JP2019208739A - 医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置 - Google Patents

医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置 Download PDF

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Abstract

【課題】収容室内からオイルミストを回収する時間を短くすることができる医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置を提供する。【解決手段】医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置1は、医療用ハンドピースを収容する収容室ISが設けられた筐体10と、筐体10の収容室ISに連通する管路RPとを備えている。管路RPは、医療用ハンドピースを経由して収容室ISに流入したオイルミストを回収するように構成されている。管路RPは、オイルミストを吸引するエジェクタEPを含んでいる。【選択図】図5

Description

本発明は、医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置に関するものである。
医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置は、例えば特許第4514713号公報(特許文献1)に提案されている。この公報に記載された医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置では、メンテナンス時に、医療用ハンドピースに油(潤滑油)が供給される。その後、医療用ハンドピースに空気が供給される。これにより、医療用ハンドピースに残留する油が排出される。医療用ハンドピースから排出された油は、医療用ハンドピースを収容する収容室に落下し回収される。
特許第4514713号公報
上記公報に記載された医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置では、医療用ハンドピースに空気が供給されることより医療用ハンドピースに残留する油が排出される。このため、医療用ハンドピースから排出された油は、微粒子化して空気中に浮遊する。この微粒子化して空気中に浮遊する油をオイルミストという。オイルミストは収容室内に充満するため、オイルミストが収容室のたとえば底面に落下して回収されるまでの時間が長くなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、収容室内からオイルミストを回収する時間を短くすることができる医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置を提供することである。
本発明の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置は、医療用ハンドピースを収容する収容室が設けられた筐体と、筐体の収容室に連通する管路とを備えている。管路は、医療用ハンドピースを経由して収容室に流入したオイルミストを回収するように構成されている。管路は、オイルミストを吸引するエジェクタを含んでいる。
本発明の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置によれば、管路がオイルミストを吸引するエジェクタを含んでいる。このため、エジェクタがオイルミストを吸引することにより、収容室内からオイルミストを回収する時間を短くすることができる。
本発明の一実施の形態における医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示される医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の開閉扉が開いた状態を概略的に示す斜視図である。 図2に示される医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置に医療用ハンドピースが装着された状態を概略的に示す斜視図である。 図1に示される医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の流体回路図である。 図1に示される医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の構成を概略的に示す部分断面側面図である。 図5のVI部分の拡大図である。 本発明の一実施の形態における医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の管路の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態における変形例1の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の管路の構成を概略的に示す断面図である。 