JP2019208176A - 産業車両用遠隔操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】作業の安全性の向上を図ることができる産業車両用遠隔操作システムを提供する。【解決手段】リーチ式フォークリフト20と遠隔操作装置40を備える。走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像及び荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像を切り替え操作に基づいて切り替えながら表示するための表示部63と、車速が閾値以下ならば、走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像から荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像への切り替えを許可する操作端末61と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、産業車両用遠隔操作システムに関するものである。
フォークリフトにおいて周囲の環境を把握すべくカメラを搭載することが行われている(例えば、特許文献1)。
ところで、産業車両用遠隔操作システムにおいて、産業車両にカメラを搭載して画面を見て操作することになるが、作業に応じてモニタに表示するカメラ映像を切り替える構成とした場合、作業中に操作者が誤ってカメラ映像を切り替えてしまうことが懸念され、作業の安全性を確保する上で好ましくない。
本発明の目的は、作業の安全性の向上を図ることができる産業車両用遠隔操作システムを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、機台に荷役装置を備えるとともに車両通信部を有する産業車両と、前記車両通信部と無線通信を行う操作装置通信部を有し、前記産業車両の走行及び前記荷役装置による荷役を遠隔操作するのに用いられる遠隔操作装置と、を備えた産業車両用遠隔操作システムであって、前記産業車両の前記機台に取り付けられ、前記機台の周囲を撮像する走行系カメラと、前記産業車両の前記荷役装置に取り付けられ、前記荷役装置における荷役対象領域を撮像する荷役系カメラと、前記遠隔操作装置に設けられ、前記走行系カメラにて撮像された画像及び前記荷役系カメラにて撮像された画像を、前記遠隔操作装置での切り替え操作に基づいて切り替えながら表示するための表示部と、前記表示部において、前記産業車両の車速が閾値以下ならば、前記走行系カメラにて撮像された画像から前記荷役系カメラにて撮像された画像への切り替えを許可する切替許可手段と、を備えることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、表示部において、産業車両の車速が閾値以下ならば、走行系カメラにて撮像された画像から荷役系カメラにて撮像された画像への切り替えが許可される。その結果、作業の安全性が向上する。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の産業車両用遠隔操作システムにおいて、前記切替許可手段における前記車速の閾値は0であるとよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の産業車両用遠隔操作システムにおいて、前記切替許可手段は、前記荷役装置への荷役操作指令値が閾値以下ならば、前記荷役系カメラにて撮像された画像から前記走行系カメラにて撮像された画像への切り替えを許可するとよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の産業車両用遠隔操作システムにおいて、前記切替許可手段は、前記荷役装置への荷役操作指令値が閾値以下ならば、前記荷役系カメラにて撮像された画像から前記走行系カメラにて撮像された画像への切り替えを許可するとよい。
請求項4に記載のように、請求項3に記載の産業車両用遠隔操作システムにおいて、前記切替許可手段における前記荷役操作指令値の閾値は0であるとよい。
本発明によれば、作業の安全性の向上を図ることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、産業車両用遠隔操作システム10は、産業車両としてのリーチ式フォークリフト20と、リーチ式フォークリフト20の走行及び荷役を遠隔操作するのに用いられる遠隔操作装置40と、を備えている。リーチ式フォークリフト20は作業場に配置される。そして、遠隔操作装置40を用いて操作室から作業場のリーチ式フォークリフト20を遠隔操作することができるようになっている、
