JP2019208662A - 遠隔操作システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔操作プレイにおいて、過去のプレイに比べて上手くプレイできる可能性を高めることが可能なユーザ補助技術を提供すること。【解決手段】遠隔操作対象物の可動空間を撮影するカメラの撮影画像に基づくモニター画像20をユーザ端末1500の表示部に表示させる。その一方で、オペレーション毎に遠隔操作に関する当該オペレーション情報を記憶管理し、過去のオペレーション情報に基づく参考表示(第1参考表示21、第2参考表示22、第3参考表示23、第4参考表示24)を、今回のオペレーション中にユーザ端末1500の表示部に表示させる。【選択図】図6

Description

本発明は、ユーザ端末で遠隔操作対象物を遠隔操作するオペレーションが可能な遠隔操作システム等に関する。
業務用ゲーム装置の1つに、筐体内に配置された景品を、機構部を操作して移動・獲得を目指す景品獲得ゲーム装置がある。機構部としてクレーンを採用したいわゆる「クレーンゲーム機」がその筆頭である。クレーンゲーム機は、ゲームセンター等において人気を有し、メーカーも様々な工夫を加えてその魅力の維持に努めている。
例えば、特許文献1では、クレーンの動作制御に係る各種の設定値を、過去の履歴を参照しながらユーザ自らが詳細に設定できるようにして、景品を獲得し易くする補助する技術が開示されている。
また、近年では、店舗等に出向いて業務用ゲーム装置を直接操作してプレイするスタイルに加えて、ネットワークを介してクレーンゲーム機を遠隔操作して遊ぶ、いわゆる「ネットクレーンゲーム」のスタイルも一般的になった。例えば特許文献2では、クレーンゲーム機を遠隔操作してプレイするにあたり、モニター表示の遅延に係る操作性の低下を改善するための技術が開示されている。
特開2013−59572号公報 特開2014−161457号公報
クレーンゲーム機に代表される景品獲得ゲームでは、クレーン等の機構と景品等との位置関係を目測しつつクレーン等の機構を操縦するところにゲームプレイの楽しさの要諦がある。しかし、特許文献1に開示されている技術では、クレーンの制御設定値をユーザが設定可能にすることでユーザに対する補助を実現しているため、景品が獲得し易くなる反面、そうした景品獲得ゲームの本質的な楽しさが損なわれてしまう。
こうした課題は、景品獲得ゲーム機をユーザ端末を介して遠隔操作するプレイスタイルにおいて特に顕著となる。すなわち、遠隔操作用のユーザ端末では、遠隔操作用のモニター画像が表示されるものの、そのモニターの大きさは実機の景品獲得ゲーム装置に比べて遥かに小さく、景品獲得ゲームの本質的な楽しさの点においてスケールの違いによるデメリットがある。それに加えて、クレーン等の制御設定値を設定する行為が加わると、いよいよもって景品獲得ゲームの本質的な楽しさから遠ざかることになりかねない。
本発明は、こうした背景に基づいて考案されたものであり、その目的は、遠隔操作プレイにおいて、過去のプレイに比べて上手くプレイできる可能性を高めることが可能なユーザ補助技術を提供することである。
上記した課題を解決するための第1の発明は、ユーザ端末で遠隔操作対象物を遠隔操作するオペレーションが可能な遠隔操作システムであって、
前記遠隔操作対象物の可動空間を撮影するカメラの撮影画像に基づくモニター画像を前記ユーザ端末の表示部に表示させるモニター画像表示制御手段(例えば、図1の制御基板1150、図11のサーバ処理部200s、ゲーム管理部210、モニター画像表示制御部214、図17のステップS14)と、
前記オペレーション毎に遠隔操作に関する当該オペレーションの情報(以下「オペレーション情報」という)を記憶管理するオペレーション情報管理手段(例えば、図1の制御基板1150、図11のサーバ処理部200s、ゲーム管理部210、オペレーション情報管理部216、図12のオペレーション情報650、図18のステップS76)と、
過去の前記オペレーション情報に基づく参考表示を、今回のオペレーション中に前記ユーザ端末の表示部に表示させる参考表示制御手段(例えば、図1の制御基板1150、図11のサーバ処理部200s、ゲーム管理部210、参考表示制御部230、図17のステップS20〜図18のステップS44)と、を備えた遠隔操作システムである。
第1の発明によれば、モニター画像内に、過去のオペレーション情報に基づく参考表示をすることができる。例えば、クレーンゲーム機であれば、モニター画像を見ながら遠隔操作対象物に相当するクレーンと、景品との相対位置とを見極めるプレイスタイルはそのままに、ユーザが前回よりも今回の方がより景品が獲得し易くなるような、過去のプレイに比べて上手くプレイできる可能性を高めることが可能なユーザ補助技術を実現できる。
第2の発明は、前記参考表示制御手段が、過去の前記オペレーション情報に基づく第1の参考表示を前記モニター画像中にオーバラップ表示させる第1の参考表示処理手段(例えば、図1の制御基板1150、図11のサーバ処理部200s、ゲーム管理部210、第1参考表示処理部231、図18のステップS44)を有する、第1の発明の遠隔操作システムである。
第2の発明によれば、参考表示をモニター画像内にオーバラップ表示(レイヤー表示)することができるので、モニター画像を見ながら遠隔操作するスタイルをそのままに、見易く分かり易くユーザ補助を実現できる。
第3の発明は、前記第1の参考表示処理手段が、過去の前記オペレーション情報に基づく過去の前記遠隔操作対象物の像を前記第1の参考表示として残像的にオーバラップ表示させる、第2の発明の遠隔操作システムである。
第3の発明によれば、過去の遠隔操作における遠隔操作対象物の像を残像的にオーバラップ表示できるので、今現在の遠隔操作対象物との相対位置のズレを、より分かり易く示すことができる。
第4の発明は、前記オペレーションが、前記遠隔操作対象物が所与の動作を行う位置決めのために前記遠隔操作対象物を移動させる遠隔操作を少なくとも含み、前記第1の参考表示処理手段は、過去の前記位置決めによって決められた位置に前記遠隔操作対象物の像をオーバラップ表示させる、第3の発明の遠隔操作システムである。
第4の発明によれば、過去の遠隔操作において、遠隔操作対象物をどこに移動させたかを、分かり易く示すことができる。
なお、ここで言う「遠隔操作対象物の像」は、遠隔操作対象物をビデオカメラ等で撮影した撮影画像でもよいし、遠隔操作対象物を模したコンピュータグラフィックスでもよい。また、像は遠隔操作対象物の全体に限らず、部分を示す像であってもよいし、輪郭線を示す像などであっても良い。
第5の発明は、前記第1の参考表示処理手段が、今回のオペレーションにおける前記遠隔操作対象物の位置と、過去の前記位置決めによって決められた位置との差異に応じて、前記遠隔操作対象物の像の表示形態を変更する、第4の発明の遠隔操作システムである。
第5の発明によれば、遠隔操作対象物のその時の位置と、過去の位置決め位置との差異に応じて表示形態が変わるので、表示形態を変えない場合よりもユーザを分かり易く補助することができる。
第6の発明は、前記第1の参考表示処理手段が、今回のオペレーションにおける前記遠隔操作対象物の位置と、過去の前記位置決めによって決められた位置との差異に応じて、前記遠隔操作対象物の像の透明度を変更する、第5の発明の遠隔操作システムである。
第6の発明によれば、参考表示となる遠隔操作対象物の像の透明度を、過去のオペレーションとの違いに応じて変更することができる。
第7の発明は、前記オペレーション情報には、前記位置決めがなされたときの前記撮影画像に基づく撮影情報が含まれ、前記第1の参考表示処理手段は、前記撮影情報に基づいて前記遠隔操作対象物の像をオーバラップ表示させる、第4〜第6の何れかの発明の遠隔操作システムである。
第7の発明によれば、位置決めがなされたときの遠隔操作対象物そのものを撮影した画像に基づいて、遠隔操作対象物の像をオーバラップ表示できるので、参考表示を分かり易く表示できる。
第8の発明は、前記第1の参考表示処理手段が、今回のオペレーションにおける前記遠隔操作対象物の位置と、過去の前記位置決めによって決められた位置との差異に応じて、前記遠隔操作対象物に関連づけられた表示オブジェクト(例えば、図6の第4参考表示24)の表示形態を変更する、第4〜第7の何れかの発明の遠隔操作システムである。
ここで言う、表示オブジェクトは、いわゆる賑やかしと呼ばれる演出表示であったり、ヒントや解説表示など、を含み得る。第8の発明によれば、過去の前記位置決めによって決められた位置と今回のオペレーションにおける位置との差異に応じて、遠隔操作対象物に関連づけられた表示オブジェクトの表示形態を変更できる。表示形態を変えない場合よりも、ゲームを盛り上げたり、ユーザに対して分かり易い補助を実現することができる。
第9の発明は、前記第1の参考表示処理手段が、過去の複数の前記オペレーション情報に基づき、前記遠隔操作対象物の複数の像を前記第1の参考表示としてオーバラップ表示する、第3〜第8の何れかの発明の遠隔操作システムである。
第9の発明によれば、複数の過去のオペレーションにおける遠隔操作対象物の像を参考表示することができる。よって、単独の遠隔操作対象物の像しか表示しない場合よりも、ユーザ補助の効果をより高めることができる。
第10の発明は、前記第1の参考表示処理手段が、オペレーションされた新旧に応じて、前記第1の参考表示に係る各像の透明度を変更してオーバラップ表示する、第9の発明の遠隔操作システムである。
第10の発明によれば、複数の参考表示を同時に行う場合に、それぞれの像の元になったオペレーションの新旧の関係が一瞥で分かるようにできる。
第11の発明は、前記可動空間には、前記遠隔操作対象物の前記所与の動作によって動かされる物体が配置され、前記物体が位置した場合に成功と判定される成功エリアが設定されており、前記オペレーション情報管理手段は、当該オペレーション時の前記物体の位置情報を前記オペレーション情報に含めて記憶管理し、前記参考表示制御手段は、過去の前記オペレーション情報に基づく過去の前記物体の位置に、当該物体の像を第3の参考表示として残像的に前記モニター画像中にオーバラップ表示させる第3の参考表示処理手段(例えば、図1の制御基板1150、図11のサーバ処理部200s、ゲーム管理部210、第3参考表示処理部233)を有する、第4〜第10のうちの何れかの発明の遠隔操作システムである。
第11の発明によれば、過去のオペレーション時における遠隔操作対象物による移動対象となる物体の位置についての参考表示も可能になる。よって、第3の参考表示を行わない場合よりも、ユーザ補助の効果をより高めることができる。
第12の発明は、前記参考表示制御手段が、前記遠隔操作対象物の前記所与の動作が開始された場合に、前記参考表示の表示を終了する、第4〜第11のうちの何れかの発明の遠隔操作システムである。
第12の発明によれば、参考表示の表示を解除して、遠隔操作対象物の所与の動作が行われるモニター画像をシンプルにできる。
第13の発明は、前記カメラとして、前記可動空間を異なる方向から撮影する複数のカメラがあり、前記モニター画像表示制御手段は、前記ユーザ端末からのカメラ選択操作に応じてカメラを選択し、当該選択したカメラの撮影画像に基づく前記モニター画像を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させ、前記参考表示制御手段は、前記参考表示の表示形態を、前記選択されたカメラに応じて変更する、第1〜第12の何れか一項に記載の遠隔操作システムである。
第13の発明によれば、どのカメラに対応する参考表示であるかをその表示形態によって分かり易く表示できる。
第14の発明は、前記可動空間には、前記遠隔操作対象物の所与の動作によって動かされる物体が配置され、前記物体が位置した場合に成功と判定される成功エリアが設定されており、前記オペレーション情報には、当該オペレーションによる成否結果が含まれ、前記参考表示制御手段は、過去に成功したオペレーションに係る前記オペレーション情報に基づいて、前記参考表示を表示させる、第1〜第13の何れかの発明の遠隔操作システムである。
第14の発明によれば、成功したオペレーションの情報に基づく参考表示が可能になる。
なお、遠隔操作システムの構成は、ユーザ端末やユーザ端末を制御するコンピュータシステム、とすることができる。すなわち、第15の発明として、前記遠隔操作システムが、前記ユーザ端末で構成された、第1〜第14の何れかの発明の遠隔操作システムを構成することができる。また、第16の発明として、前記遠隔操作システムが、前記ユーザ端末を制御するコンピュータシステムで構成された、第1〜第14の何れかの発明の遠隔操作システムを構成することができる。
そして、第17の発明は、クレーン部を移動させてプレイ空間に配置された景品の獲得を試みるオペレーションが可能な景品獲得装置を使用装置としてユーザ端末で遠隔操作するためのプログラムであって、前記プレイ空間を撮影するカメラの撮影画像に基づくモニター画像を前記ユーザ端末の表示部に表示させるモニター画像表示制御手段(例えば、図4の制御基板1550、図21の端末処理部200、遠隔操作端末制御部270B、モニター画像表示制御部214)、
