JP2019209034A - 体毛切断装置 - Google Patents

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憲二 成田
Kenji Narita
憲二 成田
渉 実松
Wataru Jitsumatsu
渉 実松
芳彰 金森
Yoshiaki Kanamori
芳彰 金森
松尾新太郎
Shintaro Matsuo
新太郎 松尾
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Abstract

【課題】肌に対する固定刃の密着性を高め、毛をより短く切断することができる体毛切断装置を提供する。【解決手段】体毛切断装置(電気カミソリ1)は、本体部10と、本体部10から突出するように設けられ、肌Sに当接する長尺な固定刃50であって、それぞれ短手方向(Y軸方向)に沿って延設されるとともに長手方向(X軸方向)に沿って配列された複数のスリット(第一スリット511)を有する固定刃50と、固定刃50の長手方向に沿って往復直線運動しながら、固定刃50に対して摺動する可動刃60と、固定刃50と隣り合う位置に配置されて、肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きを抑制するガイド部80とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、固定刃及び可動刃を有する体毛切断装置に関する。
従来、電気カミソリなどの体毛切断装置においては、固定刃と、往復直線移動しながら固定刃に対して摺動する可動刃とが備えられている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−126438号公報
ところで、人の肌は曲面状であるために、固定刃を当接させる位置によっては、固定刃の一部は肌に当接するものの、その他の一部が肌から浮いてしまう場合がある。このように肌に対する固定刃の密着性が低下してしまうと、毛を短く切断できないのが実状である。
そこで、本発明は、肌に対する固定刃の密着性を高め、毛をより短く切断することができる体毛切断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る体毛切断装置は、本体部と、本体部から突出するように設けられ、肌に当接する長尺な固定刃であって、それぞれ短手方向に沿って延設されるとともに長手方向に沿って配列された複数のスリットを有する固定刃と、固定刃の長手方向に沿って往復直線運動しながら、固定刃に対して摺動する可動刃と、固定刃と隣り合う位置に配置されて、肌の法線方向に対する固定刃の傾きを抑制するガイド部とを備える。
本発明に係る体毛切断装置によれば、肌に対する固定刃の密着性を高めることができ、毛をより短く切断することができる。
実施の形態に係る電気カミソリの概略構成を示す斜視図である。 実施の形態に係るヘッド部を拡大して示す斜視図である。 実施の形態に係るヘッド部を拡大して示す平面図である。 実施の形態に係るヘッド部を分解して示す分解斜視図である。 実施の形態に係るヘッド部を示す断面図である。 比較例に係る、ガイド部を有さない固定刃を肌に当接させた状態を示す断面図である。 実施の形態に係る固定刃及びガイド部を肌に当接させた状態を示す断面図である。 変形例1に係るヘッド部を拡大して示す斜視図である。 変形例1に係るヘッド部を拡大して示す平面図である。 変形例2に係るヘッド部を拡大して示す斜視図である。 変形例2に係るヘッド部を拡大して示す平面図である。 変形例3に係るヘッド部を拡大して示す斜視図である。 変形例3に係るヘッド部を拡大して示す平面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る体毛切断装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
[電気カミソリ]
まず、実施の形態に係る電気カミソリについて説明する。図1は、実施の形態に係る電気カミソリ1の概略構成を示す斜視図である。電気カミソリ1は体毛切断装置の一例である。電気カミソリ1は、ユーザにより把持される本体部10と、本体部10から突出したヘッド部20とを備えている。
本体部10は、略棒状の部位であり、その内部に、ヘッド部20に備わる可動刃60を駆動させるための電動モータ(駆動源:図示省略)と、駆動源に電力を供給する電源部(図示省略)とを有している。また、本体部10には、電動モータの回転を往復直線運動に変換してヘッド部20に伝達する変換機構(図示省略)が設けられている。