図2に示すように、リーチ式フォークリフト20の機台21には荷役装置22が設けられている。荷役装置22は前方へ延出している一対のリーチレグ23を備える。各リーチレグ23にはそれぞれ前輪24が設けられている。つまり、機台21の前側に左右一対の前輪24が設けられている。また、機台21の後ろ側には後輪25が設けられている。本実施形態では、後輪25が、操舵輪及び駆動輪となる。
図1に示すように、産業車両用遠隔操作システム10は、産業車両としてのリーチ式フォークリフト20と、リーチ式フォークリフト20の走行及び荷役を遠隔操作するのに用いられる遠隔操作装置40と、を備えている。リーチ式フォークリフト20は作業場に配置される。そして、遠隔操作装置40を用いて操作室から作業場のリーチ式フォークリフト20を遠隔操作することができるようになっている、
図2に示すように、リーチ式フォークリフト20の機台21には荷役装置22が設けられている。荷役装置22は前方へ延出している一対のリーチレグ23を備える。各リーチレグ23にはそれぞれ前輪24が設けられている。つまり、機台21の前側に左右一対の前輪24が設けられている。また、機台21の後ろ側には後輪25が設けられている。本実施形態では、後輪25が、操舵輪及び駆動輪となる。
荷役装置22は、2段式のマスト26を備える。マスト26は、アウタマスト27と、インナマスト28とを備える。荷役装置22は、インナマスト28に連結されたリフトシリンダ29を備える。荷役装置22は、マスト26に連結されたリーチシリンダ30を備える。インナマスト28は、リフトシリンダ29への作動油の給排によって昇降する。マスト26は、リーチシリンダ30への作動油の給排によってリーチレグ23に沿って移動する。
荷役装置22は、一対のフォーク31と、フォーク31をマスト26に固定するリフトブラケット32とを備える。フォーク31及びリフトブラケット32は、インナマスト28の昇降とともに昇降する。リーチ式フォークリフト20は、後輪25を駆動させる走行モータ33を備える。
図1に示すように、リーチ式フォークリフト20は、フォークリフト搭載機器50として、自動運転コントローラ51と、車両通信部としての無線ユニット52と、映像合成機53と、車両通信部としての無線機54と、走行系カメラ71,72,73,74と、荷役系カメラ75,76,77,78を有する。
遠隔操作装置40は、操作端末61と、操作装置62と、表示部(モニタ)63と、操作装置通信部としての無線機64,65を有する。遠隔操作装置40において、操作室側機器60として、操作端末61と操作装置62と表示部(モニタ)63を備える。
遠隔操作装置40の無線機64は作業場に配置されている。また、遠隔操作装置40の無線機65は作業場に配置されている。操作室に配置される操作端末61は有線L1により作業場に配置した無線機64と接続されている。操作端末61は有線L2により作業場に配置した無線機65と接続されている。
作業場において、遠隔操作装置40の無線機64とフォークリフト搭載機器50の無線ユニット52とは双方向に無線通信できる。また、作業場において、フォークリフト搭載機器50の無線機54から遠隔操作装置40の無線機65に無線で通信できる。
このようにして、リーチ式フォークリフト20は無線ユニット52及び無線機54を有し、遠隔操作装置40は、無線ユニット52及び無線機54と無線通信を行う無線機64,65を有する。
遠隔操作装置40の操作端末61は操作装置62及び表示部(モニタ)63と接続されている。操作装置62は、操作者によりリーチ式フォークリフト20を遠隔操作するためのものであり、操作者によるリーチ式フォークリフト20の操作内容(リフト、リーチ、ティルトの操作指令値、及び、速度、加速度、操舵角の操作指令値等)が操作端末61に送られる。操作端末61は、リフト、リーチ、ティルトの操作指令値、及び、速度、加速度、操舵角の操作指令値等の車両制御信号を、無線機64を介してフォークリフト搭載機器50の無線ユニット52に無線送信する。
フォークリフト搭載機器50において、自動運転コントローラ51と無線ユニット52と映像合成機53とは、それぞれ相互に通信(例えばCAN通信)可能に接続されている。自動運転コントローラ51は遠隔操作装置40側からの指示により走行系アクチュエータ(走行モータ33、図示しない操舵モータ等)及び荷役系アクチュエータ(リフトシリンダ29、リーチシリンダ30、図示しないティルトシリンダ等)を駆動することができる。
無線ユニット52は、リーチ式フォークリフト20の車速を含む車両情報、異常情報(障害物検知情報等)を、無線機64を介して操作端末61に無線送信する。
図1において、操作端末61は、無線機64、無線ユニット52及び自動運転コントローラ51を介してリーチ式フォークリフト20の走行及び荷役装置22による荷役を遠隔操作することができるようになっている。
図1において、操作端末61は、無線機64、無線ユニット52及び自動運転コントローラ51を介してリーチ式フォークリフト20の走行及び荷役装置22による荷役を遠隔操作することができるようになっている。