前記オペレーション毎に遠隔操作に関する当該オペレーションの情報(以下「オペレーション情報」という)を記憶するオペレーション情報記憶部から、過去のオペレーション情報を取得するオペレーション情報取得手段(例えば、図4の制御基板1550、図21の端末処理部200、遠隔操作端末制御部270B、オペレーション情報取得制御部246)、前記取得された過去のオペレーション情報に基づく参考表示を前記表示部に表示させる参考表示制御手段(例えば、図4の制御基板1550、図21の端末処理部200、遠隔操作端末制御部270B、参考表示制御部230B)、として前記ユーザ端末を機能させるためのプログラムである。
第17の発明によれば、ユーザ端末にて、第1の発明と同様の効果を発揮させる機能を実現できる。
ゲームシステムのシステム構成例を示す図。 景品獲得装置の構成例を示す正面図。 景品獲得装置の構成例を示す側面図。 ユーザ端末の構成例を示す図。 ゲームの概要を説明するための図。 参考表示された遠隔操作画面の例を示す図。 第1実施形態における参考表示の原理について説明するための図。 初期表示形態定義データのデータ構成例を示す図。 第1表示形態変更定義データのデータ構成例を示す図。 第2表示形態変更定義データのデータ構成例を示す図。 第1実施形態におけるサーバシステムの主な機能構成の例を示す機能ブロック図。 第1実施形態におけるサーバシステムのサーバ記憶部が記憶するプログラムやデータの例を示す図。 オペレーション情報のデータ構成例を示す図。 プレイデータのデータ構成例を示す図。 第1実施形態における景品獲得装置の主な機能構成の例を示す機能ブロック図。 第1実施形態におけるユーザ端末の主な機能構成の例を示す機能ブロック図。 第1実施形態のサーバシステムにおける処理の流れを説明するためのフローチャート。 図17より続くフローチャート。 第2実施形態におけるサーバシステムの主な機能構成の例を示す機能ブロック図。 第2実施形態におけるサーバシステムのサーバ記憶部が記憶するプログラムやデータの例を示す図。 第2実施形態におけるユーザ端末の主な機能構成の例を示す機能ブロック図。 第2実施形態におけるユーザ端末の端末記憶部が記憶するプログラムやデータの例を示す図。
以下、本発明の実施形態の例を説明するが、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限られないことは勿論である。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態として、ユーザ端末を使って景品獲得装置を遠隔操作でプレイする例について述べる。
[ハードウェア構成の説明]
図1は、本実施形態のゲームシステムの構成例を示す図である。
ゲームシステム1000は、ユーザが、予め用意された複数種類の景品の中から希望する景品(希望景品)を選択し、希望景品を獲得可能な景品獲得装置を遠隔操作して希望景品の獲得を目指すゲームを実行するためのコンピュータシステムである。いわゆるネットクレーンゲームを実現するためのシステムとなっている。
具体的には、ゲームシステム1000は、サーバシステム1100と、複数の景品獲得装置1200(1200a,1200b,…)と、ユーザ2(2a,2b,…)別に使用されるユーザ端末1500(1500a,1500b,…)と、を含み、これらは相互に通信回線9を介してデータ通信可能に接続される。
通信回線9は、データ通信が可能な通信路、いわゆるネットワークを意味する。すなわち、通信回線9とは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また、通信方法については有線/無線を問わない。
ゲームシステム1000に含まれるユーザ2(2a,2b,…)及びそのユーザ端末1500(1500a,1500b,…)の数は、ゲームシステム1000の利用状況により変化する。よって、実際の運用にあたっては、ゲームシステム1000には、図示のように2台のユーザ端末1500しか接続されていない場合もあれば、同時に1台接続されている場合もあれば、3台以上が接続されている場合もあり得る。
運営者設備3は、サーバシステム1100と、景品獲得装置1200(1200a,1200b,…)と、を含み、ネットクレーンゲームの運営事業者が用意する。サーバシステム1100及び景品獲得装置1200の各台数は、図示の例に限らず、適宜設定可能である。サーバシステム1100と、景品獲得装置1200(1200a,1200b,…)のそれぞれの設置場所は同じ場所に限らない。
サーバシステム1100は、本実施形態における遠隔操作システムを構成するユーザ端末1500に、景品獲得装置1200(1200a,1200b,…)を遠隔操作するための各種情報等を提供するコンピュータシステムであって、本体装置1101と、キーボード1106と、タッチパネル1108と、ストレージ1140とを有し、本体装置1101には制御基板1150を搭載する。
制御基板1150には、CPU(Central Processing Unit)1151やGPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種マイクロプロセッサ、VRAMやRAM,ROM等の各種ICメモリ1152、通信装置1153が搭載されている。なお、制御基板1150の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SoC(System on a Chip)により実現するとしてもよい。
そして、サーバシステム1100は、制御基板1150が所定のプログラム及びデータに基づいて演算処理することにより、1)ユーザ登録等に係るユーザ管理機能と、2)景品獲得装置1200のプレイ対価として消費される対価媒体をオンライン販売するオンラインショッピング管理機能と、3)ネットクレーンゲームのプレイを実現するためのゲーム管理機能と、を実現する。
本実施形態では、ネットクレーンゲームを、クライアント・サーバ型のオンラインゲームとして実現するので、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500を制御するコンピュータシステムとして機能する。具体的には、使用装置とされて選択された景品獲得装置1200から、遠隔操作のためのモニター画像のデータを取得して、ユーザ端末1500にて遠隔操作用の画面を表示させる。そして、ユーザ端末1500から操作入力に応じて、使用装置とされる景品獲得装置1200へ遠隔操作信号を送信することで、遠隔操作プレイを実現することができる。
なお、サーバシステム1100は単体として図示しているが、各機能を分担する複数のブレードサーバを搭載して相互に内部バスを介してデータ通信可能に接続した構成であっても良い。或いは、離れた場所に設置された独立した複数のサーバを、通信回線9を介してデータ通信させることで、全体としてサーバシステム1100として機能させる構成であっても良い。
景品獲得装置1200(1200a,1200b,…)は、ユーザ2が獲得機構部を遠隔操作により動作させて、筐体内に収容されている景品を移動させて獲得することを楽しむゲーム装置である。本実施形態では、景品獲得装置1200には、操作方法と、獲得機構部の構成と、景品の配置手法(配置パターン)と、のうちの少なくとも1つが異なる複数種類の景品獲得装置が用意されている。
なお、本実施形態の景品獲得装置1200の中には、景品の代用となる物体である代用景品が獲得対象とされる装置が含まれ得る。例えば、代用景品は、商品の画像や名称が外観にプリントされていない単なる箱、などの汎用性のある物体とされる。
図2は、本実施形態における景品獲得装置1200の構成例を示す図であって、装置の正面図に相当する。図3は、本実施形態における景品獲得装置1200の構成例を示す図であって、装置の正面向かって右側から見た側面図に相当する。
景品獲得装置1200は、ゲーム空間に配置された景品(現実の物品)を獲得するための景品の移動を試みるゲームプレイを行い、景品の獲得ができなかった場合には、移動を試みた結果としての景品の配置状況が維持されて次回のゲームプレイに供される装置である。
本実施形態の景品獲得装置1200は、
1)筐体1201と、
2)クレーン部1210と、
3)遠隔操作用のモニター画像を撮影する複数台のビデオカメラ1220(第1ビデオカメラ1220f、第2ビデオカメラ1220s)と
4)景品の配置状況を判定するための情報を得るための手段である測距センサ1240(第1測距センサ1240f、第2測距センサ1240s)と、
5)景品獲得装置1200を動作制御する制御基板1250と、を有する。
筐体1201は、外から中が見えるように透明な仕切りで覆われたプレイ空間1202を画成して、当該プレイ空間内に当該装置において獲得可能な単数又は複数の景品4と、獲得機構部であるクレーン部1210とを収容している。
クレーン部1210は、プレイ空間1202のうち所定の可動空間(プレイ空間1202と同じ又は若干小さい空間)内で移動可能とされ、プレイ空間1202内に配置されている景品4を移動させることができる機構部である。機構部の構成は適宜選択可能であるが、本実施形態のクレーン部1210は、プレイ空間1202を、装置の左右方向である「第1方向」と、装置の前後方向である「第2方向」とに2次元移動させることで位置決めされるクレーンとして機能するようにデザインされている。そして、クレーン部1210は、複数の開閉可能な可動腕部(以下、「爪1212」と言う。)を吊り下げており、景品4の一部をつまんで持ち上げたり、引っ掛けて転がしたりして、景品4を移動させることができるクレーンとして機能する。
クレーン部1210の構造は、従来のクレーンゲーム機のそれを参考に適宜設定可能である。例えば、2次元直動機構部1218により垂下された昇降軸部の最下部に設けられたケース内に、爪1212と、制御基板1250からの駆動信号に応じて開閉するように爪1212を動作させる電動モータと、爪1212による景品4の把持力を変更する把持力変更機構部と、を搭載する。本実施形態では、2次元直動機構部1218の一方の移動方向である第1方向は、装置の左右方向を向いており、他方の移動方向である第2方向は装置の前後方向を向いている。
ビデオカメラ1220は、プレイ空間1202内、少なくとも可動範囲を撮影し、ユーザ端末1500にて遠隔操作するためのモニター画像の元になる画像を撮影する。本実施形態では、第1ビデオカメラ1220fと、第2ビデオカメラ1220sとを含む。
第1ビデオカメラ1220fは、装置の正面側からプレイ空間1202をカラー映像で撮影する。本実施形態では、第1ビデオカメラ1220fの撮影方向は、2次元直動機構部1218の第2方向を向くように取り付けられているが、第2方向とやや交差するように、例えばプレーヤが装置の正面に立ってプレイ空間1202をやや見下ろし気味に見る場合の視界を疑似的に再現するように設定してもよい。撮影画角は固定であり、2次元直動機構部1218による第1方向におけるクレーン部1210の全幅可動域を撮影範囲に含むように所定位置に設置・固定されている。
同様に、第2ビデオカメラ1220sは、装置の正面向かって右側方からプレイ空間1202を撮影する。本実施形態では、第2ビデオカメラ1220sの撮影方向は、2次元直動機構部1218の第1方向を向くように取り付けられているが、第1方向とやや交差するように、設定してもよい。撮影画角は固定であり、2次元直動機構部1218による第2方向におけるクレーン部1210の全幅可動域を撮影範囲に含むように所定位置に設置・固定されている。
本実施形態では、ネットクレーンゲームを、クライアント・サーバ型のオンラインゲームとして実現するので、第1ビデオカメラ1220fや第2ビデオカメラ1220sで撮影された画像(撮影画像)は、遅延なく(全く遅延がない状態及びプレイへの影響が小さいと認められる若干の遅延を含む。)サーバシステム1100へ送信される。そして、ユーザ端末1500にてモニター画像20として表示される。ユーザ2(プレーヤ)は、このモニター画像20によって遠くに居ながらゲームプレイに必要なプレイ空間1202の様子を観察することができる。
なお、ビデオカメラ1220の台数や設置位置、撮影角度などは図示の例に限定されるものではなく適宜設定可能である。例えば、プレイ空間1202の内部にビデオカメラ1220を設ける構成も可能である。また、プレイ空間1202を画成する透明な仕切りを不用としてもよい。
測距センサ1240は、プレイ空間1202をスキャンする距離センサである。本実施形態では、センサから見て2次元直動機構部1218の第2方向に存在する物体までの距離(センシング方向の測距)を計測する第1測距センサ1240fと、センサから見て2次元直動機構部1218の第1方向に存在する物体までの距離を計測する第2測距センサ1240sと、を有する。各測距センサ1240の計測は、プレイ空間1202の空間認識、具体的にはプレイ空間1202における景品4の認識に用いられる。
