し微細塵のごみβ51を分離し2次集塵室16に溜める。その後、2次旋回室33の排出管18から清浄空気が排出される。尚、図9中の矢印は、吸引気流の流れを模式的に示すものである。
図2から図8に示す実施の形態と同様に、微細塵と大ゴミの排出手段を個別に構成しているため、家庭内で体積比率の少ない微細塵を溜める2次集塵室16の空間を有効に活用できる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2の集塵ユニットについて図10及び図11を用いて説明する。上述した実施の形態1との相違点を中心に説明するため、実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図10は、本発明の実施の形態2を示す集塵ユニットの断面図である。また、図11は、本発明の実施の形態2を示すゴミ捨て時の作業状態を示す断面図である。
図10及び図11において、集塵ユニット6は、1次集塵室15及び2次集塵室16を形成する1次集塵容器25及び2次集塵容器26を備えている。この1次集塵容器25及び2次集塵容器26は、旋回室14と接続する側である上部が開口したカップ形状で形成されている。1次集塵容器25及び2次集塵容器26の底部には1次集塵蓋部35及び2次集塵蓋部36を設けており、それぞれ個別に開閉可能な構成になっている。ごみ捨て時やメンテナンス時において、この1次集塵蓋部35及び2次集塵蓋部36を開閉して作業を行うことが可能である。
1次集塵蓋部35及び2次集塵蓋部36は、1次集塵室15及び2次集塵室16の底部を覆うように配置され、つまみ(図示省略)等により固定部を軸として、集塵ユニット6の長手方向に回動するようになっている。
ごみ吸引時において、1次集塵容器25及び2次集塵容器26の上部開口は旋回室14と気密性が確保され、ごみ捨て時には底部の1次集塵蓋部35及び2次集塵蓋部36を開閉させることで、ごみを排出する。
実施の形態2においては、2次集塵室16は、1次集塵室15の底部に対して、集塵ユニット6の長手方向に突出するように配置される。すなわち、2次集塵蓋部36は、1次集塵蓋部35に対して突出するように構成される。
次に、ごみ捨ての動作について図11を用いて説明する。
図11において、電動送風機の吸引に伴い遠心分離され、1次集塵室15及び2次集塵室16に蓄積されたごみは、電動送風機の吸引が停止すると、各集塵室の下部へ静かに留まる。ごみを捨てる際には、まず、本体ユニット7から集塵ユニット6を取り外す。その後、集塵ユニット6の1次集塵蓋部35をつまみにより開放し、1次集塵室15内に蓄積した大ゴミであるごみα50を捨てる。また、2次集塵蓋部36をつまみにより開放し、2次集塵室16内に蓄積した微細塵であるごみβ51を捨てる。
1次集塵室15または2次集塵室16に蓄積したごみのみを捨てる際には、1次集塵蓋部35または2次集塵蓋部36のみをつまみにより開放してごみ捨てを行なう。
微細塵と大ゴミの排出手段を個別に構成しているため、家庭内で体積比率の少ない微細塵を溜める微細塵集塵室の空間を有効に活用できる。また、排出手段も個別に設けているため、ごみを捨てる度に微細塵を一緒に排出する必要がなく、微細塵のごみ捨ての頻度を低下させることが可能となり、それに伴い、ごみの散らばりや舞い上がりの頻度を抑制できる。
また、微細塵を集塵する2次集塵室16は、大ゴミを集塵する1次集塵室15で内包するよう配置・構成しているため、集塵部13の外形サイズを維持したまま、一般的な家庭ごみの容量比率に合うよう、1次集塵室15と2次集塵室16の容量を確保しながら、ごみ捨て時の微細塵の舞い上がりを低減できる。
また、2次集塵室16は、1次集塵室15の底部に対して、集塵ユニット6の長手方向に突出するように配置される。2次集塵蓋部36は、1次集塵蓋部35に対して突出するように構成しているため、1次集塵室15のごみを捨てずに2次集塵室16に溜まった微細塵を直接捨てることができる。
