JP2019213662A - 穿刺補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺針の位置ずれを抑制可能な穿刺補助具を提供する。【解決手段】穿刺補助具10は、穿刺針Nを保持するとともに、穿刺針の長手方向に沿って穿刺針を穿刺方向に前進可能な保持部20と、先端部および後端部を有し、保持部を支持する複数の脚部31、32、33と、複数の脚部のうち少なくとも二つの脚部の先端部を相対的に接近離反可能な可動部40と、を有する。【選択図】図1A

Description

本発明は、穿刺補助具に関する。
近年、血管を穿刺針で穿刺し、穿刺部位を介して血管にイントロデューサーシースを導入し、イントロデューサーシースの内腔を介してカテーテル等の医療器具を病変部に送達し、経皮的に診断・治療する手技が行われている。
血管を穿刺針で穿刺する際には、穿刺針が血管を穿刺することを補助する穿刺補助具を使用することができる。例えば、下記特許文献1には、穿刺針を血管に向かって前進可能に保持する長尺体を有する穿刺補助具が開示されている。
国際公開第2016/136709号
上記特許文献1に開示されている穿刺補助具では、長尺体の先端部が体表に押し付けられているだけであるため、穿刺針を保持する長尺体は、生体に対して十分に固定されていない。そのため、穿刺針を移動させている際に長尺体が生体に対して位置ずれし、穿刺針が狙った位置を穿刺できない可能性がある。
そこで本発明は、穿刺針の位置ずれを抑制可能な穿刺補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る穿刺補助具は、穿刺針を保持するとともに、前記穿刺針の長手方向に沿って前記穿刺針を穿刺方向に前進可能な保持部と、先端部および後端部を有し、前記保持部を支持する複数の脚部と、前記複数の脚部のうち少なくとも二つの脚部の先端部を相対的に接近離反可能な可動部と、を有する。
本発明に係る穿刺補助具によれば、穿刺針を保持する保持部は複数の脚部によって支持されており、複数の脚部のうち少なくとも二つの脚部の先端部を相対的に接近離反可能である。そのため、術者は、穿刺部位周辺の生体の外形形状に合わせて少なくとも二つの脚部の先端部の相対的な位置を調整することによって、保持部が生体に対して位置ずれすることを抑制できる。その結果、穿刺針の位置ずれを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る穿刺補助具を示す斜視図であって、脚部および保持部の変形前の様子を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る穿刺補助具を示す斜視図であって、脚部および保持部の変形後の様子を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る穿刺補助具の配置例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る穿刺補助具の配置例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る穿刺補助具の使用例を示す断面図であって、穿刺針が血管を穿刺する前の様子を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る穿刺補助具の使用例を示す断面図であって、穿刺針が血管を穿刺した後の様子を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る穿刺補助具を示す斜視図であって、脚部および保持部の変形前の様子を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る穿刺補助具を示す斜視図であって、脚部および保持部の変形後の様子を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る穿刺補助具を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る穿刺補助具の保持部を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る穿刺補助具の保持部を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る穿刺補助具の脚部の接続構造の一例を示す図である。 脚部の接続構造の他の例を示す図である。 脚部の接続構造の他の例を示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る穿刺補助具を示す斜視図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態およびその変形例を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