制御基板1250は、CPU1251やGPU,DSPなどの各種プロセッサ、VRAMやRAM,ROM等の各種ICメモリ1252、通信回線9に接続する携帯電話基地局や無線LAN基地局などと無線通信するための通信モジュール1253、インターフェース回路1257などを搭載する。インターフェース回路1257には、クレーン部1210のドライバ回路、ビデオカメラ1220で撮影された画像の画像データを入力する回路、測距センサ1240で計測された計測信号を入力する回路、などが含まれている。そして、景品獲得装置1200は、制御基板1250が所定のプログラム及びデータに基づいて演算処理することにより、クレーン部1210の動作制御や、各種データの外部への送信をなど行うことができる。
本実施形態では、景品獲得装置1200は、サーバシステム1100を介して、ユーザ端末1500により遠隔操作される。プレーヤとなったユーザ2が、クレーン部1210を上手く操作して、狙った景品4をプレイ空間1202内に設定される成功エリア1260へ移動させることができると、当該景品を獲得したと認定され、プレーヤが予め設定していた配送先へ、獲得した景品4が配送される。
なお、成功エリア1260は、本実施形態ではユーザ端末1500の操作画面上でのみ認識される仮想エリアとするが、筐体1201の正面の払出口1262に連通する物理的な開口部としてもよい。その場合、成功エリア1260と払出口1262との連通路1264に、通過する景品4を個別に検出することができる景品獲得数検出センサ1266を設けるとよい(図3参照)。具体的には、景品4には、景品種類の情報を担持したICタグをつけておいて、景品獲得数検出センサ1266をICタグリーダーライターとして実現すると、獲得した景品の数は勿論、様々な種類の景品を混載する場合でも、獲得した景品の種類を検知することができる。
図4は、本実施形態におけるユーザ端末1500の構成例を示す図である。
ユーザ端末1500は、遠隔操作対象物を遠隔操作するオペレーションが可能な遠隔操作システムである。すなわち、プレーヤとなるユーザ2がゲームプレイのために個別に使用するコンピュータシステムであって、通信回線9を介してサーバシステム1100にアクセスしてオンラインゲームを実行できる電子装置(電子機器)である。本実施形態のユーザ端末1500は、いわゆるスマートフォンと呼ばれる装置であるが、携帯型ゲーム装置や、ゲームコントローラ、パソコン、タブレット型コンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、業務用ゲーム装置などでもよい。
ユーザ端末1500は、方向入力キー1502と、ボタンスイッチ1504と、画像表示デバイス兼接触位置入力デバイスとして機能するタッチパネル1506と、内蔵バッテリー1509と、スピーカ1510と、マイク1512と、イメージセンサユニット1520と、制御基板1550と、コンピュータ読み出し可能な記憶媒体であるメモリカード1540からデータを読み書きできるメモリカード読取装置1542と、を備える。その他、図示されていない電源ボタン、音量調整ボタン等が設けられている。
制御基板1550は、CPU1551やGPU,DSPなどの各種プロセッサ、VRAMやRAM,ROM等の各種ICメモリ1552、通信回線9に接続する携帯電話基地局や無線LAN基地局などと無線通信するための無線通信モジュール1553、インターフェース回路1557などを搭載する。
インターフェース回路1557には、タッチパネル1506のドライバ回路、方向入力キー1502及びボタンスイッチ1504からの信号を受信する回路、スピーカ1510へ音声信号を出力する出力アンプ回路、マイク1512で集音した音声の信号を生成する入力信号生成回路、イメージセンサユニット1520で撮影された画像の画像データを入力する回路、メモリカード読取装置1542への信号入出力回路、などが含まれている。
制御基板1550に搭載されているこれらの要素は、バス回路などを介して電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受信が可能に接続されている。なお、制御基板1550の一部又は全部をASICやFPGA、SoCにて構成してもよい。そして、制御基板1550は、当該端末でのゲームプレイを可能にする各種機能を実現するためのプログラムや各種データをICメモリ1552に記憶する。
なお、本実施形態では、ユーザ端末1500は、プログラムや各種設定データをサーバシステム1100等からダウンロードする構成とするが、別途入手したメモリカード1540などの記憶媒体から読み出す構成としても良い。
[ゲームの概要]
ゲームの概要について説明する。
図5は、本実施形態におけるゲームの概要を説明するための図である。
プレーヤとなるユーザ2がユーザ端末1500で、所定のプログラムを起動させて、サーバシステム1100にアクセスしてログイン手続きを経ると、ユーザ端末1500には、獲得を希望する景品(希望景品)を選択するための希望景品選択画面W3が表示される。そして、希望景品選択画面W3で、獲得可能な景品の中から希望景品を選択する景品選択操作をすると、使用装置選択画面W4が表示される。
使用装置選択画面W4には、サーバシステム1100にて希望景品を獲得可能でありプレイに使用する装置の候補となる景品獲得装置1200(以下、「候補装置」と言う。)が検索されて、候補装置が選択操作可能に表示される。そして、ユーザ2が、候補装置の中からプレイに使用する景品獲得装置1200の選択操作をすると、当該装置が「使用装置」として設定される。使用装置が決まると、サーバシステム1100により、ユーザ端末1500で使用装置を遠隔操作可能となる。
遠隔操作可能になると、ユーザ端末1500では、遠隔操作画面W5が表示されてゲームプレイ可能となる。遠隔操作画面W5は、いわばゲームプレイ画面に相当する画面である。遠隔操作画面W5は、モニター画像20と、景品名表示30と、プレイ対価支払操作アイコン31と、残プレイ媒体表示32と、第1参考表示操作アイコン33aと、第2参考表示操作アイコン33bと、クレーン部1210の移動操作が受け付けられる制限時間の残りを示す残時間表示34と、クレーン部1210を移動操作するための移動操作アイコン35と、アクションシーケンス開始操作アイコン36と、カメラ選択操作アイコン37と、成功エリア表示39と、が表示される。なお、景品獲得を物理的な開口部や台座によって実現する構成では、成功エリア表示39を省略することができる。
残プレイ媒体表示32は、プレーヤが現在保有しているプレイ媒体の数量を示す。ここで言う「プレイ媒体」は、プレイ対価の支払として消費される媒体であって、仮想通貨、電子マネー、プリペイドポイント、ゲーム内ポイント、などと読み替えることができる。本実施形態では、プリペイドポイントとする。プレイ媒体は、プレイ開始前に所定のオンラインショッピングにて購入できるのは勿論のこと、プレイ中であっても、所定操作をすることで即時に購入することができる。
モニター画像20には、カメラ選択操作アイコン37で選択操作された第1ビデオカメラ1220f又は第2ビデオカメラ1220sの撮影画像が表示される(図2,図3参照)。プレーヤであるユーザ2は、このモニター画像20を見ながら、移動操作アイコン35やアクションシーケンス開始操作アイコン36へタッチ操作してクレーン部1210を遠隔操作して、景品4の獲得を目指してプレイする。
移動操作アイコン35は、使用装置である景品獲得装置1200のクレーン部1210を移動させる操作を入力するためのアイコンである。本実施形態では、クレーン部1210の指示可能な移動方向別に2つのアイコンが用意されている。当該アイコンが操作されると、対応する移動方向への遠隔操作信号がサーバシステム1100を介して景品獲得装置1200へ送信される。景品獲得装置1200は、受信した遠隔操作信号に応じて、クレーン部1210を移動させる移動シーケンスを実行する。
アクションシーケンス開始操作アイコン36は、クレーン部1210の移動指示の有無に係わらず、クレーン部1210の移動を行わずに、即座にアクションシーケンスを開始させる操作を入力するための操作アイコンである。
「アクションシーケンス」とは、クレーン部1210と景品とを係合させるための一連の順序・過程である。基本的には移動シーケンスに続いて実行されるシーケンスである。アクションシーケンスにおける所与の動作すなわちアクションは、クレーン部1210の機構等に応じて適宜設定可能である。例えば、クレーン部1210が、複数の把持爪(又は把持腕と呼ばれても良い。)を開閉して、景品を把持する構成であるならば、アクションシーケンスには、降下して把持爪を開いた後に把持爪を閉じ、上昇するまでの一連のキャッチ動作が含まれる。また、クレーン部1210を降下させる動作もアクションシーケンスに含まれる。降下において、ストップ操作入力に応じて降下動作をストップさせる構成であれば、その降下をステップさせることをアクションシーケンスに含めることができる。
そして、アクションシーケンスが終了すると、景品獲得装置1200は自動的に終了動作シーケンスを実行する。「終了動作シーケンス」は、クレーン部1210を所与の終了動作位置に移動させて終了動作をさせるプロセスである。「終了動作位置」は、本実施形態では成功エリア1260の中心位置の直上位置とする。そして、「終了動作」として「爪1212を開く開放動作」「爪1212を閉じる閉動作」の2つの副シーケンスが連続して自動的に実行される。
なお、本実施形態では、終了動作シーケンスは、自動的に実行されるが、ユーザ端末1500から遠隔操作する構成とすることもできる。例えば、終了動作位置への移動を遠隔操作の対象とする構成も可能である。クレーン部1210を、成功エリア1260の中心位置の直上位置に移動させた後、ホームポジション等のクレーン部初期位置に移動させる構成であれば、そのホームポジションの位置を「終了動作位置」としてもよい。
もしアクションシーケンスにより、当該シーケンスの目的とされる景品4との係合動作が成功していれば上手く景品4をキャッチできていて、クレーン部1210が終了動作位置に移動するまでそれを保持できていれば、終了動作により、キャッチされていた景品が成功エリア1260に向けて落ちる。そして、落下した景品4が上手く成功エリア1260に留まれば当該景品を獲得したと認定される。
なお、景品4が成功エリア1260に留まっているかの判定は、景品4の全体がエリア内である場合に限定するか、一部がエリアにかかっていれば獲得と認めるか、は適宜設定可能である。本実施形態では、ビデオカメラ1220で撮影した画像、及び/又は測距センサ1240による深度計測結果から、景品4を認識或いは検出して、成功エリア1260の設定範囲内に含まれるかを判定する。成功エリア1260を、払出口1262へ通ずる連通路1264への物理的な開口部として実現した場合には、景品獲得数検出センサ1266を用いて判定すればよい(図3参照)。成功エリア1260を物理的な台座部として実現する場合には、当該台座部に荷重センサを設けて、台座部に載っているものの重さを計測することで、獲得判定するとしてもよい。
また、景品獲得装置1200のプレイ空間1202に配置する景品4は、景品の代用物いわゆる代用景品とすることができる。
さて、本実施形態では、ユーザ補助機能として、クレーン部1210(遠隔操作対象物)を遠隔操作するオペレーション中のモニター画像20に「参考表示」を表示する。
図6は、本実施形態における参考表示された遠隔操作画面W6の例を示す図である。
「参考表示」とは、景品4を獲得する可能性を高めることを目的としたユーザ補助のための表示である。本実施形態の参考表示には、第1参考表示21と、第2参考表示22と、第3参考表示23と、第4参考表示24と、が含まれる。
第1参考表示21は、過去のオペレーションにおけるクレーン部1210(遠隔操作対象物)の像を残像的にオーバラップ表示させる表示である。
具体的には、図7に示すように、サーバシステム1100は、移動シーケンスの完了状態において、景品獲得装置1200からその時までの遠隔操作に関する情報を取得し、オペレーション情報650として記憶管理する。オペレーション情報650には、プレイ日時と、撮影情報660と、遠隔操作の操作量662と、景品4の景品情報663と、オペレーションの成否結果664(景品獲得できた=成功、獲得できなかった=失敗)が含まれる。
撮影情報660は、ビデオカメラ1220毎の撮影画像の画像データは勿論のこと、当該画像データを生成するための元データ、撮影したビデオカメラ1220の識別情報、などの情報が含まれる。本実施形態では、クレーン部1210が所与の動作を実行するための位置決めが完了した状態(以下、単に「完了状態」と言う。)における撮影情報が少なくともオペレーション情報650に含まれる。完了状態は、本実施形態では、移動シーケンス完了状態に相当する。
図6の例では、第1参考表示21に該当する部分を破線で示しているが、実際には、第1参考表示21は、過去の撮影情報660から得られるクレーン部1210の画像部分の透明度を高めてレイヤー合成して残像的に見せるオーバラップ表示の形態とする。或いは、過去の撮影情報660から得られるクレーン部1210の画像部分から輪郭線を抽出して、その輪郭線を合成表示する形態であってもよい。或いは、クレーン部1210を表現するCGモデルや線画などの別画像を、過去の撮影情報660から得られるクレーン部1210の位置に表示する形態であってもよい。勿論、これらの3つの表示形態の複数を適用してもよい。