図5のIX部分に対応する部分での拡大断面図である。 図9に示されるオイル回収容器の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態における医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の制御ブロック図である。 本発明の一実施におけるメンテナンス処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下の図においては、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
まず、本発明の一実施の形態における医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置の構成について説明する。本実施の形態では、医療用ハンドピースの一例として歯科用ハンドピースについて説明する。
図1〜図3を参照して、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は、筐体10と、開閉扉20と、マニホールド30と、チャックメンテナンス部40と、スイッチ60、電源スイッチ70とを備えている。図3では、説明の便宜のため、医療用ハンドピースHPが図示されている。医療用ハンドピースHPは、メンテナンス処理の対象となる。医療用ハンドピースHPは、ドライブエア、給水、スプレーエア、排気の各流路を有している。また、図3では医療用ハンドピースHPとして、第1ハンドピースHP1〜第4ハンドピースHP4が図示されている。
筐体10は、前面部11と、側面部12と、天井部13と、底部14とを有している。筐体10には、医療用ハンドピースHPを収容する収容室ISが設けられている。収容室ISは、収容室IS内と収容室IS外とを連通する開口部OPを有している。開口部OPから収容室ISの内部が露出している。
開閉扉20は、収容室ISの開口部OPに対して開閉可能に構成されている。開閉扉20は、収容室ISを覆うように構成されている。開閉扉20は、筐体10の前面部11に配置されている。開閉扉20は、開閉扉20の下端部において筐体10の底部14に開閉可能に支持されている。開閉扉20は、図2および図3中矢印A1方向に開閉するように構成されている。
マニホールド30は、筐体10の収容室IS内において医療用ハンドピースHPに接続されるように構成されている。マニホールド30は、接続部31と、接続部31に接続されるアダプタ50とを有している。本実施の形態では、マニホールド30は複数の接続部31および複数のアダプタ50を有している。複数の接続部31の各々に複数のアダプタ50の各々が接続されている。接続部31およびアダプタ50は、収容室IS内に配置されている。接続部31は収容室ISの天面から収容室IS内に突き出している。アダプタ50は接続部31に着脱自在に装着される。アダプタ50内にはメンテナンス流体である油および空気を流す流路が設けられている。アダプタ50は医療用ハンドピースHPの型式に対応した構成を有している。
医療用ハンドピースHPはアダプタ50によってマニホールド30に接続される。医療用ハンドピースHPは先端側のヘッド部に回転体収容空間を有している。回転体収容空間は回転体(ロータおよびタービン)と、この回転体を支持する軸受部とを収容している。回転体はチャック構成部を有している。チャック構成部の一端の開口から回転切削工具が着脱自在に挿入される。
チャックメンテナンス部40は、医療用ハンドピースHPのチャック構成部にメンテナンス流体を供給するように構成されている。チャックメンテナンス部40は収容室ISの後面に設けられている。また、収容室ISの後面にはエジェクタEP(図4および図5参照)に連通する開口HLが設けられている。
スイッチ60は医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1を操作するように構成されている。電源スイッチ70は、医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1への電源からの電気の供給をONまたはOFFするように構成されている。
図4は、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1の流体回路を示している。この流体回路は、マニホールド30およびチャックメンテナンス部40にメンテナンス流体である油および空気を供給するように構成されている。図3では、第1ハンドピースHP1〜第4ハンドピースHP4の各々について、ドライブエアD、給水W、スプレーエアS、排気Eの各流路が示されている。