図1A〜図3Bは、本発明の第1実施形態に係る穿刺補助具10の説明に供する図である。
第1実施形態に係る穿刺補助具10は、図2Aおよび図2Bに示すように、手Hの甲Hb側を走行する橈骨動脈V(血管に相当)のうち、スナッフボックス内の橈骨動脈またはスナッフボックスよりも指先側を走行する遠位橈骨動脈を穿刺針Nが穿刺する際に用いられる。
なお、ここで、スナッフボックス内の橈骨動脈とは、橈骨動脈の末梢側で、短母指伸筋腱と長母指伸筋腱の間に位置する部位の橈骨動脈(ネッター原書第4版、解剖学的カギ煙草入れ内の橈骨動脈)であり、以下s−RAという(図2Aおよび図2BにおいてPで示す)。遠位橈骨動脈とは、橈骨動脈の背側手根枝で、長母指伸筋腱と、長橈側手根伸筋腱の間に位置する橈骨動脈であり、以下d−RAという。なお、実施形態の説明では、患者の左手のs−RAを穿刺する例を説明するが、穿刺補助具10の使用対象となる手は、右手であってもよい。また、穿刺補助具10の使用対象は、手に限定されず、手首、脚等であってもよい。
本実施形態に係る穿刺補助具10は、図1Aおよび図1Bを参照して概説すると、穿刺針Nを保持するとともに、穿刺針Nの長手方向に穿刺針Nを前進可能な保持部20と、保持部20を支持する三つの脚部31、32、33と、三つの脚部31、32、33の先端部を相対的に接近離反可能な可動部40と、を有する。以下、穿刺補助具10の各部について詳述する。なお、以下の説明では、穿刺針Nは、図1Bに示すように、生体に穿刺される中空の長尺状の針N1と、術者が把持して操作するための中空のハブN2と、を有するように構成している。ただし、穿刺針Nの構成は、生体を穿刺可能である限り特に限定されない。また、本明細書において「穿刺針Nを前進可能」とは、穿刺針Nの手元側から針先側に向かう方向(以下、穿刺方向Xと称する)に穿刺針Nが移動可能であることを意味する。
(保持部)
保持部20は、図1Aおよび図1Bに示すように、本実施形態では、穿刺方向Xにスライド可能な第1スライド部21および第2スライド部22と、第1スライド部21の一部を収容可能な収容部23と、を有する。すなわち、保持部20は、本実施形態では、2段階のスライド機構によって構成している。ただし、保持部20は、穿刺針Nを保持し、かつ、穿刺針Nを前進可能な直動機構である限り特に限定されない。以下、保持部20の各部について詳述する。なお、以下の説明では、穿刺方向Xにおいて、穿刺針NのハブN2が配置される側を「手前側」、穿刺針Nの針N1が配置される側を「奥側」と称する。
第1スライド部21は、収容部23よりも手前側に配置されている。第1スライド部21の一部は、図1Aに示すように、収容部23に設けた凹部に収容可能に構成している。第1スライド部21は、図1Bに示すように、収容部23に収容された状態から、手前側に引き出し可能に構成している。
第2スライド部22は、第1スライド部21の手前側に配置されている。第2スライド部22の一部は、図1Aに示すように、第1スライド部21に設けた凹部に収容可能に構成している。第2スライド部22は、図1Bに示すように、第1スライド部21に収容された状態から、手前側に引き出し可能に構成している。
第1スライド部21および第2スライド部22は、術者が操作しない限り、手前側に引き出された状態を維持するように構成している。引き出された状態の維持方法としては特に限定されないが、例えば、第1スライド部21と収容部23との間の静止摩擦力および第1スライド部21と第2スライド部22との間の静止摩擦力を、術者が押し込む力を付与しない限り引き出された状態を維持できる程度に設定する方法、押しねじ等のストッパー部材(図示省略)によって第1スライド部21および第2スライド部22の穿刺方向Xの位置を一時的に固定する方法等が挙げられる。
第2スライド部22の手前側の端部には、図1Bに示すように、穿刺針NのハブN2を保持するハブ保持部22aが設けられている。
ハブ保持部22aは、本実施形態では、板部材に穿刺針NのハブN2を挿通可能な挿通孔22bを形成することによって構成している。挿通孔22bの径は、ハブN2を挿通可能、かつ、第2スライド部22がスライドした場合に穿刺針Nが第2スライド部22と一体的にスライド可能な程度に設定している。なお、ハブN2の形状は、図1Bのように円柱形状に限定されない。例えば、ハブN2は、手前側から奥側に向かって先細るテーパ形状を備えていてもよく、その場合、ハブ保持部22aの挿通孔22bをハブN2の形状に合わせてテーパ状に形成してもよい。また、ハブ保持部22aの構成は、穿刺針NのハブN2を保持可能である限り特に限定されない。例えば、ハブ保持部22aは、穿刺針NのハブN2を嵌めこみ可能な凹状の溝部によって構成してもよいし、ハブN2を第2スライド部22に固定可能なベルト部材、ハブN2を挿通可能なリング部材等によって構成してもよい。