第2参考表示22は、過去のオペレーション情報650に基づく過去の遠隔操作の操作量を示す値と、今回のオペレーションにおける遠隔操作の操作量を示す値と、の比較表示である。図6の例では、第2参考表示22は、景品名表示30(図5参照)に替えて表示されているが、遠隔操作画面W6内における第2参考表示22の表示位置はこの例に限られない。
図7に示すように、「遠隔操作の操作量662」とは、遠隔操作するユーザの操作に関する量であり、遠隔操作を入力するデバイスにおいて検出される量である。例えば、プッシュスイッチやタッチパネルの操作アイコンへの押圧による操作入力スタイルでは、押圧する時間や回数が該当する。また、レバーを倒す操作入力スタイルではレバーを倒す量や方向が該当し、ダイヤルを用いる操作入力スタイルでは回転角度が該当する。また、操作入力デバイスを傾斜させる操作入力スタイルでは傾斜方向と傾斜角度、傾斜させている時間がこれに該当する。そして、オペレーション情報650には、クレーン部1210の位置決めが完了した完了状態までの遠隔操作の操作量662が含まれる。
また「遠隔操作の操作量662」は、操作量により結果的に一意的に決まる遠隔操作対象の制御パラメータ値に置き換えることもできる。例えば、2次元直動機構部1218(図2、図3参照)において、第1方向及び第2方向それぞれの駆動用にステッピングモータを採用している場合には、ステップ数(回転角度に同じ)が制御パラメータ値に該当する。もし、DCモータを採用する場合では駆動時間が制御パラメータ値に該当することになる。また、ギアの回転角度を検出するセンサを搭載する場合には、その検出回転角度が該当する。
また「遠隔操作の操作量662」は、完了状態のビデオカメラ1220で撮影された撮影画像の画像解析から求められるクレーン部1210の画像座標系の座標とすることもできる。
そして、第2参考表示22として、遠隔操作の項目別(本実施形態では、第1方向の移動と、第2方向の移動との項目別)に、過去のオペレーションにおける位置決めによって決められた位置にクレーン部1210(遠隔操作対象物)を位置させるための操作量を示す値と、今回のオペレーションにおける遠隔操作の操作量を示す現在値とが、並べて表示される。
なお、第2参考表示22の表示形態は、数値に限らず、グラフィック図形による表示形態も可能である。例えば、過去のオペレーションにおける遠隔操作の操作量662を長さで表現する過去操作量バーと並べて、今現在のオペレーションにおける遠隔操作の操作量の現在値を長さで表現する現在操作量バーとを表示するとしてもよい。勿論、操作量の表現は長さに限らず、グラフィック図形の大きさや透明度で操作量を表すとしてもよい。
第3参考表示23は、過去のオペレーションにおける景品4の像を残像的にオーバラップ表示させる表示である。
具体的には、図7に示すように、オペレーション情報650には、完了状態の撮影情報660が含まれる。又は、第3参考表示23の制御用として、完了状態に撮影されたビデオカメラ1220の撮影画像から景品4を画像認識して、景品情報663を算出して記憶する。景品情報663は、当該画像内における代表点位置座標を示す位置情報と、その姿勢を示す姿勢情報とを含む。
図6の例では、第3参考表示23に該当する部分を破線で示しているが、実際には、第3参考表示23は、過去の撮影情報660から得られる景品4の画像部分の透明度を高めてレイヤー合成して残像的に見せるオーバラップ表示の形態とする。或いは、過去の撮影情報660から得られる景品4の画像部分から輪郭線を抽出して、その輪郭線を合成表示する形態であってもよい。或いは、景品4を表現するCGモデルや線画などの別画像を、過去の撮影情報660から得られる景品4の位置又は過去の景品情報663の示す位置に表示する形態であってもよい。勿論、これらの3つの表示形態の複数を適用してもよい。
第4参考表示24は、遠隔操作対象物に関連づけられた表示オブジェクトの一例である。例えば、雰囲気を盛り上げる演出表示や、アドバイスやヒントなどの表示、現状の解説表示とすることができる。本実施形態では、モニター画面20内が第4参考表示24によってうるさく(見えにくく)ならないように、1つ又は2つ程度の限定された数だけ表示することとする。
このように、第1参考表示21〜第4参考表示24が、モニター画像20と重ね表示されることで、ユーザは、過去のオペレーションにおいて何処までクレーン部1210を移動させたのか、その過去との比較において、今回のオペレーションにおいてクレーン部1210をどこまで移動させているかを、視覚的に分かり易く理解できる。
もし、前回のオペレーションの結果が獲得失敗で再チャレンジしているのであれば、ユーザは、今回どこまでクレーン部1210を移動させれば良いかの当たりをつけ、そこにピンポイントでクレーン部1210を移動させたいと願う。その時、第1参考表示21と、第2参考表示22とが、大きな助けとなる。
勿論、前回のオペレーションの結果、景品4の位置が移動したとするならば、第3参考表示23を元に、今回クレーン部1210を移動させる位置を想像すれば、第3参考表示23が表示されない場合よりも、ずっと獲得の可能性が高くなる。
よって、クレーン部1210の位置と景品4の位置を見極めつつ、クレーン部1210を操作して景品4の獲得を目指すという景品獲得ゲーム本来のプレイスタイルはそのままに、前回よりも今回の獲得可能性が向上するような、過去のプレイに比べて上手くプレイできる可能性を高めることが可能なユーザ補助技術を実現可能となる。
なお、本実施形態では、これらの参考表示を認識し易いようにその表示形態を変更することができる。
具体的には、図8に示すような初期表示形態定義データ510が予め用意されており、撮影情報種類512と対応づけて初期表示形態514が定義されている。そして、第1参考表示21〜第4参考表示24の初期状態の初期表示形態514は、撮影情報660を撮影したビデオカメラ1220に応じて、異なる表示形態となるように設定される。例えば、第1ビデオカメラ1220fで撮影された撮影情報660に基づく第1参考表示21〜第3参考表示23では、表示色「黄色」で透明度を60%に設定し、第2ビデオカメラ1220sで撮影された撮影情報660に基づく第1参考表示21〜第3参考表示23では、表示色「水色」で透明度を60%に設定する、ことで、参考表示がどのビデオカメラ1220の撮影画像に基づくものであるかを、一瞥で分かるようにしてある。
そして、図9に示すような第1表示形態変更定義データ520が予め用意されており、変更条件522の別に、初期表示形態からの表示形態変更内容524が定義されている。当該定義データによって、参考表示の元になる過去のオペレーションを複数同時に参照して、第1参考表示21〜第3参考表示23をそれぞれ複数同時に表示する場合には、それら過去のオペレーションの相対的な新旧関係に応じて、表示形態を変更できるようになっている。
具体的には、表示形態の初期設定から、透明度を新旧関係が新しいほど透明度を低く、古いほど透明度が高くなるように変更するとしてもよい。また、表示色も新旧関係に従って、例えば同じ黄色でも、新旧関係が古いほど、赤みを帯びるように変更することができる。なお、第2参考表示22を数値表示する場合には、その表示目的に照らして透明度の変更は行わずに、表示色の変更やフォントの大きさの変更で表示形態に違いを与えるのが好適である。
また、図10に示すような第2表示形態変更定義データ530が予め用意されており、過去のオペレーションにおけるクレーン部1210の過去位置と、今回のオペレーションにおけるクレーン部1210の現在位置との位置ズレ状況条件532に応じて、第1参考表示21〜第3参考表示23の表示形態を変更する変更内容534とが、定義されている。そして、当該定義データに従って、クレーン部1210の過去位置と現在位置との相対位置関係に応じて参考表示の表示形態を変更することができるようになっている。具体的には、過去位置と現在位置とのズレが小さいほど、透明度が0%に近づいて、視覚的に際立つ様に変更することができる。また、表示の明滅周期も、ズレが小さい程周期が短くなるように、或いは逆に周期が長くなるようにして、ズレ具合を視覚的に分かり易くすることができる。
また、第3表示形態変更定義データ536が予め用意されており、位置ズレ状況条件に応じて、第4参考表示24の表示形態を変更する変更内容を定義する。例えば、位置ズレが相対的に小さい場合には、第1参考表示21が示されている位置関係から今回狙うべき位置が近いので「慎重に操作しよう。」と言った内容のテキストや画像に変更したり、注意を喚起する表示色或いは気を落ち着かせる表示色に変更するなどを変更内容に定義すると好適である。
このように、第1参考表示21〜第4参考表示24の表示形態を変更することで、ユーザ補助の効果を変更しない場合よりもずっと高めることができる。
なお、本実施形態では第1参考表示21、第2参考表示22、第3参考表示23、第4参考表示24、の全種類を表示するものとするが、景品獲得までのルール設定や、遠隔操作対象とする機構部の構成によっては、これらのうち幾つかの表示を省略するとしてもよい。
図11は、本実施形態におけるサーバシステム1100の主な機能構成の例を示す機能ブロック図である。本実施形態におけるサーバシステム1100は、操作入力部100sと、サーバ処理部200sと、音出力部390sと、画像表示部392sと、通信部394sと、サーバ記憶部500sと、を備える。
操作入力部100sは、サーバの管理のための各種操作を入力するための手段である。図1のキーボード1106がこれに該当する。
サーバ処理部200sは、例えばCPUやGPU等のマイクロプロセッサや、ASIC、ICメモリなどの電子部品によって実現され、操作入力部100sやサーバ記憶部500sを含む各機能部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部100sからの操作入力信号、ユーザ端末1500から受信したデータ、景品獲得装置1200から受信したデータ、等に基づいて各種の演算処理を実行して、サーバシステム1100の動作を統合的に制御する。本実施形態では、制御基板1150がサーバプログラム501を読み込み実行することにより実現される。
そして、本実施形態のサーバ処理部200sは、ユーザ管理部202と、オンラインショッピング管理部204と、ゲーム管理部210と、景品発送手続処理部240と、計時部280sと、音生成部290sと、画像生成部292sと、通信制御部294sと、を含む。勿論、これら以外の機能部も適宜含めることができる。
ユーザ管理部202は、ユーザ登録手続きに係る処理及びユーザアカウントに紐付けられる各ユーザのデータの管理を行う。本実施形態のユーザ管理部202は、1)登録ユーザへの固有のユーザアカウントの付与と、2)ユーザアカウント別に個人情報を登録管理する登録情報管理と、3)課金要素(本実施形態ではオンラインショッピングを利用した景品獲得装置1200のプレイに係る各種支払で消費されるプレイ媒体の購入など)の支払いで消費される電子決済媒体の帳簿管理と、4)ゲームプレイするためのログイン及びログアウトのログイン管理と、5)プレイ履歴等を管理するプレイ履歴管理と、の各機能を有する。勿論、これら以外のアカウントに紐付けられる他のデータの管理機能も適宜含めることができる。
オンラインショッピング管理部204は、オンラインショッピングに関する制御を担い、公知のオンラインショッピング技術を適宜利用して実現できる。本実施形態では、プレーヤは、オンラインショッピングによって、景品獲得装置1200をプレイするプレイ対価として消費される「プレイ媒体」を購入することができる。勿論、オンラインショッピングにおける販売対象は、これら以外にも適宜設定可能である。
ゲーム管理部210は、ネットクレーンゲームのゲーム管理、遠隔操作の管理に係る各種処理を実行する。本実施形態では、クライアント・サーバ型のオンラインゲームにおけるゲームサーバとしての各種制御を行う。
具体的には、本実施形態のゲーム管理部210は、使用装置選択部212と、モニター画像表示制御部214と、測距結果取得制御部215と、オペレーション情報管理部216と、対価支払処理実行部218と、参考表示制御部230と、成否判定部234と、を含む。勿論、これら以外の機能部も適宜含めることができる。
使用装置選択部212は、獲得可能な景品が関連付けられた複数の景品獲得装置1200の中からプレイ対象の景品獲得装置1200である使用装置をユーザの操作入力に従って選択する。本実施形態では、希望景品選択画面W3および使用装置選択画面W4の表示と、各選択画面における選択操作に応じた設定処理がこれに該当する(図5参照)。
モニター画像表示制御部214は、遠隔操作対象物(本実施形態のクレーン部1210)の可動空間を撮影するビデオカメラ1220の撮影画像に基づくモニター画像20をユーザ端末1500の表示部(タッチパネル1506)に表示させる制御を行う。そして、その際は、ユーザ端末1500からのカメラ選択操作に応じてカメラを選択し、当該選択したカメラの撮影画像に基づくモニター画像20を表示させることができる。
具体的には、本実施形態では、使用装置とされる景品獲得装置1200からビデオカメラ1220による撮影画像に基づく撮影情報660を取得し、カメラ選択操作により選択されているカメラの撮影情報660をユーザ端末1500へ配信し、当該カメラの撮影画像に基づくモニター画像20を表示させる。