図4を参照して、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は、エアフィルタ102、減圧装置103、流路104〜116、油供給容器121,122、電磁弁SV1,SV4およびエジェクタEPをさらに備えている。
圧縮空気供給源101にエアフィルタ102が接続されている。エアフィルタ102は減圧装置103に接続されている。減圧装置103は圧縮空気供給源101から供給された空気の圧力を減圧するように構成されている。減圧装置103に流路104が接続されている。流路104は流路105と流路106とに分岐している。流路105に電磁弁SV1が接続されている。流路105は流路107と流路108とに分岐している。流路107はマニホールド30に接続されている。流路108はエジェクタEPに接続されている。
流路106は、流路111と流路112とに分岐している。流路111に電磁弁SV2が接続されている。流路111は油供給容器121の開閉弁121aに接続されている。油供給容器121の開閉弁121aは流路113に接続されている。流路113は流路114と流路115とに分岐している。流路114に電磁弁SV4が接続されている。流路114はチャックメンテナンス部40に接続されている。流路115はマニホールド30に接続されている。
流路112に電磁弁SV3が接続されている。流路112は油供給容器122の開閉弁122aに接続されている。油供給容器122の開閉弁122aは流路116に接続されている。流路116はマニホールド30に接続されている。マニホールド30は、電磁弁SV2〜SV12を有している。
流体回路において、圧縮空気供給源101は、エアフィルタ102および減圧装置103を介して、複数の電磁弁SV1,SV2,SV3に接続されている。電磁弁SV2,SV3は、油供給容器121,122の開閉弁121a,122aにそれぞれ接続されている。電磁弁SV2、SV3によって開閉弁121a,122aは開閉されるように構成されている。
油供給容器121は、電磁弁SV4を介して、チャックメンテナンス部40に接続されている。油供給容器121は、電磁弁SV5を介して、第1ハンドピースHP1に接続されており、電磁弁SV6を介して、第2ハンドピースHP2に接続されている。
油供給容器122は、電磁弁SV7を介して、第3ハンドピースHP3に接続されており、電磁弁SV8を介して、第4ハンドピースHP4に接続されている。
電磁弁SV1は、電磁弁SV9,SV10,SV11,SV12にそれぞれ接続されている。電磁弁SV9は、第1ハンドピースHP1に接続されている。電磁弁SV10は、第2ハンドピースHP2に接続されている。電磁弁SV11は、第3ハンドピースHP3に接続されている。電磁弁SV12は、第4ハンドピースHP4に接続されている。
マニホールド30は、電磁弁SV5を開状態とし、電磁弁SV9を閉状態とすることで、第1ハンドピースHP1に油を供給するように構成されている。マニホールド30は、第1ハンドピースHP1油が供給された状態で、電磁弁SV5を閉状態とし、電磁弁SV9を開状態とすることで第1ハンドピースHP1に空気を供給することにより第1ハンドピースHP1に供給された油が排出されるように構成されている。
また、マニホールド30は、電磁弁SV5および電磁弁SV9と同様に、電磁弁SV6〜SV8の各々を開状態とし、電磁弁SV10〜SV12の各々を閉状態とすることで、第2ハンドピースHP2〜第4ハンドピースHP4に油を供給するように構成されている。マニホールド30は、第2ハンドピースHP2〜第4ハンドピースHP4の各々に油が供給された状態で、電磁弁SV6〜電磁弁SV8の各々を閉状態とし、電磁弁SV10〜電磁弁SV12を開状態とすることで第2ハンドピースHP2〜第4ハンドピースHP4の各々に空気を供給することにより第2ハンドピースHP2〜第4ハンドピースHP4に供給された油が排出されるように構成されている。
次に、本実施の形態におけるエジェクタEPについてさらに詳しく説明する。
図5を参照して、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は、管路RPをさらに備えている。管路RPは筐体10の収容室ISに連通する。具体的には、管路RPは収容室ISに設けられた開口HLに連通している。管路RPは、医療用ハンドピースHPを経由して収容室ISに流入したオイルミストを回収するように構成されている。管路RPは、管路RPの先端に設けられた流入口RP1と、管路RPの後端に設けられた流出口RP2(図9参照)とを有している。
管路RPは、エジェクタEPと、オイル回収管BPとを有している。エジェクタEPは、オイルミストを吸引するように構成されている。オイル回収管BPはオイルミストを回収するように構成されている。管路RPの流入口RP1はエジェクタEPの先端に設けられている。管路RPの流出口RP2(図9参照)はオイル回収管BPの後端に設けられている。本実施の形態では、エジェクタEPは、収容室ISの上部に連通するように配置されている。エジェクタEPは、収容室ISの高さ方向の中央よりも上側に配置されていることが好ましい。