第2スライド部22において、第1スライド部21に収容可能な部分には、第2スライド部22のスライド距離(すなわち穿刺針Nの前進距離)を示す目盛22cが設けられている。術者は、予め超音波エコー等によって測定した体表から動脈Vまでの距離に基づいて穿刺針Nの生体への挿入長さL(図3B参照)を決定し、目盛22cを用いて、第2スライド部22の手前側への引き出し長さを、決定した穿刺針Nの生体への挿入長さLに設定できる(図3A参照)。挿入長さは5mm〜30mm、好ましくは10mm〜20mmである。
第2スライド部22が第1スライド部21に押し込まれることによって、穿刺針Nは、穿刺針Nの針先から所望の長さLだけ生体に挿入される。このように、第2スライド部22は、穿刺針Nの前進距離を調整可能な調整部として機能する。前進距離は5mm〜25mm、好ましくは10mm〜20mmである。
収容部23は、少なくとも手前側が開口した筒状形状を備えている。収容部23の内部空間には、第1スライド部21の一部が収容される。
収容部23には、図1Aおよび図1Bに示すように、穿刺針Nの針N1が穿刺方向Xと交差する方向に移動することを規制する規制部23aが設けられている。
規制部23aは、本実施形態では、板部材に穿刺針Nの針N1を挿通可能な挿通孔23bを形成することによって構成している。そのため、規制部23aは、穿刺針Nの針N1が穿刺方向Xに移動することを許容しつつ、穿刺針Nの針N1が穿刺方向Xと交差する方向に移動することを抑制できる。なお、規制部23aの構成は、穿刺針Nが穿刺方向Xと交差する方向に移動することを抑制可能である限り特に限定されない。例えば、規制部23aは、穿刺針Nの針N1を配置可能な凹状の溝部によって構成してもよいし、穿刺針Nの針N1を挿通可能なリング部材によって構成してもよい。また、規制部23aは、収容部23および第1スライド部21の手前側の端部の両方に設けられていてもよい。また、規制部23aは、収容部23ではなく第1スライド部21の手前側の端部にのみ設けられていてもよい。また、保持部20は、規制部23aを備えなくてもよい。
(脚部)
三つの脚部31、32、33は、長尺状の板部材によって構成している。以下、三つの脚部31、32、33について詳述する。なお、三つの脚部31、32、33のそれぞれを、第1脚部31、第2脚部32、第3脚部33と称する。また、各脚部31、32、33の長手方向において、生体側を「先端側」と称し、保持部20側を「後端側」と称する。また、各脚部31、32、33において、先端および先端から一定の範囲を「先端部」と称し、後端端および後端から一定の範囲を「後端部」と称する。
三つの脚部31、32、33の形状は、同一でもよく、あるいはいずれも異なってもよい。本実施形態では、脚部31、32の間中心線(図示せず)対称軸として左右対称となっている。
脚部の長さは、患者の手の大きさに応じて自由に設定できるが、好ましくは20mm〜70mm、より好ましくは、30mm〜50mmの長さと、好ましくは3mm〜10mm、より好ましくは、5mm〜7mmの幅あるいは、好ましくは3mm〜10mm、より好ましくは、5mm〜7mmの厚みあるいは、好ましくは3mm〜10mm、より好ましくは、3mm〜7mmの直径を有するものであればよい。
材質としては、例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組合せたもの(ポリマーアロイ、ポリマーブレンド、積層体等)を用いることができる。好ましく、あるいはステンレス鋼、ピアノ線、コバルト系合金、ニッケルチタン合金等の超弾性合金を含む擬弾性を示す合金等の各種金属材料あるいは両者を組み合わせたものでもよい。
第1脚部31および第2脚部32は、図1Aに示すように、保持部20に対して穿刺方向Xの略延長線上に配置される。第1脚部31および第2脚部32の後端部は、連結部34に回転可能に連結されている。
第3脚部33は、図1Bに示すように、保持部20の穿刺針Nが配置される側とは反対側に配置される。第3脚部33は、図3Aに示すように、第3脚部33の長手方向が第1脚部31および第2脚部32の長手方向と交差するように配置されている。第3脚部33の後端部は、保持部20の収容部23に対して回転可能に連結されている。
三つの脚部31、32、33のそれぞれの先端部には、図1Aおよび図1Bに示すように、体表に固定可能な固定部51、52、53が設けられている。
各固定部51、52、52は、本実施形態では、体表に粘着可能な粘着体によって構成している。三つの脚部31、32、33の固定部51、52、53が体表に貼り付けられることによって、手Hの甲Hbに載置した三つの脚部31、32、33の位置がずれることを抑制できる。ただし、固定部51、52、53の構成は、各脚部31、32、33の先端部を体表に固定可能である限り特に限定されない。例えば、固定部は、脚部よりも面積が大きい固定面を有するもの、または、吸盤等であってもよい。
(可動部)
可動部40は、図1Aおよび図3Aに示すように、第1脚部31の後端部に設けられる第1後端回転軸41と、第2脚部32の後端部に設けられる第2後端回転軸42と、第3脚部33の後端部に設けられる第3後端回転軸43と、を有する。
