JP2019211311A - 反射型光センサ及びそれを用いた反射型エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】クロストークによる影響を低減でき、かつ低コストで製造することができる反射型光センサ及びそれを用いた反射型エンコーダを提供する。【解決手段】所定位置にある対象物に対して光を出射する光源と、前記光源と同じ方向を向き、前記対象物で反射した反射光をセンシングする受光素子と、前記光源と前記受光素子とを封止し、前記光源から出た光が出射する出射面と、前記対象物で反射した反射光が入射する入射面とがその表面に形成された透光部材とを備えるものであり、前記入射面と前記出射面の間に段部が設けられており、前記出射面が前記入射面よりも低い反射型光センサ及びそれを用いた反射型エンコーダである。【選択図】図3

Description

本発明は、反射型光センサ及びそれを用いた反射型エンコーダに関する。
従来、例えば光学エンコーダ等に用いられる反射型光センサとして、特許文献1に開示されているような、基板の一面に光源と受光素子とを設け、これらを透明の樹脂(封止樹脂)で封止したものが知られている。この反射型光センサは、光源から出射された光をスケール等の対象物に照射し、この対象物で反射した反射光を受光素子でセンシングするようにしている。
ところでこの種の反射型光センサでは、光源から出射された光の一部が、対象物に照射されることなく封止樹脂内で反射して受光素子に検出されてしまう、クロストークが少なからず生じてしまう。クロストークは受光センサのSN比を低下させ、センシング精度を悪化させる一因であるので、クロストークによる影響を低減することが求められている。
例えば特許文献2には、光源を含む発光部と受光素子を含む光検出部との間に遮光体を設けることで、クロストークによる影響を低減することが開示されている。これによれば、光源から出射されて封止樹脂内を伝搬して光検出素子に向かう光を遮光体で遮断することができ、クロストークによる影響を低減できる。
しかしながら、特許文献2に開示されている反射型光センサは、発光部と光検出部とが遮光体により分断されているので、光源と受光素子とを封止するのに複数回の工程に分けて樹脂成型を行う必要がある。そのため製造工程において工数が増加し、製造コストが増加してしまう。
特開平6−221874号公報 特開2006−038572号公報
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、クロストークによる影響を低減でき、かつ低コストで製造することができる反射型光センサ及びそれを用いた反射型エンコーダを提供することを目的とする。
すなわち本発明に係る反射型光センサは、所定位置にある対象物に対して光を出射する光源と、前記光源と同じ方向を向き、前記対象物で反射した反射光をセンシングする受光素子と、前記光源と前記受光素子とを封止し、前記光源から出た光が出射する出射面と、前記対象物で反射した反射光が入射する入射面とがその表面に形成された透光部材とを備えるものであり、前記入射面と前記出射面の間に段部が設けられており、前記出射面が前記入射面よりも低いことを特徴とする。
このようなものであれば、前記入射面と前記出射面の間に段部が設けられており、前記出射面が前記入射面よりも低くなっているので、出射面と入射面との間に段部がない場合に透光部材内で反射して受光素子に到達していた光であるクロストーク光が、段部によってその光路を変更され、受光素子に到達できなくなる。これにより、受光素子に到達するクロストーク光の量を減らし、クロストークによる影響を低減することができる。
また、光源と受光素子との間に遮光体等を設ける必要がないので、光源と受光素子を覆う透光部材を一度の成型工程で設けることができ、製造にかかる工数を削減し、低コストで製造できる。
前記入射面と段部との境界が、前記光源及び前記受光素子から等距離にある仮想的な面よりも受光素子側に位置することが好ましい。
このようなものであれば、光源と受光素子から等距離にある仮想的な面上に入射面が形成されていないので、出射面から出射されて対象物で反射されることなく段部から透光部材内に入射した光が、入射面で正反射して受光素子に到達するのを抑制できる。これにより、出射面から出射された光に起因するクロストークによる影響を低減することができる。
前記段部が、傾斜面からなることが好ましい。
このようなものであれば、段部が垂直な壁状である場合に比べて、出射面から出射されて対象物で反射されることなく段部に到達する光の入射角度を大きくすることができる。そのため、クロストークを引き起こす一因となるこのような光が透光部材内に再び入ることなく全反射されやすくなり、出射面から出射された光に起因するクロストークによる影響をより一層低減することができる。