図5および図6を参照して、エジェクタEPは、管路RPの先端に配置されている。エジェクタEPは、第1管部IPと、第2管部NPとを有している。第1管部IPは、吸入部EP1と、混合部EP2と、ディフューザー部EP3と、入口PT1と、出口PT2とを有している。吸入部EP1は、入口PT1側に配置されている。混合部EP2は、吸入部EP1とディフューザー部EP3との間に配置されている。ディフューザー部EP3は出口PT2側に配置されている。入口PT1は、エジェクタEPの先端に設けられている。エジェクタEPの入口PT1は管路RPの流入口RP1を構成している。出口PT2はエジェクタEPの後端に設けられている。
第2管部NPは、吸入口PT3を有している。第2管部NPは、第1管部IPに接続されている。第2管部NPの吸入口PT3は第1管部IPの混合部EP2に連通している。第2管部NPは図示しない流路108(図4参照)により圧縮空気供給源101に接続されている。
圧縮空気供給源101から供給された空気が流路108を介して第2管部NPの吸入口PT3に流入する。図6中矢印で示されるように、第2管部NPの吸入口PT3に流入した空気は、第1管部IPの混合部EP2に流入する。混合部EP2に流入した空気はディフューザー部EP3に流入する。ディフューザー部EP3で空気の圧力が低下する。このため、入口PT1からオイルミストがエジェクタEPに吸引される。このようにして、エジェクタEPはオイルミストを吸引する。
オイル回収管BPはエジェクタEPに接続されている。オイル回収管BPは、エジェクタEPの出口PT2に連通している。オイル回収管BPの後端に管路RPの流出口RP2(図9参照)が設けられている。図9に示されるように、管路RPの流出口RP2は、筐体10の底部14に配置されている。エジェクタEPの入口PT1から吸引されたオイルミストは、オイル回収管BPを通って流出口RP2から排出される。流出口RP2から排出されたオイルは、オイル回収容器OCに回収される。
図7を参照して、本実施の形態における医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置1のエジェクタEPの構成について説明する。本実施の形態では、エジェクタEPは、エジェクタEPの流入部の内径D2がエジェクタEPの流出部の内径D1よりも小さい末広状の管体である。具体的には、エジェクタEPの流入部の最小の内径D2は、エジェクタEPの流出部の最大の内径D1よりも小さいので、エジェクタEPは流出部での圧力が下がりオイルミストを管内に吸い込む作用を持つ。
図8を参照して、本実施の形態における変形例1の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置1の管路RPの構成について説明する。本実施の形態における変形例1では、オイル回収管BPは、蛇腹状に構成された蛇腹管SPを含んでいる。蛇腹管SPの内周面は波形に構成されている。オイル回収管BPは、オイル回収容器OCを給油メンテナンス装置1の底部14に配置した構成においてエジェクタEPの流出部とオイル回収管BPとをエジェクタEPの流出部の最大の内径D1と同じ内径の直管で構成するよりも内周の表面積が大きくなるようにされていれば、蛇腹管に代わって、例えば、らせん状管、蓮根状管、多孔質状の管であっても良い。更に、オイル回収容器OCを給油メンテナンス装置1の底部14に配置するのではなく、外部に配置する構成においては、オイル回収管BPを長く出来るのでエジェクタEPの流出部の最大の内径D1以上の内径の直管で構成しても良く、このような構成では、オイルミストの回収効率を上げることが出来る。
続いて、本実施の形態におけるオイル回収容器OCについてさらに詳しく説明する。
図9および図10を参照して、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は、オイル回収容器OCをさらに備えている。なお、説明の便宜のため、図10ではオイル回収容器OCが底部14に取り付けられた状態が破線で示されている。オイル回収容器OCは、筐体10の底部14に着脱可能に構成されている。オイル回収容器OCは、筐体10の底部14に固定された保持部材KPに保持されることにより筐体10の底部14に取り付けられている。オイル回収容器OCは、筐体10の前面部11から前方に向けて保持部材KPから引き出されることにより筐体10の底部14から取り外される。