第1後端回転軸41は、連結部34に接続されており、第1脚部31を回転可能に支持する(図1Bに回転方向を矢印a1で示す)。第2後端回転軸42は、連結部34に接続されており、第2脚部32を回転可能に支持する(図1Bに回転方向を矢印a2で示す)。連結部34は、保持部20の収容部23に取り付けられている。そのため、第1脚部31の先端部と第2脚部32の先端部とは、相対的に接近離反可能である。第3後端回転軸43は、保持部20の収容部23に接続されており、第3脚部33を回転可能に支持する(図3Aに回転方向を矢印a3で示す)。また、第3脚部33の先端部と第1脚部31および第2脚部32の先端部とは、相対的に接近離反可能である。これらにより、三つの脚部31、32、33の先端部の相対的な位置を、生体の様々な部位(特に手のように凹凸の多い部位)の形状に合わせて調整できる。また、第3脚部33の先端部と第1脚部31および第2脚部32の先端部との相対的な位置を調整することによって、図3Aに示すように、穿刺針Nの穿刺角度θ(穿刺方向Xと体表との成す角度)を調整することができる。
三つの脚部31、32、33は、術者が操作しない限り、調整された位置を維持するように構成している。三つの脚部31、32、33を調整された位置に維持する方法としては特に限定されないが、例えば、脚部31、32、33と後端回転軸41、42、43との間に作用する静止摩擦力を、術者が外力を付与しない限り各脚部31、32、33の回転を防止可能な程度に設定する方法、押しねじ等のストッパー部材(図示省略)によって各脚部31、32、33の回転を一時的に防止する方法等が挙げられる。
なお、必ずしも全ての脚部31、32、33の先端部が相対的に接近離反可能である必要はなく、複数の脚部31、32、33のうち少なくとも二つの脚部の先端部が相対的に接近離反可能であればよい。例えば、3つの脚部31、32、33のうち一つの脚部のみが動くように構成されていてもよい。また、例えば、3つの脚部31、32、33のうち二つの脚部のみが動くように構成されていてもよい。
(使用方法)
次に、図2Aおよび図2Bに示すように、手に位置する動脈V(手掌動脈)を穿刺し、その穿刺部位Pを介して診断・治療を行うdTRI(distal Transradial Interbention)によるカテーテル手技を例に、穿刺補助具10の使用方法を説明する。なお、以下の説明では、穿刺針Nが、手Hの甲Hb側を走行するs−RAを穿刺する場合を説明するが、穿刺針Nは、d−RAを穿刺してもよい。
まず、術者は、図2Aまたは図2Bのように、三つの脚部31、32、33の先端部の相対的な位置を調整し、穿刺補助具10を手Hの甲Hbの上に配置する。三つの脚部31、32、33のそれぞれの先端部を手Hの甲Hbのどの位置に配置するかは特に限定されないが、図2Aには、スナッフボックスの周辺に第1脚部31および第2脚部32の先端部を配置し、かつ、第3脚部33の先端部を人差し指F2の付け根付近に配置する例を示している。図2Bには、スナッフボックスの周辺に第1脚部31および第2脚部32の先端部を配置し、かつ、第3脚部33の先端部を親指F1の付け根付近に配置する例を示している。
なお、図2Aおよび図2Bでは、穿刺補助具10の配置位置を明確化するため、手が開いた状態を図示しているが、手は握りこぶしの状態になっていてもよい。握りこぶしの状態では、脚部の配置を調整してd−RAを穿刺してもよいし、脚部の配置を調整してs−RAを穿刺してもよい。
次に、術者は、図3Aに示すように、第1スライド部21および第2スライド部22を手前側に引き出す。この際、術者は、第2スライド部22の手前側への引き出し長さを、穿刺針Nの生体への所望の挿入長さLに設定する。また、この際、術者は、第1スライド部21の手前側への引き出し長さを、穿刺針Nの針N1の針先が体表に接触する程度に設定できる。
次に、術者は、図3Bに示すように、第2スライド部22を第1スライド部21に押し込む。これによって、穿刺針Nが針先から所望の挿入長さLだけ挿入され、動脈Vが穿刺される。
次に、術者は、穿刺針Nの内腔を介して動脈Vにガイドワイヤ(図示省略)を挿入する。次に、術者は、穿刺針Nを生体外へ抜去するとともに、穿刺補助具10を生体から取り外す。
次に、術者は、ガイドワイヤを用いてイントロデューサーシースおよびダイレータ(図示省略)を動脈Vに導入する。次に、術者は、ガイドワイヤおよびダイレータを生体外へ抜去する。その後、術者は、イントロデューサーシースを介して、ガイドワイヤやカテーテル等の医療器具(図示省略)を血管内に挿入し、診断・治療等を行う。あるいは、イントロデューサーシースを使用せずに、ガイドワイヤに沿ってガイディングシースを直接穿刺してもよい。
なお、上記使用例の説明では、穿刺補助具10を生体に取り付けた後に穿刺針Nを穿刺補助具10に保持させたが、穿刺補助具10に穿刺針Nを保持させた後に穿刺補助具10を生体に取り付けてもよい。
