JP2019208119A - 光受信装置 - Google Patents

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光貴 河原
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宏 山本
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Katsuhiro Araya
克寛 荒谷
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Toshiyuki Oka
利幸 岡
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Abstract

【課題】WDM信号中のビート雑音をキャンセルして高品質な信号成分を得ることができ、この構成を低実装コストで実現する。【解決手段】光受信装置は、光信号のWDM信号rS(t)を直交位相の複素数で表わされた電気信号d(t)1〜d(t)nに変換し、この電気信号からビート雑音をキャンセルした後に復調して送信元の信号D1〜Dnを得る。この光受信装置を、電気信号の絶対値を2乗する絶対値2乗演算処理によりビート雑音成分を含む信号成分を生成する絶対値演算部31a〜31nと、その生成されたビート雑音成分に比例定数を掛けて電気信号中のn種類の波長に係るビート雑音を復元するスケーリング部32a〜32nと、電気信号から復元されたn種類のビート雑音を減算して、当該電気信号に含まれるn種類のビート雑音をキャンセルする減算部33a〜33nとを備えて構成した。【選択図】図2

Description

本発明は、WDM(wavelength division multiplexing:波長分割多重)方式の光伝送システムに用いられ、WDM信号を受信して各種波長の信号成分を得る光受信装置に関する。
光通信にWDM信号を用いる光伝送システムの経済化を図るため、光受信装置において光部品を削減可能なカラーレス受信方式が例えば非特許文献1に提案されている。カラーレス受信方式では、WDM信号に多重化されている複数の信号をそのまま受信し、局部発振光(局発光という)で所定波長の受信信号を選択する。このため波長フィルタが不要となり、合分波器の削減、CDC−ROADM(Colorless,Directionless and Contentionless-Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)における波長可変フィルタ等の削減ができる。
WDM信号を用いる光伝送システムとして、例えば非特許文献2記載のバランス型検波を用いたカラーレス受信方式によるシステムがある。このシステムでは、WDM信号を光から電気に変換する同一の2つのフォトダイオードで、WDM信号に重畳された後述の信号間ビート雑音を打ち消し合う(キャンセルする)ようになっている。信号間ビート雑音(ビート雑音ともいう)は、自信号に他信号の雑音が重畳して生じるものである。
図5に上記のバランス型検波を用いたカラーレス受信方式による光受信装置10Aの構成を示し、その説明を行う。
光受信装置10Aは、n個の光ハイブリッド部11a,11b,…,11m,11nと、n個の局発光光源12a,12b,…,12m,12nと、各光ハイブリッド部11a〜11nにおける出力側の1対のIチャネルポート(Iポートという)に接続された同一のPD(フォトダイオード)13I1,PD13I2と、1対のQチャネルポート(Qポート)に接続された同一のPD13Q1,PD13Q2とを備える。
更に、光受信装置10Aは、光ハイブリッド部11a〜11n毎の出力側において、1対のIチャネルのPD13I1,PD13I2の出力側に接続された減算部14Iと、1対のQチャネルのPD13Q1,PD13Q2に接続された減算部14Qと、n個の復調部15a,15b,…,15m,15nとを備える。
光ハイブリッド部11a〜11n毎に入力される光信号であるWDM信号は、全てが同一信号であり、各々異なるn種類の波長の信号が多重化された信号構成となっている。言い換えれば、第1波長の第1信号〜第n波長の第n信号が多重化された信号構成となっている。
各局発光光源12a〜12nは、各々異なる波長の局発光を発光して光ハイブリッド部11a〜11nに入力する。局発光光源12aは、第1波長の局発光を発光して光ハイブリッド部11aに入力し、局発光光源12bは、第2波長の局発光を発光して光ハイブリッド部11bに入力し、…、局発光光源12mは、第m波長の局発光を発光して光ハイブリッド部11mに入力し、局発光光源12nは、第n波長の局発光を発光して光ハイブリッド部11nに入力する。
光ハイブリッド部11aは、入力されたWDM信号と、局発光光源から入力された第1波長の局発光とを光導波路で光干渉させることにより、WDM信号の中から局発光と同じ第1波長の第1信号を抽出し、この抽出した第1信号を、IポートとQポートから位相を90度ずらして(位相を直交させて)出力する。
Iポート及びQポートは各々2ポートづつあり、2つのIポートから同一のIチャネルの第1信号が出力され、2つのQポートから、Iチャネルの第1信号に対して位相が直交する同一のQチャネルの第1信号が出力される。他の光ハイブリッド部11b〜11nにおいても、信号波長が異なるだけで処理は同様である。