そして、遠隔操作装置40において、操作装置62を用いて操作者が所望の操作を行うと操作端末61により操作内容が無線機64を介してリーチ式フォークリフト20側に送られる。リーチ式フォークリフト20において、無線ユニット52で遠隔操作装置40からの操作内容が受信され、自動運転コントローラ51によりアクチュエータ部が駆動されて所望の動作が実行される。
走行系カメラ71,72,73,74は、図2,3に示すように設けられている。走行系カメラ71,72,73,74は、リーチ式フォークリフト20の機台21に取り付けられている。走行系カメラ71,72,73,74は、機台21の周囲を撮像する。詳しくは、走行系カメラ71は、進行方向前方を撮像する。走行系カメラ72は、後方を撮像する。走行系カメラ73は、左方を撮像する。走行系カメラ74は、右方を撮像する。
荷役系カメラ75,76,77,78は、図2,3に示すように設けられている。荷役系カメラ75,76,77,78は、リーチ式フォークリフト20の荷役装置22に取り付けられている。荷役系カメラ75,76,77,78は、荷役装置22における荷役対象領域を撮像する。詳しくは、荷役系カメラ75は、リフトブラケット32の左側の上部に取り付けられ、荷役装置22における左側から前方を撮像する。荷役系カメラ76は、リフトブラケット32の右側の上部に取り付けられ、荷役装置22における右側から前方を撮像する。荷役系カメラ77は、インナマスト28の上部に取り付けられ、前方下方を撮像する。荷役系カメラ78は、左側のフォーク31に取り付けられ、フォーク31の前方を撮像する。
一方、図1に示すように、フォークリフト搭載機器50において、映像合成機53には、走行系カメラ71,72,73,74及び荷役系カメラ75,76,77,78が接続されているとともに、無線機54が接続されている。カメラ71〜78により撮像された画像は映像合成機53及び無線機54を介して遠隔操作装置40側に送られる。遠隔操作装置40において、無線機65でリーチ式フォークリフト20からのカメラ画像が受信されて操作端末61により表示部63で表示される。
操作装置62は、走行系→荷役系カメラ切替ボタン62aと荷役系→走行系カメラ切替ボタン62bを有する。走行系→荷役系カメラ切替ボタン62aを押下することより走行系カメラにて撮像された画像から荷役系カメラにて撮像された画像への切り替えを指示できる。荷役系→走行系カメラ切替ボタン62bを押下することより荷役系カメラにて撮像された画像から走行系カメラにて撮像された画像への切り替えを指示できる。操作端末61は、カメラ切替ボタン62a,62bによるカメラ選択信号を、無線機64を介してフォークリフト搭載機器50に送る。
無線ユニット52は、無線機64を介して操作端末61から無線受信したカメラ選択信号を映像合成機53にCAN通信等により送信する。
映像合成機53は、カメラ選択信号により指示されたカメラ群(走行系カメラ71,72,73,74、又は、荷役系カメラ75,76,77,78)の映像を、無線機54,65を介して操作端末61に無線送信する。つまり、映像合成機53は、遠隔操作装置40側からのカメラ切替指示により、指示されたカメラ映像を無線機(映像伝送器)54に送る。
映像合成機53は、カメラ選択信号により指示されたカメラ群(走行系カメラ71,72,73,74、又は、荷役系カメラ75,76,77,78)の映像を、無線機54,65を介して操作端末61に無線送信する。つまり、映像合成機53は、遠隔操作装置40側からのカメラ切替指示により、指示されたカメラ映像を無線機(映像伝送器)54に送る。
遠隔操作装置40に設けられる表示部63は、図6に示すように、走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像及び荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像を、遠隔操作装置40のカメラ切替ボタン62a,62bの押下操作に基づいて切り替えながら表示することができるようになっている。そして、操作者は表示部63に表示されたカメラ画像(画面)を見ながら操作することになる。
次に、作用について説明する。
図4に示すように、操作端末61はステップS100において走行系→荷役系カメラ切替ボタン62aの押下を検知する。即ち、操作者により走行系カメラ71,72,73,74による映像から荷役系カメラ75,76,77,78による映像に切り替える旨の意思表示されたことを検知する。すると、操作端末61はステップS101において車速が0km/h(閾値)か否か判定する。操作端末61は車速が0km/hである場合のみステップS102に移行する。操作端末61は、ステップS102においてカメラ選択信号を無線ユニット52に対して無線送信する。