オイル回収容器OCは、管路RPを通過したオイルミストからオイルを回収するように構成されている。オイル回収容器OCは、貯留部OC1と、傾斜部OC2と、開放部OC3と、溝部OC4とを有している。貯留部OC1は、回収されたオイルを貯留するように構成されている。傾斜部OC2は貯留部OC1に向けて高さが低くなるように傾斜している。傾斜部OC2は管路RPの流出口RP2の真下に配置されている。開放部OC3は、筐体10の底部14との間に隙間をあけて配置されている。溝部OC4は傾斜部OC2の上面に設けられている。溝部OC4は、管路RPの流出口RP2の真下に配置されている。吸引されたオイルミストは、オイル回収管BPからオイル回収容器OCの上記傾斜部OC2に設けられた溝部OC4の上面を通ってオイル吸着部材OMに導かれ、オイル吸着された後の空気が開放部OC3から放出される。
また、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は、オイル吸着部材OMをさらに備えている。オイル吸着部材OMは、オイル回収容器OC内に配置されている。なお、説明の便宜のため、図10ではオイル吸着部材OMはオイル回収容器OCから取り外された状態で示されている。オイル吸着部材OMは、オイル回収容器OCに回収されたオイルを吸着するように構成されている。オイル吸着部材OMはオイル回収容器OCの貯留部OC1に配置されている。オイル吸着部材OMは、オイルを吸着する部材である。オイル吸着部材OM、例えばスポンジである。オイル吸着部材OMを通してオイルミストを外気へ流出させることにより、吸引したオイルミストの流速が落ちることで外気にオイルミストが飛び立つことを防げる効果もある。
次に、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1の動作について説明する。
図11を参照して、本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は制御部200をさらに備えている。制御部200は、医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1の全体の制御を司るように構成されている。制御部200は、電磁弁SV1〜SV12を制御するように構成されている。電磁弁SV1〜SV12はそれぞれ制御部200と電気的に接続されている。電磁弁SV1〜SV12は、スイッチ60が操作されることにより、制御部200に含まれるプログラムに基づいて以下のように動作する。
図3に示されるように、マニホールド30の4つのアダプタ50にそれぞれ第1ハンドピースHP1〜第4ハンドピースHP4が接続されている。4つの第1ハンドピースHP1〜第4ハンドピースHP4は水で洗浄された状態で4つのアダプタ50にそれぞれ接続されている。4つの第1ハンドピースHP1〜第4ハンドピースHP4には順番にメンテナンス流体が供給され、4つの第1ハンドピースHP1〜第4ハンドピースHP4がメンテナンス処理される。
さらに図12を参照して、メンテナンス処理の一例について説明する。このメンテナンス処理の一例では、水抜きブロー、給油、ロングブロー、ステップブロー、ショートブロー、エジェクタ作動の順に各モードが実施される。
水抜きブローにおいては、スイッチ60(図1参照)が押されると、電磁弁SV9が開かれる(工程S1)。これにより、電磁弁SV9は空気を供給できる状態となる。この状態が0.5秒保持される(工程S2)。その後、電磁弁SV1が開かれる(工程S3)。これにより、圧縮空気供給源101から電磁弁SV1を介して電磁弁SV9に空気が供給される。そして、電磁弁SV9を介して第1ハンドピースHP1に空気が供給される。この状態が0.5秒保持される(工程S4)。これにより、第1ハンドピースHP1に残存した水が排出される。その後、電磁弁SV1が閉じられる(工程S5)。この状態が0.5秒保持される(工程S6)。その後、電磁弁SV9が閉じられる(工程S7)。
次に、給油においては、油供給容器121から第1ハンドピースHP1に油が供給される。電磁弁SV5が開かれる(工程S8)。これにより、電磁弁SV5は油を供給できる状態となる。この状態が0.5秒保持される(工程S9)。その後、電磁弁SV2が開かれる(工程S10)。これにより、開閉弁121aが開かれ、油供給容器121から電磁弁SV5に油が供給される。そして、電磁弁SV5を介して第1ハンドピースHP1に油が供給される。この状態が0.15秒保持される(工程S11)。これにより、第1ハンドピースHP1に油が十分に供給される。その後、電磁弁SV2が閉じられる(工程S12)。この状態が0.9秒保持される(工程S13)。その後、電磁弁SV5が閉じられる(工程S14)。
次に、ロングブローにおいては、電磁弁SV9が開かれた状態で長時間保持される。まず、電磁弁SV1が開かれる(工程S15)。これにより、電磁弁SV1は圧縮空気供給源101から空気を供給できる状態となる。その後、電磁弁SV9が開かれる(工程S16)。これにより、電磁弁SV9を介して第1ハンドピースHP1に空気が供給される。この状態が8.0秒保持される(工程S17)。これにより、第1ハンドピースHP1に残存した余分な油の大部分が排出される。その後、電磁弁SV9が閉じられる(工程S18)。この状態が0.5秒保持される(工程S19)。