測距結果取得制御部215は、プレイ空間1202内の景品4の配置状況を認識するための情報を取得するための制御を行う。本実施形態では、使用装置とされた景品獲得装置1200から測距センサ1240による測距結果を取得する制御を行う。
オペレーション情報管理部216は、オペレーション毎に遠隔操作に関する当該オペレーション情報650(図7参照)を記憶管理する制御を行う。これに伴い、景品獲得装置1200からクレーン部1210の制御パラメータ値の最新値を逐一取得する制御も行う。
対価支払処理実行部218は、ユーザ端末1500での対価支払操作に基づいて、参考表示に対する対価を支払う所与の対価支払処理を実行する。本実施形態では、所定の参考表示操作(第1参考表示操作アイコン33a、第2参考表示操作アイコン33bへのタッチ操作;図5参照)がここで言う対価支払操作を兼ねる。
参考表示制御部230は、過去のオペレーション情報650に基づく参考表示(第1参考表示21〜第4参考表示24;図6参照)を、今回のオペレーション中に、ユーザ端末1500の表示部に表示されるモニター画像20内にオーバラップ表示させるように制御を行う。
具体的には、参考表示制御部230は、所定の参考表示操作(第1参考表示操作アイコン33a、第2参考表示操作アイコン33bへのタッチ操作;図5参照)がユーザ端末1500にてなされたのを検出して、対価支払処理の実行がなされた場合に、参考表示を表示させる制御を開始する。その際、参考表示の元になる過去のオペレーション情報650は、第1参考表示操作アイコン33a(図5参照)が操作された場合には、オペレーションの新旧順に所定数を抽出して、それらに基づいて参考表示を表示させる。また、第2参考表示操作アイコン33b(図5参照)が操作された場合には、オペレーションの新旧順に所定数を1次抽出して、更にそれらの中から成否結果664(図7参照)が「成功」を示すオペレーションを2次抽出し、それらに基づいて参考表示を表示させる。
そして、遠隔操作対象物の所与の動作が開始された場合に、参考表示の表示させる制御を終了する。本実施形態では、アクションシーケンスが開始された場合に表示を終了させる。なお、参考表示の終了に関しては、所定の参考表示終了操作(例えば、参照表示実行中における第1参考表示操作アイコン33a、第2参考表示操作アイコン33bへのタッチ操作)に応じて参考表示を表示させる制御を終了する構成とすることもできる。
参考表示に係る機能部に係り、より詳細には、参考表示制御部230は、第1参考表示処理部231と、第2参考表示処理部232と、第3参考表示処理部233と、を有する。
第1参考表示処理部231は、第1参考表示21の表示に関する処理を行う。本実施形態では、過去のオペレーション情報に基づく過去の遠隔操作対象物(本実施形態ではクレーン部1210)の像を、過去のオペレーション情報に基づく第1参考表示21として、モニター画像20中の過去の位置決めによって決められた位置に、残像的にオーバラップ表示させる処理を行う。
また、第1参考表示処理部231は、今回のオペレーションにおける遠隔操作対象物の位置と、過去の位置決めによって決められた位置との差異に応じて、第1参考表示21の表示形態を変更することができる(図8〜図10参照)。すなわち、過去の複数の前記オペレーション情報に基づき、複数の第1参考表示21を同時に表示する場合には、オペレーションされた新旧に応じて、第1参考表示21の透明度を変更することができる。
第2参考表示処理部232は、第2参考表示22の表示に関する処理を行う。本実施形態では、過去のオペレーション情報に基づいて、過去の位置決めによって決められた位置に遠隔操作対象物を位置させるための過去の遠隔操作の操作量を示す値と、今回のオペレーションにおける遠隔操作の操作量を示す値と、の比較表示を、今回のオペレーション中にユーザ端末1500の表示部に表示させる処理を行う。
第3参考表示処理部233は、第3参考表示23の表示に関する処理を行う。本実施形態では、過去のオペレーション情報に基づく過去の物体(景品)の位置に、当該物体の像を第3参考表示23として残像的にモニター画像20の中にオーバラップ表示させる処理を行う。
更に、参考表示制御部230は、参考表示の表示形態を、選択されたカメラに応じて変更することができる。
また更に、参考表示制御部230は、今回のオペレーションにおける遠隔操作対象物の位置と、過去のオペレーションでの位置決めによって決められた位置との差異に応じて、遠隔操作対象物に関連づけられた表示オブジェクト(本実施形態では第4参考表示24)の表示形態を変更することができる。
成否判定部234は、オペレーションの成否を判定する。本実施形態では、遠隔操作対象物(本実施形態におけるクレーン部1210)の所与の動作によって動かされる物体(本実施形態における景品)が、所与の成功エリア1260(図2、図3参照)に位置した場合に、オペレーション成功(本実施形態では景品獲得成功に同意)と判定する。
景品発送手続処理部240は、獲得されたと判定された景品4又はそれと同種の景品4をプレーヤであるユーザが予め登録していた発送先へ配送する手続き処理を行う。
計時部280sは、システムクロックを利用して現在日時や制限時間等の計時を行う。
音生成部290sは、音声データの生成やデコードをするICやソフトウェアの実行により実現され、サーバシステム1100のシステム管理やゲームプレイに係る操作音やBGMなどの音声データを生成或いはデコードする。そして、システム管理に関する音声信号は音出力部390sへ出力する。
音出力部390sは、音声信号に基づき放音する。本実施形態では、本体装置1101が備えるスピーカ(不図示)がこれに該当する。
画像生成部292sは、サーバシステム1100のシステム管理に関する画像等を生成することができる。そして、システム管理に関する画像は画像表示部392sへ出力することができる。
画像表示部392sは、画像生成部292sから入力される画像信号に基づいてシステム管理のための各種画像を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、プロジェクターといった画像表示装置によって実現できる。本実施形態ではタッチパネル1108がこれに該当する(図1参照)。
通信制御部294sは、データ通信に係るデータ処理を実行し、通信部394sを介して外部装置とのデータのやりとりを実現する。
通信部394sは、通信回線9と接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。本実施形態では通信装置1153がこれに該当する(図1参照)。
サーバ記憶部500sは、サーバ処理部200sにサーバシステム1100を統合的に制御させるための諸機能を実現するためのプログラムや各種データ等を記憶する。また、サーバ処理部200sの作業領域として用いられ、サーバ処理部200sが各種プログラムに従って実行した演算結果などを一時的に記憶する。この機能は、例えばRAMやROMなどのICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROMやDVDなどの光学ディスク、オンラインストレージなどによって実現される。図1の例では本体装置1101が搭載するICメモリ1152やハードディスクなどの記憶媒体、及びストレージ1140がこれに該当する。
図12は、本実施形態におけるサーバ記憶部500sが記憶するプログラムやデータの例を示す図である。本実施形態のサーバ記憶部500sは、サーバプログラム501と、配信用ゲームクライアントプログラム502と、初期表示形態定義データ510(図8参照)と、第1表示形態変更定義データ520(図9参照)と、第2表示形態変更定義データ530(図10参照)と、第3表示形態変更定義データ536と、を予め記憶する。
また、サーバ記憶部500sは、逐次更新管理されるデータとして、販売管理データ509と、景品獲得装置管理データ550と、ユーザ管理データ600と、オペレーション情報650と、使用装置リスト690と、プレイデータ700と、現在日時800と、を記憶する。その他、タイマや、カウンタ、各種フラグなどの情報を適宜記憶できる。
サーバプログラム501は、サーバ処理部200sが読み出して実行することで、ユーザ管理部202と、オンラインショッピング管理部204と、ゲーム管理部210と、景品発送手続処理部240と、計時部280sと、音生成部290sと、画像生成部292sと、通信制御部294s、としての機能を実現させるためのプログラムである。勿論、これらの機能部のうち一部のみを実現する構成とすることもできる。
配信用ゲームクライアントプログラム502は、ユーザ端末1500へ提供されるゲームクライアントプログラムのオリジナルである。
販売管理データ509は、オンラインショッピングによる販売品を定義・管理するためのデータを格納する。本実施形態では、景品獲得装置1200のプレイ対価や参考表示の表示対価として消費されるプレイ媒体が販売品に含まれている。
景品獲得装置管理データ550は、運営者設備3(図1参照)の景品獲得装置1200(1200a,1200b,…)毎に用意され、その景品獲得装置に関連づけられる各種データを格納する。
1つの景品獲得装置管理データ550は、固有の景品獲得装置IDと、当該装置へ通信回線9を介してアクセスするための情報である装置アクセス情報(例えばIPアドレスや、パスコードなど)と、当該装置で獲得可能な景品の種類を示す景品種類と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
ユーザ管理データ600は、登録ユーザ毎に用意され、固有の識別情報であるアカウントと紐付けられる各種データを格納する。1つのユーザ管理データ600は、例えば、固有のユーザアカウント601と、保有プレイ媒体数量603と、個人情報登録データ605と、プレイ履歴データ610と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
個人情報登録データ605は、当該ユーザの個人情報を含む。例えば、電子メールアドレス、電話番号、獲得した景品の送付先とされる景品送付先情報や、通知先アクセス情報、などを含むことができる。
保有プレイ媒体数量603は、景品獲得装置1200のプレイ対価や参考表示の表示対価として消費される媒体の保有残数を格納する。
プレイ履歴データ610は、ネットクレーンゲームの1プレイ毎に作成される。一つのプレイ履歴データ610は、プレイ日時と、使用装置とされた景品獲得装置1200の景品獲得装置を示す使用装置ID、当該プレイのオペレーションに関するオペレーション情報を示すオペレーション情報ID、とを含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
オペレーション情報650は、ネットクレーンゲームの1プレイ毎に作成され、当該プレイにおける遠隔操作の内容とその結果に関する各種情報を格納する。
1つのオペレーション情報650は、例えば図13に示すように、固有のオペレーションID651と、プレイ日時653と、プレーヤアカウント655と、使用装置ID657と、撮影情報660と、操作量662と、配置されている景品4毎の景品情報663と、成否結果664と、景品情報663のうち獲得された景品を示す獲得物体番号666と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
撮影情報660と、景品情報663は、それぞれ完了状態におけるそれぞれのデータであり、操作量662は、完了状態に至るまでのデータである。
獲得物体番号666は、初期設定は「なし」を示す所定値とされるが、獲得成功と判定された場合に、獲得成功と判定された景品4の物体番号が登録される。
図12に戻って、使用装置リスト690は、景品獲得装置1200(1200a,1200b,…)のうち、どれがゲームプレイに使用中であるかを示すデータである。例えば、使用装置として選択された景品獲得装置1200の景品獲得装置IDが格納されている。
プレイデータ700は、プレイ毎に作成され、当該プレイに係る各種データを格納する。1つのプレイデータ700は、例えば図14に示すように、プレーヤであるユーザを示すプレーヤアカウント701と、当該ユーザのユーザ端末1500と通信するためのユーザ端末アクセス情報702と、使用装置ID703と、最新撮影情報705と、最新操作量707と、最新景品情報709と、参考表示管理データ710と、参考表示ON/OFFフラグ720と、制限時間カウンタ722と、を含む。勿論、これら以外にも、ゲーム進行に必要な情報は適宜含めることができる。
参考表示管理データ710は、参考表示毎に用意され、当該参考表示の表示を実現するための各種データを格納する。1つの参考表示管理データ710は、例えば、固有の参考表示ID711と、当該参考表示の生成元となったオペレーション情報650(図13参照)を示す生成元オペレーション情報ID713と、画像や輪郭線など表示体のデータである参考表示データ715と、表示形態設定値717と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