以上、上記実施形態に係る穿刺補助具10は、穿刺針Nを保持するとともに、穿刺針Nの長手方向に沿って穿刺針Nを穿刺方向に前進可能な保持部20と、先端部および後端部を有し、保持部20を支持する複数の脚部31、32、33と、複数の脚部31、32、33のうち少なくとも二つの脚部の先端部を相対的に接近離反可能な可動部40と、を有する。上記穿刺補助具10によれば、術者は、穿刺部位周辺の生体の外形形状に合わせて少なくとも二つの脚部の先端部の相対的な位置を調整することによって、保持部20が生体に対して位置ずれすることを抑制できる。その結果、穿刺針Nの位置ずれを抑制できる。
また、保持部20は、穿刺針Nの前進距離を調整可能な第2スライド部22を有する。そのため、術者は、穿刺針Nの生体への挿入長さLを容易に調整できる。
また、保持部20には、穿刺針Nの前進距離を示す目盛22cが設けられている。そのため、術者は、穿刺針Nの生体への挿入長さLを容易に把握できる。
また、可動部40は、複数の脚部31、32、33のうち少なくとも一つの脚部の後端部に設けられるとともに、少なくとも一つの脚部を保持部20に対して回転可能に支持する後端回転軸41、42、43を有する。そのため、脚部31、32、33は後端部を起点として回転させることができる。
また、穿刺補助具10は、少なくとも三つの脚部31、32、33を有する。そのため、穿刺補助具が二つの脚部しか備えない場合と比較すると、保持部20の位置ずれをより一層抑制できる。
また、三つの脚部31、32、33の先端部は、互いに接近離反可能である。そのため、三つの脚部31、32、33の先端部の位置を穿刺部位周辺の生体の外形形状に応じて調整できる。
また、複数の脚部31、32、33の先端部には、体表に固定可能な固定部51、52、53が設けられている。そのため、複数の脚部31、32、33が生体に対して位置ずれすることを抑制できる。
また、固定部51、52、53は、体表に粘着可能な粘着体を含む。そのため、体表上に載置した複数の脚部31、32、33が生体に対して位置ずれすることを抑制できる。
<第1実施形態の変形例>
図4Aおよび図4Bは、第1実施形態の変形例に係る穿刺補助具10aの説明に供する図である。
第1実施形態の変形例に係る穿刺補助具10aは、可動部40aが後端回転軸41、42、43だけでなく、先端回転軸44、45を有する点において、上記実施形態に係る穿刺補助具10と相違する。以下、第1実施形態の変形例に係る穿刺補助具10aについて説明する。なお、第1実施形態に係る穿刺補助具10と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(脚部)
第1脚部31aは、図4Aに示すように、先端側に配置される第1部材31bと、第1部材31bよりも後端側に配置されるとともに、第1部材31bと別部材で構成される第2部材31cと、を有する。
第2脚部32aは、先端側に配置される第1部材32bと、第1部材32bよりも後端側に配置されるとともに、第1部材32bと別部材で構成される第2部材32cと、を有する。
(可動部)
可動部40aは、第1脚部31aに設けられる第1先端回転軸44と、第2脚部32aに設けられる第2先端回転軸45と、を有する。
第1先端回転軸44は、図4Bに示すように、第1脚部31aの第2部材31cに接続されており、第1脚部31aの第1部材31bを第2部材31cに対して回転可能に支持する。第2先端回転軸45は、第2脚部32aの第2部材32cに接続されており、第2脚部32aの第1部材32bを第2部材32cに対して回転可能に支持する。
また、各第1部材31b、32bは、術者が操作しない限り、調整された位置を維持するように構成している。各第1部材31b、32bを調整された位置に維持する方法としては特に限定されないが、例えば、第1部材31b、32bと先端回転軸44、45との間に作用する静止摩擦力を、術者が外力を付与しない限り各第1部材31b、32bの回転を防止可能な程度に設定する方法、押しねじ等のストッパー部材(図示省略)によって各第1部材31b、32bの回転を一時的に防止する方法等が挙げられる。
以上説明したように第1実施形態の変形例に係る穿刺補助具10aでは、複数の脚部31a、32a、33のうち少なくとも一つの脚部は、第1部材31b、32bと、第1部材31b、32bよりも後端側に設けられる第2部材31c、32cと、を有する。可動部40aは、第1部材31b、32bを第2部材31c、32cに対して回転可能に支持する先端回転軸44、45を有する。そのため、術者は、穿刺部位周辺の生体の外形形状に合わせて脚部31a、32aの先端部の位置を調整できる。
<第2実施形態>
図5A〜図6Cは、第2実施形態に係る穿刺補助具100の説明に供する図である。
第2実施形態に係る穿刺補助具100は、保持部120の構成、三つの脚部131、132、133の構成、可動部140の構成において、第1実施形態に係る穿刺補助具10と相違する。以下、第2実施形態に係る穿刺補助具100について説明する。なお、第1実施形態に係る穿刺補助具10と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(保持部)