次に、ステップブローにおいては、電磁弁SV9が間欠的に開かれることにより、電磁弁SV9を介して第1ハンドピースHP1に空気が間欠的に供給される。まず、電磁弁SV9が開かれる(工程S20)。これにより、電磁弁SV9を介して第1ハンドピースHP1に空気が供給される。この状態が0.5秒保持される(工程S21)。その後、電磁弁SV9が閉じられる(工程S22)。この状態が0.5秒保持される(工程S23)。再び、電磁弁SV9が開かれる(工程S24)。この状態が0.5秒保持される(工程S25)。その後、電磁弁SV9が閉じられる(工程S26)。この状態が0.5秒保持される(工程S27)。再び、電磁弁SV9が開かれる(工程S28)。この状態が0.5秒保持される(工程S29)。その後、電磁弁SV9が閉じられる(工程S30)。この状態が0.5秒保持される(工程S31)。再び、電磁弁SV9が開かれる(工程S32)。この状態が0.5秒保持される(工程S33)。その後、電磁弁SV9が閉じられる(工程S34)。この状態が0.5秒保持される(工程S35)。このように、電磁弁SV9を介して第1ハンドピースHP1に空気が間欠的に供給されることにより、第1ハンドピースHP1に残存した余分な油がさらに排出される。第1ハンドピースHP1に空気が間欠的に供給されることにより、第1ハンドピースHP1に残存した余分な油が揺動する。これにより、第1ハンドピースHP1に残存した余分な油がさらに排出され易くなる。
次に、ショートブローにおいては、電磁弁SV9が開かれた状態で短時間保持される。まず、電磁弁SV9が開かれる(工程S36)。これにより、電磁弁SV9を介して第1ハンドピースHP1に空気が供給される。この状態が1.0秒保持される(工程S37)。その後、電磁弁SV9が閉じられる(工程S38)。これにより、第1ハンドピースHP1に残存した油が確実に排出される。
エジェクタ作動では、エジェクタ効果を利用して収容室IS(図2参照)から油が回収される。エジェクタ作動では、電磁弁SV9が閉じられた状態が2秒保持される(工程S39)。そして、この間にエジェクタEP(図5参照)が作動することにより、収容室IS(図2参照)からミスト状の油(オイルミスト)が排出される。エジェクタEPは、電磁弁SV1が開かれることにより作動する。そのため、電磁弁SV1が開かれている間、水抜きフロー、ロングブロー、ステップブロー、ショートブローの各モードにおいてもエジェクタEPは作動する。なお、医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は回収された油を貯留する回収容器(図示せず)を備えている。収容室IS(図2参照)から回収された油は回収容器(図示せず)に貯留される。
次に、電磁弁SV1が閉じられる(工程S40)。この状態が0.1秒保持される(工程S41)。以上により、第1ハンドピースHP1のメンテナンス処理が終了する。
第2ハンドピースHP2については、上述した第1ハンドピースHP1に関する処理と同様の処理が実施される。ただし、第1ハンドピースHP1の場合には、第1ハンドピースHP1に接続された電磁弁SV5,SV9が開閉されたが、第2ハンドピースHP2の場合には、第2ハンドピースHP2に接続された電磁弁SV6,SV10が開閉される。電磁弁SV6が電磁弁SV5に対応し、電磁弁SV10が電磁弁SV9に対応する。
第3ハンドピースHP3については、上述した第1ハンドピースHP1に関する処理と同様の処理が実施される。ただし、第1ハンドピースHP1に場合には、電磁弁SV2が開かれることにより開閉弁121aが開かれ油供給容器121から油が供給されたが、第3ハンドピースHP3の場合には、電磁弁SV3が開かれることにより開閉弁122aが開かれ油供給容器122から油が供給される。また、第1ハンドピースHP1の場合には、第1ハンドピースに接続された電磁弁SV5,SV9が開閉されたが、第3ハンドピースHP3の場合には、第3ハンドピースHP3に接続された電磁弁SV7,SV11が開閉される。電磁弁SV7が電磁弁SV5に対応し、電磁弁SV11が電磁弁SV9に対応する。
第4ハンドピースHP4については、第3ハンドピースHP3に関する処理と同様の処理を実行する。ただし、第3ハンドピースHP3の場合には、第3ハンドピースHP3に接続された電磁弁SV7,SV11が開閉されたが、第4ハンドピースHP4の場合には、第4ハンドピースHP4に接続された電磁弁SV8,SV12が開閉される。電磁弁SV8が電磁弁SV7に対応し、電磁弁SV12が電磁弁SV11に対応する。
次に、本実施の形態における作用効果について説明する。
本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1によれば、管路RPがオイルミストを吸引するエジェクタEPを含んでいる。このため、エジェクタEPがオイルミストを吸引することにより、収容室IS内からオイルミストを回収する時間を短くすることができる。また、エジェクタEPがオイルミストを吸引するため、効率的にオイルミストを回収することができる。