参考表示ON/OFFフラグ720は、プレイ開始当初はOFF(参考表示をしない)に設定されるが、第1参考表示操作アイコン33a又は第2参考表示操作アイコン33bが操作されるとON(参考表示をする)に変更される。参考表示が表示されている途中で、再度、第1参考表示操作アイコン33a又は第2参考表示操作アイコン33bが操作されると、OFFに戻される。
図15は、本実施形態における景品獲得装置1200の主な機能構成の例を示す機能ブロック図である。景品獲得装置1200は、第1撮影部111と、第2撮影部112と、第1測距部121と、第2測距部122と、遠隔操作対象部140と、獲得装置処理部200kと、通信部394kと、獲得装置記憶部500kと、を有する。
第1撮影部111と第2撮影部112は、プレイ空間1202を撮影する手段であって、イメージセンサと、光学素子と、イメージセンサで撮影された画像データを生成するICなどにより実現される。そして、第1撮影部111と第2撮影部112は、それぞれ撮影画像の画像情報を獲得装置処理部200kへ出力する。本実施形態では、第1ビデオカメラ1220f、第2ビデオカメラ1220sがこれに該当する(図2参照)。
第1測距部121と第2測距部122は、プレイ空間1202に配置されている物体(遠隔操作対象により移動される対象、本実施形態における景品4)の配置状態を計測するための手段であって、測距センサ、ステレオカメラシステム、計測データを生成するICなどにより実現される。そして、第1測距部121と第2測距部122は、それぞれ測距データを獲得装置処理部200kへ出力する。本実施形態では、第1測距センサ1240f、第2測距センサ1240sがこれに該当する(図2参照)。
遠隔操作対象部140は、遠隔操作対象の機構部であって、本実施形態ではクレーン部1210がこれに該当する(図2参照)。勿論、機構の形態はクレーンに限らず、フック、釣り竿、網、ロッド、スコップなどであっても良い。
遠隔操作対象部140は、機構部を動作する単数又は複数の駆動部を有する。本実施形態では、クレーン部1210を第1方向に沿って移動させる第1方向駆動部142と、第2方向へ沿って移動させる第2方向駆動部144と、クレーン部1210を上下させる降下駆動部146と、爪1212を開閉させる開閉駆動部148と、を有する。これらの駆動部は、ステッピングモータ、DCモータ、直動機構などの各種アクチュエータにより実現される。
獲得装置処理部200kは、例えばCPUやGPU等のマイクロプロセッサや、ASIC、ICメモリなどの電子部品によって実現され、各機能部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、ユーザ端末1500から直接又はサーバシステム1100を介して受信した遠隔操作信号やデータ等に基づいて各種の演算処理を実行して、景品獲得装置1200の動作を統合的に制御する。本実施形態では、制御基板1250がこれに該当する。
そして、獲得装置処理部200kは、撮影画像提供制御部251と、測距データ提供制御部252と、遠隔操作応答制御部253と、制御パラメータ値提供制御部255と、計時部280kと、通信制御部294kと、を有する。
撮影画像提供制御部251は、モニター画像20(図5参照)の素材として、第1撮影部111及び第2撮影部112の撮影画像の撮影情報を外部装置へ周期的に送信する制御を行う。本実施形態では、サーバシステム1100へ送信する。
測距データ提供制御部252は、プレイ空間1202内に配置されている物体(本実施形態でいう所の景品4)の配置状況を認識するために、第1測距部121及び第2測距部122の測距データを外部装置へ周期的に送信する制御を行う。本実施形態では、サーバシステム1100へ送信する。
遠隔操作応答制御部253は、サーバシステム1100を介してユーザ端末1500から受信した、或いは、サーバシステム1100を介さずにユーザ端末1500から受信した、ユーザ端末1500でなされた遠隔操作の操作信号に応じて遠隔操作対象部140の各駆動部を駆動制御する。
制御パラメータ値提供制御部255は、遠隔操作対象部140の各駆動部の制御パラメータ値等のデータを外部送信する制御を行う。本実施形態では、サーバシステム1100へ送信する。
通信制御部294kは、データ通信に係るデータ処理を実行し、通信部394kを介して外部装置とのデータのやりとりを実現する。
通信部394kは、通信回線9と接続して通信を実現する。本実施形態では通信モジュール1253がこれに該当する(図2参照)。
獲得装置記憶部500kは、制御基板1250に搭載されたICメモリ1252により実現され、獲得装置処理部200kに、少なくとも撮影画像提供制御部251〜制御パラメータ値提供制御部255としての機能を実現させる制御プログラム503と、遠隔操作対象部140の各駆動部の制御パラメータ値リスト670と、現在日時800と、を記憶している。勿論、これら以外のデータも適宜記憶することができる。
図16は、本実施形態におけるユーザ端末1500の主な機能構成の例を示す機能ブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末1500は、操作入力部100と、端末処理部200と、音出力部390と、画像表示部392と、通信部394と、端末記憶部500とを備える。
操作入力部100は、ユーザによる各種操作入力を受け付けるデバイスにより実現され、操作入力信号を端末処理部200へ出力する。本実施形態では、方向入力キー1502、ボタンスイッチ1504、タッチパネル1506、などがこれに該当する(図4参照)。
端末処理部200は、例えばCPUやGPU等のマイクロプロセッサや、ASIC、ICメモリなどの電子部品によって実現され、操作入力部100や端末記憶部500を含む各機能部との間でデータの入出力制御を行う。本実施形態では、制御基板1550、CPU1551がこれに該当する(図4参照)。
そして、端末処理部200は、所定のプログラムやデータ、操作入力部100からの操作入力信号、サーバシステム1100から受信したデータ、景品獲得装置1200から受信した信号、等に基づいて各種の演算処理を実行して、ユーザ端末1500の動作を統合的に制御する。
本実施形態の端末処理部200は、遠隔操作端末制御部270と、計時部280と、音生成部290と、画像生成部292と、通信制御部294と、を有する。
遠隔操作端末制御部270は、遠隔操作用の端末装置としての機能を実現する。例えば、操作入力部100からの遠隔操作用の操作入力信号を、サーバシステム1100へ送信する制御を行う。また、サーバシステム1100から受信したデータに基づいて遠隔操作画面の表示に関する制御を行うことができる(図5、図6参照)。
音生成部290は、音声データの生成やデコードをするICやソフトウェアの実行により実現され、ゲームプレイに係る操作音やBGMなどの音声データを生成或いはデコードする。そして、音声信号を音出力部390へ出力する。
音出力部390は、音声信号に基づいて放音する。本実施形態では、スピーカ1510がこれに該当する(図4参照)。
画像生成部292は、ゲームプレイに係る各種画像とその画像信号等を生成することができる。そして、画像信号を画像表示部392へ出力する。
画像表示部392は、画像生成部292から入力される画像信号に基づいて各種画像を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、プロジェクターといった画像表示装置によって実現できる。本実施形態ではタッチパネル1506がこれに該当する(図4参照)。
通信制御部294は、データ通信に係るデータ処理を実行し、通信部394を介して外部装置とのデータのやりとりを実現する。
通信部394は、通信回線9と接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。本実施形態では無線通信モジュール1553がこれに該当する(図4参照)。
端末記憶部500は、端末処理部200に諸機能を実現するためのプログラムや各種データ等を記憶する。また、端末処理部200の作業領域として用いられ、端末処理部200が実行した演算結果などを一時的に記憶する。この機能は、例えばRAMやROMなどのICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROMやDVDなどの光学ディスク、オンラインストレージなどによって実現される。図4の例ではICメモリ1552やメモリカード1540がこれに該当する。オンラインストレージを含めることもできる。
当該構成におけるユーザ端末1500は、配信用ゲームクライアントプログラム502(図12参照)をダウンロードして、端末記憶部500にゲームクライアントプログラム504として記憶する。ゲームクライアントプログラム504は、オンラインゲームを実現する技術手法に応じて専用のクライアントプログラムであっても良いし、ウェブブラウザプログラム及びインタラクティブな画像表示を実現するプラグインなどにより構成するとしても良い。そして、ユーザ端末1500は、ゲームクライアントプログラム504を実行することで、端末処理部200に少なくとも遠隔操作端末制御部270としての機能を実現する。
また、本実施形態の端末記憶部500には、ログイン手続きに伴って、ユーザが入力したユーザアカウント672と、現在日時800と、が記憶される。勿論、これら以外のデータも適宜記憶させることもできる。
[動作の説明]
次に、本実施形態におけるゲームシステム1000の動作について説明する。
図17〜図18は、サーバシステム1100における処理の流れを説明するためのフローチャートであって、1人のユーザがユーザ端末1500で、ゲームクライアントプログラム504を実行させ、ネットクレーンゲームを開始してからの流れを示している。
図17に示すように、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500によるアクセスを受けて、所定のログイン処理を実行し、新たなプレーヤとなるユーザのユーザアカウントを受け付ける(ステップS10)。これに伴い、サーバシステム1100は、プレイデータ700を作成し、プレーヤアカウント701とユーザ端末アクセス情報702を設定する(図14参照)。
サーバシステム1100は、次にユーザ端末1500にて、希望景品選択画面W3と使用装置選択画面W4(図5参照)とを順に表示させるとともに、それぞれの画面での選択操作を受け付け、使用装置とされた景品獲得装置1200の景品装置IDを使用装置ID703に設定して(図14参照)使用装置を決定する(ステップS12)。
次に、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500にて遠隔操作画面W5(図5参照)の表示を開始させる(ステップS14)。
具体的には、使用装置とされた景品獲得装置1200に第1ビデオカメラ1220f及び第2ビデオカメラ1220sの撮影情報の提供リクエストを送信する。使用装置とされた景品獲得装置1200は、当該リクエストを受信すると、逐一、撮影情報をサーバシステム1100へ送信・提供する制御を開始する。サーバシステム1100は、それらを最新撮影情報705(図14参照)に格納するとともに、遠隔操作画面W5を表示させるためのデータの中にそれらを含めてユーザ端末1500へ送信する。ユーザ端末1500では、撮影情報に基づくモニター画像20を含む遠隔操作画面W5をタッチパネル1506で表示開始する。
また、サーバシステム1100は、景品4の配置状況の認識処理を開始する(ステップS16)。
具体的には、使用装置の景品獲得装置1200に、第1測距センサ1240f及び第2測距センサ1240sによる測距データの提供リクエストを送信する。使用装置の景品獲得装置1200は、当該リクエストを受信すると、逐一、測距データをサーバシステム1100へ送信・提供する制御を開始する。サーバシステム1100は、それらを受信してプレイ空間1202に配置されている景品4の位置と姿勢を認識する。認識には、先に取得した最新撮影情報705に基づく画像認識を用いるとしてもよい。そして、認識された景品4のプレイ空間1202における位置情報と、その姿勢情報とを、最新景品情報709に格納する。
次に、サーバシステム1100は、ネットクレーンゲームのプレイを開始させる(ステップS16)。
すなわち、サーバシステム1100は、制限時間カウンタ722(図14参照)による遠隔操作の受付制限時間の計時を開始する。遠隔操作画面W5(図5参照)でも残時間表示34のカウントダウンが始まる。また、サーバシステム1100は、最新操作量707(図14参照)をリセットして、ユーザ端末1500からの遠隔操作入力の受付を開始する。ユーザ端末1500から遠隔操作信号を受信すると、それに応じて最新操作量707を更新するとともに、当該遠隔操作信号を、使用装置である景品獲得装置1200へ送信する。
すると、使用装置である景品獲得装置1200は、遠隔操作信号に応じてクレーン部1210を動作制御する。これに応じて、当該景品獲得装置1200では、制御パラメータ値リスト670(図15参照)が更新され、逐一、最新の値がサーバシステム1100へ提供される。サーバシステム1100はこれを受信して、最新操作量707に含まれる制御パラメータ値を更新する。