光ハイブリッド部11a〜11n毎の2つのIポートから出力された信号は、各PD13I1,PD13I2へ出力され、光信号から電気信号に変換されて減算部14Iへ出力される。同様に、2つのQポートから出力された信号は、各PD13Q1,PD13Q2へ出力され、光信号から電気信号に変換されて減算部14Qへ出力される。
Iチャネル側の減算部14Iは、2つのIチャネルの電気信号を、ビート雑音が打ち消し合うように差し引きし、Iチャネルの信号成分(I軸方向の信号成分)のみを出力する減算処理を行う。同様に、Qチャネル側の減算部14Qは、2つのQチャネルの電気信号を、ビート雑音が打ち消し合うように差し引きし、Qチャネルの信号成分(Q軸方向の信号成分)のみを出力する減算処理を行う。
このように、Iチャネル側の減算部14Iからは、Iチャネルの信号成分が出力され、Qチャネル側の減算部14Qからは、Qチャネルの信号成分が出力される。これらIチャネルの信号成分とQチャネルの信号成分は、直交するI軸とQ軸による複素平面上にプロットされた状態、即ち複素数の値(複素信号という)として復調部15a〜15nに入力される。
各復調部15a〜15nは、入力される各波長の複素信号を復調し、送信元の各波長の信号成分である第1信号〜第n信号を出力する。
この光受信装置10Aによれば、WDM信号に重畳されたビート雑音を打ち消して信号成分のみを取り出すことができる。
次に、WDM信号を用いる光伝送システムとして、例えば非特許文献3記載のシングル型検波を用いたデジタルコヒーレントWDM伝送方式によるシステムがある。このシステムは、カラーレス受信に伴う各被選択光からのビート雑音をキャンセル可能となっており、簡易な構成で実現が可能である。
図6に上記のシングル型検波を用いたデジタルコヒーレントWDM伝送方式による光受信装置10Bの構成を示し、その説明を行う。但し、図6において図5に対応する構成部分には同一符号を付す。
光受信装置10Bは、n個の光ハイブリッド部11a〜11nと、n個の局発光光源12a〜12nと、各光ハイブリッド部11a〜11nにおける出力側のIポートに接続されたPD13Iと、Qポートに接続されたPD13Qと、WDM信号が直接入力されるPD16とを備える。
更に、光受信装置10Bは、1対のPD13I,PD13Qに接続された各復調部17a〜17nと、PD16に接続された復調部18と、サンプリングクロック供給部(供給部という)19とを備える。
光ハイブリッド部11aは、上述と同様にWDM信号の中から局発光と同じ第1波長の第1信号を抽出し、この抽出した第1信号を、IポートとQポートから位相を直交させてPD13IとPD13Qに出力する。他の光ハイブリッド部11b〜11nも、信号波長が異なるだけで同様の処理を行う。
光ハイブリッド部11a〜11n毎のIポートから出力された信号は、PD13Iで光信号から電気信号に変換される。同様に、Qポートから出力された信号は、PD13Qで光信号から電気信号に変換される。この電気信号に変換された波長毎のIチャネル及びQチャネルの信号、即ちIチャネル及びQチャネルの第1信号〜第n信号は、複素信号として復調部17a〜17nに入力される。
供給部19は、サンプリング用のクロック信号CKを各復調部17a〜17nへ同期させて出力する。
PD16は、WDM信号を光信号から電気信号に変換し、復調部18に入力する。
復調部18は、電気信号であるWDM信号を復調してビート雑音20のみを、クロック信号CKに同期させながら各復調部17a〜17nへ出力する。
各復調部17a〜17nは、第1信号〜第n信号に係る各々の複素信号を復調し、この復調されたビート雑音を含む信号から、復調部18より出力されたビート雑音20を減算することにより、ビート雑音を打ち消し、信号成分のみを出力する。これによって、各復調部17a〜17nから各波長の信号成分である第1信号〜第n信号が出力される。
この光受信装置10Bによれば、前述の光受信装置10Aに比べPDの数を半分に削減して実装コストを削減することができる。
B.Zhang,et.al., "Optics Express", vol.20, no.9, [online],2012,[平成30年5月19日検索],インターネット〈URL:https://www.osapublishing.org/oe/issue.cfm?issue=9&volume=20〉 R.Emmerich,et.al.,"Colorless C-Band WDM System Enabled by Coherent Reception of 56-GBd PDM-16QAM Using an High-Bandwidth ICR with TIAs",[online],2017,[平成30年5月19日検索],インターネット〈URL:https://www.osapublishing.org/abstract.cfm?uri=OFC-2017-M2C.3〉 Y.K.Huang,et.al.,"Filterless Reception of 80x112-Gb/s WDM Channels Using Single-Ended Photodiodes and Digital Interference Reduction",[online],2012,[平成30年5月19日検索],インターネット〈URL:https://ieeexplore.ieee.org/document/6706291/〉 河原光貴,他4名,"64Gbaud 64QAM信号の波長多重伝送におけるバランス型検波を用いたカラーレス受信で生じるペナルティの検討",通信学会総合大会,B−12−5,2018年.