また、大ゴミのみ捨てる場合には、1次集塵蓋部35のみを開放して捨てることができるため、ユ−ザの使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、1次集塵室15と2次集塵室16とを底部が開放してごみを排出する構成としたが、両方またはどちらかを、旋回室14から取り外して1次集塵容器25又は2次集塵容器26を傾斜させて上部開口からごみを滑らせて排出する構成としても、同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3の集塵ユニットについて図12及び図13を用いて説明する。上述した実施の形態1との相違点を中心に説明するため、実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図12は、本発明の実施の形態3を示す集塵ユニットの断面図である。また、図13は、本発明の実施の形態3を示すゴミ捨て時の作業状態を示す斜視図である。
図12及び図13において、集塵ユニット6は、1次集塵室15及び2次集塵室16を形成する1次集塵容器25及び2次集塵容器26を備えている。この1次集塵容器25及び2次集塵容器26は、旋回室14と接続する側である上部が開口したカップ形状である。
ごみ吸引時において上部開口は旋回室14と気密性が確保され、ごみ捨て時には各集塵室を旋回室14から着脱可能となる。実施の形態3においては、実施の形態1と同様に、1次集塵室15はつまみ部により旋回室14から着脱可能な構造を示し、2次集塵室16は回転させることで旋回室14から着脱できるよう螺旋溝部を形成した構造を備える。
2次集塵室16は、内部に集塵袋40が設置されている。ごみ吸引時には旋回室14と2次集塵容器26とで集塵袋40の端部を挟み込み、気密性が確保されている。ごみ捨てなどにより、2次集塵容器26を旋回室14から外すことで、2次集塵容器26の上部開口から集塵袋40を取り出せるようになっている。
次に集塵ユニット6の動作を説明する。
本体ユニット7に搭載した電動送風機の吸引動作が開始され、1次開口21から1次集塵室15に進入しなかったごみは、旋回室14内の気流に乗って、旋回室14内を旋回しながら下方に進む。砂ごみ、細かな繊維ごみといった比較的嵩の小さなごみであるごみβ51は、2次開口24を通過し、2次集塵室16に流入する。
2次集塵室16に流入したごみβ51は、内部に設置された集塵袋40に蓄積される。集塵袋40は、紙パックやビニル袋などで構成され、2次集塵室16と集塵袋40との間の空間にごみが通過しないようになっている。
旋回室14内で旋回する気流は、旋回室14の最下部に達すると、その進行方向を上向きに変えて、旋回室14の中心軸に沿って上昇する。この上昇気流を形成する空気からは、ごみα50及びごみβ51が除去されている。ごみα50及びごみβ51が取り除かれた気流(清浄空気)は、排出口を介して旋回室14の外に排出され、排出管18、ユニット流出口12を通過して、本体ユニット7の排気風路に送られる。
次にごみ捨ての動作を図13を用いて説明する。
図13において、電動送風機の吸引に伴い遠心分離され、1次集塵室15及び2次集塵室16に蓄積されたごみは、電動送風機の吸引が停止すると、各集塵室の下部へ静かに留まる。
ごみを捨てる際には、まず、本体ユニット7から集塵ユニット6を取り外す。その後、集塵ユニット6の旋回室14と1次集塵容器25とをつまみにより分解し、1次集塵室15内に蓄積した大ゴミを捨てる。次に、2次集塵容器26を回転させて旋回室14から取り外し、2次集塵室16内の集塵袋40に蓄積した微細塵を捨てる。
大ゴミは1次集塵容器25を傾斜させることで、1次集塵容器25の上部開口から塵埃が滑り落ちるように塵埃が排出される。
2次集塵室16に蓄積した微細塵は、集塵袋40の状態でごみ捨て場へ移動し、集塵袋40の状態のまま捨てることができる。
微細塵と大ゴミの排出手段を個別に構成しているため、家庭内で体積比率の少ない微細塵を溜める微細塵を集塵する2次集塵室16の空間を有効に活用できる。また、排出手段も個別に設けているため、ごみを捨てる度に微細塵を一緒に排出する必要がなく、微細塵のごみ捨ての頻度を低下させることが可能となり、それに伴い、ごみの散らばりや舞い上がりの頻度を抑制できる。
また、2次集塵室16は、大ゴミを集塵する1次集塵室15で内包するよう配置・構成しているため、集塵部13の外形サイズを維持したまま、一般的な家庭ごみの容量比率に合うよう、1次集塵室15と2次集塵室16の容量を確保しながら、ごみ捨て時の舞い上がりを低減できる。