ゲームプレイ開始以降に、ユーザがユーザ端末1500にて第1参考表示操作アイコン33a(図5参照)へタッチ操作すると、ユーザ端末1500は、サーバシステム1100へ、プレーヤ自身の過去プレイに基づく参考表示を開始する第1開始リクエストを送信する。また、ユーザがユーザ端末1500にて第2参考表示操作アイコン33b(図5参照)へタッチ操作すると、ユーザ端末1500は、サーバシステム1100へ、プレーヤ自身の過去プレイに係わらず成功事例に基づく参考表示を開始する第2開始リクエストを送信する。
サーバシステム1100は、第1開始リクエストを受信すると(ステップS20のYES)、参考表示に係る対価支払い処理を実行する(ステップS22)。そして、プレーヤのプレイ履歴データ610(図12参照)を参照して、プレーヤ自身の過去のオペレーション情報650の中から新しいほうから所定数を選択して、これらのオペレーション情報IDを生成元オペレーション情報ID713に設定する(ステップS24)。
第2開始リクエストを受信した場合(ステップS30のYES)、サーバシステム1100は、参考表示に係る対価支払い処理を実行し(ステップS32)、現在の景品配置状況の認識を行う(ステップS34)。
そして、サーバシステム1100は、全てのオペレーション情報650の中から、1)成否結果664が「成功」を示し、且つ、2)獲得物体番号666の景品情報663に含まれる情報のうち少なくとも位置情報が類似する、2つの条件を満たすオペレーション情報650を新しいほうから所定数だけ検索し、これらのオペレーション情報IDを生成元オペレーション情報ID713に設定する(ステップS36)。
もし、当該ステップにおいて、該当するオペレーション情報650が存在しない場合には、ステップS24と同様の処理を行うとしてもよい。
生成元のオペレーション情報650を決定したならば、サーバシステム1100はそれぞれに基づく参考表示データ715(図14参照)を生成し(ステップS40)、更にそれぞれの参考表示の表示形態を設定する(ステップS42)。
ここで、参考表示データ715のうち、第1参考表示21のデータは、ステップS26或いはステップS36で抽出されたオペレーション情報650の撮影情報660(図13参照)に基づいて作成される。第2参考表示22のデータは、操作量662に基づいて作成され、第3参考表示23のデータは、景品情報663に基づいて作成される。第4参考表示24のデータは、所定のデフォルトデータ(例えば、参考画像の見方説明などのテキストや画像)とする。なお、第2参考表示22、第3参考表示23、第4参考表示24の作成を省略することもできる。
そして、各参考表示の表示形態の設定では、初期表示形態定義データ510に基づいて初期設定し、更に第1表示形態変更定義データ520に基づいて変更した内容を、それぞれの表示形態設定値717(図14参照)に設定する。
なお、第1参考表示21を、クレーン部1210の像を残像的にオーバラップ表示させるのではなく、クレーン部1210を表現するCGモデルや線画などで表現する場合には、当該線画等を表示する位置座標の算出等を当該ステップにおいて行う。位置座標の算出は、撮影情報660や、操作量662から求めるとしても良いし、オペレーション情報650にクレーン部1210の完了状態の位置座標を含める場合は、これを参照することとしてもよい。
図18に移って、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500にて参考表示の表示を開始する(ステップS44)。そして、参考表示の表示を始めたならば、第2表示形態変更定義データ530と第3表示形態変更定義データ536とに従って、クレーン部1210の位置に応じた各参考表示の表示形態の逐次変更を開始する(ステップS46)。
また、プレイ開始以降、ユーザ端末1500にて所定の参考表示の終了操作が入力されたならば(ステップS50のYES)、サーバシステム1100は参考表示の表示を解除する(ステップS52)。本実施形態では、参考表示が表示されている状態で、第1参考表示操作アイコン33a又は第2参考表示操作アイコン33bが操作された場合、参考表示の終了操作が入力されたと判断する。
そして、プレイ開始してからは、サーバシステム1100は、常に位置決め完了状態に達したかを監視している。
本実施形態では、制限時間に達した場合と、移動操作アイコン35を基準回数(例えば、各1回)操作し終わった場合と、アクションシーケンス開始操作アイコン36(図5参照)を操作した場合と、の何れかの場合に位置決め完了状態に達したと判定する。
そして、位置決め完了状態に達したと判定した場合(ステップS70のYES)、サーバシステム1100は、参考表示の表示を解除・終了させ(ステップS72)、今回のプレイに係るオペレーション情報650を作成する(ステップS74;図13参照)。具体的には、撮影情報660に、プレイデータ700(図14参照)の最新撮影情報705をコピーし、操作量662に最新操作量707をコピーし、景品情報663に、最新景品情報709をコピーする。成否結果664と獲得物体番号666は、未定を示す所定値に設定する。
次いで、サーバシステム1100は、アクションシーケンスを実行する(ステップS78)。これにより、本実施形態ではクレーン部1210が降下し、爪1212を開いて閉じて、再び元の高さまで上昇する。更に、クレーン部1210は成功エリア1260(図2参照)の上方まで移動し、爪1212を開く。クレーン部1210が上手く景品4をつかめていれば、その景品4は成功エリア1260へ目がけて落下することになる。或いは、クレーン部1210を上昇させる際に爪1212で景品4を引っ掛けて成功エリア1260内へ転がすことができるかもしれない。
次に、サーバシステム1100は、遠隔操作の成功/失敗を判定する(ステップS80)。本実施形態では、ビデオカメラ1220による撮影画像又は測距センサ1240による測距結果から、成功エリア1260付近の景品4の位置を認識し、当該景品が成功エリア1260内に入っている又は当該景品の一部が成功エリア1260に掛かっていれば「成功」と判定する。
そして、成功と判定した場合(ステップS82のYES)、サーバシステム1100は、今回のオペレーション情報650の成否結果664を「成功」に設定し、獲得物体番号666に獲得された景品4の物体番号を設定する(ステップS84)。
例えば、プレイ空間1202の景品4の認識を行い、完了状態における景品4の配置状況を記録しているオペレーション情報650の景品情報663(図13参照)と、最新の景品の配置状況認識の結果を比較し、前者にあって、後者にない景品4の物体番号を、獲得物体番号666へ設定する。
そして、サーバシステム1100は、景品の発送手続き処理を実行し(ステップS86)、今回のプレイに係る新たなプレイ履歴データ610(図12参照)を作成する(ステップS90)。
一方、景品獲得に失敗したと判定した場合は(ステップS82のNO)、サーバシステム1100は、今回のオペレーション情報650の成否結果664を「失敗」に設定し、獲得物体番号666は未定のままとする(ステップS88)。そして、今回のプレイに係る新たなプレイ履歴データ610を作成する(ステップS90)。
以上、本実施形態によれば、遠隔操作プレイであっても、景品獲得ゲームをプレイする際の本質的な楽しさを損なうことなく、前回よりも今回のプレイにおいて景品が獲得できる可能性を高められ、過去のプレイに比べて上手くプレイできる可能性を高めることが可能なユーザ補助技術を提供することができる。
すなわち、遠隔操作用のモニター画像20に、過去のオペレーション情報650に基づく参考表示(第1参考表示21〜第4参考表示24)をすることができる。よって、モニター画像20を見ながら遠隔対象物と、移動対象とする物体との相対位置とを見極めるプレイスタイルはそのままに、ユーザが前回よりも今回のほうがより景品が獲得し易くなるような補助を実現できる。しかも、参考表示はモニター画像20内にオーバラップ表示(レイヤー表示)されるので、モニター画像を見ながら遠隔操作するスタイルをそのままに、見易く分かり易いユーザ補助を実現できる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態は、基本的には第1実施形態と同様であるが、1)遠隔操作が、サーバシステム1100を介さずに、ユーザ端末1500と使用装置とされた景品獲得装置1200との間で直接通信することで実現される点と、2)遠隔操作制御や参考表示に係る制御の実行主体である遠隔操作システムを、サーバシステム1100ではなくユーザ端末1500とした点と、が異なる。
なお、本実施形態についての説明では、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付与して重複する説明を省略し、主に第1実施形態との差異について述べることとする。
本実施形態においてもゲームシステム1000(図1参照)のハードウェアとしての構成は、第1実施形態のそれと同様である。
図19は、本実施形態におけるサーバシステム1100の主な機能構成の例を示す機能ブロック図である。
図20は、本実施形態におけるサーバ記憶部500sが記憶するプログラムやデータの例を示す図である。
本実施形態のサーバシステム1100は、サーバプログラム501Bを実行することで、ユーザ管理部202と、オンラインショッピング管理部204と、ゲーム管理部210Bと、景品発送手続処理部240と、計時部280sとを実現する。
第1実施形態の機能構成と比較すると、本実施形態におけるゲーム管理部210Bは、モニター画像表示制御部214と、測距結果取得制御部215と、オペレーション情報管理部216と、参考表示制御部230と、成否判定部234とが省略され、オペレーション情報収集制御部241と、オペレーション情報提供制御部242を有する。
オペレーション情報収集制御部241は、プレイ終了後のユーザ端末1500から、当該プレイに係るオペレーション情報650の提供を受け、サーバ記憶部500sにオペレーション情報650cとして記憶する制御を行う。
オペレーション情報提供制御部242は、ユーザ端末1500からの所定のリクエストに応じてオペレーション情報650を提供する制御を行う。
また、遠隔操作制御や参考表示に係る制御の実行主体を、サーバシステム1100ではなくユーザ端末1500としたことにより、本実施形態のサーバ記憶部500sは、配信用ゲームクライアントプログラム502に代えて、配信用ゲームプログラム505を記憶し、プレイデータ700が省略されている。
初期表示形態定義データ510、第1表示形態変更定義データ520、第2表示形態変更定義データ530は、ユーザ端末1500への配信用のオリジナルデータとして記憶される。
また、ユーザ管理データ600のプレイ履歴データ610は、本実施形態ではユーザ端末1500にて記憶することとし、サーバ記憶部500sからは省略される。
図21は、本実施形態におけるユーザ端末1500の主な機能構成の例を示す機能ブロック図である。
図22は、本実施形態における端末記憶部500が記憶するプログラムやデータの例を示す図である。
本実施形態のユーザ端末1500は、配信用ゲームプログラム505をダウンドードしたゲームプログラム507を実行することで、少なくとの遠隔操作端末制御部270Bの機能を実現する。
遠隔操作端末制御部270Bは、サーバシステム1100より使用装置とされた景品獲得装置1200の装置アクセス情報(図12の景品獲得装置管理データ550を参照)を取得して、使用装置と直接通信接続して遠隔操作する制御を実現する。
また、遠隔操作端末制御部270Bは、第1実施形態においてはサーバシステム1100にて実現されていた機能として、モニター画像表示制御部214と、測距結果取得制御部215と、オペレーション情報管理部216Bと、参考表示制御部230Bと、成否判定部234と、を有する。また、プレイ履歴管理部244と、オペレーション情報取得制御部246とを有する。
モニター画像表示制御部214と、測距結果取得制御部215と、オペレーション情報管理部216Bは、本実施形態ではサーバシステム1100を介さずに、使用装置である景品獲得装置1200から直接、ビデオカメラ1220の撮影情報や、測距センサ1240による測距結果、クレーン部1210の制御パラメータ値などの情報を取得する。
オペレーション情報管理部216Bについては、自機ユーザのオペレーションに限ってオペレーション情報650を記憶制御し、プレイ終了時に今回のプレイに係るオペレーション情報650をサーバシステム1100へ提供する制御を行うことができる。
プレイ履歴管理部244は、自機ユーザのオペレーションに係るプレイ履歴データ610を記憶管理する制御を行う。
オペレーション情報取得制御部246は、サーバシステム1100(本実施形態におけるオペレーション情報650cを記憶するオペレーション情報記憶部となるサーバ記憶部500sを有するコンピュータシステム)から、過去のオペレーション情報650cを取得する制御を行う。
本実施形態の端末記憶部500は、ゲームプログラム507と、ユーザアカウント672と、自機ユーザのオペレーションに係るプレイ履歴データ610と、初期表示形態定義データ510cと、第1表示形態変更定義データ520cと、第2表示形態変更定義データ530cと、第3表示形態変更定義データ536cと、自機ユーザのオペレーションに係るオペレーション情報650と、プレイデータ700と、現在日時800とを記憶する。