しかし、上記非特許文献1のカラーレス受信方式の光受信装置では、WDM信号から所定波長の信号を選択する局発光に起因してビート雑音が重畳されるため、信号品質が劣化する問題がある。
非特許文献2に基づく図5に示した光受信装置10Aは、異なる波長の第1信号〜第n信号毎にビート雑音を打ち消すために、WDM信号中の各種波長の信号毎にIチャネル用の2つのPDと、Qチャネル用の2つのPDとが必要となるため、全体で多数のPDが必要となり、実装コストが高くなる問題がある。
非特許文献3に基づく図6に示した光受信装置10Bは、光受信装置10Aに比べPDの数を半分に削減できるが、ビート雑音を打ち消すためのPD16、復調部18及びサンプリングクロック供給部19、並びにビート雑音キャンセル機能付きの各復調部17a〜17nを備えた回路が別途必要となる。このため、実装コストが高くなる問題がある。
また、非特許文献4の技術のように、600Gbps,1Tbps信号等,高ボーレート化によりチャネルが高速化した場合、CMRR(ポート間出力特性のバラツキを示す指標)が劣化し、ビート雑音の信号品質への悪影響が大きくなる問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、WDM信号中のビート雑音をキャンセルして高品質な信号成分を得ることができ、この構成を低実装コストで実現することができる光受信装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、各々異なる複数の波長の光信号が多重化されたWDM(wavelength division multiplexing)信号から、所定波長の局発光と同じ波長の光信号を位相を直交させて選択し、選択された直交位相の光信号を複素数で表わされた電気信号に変換し、この電気信号からビート雑音をキャンセルした後に復調して送信元の信号を得る光受信装置であって、前記電気信号で表わされた複素数の絶対値を取り、この絶対値を2乗する絶対値2乗演算処理を行うことにより、ビート雑音成分を含む信号成分を生成する絶対値演算部と、前記ビート雑音成分に比例定数を掛けて前記電気信号中の複数の波長に係るビート雑音を復元するスケーリング部と、前記電気信号から前記スケーリング部で復元されたビート雑音を減算して、当該電気信号に含まれるビート雑音をキャンセルする減算部とを有するキャンセラ部を備えることを特徴とする光受信装置である。
この構成によれば、キャンセラ部は、光信号であるWDM信号を変換した電気信号からビート雑音を生成し、この生成したビート雑音で、電気信号中のビート雑音をキャンセルする。このため、WDM信号中のビート雑音をキャンセルして高品質な信号成分を得ることができる。また、キャンセラ部は、1基板上のデジタル信号処理回路で構成可能なので、低実装コストで実現することができる。
請求項2に係る発明は、前記減算部でビート雑音がキャンセルされた後の信号を、前記絶対値演算部の入力側にフィードバックする接続構成を更に備え、前記フィードバックを複数回繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の光受信装置である。
この構成によれば、減算部から出力される信号中に若干残るビート雑音成分がフィードバックされ、このフィードバックされたビート雑音成分が、入力される電気信号中のビート雑音成分から更に減算されてキャンセルされる。この2回目以上のキャンセル処理により、1回目のキャンセル処理で残ったビート雑音成分をより多く減少させることができる。
請求項3に係る発明は、前記減算部から出力されるビート雑音のキャンセル処理後の信号を復調する復調部と、前記復調された信号の電圧レベルを、予め定められた閾値と比較して、送信元のビート雑音の無い送信元信号成分を確定する判定部と、前記送信元信号成分に応じて、送信元のビート雑音の無い適正な送信元信号を生成する送信元復元部と、前記送信元復元部で生成された適正な送信元信号を前記絶対値2乗演算処理して正確なビート雑音成分を生成し、この生成された正確なビート雑音成分を含む信号成分を生成する第2絶対値演算部と、前記正確なビート雑音成分を含む信号成分を前記電気信号と同期させ、当該正確なビート雑音成分に比例定数を掛けて前記送信元復元部で生成された適正な送信元信号に係るビート雑音を復元する同期スケーリング部と、前記同期スケーリング部で復元されたビート雑音を基に、前記電気信号に含まれるビート雑音をキャンセルする第2減算部とを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の光受信装置である。