図2は、実施の形態に係るヘッド部20を拡大して示す斜視図である。図3は、実施の形態に係るヘッド部20を拡大して示す平面図である。図4は、実施の形態に係るヘッド部20を分解して示す分解斜視図である。図5は、実施の形態に係るヘッド部20を示す断面図である。具体的には、図5は、図3におけるV−V線を含む切断線を見た断面図である。また、図5では、ヘッドケース40の図示を省略している。
図2〜図5に示すように、ヘッド部20は、体毛を切断するための部位であり、基台30と、ヘッドケース40と、固定刃50と、可動刃60と、連結部70と、ガイド部80とを備えている。
基台30は、本体部10よりも細く形成されており、当該本体部10の先端部から突出している。具体的には、基台30は、可動刃60の往復直線運動の移動方向に沿って長尺となるように、本体部10の先端部から突出している。つまり、基台30の長手方向と、移動方向とは平行である。以降、基台30の長手方向及び移動方向をX軸方向とし、基台30の短手方向をY軸方向とし、XY平面に直交する方向をZ軸方向とする。本実施の形態では、本体部10の軸方向に対してX軸方向が傾いている場合を例示するが、本体部10の軸方向に対してX軸方向が平行であってもよい。
基台30におけるY軸方向の幅は、全体として均等となっている。基台30の内部には、変換機構などが収容されている。基台30の表面には、ヘッドケース40が取り付けられており、基台30の背面は、外方に向けて凸となる湾曲面となっている。
ヘッドケース40は、固定刃50、可動刃60及び連結部70などを収容する部位である。ヘッドケース40は、移動方向に沿って長尺なケースであり、基台30側の端部と、基台30とは反対側の端部とが開放されている。ヘッドケース40における本体部10側の端部には、ガイド部80が設けられている。ヘッドケース40とガイド部80とは、例えば樹脂または金属により一体成型されている。これにより、ヘッドケース40とガイド部80とを別部品とした場合と比べても、部品点数を削減することが可能である。
固定刃50は、本体部10から突出するようにヘッドケース40に固定された、X軸方向に長尺な固定刃である。具体的には、固定刃50は、ヘッドケース40における基台30とは反対側の端部を覆うように、ヘッドケース40に固定されている。
固定刃50は、例えば金属により形成されており、当接部51と、支持部52とを一体的に備えている。
当接部51は、肌S(図7参照)に当接する平板状の部位である。当接部51には、肌Sが当接する当接面51aと、当接面51aとは反対側の面であって、可動刃60が摺動する摺動面51bとが設けられている(図5参照)。
当接部51は、Z軸方向視において基本的な外形がX軸方向に長尺な長方形状であり、一部が切り欠かれた形状となっている。当接部51には、それぞれY軸方向(短手方向)に沿って延設されるとともにX軸方向(長手方向)に沿って配列された複数の第一スリット511が形成されている。第一スリット511は、Y軸方向の両端部が開放されている。このため、第一スリット511内には、Y軸方向の両側方から毛H(図7参照)が進入可能となっている。
当接部51において、複数の第一スリット511の間の部分は第一単位刃512である。つまり、固定刃50は、複数の第一単位刃512を有している。各第一単位刃512における摺動面51bには、X軸方向で対向する一対の縁辺にエッジ(刃)が形成されている。
支持部52は、当接部51から突出し、ヘッドケース40に支持される部位である。支持部52は、一対の基部521と、各基部521に設けられた複数の柱部522とを備えている。
一対の基部521は、当接部51における一対の長辺のそれぞれに対して設けられている。一対の基部521のそれぞれは、当接部51におけるY軸方向の両端部から、ヘッドケース40に向けて突出している。一対の基部521のそれぞれは、当接部51の長辺の全体に対して連続して設けられている。一対の基部521は、互いに対向しており、先端部に向かうほど間隔が狭まるように当接部51に対して傾斜している。また、一対の基部521のそれぞれには、各第一スリット511が連続して設けられている(図5参照)。このように、一対の基部521のそれぞれに第一スリット511が連続して設けられていれば、当接部51の厚みよりも長い毛Hであっても、第一スリット511内に導入することが可能である。ここで、当接部51の厚み方向はZ軸方向である。
複数の柱部522は、各基部521に対して同数設けられている。複数の柱部522は、各基部521からZ軸方向に延設されている。複数の柱部522は、X軸方向に沿って配列されている。複数の柱部522は、ヘッドケース40内に収容された状態で、当該ヘッドケース40に固定されている。これにより、固定刃50がヘッドケース40に対して固定されている。