図4に示すように、操作端末61はステップS100において走行系→荷役系カメラ切替ボタン62aの押下を検知する。即ち、操作者により走行系カメラ71,72,73,74による映像から荷役系カメラ75,76,77,78による映像に切り替える旨の意思表示されたことを検知する。すると、操作端末61はステップS101において車速が0km/h(閾値)か否か判定する。操作端末61は車速が0km/hである場合のみステップS102に移行する。操作端末61は、ステップS102においてカメラ選択信号を無線ユニット52に対して無線送信する。
無線ユニット52はステップS103において無線受信したカメラ選択信号をフォーマット変換した後、カメラ選択信号をCAN通信等により映像合成機53に送る。
映像合成機53は、ステップS104において、それまでの走行系カメラ71,72,73,74による映像から、カメラ選択信号で指示されたカメラ群である荷役系カメラ75,76,77,78による映像伝送に切り替える。これにより、表示部63において、走行系カメラにて撮像された画像から荷役系カメラにて撮像された画像に切り替えられる。
映像合成機53は、ステップS104において、それまでの走行系カメラ71,72,73,74による映像から、カメラ選択信号で指示されたカメラ群である荷役系カメラ75,76,77,78による映像伝送に切り替える。これにより、表示部63において、走行系カメラにて撮像された画像から荷役系カメラにて撮像された画像に切り替えられる。
このように、切替許可手段としての操作端末61は、表示部63において、リーチ式フォークリフト20の車速が閾値以下ならば、走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像から荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像への切り替えを許可する。
一方、図5に示すように、操作端末61はステップS200において荷役系→走行系カメラ切替ボタン62bの押下を検知する。即ち、操作者により荷役系カメラ75,76,77,78による映像から走行系カメラ71,72,73,74による映像に切り替える旨の意思表示されたことを検知する。すると、操作端末61はステップS201においてリフト、リーチ、ティルトの操作指令値がゼロ(0)(閾値)か否か判定する。操作端末61はリフト、リーチ、ティルトの操作指令値がゼロ(0)である場合のみステップS202に移行する。操作端末61は、ステップS202においてカメラ選択信号を無線ユニット52に対して無線送信する。なお、リフト、リーチ、ティルトの操作指令値とは、操作端末61からリーチ式フォークリフト20の荷役装置22に指令される動作量を指す。したがって、リフト、リーチ、ティルトの操作指令値がゼロ(0)である場合、操作者は荷役装置22に動作を指令していない状態である。
無線ユニット52はステップS203において無線受信したカメラ選択信号をフォーマット変換した後、カメラ選択信号をCAN通信等により映像合成機53に送る。
映像合成機53は、ステップS204において、それまでの荷役系カメラ75,76,77,78による映像から、カメラ選択信号で指示されたカメラ群である走行系カメラ71,72,73,74による映像伝送に切り替える。これにより、表示部63において、荷役系カメラにて撮像された画像から走行系カメラにて撮像された画像に切り替えられる。
映像合成機53は、ステップS204において、それまでの荷役系カメラ75,76,77,78による映像から、カメラ選択信号で指示されたカメラ群である走行系カメラ71,72,73,74による映像伝送に切り替える。これにより、表示部63において、荷役系カメラにて撮像された画像から走行系カメラにて撮像された画像に切り替えられる。
このように、操作端末61は、荷役装置22への荷役操作指令値が閾値以下ならば、荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像から走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像への切り替えを許可する。
図4,5の処理の実行により、作業の安全性の向上が図られる。
詳しく説明する。
従来、車両にカメラを配置し、カメラ映像を見て車両の遠隔操作を行う場合、作業の安全性を確保するため、車両周辺の死角を無くすように複数のカメラを配置する必要がある。しかし、カメラの台数が多いと、その分、図7に示すように、操作側の1つのモニタ画面に対し表示されるカメラ映像も多くなるためどこを見ていいのか分かりづらく操作者は視線を何回も変えながら操作する必要があり作業がしにくく、作業効率の低下、作業ストレスの蓄積が懸念される。
詳しく説明する。