本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1によれば、エジェクタEPは、収容室ISの上部に連通するように配置されている。したがって、管路RPの流入口RP1から流出口RP2までの長さが長くなる。このため、管路RPの内壁に付着するオイルミストが多くなる。これにより、オイル回収効率を上げることができる。
本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1によれば、オイル回収管BPは、内周の表面積を大きくしている。したがって、オイル回収管BPの内壁にオイルミストが付着し易い。このため、オイルを回収することが容易となる。
本実施形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1によれば、オイル回収管BPは、蛇腹状に構成された蛇腹管SPを含んでいる。したがって、蛇腹管SPによりオイル回収管BPの内壁の表面積が増える。このため、オイルミストが接触するオイル回収管BPの接触表面積が増える。これにより、オイル回収効率を上げることができる。
本実施形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は、筐体10の底部14に着脱可能なオイル回収容器OCを備えている。このため、筐体10の底部14に取り付けられたオイル回収容器OCに落下して集められた余分なオイルを回収することができる。さらに、筐体10の底部14からオイル回収容器OCを取り外して回収された余分なオイルを廃棄することができる。
本実施の形態における医療用ハンドピースHPの給油メンテナンス装置1は、オイル回収容器OC内に配置されたオイル吸着部材OMをさらに備えている。このため、筐体10が移動されたり、傾けられたりした場合に、オイル回収容器OC内からオイルが漏れ出し難くなる。これにより、オイル回収容器OC内からオイルが漏れ出すことを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置、10 筐体、20 開閉扉、30 マニホールド、31 接続部、40 チャックメンテナンス部、50 アダプタ、60 スイッチ、70 電源スイッチ、101 圧縮空気供給源、102 エアフィルタ、103 減圧装置、121,122 油供給容器、121a,122a 開閉弁、200 制御部、BP オイル回収管、EP エジェクタ、HP 医療用ハンドピース、HP1 第1ハンドピース、HP2 第2ハンドピース、HP3 第3ハンドピース、HP4 第4ハンドピース、IS 収容室、OC オイル回収容器、OM オイル吸着部材、OP 開口部、RP 管路、SP 蛇腹管、SV1〜SV12 電磁弁。

Claims (6)

  1. 医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置であって、
    前記医療用ハンドピースを収容する収容室が設けられた筐体と、
    前記筐体の前記収容室に連通する管路とを備え、
    前記管路は、前記医療用ハンドピースを経由して前記収容室に流入したオイルミストを回収するように構成されており、
    前記管路は、前記オイルミストを吸引するエジェクタを含む、医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置。
  2. 前記エジェクタは、前記収容室の上部に連通するように配置されている、請求項1に記載の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置。
  3. 前記管路は、前記エジェクタに接続されたオイル回収管を含み、
    前記オイル回収管は、内面の表面積を大きくしている、請求項1または2に記載の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置。
  4. 前記オイル回収管は、蛇腹状に構成された蛇腹管を含む、請求項3に記載の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置。
  5. 前記筐体の底部に着脱可能なオイル回収容器をさらに備え、
    前記オイル回収容器は、前記管路を通過した前記オイルミストからオイルを回収するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置。
  6. 前記オイル回収容器内に配置されたオイル吸着部材をさらに備え、
    前記オイル吸着部材は、前記オイル回収容器に回収された前記オイルを吸着するように構成されている、請求項5に記載の医療用ハンドピースの給油メンテナンス装置。
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