可動刃60は、X軸方向に沿って往復直線運動しながら、固定刃50に対して摺動する可動刃である。具体的には、可動刃60は、一対の基部521の間で、当接部51に重なるように配置されている。つまり、可動刃60は、固定刃50の当接部51に対して、ヘッドケース40側で重なっている。可動刃60には、固定刃50に対して摺動する摺動面60aと、摺動面60aとは反対側の面であって、連結部70が連結される連結面60bとが設けられている(図5参照)。
可動刃60は、Z軸方向視において基本的な外形がX軸方向に長尺な長方形状であり、一部が切り欠かれた形状となっている。可動刃60における一対の長辺のそれぞれには、Y軸方向に沿って延設されるとともにX軸方向に沿って配列された複数の第二スリット61が形成されている。各第二スリット61は、一端部が開放されて、他端部が閉塞されている。X軸方向において、複数の第二スリット61の間の部分は、第二単位刃62である。つまり、可動刃60における一対の長辺には、それぞれ複数の第二単位刃62が設けられている。各第二単位刃62における摺動面60aには、X軸方向で対向する一対の縁辺にエッジ(刃)が形成されている。
連結部70は、変換機構の一部をなす部材であり、可動刃60に連結されて、当該可動刃60に対して駆動源からの動力を伝達する部材である。具体的には、連結部70は、台座71と、リンク部72とを一体的に備えている。
台座71は、X軸方向に長尺に形成されており、その底面に対して可動刃60が取り付けられている。台座71の底面には、複数の突起73が設けられており、各突起73が各第二スリット61内に配置されている。各突起73は、固定刃50の当接部51を肌に押し当てたとき、肌Sが、第一スリット511を通じて第二スリット61まで過剰に入り込むことを抑制するものである。この突起73は省略することもできるが、設けておくことにより、可動刃60による肌Sへの刺激を予防又は低減することができる。また、台座71には、図示しない弾性部材が取り付けられており、この弾性部材の付勢力によって台座71が可動刃60を固定刃50に押し付けている。この状態では、連結部70の台座71は、固定刃50における複数の第一スリット511が形成された部位(当接部51)に対して、可動刃60を介して立設している。
リンク部72は、一対設けられており、台座71における底面とは反対側の面から突出している。各リンク部72は、変換機構の他の部位に対して連結されている。駆動源からの動力が変換機構の他の部位を介してリンク部72に伝達すると、リンク部72及び台座71がX軸方向に揺動する。ここで、上記した弾性部材の付勢力によって、台座71が可動刃60を固定刃50に押し付けているので、可動刃60は、リンク部72及び台座71の揺動に連動して、X軸方向に往復直線運動をすることになる。
この可動刃60の往復直線運動時においては、第一単位刃512の摺動面51bと、第二単位刃62の摺動面60aとの互いのエッジがX軸方向で繰り返し入れ違う。第一単位刃512の摺動面51bと、第二単位刃62の摺動面60aとの互いのエッジ間に毛Hが進入していると、この入れ違い動作によって毛Hは切断される。
ガイド部80は、固定刃50と隣り合う位置に配置されて、肌Sの法線方向に対する固定刃50の傾きを抑制する部位である。具体的には、ガイド部80は、ヘッドケース40における本体部10側の端部でY軸方向(短手方向)に沿って配置されている。つまり、ガイド部80は、固定刃50における本体部10側の短辺に対応する位置に配置されている。ガイド部80は、Z軸方向視でY軸方向に長尺な略長方形状に形成されている。
図5に示すように、ガイド部80における肌Sに当接するガイド面81は、固定刃50の当接面51aと平行に形成されている。ガイド面81は、当接面51aと摺動面51bとの間に配置されている。また、ガイド面81におけるY軸方向の両端部は、R形状となっている。このため、ガイド面81をY軸方向に肌S上で滑らせたときに、肌Sに対する刺激を抑制している。
図6は、比較例に係る、ガイド部80を有さない固定刃50を肌Sに当接させた状態を示す断面図である。図6に示すようにガイド部80のない比較例では、湾曲した肌Sに対して固定刃50を当接させると、当該固定刃50が肌Sの法線方向Nに対して傾斜し、部分的に肌Sから浮く場合がある。この浮きにより、肌S及び毛Hが固定刃50の第一スリット511から離間し、毛Hの根本が可動刃60から離間する。このため、毛Hを短く切断することが阻害される。