また、2次集塵室16の内部に集塵袋40を設置してそこへ微細塵を溜めるようにしているため、ごみ捨て時に集塵ユニット6をごみ捨て場へ移動する際、外部衝撃を受けた際に、微細塵が落下周囲へ落下することによる散らばりや舞い上がりを抑制できる。
また、微細塵を集塵袋40へ溜めるようにしてそのまま捨てることができるようにしているため、ごみ捨て時の舞い上がりの要因となる微細塵がごみ箱やごみ袋から外れて散らばり、舞い上がることを抑制することができる。
なお、本実施の形態3では、1次集塵容器25及び2次集塵容器26は、底部に蓋部を有し上部が開口したカップ形状で形成し、1次集塵容器25を傾斜させて上部開口からごみを滑らせて排出する構成としたが、1次集塵容器25と2次集塵容器26のうち両方またはどちらか一方の底部に設置された蓋部を開放してごみを排出する構成としても、同様の効果を得ることができる。
上記各実施の形態で示される構成要素、構成要素の接続形態及び動作内容等は一例であり、本発明を限定するものではない。つまり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成要素、その接続形態及び動作内容等を他の装置へ展開したり、構成要素、その接続形態及び動作内容等に様々な変形を加えたり、それらを組み合わせることが可能である。
1 電気掃除機、2 吸込具、3 吸引パイプ、4 接続パイプ、5 吸引ホ−ス、6 集塵ユニット、7 本体ユニット、8 取手、9 操作部、10 本体吸引口、11 ユニット流入口、12 ユニット流出口、13 集塵部、14 旋回室、15 1次集塵室、16 2次集塵室、17 流入管、18 排出管、19 円筒部、20 円錐部、21 1次開口、22 流入口、23 微細孔、24 2次開口、25 1次集塵容器、26 2次集塵容器、27 第1上部開口、28 第2上部開口、30 螺旋溝部、31 つまみ部、32 1次旋回室、33 2次旋回室、34 旋回室流入口、35 1次集塵蓋部、36 2次集塵蓋部、40 集塵袋、50 ごみα、51 ごみβ

Claims (7)

  1. 含塵空気に含まれる塵埃を遠心分離する旋回室と、
    前記旋回室の下流に配置され前記旋回室で遠心分離した前記含塵空気に含まれる微細塵を溜める微細塵集塵室と、
    前記微細塵集塵室の外周に配置され前記含塵空気に含まれる前記塵埃を溜める大ゴミ集塵室と、
    前記微細塵集塵室内の前記微細塵を排出する微細塵排出手段と、
    前記大ゴミ集塵室内の前記塵埃を排出する大ゴミ排出手段と、を備える
    ことを特徴とする集塵装置。
  2. 前記大ゴミ集塵室と前記大ゴミ排出手段を有する1次集塵容器と、
    前記微細塵集塵室と前記微細塵排出手段を有する2次集塵容器と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記1次集塵容器に形成され開閉可能な1次集塵蓋部と、
    前記2次集塵容器に形成され開閉可能な2次集塵蓋部と、を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の集塵装置。
  4. 前記微細塵集塵室の容量は、前記大ゴミ集塵室の容量よりも少ないサイズで、かつ前記大ゴミ集塵室で内包して配置する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の集塵装置。
  5. 前記微細塵集塵室は、前記大ゴミ集塵室に対して、集塵ユニットの長手方向に突出するように配置する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の集塵装置。
  6. 前記微細塵集塵室の内部に設置され前記微細塵を蓄積する集塵袋を備える
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の集塵装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の集塵装置と、
    前記塵埃を前記旋回室に吸い込むための吸引気流を発生させる吸引気流発生部と、を備える
    ことを特徴とする電気掃除機。
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