保持部120は、図5Aおよび図5Bに示すように、穿刺針Nを取付け可能な取付部121と、穿刺方向Xに移動可能なロッド122と、ロッド122の手前側の端部に設けられたプッシュボタン123と、ロッド122の前進可能距離(穿刺針Nの前進距離)を調整可能な調整部124と、ロッド122に奥側から手前側に向かう方向(押し上げる方向)の付勢力を付与する圧縮ばね125と、調整部124および圧縮ばね125を収容するハウジングを126と、を有する。
取付部121は、図5Bに示すように、ロッド122の奥側の端部に設けられている。取付部121は、穿刺針NのハブN2に取り付け可能および取外し可能に構成している。取付部121をハブN2に取り付ける方法は特に限定されないが、取付部121にハブN2に嵌合可能な溝等の嵌合部を設ける方法等が挙げられる。また、取付部121には、図5Aに示すように、ハブN2が取付部121に取り付けられた状態で、ハブN2の内腔にガイドワイヤ等の医療器具を挿入可能な貫通孔121aが設けられている。
ロッド122は、長尺状の棒状部材によって構成している。ロッド122には、図5Bに示すように、後述する筒状部材124aに当接してロッド122の穿刺方向Xへの移動を規制するストッパー部材122aと、圧縮ばね125の一端をロッド122に接続する接続部122bと、が設けられている。
調整部124は、図5Aおよび図5Bに示すように、穿刺方向Xに移動可能な筒状部材124aと、筒状部材124aの穿刺方向Xにおける位置によって定まるロッド122の前進可能距離(穿刺針Nの生体への挿入長さ)を示す目盛124bと、を有する。
筒状部材124aの外周面には、図5Bに示すように、ハウジング126の内表面に形成された螺子部に螺合可能な螺子が形成されている。そのため、筒状部材124aは、穿刺方向Xに移動可能であるとともに、回転させない限り、穿刺方向Xにおける位置を維持する。
筒状部材124aには、ロッド122を挿通させることが可能な挿通孔124cが形成されている。挿通孔124cは、軸直交断面において多角形形状を備えている(図示省略)。また、ロッド122において少なくとも筒状部材124aを挿通する部分およびその周辺は、筒状部材124aに引っ掛かり筒状部材124aと一体的に回転するように、筒状部材124aと同様に、軸直交断面において多角形形状を備えている。そのため、ロッド122は、筒状部材124aとは独立して穿刺方向Xに摺動可能であるとともに、筒状部材124aと一体的に回転可能である。
圧縮ばね125は、調整部124よりも奥側に配置されている。圧縮ばね125は、ロッド122に固定されている接続部122bを介して、ロッド122に奥側から手前側に向かう方向(押し上げる方向)の付勢力を付与する。
ハウジング126は、筒状部材によって構成している。ハウジング126の手前側の面(上面)および奥側の面(底面)には、ロッド122を挿通可能な挿通孔が形成されている。ハウジング126内の中間部分には、接続部122bに当接して、接続部122bが手前側に移動することを規制する仕切り板126aが設けられている。
次に、保持部120の作用について説明する。まず、術者は、ロッド122を回転させる。ロッド122の回転に伴い、筒状部材124aが回転する。筒状部材124aの回転によって、筒状部材124aは、ハウジング126の内面の螺子部に沿って穿刺方向Xに移動する。この際、術者は、予め超音波エコー等によって測定した体表から動脈Vまでの距離に基づいて穿刺針Nの生体への挿入長さLを決定し、ロッド122の前進可能長さが所望の穿刺針Nの生体への挿入長さLとなるように目盛124bを視認しながらロッド122の回転量(筒状部材124aの穿刺方向Xの位置)を調整する。
次に、術者がロッド122から手を離すと、ハウジング126の螺子部と螺合している筒状部材124aは動かないのに対し、ロッド122は、図5Aに示すように、圧縮ばね125の付勢力によって、接続部122bが仕切り板126aに当接する位置まで押し上げられる。
次に、術者は、図5Bに示すように、ロッド122のストッパー部材122aが筒状部材124aに当接するまで、プッシュボタン123を押し下げる。これによって、取付部121がロッド122とともに穿刺方向Xに移動し、穿刺針Nが、生体への所望の挿入長さLだけ生体に挿入される。
次に、術者は、取付部121の貫通孔121aを介して穿刺針Nの内腔にガイドワイヤ(図示省略)を挿入する。なお、穿刺補助具100は、圧縮ばね125の付勢力に抗してプッシュボタン123を押し下げられた状態に維持する維持部材(図示省略)を有していてもよい。維持部材が穿刺針Nを生体に挿入された状態に維持することによって、術者は、ガイドワイヤを穿刺針Nの内腔に容易に挿入することができる。なお、以降の手技は、第1実施形態で説明した手技と同様であるため、その説明を省略する。