初期表示形態定義データ510cと、第1表示形態変更定義データ520cと、第2表示形態変更定義データ530cと、第3表示形態変更定義データ536cは、ログイン時にサーバシステム1100から、それぞれ初期表示形態定義データ510・第1表示形態変更定義データ520・第2表示形態変更定義データ530・第3表示形態変更定義データ536のコピーとして取得、記憶される。
本実施形態における景品獲得装置1200の主な機能構成は、第1実施形態と同様である(図15参照)。
但し、本実施形態における撮影画像提供制御部251は、第1撮影部111及び第2撮影部112の撮影画像の撮影情報をユーザ端末1500へ送信する。
測距データ提供制御部252は、プレイ空間1202内に配置されている物体(本実施形態でいう所の景品4)配置状況を認識するために、第1測距部121及び第2測距部122の測距データをユーザ端末1500へ送信する。
制御パラメータ値提供制御部255は、遠隔操作対象部140の各駆動部の制御パラメータ値等のデータをユーザ端末1500へ送信する。
本実施形態におけるゲームシステム1000の動作は、基本的に第1実施形態と同様であり、図17〜図18で説明したフローチャートを、ステップの実行主体をサーバシステム1100からユーザ端末1500に読み替えればよい。
但し、本実施形態では、ステップS36(図17参照)においては、ユーザ端末1500は、該当するオペレーション情報650の提供をサーバシステム1100へリクエストする。具体的には、最新撮影情報705、最新操作量707、最新景品情報709とともにリクエストとともにサーバシステム1100へ提供する。
そして、サーバシステム1100は、これらを受信すると、オペレーション情報650cのなかから第1実施形態のステップS36と同様にして該当するオペレーション情報650を検索して、リクエスト元のユーザ端末1500へ返信する。
また、本実施形態では、ステップS90(図18参照)に次いで、ユーザ端末1500は、今回作成したオペレーション情報650をサーバシステム1100へ送信・提供するステップを行うこととする。
以上、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
〔変形例〕
以上、本発明を適用した実施形態の例について説明したが、本発明を適用可能な形態は上記形態に限定されるものではなく適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
[変形例その1]
例えば上記実施形態では、遠隔操作対象を、プレイ空間1202内で移動する景品獲得機構部であるクレーン部1210として例示したが、クレーン以外の構成も可能である。例えば、景品を掬いあげるスコップやショベル、景品を引っ掛けるフック、景品を押すプッシャー、などとして機能する景品獲得機構部を採用してもよい。
そして、採用した景品獲得機構部の機能によっては、上記実施形態において装置の左右方向と前後方向とした2次元移動の方向を、装置の左右方向・上下方向とすることができる。具体的には、例えばプレイ空間の奥壁面の各所に様々な景品を吊り下げておく。そして、景品を引っ掛けるフック様の景品獲得機構部を採用して、左右方向・上下方向にそれぞれ移動させて位置決めする位置決めシーケンスと、位置決めされた後は装置奧方向にフック部を伸ばすキャッチシーケンスと、を設ける。プレーヤは、景品獲得機構部を装置の左右方向(第1方向)と上下方向(第2方向)とに遠隔操作して移動させ、景品群のなかから何れかの景品に狙いを定めて、景品獲得機構部のフックで引っ掛け落として獲得するといったゲームシステムについても、本発明を適用することができる。この場合も、過去のプレイに比べて上手くプレイできる可能性を高めることが可能なユーザ補助技術を実現することが可能となる。
[変形例その2]
また、上記実施形態では、参考表示を表示させるには対価の支払が必要な構成を例示したが、当該対価の支払は不要な構成とすることもできる。
[変形例その3]
また、オペレーション情報管理部216は(図11参照)は、その時プレイ空間1202に配置されている全ての景品4についての情報を景品情報663(図13参照)として記憶するが、その時プレーヤが狙っていると推測される景品4について限定して景品情報663を作成するとしてもよい。具体的には、クレーン部1210が位置決め完了状態にあるときに、直下又は直下所定範囲に検出された景品4について限定するとしてもよい。当該構成によれば、参考表示の表示数を制限すること、スッキリとした見やすい参考表示を実現できる。
20…モニター画像
21…第1参考表示
22…第2参考表示
23…第3参考表示
24…第4参考表示
33a…第1参考表示操作アイコン
33b…第2参考表示操作アイコン
35…移動操作アイコン
37…カメラ選択操作アイコン
200s…サーバ処理部
210…ゲーム管理部
214…モニター画像表示制御部
215…測距結果取得制御部
216…オペレーション情報管理部
218…対価支払処理実行部
230…参考表示制御部
231…第1参考表示処理部
232…第2参考表示処理部
233…第3参考表示処理部
234…成否判定部
246…オペレーション情報取得制御部
500s…サーバ記憶部
501…サーバプログラム
510…初期表示形態定義データ
520…第1表示形態変更定義データ
530…第2表示形態変更定義データ
600…ユーザ管理データ
601…ユーザアカウント
605…個人情報登録データ
610…プレイ履歴データ
650…オペレーション情報
660…撮影情報
662…操作量
663…景品情報
664…成否結果
670…制御パラメータ値リスト
700…プレイデータ
705…最新撮影情報
707…最新操作量
709…最新景品情報
710…参考表示管理データ
717…表示形態設定値
1000…ゲームシステム
1100…サーバシステム
1150…制御基板
1200…景品獲得装置
1210…クレーン部
1220f…第1ビデオカメラ
1220s…第2ビデオカメラ
1240f…第1測距センサ
1240s…第2測距センサ
1250…制御基板
1260…成功エリア
1500…ユーザ端末
1550…制御基板
W5、W6…遠隔操作画面

Claims (17)

  1. ユーザ端末で遠隔操作対象物を遠隔操作するオペレーションが可能な遠隔操作システムであって、
    前記遠隔操作対象物の可動空間を撮影するカメラの撮影画像に基づくモニター画像を前記ユーザ端末の表示部に表示させるモニター画像表示制御手段と、
    前記オペレーション毎に遠隔操作に関する当該オペレーションの情報(以下「オペレーション情報」という)を記憶管理するオペレーション情報管理手段と、
    過去の前記オペレーション情報に基づく参考表示を、今回のオペレーション中に前記ユーザ端末の表示部に表示させる参考表示制御手段と、
    を備えた遠隔操作システム。
  2. 前記参考表示制御手段は、過去の前記オペレーション情報に基づく第1の参考表示を前記モニター画像中にオーバラップ表示させる第1の参考表示処理手段を有する、
    請求項1に記載の遠隔操作システム。
  3. 前記第1の参考表示処理手段は、過去の前記オペレーション情報に基づく過去の前記遠隔操作対象物の像を前記第1の参考表示として残像的にオーバラップ表示させる、
    請求項2に記載の遠隔操作システム。
  4. 前記オペレーションは、前記遠隔操作対象物が所与の動作を行う位置決めのために前記遠隔操作対象物を移動させる遠隔操作を少なくとも含み、
    前記第1の参考表示処理手段は、過去の前記位置決めによって決められた位置に前記遠隔操作対象物の像をオーバラップ表示させる、
    請求項3に記載の遠隔操作システム。
  5. 前記第1の参考表示処理手段は、今回のオペレーションにおける前記遠隔操作対象物の位置と、過去の前記位置決めによって決められた位置との差異に応じて、前記遠隔操作対象物の像の表示形態を変更する、
    請求項4に記載の遠隔操作システム。
  6. 前記第1の参考表示処理手段は、今回のオペレーションにおける前記遠隔操作対象物の位置と、過去の前記位置決めによって決められた位置との差異に応じて、前記遠隔操作対象物の像の透明度を変更する、
    請求項5に記載の遠隔操作システム。
  7. 前記オペレーション情報には、前記位置決めがなされたときの前記撮影画像に基づく撮影情報が含まれ、
    前記第1の参考表示処理手段は、前記撮影情報に基づいて前記遠隔操作対象物の像をオーバラップ表示させる、
    請求項4〜6の何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  8. 前記第1の参考表示処理手段は、今回のオペレーションにおける前記遠隔操作対象物の位置と、過去の前記位置決めによって決められた位置との差異に応じて、前記遠隔操作対象物に関連づけられた表示オブジェクトの表示形態を変更する、
    請求項4〜7の何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  9. 前記第1の参考表示処理手段は、過去の複数の前記オペレーション情報に基づき、前記遠隔操作対象物の複数の像を前記第1の参考表示としてオーバラップ表示する、
    請求項3〜8の何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  10. 前記第1の参考表示処理手段は、オペレーションされた新旧に応じて、前記第1の参考表示に係る各像の透明度を変更してオーバラップ表示する、
    請求項9に記載の遠隔操作システム。
  11. 前記可動空間には、前記遠隔操作対象物の前記所与の動作によって動かされる物体が配置され、前記物体が位置した場合に成功と判定される成功エリアが設定されており、
    前記オペレーション情報管理手段は、当該オペレーション時の前記物体の位置情報を前記オペレーション情報に含めて記憶管理し、
    前記参考表示制御手段は、過去の前記オペレーション情報に基づく過去の前記物体の位置に、当該物体の像を第3の参考表示として残像的に前記モニター画像中にオーバラップ表示させる第3の参考表示処理手段を有する、
    請求項4〜10のうちの何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  12. 前記参考表示制御手段は、前記遠隔操作対象物の前記所与の動作が開始された場合に、前記参考表示の表示を終了する、
    請求項4〜11のうちの何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  13. 前記カメラとして、前記可動空間を異なる方向から撮影する複数のカメラがあり、
    前記モニター画像表示制御手段は、前記ユーザ端末からのカメラ選択操作に応じてカメラを選択し、当該選択したカメラの撮影画像に基づく前記モニター画像を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させ、
    前記参考表示制御手段は、前記参考表示の表示形態を、前記選択されたカメラに応じて変更する、
    請求項1〜12の何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  14. 前記可動空間には、前記遠隔操作対象物の所与の動作によって動かされる物体が配置され、前記物体が位置した場合に成功と判定される成功エリアが設定されており、
    前記オペレーション情報には、当該オペレーションによる成否結果が含まれ、
    前記参考表示制御手段は、過去に成功したオペレーションに係る前記オペレーション情報に基づいて、前記参考表示を表示させる、
    請求項1〜13の何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  15. 前記遠隔操作システムは、前記ユーザ端末で構成された、請求項1〜14の何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  16. 前記遠隔操作システムは、前記ユーザ端末を制御するコンピュータシステムで構成された、請求項1〜14の何れか一項に記載の遠隔操作システム。
  17. クレーン部を移動させてプレイ空間に配置された景品の獲得を試みるオペレーションが可能な景品獲得装置を使用装置としてユーザ端末で遠隔操作するためのプログラムであって、
    前記プレイ空間を撮影するカメラの撮影画像に基づくモニター画像を前記ユーザ端末の表示部に表示させるモニター画像表示制御手段、
    前記オペレーション毎に遠隔操作に関する当該オペレーションの情報(以下「オペレーション情報」という)を記憶するオペレーション情報記憶部から、過去のオペレーション情報を取得するオペレーション情報取得手段、
    前記取得された過去のオペレーション情報に基づく参考表示を前記表示部に表示させる参考表示制御手段、
    として前記ユーザ端末を機能させるためのプログラム。
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