この構成によれば、判定部の電圧レベルの閾値判定処理により送信元のビート雑音の無い送信元信号成分を一旦確定し、この確定された送信元信号成分から正確なビート雑音成分を生成するようにした。この正確なビート雑音成分を基に、電気信号内のビート雑音をキャンセルするので、ビート雑音の無い信号を得ることができる。
請求項4に係る発明は、前記キャンセラ部を構成する信号処理回路を1つの半導体チップ内に搭載したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光受信装置である。
この構成によれば、キャンセラ部が1つの半導体チップで実現されるので、光受信装置を低実装コストで実現することができる。
本発明によれば、WDM信号中のビート雑音をキャンセルして高品質な信号成分を得ることができ、この構成を低実装コストで実現する光受信装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る光受信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態の光受信装置におけるキャンセラ部の構成を示すブロック図である。 本実施形態の変形例1のキャンセラ部の構成を示すブロック図である。 本実施形態の変形例2のキャンセラ部の構成を示すブロック図である。 従来のバランス型検波を用いたカラーレス受信方式による光受信装置の構成を示すブロック図である。 従来のシングル型検波を用いたデジタルコヒーレントWDM伝送方式による光受信装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書の全図において対応する構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る光受信装置10Cの構成を示すブロック図である。
図1に示す光受信装置10Cは、図6に示したものと同じシングルエンド型であり、n個の光ハイブリッド部11a〜11nと、n個の局発光光源12a〜12nと、各光ハイブリッド部11a〜11nにおける出力側のIポートに接続されたPD13Iと、Qポートに接続されたPD13Qとを備える。
更に、光受信装置10Cは、本実施形態の特徴要素である複数チャネル対応干渉キャンセラ部(キャンセラ部ともいう)30と、図5に示したものと同じ復調部15a〜15nとを備える。
キャンセラ部30は、図2に示すように、n個の絶対値演算部31a,31b,…,31m,31nと、n個のスケーリング部32a,32b,…,32m,32nと、n個の減算部33a,33b,…,33m,33nとを備えて構成されている。このキャンセラ部30は、当該キャンセラ部30を構成する信号処理回路を1基板上に形成して構成されたり、当該キャンセラ部30を構成する信号処理回路を1つの半導体チップ内に搭載して構成される。
図1に示す光ハイブリッド部11a〜11nは、入力されるWDM信号r(t)と、局発光光源12a〜12n毎の第1波長〜第n波長の局発光とを光導波路で光干渉させることにより、局発光と同じ波長の光信号を抽出し、この抽出した信号光を、Iポート及びQポートから位相を直交させて出力する。光ハイブリッド部11a〜11n毎のIポートからのIチャネルの光信号はPD13Iで電気信号に変換され、QポートからのQチャネルの光信号はPD13Qで電気信号に変換される。
上記のWDM信号r(t)は、次式(1)で表わされる。
Figure 2019208119
但し、右辺の第1項は、n個の局発光光源12a〜12nからの局発光で選択される信号成分であり、各局発光の周波数に一致する周波数を持つn個の信号成分である。右辺の第2項は、ビート雑音成分を含む信号である。
各光ハイブリッド部11a〜11nで変換された波長毎のIチャネル及びQチャネルの電気信号は、直交するI軸とQ軸による複素平面上にプロットされた状態、即ち複素数の値である電気信号として図2に示すキャンセラ部30に入力される。