図7は、実施の形態に係る固定刃50及びガイド部80を肌Sに当接させた状態を示す断面図である。図7に示すように、ガイド部80のガイド面81が肌Sを押圧して平坦状に矯正するので、固定刃50に対しては肌Sが略平坦状で当接する。これにより、肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きが抑制されて、固定刃50における部分的な浮きが抑制される。このため、肌S及び毛Hは固定刃50の第一スリット511内に導入されやすくなり、毛Hの根本が可動刃60に接近する。したがって、毛Hを短く切断することが可能となる。
ここで、ガイド部80のガイド面81が固定刃50の当接面51aから外方に突出している場合、つまり、ガイド面81よりも連結部70側に当接面51aがある場合を想定する。例えば、図7において一点鎖線L1の位置にガイド面81がある場合である。この場合には、ガイド面81と可動刃60との間隔が大きくなるため、毛Hの根本が可動刃60から離間し、毛Hを短く切断することが困難となる。
一方、ガイド面81が固定刃50の摺動面51bよりも連結部70側にある場合を想定する。例えば、図7において二点鎖線L2の位置にガイド面81がある場合である。この場合には、固定刃50の当接面51aがガイド面81から突出するために、肌Sの曲面がガイド面81によって平坦状に矯正されにくい。したがって、固定刃50に対して肌Sが部分的に浮き、結果として毛Hを短く切断できないおそれがある。
本実施の形態では、上述したように、ガイド部80のガイド面81が、当接面51aと摺動面51bとの間に配置されているので、毛Hを確実に短く切断することが可能となる。
また、図3に示すように、ガイド部80におけるY軸方向の幅W1から、固定刃50におけるY軸方向の幅W2を引いた値は、幅W2よりも大きい。換言すると、ガイド部80において、固定刃50からY軸方向にはみ出した部分の幅(幅W1から幅W2を引いた値に相当)は、固定刃50の幅W2よりも大きくなる。この関係性であるために、ガイド部80において、固定刃50からY軸方向にはみ出した部分が肌Sに当接することにより、肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きを確実に抑制することができる。
特に、本実施の形態では、ガイド部80のY軸方向の中心と、固定刃50のY軸方向の中心とは一致している。このため、ガイド部80において、固定刃50からY軸方向にはみ出した部分は、Y軸方向の両端部で同じ幅wとなる。つまり、ガイド部80において、固定刃50からY軸方向にはみ出した部分を、Y軸方向で偏りなく肌Sに密着させることができる。したがって、肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きを確実に抑制することができる。
また、ガイド部80におけるY軸方向の幅W1は、本体部10のY軸方向の幅W3よりも小さいことが好ましい。この関係性であれば、ヘッド部20を小型化することができ、小回りのきいた操作を行うことができる。つまり、電気カミソリ1自体の操作性を高めることが可能である。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る電気カミソリ1は、本体部10と、本体部10から突出するように設けられ、肌Sに当接する長尺な固定刃50であって、それぞれ短手方向(Y軸方向)に沿って延設されるとともに長手方向(X軸方向)に沿って配列された複数の第一スリット511を有する固定刃50と、固定刃50の長手方向に沿って往復直線運動しながら、固定刃50に対して摺動する可動刃60と、固定刃50と隣り合う位置に配置されて、肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きを抑制するガイド部80とを備えている。
これによれば、固定刃50と隣り合う位置に配置されたガイド部80が肌Sを押圧して平坦状に矯正するので、固定刃50に対しては肌Sが略平坦状で当接する。これにより、肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きが抑制されて、固定刃50における部分的な浮きが抑制される。このため、肌S及び毛Hは固定刃50の第一スリット511内に導入されやすくなり、毛Hの根本が可動刃60に接近する。したがって、毛Hを短く切断することが可能となる。このように、本実施の形態に係る電気カミソリ1によれば、肌Sに対する固定刃50の密着性を高めることができ、毛Hをより短く切断することができる。