前記反射型光センサは、前記受光素子を複数個備え、前記仮想的な面は、前記複数の受光素子のうち前記光源に最も近い受光素子と、前記光源から等距離にあるものであることが好ましい。
このようなものであれば、複数の受光素子のいずれにおいても、クロストークによる影響を低減することができる。
前記段部の透光部材の態様として、前記出射面と前記入射面とが互いに平行であるものを挙げることができる。
前記出射面には、前記光源から出た光を透過させる出射レンズが形成されており、前記入射面には、前記対象物で反射した反射光を透過させる入射レンズが形成されていることが好ましい。
このようなものであれば、光を対象物に向けて効率的に出射できるとともに、反射光を受光素子に向けて効率的に集光できる。
また本発明の反射型エンコーダは、前記した反射型光センサと、前記対象物であり、光を反射しやすい反射領域と、光を反射しにくい非反射領域とが交互に並ぶ光反射パターンが形成されたエンコーダスケールとを備え、前記エンコーダスケールは、前記光源から出射された光の主光線の光路を含め面を、前記反射領域と前記非反射領域が交互に通過するように直線又は回転運動し、前記光源が前記エンコーダスケールに対して光を出射し、前記受光素子が前記反射領域で反射した反射光をセンシングするものである。
このような反射型エンコーダであれば、前記した反射型光センサと同様の作用効果を得ることができる。
このようにした本発明によれば、クロストークによる影響を低減でき、かつ低コストで製造することができる反射型光センサ及びそれを用いた反射型エンコーダを提供することができる。
本実施形態の反射型光センサを用いた反射型エンコーダの構成を模式的に示す側面図。 同実施形態の反射型光センサを用いた反射型エンコーダの構成を模式的に示す斜視図。 同実施形態の反射型光センサの構成を模式的に示すA−A’線断面図。 同実施形態の反射型光センサの構成を模式的に示す平面図。 同実施形態の反射型光センサにおける、光源から出射された光の光路を説明する図。 同実施形態の反射型光センサにおける、光源から出射された光の光路を説明する図。 同実施形態の反射型光センサの構成を模式的に示すB−B’線断面図、C−C’線断面図及びD−D’線断面図。
以下に、本発明の一実施形態に係る反射型エンコーダについて図面を参照して説明する。
なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係、光の光路等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
本実施形態に係る反射型エンコーダ100は、モータに取り付けられて、当該モータの回転数、回転角度、回転方向等を検出する、インクリメンタル形のロータリーエンコーダである。図1に示すように、反射型エンコーダ100は、図示しないモータの回転軸Mと同軸回転可能に接続された円板状のスケール2(本発明の「対象物」に相当)と、スケール2の裏面21に対して光を出射するとともに、裏面21からの反射光をセンシングする反射型光センサ1とを備えている。
図2に示すように、センシング対象面であるスケール2の裏面21には、所定の光反射パターンが形成されている。この光反射パターンは、光を反射しやすい反射領域211と、光を反射しにくい非反射領域(具体的にはスリット)212とが、円周方向に沿って交互に並んで形成されたものである。反射型光センサ1は、モータの回転軸Mと共に回転するスケール2の光反射パターンに光を出射し、反射領域211で反射した反射光をセンシングすることで、モータの回転数、回転角度、回転方向等を検出することができるようになっている。
以下において、反射型光センサ1の構成を詳細に説明する。
図3に示すように、反射型光センサ1は、基板11と、センシング対象面21に対して光を出射する光源12と、反射領域211で反射した反射光をセンシングする受光素子13と、光源12と受光素子13とを封止する透光部材14とを備えている。ここで、光源12と受光素子13はともに、基板11の表面111上の異なる位置に搭載されている。
以下において、表面111と平行であって、かつ光源12と受光素子13とを結ぶ方向をx方向とし、表面111と平行であって、かつx方向と垂直な方向をy方向とし、表面111と垂直な方向をz方向として説明する。
基板11は、z方向から視て概略矩形板状のものであり、例えば紙フェノール、ガラスコンポジット、ガラスエポキシ等の材料から成るものである。ここでは、表面111が、スケール2の裏面21と平行になるように構成されている。
光源12は、具体的には発光ダイオードである。光源12は、出射した光の主光線の光路がz方向と平行になるように、表面111上に1つ搭載されている。なお、ここでいう光源12が出射した光の主光線とは、光源12から出射された光のうち、透光部材14の内側を通過する光における主光線を意味する。