従来、車両にカメラを配置し、カメラ映像を見て車両の遠隔操作を行う場合、作業の安全性を確保するため、車両周辺の死角を無くすように複数のカメラを配置する必要がある。しかし、カメラの台数が多いと、その分、図7に示すように、操作側の1つのモニタ画面に対し表示されるカメラ映像も多くなるためどこを見ていいのか分かりづらく操作者は視線を何回も変えながら操作する必要があり作業がしにくく、作業効率の低下、作業ストレスの蓄積が懸念される。
その対策として、図6に示すように、走行時と荷役時の作業に応じて表示部(モニタ)に表示するカメラ映像を切り替えることが考えられる。例えば、フォークリフトの場合、走行時と荷役時とでモニタに表示するカメラ映像を切り替えることで、その作業に必要なカメラ映像のみがモニタに表示されるため、格段に作業がしやすくなる。
ところが、図6に示すように作業に応じてモニタに表示するカメラ映像を切り替える構成とした場合、作業中に操作者が誤ってカメラ映像を切り替えてしまうことが考えられる。例えば、走行中に操作者が誤ってカメラ映像の切り替えを行い、モニタに表示されるカメラ映像が荷役時に使用するカメラ映像に切り替わってしまう。この場合、操作者はカメラ映像から車両周辺の確認を行いにくく障害物に接近したり接触する可能性がある。
本実施形態では、走行系→荷役系カメラ切替ボタン62aが押下された場合、車両が停止した状態(車速ゼロ)の時のみ、カメラ映像の切り替えを受け付ける。
具体的には、図4において、操作端末61は、無線ユニット52から無線受信する車両情報に含まれる車速を監視し、操作装置62でカメラ切替ボタンが押下された際、車速が0km/hであればカメラ選択信号を無線ユニット52に送信し、車速が0km/h以外の場合は送信しない。
具体的には、図4において、操作端末61は、無線ユニット52から無線受信する車両情報に含まれる車速を監視し、操作装置62でカメラ切替ボタンが押下された際、車速が0km/hであればカメラ選択信号を無線ユニット52に送信し、車速が0km/h以外の場合は送信しない。
また、荷役系→走行系カメラ切替ボタン62bが押下された場合、図5において、リフト、リーチ、ティルトの操作指令値を監視し、指令値がゼロの場合のみカメラ選択信号を送信する。
このようにすることにより、作業中にカメラ画像を切り替える誤操作がなされても作業の安全性を確保することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)産業車両用遠隔操作システム10の構成として、機台21に荷役装置22を備えるとともに車両通信部としての無線ユニット52及び無線機54を有する産業車両としてのリーチ式フォークリフト20と、無線ユニット52及び無線機54と無線通信を行う操作装置通信部として無線機64,65を有し、リーチ式フォークリフト20の走行及び荷役装置22による荷役を遠隔操作するのに用いられる遠隔操作装置40と、を備える。リーチ式フォークリフト20の機台21に取り付けられ、機台21の周囲を撮像する走行系カメラ71,72,73,74と、リーチ式フォークリフト20の荷役装置22に取り付けられ、荷役装置22における荷役対象領域を撮像する荷役系カメラ75,76,77,78を備える。遠隔操作装置40に設けられ、走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像及び荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像を、遠隔操作装置40での切り替え操作に基づいて切り替えながら表示するための表示部63と、表示部63において、リーチ式フォークリフト20の車速が閾値以下ならば、走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像から荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像への切り替えを許可する切替許可手段としての操作端末61と、を備える。よって、走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像から荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像への切り替え時の作業の安全性の向上を図ることができる。
(2)車速の閾値は0(0km/h)であるので、より安全なものとなる。
(3)切替許可手段としての操作端末61は、荷役装置22への荷役操作指令値が閾値以下ならば、荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像から走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像への切り替えを許可する。よって、荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像から走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像への切り替え時の作業の安全性が向上する。