また、電気カミソリ1は、可動刃60に連結されて、当該可動刃60に対して駆動源からの動力を伝達する連結部70を備え、連結部70は、固定刃50における複数の第一スリット511が形成された部位(当接部51)に対して、可動刃60を介して立設している。
これによれば、連結部70が固定刃50の当接部51に対し可動刃60を介して立設しているので、肌Sの法線方向Nに対して固定刃50が傾きやすい形態である。しかしながら、固定刃50の隣り合う位置に設けられたガイド部80が肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きを抑制する。これにより、固定刃50が肌Sの法線方向Nに対して傾きやすい形態の電気カミソリ1であっても、肌Sに対する固定刃50の密着性を高めることができ、毛Hをより短く切断することができる。
また、ガイド部80は、固定刃50における短手方向に沿って配置されている。
これによれば、ガイド部80が固定刃50における短手方向に沿って配置されているので、ガイド部80が複数の第一スリット511をY軸方向(短手方向)で閉塞しない。したがって、第一スリット511に対して毛Hを確実に導入して切断することができる。
また、ガイド部80は、固定刃50における本体部10側の端部にのみ配置されている。
ここで、ユーザは、固定刃50のX軸方向における先端部を肌Sに当てることで、毛Hを残す部分の形を整える場合がある。この際、固定刃50のX軸方向における先端部側にガイド部80があると、このガイド部80が邪魔となり、毛Hを残す部分の形を整えにくい。しかし、上述したように固定刃50における本体部10側の端部にのみガイド部80が配置されていれば、固定刃50における本体部10とは反対側の端部、つまり、固定刃50のX軸方向における先端部を全体として露出させることができる。したがって、毛Hを残す部分の形を整える際の操作性を高めることができる。
なお、毛Hの形を整える際の操作性を考慮しないのであれば、固定刃50における本体部10とは反対側の端部にガイド部を設けてもよい。
また、ガイド部80における短手方向(Y軸方向)の幅W1から、固定刃50における短手方向の幅W2を引いた値は、固定刃50における短手方向の幅W2よりも大きい。
この関係性であるために、ガイド部80において、固定刃50からY軸方向にはみ出した部分が肌Sに当接することにより、肌Sの法線方向Nに対する固定刃50の傾きを確実に抑制することができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、固定刃50における短辺に対応する位置にガイド部80が設けられている場合を例示した。この変形例1では、固定刃50における長辺に対応する位置にガイド部が設けられている場合を例示する。
図8は、変形例1に係るヘッド部20Aを拡大して示す斜視図である。図9は、変形例1に係るヘッド部20Aを拡大して示す平面図である。なお、以降の説明において、上記実施の形態と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図8及び図9に示すように、変形例1に係るヘッド部20Aでは、固定刃50の長辺に対応する位置にガイド部80a、80bが設けられている。つまり、ガイド部80a、80bは、固定刃50の長手方向(X軸方向)に沿って配置されている。具体的には、固定刃50の一対の長辺のそれぞれに対して、2つのガイド部80a、80bが設けられている。固定刃50の一方の長辺に対して設けられたガイド部80a、80bと、他方の長辺に対して設けられたガイド部80a、80bとは、固定刃50を挟んで対向する位置に配置されている。
ガイド部80aは、固定刃50の長辺において本体部10側の端部にY軸方向で対向するように配置されている。ガイド部80bは、固定刃50の長辺の中間部分にY軸方向で対向するように配置されている。
ガイド部80a、80bのガイド面81a、81bは、固定刃50の当接面51aと平行に形成されている。ガイド面81a、81bには、固定刃50の複数の第一スリット511に対応する位置に、複数の溝部811a、811bが形成されている。各溝部811a、811bは、Y軸方向に沿って延設されており、その両端部が開放されている。このため、各溝部811a、811b内には、Y軸方向の両側方から毛Hが進入可能となっている。
また、複数の溝部811a、811bは、複数の第一スリット511に対して一対一で設けられている。これにより、各溝部811a、811b内に進入した毛Hを、各第一スリット511にスムーズに案内することができる。
以上のように、ガイド部80a、80bは、固定刃50における長手方向に沿って配置されている。