受光素子13は、光起電力効果を利用するものであり、具体的にはフォトダイオードである。受光素子13は、反射光を受光する受光面を有しており、この受光面で受光した光量に比例した信号を出力するように構成されている。受光素子13は、その受光面がz方向と直交するように表面111上に搭載されており、z方向からの反射光を受光できるように構成されている。
本実施形態の反射型光センサ1は、複数個(具体的には2つ)の受光素子13a及び13b備えており、これらがx方向に沿って、光源12側から順に設けられている。x方向における光源12に近い位置にある受光素子13aは、分割された複数の受光面を有しており、この複数の受光面がそれぞれ別の信号を出力するようになっている(A相及びB相)。この複数の受光面は、y方向に沿って並んで設けられている。
x方向における光源12から遠い位置にある受光素子13bは、互いに分割された複数(具体的には3つ)の受光面を有しており、スケール2が1回転する毎に信号を出力するようになっている(Z相)。
透光部材14は、光源12と受光素子13を覆うように、基板11の表面111に設けられている。透光部材14は、エポキシ樹脂等の透光性を有する樹脂材料からなる樹脂成型物であり、光源12から出射された光や、反射領域211で反射した反射光が、その内部を透過できるようになっている。
図3及び図4に示すように、透光部材14は基板11の表面111上に設けられており、センシング対象面21に対向するその表面には、光源12から出た光を出射する出射面141と、反射領域211で反射した反射光が入射する入射面143とが形成されている。出射面141と入射面143はいずれも、x方向及びy方向と平行になるように形成されており、互いに平行となっている。
出射面141には、光源12から出射された光をセンシング対象面21に効率的に導くよう、1つの出射レンズ142が形成されている。出射レンズ142は、センシング対象面21に向かって膨出するように形成された軸対称レンズであり、より具体的には球面レンズである。出射レンズ142は、出射面141において、光源12が出射した光の主光線と交わるように形成されている。
入射面143には、反射領域211で反射した反射光を受光素子13に導く入射レンズ144が形成されている。入射レンズ144は、受光素子13とセンシング対象面21との間に位置するように形成されており、反射光を効率よく受光素子13に導くことができるようになっている。入射レンズ144の表面には、反射光を透過させる反射光透過面145が形成されている。この反射光透過面145は、センシング対象面21に面するとともに、光源12側を向くように曲面状に膨出するように形成されている。
なお、本実施形態の光センサ1の入射面143には、x方向に沿って複数(具体的には2つ)の入射レンズ144a及び144bが形成されている。入射レンズ144a及び144bはそれぞれ、複数の受光素子13a及び13bに対応しており、入射レンズ144aは受光素子13aに反射光を導き、入射レンズ144bは受光素子13bに反射光を導くようになっている。ここでは、複数の入射レンズ144a、144bは同様の形状になるように形成されている。
しかして、本実施形態の反射型光センサ1は、図3及び図4に示すように、透光部材14の表面において出射面141と入射面143との間に段部146が形成されており、出射面141が入射面143よりも低くなっている。すなわち、基板11と出射面141との間のz方向に沿った距離が、基板11と入射面143との間のz方向に沿った距離よりも短くなるように構成されている。段部146はy方向に沿って延びるように形成されている。段部146のy方向に沿った長さは、出射面141及び入射面143のy方向に沿った長さと同じになるように形成されている。すなわち、出射面141と入射面143とは、段部146によって互いに分離されている。
段部146は、出射面141と入射面143との間に形成された面からなるものである。より具体的には、x方向に沿って光源12側から受光素子13側に向かうにつれて、基板11からのz方向に沿った距離が長くなる傾斜面からなる。段部146は、出射面141との境界が仮想的な面Sよりも受光素子13側に位置するように形成されている。この仮想的な面Sは、光源12と受光素子13(より具体的には、光源に近い位置にある受光素子13a)から等距離にある仮想的な面である。ここでは、段部146は、入射面143との境界が、仮想的な面Sよりも受光素子13a側に位置するように形成されている。すなわち、入射面143は仮想的な面Sよりも受光素子113側に形成されている。
また、本実施形態の反射型光センサ1の入射レンズ144は、センシング対象面21において、x方向から視て同じ位置であって、かつx方向とは別の方向から視て異なる複数の位置で反射した反射光が、受光素子13の受光面において、x方向から視て同じ位置であって、かつx方向とは別の方向から視て異なる位置に導かれるように、その表面が形成されている。