(脚部)
三つの脚部131、132、133は、本実施形態では、図5Aに示すように、棒状部材によって構成している。以下、三つの脚部131、132、133のそれぞれを、第1脚部131、第2脚部132、第3脚部133と称する。
第1脚部131および第2脚部132は、図5Aに示すように、保持部120に対して穿刺方向Xの略延長線上に配置される。第1脚部131および第2脚部132の後端部は、連結部134および後述する第1後端回転軸141を介して保持部120に対して回転可能に連結されている。
第3脚部133は、図5Bに示すように、第3脚部133の長手方向が第1脚部31および第2脚部32の長手方向と交差するように配置されている。第3脚部133の後端部は、保持部20のハウジング126に対して回転可能に連結されている。
三つの脚部131、132、133のそれぞれの先端部には、図5Aに示すように、体表に固定可能な固定部151、152、153が設けられている。
各固定部151、152、152は、本実施形態では、体表に粘着可能な粘着体によって構成している。三つの脚部131、132、133の固定部151、152、153が体表に貼り付けられることによって、手Hの甲Hbに載置した三つの脚部131、132、133の位置がずれることを抑制できる。ただし、固定部151、152、153の構成は、各脚部131、132、133の先端部を体表に固定可能である限り特に限定されない。例えば、固定部は、脚部よりも面積が大きい固定面を有するもの、または、吸盤等であってもよい。
(可動部)
可動部140は、図5Aおよび図5Bに示すように、第1脚部131および第2脚部132の後端部に設けられる第1後端回転軸141と、第3脚部33の後端部に設けられる第2後端回転軸142と、を有する。
第1後端回転軸141は、図5Aに示すように、連結部134に接続されており、第1脚部131および第2脚部132の両方を保持部120に対して回転可能に支持する。このように、第1実施形態では脚部31と脚部32とが異なる軸を回転軸として回転したが、本実施形態のように、第1脚部131と第2脚部132とが、同一の回転軸(第1後端回転軸141)によって可動であってもよい。
第1後端回転軸141は、図6Aに示すように、第1脚部131と第2脚部132とが同一平面上に位置するように、各脚部131、132の側面から突出する突起131a、132aに配置されていてもよい。また、第1後端回転軸141は、図6Bに示すように、第1脚部131の後端部と第2脚部132の後端部とを重ねた状態で、各脚部131、132の後端部に配置されていてもよい。また、第1後端回転軸141は、図6Cに示すように、第1脚部131の後端部に設けられたスリット131bに第2脚部132の後端部を挿通させた状態で、各脚部131、132の後端部に配置されていてもよい。なお、図5Aでは、第1脚部131と第2脚部132とが図6Aの接続状態にある例を示している。
第2後端回転軸142は、図5Bに示すように、ハウジング126に接続されており、第3脚部133を保持部120に対して回転可能に支持する。
三つの脚部131、132、133は、術者が操作しない限り、調整された位置を維持するように構成している。三つの脚部131、132、133を調整された位置に維持する方法としては特に限定されないが、例えば、各脚部131、132、133と後端回転軸141、142との間に作用する静止摩擦力を、術者が外力を付与しない限り各脚部131、132、133の回転を防止可能な程度に設定する方法、押しねじ等のストッパー部材(図示省略)によって各脚部131、132、133の回転を一時的に防止する方法等が挙げられる。
以上説明したように、第2実施形態に係る穿刺補助具100では、保持部120は、ピストン機構によって穿刺針Nを動脈Vに向かって移動させる。このように、保持部120の構成は、穿刺針Nの長手方向に沿って穿刺針Nを前進可能である限り、特に限定されない。
<第2実施形態の変形例>
図7は、第2実施形態の変形例に係る穿刺補助具100aの説明に供する図である。
第2実施形態の変形例に係る穿刺補助具100aは、保持部120aがピストン機構によって構成されていない点で第2実施形態に係る穿刺補助具100と相違する。以下、第2実施形態の変形例に係る穿刺補助具100aについて説明する。なお、第2実施形態に係る穿刺補助具100aと同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(保持部)
保持部120aは、穿刺針Nの針N1の一部およびハブN2を収容可能な有底の筒状部材によって構成している。保持部120aの底面(奥側の面)には、穿刺針Nの針N1を挿通可能な挿通孔127が形成されている。保持部120aの手前側には、保持部120aの周面の一部を切り欠いた切り欠き部128が形成されている。そのため、切り欠き部128によってハブN2の少なくとも一部を、保持部120aから露出させることができる。