これによれば、ガイド部80a、80bが固定刃50における長手方向に沿って配置されているので、各第一スリット511の近傍でガイド部80a、80bが肌Sに当接することになる。つまり、第一スリット511周辺での固定刃50と肌Sとの密着性を高めることができ、毛Hをより確実に短く切断することができる。
また、ガイド部80a、80bは、複数の第一スリット511に対応する位置に、短手方向(Y軸方向)に沿って延設された複数の溝部811a、811bを有している。
これによれば、複数の溝部811a、811bが複数の第一スリット511に対応する位置に設けられているので、複数の溝部811a、811bが複数の第一スリット511への毛Hの進入経路となる。したがって、ガイド部80a、80bが第一スリット511への毛Hの進入を妨げにくくなり、毛Hをより確実に短く切断することができる。
なお、変形例1では、複数の溝部811aが複数の第一スリット511に対して一対一で設けられている場合を例示した。しかしながら、一つの溝部811aが複数の第一スリット511に対応するように設けられていてもよい。
[変形例2]
変形例1では、不可動なガイド部80a、80bを例示した。この変形例2では、可動式のガイド部について例示する。
図10は、変形例2に係るヘッド部20Cを拡大して示す斜視図である。図11は、変形例2に係るヘッド部20Cを拡大して示す平面図である。なお、以降の説明において、上記実施の形態と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図10及び図11に示すように、変形例2に係るヘッド部20Cでは、固定刃50の長辺に対応する位置にガイド部80c、80dが設けられている。具体的には、固定刃50の一対の長辺のそれぞれに対して、2つのガイド部80c、80dが設けられている。固定刃50の一方の長辺に対して設けられたガイド部80c、80dと、他方の長辺に対して設けられたガイド部80c、80dとは、固定刃50を挟んで対向する位置に配置されている。
ガイド部80cは、固定刃50の長辺において本体部10側の端部にY軸方向で対向するように配置されている。ガイド部80dは、固定刃50の長辺の中間部分にY軸方向で対向するように配置されている。
ガイド部80c、80dは、回転自在なローラ813cを有している。ローラ813cは、その回転軸がX軸方向に沿うように配置されている。このため、固定刃50が肌Sに当接した状態でY軸方向に移動されると、ローラ813cも肌S上を回転しながら移動する。
このように、ガイド部80c、80dは、回転自在なローラ813cを有しているので、固定刃50及びガイド部80c、80dを肌Sに当接させた状態でスムーズに移動させることができる。したがって、毛Hの切断もスムーズに行うことができる。
なお、ローラ813cの外周面は、複数の第一スリット511に対応する位置に、全周にわたって連続した複数の溝部を有していてもよい。このローラ813cの溝部は、複数の第一スリット511への毛Hの進入経路となる。つまり、ローラ813cが第一スリット511への毛Hの進入を妨げにくくなり、毛Hをより確実に短く切断することができる。
また、変形例1及び変形例2では、固定刃50の長辺に対して部分的にガイド部80a、80bが設けられている場合を例示した。しかしながら、固定刃50の長辺の全体に対してガイド部が設けられていてもよい。
[変形例3]
変形例2では、ローラ813cを有するガイド部80c、80dが固定刃50の長辺に対応する位置に設けられている場合を例示した。この変形例3では、ローラを有するガイド部が固定刃50の短辺に対応する位置に設けられている場合を例示する。
図12は、変形例3に係るヘッド部20Eを拡大して示す斜視図である。図13は、変形例3に係るヘッド部20Eを拡大して示す平面図である。なお、以降の説明において、上記実施の形態と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図12及び図13に示すように、変形例3に係るヘッド部20Eでは、固定刃50の短辺に対応する位置にガイド部80eが設けられている。具体的には、ガイド部80eは、ヘッドケース40における本体部10側の端部に設けられている。つまり、ガイド部80eは、固定刃50における本体部10側の短辺に対応する位置に配置されている。
ガイド部80eは、回転自在な一対のローラ813eを有している。一対のローラ813eは、Y軸方向で互いに対向する位置に配置されている。一対のローラ813eのそれぞれは、その回転軸がX軸方向に沿うように配置されている。このため、固定刃50が肌Sに当接した状態でY軸方向に移動されると、ローラ813eも肌S上を回転しながら移動する。