以下において、入射レンズ144の構成について、入射レンズ144aを代表にして説明するが、当該説明は入射レンズ144bについても適用できる。
図5及び図6を参照して、光源12から出射された光の光路について説明する。図5及び図6は、センシング対象面21において、x方向から視て同じ位置であって、x方向とは異なる方向(ここではy方向)から視て異なる位置で反射する3つの光線L、L、Lの光路を模式的に示している。なお、ここでは、説明を容易にするため受光素子13aを省略している。また、反射光が基板11の表面111においてy方向から視て異なる位置であるものの、x方向から視て同じ位置に導かれる場合にも、反射光が受光素子13の受光面において、y方向から視て異なる位置であるものの、x方向から視て同じ位置に導かれるとみなすことができる。
図5は、光源12を通り、かつy方向に垂直な断面を示す図である。図5に示すように、光線L、L、Lは、センシング対象面21において、それぞれ反射点H、H、Hで反射し、入射レンズ144aの表面において、それぞれ入射点P、P、Pから入射する。反射点H、H、Hは、x方向に沿って、光源12側から受光素子13a側に向かってこの順に並んでいる。
図6は、x方向と垂直な断面を示す図であり、光源12側から受光素子13a側を視た図である。ここでは、入射点Pを含む入射レンズ144aの表面Sを通る断面と、入射点Pを含む入射レンズ144aの表面Sを通る断面と、入射点Pを含む入射レンズ144aの表面Sを通る断面とを重ねて図示している。なおここでは、説明を容易にするため出射レンズ142を省略している。
図6に示すように、反射点H、H、Hはx方向から視ると同じ位置である。本実施形態の光センサ1では、このような反射点H、H、Hで反射した光線L、L、Lは、入射点P、P、Pからそれぞれ異なる入射角で入射して、基板11の表面111において、y方向から視て異なる位置であるものの、x方向から視て同じ位置に導かれるようになっている。
次にこのような入射レンズ144aの構造について説明する。
入射レンズ144aは非球面レンズであり、具体的には、反射光透過面145がトロイダル面を成すトロイダルレンズである。その形状をより具体的に説明すると、入射レンズ144aの反射光透過面145aは、図3及び図4に示すように、z方向から視て所定の第1曲率半径Rを有する曲線形状をなすとともに、y方向から視て、第1曲率半径Rと異なる所定の第2曲率半径Rを有する曲線形状をなしている。ここでは、第1曲率半径Rが第2曲率半径Rよりも大きくなるように形成されている。
図7は、入射レンズ144aにおけるx方向と垂直な断面を示す図であって、x方向における位置が異なる3つの断面を示す図である。図7に示すように、本実施形態の入射レンズ144aは、x方向と垂直な断面における表面形状が、光源12側から受光素子13a側に向かうにつれて、加速度的に平坦になるように形成されている。ここで、「加速度的に平坦になる」とは、断面の表面形状が平坦になっていく度合(又は変化率)が、球面レンズである場合に比べて大きいことを意味する。また、当該一断面における入射レンズ144aの表面は、その曲率が一様ではない。具体的には、y方向に沿って、受光素子13aに近づくほど曲率が小さくなるように形成されている。すなわち、受光素子13aに近づくほど平坦になるように形成されている。
入射レンズ144aのx方向と垂直な断面における表面形状がこのように、光源12側から受光素子13a側に向かうにつれて、加速度的に平坦になるように形成されていることにより、入射レンズ144aにおける光源12に近い側から入射した反射光の屈折角よりも、光源12から遠い側から入射した反射光の屈折角を小さくできる。これにより、センシング対象面21においてx方向から視て同じ位置であって、かつ別方向から視て異なる複数の位置で反射した反射光について、センシング対象面21のより受光素子13a側で反射した反射光の基板11上での到達位置を、センシング対象面21のより光源12側で反射した反射光の基板11上での到達位置に近づけることができる。これにより反射光の歪みを低減することができる。
このように構成された本実施形態の反射型光センサ1によれば、出射面141と入射面143の間に段部146が設けられており、出射面141が入射面143よりも低くなっているので、出射面141と入射面143との間に段部146がない場合に透光部材14内で反射して受光素子13に到達していた光であるクロストーク光が、段部146によってその光路を変更され、受光素子13に到達できなくなる。これにより、受光素子13に到達するクロストーク光の量を減らし、クロストークによる影響を低減することができる。
また、光源12と受光素子13との間に遮光体等を設ける必要がないので、光源12と受光素子13を覆う透光部材14を一度の成型工程で設けることができ、製造にかかる工数を削減し、低コストで製造できる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