このキャンセラ部30に入力される電気信号は、光ハイブリッド部11aから出力される第1波長に係る信号を第1電気信号d(t)1とし、光ハイブリッド部11bから出力される第2波長に係る信号を第2電気信号d(t)2、…、光ハイブリッド部11mから出力される第m波長に係る信号を第m電気信号d(t)m、光ハイブリッド部11nから出力される第n波長に係る信号を第n電気信号d(t)nとする。
キャンセラ部30において、絶対値演算部31aは、第1電気信号d(t)1である複素数の絶対値を取り、この絶対値を2乗する絶対値2乗演算処理を行い、ベースバンド信号としてのビート雑音成分を含む信号成分を生成する。他の絶対値演算部31b〜31nでも同様に、第2電気信号d(t)2〜第n電気信号d(t)n毎における絶対値2乗演算処理を行ってベースバンド信号としてのビート雑音成分を含む信号成分を生成する。
例えば、絶対値2乗演算処理により生成されるベースバンド信号は、次式(2a)及び(2b)のように表わされる。ここではIチャネル成分のみを表わす。Qチャネルは同様なので省略する。
Figure 2019208119
上式(2a)において、右辺の第1項が局発光、第2項が上式(1)の第1項と同じ信号成分、第3項が式(1)の第2項と同じビート雑音成分を含む信号となる。
上式(2b)は、式(2a)の絶対値2乗演算処理では、様々な信号の項が算出されるが、無視できる項もあるのでニアリイコールとしてある。このニアリイコールの右辺の第1項が信号成分、第2項がキャンセル対象のビート雑音成分である。
スケーリング部32a〜32nは、上記絶対値2乗演算処理後のビート雑音成分毎に、比例定数を掛けることにより、電気信号d(t)1〜d(t)n毎のビート雑音を復元する。これらの復元されたビート雑音は各減算部33a〜33nに入力される。
減算部33a〜33nは、例えば減算部33aであれば、第1電気信号d(t)1から、上記復元されたn種類のビート雑音を減算し、第1電気信号d(t)1に含まれる全ての(n種類の)ビート雑音を相殺(キャンセル)する。つまり、第1電気信号d(t)1に含まれるWDM信号r(t)の全てのビート雑音から、各スケーリング部32a〜32nから出力される全てのビート雑音が減算されることにより、全てのビート雑音がキャンセルされる。
このキャンセルにより、減算部33aから第1電気信号d(t)1の信号成分である第1信号D(t)1が出力され、減算部33bから第2電気信号d(t)2の信号成分である第2信号D(t)2が出力され、…、減算部33mから第m電気信号d(t)mの信号成分である第m信号D(t)mが出力され、減算部33nから第n電気信号d(t)nの信号成分である第n信号D(t)nが出力される。
ビート雑音をキャンセルした後の各電気信号d(t)1〜d(t)nは、次式(3a)及び(3b)で表わされる。
Figure 2019208119
上式(3a)のD(t)は、第1電気信号d(t)1から、当該電気信号d(t)1より復元した全てのビート雑音成分を差し引いた第1信号D(t)1を表わす。同様に、他の電気信号d(t)2〜d(t)nの各々から、当該電気信号d(t)2〜d(t)nの各々より復元した全てのビート雑音成分を差し引いた各信号D(t)2〜D(t)nを表わす。
上式(3b)の右辺は、この第2項のビート雑音成分を第3項のビート雑音成分でキャンセルし、第1項の信号成分のみを残すことを表わしている。そのキャンセル、言い換えればビート雑音成分をキャンセルするために、第3項の比例定数γを適当に選択して行う。つまり、γはキャンセルできるように調整可能なパラメータであり、減算部33a〜33nにおいて調整可能なように設けられる。
このように得られる各信号D(t)1〜D(t)nが、図1に示す復調部15a〜15nで復調されて送信元の第1信号D1〜第n信号Dnが得られる。
<実施形態の動作>
次に、本実施形態に係る光受信装置10Cの動作を説明する。但し、WDM信号r(t)の中から信号成分である第1信号D(t)1を得る場合を代表して説明する。
図1に示すWDM信号r(t)が光ハイブリッド部11aに入力されると、WDM信号r(t)の中から局発光光源12aからの第1波長の局発光と同じ波長の光信号が抽出される。更に、光ハイブリッド部11aにおいて、その抽出された信号が直交状態とされたIチャネル及びQチャネルの第1光信号が、Iポート及びQポートから出力される。Iポートから出力されたIチャネルの第1光信号はPD13Iで電気信号に変換され、Qポートから出力されたQチャネルの光信号はPD13Qで電気信号に変換される。