つまり、変形例3の場合においても、ガイド部80eが、回転自在なローラ813eを有しているので、固定刃50及びガイド部80eを肌Sに当接させた状態でスムーズに移動させることができる。したがって、毛Hの切断もスムーズに行うことができる。
[その他]
以上、本発明に係る体毛切断装置について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、ヘッドケース40とガイド部80とが一体成型されている場合を例示した。しかし、固定刃とガイド部とが一体成型されていてもよい。この場合、固定刃とガイド部とは、例えば金属または樹脂などの同じ素材から形成されることになる。これにより、固定刃とガイド部とを別部品とした場合と比べても、部品点数を削減することが可能である。
また、上記実施の形態では、体毛切断装置として電気カミソリ1を例示したが、体毛切断装置としては、体毛を切断する装置であれば如何なるものであってもよい。体毛切断装置のその他の例としては、バリカン、トリマーなどが挙げられる。
また、上記実施の形態では、駆動源として回転式の電動モータを例示した。しかしながら、駆動源としてリニアアクチュエータを用いることも可能である。この場合、変換機構は不要となり、リニアアクチュエータの駆動軸を連結部70のリンク部72に連結すればよい。
また、上記実施の形態では、可動刃60のY軸方向の両側方に、固定刃50の一対の基部521が設けられ、部分的に閉塞されている場合を例示した。しかしながら、可動刃60のY軸方向の両側方が全体として開放されていてもよい。
また、その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、固定刃及び可動刃を有する体毛切断装置に対して適用可能である。
1 電気カミソリ(体毛切断装置)
10 本体部
20、20A、20C、20E ヘッド部
30 基台
40 ヘッドケース
50 固定刃
51 当接部
51a 当接面
51b、60a 摺動面
52 支持部
60 可動刃
60b 連結面
61 第二スリット
62 第二単位刃
70 連結部
71 台座
72 リンク部
73 突起
80、80a、80b、80c、80d、80e ガイド部
81、81a、81b ガイド面
511 第一スリット(スリット)
512 第一単位刃
521 基部
522 柱部
811a、811b 溝部
813c、813e ローラ
H 毛
N 法線方向
S 肌
w、W1、W2、W3 幅

Claims (8)

  1. 本体部と、
    前記本体部から突出するように設けられ、肌に当接する長尺な固定刃であって、それぞれ短手方向に沿って延設されるとともに長手方向に沿って配列された複数のスリットを有する固定刃と、
    前記固定刃の長手方向に沿って往復直線運動しながら、前記固定刃に対して摺動する可動刃と、
    前記固定刃と隣り合う位置に配置されて、前記肌の法線方向に対する前記固定刃の傾きを抑制するガイド部とを備える
    体毛切断装置。
  2. 前記可動刃に連結されて、当該可動刃に対して駆動源からの動力を伝達する連結部を備え、
    前記連結部は、前記固定刃における前記複数のスリットが形成された部位に対して、前記可動刃を介して立設している
    請求項1に記載の体毛切断装置。
  3. 前記ガイド部は、前記固定刃における前記短手方向に沿って配置されている
    請求項1または2に記載の体毛切断装置。
  4. 前記ガイド部は、前記固定刃における前記本体部側の端部にのみ配置されている
    請求項3に記載の体毛切断装置。
  5. 前記ガイド部は、前記固定刃における前記長手方向に沿って配置されている
    請求項1または2に記載の体毛切断装置。
  6. 前記ガイド部は、前記複数のスリットに対応する位置に、前記短手方向に沿って延設された複数の溝部を有する
    請求項5に記載の体毛切断装置。
  7. 前記ガイド部は、回転自在なローラを有する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の体毛切断装置。
  8. 前記ガイド部における前記短手方向の幅から、前記固定刃における前記短手方向の幅を引いた値は、前記固定刃における前記短手方向の幅よりも大きい
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の体毛切断装置。
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