前記実施形態では、透光部材14に形成された段部146は傾斜面であったが、これに限定されない。他の実施形態では、例えば、基板11の表面に垂直な壁状に形成されていてもよい。
前記実施形態では、段部146は仮想的な面Sよりも受光素子13側に形成されていたが、これに限らず仮想的な面Sよりも光源12側に形成されてよく、また仮想的な面Sに跨って形成されてもよい。
前記実施形態では、y方向において、段部146の長さは出射面141及び入射面143の長さと同じであったが、これに限定されない。他の実施形態では、y方向において、段部146の長さは出射面141及び入射面143の長さよりも短くてもよい。これにより、出射面141と入射面143とが、部分的に互いに分離されていてもよい。この場合、段部146は、光源12と受光素子13aとを結ぶ仮想的な線上に形成されていることが好ましい。
前記実施形態において反射型光センサ1は、スケール2は、その半径方向がx方向に沿うように設けられていたがこれに限定されない。他の実施形態では、スケール2は、その周方向がx方向に沿うように設けられてもよい。
前記実施形態の反射型光センサ1は、ロータリ―エンコーダ100に適用されるものであったが、これに限らず、スケール2が直線板状に形成されたリニアエンコーダに適用されてもよい。また、インクリメンタル型に限らず、アブソリュート型のエンコーダに適用されてもよい。また、光学エンコーダに適用されるものに限らず、例えばバーコードリーダ用の光センサ、コピー機の原稿感知センサ、近接センサ、人感センサ等に適用されてもよい。
前記実施形態の反射型光センサ1は入射レンズ144と受光素子13とを2つずつ有するものであったが、これに限定されない。他の実施形態では、入射レンズ144と受光素子13とを1つずつ有していてもよい。また、入射レンズ144の数と受光素子13の数とが同じでなく、異なっていてもよい。
前記実施形態では、入射レンズ144はトロイダルレンズであったがこれに限定されない。例えば、球面レンズなどの任意の形状を有するレンズであってよい。
前記実施形態の反射型光センサ1は、出射レンズ142と入射レンズ144とを有するものであったが、これに限定されない。他の実施形態では、これらを片方のみ有してもよいし、両方を有さなくてもよい。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100 ・・・反射型エンコーダ
1 ・・・反射型光センサ
11 ・・・基板
12 ・・・光源
13 ・・・受光素子
14 ・・・透光部材
141 ・・・出射面
143 ・・入射面
146 ・・・段部(傾斜面)
2 ・・・スケール(対象物)
21 ・・・センシング対象面

Claims (7)

  1. 所定位置にある対象物に対して光を出射する光源と、
    前記光源と同じ方向を向き、前記対象物で反射した反射光をセンシングする受光素子と、
    前記光源と前記受光素子とを封止するものであり、その表面に、前記光源から出た光を出射する出射面と、前記対象物で反射した反射光が入射する入射面とが形成された透光部材と
    を備え、
    前記入射面と前記出射面の間に段部が形成されており、
    前記出射面が前記入射面よりも低いことを特徴とする、反射型光センサ。
  2. 前記出射面と段部との境界が、前記光源及び前記受光素子から等距離にある仮想的な面よりも前記受光素子側に位置する、請求項1記載の反射型光センサ。
  3. 前記段部が傾斜面からなる、請求項2記載の反射型光センサ。
  4. 前記受光素子を複数備え、
    前記仮想的な面は、前記複数の受光素子のうち前記光源に最も近い受光素子と、前記光源から等距離にあるものである、請求項2又は3記載の反射型光センサ。
  5. 前記出射面と前記入射面とが互いに平行である請求項1〜4のいずれか記載の反射型光センサ。
  6. 前記出射面には、前記光源から出た光を透過させる出射レンズが形成されており、
    前記入射面には、前記対象物で反射した反射光を透過させる入射レンズが形成されている、請求項1〜5のいずれか記載の反射型光センサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか記載の反射型光センサと、
    前記対象物であり、光を反射しやすい反射領域と、光を反射しにくい非反射領域とが交互に並ぶ光反射パターンが形成されたエンコーダスケールと
    を備え、
    前記エンコーダスケールは、前記光源から出射された光の主光線の光路を含め面を、前記反射領域と前記非反射領域が交互に通過するように直線又は回転運動し、
    前記光源が前記エンコーダスケールに対して光を出射し、前記受光素子が前記反射領域で反射した反射光をセンシングする、反射型エンコーダ。
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