各変換された波長毎のIチャネル及びQチャネルの電気信号は、直交状態の複素数の値である第1電気信号d(t)1として、図2に示すキャンセラ部30に入力される。
この入力された第1電気信号d(t)1は、絶対値演算部31aで絶対値2乗演算処理され、ビート雑音成分を含む信号成分が生成される。次に、スケーリング部32aにおいて、そのビート雑音成分に比例定数が掛けられることにより、電気信号d(t)1に含まれる全てのビート雑音が復元される。これらの復元されたビート雑音が各減算部33a〜33nへ入力される。
減算部33aでは、第1電気信号d(t)1から、上記復元された全てのビート雑音が減算されることにより、第1電気信号d(t)1に含まれる全てのビート雑音がキャンセルされる。このキャンセルにより、第1電気信号d(t)1の信号成分である第1信号D(t)1が出力される。この第1信号D(t)1が、図1に示す復調部15aで復調されて送信元の第1信号D1が得られる。
<実施形態の効果>
本実施形態に係る光受信装置10Cの効果について説明する。この光受信装置10Cは、各々異なるn種類の波長の光信号が多重化されたWDM信号r(t)から、所定波長の局発光と同じ波長の光信号を位相を直交させて抽出し、この抽出された直交位相の光信号を複素数で表わされた電気信号d(t)1〜d(t)nに変換し、この電気信号d(t)1〜d(t)nからビート雑音をキャンセルした後に復調して送信元の信号D1〜Dnを得るものである。
本実施形態の特徴は、光受信装置10Cが、絶対値演算部31a〜31n、スケーリング部32a〜32n及び減算部33a〜33nを有するキャンセラ部30を備える点にある。
絶対値演算部31a〜31nは、上記の電気信号d(t)1〜d(t)nである複素数の絶対値を取り、この絶対値を2乗する絶対値2乗演算処理を行うことにより、ビート雑音成分を含む信号成分を生成する。
スケーリング部32a〜32nは、その生成されたビート雑音成分に比例定数を掛けて電気信号d(t)1〜d(t)n中のn種類の波長に係るビート雑音を復元する。
減算部33a〜33nは、電気信号d(t)1〜d(t)n毎に、上記復元されたn種類のビート雑音を減算して、当該電気信号d(t)1〜d(t)nに含まれるn種類のビート雑音をキャンセルする。
この構成によれば、1つのキャンセラ部30は、光信号であるWDM信号r(t)を変換した電気信号d(t)1〜d(t)nからビート雑音を生成し、この生成したビート雑音で、電気信号d(t)1〜d(t)n中のビート雑音をキャンセルする。このため、WDM信号r(t)中のビート雑音をキャンセルして高品質な信号成分を得ることができる。また、キャンセラ部30は、1つのデジタル信号処理回路で構成可能なので、低実装コストで実現することができる。
<実施形態の変形例1>
図3は、本実施形態の変形例1に係る複数チャネル対応干渉キャンセラ部30Aの構成を示すブロック図である。
図3に示すキャンセラ部30Aが、上述したキャンセラ部30(図2)と異なる点は、減算部33a〜33nから出力されるビート雑音キャンセル後の第1信号D(t)1a〜第n信号D(t)naを、絶対値演算部31a〜31nの入力側にフィードバックする接続構成としたことにある。このフィードバックはN回(複数回)繰り返すようになっている。
フィードバックをN回繰り返すことにより、第1信号D(t)1a〜第n信号D(t)naにビート雑音成分が略残らないようにキャンセル可能となっている。
前述したように、上式(3b)において、右辺の第2項のビート雑音成分を第3項でキャンセルする処理を1回のみ行う場合、ビート雑音成分をキャンセルしきれない状態が生じる。その1回目のキャンセル処理、即ち、絶対値演算部31a〜31n、スケーリング部32a〜32n及び減算部33a〜33nによる1回のキャンセル処理では、上式(3a)の右辺の第2項中の|d(t)|のd(t)に、上式(2b)の右辺全てが代入されることになる。このため、ビート雑音成分をキャンセルしきれない場合がある。