(3)切替許可手段としての操作端末61は、荷役装置22への荷役操作指令値が閾値以下ならば、荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像から走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像への切り替えを許可する。よって、荷役系カメラ75,76,77,78にて撮像された画像から走行系カメラ71,72,73,74にて撮像された画像への切り替え時の作業の安全性が向上する。
(4)切替許可手段としての操作端末61における荷役操作指令値の閾値は0であるので、より安全なものとなる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 図4におけるステップS101の処理において車速が0km/hか否か判定したが、これに代わり徐行速度程度の車速以下か否か判定してもよい。
○ 図5におけるステップS201の処理においてリフト、リーチ、ティルトの操作指令値が0(ゼロ)か否か判定したが、これに代わりリフト、リーチ、ティルトの操作指令値が0以外の所定値以下か否か判定してもよい。また、ステップS201の処理を行わず、ステップS200において荷役系→走行系カメラ切替ボタン62bの押下を検知したら、操作指令値と閾値との比較を行わずすぐに画面を切り替えるようにしてもよい。
○ 図5におけるステップS201の処理においてリフト、リーチ、ティルトの操作指令値が0(ゼロ)か否か判定したが、これに代わりリフト、リーチ、ティルトの操作指令値が0以外の所定値以下か否か判定してもよい。また、ステップS201の処理を行わず、ステップS200において荷役系→走行系カメラ切替ボタン62bの押下を検知したら、操作指令値と閾値との比較を行わずすぐに画面を切り替えるようにしてもよい。
○ 図4,5における操作端末61が行う処理は無線ユニット52が実行してもよい。つまり、無線ユニット52で車速等を監視し、カメラ選択信号を映像合成機53へ送信するか否かを判断するようにしてもよい。
○ 走行系カメラの台数は問わない。またカメラの向きも問わない。
○ 荷役系カメラの台数は問わない。またカメラの向きも問わない。
○ 産業車両はリーチ式フォークリフトであったが、これに限るものではなく、リーチ式フォークリフト以外の産業車両であってもよい。
○ 荷役系カメラの台数は問わない。またカメラの向きも問わない。
○ 産業車両はリーチ式フォークリフトであったが、これに限るものではなく、リーチ式フォークリフト以外の産業車両であってもよい。
10…産業車両用遠隔操作システム、20…リーチ式フォークリフト、21…機台、22…荷役装置、40…遠隔操作装置、52…無線ユニット、54…無線機、61…操作端末、63…表示部、64,65…無線機、71,72,73,74…走行系カメラ、75,76,77,78…荷役系カメラ。
Claims (4)
- 機台に荷役装置を備えるとともに車両通信部を有する産業車両と、
前記車両通信部と無線通信を行う操作装置通信部を有し、前記産業車両の走行及び前記荷役装置による荷役を遠隔操作するのに用いられる遠隔操作装置と、
を備えた産業車両用遠隔操作システムであって、
前記産業車両の前記機台に取り付けられ、前記機台の周囲を撮像する走行系カメラと、
前記産業車両の前記荷役装置に取り付けられ、前記荷役装置における荷役対象領域を撮像する荷役系カメラと、
前記遠隔操作装置に設けられ、前記走行系カメラにて撮像された画像及び前記荷役系カメラにて撮像された画像を、前記遠隔操作装置での切り替え操作に基づいて切り替えながら表示するための表示部と、
前記表示部において、前記産業車両の車速が閾値以下ならば、前記走行系カメラにて撮像された画像から前記荷役系カメラにて撮像された画像への切り替えを許可する切替許可手段と、
を備えることを特徴とする産業車両用遠隔操作システム。 - 前記切替許可手段における前記車速の閾値は0であることを特徴とする請求項1に記載の産業車両用遠隔操作システム。
- 前記切替許可手段は、前記荷役装置への荷役操作指令値が閾値以下ならば、前記荷役系カメラにて撮像された画像から前記走行系カメラにて撮像された画像への切り替えを許可することを特徴とする請求項1または2に記載の産業車両用遠隔操作システム。
- 前記切替許可手段における前記荷役操作指令値の閾値は0であることを特徴とする請求項3に記載の産業車両用遠隔操作システム。
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2018
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-
2019
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