保持部120aは、穿刺針Nが保持部120aに収容された状態で、術者が穿刺針Nに外力を付与しない限り移動しないように構成している。術者が穿刺針Nに外力を付与しない限り穿刺針Nが移動しないようにする方法は特に限定されないが、保持部120aに穿刺針NのハブN2を嵌めこみ可能な凹状の溝部120bを設ける方法等が挙げられる。
保持部120aは、本実施形態では、内部に配置した穿刺針Nを視認できるように、透明、半透明、有色透明な部材によって構成することが好ましい。保持部120aには、穿刺針Nの前進距離を示す目盛129が設けられている。
次に、保持部120aの作用について説明する。術者は、穿刺針NのハブN2において保持部120aから露出している部分を手指で押し下げることによって穿刺針Nを動脈Vに向かって移動させることができる。この際、術者は、予め超音波エコー等によって測定した体表から動脈Vまでの距離に基づいて穿刺針Nの生体への挿入長さLを決定し、穿刺針Nが所望の挿入長さLだけ前進するように、目盛129を視認しながら、穿刺針Nを動脈Vに向かって前進させる。
以上説明したように、第2実施形態の変形例に係る穿刺補助具100では、穿刺針Nは術者が直接押し込むことによって前進する。このように、保持部120aの構成は、穿刺針Nの長手方向に沿って穿刺針Nを前進可能である限り、特に限定されない。
以上、実施形態および変形例を通じて本発明に係る穿刺補助具を説明したが、本発明に係る穿刺補助具は実施形態および変形例において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施形態および変形例では、穿刺補助具が三つの脚部を有している場合を説明したが、穿刺補助具は、少なくとも二つの脚部を有していればよい。
また、例えば、複数の脚部のうち少なくとも1本が動くものであれば、脚部の先端部の相対的な位置を調整することができ、2本の脚部が動くものでもよい。
また、例えば、第1実施形態の変形例に係る穿刺補助具10aでは、可動部40aが後端回転軸41、42、43および先端回転軸44、45の両方を有する形態を説明したが、可動部40aは、先端回転軸44、45のみを有していてもよい。
10、10a、100、100a 穿刺補助具、
20、120、120a 保持部、
21 第1スライド部、
22 第2スライド部(調整部)、
23 収容部、
22c、124b、129 目盛、
31、32、33、31a、131、132、133 脚部、
31b、32b 第1部材、
31c、32c 第2部材、
40、40a、140 可動部、
41、42、43 後端回転軸、
44、45 先端回転軸、
51、52、53、151、152、153 固定部(粘着体)、
124 調整部、
N 穿刺針。

Claims (9)

  1. 穿刺針を保持するとともに、前記穿刺針の長手方向に沿って前記穿刺針を穿刺方向に前進可能な保持部と、
    先端部および後端部を有し、前記保持部を支持する複数の脚部と、
    前記複数の脚部のうち少なくとも二つの脚部の先端部を相対的に接近離反可能な可動部と、を有する、穿刺補助具。
  2. 前記保持部は、前記穿刺針の前進距離を調整可能な調整部を有する、請求項1に記載の穿刺補助具。
  3. 前記保持部には、前記穿刺針の前進距離を示す目盛が設けられている、請求項1または請求項2に記載の穿刺補助具。
  4. 前記可動部は、前記複数の脚部のうち少なくとも一つの脚部の後端部に設けられるとともに、当該脚部を前記保持部に対して回転可能に支持する後端回転軸を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の穿刺補助具。
  5. 前記複数の脚部のうち少なくとも一つの脚部は、第1部材と、前記第1部材よりも後端側に設けられる第2部材と、を有し、
    前記可動部は、前記第1部材を前記第2部材に対して回転可能に支持する先端回転軸を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の穿刺補助具。
  6. 少なくとも三つの脚部を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の穿刺補助具。
  7. 前記三つの脚部の先端部のそれぞれは、互いに接近離反可能である、請求項6に記載の穿刺補助具。
  8. 前記複数の脚部の先端部には、体表に固定可能な固定部が設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の穿刺補助具。
  9. 前記固定部は、体表に粘着可能な粘着体を含む、請求項8に記載の穿刺補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023002848A1 (ja) * 2021-07-21 2023-01-26 テルモ株式会社 血管穿刺支援装置

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