そこで、第1信号D(t)1a〜第n信号D(t)naを絶対値演算部31a〜31nの入力側にフィードバックした場合、2回目のキャンセル処理では、式(3a)の右辺の第2項中の|d(t)|のd(t)に、式(3b)の右辺全てが代入されることになる。
この2回目のキャンセル処理が1回目と異なる点は、式(3a)の右辺の第2項中の|d(t)|のd(t)に代入される数式が、1回目では式(3b)の右辺の第3項が無いが、2回目では式(3b)の右辺の第3項が有るといった差となる。つまり、2回目以降のフィードバックでは式(3b)の右辺の第3項が有る状態となる。この第3項は、少しずつビート雑音成分を打ち消す役割を果たす。つまり、フィードバックを2回,3回,…と多く繰り返す程に、ビート雑音成分が徐々に多く打ち消されるようになる。
従って、減算部33a〜33nから出力される第1信号D(t)1a〜第n信号D(t)naの中に若干残るビート雑音成分がフィードバックされ、このフィードバックされたビート雑音成分が、入力される電気信号d(t)1〜d(t)n中のビート雑音成分から更に減算されてキャンセルされる。この2回目以上のキャンセル処理により、1回目のキャンセル処理で残ったビート雑音成分をより多く減少させることができる。
<実施形態の変形例2>
図4は、本実施形態の変形例2に係る複数チャネル対応干渉キャンセラ部30Bの構成を示すブロック図である。
図4に示すキャンセラ部30Bは、上述したキャンセラ部30(図2)の構成要素に加え、破線枠30b内に示すように、復調部41a〜41nと、判定部42a〜42nと、送信元復元部43a〜43nと、絶対値演算部(第2絶対値演算部)44a〜44nと、同期スケーリング部45a〜45nと、減算部(第2減算部)46a〜46nとを備えて構成されている。但し、最後段の減算部46a〜46nには、電気信号d(t)1〜d(t)nが直接入力される接続構成となっている。
キャンセラ部30Bには、n個の電気信号d(t)1〜d(t)nを処理するn系統の同一回路がある。このため、第1電気信号d(t)1を処理する1系統目の回路を代表して本実施形態の特徴を説明する。即ち、1系統目の回路としての絶対値演算部31a、スケーリング部32a、減算部33a、復調部41a、判定部42a、送信元復元部43a、絶対値演算部44a、同期スケーリング部45a及び減算部46aを備える回路を代表して特徴を説明する。
復調部41aは、減算部33aから出力されるビート雑音キャンセル後の信号成分である信号D(t)1を復調する。しかし、減算部33aから出力される信号D(t)1には、上述したようにビート雑音成分が残っている場合がある。
判定部42aは、復調された信号の電圧レベルを予め定められた閾値と比較することにより、送信元信号の電圧レベルを判定し、送信元のビート雑音の無い信号成分(送信元信号成分という)を確定する。
ところで、送信元信号は、例えば5V,10V,15Vのような離散的な幾つかの電圧パターンで送信される。この送信元信号にはビート雑音が乗り、例えば、5Vで送信された送信元信号が、ビート雑音の重畳で4.5Vや5.5V等になったり、揺らぎが大きい場合のビート雑音の重畳で8V等になったりする。このような揺らぐ信号が送信されることになる。
判定部42aは、閾値により判定する際に、例えば5Vと10Vの真ん中の7.5Vを閾値とする。この閾値7.5Vを超えた場合は、送信元信号を10Vで送ったと判定し、7.5V以下の場合は5Vで送ったと判定する。この判定を電圧閾値判定処理という。
実際には、上述したように送信元信号にビート雑音が乗るので判定が誤るケースが生じる。例えば、5Vで送信元信号を送っていたがビート雑音が乗り8Vとなった場合、判定部42aでは、10Vの送信元信号であると誤判定される場合がある。しかし、この誤判定は極僅かであり送信元信号成分を適正に判定するための許容誤差内である。
判定部42aで電圧閾値判定処理により送信電圧レベルが確定された信号は、ビート雑音成分の無い送信元信号成分のみとなる。
送信元復元部43aは、その送信元信号成分に応じて、送信元のビート雑音の無い適正な送信元信号を生成する処理を行う。
絶対値演算部44aは、その適正な送信元信号を絶対値2乗演算処理することで、正確なビート雑音成分を生成し、この正確なビート雑音成分を含む信号成分を生成する。つまり、正確なビート雑音成分とは、上記適正な送信元信号のみに係るビート雑音成分である。
同期スケーリング部45aは、正確なビート雑音成分を含む信号成分を電気信号d(t)1と同期させ、スケーリング処理により正確なビート雑音成分に比例定数を掛けることにより、適正な送信元信号に係るビート雑音を復元する。このビート雑音は各減算部46a〜46nに入力される。つまり、1つの減算部46aには、n種類のビート雑音が入力される。
減算部33aは、第1電気信号d(t)1から、n種類のビート雑音を減算することで、全てのビート雑音をキャンセルして信号成分のみの第1信号D(t)1bを得る。
このような構成のキャンセラ部30Bによれば、電圧閾値判定処理により送信元のビート雑音の無い送信元信号成分を一旦確定し、この確定された送信元信号成分から正確なビート雑音成分を生成するようにした。この正確なビート雑音成分を基に、電気信号d(t)1内のビート雑音をキャンセルするので、ビート雑音の無い信号D(t)1bを得ることができる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10C 光受信装置
11a〜11n 光ハイブリッド部
12a〜12n 局発光光源
13I,13Q PD
15a〜15n 復調部
30,30A,30B 複数チャネル対応干渉キャンセラ部(キャンセラ部)
31a〜31n 絶対値演算部
32a〜32n スケーリング部
33a〜33n 減算部
41a〜41n 復調部
42a〜42n 判定部
43a〜43n 送信元復元部
44a〜44n 絶対値演算部(第2絶対値演算部)
45a〜45n 同期スケーリング部
46a〜46n 減算部(第2減算部)

Claims (4)

  1. 各々異なる複数の波長の光信号が多重化されたWDM(wavelength division multiplexing)信号から、所定波長の局発光と同じ波長の光信号を位相を直交させて選択し、選択された直交位相の光信号を複素数で表わされた電気信号に変換し、この電気信号からビート雑音をキャンセルした後に復調して送信元の信号を得る光受信装置であって、
    前記電気信号で表わされた複素数の絶対値を取り、この絶対値を2乗する絶対値2乗演算処理を行うことにより、ビート雑音成分を含む信号成分を生成する絶対値演算部と、
    前記ビート雑音成分に比例定数を掛けて前記電気信号中の複数の波長に係るビート雑音を復元するスケーリング部と、
    前記電気信号から前記スケーリング部で復元されたビート雑音を減算して、当該電気信号に含まれるビート雑音をキャンセルする減算部と
    を有するキャンセラ部を備える
    ことを特徴とする光受信装置。
  2. 前記減算部でビート雑音がキャンセルされた後の信号を、前記絶対値演算部の入力側にフィードバックする接続構成を更に備え、
    前記フィードバックを複数回繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記減算部から出力されるビート雑音のキャンセル処理後の信号を復調する復調部と、
    前記復調された信号の電圧レベルを、予め定められた閾値と比較して、送信元のビート雑音の無い送信元信号成分を確定する判定部と、
    前記送信元信号成分に応じて、送信元のビート雑音の無い適正な送信元信号を生成する送信元復元部と、
    前記送信元復元部で生成された適正な送信元信号を前記絶対値2乗演算処理して正確なビート雑音成分を生成し、この生成された正確なビート雑音成分を含む信号成分を生成する第2絶対値演算部と、
    前記正確なビート雑音成分を含む信号成分を前記電気信号と同期させ、当該正確なビート雑音成分に比例定数を掛けて前記送信元復元部で生成された適正な送信元信号に係るビート雑音を復元する同期スケーリング部と、
    前記同期スケーリング部で復元されたビート雑音を基に、前記電気信号に含まれるビート雑音をキャンセルする第2減算部と
    を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  4. 前記キャンセラ部を構成する信号処理回路を1つの半導体チップ内に搭載した
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光受信装置。
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